塾長ブログ
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2022.11.28
コロナウイルス感染者急増の影にインフルエンザも!受験生は特に注意!
先日、東京ではコロナウイルスの新規感染者が再び1万2000人を超えたそうで、再流行の兆しが見えます。
子供たちの感染も心配される中、受験生は特に注意しないといけません。
受験勉強が難しくなるだけでなく、入試そのものが受けられなくなる可能性もあるのです。
そして、毎年この時期はインフルエンザが流行り始める時期でもあります。
コロナウイルスにばかり目を奪われないで、より身近なインフルエンザ対策も重要です。
細心の注意を払ってウイルスをもらわないようにしないといけません。
コロナウイルスのおかげでマスクや殺菌用アルコールなどが普及し、一見、例年より予防がなされているようですが、それで油断してはいけません。
ましてや、コロナウイルスとインフルエンザの両方にかかってしまえば、免疫力の消耗に伴いより一層の重症化する恐れもあります。
とにかく、コロナウイルスに対してだけでなく、インフルエンザに対しても基本的な対策は最低限とらないといけません。
一般の生徒もそうですが、この時期一番注意しなければならないのはやはり受験生です。
できることは全てやって、万全の体制で入学試験に臨めるように頑張ってください。
コロナウイルス感染または濃厚接触者になると、インフルエンザと同様に一定期間はは自宅で療養または待機しないといけません。
これが受験日に重なると当然試験を受けることはできません。
これまでの努力が水の泡になってしまいます。
このようなことは絶対に避けなければなりません。
だから、少しでも危ないなと思えば無理をせず、早目に薬を飲んで安静にしましょう。
また、コロナウイルス感染の恐れがある場合は速やかにPCR検査を受けてください。
そして、ひどくなる前にお医者さんに診てもらいましょう。
コロナウイルスもインフルエンザも、感染してしまうとどうしようもなくなるので、常に自分の体調の管理に気をつけてください。
もちろん予防が一番大切です。
コロナウイルスやインフルエンザになってしまうと、とても大変です。
従って、予防が最も重要になります。
コロナウイルスやインフルエンザの感染対策として次のようなものがあげられます。
1.マスクをする
コロナウイルスもインフルエンザも感染予防の基本はマスクと手洗いです。
自分がインフルエンザにかかった場合はもちろん周囲の人間に感染させないためにマスクをする必要がありますが、例え感染していなくても、予防という意味でもマスクをしましょう。
コロナウイルスやインフルエンザには飛沫感染もありますので、マスクは口や鼻からウィルスを吸い込むのを防げます。
喉を潤す効果もあり、感染を防ぐ効果が高まります。
2.手洗いとアルコール殺菌
コロナウイルスやインフルエンザのもう一つの感染経路は接触感染です。
だから手洗いは非常に重要です。
ウィルスは水やアルコールに弱いので、これも有効な感染防止手段です。
外出から戻ったとき、トイレから出たときなど、こまめに手を洗いましょう。
また、とってやパソコンなど人が触れるところもこまめにアルコールで拭いて殺菌をするといいです。
3.3密を避ける
これまでそうだったように「密接」「密着」「密閉」の三つが重なるような場所は避けてください。
必要以外の外出は控え、人が多く集まる場所には行かないようにしましょう。
最近は規制も緩和され、多くの人々が外に出るようになりましたが、入試のことを考えると受験生は感染のリスクは極力抑えるべきなので、可能な限りは3密になるような所へは行かないでください。
4.生徒だけでなく家族全員が予防に徹する
子供の感染経路で一番多いのは家族からの感染だそうです。
よって、受験生を含む生徒たちだけが感染予防をしても、危険は十分には回避できないかも知れません。
親や周囲の大人も同様に、感染に対する対策を厳として毎日を過ごしてください。
特に受験生を持つ家庭では、子供が直接感染しなくても濃厚接触者になってしまうと通学もできませんし、場合によっては受験もできなくなってしまいます。
重要な時期だけに、周囲の人間が感染したというだけでも受験生に与える心理的影響は看過できないものとなるかも知れません。
心身ともに最高なコンディションで試験を受けてもらうためにも、大人も含めて感染予防に取り組まなくてはなりません。
5.加湿器などで湿度を上げる
インフルエンザウィルスは湿度に弱く、湿度が50%を超えると活性が落ちるそうです。
加湿器で室内の湿度を上げるとウィルスの予防になりますし、喉を乾燥から防ぎ潤いを与えるので、喉を守ることにもなります。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すだけでも違います。
6.やはり体力は重要
勉強で寝不足になると免疫力が落ち、コロナウイルスやインフルエンザにかかりやすくなります。
十分な食事を取らないで栄養が不足しても風邪にかかりやすくなります。
受験で忙しい時こそ、規律ある生活を心がけましょう。
健康な生活習慣を保ち、いつも十分な体力を確保していることがウイルスに対抗できる手段の一つになります。
5.適度に外出し日の光を浴びて軽い運動
感染防止とは言え部屋にずっといると気分が滅入ってしまい、精神衛生上よくありません。
外の空気を吸って、頭をスッキリさせるといいでしょう。
日光を浴びると免疫力も上がるし、軽い運動で血行もよくなりストレス発散になります。
ただし、人ごみに入ると風邪をもらう可能性があるので、不必要に人が大勢いるところに行くのはやめましょう。
コロナウイルスやインフルエンザにかかったなと思ったらすぐにお医者さんのところに行きましょう。
適切に対処して早く治し、再び勉強に取り組めるようにしましょう。
風邪の引き始めは水分補給とビタミンなどの栄養補給をしっかりしてください。
ワクチン注射をまだしていない人も、いないよりはましなので、今からでも受けた方がいいかも知れません。
ここは各家庭の判断にお任せします。
インフルエンザやコロナウイルスだけでなくどのようなことであっても、この時期に病気や怪我で勉強ができなくなることは受験競争から大きく後退することにつながります。
大変とは思いますが、先ずは自分の体調管理をしっかりして、その上で毎日の勉強に励んでください。
2022.11.26
いよいよ日曜日は都立高校入試初のスピーキングテストが行われます
今度の日曜日はいよいよ都立高校の入試におけるスピーキングテストが実施されます。
賛否両論の中、もう行われるのは避けられないので、受験生の皆さんにはしっかりと準備していただき、最善を尽くしていただきたいと思います。
初めての試みなので、多くの人がどういうもので何をしてよいか分からないようです。
しかし、いきなりぶっつけ本番をやると絶対にうまくいきません。
よって今回はこのスピーキングテストがどのようなものか解説し、受験生の事前準備に役立てていただければと考えています。
是非、万全の態勢でテストに臨みましょう!
都立入試でのスピーキングテスト『ESAT-J』とは
東京都では都立高校入試の点数の中に英語の「スピーキングテスト」の点数を追加することになりました。
このスピーキングテストは『ESAT-J』と呼ばれ、タブレット端末、ヘッドフォン、マイクを使って、受験生が実際に話した英語を録音し、それを評価します。
イメージとしては英検の二次試験の内容を対人ではなく、パソコンやタブレット端末などを利用して行う感じです。
試験内容
テストは四つのパートから成り、パートAは、カードに書かれた短い英文を読みます。
全部で2問あり、解答時間はそれぞれ30秒。
発声して答える前に30秒の準備時間があるので、この間に英文に目を通して、読む内容を確認したり、心の中で読む練習ができます。
本当に書かれてある英文が正しく読めるかどうかだけのテストです。
パートBでは図やイラスト、簡単な掲示物やチラシなどのビジュアルマテリアルを利用した問題になります。
全部で4問あり、そのうち3問はカードに関する質問に答える問題です。
解答時間は10秒で、その前に準備時間が10秒あるので、準備時間にできるだけマテリアルの内容を把握し、必要な情報がどこにあるかを確認できるといいです。
時間が短い分、質問に対する答えも簡潔なものになっているので、比較的答えやすいかもしれません。
例えばマテリアルを見ながら、明日の天気は何か答えるような問題です。
最後の1問はカードを基に受験生にミッションが与えられます。
自分の持っている英語力を駆使して、目的を達成するには何と言えばいいか答えなくてはいけません。
例えば、自分のほしい買い物をするには店員に何と言えばいいか答えます。
こちらも同様に、準備時間、解答時間共に10秒となっています。
パートCは4コマイラストの問題です。
この4コマのイラストを見て、英語で何が起こっているか答えなくてはいけません。
30秒の準備時間の後、40秒の解答時間が与えられています。
準備時間の間にどのようなストーリーかイラストから読み取って答えてください。
解答としては、各コマ一文ずつの英語で答えられるといいのではないでしょうか。
最後のパートDでは、質問が書かれたカードが与えられるので、それを読んで英語で答えます。
ここでは質問に対しての自分の意見とその理由が求められます。
例えば、「あなたが学校の一番好きな行事は何か、その理由も答えなさい」のような問題です。
こちらは準備時間が1分、解答時間が40秒となっています。
こちらも準備時間内で自分の意見をまとめておく必要があります。
以上が、現段階での試験内容になります。
例えばパートA、パートBは英検3級の二次試験に出てくる形式ですし、パートC、パートDは英検準2級以上の二次試験の形式になっています。
ただ、受けるのが幅広い学力差のある中学三年生なので、試験の難易度はかなり下げてあります。
これもコツさえ分かっていれば、それほど難しくないと感じています。
実施に当たっては、それぞれの決められた試験会場で、タブレット端末などにヘッドフォンマイクを通して音声を録音する形になるようです。
ESAT-Jの都立高校入試における評価法
ESAT-Jのテストは基本的に都内の中学校が会場になる予定です。
試験監督および採点は事業者であるベネッセコーポレーションが行い、受験生が解答した音声を録音したものを使って採点します。
この結果は100点満点で示されますが、入試ではこれを20点満点6段階評価(4点ごとに段階分け)に換算して利用されます。
評価Aは20点、Bは16点、Cは12点と順次点数が付けられ、最低ランクのFは0点となります。
そして、この結果は各学校及び自治体に提供されます。
送られた結果は受験生の調査書に記載され、志願先の都立高校へ提出されます。
つまり、調査書点に加えられるのですね。
その結果、都立高校の合否判定に関わる点数はどのように変わるのでしょうか。
これまで都立高校の合否は、調査書にある内申点に基づく調査書点と試験当日の学力検査の点の総合点で行われてきました。
・学力検査の得点
各教科100点満点の五教科の合計点500点満点で評価されたものを700点満点(一部都立高校、分割後期、二次募集は600点満点)に換算したもの。
・調査書点
中学校での成績表にある5段階評価の数字をそのまま得点とした内申点(ただし実技4教科は2倍で評価されます)65点満点を300点満点(一部都立高校、分割後期二次募集は400点満点)に換算したもの。
これら合計1000点満点でこれまでは判定されていましたが、これにESAT-J枠として20点満点が追加され、合計1020点満点で評価されるようになります。
1020点満点中の20点と甘く見ない方がいいです。
入試は1点で合否が分かれます。
だから、例え1点でも疎かにできません。
ましてや、スピーキングテストができるとできないでは20点もの差がつくので、これは合否を左右すると言っても過言ではない事態です。
尚、ESAT-Jを受けられなかった受験生は、入試において不利にならないように学力検査の英語の得点(受験当日の得点)から仮のESAT-Jのスコアを出し、総合点に加算するそうです。
スピーキングが苦手な受験生はあえてESAT-Jを受けないで、当日試験に集中してより高得点を出した方が有利かもしれません。
以上がスピーキングテストの説明になります。
誰もが受けたことのないスピーキングテストで、何もしないでいきなり本番にチャレンジするのは危険です。
不慣れな状態で危機の使い方も分からにようでは、試験中に操作でオロオロして実力は出せません。
事前に練習し、試験の内容と流れを理解して本番に臨んでください。
多くの生徒や保護者はまだ知らないことが多く、どうしていいか戸惑っていることと思います。
しっかり情報収集をして早目の対策をお勧めします。
現在、日本の学校教育で行われている教育改革は非常に大規模で、これまで親御さんが経験したことのない教育になっていきます。
この変化にいかに対応できるかどうかが、これからの学校生活、受験、そして人生の成功への大きな鍵となるでしょう。
未知のことで不安もあるかと思いますが、要はきちんと対策ができていれば問題ありません。
逆にできない人は落ちこぼれてしまい、各家庭、個人、及び学校にどれだけ対応能力があるかで、その後の生徒たちの人生が変わってくると考えられます。
これまで1000点満点で決まっていた合否に、新たにスピーキングテストの20点が加わります。
たかが20点と侮ってはいけません。
この20点の差が受験生の合否を分けることはよくあります。
1点でも多く取れるように真剣に受験してください。
皆様のご健闘をお祈り申し上げます。
2022.11.23
勉強or部活?部活を辞めて失敗する例
学校生活において勉強と同じくらい生徒にとって大きな問題が部活です。
勉強だけでなく部活に入ることで、単にその部活に関する技能習得だけでなく、様々な人と触れ合いから多くの人生に関する教訓を学べたり、学校生活における豊かな思い出作りができたりします。
学校の授業では扱わないような多くのことを知り、生徒たちの今後の人生に大きな影響を与えるようなこともたくさん学ぶ機会があります。
部活に参加しない生徒もいますが、部活にはそれなりの意義もあります。
しかし、そうした中で問題になってくるのが勉強と部活の両立です。
部活を頑張るあまり、肉体的にへとへとになり、家に帰ったときにはもうぐったりしてすぐに寝てしまう。
学校の授業中も居眠りして、教わることを聞き洩らしてしまう。
そんな状態をそのまま放置していると、勉強に手がつかなくなり分からないこともどんどん増え、結果的に成績が下がるという事態に陥ってしまう。
このような時に生徒や家庭の中には「部活を辞める」という選択肢を取る場合もあります。
それはそれで一つの問題解決の方法として悪くはないのですが、果たして辞めたからと言って上手くいくものではないということは注意しないといけない点です。
そこで今回は、勉強のために部活を辞めたけど上手くいかなかったパターン、デメリットをいくつか見ていきたいと思います。
1.部活を辞めても結局勉強しない
先ず、よくあるパターンの一つとしては、「やめたけど結局勉強しない」というものです。
部活があるうちは部活を理由に勉強から遠ざかっていたけど、いざ部活を辞めてその分時間ができても、結局勉強をしないということです。
いろいろな調査で学校の授業外の勉強時間を調べてみると、実はしっかり勉強している生徒は部活に参加していてもいなくても、ほぼ同等の勉強時間を確保しているという結果が出てきます。
つまり、勉強しないのは本当は部活のせいではないという事例が非常に多いということです。
勉強をやらない生徒は部活を言い訳に勉強をしないパターンが多いのですが、だからと言って部活がなくなってやらない理由がなくなっても、勉強しない生徒はやはり勉強しないのです。
部活を辞めでできた時間がゲームやSNSなど、本来の目的であった勉強に生かされないという結果に終わる。
これでは何のために部活を辞めたか分かりません。
むしろ、部活をやることで得ることのできた多くの事柄を放棄しただけになってしまい、生徒にとって何のプラスもありません。
このように部活で得られるメリットを諦めてまで勉強しようという覚悟がなければ、退部しても勉強せず何の効果もなくなってしまいます。
それならば部活を継続していった方が、むしろ生徒のためです。
ここでの失敗の原因は、本来生徒の勉強に対する考え方が問題なのに、それを部活のせいと決めてしまったことです。
2.毎日の生活に張り合いがなくなる
次のパターンは「部活を辞めて一つの目標がなくなり、毎日がつまらなくなる」というものです。
部活は練習が苦しかったり、時には人間関係で悩んだりもしますが、仲間と一緒に一つの目標に向かって日々頑張っていると、ある程度の充実感を得ることができます。
特に、試合などで少しでも結果が出れば達成感が生まれ、自分に自信がつき、その後の難局にも立ち向かう強さが身に付きます。
先生や監督、部活の先輩から次から次へと自分たちに指示が出され、何もすることがなくて暇だということは少なくなります。
しかし、部活を辞めたとたん、自分は何をすればいいか分からなくなり、部活中に得られた様々な喜びも消え、楽しいこともなく毎日を悶々と過ごさなくてはいけなくなる。
日々の生活に張り合いがなくなれば、当然勉強に対しての情熱もなくなり、結局、学校の成績も上がらないというパターンです。
このぽっかり空いた空白は生徒にとって結構大きく、喪失感は生徒たちを更に悩ませることとなります。
「何をしていいか分からない」「何をやっても楽しくない」「自分のやりたいことが見つからない」といった自分でもどうしていいか分からない感情が心の中に渦巻いてゆきます。
部活を辞めることで生じる、このような心理的作用は生徒に重くのしかかり、多くの場合「やめなければよかった」と後悔の念に駆られてしまいます。
3.人間関係が気まずくなる
部活を辞めても学校生活が終わる訳ではなく、その後も学校で部員たちと顔を会わせる機会はたくさんあります。
別に部活を辞めることは罪ではありませんから、そのことで部員たちから責められる筋合いはないのです。
しかし、やめ方によっては彼らとの溝ができることもあります。
これは事前にある程度想像がつくことではあります。
それでも部活を辞める決意をしたのだから、その後の人間関係がどうなっても受け入れる覚悟ができているはずですが、まだ人生経験の浅い生徒たちにとって実際はそう簡単なものではありません。
自分のわがままで退部したと非難されても仕方ないのですが、それを受け流すくらいの器量がある訳でもなく、生徒が退部を後悔する事例が多々あります。
例え非難されなくても、お互いにどう接していいか分からず、ぎこちない関係が続くことが多いでしょう。
これまで気楽に声を掛けたり遊びに行った仲間とうまく付き合えない。
日常何気なくすれ違ったり、視界に入ったりするだけでも、違和感をを持つようになりストレスも増大していきます。
部員だけでなく周囲の人間も自分によそよそしく感じられ、学校生活が非常に居心地の悪いものになってしまうかも知れません。
予想以上の気まずさに、やめなければよかったと感じる生徒も多いようです。
4.すべてにおいて逃げ癖がついた
部活は苦しい練習を耐え抜き、困難を克服して結果を出すことの大切さを学び、実際にそれができるようになる修行のような一面を持ちます。
粘り強さ、忍耐力、持続力、集中力、思いやりなど、今後の人生において重要な精神的成長を促す場でもあります。
しかし、部活を途中で辞めでしまうとこれらのことが身に付かないばかりではなく、何かにおいて「辞めればいい」という逃げの思考が根付いてしまいます。
その結果、何をやっても中途半端で、何一つ達成できない。
嫌なことに耐えられずに、すぐにあきらめ逃げてしまう。
このような人間になってしまったら、将来社会で生きていくときに大きな問題となります。
前向きな理由で辞めるのであればいいですが、単に苦しみから逃れたいだけの退部であれば、これはその生徒の人生を台無しにしてしまう決断と言えるかも知れません。
勉強と部活の両立は大変ですが、できるに越したことはありません。
しかし、もし両立ができず部活を辞めようと考えるならば、慎重に考えてください。
部活を辞めたとき、その後の自分に何が起きるかよく考えましょう。
そして、本当に退部が問題解決の決め手になるのか、他に方法はないのか吟味してください。
少なくともやめるならそれなりの覚悟がないと、自分にとってマイナスになることが多いですので気をつけてください。
学校生活において部活も勉強と同じくらい大事です。
学校生活の悩みなどあれば、それも葛西TKKアカデミーにご相談してもらったも構いません。
少しでも皆様の支えになれればと願っております。
2022.11.15
都立高校の入試問題傾向と対策:理科編
2022/11/14
都立高校の入試問題を解説し対策を考えるシリーズも最後の理科となりました。
どの教科も同じですが、事前にテストの出題パターンを知り対策と練るのは、入学試験で高得点を取り合格するためには必須の条件です。
今回もこれまでと同じく、大問ごとにどのような問題が出るか考え、どのように対策するかお話したいと思います。
大問1
大問1は5~7問程度の小問題から構成されています。
それぞれが異なる分野から満遍なく出ます。
よって、毎年どの分野が出るか絞るのは難しいですが、どれも基礎的な問題ばかりなので、学校の教科書をよく見直して、学習事項の確認をしてください。
応用はほぼないので、基礎をしっかり正確に身に付けてください。
よって、ここの難易度は高くないので、ぜひ落とすことなく、できれば全問正解を目指してほしいです。
簡単だからと侮ってはいけません。
どの受験生もできるからこそ、ここでこけてしまうと受験競争で大きく後退してしまいます。
確実に全問正解を取るつもりで、緊張感を持って問題を解いてください。
意外と実験器具や操作に関する問題が出されます。
器具の使い方、実験で操作するときの注意点となぜそうしないといけないかという理由までしっかり押させてください。
大問2
大問2ではレポートの形で、身の回りの出来事に絡めて(そういう体で)問題が出されます。
問題自体は難しくなく、各分野から満遍なく出題されています。
知っているかどうかがカギとなる知識問題が多く、ここでも教科書をよく読んで、学んだことが正確に身に付いているか確認してください。
問題中にあるレポートは出題に向けた形式的なものであると同時に、文章の読み取りを誤ってしまうと、解答も間違えてしまう可能性がありますので、慎重に読み解く力も必要です。
基本的に選択問題で、語の組み合わせで答えが決まることもありますので、解答は難しくありません。
大問1と同様に正答率が高い所なので、できるだけ落としたくないパートです。
先ほども申したように、誰もが解ける問題群だからこそできて当然で、逆に落としたときのダメージは大きいので、確実に解けるようにこその充実に力を入れてください。
大問1と2だけで全体の4割近い点数になるので、ここで確実に正解し得点の底上げをしましょう。
大問3~6
ここからはそれぞれの大問で各分野に特化した問題がいささか深く問われます。
教科書などで基礎を固めたら、ワークや問題集の応用問題をしっかりやって、応用力を身に付けましょう。
記述問題も出ますが、よく授業中やテストで聞かれるような内容なので、練習問題をたくさんやれば頻繁に出てくるので、そのときにしっかり理解し覚えましょう。
他の教科でも言及しましたが、記述問題は部分点があるので、0点か満点かの他の問題と違って、書けば何かしら点数になるので必ず挑戦してください。
多くの受験生が面倒くさがってやりませんが、書き方に慣れてしまえばどうということありません。
むしろ、進んでやらない生徒が多いということは、そこをやれば他の受験生に対して差がつけられるということなので、合格を確かなものにするためにも是非やってください。
また、計算系の問題も出ます。
これは理科で習ったことを正しく理解していれば解けます。
特に割合や比、距離と速度などの計算にはなれておく必要があります。
ここでも応用レベルの問題練習をすることをお勧めします。
問題に慣れていないと、その場で解法を考え付くのは難しいと思うので、事前に多くの問題に触れて、様々な考え方、解き方に親しみましょう。
大問3~6はそれぞれの分野から出題されるので、各分野の勉強するポイントを簡単に触れていきます。
地学
大きく「火山と鉱物」「地震」「地層」と分けられるでしょう。
「火山と鉱物」に関しては火山の仕組みとそこからできる岩石の特徴を覚えることが大事です。
特に鉱物の種類は意外と聞かれることが多く、その組成から何色でどのような組織になっていて何という名前がついているかまで覚えておくといいです。
また、地震に関してはP波とS波の伝わる速度とそれに関連して震源の位置や地震の発生した時刻を答えさせる問題がよく出ますので、できるようになってください。
後、「震度」と「マグニチュード」の違いや「震源」と「震央」など紛らわしい概念にも注意してください。
「地層」はその位置からできた順を考え、更にそうなった環境の変化まで聞かれることがあります。
中に含まれる示準化石や示相化石から、それらが何を意味するのか覚えましょう。
気象
気温と飽和水蒸気量から湿度を求めたり、温度を下げることで露店からどれだけの水蒸気が水として発生するかなどの問題がよく出ます。
飽和水蒸気量の曲線を使った類題をたくさんやって考え方をマスターしてください。
雲のでき方と前線、気象のデータを使った天気の変化を問う問題が出やすいです。
温暖前線や寒冷前線の仕組みを理解し、天気図を見て日本の各地の天気がどのように変わっていくかが分かるようになってください。
また、日本を囲む気団の勢力変化が日本の季節にどのような気候をもたらすかも知る必要があります。
天文
太陽の軌道や見える星の日周運動および季節ごとの星座と地球、太陽の位置関係などがよく出ます。
特に内惑星(特に金星)の見掛けの変化はよく聞かれるので、頭の中で整理しておきましょう。
日食、月食に関する問題は出題率が高いです。
生物
消化酵素や神経伝達に関する実験がよく出ます。
それぞれの実験から何が分かるのか、なぜそのような操作をするのか、それらを比較することで何が分かるのか理解できるようになりましょう。
消化吸収の仕組みをよく理解してください。
同様に光合成と酸素・二酸化炭素、そしてブドウ糖の合成についての実験も出ます。
特にこの実験では使う指示薬を正しく覚えることが必要です。
循環器系では血液の流れる経路とそれぞれの地点における血液の特徴(酸素含有量など)を分かるようにしてください。
遺伝と発生では、メンデルの法則からどうしてそのような形質がその割合で出現するか説明できるようにしてください。
交配実験は比較的よく出る話題です。
他に動植物の体の仕組みと増え方、生物同士のつながりと生態系もきちんと勉強しておきましょう。
化学
化学は理科の分野の中でも出題率が非常に高いものの一つです。
実験と絡めた問題が多く、その実験も多岐にわたります。
必ず化学反応の仕組みを理解してください。
電気分解や参加などの実験の他に、イオンと電池に関するものも頻繁に出題されており、各電極に発生する物質が何か、どうしてそうなるのか理解しておかないといけません。
酸とアルカリの中和実験もよく出ます。
実験の結果から理由などを考えさせるだけでなく、実際に計算し数値を出させる問題も多く、比やグラフを上手に使って計算ができるように練習しましょう。
実験操作の手順や注意点に関する内容も理解してください。
記述で求められることがよくあります。
物理
物理も非常に出題頻度の高い分野です。
台車を坂から転がせて速さの違いを考えさせる問題はよく出ます。
同様に力の合成や分解、仕事の原理なども押させておきましょう。
慣性、作用反作用とつり合い、エネルギーの変化、特に運動エネルギーと位置エネルギーを問う問題や実験もよく勉強してください。
また、レンズと像に関する問題、音波とオシロスコープ、電気(電流・電圧・抵抗)と左手の法則の関する実験の問題も事前に繰り返し練習して解けるようになっておきましょう。
以上、理科の都立入試の問題を分析してみました。
出題パターンはだいたい同じで、出題内容も比較的ひねった問題は少なく、よくあるタイプの問題が多いので、過去問や都立入試の想定問題集などをたくさんやって、理科に対する理解を深めると同時に、問題の解き方や考え方を身に付けてください。
基本は教科書ですから、先ずはそこで三年間の学習項目の基礎を充実させてから、過去問などの類題に取り組んでください。
身近な事柄や自然現象に注意し、これまで習ったこととどのようにつながるか普段から考えていると、都立入試で出てくるような身の回りの出来事に絡めた問題も分かりやすくなります。
これで5教科分の傾向と対策は終わります。
これらを参考に受験勉強に役立てていただけるとありがたいです。
英語のスピーキングテストが目前に迫ってきています。
以前にもニュースで触れましたが、今度、こちらも再度まとめて書きたいと考えています。
今週が期末テストの学校も多いと思います。
特に受験生にとっては内申点の決まる大事なテストです。
ここで内申が上がると受験がかなり楽になりますので、ぜひ頑張って内申を1でも上げるようにしましょう。
特に実技4教科は、それぞれの評定が2倍になって内申点に計算されるので、5教科だけでなくこちらも手を抜かないで勉強してください。
それでは、皆様のご健闘をお祈りいたします。
2022.11.14
都立高校の入試問題傾向と対策:社会編
都立高校の入試問題を扱う本シリーズですが、今回は社会です。
社会も好き嫌いが分かれる教科ですが、都立高校の入試問題はある程度パターンが決まっていますので、各大問ごとにそのパターンを検証し対策を考えていきます。
先ほど「好き嫌いが分かれる」と述べましたが、受験でうまくいくコツは苦手を作らないことです。
苦手教科はやりたくないから好きな教科ばかり勉強して、できる教科とできない教科がはっきり結果にも表れる受験生もいますが、そのような人は十分注意をしないといけません。
詳しくは別の機会で話しますが、受験では、「特に目立って良い成績の教科はないが悪い成績の教科もない」よりも「できる教科とできない教科がはっきりしている」の方が強いです。
要は平均を上げるということで、苦手教科ほど(嫌でも)勉強しないといけないということです。
少し話がそれましたが、それでは社会の各大問を見てみましょう。
大問1
大問1は地図を使った問題です。
地図をもとに、問題中の人物の歩いた経路を考えたり、ある地点から見える景色を写真の中から選んだりします。
重要なのは地図記号などをきちんと理解し、その地形を正しく掌握できるかどうかということです。
地図を見ながら、頭の中で情景を想像する力が必要です。
他に日本地理、世界地理、歴史、公民から基本的問題が2問出されます。
難易度は低いので、どの分野も教科書をしっかり読んで基本的な用語とその意味などをしっかり理解してください。
特に歴史ではその史実を知っているかだけでなく、起こった地図上の位置も聞かれますので、場所と合わせて覚えてください。
大問2
世界地図上の国に関する問いが出されます。
雨温図の都市を見つけ、それを含む国名を答えさせる問題が出ます。
雨温図の気温が凸か凹かで北半球か南半球かを判断します。
後は気温と降水量の特徴から都市を見つければいいのですが、それぞれの気候をきちんと把握し、世界地図のどのあたりが何気候かも分かっていないといけません。
次に各国の資料(生産量や輸出入量、出入国者数、発電量など)を見て、問題文に示されている国を見つける問題がでます。
各国の産業や社会状況などを理解し、特に各国のキーワード(羊といえばニュージーランドのような)からその国か判断できるようになりましょう。
消去法などを駆使して選択肢を減らしていけば、正解を見つけるのはそれほど難しくありません。
大問3
大問3は日本地理の問題です。
世界地理同様に、日本の地理的特徴を捉え、雨温図から各気候が分かるようにしてください。
そして、各地域の地理、産業、社会文化などの特徴を動的に理解し(時代の移り変わりに伴う変化)ましょう。
各都道府県の特産物や人口の特徴を、こちらも世界地理同様に、キーワードを中心に覚えましょう。
こうして、問題中の資料から要求される都道府県を特定できるようになってください。
また、提示された資料から理由を考えさせる問題では、資料が何を示しているのかをしっかりと明記し、そこからどうしてそのような事実が浮かび上がるのか、きちんと説明できる論理展開と表現力を身に付けましょう。
これは実際にたくさん書いて練習すればできるようになります。
他の問題もそうですが、資料を読み取って答える問題は、事前に覚えなければ解けない問題と違い、その場で読み取れさえすれば解ける(変化とその理由、因果関係を考える)問題なので、サービス問題です。
しかも、記述は自分の自由に書くことができるし部分点もあるので、記述問題は必ずやってください。
大問4
大問4は歴史の問題です。
文章が引用され、その中の一部ごとに関連した問題が出されます。
歴史的事件の起こった順番を問う問題、または、ある事実が年表のどの範囲で起きたかを問う問題が出ます。
ここは歴史的出来事をただ覚えるだけでなく、全体の流れを押さえましょう。
その時に、「○○が起きたから××が起きた」など、それぞれの出来事のつながりと因果関係が分かると覚えやすいし理解しやすいです。
そして、何時代の出来事か(多くの場合は細かい年まで覚えなくて、だいたいいつ頃で十分です)を覚えていれば、比較的答えるのは簡単です。
なぜか分かりませんが、江戸時代の政治改革は本当によく出ますので、順番だけでなく誰が何をしたかも正確に覚えましょう。
また、資料を使った記述問題も出ますので、地理と同じように資料をしっかり読み取り、それが何を示しているのか考え、そこから問題が要求する答えを上手く導き出してください。
繰り返しますが、部分点があるので記述問題は嫌がらずに必ず何か書いてください。
白紙が一番もったいないです。
大問5
対問5は公民の問題です。
憲法や人権、政治や経済とどの分野からも一通りバランスよく出されます。
歴史と同じく文章が出て、その中の下線部に関連する問題が出されます。
憲法や人権の基本的考え方、政治と財政の仕組み、少子高齢化問題と福祉、消費生活など、基本的な事柄をしっかり身に付け、実践問題を通して自分の実力が本当に発揮できているか確認してください。
よく分からなくなったら教科書やワークに立ち返り、何度も何度も確認し正確に理解しましょう。
「衆議院の優越」や「文化的で最低限度の生活」「三権分立」「戦後の日本経済の動向」「現在の国際情勢と日本への影響」など基本的なことがよく聞かれます。
大問6
最後は社会の各分野がいろいろと絡みあった総合問題になります。
オリンピックや自然災害などの実際にあった出来事から地理や歴史を絡めたり、国際社会や環境問題から地理や公民を絡めたりと、問題もかなり工夫されています。
地理的歴史的知識も必要ですが、大事なのはそれらをどのように組み合わせて考えることができるかです。
この辺りは単純に覚えるというより、それらの習得した知識をいかに活用して答えを導き出せるかという問題なので、実際に多くの問題に触れながら、多様な解き方や考え方に慣れておく必要があります。
以上、社会と見てきました。
社会は覚えなければならない用語が多く、そこが受験生も苦労する点ですが、入試に関してはそれだけではダメで、覚えた知識をいかに上手く使い、出題者の意図を読み取り答えられるかが重要になってきます。
また、覚える問題だけでなく考える問題もできるように練習し、特に記述問題は最初からあきらめずに、積極的にチャレンジしてほしいです。
書けば何かしら点数になりますから。
二学期の期末テストが終われば本格的に受験勉強一本となります。
苦しいとは思いますが、勉強がやればやった分だけの結果が出ます。
そんなに長い期間ではありませんので、何とか苦しみに耐え、試練を乗り越えて、来春には笑って新しい学校生活が迎えられるように祈ります。
応援しています。
頑張ってください。
助けが必要な時はいつでも遠慮なく、葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
いつでも受験生の味方です。
2022.11.10
TKKアカデミーの卒業生に再会!TKKはつながる!
葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾であり、これまで何人もの生徒がここで学び、卒業していきました。
諸事情あり、一筋縄ではいかない生徒たちばかりでしたが、小規模個別指導塾ならではの親密で信頼感のある関係を築くことができました。
どの生徒もかなり苦労させられましたが、今となってはいい思い出でもあります。
単純な勉強指導だけにとどまらず、時には親子ともども悩みを聞いたり、時には提出書類の作文を見てあげたり、時には生徒たちのイベントや発表に出席したり。
塾の中だけでなく、いろいろな場面で関わることができました。
別に何かの計算があってとかではなく、純粋にそうしたい、そうした方が相手のためになると思ったうえでの行動でした。
彼らと本気で関わったからこそ、熱意が伝わり、そして、苦楽を共にした間柄だからこそ信頼ができ、その後もつながりが絶えません。
最近ちょっと、昔の生徒と再び関わることがあったので、少しお話したいと思います。
小学生だったあの生徒がお母さん!
長いことこの仕事を続けているとびっくりすることが沢山あります。
先日、道端で偶然、ある卒業生に会ったのですが、彼女は小さな赤ちゃんを抱いていました。
この生徒は小学生の時から高校生を卒業するまで、ずっと指導をしてきた生徒でした。
小学生の時からK-popにはまっていました。
当時はまだK-popと言っても今ほど普及してはおらず、ブームのはしりのはしりでした。
彼女から韓国のアイドルの話を聞き、ときにはDVDを借りて聞くこともありました。
このように彼女は先見の明に長けており、常に流行の先端を走っていた感じでした。
高校生になればJKとして、ナイトプールの話をしてくれたりと、こちらの方もたくさん教わったものです。
小学生の時、彼女からもらった年賀状は私の宝物の一つです。
高校卒業して進学するのかと思えば、美容の勉強がしたいと専門学校へ。
大学進学を考えて小学校からエスカレータ式の私立学校へ通わせていた親は驚くと同時に、それでも彼女の気持ちを尊重ようと、入学を許してくれました。
専門学校が終わっていよいよキャリアを積み上げるかと思った矢先、何と妊娠し結婚するという話を聞きました。
私もびっくりですが、理解ある親の助けもあり無事出産したと報告を受けました。
そして、先日塾の近くを歩いていると、偶然彼女に出会いました。
腕の中には小さなかわいい命が。
本当に生まれて間もなく「小さい」という印象が強く、親に似て目のパッチリとした男前さんでした。
自分も娘が生まれたときを思い出してしまいました。
以前、お父様(赤ちゃんのおじいさん)が写真を見せながらニコニコ、デレデレしながら話していた顔を忘れません。
出産前にわざわざTKKを訪ねてくれて、妊娠と結婚の報告を受けました。
小学生のイメージが私には残っているので、少し変な気分でもありますが、いつの間にか時は過ぎ、こうやって世代は移っていくのだなあと感じたものです。
実は次の日には身近なものだけで結婚式を挙げるそうで、出産が終わって一段落したのでちょうど良いと思いました。
最後に「大きくなったらTKKで勉強しようね」と言うとにこっとしてくれたのが何とも微笑ましかったです。
普通の子より感性が強く、自分をしっかり持っているので家族ともぶつかることも多かったですが、不思議と私には素直で、いろいろな話をしてくれ、私の言うこともよく聞いてくれました。
ある意味波瀾万丈という形容が似合う生徒ですが、その分しっかりとした考えを持っていて、立派な女性にに育ちました。
以前、少し夫婦の会話を聞きましたが、彼女が本当にしっかりして、旦那様も尻に敷かれるところようにも見えましたが、多くの経験を積みいろいろなことが考えられる子なので、いい家庭ができるのではないかと楽しみでもあります。
本当に長い付き合いで、これは彼女に限ったことではあらいませんが、家族全体で仲良くさせていただいているのは、とてもありがたいことです。
いつも前向きで、自分の夢に向かって進む彼女がアイドルに!
最近、別の生徒からも連絡がありました。
彼女は本当に頑張り屋さんで、自分の大好きな演劇に非常に熱心で、将来は舞台で役者になりたいと言っていました。
高校もいろいろ悩みましたが、引き続き演劇部に入り、卒業してからも演劇のレッスンを受けたり、関連の仕事をしていました。
進学やいろいろな募集時の志望理由を書いたり、面接でどう受け答えするかなど、その後もいろいろな場面で頼ってくれて、本当に信頼してくれていると感じ嬉しかったものです。
在籍中も彼女の舞台発表があるたびに足を運んで見に行ったものでした。
彼女に限らず、何か生徒たちの発表会や演奏会などがあれば、喜んで行きました。
生徒たちの頑張る姿を見たいし応援したいから。
そして、毎回、生徒たちの完成度の高さに驚き、心から楽しむことができました。
そして、先日久しぶりに連絡を取り、事務所を変わって、今は小学校の頃からの夢だった「アイドル」として活動していることを知りました。
ちょっと前、仮面ライダーの映画のエキストラとして出演していたと聞き、「本当に自分の信念に従ってやりたいことを頑張っているなあ」と感心したのですが、今度はアイドルと夢を追い続け努力する彼女に敬意を表するばかりです。
まだゆっくりと話はできていませんが、いろいろと忙しそうです。
しかし、自分の好きなことであれば、どんな困難でも立ち向かえるし、彼女は心の強い女性ですから、自分の納得のいく人生を歩んでくれると信じています。
と言っても、人生何が起こるか分かりません。
時には自分の手に余る絶望的な事態が待ち受けているかも知れませんが、そんな時はすぐにTKKを思い浮かべてほしいです。
ここには本気で応援し、支えようと思っている人がいることを忘れないでほしいと思います。
今日もイベントがあるようですが、残念ながら今回はテスト前ということもあり、どうしても外せないので行けませんでした。
しかし、代わりに私の家内と娘が行くので、盛り上がってくれることを期待します。
また別のイベントが催されるときは、今度こそ生きたいと考えています。
夢に向かって進み続ける人は素敵です。
他にも書きたい卒業生はたくさんいるのですが、今日は長くなりましたのでここまでとします。
卒業後もつながり、お互いに連絡を取り合い、近況報告を聞いたり協力をしてもらったり。
その時々でみんながそれぞれなりに頑張り活躍する姿を見るのは非常に光栄なことであります。
葛西TKKアカデミーは人間の関係を重視します。
出会えた人々を大切にし、ずっとつながり支えあえればどんなに素晴らしいことでしょう。
有難いことに塾だけの関係にとどまらず、塾外でも様々な場面で生徒やその家庭と関わらせていただいています。
お陰さまでこちらもいろいろ助けてもらうことがあります。
このような人と人のつながりに支えられて葛西TKKアカデミーは成り立っています。
多くの方々に心から感謝いたします。
2022.11.08
今日は珍しい皆既月食!理科でも習いますが自然の神秘を実感しましょう!
ご存知ですか。
今日は皆既月食が起きます。
このニュースを読むころには、この天体ショーが終わっていないことを祈るばかりです(事前に書くのを忘れていました、すみません。)
今日は、本日の大イベント、月食についてお話します。
非常に稀な天体ショー
通常よく見られる月食は部分月食で、月の一部が地球の影に入り暗くなる現象です。
しかし、今日の月食は珍しい皆既月食で、月の全てが地球の影に入って暗くなります。
前回の皆既月食が2014年10月8日、次回が2235年6月2日ということで、十年に一回くらいの頻度になるでしょうか。
今日は天気も良いようなので、是非外に出て自然の神秘に触れてみてはいかがでしょうか。
今日の月食は18時9分に始まり、19時16分に皆既月食となるそうです。
そして、20時42分まで続き、21時49分に月食が終わるらしいです。
東京では、月が東の空やや低いところから次第に高く昇っていくときに見られ、全過程を肉眼で観察できるそうなので、可能であれば最初から終わりまでしっかり観察してください。
東京では街明かりが明るく、高いビルも多いので観測しにくいかもしれませんが、めったにあることではないので、是非、観測に適したスポットを見つけてほしいです。
後はタイミングよく雲が出ないことを祈るばかりですね。
しかも、今日は月食だけでなく「天王星食」も起きるというおまけつきで、プレミアム度が更に増しています。
今回の月食の最中に月が天王星を隠す「天王星食」も同時に起こるそうです。
月が他の惑星を隠す「惑星食」も珍しい現象で、この二つの「食」が重なるというのは大変稀なことらしいです。
調べてみると、前回、月食中に惑星食が起きたのは1580年7月26日で、この時は月食と土星食が同時に起きたそうで、実に442年前のことになります。
また、次回、月食と惑星食が同時に起こるのは322年後の2344年7月26日で、これも土星食らしいです。
因みに「皆既月食×天王星食」と限定すると、計算するのも非常に困難なくらい貴重な現象のようです。
とは言え、天王星を肉眼で観測するのは困難で、天体望遠鏡が必要となるでしょう。
それでも、目の前の月食を愛でながら、実際には見えないが現実に起こっている天王星が月に隠れる様子を想像してみるのも一興ではないでしょうか。
季節は秋ですし、風流を楽しむにはいい季節です。
月食とは
ここで簡単に月食について説明します。
太陽と地球、そして月が一直線上に並び、地球の影に月が入って、月の表面上に地球の影が落ちてできる現象です。
日食と違って影が月を隠しているので、暗いところとの境界線ははっきりとはしておらず、陰に隠れてもぼんやりと月が赤っぽく見えます。
なぜ、赤っぽくなるのでしょうか。
先ほど述べたように、日食と違い月食は何かもので月そのものが遮断されて見えなくなるのではなく、地球の影が月にかかるだけです。
陰の中と言えども月の影形は一応目に届きます(遮るものがないので)。
また、太陽からの光も、地球大気を通過する際、わずかに屈折し月を照らします。
その光が反射し、月食中であっても月の姿を薄く照らして、我々の目に届けてくれます。
ただし、波長の短い光(青など)は大気を通るときに散乱してしまい、散乱しにくい波長の長い光(赤など)だけが届くので、月が赤っぽく見えるのです。
自然を愛でる心と意義
日食と月食は中学校の理科の時間に扱われる項目で、当塾でもよく説明します。
しかし、机上の勉強では実感もなく、興味もわかないかもしれません。
このような天体ショーを自分で目撃すれば、きっと何か感動で心に残るものがあるはずです。
このような特別なイベントに限らず、日常においても身の回りのちょっとした自然に目を向けてください。
少し気をつければ、知の感動は日常にあふれています。
何気ない見過ごしていたものに、何か新発見があるかもしれません。
そうでなくても、純粋に花をめでたり、昆虫や動物の不思議さに触れることができれば、もっと知りたいという意欲がわきます。
このように自身の経験が学校の授業と結びつくと、勉強はもっと楽しくなります。
これは理科に限ったことではありません。
どの教科も自身の経験とつながったとき、それは現実のものとなり、より強く心に刻まれ理解も実感を伴って深まります。
大事なのは発見し、実感し、想像することです。
そうして思いを巡らせ、自分なりの解にたどり着いたとき、人間の知的喜びは最高潮になります。
このような経験を沢山すれば、知的好奇心も高まり、勉強が楽しくなるはずです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは常に生徒たちが楽しくなる授業を心がけています
つまらなくならないように、いろいろ工夫します。
勉強は苦しみではなく、喜びなんだと思えるように努めています。
このように知的好奇心を刺激することは、ちょっと工夫すれば家庭でもできるのです。
親子が一緒に何かする。
料理でも工作でもハイキングでもいい。
不思議だなと思えることはたくさんあります。
どうか皆さん、そのようなチャンスを逃さず、答えを教えるのではなく一緒に考え話し合ってみてください。
そうすれば子供はどんどん学びに飛び込んできますから。
今日は文字通り天文学的数値の滅多にない天体イベント。
この機会を逃さず、貴重な貴重な夜をお楽しみください。
そして、家族で知的好奇心を刺激してみてください。
2022.11.07
冬期講習生徒募集中!新規生は無料!冬休みの過ごし方で入試の合否が決まる!
期末テストが終われば、あっという間に冬休みです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、冬休み中に行われる冬期講習の受講生を募集中です。
二学期に入り勉強が本格的になってくると、一学期のときは何とかなっていた勉強にだんだんついていけなくなってきている生徒はいませんか。
少しでも自分の勉強に不安を感じたら、早めに手を打つのが重要です。
なんとなく分からないまま、特に何もしないで過ごしてしまうと、勉強がますます分からなくなり、最終的には取り戻せなくなるかもしれません。
早めの対応で勉強を克服し、これまで以上に勉強に励みましょう。
年に三回行われる学校の長期休暇は、このような勉強に不安や遅れを取ってしまった生徒には挽回のチャンスです。
学校がないから勉強は進みません。
時間は十分にあるから、普段ではできない勉強ができます。
一学期から戻って勉強することもできます。
これまでなんとなくやっていた勉強を掘り下げ、より正確に身に付けることもできます。
これまで順調にやれたから、次の勉強を先取りし、ゆとりのある三学期を迎えるのも可能です。
個別指導の葛西TKKアカデミーならば、生徒一人ひとりに合わせた授業が受けられます。
しかも、今なら新規受講生は無料!
このチャンスをお見逃しなく!
葛西TKKアカデミーは冬休みという長期の休みを利用して皆様の勉強のお手伝いをしたいと考えています。
勉強に少しでも悩んだり不安を感じている生徒は、葛西TKKアカデミーが行う冬期講習に是非ご参加ください。
小学生から高校生まで対応いたします。
冬休みの課題をするもよし。
今まで学校で分からなかったところの確認をするもよし。
新学期に向けて予習をするのもいいでしょう。
また、受験生は本番直前の最後の頑張りと仕上げとして、冬期講習を利用してください。
自習はし放題で、授業でないときも勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問して構いません。
先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
しかも、疲れたら休憩エリアでお菓子とドリンクを自由にいただけます。
葛西駅より徒歩3分、アクセスも便利な個別指導塾葛西TKKアカデミーでは冬期講習の受講生を募集中です。
しかも、今なら新規生徒はもれなく無料で冬期講習が受けられます。
でも内容は一般生徒と同じ。
是非、この機会を利用してお得に勉強するとともに、葛西TKKアカデミーがどのような塾か体験して下さい。
〈ここでキャンペーン情報!〉
お問い合わせの際に「まいぷれ江戸川区を見た。」とおっしゃってください。
もれなく次の得点がついてきます。
今だけお得、五大特典
・1セット(授業5回分)が無料で体験できます。
・更に入塾してご兄弟、友人を紹介していただければ、1人に付き2000円、2人で5000円、授業料を割引!
・今、入塾すれば授業料30%OFFのキャンペーン中。
・入会費20000円が無料!
・自習し放題!
つまり、無料で冬期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
特に中学三年生には受験に向けた授業を準備しております。
一般入試に加え、推薦入試のサポートも致します。
進路相談も承りますので、
進学にお悩みの方は気軽に葛西TKKアカデミーにお問合せください。
2022.11.06
都立高校の入試問題傾向と対策:英語編
都立高校の入試問題を考えるシリーズ。
今回は英語です。
英語は結構できない生徒が多い教科ですが、都立入試の各大問ごとにどんな問題なのか説明し、その対策を議論したいと思います。
尚、今年から導入される英語のスピーキングテストに関しては、別のニュースで取り上げていますので、そちらをご参照ください。
大問1
大問1はリスニングテストになっています。
大きく二つのパートから成り、問題Aでは三つの対話文が流れ、それぞれに関して質問が出されますので、四つの選択肢の中から正解を選びます。
問題Bは長めの英語が流れますから、それを聞いて二つの質問に答えます。
一つは四択の問題、もう一つは答えを英語で書く記述式の問題となっています。
問題が始まるまでに音声による説明が流れます。
この時間を利用して、問題の選択肢をよく見てください。
もし、選択肢が全て時間になっていれば、時間について質問されると予想し、時間が述べられている部分を特に注意して聞きメモを取ります。
このように始まるまでただ待つのではなく、分かる情報から質問や内容を予想するのは、正答率を上げるよい方法です。
パートAもパートBも同じ英語が二回流されるので、一回目では聞きながら質問されそうな内容をメモし、その後の質問を聞いて、今度は質問の答えをなる部分に集中して英語を聞きましょう。
二回繰り返されるので、例え一回目で聞き逃しても慌てず、二回目でしっかり必要な情報を聞き取ればいいのです。
もし、一回目で聞き取りができ答えも分かれば、二回目は確認として聞いてください。
何もしないでただ聞いているだけの生徒がいますが、それは賢いやり方ではありません。
メモを取らないと何も残らないので、答えるときも分からなくなってしまいます。
メモを取るコツとしては、日本語でも英語でもいいのですが、文章で書くのではなく簡単な箇条書きのようなメモの取り方をしてください。
特に固有名詞や数字(時間、料金、個数など)、順番などはメモを取った方がいいです。
これを聞かれることがとても多いです。
パートBの第二問は質問の答えを英文で書く問題です。
最近は必要な語数も決められていますので、自由に答えを書けない分、難易度が高くなっています。
質問をよく聞いて、質問に合わせた形で解答してください。
人や物を代名詞に置き換えて書かないといけないのをお忘れなく。
他の問題もそうですが、英語は問われる内容が先に来ますので、そこには神経を特に集中させてください。
whenなのかwhereなのかwhoなのか。
Does Tom ~?と聞かれたらYes, he does.と答えるなど、質問の形に合わせた答え方をするのがポイントになります。
最近はQRコードなどで音声が聴けるものも多いので、実際に音を聞きながら問題を解いて練習しましょう。
たくさんやれば問題のパターンも分かりますし、耳も慣れて聞き取りもよくなっていきます。
大問2
大問2は図表を見ながら答える問題です。
先ず、図表を基に対話が書かれており、二か所の空欄に入る語の組み合わせを答えます。
資料を見ながら、それぞれの空欄に入るものを選べばいいのですが、特に図表に書かれている※などの注意点に気をつけながら、日程や料金の計算などを考えてください。
文章はそれほど難しくはないので、答えられる範囲の理解ができれば十分です。
問題は次で、メールの内容に関する問題です。
メールにつづるという形でこれまでの会話をまとめて、それに対する正誤問題の後、お馴染みの英語作文があります。
作文が一番苦手という受験生も少なくないと思います。
(メールという条件で作文の縛りをつけるところが今どきらしいです。)
しかし、これもパターンが決まっているので、事前にある程度のフォーマットを決めておくと楽です。
メールの中に質問があり、その返事という体でメールが書かれており、その一部が空欄になっているので、受験生が代わりに書くという形になっています。
三行作文ですが、メールに対する回答とその理由、そして作文が前後のメールの内容につながるように書かないといけません。
最初に自分の意見や考えを書いて、二行目でその理由を説明する、最後に何か気の利いた一行を加えて終わりです。
私の見てきた受験生の中にはいつも最後は必ず「It's fun.」と書く生徒がいました。
これでも一行に変わりありません。
これでいいのです。
コツは簡単な英語で書くということです。
下手に複雑な文にしてしまうと間違えやすくなってしまうので、内容はつまらなくていいから、自分のかける範囲で簡単な英文で答えるといいです。
とにかくたくさん出そうなテーマを考え、それをお題に実際に書いてみることです。
そして、先生や友達に見せ、アドバイスをもらうのが一番です。
そうして、たくさん書いていくうちに、自分の書き方のパターンが出来上がるので、そうなると答えるのは簡単です。
作文は部分点があるので、面倒くさがらず必ず書きましょう。
白紙が一番いけません。
大問3
大問3も会話の問題です。
少々長いので長文のように最初から最後まで読んで答える人がいます。
しかし、ここのポイントは指示語が分かっているかどうかという問題がほとんどなので、その場合、直前の会話、もしくはもう一つ前の会話を見るだけで解けるという問題が沢山あります。
これに慣れれば、まともに前文読む必要もなくなるので、大きく時間短縮ができます。
その分、他の問題に取り組む時間が増えるので、是非この解き方を習得してほしいと思います。
最後は本分の会話をまとめた文章です。
ここも選択肢による穴埋めで、本文を読まなくても前後や常識的な考え方で解けることもよくあります。
仮に本文を読まなくてはならなくても、ざっと流して読んで、まとめの文と同じ所を注目すれば比較的簡単に解けます。
大問4
最後は長めの文章ですが、これもコツがつかめればそれほど難しくありません。
本文を読む前に必ず問題を見てください。
そして、自分は何を答えないといけないのか把握しましょう。
多くの受験生は文章が完璧に分からないと絶望しますが、そんなことはありません。
多少分からなくても答えらえることはよくあるので、細かいところをいちいち気にしないで読み進んでください。
一段落ごとに解ける問題はないか考え、読みながら答えるようにしてください。
こうすれば答えられる問題が増えます。
全部読んでから答えると、できる問題が時間切れになる恐れがあります。
指示語の内容に関する問題は、大問3のときのように直前の文に注目すれば解けます。
選択肢を本文の内容に従って、順番に並べ替える問題は、段落ごとに選択肢の内容があったかどうか確認しながら解いてください。
本文の内容に合うように、英文の後半を補う問題も、前半部分の内容が出てきたときに注意して読めばできます。
最後の本分の内容に対する質問も、質問の内容が述べられている部分にきたら、少し慎重に読んでいけば選択肢を選ぶのは簡単です。
問題自体はそれほど難しくありません。
ただ、英語の長文に慣れていない受験生は読むのに必死で、問題に答える余裕がないというのが、難しいと感じる理由でしょう。
現に、多くの受験生は「時間がなかった」と言います。
ここでも多くの類題に触れ、長文を読むのに慣れて、長文に対する抵抗感をなくすことが大事です。
そして、解き方の要領がつかめれば、意外と簡単に答えられるので、見た目に騙されて、やる前から無理なんて思わないようにしてください。
以上、都立高校の英語の入試問題を見ましたが、英語は妙なひっかけがある訳でもなく、内容も素直な問題となっています。
ただ、このようなテストに不慣れな中三の受験生にとっては、多少は圧倒されるかもしれません。
でも、心配はいりません。
出題パターンはほぼ決まっているので、これまでの過去問や模試の問題などをしっかりやって、出題形式とその解き方に慣れてください。
まともに長文を読んだりせず、要領よく解答に必要な部分を見つけ答えることができるようになれば、時間内により正確に解けるようになるでしょう。
ある程度英語の基礎ができたら、類題をたくさん解いて「質より量」の勉強法で大丈夫です。
2022.11.04
受験生は今回のテストを真剣に!中三の二学期末は入試を左右します!
今、多くの中学では期末テスト前になっています。
そして、中三の受験生にとってこのテストはとても重要な意味を持ちます。
それはこのテストを最後として内申点が確定するからです。
正確に言うと都立高校の入試で吟味される内申点は、今回の期末テストの結果をもとに定められる成績によって決められるということです。
以前にも説明しましたが、内申点は入試の合否判定の対象となる総合点の約3割を占めます。
その3割が入試の前のこの段階で決まるというのは注意しなくてはなりません。
内申点が入試で重要な理由
内申点は学力試験前に決まります。
つまり、ここでしっかり点を取っておくと、本試験の学力テストはかなり楽になります。
例えば合格に必要な点が500点だったとしましょう。
もし内申点で200点を取っていれば、入試当日の学力テストでは700点中たった300点、つまり平均50点取らなくても合格できるということになります。
言い換えると、難易度の高い問題に挑戦しなくても、基礎的な問題を確実に解けば合格できるということです。
入試は何が起こるか分かりません。
極限状態で緊張のあまり内心パニックになったり、過度のプレッシャーとストレスでお腹が痛くなったりすることもあります。
いつもできるはずの問題が焦って全く解けないなんてこともあります。
特に人生初めての本格的な、そして重大な試験を受ける生徒は普通ではいられないのが当たり前です。
そのような環境の中、実力が十分出せないことは容易に予想できます。
だからこそ、事前に内申点を多く取っておくことが大事です。
そうすれば、多少本来の力が出せなくても点数に余裕があるので、合格は簡単には揺るぎません。
内申点を取っておけば、合格の確実性が高まる。
受験生にとって、これは本当に助かります。
逆に内申点が悪いとかなり苦しい戦いを強いられると思ってください。
それ以前に内申点が低すぎると、「内申点が足りない」と学校の先生が試験を許可しないこともあります。
ましてや成績表に1が付いてしまうと、場合によっては受験資格を失うことになりかねません。
これは私立高校でも同じです。
例え受験資格を何とか手に入れたとしても、内申点が低いということは合格に必要な点を入試本番の学力テストで補わないといけないということになります。
つまり、他の受験生よりもより多くの学力点を取らなくてはならず、不利な条件で受験しないといけないのです。
先ほども申したように、入試当日は何が起こるか分かりません。
特殊な環境で実力が発揮できないこともあります。
そんな時、内申点が高く余裕があれば、多少学力テストが悪くても合格できますが、そうでないときは不合格の可能性がとても高くなってしまいます。
たかが三割とバカにしてはいけません。
総合点の約三割は非常に大きいです。
単に点数の問題としてだけではなく、試験を受ける生徒の心理、これから本番までの勉強計画など様々な影響が考えられます。
「もう受験は始まっている」という自覚を持って、本気で合格したいのであれば、今回の期末テストは意地でもよい結果を出しましょう。
内申点と総合点の関係
ここで内申点と試験結果に関わる総合点との関係を考えましょう。
成績表の数字そのままの内申点を素内申と言います。
そして、合否判定をするときは主要5教科はそのままの数字を利用しますが、実技4教科では素内申が2倍に換算されて合否判定に使われます。
この両者を合わせたものが換算内申と言い、オール5のときの換算内申65に対しての割合を求め、それを300倍したものが総合点の約三割を占める内申点になります。
計算してみると、素内申が1点上がれば、5教科であれ4.6点、実技4教科であれば9.2点、合否判定の総合点が増えます。
これは主要5教科であれば通常の問題を1問、実技4教科なら2問正解したのと同じだということを示します。
これは大きいです。
「5教科を疎かにして4教科の勉強ばかりしろ」という訳ではありません。
むしろ、「合格のためには、5教科も大事だが、4教科も後回しにしたり手を抜いたりしないで、真剣に頑張らないといけない」というメッセージです。
今回の定期テストと内申点
受験で合否判定に使われる内申点は、学校の成績が基となっています。
そして、成績は大きく定期テストの結果、課題などの提出物、どれだけ勉強に熱心かという授業態度で主に決まります。
この中でも定期テストの結果が一番成績に影響を及ぼし、例え他が良くてもテスト結果が良くなければ、成績が下がることさえあります。
そして、成績の5段階評価には各段階の人数が決まっており、テスト結果の上位何パーセントが5、何パーセントが4とあらかじめ決まっています。
よって、今回のテストで1点でも多く取り、他の生徒より順位を上げることがそのまま成績を上げることにつながるのです。
しかも、東京都の公立高校の入試では、一二年生の成績は関係なく、三年の二学期の成績を提出するように決まっています。
他の自治体では一年生からの成績を全て吟味するところもありますが、東京都は違います。
これは、これまでいろいろな理由で成績が振るわなかった受験生にとっては非常にラッキーな話です。
これまでのことはさておき、今回の成績にだけ集中してよい結果が出るように努力すればいいのですから。
逆に、これまでどんなに良い成績を修めてきた受験生も、今回のテストでこけて成績が下がってしまえばそれまでです。
だからこそ、今回のテストの持つ意味は非常に重要になるのです。
以上見てきた通り、内申点が合否結果に与える影響は小さくなく、その内申点を上げるためには通地表の数字を上げないといけません。
そして、成績を上げるためには、定期テストの結果が大変影響します。
しかも、三年二学期の成績だけが受験に利用されるので、このたった一回のチャンスをものにできるかどうかがとても重要です。
以上のことから、今回の定期テストはいつも以上に気合を入れ、本気で取り組んで、内申点を一つでも多く上げることに全身全霊傾けてください。
良い点を取って成績が上がれば、都立高校合格への道が大きく開けます。
毎日苦しい受験の日々を送っていると思いますが、もう少しです。
全力を尽くして頑張り、悔いのない受験にしましょう。
2022.11.02
都立高校入試問題の傾向と対策:国語編
都立高校の入試問題を分析するシリーズ。
今回は国語です。
多くの受験生は国語は何を勉強していいか分からないと言います。
確かに数学のような公式がある訳でなく、理科や社会のように多くの用語を覚えなければならない訳でもない。
「日本語のテストだから日本人はできるはず」「そもそも何をどう勉強していいか分からない」「せいぜい漢字を覚えるくらいしかやることがない」と考えていませんか。
そして、テストを受けて意外とできないけどどうしていいか分からないから、特に国語の受験勉強はしないという受験生は非常に多いです。
実は、解き方が分かれば国語が一番手っ取り早く点数が上がる教科なのです。
上手くやれば満点も夢ではないのです。
でも、多くの受験生はそれを知りません。
なぜなら、学校の先生がそれを教えないからです。
今回も大雑把なことしか話しませんが、もし関心があればご連絡ください。
コツをお教えしますよ。
都立高校の国語の問題は大きく五つでできています。
今回もそれぞれに分けてお話します。
大問1、2
大問1と2は漢字の問題です。
レベル的には中学三年生にふさわしいものが出ます。
大問1が漢字の読み、大問2が書きの問題になります。
同音異義や同訓異字などややこしいもの、点など細かい所で間違えやすいものなども出ますが、全体としてはそれほど難しい漢字ではないと思います。
受験生で国語の勉強をするとき漢字ばかり(だけ)やる人がいますが、個人的にはそれはお勧めしません。
やることが無意味とは言いませんが、効率が非常に悪く、努力と時間の割には点数にならないからです。
漢字は無限と思えるくらい非常に多く、それを時間をかけて勉強してもテストに出るのは合わせて10問、全問正解しても100点満点中20点二しかなりません。
多すぎるから、全ての漢字は覚えられないので、自分の覚えた漢字の中からこの10個が出題される確率は非常に低いです。
そんなことに時間と労力をかけるなら、文章をたくさん読んで他の大問が正確に解けるようになった方が確実で得点も高くなります。
では、漢字の勉強はどのようにするといいでしょうか。
過去問や模試など都立入試と類似の問題を受験生は解きながら実力をつけていくと思います。
なので、この時に出た漢字だけその場で覚えてください。
また、問題を解くときにたくさん文章を読むと思ますが、その時読めなかったり分からなかった漢字を調べ、その時に覚えてください。
後で忘れるかも知れませんが、それでいいです。
その程度の勉強で十分です。
10問全て正解する必要はありません。
最低限、読みがある程度できていれば上出来です。
漢字に力を入れるのはほどほどにして、他の大問で文章を読みながら、漢字が分からないときその都度練習をしてください。
大問3
ここから文章の読解力を試される、本格的な国語の試験になります。
ほとんど選択問題ですが記述問題も含めて(作文は別)、実は国語の正解の見つけ方は一つしかありません。
それは、「本文のここに書いてあるから」!
解答したとき、自分ではっきりとこれが言えれば、その問題は必ず正解です。
細かく説明すると長くなるので今回は省きますが、国語という教科はそうしなければ誰もが納得できる公正な正解が作れない性質なのです。
これは覚えておくといいですよ。
大問3は物語になっています。
物語を読むときは登場人物と場面に注意してください。
読み終えたときに誰がいたか分かるように、新しい登場人物が出てきたら印をつけましょう。
そして、その人がどのような性格で、どのような身分立場で、何をしているのか気をつけながら読みましょう。
また、登場人物同士の関係も重要です。
そして、その人たちがどういう流れでそれぞれの行動を起こし、言葉を発しているのか考えてください。
言動はその登場人物の心情を知る大きな手掛かりになります(心情を問う問題は国語の定番です)。
また、時間と場所が変われば場面が変わったということになるので、場面が変わったと思ったら、そこに線を引いてください。
場面が変わると人々の立場や考え方が変わりますから注意しないといけません。
以上のことを念頭に置きながら読み進めると、登場人物の心情も分かりやすくなります。
また、物語の中の表現を問う問題は、選択肢の表現の部分のみに注目して、それ以外の感想的な部分に惑わされないようにしてください。
基本的に全て選択問題です。
選択問題の解き方にはコツがありますが、今回は省略します。
勉強法としてはやはりたくさん文章を読み込むことです。
上記の内容(本当はそれ以外もあるのですが)をいつも意識して読み、どうしてそれが正解なのか自分で説明できるように考えながら問題を解いていってください。
ある程度要領が分かったら、後はたくさん問題を解いて、実戦を通して解き方を身に付けてください。
「習うより慣れろ」です。
大問4
大問4は論説文形式の問題です。
物語はなんとなく感覚で解ける場合も多く、受験生も比較的正解が見つけやすいようですが、論説文になると急に正答率が下がります。
多くの受験生は文章を見ただけで、その中の目立つキーワード(例えば「哲学」「環境問題」)を見ただけで、自分はお手上げと思ってやる気をなくしてしまいます。
戦う前から自分で負けを認めるようなものです。
見た目に騙されて、自分自身に無理だという印象を出だしてしまえば、解けるものも解けなくなってしまいます(この見掛け倒しの問題は他の教科でもよくあります)。
先ずは心理面でビビらないように、そのためにはやはり練習が第一。
論説文の要は文章全体の流れです。
筆者がどのような流れで、読者に自分の主張を解説し受け入れられるようにしているか。
つまり、論の展開が重要になってきます。
これを掴むのに一番良い方法は「段落ごとにタイトルをつける」です。
段落はまとまった内容の塊で、その一つ一つに意味があり、それらが相互につながって全体として説明がなされるのです。
読みながら、自分で段落の上にタイトルを書いていきましょう。
そして、読み終わったとき、そのタイトルだけを続けてみると、その文章がどのように展開し、何について書かれているのか、簡単に分かります。
「○○についての問題提起」「××になる例」「△△と対立する意見」などのように簡単なもので大丈夫です。
論説文は筆者が読者に自分の考えを受け入れてもらおうと工夫を凝らして書いているので、元来内容は明確で分かりやすいものです。
全体の流れを把握することは、ここを理解することになります。
もう一つの注意点は指示語です。
指示語が出てきたら、必ず自分で何を指しているのか確認しましょう。
指示語の内容の見つけ方にもコツがあるのですが、長くなるので今回は割愛します。
しかし、多くの問題は取り上げる傍線で示した本文部分に指示語を含んでいます。
指示語の内容がしっかりと分かっていないと、答えるときに選択肢が何を言っているのか分からなくなるので気をつけましょう。
また、本文内の特定の語句、特別な用語には必ず説明があります。
筆者が疑問を提示して、それを筆者自身が答えるというのも論説文ではよくあるパターンです。
こういった説明や答えを問う問題もよくあります。
問題で聞くということは必ず本分のどこかに「答え」が書いてあるということなので、文や文章の前後関係をしっかりつかんでください。
そうすれば、どこにその「答え」があるか分かってくるはずです。
そして、受験生が最も苦手とするのが、本文の内容に絡めて出される二百字作文です。
ここも細かく話すと長くなりますので要点だけ話します。
他の教科も同じですが、記述問題は部分点があるので必ず何か書いてください。
白紙は0点ですが、何か書けば1点でもあるかも知れません。
この1点が入試では結果を左右することがあるので、1点にこだわることを忘れずに。
先ず、問題をよく読んで、自分が作文で満たさなければならない条件を確認してください。
原稿用紙の使い方、字数制限(基本的に八割以上書く)、それから毎回「自分の意見と具体的な体験や見聞を含める」というのが入っています。
何も用意しないでいきなり書き出すと、必ずまとまりのない意味の分からない文章になります。
毎回出題パターンは同じなので、条件に従い前もって作文のフォーマットを決めておきましょう。
この場合は自分の意見の段落と体験見聞の二段落構成でいいと思います。
字数は意見50字、体験見聞150字くらいでいいでしょう。
こうしてある程度内容を決めてから書き始めてください。
条件さえ満たしていれば、自分の書きやすいように自由に書いていいのだから、これはラッキー問題です。
面倒くさがらずに必ずやりましょう。
ただ、限られた時間内に二百字作文も書くには練習しないといけません。
過去問などをやる時も必ず挑戦し、できれば誰かに見てもらい(受験生の友達と見せ合ってもいいです)アドバイスをもらってください。
作文も書けば書くほど要領がつかめ、時間内にできるようになります。
実は作文は平均点が低く、でも書き方さえ分かってしまえば高得点を取るのは容易なので、是非できるようになってほしいです。
大問5
最後は古文の問題になります。
昔の和歌や漢文、文学などに触れはしますが、実は純粋な古文の試験ではありません。
どちらかというと、古文を利用した鑑賞文または論説文です。
だから、本格的に古文の勉強が必要という訳ではありません。
学校で習った程度の基本的な内容を押さえておけば大丈夫です。
それよりも重要なので、古文を解説または意見交換している部分で、ここが問題の中心になります。
問題の多くはこの部分を正確に理解していれば解けます。
古文の原文と現代語訳が出ているときは、お互いを比べると簡単に答えが見つかります。
問題自体の難易度はそれほど高くないので、大問4のところで述べたような点に注意しながら読解を進めてください。
「この古文を引き合いに出すことで筆者は何を言いたかったのか」という点を常に考えながら読みましょう。
短期間で点数を上げたい人は、是非国語を頑張ってください。
紙面の関係上細かい点までは触れられませんでしたが、国語はコツさえつかめば正解を見つけるのは、実は一番簡単な教科です。
そして、そのコツはいつも同じで決まっていて、それさえ分かってしまえば後は練習を繰り返すだけです。
そうすれば、やっていくうちに徐々に問題が解けるようになります。
自転車の乗り方が分かったら、後は練習を積めば乗れるようになるのに似ています(練習しなければいつまで経ってもできるようにはならないのですが、この点も同じですね)。
以上のことを留意し、受験生の皆さんには国語を入試の得点源にしてほしいと思います。
2022.11.01
都立高校入試問題の傾向と対策:数学編
受験生の皆さん、勉強は順調に進んでいますか。
この時期、受験勉強もいよいよ佳境に入ってきたのではないでしょうか。
今回は取り組高校の入試問題について、その傾向と対策を考えてみたいと思います。
紙面の制約もあるので細かくはできませんが、一般的に抑えて置く点をお話します。
今回は数学編です。
他の教科も順次書いていきますのでお楽しみに。
都立高校の数学の入試問題は五つの大問で構成されています。
大問1
ここでは正負の計算、文字式、1次方程式、2次方程式、連立方程式、確立、図形の角度、作図、度数分布表など、中学三年間で習った基礎的な問題がほぼ全ての分野から一つずつ出されます。
どれも基本的な問題なので難易度は低いです。
しかし、注意しなくてはいけないことは、この大問1だけで100点満点中45点くらいを占めます。
半分近くがここで決まるのです。
だから、多くの塾ではこの大問1を非常に重視しています。
簡単だからこそ全問正解したいところで、多くの受験生ができる問題ばかりなので、ここで落とすと順位が大きく後退します。
特に数学が苦手で高得点を狙えない受験生は、大問1に集中して勉強することをお勧めします。
つまり、基礎の確認です。
ここをしっかりやって基礎得点を上げてから、他の問題に取り組みましょう。
学校の教科書やワークの基本問題をやり込んで、どの分野も答えられるようになってください。
特に作図はある程度パターンや使う作図は決まっているので、たくさん問題をやって経験値を上げてください。
作図は結構苦手な生徒が多いので、逆に言うと、できればみんなと差をつけやすいということです。
だから、作図もしっかりやりましょう。
大問2
ここでは数式を利用して説明させる問題がでます。
図やストーリーを使って問題が出されるので、先ずゴールが何なのか、そしてそこにたどり着くまでに何が必要かを意識して考えましょう。
この説明系の問題も多くの受験生は苦手としていますが、説明の仕方・パターンが分かると意外と簡単です。
問題で示されている要素を文字や式に置き換えて、後は問題の指示に従って計算を展開し、最後に結論の形になればOKです。
実は、分かってしまえば全く難しくなく、書き方も決まっているので嫌がらず、是非できるようになってほしい問題です。
大問3
ここではグラフを使った問題が出されます。
座標や式を求める問題、三角形などの図形の面積を求める問題、求める座標を”t”と置いて解く問題などが出ます。
3問中最初の一問は必ずできてほしいところです。
ここは一次関数や二次関数を利用して座標を求めたり、条件に従ってグラフの式を求める問題なので、比較的簡単です。
学校の教科書やワークレベルの問題なので、できなくて順位を落とすことのないように気をつけてください。
できれば2問目も解けると、試験を優位にすることができます。
難易度は確かに上がりますが、それでも一般的な受験生に手が届かない範囲の問題ではないので、可能であれば取ってほしい問題です。
最後の問題も準備をきちんとして、これまで習ったことを確実に身に付けている受験生であれば、難しいですが解けないこともない問題です。
等積変形や直線の式の求め方、座標の求め方をよく勉強しておいてください。
大問4
大問4は空間図形の問題になります。
ここでは先ず、合同や相似などの証明がよく出ます。
証明は多くの受験生が嫌がって書きませんが、ここは1行でもいいから何か書きましょう。
白紙では点数は尽きません。
記述問題は部分点が大事なので、「△ABCと△DEFについて」「条件(仮定)より ○○=××」など、約束事を書くだけでも違います。
完全な正解は難しいかも知れませんが、部分点を狙いにいってください。
証明は何度も繰り返し練習しましょう。
苦手な人は答えを見ながら出構わないので、実際に紙に書いて、書き方を覚えましょう。
次が角度の問題ですが、ここも落としてほしくないところです。
対頂角、同位角、錯覚、円周角の性質を利用したり、合同や相似の対応する画が等しいこと、内角と外角の関係などを上手に使って解いてください。
前の問題が誘導になっていることもありますので、「なぜこの証明をさせたのだろう」と考えればヒントになるかも知れません。
いろいろ工夫が必要な問題ではありますが、慣れてくると気づきもできてきます。
いつも同じですが、たくさん問題を解いたもの勝ちです。
最後が辺の長さを求める問題。
ここでは三平方の定理や相似などを利用して解く問題が多いです。
相似などを使って辺に比を利用して解くのが苦手という生徒も多く、やはり、徹底的に練習して比の考え方に慣れる必要があります。
さすがにこの問題は正答率が低く、上位校でなければ後回しにしてもいいかも知れません。
大問5
最後は空間図形の問題が2問です。
第2問目はなかなか難しく、解ける受験生も少ないので、場合によっては他の問題に集中した方がいいかも知れません。
動点を使ったり、断面を使ったり、立体を分割したりして、体積や辺の長さなどを求めます。
事前に多くの問題に触れて様々なパターンを経験していれば、試験中に解法を思いつくかも知れませんが、何もなしでは先ず無理です。
よって、大問5では1問目を頑張りましょう。
ここは数値などが固定されて聞かれるので、比較的考えやすいと思います。
空間図形なので、上から見た図と横から見た図を上手く組み合わせて考えると解けます。
展開したり、相似な図形を見つけて辺の比から求めたりできます。
これは取れない問題ではないので、できれば落とさないでほしいと思います。
目指す学校のレベルにもよりますが、自分がどの問題を解けるようになればいいか考えながら、過去問などをやってください。
時間が限られていますので、余計なことはできません。
必要な問題を必ず解いて落とさないように練習してください。
そして、練習はたくさんやればやるほど点数も上がります。
この点は、勉強は正直なので、それを信じて大丈夫です。
もっと細かい点も多々ありますが、とりあえず大雑把な傾向と対策としては以上です。
そして、都立入試に関して質問がある人は個別に受け付けますので、気軽にご連絡ください。
これから他の教科についても、都立入試問題の傾向と対策についてお話しますのでお楽しみに。
2022.10.30
明日はハロウィン!そもそもハロウィンって何?
最近は街中がハロウィンに彩られるようになってきました。
クリスマス、バレンタインデーに続き、日本でもハロウィンが定着しつつあります。
今年はコロナウイルスの影響でいつもの様に外に出る人は少ないのではないかと思いますが、それでもハロウィンを楽しみたいと考える人は多いようです。
ところでハロウィンとは何なのでしょうか。
単に仮装を楽しむ日ではありません。
ハロウィンはケルトのお祭りが起源と言われています。
10月31日はケルト人の大晦日に当たり、この日に秋の収穫を祝うお祭りが行われていました。
この一年の終わりの日の夜に、死者の魂がこの世に戻り、また魔女や悪霊が悪さをするとも信じあれ、悪魔払いの意味合いもありました。
時代が下り、このお祭りとキリスト教が融合してハロウィンになったと言われています。
11月1日は「万聖日(諸聖人の日)」というカトリックの祝日で、全ての聖人と殉教者を記念する日とされ、キリスト教でも死者の魂がこの世に戻ってくると考えられています。
魂が帰ってくるという意味では、日本のお盆に似ていますね。
この日にお墓参りをしたり、亡くなった人に祈りを捧げたりします。
なぜ仮装をするのでしょうか。
死者の魂と共に、悪霊や魔物もこの世にやってきて、この世の魂をあの世に連れて行こうとすると考えられています。
よって、お化けの格好をして仲間を思わせて、自分の魂が連れていかれるのを防ぐのです。
だから、女子高生やマリオやスーパーマンなどの仮装は意味なさそうですね。
「トリックオアトリート」はどうして始まったのでしょうか。
元々ヨーロッパで、仮想した子供たちが歌いながら、さまよっている魂のために、「ソウルケーキ」という干しブドウ入りのパンを一軒一軒訪ねらながら集める習慣がありました。
そして、何も差し出さないとこの子供たちや霊がいたずらをすると考えられていました。
1900年代初期にある子供が「Trick or Treat!」と言い出し、1952年のディズニーアニメの中でこのセリフが使われたことにより、世界中に広まったとされます。
仮装をする人は増えていますが、日本ではまだ家を練り歩いてお菓子を集める子供は少ないですな。
各家庭もお菓子を用意していなかったりして。
お菓子メーカーはハロウィンパッケージのお菓子を盛大に売り出していますし、お寿司など関係のない業界も便乗しようと頑張っていますね。
日本ではバレンタインデーと同じように商魂あってのハロウィンでしょうか。
お祭り好きで宗教に節操のない日本では、新たな騒ぎの口実としてハロウィンが広まって見えます。
日常に楽しみを求めるのはいいのですが、くれぐれも行き過ぎのないように、マナーを守って楽しんでください。
こうやって異文化も取り込んで、人々の暮らしも変わっていくのだと実感しています。
お化けにいたずらされないように気をつけて、皆さんもHappy Halloween!
2022.10.24
瞑想が勉強効率を上げ、生活をもポジティブに!
勉強には集中力が欠かせません。
勉強の効率を上げ、より深い学習を可能とします。
逆に、集中できないといつまで経っても勉強がはかどらず、勉強が終わらないから嫌気がさして集中力は更に低下する。
こういった負のスパイラルに陥らないためにも、集中力をコントロールできるようになりましょう。
ということで、今回は集中力を高める手段として「瞑想」に触れます。
仏教などでも重視される瞑想ですが、宗教などというと迷信めいて疑わしく思われるかもしれませんが、様々な科学的研究でその効果が実証されています。
そこで、私もやっている瞑想の仕方をご説明し、瞑想の効果を考えてみたいと思います。。
瞑想の仕方
瞑想というと難しく思うかも知れませんが、実は非常に簡単です。
しかも、時間もそれほど長くする必要はないので、勉強する前や寝る前などのちょっとしたときにやってもらえればと思います。
ここでは私流の瞑想をご紹介します。
先ず、イスでもベンドの上でも構いませんので、座ってリラックスします。
リラックスといっても具体的にどうすればいいか分からないと思いますので次のようにしてください。
背筋をのばします。
この時、あぐらでも正座でもいいので、自分が座っていて楽な状態にしてください。
そして、体の部分の重みを全てその部分の下側に置くようにイメージしてください。
こうすると余分な力が抜け楽になります。
手は膝の上に手のひらを上に向けて軽く開いて置いてもいいです。
また、へその下3cmくらいのところに心が落ち着く場所があるので、そこに手を当てて心を落ち着きやすくしてもいいです。
そして、頭の中で満月の夜の湖を想像してください。
風もなく静かなところで、夜空の満月が湖の水面に綺麗に映っている様子をイメージしましょう。
波立たず、鏡のように月が映っている状態を思い浮かべていくと、心が穏やかに休まり落ち着いてきます。
次のできるだけゆっくり、そして長く息を吐いていきます。
もうこれ以上息を吐くことができないというところまできたら、体を少し前傾させてください。
そうすると、もう一息吐くことができます。
そして、今度は同様にゆっくり長く息を吸っていきます。
同じく限界まで吸い込んだら、傾けた上体を少し戻しましょう。
そうするとまた、もう一息吸うことができます。
これを何度か繰り返してください。
最初はいろいろなことが頭に浮かんでくるかもしれませんが、やがてそれもなくなり感覚が鋭敏になり、身の回りのちょっとした音などが耳に入ってきたりするかもしれません。
しかし、それもだんだんなくなり、まさに「無」の中に自分がいるような感覚になってきます。
何を考えるでもなく、ただこの状態を維持してください。
10分ぐらいやれば十分でしょう。
1分でも、3分かなり違うと思います。
できれば毎日起きたとき、勉強する前、お風呂に入った後、寝る前など時間を決めると効果的です。
家の静かな場所で一人でするのがいいですが、慣れてくると雑踏の中でもできるようになります。
修行を積んだ仏教のお坊さんは、歩きながらでも瞑想ができるそうです。
瞑想が脳にどのような影響を与えるか
瞑想で頭がすっきりし集中力を高めるのですが、それはどのような仕組みか考えてみましょう。
脳の中には「海馬」と呼ばれる場所が存在し、そこで記憶などの情報処理が行われます。
つまり、ここを活性させることで記憶力を高め、学習内容が身に付きやすくなります。
この海馬という器官は非常にデリケートで傷つきやすいのですが、瞑想することによってダメージを回復できることが分かっています。
また、脳は何もしていないときでも活動しており、生命維持に必要な活動(心臓を動かしたり呼吸したり)を支えています。
この時も脳はエネルギーを消費し続けます。
瞑想は脳の活動している各部位の過剰な活動を低下させ、エネルギー消費を軽減させてくれます。
こうして余分なエネルギー消費を避けるので脳の疲労が軽減され、その結果集中力が高まり、ストレスも減り、ぐっすりと眠れるようになります。
このように瞑想の効果は、科学的に証明されているのです。
瞑想の集中力を高める以外の効果
1.ストレス軽減
毎日の生活の中で、多くの人はストレスを発散できずにため込んでしまっています。
現代社会においてストレスは大きな問題であり、それは今や子供でも同じです。
昔は子供はストレスを受けにくいと考えられていた時もありましたが、今はストレスにより子供も心身に弊害を抱えているという例が多々報告されています。
瞑想には深いリラクゼーション効果があり、これがストレスを軽減させ、日々の生活を豊かにしてくれます。
これで心が穏やかになり、洞察力が上がり、様々なことに気づけるのです。
この「気づける力」も勉強に欠かせません。
2.前向きな気持ちになれる
人生にはいろいろな出来事があり、中にはとても悲しく落ち込むこともあります。
「テストの結果が悪かった」「学校の成績が下がった」と生徒たちも毎日の勉強の中でつらく悲しい経験をし、時には「自分の将来はどうなるのだろう」と不安になったり絶望的になったりします。
終わってしまったことは変えることができないので、それをいつまで引きずってもその後の生活が良くなることはありません。
ここは気持ちを切り替えて、新しい日々に向かって努力するのが最善です。
しかし、後悔の念を抱いたままなかなかポジティブになれないのも現実です。
そんな時にも瞑想が役に立ちます。
瞑想する中で、自分の思考の癖に気づけ、自分のマイナス思考を見抜いてそれに囚われることが少なくなります。
今の自分を見つめることで、過去の後悔から抜け出し、今の自分を冷静に見つめ直し、今後どうすべきか前向きな考え方ができるようになります。
3.良質の睡眠を得られる
心が緊張していたり、不安な気持ちを抱えていたりすると、人はなかなか寝付けなくなります。
そんな時も瞑想は効果があります。
睡眠前に瞑想することで、寝つきが良くなり睡眠の質が上がるという研究結果もあります。
その研究によると感情が安定し、自分の感情と行動に関する評価も上がり、睡眠前の覚醒が低下したそうです。
また、瞑想では深く呼吸を行うので、これが副交感神経を刺激し、リラックス状態に入りやすくなります。
その結果、深く良質の睡眠が得られるのです。
人間はしっかりと睡眠を取らないと、肉体の疲労がたまり勉強や仕事のパフォーマンスが悪くなり、精神的にも落ち着かずいつもイライラしてしまいます。
良質の睡眠はこれらの問題を軽減してくれます。
更に、睡眠は記憶にも大きく関わっており、良質の睡眠を取ることで記憶が促進され長期的に維持されるので、毎日の勉強を定着させるのにも重要となってきます。
良質の睡眠を手にするためにも、瞑想を活用しましょう。
このように瞑想は脳へ作用に、脳の疲労を軽減すると同時に、脳の活力を挙げる効果を持っています。
よって集中力が上がり、その結果として勉強の効率は当然上がります。
ストレスを減らし、ポジティブな気持ちになり、十分な睡眠で心身ともに回復すれば、今後の勉強に対しても積極的でいられます。
こうして勉強を効率よく励めば、その結果はきっと良いものになるに違いありません。
瞑想は勉強だけでなく、日常生活においてもプラスの効果をもたらします。
勉強にいそしむ生徒だけでなく、大人の方々も仕事や生活を向上させるために瞑想を試してみませんか。
一日の数分で構いません。
瞑想が人々の心を変え暮らしを変えます。
2022.10.16
こどもにイラッと来たら
以前、子供に対してどうしてイライラするのか、その原因について議論してみました。
今回はイライラを感じたとき、どのように対処するべきかを考えてみたいと思います。
子供に対してイライラするというのは、自分の心に余裕がないからで、そのまま感情に任せて反応すると、子供の心を傷つけたり後で後悔するような行動になってしまったりします。
不必要にその場の雰囲気を壊したり、時には気まずい関係が長く続いてしまったりします。
子供の精神に悪い影響を与え、大きな問題を引き起こすきっかけになることもあります。
「あ、言い過ぎたな」なんて思ったことのある人は多いのではないでしょうか。
しかし、引っ込みがつかなくなって、結局はうやむやなままに日々の生活が過ぎていく。
このようにならないためにも、自分が子供に対してイライラしていると感じたとき(またはそうならないように)対処法を知っておくことは有意義でしょう。
1.先ずは一呼吸置きましょう
こんな時はたいてい冷静ではないので、客観的に物事を見ることができず、自分の一方的な論理で結論に至ってしまいます。
それが間違っていても、主観的にしか考えられないので「自分は正しい」と思い込み、子供に対して不適切な対応を取ってしまうこともあります。
必要もないのに、子供に対して怒ったり言い過ぎたり。
一度言葉や行動に出してしまえば、その事実は消えることないので、後で過ちを正すには膨大なエネルギーを必要とします。
そうならないためにも、最初の一手は非常に重要なものになります。
自分の判断が間違わないように、先ずは冷静になる必要があります。
言葉や手が出る前に一呼吸(深呼吸)して、頭に上った血を下げましょう。
イライラのピークは6秒などとよく言われるので、この6秒を乗り越えれば気持ちも落ち着き、心にゆとりも出てきます。
2.口にする前に頭の中で一周させて
そして、言葉を発するときは、頭に浮かぶ言葉をそのまま言うのではなく、一度頭の中で発して、その言葉がどのような結果を引き起こすか考えましょう。
自分の言葉が本当に的確なのかを判断する必要があります。
もし、それが間違った認識に基づくものであれば、言われた子供に負の影響を与えることになります。
「本当はそうじゃないのに、親は自分のことを分かってくれない」など、正当に扱われていないということは、本人の人格を否定することにつながり、時にはそれが大人へ対するむやみな反発になったり、自己否定につながったりします。
心の傷として残り、自分に対する自信を失うこともあり得ます。
そうなると、親の軽いつもりで発した言葉が子供の生涯に影響を与えてしまうことになり、その責任を考えると軽はずみな言動は控えないといけません。
このような過ちを回避するためにも、言葉を発するとき(特にこのような考える心の余裕がないとき)は一度立ち止まって、何でも構わずに言わないで、一度考えてみましょう。
3.時には言わない勇気、様子を見る余裕を持って
一度立ち止まって判断しろと言われても、イライラして頭に血が上っている状況では、まともに考えることもできないでしょう。
自分が正しい言動を取れているかどうか分からないときは、何もしないのもありです。
周りが見えなくなって誤解によって子供に間違った対応を取って、それがその子の心に大きな傷を負わせるくらいなら、何もしないでおく方がいいかも知れません。
時間を置いてじっくり考えてから、正しい対応をしてください。
イライラしてすぐに何とかしなくてはと思うのも理解できますが、焦りは禁物です。
しばらく様子を見て、状況を正確に把握した後、どのようにするのが一番いいか考えてから行動しましょう。
必要ならば感情的にならず冷静に子供に質問し、真実を見極めてからでも遅くはありません。
子供にイライラしているときは、言いたくてもその場で言わない方が良策ということもあります。
4.物は考えよう
子供に対してイライラして、ついつい不機嫌な態度を取ってしまう親は、実は子供に対する思いと責任感が非常に強いことが多いです。
その気持ちは大事ですし、何も間違っていません。
でも、その対応を誤ると大きな問題に発展することがありますので注意してください。
そこで、子供の態度などでイライラしているときは、この言葉を思い浮かべてください。
「物は考えよう」
考え方を少し変えると、これまで許せなかったことが許せたり、一度落ち着いて冷静に判断できるようになったりします。
目の前の問題に対して「自分がすぐに何とかしなくては」と考えるから焦ってしまう、自分の思い描く理想に現実がぴったりそぐわないからイライラしてしまうのです。
自問自答してみましょう。
「本当に自分がしなくてはならないのか、他の人に頼ってはいけないのか」
「現実は自分の理想の遠いでなくてはいけないのか」
今持っている自分の考えの根本を自分で問い直してください。
そうすると、実はそうでなくてもいいようなアイデアも浮かんできます。
「まあ、今は出来なくてもいいか」「まだ成長中の子供なんだから6割できれば上出来だ」「ここは良くないけど、ここは上手くやっているな、褒めてあげるか」「けがや命に関わる状況でないから、多少の失敗は目をつむり、いろいろ経験させてあげるのも大切だ」「ここは他の人に任せてもいいかな」など、同じ状況でも考え方を変えれば捉え方も変わり、対応の仕方も変わってきます。
そして、「イライラしても何もいいことがないし、その必要もない」と気づけば、心も楽になりゆとりをもって正しい対応ができるようになるでしょう。
5.一度発した言葉は戻らない
最後に、このことをよく思い出してください。
言葉はどのような意図であれ、一度口にすればそれは元に戻らないということです。
発した言葉はもう自分のコントロールから外れ独り歩きします。
時には自分の予期せぬ解釈をされ、誤解されたまま消えることなく次から次へと伝わっていくこともあります。
そして、誤りを訂正し正しく理解されるのは至難の業です。
莫大なエネルギーを必要とし、それでもうまくいかないかも知れません。
また、例え再認識に成功したとしても、それまでの過程で人々に与えた影響がなくなるとも限りません。
つまり、言いたいことは何かというと、言葉は非常にデリケートで恐ろしいということです。
だからこそ、その扱いは慎重でなくてはなりません。
一時の感情に任せて使ってはいけないのです。
自分の言葉が人に対して与える影響に責任を持たなければならないということを忘れないでほしいと思います。
イライラして普通でいられないときはなおさら、よく考えて言葉を選ばないといけないのです。
このことを肝に銘じていれば、きっと自分の発言に対して後悔することも減ってくるでしょう。
以上、子供に対してイライラしたときの対応について考えてみました。
このような平常ではないときに、冷静になって慎重に行動することはとても難しいです。
でも、自分のせいで子供の人生にマイナスの影響を与えてしまうということは避けなければなりません。
そのためにも大事なのは、普段からイライラしないで済むような、心にゆとりが持てる状態を作っておくことです。
「ものの考え方を変える」というのも一つの方法です。
そうすれば、少しは気が楽になります。
何もかも自分で背負い込んで焦らないでください。
完璧な子育てでなくてはならないと気負い過ぎないでください。
子供と同じように、親も成長するものです。
何度も何度も経験を積んだ親のプロなんていないのですから。
だから、思い通りにいかないと言って子供に対して怒る必要はありません。
大切なのは、子供のことをよく考え、愛情を持って接することです。
イライラは自分で作りだしているだけで、自分の心持しだいでなくなると考えてみましょう。
2022.10.09
模試は受ければ受けるほど結果が上がる! なぜ受けた方がいい?
受験勉強も佳境に入ってきました。
多くの受験生は模試を受けると思いますが、保護者も含めてその意義が分かっていない人が多く思われます。
模試は、志望校に対する合否判定をしてもらうためだけではありません。
そこで今回は、どうして受験生にとって模試が大事か考えてみます。
1.自分を知るため
模試を受ける第一の意義は自分の実力を知ることです。
自分の学力が分かれば、これから入試に向けて自分のすべき勉強も分かります。
模試を受ければその結果が図表で表されます。
自分はどの教科が得意で、どの教科が苦手か分かります。
資料を詳しく分析すれば、更に細かく各分野に対する得手不得手も分かります。
更に、解答一つ一つが合っているかどうかだけではなく、全体の正答率も記されているので、正答率の高い問題を自分が落としていれば、それは入試のときに大きな問題になります。
みんなができる問題ができていないということは、受験生の中での順位を大きく後退させることになるからです。
逆に、みんなができていない問題を落としても、順位への影響は少ないです。
つまり、自分がどの問題を解けるようになっていないといけないかが分かり、ここから自分の勉強すべき内容が明らかになってくるのです。
2.志望校の合否判定
もう一つ模試の大事な役割は志望校への合否判定です。
信頼できる偏差値や志望校判定は、高校受験で合格するための強力な武器となります。
確実な情報は合格のためには不可欠なのです。
だから、模試は受験生にとってとても重要なのです。
模試を受けた結果は資料としてまとめられます。
そこには志望校の合否判定が記されています。
A判定であれば合格ほぼ間違いないですが、実際にはBでも合格することがあります。
このB判定が取れるかどうかが一つの目安になるでしょう。
また、偏差値は受験生全体の中で自分がどのくらいの立ち位置にいるのかを示しています。
偏差値50であればちょうど中間で、ここから数字が大きくなればなるほどこの中央値から離れることになるので、上位に入っていることになります。
合格者数は決まっているので、偏差値から自分の立ち位置が分かれば、その合格人数に自分が入っているのか、後どれくらい順位を上げないといけないのかが分かります。
そして、それを基に、合格するため今の順位を維持ずる、または上げるために、自分が何をどのくらい勉強しないといけないのか分かるのです。
これは他の受験生も多く参加する模試によって初めて手にできる情報なので、受験生にとって模試を受けるということは必須条件と言えるでしょう。
この資料を基に、自分のすべき勉強が分かり、場合によっては志望校変更の決断を下すこともできます。
こうして、自分によりふさわしい学校を選ぶことができます。
大抵模試には自分が提出した志望校に対する合否判定だけでなく、試験結果から割り出される「安全校」「相応校」「努力校」も提示されるので、これらも学校選びの良い資料になります。
3.良問に触れて試験問題を解く考え方知る
模試の問題は厳選された良問ばかりで、しかも毎年の入試分析に基づくものなので、実際の入試問題に似た形式で出されます。
入試問題のパターンを知っていれば、本番で驚き慌てることもないでしょう。
しかも、模試でできない問題があれば、そこを重点的に勉強すればいいことも分かります。
言い換えれば、模試で間違えても、それをきっかけに勉強すれば、効率よく実力を伸ばすことができるのです。
また、入試ではそれまでやってきた学校のワークのような単純な問題だけでなく、一ひねりも二ひねりもある問題が出ます。
このような問題を模試を受けることによって、本番前に経験することができ、問題を解くための入試独特の考え方を知ることができます。
多くの入試では、難易度の高い問題は非常に難しく、試験会場で初めて目にしてから自分で解法を見つけ出すことはほぼ不可能です。
だからこそ、事前に多くの模試を受ければ、多くの入試に役立つ解法を知ることができるので、模試をたくさん受ければ受けるほど、入試には有利になります。
特に難問において経験値を積むという意味でも、模試はとても有効です。
4.試験に慣れる
模試をたくさん受けることは、試験会場の雰囲気に慣れることにもなります。
いきなり本番では緊張し実力が十分に発揮できません。
入試のプレッシャーで問題用紙が白紙に見えてしまう受験生もいるとか。
いつもの学校のテストでは何の問題のない生徒であっても、入試の意味を考えると緊張して、普段ではありえないようなミスをすることがあります。
平常心で受験するためにも、できれば模試はたくさん受けてほしいです。
他の学校の生徒と一緒に受ける試験だからこそ、本番に近い状態でテストが受けられます。
これは学校内では不可能なことです。
だからこそ、受験生には是非模試を受けてもらいたいのです。
現実に模試をたくさん受けた生徒は、やはり点数もよく入試での合格率も高くなっています。
可能な限りたくさん受けることをお勧めします。
受験生にとって模試を受けることの意味を考えてみました。
模試は入試で合格するための様々な情報や経験を得られる場所です。
受験勉強をしている現在の自分が正しい方向に進んでいるかどうかも見極めることができます。
よって、できることなら定期的にたくさん模試は受けてほしいと思います。
一度や二度では十分な効果がありません。
また、模試を上手く利用すれば受験勉強の効率を上げ、より有利に入学試験を受けることができます。
先ほども述べたように、模試を受けてできた分野は十分身に付いていることになり、多くの時間を割く必要はなく、定期的に確認する程度でいいでしょう。
しかし、そうでない分野はしっかり重点的に勉強しないといけません。
両者の線引きも、模試を受ければはっきりしやすいと思います。
このように模試は受験生にとって非常に有用な道具です。
皆さんも上手に利用して、受験勉強を有利に進めてください。
葛西TKKアカデミーは『Vもぎ』と提携していますので、こちらで受験申込ができます。
都内最大規模の高校受験用の模試になります。
受験生が最も多い模試なので、その結果もより本番に近いものになります。
また、受験後に届く結果をもとに、葛西TKKアカデミーで志望校選択や進路相談、受験勉強のアドバイスも受けられます。
お問合せ、申込は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
今後の日程は以下のようになっております。
都立vもぎ
10月30日
11月6日・20日
12月4日・11日・18日
1月8日・15日
都立自校作成対策もぎ
11月20日
12月11日
1月8日
私立vもぎ
12月6日
1月8日
席に限りがございますので、早目の申し込みをお勧めします。
2022.10.03
受験生が過去問をするのは重要!その理由をご説明いたします
受験をするには、高校入試であれば中学三年間分、大学入試であれば高校三年間分の勉強をしなくてはなりません。
学校の教科書やワークで習った内容を復習し、問題集をやって様々な問題を解いてみる。
必要であれば参考書や、最近ではアプリを利用するも生徒もいます。
そして、模試を受けて自分が志望校に合格するかどうか判定して、最終的に受験する学校を決めます。
そんな中で、多くの受験生がやるのが「過去問」です。
実際にこれまで入試において出た問題を集めたものですが、これをやります。
そこで、今回は受験生にとって過去問をすることがどれほど重要かについてお話したいと思います。
なぜ受験勉強で過去問を解いた方がいいのでしょうか。
その理由を議論したいと思います。
1.自分の実力が志望校合格に足りているか分かる
過去問はその学校でこれまで実際に出た問題なので、それをやってみて十分に解くことができれば、過去の入試において自分は合格していたことになります。
ということは、今回の本番でも同様に合格する可能性が高いということになります。
逆に、解いてみた結果が合格ラインに達していなければ、自分の現在の実力は不十分で、まだまだ勉強する必要があるということになります。
また、自分がどの教科のどの分野が不得意だとか、どのような問題が苦手だとか、どのような内容が良く若手いないとかが分かります。
そうなれば、自分はどこを重点的に勉強すればいいかわかり、勉強を効率良くすることができます。
自分がすべきことが分かれば、入試までの日数を考えて、いつまでに何ができるようにならなければならないかという勉強の計画が立てられます。
残された時間の限られている受験生にとって、勉強の効率化は死活問題なので、過去問はやった方がいいということになります。
2.受験校の出題傾向がわかり、対策を立てられる
大体入試において、学校は毎年同じような形式で試験を行います。
それぞれの学校がどのような問題を出すか知ることは、本番で自分が何をしなければならないかがある程度事前に分かるので、受験を有利にできます。
マークシート方式か記述式か、どういった順番で問題が出てくるのか、どのような内容も問題が出るのか。
出題の傾向が分かれば、前もって対策を立てることもできます。
良く出る分野は重点的に勉強しなくてはならないし、あまり出ない分野はそれほど力を入れなくてもいいでしょう。
出題傾向も全く分からないままで初見の問題を解くのは難しいです。
予め分かっていれば、これまで見たこともない問題に驚くこともなく、自分の持っている本来の力が出しやすくなります。
過去問をやるとよく気づくのですが、似たような問題が何回も出てくることがあります。
過去問をやって、しっかり勉強していれば、このような時に他の受験生より精神的に優位に立てます。
3.時間配分などの練習になる
よく試験では、時間が足りなくて問題が解けなかったということがあります。
時間があればできた問題を落としてしまうというのは、一点二点を争う入試において非常に痛いです。
自分が試験時間内に入試問題を全て解けるように、どのくらいじっくり考えることだできるか、どれくらい急いで問題を解かなくてはいけないか分かります。
それぞれの大問を何分で解かなくてはならないかが分かれば、過去問を解くときに時間配分を決めてから取り掛かれば、本番でも時間を上手に使って受験ができます。
例え全問解くのは無理だとしても、どのように時間を使い、どのような順番で問題を解いていけば最も多く答えることができるか考えられます。
「自分がすぐに解ける問題から解いていく」と言うのは受験の鉄則ですが、過去問で時間を気にしながら解いていけば、本番で問題を見たときに自分が解くのに何分かかるか予測でき、先にその問題をやるべきか後回しにするべきか判断できるようになります。
このように入試問題に対するペース配分も、合格にはとても大事なことです。
4.過去問を利用して受験勉に役立てる
過去問をやって正解していれば問題ないですが、そうでなければ勉強が足りていないということです。
解説をしっかり読んで、もう一度解いて、本当に解けるようになるまで練習しましょう。
こういった勉強の穴を見つけるのにも、過去問は役に立ちます。
「問題やって丸つけして終わり」という人も多いですが、実は問題をやるのは勉強のきっかけを作るためで、勉強の「終わり」ではなく、むしろ「始め」です。
そして、過去問を五年分、模試などの類似問題を五つ以上やれば、大抵どの教科も全分野をカバーすることができます。
また、重要な内容は何度も繰り返し出てきますので、やればやるほど必須な内容に触れる機会が増えて、重要項目をしっかり勉強して身に付けることができます。
今の実力を知るだけでなく、現在の実力を更に伸ばすために、過去問をすることは非常に意義があります。
5.本番の疑似体験ができる
きちんと時間制限を決め、周囲の環境も過去問に集中できるように整えれば、本番の予行練習ができます。
本番と同じようなプレッシャーの中で、自分はどれだけ平常心で焦らずに問題に取り組めるのか、つまらないミスをしないか、自分の弱点は何か分かります。
模試も同様に本番に近い状況で問題を解くので、数をこなせばこなすほど慣れてきて、ちょっとしたことにも動揺せず、より自分の持っている力を発揮することができます。
このように事前に本番と同様な経験をしていれば、本番では心を落ち着かせ、集中して問題を解くことができるでしょう。
過去問をするタイミングとその量は?
三年間の勉強内容の確認が終わったら、過去問や類似問題、入試本番を意識した問題に取り掛かってください。
基本的に夏休みまでに三年間の勉強を終わらせて、二学期からは本格的な受験勉強に入った方がいいでしょう。
よって、どの時期に三年間の学習を終えているかが重要なカギになります。
二学期の中盤でも三年分の勉強が終わっていないようなら、少し遅いです。
残りの時間を考えると、十分な準備ができない可能性が高くなります。
ということは受験に向けた勉強はもっと早くから始めないといけないのですが。
そして、過去問をやるようになったら模試もどんどん受けましょう。
入試の練習になるだけでなく、自分の実力がどのくらいついてきているか、後どのくらい努力が必要か分かります。
また、過去問のボリュームですが、最低でも三年分はやった方がいいです。
できれば五年分くらいはほしいです。
それ以上昔の過去問になると、学校によっては内容や傾向が異なっている場合もあるので注意してください。
そして、過去問を解いたらすぐに採点をしてください。
時間が経っていないので、マルをつけながら自分がどうしてそのような間違いをしたのか思い出すことができます。
ミスの原因が容易につかめ、受験対策に役立てることができます。
また、問題を解くときの苦悩や辛さが見直しをしたときに頭に残って、まだ強い印象を保っているのでエピソード記憶として、問題内容が頭に長く残るようになります。
時間が経ってしまうこと、これらは失われてしまうので、過去問をやったらすぐに採点し、間違った原因を突き止め、解説を読んでしっかり理解しましょう。
良い問題集は解説が細かく丁寧で、これをしっかり理解して勉強するだけで、かなり力がつきます。
こうして、間違った問題を一つずつ解決していけば、本番では間違わなくなります。
別の言い方をすると、問題を間違えれば間違えるほど、自分の実力を伸ばすことができるということです。
更に、過去問は一回で終わらないようにしましょう。
繰り返すというのはいい勉強法で、回数を重ねるごとにどう解いていいか分かってきます。
前回よりも良くなるのが実感できるので勉強の励みにもなります。
「同じ問題をやっても意味があるのか」と疑問に持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、案外やった問題ってできないものです。
今年もかなり押し迫ってきました。
受験生はもう、学校で習う内容を自主的に終わらせ、本番に近い環境で過去問を解いてみましょう。
模試も含め本番に近い形式の問題をどんどん解いて腕に磨きを立てる時期です。
学校の勉強をまだ終わらせていない受験生がいれば、それは遅いですから気をつけてください。
そして、本番に近い内容の過去問や模試を受けましょう。
自分の弁用に役立てるだけではなく、リハーサルとして本番に実力を全て出し切るために頑張りましょう。
受験生の皆さん、大変とは思いますが、あともう少しです。
何か困ったことがあれば、葛西TKKアカデミーを頼ってもらっても構いません。
できることは何でもして、入試がうまくいくようにお手伝いいたします。
応援しています。
2022.10.03
テスト当日、試験開始までにすること
明日から中間テストの学校もあるようなので、今日はテスト前にすることを考えてみます。
勉強に関して前日までにやっておくこと
本来はテスト前日まで頑張って勉強し、テストの準備を十分整えてからテストを受けるべきです。
課題が終わっているのは当然のことです。
ワークで間違った問題や分からなかった問題は確認し質問し、必ず解けるようになってからテストを受けて下さい。
もちろんテスト勉強はこれだけでは十分でなく、学校の教科書、ノート、プリントも全て確認しなければなりません。
だから、授業のノートを取るのは必須なのですが、できていない人は友達に見せてもらい、必要ならコピーをしてください(必ず友達の許可をもらってから)。
そして、次からはきちんと自分で授業のノートを取ってください。
以上のことをやってから最後の確認として、学校の教材以外の問題集などを解いてください。
勉強で習った内容を習得するにはインプットばかり言及されますが、実はアウトプットが大事なのです。
実際に問題を解いてみることが習得を促します。
分かっているつもりでも実は分かっていなかったところも見つけ出すことができます。
よって、学校の教材以外の練習をした方がテストの点も良くなります。
課題を終わらすので精一杯という生徒はたくさんいます。
これだけでは不十分なので、満足のいく点数には達しないと思います。
しかし、最低限これだけはやらないといけません。
課題を出さないと評価が更に落ちますから。
この課題に対する議論は、また別の機会に行います。
「ノー勉」でテストを受けるのはNGです。
勉強に関して当日の朝すること
テストの前日までにやるべきことは全て終わらせ、前日は早く就寝してください。
十分な睡眠を取らないと、実力も発揮できません。
できれば前日は勉強をしないで、ゆっくりリラックスし早く寝た方がいいです。
どうしても勉強が気がかりという人は、早寝早起きをして学校に行く前に勉強しましょう。
もしくは、いつもより早く学校に行って、テスト開始まで学校で勉強をするものありです。
前日の深夜に、疲れているのに無理やり起きて勉強するのは逆効果です。
前日の徹夜勉強はお勧めできません。
若いからできなくはないでしょうが、それほど効果はありませんし、長期的に見てもよくありません。
それならば、いっそのこと早く寝て、疲労を回復させてから勉強した方が、頭もスッキリしていいです。
当日の朝は、とにかくこれまでやったことの確認作業をしましょう。
新しい問題に手を出す必要はありません。
習った内容を教科書などでざっと見直して、「ああ、こんなことがあったな」「この問題はこうやればよかったな」などと確認をします。
ワークなどで解けなかった問題だけ見て、頭の中で解き方は分かっているか、自問自答しましょう。
もし、いまいち解き方が思い出せないようならば、実際に一度書いて解いてみましょう。
やってみれば意外と思い出せるものです。
通学中、テスト前、休み時間に勉強
バスや電車で登校する人は、その乗車時間も良い勉強時間になります。
徒歩で通う人も、歩きながら勉強できなくもありませんが、くれぐれも人や車などに注意してください。
自転車の人は登校中の勉強はしない方がいいです。
危険ですから。
早く学校に着くことに集中し、着いてからしっかり勉強してください。
移動中にする勉強は、単語や用語の確認がいいです。
単語集や用語集を見ながら一つ一つ分かっているか確認してください。
できれば、「何ページから何ページまで」などと目標を決めると、より集中して勉強ができると思います。
友達がいれば、お互いにクイズのように出し合いっこをして、勉強するのも良い方法です。
問題の出し合いは学校に着いてからも続けてやっていいです。
テストとテストの間の休み時間も、テスト勉強に活用できます。
終わったテストのことはくよくよしても仕方ないので、気持ちを切り替え、「次のテストはいい点とるぞ」と言う意気込みで、最後の瞬間までを粘り強く頑張りましょう。
最期にワークや教科書にざっと目を通す。
友達と一問一答をやる。
問題の解き方を確認する。
短い時間ではありますが、一分一秒を無駄にしないように。
ひょっとしたら、ここで目にしたことがテストに出るかも知れません(意外とよくあります)。
勉強以外で気をつけること
テストまであまり時間がないので、勉強も大事ですが、ベストコンディションに持っていくことも考えましょう。
先述した通り、テストの前日は遅くまで勉強せず、ゆっくりお風呂に入って早く寝ましょう。
直前に慌てて付け焼刃をしてもそれほど効果はありません。
むしろ体調を万全にし、実力が100%出せることを考えた方がいいです。
いくら勉強しても、体調を崩して自分の力が半分も出なかったでは話になりません。
お風呂で心を落ち着かせリラックスし、十分な睡眠で疲れを癒して、心身ともにベストな状態になるように努めてください。
と言うことは、前日より前にテスト勉強ですべきことは全て終わらせなければならないということです。
そのためにも計画的にテスト勉強をしてください。
前日は早く就寝し、当日は早く起きましょう。
先ほど述べたように、最後の確認作業をしてもいいですし、そうでなくとも早く起床することは有意義です。
寝起き直後では、まだ脳も働かず良いパフォーマンスはできません。
脳が本格的に活動するには時間が掛かります。
できれば遅くともテスト開始二時間前には起きましょう。
そして、窓を開け太陽の光を浴びてください。
こうすることで体内時計がリセットされ、体のリズムが整いいろいろなことがスムーズにできるようになります。
朝食を抜くということは絶対にしてはいけません。
睡眠中一切栄養を取っていない体はガス欠状態です。
燃料補給しないと、しっかり体が動きません。
朝食を取ることで脳内もリセットされ、すっきりとした新鮮な気持ちでテストを受けられます。
かと言って、食べ過ぎはいけません。
消化に血液を奪われ過ぎると、脳内に血液が不足し、酸素と栄養が十分にいきわたらなくなります。
腹八分目がいいでしょう。
また、消化の良いものを食べるようにしてください。
テスト中にお腹を壊しては大変です。
集中したくてもできず、実力が出せません。
消化しやすく栄養バランスの良い朝食を心がけましょう。
以上、テスト当日の過ごし方についてお話しました。
ギリギリまであきらめず勉強するのは大事です。
しかし、それも体調を崩さない程度にとどめてください。
勉強も大事ですが、それ以外の点も重要です。
テスト当日だからこそ、最後の最後でこけないように注意してください。
皆さんのテスト結果が良いものであるように祈っています。
2022.09.27
大人の何気ない言動が子供に悪い影響を与えているかも(その二)
2022/09/25
前回に引き続き今回も、子供と接するとき親(大人)が悪影響を与えないように注意すべき点を考えていきます。
学ぶ立場にある子供たちは、周囲の大人から多くの影響を受け、それが彼らの人間形成を左右することもあります。
子供たちの健やかな成長を願うならば、親を始めとする身近な大人は「自分の言動が子供に悪い影響を与えていないか」と常に考えて行動すべきです。
そこで、前回、親(大人)が子供に接するときに注意すべき点を三つほど触れましたが、今回は残り二点について述べたいと思います。
4.基本的な社会性のある行動をとる
前回、家庭で親が子供に「バカ」と言うと、子供も外の子供に対して「バカ」と言うようになるというお話をしました。
「家の中だから」「親子だから」と言って許されると思ってはいけません。
冗談のつもりでも小ばかにしたり敬意や思いやりに欠ける態度をとると、子供は内外の区別がまだ十分にできませんから、家の中で行われるのと同じ態度で他の人々とも接するようになります。
だから、「親しい中にも礼儀あり」ではありませんが、家にいるときから日常的に社交性のある行動を心がけましょう。
基本はあいさつでしょう。
「おはよう」「いただきます」「ありがとう」など基本的なあいさつはしっかりしましょう。
習慣として深く考えることもなく、自然に言えるように、家でも家族がお互いに挨拶をしてください。
最近、あいさつのできない生徒が増えています。
人見知りで恥ずかしいというのもあるでしょうが、そんなことなくなるくらい親は特に積極的にあいさつを実践してください。
家で習慣化したあいさつが外でも言えるようになれば、他の人との人間関係を良好に保つことができ、学校を含む社会生活をより潤滑に営むことができます。
人間関係の問題は社会に出てからも大きく、あいさつができないというだけで、周囲の人間から奇異の目で見られ、仲間外れにされたりしますから気をつけましょう。
また、暴力といかないまでも、子供をたたいたり、ちょっとどの過ぎるバツを与えたりするのも注意しいましょう。
よくケンカをする子供は、家庭内で親が言うことを聞かせるために体罰(罵るなどの言葉の暴力も含む)を受けていることが多いです。
子供に言うことを聞かせるとき、話し合いにより分かり合うのではなく、肉体的物理的な力、権力などの概念的力によって押さえつければ、子供は攻撃的になったり、神経質になったり、自尊心を失ったりします。
逆に、親が話し合いによって常に問題解決を心がけていれば、子供も相手の気持ちを理解し、交渉し、お互いの妥協点を見つけて協力して問題に取り組むようになります。
この能力は学校ばかりではなく社会に出てからも重要になるので、是非、上手に子供と話し合える関係を築いてください。
更に、マナーを守るというのも大切です。
先ほども述べたように、子供は見ていないようで実はしっかり大人を見ています。
「このくらい」と思ってマナーを守らないと、子供たちもマナーを守らなくなります。
マナーやルールを守らないと、子供に対して立場がなくなると同時に、子供たち自身も社会的ルールを軽視するようになります。
子供がマナーやルールを守って周りの人から敬意を持たれるように、親も見本となってこれらを大切にし、守っていきましょう。
5.子供の手本となる言動を常に心がける
上記のこととも関係してきますが、親(大人)は常に子供から見られているという自覚を持って、彼らの見本となり、期待を裏切らないように行動しなければなりません。
傍若無人はよくありません。
「このくらいはいいだろう」というさじ加減は、子供には分かりません。
よって、彼らが正しい行動がとれるように、いつ彼らに見られても恥ずかしくないように、自己を律し分別のある行動で、彼らの道しるべとなる存在であってほしいです。
「大人はいいけど、子供はダメ」と言う説明では子供は納得しません。
毎日の生活の中でのちょっとしたこと、例えば、感謝の気持ちを示すとか、他の人に親切にするとか、困ったときはお互いに助けあうなど、を子供たちの前でも示せるように努めてください。
物を渡すとき両手で渡し、両手で受け取るなどの些細なことでも、その人の人格や品の良さを相手に伝えます。
そういった良き振る舞いを子供たちが身に付ければ、その品格が子供たちに多くの人をひきつけ、彼らの人生に多くの利をもたらすことでしょう。
それに反して、大人のだらしない面を子供たちが目にし、それを真似てしまったら、彼らは人から距離を置かれ、社会の中で孤立するかもしれません。
何気ない行動が子供に与える影響を考慮に入れるなら、親としては自分の行いをもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
行動と同様に言葉遣いも大切です。
親の言葉遣いが悪ければ、子供の言葉遣いも悪くなります。
親が他人の批判ばかりしていれば、子供も他人の悪口ばかり言うようになります。
言葉は一度発してしまえば独り歩きしてしまいます。
だから、発言には慎重になり、言葉を選んで丁寧に話しましょう。
「約束を守る」と言うのも大事です。
子供との約束だからと、いい加減に考えないで、約束を守るために全力を尽くしましょう。
守れないときは素直に謝りましょう。
大人が約束を守らなければ、子供も約束を守らなくなります。
約束は社会のルールや法律にもつながり、これらを尊重し守る気持ちがなくなってしまえば、社会生活に大きな支障が出ます。
例え小さな約束でも必ず守ってください。
これらは子供の社交性の発達に大きな影響を及ぼします。
そして、社会に生きる人間にとって、人生での他者との交流が重大な意味を持つならば、人生の先輩である親は自分の子供のためにも良き手本となれるように気をつけましょう。
以上、親(大人)として子供に接する際に気をつける点を考えました。
確かに親以外に、子供は多くの人間と交流しながら大きくなっていきます。
誰からどのようなことを学んで大人になるか分かりません。
しかし、親は一番身近な存在であり、他の人と比べ子供に与える影響力は絶大でしょう。
大人の悪いところを真似て身に付けてしまっては大変です。
また、大人との心無い接触が、子供たちの心に傷を負わせ、精神が歪んでしまっても困ります。
ならば、この瞬間だけでなく将来のことも見据えて、今の接し方で本当に大丈夫か再検討し、必要であれば自分の行いを改めてほしいと思います。
そこで発生する面倒や失われる私利もあるでしょうが、ここは子供のためと考え改善していきましょう。
2022.09.26
子供にイラッ!その原因は?
子育てをしていると、ついつい子供の言動にイラッとすることもあります。
その瞬間、頭に血が上って感情的になり、怒鳴らなくてもいいのに大きい声で子供を非難してしまう。
そして、少したって冷静になると「やってしまった」と後悔の念に駆られることはありませんか。
分かっていても「つい」イラッとしてしまう。
その原因は何でしょうか。
もちろん、個人個人の考え方や状況が異なるので一概には言えませんが、今回は一般的によく言われているものをいくつか挙げていきたいと思います。
1.子育てが自分の思い通りにいかない
これが一番よくある原因ではないでしょうか。
「子供が親の言うことを聞かない」、「予定通りに物事が進まない」「想定外のトラブルが発生する」など。
自分の考える理想の子育てが頭の中にあり、それ以外は妥協できないと考えている人は特に、「こんなに頑張っているのにどうして上手くいかないのだろう」と現実とのギャップに落胆するでしょう。
そして、自分の理想があるからこそ、「自分の子供もその型にはまっていなといけない」と子供に期待してしまい、それにそぐわなかった時、子供に対して余計にイライラしたり怒りを感じたりします。
しかし、子供は人間です。
それぞれに人格や個性、考え方があり、それは親とは同じではありません。
親が思った通りの結果にならないのは当然と言えます。
ましてや、人間としてまだまだ発展途上にある彼らは、親がいくら説明しても理解できないことは非常に多いです。
この事実を理解し受け入れられないと、子育てにおけるイライラは解消されることは難しいでしょう。
固定概念い囚われず、常に完璧を目指すのではなく、「子育てとは思い通りにいかないもの」と現実を受け入れ、6割上手くいけば大成功くらいの軽い気持ちでいた方が、プレッシャーも減り気が楽になります。
子供を自分の型に無理やり押し込めるのではなく、状況に応じて臨機応変に対応できることを考えが方がいいでしょう。
2.周囲からの支援がなく孤立している
昔なら大家族で、育児の負担は母親だけでなく、祖父母や兄弟、時には親せきや近所の人々が関わって、地域社会全体で子育てをする光景がよく見られました。
しかし、核家族化が進み、ご近所との触れ合いも少なくなってきた現代の社会においては、子育ての負担をこれら人々に分散されることがなくなってきた分、時には母親一人が背負うという状況も頻繁になっています。
子育ての責任を全て母親が負って、誰からの支援も受けられず、プレッシャーに押しつぶされそうになったとき、人間はイライラせずにはいられません。
孤立し、心が疲れ、ゆとりがなくなっているのです。
相談や共有することができす、不安や不満、心配などを自分の内側にどんどんため込んでしまうと、精神的に不安定になりイラついてしまいます。
特に親子だけの家庭が主流である現在、夫の支援が受けられるかどうかが、母親の心理状態に大きな差を生みます。
夫が子育てに協力的であることは、肉体的に子育てへの疲労を軽減させるだけでなく、病気などのいざというときは夫に任せられるという安心感にもつながり、イライラをなくすのに大きく貢献します。
先ほども述べたように、夫婦以外のサポートが期待できないとき、これは重要な意味を持ちます。
夫婦関係に関して言うならば、夫婦間の不和も子育てのイライラを助長します。
そして、この不和は子供も感じ取り、その成長(特に精神面)において多大な影響を与えてしまうので、ぜひ注意してください。
例えば、受験を控えた生徒に夫婦喧嘩や離婚などという問題がどれほど大きな影響を与えるか想像してみてください。
3.子供の行動や感情に過剰に反応してしまう
精神的に未熟な子供たちは、自分がどうしていいか分からずパニックになったり、社会的に期待されることとは違うリアクションをしてしまうことがあります。
経験の少ない子供たちは適切な対処法を知らず、短絡的に暴力をふるったり口答えしてしまうことがあります。
もしくは、反対にすぐあきらめたり落ち込んだりして、自分のうちに籠ってしまい、周囲を一切拒絶してしまうこともあります。
大人と同じではないからこそ子供の反応に驚き戸惑い、「予測できない」、「思っていたのと違う」と感じたとき、適切な対処方法がわからなくなり、イライラを募らせることになります。
理解できない人間を相手にすることほど不安で恐ろしいことはありません。
だから、余計に子供に対する反応が衝動的で敵対的になってしまいます。
そういう時は、「子供は時にはよく分からないことをする」と心の準備をしていれば、子供の予想外の反応でも受け入れやすくなります。
正しい、正しくないという判断をする前に、先ず抗わず現状を受け入れる。
そうすると、ゆとりが少しできるので客観的に状況をみることもできます。
そして、大人として大きな心で子供を包み、寄り添うようにして、子供がなぜそのような反応をするのか話し合いましょう。
そうすると子供も落ち着き、問題解決への糸口が見えてきます。
4.自身が疲れている
子育ては重労働です。
そして、24時間労働でもあります。
最近は共働きの家庭も多く、仕事と家事、そして子育ての両立をしなければならない親もたくさんいます。
子育ては労働基準法で定められている範囲外なので、当然過剰労働になり、心身ともに大変な疲労を伴います。
働き過ぎで疲れれば仕事の効率は悪くなり、思うようにいかなくなるので、イライラも増えていきます。
休息を取りたくても、親としては常に子供のことを心がけないといけないので、子育てのことを一切忘れて本当の意味で休むということはできません。
睡眠不足になり体調も万全ではなくなります。
それでも、子供のために働かないといけません。
このような状況では感情を制御し、子供に対してイライラしないというのは至難の業です。
何事にも子供が優先され、自分のことは後回しと言う環境では、自分の時間を取ることもできないので、趣味などで精神をリフレッシュして英気を養うというのも困難です。
結果、ストレスがたまりイライラしてしまいます。
5.ゴールが見えない、報われない
「ここまでやったら終わり」という明確なゴールがあれば、「あと少しだから頑張ろう」ということも可能です。
しかし、子育ては終わりの見えにくい仕事なので、心もうんざりしてしまいます。
「これだけやればこれだけの見返りがある」と分かれば、今は苦しくてもその報酬を期待して努力することもできます。
でも、子育てではいつどのくらい報われるかということははっきりしていません。
そうなれば気力も失せてしまうのも当然です。
苦労の割にすぐに手に返ってくるものが少なく、「自分は何のために子供を育てているのか」と疑問を持つようになってしまいます。
トラップにはまり抜け出せない感じがして、悩みノイローゼのような状態になることも。
そうすると理不尽や不条理を感じ、周囲に対してイライラします。
特に孤立した状態では、自分のことを本当に分かってくれる存在がいないので、ネガティブな面しか考えられなくなり、ちょっとしたことで子供に当たってしまうのも納得できます。
明確な区切り、具体的な報酬がないというのはつらいものがありますね。
子育てにおいて、親が子供に対してイライラしてしまうのは決して特異なことではありません。
むしろ、普通でどの家庭でもよくあることです。
だから、「イライラしてしまう自分は異常だ、間違っている」と必要以上に自分を責めないでください。
子供のことを一生懸命に考え、より良い人生を送ってほしいと願うからこそ、子育てが思うようにいかないときに不安やストレスを感じ、精神が不安定になってイライラするものです。
イライラを感じるのは、「子供のことを真剣に思っているからこそ」とも言えます。
でも、イライラした状態で怖い顔で子供に接し、何かと言っては怒鳴って叱りつけても、大抵いいことはありません。
今回の記事でイライラの原因を知った上で、より良い親子関係を築くための、そして、自分を上手にコントロールするための役に立ててもらえればと思います。
原因が分かれば対処法も考えられますし、イライラも軽減できると思います。
何十人も子供を育てた子育てのプロはいません。
みんな悩みながらぶつかりながら、試行錯誤四苦八苦して子供を育てています。
思い通りにいかないのは当然です。
苦労ばかりです。
お互いに助け合い、みんなで頑張ればイラつきも減り、よりうまく子育てができると思います。
だから、一人で何とかしようと思わず、時には外部に助けを求めてもいいと思います。
子供のために、そして、子育てに頑張る親であるあなた自身のために。
2022.09.26
大人の何気ない言動が子供に悪い影響を与えているかも(その一)
「子は親の鏡」などと言いますが、子供の考え方や言動が親に似てくるという意味です。
いつも身近に接する親が子供に与える影響は大きいものです。
子供の問題も、実は親の影響が原因であるこも多いのです。
今回は親の態度が子供に与える影響について考えてみます。
子供は親(大人)のことをとてもよく見ています。
分からないようにこっそりやったつもりでも、実は見られていたということはよくあります。
そして、子供は大人の行動を見ながら、自分の行動を行います。
良い行いならいいのですが、多くの場合は親の望まないような言動をしてしまいます。
注意しても「お父さんやお母さんもやっていたじゃない」と言われると、ぐうの音も出ませんよね。
「大人だからいいの」なんて無茶な理屈をつけても、子供は納得せず余計に大人への懐疑心を増してしまいます。
または、「大人は自分の都合のいいことばかり言う」と大人への信用を失う結果になることもあります。
「現実は理不尽なことだらけ」と教えてしまうのも悪くないですが、子供の精神的成長段階と説明の仕方に注意しないと、反って社会に対して失望してしまうかもしれません。
いずれにしても、子育てがやりにくくなるのは困ります。
こうならないためには、やはり我々大人自身が普段から自分の言動を律し、子供への影響を考えながら立ち振る舞わないといけません。
子供に接するとき大人が注意すべきこと
1.子供を一人の人間として対等に扱う
よく幼児や小学校低学年の児童に多いのですが、他の子供を「バカ」と言ったり、たたいたりする子供がいます。
そのような子供は、家庭で親から「バカな子ね、何でそんなことするの」と言われたたかれ怒られていたりします。
親としては何気なく言って、躾としてたたくかも知れませんが、そうされた子供は自分も同じように他者に対して同じ行動を繰り返します。
学びの基本は「真似る」ことなので、親のことをよく見て同じことをするのは成長においては至極自然なことです。
しかし、社会的立場などはまだ理解できないので、「大人はいいけど子供はダメ」という理屈は通用しません。
大人が「大人はいいけど子供はダメ」という考え方を持つのは、それが楽だからです。
そして、それを正当化させるのが「大人は上で指導し、子供は下でいいことを聞かないといけない」という上下関係の概念でしょう。
確かに、上下関係にしてしまえば言うことを聞かせるのは楽なのですが、子育てにおいて楽を優先させるといびつな事態が起きることが非常に多いので注意しないといけません。
親が支配的な姿勢ばかりとると、子供は委縮し人の顔ばかりうかがう神経質な性格になってしまう恐れがあります。
または、ほかの子どもに対して高圧的な態度をとるような子供になるかもしれません。
やはり、子供と接するときの基本は「相手を対等な一人の人間として尊重する」でしょう。
一人の人間として敬えば、子供も他の人に対して同じように尊敬の念を持って接するようになります。
とは言え、まだ人間として未熟な子供たちに対等に接しても、子供には至らないところが沢山あります。
そこは大人の余裕と言うか、大きな心を持って時には許し、時には諭し、子供が望ましい人間に育つように支えてください。
「対等」と言いつつ「子供」と言う点も考慮しないといけない、という非常に難しい対応を迫られるわけですが、それができるようになれば子供もきっと健やかに育つでしょう。
また、「相手を尊重する」態度は自分の子供に限ったことではななく、他の子供や大人に対しても同じで、他人の悪口を言ったり批判するのもやめましょう。
2.信念をもって一貫した態度をとる
同じことを子供がしても、ある時は何も言わなかったのに、別のときは鬼のように怒るなんてことはありませんか。
気分によって親の態度が一貫せずガラッと変わってしまう場合、子供はどうしていいか分からなくなってしまいます。
「前は良かったのに、なぜ今回はダメなの」と混乱し、安心して様々なことに挑戦できない子供になってしまうかも知れません。
先生や親の前ではとても「いい子」なのに、大人の見ていないところでは平気で悪いことをする「裏表のある性格」に育ってしまうこともあり得ます。
同様に、自分の子供と他人の子供で態度が変わるのも問題です。
「身内に厳しく他人にやさしい」と言うのは一つの美徳であり、他者をより尊重するというのは社会性を維持するには非常に重要なことです。
しかし、それが度を過ぎて他の子供ばかり褒めて、自分の子供を卑下するようではいけません。
特に子供は、自分を他の子と比較されると傷つくことが多いです。
そして、自分を過小評価するようになり、無力感から何でもすぐにあきらめたり、自分の存在価値を認識できないようになってしまいます。
ストレスと劣等感を感じ、他者をねたむようになるかも知れません。
人によって態度を変えるというのは処世術としてはありなんですが、まだ成長段階の不完全な子供にはそれはよく分かりません。
だから、子供の前ではなるべく一貫した正しい態度で接するように注意しないといけません。
3.子供の立場をしっかり理解する
次に注意しないといけないことは、状況をしっかり把握して行動することです。
ついつい状況から勝手に判断し子供を叱ったりしたことはありませんか。
実は誤解で真実は違っているにもかかわらず、言語道断で一方的に怒ったりしていませんか。
言葉は一度発すると独り歩きし、取り返しのつかないこともありますので、子供に対して何か言うときはいつも正しい状況判断をしないといけません。
難しいことかも知れませんが、一番いいのは子供の言い分もきちんと聞くということです。
そして、状況を一つ一つ明らかにしてから、子供を諭すように話をしてください。
この状況把握の過程で、子供も自分のしたことを正確に理解できますし、親も頭に上った血を下げて冷静に判断できるようになります。
その場の勢いで感情的になって子供を一方的に怒鳴りつけることは、子供に「自分は理解してもらえない」と言う印象を与えてしまいます。
「自分は悪くないのに」と大人に対する不信感を募らせるかも知れません。
慌てずにその場の状況、特に子供の立場を正確に把握することを努めましょう。
面倒くさがらず丁寧に接することで、両者が客観的に見つめ直すことができます。
子育てにおいて誤解は子供の心の成長にマイナスの影響を与えますので、親子のコミュニケーションをしっかり取ってお互いの立場を正しく認識、合意してから問題解決に向けて話し合いましょう。
目的は子供を非難することではありません。
今回も少々長くなってまいりましたので、ここでいったん止めます。
続きは後日書きますので、お楽しみに。
大人のあまり自覚のない何気ない行動を、子供はしっかりと見ています。
子供と接するときはいつも、「見られている」ということを念頭に置いて、自分の言動が子供に悪影響を及ぼさないか気をつけましょう。
親としては神経が疲れますが、長い目で見るとその方が親子ともどもいいと思います。
2022.09.25
定期テストで良い結果を出すために勉強以外で心がけること(その二)
今回も定期テストで良い結果を出すために、勉強以外で心がけることを話したいと思います。
勉強そのものだけでなく、様々な要素がテストの結果に影響を与えます。
それらを心がけてテストに臨めば、より良い成績が得られるようになるでしょう。
そういう訳で、前回のリストの続きを見てみましょう。
6.テスト勉強の計画表を作る
よく何も考えずにテスト勉強をする生徒がいますが、そうすると時間までに勉強が終わらなかったり、やりこぼしたことが出てきたりします。
そうならないためにも、最初に自分がやらなければならないことを確認し、期限を決めていつまでに何をするなど、計画表にまとめましょう。
そうすれば、これだけのことを勉強するにはいつから始めなければいけないか、一日にどのくらいやらなければいけないかが分かります。
先のことが見通せれば、やる気もわいてきます。
逆にゴールが見えなければ、どうしていいか分からず勉強に手がつかないのも当然です。
計画通りに勉強しさえすれば自分は確実に終えられるという安心感が生まれ、勉強にゆとりができます。
7.プレッシャー対策
勉強はストレスになりやすいです。
楽しくできればいいのですが、大抵はプレッシャーから焦ったりイライラしたりして、余計なことばかり考え勉強の効率が悪くなります。
深く考えず目の前の勉強を淡々とこなせばいいのですが、人間なかなかそうはいきません。
そうならないために、前出の計画表を作ったり、早めにテスト勉強に取り掛かったりするというのは、勉強に余裕ができるので良い手段です。
また、気分転換に散歩など軽い運動をするのもいいです。
頭がすっきりすると同時に体もリフレッシュします。
勉強のしやす場所を見つけるのもいいです。
図書館など勉強に集中できる場所では、余計なことを考えず、周囲の誘惑に悩まされることなく勉強に没頭できます。
因みに、葛西TKKアカデミーもそのような場所なので、是非勉強に活用してください。
このように本人がプレッシャーを感じないように工夫するのも大事ですが、周囲の人間が協力して本人にプレッシャーを与えない環境を作ってあげるのも大事です。
親としては心配だからこそいろいろ言いたいのは分かりますが、必要以上に口出ししないように気をつけましょう。
難しいですが上手に見守りましょう。
また、本人が勉強しやすいように大声を控える、テレビのボリュームは抑えるなど勉強しやすいように気を遣ったり、ねぎらいや称賛の言葉をかけてあげるなどプレッシャーを与えずリラックスして自信が持てるように接するのもいいでしょう。
8.スマホは厳禁
今どきの生徒にとって特に問題となるのが、スマートフォンの使い方です。
本人に完全に任せてしまうと、自制が十分にできない多くの生徒はスマートフォンから手が離せず、勉強ができません。
だから、スマートフォンの管理、家庭内でのルール作りはとても重要です。
これは日頃から行っていないと、テスト前だけスマートフォンを制限するというのは非常に難しく、本人にとっても大変な苦痛となります。
スマホ依存症という言葉もあります。
「勉強の調べものにスマートフォンを使うから」と言って例外を作ると、そこから例外がどんどん増えてコントロールができなくなります。
そもそも学校の勉強はスマートフォンがなくてもできるようになっているので、スマートフォンは必要ありません。
しかも、多くの研究ではスマートフォンを使った調べものは、記憶として脳に残りにくいという結果が出ており、やはり勉強中はスマートフォンを置きましょう。
更に、SNSをやっている生徒は、近くにスマートフォンを置いておくと、「いつ友達からメッセージが来るかも知れない」と気がそちらにいって、勉強に集中できません。
多くの調査では、スマートフォンを入手した生徒は成績が下がることが示されています。
確かにスマートフォンは便利な道具ですが、それも使い方次第です。
どうしてもスマートフォンに引きずられがちな生徒は、せめてテスト期間中はスマートフォンの電源を落とし、勉強に励むことができれば成績はきっと上がります。
9.図書館など勉強に集中できる場所を見つける
先ほども少し触れましたが、勉強する環境は非常に大事です。
どこで勉強するかで、その効率が大きく変わっていきます。
そして、その勉強にふさわしい場所というのは人によって違いますので、自分なりに勉強がしやすい場所を見つけましょう。
静かな場所がいい人は図書館などがいいですし、少しは音があった方が勉強がはかどるという人はリビングや喫茶店などでもいいでしょう。
勉強しやすい環境というのは、勉強に最も適している環境ともいえるので、必要な教材や資料がすぐ手に届く場所に置いてあるといいです。
机の周りがきちんと整理整頓され、自分が必要なものがすぐに見つけられるようになっているのが望ましいです。
逆に、スマートフォンやゲーム、漫画など勉強に関係ないもの、妨げになるものが近くにあると、どうしてもそれらが気になり、勉強に集中できなくなり、「ちょっとだけ気分転換に」と言って手を伸ばしてしまうと、いつの間にか深夜を回り、勉強時間が無くなることもありがちです。
失ってしまった時間は取り戻せないので、このようなことが起きないように、勉強のときは手の届く範囲に勉強の邪魔になるものは置かないようにしましょう。
10.食事や睡眠など体調管理
最後に、体調管理も勉強そのものと同じくらい重要です。
いくら頑張って勉強しても、病気になってしまうと、テストで実力は発揮できませんし、そもそもテストが受けられないことさえあります。
三度の食事をしっかり取り、栄養のバランスを考え何でも食べる。
テスト前だからと言って、夜更かしや徹夜はしない。
適度に太陽の光を浴びながら運動をし、心身ともに良い状態を維持する。
これらのことは勉強以前の生活の基本として、普段から実践してください。
勉強ばかりして体調管理を疎かにすると、記憶力も集中力も落ち、勉強の効率も下がります。
ベストコンディションでテストに取り組めるように、保護者の方も一緒に、生徒の体調管理に注意してください。
以上、10個の事柄を挙げてみました。
まだ他にもあると思いますが、とりあえずこの10項目を心がけ、勉強以外のところでも注意して日々の生活を送ってください。
特にテスト前ではこれらのことが、テスト結果に大きく影響を与えると思います。
一度にすべてとはいかないかも知れませんが、一つずつでも構いませんから、留意して実践してみてください。
皆さんが少しでも良いテスト結果を出せるように、葛西TKKアカデミーも応援しています。
2022.09.21
定期テストで良い結果を出すために勉強以外で心掛けること(その一)
そろそろ中学校では定期テストが近づいていると思います。
葛西TKKアカデミーの生徒たちも、今はテスト勉強に集中しています。
定期テストの結果は成績に大きく影響を与えるので、ぜひ良い点を取ってもらいたいものです。
テスト勉強の方法はいろいろあるでしょうが、今回はそれ以外で定期テストに向けて注意すべきこと、やっておいた方がいいことを述べたいと思います。
1.テスト勉強は二週間前から
一般的にテスト範囲の発表があるのは、テストの一週間前です。
この時からテスト期間となり、多くの学校では部活もお休みとなり(一部そうでない部活もありますが)、全生徒がテストの勉強に集中するようになってきます。
しかし、より良い成績を残したいのであれば、テスト勉強は一週間前ではなく、二週間前から始めた方がいいです。
確かに「テスト範囲が分からないとどこを勉強していいのか分からない」と言う理屈も分かりますが、基本的にテスト範囲は前回のテスト範囲の次のところから始まり、少なくとも現在授業でやっているところはテスト範囲に入るので、おおよそどこからどこまでは確実にテスト範囲に入るか分かります。
最終的に範囲がはっきり決まるのは一週間前でも、分かっている範囲でテスト勉強を早めに始めればいいのです。
その方がより長い時間をテストに向けて費やせるので、ゆとりをもってより多くのことが準備できます。
「早くテスト勉強を始めてはいけない」という決まりはありませんので、他の生徒がまだやっていなくても(むしろその方が他の生徒を出し抜ける)、二週間前にはテスト勉強を始めましょう。
2.プリントなどの配布物はきちんと整理
特に男子生徒に多いのですが、もらったプリントをそのままカバンに入れて、気づけばぐしゃぐしゃになっている人がいます。
どの教科もごちゃごちゃになってどこに何のプリントがあるか分からない。
挙句の果てにはなくして見つからないなんてこともあります。
いざテスト勉強を始めようとして必要なプリントや配布物が見つからないというのは大問題です。
なぜなら、その勉強(多くの先生が「プリントをしっかりやりなさい」と言う)ができないからです。
プリントは教科ごとに綺麗にファイリングして、必要な時にはいつでもすぐに見つけられるようにしましょう。
同じことはノートについても言えます。
授業でノートを取るのはいいのですが、いい加減にまとまりもなくごちゃごちゃした字で書いて、後で読んでみると本人でも理解不能ということもよくあります。
これではノートを取る意味がありません。
普段から丁寧に字を書き、色や矢印、アンダーラインなどのマーキングを上手に使って、見やすいノートにしておけば、見直したときもすぐに内容を思い出し理解できます。
国語や社会、理科は特に、教科書やワークの問題だけでなく、授業中に先生が言ったことがテストに出ることが多いです。
いずれにしても、勉強したことを整理しておくことは重要です。
3.ワークは普段からやっておく
課題でワークをやらなければならないのは分かっているので、わざわざテスト前まで待つ必要はありません。
学校で習ったら、すぐに該当するページをやりましょう。
学んだ直後にワークで問題を解くと、授業でやったことがまだ記憶に新しいのでとてもよくできます。
授業中いまいちしっくりこなかったことも、実際に自分で問題を解くことによって、具体的に実感として理解できます。
もちろん、解けなかったときはすぐに質問して、その場で解決しておけば、テスト直前に慌てることもありません。
先ほども述べたように、ワークをわざわざテスト前まで寝かせておく必要はありません。
もし、「先にやってしまったら、テストのときに忘れてしまう」「テスト前に問題を解いてできるかどうか確認したい」というのであれば、この時は別にノートに解いて、テスト前にもう一度解けばいいのです。
一度だけで終わるのではなく、問題は繰り返したくさん解いた方が、テストでもできるようになります。
4.課題はきちんとやって提出
定期テストに関連して注意する点として、学校の課題は必ず期限までに出せるようにしてください。
テストの点も大切ですが、提出物というのも評価に大きく関わります。
課題を出さないとそれだけで評価が下がります。
また、「出せばいい」と言って、ワークの答えを丸写しする生徒もいますが、これはごまかしただけで、結局自分にとって大きなマイナスになります。
なぜ課題が出されるかというと、課題を活用してしっかり授業内容を身に付けテストに臨んでほしいからです。
テストは課題さえしっかりやっていれば、そんなにひどい点数にはなりません。
答えの丸写しは、自分が学ぶチャンスを自分で潰していることになります。
当然、テストがいい点になるはずはなく、更に言うなら、その学習事項は習得できていないのだから、受験勉強のときにもう一度勉強し直さないといけなくなります。
つまり、二度手間になり、時間の無駄になります。
時間が限られている受験勉強において、これは大変不利になります。
5.毎回のテスト勉強をしっかりと、さもなくば後で痛い目に
この解答の丸写しと同じように、その場しのぎの勉強は結局後で自分にとって不利な状況を招きます。
前日に慌てて一夜漬けをしてテストに臨んで、何とか最悪の結果は免れても、そんな勉強ではすぐに忘れてしまい、本当の実力にはなっていないので、受験勉強のときにやり直さないといけません。
ノー勉(勉強をしないこと)でテストを受けようなんて言語道断です。
表面だけよく見せようとしたり、その場だけ何とか繕っても、最終的には自分の状況を悪くするだけです。
勉強は横着をせず、真面目にコツコツやるのが一番です。
面倒くさくて遠回りに見えるかも知れませんが、着実に一つずつこなしていくことが実は一番の近道なのです。
まだありますが少し長くなってきたので、本日はここまでとします。
また、続きを書きます。
定期テストで良い結果を出すには、単に勉強だけすればいいという訳ではありません。
上手く勉強するための要領、勉強を支えるコツ。
そこには注意することや気をつけることが沢山あります。
このような間接的に勉強に役立つこともしっかり実践し、より確実に好成績が取れるようにしましょう。
2022.09.21
今日は台風でしたのでオンライン授業をしました
葛西TKKアカデミー
2022/09/20
葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾であり、個々の生徒の要望に沿った授業を受けれれるのが一つの強みと言えます。
時間や料金、学習内容も可能な限り希望にそえるよう努めています。
授業形式も対面式の通常授業の他にオンライン授業も行っています。
今日は台風の影響で非常に変わりやすい天気でした。
晴れたかと思うと数分後にはいきなり大雨。
保護者の方も不安定な天候の下で塾に行かせるのも心配だったようなので、急遽オンラインによる授業に変更しました。
突然の変更でしたが、オンライン授業であっても今日もいつもと同じ感じで授業ができました。
このように葛西TKKアカデミーでは、可能であれば当日であってもこのような変更ができます。
通常一対一の授業をしていますので、こういった個人的な変更は比較的柔軟に対応できます。
オンライン授業は生徒がきちんと自覚をもって授業を受けていないと、集団では効果が非常に薄くなります。
実際にオンライン授業をやってみて感じることですが、どうしても画面上では映し出される生徒の様子を見るには限界があり、一人ひとりの反応が分かりずらいので、どの程度理解しているのか見分けることが非常に困難です。
オンライン授業は少人数だからこそ有益だと感じるのです。
葛西TKKアカデミーではオンライン授業も受けられます。
インターネットがつながる環境であれば、パソコンやスマートフォンを使って授業が受けられます。
つまり、家でもお出かけ先でも、場所を問わず先生の授業が受けられるということです。
「距離が遠くて通うのは難しい」、「夜道に子供を一人歩かせるのは心配だ」、「通う時間が惜しい」、などというときはオンライン授業がお勧めです。
また、今回のように普段対面式の授業を受けている生徒であってもその時の状況により、その日だけオンライン授業に変更することもできます。
「突然の悪天候で通うことができなくなった。」
「急に体調が悪くなって通うのは難しい。でも、自宅で授業を受けたいなあ。」
「家で勉強していたら分からないところが見つかった。でも、この質問のためだけに塾に行くのは手間だ。」
こんな時もオンライン授業は便利です。
また、e-boardというオンラインで自分の好きな時に好きな場所で自主的に勉強できる学習プログラムも用意しております。
自分で映像を見ながら学習し、その後練習問題を解いていく形式になっております。
分からなければ何度でも同じ映像授業を見ることができます。
苦手なところはこのように繰り返し勉強し、得意なところはどんどん進めることができます。
自分のペースでできるので、学校よりも先を勉強したい生徒にも有効ですし、逆に学校にについていけない生徒にもお勧めできます。
定期的にテストも受けられるので、自分がどのくらい勉強が身に付いているか分かります。
小学生から中学生まで対応できます。
自宅でe-boardを使って勉強し、分からないところはLINEやzoomを使ってオンラインで先生に質問できます。
特に最近はコロナ禍ということもあって、人との接触にとても神経を使っているご家庭もあるでしょう。
でも、葛西TKKアカデミーのオンライン授業なら同一空間にいなくてもいいので、このような心配もございません。
オンライン授業はコロナ禍以降、非常に注目を集めています。
学校が一斉休校になったときに、オンライン授業の環境が整っていなかった生徒は勉強が滞ってしまいました。
以後、多くの学校で普及してきたようですが、まだまだ十分とは言えません。
学校で足りない部分は他で補わないといけません。
葛西TKKアカデミーもそのように生徒たちを助ける存在です。
葛西TKKアカデミーでは上記のようにオンライン授業を活用することができます。
他にもいろいろな利用の仕方があると思います。
興味を持たれた方は一度葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。
そして、是非お試しいただきたいと思います。
2022.09.19
運動で集中力を高め勉強に役立てよう!
勉強ばかりやっているとだんだん効率が落ちてきて、疲労を伴いそれ以上勉強がはかどらないことがあります。
そんな時、実は運動をすると勉強へのプラスの効果があるとよく言われています。
運動をすると反って疲れて勉強ができなくなるのではないかと思っている人も多いと思ます。
そこで、今回は運動が勉強にいかに役立つか、特に集中力という点に注目して考えてみます。
集中力と体力
最近の生徒は集中力がないとよく言われます。
授業中にぼーっとしている生徒や授業でやった内容が頭に入ってこない生徒が、昔に比べて増えていることが指摘されています。
この原因として子供たちの運動不足が注目されています。
様々な研究調査で「運動や遊びで体力がある子供の方が集中力が高い」という結果が出ています。
しかし、残念ながらスポーツ庁の調査では毎年子供たちの体力は下がってきていることが分かります。
以上のことから、生徒たちの集中力の低下には体力の低下が関わっていると言えます。
よく「部活をしている生徒は受験勉強で後半に急激に伸びる」と言われます。
これは私もしばしば感じることなのですが、やはり部活で体力を培ってきた生徒はやっていない生徒に比べ、長時間の勉強にも耐えられ、しかも集中力も段違いに持続できるケースが多いです。
中三になり部活を引退し受験勉強を始めたばかりのときは、それまでの勉強時間が部活によって少なくなっていた分、部活をせずにずっと勉強ばかりしていた生徒にテスト結果は及びません。
しかし、部活での苦しみに耐える経験や一つの物事に長時間集中してやる練習、目標に向かって与えられたミッションをこなしていく責任感と自覚などにより、後半驚くほど学力が伸び、最終的にはずっと勉強ばかりしてきた生徒を上回るということは頻繁に起こります。
こういった精神面の受験勉強に与えいる影響も大きいのですが、その根幹には部活で養った体力がものを言っていると考えます。
なぜ運動で集中力が上がるのか
運動をした後、思考力や集中力は飛躍的に上がると言われます。
それはなぜでしょうか。
研究によると脳内のドーパミンという物質がカギのようです。
運動を終えた数分後から、脳内の集中物質であるドーパミンの分泌量が非常に増えます。
そして、その分泌は数時間は続くそうです。
よって、「運動を終えた30分後から3時間は集中力がマックスになり学習内容がとても効率よく身に付く」そうです。
ドーパミンの働きで集中力が高まると同時に感覚が研ぎ澄まされ、心も平穏になって頭がすっきりするそうです。
これは運動によって集中力だけではなく、注意力、記憶力、決断力などの認知機能の全てが高まることを意味します。
どのような運動が集中力を高めるか
・ジョギング
10分程度のジョギングをすると集中力が高まると言われています。
もし、いきなり10分のジョギングがきついようでしたら5分くらいから始めてもいいでしょう。
これだけでも集中力は改善されます。
そして、慣れてきたら徐々に時間を伸ばし、最終的に10分から15分のジョギングができれば申し分ありません。
・縄跳び
縄跳びも同様に集中力を高めるのに効果があると言われています。
有酸素運動を通して心拍数を挙げることが大事なようです。
だから、「少し苦しくなったから」と言ってやめてしまうと効果がありません。
肉体への負荷を挙げるとドーパミンの量も増えるからです。
どのような飛び方でも構いませんから、自分が一番やりやすい飛び方で一定時間続けて飛んでください。
途中で引っかかっても構いません。
5分間飛び続けるように頑張りましょう。
ドーパミンは心拍数を増やすことによって分泌量も増えるのですが、最初のころは苦しいと思います。
それでも運動を定期的に継続すれば、数か月後には運動の集中力、ひいては勉強に対する効果が出てきます。
加えて、これらの運動は「朝」にやることをお勧めします。
もちろん他の時間帯でも大丈夫ですが、睡眠から目覚めて脳が一番すっきりしている朝の方が運動効果が倍増するみたいです。
しかも、運動することで眠気を吹き飛ばし、朝からシャキッと目が覚めます。
その上、このような運動は短時間なので、運動終了後疲れてぐったりして勉強も手に付かないということはありません。
むしろ、頭の中がすっきりし勉強のみならず様々な作業に没頭できます。
受験など時間が限られた勉強では、一分一秒が惜しく一日の全ての時間を勉強に割きたいと思うのも納得できます。
しかし、効率のよい勉強を考えるなら、短時間の運動を一日のスケジュールの中に組み込んだ方がいいです。
この軽い運動が気分転換になって心をリセットするだけでなく、脳内のドーパミンの分泌量を上げることによって集中力を高めるからです。
そうすれば同じ時間でもより多くの勉強を身に付けることができ、精神的にもゆとりを持つことができるでしょう。
受験勉強は単に学力と知識だけではなく、心と精神力も結果を大きく左右します。
従って、毎日の生活の中に適度な運動も取り入れ、日々の勉強に励んでください。
2022.09.17
SNS・インターネットと文字に触れる機会は増えているのに生徒の読解力は下がっている?!
最近はスマートフォンなどの端末を多くの生徒たちが持つようになってきました。
暇さえあれば、インターネットでブラウジングをしたり、SNSで友達とリアルタイムでメッセージ交換したり。
一昔前ではこんなことはできませんでした。
結果として、現在の生徒たちは我々が学校に通っていた時よりもより長く、毎日の生活の中で活字に触れる機会が増えています。
しかし、一方で生徒たちの読解力や文字を使った表現力を考えますと、綿密な調査をしたわけではないので私の個人的感覚になってしまいますが、どうも年々下がってきているような気がします。
国語の長文を読んでも何が書いてあるのか、論理的に理解できていない。
教科書に書いてあることがよく分からない。
作文などで文章を書くことが下手で、適切な語彙を使って読者に正確に自分の意図を伝えることができない。
このようなことが教育現場においてよく起こっています。
一見逆説的に見えますが、どうしてなのでしょう。
今回はこの点について考えてみたいと思います。
文字に触れて自分の好きな情報を集め、文字を使ってメッセージを発信することが日常になっている生徒たちの読解力や作文力が落ちているのはなぜでしょう。
原因はいろいろあると思いますが、いくつかの理由として次のようなことが挙げられます。
インターネットやSNSで得られた情報は本当は分かっていない
脳科学的には、スマートフォンやパソコンを使って得られた情報を脳は本当に理解している訳ではないそうです。
この時の脳は本で勉強しているときと違って、緊張感がなくむしろ弛緩している状態だそうです。
だから、情報が頭に入ってきても、それをきちんと処理して内容を整理している訳ではないそうです。
その瞬間は求めた情報を手にして満足しているかも知れませんが、その情報は長く記憶に残りません。
たくさん文字や文章に触れていても、大量の情報が脳になだれ込んでくるだけで、受動的な脳では読解力は訓練されません。
ここが本などを読むときとの大きな違いになります。
スマートフォンを手にした生徒たちはインターネットブラウジングやSNSに忙しくなります。
単純に面白いから、友達付き合いだからと理由はいろいろあるでしょうが、一日という限られた中でこれらの時間が増えれば、本を読むなどの本当の読解力を養う時間が減ります。
彼らの文章を理解する力が伸びないのは当然のことと言えます。
むしろ、スマートフォンなどで文字に増える機会が増えたからこそ、読解力が落ちてしまうと言っても過言ではないでしょう。
同じパターンの決まった形の短い分しか読まないし書かない
パソコンやスマートフォンなどが普及し、生徒たちの活字に触れる機会が増えたにも関わらず、彼らの言語能力が落ちている理由の一つとして、彼らが特定の決まった人々としか交流していないということも挙げられます。
SNSはメンバーシップを作ってから交流が始まるので、自分の気に入ったメンバーとだけメッセージを交換することになります。
その結果、学校の友達など非常に狭い範囲の自分に近い性質の人間とだけコミュニケーションをとることになります。
お互いによく分かりあえる仲間なので、言葉の表現も非常に省略されて(「了解」が「り」になったり、良いことも悪いことも全て「やばい」の一言で済ませたり)もある程度分かり合えるのです。
必要ならその場で聞き返すこともできるので、一つの文をじっくり考え相手が本当に正確に理解できるように表現しようなどということはしません。
昔のように嫌でも多様な人たちと交流しないといけない環境では、自分が理解してもらうための工夫をして発信するし、相手の意図を正確につかむために真剣に相手の言葉に向き合わないとけませんでした。
多様な人たちと交われば自然と多くの表現に触れる機会が増え、それが勉強となり読解力と表現力を養うことができました。
パソコンやスマートフォンなどにより均一の限られた人間との交流が簡単にできてしまう現在では、生徒たちのそのような力が育ちにくくなっています。
(パソコンやスマートフォンは世界中の人々をつなぐことができますが、実際には限定された人以外の人間との交流を阻害するように働いている気がします。)
スピードばかり要求されじっくり考える時間がない
SNSはLINEグループを見ても分かるように、一対一のやりとりをするというよりはグループでの交流の場合が多いです。
多くの人が自分のタイミングで好きなことを次々と発信するので、タイミングを逃すと話についていけず、自分の発言の機会を逸するということもあります。
よって、このような場ではスピードが何よりも優先され、内容はあまり吟味されません。
正確に相手の意図を推し量る時間はなく、発信も深く考えられずに行われます。
このようにSNSは短く瞬間的に書かれるものなので、テストの問題や小説などのようなじっくり考えて書かれ深い内容を含蓄しているものではありません。
従って、SNSにいくら長く参加して文字に多く触れようとも、長文などの文章に慣れ内容を正しく読み取る訓練にはなりません。
このように普段から多少長い文章にも慣れていない生徒には読書や作文に対する忍耐力や基礎体力がなく、長い文章を見ただけで気力が失せてしまうということが多々あります。
文章を読む前に見ただけで嫌になってしまうのです。
上記のようにSNSのせいで普段から長い文章を読むことに慣れていないことが原因と思われるので、積極的に読む機会を作り訓練させることで克服できるかと思います。
しかし、時間的にゆとりのない生徒たちに果たしてそれができるのか疑問も残ります。
生活にゆとりを持たせるには、毎日の生活リズムをきちんと決め、そのスケジュールをしっかり守りながら毎日を過ごすのが有効です。
ただ、そのスケジュールを守らせるのが大変ですが。
今回はパソコンやスマートフォンが普及し、これらのツールを通して検索したりコミュニケーションを取ったりして、生徒たちの言語運用において文字に触れる機会が増えているのにどうして
また、生徒たちはSNSが忙しくなって、家庭での勉強時間が奪われてしまっています。文章の読解力や表現力が落ちているのかという問題を考えてみました。
理由はいろいろあるでしょうが、これらのツールが表面上言語活動を活発にしていますが、その中身は言語能力の発達にはあまり貢献しておらず、むしろ、妨げになっているという話をしました。
生徒を取り巻く環境はそれ以前の世代とは大きく変わってきており、我々が遭遇したことのない問題も発生しています。
例えば、友達から際限なく送り付けられるSNSは止め時が難しく、勉強の大きな妨げの一つとなっています。
このように、今の生徒たちはある意味、我々の時代に比べ勉強しづらい環境の中で暮らしていると言えます。
(この現代の社会環境が勉強を難しくしているという点は別の機会で議論したいと思います。)
目まぐるしい世の中の変化の中でいかに教育の質を落とさず、生徒たちにとって有意義な学びを提供できるか、葛西TKKアカデミーは常に考えてまいります。
2022.09.16
図書紹介『英単語の語源図鑑』英単の成り立ちを知ると覚えやすくなります
中高生が英語の勉強をするとき、多くの生徒がつまずくのが英単語のスペリングです。
最大の理由はスペルと音が一対一に対応していないからです。
同じ「a」でも単語によって発音が違ったり、発音しないのにアルファベットが書いてあったり。
ローマ字みたいだったらいいのに、違う部分も多々あり、それが生徒たちを苦しめ、英語に対する苦手意識を植え付ける理由の一つになっています。
実はスペリングで苦労するのは、ネイティブスピーカーも同じなんですよね。
だから、学校などでスペリングコンテストが開かれ、全国大会もあるくらいです。
それだけ困難ということです。
それをネイティブでもない日本の生徒にやらせようというのだから、厄介な話です。
今回はそんな英語学習の壁である英単語を覚える助けになる本をご紹介いたします。
本日紹介する図書は、清水健二著『英単語の語源図鑑』(かんき出版)です。
英単語を覚えるとき、皆さんはどうしますか。
ただひたすら繰り返し単語をノートに書いて覚えますか。
これは大変な労力を伴いますが、その割になかなか覚えられません。
すぐに結果が出る訳でもないのに単調作業を繰り返すのは苦痛ですよね。
困ったものです。
ところで、英語の単語を勉強をするとき、共通する部分を持つものが多いなと感じたことはありませんか。
例えば、次のような漢字です。
export express expand
attention observation condition
他にも「ad」「im」「ment」「er」「sion」など。
実は、多くの英単語が共通する部分を持つのには意味があるのです。
それは、これらの言葉がどのようにしてできたかを考えると分かります。
例えば「ex」は「外へ」という意味を持つ接頭語、単語の頭について意味を受け加える言葉です。
ex+port(運ぶ)・・・輸出する:国の外へ運び出す
ex+press(置く)・・・表現する:自分の中から外へ印象を置く
ex+pand(広げる)・・・拡張する:外へ広げる
こうすると「ex」のついている言葉は共通の意味を持ち、まとめると一度にたくさん単語が覚えられます。
記憶するには意味づけが重要ですから、語源を知ることは有効です。
ここから他の単語に結び付けて、更に単語を覚えることができます。
先ほど「export」をしましたが、「ex」を「中へ」という意味の接頭語「im」に変えると「import」となります。
「port」は「運ぶ」でしたから、「中へ運ぶ」という意味になり「輸出する」という言葉になるのです。
『英単語の語源図鑑』はこのような語源と結びつけながら、英単語を説明してあります。
しかも、「図鑑」とあるように、言葉の本でありながらイラストをふんだんに使っているので、非常に分かりやすくなっています。
このように一度にたくさんの英単語が覚えられますし、イラストがあるので印象に残り覚えやすくなっています。
語源から言葉の本質が分かるので、その基本的意味から派生した他の意味も理解できます。
こうして意味を持たせた言葉は脳が記憶しやすいので、単なる丸暗記よりも効率よく身に付けることができます。
収容単語は基本的な言葉が多く、第一歩としては十分でしょう。
英語中級車でも、この本を使って単語を見直すとより理解が深まり、「そういう訳だったのか。」と実感納得することができるでしょう。
初級の方のみならず、単語を見直し整理をされたい方、基礎単語を増やしたい方にもおすすめです。
この本は好評を博し、2019年には第二弾に当たる『続 英単語の語源図鑑』も発売されております。
こちらも合わせて、更に多くの英単語を身に付けてほしいと思います。
勉強は重労働です。
困難に立ち向かうからこそ脳の発達もあるのですが、場合によっては要領よく効率よく学習することも大事です。
漢字を覚えるとき、漢字を偏や旁などのパーツに分解して覚えたり、共通する部首の漢字をまとめて覚えたりするのと同じように、英単語もパーツを理解して、その成り立ちが分かれば、より納得して英単語が頭に入ってきます。
また、パーツの役割が分かれば、初めて見る英単語でも何という意味か分かるときもあります。
こうやって、やみくもに覚えるのではなくある程度のまとまりとして言葉を捉えて覚えることに慣れると、習得できる語彙数も一気に増えます。
語彙が増えれば英語を理解することも表現することもより簡単になり、実際に英語が使える経験を積めば、英語の勉強も楽しくなります。
このことは同時に生徒たちの世界を広げ、彼らの可能性を広げることにもつながります。
以上のことから、『英単語の語源図鑑』は目の前の学校の勉強だけでなく、人生そのものに大きく貢献できる本だと言えます。
2022.09.15
またまた定期テストが近づいています。塾を無料開放!TKK生でなくてもOK!
夏休みが終わったばかりというのに、もう定期テストが近づいています。
早い学校では既に二週間前!
ということで、葛西TKKアカデミーはテスト前恒例の全生徒のための「塾無料開放!!!」を行います。
文字通り全ての生徒のため、つまり、TKKの生徒でなくても自由に葛西TKKアカデミーに来てテスト勉強ができるのです。
定期テストには早目の準備が重要!
二週間前でまだテスト範囲の発表がなされていないかも知れませんが、前回のテストの次からが範囲になるのは分かっているので、今からできる範囲でテスト勉強を始めましょう。
課題としてワークをやらないといけないのも決まっているので、もうワークをやり始めましょう。
そして、少しでも早く課題を終わらせましょう。
早く終わればできなかったところも見直し、練習してできるようになる時間が確保できます。
早めの準備でワークの内容をきちんとできるようになれば、定期テストで悪い結果になることはまずありません。
テスト勉強のスタートダッシュとしっかりとした理解、そして十分な問題練習のために、葛西TKKアカデミーもお手伝いしますよ。
特に中学三年生はこの二学期の成績が入試に大きく影響します。
だから、葛西TKKアカデミーでしっかり勉強して、悔いのない受験をしてほしいと思います。
葛西TKKアカデミー恒例の定期テストお手伝い企画:塾無料開放!!!
そこで毎度お馴染み、葛西TKKアカデミーの定期テスト前イベント。
全ての生徒のために塾を開放しており、当然、葛西TKKアカデミーに在籍していない生徒でも構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではいろいろな誘惑や邪魔があって、なかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできます。
自由に自習ができ、分からないところはもちろん葛西TKKアカデミーの先生に質問できます。
5教科全てに対応し、勉強を見てもらえます。
何でも遠慮なく聞いててください。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰るなんて使い方もできます。
土日も利用できます。
ご利用の際は、事前にメールをいただけると幸いです。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
また、最近再流行中の新型コロナウイルスが心配という方はオンラインで質問もできます。
電話やメールでも質問受け付けますよ。
どのような形であれ、葛西TKKアカデミーは皆様のお役に立てるように最善を尽くします。
このテスト前恒例企画「葛西TKKアカデミー無料開放!」は無料なので利用しない手はありませんよ。
どうか皆さんふるってご参加ください。
きっといいことがあります。
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
課題は大事!葛西TKKアカデミーで学校の課題を終わらせよう
定期テストで苦労するのが、テストそのものもそうですが、学校から出される課題です。
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績(平常点)の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。
しっかりとした準備が好成績のカギ!
もう皆さんうすうす気づいていると思うのですが、定期テストの問題の大半は学校のワークや教科書からの問題です。
時には授業中に使ったプリントや、授業でノートに記録したことも含まれます。
入試や学力テストと違い、範囲も限定され、出題内容もこのようにある程度予測できるので、テスト前にこれらをしっかりやり込んで準備をしていれば、テスト結果は必ず良くなります。
課題をしっかりやっていれば、それだけでかなり得点が取れると考えられます。
だから、課題をきちんとやって、分からないところ、間違ったところは必ず質問だどして解決してください(葛西TKKアカデミーは質問大歓迎です)。
ワークや教科書でできなかった問題を繰り返しやって、完ぺきにできるようになればもう安心です。
今度のテストはかなり期待できますよ。
あなたの第二の勉強部屋
とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
ゲームやテレビ、携帯やYouTube。
誘惑が多すぎて、勉強が手につかない。
時には家庭で起きる家族の会話も気になってしまう。
そんな人は是非葛西TKKアカデミーへ。
ここでなら勉強に集中でき、自分の実力を高めるには最適です。
塾生でなくても遠慮なく利用してください。
しかも、無料!
勉強しやすい環境が整っているので、自分でコツコツ課題をやれますし、分からないときはいつでも先生に質問し、どんどん教えてもらいましょう。
小規模塾なので生徒も少ないので、自分の勉強を見てもらえる時間がとても多くなります。
これも葛西TKKアカデミーの良いところ。
定期テストの結果は成績に大きく影響するのでとても大事です。
特に中学三年生は二学期の成績が受験の内申点につながります。
全体の約三割を占める内申点をいかに上げることができると、その後の受験が非常に楽になります。
他の学年の生徒ももちろん疎かにしてはいけないテストです。
自分の成績を少しでも上げるために、しっかりとした準備を行い、テストに臨んでほしいと思います。
そのために、葛西TKKアカデミーが提供する「塾無料開放!!!」をご利用ください。
2022.09.14
立ち返って勉強するのは良い方法ですが注意点もあります
万人に通用する勉強法はありません。
人は十人十色なら、その人に会った勉強法も違って当然です。
自分に合った勉強法を見つけることが、成績アップへのカギとも言えます。
では、どうやって自分に合った勉強法を見つければいいのでしょうか。
経験ある先生であれば、どの生徒にはどのような勉強方法があっているのか、ある程度は分かります。
しかし、これも絶対ではないので、実際にやってみないとうまくいくか分かりません。
ということは、生徒たちにふさわしい勉強法をアドバイスするには、より多くの勉強法を知っている方がいいということになります。
しかし、一般的には各勉強法の良い点ばかり注目され、それぞれの問題点は見過ごされがちです。
よく宣伝で「○○法」とか「○○方式」などと言って、あたかもその方法なら完璧のようにうたっていますが、そんなものはこの世にはありません。
あればみんな成績優秀になってしまいます。
今回は勉強が分からなくなったときによくする「立ち返って勉強し直す方法」を考え、その弱点や注意点にも触れてみたいと思います。
分からなくなったところまで戻って勉強
勉強ができないとき、分からなくなったときは、その原因を調べないといけません。
時には、その原因が過去の勉強で十分に理解していなかったり、身に付いていなかったところ、いわゆる『勉強の穴』であることがあります。
自分は分かっていたつもりでも、実は本当に理解していなかったというのはよくあることです。
勉強はこれまでの勉強の積み重ねで、前出の内容が土台となって新出の内容が成り立っていることが基本です。
だから、ドミノのように、一つのことが分からなければそれにつられて以降の勉強も分からなくなります。
そんな時は、勉強が分からなくなる発端である地点までさかのぼって勉強するのが有効です。
先ほども述べたように勉強は積み重ねなので、つまずいたところが分かれば立て続けに全て分かるようになることもあります。
そうでなくても、少なくとも分からなかったところが減り一歩前進になります。
また、「できた」という経験をさせることが本人の自信につながり、勉強に対するやる気を引き出すこともあります。
よって、勉強が分からなくなったときは、やはり本人の解ける内容から始めるのがいいでしょう。
そのために、場合によってはずっと過去にさかのぼり、勉強を始める必要があるかも知れません。
この方法の問題点:時間と忍耐と本人の姿勢
しかし、常に「できた」という実感を持続しながら、勉強のモチベーションを維持しながら進めていくとなると、一挙に難しい問題は扱えません。
一つ一つ地道に頑張らないといけません。
つまり、非常に時間が掛かるということです。
焦らず本人の能力の許容範囲で勉強を進めるということは、教える側、そばで見守る側としてはとても忍耐力のいるやり方です。
我慢できずについつい口出しすると、一気に本人の勉強熱が冷め、せっかくのやる気を削ぐ結果になるとも限りません。
本人は頑張っているつもりでも、はたから見ると時間が掛かりすぎるように見え、イライラしてきて怒鳴ってしまった、怒ってしまったという経験をお持ちの親御さんはたくさんいると思います。
親子げんかになって「もう知らない」なんて言ってしまうと、取り返しのつかないことになりかねません。
そんな時はやはり専門の人に頼むのがいいです。
それでも現実には多くの場合期限というものがあり、本人の許すペースで勉強を進めていくにしても、物理的限界に直面することもあります。
実際に定期テストなどで時間制限が設けられている学校教育で、このアプローチが適切かと言うと疑問が残ります。
どこまでさかのぼるかにもよりますが、基礎ができていない生徒ほど昔まで戻らないといけません。
しかし、上記のように時間が掛かるので、生徒に進み具合を合わせると期限に間に合わなくなったり、他の生徒に追いつかなかったりする可能性があります。
かと言って、急がせると生徒のやる気を損なって、勉強と向き合おうとしなくなる恐れもあります。
勉強に対する自覚はあるが、単純に一部勉強が抜けていただけならいいのですが、基本が抜けている生徒はたいてい、もともと勉強嫌いで、ちょっとしたつまづきで勉強を諦め、それを口実に勉強から逃げ出して現在に至るという事例が多いです。
勉強嫌いで面倒くさがっている生徒を奮起させ、モチベーションを保ちながら勉強させるのは至難の業です。
このような場合も、この立ち返るやり方がどれほど有効か疑わしいです。
以上、議論したように「立ち返って勉強し直す方法」は悪くありませんが、それでも限界があることを理解して頂ければと思います。
ある程度ならいいのですが、やはり戻る内容があまりにも遠いと、この方法では限界があります。
特に時間的制約はいかんともしがたいものがあります。
従って、一番いいのはそこまで「分からない」を放置しないことです。
これは本人の責任でもありますが、周囲の人間も気を配って、普段から声掛けするなど、常に確認し早期発見できるように心がけましょう。
早めに気づくことは大切で、早ければ早いほど対策も多く、挽回も楽になります。
早い段階であれば、戻ってやり直す範囲も少なく時間もかからないため、この「立ち返って勉強し直す方法」も役に立つと思います。
2022.09.13
中高生のスマホ活用術!スマホは便利な道具でも注意も必要
子供たちを囲む環境は、私たちがそうだったころとは大きく違います。
当時なかった技術や考え方が登場し、今までの方法が通用しない場面が多々あります。
その代表的なものがスマホです。
スマホは便利な道具です。
道具だからこそ、それをいかに使うかで私たちの生活は大きく左右されます。
それは生徒も同様です。
スマホの弊害も多く指摘され、時には子供たちが犯罪に巻き込まるという大きな危険性をはらんでいます。
しかし同時に、うまく使えば今までにない便利な道具で、私たちを大いに助けてくれます。
生徒たちと話をすると、彼らがいかに上手にスマホを活用しているかが見えてきます。
1.勉強で分からないことを調べる
勉強で分からないことがあれば、以前は教科書で調べ、それでも分からないときは人に聞くしかありませんでした。
でも、聞く相手がいないときは分からないままにせざるを得ませんでした。
今はインターネットで何でも調べられます。
英語の単語はもちろん、言葉の意味、時には問題の解法まで分かります。
葛西TKKアカデミーの生徒たちもよくスマホを使って調べています。
そのこと自体は議論の余地がありますが、自分で問題解決できる一つの手段を手に入れているのです。
2.友達同士で質問
lineなどは時と場所を選ばす多くの友達とつながることができます。
それを利用して、生徒たちはお互いに分からない問題を質問しあっています。
分からない問題をline上に流せば、誰かが答えてくれる。
このネットワークを利用してテスト勉強や宿題をやっている生徒はたくさんいます。
3.情報交換と収集
同様に勉強以外の情報交換も活発です。
例えばテスト範囲が分からないとき、lineで流せばメッセージを読んだ誰かが教えてくれます。
授業で聞き洩らしたこと、進路で分からないこと、色々な情報が行き交っています。
また、授業で黒板に書かれたものを撮ったり、友達のノートを撮ったり。
こうやって生徒たちは必要な情報を友達から入手するのです。
4.写メなどを使って簡単に記録
写メや簡易メモ機能を使って、様々なことを記録します。
勉強や授業のことはもちろん、課題の内容や予定など、スマホで簡単に記録し、必要な時にみることができます。
私の時代は、もしメモや配布されたプリントをなくしたしまったら絶望的になり、もう一度先生に申し訳なさそうに聞くしかありませんでしたが、今の生徒たちは先ほどの情報交換ツールを使ってこれらの記録を手に入れられるので、割と気楽です。
5.交友関係の拡大
今の生徒たちは簡単に人的ネットワークを広げられます。
以前驚いたのは、進学した時に入学以前の登校時にメールアドレスなどを交換し友達になることです。
一度会って相手のことはよく分からないのに、とにかくその場でアドレス交換をし登録するのです。
彼らにとって、この人脈作りは死活問題のようで、情報交換ができなかったときは不安にさいなまれるみたいです。
「もうみんなグループを作ってしまって、自分はその中に入る機会を逃したから、学校生活はずっと独りぼっち。」と入学前や新学期前から心配していました。
私からすると学校が始まる以前に友達になるのも驚きですし、学校生活が始まれば嫌でも一緒になるわけだから、自分が心がければ一人にはならないと思うのですが。
彼らはそうは考えないようです。
他にもいろいろあるようですが、今の生徒たちはそれなりにスマホを利用することも知っています。
上記の事例を見ると、何か他力本願のようで一人では何もできまいのかと思いますが、それができる時代だからそうなるのでしょう。
先に触れたように犯罪や架空請求、依存性など問題も多くあります。
大事なのは新しい環境に適応し、その利点を最大限に発揮し、危険性を最小限に食い止めるリテラシーです。
スマホは道具なので、良くも悪くも使う人次第です。
生徒たちとよく話し合い、自分たちに有益になるよう使っていただきたいと思います。
2022.09.12
部活をやっている生徒は受験に有利or不利?!
部活をやっている生徒の親御さんから、「自分の子供は部活で忙しく勉強の時間も他の子より少ないけど大丈夫なのか」とよく相談を受けます。
「部活をやると勉強が疎かになるから入試でいい学校に入れない」と言って、部活に参加することをよく思わない人もいます。
果たしてどうなのでしょうか。
本当に部活は勉強にマイナスなのか、部活をすると勉強ができなくなるのか考えてみましょう。
部活は受験にプラスorマイナス
結論から申し上げますと、部活は受験に直接かかわらないので、部活をやっていれば受験に有利ということはありません。
都大会や全国大会で優秀な成績を修めたのならば、総合所見や部活動の記録において触れられるかも知れませんが、これもスポーツや芸術系の推薦を受けるのでなければ、一般入試においてさほど合否に影響を与えないと思います。
部長、副部長経験者も記録はされますが、合否判定の評価にはなりません。
一部私立高校の入試で内申点に「1」加算されることもありますが、部活をやって記録を残して「1」得ることと、部活よやらず勉強に集中して内申点を多く上げることを考えると、受験という範疇に限って言えば、後者の方がずっと効率がいいように思えます。
部活動などによる内申点への加点はあくまでも「おまけ」と考えて、部活を頑張ってこれで合格を勝ち取ろうとは夢にも思わないでください。
部活にかける時間、エネルギー、費用があれば、その全てを受験に回した方が受験には有利です。
なぜなら、部活は直接入試の合否に関わらないからです。
では、部活は受験において無意味でしょうか。
これに関しては、大きく次の三点から否定できます。
1.受験への間接的な効果
受験が中学で学んだ知識量のみで合否が決まるのならば、部活動に時間を費やすことは入試で合格する妨げになるだけかも知れませんが、残念ながら受験はそんなに単純ではありません。
精神的に未成熟な中学生では、特に精神が受験勉強及び入試に与える影響が非常に大きいのです。
部活は生徒たちの心の成長に大いに貢献します。
受験勉強は非常に苦しくつらいものです。
時にはその苦痛から逃げ出したくなることもあります。
そんな時、部活でつらい練習を耐え抜いた経験があれば、受験勉強の苦しみも乗り越えることができるでしょう。
この忍耐力は部活をしている生徒の方が一般的にあると言えます。
受験のストレスやプレッシャーに打ち勝つことのできる強い心が育ちます。
また、効率のよい勉強をするには集中力というものが不可欠です。
これも部活を通じて養うことができます。
自分の最高のパフォーマンスを引き出すために、ここ一番で集中力を高める。
いい例がオリンピック選手です。
学生のオリンピック選手もいますが、その多くが学業においても優秀な成績を修めています。
これは自分のやるべきことを受け止め、短い時間に集中して勉強しているからです。
最後に目的に向かって必要なノルマを自覚をもってこなしていける責任感も部活から身に付けることができます。
受験勉強には自分に足りない勉強を一つずつこなしていくことができないといけません。
自分のやるべきことをきちんとできるのも受験勉強に必要な要素です。
忍耐力、集中力、責任感というのは入学試験を受けるときも同じです。
試験を受けている最中でもこれらが切れてしまえば、自分の力を100%発揮することはできません。
このように部活は、英単語を覚えたり方程式が解けるようになったりと直接受験勉強に役立ちはしませんが、受験勉強と合格をより確実にするための要素、勉強の土台としての要素を養うのに非常に有益です。
実際に部活をしている生徒は、それまで成績がいまいちでも、部活引退後急激に成績が上がることが非常に多いです。
それは部活を通じて勉強に必要な精神が育っているからだと言えるでしょう。
2.充実した生活への効果
更に、部活をすることで日々の生活を充実させることができます。
運動をした方が精神的安定も生まれますし、肉体的にも成長期の生徒たちには有益です。
部活で思いっ切り体を動かし、ぐっすり眠れることはストレスを発散し、健全な精神を保ちます。
部活を通じて苦難を共にした仲間がいれば、それは生徒一人一人の安心感にもつながりますし、この仲間意識を上手く利用すれば、同じ入試という試練に立ち向かうとき助け合うこともできるでしょうし、ライバルとしておtが害に切磋琢磨することもできます。
部活をしないで一人孤独に受験に挑むのもいいですが、このような苦楽を分かち合う仲間意識は部活で得られることがあります。
ただ、この仲間意識が馴れ合いにならないように注意する必要はありますが。
部活で心身ともに成長し、充実感のある生活を送り、苦楽を共にした仲間ができれば、つらい受験勉強も乗り越えられるし、後の人生で振り返ったときに良い思い出にもなります。
そして、これらの経験がその後の長い人生においても強く生きる糧になると思います。
受験という短い期間ではなく、人生という長い目で見た場合にも、部活をすることは十分意義があると考えられます。
3.人生の学びとしての効果
部活では、生徒たちは自分とは違う多くの人々と関わらないといけません。
そして、様々な人々と良好な人間関係を築くにはどうすればいいか学ぶことができます。
最近は特に、SNSの発達などにより、昔と比べて様々な人々と接する機会が減っているように感じます。
自分が分かり合える同質の人間としかつながらず、異質な人とは相互理解に手間がかかるので関わらないということも簡単にできてしまうからです。
昔は家族も多く三世代だったり、多くの近所の人との関わり多かったりして、嫌がおうにも老若男女様々な人々と付き合わないといけない場面が多々ありましたが、今は違います。
そんな現状において、部活は多様な人物と触れ合い、良好な人付き合いの方法を学べるチャンスでもあります。
人付き合いは長い人生において重要な問題ですが、受験勉強においても効力を発揮します。
これが上手ければ多くの人の助けが得られるからです。
特に勉強を教えてもらうとき、上手に人と交流ができれば多くのことを教えてもらえます。
こうした点も部活をしないで受験勉強のみに日常を捧げる生徒には得難いものでしょう。
今回は受験と部活というテーマで考えてみました。
本当に受験勉強という視点のみで議論するなら、部活は時間の無駄かも知れません。
しかし、部活で生徒が得られるものは、実は受験勉強を裏で支えるのに重要なものが沢山あることが分かります。
更に、部活で身に付くことの中には、受験勉強という狭い視野でなく、人生という大きな視点で考えたとき、人生を豊かにしてくれるものも数多くあります。
受験勉強という一点のみにおいて、部活を捨てるというのは何だかもったいないような気もします。
実際、部活をしないから必ずしも成績が上がるという訳でなく、むしろ部活をやめてできた時間をゲームなどの遊びに使い、反って成績が下がるということもよくあります。
要は本人の自覚しだいということも忘れないでほしいです。
以上のことを踏まえて、入試を目指す生徒として部活をどのように捉えるべきか見直してみるのもいいかも知れません。
2022.09.10
重たいランドセル、人間関係、スマホ・・・今どきの環境が子供たちの健康に大きな影響を与えています
我々が育った時とは大きく異なる環境で、今の生徒たちは育っています。
その結果、子供たちの成長や健康に害が出ているようです。
スマホやインターネットが普及し私たちの環境は大きく変わりました。
学校の教育方針も同様です。
つまり、子供たちは私たちが経験したことのない環境の中で生きているのです。
従って、私たちが想像しなかった悪い事態が子供たちに起こっています。
1.持ち物
最近特に取りざたされているものの一つに生徒たちの持ち物の問題があります。
ランドセルは年々改良されより軽く丈夫になっています。
しかし、教科書やノート、ドリルなどの教材は以前(特に「ゆとり教育」のころ)に比べ格段に多くなっています。
学習指導要領の改訂により、教科書のページすすが増え、サイズも大型化しています。
昔みたいに教科書が上下に分かれておらず、一冊の厚みも増えています。
時には体操着や上履き、ピアニカや粘土も持たなければならず、平均で7.7㎏の荷物を持たなければならないと言われています。
パンパンになったランドセルを背負って、よたよたと通学路を休み休み歩く小学生の姿が目撃されます。
7.7㎏と言えば、自分の体重の4分の1くらいになるので、疲れて当然です。
中学生では更に教科書は増えます。
更に「置き勉禁止」(学校に教材を置いておくのを禁止すること)なので、毎日生徒は全教科の教材を持って往復しなければなりません。
よく後ろにこける生徒がいるそうです。
2.SNS
この問題は生徒を疲れさせ活力を奪ったり、登下校中ふらふら歩いて事故に巻き込まれるだけではありません。
背中に重い荷物をかるわなければならないので、どうしても前傾姿勢になります。
前かがみの姿勢は重い頭を支える首の負担を増やし、肩こりを引き起こします。
また、猫背になり、頭痛や腰痛を発症することもあります。
子供はまだ骨格がしっかりしていませんから、重すぎるカバンは大きなダメージになります。
精神面からの子供たちへの影響も見過ごせません。
今の生徒たちは面と向かった人間関係だけでなく、SNSなどを使った人間関係も重要になっています。
そして、常にSNSを通じてグループに触れていないと大きな不安を感じるようです。
そんな中で、第三者には分かりにくいいじめにある生徒も多いです。
グループから外されるのが怖い、自分がいじめられる立場になるのが恐ろしい。
結果、生徒たちは常に空気を読んで全体が期待する役割を演じなければならなくなっています。
SNSには逃げ場がなく、一日24時間つながっているので、気の休まる場所がありません。
彼らを取り巻くぎくしゃくとした人間関係が、より生徒たちを委縮させる。
更に親の期待や成績など、様々なストレスにさらされ肉体に影響が出る子供もたくさんいます。
腰痛に頭痛、肩こりに円形脱毛症まであります。
3.スマホ老眼
「スマホ老眼」も子供たちの間で増えているようです。
スマホのゲームなどで目を酷使して、目の調整機能が落ちることを「スマホ老眼」と呼ぶそうです。
焦点がなかなか合わなくなるだけでなく、更に症状が悪化すると近視、頭痛、肩こり、集中力低下が起きてきます。現在学校ではIoT化で授業でもタブレット端末やパソコンを使う機会が増え、子供たちの目に対する環境はより厳しくなります。
2時間以上スマホを連続して使うと相当の負担になるそうです。
世の中がめまぐるしく変化する時代、私たちが経験したことのない環境に、子供たちはさらされています。
その結果、子供たちは心身共に非常に大きな負担を受け、健康を害するものが増えています。
これは環境の問題なので、社会全体で取り組むべきです。
しかし、第一歩としては身近な大人が、自分の子供を始めとする子供たち一人ひとりに、丁寧に対応していくべきでしょう。
2022.09.09
明日は十五夜、お月見!日本の伝統行事は受験でもよく出ます
今年の十五夜は明日9月10日!
中秋の名月とも呼ばれていますよね。
天気予報によると東京は雲がかかって見えにくいようです。
でも、雲のすきまから真ん丸な美しい月が現れるのを待ちながら夜空を眺めるのもいいかもしれませんね。
運良く見れれば感動もひとしお。
一瞬でもいいから、美しい丸い月が見れますようにお祈りします。
そもそもお月見とは何なのでしょうか。
十五夜とも呼ばれ、旧暦の8月15日辺りに出るの夜に満月を味わうことです。
中秋の名月と言い、日本人はその見事な月を眺めながら歌を詠んだりしました。
因みに、日本人は月の黒っぽいところ(海と呼ばれていますが、実際に水はありません。)を見て、ウサギが餅つきをしている姿を想像しました。
南アフリカではロバやワニに見えるそうです。
アラビアでは吠えるライオン、ヨーロッパでは紙の長い女の人やカニなど国や地域によって、その見え方が変わっていきます。
これは違うものを見ているというより、見えているものを何と結びつけているかという文化的な違いによるものです。
(例えば虹の色は日本では7色と言いますが、他の国では違う数になっています。)
月を見ながらこんな話をしてみるのも楽しいと思います。
ウサギが当たり前と思っていたら、それは日本だけで他にもいろいろな考え方があるんだなんて気づくときっと面白いでしょう。
ところで、お月見を始めとする年中行事は、実は受験でよく出る話題です。
特に中学受験では、社会や国語などで出てきます。
各行事の日にちや由来、何をするのかなど問われますが、学校などであえて授業中に学ぶことはないと思います。
つまり、勉強というより、一般常識として聞かれるのです。
しかも、意外と年中行事に関する問題は多いです。
だから、知ることは必要です。
あえて勉強として学ぶよりは、実際に年中行事として家庭で実践された方が、子供も実体験として理解し、いい思い出にもなるので、家族みんなで楽しみながら、由来などを話し合うといいでしょう。
日本の伝統文化を学ぶことにもなり、日本的な考え方が分かってくると思います。
最近はクリスマスやバレンタインデー、それからハロウィーンなど西洋の年中行事も浸透してきているようで、こちらも子供たちに体験されるのがいいと思います。
現在行われている教育改革では、「考える力」を重視します。
年中行事を通して日本人の心を考える問題も当然想定されます。
年中行事に限らず、経験を通した学びは知識ではなく知恵として蓄積されるので、「考える力」を育てるには非常に大事になります。
皆さんも家族で年中行事を楽しみながら、子供の「考える力」を養いましょう。
2022.08.25
二学期!しかし二学期初日は子供たちの自殺の多い日でもあります
夏休みも終わり、都内では今日から二学期が始まる学校も多いと思います。
しかし、この二学期初日というのは統計上子供たちの自殺の最も多い日でもあります。
今日はこの点について考えてみたいと思います。
長期休暇の終盤には大人でも、通常生活に戻る不安を感じ憂鬱になりがちです。
子供たちも夏休みの休日モードから通常モードに戻れるか心配になります。
ましてや勉強嫌いの子供にとっては、これまで解放されていた勉強にまた縛られるので、嫌な気持ちが増します。
また、一学期にいじめなどにあって学校に行くのがいやだった子供には、夏休みの間会わなくて済んだ嫌な生徒と再び顔を会わせないといけないのです。
人間関係がうまくいかず、いじめられたり無視されたりするのではないか。
勉強がより難しくなって、自分はついていけるのか。
そのことで親や先生から叱られるのではないか。
いずれにしても不安やストレスの増える時期なのです。
では、自殺に陥る子供たちの心理状態を考えてみましょう。
自分を分かってくれる人はいない、誰も助けてくれない、頼れない。
独りぼっちなんだ。
思春期の子供にはありがちな孤立感という心理状態です。
だから、誰にも相談せず、一人で問題を抱え込み、どんどん大きくなっていく。
外部からの新たな考え方が入ってこないので、自分の中で問題を深刻化してしまう。
また、自分の居場所がないと疎外感を感じることもあるでしょう。
そして、自分はこの世に存在する意味のない人間だ、価値のない人間だと卑下してしまう。
更に、このような状況は今後の人生でも変わらず、ずっと続くように感じてしまう。
未来への希望が持てず、生きる気力、一体と願う力が弱まってしまう。
ならば、いっそのこと死んだ方がましと考える。
いじめに苦しむ生徒などは、苦しい現状から逃げるために、自殺という選択肢を選ぶこともありますが、自分のできる唯一の抵抗として、自殺という手段を選ぶこともあります。
現実では抵抗できないから、自分が死ぬことでいじめた生徒が罪悪感にさいなまれ苦しむことを期待する。
しかし、ことがそのように運ぶかは不確定だし、おそらく一過性で終わり、いじめた子供も時間がたてば忘れてしまうでしょう。
実際自分の命を犠牲にしてまで効果のある方法には思えませんが、視野がせまくなっている当事者には最後の希望なのでしょう。
または、いじめられてなぜ自分がこんな目に合わなければならないのかという怒りが、何もできないふがいない自分に向かい、自分を傷つける行為に及ぶこともあります。
自殺に至るにはそれなりに追い詰められ、その状況から自殺以外の選択肢はないと判断する心理があるのです。
これを理解し、子供たちの尊い命が犠牲にならないように、我々は対処していかなければなりません。
子供たちの自殺に向かう兆候、それを防ぐにはどうすべきか。
未来のある若い命が失われることのないよう、心から願います。
2022.08.19
イベント紹介『化石ハンター展』夏休みは特別展がいっぱい!
夏休みも終盤に入ってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
勉強や遊びも大事ですが、夏休みだからこそ行われるイベントもたくさんあります。
そんな特別な展示や催しに出かけて、日頃なかなか味わえない経験をするのもいいでしょう。
イベントを通じて得られる特別な感動が子供たちの人生を大きく変えることもあります。
よって、この長期休暇を利用して様々なイベントに参加し、子供たちの心に多くの刺激を与えてあげることをお勧めします。
毎年そうですが、今年もいろいろなことが予定されているようです。
そんな数ある夏の特別展の中で葛西TKKアカデミー紹介するのは『化石ハンター展』です。
上野の国立科学博物館で現在行われている特別展で、10月10日までやっていますのでまだ日程的に余裕があります。
ご時世柄、入場にはオンラインによる事前予約が必要なので注意してください。
立地も上野公園内なので、アクセスも非常に楽です。
このイベントはアメリカのロイ・チャップマン・アンドリュースが、1922年に中央アジアのゴビ砂漠で大規模な化石の調査を行ったのを記念して開催されました。
本展では彼の生い立ちから始まり、この有名なゴビ砂漠での成果を展示してあります。
大発見と言われるプロトリケラトプスとその卵の化石もあります。
そして、彼の業績に刺激を受け、彼のような化石ハンターを目指した人々の成果も見ることができます。
恐竜や哺乳類の数多くの標本はその大きさや奇抜さから、驚くこと間違いなしです。
実は、彼がこの大規模調査を行ったのは、恐竜の化石発見のためではなく、彼の師が提唱する「哺乳類の起源はアジアにある」という言葉を立証するためで、本来は哺乳類化石の収集と調査が目的でした。
インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突をした際、地形が変化し、それに伴いアジアの気候も変化しました。
ヒマラヤなどの高地が誕生し、そこに暮らす哺乳類が寒冷気候に適応した結果、後の氷河期に拡散して生き延び、動物相の変化をもたらし、現在のように哺乳類が繁栄するようになったと考えたのです。
これを「アウト・オブ・チベット」説と言うそうです。
非常に興味深い考え方ですね。
この「アウト・オブ・チベット」説の裏付けを得るために行った大調査ですが、この展示ではその調査の様子やそれに関連した哺乳類の標本化石が見られます。
史上最大の陸生哺乳類といわれる「パラケラテリウム」の化石は圧巻です。
史上最大というだけあって本当に大きい!
キリンかと思うくらい。
サイの仲間なのですが、今のサイとは全く違うすらりと高い背にビックリです。
また、他にも多くの哺乳類化石や標本がありますが、中でも人気なのは、今は絶滅してしまった「チベットケサイ」という、全身が長い毛で覆われ大きな角を持つサイの生きていた様子を表した生体モデルです。
世界初公開ということ、全身骨格の圧倒的に大きな角などもありますが、最大の人気の理由はこの生体モデルなのではないでしょうか。
これは親子のチベットケサイが復元されていますが、ここには次のようなストーリーが表現されているそうです。
「生まれて初めて見る雪はしゃく子供のケサイ、そして、お母さんケサイはその様子をそっと見守ってあげている。その一方でお父さんケサイは家族を守るように外敵に向かって威嚇を仕掛けています」
ここの注目ポイントは何と言っても子供のケサイです。
雪で滑って転んだのか、それとも楽しくて雪で遊んでいるのか。
母親の足元でコロンと寝そべっている姿がとてもかわいいのです。
ぬいぐるみになってグッズとしても売られているそうですが、思わず持ち帰りたくなりますね。
展示だけでも大変楽しめますが、それ以外に図録や小物などのグッズ、それから食も注目です。
この特別展を通じて子供たちが古生物や世の中の不思議に興味を抱き、驚きと感動を体験し、いろいろなものに対する好奇心を育ててくれればと思います。
『化石ハンター展』以外にもたくさんの展示やイベントが夏休みにはあります。
残りわずかですが、チャンスを逃さず、豊かな心を持って、楽しい夏の思い出を作ってください。
2022.08.09
もうすぐ夏休みも終わってしまいますよ!『毎週月曜日はTKKで宿題やるぞ!』来週は水曜日もやります!
暑い日が続きます。
暑さに負けて毎日をだらだら過ごしていませんか。
夏休みの宿題は順調に進んでいますか。
気づけばもう夏休みも半分終わっていますよ。
今年は8月25日まで。
大丈夫ですか?
宿題終わりますか。
そこで、葛西TKKアカデミーの夏休み企画『毎週月曜日はTKKで宿題やるぞ!』ですが、来週は特別に水曜日も実施します。
夏休みの宿題が思うように進んでいない人は是非参加してください。
『毎週月曜日はTKKで宿題やるぞ!』
毎週月曜日、午前10時~午後4時まで、葛西TKKアカデミーが教室を開放し、皆さんの夏休みの宿題をお助けします。
来週は特別に8/15(月)と8/17(水)の二日間!
事前予約制で参加希望者はメールにてご予約お願いいたします。
tkkac2016@gmail.com
お問い合わせもこちらまで。
基本的に参加は無料ですが、工作等材料費がかかる場合はそちらを請求することがあります。
また、生徒たちの代わりに葛西TKKアカデミーが宿題をするのではありませんので、誤解のないように。
あくまでも宿題をするのは本人です。
葛西TKKアカデミーは皆さんが早く終われるように、少しでも良いものができるように、手伝ったりヒントを与えたり相談にのったりします。
次のような人は是非ご参加ください。
1.毎年宿題のワークやドリルが終わらない
そんな人は、このイベントを毎週利用して、勉強の環境の整った葛西TKKアカデミーの涼しい教室で集中して勉強に取り組むことができます。
しかも、分からないときはTKKアカデミーの先生に直接質問して教えてもらうことができます。
最初に計画を立てて、毎週のノルマを決めてやると、宿題が遅れることなく進みますよ。
2.自由研究に何をしていいか分からない
自由研究何をしていいか分からないという生徒は非常に多く、アイデアを出すのに一苦労です。
そこでTKKアカデミーがどんな自由研究にするか、本人と相談しながら考えてくれます。
その研究方法やレポートの書き方までアドバイスしてくれますよ。
3.工作や絵などの作品を作りたい
葛西TKKアカデミーの経験豊富な先生がちょっと変わった工作や絵画のアイデアを出してくれます。
そして、一緒に作品を作るお手伝いをします。
他の人と一味違うものを作りたいなら、是非お知らせください。
4.読書感想文が苦手
読書感想文は毎年夏休みの宿題として定番です。
しかし、本を読んでもどう書いていいか分からず、悩む生徒もとてもたくさんいます。
そこで葛西TKKアカデミーの先生が、読書感想文を書くためのフォーマットを用意し、その指示に従ってメモ書きをするだけで、何を書けばいいか分かるように指導してくれます。
また、作文の書き方も教えてくれますし、書いた作文を添削してより素晴らしいものに仕上げてくれます。
他にも夏休みの宿題でお困りの方は、この機会にお問い合わせください。
毎日の猛暑で勉強をする気になれないかも知れません。
それでも夏休みの宿題はやらなくてはいけません。
そうであれば、少しでも効率よく、人より秀でたものにしたいものです。
葛西TKKアカデミーならきっと皆さんのお役に立つことができると確信しております。
夏休みも終盤になって手遅れになる前に、葛西TKKアカデミーで夏休みの宿題を終わらせて、悠々自適なゆとりのある夏休みを過ごしませんか。
皆様の参加をお待ちしております。
2022.07.27
プラモデル紹介『ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム』勉強と関係あるのですか?え、えぇ、まあ・・・
昔から指先を使うことで、脳への刺激が増え、神経ネットワークの発達が促されると言われています。
確かに工作など器用に作る生徒は、勉強の成績も良い印象がありますよね。
そこで、今回は手先を動かし脳の発達を促すツールとして、あるプラモデルを紹介したいと思います。
その名も『ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム』!
とある事情で小学生二年生に作らせたのですが、このキットがあまりにも素晴らしすぎるので紹介せずにはいられませんでした。
『ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム』へのリンクはこちら
脅威のメカニズム!小二が一時間で作る!
上のガンダム、実は上にの男の子が、お姉さんの授業が終わるのを待っている間に作りました。
トータル1時間程度です。
それでこのクオリティとは信じられません。
ガンダムのプラモデルと言うと、私が子供のときにブームになり、みんなこぞって作っていました。
その後もプラモデルは進化し続け、今では非常に品質の高いガンプラがたくさんあります。
改良に改良が重ねられたギミックとプロポーション。
細かい造形に、リアリティの追及、そして見えないところまで作り込まれたこだわりなど、バンダイ制作陣の情熱が伝わってくるくらい、素晴らしい商品がたくさん販売されています。
しかし、その結果としてプラモデルが複雑化し、値段も何千円、中には一万円を超えるものもざらにあります。
そして今のガンプラは熟練者の欲求を満たす反面、初心者には難しく敷居が高いものとなりました。
そこでバンダイが新たに発売したのが、この『エントリーグレード』のシリーズです。
この商品の素晴らしい点は、特に必要な道具もなく、初心者でも簡単に、しかも見栄えのいいガンダムが作れるという点です。
これまでランナーから本体を切り離すには、ニッパーなどの道具が必要でしたが、この『エントリーグレード ガンダム』は手でパチッと軽く押すだけで切り離すことができます。
しかも、パーツは色ごとに分割されているので、塗装をしなくてそのまま組むだけで、きちんと色分けも成されるようになっています。
更に、初心者でも作りやすいように、パーツ数も少なめに分かりやすくできています。
それでありながら可動域は広く、上の写真のようなポーズもできます。
昔のガンダムでは考えられません。
特に顔などを見てもらえると分かるのですが、それでいてディテールまでしっかり作り込まれていて、出来上がると初心者が作ったとは信じられないくらい素晴らしいガンダムが手軽に完成するのです。
しかも、770円(税込)と値段もお手頃!
私自身も小学生二年生の彼が作るのを見て驚き、今度は自分自身用に一つほしくなりました。
さすがバンダイ、これならプラモデル未経験の人でも簡単に作れ満足を得られますね。
これまで興味なかった人もきっとプラモデル作りに引き込まれるでしょう。
因みに、私はバンダイの回し者ではありません。
勉強とどう関わるの?
ここで終わっては単なる趣味のニュースになってしまいますので、勉強にどう役立つか考えてみます。
よく言われるのが、手先で細かい作業をすることによって、脳への刺激が増え、神経が複雑に絡み、ネットワークが構築されるということです。
勉強における思考力や発想力、想像力などは神経ネットワークが密になればなるほど高くなると言われていますので、プラモデル作りを通して指先をたくさん使うことは、脳の発達にとてもいいのです。
更に、説明書を見て作る訳ですが、説明書を読み取る力というのも勉強には非常に役立ちます。
プラモデルの作り方が書いてある説明書は図を使って説明していますので、先ず、図形の読み取り、空間を認知する能力が要求されます。
プラモデルが作れるということは、空間認知能力が備わっている、またはそれを鍛錬し習得しているということになるので、プラモデル作りはやはり勉強の役に立ちます。
ただ平面上の立体そのものを理解するだけでなく、その立体同士をどのように組み合わせるか、どのような順でつなぎ合わせていくかなどの指示も理解しないといけません。
説明書を読みながらプラモデルを作るということは、指示を正確に読み取る訓練にもなります。
これからの新しい日本の教育において、これも重要な力になります。
現在教育改革で文科省が目標とする学習能力が単なる暗記だけではなく、情報を読み取り分析し自身の知識経験なども踏まえて結論を導き出すレベルにまで引き上げられています。
その結果、普段の授業や入試などで、(数学に限らず様々な教科で)図などの資料を用いた問題が非常に増えています。
空間認知能力や図形の読み取りができないと正解が出せませんし、問題に書かれている指示や内容を正確に理解しないとどのように解くのか分かりません。
プラモデルという子供たちが取り掛かりやすいものを通じて、これらの能力を伸ばすのは勉強にとても有益だと考えます。
今回は偶然にも出会ったガンダムのプラモデルが素晴らしすぎたので、そのお話になりました。
人間、その気になれば色々なものから学ぶことができます。
一見勉強と関係ないように思えるものでも、実は非常に勉強に役立ち、知らず知らずのうちに子供の潜在能力を引き延ばすことがあります。
子供に勉強が敬遠されることが多いですが、このように本人が興味を持ちそうなもの、楽しめそうなものから学べると、考え方も変わってくるのではないでしょうか。
今はちょうど夏休みで時間的にゆとりがあると思います。
この機会に普段できないようなことに挑戦し、新しい学びの扉を開いてみるのもいいのではないでしょうか。
また、学びは五教科だけではありません。
それ以外にも人生の糧になることが身の回りにはたくさんあると思います。
暑い日が続いていますが、ダラダラと過ごさず、どうか積極的に行動してたくさんのことを学んでください。
2022.07.20
葛西TKKアカデミーの夏休み企画第二弾!『毎週月曜日はTKKで宿題やるぞ!』
いよいよ夏休みがスタート。
遊ぶ計画もたくさん立てていることでしょう。
しかし、うかうかしていると長いはずの夏休みもあっという間に終わってしまいます。
二学期直前に慌てて夏休みの宿題に取り掛かる、なんてことはよくありますよね。
そんなことにならないように、葛西TKKアカデミーが皆さんの夏休みの宿題をお手伝いします。
先日ご案内した『デジタルアート体験』に次ぐ、葛西TKKアカデミーの夏休み企画第二弾!
『毎週月曜日はTKKで宿題やるぞ!』
毎週月曜日、午前10時~午後4時まで、葛西TKKアカデミーが教室を開放し、皆さんの夏休みの宿題をお助けします。
事前予約制で参加希望者はメールにてご予約お願いいたします。
tkkac2016@gmail.com
お問い合わせもこちらまで。
基本的に参加は無料ですが、工作等材料費がかかる場合はそちらを請求することがあります。
また、生徒たちの代わりに葛西TKKアカデミーが宿題をするのではありませんので、誤解のないように。
あくまでも宿題をするのは本人です。
葛西TKKアカデミーは皆さんが早く終われるように、少しでも良いものができるように、手伝ったりヒントを与えたり相談にのったりします。
次のような人は是非ご参加ください。
1.毎年宿題のワークやドリルが終わらない
そんな人は、このイベントを毎週利用して、勉強の環境の整った葛西TKKアカデミーの涼しい教室で集中して勉強に取り組むことができます。
しかも、分からないときはTKKアカデミーの先生に直接質問して教えてもらうことができます。
最初に計画を立てて、毎週のノルマを決めてやると、宿題が遅れることなく進みますよ。
2.自由研究に何をしていいか分からない
自由研究何をしていいか分からないという生徒は非常に多く、アイデアを出すのに一苦労です。
そこでTKKアカデミーがどんな自由研究にするか、本人と相談しながら考えてくれます。
その研究方法やレポートの書き方までアドバイスしてくれますよ。
3.工作や絵などの作品を作りたい
葛西TKKアカデミーの経験豊富な先生がちょっと変わった工作や絵画のアイデアを出してくれます。
そして、一緒に作品を作るお手伝いをします。
他の人と一味違うものを作りたいなら、是非お知らせください。
4.読書感想文が苦手
読書感想文は毎年夏休みの宿題として定番です。
しかし、本を読んでもどう書いていいか分からず、悩む生徒もとてもたくさんいます。
そこで葛西TKKアカデミーの先生が、読書感想文を書くためのフォーマットを用意し、その指示に従ってメモ書きをするだけで、何を書けばいいか分かるように指導してくれます。
また、作文の書き方も教えてくれますし、書いた作文を添削してより素晴らしいものに仕上げてくれます。
他にも夏休みの宿題でお困りの方は、この機会にお問い合わせください。
大雨が降ったりものすごく暑かったりと、今年の夏は勉強に向かないような予感さえします。
それでも夏休みの宿題はやらなくてはいけません。
そうであれば、少しでも効率よく、人より秀でたものにしたいものです。
葛西TKKアカデミーならきっと皆さんのお役に立つことができると確信しております。
夏休みも終盤になって手遅れになる前に、葛西TKKアカデミーと一緒に夏休みの宿題を終わらせて、悠々自適なゆとりのある夏休みを過ごしませんか。
皆様の参加をお待ちしております。
2022.07.20
明日は終業式、通知表を上手く使って学習改善と意欲向上!
明日が終業式の学校も多いことと思います。
そして、各学期の終わりに手渡されるものに通知表があります。
その学期の学校での活動の総括です。
今、成績が気になってドキドキしている人もたくさんいると思います。
でも、結果を見て、よかった悪かったと一喜一憂して終わりではあまり意味がありません。
この通知表をどのように見て、子供たちと共有するかで、今後の学習が左右されます。
通知表を上手に使って、今後の成績アップにつなげましょう。
普段からなかなか勉強せず苛立っているところに、この通知表を証拠物件として取り上げ、ひたすら子供の勉強に対する怠慢を責めるだけでは、子供の勉強に対する姿勢、能力は向上しません。
反って勉強に対する拒絶を強めるだけです。
そんな子供は大抵自分が十分やらなかったことは分かっているのです。
自分でも内心反省しているところに、傷口に塩を塗られるように攻め立てられると、嫌になってやる気にもなりません。
通知表は子供を責めるための道具ではありません。
通知表は学習の記録であり、良い点悪い点を明確にし、今後の勉強の向上に役立つ資料なのです。
よって、もらった通知表をどのように生かすかが大事です。
的確に分析し上手にアドバイスすれば、子供のやる気を出させ成績を伸ばすことができます。
では、通知表をどのように扱えばいいのでしょうか。
もらった通知表を子供と一緒に見ながら、話し合ってください。
まずは良い点を褒めてあげましょう。
以前と比べて何が良くなったか、どんなことができているかを読み取りましょう。
そして、言葉で明確に子供に伝えてください。
どんなに些細なことでも構いません。
褒めることは、子供の努力を認め、本人を肯定することになります。
子供はうれしくなり更なる努力をするでしょうし、自己肯定感が高まれば自身にもつながります。
そして、褒めるのはどんなに小さなことでも構いません。
具体的であればより分かりやすく、効果も大きくなります。
「今までできなかった九九が完璧に言えるようになったね。」という感じで。
逆に、本人を否定するような言葉はやめましょう。
自分はそのつもりでなくても、本人がそのように捉える場合があります。
だから、否定的な言葉に対しては慎重になってください。
通知表は学校生活における本人の評価の一部であって、全ての能力や人格を評価するものではありません。
でも、通知表の結果だけで「ダメだね。」と言われると、自己否定につながり、心が傷つきもう勉強もしたくなっても仕方ありません。
先ほどと逆になりますが、これは通知表の意図するところ、教育の望むところではありません。
また、他者と比較するのもよくありません。
「○○ちゃんはできるのに。」とか「お兄ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの。」などと言うのもいけません。
人間の成長は人それぞれで、必ずしもみんなと同じではありません。
できるのが遅れているからと言って、能力が無いわけではありません。
自分が最大限の努力をして出した結果を他者との比較で否定されるのも、本人の自己否定につながり、今後の学習に悪影響を及ぼします。
でも、褒めるだけではいけません。
やはり、本人の向上のためにも悪かったところもしっかり分析し、どうすればいいか対策を一緒に考えるべきです。
上手にアドバイスすれば、成績も伸びることでしょう。
その際は、親はカウンセラーに徹した方がいいです。
ああしろこうしろと指図するのは、子供に不快感を与えると同時に、親に言われたからと自分に責任を持たなくなります。
一緒に考え、本人がどうするかを決める。
これが大事です。
「どうしてこうなったと思う。」
「こうなったのはなぜかな。」
「もしこうだったら、どうなっていたと思う。」
などと質問しながら会話を促すのが役割です。
質問に答えるうちに本人も原因がだんだん明確になり、どんな解決法がいいかが分かってきます。
問答の中でもよい点が見つかれば、欠かさず褒めてください。
そして、無理のない目標や対策を自分で立てれば、誰にも強要されたわけではないので責任もってやるしかありません。
このようにして改善することができます。
通知表を有効に使うことで勉強の向上が図られます。
ただ結果を見るだけでなく、共有し努力と成果をほめ、改善すべきことを見つけ話し合い対策を立てる。
これが成績アップのためのいい機会です。
そして、新しく立てた目標に向かって長期の休みを活用し、今後の学習生活が有意義に過ごせるように頑張ってください。
2022.07.18
夏休みの宿題で苦戦する読書感想文はどう書けばいいのでしょうか
皆様のお役に立てる個別指導塾を目指す葛西TKKアカデミーは、通常の五教科の指導の他に、読書感想文や自由研究のお手伝いもします。
夏休みの宿題で子供たちが嫌がるのもが読書感想文です。
読むのが面倒くさくて後回しにしていたら、いつの間にか夏休みも終わり。
慌てて読もうとしても時間が足りず、提出期限に間に合わないなんてことはよくあります。
そうならないように早めに手を付けた方がいいでしょう。
本日は、読書感想文の書き方とコツをご説明します。
当然本を読む訳ですから、最初に本を選ばないといけません。
普段から本に親しんでいるお子様ならいくつか心当たりがあるでしょうが、そうでないと一から探さないといけません。
本屋の店頭にもたくさんあって、どれを選べばいいか分からない。
特にこだわりがないのであれば、本は何でもいいと思います。
分からないときは、読書感想文の推薦図書や本屋の店頭にあるポップで決めると、だいたい間違いはありません。
友達が勧めた者でもいいし、テレビで話題になっているものでもいい。
映画やドラマの原作であれば、先に映像を見て読むと分かりやすかったりします。
それでも分からないときは表紙の絵や色で決めてもいいと思います。
つまり、こちらがどのように書くかが問題であって、そのもとになるお話は何でもいいのです。
次に本を実際に読むのですが、ただ読んでいると何も印象に残らず、後で何のお話か、何を書いていいか分からなくなります。
だから、読みながらメモを取るようにしてください。
メモすることは、あらすじや印象に残った場面や言葉、登場人物の行動や気持ちなど、感想文を書くときの助けになると思ったことです。
要約して書いてもいいし、抜き出しても構いません。
ページ数と行を書いておくと、後で見直すときも便利です。
また、読んでいるときの自分の気持ちもいい材料になりますから、メモしましょう。
こうして読み終え、各材料が集まったら、内容を決めましょう。
何をどのくらい書くか決めるのです。
それに基づき、使えそうな材料をメモから見つけます。
メモをつなぎ合わせ大筋を決め、細かいところを書いていきます。
この時、ページが書いてあればすぐに本を参照できるので便利です。
基本的構成は小学生の場合、「はじめ」「なか」「おわり」が一般的です。
「はじめ」にはどうしてその本を読もうと思ったか、きっかけやあらすじなどを書き、読み手に本の紹介をします。
「なか」では、印象に残った場面に触れ、どうしてそこが印象に残ったか説明します。
自分の感想や、その場面から分かったこと、学んだことを書くといいでしょう。
「わたしだったら…」というのもいい書き方です。
分量にもよりますが、ふつうは印象に残った場面を二つぐらい触れれば十分でしょう。
1200字であれば、「はじめ」150字、「なか」800字、「おわり」200字ぐらいが目安になると思います。
こうして一通り書けたら、必ず読み直しましょう。
主語述語の不一致や、文末表現の不統一、誤字脱字などないか確認しましょう。
原稿用紙の使い方は適切ですか。
時間があれば他の人に読んでもらってください。
意見、感想、こうしたらもっと良くなるというアドバイスがもらえます。
こうしてより良い感想文に仕上げましょう。
慣れないと面倒くさく思えるかもしれませんが、書いてみると意外と面白かったりします。
これをきっかけに物書きに目覚めるかもしれません。
いずれにしても「書く」という行為は社会生活において非常に重要な行為です。
様々なきっかけを有効に活用して、子供たちの「書く」技術を磨いてほしいと思います。
2022.07.11
TKKアカデミーの夏のイベント!今年は『デジタルアート体験』です
2022/07/11
もうすぐ夏休みですね。
今年も猛暑になりそうな感じですが、葛西TKKアカデミーではオリジナルの夏のイベントとして『デジタルアート体験』を行います。
コロナ禍の影響でGIGAスクール構想が前倒しされ、既に生徒一人ひとりにデジタル端末が配布されました。
もう子供が自宅にiPadなどを持ち帰って、リモートの練習をしたりしているのではないでしょうか。
実際にiPadで問題を解いたり、インターネットで調べたり、プレゼンテーション用のスライドを作ったりと、学校教育のデジタル化は進み、我々には想像つかないくらい学校の日常に入り込んでいます。
このようにデジタルな環境は子供に身近なものとなっていますので、今年の葛西TKKアカデミーはデジタルツールを使って何かできないかと考え、夏の企画として『デジタルアート体験』を実施することにしました。
葛西TKKアカデミーの『デジタルアート体験』!
日時:8月5日 12:00~17:00
場所:葛西TKKアカデミー
料金:500円
内容:
iPadを使ったお絵描き教室です。
事前予約制で所要時間1時間を予定しております(実際はそれほどかからないと予想しています)。
専任の先生がついて、一対一でお絵描きをサポートしてくれます。
絵のジャンルとしては次の3つです。
1.コラージュ:用意してある素材やその場で撮った写真を取り込んで、貼り付けたりしながら絵を完成させます。
2.塗り絵:既に描かれている絵に、自由に色を塗っていきます。
3.キャライラスト:自分の好きなキャラクターを自由に描いていただきます。
予約の段階でどれを描きたいか決めていただきます。
出来上がった作品はその場でプリントアウトしてお持ち帰りいただけます。
希望があれば作品をメールに添付してお送りします。
暑いので、葛西TKKアカデミーの涼しい教室で過ごすこのイベントは最適です。
一時間に一組しかできないので、席が埋まってしまうことも考えられます。
予約はお早めに。
デジタルアートと言うと「難しそう」と思うかも知れませんが、実は意外と簡単にできます。
学校でも使い子供たちも扱いに慣れてきたと思うので、このイベントを通じてICTで何ができるか実感し、楽しみ、新しい可能性を感じ取ってもらえれば幸いです。
2022.07.09
勉強ができなくなってしまった生徒たちの共通する経験とは
葛西TKKアカデミーでは勉強をしたくてもできない生徒たち、勉強をどうにかしたいけどどうやっていいか分からない生徒たちを多く見てきました。
普通の塾のように教材さえ与えておけば自分で勉強でき、ある程度の結果が出せる生徒とは違い、一筋縄ではいかない生徒をたくさ思い出しますす。
普通の塾なら見放される(例え表立って言われなくても実際にそうされている)生徒でも、本人のやる気さえあれば他のことは度外視してでも受け入れ、何とかしてあげたいと努力してまいりました。
そのような生徒とたくさん出会う中で、彼らが勉強ができなくなってしなった原因、勉強をあきらめてしまった理由には似た点があることが分かりました。
小学校の一年生のときは基本的にみんな勉強が好きです。
憧れの学校に入り、新しく勉強というものができることが喜びでした。
しかし、学年が上がり学習内容が難しくなっていくにつれ、これまではよく理解できた勉強が、簡単に解けた問題ができないようになってくるという現実にぶち当たります。
それは授業で先生の言っていることが分からないとか、宿題の問題がどうしても解けないといった経験から悟ったり、できたつもりでも実際にテストをしてみると点数が悪かったという結果から実感したりします。
そうしてどうすればいいか分からなくなります。
そんなとき、適切に生徒が分かるように説明し導いてくれる人がいればいいのですが、単純に「なんでできないの。」と怒鳴ったり、「頭悪いんじゃないの。」と非難されたりすると、子供たちは救われず、勉強に対する情熱が一気に冷めてしまいます。
そして、「自分はダメな人間だ。」と卑下し、勉強が嫌になっていきます。
子供たちの成長は決して一定ではなく、ある程度の早い遅いはあります。
だけど、日本の場合、一定の年代の生徒は皆一様に同じ勉強ができていないといけないという暗黙の了解があるようです。
だから、そこから少しでも離脱してしまうと不安になり、もう挽回のチャンスはないと感じるようです。
これは親も同じで、自分の子供が一般的な生徒と同じように勉強ができないと非常に焦って、なんとかしようと勉強を教えます。
しかし、子供たちの性質を無視して一方的に押し付けるような教え方では、当然生徒はいつまで経ってもできるようにはなりませんし、親も一生懸命だからこそ、いつまで経ってもできるようにならない我が子に焦り苛立ちます。
そして、ついつい大声を出してしまうと、もう親子関係までもぎくしゃくし何もいいことがありません。
親や先生に「できない子」のレッテルを貼られ、徹底的に心を傷つけられた子供たちは立ち直れなくなり、「いくら勉強をしても非難されるばかりなら、ひたすらつらい思いをするだけなので、もう勉強は諦めて逃げよう。」と考えます。
せっかくできる可能性があるのに、自分から逃避するのです。
それは周囲が生徒たちに希望を感じさせてやれないことが大きな原因の一つと私は考えます。
私の経験から思い出されるのは、こちらが質問した時に「答えたくありません。」と言った生徒です。
彼女はこれまでテストなどで間違える度にさんざん責められ心を痛めました。
自分が間違えることを公にされるのが怖くて、答えないという普通あり得ない選択肢を取るのです。
答えなければ「間違い」とは言われず、自分の体面が保たれると考えるのでしょう。
そうして自分を守ろうとしたのです。
でも、間違えることができない生徒は悲劇です。
なぜなら、人間は間違えの中にこそ学びのチャンスがあるからです。
他にもいろいろ理屈をこねて勉強をしないことを正当化しようとする生徒、しなくてはいけないのは分かっているが、自分は頭が悪いので努力しても無駄、言い換えると勉強ができないのは自分の努力が足りないのではなく、先天的なものだから仕方ないと主張する生徒(大人が「バカバカ」と言ったことを逆手に取ったいいわけですね、だから要因は大人にあります)。
様々な方法で逃げようとします。
でも、彼らは未熟でまだ分からないことも多く、心が十分に育っていないから非常にナイーブなのです。
大人はそこも含めて寛容に彼らに接してあげられるほどの器の大きさが要求されるのではないでしょうか。
しかし、実際はそれができず(親も成長中ですから)親子とも苦しい思いをします。
子育ては楽ではないので、それを含めて子育てと思えるくらいのゆとりが心にあればいいのですが、大人であっても難しいですよね。
そして、不思議なことに、このように勉強ができなくなった生徒ですが、その多くがもう一度頑張ってみようと思うときがあります。
最初、彼らが勉強に迷ったときに適切に対処できなかった場合、これは最後のチャンスです。
ここを見逃さず対応できれば挽回も可能でしょう。
多くの勉強ができない生徒は知能が低くて勉強ができなのではありません。
これまでやってこなかったからできないだけです。
一から根気強く教えれば徐々にできるようになり、場合によっては一気に目が開いて、あっという間に多くの穂コアの生徒を追い越す者もいます。
勉強ができなくなったときも、勉強をしなくてはいけない、やろうと思ったときも、子供たちは何らかの兆し、ヒントを出しています。
それを私たちは見逃さないように注意しないといけません。
言い換えるなら、すぐに感受できるように彼らに寄り添い、常にアンテナを広げてなくてはいけないのです。
そして、その信号をキャッチしたなら、どうか今度は過ちを繰り返さないでください。
分からないときは自分だけでどうにかしようとするのではなく、誰かに遠慮なく助けの手を伸ばしてください。
子育ては楽ではありません。
みんなで手分けして、上手に負担を減らすことが、親だけでなく子供にとってもストレス低減につながります。
そして、葛西TKKアカデミーはいつでも子供たちを応援していることを覚えておいてください。
勉強は一度嫌いになってしまうと大変です。
なぜなら生徒たちを勉強にもう一度向き合わせるところから始めなければならず、実はこれが非常にエネルギーを必要とするのです。
人間でも一度嫌いになってしまえば、口もききたくなくなりますよね。
そんな状態で人間関係が修復できる訳がありません。
勉強も同じです。
願わくば、勉強が嫌いになる前に手を打ってください。
「勉強は好きにならなくてもいいから嫌いにならないでください。」
これは私がよく生徒たちに投げかける言葉です。
まとめるとポイントは大きく二つ。
一つ目は、勉強ができなくなったときに本人を責めるのではなく、一緒に悩み支えてあげること。
二つ目は、再び本人がやってみようと思ったとき(思えそうなとき)を逃さず、焦らず長い目で見て適切にサポートすること。
多くの勉強に悩む生徒たちを見てきた経験上、この二点が勉強ができない生徒たちを救い出す重要なポイントだと思います。
2022.07.07
11月の高校入試のスピーキングテストに備えよう!葛西TKKアカデミーで対策講座&模試が受けられます!
今年から都立高校入試でスピーキングテストが課せられるのはご存知でしょうか。
しかも、テストは一般の都立入試よりずっと早く11月です。
つまり、早く準備をしないといけないということです。
葛西TKKアカデミーでは、この新しいテストに対応すべく対策講座と模擬テスト二回分をセットにして実施します。
特に学校がなく比較的時間にゆとりのある夏休みは対策をするチャンスです。
この機会を逃さないでください!
詳しくは、葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。
初めての試みなので、いきなりぶっつけ本番をやると絶対にうまくいきません。
是非、万全の態勢でテストに臨みましょう!
都立入試でのスピーキングテスト『ESAT-J』とは
東京都では都立高校入試の点数の中に英語の「スピーキングテスト」の点数を追加することになりました。
このスピーキングテストは『ESAT-J』と呼ばれ、タブレット端末、ヘッドフォン、マイクを使って、受験生が実際に話した英語を録音し、それを評価します
イメージとしては英検の二次試験の内容を対人ではなく、パソコンやタブレット端末などを利用して行う感じです。
注意しなくてはならないのが試験日です。
今年は11月27日(日)です。
つまり、都立高校の入試より約三か月早く試験があるのです。
入試本番と同じと勘違いしていると、準備のないままスピーキングテストを受ける羽目になります。
試験内容
テストは四つのパートから成り、パートAは、カードに書かれた短い英文を読みます。
全部で2問あり、解答時間はそれぞれ30秒。
発声して答える前に30秒の準備時間があるので、この間に英文に目を通して、読む内容を確認したり、心の中で読む練習ができます。
本当に書かれてある英文が正しく読めるかどうかだけのテストです。
パートBでは図やイラスト、簡単な掲示物やチラシなどのビジュアルマテリアルを利用した問題になります。
全部で4問あり、そのうち3問はカードに関する質問に答える問題です。
解答時間は10秒で、その前に準備時間が10秒あるので、準備時間にできるだけマテリアルの内容を把握し、必要な情報がどこにあるかを確認できるといいです。
時間が短い分、質問に対する答えも簡潔なものになっているので、比較的答えやすいかもしれません。
例えばマテリアルを見ながら、明日の天気は何か答えるような問題です。
最後の1問はカードを基に受験生にミッションが与えられます。
自分の持っている英語力を駆使して、目的を達成するには何と言えばいいか答えなくてはいけません。
例えば、自分のほしい買い物をするには店員に何と言えばいいか答えます。
こちらも同様に、準備時間、解答時間共に10秒となっています。
パートCは4コマイラストの問題です。
この4コマのイラストを見て、英語で何が起こっているか答えなくてはいけません。
30秒の準備時間の後、40秒の解答時間が与えられています。
準備時間の間にどのようなストーリーかイラストから読み取って答えてください。
解答としては、各コマ一文ずつの英語で答えられるといいのではないでしょうか。
最後のパートDでは、質問が書かれたカードが与えられるので、それを読んで英語で答えます。
ここでは質問に対しての自分の意見とその理由が求められます。
例えば、「あなたが学校の一番好きな行事は何か、その理由も答えなさい」のような問題です。
こちらは準備時間が1分、解答時間が40秒となっています。
こちらも準備時間内で自分の意見をまとめておく必要があります。
以上が、現段階での試験内容になります。
例えばパートA、パートBは英検3級の二次試験に出てくる形式ですし、パートC、パートDは英検準2級以上の二次試験の形式になっています。
ただ、受けるのが幅広い学力差のある中学三年生なので、試験の難易度はかなり下げてあります。
これもコツさえ分かっていれば、それほど難しくないと感じています。
実施に当たっては、それぞれの決められた試験会場で、タブレット端末などにヘッドフォンマイクを通して音声を録音する形になるようです。
ESAT-Jの都立高校入試における評価法
ESAT-Jのテストは基本的に都内の中学校が会場になる予定です。
試験監督および採点は事業者であるベネッセコーポレーションが行い、受験生が解答した音声を録音したものを使って採点します。
この結果は100点満点で示されますが、入試ではこれを20点満点6段階評価(4点ごとに段階分け)に換算して利用されます。
評価Aは20点、Bは16点、Cは12点と順次点数が付けられ、最低ランクのFは0点となります。
そして、この結果は各学校及び自治体に提供されます。
送られた結果は受験生の調査書に記載され、志願先の都立高校へ提出されます。
つまり、調査書点に加えられるのですね。
その結果、都立高校の合否判定に関わる点数はどのように変わるのでしょうか。
これまで都立高校の合否は、調査書にある内申点に基づく調査書点と試験当日の学力検査の点の総合点で行われてきました。
・学力検査の得点
各教科100点満点の五教科の合計点500点満点で評価されたものを700点満点(一部都立高校、分割後期、二次募集は600点満点)に換算したもの。
・調査書点
中学校での成績表にある5段階評価の数字をそのまま得点とした内申点(ただし実技4教科は2倍で評価されます)65点満点を300点満点(一部都立高校、分割後期二次募集は400点満点)に換算したもの。
これら合計1000点満点でこれまでは判定されていましたが、これにESAT-J枠として20点満点が追加され、合計1020点満点で評価されるようになります。
1020点満点中の20点と甘く見ない方がいいです。
入試は1点で合否が分かれます。
だから、例え1点でも疎かにできません。
ましてや、スピーキングテストができるとできないでは20点もの差がつくので、これは合否を左右すると言っても過言ではない事態です。
尚、ESAT-Jを受けられなかった受験生は、入試において不利にならないように学力検査の英語の得点(受験当日の得点)から仮のESAT-Jのスコアを出し、総合点に加算するそうです。
スピーキングが苦手な受験生はあえてESAT-Jを受けないで、当日試験に集中してより高得点を出した方が有利かもしれません。
ESAT-J向け特別講座&スピーキングテスト
葛西TKKアカデミーでは、このスピーキングテストに対応するための短期集中の対策講座を用意しております。
本番ではどのようなテストが出されるのか、パートごとに解説し、実際に問題に挑戦してもらいます。
テストの性格上、講座は一度に一名までとなります。
よって、早めに申し込まないと席がなくなる可能性がありますのでご注意ください。
そして、この講座を受けられると、育伸社が提供する『STE(スピーキングテスト for ESAT-J』を利用することができます。
本番と同じように端末を使い、生徒が実際に問題をやって、自分の言葉で解答したものを録音し、約一週間でテスト結果が出ます。
100点満点で総合点が出され、パートごとの到達度が分かります。
そして、それぞれにアドバイスが付いているので、それを参考に今後の学習に役立てることができます。
対策講座のテキストとスピーキングテスト二回分がセットになった特別企画です。
時間的にゆとりのある夏休み中に受けられることをお勧めします。
何もしないでいきなり本番にチャレンジするのは危険です。
不慣れな状態で危機の使い方も分からにようでは、試験中に操作でオロオロして実力は出せません。
事前に練習し、試験の内容と流れを理解して本番に臨んでください。
そのためには(他の教科も同じですが)模試を受けるのが一番です。
しかも、結果の評価とアドバイスまでもらえるので、これはお得です。
詳しくは葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
都立高校入試においてスピーキングテストが現実のものとなってきました。
しかし、多くの生徒や保護者はまだ知らないことが多く、どうしていいか戸惑っていることと思います。
しっかり情報収集をして早目の対策をお勧めします。
そのためにも葛西TKKアカデミーで行う『STE』をご利用ください。
現在、日本の学校教育で行われている教育改革は非常に大規模で、これまで親御さんが経験したことのない教育になっていきます。
この変化にいかに対応できるかどうかが、これからの学校生活、受験、そして人生の成功への大きな鍵となるでしょう。
未知のことで不安もあるかと思いますが、要はきちんと対策ができていれば問題ありません。
逆にできない人は落ちこぼれてしまい、各家庭、個人、及び学校にどれだけ対応能力があるかで、その後の生徒たちの人生が変わってくると考えられます。
いろいろ分からないこと、不安なことがあると思いますが、そんな時はどうか葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
2022.07.06
明日は七夕!日本古来からの年中行事は実は受験でもよく出ます
明日は七夕。
今年は梅雨明けが早く、明日の天気も良さそうです。
有名な織姫と彦星のロマンス、明日はどうなるのでしょうか。
笹に短冊を飾ったりできなくても、せめて家庭で話題にして家族同士の会話をしてみませんか。
こうやって思い出と結びつけることで、子供たちの記憶にも刻まれ、日本文化への理解もより深まります。
そして、年中行事は学校の教育の中でも大いに活用されます。
だから、勉強のためにも明日は七夕を楽しみましょう。
実は、七夕に限らず日本の年中行事は入試や学力テストなどでよく出てきます。
国語や社会で問題の話題として、また、常識として聞かれることもあります。
伝統的な年中行事を通して日本的な考え方を知ることは、日本人というものを考え直すよい機会にもなります。
更に、今後ますます活発になるであろう国際交流においても、日本の伝統文化を紹介できることは重要になってくるでしょう。
試験のためという枠に縛られることなく、純粋に多彩な日本の行事を楽しみ、日本人の教養としてその意義を理解してほしいと思います。
また、親子間の会話のきっかけとしても年中行事は役立ちます。
年中行事を通し経験を共有し会話をすれば、親子間の距離も縮まり相互理解も深まります。
いじめなど子供が抱える問題の早期発見にもつながるので、親子の交流のためにも是非年中行事を家族でもやってほしいと思います。
最近はなかなか個人で年中行事をやることも少なくなってきています。
小学校や保育園でイベントとしてやったり、先生から教わったりしますが、せっかく日本人として素晴らしい伝統文化があるのだから、しっかりそれを活用し家庭の円満につなげられるといいと思います。
ただ楽しむのではなく、行事の意味や由来を理解し、日本人としての教養を深めるといいと思います。
因みに七夕はどうして行われるようになったのでしょうか。
7月7日は、あの有名な『織姫と彦星』の話で年に一回、二人が天の川を超えて合うことを許される日です。
そして、この『織姫と彦星』のお話はもともとは中国の民間伝承となっています。
それが奈良時代に日本に伝わり、機織りの上手な織姫にあやかり、手芸や裁縫が上達するようにと願ったのが現在の笹に願い事を書いて結びつける習慣になったようです。
時代が下り、願い事が機織りから学芸の上達に変わり、現在では全ての子供たちが自分たちの夢や願いを星に祈っています。
ところで、織姫星と呼ばれる織女星はこと座のベガ、彦星と呼ばれる牽牛星はわし座のアルタイルを指し、どちらも一等星で夏の夜空に明るく目立つ星です。
日本では7月上旬から見えやすくなり、9月上旬ぐらいまでよく観察できます。
七夕のころだと、20~22時ごろ、東の空の下の方に見え始めます。
この時期は農業に適した季節で、その季節に合わせて明るく輝いてくるので、農業や養蚕などをつかさどる星とも考えられました。
この二つの星にはくちょう座のデネブを加えて、「夏の大三角」と呼ばれ、この辺は理科の勉強で習うかもしれませんね。
七夕に食べるものとして、伝統的なものの一つが「索餅」です。
これは小麦粉や餅粉をひねって揚げたお菓子で、唐の時代に日本に伝わりました。
これを食べるのが習慣のようですが、皆さんあまり食べませんよね。
というか、そんなものがあるなんて知らなかった人が多いのではないでしょうか。
実はこれがどんどん進化していって、現在では「そうめん」を七夕に食べるという地域もあります。
また、「索餅」に似たお菓子として「かりんとう」を食べるところもあります。
このように「七夕」一つとってもいろいろと楽しい会話が生まれるのではないでしょうか。
今まで知らなかった知識としてだけでなく、親が自分たちの子供のころどう過ごしたかなんて話すのも面白いかもしれませんね。
日本の伝統行事を家族で楽しんでください。
そして、子供時代の思い出を豊かにしてあげると、将来きっと役に立つし、強く楽しく生きていけると思います。
それでは、明日、少しの間でもいいから雲間に天の川が見えて織姫と彦星が会えますようにと祈りつつ、今日は終わりにしたいと思います。
2022.07.04
これから高校の見学会や学校説明会が多く行われるので注意点を挙げます
もうすぐ夏休み。
夏休みは大学、高校、中学の学校見学会、説明会がたくさんあります。
コロナウイルスの影響で一堂に集まっての説明会ではなく、小グループでの学校見学ツアーであったり、オンラインのバーチャル見学会であったり、各学校で見学や説明会の方法が違っていますので事前によく調べましょう。
今回は高校の学校見学について気をつけることをお話します。
進学を控えたお子様をお持ちの家庭は、色々な高校に出向くことも多いでしょう。
今回はその時に注意すべき点をお話します。
1.コースやカリキュラム、卒業後の進路について確認
入れるならどこでもいいというわけではありません。
入学した後の学校生活、卒業後の進路まで見据えて学校に確認するのがいいでしょう。
資料を見てコースやカリキュラムについて分からないことは必ず確認しましょう。
授業に関するその学校の特色(単位制など)や特別プログラム(海外研修、国際交流など)も説明を受けましょう。
直接学校の先生と話すことはいろいろな意味で利点があります。
2.学校の施設や設備を確認
プールや体育館、教室の空調など、生徒が実際に学校生活を送る上で快適な環境かどうかを確認しましょう。
部活に興味があるのなら、それに関連したもの(備品やコートなど)も見ましょう。
図書館やパソコンも大事です。
特に最近はタブレット端末や電子黒板を導入している学校もあり、生徒が使いこなせるか、先生が使いこなせているか知る必要があります。
IOTの推進を文科省はうたっていますが、現実にはまだ整っていない学校がたくさんあります。
また、適切な進路相談ができ、そのための資料が十分整っているかも見ましょう。
3.構内掲示や清掃状況を確認
掲示物や清掃状況はその学校の普段の姿を知る手がかりにまります。
掲示物がきちんと整理され見やすいか。
廊下や教室が綺麗に掃除されているか。
生徒の日常の営みが現れます。
また部活の賞状などは、その学校がどんな課外活動に力を入れているかが分かります。
新しい大学入試制度では当日の試験の点数だけでなく、高校時代での様々な活動への参加などが評価に大きく関わってきます。
学内外の活動に積極的な学校かどうかは、大学受験の大きな要素の一つになります。
4.公開授業は見た方がいいです
公開授業は学校生活の実態を知る上で役に立ちます。
公開と分かってそれ用に繕っていても、何十人もいる生徒が全てが演じることができません。
よく見るとどうしても普段の癖が出るものです。
だから、公開授業は普段の生徒の姿を見るのにはいい機会です。
そして、できれば生徒の生の声を聞いてみてください。
案外正直に話してくれるものです。
ダメ元で試してみるのもいいでしょう。
学校見学は高校を知る重要な機会です。
事前連絡すれば、説明会の日でなくても学校を見せてもらえることもあります。
後悔しないためにも学校選びは慎重にし、正確な選択をするために少しでも多くの情報を集めましょう。
まめに学校見学などに参加することで、学校の名簿に名前が残ります。
それで学校は自分たちに関心が高いと判断し、入試に有利に評価してくれることが多々あります。
面倒くさがらず、これも受験の一部だと考えて大事にしてください。
2022.06.26
気温がぐんぐん上昇30度を超え!熱中症対策をしましょう
夏が近づき気温もどんどん上がってきています。
コロナ禍のせいで学校では、生徒たちはマスクをつけなければならず、感染予防と熱中症予防を同時にやらなくてはならないという過酷な環境にいます。
マスクをすれば体温がこもりやすく上がり気味になります。
息苦しさが熱中症を助長することもあります。
また、コロナウイルス感染防止のため学校では窓を開け換気をしているので、教室にエアコンがあったとしても使えないことがあります。
そうなると猛暑の中で勉強しなくてはならない生徒たちが健康を害さないか心配です。
ましてやエアコンがない学校では、勉強どころではありません。
毎年ニュースで熱中症による死者が報じられるなど命にもかかわる問題なので、本日は熱中症について考えてみます。
いろいろ調べてみると、熱中症とは高温多湿の環境に置かれたときに起きる様々な症状の総称とわかります。
その症状はめまい、吐き気、顔のほてり、筋肉のけいれんなどがあります。
対処法としては、こまめな水分補給が第一です。
最近では学校でも水筒を持参させ、いつでも水分補給ができるようになっているところもあります。
ただの水よりスポーツ飲料のような塩分や糖分を含むものがいいでしょう。
汗を活発にかき、知らず知らずのうちに水分や塩分は失われていくので、喉が渇いてなくても水分補給をしましょう。
取り過ぎはいけませんが、食事で失われた塩分を取るように気をつけましょう。
また、暑さに負けない体を作るためにも、普段の食事に気を遣い、バランスの取れた食事をしましょう。
体力を維持するためにも十分な睡眠は大切です。
暑くて夜眠れないようでしたら、エアコンや扇風機を付け、通気性のよい寝具を使いましょう。
これは寝ている間の熱中症の予防にもなります。
直射日光を避け、風通しの良い環境を作りましょう。
服装も通気性のよいものを選び、下着は吸水性や速乾性のよいものにしてください。
冷却シートのような体を冷やす製品を活用するのも有効です。
体育などでどうしても炎天下に出ないといけない場合は、こまめに休憩を取り水分補給をしましょう。
実際に学校では、今は体育の時間はマスクをしていないようです。
文科相も感染防止に留意した上で、体育などの運動のときはマスクを外してよいと言っています。
実際にはなかなか難しいかもしれませんが、気温などに注意しながら熱中症の予防を心がけてください。
もし熱中症にかかったと思ったら、すぐに風通しの良い日陰やエアコンの利いた部屋に行って安静にしましょう。
衣服を脱いで、首の両側や脇、足の付け根を保冷材などで冷やすと体温が下がります。
水で体を濡らしうちわであおぐのも体を冷やします。
水分補給ですが、できればスポーツドリンクの方が塩分も同時に補給できるのでいいでしょう。
症状がひどい場合は救急車を呼んで、病院に行きましょう。
東京はもう真夏のような暑さです。
ここ数日比較的涼しかっただけに、今日のように急激に気温が上がると体調を崩しやすいです。
まだ体も十分に暑さに慣れておらず、この時期は特に注意が必要と思われます。
こんな厳しい環境で勉強をしなくてはならない生徒たちは大変ですが、健康に注意しながら頑張ってください。
勉強も大事ですが特に受験生は体調を崩しさないように気をつけてください。
この時期に病気などで勉強に手がつけられなくなると、受験に大きく響きます。
過酷な環境で無理をしないで、少しでも熱中症対策をして暑さを乗り切ってください。
葛西TKKアカデミーのエアコンの効いた涼しく勉強しやすい教室も利用してください。
いろいろな観点から、いつも皆様の勉強をサポートします。
2022.06.24
期末テストの後は夏休み!夏期講習受講生募集中!新規生は何と無料!
期末テストも終わった学校が多いと思います。
テストはいかがだったでしょうか。
そして来月には夏休みが始まります。
この長期休暇を利用して、これまで勉強で分からなかったところを徹底攻略しませんか。
または、二学期に向けて先取り学習をして、他の生徒に一歩差をつけませんか。
現在、葛西TKKアカデミーでは夏期講習の受講生を募集中です。
猛暑で勉強するには決していい時期とは言い難い夏休みですが、ここ葛西TKKアカデミーならば涼しくリラックスした空間で快適に勉強に集中できます。
しかも、個別に勉強を分かるまで根気強く見てもらえるので、より深く学べます。
更に、個別指導の塾なので生徒一人一人の状況に合わせた勉強ができます。
生徒たちの学びたい気持ちを大切にしたい。
その強い意志があれば十分です。
後のことは何も心配しないでください。
この夏に葛西TKKアカデミーを体験して、他の塾にはない良さを実感してください。
葛西TKKアカデミーでは夏期講習受講生を募集中
個別指導の葛西TKKアカデミーは一人ひとりの要望に合わせた授業が行えます。
一対一の授業で集中して、これまでに十分にできなかった勉強をしっかりすることができます。
学校の課題を取り組んでもいいですし、学校とは別に自分だけの勉強に取り組むこともできます。
二学期の勉強を先取りして、学校が始まってもゆとりをもって勉強ができるようにするのもいいでしょう。
また、受験生は夏休みをいかに過ごすかで受験の合否が決まります。
公立高校の入試では、今年から英語のスピーキングテストが導入されます。
他の試験と違い実施日は11月なので、早く準備した方がいいです。
このようなスピーキングテストに対応した授業も用意しております。
勉強だけでなく、受験の仕組みを説明してもらえたり、勉強の計画を考えてくれたりもします。
受験生やその保護者の方々の相談にも乗りますよ。
もちろん授業のない日でも利用できますので、どんどん来て自習に使ってください。
家では勉強しにくいし、図書館などはいっぱいで席がなかなか空きませんからね。
ファミレスや喫茶店はお金がかかりますが、葛西TKKアカデミーなら自習は無料でし放題!
静かで快適な環境で勉強し、休憩には用意してあるお菓子でリフレッシュ。
小規模個別指導塾なのでコロナウイルス感染の危険性もありません。
希望があればアプリを使ったオンライン授業もできます。
家にいながら授業が受けられるので、感染の可能性はゼロです。
安心して勉強ができます。
双方向のコミュニケーションツールなので、分からなければいつでも質問できます。
全ての生徒の勉強のお手伝いをしたい葛西TKKアカデミーではただ今夏期講習受付中です。
〈特別キャンペーン情報!〉
お問い合わせの際に「ホームページのブログを見た。」とおっしゃってください。
もれなく次の特典がついてきます。
今だけお得、五大特典
・新規生徒は夏期講習1セット(授業5回分)の授業を無料で行います!
・ご兄弟、友人紹介で1人に付き2000円、2人で5000円、3人で8000円、授業料を割引!
・入会費無料!
・施設利用料無料!
・自習し放題!
葛西駅より徒歩3分、アクセスも便利な個別指導塾、葛西TKKアカデミーの夏期講習
80分授業5回を1セットとして、一人の先生に対し最大2名(たいていは1対1になっています)までの生徒を指導します。
授業内容はこれまでの復習、二学期に向けた予習、学校の課題など、それぞれの希望にお応えします。
一緒に話し合いながら各々に合わせた授業を用意しますので、どんなことでもご相談ください。
五教科の勉強だけでなく、読書感想文や工作や自由研究、何で承ります。
小学生から高校生まで、すべての教科に対応します。
特に中学三年生には受験に向けた授業を準備いたします。
今年は非常に困難な状況ですが、葛西TKKアカデミーが全力でサポートしますから安心ください。
夏休み中に、いかにたくさん学校の授業内容を身に付けるかで、受験結果が大きく変わりますよ。
進路相談も承りますので、進学にお悩みの方は気軽に葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
2022.06.23
勉強がめんどうくさい時の対処法
勉強をしなくてはいけないのに、なかなか取り掛かれない生徒がたくさんいます。
理由は様々ですが、「面倒くさい」をよく口にすることがあります。
そこで今回は、勉強を面倒くさいと感じているときの対処法を考えてみたいと思います。
どうして勉強は面倒くさいのか
人にもよりますが、同じ勉強でも教科によって「面倒くさい」と感じたり感じなかったりしますよね。
ゲームや遊んでいるときも「面倒くさい」と感じたり感じなかったり。
では、この両者の感じ方の違いは何が原因なのでしょうか。
好きなことを夢中でやっているときは、どんなに手間がかかって煩雑なことでも「面倒くさい」とは感じません。
でも、ゲームをやっていても単調で退屈な作業をやっているときは「面倒くさい」と感じることがあります。
また、緊急性の高さも「面倒くさい」と感じるかどうかに関わってきます。
今すぐやらないと生活が脅かされる、身体に危険が迫るなど切羽詰まった状況では、つまらない作業でも「面倒くさい」とは感じません。
勉強も同様に「今何とかしないとマズイ!」というときは、「面倒くさい」なんて言ってられなくなります。
つまり、勉強を「面倒くさい」と思うのは、「やらなくてはいけないのは分かっているのだけれど、やる気になれない」ときだということになります。
好きでもないことで今すぐやる必要性が無ければ、当然後回しにしたいですよね。
ましてや嫌なことであれば、取り掛かろうというアクションを起こすまでに心理的抵抗があり、それを乗り越えるだけで非常に多くの精神的エネルギーを使うので、余計に腰が重くなります。
このように緊急性を感じず好きでもなければ、なかなか手がつかないのは理解できますが、そこに環境という条件が加わると、「面倒くさい」という心理が更に強まります。
自分が勉強するのにふさわしいと考える環境でないと、それを理由に始めるのがもっと遅れます。
環境は勉強に適した形に整えないと、テレビやゲーム、携帯電話が勉強を妨げる誘惑になり、それに引きずられ勉強に手がつかなくなります。
例えば、机や部屋の整理や片付けを始めて、気づけばそれだけで時間が過ぎてしまい、肝心の勉強する時間が無くなったとか。
ここでも本題の勉強に入る前に莫大なエネルギーを必要とするので、実行するまでに面倒くさいと感じずにはいられません。
子は親の鏡
よく子供がどうしてこんな言動をするのかと考えたとき、実は自分たち大人が同じ言動をしていたということはありませんか。
「子は親の鏡」とはよく言ったもので、「面倒くさい」に限らずいろいろなことで、子供は大人から影響を受けています。
子供は大人を実はよく見ていて(大人が見られていないだろうと思うときでも)、よく大人のまねをします。
これは成長において普通にあることですが、良いことだけまねしてくれればいいのですが、悪いことも(悪いことの方が)子供はまねをしてしまいます。
だから、自分がやりたくないことで大人が「面倒くさい」と言ってやらないと、子供は「面倒くさい=やらなくてもいい」と勘違いします(本当は面倒くさくても、やらなくてはいけないことはやらなくてはいけないのですが)。
ましてや、それが嫌な勉強をしなくて済む魔法の言葉だとすればなおさらです。
言葉はやがて行動や思考として子供たちにこびりつき、変えようとしても変えられないくらいに深くこびりついてしまいます。
そうなると周囲はもちろん、本人自身も変えたくても変えられなくなります。
直すには多くの時間と労力、そして時には費用が掛かってしまいます。
それでも成功するかどうか分かりません。
よって、このような余計な手間と負担を避けるためにも、実は大人が自分を律しいつ子供に見られても見本となれるように言動に注意しないといけません。
勉強が「面倒くさい」ときの対処法
先ほど述べたように、「面倒くさい」と感じる原因の一つが、「勉強が楽しくない(好きではない)」なので、勉強を面白く、興味と好奇心を持ってできるようになるといいです。
しかし、基本的に「面倒くさい」と言う生徒は勉強が嫌いなため、何とか勉強を楽しんでもらおうとしても難しいものがあります。
でも、楽しませることは出来なくても、「これまでできなかった問題が解けた!」「全く分からなかったことが少しずつ分かるようになった!」というような具体的なプラスの経験を積み重ねられるようにしてください。
最初は小さなことからでいいです。
「数学の基本問題が解けた」「英単語を10個覚えた」「夜空の星の動きが理解できるようになった」などプラスの体験が増えると、勉強に対する嫌悪感も和らぎ、「面倒くさい」と言うことも減ってきます。
とは言え、これは教える側の技量が大きくものを言うので、一般的にはなかなかできないかも知れませんね(必要な時は専門家に任せる方がいいかも)。
では、二番目の要因であった「緊急性が感じられない」はどうでしょうか。
はっきりと課題に対して期限を設けると「間に合わないからやらなくては」と思うようになるかも知れません。
「いっそのこと勉強を強要しないでおく」という方法もあります。
やらない自分に不安を感じ焦り勉強をやがて始めるという論理です。
「周囲の環境」も「面倒くさい」と言う理由の一つでした。
いつもきちんと整理整頓して勉強に適した環境を整えてあればいいのですが、実際に家で勉強するには難しいものがあります。
そんな時は喫茶店や図書館など、場所を変えてみるのもいいです。
学校や塾の自習スペースなどが利用できれば、それもいいです。
しかし、これらには利用時間の制限がどうしてもあるので、できるなら家の片づけをしてから家庭学習する方がいいでしょう。
それ以外の対策として、家での勉強を習慣化するという方法もあります。
いつも決まった時間に決まった場所で勉強します。
最初は短い時間でいいです。
少しずつならして時間を伸ばしましょう。
習慣化してしまえば、歯磨きをするように、周囲から言われなくても自然と机に向かうようになれます。
それから、自分の得意な教科、好きな科目、やりやすい勉強から始めるといいです。
最初から嫌な教科をだらだらとやるのは苦痛です。
できるところからやって、調子が載ってきて心理的にゆとりができてから、苦手な教科をやると心理的負担も軽くなります。
以上、勉強が「面倒くさい」理由と対処法を考えてみました。
これ以外にも対処法はありますし、人によって適した方法は違います。
やってみたけど上手くいかないこともあります。
そんな時は一人で考えないで、人に相談するのが一番です。
葛西TKKアカデミーでも、皆様のご相談に応じ、一緒に良い方法を考え見つけたいと思います。
「面倒くさい」と言えば勉強をしなくても済むと考えているのであれば、その生徒は不幸です。
人生は面倒くさいことばかりですし、その都度言い訳して避けていけば仕事なんぞできません。
将来を生きるためにも、精神的強さは必要です。
「面倒くさい」ことは、実は試練なのかも知れません。
乗り越えれば一つ大きく成長できるチャンスです。
だから、「面倒くさい」ことでもやらなくてはならないものは責任もってできるようになってください。
こうやって身に付いた心の強さは、子供たちの将来にきっと役に立つと思います。
2022.06.20
家庭学習の勧め!親が教えられなくても一緒に悩むことで信頼が深まります!
コロナウイルスによる混乱が続く中、家庭学習の果たす役割はますます大きくなっています。
現在学校に通っていても、感染防止などの理由で生徒には以前のような十分な学校教育が提供できていません。
そして、学校で十分にできなかった部分は家庭で補うしかありません。
だから、先手を取って親が子供のために先生になって対応する家庭も多いです。
しかし、親が勉強を教えるとき、どうしても自分の子供が言うことを聞かず、基本的なことすらできないでイライラしてしまう、挙句の果てにはケンカになり、お互いに気分が悪くなっておしまいということを経験した人も多いのではないでしょうか。
または、保護者の中には「自分が勉強を教えるなんて無理」という方もいるでしょう。
それでも、家庭学習で親が家庭で教えることの意義とちょっとしたコツについてお話します。
(万が一、勉強を教えることが困難な場合は、安心してください、葛西TKKアカデミーが必ずお力になります。
コロナウイルスでも安心なオンライン授業もありますし、小規模個別指導塾なので「3密」にもなりません。)
困ったときは外部の支援を利用するのもいいですが、先ずは家庭学習にチャレンジしてみませんか。
家庭学習で見せる親のその姿勢が子供に単なる知識の習得以上のメッセージを伝えます。
「自分は勉強ができないから子供に教えることができない。だから家庭学習なんて無理。」
このようにお嘆きの家庭も多いと思います。
だから、自分が教えられない分は塾で教えてもらう。
それはそれで間違っていません。
親が勉強を見られたら何の問題もないでしょう。
でも、それができないから家庭学習をしないというのは少し違います。
なぜなら、家庭学習には勉強を学ぶ以外の効果があると思うからです。
家庭学習のメリット:親子関係を改善し、子供の問題に早く対応できる
家庭学習が持つ最大の強みは親子が時間を共有できることにあります。
同じ問題に取り組み、一緒に悩み、色々話しあって解決に向かう。
この経験を共有することが、親子間の信頼や親密な関係を育てるのです。
これこそが家庭学習の最大の意義だと思います。
分からなくていいのです。
お互いにアイデアを出したり、時には本やインターネットで調べてみる。
解けなければ、塾や学校の先生に子供が聞いて、帰ってから親に説明する。(この説明する行為も子供の習得に役立ちます。)
こうして共通の話題を持つことで、何でも話し合える環境を作ります。
このことは、外部からは分かりにくいいじめなどの学校で子供たちが抱える問題の早期発見につながります。
家庭学習を通して勉強だけでなく、子供の置かれている状況や考え方を把握し、必要な時は迅速な対応が取れることは非常に大事です。
子供が孤立してしまうと問題はどんどん大きくなり、気づけば取り返しのつかないことになりかねません。
そうしないためにも親子で健全な人間関係を築くことは大事です。
自分たちで子供に教えるので、塾のような料金が当然かかりません。
夜遅くに通塾する必要もないので、子供たちの身の安全を守るという意味では非常にいいです。
また、家にいるので、子供たちは分からないことをすぐに聞けるというのも家庭学習の利点になります。
子供が分からないときに教えてくれる人が周りにおらず、後で聞こうと置いておくと大抵機を逸して聞かないまま終わることが多いです。
そうして「分からない」を放置したまま勉強が進むと、自分の分からないところが増え挽回不可能に思えて、勉強するのが嫌になって「勉強嫌い」が生まれてしまいます。
よって、家庭学習で初動を適切に行えば、その後の勉強において問題になることはあまりないでしょう。
家庭学習の注意点
「分からないから自分でやりなさい。」、「先生に聞きなさい。」と言われると、子供たちは突き放されたような気持ちになります。
面倒かもしれませんが、子供たちに付き合ってあげてください。
コツとしては時間を決めることです。
そうすれば、お互いにだらだらを時間をかけることもなくなります。
1時間だけでもいいので、一緒に考えてあげてください。
この経験が先ほど述べた信頼を築くのであれば、十分にやる価値はあります。
こうして小さい時から習慣として家庭学習ができると、学年が上がって家での勉強がより必要になるとき、子供たちは苦しむことなく自然に勉強に取り掛かることができるのです。
こうして大きくなっても、親子で無意識に何でも話せる関係を維持できるのです。
学習内容は技術の進歩や学術的新発見、教育パラダイムの変化などで大きく変わります。
「自分たちが習ったときと違う」「自分たちはそんなこと習わなかった」なんてことはよくあります。
だから、親が自分の学んだことで教える前に、今の学校の勉強が自分たちのときと同じかどうか確認する必要があります。
自分たちが子供のころに勉強した内容をそのまま押し付けると、子供たちは学校で学んだことと違うので、反って分からなくなったり混乱してしたりします。
よって、親が教える前には必ず、子供たちの教科書などを見て自分たちのやり方で間違っていないか、やり方が古くなっていないかチェックしてください。
それから、教え方にも注意してください。
自分が教えられるから、問題が解けるからと言って一方的に問題を解いてみせ、子供たちに考えるチャンスを与えないのはNGです。
勉強を教えるプロではないので難しいかも知れませんが、基本はヒントを与え誘導し、子供たちに考えさせ、自ら解けるようにするのが理想です。
そうでないと子供たちは全く頭を使っていないので、理解も浅く記憶としても残りません。
また、「勉強が分からないときは全て教えてもらおう」という依存体質を作ってしまい、自分から考えることができなくなってしまいます。
できるからと言って得意になって何でも教えてあげたくなる気持ちは分かりますが、子供のことを考えるならば少し抑えて、彼らの自分から考える機会も与えてあげるのがコツです。
子供は成長に伴い、様々な壁にぶつかります。
そんな時、周りに信頼できる大人がいることが大きな救いになります。
そのための準備として家庭学習をお勧めします。
「やりなさい」と言うだけでなく、一緒に寄り添ってあげてください。
時間を共有することで子供たちの勉強を手伝うことができるばかりでなく、子供たち自身のことも多く知ることができます。
そういう意味でも家庭学習の果たす役割は大きいです。
しかし、勉強を教えるということは簡単ではありません。
特に専門家ではない保護者にとって、どうすれば子供にとって一番効果的な学習をさせてあげられるかという問題は難しいかも知れません。
教えるときの注意点に気をつけながら、子供と一緒に親自身も何らかの成長や学びがあるといいでしょう。
それでも、勉強を教えることが難しいようでしたら、専門家にお願するのも一つの手です。
葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
いつでも皆様の力になれるように準備しております。
2022.06.19
勉強が面倒くさいのは当り前!面倒くさいは勉強しない口実にはなりません!
子供に何か指示した時、「面倒くさい」と言われて拒否されたことはありませんか。
その時、きちんと面倒くさくてもやらないといけないことを説明できたでしょうか。
特に勉強したくないとき、子供たちはよくこのセリフを言うような気がします。
そこで今回は子供の「面倒くさい」をキーワードに、議論をしてみたいと思います。
なぜ勉強は面倒くさいのか
勉強は面倒くさいもの。
「面倒くさい」と感じる心理的な話もありますが、それはまた別の機会に致します。
今回は勉強の目的に注目して考えてみます。
「なぜ勉強は面倒くさいのか」
それはそうできているからです。
勉強の目的を考えたとき、勉強は面倒くさくないといけないのです。
面倒くさく困難な時こそ人間は考えるのです。
問題に挑戦し試行錯誤しながら、脳へ多くの刺激を与えます。
その刺激は脳細胞のネットワークを広げ複雑化させ、より高度な思考ができるようになります。
だから勉強はわざと面倒くさく作られているのです。
面倒くさくて当たり前です。
適度な面倒くささ
簡単で既にできることであれば、脳は発達する必要がありません。
でも、問題が難しすぎて自分の能力をはるかに超えるときも、脳はなかなか発達しません。
どうやっていいか思いもつかない、理解の範疇を超えている場合は人間諦めてしまいますから。
脳の成長のためには適度な困難さが不可欠です。
一般によく言われるのが「α+1」です。
αは現在の自分の力で、これに1プラスしたくらいの難易度で勉強を進めていくと、脳も無理なく課題をこなし成長することができます。
学校の教育体系はよくできたもので、このような「α+1」の積み重ねによって生徒たちの能力が育つように工夫されてできています。
しかし、この「+1」も生徒によって様々で、多くの生徒にとって「+1」であることが、ある生徒にとっては「+10」くらいになるかも知れません。
そういう時はサポートが必要です。
生徒が分からない内容にぶつかったとき、周囲がいかに助け「分からない」を解消して次の学習内容に進められるかが大きなカギとなります。
生徒が勉強嫌いになる原因の大きなものとして「分からない」を放置し、どんどん勉強がついていけなくなるというものがあります。
だから、周囲も生徒の様子をよく注意して観察し、分からないときは迅速に対応してあげることが必須です。
対応が遅くなればなるほど問題も大きくなり、手遅れになってしまいます。
「面倒くさい」は単に勉強を回避するための言い訳?
よく勉強嫌いの生徒は「なんで勉強しなくてはいけないの」とか「こんなこと意味ないよ」などと理屈をこねて、納得のいく勉強の意義を大人に求めようとします。
そうでなければ勉強する意義がないと。
普通答えられません。
本人たちもそれを知っていて、あえて聞いてくるのです。
本心は勉強をしないための言い逃れです。
(この点についてはいつかまた議論します。)
このような言い逃れに「面倒くさい」が利用されることがあります。
現在の世の中は効率が重視され、手間のかかることは敬遠される傾向があります。
皆さんも何かにつけ「面倒くさい」と不平不満を口にしたことはありませんか。
そして、時には「面倒くさい」理由にやらなかったりしたことはありませんか。
子供たちは大人の言動をよく見ています。
大人たちのこのような言動から「面倒くさい=悪」と理解し、「悪」はいけないことだから面倒くさい勉強も「悪」。
このように論理を展開し、「だから、『面倒くさい』と言えば勉強をしなくて済む十分な理由になる」と結論付けます。
いつもやらない理由を聞くと「面倒くさい」と言う生徒がいますが、彼らはこのように考えているようです。
そこに我々大人の日頃の何気ない言動が影響していると考えると、子供たちのことをとやかく言う前に、自分たちの発言や振る舞いを見直し、気をつけて改める必要があるでしょう。
「面倒くさい」=「しなくてよい」ではありません
しかし、ここで生徒が大きく誤解していることは、「面倒くさい」=「しなくてよい」ということではないということです。
どんなに面倒くさくても、しなければならないことはしないといけません。
学校の勉強はしなくてはいけないことであり、「面倒くさい」と言う理由で免除されるものではありません。
むしろ、面倒くさいからこそ、余計に時間をかけて取り組まないといけないのですが、なかなかそれを分かろうとしないことが多いです。
(受け入れてしまえば、せっかくの自分に都合のよさそうな言い訳をなくしてしまうので。)
日常的に多くの大人が「面倒くさい」を理由にして様々なことをやらないのを目の当たりにしているので、「面倒くさい」=「しなくてよい」と言う公式が正しいと考えます(人間は自分の望むように物事を見ます)。
しかも、実際にこの公式が自分のやりたくないことに対する言い訳として通用してしまったとき、彼らは勉強のみならずあらゆる拒絶に利用します。
ここで心配なのは、このような自分勝手が大人の世界で通用しないこと。
面倒くさかろうがそうでなかろうが、社会に出たらやらなければならないことはやらないといけません。
その時、この生徒は大変苦しむと思います。
勉強だけでなく、子育てという点からも「面倒くさいことはしない」という癖は直してあげた方が本人のためであります。
「面倒くさい」という言葉を発する生徒はたくさんいます。
しかし、上記のように歪曲した考え方で生徒が使っているときは注意が必要です。
きちんと説明し、どんなに面倒くさいことでもやれる耐性をつけないと、将来社会人として大変苦労するでしょう。
周囲の大人たちも、嫌なことで「面倒くさい」を理由にやらないような振る舞いは控え、自分が自分を律することができる見本となりましょう。
大人は子供の良い手本となれるように努めてください。
子供は良くも悪くもしっかり見て学んでいますから。
少なくとも勉強に関しては、「面倒くさい」でやらない理由にはならないことを理解させてあげましょう。
2022.06.15
宿題はやればいいというものではありません
学校の宿題は何のためにあるのか。
先生がいじわるをして生徒から遊ぶ時間を奪うために出しているのではありません。
学校で学んだことを自分のものとして、より確実に定着させるためにあります。
従って、やはり宿題はきちんとするのがいいです。
毎回の宿題を正しくやって、その時その時しっかりと勉強を身に付ければ、定期テストや入試で慌てる必要は全くありません。
小学校低学年
小学校低学年での宿題の役割は授業の復習というのもありますが、家庭での毎日の勉強習慣を付けることも目的のようです。
これから学年が上がるにつれ毎日の宿題の量も増えますが、そんな時も抵抗なく学習態勢に入れるように、意識しなくても一定時間勉強できるように、体を慣れさせ勉強に対する肉体的精神的体力をつけます。
先生がおっしゃる宿題を難なく受け入れやれる(先生との約束を守れる)ような習慣を身に付けさせます。
これが基礎となって、その後難しい宿題が出たときもこなせる耐性を得るのです。
小学校低学年で宿題をやらない癖をつけてしまうと、勉強ができなくなるだけでなく、定期試験や入試などで、自分から家庭学習をしないといけないとき、精神的に勉強に耐えることができず集中力も続かなくなります。
小さい時から出された宿題をきちんとやることはこういう意味でも大切です。
勉強を確実に身に付けるための宿題
家庭での学習習慣が身に付き学年が上がってくると、いよいよ本格的に勉強としての宿題をすることになります。
授業では時間的制約があるので、時には内容の説明で終わり実際に問題に取り組む時間が十分にないことがあります。
これを補うために宿題が出されます。
学校で習ったことを本当に理解し、実際に使いこなせるかを試し確認するのです。
より多くの問題に触れることで練習を増やし、学習内容の習得をより確実なものとします。
ここで注意しないといけないことは、ただ問題を解くだけではダメだということです。
授業で習ったことに従って問題を解いてみる。
そして、それが正しいか丸つけをして確認する。
ここで終わる生徒が多いですが、本当の勉強は実はここからなのです。
丸つけをして自分が解けなかった問題がはっきりしたら、解答の解説や先生や友達に教えてもらって、自分のどこが悪かったのか、何が足りなかったのかを分析します。
そして、できなかった原因を突き止め、正しい答えの導き方を覚えもう一度問題を解く。
これを繰り返し、全ての問題が解けたら初めて宿題が終わるのです。
丸つけだけで終われば、それは自分の力を伸ばすことにはつながりません。
とは言え、家での限られた時間内に全てをするのは難しいでしょう。
しかし、理想を目指して努力することが大事なのです。
こうして毎回の宿題を着実にこなし、勉強をきちんと身に付ければ、後で慌てて同じところを勉強する必要がなくなります。
これは特に受験勉強のときに大きくものを言うので、日頃から心がけて宿題をしましょう。
やってはいけないこと
これは特に勉強できない(しない?)生徒に多いのですが、答えを丸写しにして宿題や課題をやったことにするのはやめましょう。
形式的には宿題をしたように見えますが、何も勉強が身に付いていません。
だから、結局テスト前などにもう一度やらないといけないのです。
もう一度やってくれればいいのですが、このような生徒の多くはそれもしません。
テスト結果が悪いのは当然です。
この解答丸写しの勉強で、勉強してなくてもごまかせると味をしめてしまった生徒は不幸です。
自分から勉強しなくてはという気持ちもなくなり、どんどん勉強しなくなります。
勉強しないから解けないし期限に間に合わない→解答を丸写しする→ごまかせたと安堵する→実は何も身に付いていないので問題が解けない→解答を丸写しする・・・
こんな風な負の連鎖に陥ってしまいます。
そうなると抜け出すのは至難の業で大変苦労します。
しかも、勉強ができなくなるだけでなく、丸写しの目的である「ごまかし」も実はできていないのです。
先生方は生徒たちが本当に考えて解いたか、単に答えを写しただけか、すぐに分かります。
あまりにも完全無欠で綺麗な解答は高らかにごまかしているといわんばかりです。
先生は生徒一人一人をよく知っているので、「この生徒がこんな解答できるはずがない」とすぐに分かります。
また、テストの結果を見れば、その生徒が勉強しないで解答を写しただけというのは簡単にバレます。
それをあえて言わないのは、それは生徒の自己責任であり、後で困るのは本人だということを知っているからです。
テストで成績が悪く評価が下がるのが分かっているからです。
勉強が身に付かないし、後でまたやらないといけないし(やる生徒はまだましです)、実はごまかしも成立していない。
それならば解答を丸写しする意味は何なのでしょうか。
ちょっとしたその場しのぎになるだけで、後で自分を窮地に追い込むことは間違いありません。
ある意味可哀想でもあります。
宿題をやるタイミング
宿題はいつするのがいいのでしょうか。
その日に習ったことをその日のうちに習得するのが一番です。
よく授業から何日か過ぎて宿題をする生徒がいますが、これはお勧めできません。
なぜなら時間が経てば経つほど記憶があいまいになり、授業でやったことを思い出せなくなるからです。
教育に関して、よく「忘却曲線」に触れられることがありますが、これは「記憶というのは時間が経つほど失われる」というのをグラフで示したもので、右肩下がりの曲線ができます。
しかし、記憶の新しいうちにもう一度やる、または何度か繰り返すと忘却曲線下降が緩やかになることが分かっています。
つまり、授業で習ってすぐ宿題をした方が勉強を習得しやすいということです。
本当のことを言うと、宿題は一度で終わりにするのではなく、次の授業までに2、3回やるのが理想です。
時間を置いてできるか確認して、できない分を補強すれば、学習内容がよりしっかりと身に付きます。
時間を置いて繰り返すというのは非常に良い勉強方法です。
なぜなら、勉強は教わるインプットだけでは不十分で、実際に問題をやってアウトプットしてみることでより定着し理解が深まるからです。
毎日の授業は前回やったことが基になって新しいことを学ぶ場合がほとんどです。
よって、授業は前にやった内容が習得できることを前提としているので、例えば問題が解けなかったりすれば、できるようになるまでやらなくてはいけません。
宿題をせず、ごまかして分からないままで授業を受けては、内容がさっぱり理解できません。
前出の勉強ができてなければ当然新出事項も分からず、「できない」がどんどん増えていき成績も下がり、勉強をするのが嫌になり脱落していくのです。
そうならないためにも、毎日の宿題をできるだけ早くコツコツ真面目に取り組み、分からないことがあったら解説を見たり、人に聞いたりして全て解決しましょう。
面倒かも知れませんが、勉強は「面倒な」ものです。
だから、ごまかしたりせず正しくすることが、実は自分にとって一番有益なのです。
2022.06.12
都立高校入試で今年からスピーキングテストが加わります
今年から都立高校入試の英語で「スピーキングテスト」が導入されます。
これまで何回かの試行テストも行われ、いよいよ実施の運びとなりました。
この試行テストや文科省の発表からスピーキングテストの概要や日程などが明らかになってきました。
そこで今回は現在分かる範囲で、スピーキングテストについて説明したいと思います。
スピーキングテストに関して、文科省は大学入試で導入を試みましたが、世間の理解を十分に得られないことなどから、本来スタートする予定だった共通テストの開始年度である2020年度の実施を諦め延期としました。
スピーキングテスト自体は廃止になった訳ではなく、将来的には導入される予定になっているので、自分が受けるであろう受験生は準備を進める必要があります。
いずれにしても、初の試みをいきなり全国規模の大学入試で行うということに、多くの反発と不理解を生じたのは仕方ないことだと思います。
私見を提供する側としても準備不足と説明不足は否めないと考えます。
そこで規模を縮小し、大学受験でのスピーキングテスト導入に向けた実証実験と言う意味合いも、都立高校入試のスピーキングテスト導入には含まれていると思います。
都立高校でスピーキングテストを既成事実にして、大学入試での導入も正当化しようという意図があるのではないでしょうか。
公には、これまでの英語の「聞く」「読む」「書く」の三技能に加えて、「話す」も試験に導入することで、これまで指摘されてきた日本人の英語コミュニケーション能力の低さを克服しようという狙いがあります(実際の試験内容や学校教育の内容がそれに準じているかどうかは別として)となっています。
スピーキングテスト『EAST-J』の概要
東京都では事業者(ベネッセコーポレーション)と提携し、高校入試の点数の中に英語の「スピーキングテスト」の点数を追加します。
このスピーキングテストは「ESAT-J」と呼ばれ、タブレット端末、ヘッドフォン、マイクを使って、受験生が実際に話した英語を録音し、それを評価します。
テストは大きく四つのパートからできています。
パートAでは与えられた短い文章を読む問題です。
5文(3行)くらいの画面に書かれた英文を読みます。
最初に簡単な状況説明と準備時間(30秒)が与えられます。
その後、30秒以内で文章を読み録音します。
パートBでは図や表などの資料が与えられます。
その資料を見ながら、音声で出される簡単な英語の質問に答える問題です。
簡単な状況の説明の後、10秒の準備時間があります。
そして、英語の質問を聞いて解答を10秒以内に行います。
パートCでは4コマのイラストがあり、それについてのストーリーを英語で話す問題です。
最初に簡単な状況説明があり、その後30秒の準備時間が与えられます。
そして、時間になったら40秒以内に全てのコマを英語で描写しながら、全体の話を完結させます。
最後は、パートDです。
ここではある質問に対して自分の意見とその理由を言う問題です。
1分の準備時間の後、40秒で自分の考えを録音します。
この時、質問が画面上に文字表記されるか、音声だけになるかは未定です。
表記される場合は文字を追って質問を理解できますが、音声だけの場合は、聞き取りを誤ると答えられないという危険性があります。
どの問題も問題の英語はそれほど難しくなく、普通に中学で英語の勉強をしていれば分からなくはないと思います。
答える方も、コツをつかむ必要はありますが、慣れてしまえば平易な英語で答えることができます。
よって難易度は高くありませんが、やはり十分な準備をしていないと戸惑うことも多く、高得点は期待できないと思います。
ESAT-Jの都立高校入試における評価法
ESAT-Jのテストは基本的に都内の中学校が会場になる予定です。
試験監督および採点は事業者であるベネッセコーポレーションが行い、受験生が解答した音声を録音したものを使って採点します。
この結果は100点満点で示されますが、入試ではこれを20点満点6段階評価(4点ごとに段階分け)に換算して利用されます。
評価Aは20点、Bは16点、Cは12点と順次点数が付けられ、最低ランクのFは0点となります。
そして、この結果は各学校及び自治体に提供されます。
送られた結果は受験生の調査書に記載され、志願先の都立高校へ提出されます。
つまり、調査書点に加えられるのですね。
その結果、都立高校の合否判定に関わる点数はどのように変わるのでしょうか。
これまで都立高校の合否は、調査書にある内申点に基づく調査書点と試験当日の学力検査の点の総合点で行われてきました。
・学力検査の得点
各教科100点満点の五教科の合計点500点満点で評価されたものを700点満点(一部都立高校、分割後期、二次募集は600点満点)に換算したもの。
・調査書点
中学校での成績表にある5段階評価の数字をそのまま得点とした内申点(ただし実技4教科は2倍で評価されます)65点満点を300点満点(一部都立高校、分割後期二次募集は400点満点)に換算したもの。
これら合計1000点満点でこれまでは判定されていましたが、これにESAT-J枠として20点満点が追加され、合計1020点満点で評価されるようになります。
1020点満点中の20点と甘く見ない方がいいです。
入試は1点で合否が分かれます。
だから、例え1点でも疎かにできません。
ましてや、スピーキングテストができるとできないでは20点もの差がつくので、これは合否を左右すると言っても過言ではない事態です。
尚、ESAT-Jを受けられなかった受験生は、入試において不利にならないように学力検査の英語の得点(受験当日の得点)から仮のESAT-Jのスコアを出し、総合点に加算するそうです。
この処置が本当に公平かどうかは疑問です。
スピーキングが苦手な受験生はあえてESAT-Jを受けないで、当日試験に集中してより高得点を出した方が有利かもしれません。
ESAT-Jのスケジュール
実際に入試でESAT-Jが使われるのは令和4年度以降、令和5年の高校入試からです。
現段階でのスケジュールは次のようになっています。
・令和4年7月下旬から9月上旬まで
ウェブによる申し込み、および特別処置申請
↓
・令和4年11月27日(日)
ESAT-J受験
↓
・令和4年12月18日(日)
ESAT-J受験予備日
↓
・令和5年1月中旬
個人及び中学校の結果帳表の受取
↓
・令和5年2月
都立高校入試選抜でのESAT-Jの結果活用
コロナウイルスの時勢柄、会場や使用機になどに対してガイドラインに基づく感染症対策が実施されるということです。
(手指消毒の徹底、マスク着用、関係者の検温、タブレット端末の除菌など)
ここで注意しないとけないことは、スピーキングテストの試験日が都立入試の本試験の前になっているということです。
11月末にはテストなので、他の勉強より早めの準備が必要です。
これを気づかず、後になって慌てても良い結果は得られません。
新しい試みだからこそ不測の事態も考えられますので、情報収集など怠りなく。
どうしていいか分からないときは、葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
このように都立高校入試においてスピーキングテストがかなり現実的になってきましたが、多くの生徒や保護者はまだ詳しく知らない人が多いようです。
しっかり情報収集をして早目の対策をお勧めします。
もちろん、葛西TKKアカデミーでも対策の授業を行い、実際に模試も受けられます。
事前にテストの内容と答え方を理解するだけでなく、テストに使う機器の操作にも慣れておく必要があります。
そのためにも、繰り返しになりますが、葛西TKKアカデミーのスピーキングテスト対策講座を受けてください。
模試も含めてご案内いたしております。
現在、日本の学校教育で行われている教育改革は非常に大規模で、これまで親御さんが経験したことのない教育になっていきます。
この変化にいかに対応できるかどうかが、これからの学校生活、受験、そして人生の成功への大きな鍵となるでしょう。
未知のことで不安もあるかと思いますが、要はきちんと対策ができていれば大丈夫です。
逆にできない人は落ちこぼれてしまい、各家庭、個人、及び学校にどれだけ対応能力があるかで、その後の生徒たちの人生が変わってくると考えられます。
いろいろ分からないこと、不安なことがあると思いますが、そんな時はどうか葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
2022.06.08
宿題を正しくやろう!ごまかしても最後に困るのは自分
生徒の中には宿題を勘違いしている人が多くいます。
「宿題は何のためにするのか」を理解せず、その場しのぎの勉強を続けていると、後でひどい目に遭います。
宿題をやっている過程にまで先生の目は届きません。
だからと言って、ごまかして形だけ整えて宿題や課題を提出しても、結局困るのは自分です。
その時その時、与えられた宿題を正しくやった方が、長い目で見たとき本人にとって一番いいのです。
宿題:親子でする→自分でする
長い学生生活の中で宿題というのは基本的に、学校に通い始める小学一年生からずっと出されるものです。
小学低学年の頃は学校で学んだことの練習と確認が宿題の目的の一つとなりますが、他に学校以外での勉強習慣の習得というのも宿題の目的になるでしょう。
親の前で音読してみたり、計算ドリルをやって親に丸つけしてもらったりするのは、子供一人では毎日の家庭学習をするのは難しので、親の手を借りながら(親が見ているという環境下で)確実に子供に家庭学習をさせ、その習慣を身に付けさせるという意味もあります。
まだこの時期は学習内容も難しくなく、子供自身も分からなくて宿題ができないということも少ないですし、親も子供の質問に答えられるので、この親子でやる宿題も比較的問題なくこなしていくことができます。
しかし、学年が上がり勉強の内容が高度化してくると、この共同作業が難しくなっていきます。
親が子供の質問に答えられなくなったり、宿題に費やす時間が長くなって親の仕事や家事の時間と衝突するようになると、これまでのような一緒に宿題をするということはできなくなってきます。
そこで子供たちは自分たちだけで宿題をしなくてはいけなくなります。
宿題をしなくてもしたことにできる画期的な方法!
こうして親の監視下を離れ、子供一人で宿題をしなくてはならなくなったとき、いろいろと問題が発生します。
誰からも見られていないので自由にできるということは、その気になれば手を抜いたりごまかしたりできるということです。
宿題の行程を見ていないので、結果(少なくとも見た目上は)が整っていてやったように見えれば、問題を解かなくても許されると気づくのです(勘違いする)。
特に解答が渡されているときはそれを丸写しし(そのために解答を渡している訳ではないのですが)、そうでないときは友達の宿題を写す。
そうして実際は自力で解いていない問題を、あたかもやりましたという体裁にして提出するのです。
小学高学年から中学になると生徒の中には勉強についていけず、勉強が嫌になると同時に遊びたいという気持ちが強くなる人が増えます。
そんな彼らが自分たちの欲求と満たしつつ、宿題をやっていることにして先生から叱られるのを回避する素晴らしい解決策が答え写しです。
学校の先生は生徒が答えを丸写ししていることを分かっていても、それを一人ひとりに指摘することはまずありません。
先生も多忙でそんな時間はないし、ごまかした宿題が本人にどんな結果をもたらすかは自己責任だからです。
しかし、生徒は何も言われないことをいいことに、このごまかしの宿題を続けてしまいます。
宿題のごまかしはトラップ!
いくら見た目をよくしても、きちんと宿題をやってなくては勉強が身に付きません。
だから、ごまかしの宿題をすれば学校の勉強はますます分からなくなり、宿題をきちんとやろうにもできない、でも提出はしないといけないから答えを丸写しする。
そして、分からない状態のまま学校の勉強は進み、宿題はできないけど提出しないとけないから、また答えを写すと言った悪循環に陥るのです。
勉強は前出の内容ができるようになっているという前提で進みます。
もし分からなければ、「分かりません」と声を上げ、分かるようになるまで教えてもらう必要があります。
子供には教育を受ける権利があるので、「分かりません」と言って教えてもらえないのは違法になります。
そうしてできるようになるまで、とことん教えてもらえばいいのです。
しかし、ごまかしの宿題をやってしまえば、先生も見た目上はできているので、その生徒は分かっていると判断し勉強を進めてしまいます。
ごまかしの宿題は生徒の「分からない」のメッセージを先生に伝えず、そのまま生徒を取り残してしまうのです。
これが最も愚かな点です。
「分からない」を放置してそれが積み重なって、最終的にそれは自分に反ってきます。
特に中学生になり高校を受験するとき、この愚行が大きく生徒を苦しめます。
その時その時はできているように見せても、ごまかしでは勉強は身に付いていないので、結局中学三年間の勉強を試される入試のときにバレてしまいます。
高校入試ではできるようになっていないといけないものが決まっています。
毎回の宿題をきちんとこなし、分からないところはその都度解決していれば、受験勉強を始めても、それまでの学習が身に付いているので、入試対策に全力を注げます。
しかし、ごまかしでこれまでの勉強が十分に身に付いていない生徒は、それを習得してから入試に向けた勉強をしないといけません。
つまり、放置していた「分からない」をカバーするのに時間を費やさないといけなく、必要な入試の勉強が十分にできないといった事態に陥るのです。
残された時間も限られ、多くの生徒にとっては初の人生の大きな分岐点に臨むという不安とプレッシャーの中、もう一度最初から勉強し直さないといけないというのは、非常に大きなハンデで絶望感で打ちのめされる生徒も多いでしょう。
この時になって「しまった」と思う人が多いですが、もう後の祭りです。
そうならないためにも毎回の宿題を正々堂々とやって、ごまかさない。
結局、これが一番自分のためでもあるのです。
宿題は自分の学びをより深く定着させ、学習内容をより確実に発揮できるようにする非常によいチャンスです。
学校が生徒を苦しめるために出すものではありません。
しかし、そのチャンスをやらないでごまかしてしまうと、後で困るのは生徒自身です。
いくらその時に面倒くさいからと言って、せっかくの勉強の習得のチャンスをふいにしてしまうと、結局後でやらないといけないので二度手間になります。
つまり、もっと面倒くさいことになるのです。
しかも、入試などで時間的制約のある中でやらないといけないとなると、心理的に追い詰められて効率のよい勉強はできません、入試対策の時間がその分減るので、受験にも不利になります。
毎回の小さな手間を惜しまず、コツコツ真面目にきちんと宿題をこなしていくのが、長期的に考えれば一番いいのです。
2022.06.06
定期テストの勉強はこうしよう!
定期テストが近づいてきました。
勉強ははかどっていますか。
よく勉強の仕方が分からないと質問されます。
勉強の仕方は人それぞれで合う合わないがありますが、とりあえず基本的なことを話します。
基本は教科書とワーク
「何を勉強していいか分からない」と言いますが、定期テストの場合、テスト範囲も限られていますし、出題も教科書とワークがほとんどです。
数値が少し変わったり、中にはそのまんま出題されることもありますので、この二つをしっかりやれば6~7割くらいは取れます。
しかも、ワークは課題として出るので、ワークをきちんとすればテストもできるようになるとの意図で課題が出されます。
だから、いかに早く課題(ワーク)を終わらせるかが重要になります。
早く終われば残った時間を確認と練習に使え、学習内容の定着がより確かなものにできます。
一度やってできなかった問題だけをもう一度やる。
それでもできない問題をもう一度やる。
これを繰り返して最終的に全ての問題が解けるようになれば大丈夫です。
このようにできなかった問題ができるようになるには時間が掛かります。
だからこそ、最初の一回は早く終わらせた方がいいのです。
できればテスト発表があるまで待つのではなく、学校で習ったらその日のうち、遅くてもその週のうちに、ワークや教科書の問題をやってみて、自分が本当に解けるかどうかの確認をしてほしいです。
そうすれば、勉強内容の確認の時間が十分確保できますし、必要であれば更に高度な応用問題にさえ取り組むことができます。
結果、より高得点を狙えるのです。
いい加減な勉強やごまかしの勉強はかえって自分を困らせる
しかも、問題に取り組むときは一問一問丁寧に解きましょう。
よく本番じゃないからと言って書き方が雑だったり、正確に書かなかったり、書くことさえしなかったりする生徒がいます。
練習できちんとしない生徒はたいていテストでも同じようにいい加減な解答をして×にされます。
「ちゃんと本番ではできるから大丈夫」という生徒に限って間違えます。
練習でも本番と同じ気持ちで真剣にきちんと解きましょう。
また、ギリギリまで(テスト前日まで)何もせず、時間がないと言って焦って課題をやり、しかも答えを写すだけという生徒がいます。
自分で考えず答えを写しているだけなので、いくら体裁を整えてやっている風で提出していても、当然テストでは問題が解けません。
課題は全部○になっているからと言って、学校の先生はそれが本当に実力でやったのか解答を写しただけなのかは分かっています。
困るのは本人だからあえて言わないだけで、決してごまかせたとは思わないでください。
一生懸命考えてどうしても分からず、解答を参考にして理解するならいいのですが、そうでなければ何も身に付きません(この最初の「一生懸命考えて」という部分が肝心です)。
仮に前日に解答丸暗記で、定期テストを何とかやり過ごしたとしても、受験勉強の時に困ります。
焦った丸暗記はテストが終われば全て忘れてしまいます。
結局何も習得できていないので、また受験勉強で同じことを繰り返さないといけない。
入試という重要な試験前の時間が非常に足りないときに、またやり直さないといけないというのは、自分をかなり不利に追い込むことを意味します。
このような愚かしいことにならないためには、やはりその都度その都度の勉強をしっかり丁寧にそして確実にするしかありません。
そうすれば定期テストでいい点が取れ、受験においても無駄なく効率的に勉強ができるので、入試合格の可能性がぐんと上がります。
その場しのぎのごまかしの勉強は、後で自分を苦しめるというのを肝に銘じておいてください。
結局長い目で見ても、丁寧でコツコツの勉強が強いのです。
暗記型と積み上げ型
国語、理科、社会は暗記型で数学、英語は積み上げ型とよく言います(個人的にはこの分け方は好きではないのですが)。
暗記型の教科はいかにたくさんの用語などを覚えられるかが学習の中心になります。
この場合、その用語だけ(覚えなくてはいけないものだけ)を覚えようとしてもなかなかうまくいきません。
人間の脳は脈絡もなく一つのことを覚えるのは苦手です。
何かきっかけになるものや意味あるものと関連付けた方が、それをヒントにして思い出すことができます。
分かりやすい例が歴史の年号でしょう。
794年平安京の遷都を覚えようと「794年」ばかり考えるとなかなか覚えらません。
しかし、「鳴くよ(794)ウグイス平安京」とすれば簡単に覚えられます。
記憶を促すのは印象と回数です。
この両者を最大限にできれば、長期の記憶として残ります。
工夫をしてみてください。
「人に言ってもらう」というのも一つの良い方法です。
一方、積み上げ型は前のことが土台となり、新しいことを学ぶタイプです。
数学と英語が日本ではこの部類に入るようです。
前のことがベースになって今があるので、分からないときはずっと振り返り、立ち止まり、学び直さないと先に進めません。
よって分からない問題が出てきたとき、自分はどこまで戻る必要があるか考えないといけません。
その時は大変でも原点に戻り、一から理解していかないといけません。
もちろん、先生や友人に教えてもらってもいいです。
こうやって抜けているところを埋めていかないといけないのが、積み上げ型の特徴になります。
より高得点を狙うならワークと教科書だけではなく、授業でやったこともしっかり身に付けましょう
このようにワークと教科書が基本ですが、それはそれは基礎的な問題を解くためで、より高得点を狙うには不十分です。
更に学校のプリントや授業で先生が話したことなども復習しましょう。
よくプリントをなくしたり、ぐちゃぐちゃで使えなくなったりする生徒がいますが、プリントも大切な教材ですからクリアファイルに入れるなどして、しっかり保管してください。
また、授業中のノートも板書だけでなく、先生の話したことも大事だと思えば書き留めておきましょう。
ワークや教科書にないものだから失われると残りません。
これらがあるとないとでは大きな違いになります。
特に教科によっては、教科書をあまり使わず自分の作った教案に基づき授業を進める先生(理科、社会の先生が多いです)がいます。
そういう先生方のテストは教科書よりも授業中で話したこと、やった内容が重視され、そこから出題されることも多いので注意しましょう。
また、学校の教材ができるようになれば、追加で難易度の高い問題集などやってもいいでしょう。
ただ、個人的には他のものに手を出すよりは、今あるものをより完璧に仕上げた方が定期テストの場合はいいと思います。
以上、簡単に定期テスト対策としての勉強法を考えてみました。
後、もう一つアドバイスするなら、自分の好きな教科ばかりやるのではなく、苦手な教科もしっかりやりましょうということです。
好きな教科はやっていても楽しいし、苦手な教科はつまらなく苦しい。
でも、受験などを考えたとき、得意な教科を持っているより、苦手な教科がない方が強いのです。
これは五教科の総計で評価されるからです。
だから、点の取れない教科を嫌いにならず、頑張って何とか人並みにできる、少なくとも基礎は身に付けるようにしておくと後が非常に楽です。
定期テストはそのまま入試にもつながるということを忘れずに、毎回の定期テストをきちんとしましょう。
勉強の仕方が分からない、勉強を教えてほしい、新しい問題を解きたいなど要望があれば、気軽にご連絡ください。
葛西TKKアカデミーはただ今、定期テスト前で全ての生徒(塾生でなくても可)に塾を開放しています。
勉強しやすい環境で、分からないことはすぐに聞ける葛西TKKアカデミーを存分に利用してください。
皆さんのご健闘をお祈り申し上げます。
2022.06.05
英語の定期テストでいい点を取るための勉強法
生徒の中で苦手が多い教科の一つが英語です。
小学校の英語活動のような、英語を使ったゲームや挨拶などの簡単な会話ならば楽しく苦痛でもないのですが、中学に入り文法などを始め本格的な「勉強」となった場合、感覚ではなく理詰めで考えなくてはならず(一般の中学の授業がそのようにこれまでデザインされていたからなのですが)、難解な暗号解読のようになり感じられ、その出来不出来が即座に数字となって評価される。
そして、その数字で自分の人格すら判断されてしまう。
そうやってレッテルを張られれば、楽しみはすぐに消し飛び頑張ろうという気力さえなくなることもあります。
そうならないように、生徒が英語に興味を持ち楽しみながら学べる授業を葛西TKKアカデミーでは目指しているのですが、現実に学校という存在がある限り、なかなかそのような理想的な授業も行えず、妥協して学校の勉強に即した授業になってしまうのが悩みです。
そこで今回は学校の定期テストに向けた英語の勉強法についてお話します。
勉強は千差万別、一人ひとりに適した方法があり、万人に通用するものはありません。
だから、個人個人に合わせて勉強を考え教えていかないといけないのです。
しかし、個々の事例を上げればきりがないので、ここでは一般論としての勉強法を紹介します。
これでうまくいかないからと言って心配する必要はありません。
その時は自分に合った勉強方法を見つければいいのです。
その際は葛西TKKアカデミーが力になりますので、是非、ご相談ください。
英語は毎日触れ、慣れることが大事
外国で生活をした経験がある方なら分かると思いますが、言語は毎日使っていないと驚くほど忘れてしまうものです。
海外の生活が長いと、ある日、自分の言いたいことが日本語で出てこないことがあります
逆に日本に帰ってしばらくたつと、海外で生活していた時は何の問題もなく使えた英語が口から出てこない。
この傾向は特に子供に強く、ちいさい子供は言葉を覚えるのが早いですが、忘れるのも早いです。
つまり、言語学習では毎日その言葉に触れることが大切です。
英語を日常で使う機会の少ない日本では、生徒たちが自分から積極的に英語に触れようとしないといけません。
幸いにして現在はYouTubeやその他動画サイトなど、その気になれば英語に触れる機会はたくさんあります。
DVDやブルーレイで映画などを見るときにも英語の吹き替えや字幕を付けることもできます。
そうやって英語を聞く場を設けてください。
最初はよく分かりませんが、映像を見れば言っていることがなんとなくわかってきたり、単語をいくつか聞き取れたりできるようになります。
そうやって聞き取りが少しずつできるようになると、英語を聞くのも楽しくなります。
基本文で覚える
英語を勉強するとき「単語を覚えさえすればいい」という人がいますが、これは間違いです。
言葉は単語が単独に漂っている訳ではなく、単語同士が有機的につながり、文脈において的確に使われなくてはいけません。
つまり、文となって初めて言葉は意味を成してくるのです。
単語だけ覚えては使い方が分かりません。
だから、英語を勉強するときは単語で覚えるのではなく、文で覚えることをお勧めします。
文の方が長いので、これは効率が悪いように思えるかもしれません。
でも、人間の脳を考えると、脈絡もなく単語を覚えるよりも、他と関連付けて、それをヒントに覚えていく方が覚えやすいです。
このような基本文をたくさん覚えることが英語の理解を深め、実際に使える英語につながります。
基本文は簡単な言葉で作って構いません。
大事なのはポイントが分かる分の構造です。
「この分から、英語の過去形はこう作ればいいんだ」と理解してくれればいいです。
こうして基本文を身に付けたら、後はその中の単語を置き換えるだけで表現の幅が広がります。
文法用語は極力避ける
英語を勉強するとき、学校の先生の中には言葉の意味も十分に説明せず、やたら文法用語を使う人がいます。
これは教える方が楽なだけで、学ぶ側が決して簡単という訳でもありません。
むしろ、言語とは別に余計な用語を覚えなくてはいけないので、人によっては余計に混乱するかもしれません。
しかも、運の悪いことに英語で使っている文法用語の中には、国語の文法用語と同じものがあります。
しかし、日本語文法と違い国語文法は母語話者が自分の言葉を分析するために用いられるものなので、同じ用語でも意味が違ったりします。
これも混乱の原因となりえますので、できれば文法用語に頼るのは状況をよく分析してからにしましょう。
生徒の中には文法用語を聞いただけでアレルギーを起こしてしまい、「もう難しい、分らない」と思い込んでしまう者もいます。
特に子供の場合、その心理状況が学習に与える影響は大きいので注意が必要です。
本分を繰り返し読む
特に定期テストという観点で考えるなら、基本はやっぱり教科書です。
だから、教科書をしっかり勉強しなくてはなりません。
その際、色々理屈を考えながら分析しながら英語を科学的に理解するのもいいですが、言語という性質を考慮するなら「読む」ことは基本でしょう。
声を出して読めば(より多くの間隔を使うので)単語やいろいろな表現を早く覚えることができます。
その時注意しなくてはならないのは、発音をいい加減にしないということです。
あいにく日本の英語教育は発音を疎かにする傾向がありますが、人間の思考は脳内で音で行われていることを鑑みるならば、きちんと教え学ぶべきです。
そして、最初はよく分からないかもしれませんが、何回も何回も繰り返し読んでいくうちに、不思議なことに、だんだんと分かるようになってきます。
「読書百遍自ずから知る」とはよく言ったものです。
やっぱり学校のワークと教科書
定期テストでは多くの問題が教科書やワークから出ます。
そして、これらは事前にやれば解き方が分かるし、答え合わせをすれば確認もできます。
一回やったら間違ったところだけをもう一回やる。
これを繰り返し、全ての問題が丸になるまで頑張りましょう。
これでテストの半分以上は取れるようになります。
しかし、多くのできない生徒はこれをいい加減にやっています。
面倒くさいからと言ってきちんと問題を解かず、答えを写すだけ。
形式上は丸がついてやったように見えますが、結局何も身に付いていないので、当然テストでは解けません。
更に、高校入試では中学三年間の勉強が全て対象となるので、ここできちんとやらないとまた同じことを勉強しないといけません。
結局二度手間で、長い目で見るならやはり、ごまかしの勉強はすべきではありません。
後でもっと面倒くさいことになります。
勉強はテスト前にやるのではない
最後によくいるのが、テスト範囲が発表されるまで勉強しない生徒です。
「範囲が発表されないと何を勉強していいか分からない」ということらしいですが、そんなことはありません。
前回のテスト範囲の次から普通出されますし、今やっているところまでは確実にテスト範囲になります。
だから、発表されなくても既にやってしまうのがいいです。
早く課題を終わらせれば、その分学習内容の確認とテストの準備に費やす時間が増えます。
そうすれば、成績もきっと上がるでしょう。
わざわざ待つ必要はないのです。
毎日の余裕のあるうちに勉強に取り掛かり、ゆとりを持ってテスト勉強をすればより効率よく勉強が身に付きます。
今、テスト期間の学校があります。
もう少し後の学校もあります。
いずれにしても定期テストは必ず行われるので、それにどう対処するかが大きな分かれ目です。
英語ということで話しましたが、今回のチップはほかの教科でも通じるものがあります。
テスト頑張ってください。
すこしでも勉強に困ったときは、気軽に葛西TKKアカデミーにお知らせください。
必ず皆さんのお役に立ちます。
2022.06.04
SNSで受験勉強の英雄になろう!
現代の子供の勉強における大きな議論に「スマホ問題」があります。
確かに連絡を取ったり、調べものをしたり、息抜きや余暇に便利なのですが、実際には勉強の妨げになっていることが多いようです。
国際機関のWHOがゲーム依存症を現代の病として認知するほど事態は深刻ですし、「スマホ依存症」という言葉も聞かれるようになって久しいです。
他にもSNSをしながらの勉強がどれほど勉強にマイナス効果をもたらすかという研究や、スマホを使った調べものが本当に学習の役に立っているのかという研究は山ほどあり、その多くが負の影響を指摘しています。
実際に多くの家庭で子供がスマホを手放せなく、勉強が十分にできないという声もたくさん聞きます。
そういう場合は話し合いでスマホのルールを決めるのが一番なのですが、これもなかなか難しい。
理由の一つはスマホが本人一人のものではなく、友達をはじめ多くの人間とつながっている点があげられます。
多くの人が関わっているのだから、一人を規制するだけでは難しいという訳です。
そこで今回は、特に受験を控えた生徒とその家庭へのご提案です。
この多くの人(時には不特定多数)とつながっているスマホの特性を生かして、受験勉強に役立てようというお話です。
道具は使いよう
「スマホ」は道具であり、上手く使えば我々の生活をこれまでにないほど豊かにできます。
しかし、スマホを上手に使いこなすことができず、反って不利益をもたらすことも多々ありま多々
この新しいツールはまだ社会としても適切な使用が定まっておらず、大人でさえ間違った使い方をして困った状況に陥ることがあります。
ましてや、人生経験も浅く、精神的にも理性的にも未熟な子供たちが、スマホを的確に使いこなすことはとても困難です。
「道具は使いよう」とはよく言ったもので、スマホ自体は良くも悪くもないのですが、要は使う人間の問題ということです。
そこで、この「スマホ」のSNS機能を上手く使って、「受験勉強の英雄」になり自分だけでなく、友達の受験生もやる気にさせる方法を考えます。
実はみんなもスマホを手放したい、でも手放せない
学年が上がり、いよいよ入試が迫り本格的に受験勉強をしなければならないときに、「スマホ」が手放せず勉強が文字通り「手につかな」生徒がたくさんします。
「勉強を始める前にちょっとゲームをして、気分を上げて勉強しよう」と思って、数分間ゲームをしてから勉強するつもりが、「あと少し、あと少し」とあっという間に一時間、二時間過ぎてしまい、もう寝むくなって「明日からやろう」と誓いつつ、あくる日も同じことを繰り返す。
机に向かって勉強を始めると、友達からLINEがきて返信をする。
「よしやるぞ」と本を開くと、また別の友達からLINEがきて返信をする。
そのうちLINEが盛り上がり、着信返信で勉強が進まず、合間に何とか勉強したことも、後で振り返ると何も残っていない。
このような経験をしたことのある生徒は本当にたくさんいます。
勉強をしなければならないのは分かっているが、スマホを置いていると一向に勉強ができない。
でも、そうかと言ってスマホを消してSNSを遮断すると、その間に何が起こっているか気になってしまう。
一種の中毒症状のような感じですね。
実際に、今の生徒にはLINEなどのグループアカウントはとても重要らしく、返事をしないとそのグループからのけ者にされたり、いじめの対象にされたりするのを恐れています。
本当の友達とはそのようなものではないのですが、人生経験の浅い彼らにはこの不安と恐怖は非常に耐えがたいもののようです。
だから、誰も「スマホ」を離せないのです。
「このままスマホを傍らに置いておいては、受験勉強ができない。だから何とかしないといけないのだが、そうすると友達を失い、グループから攻撃されてひとりぼっちになってしまう。毎日の学校生活が、いじめられて嫌なものになってしまう。」
こうして子供たちは受験勉強とスマホの間で悩み苦しむのです。
我々が子供の時にはなかった問題で、彼らにはある意味、不幸な時代になってしまったと言えるかもしれません。
このような心理は本人だけでなく、実は他の生徒も同じように感じているのです。
「スマホを何とかしたいけど手放せない」
「勉強しないといけないのは分かっているけど、それでSNSを断つと仲間外れにされるんじゃないか」
「みんなもLINEをやってあまり勉強していないみたいだから、きっと自分も大丈夫」
最初の二つは受験勉強のため何とかしないといけないのに、行動する勇気やきっかけが無くて動けないことを表しています。
最後のは、受験勉強をやっていない自分に対して言い訳をして、自己正当化を図っています。
こうやってグループ全体がお互いに甘えて勉強しないまま、みんな道連れとなって受験を失敗するのです。
君が最初の一人になろう
このようにスマホは子供自身も何とかしたい問題なのです。
だから、誰かが動き始めないといけません。
勇気を出して、この最初の「誰か」に是非なってほしいと思います。
やり方は簡単です。
SNSに「受験勉強があるから、自分は18時以降はスマホの電源を切る!」などと、みんなの前で宣言すればいいだけです。
こうしてみんなに知らしめて自らの退路を断つと、もう前に進むしかありません。
時間になったら電源を切って、実行します。
最初は難しいかも知れませんので、その場合は親が声を掛けてください。
スマホの時間が無くなれば、勉強の時間が増え、スマホを気にする必要もなくなるので、勉強により集中でき効率も上がります。
いろいろ心配はあると思いますが、やって慣れてしまえば意外と快適に勉強ができます。
「そんなことすれば友達をなくすのでは」と思うかも知れませんが、それでなくすようではその人は本当の友達ではないですし、今後の人生で新しい友達はいくらでもできます。
少なくとも学校に行けば会えるのだから、問題はありません。
このように「宣言」で受験生の自分に利点が生じると同時に、この「宣言」は友達をもスマホの呪縛から解き放つきっかけを作ります。
「宣言」を見て「あの子がやるなら自分も同じように受験勉強をしなくては」と考え、同様にスマホを切って勉強に励むでしょう。
先ほど互いに甘えてみんな道連れで受験に失敗すると言いましたが、それと反対のことが起きるのです。
他の人がするなら自分も勉強しなくてはと頑張り、お互いに励ましあい、分からないときは助け合い、勉強がより高度になっていくのです。
こうしてみんなが合格すれば最高ですし、みんながwin-winの関係になって友達としても意義が出てきます。
こうして一人の勇気ある「宣言」が自分のみならず友達も救う、まさに「受験の英雄」の誕生になるのです。
さらにSNSを使って、友達と受験勉強を促進させよう
さらにSNSを上手く使って、受験勉強をより推し進める提案を一つしましょう。
それは毎日の自分のした勉強(書き込んだワークやノート)を写メに取りSNSに毎日アップすることです。
このように自分の学習記録を取り、多くの人の目に触れるようにすることで、自分の努力を明確にし頑張りを実感できるので、自分に対する勉強の自信につながります。
また、人に見てもらうので、やらなくてはという義務や責任感も生まれるでしょう。
その上、自分の勉強を公に開示する別の効果として、友達の勉強の促進剤にもなるという点があげられます。
「あいつはこんなにやったのか、自分も頑張らなくては」と言った感じです。
お互いの頑張りが見えることによって、いい意味でのライバル心に火がつき、自他ともに学力が上がることが期待できます。
スマホというのは我々が彼らの年頃にはなかった、新しい現代に特有の現象です。
有効な活用はまだ広く確立していません。
しかし、スマホが道具である以上、良くするも悪くするも使う人次第ということは言えます。
そこでスマホを利用して、受験勉強に上手くいかせないか考えてみました。
いかがでしょうか。
しかし、まだ成長過程にある子供が自分だけでうまくやれるかというと不安はあります。
だからこそ、周囲の大人が上手に接し支える必要があります。
こうしてスマホをチャンスに勉強の輪が広がれば、来年の春にはみんなが笑って新年度を迎えることができるでしょう。
入試まで後9ヶ月を切っています。
頑張ってください。
受験でお困りの方は遠慮なく葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
2022.05.19
中学の英語を勉強するときのポイント
生徒の中で苦手が多い教科の一つが英語です。
小学校の英語活動のような、英語を使ったゲームや挨拶などの簡単な会話ならば楽しく、英語が好きという児童も結構います。
しかし、中学に入り文法など本格的な「勉強」となった場合、感覚ではなく理詰めで考えなくてはならず(一般の中学の授業がそのようにこれまでデザインされているので仕方ないですが)、難解な暗号解読のようになり感じられ、成績が付けられる。
そうするとこれまでの楽しみはすぐに消し飛び、頑張ろうという気力さえなくなることもあります。
そうならないように、生徒が英語に興味を持ち楽しみながら学べる授業を葛西TKKアカデミーでは目指しているのですが、現実に学校という存在がある限り、なかなかそのような理想的な授業も行えず、妥協して学校の勉強に即した授業になってしまうのが悩みです。
そこで今回は学校の定期テストに向けた英語の勉強法についてお話します。
勉強は千差万別、一人ひとりに適した方法があり、万人に通用するものはありません。
だから、個人個人に合わせて勉強を考え教えていかないといけないのです。
しかし、個々の事例を上げればきりがないので、ここでは一般論としての勉強法を紹介します。
これでうまくいかないからと言って心配する必要はありません。
その時は自分に合った勉強方法を見つければいいのです。
その際は葛西TKKアカデミーが力になりますので、是非、ご相談ください。
英語は毎日触れ、慣れることが大事
外国で生活をした経験がある方なら分かると思いますが、言語は毎日使っていないと驚くほど忘れてしまうものです。
海外の生活が長いと、ある日、自分の言いたいことが日本語で出てこないことがあります。
逆に日本に帰ってしばらくたつと、海外で生活していた時は何の問題もなく使えた英語が口から出てこない。
この傾向は特に子供に強く、小さい子供は言葉を覚えるのが早いですが、忘れるのも早いです。
つまり、言語学習では毎日その言葉に触れることが大切です。
英語を日常で使う機会の少ない日本では、生徒たちが自分から積極的に英語に触れようとしないといけません。
幸いにして現在はYouTubeやその他動画サイトなど、その気になれば英語に触れる機会はたくさんあります。
DVDやブルーレイで映画などを見るときにも英語の吹き替えや字幕を付けることもできます。
そうやって英語を聞く場を設けてください。
最初はよく分かりませんが、映像を見れば言っていることがなんとなくわかってきたり、単語をいくつか聞き取れたりできるようになります。
そうやって聞き取りが少しずつできるようになると、英語を聞くのも楽しくなります。
基本文で覚える
英語を勉強するとき「単語を覚えさえすればいい」という人がいますが、これは間違いです。
言葉は単語が単独に漂っている訳ではなく、単語同士が有機的につながり、文脈において的確に使われなくてはいけません。
つまり、文となって初めて言葉は意味を成してくるのです。
単語だけ覚えては使い方が分かりません。
だから、英語を勉強するときは単語で覚えるのではなく、文で覚えることをお勧めします。
文の方が長いので、これは効率が悪いように思えるかもしれません。
でも、人間の脳を考えると、脈絡もなく単語を覚えるよりも、他と関連付けて、それをヒントに覚えていく方が覚えやすいです。
このような基本文をたくさん覚えることが英語の理解を深め、実際に使える英語につながります。
基本文は簡単な言葉で作って構いません。
大事なのはポイントが分かる分の構造です。
「この分から、英語の過去形はこう作ればいいんだ」と理解してくれればいいです。
こうして基本文を身に付けたら、後はその中の単語を置き換えるだけで表現の幅が広がります。
文法用語は極力避ける
英語を勉強するとき、学校の先生の中には言葉の意味も十分に説明せず、やたら文法用語を使う人がいます。
これは教える方が楽なだけで、学ぶ側が決して簡単という訳でもありません。
むしろ、言語とは別に余計な用語を覚えなくてはいけないので、人によっては余計に混乱するかもしれません。
しかも、運の悪いことに英語で使っている文法用語の中には、国語の文法用語と同じものがあります。
しかし、日本語文法と違い国語文法は母語話者が自分の言葉を分析するために用いられるものなので、同じ用語でも意味が違ったりします。
これも混乱の原因となりえますので、できれば文法用語に頼るのは状況をよく分析してからにしましょう。
生徒の中には文法用語を聞いただけでアレルギーを起こしてしまい、「もう難しい、分らない」と思い込んでしまう者もいます。
特に子供の場合、その心理状況が学習に与える影響は大きいので注意が必要です。
本分を繰り返し読む
特に定期テストという観点で考えるなら、基本はやっぱり教科書です。
だから、教科書をしっかり勉強しなくてはなりません。
その際、色々理屈を考えながら分析しながら英語を科学的に理解するのもいいですが、言語という性質を考慮するなら「読む」ことは基本でしょう。
声を出して読めば(より多くの間隔を使うので)単語やいろいろな表現を早く覚えることができます。
その時注意しなくてはならないのは、発音をいい加減にしないということです。
あいにく日本の英語教育は発音を疎かにする傾向がありますが、人間の思考は脳内で音で行われていることを鑑みるならば、きちんと教え学ぶべきです。
そして、最初はよく分からないかもしれませんが、何回も何回も繰り返し読んでいくうちに、不思議なことに、だんだんと分かるようになってきます。
「読書百遍自ずから知る」とはよく言ったものです。
やっぱり学校のワークと教科書
定期テストでは多くの問題が教科書やワークから出ます。
そして、これらは事前にやれば解き方が分かるし、答え合わせをすれば確認もできます。
一回やったら間違ったところだけをもう一回やる。
これを繰り返し、全ての問題が丸になるまで頑張りましょう。
これでテストの半分以上は取れるようになります。
しかし、多くのできない生徒はこれをいい加減にやっています。
面倒くさいからと言ってきちんと問題を解かず、答えを写すだけ。
形式上は丸がついてやったように見えますが、結局何も身に付いていないので、当然テストでは解けません。
更に、高校入試では中学三年間の勉強が全て対象となるので、ここできちんとやらないとまた同じことを勉強しないといけません。
結局二度手間で、長い目で見るならやはり、ごまかしの勉強はすべきではありません。
後でもっと面倒くさいことになります。
勉強はテスト前にやるのではない
最後に、よくいるのが、テスト範囲が発表されるまで勉強しない生徒です。
「範囲が発表されないと何を勉強していいか分からない」ということらしいですが、そんなことはありません。
前回のテスト範囲の次から普通出されますし、今やっているところまでは確実にテスト範囲になります。
だから、発表されなくても既にやってしまうのがいいです。
早く課題を終わらせれば、その分学習内容の確認とテストの準備に費やす時間が増えます。
そうすれば、成績もきっと上がるでしょう。
わざわざ待つ必要はないのです。
毎日の余裕のあるうちに勉強に取り掛かり、ゆとりを持ってテスト勉強をすればより効率よく勉強が身に付きます。
中学では定期テストが成績の重要な部分を占めます。
だから、定期テストも視野に入れて中学では勉強しないといけません。
定期テストは必ず行われるので、それにどう対処するかが大きな分かれ目です。
英語ということで話しましたが、今回のポイントはほかの教科でも通じるものがあります。
すこしでも勉強に困ったときは、気軽に葛西TKKアカデミーにお知らせください。
必ず皆さんのお役に立ちます。
2022.05.17
毎日の家での勉強時間はどのくらい?
「自分の子供は他の子供に比べ勉強時間が足りないのではないか」「今の勉強時間で本当に大丈夫なのか」という質問をよくされます。
実際に他の家の子が何時間勉強しているなど聞く機会もあまりありませんし、不安に思うのも無理はありません。
学校の宿題も含めて子供たちは毎日どのくらいの時間勉強すればいいのでしょうか。
家庭学習は必要?
「学校の授業さえ受けていれば勉強は大丈夫」「学校は必要な勉強を全て教えてくれるから、それ以外のことをわざわざしなくてもいい」などと考えている人は間違いです。
子供が学校に通う長い年月、勉強というものは生活の重要な部分を占め、欠かすことのできない要素です。
学年が上がり学習内容が高度になるにつれ、勉強を身に付け自分の能力として使いこなせるようになるには、学校の授業だけでは足りなくなっていきます。
そこで、授業で足りない分の勉強を補うために学校以外の勉強が必要となります。
宿題は家庭学習を明確にし、生徒がやるべき最低限の内容を学校が示したものと言えます。
しかも、学校の授業は前出の内容が身に付いているという前提でどんどん進んでいくので、授業や宿題をやっても身に付いていない分は、生徒が責任を持って何とかしないといけません。
それを怠って「分からない」を放置すれば、当然新しい勉強の内容も分からないので、ますます勉強に取り残されてしまいます。
「勉強が分からない」が「勉強ができない」になり「勉強が嫌い」になれば、遅れを挽回することは非常に困難となります。
そうならないためにも毎日の家庭学習が重要となってくるのです。約
また、学年が終わりに近づくと年間で予定された通り勉強が進まず、学校の授業でも「先生が教科書をざっと読んで終わり」とか、「後は生徒に自分で教科書を読ませて終わり」なんてこともあります。
特に中三の受験生などは、学校の進度で勉強をしていると三年の内容が終わらないで入試を受ける、または十分に受験べ強できないまま本番に臨む、ということもあります。
そうならないためにも、受験勉強は自分でどうにかしないといけません。
だから、受験生はそれまで以上の家庭学習が必要となります。
みんなは毎日、何時間家で勉強する?
ある調査によると、中学生の家での勉強時間の平均は約90分らしいです。
ほとんどしない生徒から3時間以上する生徒まで、その分布は非常に広がっています。
そのうち学校の宿題に費やす時間は平均40分くらいです。
つまり、多くの生徒が宿題以外の勉強を家でやっているということです。
恐らく塾や親から出される勉強をしているのでしょう。
中三になると入試もあって、家庭学習の時間はぐっと伸びます。
平均はおよそ2時間15分です。
学校の宿題は他の学年と変わりませんが、塾の勉強時間が大幅に増えます。
基本的に毎日塾に通っている生徒はいないので、それでも毎日の平均にした塾の勉強時間が二倍以上になるということは、実際に塾に行っているときの勉強時間がどれほど多いか分かります。
塾ではよく、学年+1時間は学校以外の勉強が必要と言います。
トップクラスの学校を目指す生徒はそうでしょうし、理想としてはそのくらい勉強してくれれば、学校の授業についていけないなどということもなく、クラスや学年でも上位を狙えるでしょう。
ただし、現実にそれをやっている生徒は多くなく、それは部活や他の習い事などで物理的に難しい場合もありますが、どうしてもゲームやSNSなどの誘惑に負けて勉強が手に付かない生徒も多いようです。
また、家で毎日勉強しているか調べてみると、「毎日勉強している」という生徒はおよそ40%だったそうです。
これに「週半分以上」という生徒を加えると全体の三分の二となります。
中学ではかなりの生徒がたくさん家庭学習をしていると言えるでしょう。
因みに、週一日以下の生徒も2割程度いるそうで、こういった家庭学習の実態の違いが、生徒間の学力格差の一因になっているともいえるかもしれません。
ただし、「長く家庭学習していれば勉強が身に付く」とは限りません。
この点に関して時間に関するデータだけでは分からないので注意が必要でしょう。
集中せずぼーっとしている時間が長いのかもしれません。
となると、勉強時間に加えて効率のよい勉強法というのも大事になってきます。
このことについてはまた別の機会に考えます。
小学生の家庭学習
小学生の毎日の家庭学習の時間についてはデータが見つかりませんでしたが、高学年では1時間ぐらいのようです。
小学生の場合、勉強の内容も難しくないので、小学校低学年であれば学校の宿題をするだけで十分でしょう。
この頃の子供は教科書の勉強も大事ですが、もっと体を動かして遊んだり、自然に触れていろいろな発見を経験することも大事です。
こうして基礎体力を養ったり、好奇心を育てるのです。
これ以外にもこの時期だからこそやっておいた方がいいことはたくさんあるので、できればそういった経験をたくさん積んでおくと、その後の人生の糧になります。
しかし、毎日の勉強の習慣は身に付けておくべきで、毎日5分や10分でいいので、家庭での勉強時間を設けた方がいいでしょう。
実は勉強の習慣づけは大切で、これがないと中学になって毎日のように勉強をしないといけなくなったときに非常に苦労になります。
歯磨きのように毎日のルーティーンにしてしまえば、やるのが当たり前になっているので適応も楽になります。
それから、たとえ小学生であっても、勉強で分からないことが出てきたときは、家庭学習で補う必要があります。
とにかく分からないときは早めに解決するのが一番です。
親が見て教えられるときは是非教えてあげてください。
どうしてもうまくいかないときは、家庭外にお願いするのも一つの方法です。
近くに知り合いのお兄さん、お姉さんがいればそれでもいいですし、塾などに行かせるのもいいでしょう(葛西TKKアカデミーは通塾していない生徒や児童でも、気軽に質問に来てもらっても構いませんので、遠慮なく利用してください)。
本日は家庭学習について考えてみました。
家で学校の宿題をするのは最低限の家庭学習なので、きちんとやりましょう。
そして、学校の宿題だけで足りないときは自主的に、時には外部から強制的にでも勉強をする必要があります。
どのように家庭学習をするかは大切な問題の一つですが、少なくとも毎日の習慣としての家庭学習はしておいた方がいいです。
特に受験になると嫌でも自分で勉強しないといけなくなるので、その時のためにも短くてもいいので、毎日の家庭学習を続けましょう。
2022.05.16
文科省が進める”GIGAスクール構想”って何?
現在、日本の学校教育は従来の教育から大きく転換し、新時代に子供たちが困らないよう新しい教育体制へ移行しつつあります。
この度の大学入試におけるセンター試験から共通テストへの移行も、これら教育改革の中の一つです。
日本の教育が、その理念、方法、環境とあらゆる面で生まれ変わろうとしています。
その中で文科相が打ち出しているのが「GIGAスクール構想」です。
今回はこの文科省が目指す新しい教育スタイルについてご紹介します。
「GIGAスクール構想」とは
「GIGAスクール構想」は2020年に文科省が発表した新しい学校教育の在り方です。
これは学校のICT環境を整えて、高速大容量通信ネットワークを使い、日本全国全ての生徒が一人一つずつ端末を使えるようにすることで、特別支援を必要とする子供を始め様々な状況下にある子供全てを誰一人残すことなく、公正で最適化された教育を提供し、全員の資質と能力を育てる構想です。
これまで蓄積された教育実践におけるノウハウにICTを取り入れることで、学習活動がより充実し、主体的かつ対話的なより深い学びが得られる授業が受けらるとのことです。
調べものはインターネトを使って調べ、それらの情報を収集する過程で情報の整理分析取捨ができる能力が身に付く。
そして、パソコンを使うことでこれまでのような文章だけによる表現にとどまらず、写真、音声、動画などいろいろなメディアを使った発表、発信、作品ができるようになります。
更に、通信ネットワークを使うことで、遠距離や離島など地理的不利を解消すると同時に、これらのこれまで学習機会に触れるとが難しかった、もしくはできなかった生徒たちにも都心の生徒と同じように学習のチャンスに触れられます。
しかも、ネットワークの利用は学校内の枠を超え、リアルタイムで区域外、海外の生徒と共同して活動できるようになりますし、大学や専門機関との連携も可能となります。
デジタル教材を使い、誰もが分かりやすく興味を持ちやすい教材が提供でき、生徒一人ひとりの反応や考えを瞬時に捉えて、先生と生徒が双方向に発信しながら授業を進めることもできます。
しかも、小テストなども全てデジタル教材で行うので、クラス全体だけでなく生徒一人ひとりの学習習得状況も把握でき、それぞれの進度に合わせた学習教材支援を提供もできます。
更に驚くべきことは、これらの各教科の学習活動を横断的につなげSTEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育を実施することが可能で、実際の社会問題解決に向けた教育を行えるようになるそうです。
その探求の過程においてもICTを活用でき、課題の設定(社会もんだなどの現実にある問題を見つけ出す)、情報の収集(資料、文献の検索などICTを使っての情報を探す)、整理・分析(自分が集めた情報を統計や思考ツールなどで分かりやすくまとめ理解する)、まとめ・表現(自分たちの研究を論文にしたり、パソコンを使ってプレゼンテーションで発表したり、これらを多彩なメディアを通じて発信する)の全ての段階においてICTが有機的につながり、効率的に活動できるようになります。
また、これらの探求における、情報収集発信を通して情報に関するモラルも学べるということです。
以上が文科省が発表した「GIGAスクール構想」です。
文言だけ聞いてみると、まさに教育の理想形であり、教育における様々な問題を解決し、教育のレベルをこれまでにないくらいに押し上げてくれるように思えます。
「GIGAスクール構想」を進めるきっかけ
今回のコロナ禍では、ICTが整っていた多くの私立学校はそのまま一斉休校中でも学習を継続できた一方で、ICTがあまり進んでいなかった多くの公立学校では学習活動はほぼできなくなり、結果、両者に通っている生徒間の学習格差が広がったと指摘されています。
コロナ禍で休校が相次ぐ中、保護者や生徒からのオンライン学習の要望も高まり、文科省もGIGAスクール構想を前倒しして、公立学校全ての生徒への一人一端末を実現し、これらを使った授業やオンライン学習を実施しています(内容としてはまだまだ検討の余地がありますが)。
また、災害などの緊急事態でもICTを活用できれば、勉強を滞りなく進めることができるとも期待されています。
日本の学校におけるICTの利用はOECD諸国の中でも最下位で、ほとんど活用していないことが分かります。
当然、日本の教育はICTという観点において、諸外国から大幅に遅れを取っており、これも文科省が「GIGAスクール構想」を推し進めようという理由になっています。
更に付け加えるならば、これか技術が進みICT化がより身近になる世界において、これからの日本の若者が対応し、諸外国と対等にやりあえるようにしなければならないという、経済界からの要請もあるように思えます。
いずれにしても、これからの学校教育が大きく変わり、私たちがSFの映画やドラマで見ていた場面が、現実の教育現場で見られるようになると予想されます。
生徒の話を聞くと、確かに一人一端末は配られているようで、端末を家に持って帰ってオンラインのデモンストレーションをやったりもしているようです。
しかし、文科省が述べているような学習ができているかというと、まだ十分とは言い切れない感じです。
理由の一つは教員の訓練と経験が不十分であることだと思います。
制度が変わるとき、設備などのハードの面は比較的楽に整えることができますが、それらを生かし使いこなすノウハウや人材と言ったソフトの面の育成は時間が掛かります。
構想や設備は素晴らしくても、それらを上手く使いこなし、実際に生徒たちの教育に成果を出せなければ宝の持ち腐れです。
本来ならソフトの面もしっかりと準備した上で実行すればよかったのですが、コロナ禍や経済界の要求など様々な要因が絡んで見切り発車になった感は否めません。
生徒がGIGAスクール構想の利益を享受するまでには時間がまだかかりそうです。
そして、十分に生かされないままGIGAスクール構想が廃れて、これまでの費用が無駄にならないことを願います。
2022.05.15
創造的になろう!その方法と影響、そして注意点
創造的とはどういうことでしょうか。
単にいろいろなものを作り出せたり、いろいろなことを考えだしたりすることでしょうか。
確かにその通りです。
しかし、そうなるには様々な条件があるように思えます。
今日は、創造性について考え、それが勉強にどのようにプラスの効果をもたらすか見てみましょう。
「創造的」とは
創造的と言っても、それはしっかりした土台の上に築かれるものではありません。
歌舞伎などの伝統芸能など、伝統が重んじられ一見昔のままで不変のように見えますが、代々受け継いできた者たちが先代の型の上に新たな要素を付け加え常に発展し続けています。
新しく何かを生み出すには、しっかりとした基礎がないといけません。
この基本の「型」をなくして新しいものを作り出すのは「型なし」となり、見るに堪えないものになるでしょう。
学校教育は「創造的」?
勉強でも同じで、基本事項がしっかり身に付いていないと、新しい発想や発見の構築はできないでしょう。
しかし、今の学校教育は基礎的な学習事項を身に付けさせ、それを確認し、より高度な問題を解かせるようにはなっていますが、生徒自身が学んだことを基に創造的に作り出すようにはなっていません。
それは人数の多さや時間的制約、予算の問題などが原因でしょうが、学んだ生徒がゆっくり考え、自信を見つめ直しつつ新しいことを考える余裕はないように思われます。
間違いばかり指摘され、それができなければ人間としての価値がないまで言われることもある。
早く早くとせかされ、じっくり考え頭の中を整理して理解する時間さえ与えられない。
必然的に自分から考えるのではなく、与えられた道筋をいかにうまく歩めるかが大事となっていく。
それができず失敗やミス、嫌な経験が積み重なれば、自分は何をやってもダメだと感じ、困難を克服する気力まで失ってしまう。
実際に、葛西TKKアカデミーの生徒もこのように散々打ちのめされて心に傷を負った生徒が多いです。
少し話がそれてしまいましたが、言いたいことは「基礎応用を学ぶまではできても、現在の日本の教育は生徒による創造が難しい環境にある」ということです。
「創造的」になるには
では、どうすれば創造力が身に付くのでしょうか。
先ずは、自分の強み長所は何かを考え、そちらに焦点を当てることです。
今の教育は間違いばかり指摘し、弱点を克服させることに重きを置いているように思います。
人間、自分の弱いところには目をそむけたくなるのは当然です。
それを無理やり生徒に見せ、自分がダメなことを認めさせ、苦痛の中で克服せよというのです。
これでは委縮するのも無理ないです。
自分ができること、長所や強みに焦点を当て、それを生かすような教育ができれば、生徒たちは次々と結果を出し、そればプラスの影響を与え、生徒自身がもっと頑張ろうと努力するようになります。
そして、自分に自信がついてくれば、自分の苦手なことにも挑戦する心の余裕ができます。
成功の経験から得た自信をもって、失敗や間違いの恐怖心は弱まり、試行錯誤することも苦でなくなり、やがて自ら問題を克服するようになります。
このように自分に自信が持て、弱点も克服できて自分の能力があげられるようになれば、このことが色々なことに前向きにチャレンジする動機付けになります。
これまで否定的で周りを敵視したり、自分を否定したりする視点はなくなり、新たに広がった視野には喜びや希望、他者への感謝、自分への誇りなど今までと違ったものが感じ取れるようになるでしょう。
広い視点で落ち着いて客観的に物事を考えられるようになります。
そうすれば今まで見えていなかった可能性が自分の周りにたくさん見えるようになります。
この「可能性への気づき」が創造性の出発点になります。
つまり、プラスの感情(自己肯定感)が不可欠ということになります。
学校での先生の生徒への接し方、親が子に対する言動などは、果たして子供たちの自己肯定感を育んでいるのでしょうか。
子供たちの創造性を妨げているのは恐怖や恥ずかしいという誰もが普通に持つ感情です。
物心ついたばかりの子供たちは何も深く考えず、何でもやりたがり、些細なことでもできた喜びを十分に感じていました。
しかし、すぐに人前に出ることの恥ずかしさ、失敗することの恐怖を覚えるようになります。
そうすると、悪い結果を恐れて何もできなくなってしまい、創造性は育たなくなります。
創造的になるために周囲がすること
だから、このような不安や恐怖のない環境をいかに提供できるかが、子供が創造力を身に付けるカギになります。
それは周りの人間のサポートです。
失敗を非難するのではなく、一緒になってどうすれば解決できるが考えてあげる。
小さなことでも成功したことや人のためになったことをすれば褒めてあげる(実は褒めるというのは難しいのです)。
そして、本人が自分からやろうとすることは協力してあげる。
答えを教えるのではなくヒントを与え、目標にたどり着けるようにリードしてあげる。
時にはあえて失敗させるのも大事です。
人間は失敗から学ぶことは非常に多いのです。
失敗を非難するのではなく、許す寛容さをもってください。
目的は子供を責めることではなりません。
失敗から学べるようにサポートしてあげてください。
創造により成功やポジティブな経験が増えれば、前に進む強い動機となり、自分のなりたい姿が見えてくるでしょう。
そして、その目標に向かって自ら自信をもって進める。
当然、未熟な子供たちだから周りの人の支えは必要です。
この支えで子供の成長は大きく左右されます。
より前向きに進めるか、自信を無くして自分をあきらめてしまうか。
だから、彼らの周りにいる私たちは責任があり、その言動には十分注意してください。
2022.05.13
各高校で行われる受験生とその保護者向けの見学会や説明会での注意点をお話します
新年度が始まり、新しい学年にまだ馴染んでいない生徒もいるかと思います。
しかし、特に中学三年生は高校入試に向けて、少しでも早く準備をした方がいいです。
勉強もそうですが、自分の目指すべき高校を早めに決めることは大事です。
それは、早く目標が設定できればそれに向けた計画も立てられ、より長い準備期間を確保できるからです。
そして、自分の志望校を決めるうえで重要な要素となるのが、その学校の情報収集です。
「自分の行きたい学校はどこなのか」それを知る非常に良い機会が各学校が催す学校説明会や見学会です。
自分の目指す学校がどのような学校なのか、本当に自分の希望する通りの学校なのか知るためにも是非参加してください。
そして、そこに通う生徒、教える先生たちに実際に会い、生の声を聞きましょう。
後悔しない間違いのない高校選びのためにも重要なことです。
学校説明会や見学会が本格的に行われるのは夏休み以降になりますが、本日は少し早いですがこれらのイベントに参加するときのポイントを説明したいと思います。
コロナ禍の影響で最近はオンラインの学校説明会や学校見学を行っているところもあるので、こちらを利用してもいいでしょう。
しかし、本当に学校の雰囲気、学習状況、設備の充実度、通学の利便性など知るためには、やはり実際に自分の足で出向くのがいいと思います。
そこで、実際に訪れて学校が本当はどのようなものなのかを知る時に注意すべき点をお話します。
1.コースやカリキュラム、卒業後の進路について確認
入れるならどこでもいいというわけではありません。
入学した後の学校生活、卒業後の進路まで見据えて学校に確認するのがいいでしょう。
資料を見てコースやカリキュラムについて分からないことは必ず確認しましょう。
授業に関するその学校の特色(単位制など)や特別プログラム(海外研修、国際交流など)も説明を受けましょう。
直接学校の先生と話すことはいろいろな意味で利点があります。
2.学校の施設や設備を確認
プールや体育館、教室の空調など、生徒が実際に学校生活を送る上で快適な環境かどうかを確認しましょう。
部活に興味があるのなら、それに関連したもの(備品やコートなど)も見ましょう。
図書館やパソコンも大事です。
特に最近はタブレット端末や電子黒板を導入している学校もあり、生徒が使いこなせるか、先生が使いこなせているか知る必要があります。
適切な進路相談ができ、そのための資料が十分整っているかも見ましょう。
3.構内掲示や清掃状況を確認
掲示物や清掃状況はその学校の普段の姿を知る手がかりにまります。
掲示物がきちんと整理され見やすいか。
廊下や教室が綺麗に掃除されているか。
生徒の日常の営みが現れます。
また部活の賞状などは、その学校がどんな課外活動に力を入れているかが分かります。
4.公開授業は見た方がいいです
公開授業は学校生活の実態を知る上で役に立ちます。
公開と分かってそれ用に繕っていても、何十人もいる生徒が全てが演じることができません。
よく見るとどうしても普段の癖が出るものです。
だから、公開授業は普段の生徒の姿を見るのにはいい機会です。
そして、できれば生徒の生の声を聞いてみてください。
案外正直に話してくれるものです。
ダメ元で試してみるのもいいでしょう。
学校見学は高校を知る重要な機会です。
事前連絡すれば、説明会の日でなくても学校を見せてもらえることもあります。
後悔しないためにも学校選びは慎重にし、正確な選択をするために少しでも多くの情報を集めましょう。
実際に学校に行って、授業風景を見たり、建物の中を歩いたり、先輩や先生の話を聞いて、それまで受験に関心がなかった生徒も現実のものとして進学を捉えられるようになります。
そして、試験に合格し晴れて高校生となった自分を想像し、奮起して受験勉強を取り組むようになる生徒もいます。
受験勉強の動機づけとしてもいいですよ。
最後に学校説明会や見学会についてもう一つ述べたいことがあります。
特に私立の高校では、まめに学校説明会や見学会に行くと入試に良い影響が出ると言われています。
何回も来てくれるということは、その学校に対する関心が高く熱意があると見なされるそうです。
繰り返し学校を訪れ、先生方に顔を覚えられると良い印象があるので優遇されるとかされないとか。
学校見学のシーズンはこれからですが、上記のことを気にしながら、しっかり学校を分析し、自分の志望校選びの参考にしていただければ幸いです。
また、葛西TKKアカデミーでは進路相談や受験勉強についてのアドバイスも行っています。
受験生をお持ちのご家庭は気軽な気持ちで構いませんので、是非ご相談ください。
2022.05.12
今年から高校入試の英語でスピーキングテスト導入!葛西TKKアカデミーで模試が受けられます!
今年から都立高校入試でスピーキングテストが課せられます。
これまでの英語の「聞く」「読む」「書く」の三技能に加えて、「話す」も試験に導入することで、これまで指摘されてきた日本人の英語コミュニケーション能力の低さを克服しようという狙いがあると見えます。
初めての試みでまだ分からない点は多いのですが、今年から実施することは決定しています。
そこで葛西TKKアカデミーでは、このスピーキングテスト『EAST-J』に合わせた模試が受けられるようになりました。
都立入試でのスピーキングテスト『EAST-J』とは
東京都では都立高校入試の点数の中に英語の「スピーキングテスト」の点数を追加することになりました。
このスピーキングテストは『ESAT-J』と呼ばれ、タブレット端末、ヘッドフォン、マイクを使って、受験生が実際に話した英語を録音し、それを評価します。
イメージとしては英検の二次試験の内容を対人ではなく、パソコンやタブレット端末などを利用して行う感じです。
試験内容
テストは四つのパートから成り、パートAは、カードに書かれた短い英文を読みます。
全部で2問あり、解答時間はそれぞれ30秒。
発声して答える前に30秒の準備時間があるので、この間に英文に目を通して、読む内容を確認したり、心の中で読む練習ができます。
本当に書かれてある英文が正しく読めるかどうかだけのテストです。
パートBでは図やイラスト、簡単な掲示物やチラシなどのビジュアルマテリアルを利用した問題になります。
全部で4問あり、そのうち3問はカードに関する質問に答える問題です。
解答時間は10秒で、その前に準備時間が10秒あるので、準備時間にできるだけマテリアルの内容を把握し、必要な情報がどこにあるかを確認できるといいです。
時間が短い分、質問に対する答えも簡潔なものになっているので、比較的答えやすいかもしれません。
例えばマテリアルを見ながら、明日の天気は何か答えるような問題です。
最後の1問はカードを基に受験生にミッションが与えられます。
自分の持っている英語力を駆使して、目的を達成するには何と言えばいいか答えなくてはいけません。
例えば、自分のほしい買い物をするには店員に何と言えばいいか答えます。
こちらも同様に、準備時間、解答時間共に10秒となっています。
パートCは4コマイラストの問題です。
この4コマのイラストを見て、英語で何が起こっているか答えなくてはいけません。
30秒の準備時間の後、40秒の解答時間が与えられています。
準備時間の間にどのようなストーリーかイラストから読み取って答えてください。
解答としては、各コマ一文ずつの英語で答えられるといいのではないでしょうか。
最後のパートDでは、質問が書かれたカードが与えられるので、それを読んで英語で答えます。
ここでは質問に対しての自分の意見とその理由が求められます。
例えば、「あなたが学校の一番好きな行事は何か、その理由も答えなさい」のような問題です。
こちらは準備時間が1分、解答時間が40秒となっています。
こちらも準備時間内で自分の意見をまとめておく必要があります。
以上が、現段階での試験内容になります。
例えばパートA、パートBは英検3級の二次試験に出てくる形式ですし、パートC、パートDは英検準2級以上の二次試験の形式になっています。
ただ、受けるのが幅広い学力差のある中学三年生なので、試験の難易度はかなり下げてあります。
これもコツさえ分かっていれば、それほど難しくないと感じています。
実施に当たっては、それぞれの決められた試験会場で、タブレット端末などにヘッドフォンマイクを通して音声を録音する形になるようです。
ESAT-Jの都立高校入試における評価法
ESAT-Jのテストは基本的に都内の中学校が会場になる予定です。
試験監督および採点は事業者であるベネッセコーポレーションが行い、受験生が解答した音声を録音したものを使って採点します。
この結果は100点満点で示されますが、入試ではこれを20点満点6段階評価(4点ごとに段階分け)に換算して利用されます。
評価Aは20点、Bは16点、Cは12点と順次点数が付けられ、最低ランクのFは0点となります。
そして、この結果は各学校及び自治体に提供されます。
送られた結果は受験生の調査書に記載され、志願先の都立高校へ提出されます。
つまり、調査書点に加えられるのですね。
その結果、都立高校の合否判定に関わる点数はどのように変わるのでしょうか。
これまで都立高校の合否は、調査書にある内申点に基づく調査書点と試験当日の学力検査の点の総合点で行われてきました。
・学力検査の得点
各教科100点満点の五教科の合計点500点満点で評価されたものを700点満点(一部都立高校、分割後期、二次募集は600点満点)に換算したもの。
・調査書点
中学校での成績表にある5段階評価の数字をそのまま得点とした内申点(ただし実技4教科は2倍で評価されます)65点満点を300点満点(一部都立高校、分割後期二次募集は400点満点)に換算したもの。
これら合計1000点満点でこれまでは判定されていましたが、これにESAT-J枠として20点満点が追加され、合計1020点満点で評価されるようになります。
1020点満点中の20点と甘く見ない方がいいです。
入試は1点で合否が分かれます。
だから、例え1点でも疎かにできません。
ましてや、スピーキングテストができるとできないでは20点もの差がつくので、これは合否を左右すると言っても過言ではない事態です。
尚、ESAT-Jを受けられなかった受験生は、入試において不利にならないように学力検査の英語の得点(受験当日の得点)から仮のESAT-Jのスコアを出し、総合点に加算するそうです。
スピーキングが苦手な受験生はあえてESAT-Jを受けないで、当日試験に集中してより高得点を出した方が有利かもしれません。
EAST-J向けスピーキングテスト
葛西TKKアカデミーでは、このスピーキングテストに対応するため、毎月『EAST-J』に向けたスピーキングテストを行います。
今月から受けられます!
育伸社が提供する『STE(スピーキングテスト for ESAT-J』を利用できます。
本番と同じように端末を使い、生徒が実際に問題をやって、自分の言葉で解答したものを録音し、約一週間でテスト結果が出ます。
100点満点で総合点が出され、パートごとの到達度が分かります。
そして、それぞれにアドバイスが付いているので、それを参考に今後の学習に役立てることができます。
何もしないでいきなり本番にチャレンジするのは危険です。
不慣れな状態で危機の使い方も分からにようでは、試験中に操作でオロオロして実力は出せません。
事前に練習し、試験の内容と流れを理解して本番に臨んでください。
そのためには(他の教科も同じですが)模試を受けるのが一番です。
しかも、結果の評価とアドバイスまでもらえるので、これはお得です。
更に、葛西TKKアカデミーではスピーキングテスト用の教材を用意し、スピーキングテストに向けた指導を受ける
こともできます。
スピーキングテストをより確実なものにするために、こちらの対策を受けることもお勧めします。
詳しくは葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
このように都立高校入試においてスピーキングテストがかなり現実のものとなってきました。
しかし、多くの生徒や保護者はまだ知らないことが多く、どうしていいか戸惑っていることと思います。
しっかり情報収集をして早目の対策をお勧めします。
そのためにも葛西TKKアカデミーで行う『STE』をご利用ください。
現在、日本の学校教育で行われている教育改革は非常に大規模で、これまで親御さんが経験したことのない教育になっていきます。
この変化にいかに対応できるかどうかが、これからの学校生活、受験、そして人生の成功への大きな鍵となるでしょう。
未知のことで不安もあるかと思いますが、要はきちんと対策ができていれば問題ありません。
逆にできない人は落ちこぼれてしまい、各家庭、個人、及び学校にどれだけ対応能力があるかで、その後の生徒たちの人生が変わってくると考えられます。
いろいろ分からないこと、不安なことがあると思いますが、そんな時はどうか葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
2022.05.08
葛西TKKアカデミーのICTを使った授業
コロナ禍で学校が一斉休校になったとき、その後もクラスターが発生し学級閉鎖が起きたとき、学校にICTが普及し活用しているかどうかで生徒たちの学習は大きく左右されました。
一般にオンライン学習などを既に活用していた多くの私立学校では生徒たちの勉強が継続されたのに対し、まだWI-FIや端末などすら十分に備えていなかった公立学校では生徒たちの学習が完全にストップしてしまうという事態になり、受験や進学などで大きな社会問題となりました。
これは多くの学習塾でも同じで、このようなICTの環境が整っていないたくさんの塾はやむなく休講となりました。
葛西TKKアカデミーにおいては、個々の多様なニーズに答えることがミッションの一つとなっており、そういう点においてコロナ禍以前からオンライン授業を提供していました。
更に、小規模個別指導塾という多くの生徒が交わらない個別対応が、対面式であっても十分な感染防止を可能とし、この混乱の中でも学びを中断することなく、全ての生徒にこれまで通りの授業を提供することができました。
そのような中で、今回は葛西TKKアカデミーが提供するICT教材を使った授業についてご説明したいと思います。
葛西TKKアカデミーが提供する多彩な授業オプションの一つとお考え下さい。
eboard
葛西TKKアカデミーでは、eboardを使った映像授業とデジタル教材を利用できます。
パソコンやタブレット端末などを使っていつでも、どこでも、何度でも勉強できる教材となっています。
1.映像授業
eboardでは毎回単元ごと、およそ5~10分の映像授業を見ることができます。
小学校から中学校まで、全主要教科に対応しています。
内容もコンパクトにまとめられており、とても分かりやすく基礎から自分で勉強できるように作られています。
よって、分からないときは何度でも戻って同じ授業を視聴することができますし、本人が望めば自分でどんどん先取りの勉強をすることもできます。
全ての映像授業には「やさしい字幕」がついており、傷害のある生徒やノンネイティブの生徒にも学びやすい工夫がなされています。
授業で先生の話を聞くだけよりも、視覚情報があった方が脳への刺激も多い分、学んだことが頭に残りやすくなります。
2.デジタル問題集
映像授業と連携してデジタル問題集も利用できます。
映像授業で学んだことの確認や定着を促します。
学習内容をすぐにアウトプットすることで、記憶の形成をより強固にします。
また、分からないときは「ヒント」ボタンがあるので、そこを押すことによって自動で関連する映像授業に戻ることができます。
生徒の取り組みは記録として残され、何をやったかだけではなく、実際にかかった時間や正答率も分析できます。
3.動画ノート
デジタルな授業や問題集に加え、紙に印刷された「動画ノート」も利用できます。
映像授業を見ながら、自分で動画ノートに書き込むことも可能です。
紙面に書かれている問題を解き、困ったときはそこにあるQRコードを読み込むとすぐに当てはまる映像授業を見ることができます。
こうして動画を見るだけでなく、書き込むという作業も加えることで、生徒の学習内容の定着を促進する効果があります。
このように三つの教材を組み合わせることで、自主的に生徒が勉強を進め、理解を深めることができます。
もちろん、これらの教材だけでは十分に習得できないときは、葛西TKKアカデミーの講師が一人ひとり丁寧に教えてくれるのでご安心ください。
また、生徒の学習状況は逐一記録され、生徒の弱点や必要な勉強を見極める貴重なデータとなります。
そして、生徒の学力診断として「ステップアップテスト」も用意され、実際の学力がどの程度のものか診断することができます。
これらのデータをもとに、定期テスト前などに生徒の実力を分析することで、適切なテスト対策や指導も可能となります。
注意点
注意点としては以下のようなことがあげられます。
第一に、この教材は教科書準拠ではないので、学校の教科書の内容を直接補完するようにはなっていないことです。
しかし、文科省の学習指導要領に従っていますので、必要な学習内容をカバーしています。
また、中学国語に関しては著作権の関係で、教科書にある現代文は扱っていません。
そして、英語場文法のみの取り扱いとなっています。
これらの点は注意する必要がありますが、学習内容は小中学生が学ぶべきものを網羅しており、内容も理解しやすく、取り組みやすい教材となっています。
デジタル教材を使ったICT教育は現在のトレンドで、多くの塾でも取り組まれています。
学校においても『ギガスクール構想』の下、WI-FIを利用したデジタル環境の整備が進んでいます。
そして、デジタル教科書も実用を目指して準備が進められて、やがてICT教育がこれまでの対面型教育を補完するようになるでしょう。
これまでのように決まられて特定空間(教室)で窮屈な状態の勉強から解放され、子供たちが興味を持ちやすい動画を配信することで、生徒の関心も強まり、より楽しくインパクトのある授業を受けることができます。
このように、葛西TKKアカデミーはeboardを使ったICT授業を提供することで、より安価に、より自由に生徒の学習を進めることができます。
詳しくは葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
2022.05.06
中学生から聞きいた”学校カースト”はこうやってできる
2022/05/06
以前、生徒が「学校カースト」について話してくれました。
興味深い話だったので、皆さんと共有したいと思います。
実際に現場にいる彼らの声なので、信憑性は高いと考えられます。
外部の人間には目につきにくいことで、貴重な話でした。
そもそも「学校カースト」という生徒間の上下関係は、特に決まったルールでできるものではないそうです。
小学から中学に進学した、新学年になったなどの節目に、生徒は必死にグループを作り、みんなその中に入ろうとします。
なぜなら、その中に入らないと孤独になると思うからです。
こうしてクラスの、学校のほぼ全ての生徒がどれかのグループに所属するようになります。
これらのメンバーシップは大抵LINEで行われます。
そして、メンバーの中で頂点に立つものが自然と生まれます。
偶然や成り行き、なんとなくみんながそう思うからという理由で、特定の生徒の発言力が強まりグループのトップになります。
決して財力や学力、身体的力で決まるものではないそうです。
むしろ、全体のなんとなくの雰囲気で決まります(興味深いですね)。
だから「学校カースト」の成立を阻止することは難しいのです。
こうなるとメンバーは、トップの気を損ねないことに尽力するようになります。
なぜなら、トップを怒らせることはグループからの報復、追放による孤立を生むからです。
トップを中心とした秩序が完成し、メンバーはトップの気持ちを忖度し(どこかで聞いたような言葉)組織が運営されます。
そして、トップの意に沿わない者、もしくは沿わないと思われる者は、グループ全体による攻撃対象になります。
これは事実ではなく憶測であっても行われるので、根も葉もない誤解や、陥れようとする謀略によっても攻撃されます。
攻撃は直接肉体的暴力ではなく、間接的な精神的ダメージを目的としたものが多いそうです。
LINEを始めとするSNSは強力な武器で、巧みに使って集団による言葉の攻撃や仲間外れなどをします。
その内容は残酷です。
言葉があまりにも思慮なしに簡単に行きかうので、「死ね」などの言葉も簡単に使われ、より攻撃された生徒を傷つけます。
でも、気軽にひどい言葉を簡単に使うので、攻撃する方はそこまで深く考えてはいません。
つまり、無自覚にいじめをしているのです。
生徒を言葉で追い詰め、もしくは策略を張り巡らせ、例えば標的の生徒が「死んでやる。」と言うように仕向ける。
すると、「あ、そう。良かったね。いつ死ぬの。何時何分?」と追い打ちをかける。
いじめる側はある種のゲーム、遊びのつもりでしょう(この点は従来のいじめと共通しています)。
いじめられた生徒を守るという正義感は、グループ内の空気が読めない野暮な奴となり攻撃の対象になりうるので機能しにくいようです。
むしろ、保身のために自分も攻撃に加わる。
なぜなら、傍観するのも空気の読めない野暮な奴だからみたいです。
攻撃を受けた生徒は逃げ場はなく、グループにとどまりいじめられ続けます。
抜けられない理由は、グループから抜け孤立することによる不利益が学校生活に与える影響を非常に恐れるからです。
こうしてSNSという閉鎖された空間で行われるので、外部の者には気づかれず事態は進行していきます。
例え外部の目に触れたとしても、生徒は巧みに隠語を使うなどして分からないようにしています。
外部には無意味でも、グループ内では非常に意味を持つ隠語の攻撃力はとても高いです。
もちろん、SNS内のいじめが現実世界でのいじめとして表面化することもあります。
まとめると、生徒はまずSNSを使い自主的にグループを作り加入することで学校生活の安寧を求めます。
その中で、なんとなくの雰囲気でトップが生まれ、それを中心とした秩序が生まれます。
そして、なんとなくの雰囲気でグループの馴染まないとみなされた者は、無自覚ゆえの残酷な攻撃の的となり、精神的苦痛を与えられます。
こうして攻撃する者、される者ができ、上下関係が生まれ「学校カースト」が誕生します。
注目すべきは「学校カースト」のトップにいても安心ができないということです。
なんとなくの雰囲気、空気でできている組織なので、なんとなくのきっかけで空気が変わるとトップも下層に落とされるそうです。
はっきりとした要因や仕組みでこうなるのではないので、本人たちも含む誰も防ぎようはないそうです。
つまり、生徒たち自身も何でこうなってしまうのか分からないのです。
そしてコントロールもできないのです。
それは、この仕組みを支配しているのが空気だからだそうです。
ここで述べたことは生徒の話に基づいた一例ではありますが、一考の価値はあると思います。
2022.05.05
高校教育が変わります。ますます考える力が要求され、今までのように暗記だけでは太刀打ちできなくなります。
教育改革により日本の教育が大きく変わりつつあります。
ご存知の通り、大学受験でのセンター試験が廃止され、新たに共通テストになりました。
大学入試の変更は高校教育の変更に、そして高校教育の変化はそれに伴う高校入試の変化にもつながり、これまでのやり方ではますます受験に対応できなくなることが予想されます。
高校の科目が変わります
新しい指導要領では「世界史探究」「日本史探究」「地理探究」「理数探究」と「探究」の文字が入った科目が導入されます。
これまで「日本史B」「世界史B」などより深い内容を学習していた科目が変わったと考えていいでしょう。
しかし、これは単に名前が変わったのではなく、課題研究や課外活動を積極的に行うことが求められています。
自分で研究テーマなどを決め、調べ、結果を発表する。
つまり、高校時代の自分の活動成果を明示できるそうにさせるのです。
そして、その成果は大学受験でも合否を決める評価の一部として活用されます。
今までのように受け身で先生の言うことを聞くのではなく、自分から学ばなければならないのです。
それが出来なければどんどんおいていかれるという事態になるでしょう。
ますます考える力が要求され、日ごろから身の回りのことに問題意識を持ち探究する姿勢が求められます。
よって、高校入試でも文章を読ませ、それを踏まえて自分の意見を書かせる問題が増えていきます。
これは国語に限らず、数学や理科でも同様の問題が出されると予想されます。
単純な暗記では高校入試は難しくなる
よく英語を教えていると生徒が「英語は単語さえ覚えればいい。」と言います。
他の教科も同じで言葉だけ覚えればテストはいい点が取れると思っている生徒が多いです。
ある程度はそうだったかもしれませんが、これからは機械的な暗記や決まりきったテクニックだけでは高校入試は太刀打ちできなくなるだろうと思われます。
大学受験がそうであるように、高校受験でも資料から判断し自分の考えを組み立て表現する力を見られるようになるからです。
これは普段から訓練し慣れておかないと、一長一短では身につかないことです。
直前の一夜漬けでは対応しきれません。
まず出題された資料や文章を正確に読み取り、それをもとに自分はどう考えるか決めないといけません。
ここが最近の生徒の苦手なところで、「自分の意見がない」とよく困っています。
実際自分の意見が持てないということはないのですが、普段から考えることに慣れていないので、考える前に自分には無理と思ってチャレンジしないのです。
それから「一つの正解」を常に求められる教育なので「自分の意見が間違っている」のを恐れ、ちょっと考えて明確な正解が出ないときはすぐに諦めてしまいます。
しかし、これからの教育はますます正解のない問題に対応することが求められ、これまでの勉強への姿勢と考え方を変えないといけません。
そして自分の考えを文章にする表現力も大きく求められます。
これは国語に限らず、すべての教科でそうです。
これからは資料や状況を正しく「読み取り」、それをもとに自分の意見を組み立て「判断」し、それを文字や口頭で相手にわかるように「表現」することが大切になります。
「思考力」「判断力」「表現力」は一日にしてならず
以上、これからの教育では小手先の付け焼刃では対応できなくなることが見込まれます。
それに対応するには普段から把握し考え表現する経験を積まなければなりません。
これは学校の授業だけでなく日常の生活の中でも、そのような訓練をするような環境を作ることが大事です。
ニュースなどを見て子供と話し合ってみたり、家事をするときに子供と話し合ってどうするのがいいか考えさせたり。
学校でも部活や学校行事でも、子供たちに考えさせ決めさせることが大事です。
自分で決めるように導き、自分の意見を持たせるようにしなければなりません。
当然それにはじっくり考えるに十分な時間が必要になります。
ついつい急いでしまう世知がない現代ですが、イライラせず待つことが子供のこういった能力を育むことに重要です。
急いで、そして良かれと思ってつい大人は手を出しがちですが、そこは我慢です。
大人はこうすればいいと分かっているので、子供が同じでないとそれを否定し自分のやり方を押し付けてしまいます。
でも、これは新しく求められる力の成長を著しく阻害してしまいます。
分かっていても、時には失敗もさせることが大事です。
そして、その失敗を恥じではなく、新たな学びのもととして励ますくらいの器の大きさが大人にも求められます。
待つのはつらいですが、下手に気を使って先回りするのは逆効果です。
人間は考える動物です。
実は本能的に考えるのを楽しむ能力が人間には備わっているのではないかと考えています。
好きなことならいくらでも没頭します。
楽しいことばかりでなく(特に思春期の生徒には)悩み苦しむことも人生の大きな肥やしになります。
こうした本来当たり前の生活の中に、文科省の求める「思考力・判断力・表現力」を伸ばすチャンスはたくさんあります。
だからそれほど恐れる必要はありません。
ただ今まではそれに注目してきませんでした。
教育改革で状況が変わったので、その変化に対応する必要はあります。
大人としては、学校や家庭の生活の中で子供たちのチャレンジの機会を増やし、口を出しすぎないように注意しながら、子供たちの自分から考えるをサポートするのがいいかと思います。
2022.04.28
「何か詳しくは知らないけど、聞いたことあるなあ」があると勉強により取り組みやすくなります。ゴールデンウィークにそんな経験を増やしましょう!
新学年が始まり一ヶ月、学校生活にも慣れてきた頃でしょうか。
コロナで外出は自粛で窮屈なゴールデンウィークとなっていると思いますが、学校がまとまった休みだからこそできることをしていただけるといいかと思います。
一緒に料理を作るとか、一緒に散歩がてら公園の花を見てみるとか、インターネットで動画を見てみるとか、コロナの危険を避けつつ、何か家族でできる活動ができるといいですね。
どこも行けないから家でじっとして何もしないのはもったいないです。
ゴールデンウィークだからという訳ではないのですが、子供のうちに色々な体験をさせることは非常に重要です。
それが直接勉強に関わっていなくても大丈夫です。
経験の豊かさは、子供たちの思考の豊かさにつながり、ひいては人生の豊かさにもつながります。
葛西TKKアカデミーも子供たちに様々な体験を持たせることをお勧めしますが、一応塾なので、「勉強に役立つから」という観点でお話します。
人間というものは未知のものには警戒感を抱き、距離を置きたくなるものです。
この感情を乗り越えて手を伸ばそうとするには、よほど強い意志や勇気が必要です。
(好奇心が強く、不用心に手を出す人もいますが)
実は勉強も同じで、子供たちは日々新しい、未知のものに挑戦しないといけません。
いつも授業で新しい知識を習う訳ですが、その時、新出事項が全く未知のものであればどうしても敬遠し距離を置いてしまいます。
「なかなかとっつきにくい。」「訳が分からない。」というような感情が起こり、勉強に対して軽い抵抗感、拒否反応が起こるかもしれません。
そうなると、それを改善してから勉強に取り組まなくてはならず、余計なエネルギーが必要となってしまいます。
そうなると楽しくなくなりますし、嫌な気分になるかもしれません。
勉強に対する壁ができてしまうと勉強の効率が悪くなります。
それを回避するためにはちょっとした予備知識やささやかな親近感があればいいのです。
これはその勉強に関する知識を前もって全て知っていなくてはならないというものではありません。
そこまですでに分かっているのなら、その単元はもう勉強する必要はありません。
ここで言いたいのはわずかなつながりがあれば、それをきっかけに親しみがわき、未知の分野に対する壁がなくなっていくということです。
つまりどういうことかというと、例えば微生物の勉強をするとき、微生物のことはよく知らなくても、以前に図鑑でミジンコやミドリムシの写真を見たというつながりがあれば、それだけで全く未知という訳ではなくなるので、その勉強に取り組みやすくなるということです。
この予備知識や体験がその勉強に深くかかわっていればいるほど、新しい学習に対する理解度は上がります。
だから一番いいのは、お子様の教科書を見て、何を新しく勉強するかを把握して、日常の会話や活動の中にそれらの話題を盛り込むことです。
関連のあるイベントや展示会、博物館などに一緒に行くのもいいでしょう。
(例年であればゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇期間中はこれらが沢山なるのですが、コロナ禍の現在では少し難しいかもしれません。)
または、インターネトや動画、本、雑誌、新聞などを利用して子供たちと一緒に見たり話したりしてあげるのもいい方法です。
こうしてこれから習うことに関連した経験や思い出を作っておけば、学校で学習するときに役に立ちますし、勉強に対する抵抗も少なくなります。
抵抗なく親しみが持てれば、新しい学習内容の習得もうまくいきます。
このように学校の学習内容に合わせて子供たちに経験や話し合いを促すのは効率的でありますが、実は与えるべき経験は学校の教科書に即したものでなくてもいいのです。
大事なのはいろいろなことに触れ、いろいろなこと浅い深いに関係なくつながりを持つことです。
なぜなら勉強において、どこでどのように経験が結びつくか分からないからです。
経験の範囲が広ければ広いほど勉強とつながる可能性が高くなります。
だから、お父さんの趣味の釣りでも構いません、お母さんの趣味のお菓子作りでも構いません。
何でも体験させてあげてください。
何がどのように子供たちに影響を与えるか分からないので、豊かな経験をさせてあげることは子供たちの人生に大いに役立ちます。
受験や検定試験の英語の問題でよく文化や歴史、科学が話題になることがあるのですが、例えば、長文問題でアインシュタインの相対性理論の話が出たとしましょう。
英語で何が書かれているのかよく分からなくても、相対性理論のことを本などで読んで理解していれば、だいたい何が書いてあるのか想像がつきます。
しかも、なじみがあるというだけで問題に取り組みやすくなります。
(逆になければ、相対性理論という言葉だけで白旗を上げてしまうかもしれません。)
これはテストにおいて大きなアドバンテージです。
私も指導において様々なことに興味を持ち、色々なことに触れるようにと伝えています。
それは以上のような理由があるのです。
ゴールデンウィーク、せっかく家族でいる機会があるのだから、このようにお子様を誘って色々なことにチャレンジしたり、一緒に話し合ったりするのもいいでしょう。
もちろんゴールデンウィークや長期休暇にこだわることはなく、少しでも子供が興味持ちそうだな、子供の役に立ちそうだなと思えばいつでも経験させてください。
それは難しく苦労することでも構いません。
成功しても失敗しても何らかの得るものはあるはずですし、後で思い返すと楽しい思い出になります。
勉強のためでもありますが、子供たちの豊かな人生のためにも、どのようなことでも貪欲に手を出し、可能な限りやらせてあげましょう。
2022.04.25
通信制高校のメリット・デメリット
教育の多様化に伴い一般的な都立高校、私立高校だけでなく、通信制高校を選ぶ生徒も増えてきています。
不登校など、様々な理由で一般の生徒のように学校に通えず、内申や出席日数の問題で受験も受けられない生徒。
芸能活動など学業以外の活動をしている生徒。
どうしても進学先が見つからない生徒。
そんな生徒たちの受け皿として認知されることも多いようです。
受験生の中には通信制高校を考えている人もいるでしょう。
そこで通信制高校のメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット
通信制で良いところと言えば、色々な面で拘束が少ないこと。
履修や時間割を自分で決められるので、自分のペースで勉強ができます。
また、授業内容も中学生レベル、時には小学生レベルからやるので、中学についていけず脱落した生徒に一から教わるチャンスがあります。
様々な価値観が尊重されるので、あまり干渉されないのも特徴です。
拘束は少なく、これは自由と言えますが、自己責任とも言えます。
何でも自分から言わないといけないし、学校からいちいち言われることも少ないです。
授業は少人数制で、人見知りで人前で発表できないとか、大人数の組織に馴染めないという人には向いているでしょう。
しかも、毎日出席するわけではないので(だいたい週一回)、空いている時間を趣味やバイト、自分の目指すもの二使えるというのもメリットです。
一般の道を通ってこなかった生徒が多いので、新たな考えや価値観に触れることができるので、人間としての視野が広がります。
人数が少ないので、積極的に行動すれば先生との距離も近くなります。
学校による縛りが少ないので精神的にゆとりができますし、毎日毎日大人数の生徒が顔を会わせるわけではないので、スクールカーストもできにくいです。
元々そういう生徒の通う学校としての側面もあるので、病気で通学の困難な人に対する配慮があります。
デメリット
一方、それなりにできる生徒にとっては勉強の内容が易しすぎたり、授業の進度が遅いと感じることもあるでしょう。
学習が自分での勉強中心なので、大学受験などの高度な学習となると難しいです。
自分で計画的に勉強を進めていかないといけないのですが、怠けても何も言われないので、勉強へのモチベーションの維持と自己管理するのが大変とも言われます。
また、世間的に十分な理解が得られているわけではないので、通信制ということで周りからの偏見があり、負い目を感じることもあるようです。
一般の高校のように数も多くないので、学校が遠く通学が大変だったり、学費が高かたったりもします。
やはり、個人が尊重される分、勉強の結果も自分の責任なので、単位が取れずに進級できないということもあります。
いじめや不登校の問題が注目されるようになり、学校もフリースクールや通信制など、生徒の受け皿も多様になり、学業の選択の幅も広がりました。
そして、一般的な全日制の学校ではなく、その他のタイプの教育機関へ通う生徒も年々増えています。
しかし、一般的公教育でない教育機関では一般的生徒と同等の教育を提供することは非常に難しい状況になっています。
今回の通信制高校に関しても、高校卒業資格は手にできるでしょうが、大学受験となるとかなり難しくなります。
自分から自覚し積極的に勉強し、自分で受験制度を調べ、模試も自分で申し込まないといけません。
受験対策と言っても普通高校のそれに比べるとかなり見劣りします。
学校で使う教科書が中学生レベルからスタートするので(中学の学習内容も十分に身に付けていない生徒が多いため)、大学受験レベルには到底間に合いません。
学校で縛られなく自由な分、自制心と自己管理が不可欠となり、まだ十分に大人になりきっていない生徒に求めるのは酷です。
どうしても先延ばしにしたり、課題提出直前だけの勉強になったり、勉強以外のバイト、そしてそこで稼いだお金での遊びの方が優先になる場合が非常に多いです。
一般的学校ほど縛られない分、自分次第で良くもなれば悪くもなります。
しかも全てが自己責任で、周りは干渉しません。
良くも悪くもこれが通信制の特徴なので、高校卒業資格がもらえるからと安易に選ぶのではなく、本当にきちんとやる覚悟が自分にあるのか、一般的高校と比べ足りない部分をどのように補うのか、よく考える必要があります。
そして、考えたことが本当に実行できる仕組みを自ら課さなければなりません。
子どもがこれを一人でやるのは非常に難しいです。
ついつい自分の弱い心に流されてしまうなんてことはよくあります。
やはり外部のサポートがないと苦しいでしょう。
もちろん葛西TKKアカデミーはこのような子供たちのサポートを喜んでする用意がありますが、最終的に成功するかどうかは本人次第なのです。
教育の多様化が起こっているということで、もう一点、気になっていることを話したいと思います。
フリースクールや通信制、自宅学習など普通の学校に馴染めない、諸事情で通えない生徒への受け皿が増えたことはいいことなのですが、受け皿があることで学校の無責任が助長されるようならば問題です。
学校で手に負えない、対応に非常に手間がかかる生徒に対して学校が教育を放棄し、これらの機関に押し付けるようなことがあってはいけません。
どんな生徒であれ学校は等しく教育を提供しなければなりません。
先ずは最善を尽くして生徒に取り組まなければなりませんが、多くの生徒を抱える学校がその努力を面倒くさがり、これらの受け皿に任せておけば責任から逃れられると考えるのであれば、これは全くの本末転倒です。
そのようなことが決してないように学校の先生にはお願したいものです。
教育というものは人の人生を左右するほど重大な影響があるのだから。
最後に簡単に今回の話をまとめると、通信制高校にはメリットとデメリットがあります。
多くの一般生徒とは異なる事情を抱え、普通の公教育自体を受けることが困難な生徒には適した選択肢となりえます。
自分のペースで基礎から(中学や時には小学レベルから)勉強を再チャレンジでき、高校卒業の資格を取ることはできますが、更にその先の高等教育を目指すなら、一般生徒以上の努力が必要になるでしょう。
それは学力だけではなく、自己管理など精神的な面にも及びます。
個々の責任と考えに従って勉強を進められるということは、通信制高校でどの程度の学力を身に付けるかも自分の責任となります。
一応、サポート体制は整っているとはうたっていますが、本当に一人ひとりの生徒が大学受験レベルまで力をつけるほど指導ができるかというと、少々疑問が残ります。
確かに、通信制高校は進学における選択肢の一つとして「あり」なのかも知れませんが、それをどの程度有効に生かせるかどうかは本人次第の部分が非常に大きいです。
つまり、うまくいかなかったときの責任は、全部生徒が被ることのないように、制度の充実が求められると思います。
単純に「大変な受験勉強を避けて高校卒業の資格を取るため」と飛びつかず、じっくり考えてから選んでください。
通信制高校に入ってはみたが、途中で挫折し本来の目的である高校卒業の資格すら得られなかったというケースも多く存在ますから。
2022.04.24
五月病に注意!適切に対処しないと不登校のきっかけにもなります
ゴールデンウィークが明けると社会人と同様に、子供たちの間にも「五月病」が広まります。
昔からよく言われる五月病ですが、どのようなものなのでしょうか。
五月病が進行するとどのような結果が子供たちを待ち受けているのでしょうか。
今回は五月病について考えてみたいと思います。
新年度が始まる4月。
学年が変わるだけでなく、多くの生徒の中には進学して学校自体が新しくなり、これまで見たこともない新生活が全く予想できないという人もいるでしょう。
入学してすぐに、新しい学校についていろいろ教わると共に、これまでにない新しい環境への適応に苦労することと思います。
このように新しい環境に慣れるために、4月は非常に強い緊張状態が続きます。
過度なストレスにさらされ、新しい人間関係もなかなかうまく築けない。
全く知らない人ばかりの中で、新しい友達を作るのが苦手という生徒もたくさんいます。
忙しく苦しく、でもそのつらさを共有できる友達もいない。
結果、意欲が低下し無気力になり、一種のうつ病のような状態になることを「五月病」と呼びます。
五月病の睡眠障害は特に深刻で、免疫力の低下や偏頭痛やめまい、食欲不振になります。
精神的にもやる気の喪失、気分の落ち込み、情緒不安定、焦りと不安、イライラが起きます。
辛い4月を過ぎ、5月に長期の連休になり圧迫環境から解放され気が緩み、体のあちこちに不調が現れます。
そして、連休が終わるとき再び元の環境に戻れなくなります。
例えそれほどの精神的不安がなくても、ゴールデンウィークの間に生活リズムが壊れ、元の規則正しい生活に戻れないこともあります。
子供の場合、新入生は今までとは異なる学校生活に適応できなかったり、勉強も急に高度になりついていけなくなったり、友達や先生、先輩などの人間関係と様々な不安がのしかかります。
そこにパワハラやいじめなどの問題が絡むと、事態はより一層深刻になります。
本人に自覚がなくても、家を出る時に腹痛になったり、朝が起きれなくなります。
つまり、体が無意識に学校に行くことを拒否するのです。
最初は一時的なものとして学校を休むのですが、それが毎日のようになり、体が一般の生徒と同じようなリズムで動かなくなります。
朝、体が始動できず昼間で布団の中でダラダラ過ごす。
そうしているうちに午後になり、学校も行けなくなり、何もしないまま1日が終わってしまう。
昼間活発に活動していないので、夜になっても眠気が襲ってくることもなく、寝付けないので仕方なく動画やゲームをして時間を過ごす。
気づけば明け方になり、やっと眠気がやってくるが、こうなると他の生徒のように朝起きて学校に行くことは当然できません。
仕方ないので、また学校を休む。
こうして生活リズムは崩れ、昼夜が逆転し学校に復帰できなくなります。
不登校という状態になってしまいます。
勉強もどんどん遅れ、仮に体調が戻って登校できるようになったとしても、すぐに他の生徒と一緒に授業を受けることはできないでしょう。
実は、このように五月病になって、そのまま不登校になる生徒はとても多いです。
特に最近はコロナ禍の影響もあり、不登校生徒は毎年増加傾向にあります。
対処法としては病院に行き医師と相談することですが、現代の医療でも正確に症状と原因を把握することはできず、様々な薬や治療と試しながら様子を見、最も効果的なものを手探りで探すような場合がほとんどです。
治療とは別に一般に行われている対処法としては、本人にプレッシャーを与えないというものがあります。
焦って無理やり学校に行かせたりすると、かえってストレスが強まり症状を悪化させることがあります。
できるだけ本人のペースで、先ず生活リズムを整えることに集中するのがいいそうです。
そして、家に閉じこもってばかりいるのではなく、外に出て適度に運動をすることも大切です。
これは体内時計を整えたり、体力の維持につながります。
何であれ体力は必要ですから。
それから、子供との対話を増やすのも大事です。
対話がストレスの発散になり、相互理解を深め、安心感を与えます。
そうすると、気持ちも楽になり復帰もしやすくなります。
学校をしばらく休むことにもなりますので、家庭や学校、病院が密に連絡を取り合い、協力して生徒の回復に努める必要があります。
誰かに押し付けたり、本人をほったらかしにしてはいけません。
様々なアクターの連携が、子供たちを五月病から回復させるカギになります。
五月病は子供たちの性格や考え方など、精神面の影響が非常に大きいです。
まじめで頑張り屋さんに限ってなることが多いです。
何ら悪い生徒ではないのに、本人も学校に行きたいのに行けない。
これは本当に不幸な話です。
初期対応を誤ると長引き、いつまで経っても学校に戻れなくなります。
当然、学力や出席日数など、受験にも影響が出ます。
希望通りの進路を断念しなくてはならなくなることもあります。
それは可哀想過ぎます。
そんな生徒を生み出したくはない。
葛西TKKアカデミーは生徒のために可能な限り力になる用意があります。
早めの対応に越したことはありません。
少しでも不安があれば気軽にご連絡ください。
2022.04.23
子供たちはどうして綺麗な字が書けなくなってしまうのか
字を綺麗に書くとはどういうことでしょうか。
書道家のような芸術的な文字を書くということではありません。
少なくとも学習においては、自分も含めた読み手が正確に読み取れる文字を書くということです。
実際、字を書くのが雑で、自分の書いた字でさえ読めなかったり、間違って読んだりする生徒もいます。
字がうまく書けない理由は大きく二つあるでしょう。
一つは、うまく書くことの必要性を感じないから。
もう一つは、上達の途中でうまく書けるレベルに達していないから。
前者は、「字を書くことは単なるメモで自分が分かればいい。丁寧に書く暇があったら課題をどんどん解決しなければならない。」と考えています。
メモと捉えているので、他者に見せ読んでもらうことは想定していない。
だから必要最小限の時間で済むように殴り書きになる。
よく高名な学者や作家の文字が読めないというのは、こういう理由だからでしょう。
でも、この姿勢に慣れてしまうと、いざ他者に読んでもらわなければならない文章を書くときに書けなくなってしまいます。
特に課題を提出して評価をしてもらったり、テストで採点をしてもらう必要のある生徒は、これではいけません。
社会人でも同じで、自分のためだけの文字とは別に、他人に読んでもらうための文字を持つことが必要です。
後者は、練習が十分に足りていないからうまく書けない状態です。
つまり、コツがわかり練習すればやがてうまくなるということです。
そもそも学校で字を教わるとき、字を覚え書けるように指導されることはあっても、どのように書けば綺麗な字になるかという指導はされないことが多いと思います。
だから、みんなが我流で書くので、自分のスタイルがうまくできないときは、他者から汚い字を見なされるのです。
こう考えると綺麗に書けなくても仕方ないという気がします。
よって、コツを覚え練習するのが解決法でしょう。
いずれにしても、自分の書いたものを読んでもらうという生徒の立場を考えれば、綺麗に書くということは必要です。
それは将来社会人になっても必要となるでしょう。
なぜなら、文字で人柄を判断されることがあるからです。
ところで、現在の生徒たちの特有な原因があります。
生徒を取り巻く生活環境の変化です。
技術の発達により、現代人(子供も含む)は字を表記する機会は多いですが、書く機会は少なくなっています。
SNSやメールの使用頻度は多く、友達との文でのやり取りは増えていますが、それは全てキーボードで行われます。
自分の手で書いてはいません。
英語圏であれば、課題は手書きではなく、タイピングすることを奨励されます。
しかし、日本の学校で(少なくとも小中学校では)はそれはないでしょう。
なぜなら、漢字の書き取りも評価の一つになるからです。
従って、手書きから逃れることは難しいでしょう。
この環境的要因に、「面倒くさい」と言う多くの生徒が口にするフレーズが絡み、手書きの文章に対する生徒の嫌悪と機会の消失がますます強まってきます。
(因みに、文字だけでなく文章の内容に関しても、この現代テクノロジーの生徒に与える影響は見逃せませんが、これはまた別のときに。)
以上、生徒の字を書くことに関する考察でした。
皆様はどう思われますか。
2022.04.20
成績の良い子供の家庭環境とは
子供たちは幼少期からの長い間、家庭で多くの時間を過ごしています。
従って、家庭環境が子供に与える影響は決して看過できるものではありません。
子供が勉強を好きになるのも嫌いになるのも、やはり、家庭の影響が大きいと考えられます。
今回は、勉強が好きな家庭の環境について考えてみます。
家庭でどのように過ごした子供が勉強を好きになるかが分かれば、自分のお子様を勉強嫌いにさせず、勉強に向き合うようにさせる参考になるのではないでしょうか。
1.家族の中がいい
いくら勉強したくても、家庭生活そのものが荒れていれば、勉強に集中して向かうのは難しくなります。
毎日家族同士がいがみ合い、大声で罵り合うようでは、たとえ直接争いに巻き込まれていなくても、見ているだけで心が暗くなり、子供たちは勉強を使用なんて気にはなりません。
逆に、家庭円満で争いなどのわずらわしさが無ければ、子供たちは安心して家庭で過ごせ、勉強に集中することもできます。
また、家庭内に争いがないということは、子供が困ったときはすぐに協力して対処することができるという意味でもあります。
「安心して頼ることができる」「少なくとも一緒になって支えようとしてくれる」と思うだけでも子供は心強く、何の心配もなく勉強に取り組むことができれば当然成績も上がります。
更に、親にとっても家庭内に争いごとが無ければ、両方の親がより多くの時間を子供に捧げることにも可能となり、常に子供の様子を見てあげられるので、勉強に限らずあらゆる問題に対して早い段階で気づき対応することができるので、子育てにおいて大きな利点となります。
2.プラスの言葉遣い
毎日否定的でネガティブな言葉を聞いていると、気分が落ち込み自信もなくなり憂鬱になってしまいます。
こんな心理状態では、一生懸命勉強を頑張ろうとは思えません。
反対に肯定的でポジティブな言葉を聞けば、子供も気持ちが明るくなり、将来の希望や自信が見えてきます。
子供が問題を起こしたときも、一方的に本人を非難し怒鳴りつけるだけでは、子供は劣等感を抱きストレスを感じます。
そうではなく、一緒に問題について話し合いどうすればよくなるか前向きな接し方をしましょう。
そうすれば失敗が学びとなり、子供の成長に大きくプラスとなって働きます。
前向きな見方、考え方ができれば、勉強でつまづいても決して諦めず、最後まで頑張れる子供になるでしょう。
3.勉強を強要しない
特に反抗期になってくると、口うるさく「勉強しなさい」というのはかえって子供の勉強に対するやる気を失せさせます。
本人もやらなくてはいけないと分かっているのだけど、どうしても始められなくて苦しんでいるときに、一方的にやっていないことを非難されれば、自分のことを分かってもらえていないと悲しくなり、怒り、逆に「親の言うことに従いたくない」気持ちが強くなって、子供の心を頑なにしてしまいます。
親としては勉強をやっていない我が子を見て焦る気持ちは分かりますが、子供を信じて見守ってあげるのも大切です。
大事なのは「なぜ勉強をしないのか」を理解して、それに合った対応をすることです。
やらない原因が「勉強が分からないから」なら教えてあげればいいことですし、「周囲の環境が勉強にふさわしくないから」ならば、それに適した環境を一緒に整えてあげればいいのです。
もし「なぜ勉強しないといけないのか分からない」「どうやって勉強をすればいいのか分からない」であれば、一緒に話し合って悩みを共有し、共に答えを考えていくといいです。
「親だから答えを教えないといけない」とは考えなくていいです。
一緒に悩むことで、「自分のために親が一生懸命になってくれている」というメッセージが伝わるだけでも、子供の姿勢に変化があります。
どうしても妥当な答えが出なくて困るときは、葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
4.子供をよく褒める
子供が勉強していないと、よく叱る、怒る家庭が多いと思います(「叱る」は注意して改善策を提示すること、「怒る」は子供が自分の思い通りにしないことに対するストレスをぶつけ強要すること)。
確かに時には叱ることも必要でしょう。
一方的に怒って、後で「言い過ぎた」と後悔することもよくあると思います。
子供がやるべきことに対して行動しない場合の対応もとても大事です。
しかし、同様に子供がやるべきことをきちんとした時、十分な努力と結果を出したときは褒めることも忘れないでください。
叱られると子供は委縮し、「自分はダメな人間なんだ」と自分を卑下するようになります。
無能(と思い込んでいる)な自分が恥ずかしく、無力感も感じるようになって、「いくらやっても無理だ」と投げやりになります。
こうなっては勉強を頑張ろうという気力もなくなり、ますます勉強をしなくなって、当然成績も下がります。
逆に勉強がよくできる子供は、小さい時からよく褒められ自分にある程度の自信をもっています。
これを自己肯定感というのですが、これがある子供は失敗にめげず、できるまで繰り返し努力します。
また、褒めらえること自体が子供の良い動機付けとなり、勉強に励むようになります。
こうして根気強くコツコツと勉強ができる子供の成績は良くなっていきます。
ここで子供を褒めるときのコツを一つお話します。
それは「子供の行動を具体的に褒める」です。
よくテストで何点取ったなど能力を褒める親御さんが多いと思います。
それも大事ですが、注意しないと子供に結果だけを求めるように感じられ、プレッシャーになったり、テスト結果ばかりを気にするようになったりします。
結果を求められるという重圧から、勉強が楽しくなるかも知れません。
また、何でも褒めていると、褒める言葉が何だか空虚に思われ、おだてられているだけのように感じるかも知れません。
子供たちをよく観察し、「今日はいつもより30分長く机に向かって勉強できたね」とか「宿題を忘れずきちんとできたね、すごいね」のように具体的に褒めてあげると分かりやすくいいです。
小さなことでもいいので、いつもよりできていることに注目しましょう。
そうすると、子供を褒めてあげることは意外と簡単に見つかるはずです。
そして、子供も「親は自分をしっかり正しく見てくれている」と感じ、信頼と安心、公平感を親に抱くようになるでしょう。
子供たちは自分の努力もきちんと正当に評価されるということで、より勉強に頑張ることができます。
5.遺伝と経済環境
よく「子供の頭が悪いのは遺伝のせい」なんて言いますが、ある研究によると子供の知能の約20~40%が遺伝の要因で決まるもので、残りの60~80%は環境によって決まるそうです。
つまり、半分以上は遺伝ではなく環境によって左右されるということです。
高学歴な親の子供は成績がいいと言いますが、これも高学歴の親は勉強により投資できる環境にあり、勉強により投資することが有意義であることを十分分かっているので、子供に勉強させる良い環境を理解し整えているだけです。
遺伝のように見えますが、実は環境が良いだけなのです。
言い換えるならば、例え学歴の低い親の家庭であっても、環境さえ何とかなれば、子供の成績も上がるということです。
また、遺伝は「知性」に対してで、子供の性格や好みなど心とは別のものです。
環境を整え、「子供に努力すれば報われること」「勉強して新しく知ることは楽しいこと」などを理解すれば、子供は勉強に向かうようになりますし、そうでなければ勉強嫌いになって、いくら勉強にふさわしい環境を与えられても、それを十分生かせることができないでしょう。
また、経済との関係ですが、多くの調査で高所得の家庭の子供は好成績である傾向が強いという結果が出ています。
これは高所得者の方がより子供が勉強する環境、子供が成績を上げやすい環境が用意できるということでしょう。
教育により多くのお金をかけられるので、小さい頃から教材をたくさん与えられる、塾や家庭教師などより学びやすい状況を整えられるのです。
また、高所得の親は高学歴でもなるので(自身も同じように幼少から多くの教育費をかけてもらえたから)、勉強に対する意識も高く、結果として子供も勉強をより深刻に受け止めるのです。
しかし、注意してほしいのは、「家庭の所得が高いからと言って、必ずしも子供の成績が良いという訳ではない」ということです。
高所得でも成績の悪い子供もいます。
逆に言うと、「家庭の収入が低いから、必ず子供の成績が悪い」という訳ではないということです。
経済力があれば、子供により勉強に適した環境を提供できますが、経済力がないからと言ってあきらめる必要もありません。
ここは、子供の勉強に対する姿勢や考え方で大きく変わってきますから。
葛西TKKアカデミーもこの点に関しては重要視しており、「勉強したいのに、お金がないから勉強できない」では子供たちがかわいそうです。
費用など可能な限りご相談にのりますので、お金で勉強は諦めないでください。
もし、経済的にお困りで自分の子供に十分な教育をしてあげられないご家庭は是非ご連絡を。
今回も勢い余って長文になってしまいました。
申し訳ございません。
環境が子供に与える影響は非常に大きいです。
勉強ができる子供には、そうなる環境があると考えられます。
それを参考にして、皆様の家庭でも実践してみてください。
環境は心がけ次第で大きく変えられます。
最後に子育てや教育でお悩みの方は、気軽に葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
私も子供たちのために何とか役に立ちたいと考えています。
2022.04.17
対応が難しい反抗期の子供たちとむやみにケンカしないために
中学生ぐらいになると子供たちは反抗期と呼ばれる時期になります。
成長の過程で子供から大人になる過渡期で心と体のバランスが不安定になり、何に対しても反抗的な態度を取るようになることもあります。
小さい時は「ママ、ママ。」と甘えていた我が子が悪気はないにしても、親に対して反抗的になりイライラし口答えするようになるのは親としてもつらく、これまでの恩を仇で返されたような気にもなるでしょう。
そのような態度をまともに受け取り、そのまま言い返したりケンカしたりしてしまっては事態が悪化するだけです。
では、どのように接すればいいのでしょうか。
少し考えてみましょう。
勉強をしなかったり、ゲームばかりしている子供に「~しなさい。」「~ばかりしてはダメでしょ。」などと言って叱っても中学生ぐらいになると効果はあまりありません。
小さい時は素直に言うことを聞いていた子供も、自分でいろいろ考えるようになり自分なりの考えに合わないからと言って抵抗し、時には言い返したりします。
まだ広い視野に立った考えができず、自分という狭い領域の中で自分の考える正しいこと、だんだん見え始めた社会の汚いことに矛盾を感じ葛藤する時期です。
これは人の成長としてはいたってまともで、これを乗り越えてこそより社会に適応し心身ともに強い大人になることができます。
だから、反抗期を問題と捉える必要はないのですが、それでも面と向かって反抗されると嫌な雰囲気にはなりますよね。
自分は何のために子育てをしているのか、やりがいを失ったりストレスがたまったり。
こうして親子ともども精神的に参ってしまったり、ケンカばかりするようになるのはいけません。
子育ての最も困難な時期ともいえる反抗期をどのように接するのがいいのでしょうか。
いい意味でまともに相手しない
無視をして親としての責任を放棄しろと言っているのではありません。
ただ、反抗的な子供をそのまままともに相手してしまうと、親の心が折れ疲れ、親の方がダメになってしまいます。
時には適当に流すのも大事です。
もちろん悪いことは悪いというのは必要ですが、軽く注意する程度で収めるのもいいでしょう。
悪いと分かっていてもしてしまうのがこの時期の子供たちです。
必要以上に責めると分かっている罪悪感をより大きくされるので、子供は自分を守るために反抗します。
子供に正しいことを理解させるのが目的なのが、結果として逆に心を閉ざしてしまっては元も子もありません。
意外と本人たちは分かっているのです。
勉強をしない子供に「勉強しろ。」と言っても勉強するものでもありません。
「分かっている。」「今やろうと思ったのに。」と言い返されるのではありませんか。
ここでカチンと来て怒ってしまうとケンカになり、勉強をしない口実を与えることにもなります。
先ほども述べたように子供たち自身何をすべきか分かっています。
だから、最初は子供たちに「部活とかいろいろやらなくてはいけないことがいっぱいで大変だね。」などと寄り添う立場であることを示し、子供たちの事情を聞いて理解してあげるところから始めるといいでしょう。
子供たちを正しく評価する
「叱る」ということは実は非常に上級のテクニックでとても難しい。
正しく叱らないと子供たちの心に傷をつけるだけで問題が解決しません。
「叱る」と「怒る」は区別しないといけません。
一方的に子供の悪い点を責めるだけではなく、時には認め、正しいことをやっているときは必ず褒めてあげましょう。
そうでないと子供は不公平に感じます。
この「不公平」というワードは、この時期の子供には特に敏感になっているので注意しないといけません。
そうでないと、「文句ばっかり言って、自分を分かってくれない。」と思われてしまいます。
信用のできない大人と判断されれば、こちらが何を言ってもいうことを聞いてくれません。
信頼ある人間関係を保つことはとても大事です。
例えば、手伝いをしてくれたときはきちんと感謝の言葉を伝える。
褒めるところは褒め、叱るときは叱る。
普段から子供たちに「自分を正しく見てくれている。」という気持ちにさせることは大切です。
時にはクールに
思春期の子供は大人と子供の間で自分がどうしていいか分からず苦しむものです。
心のどこかでこれまでのように甘えたい気持ちがあるものです。
それはそれで悪いことではありません。
必要な時は甘えさせてあげるのも大事です。
しかし、いつも無条件に甘やかしてばかりでは歯止めが利かなくなり、自分の好き勝手になるかもしれません。
やってはいけないことをやったときは、クールに客観的に注意することも必要です。
他人行儀ではあっても丁寧に説明し、場合によっては甘えを受け付けない。
見極めが難しいと思いますが、あくまでも感情的にならず焦らず丁寧に説得し、本人が真にこちらの考えを受け入れるように促すことが大切です。
特にルールに関しては厳しくしないと収拾がつかなくなります。
例えがゲームの時間など、子供と一緒にルールを作り、それを守らないときはルールに基づき正しく罰する。
親が罰するのではなく、ルールが罰することを理解させます。
自分で作ったルールだから、自分には守る責任があることを認識させないといけません。
サポートは直接的ではなく間接的に
小さい時は何でも手取り足取りして子供たちに教えていたと思いますが、中学生ぐらいになると親にべたべたされるのを嫌がるようになります。
そのような時は直接のサポートより間接的に支え、裏方に回るのもいいことです。
例えば宿題をしないときは勉強を直接手伝うのではなく(勉強が高度になると親も教えるのが難しくなると思いますが)、テレビを消して静かにし勉強しやすい環境を整えてあげたり、勉強で長時間頑張っている子供にはそっとおやつを持って行ってあげたりすると効果的です。
こうして親は自分のことを見て応援してくれていると分かれば、子供も勉強に精が出るでしょう。
反抗期は人間の成長において非常に大事な時期であり、言うことを聞かないから問題という訳ではありません。
子供たちが自分の価値観を確立させる時期であり、そのために紆余曲折する時期です。
子供たち自身も非常に苦しむ時期です。
大人はおおらかな気持ちで彼らを受け止め、多少の反抗は許容できるくらいの大きな器で接しましょう。
一緒になってイライラしては共倒れになります。
ルールなど守らなくてはいけないことはしっかり守らせる必要はありますが、彼らを正しく理解し、自分たちで答えを見つけ出せるように後ろからそっと支えてあげましょう。
2022.04.15
絶賛放映中!葛西TKKアカデミーがJ:COMに出ています!!!
以前ご紹介しましたが、多くの方々に見てもらいたいので、もう一度告知します。
何と葛西TKKアカデミーがJ:COM内の番組に出ます!、と言うか出ています!
J:COMはご存知ですか。
そう、ケーブルテレビのJ:COMです。
その中の番組が葛西TKKアカデミーに撮影に来ました。
私も出ています。
ケーブルテレビをお持ちの方は是非見てください。
「ケーブルテレビはないけど見たいな」という方は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
面白いですよ!
教室で撮影したので、葛西TKKアカデミーの雰囲気がそのまま伝わると思います。
そして、葛西TKKアカデミーがどのような塾か、皆様に理解して頂けると幸いです。
江戸川 元気!パラダイス
▽GetOver(乗り越えろ)!江戸川チャレンジャーズ
放送チャンネル:J:COMチャンネル(地デジ11ch)
放送エリア:江戸川区・台東区・墨田区
更新日:毎月1日更新
江戸川区の放送時間:
月曜~金曜 8:00~8:30、14:00~14:30、18:00~18:30
土曜~日曜 8:00~8:30、14:00~14:30、17:00~17:30
吉本芸人の「げんき~ず」が江戸川区の様々な場所に行き、面白い人物やスポット、イベントなどを紹介する地域情報エンターテイメント。
げんき~ずの二人が実際に体をはって体験し、江戸川区に元気を伝え、地域を盛り上げる番組です。
番組内容は毎月一回更新され、同じ番組を一日三回、毎日放映します。
だから、見逃しても大丈夫。
何度でも繰り返し見ることができます。
四月は『get over(乗り越えろ)!江戸川チャレンジャーズ』ということで、げんき~ずが「自分の壁を乗り越える」というテーマの下、江戸川区内の「達人」たちが出す課題にチャレンジします。
しかも、Jリーグ入りを目指す、江戸川区の『東京23FC』の選手も参加して一緒に挑戦します!
今回の放送では「体力の壁を乗り越えろ」「マジックの壁を乗り越えろ」「漢字の壁を乗り越えろ」の三つのミッションが用意されています。
葛西TKKアカデミーは三番目の「漢字の壁を乗り越えろ」で番組に協力、出演しています。
このチャレンジでは、げんき~ずの二人と東京23FCの加藤選手が塾まで足を運んでくださいました。
皆さん漢字が苦手ということでしたが、キラキラネームや漢字の仕組みを話し、漢字の興味を持ってもらって、「漢字覚え競争」をしました。
果たして結果はいかに!?ということで、皆さん番組を是非見てください。
塾の様子も分かりますし、私がどのように教えているかも見ることができます。
とにかく「嫌だ」とか「苦手だ」という意識を持ってしまうと、それだけで精神的に勉強への抵抗となり、本人は頑張っているつもりなのですが成果が出ないということによくなります。
そうならないように工夫し、勉強が楽しく、少なくとも嫌じゃない程度になるようになってほしいと思います。
そんな勉強に関する参考になればと思っています。
正直、想定し考えていたようにはならず、「もっとこうすればよかったなあ」という点も多々あるのですが、次回上手くいくように反省点を生かしていきたいと思います。
とは言え、出演者を始めスタッフの皆さんも明るく、とても楽しい撮影となりました。
また機会があれば是非やってみたいと思います。
その時はもっと上手にできるように努力します。
ケーブルテレビという限定されたメディアですが、これを通して少しでも葛西TKKアカデミーのことを知り、理解してもらえればと思います。
2022.04.14
中学生の受験勉強で注意すべきポイント
2022/04/14
高校の入試は多くの中学生にとって、初めての人生をかけた試練になります。
これまで経験したことがないので、どのようなものか、何をどうすればいいのか、さっぱり分からないという生徒も多いことと思います。
「毎日の学校の宿題をやるような勉強とは違う」ということは分かっても具体的にどう違うのかは分からない。
分からないことだらけだから余計に不安になり焦り、その場から逃げ出したい気持ちになるのも理解できます。
中学三年間の学習内容が試験範囲だから、一年からもう一度やり直さなければならないと思うと、その量の多さに圧倒されて、「本当に自分にできるのか」とやる前からもう絶望してしまう人もたくさんいるはずです。
今回は、受験勉強をするときに注意すべき点をいくつか考えていきます。
それを参考に、自身の受験勉強に役立て、少しでも安心して頑張ってほしいと思います。
1.目標を決め入試までの計画を立てる
やみくもに勉強してもうまくいきません。
先ずは自分の目指す目標(志望校)をはっきり決めることです。
やっていくうちに状況が変わり、目標も変化することもあるでしょう。
それでも構いません。
でも、最初にきちんと目標を定めないと計画が立てられません。
だから、自分が将来どうしたいのかをしっかり見つめ直し、その夢を叶えるにはどうすればいいのか、そのためにはどの高校に進むべきか考えて目標を立てましょう。
目標が決まったら、今の自分を分析し、入試までの年間計画を立てましょう。
自分は後どれくらい学力を伸ばさないといけないのか、何をしないといけないのか考えましょう。
よく分からないときは学校や塾の先生に聞きましょう。
多くの塾や学校の先生は担当する生徒を多く抱え、全員に細かく指導できないことが多いです。
その点、葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾なので、一人ひとりに綿密な指導ができますし、比較的気軽に相談もできます。
入試日までの日にちの中で、細かい目標(各学期の目標、三か月ごとの目標、毎月の目標、毎週の目標など)を立てましょう。
そして、これらの小さな目標は具体的であった方がいいです。
「英単語を○○個覚える」「二次方程式が解けるようになる」「鎌倉時代までの復習を終える」など。
この小さなチャレンジを積み重ねることで、最終的には大きな目標である「合格」を手にできます。
最初から遠くの山の頂上を目指そうとすると気がめいりますが、足元をしっかりと見て、目の前の一歩一歩を確実に積み重ねていけば、気がつくと登山達成していたような感じです。
自分の手が届く小さいチャレンジを成功させていけば、自分に「やればできる」という自信がつきます。
私も受験勉強で自分の書いたノートや解いた薄い問題集の数が増え積み上げられていくと、目に見える形で自分の業績が分かり、嬉しいと同時に自分に自信がわいてきました。
そして、入試の前日にその積み重なったノートや問題集を見て、「自分はこれだけやってきたのだから大丈夫」と心強くいられました。
2.自分の勉強に集中できる環境を見つける
勉強するにはそれにふさわしい環境というものがあります。
いくら勉強をしようと思っても、ゲームや携帯(SNS)など勉強を妨げるもの、誘惑になるものがあると、どうしてもそちらに気持ちが引かれ勉強ができない、したとしても集中していないので頭に入ってきません。
勉強にふさわしい環境は人によって様々なので、自分に最もふさわしい環境を早く見つけましょう。
学校や公共の図書館、近所のカフェ、塾の自習室と、勉強しやすい場所は家だけとは限りません。
また、音楽や雑音があった方が安心して集中できるという人もいます。
でも、この場合、これらの音に気が散るようならやめましょう。
そして、自分の思い込みでもいいから、「こうすれば気持ちが勉強モードになる」というルーティーンを作ると、勉強をするスイッチが入りやすくいいです。
こうして勉強をする環境が整えば、机に向かって勉強する習慣になり、親に言われなくても勉強するのが当たり前となると素晴らしいです。
ちょうど毎日歯を磨くように、何も考えなくてもそれをするのが当たり前となるのです。
生徒の中には、毎日の自分の勉強したノートや問題集を写メにとってSNSなどにあげ、周囲の人間に公表する人もいます。
こうすることで、嫌でも自分は勉強しないとけないように追い込み、周囲も報告が無ければ本人に問うことができます。
SNSを利用して上手に勉強の役に立てるよい工夫だと思います。
最初は難しいでしょうから、一日一時間でも構いません。
慣れてくれば時間を増やし、毎日4~5時間は学校外で勉強できるようになってほしいです。
3.苦手を作らない、得意を作る
受験で強いのは得意がある受験生ではなく、苦手がない受験生です。
せっかく得意教科で高得点を取っても、苦手な教科で大幅に減点となれば、結局全体としてマイナスになってしまいます。
しかも、点数は100点以上取れないのだから、苦手でマイナスが120点なら、いくら得意教科で満点を取ってもマイナスを補いきれないのです。
先ずはどのようかも平均は取れるようにもっていくことが大事です。
平均を取っていれば、他の平均的な受験生より後ろになることはない。
この土台の上に得意教科のプラスが加われば、全体として他の平均的な受験生より抜きんでることができます。
更に付け加えるなら、入試では他の受験生が答えられない問題ができなくても順位を下げることはありませんが、他の受験生ができる問題を落としてしまうと、一気に順位が下がってしまいます。
特に1点、2点の中に何十人もの受験生がひしめく中間層では、ちょっとした減点で合否が別れます。
と言うことは、どういうことに注意して受験勉強をすればいいのでしょうか。
それは基礎をしっかりとやるということです。
誰もが解ける基礎的な問題を確実に解けるようになるということです。
これができてから応用問題をしましょう。
基礎が不十分で応用問題ができないのは当然ですが、基礎ができていないと入試では大きく後退することになります。
苦手な教科も難しい問題は出来なくていいので、誰もが解ける問題をできるようになりましょう。
基礎ならハードルはそれほど高くないはずです。
苦手教科を勉強するのはつらいかも知れませんが、うだうだ考えても仕方ないので、気持ちを切り替えて深く考えずひたすら基礎固めに力を注いでください。
いくら嫌いでも捨ててはいけません。
入試はそんなに甘くなく、安易に切り捨てることは自分を大きく不利にします。
倍率にもよりますが、平均さえ取れれば合格の確立はある程度高くなります。
このように基礎をしっかり身に付けてから、得意教科を作りましょう。
元々得意教科があればいいですし、なくても受験勉強をしながら、「これなら少しは出来そう」と思えるものがあれば、入試で心強い武器になります。
ここで他の受験生に差をつけられれば、順位もグッと上がります。
なくても平均が取れればある程度は大丈夫ですが、やはり武器は持っているにこちたことはありません。
4.適度に休憩、運動をしましょう
人間が集中を持続できるのは1時間程度と言われます。
1時間頑張って疲れてきたらしっかりと休憩するのも大事です。
「時間がない」と焦るかもしれませんが、無理やり勉強し続けるより、一旦休んで心身ともにリセットしてからの方が勉強の効率が良くなります。
何もしないのもいいですが、一日一回は外の空気を吸って、軽い運動をするのもストレス発散になり、質の良い受験勉強をするうえで必要です。
ただ、休憩を取るにしてもダラダラと取っては時間の無駄になります。
「何分勉強したら何分休憩する」とはっきり決め、メリハリのある勉強をしてください。
5.受験勉強をしやすい環境を作ってあげましょう
今度は親の立場としてですが、いくら親が焦っても、結局勉強をするのは本人なので、口うるさく「勉強しろ」というのは逆効果です。
勉強部屋など物理的環境を準備してあげるのも大事ですが、いざというときは相談相手になったり自分の経験からアドバイスをしてあげたりと、精神的支えになってあげることも重要です。
子供が勉強しやすいようにテレビのボリュームを小さくしてあげたり、夜食をそっと持って行ってあげたりといった、小さな気遣いが子供には嬉しかったりします。
例え勉強は教えてあげられなくても、家族で協力できることはたくさんあります。
受験は子供だけでできるものではありません。
子供のために良かれと思って言ったのに、反発されケンカになってしまうというようなことも多くの家庭であります。
お互いに子供の将来を考えているからこそ、親子でぶつかるなんてよくあることです(特に思春期では)。
これはどちらかが間違っているという問題ではなく、単にコミュニケーションの問題です。
子供は経験が浅いので上手く表現することができません。
だからこそ、大人が賢く接してあげましょう。
親の考えを押し付けるのではなく、子供が分かるように話し、理解できるように促しましょう。
それでも、最終的な決断は子供本人にさせてあげるのがいいと思います。
このような問題も、うまくできれば子供のストレスや不安を大きく軽減できます。
初めての受験では親も子供も分からないことだらけです。
困ったときは塾に相談するのも良い方法です。
塾には受験に特化した先生もいますので、いろいろ良い提案をしてくれるでしょう。
塾によっては、学校より一人ひとりに細かく目が届くところもあります。
葛西TKKアカデミーも小規模個別指導塾なので、この点に関しては自信があります。
いつでもご相談ください。
何度も話すように、多くの生徒にとって高校受験は未知の経験です。
物理的にある程度の時期を過ぎれば間に合わなくなるので、気をつけてください。
だからこそ、早目に準備を始め、計画的かつ効率的に受験勉強を進めた方が、多くのことに対処でき、ゆとりをもって勉強に励むことができます。
合格をした自分を想像すれば、いかに素晴らしい未来が待ち受けているか分かるでしょう。
そうなれば苦しい毎日の受験勉強もきっと頑張れると思います。
困ったときはいつでも葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
きっと皆さまの力になれると思います。
2022.04.12
終了間近!個別指導が週一6000円から!学びを諦めないキャンペーン!
コロナ禍で勉強を継続するのが難しい家庭のために実施中の『コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!』も終了が近づいてきました。
個別指導で週一回6000円から行います。
これでも厳しい家庭はご相談ください(頑張りたい生徒のために一肌脱ぎます)。
誠実な葛西TKKアカデミーは安いからと言って手を抜くこともありません。
少なくとも一般学習塾レベルの授業は保証します。
頑張ればいくらでも伸ばせる個別指導塾葛西TKKアカデミーをご利用ください。
先ずはお問合せを!
今回のコロナ禍は多くの家庭に経済的ダメージを与えました。
失業や倒産、レイオフなど多くの人々が仕事を失い収入が減る、なくなるという事態。
シングルマザーなど、いわゆる社会的弱者と言われる家庭を中心に、多くの家計を圧迫しました。
コロナ禍による各家庭の減収は当然、子供たちの教育にも大きな影響を与えました。
塾や習い事にかかる費用が払えず、仕方なく辞めざるを得なかった子供たち、大学の進学を諦めなければならなかった受験生たち。
教育は基本的な人権として誰もが望めば受けられるべきものにも関わらず、今回の新型コロナウイルスによる一連の騒動から、多くの子供たちにそれが叶わなくなっています。
私も個人的にそのような話はたくさん聞きました。
「お金が足りないから勉強を諦めない」といけないというのはあまりにも不幸で可哀想な話です。
「何とかしてあげたい」と強く考えるようになりました。
そこで今回、特別キャンペーンを実施することに決めました。
その名も『コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!』です。
コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!
コロナ禍によって経済的に困窮し、子供たちに十分な教育を提供できない家庭向けのキャンペーンです。
家計の負担を極力軽減するために、低料金で葛西TKKアカデミーが提供する自慢の授業を受けられます。
例:中学一年生の週一回の授業、一月当たり6000円
学年や授業数によって変わりますが、この金額を基準に考えていきます。
一対一の個別指導でこの料金は、まずないでしょう。
もちろん、これでも厳しいという場合は遠慮なくおっしゃってください。
いくらでもご相談にのります(事情によっては無料でもいいとも考えています)
葛西TKKアカデミーとしては利益は全くなく、むしろ赤字ですが、子供たちの学びたい気持ちを大切に守り、彼らの明るい未来の役に立てるのであればと思い、このキャンペーンを決意しました。
これも葛西TKKアカデミーが小規模の個人経営の塾だからそこできることです。
また、料金が安いからと言っていい加減な授業をするということは決してありません。
楽しく、時には厳しく、そして本気で学べば一般の塾以上のものを身に付けることができます。
真剣に勉強を望むのであれば、この機会を是非お見逃しなく!
条件はたった二つ!
このキャンペーンに応募するために、条件はたった二つ。
①家計が非常に困窮し、十分な教育を子供にしてあげられない
②本人に学びに対する強い意志がある
この二つがあれば誰でもキャンペーンに参加可能です。
現在の学力など一切関係ありません。
特に②の本人の「勉強したい」という強い気持ちは必須条件です。
自分に資格があるかどうかよく分からない人も、とりあえずお問い合わせください。
(e-mailの方がよりスムーズかと思います)
TEL: 03-5878-0027
e-mail: tkkac2016@gmail.com
キャンペーン応募はお早めに
とは言え、葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾なので、そのキャパシティーには限界があります。
あまり多くの生徒を受け入れることはできません。
ある程度の人数が集まれば、残念ですがキャンペーン終了とせざるを得ません。
従って、このキャンペーンに少しでも興味がある方は、お早目のご連絡をお勧めします。
元々、葛西TKKアカデミーは一般の塾では上手くやれない生徒たちの受け皿になればと思い始めました。
結果、一癖も二癖もある生徒が多く集まりましたが、彼らの「学びたい」気持ちに応えるために、私も四苦八苦しながら、文字通り身を粉にして頑張ってきました。
新型コロナウイルスが広まり、社会に大きな影を落としてもう三年になります。
コロナ禍でもたらされた不況は、多くの人々の生活をとても苦しいものにしてしまいました。
その中で多くの生徒が学びを諦めざるを得ない状況に非常に心を痛めております。
「学びたくても学びたい生徒たちの力になる」という葛西TKKアカデミーの本来の主旨を鑑みても、このキャンペーンを行うべきと判断しました。
ただ、どうしても現実的に全ての生徒を助けることはできませんが、それでも一人でも多くの生徒を支え、彼らの将来により多くの選択肢を与えられればと考えています。
教育は現代社会において大きな要素の一つです。
教育如何によって子供たちの人生は大きく変わります。
しかし、経済格差やその他もろもろの条件によって受けられる教育に差がつくのは非常に不公平に感じます。
その状況を打開するために立ち上げた葛西TKKアカデミーだからこそ、経営を度外視した今回のキャンペーンをすべきと決意しました。
助けてもらうことに遠慮はいりません。
困ったときはお互い様、お互いに助け合いながら苦難を乗り越え、子供たちが明るい未来を信じらるような世の中を作り上げましょう。
2022.04.11
高校への受験勉強はいつからどのように始めれば間に合う?
新年度が始まり、特に中学三年生は本格的に受験勉強をしないといけません。
「まだ一年もある」なんて考えている人がいれば、それは甘いです。
入試は私立高校で1月中旬から2月下旬、都立高校では一時募集の場合2月下旬となっています。
(推薦入試は一月上旬、定時制なら三月下旬と受ける試験によって日程が異なるので注意してください)
多くの生徒はこの日程で受験が終わるので、そう考えると既に残り8~9ヶ月しかありません。
今まで「まだ先」とのんびりしていた受験生は焦らないといけません。
都立高校の入試では三年二学期の成績が入試に使われるので、それまでに評定を上げないと内申点で受験が不利にまります。
また、入試当日の試験による学力点も十分に上げないといけないので、それまでに三年生の学習事項は全て終了しているのは当然で、加えて受験のために本番に近い形式の問題や過去問を解いて、入試での問題に慣れ、解き方を習得している必要があります。
やるべきことは山積みです。
今回はいつから高校入試に向けた勉強を始めればいいか考えていきます。
いつから受験勉強を始め、どのように進めればいいか
部活と受験勉強
多くの生徒は部活に所属しており、毎日部活に忙しいので、受験勉強どころか日々の勉強にも苦労しています。
だから、多くの生徒は部活から引退するタイミングで、本格的に受験勉強を始めます。
一般的には三年の一学期か夏休みですね。
ただし、注意してほしいのは、今言ったのは「本格的に受験勉強を始めるタイミング」であって、それまで勉強を一切しなくてもいいという意味ではありません。
いくら部活に忙しいからと言って、最低限授業で習うことの基本は理解していなくてはいけません。
入試では一、二年の内容も多く出ます。
だから、部活中でも毎日の勉強を疎かにしてはいけません。
もしできていないなら、受験勉強は一、二年の復習から始めないといけないので、より多くの時間が必要となり、そのためには準備を早めるか、毎回の受験勉強の密度を濃くしていかなければなりません。
一、二年生での受験勉強
入試では一、二年生の内容も試験範囲に含まれるので、学校で習った時点で入試を意識しながら勉強した方がいいです。
可能であれば応用問題までしっかりできると、三年に入ってからの受験勉強になってから、より高度な問題に取り組める余裕ができるので頑張ってほしいです。
目指す高校のレベルにもよりますが、上位校を目指すなら当然と言えるでしょう。
このような受験生の中には、中学校に入ってすぐに入試を意識しているので、学校の勉強だけでなく塾や家庭教師などを利用して学力向上に励んでいます。
東京都は違いますが、地域によっては中一の成績から内申点に含まれるところもあるので、一年生からの勉強により熱心に取り組む生徒が多くなります。
例え上位校を目指してなくても、一、二年の内容をしっかり身に付けている方が、当然入試では有利になります。
よって、この頃から入試を視野に入れた勉強をするのは、全く悪いことではありません。
受験勉強は早ければ早いほど良く、他の受験生より一歩抜きん出ることができます。
仮に「そこまでの受験勉強は必要ない」、「部活などで忙しくてそこまで手が回らない」という人でも、最低限基礎はしっかりと理解しできるようになっていないといけません。
三年生になると、少しでも早く三年の勉強を終わらせて受験勉強に移行しないといけないのに、一、二年の基礎ができていないで三年でそこまでやろうとするとかなり無理が生じ、受験勉強が困難になります。
少なくとも日々の勉強はしっかりとやり、習ったことをその場で確実にコツコツと習得していくのは一番大事です。
地味な努力ですが、やはり最終的に勝つのはそれができる生徒です。
勉強はよく前出のことが基となって新出内容が組み立てられるようにできています。
だから、途中で一つつまづくとその後も勉強が理解できず、「分からない」がどんどん増えて、三年に入って本格的に受験勉強を始めるときに、もう一度そこまで立ち返ってやり直さないといけません。
入試までの時間がドンドン迫って焦る時期に、このようにやり直しをやっていると時間も足りなくなりますし、精神的にもより大きなプレッシャーがかかり、「もう間に合わない」と絶望して、入試を諦めてしまうかも知れません。
そうならないためにも、やり直しも容易なこの時期に「分からない」を一つずつ確実に解決して先に進みましょう。
とは言え、一年生では学校生活も小学校とは大きく変化し、勉強以外にもたくさんのことに慣れていかないといけません。
だから、必要なことはやらないといけませんが、無理をし過ぎない程度に勉強を頑張ることも大切です。
新環境からくる肉体的精神的疲労にも注意しながら、体調管理もしっかりとしてほしいです。
また、二年生になるといよいよ部活や委員会といった学校活動の中枢となり、生活もより忙しくなります。
だから、これらの活動と勉強の両立がカギになります。
そのために毎日のやるべき事柄を整理し、どうすれば効率的に限られた時間の中でこなしていけるか工夫しましょう。
毎日のスケジュール表を作り、家族全員が見えるところに貼りだすのも一つの方法です。
こうすれば家族全員が分かるので、協力して子供の勉強を直接的、間接的に支えることができます。
三年生での受験勉強
先ほども述べた通り、この時期になるといよいよみんなが本格的に受験勉強を始めます。
この時点で一、二年の内容の基礎すらできていない人は、かなり困難な道を進まなけらばならず苦労します。
そうならないように、ここまでの勉強をしっかりとしておかないといけません。
でも、一、二年の基礎ができていない人は文句を言っても仕方ないので、一刻も早く受験勉強を始め、人並みの基礎学力を急いで身に付けましょう。
時には厳しくても、部活をしながら受験勉強を進めなくてはいけません。
そこはしっかり認識し覚悟して勉強に努めるしかありません。
東京都では三年の二学期の成績が内申点として扱われますので、普段の成績を上げることも意識して、毎日の授業をしっかりと受け、定期テストで良い成績を修めないといけません。
理想としては一学期が終わるまでに一、二年の学習内容の少なくとも基礎はできるようになってなくてはいけません。
そして、夏休みが終わるまでには三年生の内容も終了する必要があります。
最低限、「ああ、こんなことを勉強するのか」くらいの理解はしてほしいです。
そうなれば、二学期から受験対策の勉強ができ、過去問や受験対策問題を解いていくことができます。
大さっぱに把握していれば、学校でやってなくても、問題をやりながら理解を深めることは可能です。
この段階までくれば、模試をドンドン受けても意義が出てきます。
本番に近い状況で実戦を通して学ぶと、学習の定着もより促され、実力もますます上がっていきます。
模試の結果と分析を踏まえ、自分に足りない点を補いながら受験勉強をすれば、合格に近づくことができます。
ただ、この時期は自分だけでなく他の受験生も本気で勉強しているので、油断をしてはいけません。
常に現状に満足して気を緩めることなく、少しでも完璧な状態を目指しつつ、入試当日を迎えましょう。
目標を下げることはいつでもできます。
でも、それは決して良い決断とは言えません。
そんなことをしなくてもいいように万全の準備を整えるのが大事です。
入試直前
入試直前になると学力を伸ばすことより、体調を整えることにより重点を置きましょう。
特に年が明けたら、こちらのモードに入った方がいいです。
それまでしっかり勉強し、この時期は学んだことを定着させ本番で確実に力を出せるようにすることが重要です。
例えば、それまで100の力を身に付けた受験生が、試験前日に徹夜して10の力を更に身に付けたとしましょう。
でも、寝不足で実力の半分しか本番で出せなければ、結局55の力しか身に付いていなかったのと同じです。
ここは余計な付け焼刃をせず、今持っている100の力を確実に全て出し切ることを考えましょう。
例え不十分だからと言ってジタバタしても仕方なく、身に付いた実力以上のものは出せないのだから腹を据えて、足りなくても自分の持っているものを全部出すしかありません。
新しい問題集をやるのではなく、これまで解いた問題をもう一度見直す。
勉強の基礎の総ざらいをする。
勉強はこの程度にして、それより体調管理をしっかりしましょう。
毎日の生活を入試当日のスケジュールに合わせて早寝早起きをして、規則正しい生活を心がける。
風邪などの病気に気をつけ、人ごみを避ける。
三度の食事をしっかり取り、バランスの取れた栄養をつける。
一日中家に引きこもるのではなく、適度に外に出て軽い運動をして、心身ともに安定させる。
十分な睡眠を取り、毎日すっきりした状態で目覚める。
このようなことをしっかりして、体調を万全にし100の力を100出せるようにしましょう。
受験生は、実は時間はもうあまり残されていないのだということを自覚してください。
学校のペースに安心していると絶対に入試は間に合いません。
自分で、時には人の力を借りて、合格できるようにしっかりと受験勉強を進めないといけません。
始めるのは早ければ早いほどいいです。
これまでしっかり勉強してこなかった人は特にそうです。
困ったときは葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
状況を相談いただければ、入試に向けてのスケジュールや勉強法をご提案します。
もちろん、直接指導し生徒の力にもなります。
生徒は受験が未経験なのでよく分からないと思いますが、そういうときこそ経験者が語り、支え、協力して、彼らが目標達成できるように導いてあげないといけません。
入試本番まではあっという間です。
厳しく苦しいかも知れませんが、この試練を乗り越えれば「合格」というご褒美だけでなく、人間としてより大きな成長が得られます。
頑張ってください。
応援しています。
2022.04.10
中学生の塾の選び方
新年度を迎え学年が上がると勉強もだんだん難しくなっていきます。
新しい学年でもちゃんと勉強についていけるように、新たに通塾を考えているご家庭も多いことと思います。
特に中学生になると勉強がより難しくなって、これまでのように家庭で子供の勉強を見てあげるのができなくなってきます。
そこで今回は塾選びのポイント(特に中学生)を考えてみます。
塾に行く目的、理由を考えよう
塾を選ぶにはまず、子供がどうして塾に行かないといけないのか、その目的や理由をはっきりさせる必要があります。
そして、この目的、理由に基づいて塾選びをしないと自分の目指す目標に上手くたどり着けません。
塾と言っても、その形態やカリキュラム、指導科目や対象者は異なります。
自分は勉強の基礎からしっかり教えてもらいたいのに、進学塾の難関クラスに入ってもついていけないでしょうし、生徒自身もだんだん勉強に疲れてかえってマイナスになるでしょう。
だから、自分は何のために塾に行くのかはっきりさせて、それに合った塾を選びましょう。
「周りが通っているから自分もいかないといけない気がして、なんとなく塾を選んでしまった」ではいけません。
では、それぞれの理由に合わせた塾のタイプを紹介します。
1.特定の教科、科目だけ勉強したい
自分の苦手な分野や受験に必要な教科だけ集中して勉強したい人たちです。
このような生徒は個別指導塾がいいでしょう。
個別指導塾は、他の生徒と一緒に学習するわけではないので、個人に合わせて柔軟にカリキュラムや授業内容を変更してもらえます。
また、夏休みや冬休みなど長期休暇で短期の講座を受けて、特定の教科を勉強するのもいいでしょう。
2.特殊な生徒の学習環境に合わせた勉強をしたい
個別指導塾は一人の先生に一人か二人の生徒を見ます。
よって、個人の事情を先生がよく理解してくれ、それに合わせた授業を用意できます。
部活が忙しい時は勉強量を調節することも可能だし、定期テスト前に集中して教えてもらうこともできます。
従って、特に部活が忙しい生徒に適しています。
また、私立中学校など独自のカリキュラムも持っている学校の授業のフォローにも、授業内容の調節が容易な個別指導塾は向いています。
3.一人で勉強するのが苦手で、しっかりと勉強を管理してほしい
学年が上がるにつれ勉強が難しくなっていく中、自分一人で勉強をするのに自信がない生徒も個別指導塾がお勧めです。
個別指導塾は先生と生徒がいつもコミュニケーションを取りながら、分からないときはすぐに質問ができ、その場で問題解決ができます。
生徒や家庭の希望に沿った学習計画を作ってくれたり、学校の宿題を見てくれたり、生徒たちに合った勉強法のアドバイスをくれたります。
こうして生徒の勉強を近い距離から綿密に支えてもらえるので、生徒も安心して勉強を進めることができます。
4.自分のペースでどんどん勉強を進めたい
周りを気にせず自分のペースで勉強を進めたい生徒には、映像授業やオンライン授業(こちらはライブではなく配信タイプ)がいいでしょう。
本人が望めば学校より先の勉強もできますし、分からないときは同じ映像を繰り返し好きなだけ見ることができます。
また、応用問題を選んですることもできます。
ここで注意しなくてはならないことは、この場合、生徒がきちんと自己管理できて、自分でしっかり勉強を進められることが必要です。
自分のペースで進められるということは、自分のペースで怠けることもできるということです。
生徒ができなければ、周囲の人間がきちんと学習状況を把握し、進んでいないときは後押しできる体制が必要です。
5.一緒に勉強する仲間がほしい
一人では難しいが、周囲に一緒に勉強する仲間がいると「やらないといけない」というプレッシャーになってやる気が出る。
お互いにライバルになって切磋琢磨して、勉強を伸ばしたい。
他の学校の生徒とも交流したい。
このような場合は集団指導塾がいいでしょう。
一度に多くの生徒を相手にするため、進度やカリキュラムが決まっています。
同じ学校の生徒だけでなく他校の生徒もいて、一緒に勉強しながら常にテストなどで順位をつけることで競争心が芽生え、モチベーションが上がります。
自習室で勉強している他の生徒の姿が刺激になって、各生徒も「やらないと」と感じられます。
こうして同士を作って勉強したい人には、集団指導塾の方がふさわしいでしょう。
一般に成績の低い生徒は、過去にさかのぼって勉強したり、個々の特性に合わせた指導が必要なので個別指導塾の方が向いています。
成績が平均的な生徒は個別でも集団でもどちらも考えられますが、「勉強習慣はあるが成績が上がらない」生徒は個別、「成績は悪くないが勉強習慣がない」生徒はお互いに切磋琢磨する集団がいいでしょう。
成績上位の生徒は、上位向けの特別コースのある塾を選びましょう。
自分の実力を高め、高い意識のまま勉強ができます。
カリキュラムを知ろう
塾によって何を教えるのかは様々です。
どの塾も自分の希望する授業を提供できるとは限りません。
資料を見たり担当の先生と相談したりして、その塾がどのようなカリキュラムを持っているか調べてください。
英数は多くの塾で教えているのですが、国理社は指導していない、または定期テスト対策のみという塾もあります。
基礎学力養成コースとか難関校受験対策コースとか、たくさんのコースを設けている塾もあり、そこでは対象となる生徒が異なります。
自分の必要としている授業を本当に受けられるのか必ず確認してください。
カリキュラムだけでなく授業の進め方もチェックした方がいいです。
例えば、予習を前提として授業を進めていく塾なら、部活に忙しい生徒には予習時間を確保しにくいので難しいと思います。
生徒に過度な負担にならないか気をつけないといけません。
どんな先生がいるのか知ろう
塾に通うに当たって、先生は重要な要素です。
本当にきちんと指導してくれるのかはもちろん、その指導スタイル、経験とスキルや資格など事前に知っておいた方がいいでしょう。
また、例え良い先生であっても生徒との相性もありますので、うまくいかないこともあります。
集団指導で上位校を目指すクラスの先生は、豊富な実績と知識、進学校に対する情報を多く持っていたりします。
志望校に合格できるよう、生徒の成績アップのために熱心な指導をする反面、ついついスパルタが過ぎて生徒に厳しく当たる(時には生徒の心を傷つける)こともあります。
一方で基礎レベルの先生は。勉強嫌いの生徒が継続して勉強に取り組めるように優しく生徒の様子を見ながら指導を行うことが多いです。
こうして時間をかけて信頼関係と強い絆を築くのです。
また、専任の先生かアルバイトの先生かも注意しましょう。
専任の先生は長い指導経験を持ち、生徒が分かりやすくやる気になる授業を行うノウハウを知っています。
担当の教科の知識だけでなく、進学する高校の情報や受験に必要な勉強内容と方法も教えてくれます。
それに対してアルバイトの先生は生徒との年齢が近く、親しみの持てるお兄さんお姉さんと言った感じで、すぐに慣れいい意味で緊張なく勉強に取り組めます。
先ほど述べたように人間には相性があり、どんなに素晴らしいと言われる先生でも自分には合わないということもあります。
事前に、既に入塾している生徒や保護者から塾の様子やどんな先生がいるか聞くのも大事ですが、大抵塾には体験授業があるので、そこで実際に授業を受けてみて、この先生となら一緒にやっていけるかどうか考えてみてください。
評判を調べよう
最近はインターネットが発達しており、特に大手の塾であれば評判や口コミがまとめられたサイトも簡単に見つかります。
それを参考にするのはいいのですが、こういったものは個人で意見が別れたり、投稿者が深く考えずに無責任に書いている場合もあるので注意しましょう。
実際に通っている生徒や保護者の声を聞くのもいいでしょう。
しかし、いくら評判がいいからと言って、必ずしも自分の子供に合っているとは限りません。
逆に、悪い評判があっても、いざ通ってみると案外ぴったりということもあります。
大切なので、評判を信じ込み過ぎず、最終的には自分の目と耳で判断するということです。
料金について詳しく聞こう
ここが多くの保護者の方々にとって気になるポイントでしょう。
基本的に塾には次のような料金がかかります。
・入会金・年会費
・月謝(授業料)
・教材費
・テスト(模試)代
・春期・夏期・冬期講習代
・設備費
入会金は塾に入ったときにかかる費用で登録料となっている場合もあります。
年会費は毎年払わなければならない費用で、月謝(授業料)は毎月支払う料金です。
教材費は基本的にテキスト代で、業者が提供する模試やテストを受けるときは別途料金が発生します。
春、夏、冬の学校の長期休暇ではそれぞれ講習があり、多くの塾では受けるのが必須となっています。
最後に設備費は、塾で使うコピー代や光熱費などが含まれます。
授業料と設備費が一緒になって請求される場合もあります。
これらは塾によってまちまちなので、「授業料が安いからいい」と思って入塾すると、後からいろいろな名目で料金を請求される場合もあります。
また、最近はやりの「成績保証」とあるから成績が上がらないときは全額返金してもらえると思っていると、実際には細かい規定が書かれていて、成績が上がらなくてもお金が返ってこないこともあるので注意しましょう。
また、一ヶ月の授業数が4回のときと5回のときで料金が変わる塾もあります。
休んだときに振替をしてくれる塾、してくれない塾があります。
そして、振替ができない塾、できるとしても有料になる塾もありますので、こういった点も確認しましょう。
事前に「いつ、何にいくらかかるのか」「どのような料金プランになっているのか」きちんと説明を受け、疑問があれば必ず質問し、全てを明らかにしてから決めましょう。
そうでないと、「こんなはずではなかった」なんてことになります。
塾の場所や環境を知ろう
多くの生徒は学校が終わってから塾に通うので、塾に行くのは基本的に暗くなってからになります。
夜遅く生徒一人で帰らないといけないとなると、防犯上心配です。
通う道が明るく安全か確認しましょう。
また、塾が遠すぎると通うだけで疲れてしまうし、公共の交通手段を利用する場合は時刻をしっかり確認しないと、夜にバスや電車が来るまでずっと外で待たないといけなくなるかも知れません。
親が車で送り迎えするなら車を駐車する場所があるか、自転車で通うなら駐輪場があるかどうか調べましょう。
遠すぎず安全に通えるかも大事なポイントです。
最近ではオンライン授業があるかどうかも注目されています。
もし、オンライン授業があれば、家からの距離や天候などに左右されず授業を受けられるからです。
サポート体制があるか知ろう
普段の学習の指導だけではなく、進学や成績アップのためのきめ細やかなサポートがあるかどうか見てみましょう。
つまり、定期的な二者面談や三者面談だけでなく、必要な時はいつでも連絡を取り合ったり相談できる体制があるということです。
特に志望校選択において、生徒の実力や希望に合わせて、どの学校を目指すとよいかアドバイスが的確にできる塾は心強いです。
ただ教えるだけでなく、それ以外の点(時には生活や体調、悩みなどの相談)でも十分に生徒を支えてくれるか考えましょう。
安易に決めない
後で安くない料金を払わないといけないので、塾選びは慎重にしっかりやりましょう。
本当にこの塾でいいか、最後までやれるか考えましょう。
安易な気持ちで行くのではなく、お金を払って通うのだから、元を取って更にそれ以上身に付けるくらいの気概があった方がいいです。
単純に、「友達が通っているから自分も行く」ではいけません。
確かに友達がいれば安心感につながりますが、それが馴れ合いや自縛になって、本来の目的が達成できなければ本末転倒です。
協力して勉強するならいいですが、友達だからと言って、ついつい勉強以外のことに流されないようにしてください。
何のために塾に行くのかをしっかり考え、時には友達付き合いより勉強を優先できるような強い意志を持っていないといけません。
できるだけ情報を集めよう
大まかな話を聞いて、初見ですぐに入塾を決めないようにしましょう。
決断は慎重かつ的確でないといけません。
塾の先生の話や資料などできるだけ多くの情報を集めてから決めてください。
そして、一つの塾だけではなく、いくつかの塾を調べ、比較検討しましょう。
体験授業は必ず受けてください。
いくら資料や話で良さそうでも、実際に受けてみないと自分に合っているか分からないものです。
親子でしっかり話し合いをしましょう
実際に塾に通って授業を受けるのは子供たちです。
自分がお金を出すのだからと親が強制的に決めてはいけません。
逆効果です。
親子でしっかり話し合いを重ね、時には子供の意見を尊重し、子供にどうして塾に行くのか理解してもらわないと長続きしないでしょうし、期待した効果は出ないと思います。
結局、勉強は本人がするもので、周囲の人間はサポートするぐらいしかできないのです。
本人がやる気がないのに、周りがいくら頑張っても結果は出ません。
「自分は学びたい」という意思、「自分は頑張らないといけないんだ」という自覚を持たせるようにしてください。
塾選びは慎重にやってやり過ぎるということはないでしょう。
「通って合わなければやめればいいや」ではお金と時間の浪費になってしまいます。
今回述べたポイントをしっかり押さえたうえで塾を選んでください。
でも、一番忘れてはいけないことは、「塾に行って学ぶのは子供自身なのだ」ということです。
子供を無視して決めてはいけません。
しっかり話し合い、必要ならば丁寧に説明し説得しないといけません。
そして、本人が納得して合意して、ようやく塾に通う意味が出てくると思います。
更に、親子の話し合いを通じて子供自身が自分の将来をどのように考えているのかも分かってきます。
子供の夢を叶えるために、時に親は、自分の考えと違っていても妥協してあげるのも必要です。
仮に、将来の夢や進路がはっきり分かっていなくても、親子でコミュニケーションをとることは、お互いの理解と信頼を深めます。
そして、塾に入る目的や将来の目標が見えてくるのではないでしょうか。
自分の経験や失敗を話してあげると説得力が増しますし、子供も「へえ、そうなんだ」と驚き、人生の先輩としての助言を誠実に受け止めるかも知れません。
このように塾選びを親子の会話のツールとして使ってみるのもいいと思います。
子供を孤立させず、近しい関係に置いておくことは、様々な問題に対する予防にもなります。
塾のホームページや冊子などを、子供と一緒に見て会話を楽しんでください。
最後に塾選びで困ったときは、葛西TKKアカデミーにお問合せください。
決して葛西TKKアカデミーを押し売りはいたしません。
一緒に話し合い考え、お子様の未来に一番最適な塾選びのお手伝いをしたいと考えております。
塾は千差万別で、向き不向きもありますから、自分にぴったりのものを探してください。
2022.04.09
塾に入るタイミングはどうすればいい?
塾通いを検討されている方で、いつから子供を塾に行かせればいいか悩んでいる方も多いと思います。
塾は決して安くはありません。
「できれば塾に行かなくても頑張ってほしい。しかし、そのままではどんどん勉強に追いつけなくなって、成績が下がり進学が危うくなる。」などと悩んでいることと思います。
そこで今回はいつから塾に通わせるといいのか、そのタイミングについて考えてみたいと思います。
私なりの結論から申し上げますと、塾は「学校の勉強が分からなくなり、家の人間もうまく教えられなくなったら、すぐに手を打つべき」ということです。
小学校低学年では親が何とか教えることができたとしても、学年が上がり、早ければ小学校中学年くらいから手が出なくなってきます。
「学校の先生に聞きなさい」と言っても、先生の多忙さに遠慮したり、分からなくことを聞くこと自体が恥ずかしくて質問できない子供もたくさんいます。
そうなると、子供たちは勉強で分からない点を解決することができずに、そのまま放置することになってしまいます。
しかし、学校の授業は決して待ってはくれず、どんどん先に進んでしまいます。
学校の勉強の多くは前出の内容が基になって新出の内容を理解するという積み重ねになっていますので、最初の小さなつまずきをそのままにしておくと、時間が経てば経つほど「分からない」が大きくなってしまいます。
病は小さいうちに治療した方がいいのと同じく、勉強も分からないが小さいうちに対処し分かるようにする方が、時間も労力も少なくて済みます。
また、早いうちに手を打った方がいいもう一つの理由は、「分からない」がそのまま「勉強が嫌い」につながっていくことです。
「勉強が嫌い」になれば、それは問題の教科だけでなく全教科に及び、勉強することそのものが嫌になって、「やりたくない」という気持ちが強くなってしまいます。
そうなれば生徒にとって、勉強が苦痛になり、より勉強をしなくなるという負の連鎖が生じてしまいます。
嫌な気持ちが学校生活全般に広がってしまえば、学校に行くこと自体もできなくなり、学校で過ごす時間を楽しむことができなくなります。
問題行動を起こしたり、不登校の原因にもなります。
心の問題は勉強そのものが分からないという問題よりもっと解決が困難で、そのために多くの時間と労力、そして費用が必要となるでしょう。
それでも解決できないこともあります。
とにかく問題の芽は小さいうちに対処するのが一番。
少しでも「自分たちで十分に対応できないな」と思ったら、人と相談したり、塾を考えてみたりした方がいいです。
しかし、残念ながら現実には「勉強が分からない」「勉強が嫌い」がかなり進行してから、塾に来たり相談を受けたりすることが多いです。
そんな時は勉強を教える前に心のケアから始めないといけないので、非常に時間が掛かり、なかなか本題の勉強に入るのが難しいこともよくあります。
本当に、少しでも心配、不安だと思ったら、すぐにご相談ください。
実際、世間一般にはどのタイミングで塾に通わせているか
ある調査によると、中一の段階で私立公立の中学生共に50%以上が塾に通っています。
公立中学の三年生では80%以上という結果も出ています。
これは高校受験対策という点が大きく影響していると思われます。
これ以外にも様々な理由で各家庭が塾に行かせるタイミングは異なります。
代表的な例を挙げてご説明します。
1.中学入学前
中一ギャップという言葉がよく知られているように、小学校から中学校に入ると勉強の内容も学校生活もガラッと変わります。
そして、その変化に驚きうまく適応できない生徒がたくさんいます。
そうならないために、中学に入る前の小6の段階で中学校の勉強がどういうものかを教え、早いうちから慣れさせるために塾に通わせるのです。
夏期講習や冬期講習を利用して、中学進学準備として中学の勉強を早めにスタートしておけば、新年度をゆとりをもって始めることができます。
小学校ではなかった定期テストにも安心して臨めることでしょう。
特に自治体によっては、高校入試で必要になる内申点が中一からは含まれるところもあるので、そんな地域の生徒は中一の最初のテストから気合を入れて取り組まないといけません。
だから、小学6年生の段階で塾を始めるのです。
後、中学に入る前に小学校で生じた苦手や分からないを克服したいという理由で入る人もいます。
勉強面でゆとりがあれば生活面においても、新しい環境に適応するのは楽になります。
そのためにこのタイミングで入塾を考える家庭は多いです。
2.中一から中二
中学に入り最初の定期テストは易しいので、多くの生徒は悪い成績にはなりません。
しかし、勉強が進むと徐々に難しくなり、分からなくなってくる生徒が増えます。
それまで順調だったテストの点もだんだん下がってきて、生徒も含め家族全体が不安になって焦り、「このままで大丈夫なのか」と考え出します。
「分からない」に「分からない」が重なり、本人も「何が分からないのか分からない」となり、どうすればいいのかさえ分からなくなります。
そして、勉強へのやる気や興味がどんどんなくなり、勉強することさえなくなってくる。
ここで塾に相談にくる家庭が多いです。
一方、「勉強が難しくなりやらなくてはいけないのは分かっているが、子供だけではどうしてもやらない」ということで、強制的に子供に勉強させるために塾に行かせる家庭もあります。
塾に行けば授業は受けないといけないし宿題もあるので、必然的に生徒は勉強しないといけなくなります。
こうやって勉強習慣を身に付けさせようと考えるのです。
そして、塾に通えば周囲に一生懸命勉強を頑張る生徒や、熱心に指導してくれる先生もいるので、それが刺激となって生徒のモチベーションが上がることも考えられます。
こうして自主的に勉強してくれることを狙って塾に行かせるのですl
また、この時期は部活も忙しくハードになってくる時期です。
中二になれば部活の主力となり、夏休みが終わって三年生が引退してしまえば、いよいよ部活を引っぱっていかないとけない立場になります。
帰ったらヘトヘトになって勉強に手がつかなかったり、授業中に居眠りをして大事な内容を聞き洩らすこともあります。
そういうことを克服し、勉強と部活の両立を目指すために塾に行く生徒もたくさんいます。
3.中二から中三
この時期に入塾する生徒は明らかに高校受験を意識しています。
早い時期から内申点が高校入試で使われる地域の生徒は、もっと早くから定期テストの点を上げ、内申点を上げるために塾に入ります。
この時期には入試が近づき、受験がだんだん現実のものとして生徒にも感じられるようになります。
「本当に学校の勉強だけで大丈夫なのか」
「自分は高校に合格することができるのか」
人生初の受験という経験に戸惑い心配になります。
実際に公立中学校では受験に向けた勉強や対策は私立に比べかなり弱く、学校は年度内に学習項目を終わらせればいいと考えているので、最悪、入試が終わってから新たな内容を教えたり、教科書を授業中にざっと読んで終わりにすることもあります。
これでは受験に間に合いません。
だから、塾に行って自分の合格を確実なものにしようと考えるのです。
更に、塾には高校入試に関する資料や情報も多くアクセスできるので、やはり、塾に通った方が受験に有利となるのです。
意外と高校入試の仕組みが分かっていない家庭は多く、塾でしっかり相談し説明してもたった方がいいです。
塾に入るタイミングはそれぞれの授業でいろいろあるでしょうが、明らかなことは早めに手を打つのが一番ということです。
少しでも困った、不安だ、心配だと思ったら、とにかく相談してみてください。
いろいろアドバイスをくれるはずです。
葛西TKKアカデミーも皆様のためにいつでもご相談にのります。
個人の小規模個別指導塾なので、授業内容や時間、料金など個々の状況に合わせて対応することができます。
「本当にどうにかしたい」「もっと勉強ができるようになりたい」という意思があれば、葛西TKKアカデミーがきっと皆様のお役に立ちます。
因みに高校入試を考えて塾を探している場合、遅くとも三年の一学期までに決めた方がいいです。
勉強ができる生徒ならいいですが、そうでない生徒はなおさら早目の準備が必要です。
生徒によっては、三年からでは手遅れの場合もあります(物理的に間に合わない)。
二学期に入ってしまうと入試までの時間が短く、十分な対応ができない可能性が高まります。
だから、多くの塾では拒否されるか、受け入れられても個別のフォローなく他の生徒の中に入れられるだけになることでしょう。
2022.04.06
葛西TKKアカデミーがJ:COMに出ます!!!
今回は完全な告知です。
何と葛西TKKアカデミーがJ:COM内の番組に出ます!、と言うか出ています!
J:COMはご存知ですか。
そう、ケーブルテレビのJ:COMです。
その中の番組が葛西TKKアカデミーに撮影に来ました。
私も出ています。
ケーブルテレビをお持ちの方は是非見てください。
「ケーブルテレビはないけど見たいな」という方は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
面白いですよ!
江戸川 元気!パラダイス
▽GetOver(乗り越えろ)!江戸川チャレンジャーズ
放送チャンネル:J:COMチャンネル(地デジ11ch)
放送エリア:江戸川区・台東区・墨田区
更新日:毎月1日更新
江戸川区の放送時間:
月曜~金曜 8:00~8:30、14:00~14:30、18:00~18:30
土曜~日曜 8:00~8:30、14:00~14:30、17:00~17:30
吉本芸人の「げんき~ず」が江戸川区の様々な場所に行き、面白い人物やスポット、イベントなどを紹介する地域情報エンターテイメント。
げんき~ずの二人が実際に体をはって体験し、江戸川区に元気を伝え、地域を盛り上げる番組です。
番組内容は毎月一回更新され、同じ番組を一日三回、毎日放映します。
だから、見逃しても大丈夫。
何度でも繰り返し見ることができます。
四月は『get over(乗り越えろ)!江戸川チャレンジャーズ』ということで、げんき~ずが「自分の壁を乗り越える」というテーマの下、江戸川区内の「達人」たちが出す課題にチャレンジします。
しかも、Jリーグ入りを目指す、江戸川区の『東京23FC』の選手も参加して一緒に挑戦します!
今回の放送では「体力の壁を乗り越えろ」「マジックの壁を乗り越えろ」「漢字の壁を乗り越えろ」の三つのミッションが用意されています。
葛西TKKアカデミーは三番目の「漢字の壁を乗り越えろ」で番組に協力、出演しています。
このチャレンジでは、げんき~ずの二人と東京23FCの加藤選手が塾まで足を運んでくださいました。
皆さん漢字が苦手ということでしたが、キラキラネームや漢字の仕組みを話し、漢字の興味を持ってもらって、「漢字覚え競争」をしました。
果たして結果はいかに!?ということで、皆さん番組を是非見てください。
塾の様子も分かりますし、私がどのように教えているかも見ることができます。
とにかく「嫌だ」とか「苦手だ」という意識を持ってしまうと、それだけで精神的に勉強への抵抗となり、本人は頑張っているつもりなのですが成果が出ないということによくなります。
そうならないように工夫し、勉強が楽しく、少なくとも嫌じゃない程度になるようになってほしいと思います。
そんな勉強に関する参考になればと思っています。
正直、想定し考えていたようにはならず、「もっとこうすればよかったなあ」という点も多々あるのですが、次回上手くいくように反省点を生かしていきたいと思います。
とは言え、出演者を始めスタッフの皆さんも明るく、とても楽しい撮影となりました。
また機会があれば是非やってみたいと思います。
その時はもっと上手にできるように努力します。
ケーブルテレビという限定されたメディアですが、これを通して少しでも葛西TKKアカデミーのことを知り、理解してもらえればと思います。
2022.04.04
勉強ができる子ってどのような子供でしょうか?その特徴を考えてみます
勉強ができる子供には、ある程度共通した特徴、環境があります。
つまり、このような環境を整えると自分の子供も勉強ができるようになる可能性があるのです。
1.自主的に勉強する
勉強ができる子は自分から進んで机に着き、勉強をしています。
そんな子どもは学校などから与えられた勉強以外のことも学ぼうとします。
勉強していて分からないときは、自分から調べて答えを見つけ出すのです。
特に現代ではパソコンなど調べるツールは豊富で、これらの使い方も自然と身に付けていきます。
実はこれからの社会では、勉強そのものも大事ですが、自分が分からないとき「自ら調べ答えが見つけられる能力」が重視されます。
今では学校でもパソコンの時間があったりしますが、このような子供は既に自分から身に付けているのです。
また、自主的に勉強する子供は学びに対する意識と意欲が高く、当然学習内容の吸収も早いです。
「そんなこと言われてもうちの子は勉強嫌いでとても自分からは勉強しません。」とおっしゃる方のいるでしょう。
そうなのです。
一度勉強嫌いになってしまうと非常に厄介です。
だから、そうならないようにすることが大事です。
「好きにならなくてもいいから、勉強を嫌いにならないように。」というのは私がよく口にすることです。
思い返してください。
だれでも最初から勉強が嫌いではなかったはずです。
それを勉強嫌いにしたのは何なのでしょう。
「勉強しなさい。」「なんでこんなのもできないの。」などと大人の強要する言葉や否定的な言葉ではなかったでしょうか。
大切なのはするように導くこと。
勉強するとどんないいことがあるかと夢を持たせたり、少しでもできたことを褒めて自信を持たせてあげましょう。
そうして勉強が習慣になると、自分から勉強するのが当たり前になります。
特に時間と場所を決めると、より勉強の癖が定着しやすくなります。
2.予習復習をしている
勉強ができる子は予習復習をよくしています。
自主的に学ぶ習慣のある子供は学びに対して貪欲となり、より深く学び、そしてより新たに学ぼうとします。
その手段の一つが予習復習となり、より学習成果を高めていきます。
事前に勉強するので分からない点が明白になり、学校で何を質問すべきか分かります。
自分の学ぶべきポイントがはっきりしているので、学校の授業から学ぶ効率も良くなります。
家に帰って一日を振り返り、もう一度やったことを見直すので記憶の定着も促進されます。
学習内容がその日の思い出として残るのです。
この結果、当然テストの結果もよくなり、自身をつけモチベーションが上がって更に自主的に勉強するというプラスのサイクルが生まれます。
3.保護者と一緒に学習する
保護者と一緒に勉強すると言っても心配しないでください。
別に保護者が先生になって教えろと言っているのではありません
保護者がそばにいることで安心感が生まれます。
その日学んだことを聞いてあげると、子供は自慢げに話してくれるでしょう。
それに「すごいね。」などと相づちを打ってあげれば、子供は勉強することがもっと楽しくなります。
会話を通して子供の学習状況が分かり、つまづきや苦手などを早く見つけることができます。
そうすれば早く対策が取れるので、勉強が手遅れになることもないでしょう。
勉強そのものというより勉強の仕方のアドバイスをしましょう。
自分の経験や自分の学生時代に友達がやっていたことなどを話してあげてください。
参考になると思います。
また、親子で気軽に何でも話せる関係を作っておくと、勉強以外の学校で起きている問題、例えばいじめなども早く見つけられ、大人としても対応ができるというメリットもあります。
以前お話しましたが、これらがリビング学習の長所でもあります。
4.基礎的な学習を丁寧に面倒くさがらずにやる
勉強ができる子は基礎をしっかり身に付けています。
基礎的な学習は漢字の練習や九九のように退屈な繰り返しであることが多いです。
それを面倒くさがっていい加減にしていると、結局勉強の土台ができていないので、その後の応用もできなくなります。
最近は何でも早く効率的にと求められます。
その結果、地道な勉強法は敬遠され、面倒くさいとなります。
面倒くさいはできないことではありません。
手間をかければできるのです。
脳の発達には失敗や試行錯誤が大切です。
そこに学びのチャンスがあります。
結果を急いで、学びのチャンスを失わないでください。
また、勉強できない子供は基礎勉強を面倒くさがって、正確に丁寧に学習していません。
言われた通りせず自己流でやるので曖昧でその場しのぎになってしまいます。
学習内容が整理されて頭に入っていないので、他のことと取り違えたり混乱したりします。
楽をしようといい加減にすると、結局分かっていないのでもう一度やらないといけません。
二度手間になって反って苦労することになります。
早くても間違っていては意味がありません。
最初は急がせず、計算練習などの学習にじっくり時間をかけ、ノートも丁寧に書かせ丁寧にできるようにしましょう。
スピード練習していけば自然と身に付きます。
雑にやる習慣がつくと、後で直すのは大変です。
5.保護者や先生によく褒められる
先ほども触れましたが、人間やはり褒められるとやる気になります。
最近の教育では「自己肯定感」という言葉が注目されています。
自分に否定的な子供より、自分に肯定的な子供の方が伸びるのです。
怒られて自分に自信を失い、自分がダメな人間だと考えるようになると何をやってもうまくいきません。
上手くできないからやらない、やらないからうまくできないという悪循環に陥ってしまいます。
どんなに些細なことでもいいので褒めてあげましょう。
それが本人の自信につながり、勉強に対するやる気になります。
すぐに結果が出ないからと言って保護者はイライラせず、長い目で見てあげてください。
勉強や子供の成長というものは時間のかかるものです。
焦って不用意な発言で子供の芽を摘むことのないように気をつけてください。
以上のように、勉強できる子供な自主的に学んでおり、そこにはプラスの相乗効果があって、より学習結果を高めていくのです。
そして、そこで忘れてはいけないのが、親を始めとした周囲の大人たちのサポートが結果に大きく影響するということです。
子供のこと思う親の気持ちは分かります。
できなければ心配になりつい口うるさくいってしまうこともあるでしょう。
でも、深呼吸して一度落ち着いてから言動を考えてください。
その子供への愛情を正しい方法で表現しないと、逆効果になることをくれぐれもお忘れなく。
2022.04.03
英検のメリット
たくさんある検定試験の中で『実用英語技能検定(略して英検)』は特に学生の間で認知されている検定試験ではないでしょうか。
実際に小学生から大学生まで多くの学生が毎年この検定試験を受けています。
今回は英検を受けるメリットについて考えてみたいと思います。
英検とは
多くの方はご存知と思いますが、英検についてご説明したいと思います。
公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語技能の検定試験です。
国内の英語の検定試験としては最も伝統のあるものとされており、受験生の英語レベルに応じて各級の認定を行います。
小学生や英語を学び始めたばかりの子供たちが受ける5級から中学生レベルの3級、高校生レベルの2級、そして、国内外でも高く評価される1級となっております。
1級から3級にはその級に準じたレベルとして「準1級」「準2級」「準3級」が設けられています。
英検は言語運用の「読む」「書く」だけではなく、「聞く」「話す」という技能まで評価します。
英検の1次試験の解答は選択肢を選ぶマークシート方式となっています。
しかし、1級と準1級では「書く」技能も測る記述問題が含まれます。
「話す」の方は試験官と面談で行う2次試験で測りますので、2次試験のない4級、5級は評価に含まれません。
各級の提示する点数に届いていれば合格となります。
因みに試験結果も単に合否を知らせるものではなく、自分の到達度がどれくらいか、どこができていなかったかなど詳しく報告されているので、その後の英語の勉強のとても良い参考資料となります。
英検を受けるメリット
それでは本題の英検のメリットを話していきたいと思います。
英検を実施している公益財団法人日本英語検定協会は、文科相が後援していることもあって、国内における信頼度が非常に高く、ある程度の級を取得しれいれば、入試や就職がとても有利になります。
他にもいろいろいい点がありますので、簡単に見ていきましょう。
1.英語を勉強する励みになる
特に英語を勉強し始めた子供たちにお勧めです。
英検4級、5級は比較的簡単で小さいお子様にも取得しやすい内容となっています。
まだ人生経験の少ない子供たちの中には、この英検が人生最初の検定試験という人が少なくありません。
始めての試験で合格すれば、当然本人はうれしくなり、英語の勉強の励みになります。
そして、更に上の級を目指そうという非常に強い動機付けもできます。
よく分からないまま、ただ「勉強しなさい」と言われるより、やる気になります。
「頑張れば結果が伴う」ということを身をもって経験できるので、英語だけに限らず他の教科の勉強にも良い影響を与えます。
2.英語に早くから取り組み、英語嫌いを防止する
先述の通り、英検は初級から上級まで幅広い層が利用できる内容になっています。
だから、小学生の時から、英検をきっかけに英語の勉強に取り組んでいれば、中学に入ったとき他の生徒より一歩先んじることができます。
逆に中学に入ってから本格的に取り掛かろうとしても、小学校の時からやっている生徒がスラスラ解いていると焦って、「もう自分はダメだ」なんて意識が芽生えてくるかも知れません。
このような苦手意識があると、その後の勉強や受験において大変苦労します。
だからこそ、英検を通して早くから英語に慣れ親しむのは良い理由になります。
3.入試で有利になる
漢検や数検もそうですが、英検においてもある程度の級を持っていると入試で有利になることがあります。
例えば高校受験において、私立の高校では英検3級を持っていると内申点に「1」プラスするという学校もあります。
大学受験でも英検2級を持っていると英語の試験が免除されたり、入試の点数に加算されるところもあります。
このような優遇処置を利用することで、自身の入試を有利にすることができます。
また、英検の内容は学校の英語のおける学習項目と一致する部分が多いので、英検の勉強がそのまま学校の勉強とつながり、受験勉強にも共通するので、英検の勉強はわざわざやらなくてはならない手間とは決してなりません。
受験勉強で自分の実力を測る力試しにもなるので、英検を受けることは受験生にとっても意味があります。
更に、大学に入学した後も、英検を持っているとそれを英語の単位として認定してくれる学校もあるので、学生にとって英検の勉強は決して余計で無駄なことにはなりません。
4.「話す」能力も判定できる
英語の検定試験は他にもたくさんありますが、英検のように「話す」技能まで判定してくれるものは多くありません。
TOEICにはスピーキングテストはありませんし、TOEFLには一応スピーキングテストはありますが、これはパソコンに向かって音声を記録するという形なので、真の意味での英語のコミュニケーション能力を測っているとは言い難いです。
もちろん、発音の美しさや、問いに対する適切な答えが言えるかどうかという点では能力を評価することができますが。
人によっては英検の二次試験のように、機械ではなく実際に目の前に人がいてコミュニケーションをしながら試験を受けた方が楽だという人もいるでしょう。
また、3級から面接試験で「話す」能力を見てもらうので、中には中学生の時から受けていて、英検のスピーキングテストの方が慣れているのでやりやすいという人もいるでしょう。
5.就職に役立つ
英検は学生だけでなく社会人にも有利にはたらくことがあります。
就職試験でもそうですし、塾講師など業種によってはアルバイトでも英検を持っていることで採用の可能性が高まります。
例えば、教員採用試験では、英検の準1級や1級があれば教員採用試験の一部が免除されることがあります。
また、貿易や英語圏に関わる会社に就職、転職する際も、ある程度の英検の級が採用時の目安になり、アピールポイントとなります。
社内における外国の拠点への出張や出向にも英検があるといいです。
英検の注意点
このように英検のメリットを述べてきましたが、英検の注意すべき点もあります。
一番の注意点は、英検は国内において非常に権威がありますが、国際的には認知が低いということです。
英検は国内の機関が行っているもので、国際的な組織によって運営されている訳ではありません。
だから、留学の資格として英検は認められないことが多いです。
こちらはTOEFLが要求されます。
また、これまで話した通り、英検の受験生の多くは学生であり(全体の8割近く)、どちらかというと1級、準1級を除いては社会人向けの試験とは言い難い点もあります。
逆に言うと、社会人の場合、1級、準1級以外の級を持っていても、あまり役に立たないということです。
同じ英語能力のレベルであっても、英検2級よりTOEIC750点以上取った方が優遇されます。
TOEICは」ビジネス向けの試験であるのに対して、英検は学生向けの試験であるという認識が強いためです。
別の注意すべき点としては、二次の面接試験における公平性があげられます。
人間同士の一対一の面談であり、採点は試験官の主観によるところがどうしても大きくなるため、同じ解答をしたとしても評価が異なる可能性がるのです。
受験生としては結果に納得がいかないこともあるかもしれません。
とは言っても、試験官も採点基準を理解し経験も積んできた人たちなので、不公平は極力ないように努めています。
なので、「まあ、そんなこともあるよね」くらいの気持ちに留めておきましょう。
以上、英検を受けるメリットについて考えてみました。
英検は英語の勉強を始めたばかりの生徒や児童から、かなり熟達した大学生、社会人まで幅広く対応した試験と言えます。
だから、どのレベルの人間でも取り組みやすく、学校の勉強とも重なるところが多いので、学校の勉強の一環としても便利です。
政府の承認の下、国内では広く認知され伝統もあるので、ある程度の級を持っていると、その英語力が保証され、学校の評価や入試、就職などにおいて優遇(場合によっては要求)されることも多いです。
よって、英検を頑張って勉強し合格することは十分価値があると考えます。
また、文科省は大学入試において英語の「スピーキングテスト」も導入しようと試みており、その際は民間の英語の検定試験を利用することを示しています。
将来的には入試科目から英語が外され、検定試験の結果がそのまま入試の合否判定に利用されるようです。
都立高校の入試では今年の後半にスピーキングテストが実施される予定です。
このような教育改革に伴う入試の変化を考慮に入れても、英検に慣れておくことは大事な意味を持つでしょう。
小学校高学年から英語が正式な教科となり、学校教育における英語の重要性はますます大きくなっています。
英検を上手に使って、英語の勉強に役立てましょう。
葛西TKKアカデミーでも英検対策の授業を用意しています。
興味のある方は是非こちらもご利用ください。
きっと力になれると思います。
2022.04.01
定員になり次第終了!コロナに負けるな!学びを諦めないキャンペーン!
今回のコロナ禍は多くの家庭に経済的ダメージを与えました。
失業や倒産、レイオフなど多くの人々が仕事を失い収入が減る、なくなるという事態。
シングルマザーなど、いわゆる社会的弱者と言われる家庭を中心に、多くの家計を圧迫しました。
コロナ禍による各家庭の減収は当然、子供たちの教育にも大きな影響を与えました。
塾や習い事にかかる費用が払えず、仕方なく辞めざるを得なかった子供たち、大学の進学を諦めなければならなかった受験生たち。
教育は基本的な人権として誰もが望めば受けられるべきものにも関わらず、今回の新型コロナウイルスによる一連の騒動から、多くの子供たちにそれが叶わなくなっています。
私も個人的にそのような話はたくさん聞きました。
「お金が足りないから勉強を諦めない」といけないというのはあまりにも不幸で可哀想な話です。
「何とかしてあげたい」と強く考えるようになりました。
そこで今回、特別キャンペーンを実施することに決めました。
その名も『コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!』です。
コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!
コロナ禍によって経済的に困窮し、子供たちに十分な教育を提供できない家庭向けのキャンペーンです。
家計の負担を極力軽減するために、低料金で葛西TKKアカデミーが提供する自慢の授業を受けられます。
例:中学一年生の週一回の授業、一月当たり8000円
学年や授業数によって変わりますが、この金額を基準に考えていきます。
一対一の個別指導でこの料金は、まずないでしょう。
もちろん、これでも厳しいという場合は遠慮なくおっしゃってください。
いくらでもご相談にのります(事情によっては無料でもいいとも考えています)
葛西TKKアカデミーとしては利益は全くなく、むしろ赤字ですが、子供たちの学びたい気持ちを大切に守り、彼らの明るい未来の役に立てるのであればと思い、このキャンペーンを決意しました。
これも葛西TKKアカデミーが小規模の個人経営の塾だからそこできることです。
また、料金が安いからと言っていい加減な授業をするということは決してありません。
楽しく、時には厳しく、そして本気で学べば一般の塾以上のものを身に付けることができます。
真剣に勉強を望むのであれば、この機会を是非お見逃しなく!
条件はたった二つ!
このキャンペーンに応募するために、条件はたった二つ。
①家計が非常に困窮し、十分な教育を子供にしてあげられない
②本人に学びに対する強い意志がある
この二つがあれば誰でもキャンペーンに参加可能です。
現在の学力など一切関係ありません。
特に②の本人の「勉強したい」という強い気持ちは必須条件です。
自分に資格があるかどうかよく分からない人も、とりあえずお問い合わせください。
(e-mailの方がよりスムーズかと思います)
TEL: 03-5878-0027
e-mail: tkkac2016@gmail.com
キャンペーン応募はお早めに
とは言え、葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾なので、そのキャパシティーには限界があります。
あまり多くの生徒を受け入れることはできません。
ある程度の人数が集まれば、残念ですがキャンペーン終了とせざるを得ません。
従って、このキャンペーンに少しでも興味がある方は、お早目のご連絡をお勧めします。
元々、葛西TKKアカデミーは一般の塾では上手くやれない生徒たちの受け皿になればと思い始めました。
結果、一癖も二癖もある生徒が多く集まりましたが、彼らの「学びたい」気持ちに応えるために、私も四苦八苦しながら、文字通り身を粉にして頑張ってきました。
新型コロナウイルスが広まり、社会に大きな影を落としてもう三年になります。
コロナ禍でもたらされた不況は、多くの人々の生活をとても苦しいものにしてしまいました。
その中で多くの生徒が学びを諦めざるを得ない状況に非常に心を痛めております。
「学びたくても学びたい生徒たちの力になる」という葛西TKKアカデミーの本来の主旨を鑑みても、このキャンペーンを行うべきと判断しました。
ただ、どうしても現実的に全ての生徒を助けることはできませんが、それでも一人でも多くの生徒を支え、彼らの将来により多くの選択肢を与えられればと考えています。
教育は現代社会において大きな要素の一つです。
教育如何によって子供たちの人生は大きく変わります。
しかし、経済格差やその他もろもろの条件によって受けられる教育に差がつくのは非常に不公平に感じます。
その状況を打開するために立ち上げた葛西TKKアカデミーだからこそ、経営を度外視した今回のキャンペーンをすべきと決意しました。
助けてもらうことに遠慮はいりません。
困ったときはお互い様、お互いに助け合いながら苦難を乗り越え、子供たちが明るい未来を信じらるような世の中を作り上げましょう。
2022.03.31
春が来て、自然の変化に敏感になろう!きっと勉強の助けになります
気温も15℃を超える日が増えてきました。
この前まではそれほどでもなかったのに、今は桜を始め多くの花が次々と咲いています。
まだ夜は少し冷えますが、それでも昼間は上着が必要ない時もあります。
天候も定期的に雨が降るようになってきました。
これは春の天気の特徴でもあります。
人によっては花粉症でくしゃみが止まらなくなったりするでしょう。
いいことばかりではなく、悪いこともありますが、それも春の証拠。
本格的に春の到来です。
花だけではありません。
自然の急激な変化に驚くばかりです。
冬の間冬眠していた虫や小動物も動き始めます。
少し注意すれば自然の変化にたくさん気づくことができます。
そんな小さな発見が日々になんだか幸せを感じてしまいます。
季節の変化を感じられる環境にいることに感謝です。
季節ごとの自然の変化、そしてそれらを構成している生き物たち。
これらは主に理科で取り上げられる内容ですが、日頃から身の回りの自然に親しんでいると、学校で習ったときにより実感として分かりやすく授業を受けることができます。
予備知識として既に知っていれば授業内容に親近感がわき、より興味を持って楽しく勉強できます。
そして、先生に教えてもらいながら、これまで日常生活で身に付いていた知識が、より深く細かいところまで理解することで、いろいろな仕組みが分かったり、新たな発見があったりします。
このような感動に包まれた勉強ができれば、テストなどの問題が解けるだけでなく、学ぶことそのものが楽しく面白いものになります。
本来勉強とはテストでいい点を取るだけのものではなく、多くの発見や感動を通して知識を増やし、経験を積んで知恵をたくさん得て、心を豊かにしていくものだと思います。
元々人間にとって学びとは喜びにあふれるものだと信じていますし、そうあってほしいと願っています。
春は特に自然の変化が激しい季節です。
それまで寒さの中でじっと耐えていた動物植物が、春の温かい日差しの中で新たなエネルギーを受けて活発に活動し始めます。
皆さんもあえて立ち止まり、どんどん芽吹いてくる新しい生命、自然の変化に注目してみましょう。
とても楽しく、心癒されることと思います。
また、自然の変化は生命に限ったことではありあません。
夜空に瞬く星々、季節特有の天気や気象などたくさんあります。
そして、季節の変化に限らず、日常の何気ない生活の中にも小さな発見がたくさんあります。
新年度を迎え人々の生活、社会の制度、身の回りの環境など、こちらは理科というよりは社会に関連する事項ですが、何かが変わるということは何か新しい発見があり得るということです。
学年が上がる、学校が変わる、学生から社会人になる。
変化に喜びや疑問を抱き、探求を深めることは、学びの面白さを実感する良い機会でもあります。
葛西TKKアカデミーでは、生徒たちの些細な疑問や発見(学校の勉強と関係ないことでも)を尊重し大切にします。
小さな塾ですが、入り口に観葉植物を置いているのもそのためです。
生徒たちが入ってくるときに何か変化に気づき興味を持ってほしいと思っています。
「なんか暖かくなって葉っぱが増えてきたなあ。」とか。
正直、もう少し利益が出れば小動物でも飼ってみたいなとも思っています。
このような知的好奇心をくすぐる経験をすれば、学校の勉強でも自主的に取り組めると考えます。
そして、自主的に探究する姿勢は、現在進行している教育改革で行われるアクティブラーニングの要になります。
今までのように知識だけあればいいという教育方針から大きく転換し、身に付けた知識を活用して未体験の問題に対応できる人材育成を文科省は目指しています。
それに伴い教育制度も大きく変わり、学校でも日頃から調査研究そして発表を要求されるようになります。
そのような探求の第一歩は出された条件を正確に分析できる目を持ち、積極的に考え調べる能力です。
これは教えられてできるようになるものではなく、経験が大きくものを言います。
従って、普段から身の回りをよく観察し気づける訓練が必要です。
そういう意味では、自然の変化が分かりやすい日本はうってつけです。
伝統的にも自然をめで感じ取ってきた日本人には、血の中にそのような感覚が備わっていると言えるでしょう。
忙しさに忘れがちですが、時には立ち止まり、道端にある自然の変化に目を向けるのもいいでしょう。
2022.03.29
漢字に興味を持とう!日本人の苗字って面白い
漢字は生徒たちが苦手とするものの一つです。
漢字が覚えられない、つまらない、面倒くさいなどと理由は様々。
それでも学校で強要され、漢字嫌いが悪化し、関心もなくなり見るのも嫌ということはよくある話です。
しかし、ちょっと工夫するだけで勉強は大きく変わります。
勉強で一番大事なことは興味を持つことです。
だから、勉強で「面白い」「どうして」なんて子供たちが興味が持てるように考えましょう。
嫌だという気持ちが薄れ、面白そうと思えれば、勉強に取り組むことも容易になるはずです。
ということで、今回は日本人の実際にある苗字についてお話します。
そこから漢字を面白いと思って、少しでも興味を持ってもらえればと思います。
漢字はいくつあるの?
一体漢字はいくつあるのでしょうか。
日本に限ってみても、どこまでが正式な漢字と見なすかは議論が分かれるところです。
しかし、一般には文化庁が示す常用漢字表に載っているものを言う場合が多く、同省も国語の漢字の目安としています。
この常用漢字表には約2100の漢字が記されています。
2100字というと多そうに感じますが、毎日7字ずつ覚えれば一年でもおつりがくるくらいです。
しかも、その全ての読み書きできなくてはならない訳でもなく、読みだけで十分な漢字などもあるので、そうすると漢字を覚えるのは意外と簡単かも知れません。
もちろん、実際には漢字単体で使用されるより、熟語など複数が組み合わさって使われることも多いので、本当はもっと勉強しないといけません。
珍名さん!
漢字は学校でテストに出るから勉強しないといけないというだけでなく、社会に出てからも漢字が分からないと生活や仕事に支障をきたします。
だから、漢字をしっかりと学ぶことは非常に大事なのですが、特に幼い生徒には漢字の勉強は苦痛のようです。
ということで本日の本題です。
日本は世界に類を見ないくらい苗字の多様な国です。
隣の韓国などに比べると、苗字の種類は圧倒的に多く、その中には奇妙なものもたくさんあります。
そのような珍しい苗字の中から、独断と偏見で面白そうなものをご紹介します。
クイズみたいに、何と読むか考えてみてください。
1.小鳥遊
2.月見里
3.春夏冬
4.四月一日
5.八月一日
6.栗落花
7.一
8.二
9.九
10.十
さあ、全部読めましたか。
では、答え合わせをしましょう。
1.たかなし 天敵の鷹がいないから小鳥が遊ぶから
2.やまなし 里で月が見えるということは、月をさえぎる山がないということだから
3.あきなし これは簡単ですね。秋だけないから
4.わたぬき この日に綿を抜いて、服を冬用から夏用にしたから
5.ほずみ この日に稲の穂を摘む風習から
6.つゆり 梅雨入りのころ、栗の花が落ちるから
7.にのまえ 一は二の前だから
8.したなが 二という漢字は下の棒が上の棒より長いから
9.いちじく 一字で「く」だからですかね。
10.つなし 一つ、二つと数えたとき、十だけ「つ」がつかないから
どうですか。
何だかとんちクイズみたいですが、これらは実在する名前のようです。
どうして日本の苗字はこんなに多いのか
世界的に見ても日本人の苗字の多さは注目に値します。
日本の苗字は約30万種類もあり、中国の約4000種、韓国の約250種と比べても、どれほど多いか分かります。
では、どうして日本の苗字はこれほどたくさんの種類があるのでしょうか。
昔は貴族などの一部の地位の高い人が自分の住んでいる地名などを苗字として使っていました。
しかし、身分の低い一般の人々には苗字というものはありませんでした。
1870年になってようやく、日本人全員が苗字を名乗ることを法律で許されました。
それでも、多くの日本人は苗字を持つことはしませんでした。
理由としては、「全ての日本人は元をたどれば天皇家に帰着するので、特別家柄を強調する必要がない」という考え方、そして、幕府の政権下で「苗字は武士や公家などの特権階級のもの」という意識が根強かったからです。
しかし、苗字がないと戸籍や土地の記録で不便ということで、政府は苗字を持つことを義務化し、守らないものには罰則を与えることにより、ようやく日本人全員が苗字を持つようになりました。
このように日本人の苗字は比較的最近になって作られたからというのが苗字の多さの理由の一つとなっています。
もう一つの理由としては異字体などの多さがある。
例えば「渡辺」という名前は「渡邊、渡邉、渡部」と同じ読みなのに漢字が異なる。
「斉藤」も同じで「斎藤、齋藤、齊藤」など。
これは苗字が義務化され役所に提出するとき、まだ識字率も高くなかったので間違った字で提出してしまったからだと言われています。
逆に同じ漢字でも読みが複数あったりと、一つの苗字にバリエーションがあることも原因です。
地域性も苗字の多さに関わっている。
日本の苗字は地域性が強く、それぞれの土地に特有な苗字が多く存在する。
似た理由で、沖縄には特に珍しい苗字が集まっています。
地域の文化的多様性も、日本の苗字の多さに貢献しているようです。
今回は漢字のまめ知識と、日本の苗字についてお話しました。
このように「嫌々覚えなくてはならない作業」としてではなく、「面白い雑学」と捉えられれば、漢字と見る目も変わってくるでしょう。
そうすれば少しは苦手意識も薄まり、興味が多少は持てるのではないでしょうか。
全く嫌いだったものが、「好きではないけど、見るもの嫌というほどではない」になれば、これは勉強に取り掛かる第一歩となります。
その小さな一歩から徐々に勉強していき、「できなかったことができるようになった」「解けなかった問題が解けた」「ああそういうことかとひらめいた」という経験を積めば、勉強がだんだん楽しく興味深くなっていきます。
これは漢字だけでなく何事でもそうです。
先ずは「嫌ではない」「面白そう」と思えるところから始めましょう。
勉強があまり苦ではなくなります。
そして、苦ではないから勉強に取り掛かれる。
練習をすれば少しずつ分かって解けるようになる。
つまり、工夫次第、考え方次第で勉強はできるようになるのです。
このことを忘れず、皆さんも勉強に励んでください。
応援しています。
2022.03.26
コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!
今回のコロナ禍は多くの家庭に経済的ダメージを与えました。
失業や倒産、レイオフなど多くの人々が仕事を失い収入が減る、なくなるという事態。
シングルマザーなど、いわゆる社会的弱者と言われる家庭を中心に、多くの家計を圧迫しました。
コロナ禍による各家庭の減収は当然、子供たちの教育にも大きな影響を与えました。
塾や習い事にかかる費用が払えず、仕方なく辞めざるを得なかった子供たち、大学の進学を諦めなければならなかった受験生たち。
教育は基本的な人権として誰もが望めば受けられるべきものにも関わらず、今回の新型コロナウイルスによる一連の騒動から、多くの子供たちにそれが叶わなくなっています。
私も個人的にそのような話はたくさん聞きました。
「お金が足りないから勉強を諦めない」といけないというのはあまりにも不幸で可哀想な話です。
「何とかしてあげたい」と強く考えるようになりました。
そこで今回、特別キャンペーンを実施することに決めました。
その名も『コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!』です。
コロナ禍に負けるな!学びを諦めないキャンペーン!
コロナ禍によって経済的に困窮し、子供たちに十分な教育を提供できない家庭向けのキャンペーンです。
家計の負担を極力軽減するために、低料金で葛西TKKアカデミーが提供する自慢の授業を受けられます。
例:中学一年生の週一回の授業、一月当たり8000円
学年や授業数によって変わりますが、この金額を基準に考えていきます。
一対一の個別指導でこの料金は、まずないでしょう。
もちろん、これでも厳しいという場合は遠慮なくおっしゃってください。
いくらでもご相談にのります(事情によっては無料でもいいとも考えています)
葛西TKKアカデミーとしては利益は全くなく、むしろ赤字ですが、子供たちの学びたい気持ちを大切に守り、彼らの明るい未来の役に立てるのであればと思い、このキャンペーンを決意しました。
これも葛西TKKアカデミーが小規模の個人経営の塾だからそこできることです。
また、料金が安いからと言っていい加減な授業をするということは決してありません。
楽しく、時には厳しく、そして本気で学べば一般の塾以上のものを身に付けることができます。
真剣に勉強を望むのであれば、この機会を是非お見逃しなく!
条件はたった二つ!
このキャンペーンに応募するために、条件はたった二つ。
①家計が非常に困窮し、十分な教育を子供にしてあげられない
②本人に学びに対する強い意志がある
この二つがあれば誰でもキャンペーンに参加可能です。
現在の学力など一切関係ありません。
特に②の本人の「勉強したい」という強い気持ちは必須条件です。
自分に資格があるかどうかよく分からない人も、とりあえずお問い合わせください。
(e-mailの方がよりスムーズかと思います)
TEL: 03-5878-0027
e-mail: tkkac2016@gmail.com
キャンペーン応募はお早めに
とは言え、葛西TKKアカデミーは小規模個別指導塾なので、そのキャパシティーには限界があります。
あまり多くの生徒を受け入れることはできません。
ある程度の人数が集まれば、残念ですがキャンペーン終了とせざるを得ません。
従って、このキャンペーンに少しでも興味がある方は、お早目のご連絡をお勧めします。
元々、葛西TKKアカデミーは一般の塾では上手くやれない生徒たちの受け皿になればと思い始めました。
結果、一癖も二癖もある生徒が多く集まりましたが、彼らの「学びたい」気持ちに応えるために、私も四苦八苦しながら、文字通り身を粉にして頑張ってきました。
新型コロナウイルスが広まり、社会に大きな影を落としてもう三年になります。
コロナ禍でもたらされた不況は、多くの人々の生活をとても苦しいものにしてしまいました。
その中で多くの生徒が学びを諦めざるを得ない状況に非常に心を痛めております。
「学びたくても学びたい生徒たちの力になる」という葛西TKKアカデミーの本来の主旨を鑑みても、このキャンペーンを行うべきと判断しました。
ただ、どうしても現実的に全ての生徒を助けることはできませんが、それでも一人でも多くの生徒を支え、彼らの将来により多くの選択肢を与えられればと考えています。
教育は現代社会において大きな要素の一つです。
教育如何によって子供たちの人生は大きく変わります。
しかし、経済格差やその他もろもろの条件によって受けられる教育に差がつくのは非常に不公平に感じます。
その状況を打開するために立ち上げた葛西TKKアカデミーだからこそ、経営を度外視した今回のキャンペーンをすべきと決意しました。
助けてもらうことに遠慮はいりません。
困ったときはお互い様、お互いに助け合いながら苦難を乗り越え、子供たちが明るい未来を信じらるような世の中を作り上げましょう。
2022.03.24
明日は終業式、通知表を上手く使って学習改善と意欲向上!
明日が終業式の学校も多いことと思います。
そして、各学期の終わりに手渡されるものに通知表があります。
その学期の学校での活動の総括です。
今、成績が気になってドキドキしている人もたくさんいると思います。
でも、結果を見て、よかった悪かったと一喜一憂して終わりではあまり意味がありません。
この通知表をどのように見て、子供たちと共有するかで、今後の学習が左右されます。
通知表を上手に使って、今後の成績アップにつなげましょう。
普段からなかなか勉強せず苛立っているところに、この通知表を証拠物件として取り上げ、ひたすら子供の勉強に対する怠慢を責めるだけでは、子供の勉強に対する姿勢、能力は向上しません。
反って勉強に対する拒絶を強めるだけです。
そんな子供は大抵自分が十分やらなかったことは分かっているのです。
自分でも内心反省しているところに、傷口に塩を塗られるように攻め立てられると、嫌になってやる気にもなりません。
通知表は子供を責めるための道具ではありません。
通知表は学習の記録であり、良い点悪い点を明確にし、今後の勉強の向上に役立つ資料なのです。
よって、もらった通知表をどのように生かすかが大事です。
的確に分析し上手にアドバイスすれば、子供のやる気を出させ成績を伸ばすことができます。
では、通知表をどのように扱えばいいのでしょうか。
もらった通知表を子供と一緒に見ながら、話し合ってください。
まずは良い点を褒めてあげましょう。
以前と比べて何が良くなったか、どんなことができているかを読み取りましょう。
そして、言葉で明確に子供に伝えてください。
どんなに些細なことでも構いません。
褒めることは、子供の努力を認め、本人を肯定することになります。
子供はうれしくなり更なる努力をするでしょうし、自己肯定感が高まれば自身にもつながります。
そして、褒めるのはどんなに小さなことでも構いません。
具体的であればより分かりやすく、効果も大きくなります。
「今までできなかった九九が完璧に言えるようになったね。」という感じで。
逆に、本人を否定するような言葉はやめましょう。
自分はそのつもりでなくても、本人がそのように捉える場合があります。
だから、否定的な言葉に対しては慎重になってください。
通知表は学校生活における本人の評価の一部であって、全ての能力や人格を評価するものではありません。
でも、通知表の結果だけで「ダメだね。」と言われると、自己否定につながり、心が傷つきもう勉強もしたくなっても仕方ありません。
先ほどと逆になりますが、これは通知表の意図するところ、教育の望むところではありません。
また、他者と比較するのもよくありません。
「○○ちゃんはできるのに。」とか「お兄ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの。」などと言うのもいけません。
人間の成長は人それぞれで、必ずしもみんなと同じではありません。
できるのが遅れているからと言って、能力が無いわけではありません。
自分が最大限の努力をして出した結果を他者との比較で否定されるのも、本人の自己否定につながり、今後の学習に悪影響を及ぼします。
でも、褒めるだけではいけません。
やはり、本人の向上のためにも悪かったところもしっかり分析し、どうすればいいか対策を一緒に考えるべきです。
上手にアドバイスすれば、成績も伸びることでしょう。
その際は、親はカウンセラーに徹した方がいいです。
ああしろこうしろと指図するのは、子供に不快感を与えると同時に、親に言われたからと自分に責任を持たなくなります。
一緒に考え、本人がどうするかを決める。
これが大事です。
「どうしてこうなったと思う。」
「こうなったのはなぜかな。」
「もしこうだったら、どうなっていたと思う。」
などと質問しながら会話を促すのが役割です。
質問に答えるうちに本人も原因がだんだん明確になり、どんな解決法がいいかが分かってきます。
問答の中でもよい点が見つかれば、欠かさず褒めてください。
そして、無理のない目標や対策を自分で立てれば、誰にも強要されたわけではないので責任もってやるしかありません。
このようにして改善することができます。
通知表を有効に使うことで勉強の向上が図られます。
ただ結果を見るだけでなく、共有し努力と成果をほめ、改善すべきことを見つけ話し合い対策を立てる。
これが成績アップのためのいい機会です。
そして、新しく立てた目標に向かって長期の休みを活用し、今後の学習生活が有意義に過ごせるように頑張ってください。
2022.03.22
勉強できない子供は本当にできないのか
よく勉強ができないと言います。
しかし、それは必ずしも勉強する能力が無いという訳ではありません。
私の経験上、勉強ができない生徒は学ぶ力が無くて分からないのではないことが多いです。
では、どうして勉強ができないのか、その理由をいくつか挙げてみました。
1.勉強に対する魅力がない。
勉強しろと怒鳴られてばかりで、勉強そのものが嫌になった。
だから、勉強が苦になり、したくなくなり、頭にも入ってこない。
しかし、頭ごなしに勉強しろとばかり言われ、余計に嫌になる。
この悪循環を繰り返す。
このパターンが実は一番多いのではないかと思います。
この状況に陥ると、勉強の動機付けをするのは至難の業です。
本来力はあるのに、精神的に拒否してしまうので、いくら勉強しても身につきません。
逆に好きになると、自分からどんどん学んでいきます。
従って、好きにならなくてもいいから、嫌いにさせないことが肝心となります。
できていない自分の子供を心配し焦る気持ちは分かりますが、だからと言って怒っても問題は解決せず、逆に悪化させることが多いです。
カチンときたときは言葉を飲み込んで深呼吸し、落ち着いてから具体的にどう対処するのがいいか考えましょう。
2.その場しのぎで定着していない。
テストで結果を出すことだけ求められるので、勉強は直前にしかやらない。
理解するというよりは丸暗記。
これではどうしてそうなるのかが分かっていないし、間に合わせで覚えているだけなので、学習内容が定着していません。
結局、テストが終わると全て忘れてしまうのです。
つまり、テストが勉強の目的となって、習得をおろそかにしているのです。
だから、前の学習事項が基になっている次の内容をやろうにも分からないのです。
新出事項を勉強するために、一度やったことをもう一度しなくてはならないという二度手間になる。
面倒くさいのでやらないと、ますますできなくなる。
授業に集中し、その都度理解し定着させれば何の問題もないのです。
しかし、その日々の積み重ねを面倒くさがり、その場しのぎをするとかえって面倒になる。
これは能力というよりも、普段の学習習慣の問題ですね。
だから、最初は10分でもいいです。
一日のスケジュールの中に机に向かって勉強する時間を作ってください。
短い時間でも勉強に取り組んだことを褒めて、本人に自信をつけさせてあげましょう。
そして、できるようになれば、少しずつ無理のない範囲で時間を伸ばしていきましょう。
こうして勉強を、歯磨きのように、毎日の習慣にしてあげてください。
3.何が分からないのか分からない。
自分が実際にできていないのは分かる。
しかし、なぜできないのか、そして何をどうすればいいのかが分からない。
これは客観的に分析してくれる相談相手がいれば解決することです。
それができないで、一人で何とかしなくてはと焦れば焦るほど、より分からなくなります。
親や先生、友達でもいいです。
適切なアドバイスをもらえば、対応できるでしょう。
もしくは話しているうちに自分で問題点を理解し、解決できるかもしれません。
とにかく、一人で悩まず誰かと話し合いましょう。
4.勉強の意味・目的が分からない。
よく「なぜ勉強しなくてはならないの。」と聞かれます。
「そんなのどうでもいいから、勉強しなさい。」なんて思いますが、子供にとってこの問いは非常に重要なようです。
確かに目的も分からずやれと言われても納得いかないでしょう。
そして、この悶々とした気持ちでは勉強に身が入らなくなります。
または、勉強をしないことを正当化するために、意地悪な質問をしているだけかもしれません。
明確な答えがないことは子供も分かっています。
だから大事なのは、自分なりの答えを前もって用意しておくことです。
もしくは、子供と一緒に話し合いながら、子供自身が見つけられるように導いてやることです。
自分なりに納得すれば勉強に手を付けられると思います。
5.教え方が悪く、内容が把握できていない。
実は子供が分からないのは、教え方が悪いからかも知れません。
子供たちが理解したかどうかお構いなしに、教科書をどんどん進めていく。
子供たちの質問に答えない、または質問しにくい雰囲気を作る。
説明が難しく、子供たちの立場で勉強を教えていない。
このような場合は子供たちの問題ではありません。
うまく教えられる別の人を見つけ、教えてもらえば済むでしょう。
他にも学習障害や体調の問題など、子供が勉強できない要因は考えられます。
大事なのは頭ごなしにバカの烙印を押さないということです。
本当は能力がないのではなく、それが妨げられているだけのことが多々あります。
生徒を正しく理解し、本当の問題をきちんと把握することが大切です。
これが葛西TKKアカデミーのスタンスです。
そして、どうすればいいのか分からないときは、遠慮なく葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
一緒に解決していきましょう。
2022.03.22
恋愛にヒーローもの、SFやホラー、お笑いまで、古典文学って面白い
古典文学と言えば、助詞、助動詞を覚え、活用を学んで品詞分解をして、現代語訳して終わり。
外国語みたいでなんだか分からず、苦痛の記憶のみの授業だったという方も多いでしょう。
結局読んでもなんだか分からず、「現在使われていない日本語を習って何の役に立つのだろう。」と疑問に思ったことはありませんか。
私も学生のとき、そんな風に思ったことがありました。
やはりテストのための勉強ってつまらないですよね。
割り切って点を取るためと、解法ばかり覚えて…。
これでは古典を学ぶ意義なんて見えなくて当然。
実際、私も古典を面白いと思いだしたのが、勉強し始めてかなり経ってからでした。
むしろ、「テストのための勉強」という足かせが外れ、勉強に対する余裕ができたときに読み返して初めてその面白さに気づきました。
勉強なんてそんなものですよね。
学校を離れてからやりたくなる、そしてやってみると面白いと気づく。
本来なら生徒たちも文法を苦しみながら覚えるより、話や歌に込められた内容を楽しんでほしいを思います。
そして興味を持ってから原文を読んで、必要ならば文法事項を学べばいいと思います。
(今後行われるアクティブラーニングではそのような手法になってくれることを期待します。)
だから、私が強く言いたいのは「現代語訳されたものでいいから、お話として古文を楽しんでほしい。」ということです。
『源氏物語』のような大作もありますが、比較的短いものもあります。
短編物語集もありますので、このような手軽なお話から始めると読みやすいと思います。
やはり、何百年の年月を超えて親しまれている文章は素晴らしい。
時代が保証しているからこそ、安心して楽しめます。
とても面白いです。
ジャンルも恋愛ものや冒険もの、SFに怪奇もの、コメディまで幅広い。
しかも、時代が変わって人々の生活様式が変わっても、同じ日本人として時代を超えて共感できるものがあります。
私が好きなものは「日記文学」と呼ばれるもので、『蜻蛉日記』や『更科日記』は大好きです。
『蜻蛉日記』では作者は夫に浮気されないがしろにされますが、最後は自分の息子の晴れ姿を別々にとは言え一緒に見て、息子に希望を託します。
また、『更科日記』で作者は幼いころから本ばっかりを読んで、自分も将来は物語のお姫様のような恋愛をし幸せになるんだと、夢見る少女でした。
しかし、現実は厳しく家が落ちぶれていく中、大人になってようやく自分は物語のようにななれないんだと気づきます。
絶望の中、夢に出てきた仏様に希望を見出し、強く生きて行こうを決意して終わります。
どちらも不遇な境遇にあいながらも、最後は強く生きていこうと希望が見られので好きです。
個人的にお勧めなのは『とりかえばや物語』です。
これはコメディーです。
設定も奇抜で物語の展開も非常に面白いです。
是非、どこかの映画会社に映画化してもらいたいです。
ヒットすると思います。
内容は、大臣家に二人の奥さんがいて、その奥さんたちが対立しているのですが、それぞれには若君のように育てられたお姫様と、お姫様のように育てられた若君がいます。
世間ではお姫様は若君として、若君はお姫様として認知され、二人の奥さんの対立に加え、この秘密がばれないかと大臣は気苦労が絶えません。
やがて子供たちが大きくなり宮仕えする年頃になり、大臣はますますばれないかと心配になります。
更に悪いことに、天皇がこのお姫様の若君と若君のお姫様に興味を持ちます。
本当のことがばれたら大臣は打ち首です。
このピンチをどう切り抜け、どんな結末になるのか。
非常にワクワクします。
こんな風にテストの勉強ではなく、純粋に楽しむと古典が非常に身近になります。
時代が変わっても、人の心は通じる。
分かり合える感動こそが古典を読む意義だと思います。
そこには知恵や共感など、今の私たちの生活に潤いをもたらすものがたくさんあります。
一度お手に取ってみてください。
2022.03.21
朝食をしっかり取ろう!朝食をきちんととるべき理由があります
朝遅く起きて学校の遅刻ギリギリに登校する生徒がいます。
前日遅くまで起きていたせい、または、単に寝ていたいだけ、それともダイエット。
どんな理由があるにしても、朝慌てて支度をし、朝食をきちんと食べないと大変です。
本日は朝食をしっかり取るべき理由を考えます。
1.エネルギー補給
夜寝ている間は当然何も口にしません。
体内のエネルギーはどんどん失われ、朝にはエネルギー不足の状態です。
もし朝食を抜くと昼の給食まで15時間以上もエネルギー補給ができないとも考えられます。
だから、朝、エネルギーを補給しないと体が正常に活動できません。
特に脳はエネルギーを大量に消費しますから、学校で勉強する生徒たちが朝食を抜くと、脳がはたらかず勉強に集中できません。
勉強の効率も上がりません。
エネルギーが足りないので、すぐに疲れ倦怠感が消えません。
このような状態にならないためにも、朝食を欠かしてはいけません。
2.体のリズムを整える
朝食をとることで消火液などの分泌も高まり消化器官の活動も活発になります。
結果として排便のリズムを作るのに役立ちます。
特に便は寝ている間にたくさん作られるので、朝が一番排便しやすいのです。
朝、排便をしないとなかなか排便の機会が取れません。
学校では授業などで難しいでしょう。
結果、お腹に便がたまり腹痛になったり、様々な問題が起きます。
朝の排便の習慣を付けるために、朝食は必ず食べましょう。
また、体内時計をリセットし体のリズムを整えるためにも朝食は大事です。
3.体温を上昇させ、脳や体を活発にする
寝ている間は体温が下がり、血圧や脈拍も下がります。
朝食で炭水化物を取れば血糖値が上がり、体温も上昇し、脳や体を活発に動かすことができます。
血流がよくなれま目覚めもよくなり、体全体にエネルギーが満ちてきます。
活力が生まれやる気も出てきます。
逆に朝食を取らず、体温が低いままだとエネルギー節約のため「省エネモード」なります。
動きが小さくなり、精神的にもイライラして攻撃的になります。
また、エネルギー消費を抑えるので、かえって太るようです(ダイエットを気にする人は要注意)。
4.精神を安定させる
朝食で噛むことで「セロトニン」という物質が作られます。
これは精神を落ち着変える作用があります。
これが不足すると気分が落ち込み、ひどい時はうつ病や精神障害に発展します。
更にセロトニンは「メラトニン」という眠気を及ぼす物質とも関連し、メラトニンの不足は不眠を起こすそうです。
元気な一日を送るためにも、よく噛んで朝食をしセロトニンをたくさん合成しましょう。
元気にしっかり勉強するためにも朝食は重要な役割を持っています。
ゆっくりたくさん噛んで朝食を味わうことは、精神的にも落ち着き幸福感をもたらすことにもなります。
体を健康にするとともに、生徒たちにとって大切な勉強にも大きな影響を与えます。
朝、どうしても食べられない子供は体質の場合もありますが、生活習慣が原因の場合もあります。
例えば、先ほど触れたように、朝遅く起きるから食べる時間がないのであれば、起床の習慣と共に夜更かしの習慣の改善が必要かもしれません。
また、大人が一緒にゆとりを持って朝食を取れば、子供も見習って一緒に食事をするようになるかもしれません。
その時に家族の会話があれば、楽しい一日の始まりになるでしょう。
もう一度生活を見直してみてください。
「朝食なんて」とバカにしないで、非常に大事なことなのでよく考え、きちんと朝食が取れるようにしましょう。
2022.03.21
問題集はどのように選べばいいのか
勉強で学んだ内容が身に付いているか確認するのに、問題集を買って勉強するのはいい方法です。
しかし、問題集の選び方を間違えるとあまり効果がありません。
人それぞれ好みもあるでしょうが、私なりの問題集選びのコツをお教えします。
1.分厚い問題集はやめましょう
問題集を買う時、つい欲張って分厚いものを選びますが、やめましょう。
分厚い問題集は、よほど本人に強い意志と根気がない限り続きません。
最初のうちはやる気満々でいいのですが、だんだんその量が負担となり、いつまで経っても終わらないような気がして、途中で断念するというのはよくある話です。
確実に自分のできる量を選びましょう。
そうでないと無駄が多いです。
もし買って、自分に全てやるのは無理と感じたら、偶数問題だけとか、三個置きの問題を解く、一通り最後までやってから、最初に戻り飛ばした問題を解くというような工夫をしましょう。
こうやって何度か同じ内容を繰り返す方が、全体に手を付けられるのでいいです。
最初から全部やろうとすると結局最初だけではできるようになるかも知れませんが、量の多さから途中であきらめて、後半は何も身に付かないことになります。
分野ごとに別々の薄い問題集をお勧めします。
2.自分の力に合ったレベルの問題集を選びましょう
学校で習ってもよく分からない人は基礎がしっかりして、応用は少ない問題集を選びましょう。
一冊で全てのレベルを網羅した問題集もありますが、私はレベルごとに初級、中級、上級など別々に分かれている問題集をお勧めします。
自分は基本は理解したので応用力をつけないというのであれば、高度な応用問題中心の問題集を選びましょう。
自分の実力に合わないと、レベルの高い問題集でもレベルの低い問題集でも力が十分につきません。
学習指導するとき、よく「α+1」と言われます。
「α」とは今持っている力、それより少し上のレベルをやるのが、力をつけるのに適していると言われます。
難しすぎれば手がつきませんし、簡単すぎれば力になりません。
3.解説の詳しい問題集を選びましょう
問題集をやるとき、答えがあっているか間違えているか、〇×をつけて終わりにしていませんか。
問題集の目的は問題を解くことではありません。
自分ができる問題とできない問題を見極め、できない問題をできるようになることです。
だから、正解の数は実は大して意味がないのです。
間違ったらそこを学べばいいだけ。
つまり、問題集をやるということは学びのきっかけのためで、それ自体が目的ではありません。
だからこそ、解答の解説のしっかりした問題集でないと、自分で学べないのです。
極端な話、問題集の問題よりも解説のページが多いくていいくらいです。
そんな問題集はたくさんのことが学べるからです。
4.見やすく、取り掛かりやすい問題集を選びましょう
やるのは自分なので、自分が気に入ったものが一番です。
問題のやりやすさ、見た目の親しみやすさなども大事です。
カラフルでイラストが多いと楽しいですし、分かりやすいです。
逆にモノクロで文字が小さく、単元などの構成やページの区切りがしっかりしていないものは、使いにくく分かりにくいです。
やはり人間は印象というものが大事で、嫌な印象を持ってしまうと、どんなに素晴らしいと言われる問題集もやりたくなくなります。
先ほど述べた本の厚みもそうです。
あまりにもボリュームがありすぎると、それだけで圧倒され、手がつかなくなります。
5.できれば使い捨て、質より量で勝負
上記のように、できるだけ無理のない自分に実力に合ったお気に入りで解説の丁寧な問題集をやり、自分の分からないものをドンドン克服したら、後は練習あるのみ。
たくさんやった者勝ちです。
次々とやっては捨て、捨てては新しいものをやりましょう。
こうすると自分のできない問題が減っていくとが実感できます。
やり終えた問題集を積み重ねれば、自分がどれだけ頑張ったかはっきりと分かります。
自分のやった問題集の数は自分の実績となり、自分の目で見て分かるので大きな自信につながります。
以上、問題集を選ぶときのコツをいくつか紹介しました。
しかし、勉強は人それぞれで向き不向きがあります。
ここで述べた方法でない方がいい人もいるでしょう。
一つの例として参考にしていただければ幸いです。
問題集選びに困ったときは、いつでも葛西TKKアカデミーにご相談ください。
2022.03.20
春期講習生徒募集中、新規生は無料!新一年生になる中高生は早い準備でスタートダッシュ!
だんだん日が温かくなってきました。
本年度もいよいよ終わりが近づいてきました。
もうすぐ春休みです。
これまでの年度と新しい年度の間に位置する春休みは、他の休みに比べて学校の宿題が少ない傾向があります。
つまり、他の長期休暇に比べて、勉強するには余裕があるということです。
この機会を利用し、今までの勉強で分からなかったところ、できなかったところをきちんと復習し、勉強の穴をなくしてから新年度を迎えてほしいと思います。
勉強に穴があるとその後の授業も分からなくなるし、特に受験勉強を始めるときは非常に苦労します。
一つ一つの学習内容をその時その時に確実に身に付けることが肝心です。
一方、卒業生はもう春休みの宿題もなく完全にフリーな人が多いのではないでしょうか。
でも、それで気を緩めて遊びまくり、勉強を疎かにしていると、新一年生になったときに大変です。
新たな学校での生活はこれまでとかなり違ったものになり、十分な準備をしていないと勉強についていけないだけではなく、毎日の生活でもやることの多さに学生生活がいっぱいいっぱいになってしまいます。
せっかく余裕がある春休みなので、この機会を逃さず、新一年生の勉強を少しでも早く始めた方がいいです。
新年度のスタートダッシュで優位に立ち、これまでよりずっと難しくなる勉強もゆとりを持って対応することができます。
そういった意味でも、少し早いですが(まだ始まっていませんが)、春休みおよびそれまでの時間を利用して「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
もちろん春休み前の今でも大丈夫です。
学年末テストも終わり、後は修業式を待つだけのこの時期は、勉強の進みも割と緩やかなので、普段やりにくい勉強もしやすいと思います。
先ほど述べたように、在校生は主に復習を、新入生は主に予習をするのがいいでしょう。
もちろん、在校生でも予習していいですよ。
それぞれの状況に合わせて勉強を教えてくれる、葛西TKKアカデミーの「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
きっと皆さんの役に立ちます!
葛西駅そば個別指導塾葛西TKKアカデミーから春期講習のお知らせです。
3月から26日から4月5日までが今年は春休みになるそうです。
期間ごとの長期休暇はそれまでの勉強の遅れを取り戻すチャンスです。
この自分の自由に使える時間が多い休み期間中に、葛西TKKアカデミーで勉強してみませんか。
これまでの勉強で分からなかったところを克服し、新学年に向けて患いをなくすのもいいでしょう。
また、ここで勉強の先取りをして、新しい学年でみんなと差をつけスタートダッシュするのもいいでしょう。
小規模個別指導塾だからこそ、葛西TKKアカデミーでは他塾にない柔軟で要望に応じた勉強ができます。
学年が変わる時で、学校の宿題や課題も比較的少ない春休み。
油断をして春休みを何もしないで過ごしてしまうと、新学年で勉強についていけなくなり、非常に困った状態に陥るかもしれません。
特に新一年生となる人たちは、今のうちに先取りの勉強をして勉強にゆとりを持てるようになれば、新しい学校で環境に慣れるのにも楽ですよ。
つまり、この休みをどのように過ごすかで、新学年が大きく変わるということです。
葛西TKKアカデミーの春期講習
小学生から高校生まで対応いたします。
しかも、葛西TKKアカデミーなら、後で発表しますが、素敵な特典もいっぱい。
自習は当然し放題で、授業ではないときも葛西TKKアカデミーで勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問してください。
授業でなくても先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
しかも、疲れたら休憩エリアでお菓子とお茶を自由にいただけます。
リラックスできアットホームな雰囲気が味わえます。
また、コロナウィルスの感染が心配という方にはオンライン授業がお勧め。
自宅にいながら授業が受けられます。
通う途中や教室での感染リスクも下げられます。
インターネットがつながる環境であればどこでも、パソコンやタブレット端末、スマートフォンを使って授業が受けられます。
利用はとても簡単です。
詳しくはお問合せください。
学校の授業が進まない春休みは、じっくり勉強するには本当にいい機会です。
長期休暇でもちろん遊んでも心身の疲れをいやすのも結構ですが、勉強もしっかりやっていると今後(新学年))がすごく楽になります。
春休みというチャンスを有効に活用してください。
授業といろいろな特典
葛西TKKアカデミーでは、春期講習の授業を次のように行います。
・80分授業5回を1セットとして授業を実施
・一人の先生に対し最大2名(基本1名)で生徒を指導
もちろん、それぞれの状況や要望に合わせて、授業内容と時間、料金など自由に変更できます。
詳しくはお問合せください。
ここでキャンペーン情報!
お問い合わせの際に「まいぷれ江戸川区を見た。」とおっしゃってください。
もれなく次の得点がついてきます。
今だけお得、五大特典
・1セット(授業5回分)が無料で体験できます。
・更に入塾してご兄弟、友人を紹介していただければ、1人に付き2000円、2人で5000円、3人で8000円、授業料を割引!
・今、入塾すれば授業料50%OFFのキャンペーン中。
・入会費が無料!
・自習し放題!
つまり、無料で春期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
質問や不明な点がございましたら、気楽にご連絡ください。
お待ちしております。
2022.03.12
小学で習うさくらんぼ計算がよく分からない?ご説明します
学校で習う内容は時代とともに変わります。
文科省が指導要領を定期的に変更しているからです。
その結果、親が習ったことを子供は習わなかったり、逆に親が習わないことを子供が習うことがあります。
後者の場合、家庭で子供の勉強を助けようにも、自分がやったことないことを教えるのは一苦労だと思います。
そんなご家庭の力にも葛西TKKアカデミーはなれます。
いつでも気軽にご連絡ください。
本日は親世代は習っていないのに子供たちが習うものの一つとして「さくらんぼ計算」をご紹介します。
小学校低学年でやるのですが、親御さんが小学校に通っていたときは習っていないもので、勉強を見るのに頭を抱えるという声を非常によく聞きます。
「さくらんぼ計算」とは何かご解説いたします。
「さくらんぼ計算」は子供たちの苦手とする、足し算引き算の「繰上り」や「繰り下がり」を簡単にできるようになるために編み出された計算方法です。
足し算のさくらんぼ計算
例えば上の画像にあるように「8+7」の計算を考えます。
8+7は繰上りが起きるので、子供たちは苦手とします。
そこで「8に2を足せばちょうど10になる」ということを利用します。
つまり、「7」を8に足して10が作れる「2」と残りの「5」に分けるのです。
そして、先に「8+2=10」をし、その後残りの「5」を足して「15」という答えを導き出すのです。
この数字を二つに分けてキリのいい数にするというのが「さくらんぼ計算」のポイントです。
その際、数字の下にさくらんぼのように分けて書くので「さくらんぼ計算」と呼びます。
このかわいらしい愛称から、学校は低学年の子供たちにキャッチ―なのでやるのではないかと想像しています。
もちろん、これは一桁どうしの足し算だけでなく、二桁でも応用が効きます。
例えば、57+9をします。
これも「57」に3を足せばキリのいい60になると考え、「9」を「3」と「6」に分けます。
「57+3=60」をし、残りの「6」をこれに足して「66」が出せます。
引き算のさくらんぼ計算
同様に画像にある「14-8」を考えましょう。
これも繰り下がりが起きるので、子供たちは苦手とします。
そこで「14」を「10」と「4」に分け、先ず「10-8=2」をします。
これで引くものは引いたので、この「2」と残った「4」を足して「6」という答えを導き出します。
これも数を二つに分けることで計算がしやすくなる工夫をしています。
また、二桁の引き算でも数を二つに分けることで計算しやすくすることができます。
例えば、「63-17」を考えます。
この場合、「17」を「13」と「4」に分けます。
そして先に「63-13」をします。
するとキリのいい「50」という数字が表れます。
そして、引くべき数で残っている「4」を引いて「46」という答えが導き出せます。
要は一度に計算するのではなく、キリのいい数を作るにはどうすればいいか考え、ひと手間増やすことで計算を楽にしようということです。
意図が分かればそれほど難しくないのですが、そうでないと、親は初めて見る内容にびっくりしてどうすればいいか分からなくなりますよね。
葛西TKKアカデミーでは全ての家庭の力になりたいと考えていますので、勉強でお困りのことがあればいつでもお知らせください。
塾生でないからとか、そんなことは申しませんので、安心してお問い合わせください。
ある家庭でお困りのことは、きっと他の家庭でも問題になっていると思います。
今後もこのような問い合わせがあれば、随時ご紹介しようと考えています。
2022.03.12
子供を自主的に勉強させる接し方
勉強ができない子には、ただ机に着いて先生の指示がないと何もしない子が多いようです。
自分から進んで勉強を身に付けようとしないで、言われるからやるという姿勢です。
つまり、「勉強ができない子供の多くは学校の授業を積極的に受けていない」のです。
自分から能動的に授業を受けていないので習ったことが明確に頭に残りません。
身についていないのだから勉強をしたことになならず、テスト前にもう一度やり直さなくてはならないという二度手間になります。
そして結局時間が無くなり、テストで十分な結果が出ないのです。
だから、普段から主体的に勉強する癖を付けさせることが肝心です。
今回は、そのために家庭でできること、家庭での子供の接し方の注意点を紹介します。
自分で考え決められるように導く
大人は自分の考えを押し付けがちです。
子供が十分に納得できるように説明して、子供もそれを受け入れたならいいのですが、
ついつい面倒で、「〇〇やりなさい。」と言ってします。
これでは子供がやる意味を理解できず勉強がやらされるものになってしまいます。
子供は受動的になり、人に言われたことをやるので、自分の責任転嫁をし、言い訳ばかりするようになります。
勉強を指導するとき、子供と大人の関係を見直す必要があります。
学校でもそうですが、多くの場合、大人は子供を足りない者と考え、
「教えること」は大人が足りないものを与えることと考える。
結論を急ぎ、子供に考える時間を与えず答えを教えてしまう。
答えを教えるのは簡単で早いから、教える方も教わる方もそれを当然と思ってしまう。
でも、これでは子供が考える時間を奪ってしまうことになり、主体的に学ぶ生徒にはなりません。
焦って教えて、その場で答えることはできても、
結局自分で考えていないので、真の理解にはつながらず、
ましてや既習事項を用いて応用することはできません。
勉強が依存体質になっているので、与えられないと何もできないのです。
では大人はどのように子供と接すればいいのでしょうか。
いくつか方法はありますが、とりあえず一つ述べたいと思います。
先ほどの「与える」という大人の立場を「促す」に変えるのです。
子供は「足りない」のではなく、「持っているものを伸ばす」という立場です。
答えを教えるのではなく、ヒントを与える。
解答を導き出せるように促すのです。
「こうだったらどうなると思う。」
「他にどんな方法があるかな。」
「例えば、こんなのはどう。」
という風にヒントを与える。
答えにたどり着けるように誘導してあげるのです。
こうすれば生徒が自分で考える余地ができます。
このような接し方は勉強そのものだけに限りません。
勉強に仕向けるのにも役に立ちます。
「勉強しなさい。」と言うのではなく、
「勉強はいつする。自分で計画を考えようか。もちろん休憩も計画に入れてね。」
と言う。
こうすると子供は自分で考え、与えられるものではないので、自分に責任を持つようになります。
時間になれば自分から勉強するようになり、無駄にがみがみ言う必要がなくなります。
「今やろうと思っていたのに。」
なんていわれることもなくなるでしょう。
親もいつ勉強して、いつ休憩するか分かるので安心です。
上手く計画がいかなければ、一緒に考え相談役、アドバイザーとして助言をする。
しかし注意してほしいのは、最終的に計画を決めるのは本人だということです。
このような接し方は受験校を決める時や、その他の人生の選択を考える時、様々な決断の場面で重要です。
主体的に行動できると、何をしなければならないかが自分で分かるようになります。
そして、その結果は本人の自信につながり、更なる向上心が芽生えます。
これは学校の勉強も含めた人生の勉強として、非常に大切なことです。
ついつい口を出したいのは分かりますが、そこを踏みとどまって、子供自身に考え決めさせてください。
遠回りで面倒くさそうですが、長い目で見ると近道だと考えます。
2022.03.11
春期講習生徒募集中、新規生は無料!新一年生になる中高生は早い準備でスタートダッシュ!
だんだん日が温かくなってきました。
本年度もいよいよ終わりが近づいてきました。
もうすぐ春休みです。
これまでの年度と新しい年度の間に位置する春休みは、他の休みに比べて学校の宿題が少ない傾向があります。
つまり、他の長期休暇に比べて、勉強するには余裕があるということです。
この機会を利用し、今までの勉強で分からなかったところ、できなかったところをきちんと復習し、勉強の穴をなくしてから新年度を迎えてほしいと思います。
勉強に穴があるとその後の授業も分からなくなるし、特に受験勉強を始めるときは非常に苦労します。
一つ一つの学習内容をその時その時に確実に身に付けることが肝心です。
一方、卒業生はもう春休みの宿題もなく完全にフリーな人が多いのではないでしょうか。
でも、それで気を緩めて遊びまくり、勉強を疎かにしていると、新一年生になったときに大変です。
新たな学校での生活はこれまでとかなり違ったものになり、十分な準備をしていないと勉強についていけないだけではなく、毎日の生活でもやることの多さに学生生活がいっぱいいっぱいになってしまいます。
せっかく余裕がある春休みなので、この機会を逃さず、新一年生の勉強を少しでも早く始めた方がいいです。
新年度のスタートダッシュで優位に立ち、これまでよりずっと難しくなる勉強もゆとりを持って対応することができます。
そういった意味でも、少し早いですが(まだ始まっていませんが)、春休みおよびそれまでの時間を利用して「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
もちろん春休み前の今でも大丈夫です。
学年末テストも終わり、後は修業式を待つだけのこの時期は、勉強の進みも割と緩やかなので、普段やりにくい勉強もしやすいと思います。
先ほど述べたように、在校生は主に復習を、新入生は主に予習をするのがいいでしょう。
もちろん、在校生でも予習していいですよ。
それぞれの状況に合わせて勉強を教えてくれる、葛西TKKアカデミーの「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
きっと皆さんの役に立ちます!
葛西駅そば個別指導塾葛西TKKアカデミーから春期講習のお知らせです。
3月から26日から4月5日までが今年は春休みになるそうです。
期間ごとの長期休暇はそれまでの勉強の遅れを取り戻すチャンスです。
この自分の自由に使える時間が多い休み期間中に、葛西TKKアカデミーで勉強してみませんか。
これまでの勉強で分からなかったところを克服し、新学年に向けて患いをなくすのもいいでしょう。
また、ここで勉強の先取りをして、新しい学年でみんなと差をつけスタートダッシュするのもいいでしょう。
小規模個別指導塾だからこそ、葛西TKKアカデミーでは他塾にない柔軟で要望に応じた勉強ができます。
学年が変わる時で、学校の宿題や課題も比較的少ない春休み。
油断をして春休みを何もしないで過ごしてしまうと、新学年で勉強についていけなくなり、非常に困った状態に陥るかもしれません。
特に新一年生となる人たちは、今のうちに先取りの勉強をして勉強にゆとりを持てるようになれば、新しい学校で環境に慣れるのにも楽ですよ。
つまり、この休みをどのように過ごすかで、新学年が大きく変わるということです。
葛西TKKアカデミーの春期講習
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しかも、葛西TKKアカデミーなら、後で発表しますが、素敵な特典もいっぱい。
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通う途中や教室での感染リスクも下げられます。
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学校の授業が進まない春休みは、じっくり勉強するには本当にいい機会です。
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お待ちしております。
2022.03.11
なぜ学校で英語が身に付かないのか
中高合わせて6年間、生徒たちは英語を学びます。
今は小5から正式教科になったので8年、しかし、それ以前に英語学習として英語を小学校で触れているので、実際はそれ以上習うことになります。
しかし、その多くの生徒が英語を十分に話せるようになりません。
6年以上も英語を学んで話せないのは、世界的に見ても珍しいです。
言語体系の違いを挙げる人がいますが、言語体系が異なる国の人々も話せるようになっている事実から、それも外れているでしょう。
ではなぜ、日本人は英語が身に付かないのでしょうか。
日本の教育で英語が身に付きにくい理由
結局、日本の英語教育は(他の教科も同様ですが)テストによる評価が目的であり、テストのための手段となっているからです。
勉強の動機づけになっても、身に付け話せるようになる動機付けにはなりません。
英語の授業では、テストで採点しやすいように白黒がはっきりしている文法や記述を重視する。
実践で使う「話す」「聞く」は文面として現れないので軽視する。
これは評価する側の都合による教育で、学ぶ側の都合による教育ではありありません。
テストのための英語なので、テストが終われば意味がなくなる。
だから生徒がその場しのぎの英語しか学ぼうとしない。
定着までいかないから、いつまで経っても身につかないのです。
これが第一の理由でしょう。
上記のような英語学習は楽しくありません。
人間は楽しいことは積極的にやる気になりますが、そうでないこと、嫌なことは自然に避けようとする性質があります。
そして、行動の中に無意識の選別を行います。
この好き嫌いなど感情が基となって行う無意識の選択を「情意フィルター」と呼びます。
これは勉強において特に顕著で、勉強で嫌な経験を積んできた生徒は、自然と勉強に対する嫌悪感や苦手意識が強くなり、無意識のうちに学習を拒む(知識情報として脳に伝わるのを妨げる)ようになってしまいます。
いくら勉強しても身に付かないときは、このように情意フィルターが邪魔をしている場合が多いのです。
テストが目的の勉強は、そこで成果が出なければ全て無意味となり、やりがいのないものになってしまいます。
学習は自己を高めることならば、その途上では成果が出ないのは当然なのですが、現在の日本の教育は生徒が習得するまで待ってはくれません。
途中段階でもテストは行われ、望まなくても悪い結果を突き付けられる。
そうなれば、勉強が楽しくなく嫌になります。
こうして生徒に情意フィルターを植え付け、勉強に壁を作ってしまいます。
これが二番目の理由です。
さらに第三の理由としては、英語習得の過程が言語習得の自然な流れとは違うことでしょう。
学校の英語の授業では圧倒的に「聞く」「話す」という技能の練習が足りません。
でもよく考えてみてください。
聞き取れないものは発音できません。
発音できないものは考えることができません。
人は考える時、頭の中でしゃべっているからです。
また、人間の言語習得を考えても、最初にやるのは聞くこと。
やがて試行錯誤しながら発音をまね、やがて意味を理解するようになります。
「読む」「書く」はその後です。
だからこの手順を踏まないと不自然なのでしょう。
学校の授業は「読む」「書く」に重点を置きすぎて、「聞く」「話す」がないがしろにされています。
これも英語の身につかない理由の一つです。
現在、文科省は学校教育の大きな改革を行っています。
全ての教育がより現実に関連付けられ、そしてこれまでのように覚えればいいではなく、学んだことを利用しつなぎ合わせて、これまでに取り組んだことのない問題、明確に正解と言えるものが一つとは限らない問題(実社会で直面する状況により近い形の問題)を扱えるような人材を育てようとしています。
教育の改革は多岐にわたり、細かい部分にまで至ります。
英語もその中の一つで、小学校からの英語の正式教科化もこのような実践を想定してのことです。
この改革が吉と出るか凶と出るかは今のところ分かりません。
文科省の提言は別としても、現実において日本の生徒が実際に英語を使い何かの目的を遂げる機会は非常に少ないです。
この現実と学校教育の乖離が、彼らの英語に対する不得意を生み出しているのかも知れません。
実際に経験したことであれば、英語も具体的なものとして理解しやすいが、そうでなければ抽象的で捉えにくい暗号のようにしか思えないのも無理はありません。
もしそうならば、本当に日本の英語教育に必要なのは、英語を実践する機会をいかに作り出すかということかも知れません。
そして、失敗に対して寛容になり、生徒たちが安心して試行錯誤しながら英語を学べるようにすることが大事なのでしょう。
つまり、英語が単なる成績をつけるための道具ではなく、生徒たちが多くの人々と交流し、より多くのチャンスをつかんで、自分たちの人生を豊かにできる実践的能力として生徒たちが学んでくれることを望みます。
2022.03.09
整理整頓をしよう!生活習慣が学力アップにつながります
勉強と環境は深い関わりがあります。
勉強しやすい環境であれば当然成績もアップするでしょう。
勉強ができる生徒は整理整頓ができている場合が多いと言われています。
もちろん必ずしもという訳ではありません。
しかし、整理整頓をすると勉強に効果的である理由がいくつか考えられます。
整理整頓するとこんないいことが!
1.集中力を高める
目の届く範囲にゲームや携帯電話などがあると、どうしても気持ちがそちらに行ってしまいます。
誘惑に負けて、ほんの少しの休憩のつもりが気付くと何時間もたってしまったなんてよくあることです。
勉強に必要ないものは視界に入らないようにしましょう。
目の前になければ余計なものに気を取られず、勉強に集中できます。
2.効率を上げる
勉強中に必要なプリントや教材がなく、探している間に時間が過ぎてしまったなんてことはよくあります。
普段からプリントを科目ごと分けるなど、普段から整理しておけすぐに見つかります。
どこに何があるかが分かり、必要な時にすぐに手が届けば勉強の効率も上がります。
3.判断力や論理的思考が身に付く
整理整頓をするということは、先ず必要なものと不必要なものに分けたり、使用頻度や重要性によって物を分別しなければなりません。
その時に優先順位や取捨選択などの判断力が養われます。
身の回りの物を扱いやすく配置するにはどうすればいいかと考えることは、論理的な思考の訓練にもなります。
特に変わりつつある学校教育では、これらの思考力が大きく問われます。
気付き考える力を鍛えるためにも、整理整頓は役に立ちます。
4.勉強しない言い訳をなくす
「プリントがなくなったから。」とか「汚くてやる気が出ない。」などの言い訳をなくす効果もあります。
「そばにゲームがあったから、ついつい遊んでしまった。」
特に勉強が嫌な生徒は何かにつけて言い訳をします。
これを防ぎ、勉強するしかない状態にすることが大事です。
5.何よりも気持ちがいい
「面倒くさい。」とか「どうせまた使うから放っておいていい。」などと言って片づけない生徒がいます。
そして、勉強に必要なものがどこに行ったか分からなくなる。
散らかった環境に慣れてしまうと、将来自立した時も片づけられず、俗に言う「汚部屋」になることも考えられます。
慣れると気にならないのでしょう。
しかし、整理整頓の気持ち良さを知らないだけ。
整理された環境のスッキリした爽快感をしればそのようなこともなくなるでしょう。
綺麗な環境で効率よく勉強し成績が上がれば、やはり気分もいいものです。
整理整頓を「面倒くさい」と言い、やらないことがが常態化すると勉強自体出来なくなります。
なぜなら勉強とは「面倒くさい」ものだからです。
程度の差はあれ生きること自体も「面倒くさい」ことですし、ちょっとした手間を嫌がらずにやることで大きなチャンスが訪れたりします。
料理と同じですね。
一手間加えるととても美味しくなる。
手間を手間と思えないくらい習慣にしてほしいです。
整理整頓は今後の生活においても大きな差を生みます。
社会に出て一人暮らしをする。
結婚して家族ができる。
そんな時も整理整頓が出来ないと、何かと不便不自由です。
最初は大変ですが是非やってみてください。
2022.03.08
ダメな勉強の仕方とは
「勉強はしているのになかなか結果が出ない。」という人はいませんか。
それは勉強に対する姿勢、考え方が間違っているからなのかもしれません。
以前、勉強ができる生徒とできない生徒は何が違うのか話しました。
今回はそれに関連して、ダメな勉強の仕方についてお話しします。
NGな勉強法
次のような勉強をしていませんか。
もししていたら、それが学力の伸びない理由なのかもしれません。
1.ノートにまとめただけで満足している
勉強としてノートにまとめる作業をするのはとてもいいことです。
まとめることで習ったことを整理し、自分なりに分かりやすくする。
しかし、綺麗にまとめるのに夢中になり、時間をかけて一生懸命作って満足して終わりになってしますといけません。
まとめる作業は、ただ教科書などを写すのではなく、写しながら学習内容を確認するための作業なのです。
まとめる時に「なるほどそうなのか。」「そう言えば先生はこう言っていたな。」など考えられるといいです。
分からないときは参照する。
まとめノートにないことがあったら、付箋などで新しい情報を追加する。
こうしてノートを充実させ、その生徒だけの参考書を作るのです。
まとめる作業が目的ではなく、まとめを通して勉強することが目的です。
2.問題をやっただけで満足する
よくあるのですが、問題をやって○×を付けて終わる人がいます。
実は問題やテストの目的は○×を付けることではありません。
これをきっかけに自分に何ができて、何ができないかを明らかにすることです。
だから、分からなかったところ、間違ったところはそのままにせず、必ず確認してください。
間違えるということは悪いことではありません。
むしろ学ぶチャンスなのです。
人間の記憶にはインパクトが大きく関わってきます。
「間違った。」「分からなかった。」という経験は、大きなインパクトです。
だから、インパクトのあるときに勉強すると頭に入りやすいのです。
結果重視の風潮がありますが、勉強では一つの結果は学習のきっかけになるです。
そのきっかけを作るために問題を解くのです。
そこで終了ではありません。
3.暗記さえすればいい
英語はどう勉強するのか聞くと、「単語を暗記すればいい。」
国語はどう勉強するのか聞くと、「漢字を覚えればいい。」
その他の教科も同じ、「理科は言葉を覚えればいい。」「社会は年号を覚えればいい。」「数学は公式を覚えればいい。」
これも間違った勉強の仕方です。
覚えるのも必要ですが、それだけでは結局問題は解けません。
なぜなら、どのように覚えたものを使うのか分からないからです。
実践演習が必要な訳はここにあります。
上記の発言は本当に勉強ができない生徒がよく言います。
理由は、暗記以外勉強法を知らないからです。
人間の脳は意味づけできないと、せいぜい5~6文字くらいの言葉しか覚えられません。
やみくもに紙に書いて覚えようとしますが、これは脳の負担が大きく、時間がかかる割に覚えられません。
そうやって暗記だけで時間が無くなり、練習する時間がないから問題が解けないのです。
むしろ、丸暗記するより実践を通して覚えた方が身につきやすいです。
それは経験という記憶を仲介して刺激を与えるからです。
4.完璧でないといけないと思う
完璧に全ての問題が最初からできてないといけないと思う。
だから、最初から丁寧に一つずつ問題やテキストに取り組む。
結果、最後まで行く前に時間が無くなりテスト当日となる。
これもよくある間違った勉強法です。
これだと、問題集や参考書の後ろの方は手が付けられなくなります。
大事なのは一度で全て完璧にやるのではなく、不十分でもいいからざっと最後まで通すことです。
そこで最重要事項、基本をしっかり身に付ければそれで充分です。
その後戻って、また最初からざっとやる。
今度は基本はできているから、応用も分かりやすいし、勉強に余裕ができます。
何回も同じ内容を繰り返すことで勉強が少しずつ身に付いてき、やり残しが無くなります。
どんな問題でもある程度できるようになります。
面倒に思えますが、繰り返しをした方が、一度で完璧に済ませるより、効率的で労力がかかりません。
多くの場合、やっているのにできない生徒は、勉強をやったつもりになっています。
つまり、自己満足になってしまって、本当に勉強内容が定着していないことが多いのです。
勉強は「学習」と「習得」の二段階からなります。
「学習」の段階で止まって、「習得」に至っていないのが原因だと思われます。
具体的には一人ひとり状況が違うので一概に言えませんが、困ったときは一度ご相談ください。
2022.03.06
動画紹介”宇宙一覚えやすい英単語語呂合わせ&語源チャンネル ”
英語を勉強するとき、生徒たちが苦労するものに「英単語を覚える」というものがあります。
漢字と同じように、多くの生徒はひたすら書いて覚えるのではないでしょうか。
変化のない単調な作業の繰り返しは面白くなく、時間もかかり苦痛でもあります。
だから、英単語を覚えるのが嫌いという生徒はたくさんいます。
そこで今回は英単語を覚えるのに非常に良さそうな動画サイトを見つけましたので、ご紹介したいと思います。
英単語を始め、漢字や公式、教科書に出てくる用語など、とにかく暗記が苦手という人はたくさんいます。
でも、やり方によってはこの苦手を克服できるかも知れません。
本来人間の脳は、覚えたい物事そのものを記憶するより、それを何かと関連付けて、その関連付けたものをヒントに記憶したものを思い出すというのが得意です。
例えば、レストランの名前を思い出すときに、昔みんなでその店に行った思い出をたどっていくうちに名前が出てくると言った感じです。
勉強でも同じで、例えば、単なる数字の連続である年号などをそのまま覚えようとしても、人はなかなか覚えられません。
なぜなら並んだ数字そのものには意味がないからです。
でも、これに音を当てて語呂合わせにすると、あっという間に覚えられます。
「鳴くよ(794)ウグイス平安京」で平安京に都が移された年を覚えた人もいるでしょう。
英単語も同じで、英語が母語ではない多くの日本人にとってアルファベットの羅列である英単語は意味がありません。
でも、それに意味をつけて覚えやすくしたものが今回紹介する宇宙一覚えやすい英単語語呂合わせ&語源チャンネル』です。
『『宇宙一覚えやすい英単語語呂合わせ&語源チャンネル』へのリンクはこちら
このチャンネルは英単語を語呂合わせを使って覚えやすく紹介しています。
しかも、その語呂合わせも結構ユーモアなものが多く、クスッと笑いながら楽しく学べます。
動画なのでイラストだけでなく音声も聞けるので、一人で黙々と英単語集を見て覚えるより、聴覚も加えたより多くの感覚を使っている分、脳への刺激も増え覚えやすくなります。
また、動画は自動的に進むので、一人で勉強するとどうしても自分のペースになりなかなか進みませんが、こちらではどんどん進むのでテンポよく勉強できます。
しかも、英単語そのものだけでなく、それに関連したイディオムや表現、ミニフレーズも付いているので、「こんな風に使うんだ」と実践的な部分も学べます。
補足や使い分けなど、割と事細かく親切な説明が加えられているので分かりやすいです。
他にも日本人が間違えやすい注意点にも触れられているので、こちらもテスト対策などで役に立ちます。
同様に、英単語の語源を知ると記憶する幅が増えていきます。
例えば、"ex"というのが先頭についている英単語が多いですが、これは「外へ」という意味があり"ex(外へ)+port(運ぶ
)”で物を外へ運ぶというところからexportは輸出という意味になります。
同じように"ex(外へ)+press(押し出す)"で感情などを外に押し出すというところからexpressは表現するという意味になります。
このように英単語もその語源をたどると、単語のそれぞれの部分が意味を持っていて、それを理解すればこれは単なるアルファベットのられるではなく意味あるものになるので覚えやすくなります。
そこから"ex"のついている単語をまとめると驚くほど覚えやすくなります。
更に、”ex”に対して"in(im)"というのは「内へ」という意味があり、exportのexをimに代えると"im(内へ)+port(運ぶ)”で物を内へ運ぶというところからimportは輸入という意味になります。
このように語源を理解すると英単語が覚えやすいだけでなく、関連付けて一気にたくさん覚えることもできます。
この動画では語源にも触れているので、ここもお勧めポイントの一つです。
もう一つ、この動画の良い点として、英単語を次々に紹介するだけでなく、所々に豆知識や勉強や生活におけるワンポイントアドバイス、英語の名言もあり、ちょっとした息抜きもあるところです。
サラッと流してもいいし、聞いていて「へー、そうなんだ」と思いながら聞いてもいいでしょう。
雑学としても面白いので、社交の場面で役立つかも知れません。
適度に頭の休憩をはさむことで、次の単語も集中できます。
このように英単語を覚えるのがつまらない作業にならないように工夫されているのは非常にいいことだと思います。
注意点としては、次の二点があげられます。
第一に、語呂合わせはあくまでも英単語を覚えるきっかけ、第一歩であり、それだけでは不十分だということです。
言語体系が全く異なる英語を日本語の語呂合わせで覚えるので、どうしても発音がオリジナルの英語とはかけ離れてしまいます。
しかし、この動画ではネイティブの発音もちゃんと入っているので、語呂合わせでぼんやりと英単語を覚えたら正確な発音をしっかり聞いて練習し、正しい音声を習得しないといけません。
そうでないと日本語英語になって、実際に英語でコミュニケーションをとるときに通じない可能性があります。
「英語は筆記のテストで使うだけだからいい」という人もいるかも知れませんが、現在、文科省は英語の四技能(読む・書く・聞く・話す)の習得と重視しており、入試などでも聞く・話すをテストに積極的に導入しようとしていますので、やはり、発音は軽視すべきではありません。
次に、この動画で扱っている英語のレベルが中学高学年から高校向けだということです。
つまり、小学や中学一年のような初級英語学習者向けの英単語になっていないということです。
従って、このレベルの学習者にはお勧めできないかも知れません。
もちろん全く無理という訳ではないので、試しにやってみると意外と英単語をたくさん覚えられるかも知れません。
そこは個人差ということで注意しましょう。
勉強の仕方は千差万別。
それぞれの個性や環境により、ある人には適した勉強方法が他の人には全く役に立たなかったりします。
つまり、万人に通用する勉強方法はないということです。
もし、絶対の勉強方法があると言っている人がいれば、それは大いに疑わしいです。
だから、勉強をするにおいて大切なことは、いろいろな方法を知っているということです。
そして、いろいろ試して自分に最も合っていて、しかも、しっかり成果を出す勉強方法を見つけるというのが、勉強の成否を分ける重要なポイントです。
今回ご紹介した動画も、そんなあまたある勉強方法の一つと考えてください。
もし、これまでに英単語を覚えるのに苦労して、なかなか覚えられなかった人には一見の価値があると思います。
これでうまくいかなくて困ったときは、葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
一緒に良い方法を探ってみたいと考えます。
それでは皆さん、勉強頑張ってください。
2022.03.06
”中一ギャップ”ってご存知ですか?新一年生は要注意です
気が付けば今年度ももうすぐ終わります。
そして、卒業式も近づいています。
春休みが終わると、卒業生は新しい学校に通い始めます。
小学校を卒業して4月から中学生になるという人も多いことでしょう。
しかし、小学校と中学校ではいろいろと違うことが多く、新中学一年生の中には新しい環境に順応できない生徒もいます。
これを「中一ギャップ」と呼びます。
そこで、今回は新中学一年生が新しい学校生活にどのように馴染めるように、どのようなことができるのか考えてみます。
「中一ギャップ」という言葉をご存知ですか。
小学校から中学校へと環境が大きく変わります。
学校のシステムが変わり勉強も高度になって、初めてのことだらけ。
先生が教科ごとに変わったり、定期試験があったり、部活などの先輩後輩の関係がより厳しくなったり。
新しい学校になじめず戸惑うことが多くなります。
加えて、この時期は子供たちの第二次性徴の時期でもあります。
声変わりや初潮、体型もより大人っぽく変化します。
しかし、心は十分に成長しきれているとは言えず、不安定で多くの不安や悩み、ストレスを抱えます。
大人と子供のはざまで、自分でもどうしていいか分からなくなる。
周りの大人も、ある時は自分たちを大人扱いするのに、ある時は子供扱いする。
その矛盾に理不尽さを感じることもあります。
この環境と心身の変化が丁度、中学一年生で起こるので「中一ギャップ」と呼ばれています。
そして、その急激な変化にうまく適応できずに、学校に行くのが嫌になったり、体調を崩したり、落ち込んだり。
様々な問題が起こるのです。
子供から大人に変わる中途半端な過渡期は、俗に言う反抗期とも関係します。
中一ギャップへの対応法
1.大人が信頼されいつも寄り添い頼りになる存在である
中学生になると色々なことが自分でできるようになります。
自分に自信ができプライドも高くなってきます。
自尊心は決して悪いことではありませんが、注意しないと心を傷つけたり自暴自棄の原因となります。
何でもできるように見えて心はまだ十分成長できていないので、実はどうしていいか自分自身のことでさえ分からないことが多いのです。
そんな時は、何でも素直に安心して話せる存在が必要です。
大人が子供に共感し、同じ立場に立って問題を解決するために考えてあげる。
「自分でどうにかしなさい。」とか「ちゃんとできるでしょう。」というような突き放す言葉はいけません。
ましてや、大人の考えからを押し付けるのもいけません。
しかし、この時期の子供はあまり大人にべたべたされるのも嫌います。
適度な距離感が重要です。
関わりすぎず、突き放し過ぎずです。
2.正しい情報を伝える
中学校と小学校では人間関係も勉強もかなり違います。
それを知らないで新しい学校生活に入ると、その差の大きさに驚くのも無理はありません。
従って、中学に入る前から少しずつ情報を与え、生徒が準備と覚悟ができるようにしましょう。
いいことばかりではなく、悪いことも含めて現実を話しましょう。
そうでないと「こんなはずじゃなかった。」ということになります。
大事なのは、嫌なこと、苦しいことがあっても、みんな経験してきているし、必ず乗り越えられると安心させることです。
その際に、困ったときは大人が力になると分かれば安心感も違ってきます。
3.勉強を助けてあげる
小学校とは授業の内容もかなり異なり、今まで知らなかった概念や考え方がたくさん出てきます。
その情報量に圧倒され、先生が何を言っているのかさえ分からなくなります。
そんな時に教えてくれる誰かがいると、生徒も気持ちが楽になります。
中学生だから一人でできるなんて思わないでください。
勉強が難しくなった三年生から勉強を見てあげればいいと考える人がいますが、むしろ急激な変化に対応しなければならない一年生の方が生徒は支えてほしいのです。
勉強を教えることができなくても、せめて勉強習慣が維持できるようなサポートはするべきです。
自分が教えられなければ、教えられる他の大人を紹介したり、学校の先生に指導してもらうように促すのもいいでしょう。
4.身体面のサポートをする
体の変化は明確に表れ、その変化をどう受け止めていいか分からなくなることがあります。
初めての経験に一人で悩み苦しむこともあるでしょう。
そんな時は大人が自分の経験も踏まえてアドバイスをしてあげてください。
体の変化は当たりまえで、決して恥じることではないということ。
自分が彼らの年齢のときはどうしたか、話し合うのもいいと思います。
また、成長期において健康は重要ですが、子供たちはよく理解せず、知らずに害することもあります。
生活リズムを見て、必要であれば適切に指導することも大事です。
食事や睡眠時間、運動など健康に関することは、子供だけではなかなか管理できないものです。
様々な変化に見舞われ、子供たち自身もどうしていいか分からない時期です。
彼らに寄り添い、同じ目線に立って一緒に解決策を考えましょう。
まだまだ未熟な彼らです。
上手くいかないこともあるでしょう。
でも、責めてはいけません。
大切なのは、彼らが大人が誠実に気にかけてくれると実感できることです。
手助けは必要です。
失敗にくじけず、中一ギャップを乗り越え、前向きに学校生活が送られるようになってほしいです。
葛西TKKアカデミーも、そんな子供たちの力になれることを心から望んでいます。
2022.03.05
春期講習生徒募集中、新規生は無料!新一年生になる中高生は早い準備でスタートダッシュ!
春休みが近づいてきています。
これまでの年度と新しい年度の間に位置する春休みは、他の休みに比べて学校の宿題が少ない傾向があります。
つまり、他の長期休暇に比べて、勉強するには余裕があるということです。
この機会を利用し、今までの勉強で分からなかったところ、できなかったところをきちんと復習し、勉強の穴をなくしてから新年度を迎えてほしいと思います。
勉強に穴があるとその後の授業も分からなくなるし、特に受験勉強を始めるときは非常に苦労します。
一方、卒業生はもう春休みの宿題もなく完全にフリーな人が多いのではないでしょうか。
でも、それで気を緩めて遊びまくり、勉強を疎かにしていると、新一年生になったときに大変です。
新たな学校での生活はこれまでとかなり違ったものになり、十分な準備をしていないと勉強についていけないだけではなく、毎日の生活でもやることの多さに学生生活がいっぱいいっぱいになってしまいます。
せっかく余裕がある春休みなので、この機会を逃さず、新一年生の勉強を少しでも早く始めた方がいいです。
新年度のスタートダッシュで優位に立ち、これまでよりずっと難しくなる勉強もゆとりを持って対応することができます。
そういった意味でも、少し早いですが(まだ始まっていませんが)、春休みおよびそれまでの時間を利用して「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
もちろん春休み前の今でも大丈夫です。
学年末テストも終わり、後は修業式を待つだけのこの時期は、勉強の進みも割と緩やかなので、普段やりにくい勉強もしやすいと思います。
先ほど述べたように、在校生は主に復習を、新入生は主に予習をするのがいいでしょう。
もちろん、在校生でも予習していいですよ。
それぞれの状況に合わせて勉強を教えてくれる、葛西TKKアカデミーの「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
きっと皆さんの役に立ちます!
葛西駅そば個別指導塾葛西TKKアカデミーから春期講習のお知らせです。
3月から26日から4月5日までが今年は春休みになるそうです。
期間ごとの長期休暇はそれまでの勉強の遅れを取り戻すチャンスです。
この自分の自由に使える時間が多い休み期間中に、葛西TKKアカデミーで勉強してみませんか。
これまでの勉強で分からなかったところを克服し、新学年に向けて患いをなくすのもいいでしょう。
また、ここで勉強の先取りをして、新しい学年でみんなと差をつけスタートダッシュするのもいいでしょう。
小規模個別指導塾だからこそ、葛西TKKアカデミーでは他塾にない柔軟で要望に応じた勉強ができます。
学年が変わる時で、学校の宿題や課題も比較的少ない春休み。
油断をして春休みを何もしないで過ごしてしまうと、新学年で勉強についていけなくなり、非常に困った状態に陥るかもしれません。
特に新一年生となる人たちは、今のうちに先取りの勉強をして勉強にゆとりを持てるようになれば、新しい学校で環境に慣れるのにも楽ですよ。
つまり、この休みをどのように過ごすかで、新学年が大きく変わるということです。
葛西TKKアカデミーの春期講習
小学生から高校生まで対応いたします。
しかも、葛西TKKアカデミーなら、後で発表しますが、素敵な特典もいっぱい。
自習は当然し放題で、授業ではないときも葛西TKKアカデミーで勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問してください。
授業でなくても先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
しかも、疲れたら休憩エリアでお菓子とお茶を自由にいただけます。
リラックスできアットホームな雰囲気が味わえます。
また、コロナウィルスの感染が心配という方にはオンライン授業がお勧め。
自宅にいながら授業が受けられます。
通う途中や教室での感染リスクも下げられます。
インターネットがつながる環境であればどこでも、パソコンやタブレット端末、スマートフォンを使って授業が受けられます。
利用はとても簡単です。
詳しくはお問合せください。
学校の授業が進まない春休みは、じっくり勉強するには本当にいい機会です。
長期休暇でもちろん遊んでも心身の疲れをいやすのも結構ですが、勉強もしっかりやっていると今後(新学年))がすごく楽になります。
春休みというチャンスを有効に活用してください。
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葛西TKKアカデミーでは、春期講習の授業を次のように行います。
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もちろん、それぞれの状況や要望に合わせて、授業内容と時間、料金など自由に変更できます。
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つまり、無料で春期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
質問や不明な点がございましたら、気楽にご連絡ください。
お待ちしております。
2022.03.03
高校の勉強についていけないときの対策
高校に入ると勉強の内容、量、スピード全てが中学とは比べ物にならないくらい増え、入学したてのときはショックを受けることでしょう。
本当に自分がついていけるのか不安になり、ちょっと分からなくなればあっという間に置いていかれる。
中学のときにそれなりに勉強ができた生徒は特に、授業の違いに驚き愕然とすると思います。
そして、ここで手を打たないとどんどん落ちこぼれてしまうのは分かっているけど、どうしていいか分からない。
前回、「高校の勉強についていけなくなる原因」に焦点を当て議論しました。
今回は、自分がついていけていないと感じたときに、どのような対策が取れるか考えてみたいと思います。
高校の授業についていけないときの対策
前回話した原因に基づき対策を考えてみましょう。
高校と中学では、その学習内容も大きく違います。
単に学習内容が難しくなっただけでなく、学ぶ量が大幅に増え、授業の進行スピードも大きく違います。
中学のときのようにテスト一週間前から始まるテスト期間だけ勉強したり、ましてや前日の一夜漬けが通用するほど甘くありません。
このような短い期間だけの勉強ではテスト範囲をカバーできないのです。
だから、高校に入ったら学校での授業はもちろん、家庭学習の考え方も変えないといけません。
1.とにかく書く、後でまとめる
授業中は、黒板に書いてある事柄だけでなく、先生の発言も一言一句逃さぬようにノートにメモしましょう。
とにかく書くことが大切です。
よく授業中何もせずただ聞いているだけの生徒がいますが、高校に入ると学習量が多いので、ノートを取らないと習たことを忘れてしまいます。
おすすめは授業用のノートを作り、どの教科もひとまとめに全てこのノートに書くのです。
そして、家に帰って授業で書いたことを、各教科のノートにまとめます。
こうすることで、授業中はノートのレイアウトなど気にせず書くことに集中できます。
書くということは板書や先生の発言を聞くということで、書きながら頭の中で内容を反芻することでより深く内容が脳裏に刻まれます。
そして、各ノートは文章を書くというより、キーワードをメモしてそれを矢印や記号、四角や丸で囲ったりして、図式的にまとめます。
これらの記号や線引きはある程度自分の中にルールを決めて、いつどの記号を使うか決めておくといいです。
同様に色もふんだんに使うと、より視覚に訴えられるので見やすく、後で見返したとき分かりやすくなります。
そして、もう一つポイントを上げるなら、見開きノートの右側は何も書かないということです。
学校のノートをまとめた後、問題集や教科書、テストの問題に取り組むと思います。
できなくてもすぐに理解できた問題はいいのですが、少し手間取った問題はノートの右側に書いて、解説も自分で書くとより一層分かりやすくなります。
英語なら文型や単語、数学なら方程式、社会なら地理的関係など、空いたスペースを自由にそして上手に使って、自分なりに分かるようにしましょう。
右ページの空いている所に関連した問題や追加の学習事項を書いてください。
あききれなくなれば、付箋を貼ったり、ノートを切って貼り付けたりしてもいいです。
(この点を考慮するなら、ルーズリーフが使いやすいかも知れません)
こうしておけば、個々に書いてある問題は自分ができなかった問題ばかりで、その解説も丁寧に書いてあるから、テスト前にこのノートを見れば自分のできないところだけ勉強ができるという訳です。
つまり、自分専用の参考書を作るということです。
これで日々の復習とテスト対策はかなりバッチリです。
もちろん、必ず出されると分かっている課題のワークや問題集はテスト前まで待つのではなく、習ったらその日に該当箇所をやって、必要とあらばノートにまとめましょう。
また、注意点としてはノートまとめをためないことです。
その日のうちにまとめるのが最善です。
どうしてもできないときは、遅くとも週末にはきちんとノート整理をしましょう。
それでもノートがたまって追い付かないときは、一層のことそれまでのノート整理は諦めて、その日から新たにノート整理をしてください。
ノートは勉強の要。
最初のうちは大変かも知れませんが、慣れてくると苦痛ではなくなるので、ぜひ試してみてください。
2.スケジュールを作る
高校の授業は予習復習が前提になっていて、学校の先生は「生徒は予習復習して分かっているもの」として授業を進めます。
分からない生徒のために、いちいち授業を中断したりはしません(そんな暇がない)。
前回も述べたように、中学と高校では勉強に対する考え方を大きく変えないといけません。
つまり、中学のままのやり方では当然ついていけないということです。
だから、学校の授業だけでなく、毎日の家庭学習もしっかりとしないといけません。
そんな時に、その場の気分でやっていてはいつまで経っても勉強を始めることは困難でしょう。
ついつい「後10分、後5分」などと先延ばしにして、気づけば深夜で寝ないといけないということになると思います。
そこで家庭での過ごし方を時間ごとに決めてスケジュールを作るのです。
この時、自分一人でスケジュールを作るのではなく、家の人と話し合いながら、家族全員が合意をするということが大事です。
そして、出来上がったスケジュールは家の誰もが目につくところに貼り、視覚化を図ります。
それを共有することでお互いに注意しあってスケジュール管理ができるので、より実効性が増します。
また、勉強の時間だけでなく、その他の娯楽の時間なども決めているので、「今、勉強しようと思ったのに」ということもなくなります。
親は「今勉強の時間だから勉強しなさい」と堂々と言え、「今はゲームの時間だから勉強はしない」と子供もはっきりと主張できます。
自分で決めたスケジュールなので責任も持たないといけません。
遊びと勉強のメリハリをつけることで、勉強のストレスも緩和されます。
もし、スケジュールがうまくいかないときは、また家族で話し合って新しいスケジュールを作ってください。
こうして勉強に最適な家庭での過ごし方が身に付けば、毎日の勉強も苦痛ではなくなります。
3.勉強が難しく分からないときはすぐに聞く
何度も言うように、高校の勉強は少し油断すればあっという間に置いていかれてしまいます。
だから、予習復習で分からないところがあれば、そのまま放置せず、直ちに学校の先生や分かる友達に聞いて解決しましょう。
「これくらい」というのが積み重なると、すぐに手遅れになり取り返しがつかなくなります。
塾の先生に行くのも良い手です。
最近はインターネットなどで調べられるかも知れませんが、そうやって時間をかけるくらいなら人に聞いた方が早いかも知れません。
それぞれの環境や好みもあるので、「こうすればいい」とは言い難いですが、「分からない」と思ったらすぐに解決しないといけません。
葛西TKKアカデミーも協力しますので、頭の隅にでも留めていただければと思います。
必要ならば、例え遠回りに思えても中学、小学の内容まで戻ることも重要です。
勉強は積み重ねなので、わららなくなったところまで立ち返って理解するのが基本です。
4.達成感を味わって自信をつける
先ほどの点と重複するかも知れませんが、高校の授業が分からなく、「ついていけない」と感じたとき、絶望して「自分には無理だ」と諦めてはいけません。
これまでも多くの高校生が同じ境遇を経験し、その多くが何とか頑張って卒業しているで、「他の人ができるのなら自分もできる」と自信を持ってください。
こうして自分を肯定することは、その後の勉強に対する姿勢にも大きな影響を与え、最後までやり抜く原動力になります。
ただし、経験の少ない生徒には、ダメかも知れないという不安が大きく、また、そちらの方が勉強しない言い訳になって楽だと感じる人もいるでしょう。
でも、その場しのぎの逃げやごまかしは、結局最後には自分が困るだけです。
では、自分に自信を持たせるにはどうすればいいのでしょうか。
「できた」とか「分かった」という経験を積むようにしましょう。
いきなり大きな目標ではなく、手の届きそうな小さな目標をたくさん作り、それを一つ一つこなしていけば、最終的には大きな目標も達成可能です。
教育の世界では「α+1」などとよく言います。
次の目標があまりにも大きければ、本人の能力を超え達成が難しくなる。
でも、簡単すぎれば、本人の力が伸びないので意味はない。
「現在の本人の持っている力(α)」に「+1」するくらいが丁度いいということです。
何をやってもダメな時は、例え「+1」ではなくても、一番簡単な問題集をやって「自分はできる」という経験をさせてから、「+1」の問題を解くのもいいでしょう。
5.他の人に教えてもらう
特に理性の発達が十分でない子供は、気分やイメージで勉強に対するやる気がなくなります。
「先入観」で本人の思い込みの部分が大きいですが、実は生徒にはこれが大きな問題になります。
「この先生からは学びたくない」「この先生は何を言っているのか分からない」と一度思い込んでしまえば、いつまで経ってもそれがぬぐえず、「先生が嫌いだから勉強しない」というある意味身勝手な論法に陥ってしまう生徒もいます。
学校の先生は基本的に一年は変わることがないので、一度このようになってしまえば、一年間分からないままになってしまうかも知れません。
勉強に一年間の穴ができてしまえば、これを埋めるのは至難の業です。
話をして、その先入観を取り除き、生徒がその教科にまい進してくれればよいのですが、そうでない場合は思い切って、学校の授業は仕方ないから受けて、同じ内容をもう一度別の人に教えてもらうのも一つの方法です。
友達でも他の先生でもいいですが、そんな都合の良い人が見つからないときは、塾も考慮に入れてください。
その時は葛西TKKアカデミーに相談していただいても結構です。
6.一緒に悩む
人間は意味の分からないことには努力したがらないものです。
それは自分の努力が無駄になるのを恐れるから(そもそも無駄になるかどうかは本人次第なのですが)。
だからよく「どうして勉強しなくてはいけないの」なんて聞く生徒がたくさんいます。
純粋に意味が分からず知りたいだけの生徒もいれば、この根源的な問いは大人も答えるのが容易でないことを知って、それを盾に勉強しない言い訳にしようという生徒もいます。
いずれにしても、大事なことは本人と真剣に向き合い、一緒に悩み、時には自分の経験を話したりして、お互いに意見を交換することです。
自分の考えの押し付けはいけません。
相手の意見をよく聞きながら、「自分だったらこうするな」「こういうのはどうだろう」「こうだったらどうなるかな」などの問いかけの言葉を使いながら、最終的には本人が自分なりの答えを導き出せるようにしてください。
この手の問いには明確な正解はないので、一緒に話しているうちに自ずから解決してしまうこともあります。
こうして胸のつっかえが取れれば、本人も安心して勉強に励むことができるでしょう。
話し合いがうまくできないようであれば、葛西TKKアカデミーがお手伝いします。
「勉強の意義が分からない」からと勉強の全段階で止まってしまうと、いつまで経っても勉強はできるようにはなりません。
勉強は基本的に「やればできる(もちろんできるまでの努力の量は人によって違いますが)」ものなので、一刻も早く解決して、本人が勉強に取り組めるようにしてあげましょう。
いつまでも、ここで引っかかっていると、学校の勉強からどんどんおいていかれます。
高校で勉強についていけなくなったときの対処法を述べました。
やり方はいろいろあります。
もちろんこれ以外の方法もあります。
上手くいかないとき、困ったときは気軽に葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
「勉強についていけないな」と感じたら早目の対処が一番です。
2022.03.03
ひらがなの成り立ちが一目でわかる
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは楽しい学びをいつも探求しています。
今日は面白い動画を見つけたのでお知らせします。
書道家 鈴木曉昇さんのFacebookに載っている動画です。
これを見ると、ひらがながどうやって生まれたのかよく分かります。
『平仮名の成り立ち・字源』へのリンクはこちら
(なお、ご覧になるにはFacebookにログインしないといけません。)
ひらがなが漢字からできているのを聞いたことがあるかと思います。
しかし、どんな漢字がどのひらがなに変わったのかはなかなかイメージできません。
でも、こうやって動画にすると非常に分かりやすく、楽しいですね。
他にも動画があり、書道家がどのようにして、あの芸術的な文字を書くのかもよく分かります。
また、普段書く字を美しく見せるコツも載っています。
こうやって書道を身近に楽しく分かりやすく紹介していただくと、子供たちの好奇心も高まると思います。
人々の心をつかむ学びを目指し、このような動画も活用し、葛西TKKアカデミーは子供たちと接していきます。
鈴木曉昇さんは若手でありながら、NHKの大河ドラマの書などを手掛ける人気書道家です。
ペン習字や写経についての著書なども出版しています。
今後のご活躍を期待し、応援したいと思います。
他にもいろいろ興味深いコンテンツがそろっているので、皆様是非一度ご覧になってください。
2022.03.01
勉強ができるようになりたくない子供たちの理由
生徒が「実は勉強ができるようになりたくないのではないか。」という話をしました。
実際に生徒と接すると、「勉強ができるようになる」よりも「勉強ができないままでいい」と(無意識的に?)考えている節が見受けられます。
「勉強しないと高校に入れず、中卒では仕事がないから勉強しないといけない。」などと言いつつ一向に勉強しない生徒がいます。
そして、よくよく話を聞いてみると、彼らなりの損得勘定がそこにはあり、前言のような困った事態が訪れることを知りつつも、改善に向けて動けないようです。
言い換えるとその損得勘定が勉強しないことを正当化し、彼ら自身で勉強しない言い訳になり、だから彼らは「自分は勉強しなくてもいいんだ」と自己弁護を許すのです。
では、勉強からの逃避を正当化する彼らの計算、理由は何なのでしょうか。
実はそこには誤解(わざと?)が潜んでいます。
勉強ができるようになると、もっと多くの、そして難しい問題をやらされる(勉強できない方が気が楽)
第一の勉強ができるようになりたくない理由としては、「勉強ができるようになるともっと勉強させられる」というものです。
今は勉強ができないから勉強内容も簡単なものばかりだし数も多くしなくていい。
でも、できるようになるともっと難しい問題をやらされるし、量も増えてしまう。
それは嫌だから現状のできないままでいい。
今のままの簡単で楽な勉強に留まりたいという願望が込められています。
しかも、これにはもっと高度な勉強についていく自信のなさもうかがえます。
このような心理で、勉強を頑張ってできるようにならなければいけないと分かりつつも、不安で行動できないと考えられます。
しかし、これには大きな誤解があります。
人間は学べばこれまで以上の勉強でも簡単にできるようになるということです。
例えば、一元一次方程式は中学校に入って習ったばかりの時はとてつもなく難しく感じられたと思います。
しかし、中三にもなると難なく解けるようになります。
このように人間は成長し能力も上がってくるので、例えより高度な問題になったとしても、そして問題量が多くなったとしても、以前より簡単にこなすことができるようになります。
いずれにしても自分の能力を上げていかなくてはならず、受験等を考えると初級レベルに留まることはできません。
ならば、「自分はやれる」と信じて、腹をくくって勉強してみるのです。
案外大したことなく問題が解けるようになります。
むしろ、自分の能力の向上に伴い勉強も相対的に簡単にに感じられるので、いつまでも低いレベルで簡単な問題しかやらないよりも楽かもしれません。
自分が勉強できないのは生来のもので、それは努力しても改善しないから勉強はやっても無駄
第二の考え方は「頭の良し悪しは生まれたときに決まっているので、勉強してもできるようにはならない」というものです。
自分は不運にも優れた脳をもっていないので、勉強はいつまで経ってもできるようにならず、生まれながらの素質がないので勉強はやっても無駄だ。
頭いい生徒はすぐにできるけど、自分はいくらやってもできるようにならない。
これは持って生まれたスペックの違いなので、自分のせいではない。
だから、勉強は頑張っても仕方がない。
確かに天才的に頭がよく、勉強でいつも好成績を残す生徒もいますが、それはむしろ少数派で、多くの生徒はそれなりに努力し自分を高めているのです。
それを見ないで、自分の言い訳の都合の良い例外的な生徒を引き合いに出して、自分はそうじゃないから駄目だというのは少し自分勝手な論かもしれませんね。
「今まで頑張ったけどできなかった」と言いますが、たいていはできるようになるまで努力せず、一回か二回やって出来なかったらあきらめているようです。
一発でできなければもうできないと結論付けてしまうのは早計です。
根気がなく十分な努力をする前に結果を求めるのは生徒に限らず、大人や現代の社会がゆとりなくスピードばかりを要求することにも関連があるかもしれません。
「できるようになるまで頑張る」という視点が欠けて、自分はやった(確かにやりはした)と主張するのは単なる自己弁護にすぎません。
勉強ができないことを「生まれつき」としてしまうことで、「できない現状は変更が効かない」からやらないことを正当化し、しかも、その責任は自分ではないという責任回避の意味合いも含まれています。
実は人間は他のどの動物より成長・変化できる動物であり、途中で投げ出さなければ大抵の勉強はできるようになります。
言い逃れをする前に、チャレンジをし、できるようになるまであきらめない、そんな気持ちをもってほしいです。
学校で習う一般的な勉強はだいたい誰でもできるようになります。
困難を乗り越えてできる経験をしたら、勉強の成績が上がるだけでなく、勉強そのものが楽しくなります。
だから、それを信じて目の前にある壁を乗り越えてください。
サポートが必要な時は葛西TKKアカデミーもあります。
勉強はやればできるようになるものです。
面倒くさいことは罪悪で、だから面倒くさい勉強はやらなくていい
生徒たちがよく言う口癖に「面倒くさい」があります。
何をするにも面倒くさい。
ノートを取るのも問題を解くのも面倒くさい。
面倒くさいことは嫌い、もしくはやらなくていいという思考が彼らの中にはあるように思えます。
これは現代の風潮がそうであり、彼らもそのような風潮を肌で感じ、体に染みついたからそう言うのかもしれません。
便利で簡単なことが一番。
面倒くさいことは悪で、それを解消することが生活を豊かにする。
そうやって「面倒くさい」を毛嫌いし、敵視する傾向があると言えるでしょう。
そういう意味では彼らも時代の申し子なのかもしれません。
ところがこの「面倒くさい」を否定する風潮は、勉強を考えるとき非常な障害になります。
なぜなら、勉強は「面倒くさい」ものだからです。
「面倒くさい」からこそ、人は考え、創意工夫や試行錯誤をして学んでいくのです。
簡単なこと、できることしかしなければ、人間の脳は十分な刺激が得られる、神経細胞のネットワークを広げることはできません。
だから、こんな時代に生きる彼らは、ある意味可哀想かもしれません。
学びにくい時代。
考えなくても、パソコンを開けばすぐに正解を出してくれる。
自分の脳を使う必要はない。
ここで彼らのロジックの問題点は、「面倒くさい」から「勉強はしなくていい」となっているところです。
確かに社会的風潮から、「面倒くさい」は「悪」だから、「面倒くさい勉強」も「悪」なのでやらなくていい、という筋もなくはないでしょう。
でも、本当に「面倒くさい」は「悪」であり、「面倒くさい勉強」は「しなくていい」としかならないのでしょうか。
ここに彼らの論の欠点があります。
「面倒くさいから勉強はしない」ではなく、「面倒くさいからこそ勉強はする」のです。
そもそも「面倒くさい」は「時間と手間がかかる」というだけで、「できない」や「やらない」につながる言葉とは限りません。
(確かに「時間と手間がかかる」を敵視して、そこにビジネスチャンスを求める動きもありますが)
元々「面倒くさい」勉強は、時間と手間をかけて解いていく点にこそ深い学びが生まれます。
そして、その学びが自身を高めてくれます。
勉強においては「面倒くさいからやらない」こそが「悪」なのです。
「面倒くさい」と「できるできない」「やるやらない」は別物です。
以上、三点ほど触れましたが、他にも彼らなりの計算と勉強をしないことを正当化する言い訳はあるでしょう。
特に勉強嫌いの生徒は勉強しないことが最重要ミッションとなり、あれやこれや理屈をこねて自分の考えが最もらしいように主張し、勉強を回避することに最大限の努力をします。
(だから、勉強嫌いになってしまうと余計な労力が必要となり面倒なので、勉強を嫌いにさせないことが最善策になるのですが。)
皆さんも勉強しない子供に対していろいろ言っても、なんだかんだ言い負かされて、最後は強引に勉強を仕向ける、または「もう知らない」と投げ出すといった経験があるのではないでしょうか。
子供と大人の中間にあたる時期、まだまだ子供なのに妙に大人びたもっともらしいことを言われ、反論できず言葉に詰まったこともあるのではないでしょうか。
子供は意外とよく考えていますし、よく見ています。
時には大人の痛いところを突いたりもします。
だからと言って、大人の立場と権力を押し付けるのは、教育としては必ずしも良いとは言えません。
よって、注意すべき点の一つとして、大人としては何を言われようとも頭に血が上らないように、常に冷静を心がけ、子供を一つ上の俯瞰で見られるよう心にゆとりをもって、大きな器で接しましょう。
これも難しいことですが、先ずは心がけることが大切です。
もう一つは、子供にいろいろ話させ、彼らの手の内を出させて、それを落ち着いて分析し対応することです。
すぐに適切な対応が浮かばないときは、焦らずいったん話し合いを打ち切って、時間を置いて考え、再び話し合いをするといいでしょう。
彼らが何を考え、何を狙い、どうしてそのように思うのか、彼らの立場に立って想像すると理解もしやすくなります。
彼らの心のうちが捉えられれば、彼らの言動も納得でき、(未知の状態で対応するよりは)より良い対応ができます。
親の立場としては子供に勉強させたい。
でも、子供も同様の方向に向かっていない場合は、心労が絶えず、ストレスもたまり精神的にもイライラして、自分もその周りの家族も空気が悪くなってしまいがちです。
でも、これは誰のためにもなりません。
先ずは、親が冷静に子供の立場に立って、彼らの気持ちをくみ取るところから始めましょう。
子育ては難しく未知で苦労の連続です。
困ったときは、他の人と話し合い意見やアドバイスを求めるのが非常に良い手です。
子育ては一人でしょい込まないで、みんなで協力してやるのが本来の姿です。
葛西TKKアカデミーも相談にのりますから、遠慮なくお声を掛けていただければと思います。
2022.03.01
勉強ができるようになりたくない子供たち
生徒たちは学校で、家庭で、毎日のように勉強に励んでいます。
「勉強ができるようになって良い成績を取りたい。」「親が言うから。」「特に理由はないが、それが当たり前だから。」など、勉強をする理由や目的は人それぞれでしょう。
でも、全ての生徒が勉強ができるようになりたいと思っているかというと、どうもそうではないようです。
多くの生徒と関わっていると、中には勉強ができるようになることを怖がっている、できないままでいたいと思っている(意識的にせよ無意識的にせよ)ように見える生徒もいます。
「勉強すれば人生全て上手くいくから、子供には頑張ってほしいし、きっとわかってくれる。」
このような考えが本当に正しいのでしょうか。
そこには大人のエゴがあり、子供たち(特に思春期の)の中には、はそんな自分たちの都合を押し付けてくる大人に反感を抱き反発する者も現れるでしょう。
彼らなりの道理があり、自分にとって今、どうするのが一番利益があるのかという計算があるようで、結果、勉強ができるようになりたくないという選択肢を選ぶ生徒がいる可能性を感じています。
勉強ができた方がいいのは分かっているけど、本人が意図的にそうなろうとしない。
難しい問題です。
大人たちへの不信と自我の芽生え
なぜ大人が示す「勉強すれば人生が開けるから、勉強ができるようになった方がいい」という考え方に従って、勉強を頑張ろうとしない生徒たちがいるのでしょうか。
これは自分の中に、自分なりの正論が芽生えているからでしょう。
人生経験の少ない彼らにとって、世界は未知であふれています。
まだ知らないこともたくさん。
でも、ある程度人生を生きてきて、部分的に分かることも多くなっています。
そして、自我の発達と共に自分なりに世界を見、自分の中に己の世界(不完全な世界ですが)を構築しつつあります。
客観的にはまだまだ小さい世界ですが、彼らにとっては全てです。
だから、自分はある程度の知識はあり、大人の言うことが本当かどうか判断する力がある(それが正しい判断かどうかは別として)と考えます。
これは自我の確立につながる大事なステップであり、人間の成長において通るべき道なので、決して悪いことではありません。
こうして出来上がった未熟な、でも全てである彼らの世界において、何が自分にとって最善で得かを考えます。
そこで生まれる様々な選択肢の中には当然「勉強ができるようにならない方がいい」という選択肢もあり、時にはそれを選ぶこともあるでしょう。
それは色々な誤解と思い込みにより生じる誤った選択です。
(どうして誤解や思い込みをするのかについては、後日、(その二)としてまた議論します。)
子供の誤り(?)を正すには
子供たちの判断が望ましくないとき、大人が無理やり自分の主張を押し付けるのはよくありません。
大事なのは相手が理解できるように導き納得させる話し合い。
ということは、話し合いのできる環境を確保しなくてはなりません。
もし、親子でそのような状況にない時は、話し相手は親である必要もないと思います。
子供にとって一番信頼できる人がすればいいでしょう。
ところで、話し合いにおいて、相手のことをまだ十分に考えることのできない子供は、こちらの気持ちもお構いなくズバズバ言ってくるかもしれません。
しかし、それをまともに受けてイライラしたり、癇癪を起してはいけません。
相手を包み込む広い心で、大人の余裕を感じさせるくらい、器量の大きさを相手に見せつけなければなりません。
(はったりでもいいから堂々として、内心おどおどしていることが悟られないように。)
そうでないと、子供はすぐに器の小ささを見破り、大人を侮るようになります。
そして、やり方としては先ず、相手の理屈や理由を聞いてあげることです。
そうして子供たちの立場、考えを把握する。
そうするとこちらもどのように対応すべきか分かってきます。
相手の立場が分かれば同じ目線に立てます。
そうして考えると、子供たちがなぜそう思うのかが見えてきます。
こうすると「何でこの子はそんなことするのか、そんなこと言うのか」が理解できるようになります。
子供と同じ方向に向き合ってから、少しずつ一緒にじっくりと方向転換を促してください。
そうすると正面から衝突することもなく、子供も納得してこちらの希望する道を進むようになるでしょう。
更に、先に相手に話させるのには別の利点もあります。
それは、先手を取らせることでこちらの手の内を見せる前に相手の手の内が分かるということ。
これによって、話し合いで優位に立てます。
誤解のないように言いますが、「優位に立つ」というのは相手を力任せに引っぱるという意味ではありません。
相手が何を考えているか分からず、心の余裕をなくしてイライラすることを抑制できる、つまり、心にゆとりを持って相手に接することができるという意味です。
このような対処で、勉強できるようになりたくない生徒を変えることができるでしょう。
少し長くなってきましたので、この続きは後日書きます。
そこでは、生徒たちが「勉強をできるようになりたくない」と考える誤解に基づいた損得計算について話したいと思います。
お楽しみに。
2022.02.28
高校の勉強についていけない原因
中学の勉強もそうですが、授業内容が高度化し、進むスピードも量も大幅に増える高校に入ってから、学校の勉強についていけなくなる生徒がたくさんいます。
高校では授業の進行速度が非常に早いので、一度勉強に取り残されると取り戻すのは大変ですし、中には追い付ける気がしなくなって、高校の勉強そのものを諦めてしまう生徒もいます。
そうなってしまうと、学校生活は不安で苦痛でつまらなくなるでしょう。
そして、高校の勉強を理解できず習得できないということは、その後の進路や人生に大きなマイナスの影響をもたらします。
今回は高校で授業についていけなくなる原因と対策を考えてみたいと思います。
もちろんいくつかは中学や小学での勉強についていけない原因とも共通するでしょう。
また、今、小中学できちんと勉強についていけていても、今後、高校に入ってからこの問題に直面するかも知れないので、事前に知っておいてもいい情報だと思います。
よって、全ての年代の生徒を持つ家庭の参考になると思います。
授業についていけなくなる原因
1.中学と異なる環境
高校というのは中学に比べ勉強がかなり難しくなり、しかもスピードがそれまでと段違いに早く進みます。
中学まで優秀で、特に家庭学習しなくても学校の授業だけで何とかなっていた生徒は要注意です。
今までのやり方が通用しなくなり、「こんなはずでは」と自分に自信がなくなり、高校の授業は自分には無理と絶望してしまいがちです。
特にギリギリのラインで合格した生徒は、高校に入ってその授業のレベルの高さと進度の早さを実感し、「本当に自分の能力でついていけるか」、「自分は場違いなところに来てしまった」と不安で頭を悩ますことでしょう。
また、これまで幅広いレベルの生徒が一緒のクラスで、比較的できる部類に入っていた生徒も、高校は入試を通して同じようなレベルの生徒が集まり、自分より下位の生徒が減った分、ちょっとできなかっただけで一気に学年内順位が下がってしまいます。
こちらも自分ができない経験がそれまでなく、そのことに対する免疫がないので、大きなショックを受け、勉強に身が入らずやる気をなくし、授業についていこうという気概を失います。
このように、中学の時と同じ気持ちで高校の授業を受けていると、その状況の違いに直面した時に心の準備ができていないので、もう自分はダメだと可能性を見失って、授業についていける自信もなくなってあきらめてしまいます。
それでも授業は自分を待ってくれないので、どんどん差が開き追いつけなくなります。
2.勉強が難しい
高校の授業は当然、中学の授業より難しいです。
しかし、問題は勉強の難易度の差が、小学校と中学校の間の差より中学校と高校の間の差の方がずっと大きいということです。
先ほど述べたように、中学のとき優秀だった生徒が高校に入って一気に落ちこぼれてしまうというのはよくある話です。
例えば、数学の展開や因数分解は中学でも習いますが、高校の展開や因数分解はそれとは比べものにならないくらい複雑で、しっかりと理解していなければ解けません。
なんとなくで解けた中学とは違います。
英語の授業でも、中学のときは生徒の日常などほのぼのとした話題が多いのに対し、高校では社会問題など内容もただ楽しいではなく、しっかり考え自分の意見を持たなくてはならないようなものが増えていきます。
特に今の学校教育は、文科省の号令の下、これまでの暗記型の教育から脱却し、生徒が学んだ知識を基に自ら考え答えを導き出す教育を目指しています。
与えられる課題も多く、自分たちで研究、発表しなくてはならない機会も増えています。
当然、この変化に伴い大学入試もそのような問題が出されるので、今の学校教育は正直、我々のときよりは難しくなっていると言えます。
また、勉強の質と内容もさることながら、その学習量も非常に多くなります。
中学までは5教科5科目で済んでいましたが、高校になると5教科10科目になったりします(学校やコースによって科目数は変化しますが)。
ざっと見てもこれまでの倍の科目数になるのです。
そして、これらすべてで家での予習が前提として授業を進め、やった内容は当然分かっていることとして(分からないときは復習などして自分で解決しないといけない)次に進んでいくので、宿題も含めて家庭学習の時間がたくさん必要になってきます。
つまり、限られた一日24時間をどのように過ごし、必要とされる学習量をこなす時間を作ることができるかが大事になります。
部活や委員会活動、課外活動などを行っている生徒はよりスケジュール管理が難しくなり、やるべき勉強が全てできないという事態が発生します。
しかも、これらの活動で疲労がたまり、授業中に居眠りしてその時間の勉強が抜けてしまえば、授業もどんどん分からなくなり落ちこぼれてしまいます。
このように高校に入ると中学とは比べ物にならないくらい、勉強に対する要求が増えてきます。
これらをこなして高校の勉強をしっかりするには相当の覚悟が必要で、それができない、もしくはそれができるほど十分に心が強くない生徒は、高校の授業から脱落する可能性が高くなります。
3.分からないをそのままにしている
基本的に勉強は、これまで習った既習事項が土台となって新出事項を学びます。
このように積み重ねで連続性のある学習なので、一度つまずいて分からなくなると、次の領域も分からず、学習にできる穴がどんどん大きくなっていきます。
そのまま「分からない」を少しでも放置してしまうと、それがどんどん増え手に負えなくなってしまいます。
例えば、英語は単語さえ分かればできると中学のときは思っていて、高校でも同じように単語ばかりやって文法や表現、論法などを疎かにしていると、言葉一つ一つの意味は分かるのに、長文の前後関係や筆者の主張、全体の内容などが全く理解できないことがあります。
数学も先ほどの因数分解ができないと高次方程式や関数などほぼすべての領域で問題が解けません。
このように一度生じた「分からない」を解消することを少しでもさぼってしまうと、あっという間に授業も分からなくなり、あまりの「分からない」多さに頑張ろうという気も失せます。
4.授業がつまらない
高校の授業はそれまでと比べて桁違いにやらなくてはいけないことが多いので、学校の先生方も授業で余談などする余裕はありません。
決められた時間内にやらなくてはいけない学習項目は非常に多いので、生徒一人一人に目を向けてやる時間はあまりなく、機械的に説明するので精一杯。
予習は当然してきているという前提で授業が行われ、先生方は生徒が基本的なことは理解した上で授業に臨んでいるという姿勢で授業を進めます。
予習をしてなくて授業中に話していることが分からない、予習をしたが学習内容が分からないというときは、自己責任で解決して授業を受けなくてはなりません。
文科省が現在求めるアクティブラーニングには程遠いですが、現場では物理的な時間のなさから(そもそもアクティブラーニングなどと言う新しい教授法を学校の先生が習得していないから)、これまでと同じように一方的な講義形式で授業が進められることも少なくありません。
ひどい時は、生徒に教科書を順番に音読させて終わりなんてこともあります。
お笑いなどと違うのだから、ただ高校で教えるべき知識を伝えるだけで十分で、授業に生徒を喜ばせる要素は要らないという先生もいます。
どこかの塾の名物先生のように、パフォーマンスやショーが上手で生徒たちを引き寄せる(笑わせる)授業ができる先生はなかなかしません。
そこまではいかなくても、授業に際して自分の経験を織り交ぜたり、生徒がつまらなさそうにしているときやよく分かっていないときに、気分転換に雑談ができるほどの技量や知識、経験を持った先生も多くはありません。
これは、学習内容の高度化に伴い、生徒を飽きさせず常に彼らの興味関心を削がないように工夫する授業は時間の制約のある中ではとても難しいからです。
だから、生徒は授業がつまらなくなり、興味がないから理解もしにくく、モチベーションも下がります。
そして、最終的には勉強についていけなくなるのです。
5.勉強する意味が分からない
多くの生徒を教えて特に女子生徒に多いのですが、勉強に取り掛かる前に「どうして勉強しなくてはいけないのか」ということにこだわり、それがはっきり分からないとやる気が出ない(やろうとしない)人がいます。
個人的には「そんなことはどうでもいいから、勉強はとにかくやればできるようになるから」とも思うこともありますが、本人としては個々が重要なこだわりなのだと理解します。
自分が勉強していることの意義が分からないと、本当に今やっていることが自分のためになるのかと疑心にかられ、「もし役に立たないのなら自分の貴重な時間を無駄にしてしまうから嫌だ」ということでしょうか。
勉強が人生に役立つかというと、明らかに役には立つのですが、問題はそれが直接的なことより間接的なことの方が多いので、実感しにくいということです。
もやもやした気持ちでは勉強に集中できず、気づいたら勉強そのものより「なぜ勉強しないといけないのか」ということばかり考えてしまう。
そうなれば当然授業も上の空になってついていけなくなるでしょう。
一般的によくある「高校生が授業についていけなくなる原因」を挙げてみました。
もちろんこれ以外の理由もあります。
このように授業についていけなくなる原因は様々です。
「自分が授業についていけていないな」と感じたら、すぐに自分の状態を振り返り、何が原因なのか考えましょう。
必要ならば、学校の先生や友達、親などが聞き役になって、原因究明の手助けをしてあげるのも良い方法です。
本人が見落とした要因に気づけるかも知れません。
当然、葛西TKKアカデミーにも相談していただければ、生徒一人一人に合わせたアドバイスを与えることができるでしょう。
こうして原因を明るみにすれば、それに合わせた対応を考えることができます。
そして、その対策を実践し、遅れをとった授業についていけるように頑張りましょう。
今回は原因に焦点を当てて議論しました。
長くなりましたので、次回はこれらの原因をもとに対策を考えます。
ご期待ください。
2022.02.25
春期講習生徒募集しかも新規生は無料!新学年の前に分からないを解決!
2022/02/25
学年末テストも終わり、戻ってくるテスト結果が気になるところではないでしょうか。
テスト結果がどうであれ、一応学年の大きなテストも終わり、少し気が緩んでいる時期だと思います。
厳しい勉強を頑張ってきたのだから、多少の息抜きはあってもいいでしょう。
しかし、あまりにも気を抜きすぎると新学年になったとき困りますよ。
この少しゆとりのある時期を利用し、これまでの勉強を振り返って、自分が分かっていない穴を見つけ埋めていくといいですよ。
そして、この学年で学んだことをしっかり理解して進級すれば、次の新しい年度も安心して勉強に頑張れると思います。
そういった意味でも、少し早いですが(まだ始まっていませんが)、春休みおよびそれまでの時間を利用して「春期講習」を受けてみてはいかがでしょうか。
葛西駅そば個別指導塾葛西TKKアカデミーから春期講習のお知らせです。
3月から26日から4月5日までが今年は春休みになるそうです。
期間ごとの長期休暇はそれまでの勉強の遅れを取り戻すチャンスです。
この自分の自由に使える時間が多い休み期間中に、葛西TKKアカデミーで勉強してみませんか。
これまでの勉強で分からなかったところを克服し、新学年に向けて患いをなくすのもいいでしょう。
また、ここで勉強の先取りをして、新しい学年でみんなと差をつけスタートダッシュするのもいいでしょう。
小規模個別指導塾だからこそ、葛西TKKアカデミーでは他塾にない柔軟で要望に応じた勉強ができます。
学年が変わる時で、学校の宿題や課題も比較的少ない春休み。
油断をして春休みを何もしないで過ごしてしまうと、新学年で勉強についていけなくなり、非常に困った状態に陥るかもしれません。
特に新一年生となる人たちは、今のうちに先取りの勉強をして勉強にゆとりを持てるようになれば、新しい学校で環境に慣れるのにも楽ですよ。
つまり、この休みをどのように過ごすかで、新学年が大きく変わるということです。
葛西TKKアカデミーの春期講習
小学生から高校生まで対応いたします。
しかも、葛西TKKアカデミーなら、後で発表しますが、素敵な特典もいっぱい。
自習は当然し放題で、授業ではないときも葛西TKKアカデミーで勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問してください。
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学校の授業が進まない春休みは、じっくり勉強するには本当にいい機会です。
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・入会費が無料!
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つまり、無料で春期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
質問や不明な点がございましたら、気楽にご連絡ください。
お待ちしております。
2022.02.24
テストが悪かった時はこうしよう!実は勉強を見直すチャンス!
ちょうど学年末テストも終わったころだと思います。
すぐに採点され、テストが返ってくるでしょう。
その結果に一喜一憂するのはいいですが、テスト結果というのはそこで勉強が終わりではなく、長い勉強の一通過点と考えてほしいです。
最終的には入試で自分の希望する学校に入れるだけの学力を身に付けることなので、例え今回悪くても、最終的に帳尻合わせができるようにすればいいのです。
しかも、頑張って受けたテストの後というのは、脳科学においても非常に学びやすい状態にあるので、これを利用して一気に学力を上げるチャンスです。
だからテストが返されたとき、その結果だけにとらわれることなく、長期的視点で有益であるような対応をしてください。
テストが悪かった時にしてはいけないこと
テスト結果が悪いと、親としてはこれまで自分が子供にしてきた苦労を無駄にされたようで頭に来るかも知れません。
「テストが悪い=勉強ができない」と、将来の子供の人生を心配して焦るかも知れません。
でも、そこで感情的になり、子供にマイナスの影響を与えるようでしたら問題です。
テストが悪かった時の対応として避けるべきことをいくつか挙げてみましょう。
1.説教や否定
事前に何度も言ったにもかかわらず、きちんということを聞かず勉強しないから、こういう結果になった。
確かにそうなのかも知れません。
だからと言ってそこを責められて、子供が勉強しようという気になるでしょうか。
「だからダメなんだ」なんて否定して、子供が精神的に前向きになれるでしょうか。
多くの場合、このような言葉を浴びせかけるのは、親の自己正当化でしかなく、子供に無力感、自己否定の感情を抱かせるだけです。
やる気をなくしたり、立ち直る気力を失ったり、または、完全に自分は頑張っても無駄だと勉強するという行為そのものを放棄してしまう。
そうなっては何の意味もありません。
腹立たしく、怒りをぶちまけたい気持ちは分かりますが、これは自分が自分のことを分かってほしいという願望であって、子供の勉強をできるようにすることにはつながりません。
むしろ妨げになります。
本当に本人のことを考えるなら、やはりやらない方がいいです。
2.他の子と比較
次にやってはいけないこととしてあげられるのは、他の子との比較です。
「あなたのお兄さんはこんな点取らなかったよ」と比較してその子の悪い結果を強調するのもよくないですが、「○○さんは××点だって」というような客観的な事実を伝えるのもよくありません。
同様に「○○さんは××点だって。すごいね」と単純に他の子をたたえる言葉も、本人にとっては自分の悪い点を指摘されているようで、よくありません。
よく調査で子供たちがやる気をなくすきっかけの一つに「他人と比べる」があります。
自分が悪いのは本人も重々わかっているので、それを意図的ではないにしろ、触れられることはつらく、「自分はダメな人間だ」という気持ちを強めてしまいます。
こうして勉強が嫌いになりやらなくなってはいけません。
「人との比較」もしないように注意しましょう。
大事なのは今後につなげていくこと
一度出たテスト結果は覆りません。
そこをいろいろつついても、本人の気持ちを落ち込ませるだけで、何も変わりません。
大事なのは自分が取ってしまったマイナスを、どのようにしてプラスに変えていくかということ、
これができれば、悪いテスト結果も無意味ではなくなり、将来的に良い結果に結びつけることができます。
1.悪い結果になった原因を一緒に考える
テスト結果が悪かったということは、自分の今のやり方に何か問題があるという明確なサインと捉えましょう。
そうすれば自分の勉強を見直し、より良い勉強法を考えるきっかけになります。
本人一人で考えさせるのではなく、周囲の人間(親がいいですが、場合によっては違う人でも構いません。本人が信頼する人)と一緒に話し合いながら、自分を見つめ直しましょう。
先ずは「どこが悪かったと思う?」と自由な雰囲気の中で質問しましょう。
決して圧力をかけるような態度や責めるような態度はしてはいけません。
リラックスして気軽に何でも言えるようにしましょう。
必要ならば答えるまでの十分な時間を与え待ちましょう。
難しいようなら、「○○はどうかな?」「勉強の時間は十分にあったかな?」というような、YES・NOで答えられるような簡単な質問から始めましょう。
こうして自分の悪い結果の原因を考えるきっかけを与えます。
2.原因が分かったら改善方法を一緒に考える
このようにして原因が分かったら、それをどうすれば改善できるか、一緒に考えます。
本人も問題点が明らかになれば、その対策は考えやすいと思われます。
もし難しそうであれば、いろいろなヒントを与えて(時には自分や他の人の経験などを話して)、自分なりの改善策を出せるように導きましょう。
そうして改善方法が見つかれば、本当にそれでうまくいくか一緒に確認します。
特に子供たちの出す案は「もっと長く勉強する」とか「一生懸命頑張る」のような漠然としたものであることが多いので、そうではなく「一日○○時間勉強する」とか「問題集の計算問題を毎日○○問解く」「○○時から○○時までは毎日学校でやった授業の復習をする」のような具体的なものにしてあげた方が実行しやすく、きちんとできているかどうかの評価もしやすくなります。
自分の生活リズムを見直し、具体的に日々のスケジュールを作って、そのスケジュールに従って勉強したり、遊んだりするのもお勧めです。
こうすれば、毎日決まった時間に食事や睡眠が取れるので健康にもいいですし、勉強と遊びのバランスもとれます。
ポイントは、このスケジュールを家族全員が共有し、それが守れるように協力してあげることです。
また、そもそも「授業が理解できない」「勉強の仕方が分からない」という勉強すること自体に困っている場合は、学校や塾の先生と相談しアドバイスをもらうといいでしょう。
「一人ではどうしても勉強できない」「家では誘惑が多く勉強に集中できない」など、環境が問題であれば、塾や家庭教師、勉強専用の部屋を作るなど、それができる環境を整えるのがいいでしょう。
3.今回のテストの間違ったところを解き直し
人間の記憶は印象深いこと、何かのエピソードと結びつけると、深く刻まれ忘れにくくなります。
自分が頑張って準備して、テスト中悩み苦しんだ問題は、それ自体が一つのエピソードであり、この苦しみは大きな刺激として印象に残っています。
だから、テスト直後というのは学ぶのに非常に良いタイミングなのです。
できなかったところを見直し、解き直し、必要なら教科書やノートで調べ、時には友達や先生に質問して解説してもらえば、驚くほど理解でき、すんなり頭の中に入ってきます。
こうすることで、例え定期テストでは成績が悪くても、最終目標の入試では良い成績を修めることができるのです。
だから、テスト終わった解放感でやりっぱなしにしないで、もう一度できなかった問題を解くというのは非常に重要な作業であり、学びのチャンスなのです。
もちろん、時間が経てばどんなに強い印象も薄れてしまいます。
そうなれば解き直しをしてもその効果は薄れてしまうので、可能な限りテストが返されてすぐに取り組むことをお勧めします。
テストが終わって結果が悪い時、その結果を責めても点数がよくなるわけではないので意味はありません。
むしろ、本人に与えるマイナスの影響の方が問題です。
親としては子供のことを真剣に考えるからこそ、不甲斐ない結果に対しいろいろ言いたいとは思いますが、感情的にならず冷静に現業を把握して、この失敗を今後に生かすことを一番に考えてください。
そうすれば、悪かったテストも無駄にはなりません。
テストとして明確に「自分の実力が伴っていない」と出れば、本人としても自覚しないわけにはいかず、今後どうすればよくなるか考える絶好の機会となります。
この機を逃がさず、本人と一緒に話し合い、そして本人自身が具体的で実行可能な最善の改善策を立てられるように、手助けしてあげるのが周囲の人間のふさわしい役割です。
また、「テストが悪かった」と自覚したときは、実は学びの大きなチャンスでもあります。
「悔しい、残念、もっと頑張ろう」と様々な感情の中、ちょっとした手助けで驚くほど学習内容が理解でき、頭に入っていきます。
ピンチはチャンス。
「できていない」ということは「学べる」とポジティブに捉え、自分の学力を高められるように役立ててください。
必要であればいつでも葛西TKKアカデミーでご相談できることも忘れないでください。
お待ちしております。
2022.02.23
問題が解けないのは問題が理解できないから?カギは読解力!
2022/02/23
毎日机に着いて勉強しているのにテストの成績が良くならない。
家でも勉強している姿は見るのに一向に成果につながらない。
努力しているのに結果につながらないのはなぜでしょうか。
理由はいくつか考えられます。
テストでいくら頑張っても問題が解けないのは、もしかしたら問題文が理解できていないからかもしれません。
計算や暗記など機械的に答えるものはできても、国語の説明文や数学の文章題や図形、社会の資料の読み取りや理科の論理的思考などができない生徒は読解力不足が心配されます。
しかも、現在行われている教育改革では考える力を重視し、ますます問題を正確に読み取り、状況を把握し、持っている知識を活用して解くことが求められています。
文科省の方針に従い学校教育の手法も大きく変わり、当然それに関連してテスト形式も変化していきます。
つまり、読解力がなければ学校の授業だけでなく、入学試験でも問題が解けないのです。
読解力についての調査結果
先日、次のような調査結果が発表されました。
問題の読み取りに関するものです。
1:「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名からの沿岸の警備を命じられた。」
問題:この二つの文の内容は同じか、それとも違うか。
正解は「違う」ですが、正答率は中学生で57%と低く、高校生で71%でした。
主語と目的語の関係、能動と受動の関係が分かれば違うのは明らかなのですが、書かれた単語だけを比べ同じと考えたのでしょうか。
間違った生徒は、語と語の関係を把握できなかったと想像できます。
2:「Alexは弾性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」
問題:「Alexandraの愛称は( )である。」(1)Alex(2)Alexander (3)男性(4)女性
正解は「(1)Alex」ですが、正答率は中学生で38%、高校生で65%でした。
意外と低い気がしますが、これも文の中の単語の関係が理解できていなかったのでしょうか。
3:「微っ今日は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている。」
問題:「この文脈においてオセアニアに広がっているのは( )である。」(1)ヒンドゥー教(2)キリスト教(3)イスラム教(4)仏教
正解は「(2)キリスト教」ですが、中学生の正答率は62%、高校生は72%でした。
こちらも地域と宗教の関係が読みとれれば難しくありません。
これらの問題は複雑な文の構成にはなっていないので、全て素直に読めば全員理解できると思いますが、思いのほか不正解が多い気がします。
現場でも、生徒が問題を正確に読み取れていないと感じることが多々あります。
当然、問題が理解できなければ何を求められているのかも分からないので、正しく答えようがありません。
問題が理解できない原因
では、どうして子供たちは問題が理解できないのでしょうか。
1:ただ問題を読んだだけ
先ず気づくのは、問題をただ読んだだけで分かると思っていること。
一回読んで理解できなければ、それは難しい問題で解けないと思う。
(不思議なことに、難しいと判断するとそれ以上解くのを止める生徒が多いです。諦めが早いというか、何度も試行錯誤して失敗を繰り返すのが怖いのか、面倒くさいのかもしれません。)
問題はこちらから積極的に読み取ろうとしないと頭に入ってきません。
「どういう意味なのか。」「どうしてそうなるのか。」と自問自答しながら読むといいでしょう。
文字をなぞることが読むことと考えてはいけません。
2:正確に読んでいない。
よくあるのが問題を勝手に読み換えてしまうことです。
単語や助詞、助動詞など勝手に違うものにして読んでいるのです。
当然、語の関係が変わってしまうので正確に問題を理解することはできません。
これは音読させるとよく分かります。
自分でも気づかないうちに文を換えてしまうのです。
いつも「素直に読めばわかる。」と言うのですが、自分の都合で思い込んで異なる文として読んでしまうのです。
改善には音読や指差ししながらの読みをお勧めします。
そうすれば気づけるチャンスが増えるでしょう。
1と2の場合に共通して見られることは、慌てて答えようとして、じっくり考えるゆとりがないことです。
これはテストなど解答のスピードを要求されることの弊害でしょう。
先に早く解くことを教えるといい加減になってしまいます。
後から正確に解けるようにするのは至難の業です
最初は正確に解く癖をつければ、スピードは後から自然についてきます。
3:語彙力がない。
しばしば触れることですが、生徒の語彙力のなさは非常に深刻で明らかです。
先日も、「妥協」「威圧」「扇動」の意味が分からないと言われました。
そして、意味を教えた後でも、「みな同じで違いが分からない。」と言われました。
難しい漢字はその時点で皆同じになってしまうのでしょうか。
ことわざや慣用句になれば、なおさら知らないという生徒が増えます。
聞いたことない、使ったことないと言います。
言葉を知らなければわかるはずがないです。
また、接続語や修飾語、被修飾語の関係など言葉と言葉をつなぐものも苦手です。
生徒の作文を見るとよく分かるのですが、表現力が非常に貧困です。
ワンパターンなのです。
それは普段から豊かな言葉に触れていないからで、だからこそ多様な表現が理解できないのです。
(この言語の貧困の問題を私は非常に深刻に受け止め、機会を見ては触れていますので、また別のときに議論します。)
計算や暗記などパターンの問題はできるのに、読解力や論理的思考が試させる問題ができない場合は、問題の読み取りができていないことを疑ってみてください。
そして、この問題が生徒の学習にとって深刻な理由は、これから行われる教育改革にも関係があります。
文科省はこの教育改革で、今までのような知識中心でパターン化された形式を使って機械的に処理するだけでなく、その基礎知識を使って自分で使用から必要な情報を読み取り、論理的に考え相手に正確に伝える能力を重視しています。
むしろ、これらの力が身に付いていないと、大学入試の問題などは対応できないようにする方針です。
そしてこの力は一朝一夕にできるものでなく、長い月日をかけ経験を通して身に付けるものなので、早いうちに何とかしないと手遅れになります。
新しい日本の教育でこの力の有無が大きな差となって生徒に降りかかることは明白です。
葛西TKKアカデミーは小規模個別塾という特性を生かして、この点の指導にも力を入れています。
もし子供たちに、このような不安や疑いがある場合は気楽にご相談ください。
2022.02.22
オンライン授業で賛否両論ありますがやってみて感じることは
葛西TKKアカデミーでは、生徒や家庭の要求に応じて柔軟に授業内容を変えられます。
授業内容に限らず、授業時間、授業料など一人ひとりに合わせられるのが葛西TKKアカデミーの強みとなっています。
そんな中、最近はオンライン授業の要望もあり行っているのですが、しばらくやってみて個人的に感じたことを今日はお話したいと思います。
オンライン授業はコロナ禍で学校が一斉休校になったときに注目され、災害や突然の緊急事態になったときでも学びを止めない切り札のように認識され、文科省も慌てて全生徒に端末やコンピューターがいきわたるようにしました。
しかし、小中学校ではデバイスは配布されたものの、それを有効に活用して授業を進めることはあまりできていません。
技術的問題や教員のスキルの問題などあるからです。
一方、葛西TKKアカデミーでもオンライン授業は行うことはできます。
授業をモニターを通じての一対一でやっています。
私自身まだICTなどに精通している訳ではないですが、普段の授業をインターネット回線を利用して、リモートでも行えるようにしています。
数か月やってみて感じたこと、考えたことを述べます。
やはり授業は対面が一番(個人的感想です)
率直なところ、いくら同じように教えてもモニターを介しての授業はなかなか満足のいくようにはできません。
葛西TKKアカデミーは生徒とのコミュニケーションを重視しているのですが、目の前に面して生でやっている授業と違い、モニター越しだとどうしても生徒の反応が分かりずらいし、生徒も直接やり取りするコミュニケーションと違い十分にこちらの伝えたいことが伝わっていない気がします。
人間のコミュニケーションは言語そのものよりも、相手の表情やしぐさなどの微妙な変化によるところが多いのですが、パソコンの画面の中の小さな枠の中では、そこまで細かい反応を捉えることは至難の業です。
一般的にきちんとやれる生徒であれば、モニター越しに説明をして、練習問題を通して実際に試して確認すればいいので、オンライン授業でもいいのでしょう。
言ったことはきちんと理解するし、指示された通り勉強もしてくれます。
しかし、勉強があまりできない生徒はそうはいきません。
質問に関してよく生徒が言うのは、次のようなことです。
「分からなくて質問したいけど、オンライン授業だと授業の妨げになるようでしずらい。そして、先生もこちらが分かっていないことに気づいてくれない。」
この心理は規模が大きくなればなるほど強くなるようです。
自分の個人的な質問が多くの人に迷惑になるからしない。
多くの人がオンライン授業をすると先生のパソコン上の生徒一人ひとりの画像は豆粒のように小さくなり、教える側も生徒の変化に気づきにくくなります。
これもオンライン授業が大規模(とは言っても10人以上でしょうか)クラスに向かないと言える理由です。
また、人数が多ければ多いほど、通信にかかる負荷も大きくなり、フリーズなどの危険性が高まります。
オンライン授業中にトラブルが起きたとき、機器に精通している先生なら即座に対処し、すぐに授業を再開できるでしょうが、そうでない場合は問題解決まで時間が掛かり授業の遅延、中断の原因になります。
こんなことばかり起きれば、授業を受けている生徒も白けてしまい、緊張感がなくなり学習効果も下がってしまいます。
このようなこともあり、多くの学校ではオンライン授業で通信における容量の負かを減らすために、授業中はモニターを切り音声を切るように指導しているところもあります。
だから、生徒たちはオンライン授業で何をしていてもバレないのです(もちろん小テストは良くないかもしれませんが、それがさぼったせいか、授業が難しかったせいかは分かりません)。
つまり、先生はモニター越しの生徒の状況を把握できないのです。
本来、双方向の授業ができるのがオンライン授業の良い所でもあるのに、これでは一方向の授業、講義になります。
インフラの脆弱さを考えるなら、まだ集団でのオンライン授業は時期尚早なのかもしれません。
オンライン授業をするなら少人数が今のところ良いと思われます。
大人数では目が行き届きにくく、特にサポートが必要な下位の生徒たちには向いていないと思います。
一般的に学校では講義形式の授業を配信し、生徒たちが理解できたかどうかの確認として、その後問題を解かせるというのがパターンになりつつあります。
葛西TKKアカデミーの生徒は塾の性質上でしょうが一癖二癖ある生徒ばかりです。
そんな生徒に上記のような授業をしても理解できないので不適です。
彼らには直接向かい合い、彼らの一挙手一投足までしっかりと見て、彼らが発信するかすかなサインを読み取らなければなりません。
決めの細かい授業とはそういうものです。
それがオンライン授業では非常に難しい。
やっていて感じたことです。
人と人の触れ合いの中に信頼を築き、共に勉強に取り組もうとする教育スタイルにはちょっと適さないかもしれませんね(少なくとも大人数では困難)。
日本のオンライン授業はまだ始まったばかりで、十分な設備も教授法も確立されていません。
発展途上の技術で、これから徐々にノウハウもできてくるのだと思います。
でも、遠隔地で授業ができるからという理由だけで、オンライン授業を至上の教育と考えるのは正しくありません。
少なくとも自分で運用してみてそう感じました。
その限界が超えられれば道も開けるのでしょうが。
コロナ禍で文科省も慌ててタブレット端末を一人一台全ての生徒に配布しました。
しかし、それは体裁を整えただけで、学校での実践に十分耐えうるものではないと思います。
また、インフラなどハードの面意外に忘れてはならないのは、それを実行する教員の訓練です。
これまでもそうですが、新しい技術が教育に導入されるとき、生徒たちのことをいろいろ議論することはあるのですが、サービスを提供する教員の方については、あまり語られていない気がします。
ここが教育の落とし穴で、今まであまり成功しなかった原因はそこにあると思います。
教育は極めて個人的なものです。
だからこそ、教員の質によって、生徒の勉強が、ひいては未来が大きく変わります。
ハードとソフトの両方の充実が望まれます。
もちろん葛西TKKアカデミーでは引き続き要望があればオンライン授業を行います。
一対一なので大クラスよりは上記の問題はないと思います。
しかし、自分でもまだまだ改善の余地は残されていると思います。
生徒も日々勉強ですが、私もそうです。
人生これ勉強ですね。
2022.02.22
勉強嫌いになったときはどうすればいいかの続き
今回も引き続き勉強嫌いに対する対処法についてお話します。
以前の関連記事も合わせてご参照ください。
前回、それぞれの勉強嫌いの原因を考えて、それに則した対処法を三つあげました。
今回はその続きで四つ目からです。
4.原因が「ストレス」
勉強嫌いの原因の一つに、日常生活からくるストレスがあります。
これには勉強そのものから感じるストレスもありますが、そうでない日常の生活、部活、友人関係、親子関係などからくるものもあります。
例えば、「友達にいじめられている」「両親が仲悪く毎日喧嘩ばかりしている」「部活の先輩からいつも無理なことばかりさせられる」両親が離婚しそうだ」など、これらの問題で悩み頭がいっぱいの時に、まともに勉強しろと言っても無理な話です。
特に思春期の子供は周囲の事柄に敏感で、でもそれを上手に扱えるほど経験も知恵もないので、一人で抱え込みどんどん自分で自分を追い詰めていきます。
これらによって心がすさんで、精神的に元気がなくなれば、当然勉強に向かおうという気力もなくなってしまいます。
勉強は頭を使うので、精神的エネルギーが十分でないと心が疲れ切って、やっても集中できず勉強が身に付きません。
そして、それどころではないのに勉強もしないといけないと心の余裕もなくなり、苦しみの要因の一つと見なして、勉強を嫌いになります。
このような状況における対処法は、勉強を安心してできる環境を作ることです。
様々なストレスから勉強ができないのであれば、ストレスを取り除くことが重要です。
多くのストレスにより精神的に疲れているのであれば、先ずは休みましょう。
「休む」と聞くと「その間に勉強がついていけなくなる」と心配する方もいるでしょうが、このまま無理に勉強を推し進めていっても勉強嫌いが強まり、ますます勉強しなくなるのであれば、思い切って一度勉強から離れるのも一つの方法です。
きちんと気持ちの整理がつけば、新たな気分で勉強に集中し、遅れをすぐに取り戻せるでしょう。
そして、子供の直面しているトラブルや悩みを知って、それらを解決できるようにサポートしてあげなければなりません。
しかし、相談相手は相談者が信頼する人間でないと、悩みも打ち明けないでしょう、。
親子でそういう関係があればいいですが、それが破綻しているのであれば(特にこの時期の子供は反抗期とも呼ばれる時期に当たるので、親に対して心を開かないというのはよくあります)、本人が信用できる別の人にお願いするしかありません。
学校の先生、近所のおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さん、部活の先輩など。
金銭的に許すのであれば、塾の先生や専門のカウンセラーも選択肢に入るでしょう(葛西TKKアカデミーでは、このような相談にお金はかかりません)。
誰でもいいので本人が心を開きつながる人を見つけてください。
孤立させるのが一番よくありません。
そして、これらの人々が本人の言葉に耳を傾け、真剣に悩みを聞いて共有し、一緒に話しながら解決法を模索してください。
自分の経験や人の話をしてあげると、本人も分かりやすく納得しやすいと思います。
例えはっきりと解決できなくても、本人がこれから良くなりそうだという予感を持てれば、それだけでも以前よりはずっと前向きになり、毎日の生活に張り合いが出てくると思います。
また「家庭内の不和」など、周囲の人間が気を遣えば取り除けるストレスは積極的に取り除いてあげてください。
確かにいろいろ頭にくること、腹立たしいことあると思いますが、ここは大人として冷静になり、子供のために心のうちに収め、少なくとも彼らの前で喧嘩したりするのはやめてください。
子供たちがかわいそうです。
自分たちが原因で子供たちが苦しんでいるのは、親としてもつらいでしょう。
5.原因が「勉強する意義、目的が分からない」
勉強嫌いの子供たちがよく言うことに、「なぜ勉強しないといけないか理解できない」「こんなことをして将来自分にどう役立つのか分からない」「自分には今、夢や目標がないから勉強する意味がない」などがあります。
このような質問をする背景は大きく二つあります。
一つは「本当に勉強をする意味が分からない」場合、もう一つは「勉強をしないことを正当化するための方便とする」場合です。
では、前者の時はどのように対応するといいでしょうか。
人間が何かをするとき、何でそれをやっているか(やらなくてはいけないか)、その目的が明確であれば励みになります。
目標が身近で分かりやすければ、後どれだけ頑張ればいいか理解しやすく、はっきりとしたゴールが見えるので頑張ろうという気持ちにもなれるでしょう。
更に、今自分の努力が報われ、その結果が自分にとって十分なほど利益(子供の場合は金銭的なことより、自分の能力が上がる、誰かを喜ばせられるなど精神的内面的な見返り方が効果的)があれば、やる意義はあると感じて勉強に取り組めるでしょう。
反対に意味の分からない作業と本人が感じれば、それは苦痛であり、終わりが見えず不安であり、自分にプラスになるものがない無駄なものに見えるでしょう。
そんなものをやりたいとは思わないでしょうし、自分が納得できずやりたくないものを強要されれば、当然勉強が嫌いになってしまいます。
確かに学校の勉強はすぐにどう役立つと即効性のないものが多いです。
だから、具体的に勉強すればどういう効果があるか教えてあげるのがいいでしょう。
「受験のため」とか「将来楽に生きるため」なんて答えは具体的でないのでよくありません。
できれば、大人本人の経験や帰途から聞いた実話などで、勉強する意義を説明するといいです。
また示す目標も、最終目標を話し合って設定したら、そこから現在まで細かく分割し、それぞれの段階で何ができていないといけないか、こちらも一つずつはっきりと分かるように決めましょう。
それぞれの小さな目標の達成が、最終的なゴールに必ずつながることが分かれば、自分の勉強すべき意味と量が分かるので頑張りやすいと思います。
後者の場合、子供たちの目的は答えを求めているのではなく、自分たちの質問に大人が答えられないという事実をもって、「大人が分からないなら、自分も勉強しなくてはいけない理由はない」と勉強をしないことに対する言い逃れなので、子供の理屈をことごとく論破できればいいでしょう。
論破と言っても子供たちをズタボロに否定し傷つけるのはいけません。
上手に導き説得し、自分たちの考えが独りよがりであることを諭すのがいいです。
とは言え、プロのカウンセラーでもなければこれは難しいかも知れません。
そこで、子供の心理を考えながら、子供に一つずつ質問をしていき誘導するのがお勧めです。
一緒に悩み考えていることを示し、いろいろ言い訳して勉強しないことを正当化する試みは、反って自分のためにならないことを理解させましょう。
本当は勉強をしなければいけないのは分かっているが、これまでの反抗してきた自分のプライドや勉強に一歩踏み出す勇気のないことが邪魔をしているだけかも知れません。
そんな時は、勉強することに対する安心感を持たせ、勉強に対して躊躇している子供の背中を押してあげましょう。
どちらの場合でも、子供と一緒になって考えてあげる誰かがいることが肝心となります。
勉強嫌いに関して、その原因と対応を述べてきました。
ことのほかボリュームが多くなってしまいましたが、この件に関しては、実はこれでも全部語りきっている訳ではありません。
だから、また別の機会で触れたいと思います。
本当にこの問題は複雑で多岐にわたるので、一筋縄では解決するのが難しいです。
でも、放置しないで何とかしないといけないのも事実です。
一刻も早く手を打たないと、どんどん症状が悪化し、直すのには多くの時間と費用、労力が必要になりますから。
勉強嫌いは多くの家庭で問題になっています。
困っている人も多いと考えます。
どうしていいか分からないときは、一人で悩まないでください。
誰かに助けを求めるのも有効な手段です。
葛西TKKアカデミーも皆様のお役に立てるように、いつでもお待ちしております。
深く考えないで軽い気持ちでご相談ください。
子育ては大変ですが、きっとその苦労が報われるときが来ます。
皆さん頑張ってください。
いつも応援しています。
2022.02.21
宿題はいつやればいいの?どうやればいいの?効果的なやり方は?
今日はある質問に対して考えてみたいと思います。
「宿題について、いつやるのがいいのですか。そして、どのようにやるのがいいのですか。」
確かに考えてみればよく分からないかもしれません。
やるだけなら(やったという体裁を繕うだけなら)、どうという形でも終わらせさえすればいいのですが、勉強になる、そして効率のよい宿題のやり方となると、ちょっと注意が必要です。
宿題をやるタイミング
塾をやっていて感じるのが、宿題を直前までやらない生徒が多いということです。
成績の良くない生徒は特にその傾向が強いです。
前回の授業から一週間近くたって問題に取り組んでも、授業で習ったことの多くが忘れられ、従って、せっかく授業で説明していても正解を出すことが難しい。
これでは宿題の効果はありません。
宿題はできれば習ったその日、遅くても次の日にはやってほしいものです。
こうすると記憶も新鮮なので、宿題を解きながらその日に習ったことを思い出されるので、問題もたくさん解けます。
解きながら、その日の授業で起きたことと一緒に思い出す。
人間の記憶は覚えたいものそのものを脈絡もなく覚えるより、何かと関連付けてそれを手掛かりに思い出すようにした方が定着します。
歌を歌うとき、しばらく歌っていないにも関わらず、メロディーに合わせて最初の一節を歌えば、思い出そうと努めなくても次から次へ歌詞が頭の中に出てきて歌える経験をしたことはありますか。
また、年号を覚えるとき、語呂合わせで「鳴くよウグイス平安京」なんて言って「794年」を覚えませんでしたか。
それと同じように、記憶には思い出すきっかけとなる「キュー」と上手に結びつけることがコツです。
学習項目だけでなく授業での出来事を思い出すためにも、習ってすぐに宿題に取り掛かることをお勧めします。
そして、塾の宿題のように週に一回の宿題であれば、次の授業までに二、三回は繰り返してもらえると最高です。
有名な「忘却曲線」の研究にもあるように、物事を覚えるにはすぐに何回も繰り返した方が脳内に定着します。
人間は覚えたつもりでも、実は完全には覚えていなかったりします。
その思い違いや誤りを修正するためにも、時間がある場合は宿題を繰り返しやった方がいいです。
「一度できたから大丈夫」なんて言いますが、意外と同じ問題をやっても全問正解にならないことが多いです。
そして、何回も問題を繰り返し解くためにも、答えは問題集やプリントに直接書き込まない方がいいです。
一度書いてしまうと答えが見えるので勉強の練習としては二度と使えません。
ノートに解答をすれば、元の問題は綺麗なままなので、宿題のときに限らず、後日総復習するときも何度でもその問題を活用することができます。
プリントや問題に書き込んで宿題を提出しなくてはならないときも、できれば何度かノートにやってから、最後に書き込むのが理想的です。
学校のように提出までの 期間が短い時はやむ得ない、一回で我慢しましょう。
それでも、その一回を慎重に丁寧にやれば内容も身に付き、宿題の価値が生まれます。
こうして習ったときに習ったことを着実に一つずつ身に付けていくことが勉強のコツです。
とは言っても、そんな風にはなかなかできない
ここで問題が二つ。
一つは、授業から解放されて心が緩み、ちょっと休みたい、すぐに宿題をやる気にはなれないこと。
もう一つは、何回も繰り返すことが面倒くさく、やる前から嫌になってしまうことです。
どちらも理解できますが、でもやる価値は十分にあると私は断言したいです。
授業が終わってホッとしてやるみたい気持ちも分かりますが、そこはもう少し我慢して宿題をしてから休憩しましょう。
やる決心がつくまでは大変ですが、そこを何とか乗り越えて、全ての憂いをなくしてから休むとこれまで以上の安心と安らぎが得られますよ。
そして、繰り返す作業も同じです。
どうしても怠けたい気持ちがありますが、そこを自分でコントロールできるようになると人間としても一つ成長につながります。
どちらも子供一人で成し遂げるのは難しいので、やはり周囲の大人のサポートがあった方がいいです。
このとき、「やりなさい」と強要するのではなく、励まし後押ししてできたらほめたたえることが大切です。
そうして徐々に慣れ、習慣化すれば自然と上手な宿題のやり方が身に付きます。
ダメな宿題のやり方
よくあるダメな宿題のやり方として次のようなことがあります。
ギリギリまで宿題をやらないで、間に合わないから答えを丸写しして提出する。
これは何の意味もありません。
ただその場しのぎでごまかしただけで、何の勉強にもなっていません。
当然何も学んでいないから何も身に付いておらず、結局いつかまた学び直さないといけません。
二度手間です。
しかも、勉強は既習事項を基にして新出事項を習うので、ごまかしを続ければどんどん新しいことも分からなくなります。
この負のスパイラルが進めば進むほど分からないことも増え、やり直さないことも増え、最終的には時間が無くなり受験などでは大きなマイナスとなります。
更に、答えを丸写ししても先生はしっかりそれを見抜いています。
ただ何も言わないのは、そんなことをしても最後に困るのは自分だということを知っているからです。
知らないふりをふりをするのは自己責任だから関与しないということ。
バレていないわけではありません。
安易にその場しのぎでできたふりをするのはやめて、できない自分を受け入れ、その上で一つ一つ丁寧に学んでいくことが重要です。
そして、一人で解決できないときは葛西TKKアカデミーに来てください。
いつでも生徒たちの力になる用意があります。
まあ、彼らがごまかしたい気持ち、できない自分を受け入れられない気持ちもよく分かります。
これについても、また別の機会に。
でも、効果のない勉強はしない方がいいと忠告しておきます。
やるなら最大限に、そしてここで決める。
そんな気概で宿題をしてください。
家に帰ってゲームやテレビ、SNSなどでなかなか子供が机に向かおうとしないと、親としては不安で心配でイライラしますよね。
毎日何時間かは家でも勉強してほしいのに、だらだらしてやらない。
後で自分が困るのは分かり切っているからこそ、大きな声をつい出してしまう。
せめて宿題だけでもやってくれればという親心はとても理解できます。
今回述べたことを参考に、宿題をする意義を親子で話し合い確認して、なぜやらなくてはいけない分かれば少しは自覚して自分からやってくれるかもしれません。
または、「家」という環境が子供を勉強に取り掛かりにくくしているのかも知れません。
そんな時は葛西TKKアカデミーに連絡をください。
勉強しやすい環境が整っていますので、集中して勉強ができると思います。
分からないときは先生に質問もできますから、第二の勉強部屋として葛西TKKアカデミーを活用していただければ幸いです。
2022.02.19
定期テストで高得点を取る方法!キーワードは「自己肯定感」
もうすぐ定期テストの生徒もたくさんいると思います。
テストで良い点数を取るにはどうすればいいのでしょうか。
定期テストでは出題範囲も決まっていますし、限られているのでテストに向けた準備は比較的しやすいと思われます。
要はやればある程度の点数は取れるのです。
しかし、実際にはやり方が分からず、なかなか勉強に手がつかない、やっても成績が伴わないことが多いです。
どうすればいいのでしょうか。
やっても効果がない
これまでの定期テストで一応勉強はしているのに結果が伴わない状況が続くと、「やっても意味がない。」と考え、勉強をやろうとしなくなることが生徒にあります。
特に学校の勉強は結果が出るまでには時間がかかり、ある程度の忍耐力が必要なのですが、何事もすぐに結果を求められる時代においては待つことができず、早急に結論付けようとする傾向があります。
だから、発展途上の段階で「勉強をやっても変わらない。」「自分はできない。」と結論付けてしまうのです。
もう少しでできるようになるのに、そこまで待つ余裕がない。
途中段階なのに、その状態を結論として「自分は勉強ができない」とする。
特に、勉強が嫌いな子供、勉強ができない子供は基本的に勉強から逃げたい心理がはたらくので、この結論は自分の心理を正当化する口実として利用され、子供たちがやらないことを自分や他人に認めさせる方便になります。
「自分はやってもできない。それは自分のせいではなく、元々その能力が自分には備わっていないから仕方ないこと」
この自己否定が問題の一つです。
彼らにとって勉強は苦痛でありますから、子供の心理も理解できなくはないのですが、だからといてこのままで何もしなくてもいいという訳にはいきません。
ほとんどの生徒は小学校一年生の時は勉強を楽しくやっていたのに、学年が上がるにつれ勉強が分かりにくくとっつきにくいもの、つまらないものと感じ、そしてやりたくないものに変化していきます。
そんな時に、周りからただ「なんでできないの。」「勉強しなさい。」と言われ続けると、「自分はダメな子なんだ。」、「存在理由がないんだ。」と「自己肯定感」を下げ、あきらめてしまいます。
実際に自己肯定感と成績の関係はデータがあり、自己肯定感が学力と大きく関係があることが多くの研究で示されています。
そこで今回は成績を上げるために、この「自己肯定感」に注目してみましょう。
自己肯定感を下げないためには
自己肯定感が大切なのはわかりましたが、それを下げないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
この点に関して最近はコーチングという言葉がよく使われます。
もともとコーチングとはスポーツ選手が良い結果を出すように考えられたもので、具体的な指導法というよりは指導時の心理、モチベーションを上げるためのものです。
ここでは何よりもコミュニケーションが重視され、一方的な強制というよりは相互の話し合いによる合意、または導くことによりより適した心理状態にもっていくものです。
コミュニケーションを通じ信頼を高め、拒絶を避けるのです。
「できない」ということを叱るのではなく、問題解決にはどうすればいいか質問し、一緒に考えていきます。
子供たちはこちらが指図しなくても、何をしなければならないか大体知っています。
子供たちの答えを文字や図にして、目に見える形で現状を表します。
それを見ながら、具体手に何をするのか子供たちに考えさせ、決めさせます。
こちらは提案をすることはあっても、強制はしません。
あくまでも最終決定は本人にさせます。
漠然と「頑張る。」と言っても何をしていいかわかりません。
いつ何をどうするかをはっきりさせれば、自分のすることが明確になり、勉強も取り組みやすくなります。
叱られてばかりで具体的に何をしていいか分からない状態は自己肯定感を著しく下げます。
子供は委縮し、勉強が大きなストレスとなってしまいます。
勉強が嫌いになってしまうと、それを直すのは大変な労力が必要となります。
出来ればそうなる前に手を打つべきです。
「自己肯定感」が責任感を高め、勉強にプラスのスパイラルを生む
コーチングをしながら何をするか決めさせると、自分が決めたことだからある程度責任をもってやるようになります。
そうして、全体ではさほど変わらなくても、少しでもできるような点があったら、そこをほめてあげましょう。
(そのためには子供をよく観察する必要があります。)
「すごいね。どうやってできるようになったの。」というように、また質問してください。
そうすると自分の何が良かったのか確認できます。
これがよりよく勉強するためのヒントを子供たちに与え、子供たちは自分たちで考え、さらに自分の勉強法を洗練していきます。
当然できれば気分もいいので、自発的にどんどんやるようになります。
うまくいったことは繰り返し、うまくいかないときはどうしたらいいか考えさえ次の実践で取り入れていきます。
質問と自己肯定感を高めることによって、より良い状態に子供たちを誘導していくのです。
これは単に叱るより効果があります。
定期テストに限らず、試験で良い成績をあげるにはしっかり勉強すればいいのです。
しかし、多くのできない生徒は勉強が苦痛で逃避したくて仕方ありません。
だからそんな時、周りが勉強できないこと(まだ途上段階であっても)を責めれば、それを口実に勉強できない自分を否定し、「勉強できないからやらなくてもいい」という論理にたどり着きます。
これでは何の意味もありません。
大事なのは「自己肯定感」をいかに高めるかということ。
自分はできるということが分かれば、勉強の励みになり、より高みを目指そうという気持ちにもなります。
自分で自分を見つめながら、どうすればより良い結果を出せるか工夫するようになります。
そういった状態に導いてあげることが、周囲の人間が子供のためにしてあげるべきことです。
結局、勉強は本人がやるしかなく、他の人はそれがしやすいように手伝い整えてあげるしかできません。
そのためにも一度お子様の状況を見直し、「自己肯定感」を理解して、それを上手に活用しましょう。
きっと良い方向に変化が現れると思います。
そうすればテストの成績は必ず上がります。
2022.02.18
来週月曜日は都立入試なので受験前日および当日朝の過ごし方教えます!
来週月曜日はいよいよ都立入試の日です。
長かった受験勉強も終わり、これまで頑張った皆さんの成果を見せるときです。
本当に長い間、ご苦労様でした。
受験生皆さんの成功を願っています。
そこで今回は、入試前日の過ごし方についてお話します。
どのようにすればいいのか。
万全の態勢を整えてテストに臨んてほしいと願います。
もう少しです。
最後の最後でつまずいて悔しい思いをしないように注意してください。
入学試験前日および当日の朝の過ごし方
ここまで来たのだからジタバタしてもどうしようもありません。
今、一番考えなくてはいけないことは、本番でどうしたら自分の持っている力を全て出し切れるかです。
いくら勉強してたくさん覚えて問題もたくさん解けるようになっても、肝心の本番で舞い上がって頭の中が真っ白になって、いつもならできるはずの問題も十分に答えられなかったのでは、何の意味もありません。
前日は勉強のことより、本番をいかにベストのコンディションで迎えるかを考えてください。
そこで前日の過ごし方で注意する点をいくつか挙げていきます。
1.前日は勉強しない
前日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が恐ろしいです。
不安でしょうが、考えても仕方ありません。
勉強はしないと割り切って、精神と体のコンディションを最高に持っていく方が賢明です。
2.前日に準備は終わらせる
持ち物や着替えなど、受験の準備は前日に終わらせましょう。
当日の朝慌ててやると時間が間に合わなくなり、焦って心が落ち着かなくなります。
また忘れ物もしてしまいます。
会場までの道のりも確認し、必要であれば地図も用意しましょう。
できれば事前に自分の足で、実際に行ってみるとより安心です。
3.リラックスして精神を落ち着かせる
夕方帰ってきたら早めに食事をしてゆっくりお風呂に入りましょう。
そうして精神をリラックスさせてください。
気持ちが不安定だと、いい結果は残せません。
就寝1時間前の入浴が眠りにはいいと言われています。
4.食事
夕食と朝食はこってりしたものは避けましょう。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
特に朝食でとりすぎると消化に血液が使われ、頭まで回りません。
全く食べないのもよくありません。
脳は体内で最もエネルギーを使う器官です。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
5.早寝早起き
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝6時には起きないといけないことになります。
そのためには早寝早起きが大事です。
つまり、夜更かしをしてはいけません。
どうしても眠れないときは無理に寝ようと考えず、目を閉じて静かに横になりましょう。
こうするだけでも体の70%は休めます。
逆にあれこれ考えると余計目が冴えてきます。
足元を暖かくするのも効果的です。
6.早めの出発
当日は何があるか分からないので、出発は早めにしましょう。
電車やバスが遅れたり、道に迷ったり、思わぬ怪我をしてしまったり。
会場につくまでトラブルが起きても対応できるようにしてください。
もし何か起きたら、速やかに試験会場に連絡しましょう。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが丁度いいです。
会場を軽く散歩したり、窓からの景色を眺めたり、深呼吸したりして、気持ちを落ち着け集中力を高めましょう。
7.自分を信じ力を出し切る
これまで十分に準備した人もしてこなかった人も、今となってはじたばたしても始まりません。
今できることは自分を信じ、持てる力を全て出し切ることだけです。
ダメだとか不安だとかネガティブな気持ちでいると本当にそうなります。
人間はメンタルが実力発揮に大きく影響を与えます。
「自分はできる、大丈夫。」と自分に言い聞かせ、自己暗示をかけてください(スポーツ選手がよくやります)。
そうすると思いもかけない力が出るものです。
以上、試験前の過ごし方をお話しました。
前日からの話でしたが、できれば数日前から生活のリズムを試験当日のスケジュールに合わして調整できるといいです。
ここまできたら、どっしり構えて、「なるようになる」の精神でどんなことがあっても大丈夫と自分に言い聞かせてください。
自分のプラスの将来を考え、気持ちをポジティブにもっていってください。
自分の持っているものを全部出し切れば、結果は後からついてきます。
今は結果を考えるより、目の前の試験で自分のベストを尽くすことだけ考えてください。
そして、試験当日は時間の許す限り最後まで諦めず、ギリギリまで自分を信じてもがいてください。
大丈夫、これまでしっかりやってきたのなら必ずうまくいきます。
幸運を祈っています。
頑張ってください。
2022.02.17
テスト前恒例葛西TKKアカデミー無料開放!塾生でなくてもOK!
葛西TKKアカデミー
2022/02/17
来週には都立高校の入試も行われ受験シーズン真っただ中です。
しかし、実は来週は学年末テストがある学校も多いです。
受験生は当然受験勉強の最後の追い込みですが、そうでない生徒も学年最後の定期テストに向けて頑張らないといけません。
定期テストには早目の準備が重要!
学校からの課題を早く終わらせ、テスト範囲の確認と練習をする時間さえ取れれば、定期テストで悪い結果になることは先ずありません。
もちろん、葛西TKKアカデミーもお手伝いしますよ。
葛西TKKアカデミー恒例の定期テストお手伝い企画
そこで毎度お馴染み、葛西TKKアカデミーの定期テスト前イベント、「塾無料開放」!!!
誰でも無料で塾が利用できます。
全ての生徒のために塾を開放しており、当然、葛西TKKアカデミーに在籍していない生徒でも構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家でいろいろな誘惑や邪魔があって、なかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできます。
自由に自習ができ、分からないところはもちろん葛西TKKアカデミーの先生に質問できます。
5教科全てに対応し、指導します。
勉強のことなら何でも遠慮なく聞いててください。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰っても構いません。
土日は昼からテスト対策を行います。
また、最近再流行中の新型コロナウイルスが心配という方はオンラインで質問もできます。
電話やメールでも質問受け付けますよ。
どのような形であれ、葛西TKKアカデミーは皆様のお役に立てるように最善を尽くします。
このテスト前恒例企画「葛西TKKアカデミー無料開放!」は無料なので利用しない手はありませんよ。
どうか皆さんふるってご参加ください。
きっといいことがあります。
ご利用の際は、事前にメールをいただけると幸いです。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
課題は大事!葛西TKKアカデミーで学校の課題を終わらせよう
定期テストで苦労するのが、テストそのものもそうですが、学校から出される課題です。
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績(平常点)の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。
しっかりとした準備が好成績のカギ!
もう皆さんうすうす気づいていると思うのですが、定期テストの問題の大半は学校のワークや教科書からの問題です。
時には授業中に使ったプリントや、授業でノートに記録したことも含まれます。
入試や学力テストと違い、範囲も限定され、出題内容もこのようにある程度予測できるので、テスト前にこれらをしっかりやり込んで準備をしていれば、テスト結果は必ず良くなります。
課題をしっかりやっていれば、それだけでかなり得点が取れると考えられます。
だから、課題をきちんとやって、分からないところ、間違ったところは必ず質問だどして解決してください(葛西TKKアカデミーは質問大歓迎です)。
ワークや教科書でできなかった問題を繰り返しやって、完ぺきにできるようになればもう安心です。
今度のテストはかなり期待できますよ。
あなたの第二の勉強部屋
とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
ゲームやテレビ、携帯やYouTube。
誘惑が多すぎて、勉強が手につかない。
時には家庭で起きる家族の会話も気になってしまう。
そんな人は是非葛西TKKアカデミーへ。
ここでなら勉強に集中でき、自分の実力を高めるには最適です。
塾生でなくても遠慮なく利用してください。
しかも、無料!
勉強しやすい環境が整っているので、自分でコツコツ課題をやれますし、分からないときはいつでも先生に質問し、どんどん教えてもらいましょう。
小規模塾なので生徒も少ないので、自分の勉強を見てもらえる時間がとても多くなります。
これも葛西TKKアカデミーの良いところ。
さあ、学年最後のテストで有終の美を飾りましょう。
これまで一年かけて学んだことを全て出し切り、これまでで最高の成績を得らえるように頑張ってください。
葛西TKKアカデミーを利用すればきっといいことがあります。
2022.02.16
”どうして勉強しなくてはならないの”と聞かれたら
今回は「どうして勉強しなくてはならないの」「勉強して何の役に立つの」と質問されたとき、どのように答えるか考えましょう。
親なら一度はこの質問を受けたことがあるのではないでしょうか。
その時どのように答えましたか。
答えられなくてごまかしたりしませんでしたか。
この質問はなんて答えていいか、非常に困りますよね。
でも、その場しのぎでごまかして答えても、子供はそれを見破るので、これはかえって逆効果。
やはり事前にある程度どうするか考えて準備しておくのがいいと思います。
そして、この質問で気をつけなければいけないことは、実はこの問いには絶対の答えはないということです。
数が苦みたいに一つの問題に明確な一つの答えがあれば簡単なのですが、この質問は百人知れば百通りの回答があり得ます。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか。
この百通りの回答のどれを自分は答えればいいのでしょうか。
ごまかしの答えはNG
人間、何かを行うときは、その目的や意義を明確にしたいものです。
そうでなければ自分のやっていることが自分にとって価値があるのか無駄なのか分かりません。
この点がはっきりと自分の能力アップにつながるとか、自分の大切な人を喜ばすことができるとか、そういうポジティブな理由が見つかれば、本人も勉強に身が入ると思います。
意味の分からない作業は不安ですし、苦痛ですし、やりたくなくなります。
特に学校の勉強はその成果が必ずしもすぐに出る訳ではなく、時には学校を卒業して社会経験を積んだ後に実感として表れることもあります。
だから、学校に通っている生徒は今よく分からないので、「自分のやっていることは何のためか、本当に自分の役に立つのか」知りたいのです。
「そんなこといいから勉強しなさい。」
こんな答えは子供を納得できませんし、「大人は答えられないんだ。」と見なしてしまいます。
こうして答えられない大人に対し優越感に浸る。
同時に、「自分は理不尽な状況に置かれている。正当な理由がないんだから勉強しなくてもいい。」と勉強しない言い訳に利用するだけです。
「当り前でしょ。常識。」
常識は絶対の真理ではないから、この答えも子供にとって正解とは思えないでしょう。
どのように対応するか
勉強を強いる大人への反抗として、答えられない質問をあえてしているのです。
一休さんみたいに、無理難題を上手くとんちで切り抜けられたらいいのですが。
完璧な答えが出ればいいが、そんなものはないことぐらい子供も分かっています。
あえて答えにくい質問をして、大人が答えられないとき、それを盾にとって自分の勉強しない、またはできないことを正当化しようという魂胆が考えられます。
もしくは、純粋に「勉強する意味が分からない」という子供もいます。
先ほど述べたように、勉強の意義や目的がよく分からないから知りたいという訳です。
この場合は明確で納得のできる答えが見つかれば解決です。
きちんと話を聞いてまじめに向き合ってあげれば、不信感を抱くこともなく、安心して勉強に取り組むことができるようになるでしょう。
いずれにしても大事なのは、大人一人ひとりが自分なりの答えを用意しておくということです。
近所の親同士でもいいし、職場の同僚でもいい。
一度みんなで討論してみてはいかだでしょう。
家庭の状況を共有し話し合うといい答え、少なくともヒントは見つかるかもしれません。
三人集まれば文殊の知恵といいますし。
インターネットで調べて、色々な人が何と言っているか調べるのもいいでしょう。
一人で答えようとしないことです。
そもそもそんな簡単な問題ではないです。
または、子供と話しあって、子供自身で自分の答えを見つけさせるというのも一つの方法です。
どうしてそんな質問するのか、子供の真意を理解し共に悩むことで、
子供は自分のことを真剣に考えてくれている思う。
そうして親や人の意見、経験を聞きながら参考にし、自分で考え、
自分なりの答えを導き出せるように手伝ってあげてください。
そこに信頼関係がほしいだけなのかもしれません。
また先ほど触れたように、単純に勉強が嫌で、その言い訳をするためにこんなことを聞くのかもしれません。
そんなときも本人としっかり話し合い問題の本質をきちんとくみ取ってあげましょう。
一緒に考え、自分の納得のいく解決策が見つかる手助けをしましょう。
本当はそこが問題なのではないのかも
この質問の本当の意図は、答えを求めているのではないのかも。
もしくは、勉強ができていない自分に対する負け惜しみなのかも知れません。
勉強ができなくて悔しい、つらい、悲しい。
そんな気持ちの裏返しで質問してくる。
そのような時は、子供の気持ちをしっかり理解してあげて、励まし、勉強は大切だと導き、自分はできるのだと自信を持たせてあげてください。
こちらの場合もごまかすのではなく、子供と正面から向き合い、真剣に話を聞き、できれば自分の経験などを踏まえながらアドバイスをしたり、一緒に悩み考えてあげましょう。
この質問に対しては置かれている状況により最適な答えは変わってきます。
だから、何が正解とは言えません。
ただ一つだけ心に留めてほしいことがあります。
それは絶対の答えはないということ。
子供に対して言った答えがどうもしっくりこないようでしたら、もう一度話し合いましょう。
何度も何度も悩みを共有し、一緒にあれこれ考えてみましょう。
そのうちいい答えが見つかるかも知れませんし、一緒に考えていくうちに子供の中で自然と納得し、答えなんてどうでもよくなるかも知れません。
結局、親身になって一緒に話し合ってあげるということが一番大切なのではないでしょうか。
皆様はどう思われますか。
ご意見、お聞かせください。
2022.02.16
勉強嫌いになったときはどうすればいいのか
以前、子供たちが勉強嫌いになる原因について探ってみました。
今回はその続きで、各々の原因に対してどう対応すべきか考えてみたいと思います。
一番いいのは「勉強嫌いにさせないこと」
「勉強嫌い」は一度なってしまうと、それを直すのは非常に難しいし、どんどん広がり勉強すること自体ができなくなってしまいます。
だから、一番いいのは「勉強嫌い」にさせないこと。
つまり、周囲の人間が気をつけて、子供たちが「勉強嫌い」なりそうなときに手を打つのがいいのです。
「勉強嫌い」に関しては治療療法より予防療法の方が簡単ですし、費用も掛からずに済みます。
この予防という点については、また別の機会にお話しようと思います。
しかし、多くの家庭ではこれができず、「何とかしなくては」と思った時には、既に「勉強嫌い」になってしまっているのをよく見かけます。
それも早い段階なら直す方法もいろいろありますが、時間が経てば経つほど「勉強嫌い」が根深くなって、何をやっても焼け石に水になってしまうことがよくあります。
よって、後々のことも考えるなら、先ずは「勉強嫌い」にさせない、なってしまったら一刻も早く手を打って、「勉強嫌い」がひどくなる前に直す、というのが原則になります。
それぞれの「勉強嫌い」の原因に対する対処法
「勉強嫌い」の原因が生徒によって様々であるように、その対処法も様々で、「絶対にこうすれば大丈夫」というものはないということだけ理解いただきたいと思います。
よって、対処法がうまくいくかどうかは、はっきり言ってやってみないと分からないのです。
そして、一つの方法がダメなら次の方法を試すというやり方が基本になります。
もちろん、生徒の状況や環境によってある程度妥当性を見出しながら試すのですが。
だから、ここに書かれている通りやったけど上手くいくとは限りませんし、うまくいかないからもうダメたということでもありません。
1.原因が「分からない」
ちょっと注意してほしいのですが、これは「原因不明」という意味ではなく、勉強が「分からない」ことが原因で「勉強嫌い」になってしまうという場合です。
「分からない」ことが理由で嫌いになるのだから、「分かる」ようになればいいのです。
そこで、子供が「分からない」と言ったとき、きちんと教えて「分かる」ようにしてあげる。
教えるのは誰でも構いません。
本人が「一番教えてほしい」と思う人に教えてもらうのがいいです。
そうでなくても、学校の先生や友達から教えてもらって、本人が分かるようになれば問題ありません。
家庭では兄弟(いる場合)や親が教えてあげられればいいです。
子供が願っているのに、親が面倒くさがって教えないというのはいけません。
勉強が分からないままになるだけでなく、親に対する信頼も失います。
もし、忙しくてすぐに見てあげられないなら、その場で時間を約束して、その時間になったら必ず見てあげてください。
勉強が難しくて教えられないときは、一緒に教科書を読んで子供と一緒に勉強するのも一つの方法です。
一緒に勉強するうちに親も分かるようになるかも知れませんし、自然と子供も理解するかもしれません。
もし、練習不足や問題慣れしていないのが原因で分からないのであれば、ワークや問題集、参考書を購入して、それをやるようにするのもいいでしょう。
解答や解説を読んで本人が理解できればいいですが、そうでない場合は誰かがサポートしなくてはいけません。
それでも子供の「分からない」に対処できないときは、塾というのも選択肢の一つでしょう。
他の方法よりは確実性が高いと思われます。
しかし、費用の面では負担が大きくなります。
また、塾選びも大切で、本人に合った塾を選ばないと効果は薄いかも知れません。
いずれも「分からない」を放置しないですぐに対処することがポイントとなります。
「分からない」というのは、実は学びのチャンスであり、本人が悩み苦しんで頑張っているからこそ、分かったとき非常に深く記憶に刻まれます。
そして、この「苦しみ」を乗り越えて得た「できた」は、至上の喜びとなって本人に訪れます。
この知的喜びこそ、子供を「勉強好き」にする要なのです。
逆に、「分からない」を放置し事態がどんどん深刻になった場合は、もう気力もうせて「勉強を頑張ろう」とは思えなくなり、「自分はダメな奴で、やっても無駄だ」と自己肯定感も失えば、勉強自体を使用とは思わなくなるので、元の状態に戻すのはかなり難しくなります。
2.原因が「やっても結果が出ない」
いくら勉強してもテストでいい結果が出ないと、自分の努力が報われなかった事実に失望し、勉強に対する興味もなくなって「勉強嫌い」になるかも知れません。
自分の無力感に愕然とし、「自分はいくら努力しても無駄。能力が無いんだ」と思って、勉強をしなくなってしまうかも。
こんな時は自分の勉強法を見直してみるといいかも知れません。
自分の勉強方法は自分にとって正しいのか。
多くの場合、子供たちは教育のプロではないので、言われた通りの勉強法、もしくは自分の知っているたった一つの勉強法でしか勉強していません。
よって、新しい勉強の仕方をアドバイスしたり、一緒に分からないところを見直し、できない部分に集中した勉強をするのもいいです。
学校や塾の先生と相談してみるといいです。
当然、葛西TKKアカデミーもアドバイスできると思います。
時には小学校や中一まで戻って、もう一度習ったことの確認から始めてください。
「昔に戻るなんて面倒くさい」と思うかも知れませんが、「できる」ところまで戻ることで(積み重ねの教科は特に)最初の一歩が踏み出せれば、後は流れる水のように次々と分かるようになるかもしれません。
「急がば回れ」ですね。
また、目標を高く掲げ過ぎているのかも知れません。
いきなり高い目標を立てるのではなく、先ずは自分の手の届く範囲での目標を決めましょう。
そうすれば目標が達成できなかったということも減ってきます。
例え最終目標が非常に難しくても、そこへ到達するまでの時間と道筋を考え、それを細かく分けて区切りをつけることで、妥当で適当な小さな目標を作ってください。
それらを一つ一つ達成すればいつの間にか最終目標にたどり着いているという算段です。
注意しないといけないのは、目の前の目標をあまりにも安易にしてはいけないということです。
努力の過程で実力が付くわけで、簡単に届く目標ならあまり成長の役には立ちません。
後、計画を立てるとき、目標に届かなかったとき、周囲に問題を共有しいろいろ提案してくれる人がいると比較的うまくいきます。
ここでも塾や学校の先生、先輩が役に立ちます。
3.原因が「勉強を強要させられる」
特に思春期の子供はそうなのですが、「人に言われるとやる気がなくなる」ことがあります。
「自主的にやる機会を奪われ、自身のプライドを傷つけられた」、「人に命令され自分の意思がないがしろにされたことに対する反発心」が理由になるでしょう。
実は「やらされてやる」のは大きなストレスなのです。
「人に言われるのは格好悪い(この時期は特に人目を気にしますから)」となると、ますます勉強から遠ざかってしまうかも知れません。
「勉強しなさい」と言えば言うほど勉強が嫌いになる、という経験をしたことのある人は多いと思います。
かと言っていつまで経ってもやろうとしなければ、親としては言わざるを得ないのも分かります。
子供との心理戦となり、非常に大きな忍耐力を要求されるでしょう。
「どこまで子供の気持ちを尊重すればいいか」は、子供によって変わってくるので、親はしっかり子供を理解してあげる必要があります。
ここは言うタイミングの問題であると同時に言い方の問題でもあります。
「~しなさい」と命令形で言えば反発しがちになります。
「○○だけど~はどうする?」などの事実と結びつけた疑問形の方が子供にも解答権、自分の考えを言うチャンスが与えられるのでいいです。
このように誘導してあげた方が、子供たちも変にプライドを気にすることなく、勉強に取り組みやすくなります。
まだまだ「勉強嫌い」の原因に対する対処法はありますが、少し長くなってしまいましたので、今回はここでストップします。
また、引き続き『対応編』を書きますのでお待ちください。
繰り返しになりますが大事なことは、全員に上手くいく絶対の解決法はないので、大事なのは一つの方法がうまくいかないなら別の方法を試せるということです。
つまり、手数をたくさん持っている方が、どのような状況にも柔軟に対処でき、良い解決策にたどり着きやすいということです。
ここだけでなく、様々なところから子供の「勉強嫌い」に役立ちそうだなという情報を集め準備しておくと安心です。
よく分からないときは一人で悩まず、必ず誰かに相談してください。
自分だけでな気づけなかったこと気づけ、分からなかったことが分かるようになるかも知れません。
葛西TKKアカデミーも喜んでご相談に応じますので、遠慮なくご連絡ください。
2022.02.15
まじめにやっているのに成績が伸びないのはこんな落とし穴があるかも
勉強の基本の一つは、習ったことを復習し、繰り返す。
覚えるのに何度も繰り返す。
でも、そうやってまじめにコツコツ勉強しているのに、なかなか成果が出てこない。
人一倍努力しているのに、そしてノートもしっかり取って本当に模範的生徒なのにテストはいつも鳴かず飛ばず。
周りの人間ももどかしくイライラ。
そんなことはありませんか。
私もこのように不器用を生徒はたくさん見てきました。
きちんと勉強しているのにできないのはなぜでしょう。
ひょっとするとこれが原因かもしれません。
人間の記憶は「インパクト×回数」だから、普通は何回も繰り返しながら覚えたり、解法を身に付けたりします。
また、記憶は習った次の瞬間からどんどん曖昧になり失われていくので、早いうちに復習して習ったことを確認するのも勉強法としては理にかなっています。
では、何がいけないのでしょうか。
テスト効果
原因はいくつか考えられますが、今回はその中でも「アウトプット」という点に注目して考えましょう。
実はいろいろな研究で効率的な勉強をするには、「解き直し」をするのがいいと出ています。
よく覚えることを重視し、ひたすら頭に詰め込もうとしますが、頭に入ったものを実際にテストなどで使ってみることの方が大事ということです。
これを「テスト効果」と言います。
脳の仕組みはインプットよりアウトプットを重視しているそうで、ただ覚えるだけでは記憶には残らず、実際にアウトプットしてみて初めて定着するようになるそうです。
まじめにコツコツ頑張っているのに成績が上がらない生徒の勉強を見ていると、ただひたすら単語帳を繰り返す、ただひたすらノートに繰り返し書き綴る、ただひたすら教科書にアンダーラインを引くというような覚える作業ばかりに時間を割く人が多いです。
ところが、実際に問題を解いてみる、そして、間違った問題を解き直して全て解けるようになるまで繰り返すというようなアウトプットをする作業を増やすと効率よく覚えることができます。
「理論や内容だけ覚えていれば問題を解く練習をしなくてもできる」と言って、実際に解くのは手間で面倒くさいからやらない人がいます。
「問題を解いている時間が無駄で非効率」だと。
でも、人間はいくら頭で分かったつもりでいても、実際にやってみないとできないことが結構あります。
実際にやって、そこから自分の悪い癖など新しい発見をし、そこから学んで自分の能力を向上させ、経験を通じて学習を確かなものにする。
遠回りに見てもこちらの方が着実で、手間を嫌ってインプットのみに注力する方がかえって結果を出せないということはよくあります。
更に研究によると、全てを解き直すのと間違ったところだけを解き直すのとでは、記憶にはあまり差異がないという結果も出ています。
つまり、解き直しをするのは間違った問題だけでよく、できた問題まで繰り返さなくてもいいということが分かっています。
これはラッキーですね。
いつ解き直しをするのか
このように効率よく勉強をすれば、今までいくら頑張っても結果につながらなかった生徒も成績も上がるようになるでしょう。
解きなおしは勉強において重要な作業ですが、その中でも特に効果的なのがやはり定期テストなどの大きなテストの解きなおしです。
これらはわざわざ時間を取って公正な環境で緊張感を持って本気で取り組んだテストだからテスト効果は抜群なはずです。
テスト前の準備を含めた労力も考えると、せっかくそこまでやって臨んだテストを終わったからと、そのまま放置するのはもったいなさ過ぎます。
だから、私はいつも「テストの解きなおしをしましょう。」と強く訴えるのです。
最終決戦は入試、ここで勝てばいい!
これらの大きなテストそのものも大事ですが、生徒が最終的に結果を出さないといけないのは、やはり入試です。
長期的視点に立って考えるなら、例え定期テストで思い通りの結果が出せなくても、それを糧に自分の勉強を着実に身に付けていけば、最後に笑うのは自分です。
それこそが最終目標です。
だから、一喜一憂して終わりでなく、テストや問題集をやって終わりではなく、これらは実は本当の学びのきっかけのためにやっているんだと理解してほしいと思います。
勉強に限らず、スポーツでも仕事でも何でもそうですが、ただひたすら自分を追い詰めてやっても必ずしも期待した通りの結果につながるとは限りません。
もし、思った通りの成果が出ていないのなら、もう一度自分のやっていることを見直してみるのも大切です。
勉強法は一つではありませんし、人によって様々です。
上手くいかないときは必ず原因があります。
自分で考えてよく分からないときは、是非、葛西TKKアカデミーのご相談ください。
一緒に考え、より良い結果を出しましょう。
そのためには「やる気」は必要です。
それ以外はこちらで準備できますので、困ったときは気軽にご相談ください。
2022.02.15
”内申書”って何?何が書かれているの?
都立高校の入試も目前に迫ってきました。
大学受験も私立を中心に次々と試験が実施されています。
受験生の皆さん、これまで頑張った自分を信じて、自分の本来持つ力を発揮できるように祈っています。
受験する生徒や親御さんが特に気になるであろう「内申書」について述べたいと思います。
内申書はよく耳にすると思いますが、実際どのようなものかご存じない方が多いと思います。
お父様、お母様も自分の内申書を見たことがあるという人はほぼいないでしょう。
特に今回は高校受験に的を絞って、中学校が発行する内申書に何が書かれ、受験にどのように影響するかお話します。
内申書には何が書かれている?
ここから内申書について細かく見ていきたいと思います。
目にする機会はほぼないので、多くの人が漠然としたイメージでしか捉えておらす、噂など誤った情報で誤解があったりします。
内申書を正確に知ることは、受験を有利にするだけでなく、生徒たちの中学時代をどのように過ごせばいいのかを理解するうえでも重要です。
1.内申書とは
内申書(調査書)という言葉は知っていても、それが具体的にどのようなものか知っている人は少ないと思います。
「学校の先生にたてつくと内申書に書かれるから、おとなしくしていなさい」なんて言われたことがあるかも知れません。
内申書とは、先生が気に入らない生徒の言動をメモした閻魔帳のようなものなのでしょうか。
いいえ、違います。
内申書とは、受験生一人ひとりが中学校でどのような生活を送っていたか(課外活動も含む)を示す資料です。
基本的に中学校三年時の担任の先生が作成し、高校受験するときに受験校に提出します。
入学試験当日の成績に加え、内申書の内容が吟味され、これらを合わせて合否判定がなされます。
ところで、通知表と混同されることが多いですが、通知表(成績表)は各学期ごとの学業成績が基本的に五段階評価で表され、それに出欠席の記録や、行っている人は委員会活動や部活動が記載されていたり、担任の先生が短い文章で書く所見欄があったりします。
因みに、各学年の最後の学期(三学期)の評価は一年を通じた年間の評価となっています。
つまり、内申書の方がより詳しく受験生が学校で行ったことが書かれているということです。
2.内申点
会話などで「内申書」と「内申点」を同義で使っている方を見かけますが、厳密には違います(まあ、意味することが通じれば問題ないですが)。
「内申点」とは内申書に書かれている成績を点数化して表したものです。
各教科の五段階評価における生徒が取った成績(評定)の数字をそのまま合計したもので、単純に計算するならば、各教科の評定×9教科で45点満点になります。
そして、この内申点を公立高校の入試でどのように利用するかは、都道府県によって必ずしも同じとは限りません。
例えば、千葉県であれば1年生から3年生までの評定が全て内申点になるのに対して、東京都では3年生の分しか記載されません。
因みに、その学年の評定として内申点になるのは、各学年の最後の学期、つまり3学期の評定となります(3学期の評定は、その学期の評定ではなく年間を通じた評定となっているため)。
ただし、受験をする3年生は3学期まで待っては入試に間に合わないので、入試に間に合うまでの成績(3年二学期の成績)が内申点となります。
また、東京都の場合、内申点は3年生の二学期の評定で決まるのですが、注意しなくてはいけないのは、一般的な5教科は評定の数字がそのまま内申点になりますが、実技4教科は二倍にされて内申点に加えられます。
つまり、内申点を上げたければ実技4教科もしっかり頑張らないといけないということです。
因みに、内申点と実際に本番で学力試験を受けて得られる学力点をどのように計算して合否を判定するかは別の記事で書いてありますので、そちらを参照してください。
それから、内申点をどうやって上げればいいかも別に記載してありますので、そちらを見てください。
最後に、内申点で各教科の評定に「1」がついている場合、高校受験できない場合があります。
特に私立高校では受験資格に、「評定に1がないこと」と書いてある場合があります。
もし、現在の成績の中に「1」がある人は、なんとか頑張って「1」をなくしてください。
「1」がついていては受験競争のスタートラインにすら立てなくなりますから。
3.他に何が書かれているか
内申書の書式は各都道府県で異なります。
しかし、一般的には次のようなことが書かれています。
先ずは、名前など本人の基本情報。
そして、各教科の学習の記録が書かれています。
ここに内申点が入ります。
また、東京都では各教科の観点別評価が加わります。
観点別評価は生徒の達成度を、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」という観点からA、B、Cの三段階で評価します。
出欠の記録も書かれています。
特に私立高校の入試では、受験資格に「欠席日数30日未満」などの条件が付いているところもあるので注意してください。
必要もなく休んだりさぼったりするのはやめましょう。
学校での生活の記録として「特別活動(委員会活動)の記録」「部活動の記録」「行動の記録」があります。
「部活動の記録」では「部長・副部長になったいたのか」、「大会なので優秀な成績を残せたか」などが書かれます。
「行動の記録」では、その生徒の性格や態度、人間としてどんな成長をしたかなどが簡単に記述されています。
そして、最後に「総合所見」として中学生生活全体においてどんな生徒だったかを、担任の先生がまとめて書いてくれます。
この総合所見には先生から生徒への総評だけでなく、中学時代に大会などで賞を取ったり、課外活動などでスバ抜けた活躍をしたりすれば、そのことも併せて書かれます。
内申点以外の部分が入試に影響するか
内申書と言えば内申点の書かれている書類ですが、以上述べたようにそれ以外の情報も記述されています。
そこで、ここが多くの人にとって気になることでしょうが、この内申点以外の部分は入試のどの程度影響するのか考えてみましょう。
これも各自治体で異なりますが、東京の場合は一般の入試において基本的に影響しません。
影響するとしても非常に限られた範囲で、ほぼ合否に関係することはありません。
スポーツ推薦や文科系(演劇、音楽、美術など)で推薦を受ける生徒は、中学時代にどのような実績を上げてきたかを明示する必要があるので注意してください。
また、推薦入試を受ける人も、高校側としては受験生の人となりを知る重要な情報になるので、その場合は重要度が増します。
しかし、多くの受験生にとって高校入試は一般入試なので、内申点以外はそれほど気にする必要はないでしょう。
よほど学校での素行が悪いなどでしたら別ですが、基本的に先生は生徒にとって良くなるように書いてくれると思います。
これらのことから、入試で良い成績を上げて合格したいなら、部活や委員会活動はしないで、評定を上げるために学校の勉強に集中した方がいいとなります。
しかし、中学校は高校受験のためにある訳ではなく、中学時代に学ぶべきことは9教科だけではありません。
委員会活動や部活動、課外活動などは、学校の授業だけでは学べない多くのことを勉強することができます。
そして、毎日の学校生活に潤いを与えるという意味でも、これらの活動は軽視するべきではないと思います。
内申書で書かれないから、入試であまり関係ないから、これらの活動をやらなくてもいいとは思いません。
もちろん個々の考えで決めればいいのですが、長い人生の中で中学生時代にしかできない貴重な人生経験になると思いますから、個人的には忙しくてもそれ以上のものを得られると思うので、是非参加してほしいと考えます。
また、欠席日数が多いとマイナスに評価される場合があるので気をつけてください。
特に私立高校では、例えば「年間の欠席日数が30日以内」など出席日数が受験資格の一つになっていることもあります。
病気やけがなどの理由があれば、欠席が多くても認められますので心配しないでください。
もう一つよく聞かれることで、英検、数検、漢検などの検定試験など検定試験についてですが、これらの資格を持っていると高校入試で有利になるかというものがあります。
結論から申し上げますと、都立高校の一般入試においては関係ありません。
持っていようがいまいが、入試の点数には影響しません。
しかし、私立高校では学校によって、これらの検定試験である程度の級を持っていると、内申点に「1」加点されるところがあります。
この点は募集要領などをよく読んで確認してください。
中学生では3級ぐらい取れればいいでしょう。
それより低い級ならば入試には意味ないので、とっても書かれることはないです。
とは言え、公式に認められている検定試験なので、高校入試以外の場面で役に立つこともあるかも知れません。
持っていないよりは持っていた方がいいでしょう。
それに、これらの検定試験の勉強はそのまま高校受験の勉強と一致する部分が多いので、受験勉強のついでに自分の力試しで、これらの検定試験を受けてもいいと思います。
今回は内申書についていろいろと述べてみました。
内申書の中の「内申点」が高校受験には大きな意味を持ってきます。
内申点の占める割合は全体の3割ですが、この3割が入試本番でテストを受ける前に既に決まってしまうという事実は注意しないといけません。
こちらが高ければ入試は有利になり、悪ければ不利になる。
そして、内申点は普段の自分の学校における身の振り方で、ある程度決まってきますから、入試前だけ勉強を頑張るのではなく、日頃からコツコツ真面目に学校生活を送る必要があります。
内申書の「内申点」以外の部分は基本的に一般受験には影響しません。
しかし、だからと言って、これらをいい加減にしていいという訳でもありません。
入試において評価されなくても、充実した学校生活を送るには重要な意味を持ちますから。
ここは個人の考え方によるところが大きいので、あえてこうしろとは言いません。
要は大きな問題を起こすこともなく、ごく普通にきちんと学校で勉強していれば、内申書は心配する必要なないということです。
内申点の上げ方も別の記事に書いてありますので、そちらを参考にしてください。
最後に、内申書に限らず、受験や日常の勉強、子育てに関して困ったことや分からないことがありましたら、気軽に葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
何かしらのサポートができると思います。
それでは皆さん、勉強を頑張ってください。
2022.02.14
”リビング学習”っていいの?
勉強というと静かな場所で一人でやるものだと思っていませんか。
その方が邪魔されず集中して勉強ができると。
でも、生徒によってはそうでない方がいい場合があります。
勉強の仕方は千差万別。
人それぞれ合った学習法があるのです。
自分の部屋で一人だと、そばにあるものに気がいってしまう。
スマホにビデオゲーム、漫画など誘惑が多い。
誰にも見られず一人きりだと、ついついそちらに手が伸びてしまう。
誰もダメとは言わないので。
親は、子供が静かに部屋にこもっていれば勉強していると思って安心するかもしれませんが、実はそうではないかもしれません。
また、人によっては静寂がかえって神経を敏感にし、ちょっとした物音などが気になり反って集中できません。
こんな場合はやはり、勉強の方法を見直す必要があります。
そこで「リビング学習」をご紹介します。
リビング学習とは
これはその名の通り、リビングなど勉強のために特別にあつらえた場所ではなく、普段の生活の場で勉強をするということです。
勉強をしているということがはっきり周囲に分かるので、周りも本人も確実に勉強することになります。
普段の環境の中にいるので安心感があるとも言えます。
雑音が勉強を妨げるのではないかと言う人もいますが、本人が気にしなければBGMのように働き、反って集中を高めます。
分からないときは親に聞いたり調べることもできます。
実際、リビング学習で「勉強習慣がついた。」とか「成績が上がった。」という声が多くあります。
リビング学習の注意点
しかし、リビング学習には注意する点もあります。
親としては気に子供が勉強しているのが気になるかもしれませんが、あまりにも厳しく監視し勉強を強要するようではいけません。
本人のやる気が削がれます。
様子を見るのは結構ですが、あくまでも基本は本人の自主性を尊重し干渉しないことです。
同じ空間を共有するだけで、わざわざお菓子を出してあげたり、テレビのボリュームを落としたり、会話をしないなど特別なことをする必要はありません。
普段通り生活してください。
この「普段通り」というのがリビング学習の最大のポイントです。
それが生徒をリラックスさせ、勉強の効率をよくします。
見られていると思うを緊張し、反って問題の正答率が下がったりします。
いつから、どのように始めればいい?
リビング学習は、できれば小さい時から始めるといいです。
勉強の習慣化につながるからです。
小学生の頃は勉強も高度ではないので、家庭学習をしなくても何とかなる生徒が多いです。
しかし、中学高校と学年が上がると、家庭学習をしないではついていけなくなります。
その時、家で勉強することに慣れていない生徒は、非常に苦労します。
勉強の意義も何も分からないうちから、習慣にしていれば学年が上がっても、いつものことなので家庭学習が苦にはなりません。
よく学生の保護者の方から、「小学生から塾や家庭学習をさせる必要がありますか。」と質問を受けます。
勉強についていけるという点では、小学校からの家庭学習は必要ありません。
しかし、学習の習慣化という点では、やはり必要です。
習慣化は年齢が低いほど簡単ですから。
まずは机に向かうことが大切です。
そして、リビング学習には年齢制限はありません。
学年が上がっても、本人がその方が勉強しやすいのであれば継続させるべきです。
どうしてもリビング学習では対応できなくなれば、自分から離れ自分の部屋に行くでしょう。
だから、自発的にリビング学習を止めるまでは、可能な限りさせてあげるべきです。
小学生のころはリビング学習の時間は短くて構いません。
時間の長さより、毎日勉強するという習慣が大事なのです。
最初は10分でもいいでしょう。
学校の宿題をやったり、予習復習だけで、特別なワークやドリルを用意する必要はありません。
様子を見ながら、学年が上がるにつれ時間を延ばしてもいいですし、追加教材をやらせてもいいでしょう。
いずれにしても本人のコンディションなどを考慮しながら、臨機応変に勉強時間や内容を調整してください。
リビング学習は学習の習慣化という点で効果のある方法です。
後から勉強をしなければならないとなると、生徒たちも苦痛なので最初から習慣にしてしまうのが一番です。
また、リビング学習は特別な環境を用意する必要もないので、親としても準備が簡単です。
ただ、注意しなければならないのは、本人の自主的な姿勢を尊重し口出ししすぎないことです。
勉強は人それぞれで、万人全てに通用する勉強方法はありません。
リビング学習を試してみてはいかがでしょうか。
特に低学年の生徒には効果があるようです。
2022.02.12
”捨て問題”はテストの戦略の一つですが注意が必要です
「捨て問題」って聞いたことありますか。
塾でテストの戦略として使う言葉なんですが、しばしば生徒もこの言葉を口にします。
しかし、その時の「捨て問題」の意味は間違ったもので、皆さんも注意してください。
そもそも「捨て問題」とは何でしょうか。
それは時間に限りのあるテストにおいて、難しい問題に時間を割かれ、本来自分が解ける問題に取り組む時間が無くなることを防止するため、難易度の高い問題、自分の能力をはるかに上回る問題は最初から放棄し、その分の時間を自分の力で何とかできる問題に当てるというテスト戦略です。
本当は全ての問題に全力で取り組み全ての問題に答えるのが理想ですが、制限時間があるので場合によってはどうしても問題を選んでやらないといけないことがあります。
ほとんどの人が解けないような難問は、それができなくても成績順位にはそれほど影響しません(上位を目指している生徒は別ですが)。
なぜなら、みんなができない問題を自分が落としても点数に差があまりつかないからです。
こういうものは最初から手を付けないで、その分の時間を自分ができる問題に割り振って、着実に点数を取っていこうということです。
逆に、みんなができる問題を落としてしまうと、他の多くの人から差をつけられることになり、成績も一気に下がってしまいます。
だから、誰もができる問題は絶対にできなければなりません。
このように「捨て問題」というテクニックは特定の問題(それによって得られる点数)を犠牲にして、確実に取れるものを取っていこうというものです。
この他にも授業や問題集をやるとき、生徒の目指すレベルや実力を鑑みて、必要ないと判断した時は何問や応用問題をしないで、基礎に時間をかけることもあります。
そうすることで絶対に身に付けておかなければならない勉強を時間をかけてしっかり行うことができます。
これも一種の「捨て問題」と言えるでしょう。
しかし、問題なのは「捨て問題」、通称「捨て問」を生徒たちが口にするときです。
このときは注意が必要です。
なぜなら、彼らは「捨て問題」の意味を誤解していることが多いからです。
塾などで先生から「これは捨て問だからやらなくてもいい。」という言葉を聞き、「捨て問」という言葉を覚えるのですが、このとき生徒はどの問題が「捨て問」でその問題が絶対に解けなくてはいけない問題かを知りません。
単純にやらなくてもいい問題があるんだと勘違いすることが多いです。
そして、「捨て問」を勉強しない理由にしてしまうという問題が生じるのです。
彼らは自分が苦手な問題、面倒くさい問題、やりたくない問題、ちょっと難しそうな問題、これらを全て「捨て問」と言ってやらなくなります。
「捨て問」が勉強しない口実にされるのです。
やりなさいと言っても「塾の先生が捨て問と言っていたよ。」なんて言い訳されたことはありませんか。
これは完全に本人の誤解で、誰も全ての問題を自分の都合で「捨て問」にしていいとは言っていないのですが。
こうやって、自分が努力しなくてもできる問題しかしない。
しかし、これでは勉強の意味がありません。
本来分からないから、できないからこそ勉強するのですが、できるものしかしなければいつまで経っても上達せず、成績が良くなるはずがありません。
よく勉強は「α+1」と言われます。
αは自分の今の実力、これに1足したぐらいがちょうど学習にはいいというものです。
余りにも自分の今の実力からかけ離れたものはやっても理解できませんが、少し難しいくらいなら理解でき学習を深めることができます。
それを「捨て問」と言ってやらなければ、いつまで経ってもαはαのままだし、ましてや楽な問題「α-1」なんてやっていたら成長どころか退化してしまいます。
何が「捨て問」で何が絶対にできなくてはいけない問題かの判断がつかない生徒が、自分の好みで「捨て問」と言った場合は、実は自分の実力と可能性をどんどん狭めているので、これは許してはいけません。
どうしてそれが「捨て問」と言えるのか、きちんと本人に問いただし、単なる逃げであれば許すべきではありません。
「捨て問」の本来の意味をきちんと説明し、その判断はプロである先生(可能であれば親御さんでも構いませんが)にしてもらいなさいと伝えましょう。
勉強は本来全てやるべきです。
しかし、状況によってはそれが許されないときがあります。
そんなとき、対応策の一つとして「捨て問題」という方法があります。
しかし、その見分けはプロにしてもらうべきで、よく分からない学習中の生徒が言うときは得てして誤解で、自分の都合のいいように判断します。
その結果、せっかくの学びのチャンスを不意にし、勉強を深める機会を逃すことになります。
これは本人のためになりません。
「捨て問題」を生徒が言ったときは、なぜそれが捨て問題か問いかけ、本当の意味をきちんと説明し、誤解のないようにしてほしいと考えます。
2022.02.11
勉強嫌いになるのはなぜか
「うちの子は勉強が嫌いで手を焼く」とお嘆きの親御さんは非常に多いです。
小学校に入ったときは、学校で勉強することに憧れていて、それができると喜びに満ち溢れていたはずなのに、いつの間にか勉強嫌いになってしまった。
なぜか分からないまま、勉強をしようとしない子供に対して口うるさく言って、反って勉強嫌いをひどくして子どもが勉強しなくなった。
そんな経験を持つ家庭も多いと思います。
そこで今回は勉強嫌いの原因を探ってみたいと思います。
基本的には「分からない」が勉強嫌いの元
小学校に入ったばかりの時は、勉強も比較的具体的で明確、だから勘違いやミスはあっても分からないということはなかった。
しかし、学年が上がり学習内容が抽象的になり複雑になってくると、だんだん理解が追い付かなくなる。
しかも、学校は生徒一人ひとりが分かるまで待ってはくれず、どんどん先に進む。
更に、卒業や入試、細かくは定期テストや小テストという期限を設けて、それまでに分からなくてはダメたという。
小学校低学年の時のように、どんな問題(最初分からなくてもすぐにできるようになる問題も含む)でも分かってマルをもらえるととてもうれしい。
しかし、小学校高学年、中学校になり分からない問題がすぐに解けるようにならず、分からないままになったとき、勉強がつまらなく嫌になってしまう。
この「分からない」をどうにかすれば、勉強嫌いを回避でき、「分かるようになる」と勉強好きに変えられるのではないでしょうか。
1.なぜ「分からない」が勉強嫌いを生み出すのか
学校の勉強で「分からない」が発生する場面はいろいろあります。
例えば、病気になって学校を何日か休んでしまった場合、当然授業を受けていないのだから、その間の勉強は失われます(よほど優秀で、自分から学べる生徒なら別ですが)。
そして、学校に戻ったとき、勉強の空白があるから今授業でやっていることがよく分からなくなる。
人は「馴染みのないもの」「未知なもの」に対して警戒心を持ち、無意識に避けようとするので、分からない授業に出なくてはならないことに苦るしみを感じます。
学校を休まなくても、学習内容が高度化すればこれまでのように一度で理解できず、時間をかけて繰り返し勉強しなくてはならなくなるので、「分からない」状態が長く続くことに苦痛を感じ、それに耐えきれずに逃げ出してしまいます。
特に思春期の子供は自分に対するプライドが強くなってきて、自分が「分からない」という事実を認めない、周りに知られたくないという気持ちも働き、素直に周囲の人間に聞けなかったりします。
こうしてできた小さな「分からない」が積み重なり、どんどん広がり、最終的には自分一人でどうしようもなくなり(ここで助けがあればいいのですが)、同時に勉強から感じる苦しみ、恐怖、不安などというマイナスの感情も強くなって、勉強は嫌なものという意識を自身に植え付けてしまうのです。
2.勉強は嫌だけど頑張ってみた、がダメだった
そうは言っても、子供たちも「これではいけない」と思って、嫌な気持を押して勉強に取り組み、なんとか克服しようとします。
それでも成果が出ないとき、勉強嫌いはますます強まり、もう勉強嫌いを直すのは絶望的になってしまうことがあります。
テスト前に、自分のやりたいことを我慢して一生懸命勉強しテストに臨んだが、その結果は悪かった。
自分が努力をして報われなかったとき、この経験は生徒たちが二度と頑張ろうとは思えないくらいに、生徒を傷つけ、落ち込ませ、立ち直らせることを難しくさせます。
これは心理学で言われるところの「学習性無力感」というものです。
一度、自分にはできないと思うと、何をしても意味がないと思い込み、これ以上努力をしなくなる心理状態です。
こうして、自分はやってもできない、無理だという「学習性無力感」を身に付けてしまうと、単に勉強が嫌いになり勉強に対する苦痛が増すだけでなく、もう一つ致命的な考えを生徒にもたらします。
それは、「学習性無力感」と盾に、勉強しないことを正当化してしまうことです。
勉強嫌いだけで、それでも何とか勉強を続けてくれればまだいいのですが、勉強嫌いの上に、それを正当化できてしまえば、当然勉強をしなければならない理由はなくなり、もう勉強はしなくなります。
(これは本当に絶望的状況で本来はこうなる前に何とか手を打たないといけないのですが、多くの家庭ではそれができずに手遅れ、少なくとも挽回が非常に難しい状態になっています)
「自分は頑張ったけど、成果が出なかった」
↓
「原因は自分の能力が無いから」
↓
「この能力は生まれつきのも(才能)のなので、いくら努力しても無駄(これは結果が証明している)」
↓
「原因が生来のものならば、自分にはどうにもできないから、自分は悪くない」
↓
「生まれながらに無能な自分はかわいそうだが、それは自分の責任ではないので、周りにとやかく言われてもどうしようもない」
↓
「勉強ができないのは自分のせいではないし、無駄な努力は意味がないので、自分が勉強できない(しない)のは許される(仕方ない)」
この論法にはいくつか難点がありますが、本人にとっては一応、これで筋が通っているので自分の勉強を強いないことを正当化するには十分なのです。
3.勉強を強要される
人間は自分からではなく人から言われると、やらなくてはいけないことだと分かっていても不快に感じることがあります。
特に思春期の子供はこの点に敏感で、勉強していないからそれを指摘すると、「今、やろうと思っていたのに」と言って一気にやる気をなくしてしまう。
そして、更に「勉強しろ」というと反発し、状況が悪化しケンカになってしまう。
「自分がやろうとしていた自主性をくじかれたから、自分のやる気が失せるのも仕方ない」と勉強しない理由を正当化するために利用される。
こうしうて勉強嫌いになってしまいます(少なくとも勉強嫌いを許容してしまう状況ができてしまいます)。
この状況に「反抗期」という思春期特有の心理状態が加わり、物事を話し合いでは解決しにくくしています。
大人に対して不信感を持ち反抗する。
自分の意思で行動できず、命令されることに反発する。
これは精神の発達において必ずしも悪いことではなく、成長には必要な段階ですが、この反発をむやみやたらに行い、結局自分の首を絞めていることに気づかない(若さゆえの過ち)のです。
これは周囲の対応を工夫すれば、ある程度防げることですが、現実にはなかなか分かっていても適切に対処できずに、子供を勉強嫌いに導くようです。
また、勉強しない子供を何とか勉強させようと、「おやつを与えない」「ゲームを取り上げる」などのバツを親が与えることも、逆効果になるいことが多いので気をつけましょう。
4.ストレスによる勉強嫌い
勉強嫌いの原因の一つにストレスもあります。
これは勉強に直接関係あることばかりではなく、日常の生活の中に存在するストレスも含まれます。
ストレスは子供たちに精神的疲労をもたらし、勉強に向ける気力をなくしてしまうからです。
例えば、家庭が不和でいつも両親が喧嘩ばかりしている、いじめに悩んでいるなど、環境から心に傷を負って悩み苦しめば、もう勉強に向けるエネルギーはなくなり、勉強する気にもならなくなってしまいます。
また、自分と周囲をやたら比較されるのも、子供に大きなストレスとプレッシャーを与えます。
「○○さんは本当に勉強ができるわよね」
「××さんはテストで100点取ったらしいよ」
「△△さんは毎日勉強していて偉いわね」
というような何気ない会話からこちらは意図していなくても、子供たちは劣等感を感じてしまいます。
自分がそうではないのは分かっているのに、そこをあえてえぐられているようで、周囲が自分をより取るに足らないものと見下しているように感じると同時に、自分はダメなんだと自己肯定感を低くしてしまいます。
これは本人の問題というより、周囲の人間、環境の問題なのですが、こういったところから勉強に手がつかず成績も下がり、勉強が更に嫌いになると言った負のループに陥るのです。
5.なぜ勉強しないといけないのか分からない
勉強をするモチベーションがないとやる気になれず、勉強嫌いになることがあります。
やる意義が分からなければ、やる必要はないという考え方です。
「勉強して何の役に立つの」などと問われたときに、社会一般のありきたりではなく、本人の心に響く明確な答えを言えますか。
いくら社会の仕組みがそうだからと言われても、本人が実感し納得ができなかれば受け入れられません。
どこに向かっているのかも分からず進むのは、不信を抱かせるしやる気にもなりにくいでしょう。
生徒たちが直感的に分かりやすい具体的なメリットや目的、目標を提示できれば、動機づけになります。
そうでなければ、意味の分からない作業をするのは苦痛ですし、やっても無駄なことに思われます。
特に勉強嫌いな生徒はいつも「なぜこんなことをしないといけないのか」と聞きます。
これは単純に勉強する理由が分からない場合と、正当な理由がないから勉強しなくてもいいという方便にする場合の二通りが考えられます。
後者は勉強しない言い訳であるばかりではなく、実は勉強ができていない自分を守るため、勉強がうまくいかず悔しい気持ちや悲しい気持ちを隠すため、相手がうまく答えられないことを逆手に取って「勉強は意味がない」と帰結するための手段の可能性もあります。
個人的には勉強なんて「なぜ」にこだわらず、無我夢中でやればいいのにと思うのですが、彼らにはどうしてもこだわらないといけないポイントのようです。
以上、勉強嫌いになる原因を挙げてみました。
もちろん、これ以外にも例えば、「先生との相性が悪く嫌いになった」などたくさんあるでしょうし、様々なことが複雑に絡み合って勉強嫌いになっていることもあります。
人間は千差万別で同じ人はいないのだから、これらの原因も決して一つではなく、同様に対処法も一つではありません。
大事なのは、いかに多くの事例や要員を知っているかということです。
未知のことには対処が難しいですが、既に知っていれば対応策を考えるのはいくらか楽です。
今回触れたことを参考に、皆様の家庭ではどう当てはまるのか、当てはまらないのか考えてみてください。
円滑な子育てのヒントになれば幸いと思います。
今回は勉強嫌いの原因に焦点を当てて議論してみました。
次回はそれぞれの原因に対してどう対処していくか考えてみたいと思います。
勉強を含めて、人を育てるということは非常に大変なことです。
もし、困ったときは一人で悩まず、できるだけ多くの人と相談し、知恵を集めて解決に取り組んでください。
葛西TKKアカデミーもそういった相談できる一つとして考えていただければ幸いです。
2022.02.09
明日は大雪かも!雪の入試について特に受験生は必読です
受験シーズンが始まって、明日も入試の学校もあると思います。
ところが、天気予報によると明日は大雪になるかも知れません。
明日の朝から降り始め、状況によっては前回の雪の日(この時も首都圏では珍しく積雪がありましたが)よりも降る可能性もあるそうです。
特に受験生は明日が入試の人もそうでない人もいつも以上に注意が必要です。
雪で滑って怪我をしては大変。
これまでの苦労が水の泡になるかもしれません。
今後もどんどん入試が行われていくなか、再び雪の日があるかもしれません。
そこで万が一のために、雪の日の注意事項に触れたいと思います。
入試当日に雪が降ったら
例え明日が試験日でなくても、別の入試日が雪になることも考えられるので、雪の入試時の対策は考えておいて損はありません。
試験日でなくても、この時期に骨折など怪我をしてしまっては万事休す。
特に雪が積もった道路を歩くときは気をつけないといけません。
また、交通機関の乱れも予想できるので、特に明日、試験の人は会場までの行き方をよく考えてください。
雪に慣れていない人は特にどうしていいか分からないと思いますので、次のことを注意しましょう。
1.適切な服装で出かけましょう
服装は厚手の丈夫なものにしましょう。
防寒の意味もありますが、転んだ時のクッションとして怪我から身を守ってくれます。
滑りやすい靴やバランスの取りにくいハイヒールはやめましょう。
不格好でも長靴をはいた方がいいです。
また厚手の丈夫な手袋をして、転んだ時には手がつけるようにしましょう。
手袋が厚ければ、手をついた時の衝撃を吸収してくれます。
ポケットに手を突っ込んでいると、いざという時に対処できないのでやめましょう。
女性はスカートより動きやすいパンツをはいてください。
また、傘を持つと手がふさがれるので、できれば撥水性のレインコートを着た方がいいです。
2.歩き方に注視しましょう
普段と同じ歩き方をしては滑って転んでしまいます。
雪に慣れていれば違うかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。
よって次のような歩き方をしてください。
歩幅は小さくゆっくり歩きましょう。
大股で急ぐとバランスを崩しやすく危険です。
時間に余裕を持って慌てて歩かなくても済むようにしてください。
足を高く上げると転びやすくなります。
そして、足を下すときはまっすぐ上から降ろすようにしてください。
そうするとしっかり踏みしめられ、こけにくくなります。
体の重心を低くし、ややつま先にかけるといいです。
3.歩く場所に気をつけましょう
マンホールや道路の側溝の金属のふたなどは非常に滑りやすいので避けて歩きましょう。
後、タイルや横断歩道の白線も同様です。
また雪が一度溶けて凍ることもありますので、よく地面をみて滑りにくいところを選んで歩いてください。
歩道橋や階段も注意が必要です。
急がず一歩ずつ踏みしめながら上り下りしてください。
あれば手すりをしっかり持って歩きましょう。
転倒防止になります。
屋根に積もった雪が滑って落ちることもありますし、つららから水が滴ることもあります。
足元だけでなく頭上にも気をつけてください。
自動車の通る道路の横を歩くときも注意してください。
タイヤが雪に対応してなかったり、運転手が不慣れでうまく運転できなかったりして、車が滑ることもあります。
事故に巻き込まれないように、できるだけ離れて歩いてください。
日陰は雪が氷になっていますので、日が当たってと雪の溶けているところを選びましょう。
それから、屋内でも石の床だと濡れた靴底が滑るので、気を抜かないようにしてください。
4.交通機関の情報を集め、余裕を持って出かけましょう
また他に、試験日に大雪になったときは、天気予報で情報を集め、余裕を持って家を出てください。
電車やバスが遅れたり止まったりすることも考えられます。
特に都心の交通機関は雪に弱いですからね。
場合によっては迂回ルートが取れるくらいの余裕を持ちましょう。
万が一間に合わないときは試験会場に速やかに連絡し指示に従ってください。
普通に歩くにも、不慣れな雪道は時間がかかってしまいます。
歩く時間も1.5倍くらいで計算しておきましょう。
5.試験を行う学校のホームページをまめにチェックしましょう
雪などで交通機関が乱れ、予定時間に多くの受験生が間に合わないと判断されたとき、大抵は試験開始時間をずらすなどの処置が行われます。
可能性は低いですが、時には試験会場が変更になったり、試験そのものが中止になり別の日に改めて実施することもありなす。
いずれにしても、素早い情報収集がものを言います。
入試を行う学校のホームページをこまめにチェックして、どのような対応がなわれているか確認してください。
みんなが電話すると、学校の回線がパンクしてつながりにくくなるのでお勧めしません。
しかし、自分が交通機関の停止などで試験時間に間に合わないときは、入試本部など緊急連絡先があると思うので、そちらに連絡を取ってどうすればいいか指示を仰いでください。
正当な理由なので、学校側も考えてくれると思います。
決してパニックになったり絶望しないでください。
どんなことが起きても、冷静に対応すれば大丈夫です。
それより、ハプニングで心が乱れて平常心で試験に臨めなくなる方が心配です。
他にも、当然寒いので風邪などひかないように防寒に気をつけてください。
濡れたり、かいた汗をそのままにしていると体温が下がってしまいますので、着替えやタオルも用意しましょう。
カイロを持って体を温め、もし試験会場が寒ければ暖房を調整してもらうように試験官に申し出てもいいです。
寒くて手がかじかんだままだと、まともに文字も書けませんから。
東京は雪に弱いと言われます。
この時期は本当に受験生にとって大事です。
細心の注意を払って、万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆さんを応援しております。
気をつけて、頑張っていってらっしゃい!
2022.02.08
集中力のない子供に勉強させる方法の続き
葛西TKKアカデミー
2022/02/08
今日も昨日に引き続き、子供たちに勉強させるコツを考えてみたいと思います。
私も多くの生徒に触れる中で、どうしても勉強に手がつかない、いやな気持が強すぎて勉強を拒否してしまうなど、様々な経験をしてきました。
その中で自分なりに考え、試行錯誤してきたわけですが、うまくいくこともあれば失敗してしまうこともあります。
しかし、その都度反省し、少しでも生徒たちが勉強に取り組めるように工夫うしてきました。
勉強で集中力が続かずすぐに飽きてしまうのは、勉強への興味関心が薄い、勉強することの意義、重要性がしっかり理解できていない、分かっていても自分の心の弱さについつい負けてしまうなど、色々な理由が考えられます。
そのような原因を克服し、少しでも子供たちが勉強に向き合えるようになれるといいです。
諦めずに生徒たちがなぜそうするのか、彼らの立場で考え、どのように導けばいいかいつも悩んでいます。
今回もどのように接すれば子供たちがより勉強に取り組めるようになるか、その方法をいくつかご紹介します。
どうすれば飽きっぽい子供に勉強させられるか
4.最初はレベルの低い問題から
いきなり難しい問題に当たると、解けず、それだけで無力感を感じやる気が一気になくなってしまいます。
自分はできないんだと自己否定をし、それを利用し勉強しないことを正当化してしまうと、もう勉強は難しいでしょう。
そうならないためにも最初は自分の手が届く範囲の問題から始めましょう。
できれば自信もつきますし、いやな気持も少しは和らぐでしょう。
早く結果を出したいからと言って、子供たちの能力を大幅に超える問題をさせるのは逆効果です。
よく「α+1」と言われます。
自分の力αにちょっとプラスしたくらいの問題が丁度いいということです。
焦るあまり、早く難しい問題のできるようにしたい気持ちも理解できますが、ここは長期的視点に立って、グッと我慢してください。
できたという達成感がもっとやりたいという欲求につながれば自主的に勉強もできるようになってくるでしょう。
5.細かく計画を作りましょう
目標を掲げることは大事です。
自分が何のために勉強するのかが明確になるからです。
しかし、最終目標だけ掲げても、そこまでどうやって到達するか、自分が確実に目標に向かって歩んでいるかが分からなければ、その目標の大きさに絶望感すら感じるかもしれません。
それを避けるためには、目標達成までの計画を作ることです。
目標までの日程は大雑把にわけ、いつまでに何ができるようになるべきか、何をするべきかと各区分ごとに決めます。
そして、各セクションごとに更に細かく、毎月何をするか、毎週何をするかを決めていきましょう。
こうして目標までの道のりがはっきりしていれば、勉強しても安心ですし勉強の目的も容易に理解できます。
コツとしては短期間に多くのことを詰め込み過ぎないことです。
あくまでも自分のできる範囲で考えましょう。
最初から問題集50ページとか無理なことを決めず、先ずは1日1ページからでも構いません。
慣れてきてから徐々に勉強量を増やせばいいです。
先ずは勉強に取り組めるということ、勉強をする習慣を付けること、勉強をしても苦にならないようにすることです。
6.勉強だけはダメ
勉強だけ強いるのは子どもたちの苦痛を増やすとともに、勉強に対する嫌悪感を強めてしまいます。
勉強だけでなく遊びも大事です。
遊びと勉強のメリハリをつけることは重要で、上手にバランスを取りながら勉強させましょう。
ここでも区切りをはっきりと決め、どこまでやったら何分休憩などとお互いに約束しましょう。
お互いに勉強と休みをきちんと決めれば、間違って勉強しろと言って、「いましようとしていたのに、もうやらない。」なんてへそを曲げられることもなくなるでしょう。
逆に、「もう遊びの時間は過ぎたから、今度は勉強をきちんとしようね。」ということもできます。
最初は勉強と遊びの割合が同じくらいか、やや遊びが多くてもいいと思います。
でも、少しづつ勉強の時間を増やし、将来的には1時間勉強して10分休憩ぐらいになるとベストです。
今、勉強がなかなか手につかない子供であればなおさらですが、これまでと違った生活リズムにするわけなので、急に変えられるとは思わないでください。
根気強く毎日の小さな努力が実を結びます。
最初はご褒美がほしくてやっていた習い事が、気づけば習い事自体が楽しくなるような感じが理想的です。
まだありますので、引き続きこの話題はどこかで触れていきたいと思います。
こうして書いてみると、やはり焦らないことが大切な気がします。
しかし、現実には受験とかあって、勉強に時間的物理的、そして金銭的制限があり、そうはいかないことが多いです。
これは本当に難しい問題で私自身も完全には解決できていないのですが、本人を含め家族みんなで話し合うのが一番だと思います。
その時、親の意見を押し付けるのでなく、子供を尊重し、彼らの意見も同等に公平に取り上げ、全員が納得できるものを見つけられるように注意しましょう。
それが多少、親の考えたものと違っていても、時には柔軟に対応してあげることも大事です。
みんなが同じ方向を向けたら、これは非常に強いです。
特に勉強嫌いの子供に勉強させることは、どの家庭ても苦労しているようです。
もし、そのことで悩んでいらっしゃるようでしたが、一度ご相談くださっても大丈夫です。
非力ながらお役に立てればと常に考えています。
2022.02.07
集中力のない子供に勉強させる方法
勉強してもすぐに飽きて周りにあるものをいじり出す。
手が止まってぼーっとしている。
時間ばかり過ぎて一向に勉強が進まない。
きつく言うととりあえず勉強に取り掛かるが、少し時間をおいて覗いてみるとまた別のことをやっている。
皆様のお子様はどうでしょうか。
勉強をやらせてもすぐに飽きて違うことばかりやってしまう。
こんな悩みを抱えている親御さんは多いと思います。
集中力のない子供の勉強をどうすれば進めることができるでしょうか。
子供も千差万別なので、この方法で絶対ということはありません。
だからこそいろいろ試して、その子に合った方法を見つけましょう。
ということで本日は、使えそうな方法をいくつか挙げてみます。
どうすれば飽きっぽい子供に勉強させられるか
子供たちに勉強させなければいけないのに、肝心の当人がもたもたと勉強に取り掛かるのに時間が掛かる。
ようやく始めたと思っても、気づけば別のことをしている。
親としては焦りイライラして、ついきつく言ってしまいますが、時間が経てばまた他のことをやっている。
こんなことを繰り返すばかりで、いつまで経っても勉強がはかどらず、ストレスでまいりそうな人も多いことでしょう。
子供を扱うのは本当に難しい。
私もよく悩みます。
恐らく本人たちは勉強の重要性を十分には理解していないのでしょう。
まだまだ未熟故、分からないのかも知れません。
特に、小学や中学の生徒は好き嫌いや気が向くか向かないかが行動の決定に大きな影響を与えるます。
高校生のように理性や理屈で自分の行動を律するには、まだ発達が不十分なのです。
そうなれば、小中学生の可能な範囲で(嫌になったり飽きたりしない範囲で)勉強できるように仕向けるのがいいでしょう。
そこで、以下のことを提案します。
試してみてください。
1. 勉強する時間を短くする
集中力のない子供に長時間の勉強を強いても逆効果です。
勉強そのものを放棄してしまいます。
「え、そんなに長くやらなければならないの。」と思わせてはいけません。
長続きしないので、できるだけ短く区切り、休憩を踏まえながらやるといいかも知れません。
時計を置くべきかどうかはわかれるところですが、時計がない方がいい場合があります。
気づいたら「随分勉強したな。」と思わせられればベストです。
ここで注意するのは、時間で区切るのでなくタスクで区切ることです。
時間で区切ると何もしなくても終わってしまいます。
何問とか何ページと言うように具体的にどこまでやったら休憩かを決めます。
くれぐれもタスクをたくさんやらせないようにしてください。
短く小刻みにたくさん回数をやらせるのがコツです。
慣れて数をこなせるようになったり、短時間で終わらせられるようになったりしたら、少しづつ増やすのもいいです。
2.自分の好きなもの得意なものからする
勉強する順番も大切です。
嫌なものからやらせると、それだけで気分が落ち込みうつ状態になることもあります。
「嫌だ。」という気持ちを持たせたら、集中はおろか勉強そのものを拒否してしまうかもしれません。
先ずは取り掛かりやすいものから始めましょう。
好きな教科、得意な教科なら集中力も持続するでしょう。
そこで調子が出れば、苦手な教科でも多少は進むかもしれません。
仮に苦手な教科まで手が回らなくても、全くできないよりはましです。
それ以前に嫌いな教科を作らないように心がけることが肝心で、一度嫌いになってしまうとそれをなくす、その教科に取り組ませることは困難になります。
好きにならなくても嫌いにならないようにするのがコツです。
3.子供がやった成果を褒めましょう
嫌々ながらも子供たちが頑張って成し遂げたことは褒めてあげましょう。
「これだけしかできないの。」なんて子供の心をくじくような発言はいけません。
例え少なくても、苦しいのを乗り越えて頑張った結果はきちんと認めなくてはいけません。
褒められれば気分がいいものです。
次にやる励みになります。
マイナスの面に触れるなら、必ずプラスの面にも言及してあげてください。
そして、マイナス面を指摘しなければならないときは、的確に明確に手短にしてあげてください。
長々と話すのはモチベーションを下げてしまいます。
嫌な気持ちがあれば当然勉強に集中はできません。
ただ責められるだけはつらいものがあります。
褒めることで自己肯定感ができれば自分に自信が芽生え、勉強だけでなく様々なことに取り組めるようになるでしょう。
とりあえず三点ほどお話しました。
他にも方法はありますので、そちらは明日、触れたいと思います。
勉強は本来楽しいものです。
楽しいことは時間を忘れ他に目もくれず集中してできます。
小学校低学年で勉強嫌いの子は少ないです。
しかし、不幸にも学年が上がるにつれ勉強嫌いの子供は増えます。
その理由は様々です。
時には大人の何気ない言葉であったり、行動であったり、期待であったり。
プレッシャーが子供の心を勉強から遠ざけ、勉強を続けるのがただ単に苦痛になることもあります。
発達障害など最近は注目されていますが、子供たちの集中力のなさは我々大人に責任があるかもしれません。
そのことに気を留めながら、子供と接するとき、特に勉強に関しては慎重に考えながら行動しましょう。
修正がきかなくなってからでは手遅れです。
子供たちの心理に十分配慮しながら、子供たち勉強をさせる工夫をしましょう。
2022.02.07
高校の勉強は難しい?中学とどう違う?どう対処する?
後、2週間後には都立高校の入学試験が行われます。
受験生の皆さんは最後の追い込みに入っていることでしょう。
去年に引き続き今年もコロナ禍での受験となり、普段と違い感染対策などより一層健康管理に気をつけなくてはならず、厳しい条件ですが頑張ってください。
ところで今回は、入試に合格し高校生活が始まった後のことを話したいと思います。
具体的には「高校の勉強」についてです。
推薦入試や私立高校の入試を受けた人の中には、もうすでに合格発表がなされて方もいるでしょう。
新しく高校生活が決定した人、そうでなくてもこれから高校に行くことが見込まれる人はよく読んでください。
高校の勉強は中学とどう違うの
高校に入ると当然、勉強内容は中学より難しくなります。
学年が上がるにつれ勉強が高度化することはこれまでと変わりませんが、中学と比べて高校ではそのスピードと量がけた違いになります。
1.勉強の内容が難しくなる
英語や数学、理科などは軽く基本的なことには触れますが、中学の基礎がしっかりとできていた方がいいです。
そうでないと自分が理解する前に、どんどん授業が進んでしまいます。
特に高校に入ったばかりの時は中学の復習のような内容が多いですが、大きな違いの一つはその「複雑さ」です。
だから、高校に入ってもう一度最初からやるからと甘く見ていると、スタートの時点でついて行けなくなります。
例えば数学の因数分解は中学でも習いますが、これがきちんと分かっていないと高校の数学はほぼ何もできなくなります。
それほど因数分解を使う場面は多いです。
しかもより複雑な式で出てきます。
二次関数も中学で出てきた切片がなく常に原点を通るものだけではなくなります。
2.学習する量が多い
勉強一つ一つの内容も濃く量も多いのですが、中学のように単純な5教科ではなく、各教科が更に細かく分かれて勉強するようになります。
例えば、国語が古文と現代文などに分かれたり、理科が物理、化学、生物などに分かれたり、社会が日本史、世界史、地理、政経などに分かれたりします。
その結果、授業数も大幅に増え、一度にたくさんのことを学ばないといけません。
中学のように学校の授業だけで何とかなるということが通用しなくなります。
だから、これまで予習復習の習慣がない人は苦労するでしょう。
毎日、家に帰ってからも何時間か勉強しないと、あらゆる科目で学校の授業のペースについて行けず、理解できないまま置いていかれます。
3.定期テストが大変になる
これまで述べたように、高校に入ると勉強の質が上がり量も増え、そしてスピードも非常に早くなります。
中学の1年分の勉強を1ヶ月でやるような感覚です。
だから、定期テストになると本当に難しい問題をたくさんできるようになっていないといけません。
中学の時は前日に一夜漬けで何とかなっていたかも知れませんが、高校に入るとそれはもうできます。
定期テストで良い点を取りたいのなら、テスト期間しっかり勉強をするのはもちろん、普段から分からないところがないように着実に毎日の授業の内容を身に付けていないと間に合いません。
また、無試験であらゆるレベルの生徒が一緒になって勉強していた中学と違い、高校は入試を合格してきた生徒が集まっているので、クラス内の学力差がそれほどありません。
自分が一生懸命勉強しても、他の生徒も同様に勉強していれば差がつかず、「自分は努力しているのに成績が上がらない」なんてこともよくあります。
こういう点においても、高校の定期テストでは成績を上げるのが難しいと言えます。
高校の勉強はどうすればいいか
1.分からないを放置せず、日々の勉強を確実にこなし身に付けていく
校に入ると、勉強はその内容の難易度、量、スピードのどれもが増え、少しさぼったり休んだりしていると、あっと言う間になかなか手の届かないくらいにおいていかれてしまいます。
中学のようなその場しのぎの、小手先の勉強が通用しなくなります。
例えば、中学の時は数学の公式を意味も分からずただ暗記し、そこに数値を入れて解けば済んでいました。
しかし、高校の公式はその形が難しく、いい加減な覚え方では必ず間違えます。
その公式の意味や原理、仕組みを理解し、時には自分でその公式を作り出せるようにしていかないと、数が多すぎて全部丸暗記はできません。
これは学習内容が進めば進むほど明らかになり、生徒たちも実感することでしょう。
そこまで深く理解していないと、高校の勉強はついて行けません。
また、勉強をやっていて分からないところに直面した場合、その時その場で解決していかないと、その後の勉強がどんどん分からなくなっていきます。
先ほども申した遠い、授業のスピードは速いし既習事項を基に新出事項が出されるので、前のところが分からないと、すぐに授業について行けなくなります。
中学の時のように、「後でまとめてやればいいや」なんてことはできません。
後回しにしていくと「分からない・できない」がどんどん増え、気が付いた時にはもう挽回できなくなります。
難しいかも知れませんが、習ったときに習ったことをコツコツと習得し、地道にまじめに日々の勉強を確実にこなすのが一番です。
だから、少しでも分からなくなったら、その都度友達や先生に聞いて、問題を解決しながら勉強を進めていくのがいいです。
2.できるまでやる
これは中学の勉強にも通じますが、勉強は「学習」と「習得」の2段階でできています。
「学習」とは、新しいことを知識として知ること。
「習得」とは、学習した内容を使いこなせるようになること。
例えば、自転車に乗れるように練習するとき、ただ知識として自転車の乗り方を理解しても、必ずしも自転車が乗れるようにはなりません。
自転車を乗れるようになるには、実際に自分で自転車に乗って経験し、練習の中で思う通りに体を動かしコツなどを身に付けて、やっと自転車に乗れるようになります。
この「自転車の乗り方を理解する」のが「学習」であり、「実際に自転車を思い通りに動かせるようになる」のが「習得」です。
このように、高校でも授業を聞いて分かったと思うことは多いと思います。
でも、実際に問題を解いてみるとできないということは多々あります。
だからこそ、「分かった」だけではなく、本当に問題に取り組んで、自分が正しく覚えたのか、きちんと使いこなせるようになったのか、確認が必要です。
だから、高校では教科書を読むだけでなく、問題集などをどんどん解いて練習しないといけないのです。
中学の時は「分かる」と「できる」の間の距離は近いので、練習問題をやらなくてもテストなどで問題が解けたかも知れません。
しかし高校になると、この両者の溝は大きくなるので、面倒くさがらずコツコツできるまで問題を解きながら練習しないといけません。
間違えたら、イライラして投げ出すのではなく(そんなことをしても何の意味もありません)、自分の間違い・未熟を認め、何が原因かを検証し、正すべきは正し、努力すべきは努力して、次に同じ問題が出たら必ず解けるようになってください。
3.時には学校以外の勉強手段も利用
学校の教材や宿題だけでは足りないかも知れません。
そんな時は自分で足りない部分を補わないといけません。
また、分からないときも、学校の先生以外にも質問できる相手がいるといいです(学校の先生は多忙で、常に生徒の勉強に付き合えるとは限りません)。
一人で何とかしようと思っても、「解説を読んでも分からない」「やらなくてはいけないのに、どうしても自分に甘えてしまう」と言った理由で、勉強になかなか手がつかないことは非常によくあります。
その場合は塾も選択肢の一つとして考えてください。
塾であれば、勉強専門の環境を提供してくれますし、勉強のプロがいつでも質問に答えてくれます。
ゲームなどの誘惑もなく、効率的に勉強を進められます。
時には勉強だけでなく、生徒の抱える様々な悩みの相談にのってくれるかも知れません。
孤独に勉強するのではなく、心に安心して頼れる存在があれば、勉強や学校生活などの不安も和らぐことでしょう。
とにかく高校はやらなくてはならないことが非常に多いので、効率のよい勉強が求められます。
そんな時、外部の教育リソースを利用するのも良い方法です。
最近は通信教育もあるのでご一考ください。
通信教育では料金も安く、時には時間も柔軟にできるので、部活に忙しい生徒などにはお勧めです。
しかし強い自律心がないと周囲に自分を管理してくれる人がいないので、どんどんさぼったり怠けたりして効果が出ないこともあるので注意してください。
4.必要ならば躊躇せず中学時代の勉強に立ち返る
何℃も繰り返し触れているように、勉強は基本的に前に習ったことが基となって新しいことが教えられます。
当然高校の勉強も中学の勉強が前提になっていますので、中学の内容があいまいだと高校の勉強もできないことがあります。
「今、自分の勉強が分からないのは何が原因か」正しく理解し、それが中学の勉強に起因するなら、遠回りに思えても戻って勉強し直すのが確実な方法でしょう。
よくよく考えてみると、中学時代の勉強に大きな穴があったかも知れません。
必要ならば一度、中学の勉強を一から総復習してみましょう。
「分かっていたつもり」や「勘違いや間違いで覚えていたこと」があるかも知れません。
面倒でも一度やって解決してしまえば、もう繰り返す必要はありません。
むしろ、放っておいたままの方が、いつまで経っても問題が解消されず、ずるずると「分からない」引きずりドツボにはまったしまいます。
5.予習復習はしっかりと
中学ではそれほどしなくても大丈夫だったかも知れませんが、高校になると予習復習は非常に重要になってきます。
最初に述べたように、高校では授業の内容も難しく、スピードも速く、量も多いので、学校の先生は「生徒たちが予習してきている」という前提で授業を進めます。
だから、基本的なことは既に生徒は理解しており、補足的なことや難易度の高い事柄のみ授業で扱うという立場で、学校の先生は教えます。
だから、予習をしないと授業中に「何をやっているのかさっぱり分からない」ということになってしまいます。
英語のターゲットとなる構文、長文の単語調べ、既出の構文や数学の基本的な公式やコンセプトなど事前に理解していれば、授業中に先生が話す内容もつかみやすいと思います。
同時に復習も大事です。
先述の通り、高校になると一夜漬けで何とかしようということはできなくなります。
日々の勉強を確実に身に付け、それを積み重ねることで、テスト前には少なくとも基本事項は理解している状態にしないといけません。
テスト勉強期間はそれまで習ったことの確認と応用練習の時間です。
途中で怠けてやらないと、結局後で大きな負担となってのしかかってきます。
分からないことはその時々に解決し、毎日コツコツと自分の学力を確実に定着させてください。
このような日々の努力が、高校の成績を確実に左右します。
恐らく高校に入ってすぐは、その学習量の多さと内容の難しさ、そしてスピードの速さに驚き、自分はついて行けるのか不安になると思います。
中学で結構できる部類にいた自分が、それほどクラスの中で目立った成績も上げられず、日々の授業についていくのが精いっぱい。
一回学校を休んでしまうと、取り換えるのに一苦労。
あまりにも中学と違う勉強に自信を失う生徒もいるでしょう。
本当に自分は高校の勉強を最後までやり通せるのか。
今まで聞いたこともないような話が多くて、自分の将来もよく見えてこない。
しかし、それは誰もが感じることで、ごく普通のことです。
子供たちというのは環境に順応する力が強く、上記のような点に注意して毎日の勉強をしていれば、すぐにこなせるようになります。
勉強のコツをつかみ、新しい知識をどんどん吸収し、知的好奇心を刺激され、知る喜びに勉強が楽しくなるでしょう。
そうなれば高校の勉強に問題はありません。
自分で何をすればいいか理解し、自分で勉強を進めることができます。
新高校一年生も、既に高校生になっている生徒も、学校の勉強で困ったときは、いつでも遠慮なく葛西TKKアカデミーにご相談ください。
皆様のために力になる用意があります。
そして、できれば一緒に頑張って、明るい未来に向かって歩めるように頑張りましょう。
2022.02.06
復習は大事!同じ勉強を何回も繰り返すのは悪くない方法です
皆さん、復習はしっかりやっていますか。
復習は、それまで習ったことを頭の中で整理し定着させ、学習を習得させる大事な方法です。
習ったことをその日のうちに復習するとまだ記憶が新しく忘れることも少ないので、記憶をより鮮明に残すのに役立ちます。
よって、先ずは習ったその日のうちに一度復習しましょう。
まだ記憶が新しいので忘れる部分が少なく、習ったことがすくに思い出せます。
これが時間がたってくると人はどんどん忘却し、多くの部分が正確に思い出せなかったり、間違って覚えてしまったりします。
(実は忘却というのは学んだ直後から始まるのです。)
これらを補ったり、修正したりするのは膨大な時間と労力が必要となり、二度手間でとても大変です。
だから、面倒くさいと思っても早めの復習が大切です。
ある調査では、テストの直前にする一夜漬けは、確かにそれをやった直後のテストではそれなりの成績が出ますが、一夜漬けで覚えて物はすぐに忘れてしまうことが分かっています。
人間の脳は学んだことをすぐに記憶できる訳ではありません。
一度海馬という部分に短期記憶として保存します。
当然短期記憶なので時間がたてば忘れます。
それを大脳で長期記憶に昇華しないと勉強は残らないのです。
そして、この長期記憶への保存は睡眠中に行われることが分かっています。
だから、直前に寝ないでやった一夜漬けは、短期記憶にすることができても、長期記憶にできないのでテストが終わるとすぐに忘れてしまうのです。
一夜漬けで定期テストが何とかなったから自分は学んだと思ったら大間違いです。
勉強は二段階あり、第一段階は学習。
勉強し「知る・理解する」という段階です。
第二段階は習得。
勉強したことを「覚え・定着させる」段階です。
勉強のできない生徒は第一段階までしかやらない(それで十分と思っている)、またはそれが精一杯。
でも、これでは学んだことは消滅して、やっていないと同等のレベルに戻ってしまうので、いつまで経っても勉強ができないのです。
従って、その場しのぎで定期テストは何とかなっても、結局すぐに忘れてしまい、学力テストや入試でもう一度勉強し直さないといけなくなり、長期的に考えれば一夜漬けは何の役にも立たないのです。
このように成績の悪い生徒は、何度も何度も同じ勉強を繰り返さないといけないから、効率悪く勉強が進まないのです。
二度手間三度手間と不必要に時間をかけ、結局全て学びきれないのです。
では、復習はどのような頻度でやればいいのでしょうか。
当然先ほども述べたように、記憶がまだ風化する前、習ってすぐにするのがいいです。
しかし、それだけでいいのでしょうか。
やはり、一度の復習では時間と共に学んだことが忘れられていきます。
一般的に復習は、間隔を変えながら何回かするといいと言われています。
当日に復習したら、次は一週間後、次は一か月後という感じで、繰り返す復習の間隔は徐々に開けていくのが効果的です。
また、同じ勉強するにも、例えば、5時間を一気に勉強して終わりというより、トータル5時間という時間を1時間ずつに分散させ五回の勉強にした方が記憶にしっかり残るそうです。
いづれにしても、目標とするテスト(定期テストや学力テスト)に向けて計画を立て、いつ復習するか考えて勉強すると習得もうまくできるようになります。
このような感覚を開けて復習は特に暗記に効果があるようです。
記憶と言うのは「インパクト」×「回数」と言われています。
例えば、一度の経験でも衝撃的な事故現場を見てしまったら、その光景は一生忘れられないそうです。
これは、たった一度でもインパクトが大きいから記憶にいつまでも残っているのです。
一方、掛け算の九九を覚えたことを思い出してください。
よく分からないまま呪文のように一の段から九の段まで繰り返し唱えながら覚えたと思います。
一回の脳への刺激は小さいですが、これを何百回、何千回と多く繰り返せば覚えます。
どちらにしても一度覚えてしまえば、もう忘れることはありません。
ただ、一回のインパクトが大きくなるように覚えるのはなかなか難しいです。
いくつかコツがありますが、やはり難しい。
だから、多くの人は後者の方法で暗記します。
よって、復習も一回で十分と思わず、何度も繰り返しましょう。
このように勉強は一度やれば大丈夫というものではありません。
一度では脳内に定着しませんし、どんどん忘れていくのは自然なことです。
そうならないためにも勉強を学習から習得に高め、記憶に残るようにしましょう。
そうすれば効率よく学んだことが身に付きます。
そして、そのためのカギとなるのが復習の頻度です。
繰り返し復習するのは面倒かもしれませんが、だからと言ってやらないのは怠慢です。
逆に言えば、やればできるのだからやりましょうということです。
勉強の方法はいろいろあります。
そこにはコツなどもあります。
人それぞれ自分に合った勉強法があります。
いろいろ試して、自分に一番合った勉強方法を見つけるのが肝心です。
勉強で悩んでいる人がいましたら、気軽に相談してください。
2022.02.04
書籍紹介”まなびwithのナゾトキ学習漢字ドリル”謎を解くには漢字を覚えないといけない
漢字というものは子供たちが勉強するときに最も苦手とするものの一つです。
しかし、どうやって覚えればいいのか全く分からない。
一般的に言われることは、「ただひたすらノートに書いて覚えなさい」。
これではつまらないし、繰り返すだけの作業は腕も疲れて苦痛なだけです。
「もっと楽しく、そして、子供たちが自分から漢字を覚えようとしれくれるといいな」と思う親御さんはたくさんします。
そこで本日紹介する本は、『まなびiwthのナゾトキ学習漢字ドリル』(まなびwith編集部 著)です。
『まなびwithのナゾトキ学習漢字ドリル』へのリンクはこちら
あの『うんこ漢字ドリル』に続く大ヒット商品として注目。
子供たちの勉強で壁となるものの一つである漢字を楽しく、面白く、そして学習意欲を高める工夫がたくさんあります。
是非一度、手に取って自分の目で確認してください。
昔から、ノートに何十回とただ書くだけの単調作業。
「つまらない」「面白くない」が漢字勉強の常識でした。
だから、どうしても子供たちは飽き、面倒くさがって、漢字を覚えるのが嫌で嫌でなかなか身に付きません。
「平仮名だけでもいいじゃない」「なんで漢字なんかあるのだろう」と疑問に思いながらやって、その意義も分からなければ当然勉強に身が入りません。
そこで、子供たちが楽しく自分から漢字を覚えてくれるように各社が新しい漢字ドリル作りにチャレンジしてきました。
今回ご紹介する『まなびwithのナゾトキ学習漢字ドリル』は今までの漢字ドリルとは一味違っています。
このドリルには「なぞたまくん」というキャラクターが登場し、彼の冒険する先々で出される謎を解いていくという形でトリルが展開します。
そして、謎を解くには漢字を覚えないといけないという仕組みです。
ヒントとなる漢字を覚えつつ謎を解いていくという達成感が、このドリルの人気の理由の一つです。
更に、漢字を学ぶための例文が何と大人でも知らなかったような雑学ばかり。
例えば、「竹は60年に一度、花を咲かせる」「キリンは一日20分しか寝ない」というような聞いただけで「へー」と思える身近な動物や生活にまつわるトリビアで一杯。
新たな発見に子供たちはワクワクし、自分から取り組もうという自主性が育ちます。
また、小学館の関わるドリルなので、小学館が長年培ってきた漢字ドリルのノウハウが詰まっています。
見やすさ、書き順、学び順も子供たちが学びやすいように書かれてあり安心です。
このドリルを使ってみた子供や保護者からの評価の上場で、「面白かった」「わくわくした」「集中して勉強していた」などの声も上がっています。
漢字ドリルの雑学から親子の会話が増えたという感想もありました。
今回のコロナ禍の中で学校が休みになり自宅学習するときにも非常に役立ったという話もあり、このドリルの素晴らしさ
が垣間見られるようです。
小学1年生から6年生までそろっていますので、それぞれの学年に合ったドリルをやっていただいても結構ですし、学び直しや先取り学習でも大いに役立つとおもいます。
葛西TKKアカデミーも勉強が子供たちの苦にならないように色々工夫して教えていますが、子供たちが自主的に勉強するようになるには学びの楽しさが分かるようにすることが大事だと思います。
その方法はたくさんあると思いますが、一つの勉強方法に縛られず、子供一人ひとりに応じで合うものを選ぶのが肝心です。
この漢字ドリルも子供の学習機会の幅を広げてくれるので、私もお勧めしたいと思ます。
思わず「へー」と思えるような「A-haモーメント」がたくさん積み重なれば勉強はもっと面白くなります。
好奇心が強く、何でも知りたいと感じるこの時期の子供たちの知識欲を満たせるように、このドリルを上手く役立てていただければと思います。
2022.02.04
要注意!テレビで流行っている”いじり”が”いじめ”になるかも
いつの時代もテレビが子供たちに与える影響はとても大きいです。
しかも、テレビが映し出すものは必ず字も真実ではなく、時にはテレビの中だけの虚構の空間であるからこそ許容されている部分もあります。
テレビの映像はあまりにもリアルであるばかりに、それを全てだと思わせる作用があります。
本当は、嘘、あるいは真実の一部でしかないのに。
テレビが現実を100%伝えることは不可能で、どうしても関係者の意図が、意識的にしても無意識的にしても、反映されます。
しかし、人生経験が少なく、知識や教養も少ない子供たちに、真実と虚構を見分けろと言っても、それは非常に困難な要求です。
最近、テレビで「いじられキャラ」としての出演者が増え、新しい笑いを誘っています。
確かに、「いじられキャラ」がいることで、番組の笑いが盛り上がることは否めないでしょう。
しかし、これはテレビの中だからこそ許されることであって、これを現実世界で実行するには、本来非常に大きな注意が必要です。
しかし、子供たちにはそれをそのまま学校や家庭に持ち込み、不用意に他社に当てはめ面白がることがあります。
テレビで許されるのだから現実でも許されると思い、軽い気持ちで始めた「いじり」がいつの間にか気づかぬうちに「いじめ」となり取り返しのつかない結果を招くこともあります。
勉強だけでなく生徒の心も考える個別指導塾葛西TKKアカデミーは、この現象を心配しています。
「いじられキャラ」とは何でしょうか。
みんなにわざとからかわれたりバカにされたりすることで、番組内の立ち位置を確立している人たちです。
番組内の軽い嫌がらせなどは、視聴者にも問題視されることはあまりありません。
番組内での笑いを引き出す手法の一つと見なされています。
出演者は仕事として、了解の上にそのキャラクターを受け入れていますが、テレビで行われることは現実社会に影響を与えます。
当然十分な思慮分別が育っていない子供たちは、同じように同級生などを「いじり」という名目でターゲットにします。
特定の人を馬鹿にしたり茶化したり。
テレビで許されているので、罪悪感も感じません。
「いじっている」本人は軽い冗談や遊びのつもりでやるのですが、やっていることは実質「いじめ」と変わりません。
他人を犠牲にして自分の優越感を感じたり、愉快になるのです。
「いじり」と言えば、やっていることが「いじめ」でも軽く感じるようです。
一方、「いじられる」側も「いじられキャラ」になればみんなが構ってくれるので、集団での居場所が保証されると考えます。
逆に「いじり」に対して声を上げると、自分の存在をグループに示されなくなるので、そのキャラを演じ甘んじるのです。
無視され孤立するくらいなら、自分のプライドを犠牲にしてもみんなの中にいたいと考えるようです。
場合には、自分がいじられることによってグループが和むと、仲間のために貢献していると言って、自分を卑下されることを自己正当化するのです。
ある意味相互に利益があるので、この関係は強固になり、解消は難しくなります。
しかし、始めは軽い「いじり」がエスカレートし「いじめ」に変わることは十分に考えられます。
しかし、いじめ同様に度が過ぎると心身に影響が出てきます。
体調不良になり登校できなくなったり、精神的に不安定になったりします。
自覚しないままストレスをため込み、体が耐え切れなくなるようです。
自身のプライドを犠牲にしているので、自分に対する自信がなくなり、自分を否定的に見なすようにもなります。
この場合、「いじり」だと言えばやっていることが「いじめ」であっても軽視されるという問題があります。
仲良いもの同士のふざけあいの延長。
しかも、この両者の境界線は非常にあいまいで、個人個人の感じ方で線引きも変わってくる。
また、先ほど述べたようにいじめられる側も拒否しにくいう問題があります。
自身の居場所を失う覚悟が必要だからです。
このような新しい状況は憂慮すべきであり、いじめ同様周りがしっかり自覚し注意しなくてはなりません。
「いじられキャラ」を演じる子供はやはり不安感が強く、それを解消して自信を持たせることが大事です。
これは自分を犠牲にしてまで保つ価値のない友達関係だということを理解させなくてはいけません。
友達とはお互いに認めある対等な関係であるべきだからです。
特に「いじり」の場合は本人の安心できる居場所が重要となるので、様々な場所に積極的に出ていき、学校以外にも仲間が作れると知れば、現在の状況が以上であり声を上げなければならないと分かるはずです。
葛西TKKアカデミーもそのような子供たちの力になれるように準備しています。
2022.02.02
中学生の内申点の上げ方!内申点とは何?入試にどう関わるの?
受験シーズン真っただ中です。
受験生は自分の持てる力を出し切れるように、入試に臨んでいることと思います。
一方、これから入試に向けて勉強にいそしむ生徒もたくさんいます。
高校入試においては、中学校時代での成績を中心とした評価である内申点と、当日に入学試験を受けることによって得られる学力点の合計で合否が決まります。
東京都立高校の入試では一般に内申点と学力点の割合が3:7(一部の高校では4:6)となっています。
つまり、内申点だけでも、学力点だけでも合格は難しいということです。
どちらもある程度の点数は取らないといけません。
そこで本日は、都立高校入試に大きな影響を与える内申点の上げ方についてお話します。
内申点とは
先ず基本的なことですが、内申点とは何か説明します。
中学校において、生徒の日々の成績や学校での活動は記録されています。
これらをまとめて入試の時に受験校へ提出しないといけないのですが、これが内申書(調査書)と呼ばれるものです。
特に5段階で評価される全9教科の成績が主な内申点を構成する要素になります。
率直に言うとこの5段階評価の点が内申点と思っていただいていいです。
この5段階評価のどこまでが内申点に含まれるかは各都道府県によって違います。
1年生から3年生の2学期までの全てを対象とする自治体もありますし、3年生の評価のみが内申点になるところもあります。
因みに、東京都では中3の2学期の成績のみが内申点として含まれます。
つまり、それまでいくら成績が悪くても、3年の2学期に良い成績を取りさえすれば、内申点は良くなります。
では、3年の2学期の定期テストだけ頑張ればいいかというと、そうではありません。
普段から勉強の習慣がない生徒が、この時だけ勉強して上手くいくとは思えません。
また、数学などの積み上げ型の教科では、新出事項は既出事項を基に勉強するので、1、2年の内容が身に付いていないと3年の内容も分かりません。
ここで注意しなくてはならないことは、主要5教科は取った成績の数字がそのまま内申点になりますが、実技4教科は成績の数字×2となります。
つまり、9教科オール5であれば、主要5教科×5+実技4教科×5×2=65点となります。
従って、同じ1成績が上がったとしても、実技教科なら2上がったことになり、効率よく内申点を上げたいのなら、こちらを重視した方がいいです。
65点満点のうち自分の内申点がどのくらいあるか割合を出し、それに300をかけたものが実際の都立高校の入試における合否判定に使われます。
この内申点300点満点、入試の点数である学力点700点満点の合計1000点満点で入試は争われます。
合計点の上位から順に合格が決まります。
つまり、内申点がすべてではありませんが、事前に決まるこの点数が高いほど入試には有利になるということです。
また、内申点で「1」が付いている人は、入試が困難になるだけでなく、入試そのものが受けられないことがあります。
私立高校では受験資格に内申点で「1」がないことを上げている学校があります。
事前に確認してください。
今、「1」が成績表についている生徒は学校の先生とよく相談して、どうすれば「1」なくせるか話し合ってください。
受験に関して、「1」は絶対にとってはいけません。
芸術系や体育系の高校ではまた算出方法が違いますし、推薦入試でもまた別の算出法となりますが、今回は割愛させていただきます。
内申点を上げるために!
では、内申点を上げるにはどうすればいいのでしょうか。
内申点は単に定期テストの点数だけでなく、以下のものを総合的に評価して出されます。
よって、これらをきちんとこなすことが重要になります。
1.定期テストの点
やはり、内申点の根幹をなすのは中間テストや期末テストなどの定期テストの点数です。
これらを1点でも多く取ることが内申点アップにつながります。
従って、定期テストをもっと真剣に捉え、普段からしっかりと勉強し、テスト前には十分なテスト勉強をして臨みましょう。
テスト範囲が発表されるまで待つのではなく、基本的に前のテスト範囲の次から今やっているところはテスト範囲に入ると予想できるので、少しでも早く(最低でも2週間前)勉強に取り掛かりましょう。
ワークなどの課題も毎回出されるのだから、テスト前までためるのではなく、習ったその時に自分の学習の定着のためにもやってしまいましょう。
言われるまでやってはいけないという決まりはありません。
こうしてテスト発表のときには課題の大半が終わっている状態にし、テスト期間中は自分がよくできなかった問題、よく理解できていない内容を集中的に勉強し、余裕があれば応用問題をしっかりするように計画を立てて勉強してください。
定期テストの問題はワークやプリント、教科書や小テストの問題がそのまま、あるいは一部数字や表現を変えて出ることがとても多いので、これらの問題を全て解けるようになっていれば、決して悪い結果にはなりません。
因みに、各教科で内申点の4を目指すなら85点、5を目指すなら95点以上取ることが目安になります。
2.提出物
2番目の大事な要素として、各教科の課題などの提出物があげられます。
普段の宿題だけでなく、レポートや作品の提出は期限を守って、十分に余裕をもって取り組んでください。
直前になって慌てて雑にやったり、答えを丸写ししても、先生はすぐに見破ります。
それは評価を下げることになりますし、そもそも、課題を通して実力をつけるチャンスを自分から捨てることになります。
いい加減なことをしても、結局は自分が困る、損するだけです。
きちんと正しくすることが自分のためでもあります。
どうしても間に合いそうにない時は、事前に先生と相談してください。
そうすれば何らかの猶予やアドバイスを与えてくれるかも知れません。
3.授業態度
やはり、普段からの授業態度も大事です。
授業態度は「関心」「意欲」「態度」の項目からなり、基本的に先生の判断によるものです。
先生の話をきちんと聞き、手を上げるなどして積極的に授業に参加していることをアピールできれば、授業態度の評価も上がります。
特に実技系では上手い下手より、頑張って取り組む方が評価されることもあります。
授業中によく居眠りをしたり、騒いで授業を中断させたり、不必要に先生に反抗してみたりするのはダメです。
別に先生の太鼓持ちになれとは言いませんが、普通にきちんと授業を受けてください。
定期テストでいくら良い点を取っても、授業態度が悪いと評価が低くなることもあります。
4.その他
これら以外にも、定期テストの解き直し、授業中に使ったプリントや小テスト、調査やグループ学習、プレゼンテーションや自己評価など、様々なものが内申点の評価に加わります。
これら学習活動に関わる全てをきちんと真面目にやるのが大切です。
学校の先生は定期テストの結果だけではなく、普段から生徒一人ひとりの学習活動や態度をしっかり見ています。
学校の勉強以外に気をつけたいこと
内申点は学校での勉強が対象でそれ以外の活動が影響することはあまりありません。
しかし、次のような点に気をつけ、学生生活を送るのも大切かも知れません
1.部活や委員会活動、ボランティアなどの課外活動
部活動や委員会活動、ボランティアなどの課外活動が内申点に加味されることはあまりありません。
しかし、都立高校の推薦入試や面接が入試項目に入る私立学校を受ける場合、これらが効果を持つことがあります。
面接官は受験生の人柄に興味があるので、これらの活動に参加していれば印象が良くなります。
資料に記載があれば、当然この話題が上るでしょう。
受験生も自分のことなので受け答えしやすいし、他の受験生との差別化ができるので、好印象を残すチャンスです。
学校によっては生活態度を重視するところもあるので、そのような場合は高評価につながります。
大会やコンテストでの具体的な成績がある場合は、評価に加点されるかもしれません。
逆に、スポーツ推薦や芸術系の推薦を受ける生徒はこちらがないとかなり不利です。
2.検定試験
英検や数検、漢検などの検定試験で級を取るのも悪くありません。
都立高校ではありませんが、私立高校の場合、学校によってはこれらの検定である程度の級を持っていると内申点に1加えてくれるところがあります。
事前によく調べておいてください。
内申点が低い人にはお勧めです。
また、推薦入試でもないよりはある方がいいので、試す価値はあります。
検定の内容はそのまま受験勉強につながるので、受験勉強の延長としてこれらの検定試験を受けてみるのもいいでしょう。
合格すれば申し分ないし、不合格でも受験にマイナスの影響はないので、できればチャレンジしてみてください。
3.欠席や遅刻
欠席や遅刻が多い場合、内申点が下がることがあります。
10程度なら問題ないのですが、欠席が年間60日以上になると受験が難しくなります。
私立高校では「年間の欠席日数が何日以上だと受験できません」と記載してある学校もあるので、注意してください。
特別な病気や入院を含む大けがなど正当な理由がある場合は考慮してもらえることもあるので、中学校の先生に相談して理由書を書いてもらうといいかも知れません。
いずれにしても、遅刻や欠席は普段の生活態度の評価につながるので、可能な限りしないのがいいです。
内申点が悪かったら
入試において内申点は非常に重要な要素です。
上記のことを心がけ、日頃から内申点を上げるように努めてください。
しかし、内申点が悪かった場合はどうすればいいでしょうか。
1.学力点で挽回する
先ほども述べたように、都立高校の合否は内申点と学力点の合計で決まります。
よって、内申点が低かったら学力点を上げればいいのです。
言うのは簡単ですが、実際にやるのは難しいです。
他の人とは不利な状況で戦わなくてはならず、いくら学力点で良い結果を出しても、それでカバーできないくらい内申点が悪くては万事休すです。
言い換えれば、いくら学力点が良くても内申点が悪ければ落ちることもあるということです。
もし学力点で内申点をカバーしたいのなら、相当の覚悟をして受験勉強をしてください。
このように考えると、やはり入試を優位にし合格を確実なものにするには内申点をある程度は持っていないといけません。
内申点が出てしまえば、もう訂正は効きません。
だからこそ、日頃から内申点を意識して、普段の学校での勉強をしっかりとやらなければならないのです。
2.志望校を変える
自分の予想より内申点が良かった場合でも悪かった場合でも、当初の志望校に留まらなくてはならないという決まりはありません。
自分の置かれた状況に応じて、志望校のランクを上げたり下げたりしていいのです。
では、自分の学力に合った学校はどうやって見つければいいのでしょうか。
それは模試です。
可能な限り模試はたくさん受けることをお勧めします。
それは単にテストの点が良かった悪かったで一喜一憂するためでなく、自分のできていないところを見つけ出し、そこを重点的に勉強することで、本番では死角のない態勢で試験に臨めるからです。
そして、模試には他にもたくさんメリットがありますが、その中の一つに、志望校への合否判定と共に自分の実力に合った学校を紹介してくれるというものがあります。
模試の結果には必ず受験生の学力に応じて、努力校、相応校、安全校をいくつか挙げてくれます。
それを基に学校の特性や環境など、様々な要素を考慮に入れ、自分が本当に目指す志望校を見つければいいのです。
その際には塾や学校の先生の意見を聞くのもいい考えです。
最初は高めの志望校を設定し、それを目指して勉強してください。
もし難しそうならランクを下げればいいのです。
下から上へ上げるのは困難ですが、上から下に下すは容易で、それはいつでもできます。
従って、最初は上を目指して頑張りましょう。
以上、内申点についていろいろお話しました。
このように内申点は入試において大きな影響力を持つと同時に、本試験前に既に決まってしまうものなので、受験を優位に進めるためにも普段から学校の授業や勉強を疎かにせず、真面目にコツコツと努力してください。
そして、内申点のことも含めて、受験や勉強について分からないこと、困ったことがあれば気軽に葛西TKKアカデミーにご相談ください。
いろいろお話できると思います。
それでは、皆さんのご健闘をお祈りします。
2022.02.01
もうすぐ節分!入試では日本古来の年中行事が出題されます
2月3日は節分で俗に言う「豆まき」の日です。
実は、節分に限らず日本の年中行事は入試や学力テストなどでよく出てきます。
国語や社会で問題の話題として、また、常識として聞かれることもあります。
伝統的な年中行事を通して日本的な考え方を知ることは、日本人というものを考え直すよい機会にもなります。
更に、今後ますます活発になるであろう国際交流においても、日本の伝統文化を紹介できることは重要になってくるでしょう。
試験のためという枠に縛られることなく、純粋に多彩な日本の行事を楽しみ、日本人の教養としてその意義を理解してほしいと思います。
また、親子間の会話のきっかけとしても年中行事は役立ちます。
年中行事を通し経験を共有し会話をすれば、親子間の距離も縮まり相互理解も深まります。
いじめなど子供が抱える問題の早期発見にもつながるので、親子の交流のためにも是非年中行事を家族でもやってほしいと思います。
最近はなかなか個人で年中行事をやることも少なくなってきています。
小学校や保育園でイベントとしてやったり、先生から教わったりしますが、せっかく日本人として素晴らしい伝統文化があるのだから、しっかりそれを活用し家庭の円満につなげられるといいと思います。
ただ楽しむのではなく、行事の意味や由来を理解し、日本人としての教養を深めるといいと思います。
因みに「節分」とは季節の変わり目の前日を示し、当然年に四回あります。
しかし、冬から春になる節目を一年の境目と見なるようになり、この2月の節分が注目されるようになりました。
中国から伝わってきた鬼払いの儀式と日本の儀式が交わり、豆まきの風習が始まったとされます。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられていたからです。
室町時代に豆まきはもう一般庶民の間でも行われるくらい普及していたようです。
節分のおまじないとして「柊鰯」があります。
焼いた鰯の頭を柊の枝につけ、魔よけとして飾ります。
これは鰯のにおいと柊のとげが、鬼を防いでくれると考えられたからです。
これは結構古くからあるおまじないで、平安時代の「土佐日記」の中にも登場します。
最近節分で特に流行っているのが「恵方巻」です。
元々関西の一部の地方の風習だったようですが、平成10年に大手コンビニエンスストアがビジネスチャンスとして恵方巻を全国に広めたようです。
今では海苔巻きに限らず、ロールケーキなども恵方巻のように見立て販売しているみたいです。
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンのように商人の商魂が日本文化に大きく影響を及ぼした例と言えますね。
それでは豆まきを楽しんで、良い一年になりますように。
くれぐれも豆や恵方巻の食べ過ぎには注意してください。
2022.01.31
子供の睡眠障害についてしっかり睡眠を取るにはどうすればいいか
思春期の成長の中でホルモンバランスが崩れ、夜眠れず、昼間起きられずに学校の授業を受けられない生徒がいます。
私が子供のころには聞いたことなかったのですが、社会的に認知されてきたせいか、最近ではそのような生徒が多いようです。
朝起きられない、頭痛がする、腹痛がするなどの理由で学校を休まなければならない。
慢性的ではないにしても、時折このような症状で学校に行けない生徒がたくさんいます。
原因が必ずしも明確でなく、よってその対処法も人それぞれで確立していないみたいです。
病院での治療もありますが、薬だけでは子供に合わないなど、解決しないことも多いようです。
思春期の一時的ホルモンバランスの乱れが原因であるなら成長するうちに自然と治るそうです。
でも、今、学校で学ばなくてはいけない生徒に取って授業が受けられないのは非常に困ったことです。
授業を受けたいのに、体のせいで受けられないというのが厄介な所です。
また、これが成長期の一時的なものかどうかというのも、実は明確に分かっていないようです。
睡眠障害(睡眠のリズムが崩れたとき)の対処法
このように成長期の子供たちで睡眠障害に悩む人は多いようです。
そこで、寝付けないなどで悩んでいる場合、次にことをお試しください。
これは睡眠障害の子供に限らず一般の方にもお勧めです。
1.睡眠前の携帯、パソコンは厳禁
携帯電話やパソコンのスクリーンからの光は強烈で、睡眠前に見ると脳内の眠りのホルモンを乱してしまいます。
寝る2時間前には見ないようにしましょう。
とは言え、SNSなどで携帯の画面から目が離せないのが現代の生活となってしまっています。
難しいと思いますが、自分の健康のために行ってください。
家族やSNSの相手にはっきりと宣言し、寝る前は返事をしないと伝えることが大事です。
そうすれば、こちらの事情も分かり連絡もなくなるでしょう。
携帯を目の届かないところに置きましょう。
2.朝、窓を開け太陽の光を浴びる
人間の体内時計は朝日によってリセットされ、実際の日照のリズムと合うよう調整されます。
こうやって人間は毎日正確なリズムで生活できるようになっています。
いつまでもカーテンを閉め、布団にもぐらないことです。
パッと朝日を浴びると気分もスッキリします。
3.寝る前に足元を温める
特に女性の場合、足元が冷えて寝付けなくなることが多いようです。
これから暑くなってきますが、足元だけは布団をかけて温めましょう。
血液の循環もよくなります。
血液の循環がよくなると体温も上がり、眠りやすくなります。
4.毎日決まった時間に寝ましょう
毎日同じ時間に寝る習慣を付けると、体が自然にその時間に眠くなります。
最初は難しいと思うので、一日の計画表を作り、それに従うようにしましょう。
できれば家族もその時間に合わせて眠るようにすると、習慣づけが楽になります。
同様に起きる時間も決めましょう。
休みだからと言って、昼間で寝ることはよくありません。
そこで生活のリズムが崩れると、また整えるのが大変です。
ちなみに、休日の寝だめは効果ないそうです。
5.寝る前のルーティーンを決める
本を読むなど、寝る前のルーティーン(決まった行動・儀式)を決めるのも効果あります。
これが体に染みつくと、眠くなくてもこの行動をするだけで眠くなります。
6.寝る前のカフェインはやめる
お茶やコーヒーに含まれるカフェインに敏感な人がいます。
カフェインは脳を興奮させ、眠りにくくさせます。
そのような人は睡眠前にはカフェインを控えましょう。
7.どうしても眠れないときは無理に寝ようとしない
精神的原因で眠れないこともあります。
色々考えてしまう。
悩み事であったり、プレッシャーであったり。
寝よう、寝ようと焦ると反ってそれがストレスとなり目が冴えたりします。
そんなときは無理やり寝ようとしないことです。
気分を変えて読書をすると、目が疲れて眠くなるかもしれません。
それでも無理な時は、単純に横になって目を閉じてじっと静かにするだけでも構いません。
これでも体の70%は休まるそうです。
睡眠は特に勉強しなくてはならない生徒にとって重要です。
記憶は睡眠によって確立されると言われているからです。
例え勉強しても寝不足では覚えられません。
徹夜してもすぐに忘れてしまうのは、これが理由です。
現代は夜型社会になっているので、早寝早起きすることは難しいと思いますが、十分な睡眠を取ることは健康な生活を送る上で必要不可欠です。
上記の内容をよく読んで、なかなか眠れないときは参考にしてください。
実は、勉強がよくできる子供は睡眠も十分にとっているという統計もあります。
寝る子は育つ。
心身ともに健全な成長のため、睡眠について考えてみてください。
2022.01.29
オミクロン株で学級閉鎖!休校が相次いで受験にも影響が
ご存知のように、新型コロナウィルスのオミクロン株による感染が急拡大しています。
これまでの株に比べてかなり強力な感染力を持ち、東京でも一ヶ月ほど前は二桁だった新規感染者が今は一万人を超えています。
これを受けて、東京でも21日から「万延防止等重点処置」が始まりました。
これまでにない急速な感染拡大が今回のオミクロン株の特徴の一つですが、若い世代の感染率も非常に高くなっている点で、教育現場でも早急の対応が迫られています。
更に悪いことに、この感染拡大が受験シーズンとも重なり、受験生への影響と入試を運営する学校側の対応が心配されています。
今回のオミクロン株は感染力が非常に高いことが一つの特徴であり、それは新型コロナのワクチンを打った人でさえ感染してしまうほどです。
そして、もう一つの特徴が、これまでは感染の少なかった10代以下の子供たちの間でも感染が広がっている(全体の25%)ということです。
今回の新型コロナウイルスの蔓延に伴い、ワクチン接種の年齢を12歳からと引き下げましたが、それでもオミクロン株の感染拡大は十分には止められそうにありません。
東京だけでなく全国各地で保育園を含む学校などの機関にクラスターが発生しており、状況に応じて休校や学級閉鎖、分散登校などを実施しています。
とは言え、個人ができることと言えば相変わらず「マスク、うがい、手洗い、3密を避ける」などで、これ以上の手の打ちどころがないのが現実で、学校などの施設側も「こまめな消毒、換気、会話や行動の制限、学校行事の中止または延期」とこちらもこれまで通りの新型コロナウイルスに対する対策しか取れません。
日本各地の教育機関でもクラスターが発生しており、自治体レベルでの休校や時差登校なども起こっており、子供たちの勉強への影響が心配されています。
しかし、文科省はこれまでの経験から第一波のような一斉休校は行うつもりはなく、それぞれの自治体や学校レベルでの判断にゆだねています。
更に、コロナ禍を受けて、オンライン授業をいち早く普及させ休校であっても生徒たちの勉強が止まらにように、既に「一人一端末」の号令の下、全ての生徒にはタブレット端末などで学校に行けなくても授業が受けられる仕組みができています。
実際にはWi-Fiなどのハード面に関する技術的な問題や授業を行う先生と生徒に関する技能的問題などあり、学校で行っている授業内容をそのまま継続できるいる訳ではありませんが、少なくとも形式上は教育をストップしなくてもよくなっています。
ところで、この休校や時差登校などの連絡は予告もなく突然に入ってくるかもしれません。
生徒を持つ家庭としては、このような状況になったとき家族はどのように対応するか(場合によってはご近所や生徒の友達の家庭とも協力して)、今のうちに話し合い決めておいた方がいいでしょう。
困ったときこそソーシャルネットワークやヒューマンネットワークがものを言います。
特にシングルマザーなど、容易に仕事が休めない家庭は何らかの助け合いの仕組みがあるといいですね。
今回のオミクロン株の感染拡大について最も不運だったのが受験生でしょう。
去年に引き続き生徒たちはコロナ禍で困難な勉強を強いられてきたのですが、その苦労を乗り越え、あと少しで自分の集大成を達成しようとするタイミングで、このような感染力の強いオミクロン株が流行してしまったのは非常に不幸なことです。
受験生においては、感染予防を引き続き厳として、同時に受験のタイミングに合わせてベストコンディションに持って行かなくてはいけません。
これは本人の努力のみでは難しく、家族を含む周囲の人間も、新型コロナウイルスに感染しないように注意しないといけません。
日常のあらゆる場面だけでなく、受験会場に向かう移動中も気をつけてください。
本人が感染してしまえばもちろん入試は受けられませんが、濃厚接触者でも別室受験など不利な状況での受験になる可能性があります。
感染しないのが一番ですが、これだけ新規感染者が拡大している今、こればかりは運次第という面も否めないでしょう。
入試を実施する大学をはじめとするあらゆる学校で、新型コロナウイルスへの対策は行われており、施設全体の消毒、試験監督や運営者の健康管理、受験生同士の座席の間隔を開けたり、決められた導線によって会場へ誘導するなどの処置が行われています。
いろいろ制約があり不便に思われますが、感染防止のためにみんなが甘んじていることなので、つらい思いをしているのは自分だけではないと自覚し、会場での指示に従い、安全な入試に協力してください。
各学校では状況に応じて試験日程や会場の変更など、逐一情報を更新し公開していますので、ホームページなどで情報チェックをまめにしましょう。
共通テストを始め多くの試験において、新型コロナウイルスに感染して受験できなかった生徒のために追試や予備日を設けています。
よって、感染してしまったからと慌て絶望するのではなく、受験先と連絡を取り合い、どのように対応すればいいかをきちんと確認してください。
このような状況なので、基本的にどの学校の何らかの救済処置は用意してあるはずです。
最初のコロナウィルスの混乱からかなり時間が経ちました。
社会全体として、新型コロナウイルスへの対応に関する知恵もついてきて、全くの未知であった第一波に比べ、誰もが比較的冷静な行動がとれるようになっていると思います。
それは学校や家庭も同じで、多くの学校で感染者が発生した場合の対応、クラスターが出た場合の対応が事前に準備され、問題が起こったときも子供たちの教育を止めない方策が練られています。
コロナ禍もかなり長期化し、出口も見えずにうんざりしている人も多いでしょう。
そして、現実にコロナ禍によってもたらされた困難で、子供の教育だけでなく家族の生活さえ維持していくのも難しい状況に陥った家庭も数多くあると考えます。
葛西TKKアカデミーは、勉強をしたくてもそれが難しい家庭の味方です。
困ったときは何でも遠慮なくご相談ください。
お待ちしております。
2022.01.29
教育のデジタル化が手書き文化を衰退させる
日は前回途中で終わってしまった「手書き」に関する話の続きです。
日本は世界的に見て教育のIT化に大きく後れを取っています。
それでもコロナ禍があって、ようやく生徒たちに一人一端末の配布を終わらせたようです。
とは言え、これは端末を配っただけで、学校教育においてそれを有効に活用しているかというと、全くそういうことはありません。
この点はまた、生徒と話をしましたので後日お知らせします。
まだ教育のデジタル化が十分にできていない日本ですが、デジタルディバイスを上手く使い日本より何歩も先を進んでいる諸外国では、教育のデジタル化による弊害が報告されています。
その一つが「手書き離れによる教育効果への影響」です。
教育のデジタル化が進むと文章の作成や記録は主にパソコンなどで行うようになります。
当然、自分の手で文字を書くのではなく、パソコンのキーボードをたたくタイピングになります。
しかし、パソコンやダブレット端末を早くから導入している国々では、全ての文章をパソコンで書くのではなく、ある程度はあえて生徒たち自身の手で書くようにさせています。
キーボードを打つだけの方が文章は楽に早く書けます。
なのに、なぜこれらの国々では手書きをわざわざ残して、効率性を落としているのでしょうか。
それは手書きにはタイピングにない教育効果があると言われているからです。
例えば様々な報告によると手書きは、自分の頭の中で整理してから書き出す訓練になるそうです。
また、人間がノートを取るときは、黒板に書かれた情報を単に写し取っているのではなく、板書した状況をエピソード記憶として脳内に保存します。
覚えなければならないものそのものを思い出など他の要素と結びつけることにより、記憶はより深く強く残ります。
人間の脳は何かを関連づけることによって、記憶が思い出しやすくなります。
タイピングは単純なパンチングの繰り返しになるので、この点は弱くなります。
また、手書きは頭の中で書く内容をもう一度復唱しながら書いたり、どういうことかなと考えまとめながら進みます。
つまり、タイピングよりもずっと脳細胞の活動が活発になるのです。
そうして、書きながら頭の中で何度も反芻する勉強はより理解を深め分かりやすくなります。
一方、タイピングはスピードが速い分、脳内でじっくり考えながら書くことができません。
従って、タイピングだけでは深く考えるという練習にはならないのです。
先ほど、記憶を呼び起こすには手書きの方がいいと言いましたが、ある研究によると、スマホやタブレット端末より手書きは創造的な活動にも効果的だそうです。
この実験によると、紙とペンを使ったグループでは、言語、資格、記憶を処理する領域で脳が活発に活動し、紙に付随する写真や余白のメモなどが物理的映像としてより記憶できるそうです。
人間の脳は便利になれば教育効果が薄れます。
最近の教育(教育に限らず社会全体がそうですが)は、生徒に苦労させないことを売りにして、世間的にもそれが歓迎されています。
面倒くさいのは悪で、簡単なのが善と。
しかし、本来勉強は面倒くさいものです。
面倒くさいからこそいろいろ学べるのです。
個人的には、現代の苦労を敬遠する傾向は生徒にとって不幸なことだと思います。
なぜなら、人間の思考の余地が減っているからです。
昔は「若い時の苦労は買ってもせよ」と言ったものですが。
思うようにいかないから、どうすればいいか考え試行錯誤し、粘り強く繰り返し考えることで、脳は鍛えられ思考の成長につながるのです。
分からないときは検索してすぐに解答を見つけ、それを繰り返すだけでは自ら考える力はあまり育ちません。
手書きもそうです。
私は常々、勉強は肉体労働だと言っています。
ただ、目で見て読んで覚えて終わりが勉強ではありません。
手も足も顔も、体全体を使ってより多くの刺激をくみ取って、脳を活性化させた方がより勉強は身に付きます。
特に手が与える脳への刺激は大きく、やはり書くということは大事だと思います。
しかし、今の生徒や教育関係者はできるだけ最小限の仕事で結果(テストの点を上げる)を出そうとします。
確かに一見成績(テストの点)が上がったようになるかもしれませんが、それはテストという定められた問題に対して機械的に答えを返している(反応している)だけで、本当に考えて導き出した答えかどうかは怪しいです。
教育現場でデジタル教材を使えば大丈夫などと言われたときは要注意です。
技術の進歩に伴い学習スタイルも変化します。
しかし、何もかも変えてしまうことがいいとは限りません。
一見便利そうなデジタル教材が、これまでの学習スタイルよりも必ずしもいいとは言えません。
多くの人が経験則として紙とペンを使った方がよく覚えられたと言っていますし、多くの研究で「手書き」の脳に与える学習効果を再認識しています。
ついつい新しいものに飛びついて、それですべて安心と思いがちですが、教育に携わる者としては慎重にそこは見極め、それぞれの長所を上手く組み合わせて、生徒の置かれている環境を考慮しながら、教育方法を考えるのがいいでしょう。
要はバランスかもしれません。
デジタル化が進んでいる世界の教育を見てみると、「手書き」が100%なくなることはないようです。
不便で面倒くさくても、学習においてはその方が人間の脳は心地よいのでしょうか、苦労した方が脳が発達するとは皮肉というか、やはり人間はアナログなんだと改めて感じます。
私はそんな人間臭い、いや、人間味あふれるところが好きで、教育においては大切にしていきたいと思います。
これから日本の教育はどんどん変わり、私たち大人が経験したことのないものになっていくでしょう。
でも、デジタル化にあっても、その根底には人間教育があるんだということを忘れず、「手書き」を始めこれまでの長い教育の歴史の中で培われたアナログな勉強も大切にしていきたいと思います。
2022.01.28
生徒たちの筆圧の弱くなりきちんと字が書かなくなった原因
皆さんが子供のとき、どの濃さの鉛筆を使っていましたか。
鉛筆は芯が基本的に固いものをH、柔らかいものをB、そして、添えられている数字がその度合いの大きさを表します。
私は他の人と同様にHBを使っていました。
しかし、今の生徒はHBを使わないのです。
何と2Bを使っています。
私のころは2Bを使うと、芯が柔らか過ぎて手が真っ黒になってしまうので、美術の時間以外は使っていませんでした。
では、なぜ、今、2Bを使うのでしょうか。
そして、これからITC授業などでますます鉛筆で書く機会が失われると予想されますが、その時、生徒たちの勉強にはどんな影響があるのでしょうか。
何で2B?
先ず、現在学校で2Bが奨励されている理由ですが、それは生徒たちの筆圧が非常に弱くなっているからです。
私も授業で生徒たちが鉛筆でノートを書くのを見ますが、とても力を抜いてノートの表面を軽く滑らせるように書きます。
「止め」や「はらい」など書き方の基本テクニックもなく、鉛筆を持ち上げることもないので、つながった曲線がダラダラ続いているような印象です。
しかも、非常に薄い。
ちょっとこすれれば、すぐに消えて読めなくなるくらいです。
学校の先生も苦労しているようで、テストなどで何を書いたのか分からず、採点ができないほど。
しかも、一画一画丁寧に書いていないので、文字そのものも判別できません。
更に悪いことに、書き順も無茶苦茶なので、バランスも悪く余計読めない。
先生もご苦労様です(他人事ではありませんね)。
文章でなくても、政界に○をつけなさいという問題でさえ、消しゴムで消して残った跡と、生徒が正解と選んでつけた〇の区別がつかないということもあるらしいです。
いまいちピンとこない人は自分のお子様の文やお友達の書いた文字を見てみてください。
生徒たちの文字が薄くなって読めなくなった原因
筆圧の弱さの原因は手の力の低下とみられています。
実際に体育などの体力測定では握力を始め腕力の低下が確認できます。
これは日常生活の中で手を使うことが減ってきているためと考えられています。
例えば、蛇口や瓶など固く閉まったものを開けることが少なくなっています。
それも一つの原因でしょうが、私が注目しているのは生徒たちが文字を書くときの姿勢です。
昔は、「背筋を伸ばして、左手でしっかり押さえて、文字を丁寧に書きましょう。」とよく言われました。
しかし、今の生徒は姿勢が悪くリラックスしすぎて、書くときに力を入れようとしません。
左手はノートを押さえずれないようにするのではなく、頬杖をついています(当然、ここから居眠りになってしまうのですが)。
だから、右手に強い力を入れて書くとノートが動いて上手く書けないので、片手で書いても動かない程度の弱い力で書こうとします。
また、鉛筆の持ち方も筆圧の弱い生徒は違います。
余計な力が入っているというか、鉛筆を握るように持つので、大して書かなくても疲れてしまいます。
腕力の低下に加え、余計な力が入っているので文章を長く書くのが苦手になります。
そして、書くのが面倒と。
「書く」という行為は勉強の一番基本の一つですが、これがきちんとできないので、成績も伸び悩みます。
これらのことは学校での指導の問題ではないかと思います。
先生も昔ほど口うるさう言わなくなったし、おそらく「書く姿勢」や「鉛筆の持ち方」「書き順」などを軽視しているのだと思います。
何でも基本は大事。
小学校に入って本格的に勉強をするようになる時、これらのことを先生はきちんと教え生徒も守っていかないと、結局長い学校生活において常に勉強に支障をきたし後悔することになるでしょう。
更に鉛筆文化を衰退させるトレンド
このように生徒は昔のように力を適切に入れて文字を書くことが減ってきましたが、現在、ある問題が更に生徒の手書き離れを促進させると考えられています。
それは教育のIT化です。
コロナ禍によりまともに学校に行けなくなったとき、子供たちの勉強を守る最後の砦としてオンライン授業が注目されました。
これにより文科省もそれまで計画していた『GIGAスクール構想』を前倒しし、今年度より生徒一人に一台必ず端末を利用できるようにしました。
こういったデジタルツールの導入はこれまでの学校での教授法を大きく変え、それに伴い生徒の学習活動も様変わりすることは容易に想像できます。
パソコンやタブレット端末を生徒に活用させるということは、授業のみならず様々な活動をこれらの端末で行い、もう鉛筆とノートを使うことはありません。
このように学校の近代化が生徒たちの鉛筆文化を衰退させることになります。
分かりにタイピングやタッチペンによる操作になり、書くこと自体が減ります。
ここで鉛筆で書くということがなくなったとして、生徒たちの勉強に影響がなければ何も問題はないのですが、どうも最近の研究によるとそうもいかないようです。
「手書きをしなくなったことで学力の低下が起こる」という発表もあるようです。
本日は長くなってしまったので、この続きはまた書きます。
楽しみにしていてください。
それでは今日はここまで。
2022.01.28
時事問題を考えよう!コロナウイルスなど世間を騒がしている問題から学ぶ
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは様々な角度から子どもたちの学びと成長を考えます。
世間ではコロナウイルスが話題となっています。
地球温暖化や消費税など時事問題は子供に世の中の仕組みを教え、深く考え、自分の意見を持たせるのにとても良い材料となります。
社会や理科の知識を増やすだけでなく、これから文科省の期待する、自ら考え問題に取り組む人間を育てることにもつながります。
時事問題(時事ネタ)を考えることの利点がいくつかあります。
本日はそのことについて考えていきます。
1.受験対策として
受験において時事問題が関係するのは、推薦入試などで行われる面接でしょう。
自分について、中学生活について、高校ではどのように過ごしたいかなど聞かれますが、時には時事問題について質問されることがあります。
そんな時に「分かりません。」では元も子もありません。
時事問題を知っているということに加え、自分なりの問題に対する意見が求められます。
また、一般の入試でも近現代史や現代文では時事問題に関係するもの(さすがに試験直前の時事問題とはいきませんが)が出たりします。
2020年度から変わる大学入試においては、思考力が重視されるので、時事ネタに絡めた問題が出されることは想像に難くありません。
その時に時事ネタに対する予備知識があれば、解答はかなり容易になります。
以上の点において、受験の準備として普段から新聞やテレビなどのニュースで時事問題に目を通し考えることは重要なのです。
2.コミュニケーション能力と論理的思考力の向上のために
時事問題とは大人も共通して見られるので、それをもとに親子や友人同士で議論するのもいいです。
ニュースなどから正確に情報を捉え、必要であれば様々なツールで情報収集する。
これらの力は学校生活のみならず、社会に出てからも必要となります。
また、自分の考えを間違えなく相手に伝える、相手の意見を正確に理解することも、人生の中で大切な能力です。
従って、時事ネタを利用して読解力が高められると同時に、論理的思考、判断力、表現力といった現在文科省が新制度の入試において求める力の鍛錬にもなります。
文章や資料を読めば、データや文章を読み解く能力が高まり、語彙も増えます。
更に、議論に参加することによりメンバー内の造語理解と絆が深まります。
普段分からなかったが、この人はそんな風に考えるのだと驚かされるかもしれません。
親子同士であれば、子供との壁が低くなり、子供が何かの問題に巻き込まれたときの早期発見につながります。
3.知的好奇心を高め、勉強に興味を持たせる
これは葛西TKKアカデミーでは最も重視することの一つですが、時事問題と通して知的好奇心を高めることができます。
常に「なぜ」「どうして」という姿勢で時事問題を見ると、物事に興味関心がわいてきます。
クイズを解くように、自身で問題を掘り下げ、その背景を知ることもできます。
このようにして、一つのことをきっかけに多くのことを学べるのです。
そして、謎が解けたとき、達成感と満足感が生まれ、プラスの循環を生み、もっと学ぼうと積極的になれるのです。
人から言われる勉強は苦痛です。
子供にそう仕向ける大人も苦痛です。
本人が自主的に学んでくれれば、お互いにストレスを抱えることなく良好な関係を保つことができます。
このとき大人は「聞き役」もしくは「アドバイザー」に徹してください。
下手に答えを与えたり、自分の考えを押し付けるのは決してよくありません。
学習意欲を減退させ、逆効果になります。
求められたときに「個人的な考えだけど、こんな風にも考えられるのじゃないかな」という具合で、考え方の一例として提示するのはいいと思います。
こうして知的探求心を育てれば、全ての分野において楽しく自分から学んでいけると思います。
日本では家庭内で政治や社会の話をするのは場違いのように思われることがよくあります。
欧米は逆に家庭で積極的に話し合い、子供たちが社会の現実と問題を学びます。
よって、ご家庭でも遠慮なくこのような話題をしていいと思います。
時事ネタを通して社会や理科、国語などの勉強を深めると同時に、人間としてこれからの社会を生きていく上で必要な能力を身に付けられます。
家庭で協力して、子供たちの成長の手助けになってください。
2022.01.25
勉強で集中力が切れやる気が出ない!そんな時はこうしてみよう!
入試はいよいよ本番。
多くの受験生は最後の追い込みにいそしんでいることと思います。
そうでない生徒たちも勉強に頑張っていることでしょう。
しかし、いつも思う通りに勉強がはかどるとは限りません。
勉強はやらなければならないと分かっているんだけど、なかなかやる気になれない。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
ということで、今回は勉強に手が付かなくなったときの解決方法をいくつか提案してみたいと思います。
1.気分転換、息抜き
長時間続けて勉強するとやはり疲れてしまいます。
ふと疲労感に気づくと、疲れたということばかり気になってやる気がなくなってしまいます。
時間が限られているのは確かで、少しでも多く勉強しなくてはならないのは分かりますが、気分がのらないのに無理やりやるのも効率がよくありません。
ここは思い切って休憩をしましょう。
休むことで気分をリフレッシュし英気を新たに勉強に臨むと、より学んだものが頭に入ってきます。
人間の脳は運動によっても活性化されます。
ストレス解消と血行の促進により、記憶をつかさどる海馬という脳の部分が活性化します。
ただし、運動が激しすぎると肉体的に疲れ、反って勉強ができなくなるので、あくまでも軽い運動にとどめてください。
軽いストレッチや散歩などがいいでしょう。
ガム噛むと筋肉により脳が刺激され眠気を解消します。
また、英単語や漢字など「暗記学習」の場合には、身体を動かしながら暗記をすると、記憶に残りやすい場合があります。
これも、運動によって海馬が活性化されるためと言われています。
2.身の回りの整理整頓
勉強する環境も大事です。
身近に携帯やゲームなどが置いてあると、そちらに気がいってなかなか集中できません。
また、勉強に必要なものが散らかっていると、いざ必要な時にすぐに見つけられず時間を浪費してしまいます。
逆に、環境が整っていないと勉強できない(しない)言い訳になり、勉強しないことを正当化してしまいます。
そうなると、それを理由にやる気が出ないことも正当化してしまいます。
苦しい時に逃げる口実となって、勉強をしないことは仕方ないことと考えてしまいます。
これではいけません。
そうならないためにも勉強に適した環境を作ることは大切です。
3.現状を理解し計画を立てる
勉強をしようとしても何をやればいいのか分からない。
何からすればいいのか分からない。
そうなると勉強に手がつきません。
まず目標を確認し、次に自分のいる現状を考えます。
この二つをつなぎ、ゴールから逆算して自分の計画を作りましょう。
計画ができたら、それを守りましょう。
何をすればいいか分からないと、やる気を出す理由もなくなります。
毎日のスケジュールがあれば何をするか明確に分かります。
勉強にも取り掛かりやすくなります。
4.目標を達成した時のことを考える
よくスポーツ選手がしますが、目標を達成した自分をイメージするのです。
そうすると今勉強していることのメリットが分かります。
それがモチベーションを高め、やる気を出させてくれます。
メリットは大きなものでなくても構いません。
身近で手に入れやすいもの、小さなものでも結構です。
5.脳を休ませる
脳は体の中でも大量のエネルギーと消費する組織です。
長く勉強すればやはり疲れます。
だから脳を休めることは大切です。
脳の疲労がたまると勉強の効率も上がりません。
勉強が忙しくて時間もないのも分かりますが、十分な休憩は必要です。
長い目で見ると、脳のコンディションを整えた方が勉強ははかどります。
理想としては、どんなに忙しくても6時間睡眠はほしいです。
記憶のためにも十分な睡眠は必要です。
そうでなくても、休憩時間の10分や15分の睡眠が脳をリセットし、頭をすっきりさせることもあります。
後、糖分を取ることはエネルギーを補給にもなりますので、脳に新しい栄養を送り、次の勉強に取り掛かれる準備をしましょう。
本人のやる気が出ないとき、「勉強しなさい。」と強く言うのは逆効果です。
やらなくてはいけないのに自分が勉強をしていないことは本人がよく知っています。
「今やろうと思ったのに。もうやる気がなくなった。」とかえってやらないことを正当化する理由に使われますこともあります。
子供たちが勉強に手がつかないようでしたら、むしろ寄り添いその原因を一緒に考えてあげるのがいいでしょう。
明確に原因が分かれば対応策も考えられます。
分からなくても、一緒に悩んでくれた、苦しみを共有してくれたと思えば、安心感が生まれ勉強に取り掛かるようになるかもしれません。
子供たちが休憩し気晴らしをする相手になってあげるのもいいかも知れません。
「やれ、やれ」と無理強いするよりは、一旦勉強をやめ、態勢を整えてからもう一度取り組む方がいいです。
場合によっては、その日はもう勉強をしないで、就寝して早朝に残りの勉強をするのもよい方法です。
今だけの勉強に執着するのもいいですが、長い目で見たとき、案外やめて別の日に改めて勉強した方がいい場合もあります。
いろいろ試して、自分なりのスイッチを入れるジンクスやルーティーンが見つけましょう。
2022.01.24
受験でもしうまくいかなかったら
受験シーズン真っただ中。
共通テストも終わり、私立高校、私立大学の入試があちこちで現在実施されています。
もうすぐ国公立大学、都立高校の本番になります。
みんなうまくいってくれることを願いばかりですが、なかなかそうはいかないものです。
万が一ということはあり得るのです。
そこで今日は、受験にうまくいかなかったときどうするか考えてみます。
親としては焦らずパニックにならないことです。
本人は当然落ち込むし、意気消沈という状況でしょう。
そんなときに肝心の親がパニックで当てにならないようでは困ります。
心が傷ついている時だからこそ誰かに頼りたいし、恥ずかしくて逃げ出したい気持ちだからこそ守ってほしと思います。
親は自分にとって一番の味方出会ってほしい時に取り乱しているようでは、子供は余計に苦しみ立ち直ることもできないでしょう。
この失敗が自分を一生価値のないものにしてしまうという恐怖。
そして、もう自分は生きていても意味のないものだと感じる自己否定。
このような感情が心を支配するかもしれません。
こういう時だからこそ、親はどっしりと構えて、今うまくいかなかったからと言って、それで人生終わりではないんだということを分からせてあげてください。
入試という点では失敗かもしれませんが、人間として否定されたのではありません。
むしろこの失敗から学び、今後の人生に役立てることが大事なのです。
これまで受験勉強を頑張って、それが全て無駄になったなんて思わないでください。
無駄かどうかは自分の心がけ次第です。
受験を失敗しても、この経験があったから自分は強くなれた、大きく成長できたという人はたくさんいます。
現状を見つめたうえで前向きに生きることが大切です。
その手助けをできるのが、経験を積んだ人生の先輩である親ではないでしょうか。
受験で合格させるために自分の全てを捧げる親がいます。
その熱意は悪くないのですが、その思いが強ければ強いほど、失敗した時の反動が大きい人がいます。
そして、子供に不用意な言葉を投げてしまう場合があるので、気をつけましょう。
自己犠牲に陶酔し、自分が何で子供に受験をさせるのか、その本当の意味を見失っている人がいます。
期待が大きくなり、不合格を自分への裏切りのように感じ、「なんで合格できないのよ。」とか「恥ずかしくて外を歩けない。」とか、そんな深い意味のつもりではなくても、つい子供に言ってしまうことがあります。
先ほど申し上げたように、親以上に本人もつらいのです。
だからこそ、それに追い打ちをかけるような言葉は、たとえ軽い気持ちとしても、いけません。
子供は大変傷つき、人生に大きな影を落とすかもしれません。
子供のためと言いながら、自分のための受験になっていませんか。
「世間から笑われる。」とか、「みんなのうわさになる。」なんて発言は、自分をよく見せたいという欲求を満たされなかったからこそ出てくる言葉です。
また、子供も「自分のために色々してくれた親に報いなければならない。」というプレッシャーを感じ、それに答えられなかったときは「自分はダメな人間だ。」と生きていくのも嫌になります。
親も子も受験を通して相互に期待・依存しているのです。
今一度、受験の意味と目的を考えてください。
受験は手段であり目的ではない。
上手くいかなければ他の方法を考えればいい。
そう思えば落ち着くし、冷静になれば今の現実において何が自分にとって最良かを判断するのは難しくありません。
周りの目を気にする必要は全くありません。
自分の人生だし、周りが言うことは無責任で大きなお世話と思えばいいのです。
大学に合格して四年間を遊んで暮らせば、その時間はその人には無意味だろうし、不合格でも別の道を見つけまい進すれば、そちらの方が人生には糧になるでしょう。
ものは考えようです。
結果だけを見つめるのではなく、結果が出た後をどう過ごすのかが大切です。
受験のために頑張ってきた根本的理由は何でしょう、自分が目指す目標は何でしょう。
それを一緒に考えられる存在、苦しい時に相談できる頼もしい存在であってください。
そうなれば子供たちもいち早く立ち直り、前向きな気持ちでこれからの人生を歩むことができるでしょう。
このような事態にならないように普段から受験生は頑張っているとは思いますが、入試である以上全員合格ということはあまりありません。
大抵、合格する者もいれば夢破れる者もいます。
合格をイメージし、それを糧に厳しい受験勉強を乗り切るのはいいのですが、少なくとも親や周囲の人間は万が一のことも想定した方がいいです。
何の準備もなく不合格になってしまい誤った対応をしてしまうと、子供たちに一生消えない心の傷を与え、人生が一気にネガティブになってしまうかも知れません。
今回のことを参考に、備えあれば憂いなしで、あらゆる状況を想定して受験生を見守ってあげてください。
苦しい受験勉強も後わずかです。
悔いのないように全力を尽くし、良い結果が訪れることをお祈りいたします。
2022.01.23
塾の種類を知って自分に合った塾選びの参考にしよう
塾を選ぶ際、本人に合った塾はどこか悩むと思います。
実際に「塾」も千差万別で数もたくさんあります。
そんな中から自分の現状と目的に合ったものを選ばないといけません。
しかし、○○塾と言われても、それがどのようなものか分かりずらいこともあります。
そこで今回は様々な塾を、その形態、指導方法などにより分類しながら、その違いを説明したいと思います。
塾のタイプ
塾はその教える内容によって大きく進学塾、補習塾、総合学習塾、専門塾に分けることができます。
それぞれが目指す目的に合わせて、これらの塾の中から選んでいただくとよいでしょう。
1.進学塾
このタイプの塾は、小学校・中学校・高校・大学と、各段階の受験に特化しています。
学校の勉強より速いスピードで授業は進み、生徒の偏差値を上げ、難しい入試問題にも対応できるように指導します。
よって、現在の学校の授業は無視して、もう一つ別の学校に通うイメージでしょうか。
特に入試に関する情報を多く持ち、模試や進路指導、進路相談もしっかりとしてくれます。
入試を控え、万全の準備で合格を目指す生徒に適しています。
因みに、予備校は大学受験に特化した進学塾と考えてください。
2.補習塾
このタイプの塾では、日々の学校の勉強に遅れずついていけるように、学校の授業のフォローや定期テストでの成績アップに重点を置いています。
地域の学校を熟知しており、それぞれの学校の進度に合わせて授業を進めます。
部活や習い事で忙しく効率よく学校の勉強をしたい、純粋に学校の成績を上げたいという人に向いています。
3.総合学習塾
前述の二つを合わせたような塾になります。ここでは生徒たちの学習を総合的にサポートしてくれます。普段の学校のフォローや学校の定期テストなどの対策を行い、入試に向けた勉強、進路相談や内申点を上げる手伝いもしてくれます。
AO入試や推薦入試も含めた入試にも対応できるところが多いです。
現在の学校の授業だけでなく、入試も合わせて総合的に勉強を見てもらいたい生徒にお勧めです。
4.専門塾
ここは皆さんがごく普通に持っている塾のイメージとは違い、英会話やプログラミングなど、特定の分野、内容に特化した塾です。
昔からある習字やピアノの教室、スイミングスクールや最近はやりのダンス教室など、一般的に言われる「習い事」と呼ばれるものもここに入ると言えるでしょう。
最近ではパズル道場など数学的思考力を養うものや、ロボットを作るものなどバラエティーに富んできました。
学校の勉強とは別に、個人の趣味や好み、興味関心に基づいてやる人が多く、個人の技術や能力のアップを目指す場合に適しています。
また、特定の資格取得に向けたサポートを提供しているところも、ここに分類されます。
塾の規模
塾の規模によって区別することもできます。
大きく大手塾と個人塾に分けることができますが、一般的に前者は進学塾、後者は補習塾が多いようです。
いずれもメリット・デメリットがあります。
1.大手塾
テレビCMなどで全国的に知名度が高く、事業展開も都道府県レベルから全国レベルにまで校舎を広げています。
規模が大きく、情報量も多く、グループ内で統一された年間カリキュラムなどが用紙されており、全ての生徒がある程度同じような授業を受けることができます。
塾の知名度と実績を上げるために、どうしても上位の生徒に資源を集中させ、下位の生徒は取り残されることも多々見られます。
また、知名度が高いところ、有名な講師が所属しているところは、授業料が高額になるのでよく考えないといけません。
2.個人塾
個人が経営している塾で、校舎も一つか二つと数少なくなっています。
しかし、その分、地元への密着度が高く、地域の学校に特化した指導を行います。
小規模なので生徒一人一人に密接した深い関係を作り、企業のルールに縛られていないので、個人個人に対して柔軟な対応が可能です。
多くの生徒と交わるのが苦手な生徒には、個人塾の方が向いているでしょう。
クラスのタイプ
次に一クラス当たりの生徒数による分類をします。
1.集団授業
基本的に一人の先生に対して多くの生徒が一斉に授業を受けます。
学校でも目にする一般的な教室のイメージです。
その中でも一度に10人以上の生徒を教えるクラスを多人数制、10人以下の生徒を教えるクラスを少人数制と言います。
多人数制では毎回の小テストで席順が変わったりと、生徒間の競争を高めることで学習意欲を高めようとする塾もあります。
一度に多くの生徒を抱えているために、授業料は比較的安くなっています。
少人数制では多人数制より生徒数が少ない分、生徒が質問など発言がしやすく、より細かい指導を受けることができます。
いずれにしても、他の生徒と一緒に勉強するのが苦手な生徒はお勧めできません。
2.個別授業
一般的に一人の先生に対して、一度に一人から二人の生徒を指導します。
他の生徒のことを考慮する必要がないので、担当する一人ひとりの生徒の現状と目的に合わせたカリキュラムや授業を提供できます。
習い事などで忙しく集団授業に時間を合わせることができない、成績が悪く集団クラスではついて行けないという生徒たちに柔軟に合わせて授業を実施できるところが多いです。
生徒と先生の深い絆を作りやすく、学習以外にも共感共有しやすく、先生がそれぞれの生徒のことを深く知れるので、勉強以外のことでも相談したり協力してもらったりしやすくなっています。
ただ、基本的に授業料が集団指導よりは高くなる傾向にあります。
3.その他の授業
最近ではコロナ禍の影響でオンライン授業や映像授業と言った、新しいタイプの授業も盛んになってきています。
俗に言う「e-ラーニング」というものです。
オンライン授業は個人またはグループをオンラインでつなぎ、教室にいる先生の授業をライブで受けます。
または、アプリなどで提供される動画を個人が自分の好きな時間に見ながら、付属の問題を解いて学習を進めるものもあります。
こちらでは映像を繰り返すことで、自分が理解するまで何度も繰り返すことができるという利点がありますが、これを行うにはインターネットや端末などの環境を整えないといけないという欠点もあります。
映像を通した授業を見てプリントや冊子で与えられる問題を解いて、理解の確認や学習内容の定着を図ります。
特に最近注目され流行ってきているものに、「自立学習型」というものがあります。
ITやAIを活用したデジタル教材を使って、生徒が自分たちのペースで問題を解いていくというものです。
塾の先生は教えるというよりも、サービス提供や進路相談が主な仕事となります。
どれも比較的リーズナブルな料金であることが多いですが、自分で好きなように進めることができる反面、よほどしっかり自己管理ができないと、結局誰も言う人がいないので、ずるずる怠けて失敗するということもあり得ます。
入塾を決める前に
以上、大まかな塾のタイプと授業スタイルについてお話しました。
これらを基に、自分に合った塾を探す参考にしてもらえればと思います。
ただし、塾を決定する前にはもう少しそれぞれの塾について調べた方がいいです。
一番大きいのは授業料でしょう。
通常授業の料金もそうですが、夏休みなどの長期休暇になればどの塾も特別講習を実施します。
テキスト代や模試代、その他経費もかかるでしょう。
お金の問題はしっかり事前に確認しないといけません。
時間割を調べて、自分が毎回きちんと通えるかも考えなくてはいけません。
受講は何科目できるのか、先生はこちらから指名できるのか、どんなサポート体制や設備があるのか、しっかり調べたり問い合わせたりしてください。
いくら良い環境で自分に合った内容の塾に思えても、実際通い始めると何か違うということはよくあります。
そこは「相性」というものがあり、これは個人の落ち度でも塾の問題でもなく、仕方ないものです。
だから、基本的に塾には入る前に「体験授業」というものがあります。
生徒に合った雰囲気か、先生の熱意や塾の考え方が合っているか、実際に授業を受けてみて分かりやすいか。
これらは体験してみないと分からないものです。
だから、塾の形式だけでなく実感として入塾後も続けられるかも考慮して決めてください。
今は塾の種類や数も増えて、選択肢の多さが逆に塾を決めにくくしているかも知れません。
そんな時、自分の現状と目的を考えながら、これらを参考に塾選びをしていただければ幸いです。
因みに、葛西TKKアカデミーは個人の個別指導塾です。
授業内容はそれぞれの生徒に合わせて柔軟に対応できるのが強みです。
また、個人経営であるからこそ、各家庭の事情に合わせた授業料やプランを提案することが可能です。
大手塾でうまくいかないときは、是非一声かけてください。
全ての生徒の力になれるように、全力でサポートしてまいります。
2022.01.22
コロナ禍で運動不足!体力が落ち怪我をしやすい子供が急増中
コロナウイルスの感染防止のため外出を控えるように言われ、子供同士の接触も極力避けるように言われてきました。
学校が再開してもやはりソーシャルディスタンスを取り、子供たちが休み時間に思いっ切り遊びまわったり、体育の時間に活発にサッカーなどの接触を伴うスポーツをしたりもできなくなりました。
スポーツジムも閉鎖され、サッカーや水泳などのスポーツに関する習い事も中断されたところも多かったようです。
部活動も制限され、学校が終わってからも外出自粛で友達と外で遊ぶ機会が少なくなりました。
その結果、体を動かす機会が奪われた子供たちの体力が非常に落ち、病気にもかかりやすくなったという報告もあるようです。
また、肉体的にも丈夫でなくなり、鬼ごっこをしていて骨折したというケースも見られます。
元々子供たちの体力は年々低下する傾向があるのですが、今年はコロナウイルスで外で体を活発に動かすことができず、子供たちの体がもろくなっているのではないでしょうか。
現場でも、実感として子供たちの体力が極端に落ちているという声が聞かれるみたいです。
特に成長期に当たる子供は、体を適度に動かさないと成長における骨と筋肉のバランスが悪くなり、その後の生活にも影響が出ることが危ぶまれます。
このようにコロナウイルスによる運動不足から体力が落ちているうえに、今年の猛暑は子供たちの健康を非常に危険な状態にさらすでしょう。
夏休みが終わり再び学校が始まったとき、体力が落ちた子供たちは熱中症になる危険性が非常に高くなります。
コロナウイルスの感染防止のためマスク着用が呼びかけられていますが、これは同時に呼吸を苦しくし、体内の熱を呼吸と共に体外へ排出するのを妨げます。
どちらの防止も重要ですが、その方法が丁度反対の方向を向いている感じです。
文科省はガイドラインを出し、人との十分な距離を取り不要な会話を避ければマスクを取って熱中症防止に努めるように呼び掛けています。
怪我や病気とまではいかなくても、落ちた体力で学校に行けばいつも以上に倦怠感疲労感に襲われ、勉強が十分に身に付かないという危険性も指摘されています。
長期休校期間や夏休みで外で運動する機会がなくなった子供たちは暇つぶしに、SNSやYouTubeなどの動画、ビデオゲームなどにいそしみ寝不足や精神的疲労、昼夜逆転の生活が解消されず、学校が始まってもまともに登校したり勉強したりできなくなる場合もあります。
この不健全な状態が精神にも影響し、イライラしたり不安感にさいなまれたり、怒りっぽくなったり、マイナス思考になり否定的な考えしかできなくなったりすることもあります。
最終的には他の生徒と一緒に勉強ができなくなり不登校になる人も多いようです。
このような状態になってしまった場合、落ちた体力の体にいきなり激しい運動が危ないので、軽い運動から徐々に時間をかけながら体力を戻していくことがいいと思われます。
無理のないように計画的にスケジュールを立て、少しずつ元の体力に戻るようにしましょう。
適度な運動は精神状態の改善にもつながり、気持ちがスッキリします。
そして、昼間の運動が適度な疲労感を体に与え、夜ぐっすりと眠れるようになります。
こうなれば休み期間中に乱れていた生活のリズムも戻るようになるでしょう。
暑さも気になる今日この頃ですが、それでも全く外に出ず体を動かさないというのもよくありません。
無理のない程度に適切な運動を適度にするように心がけましょう。
2022.01.21
学校の勉強なんて社会に出たら役に立たないからやっても無駄!はNGワード
子供たちは毎日、周囲の人からたくさんの影響を受け、それを吸収して成長していきます。
時には、大人の何気ない行為や発言をしっかりとらえ、それが子供たちの人間形成に大きく影を落としたりします。
本当に、「そんなことまで聞いていたの」「そんなところも見ていたの」と驚かされることもしばしば。
だからこそ、大人は自分たちの振る舞いや言葉に細心の注意を払わないといけません。
子供に良い影響を与えるものならいいのですが、まだ分別がしっかりしていないこともに対しては見せたり聞かせたりしない方がいいものもあります(もう少し大きくなって物事が分かってきてからならいいのですが)。
その中で今回はこの言葉をNGワードとして考えてみたいと思います。
「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」
子供はまだ経験が浅く、世の中のことをよく知りません。
これから学ぶことが沢山あり、だからこそ、無限の可能性に満ちた存在といえます。
確かに現実は厳しくつらいものかもしれません。
しかし、まだ幼いうちからそれを知り、妙に斜に構えるようにはなってほしくありません。
できれば、夢と希望に満ち溢れた未来を感じさせてあげたい、そんな風に私は願うのです。
しかし、多くの大人や親がこのNGワードを口にします。
自分自身がこれまで生きてきて実感としてそう思うから、正直に何の気なしに言うのかもしれません。
しかし、この言葉が子供にどんな影響を与えるか考えてみてください。
子育てが一気に難しくなるかもしれませんよ。
この言葉を聞いて、子供はどんなことを思うのでしょう。
勉強が楽しくてやる気に満ちた子供や、これから頑張ろうと思っている子供には、自分がやっている勉強は役に立たないんだと感じ、気持ちが挫けるかも知れません。
大人の他愛無い一言で子供のやる気を潰す必要はあるでしょうか。
また、単純に、「そうか、役に立たないんだったら、勉強する意味はないな。勉強やめよう」と考えるのではないでしょうか。
これは、子供に「勉強をしない」ことに対する免罪符を与えることになり、勉強放棄を正当化させる根拠になります。
そうなれば、いくら親が「勉強しないと将来困るよ」とか、「勉強しないといけないんだから早くしなさい」なんて言っても説得力はなく、言うことを聞かなくなるかもしれません。
勉強嫌いな子供にとっては、まさに伝家の宝刀で、口の達者な子供なら特に、これによって勉強という呪縛から逃れることができるのです。
この言葉を理由にされたら反論できる親は多くはないでしょう。
なぜなら自分(または自分と同じ大人)が自ら言った言葉だから、否定できないし、言葉に対する責任もありますから。
「貧困の再生産」という言葉があります。
教育の価値を理解できず、十分な教育を受けていない親は満足な仕事になかなかありつけず、貧困家庭に陥ってしまう(特に貧富の差が拡大しつつある現代においては、その数も増加傾向にあります)。
日本のような国は、社会的地位の流動には教育が大きく関わってくるのですが、上記のような家庭では、親が教育の価値を十分わかっておらず、子供にしっかりとした教育を受けさせない傾向が強く出てくるそうです。
そうなれば、子供も親と同様に貧困に陥る確率が高くなり、「貧しい家の子供はやはり貧しくなる」という現象が現れてきます。
これが「貧困の再生産」です。
(本来教育は基本的人権の一つであり憲法に保障されているのだから、出自が何であれ、本人が望むなら誰でも十分な教育を受けられないといけませんが、実際はそうではなく、これは由々しき問題ですが、この議論は別の機会に。)
このような家庭環境における親がよく口にする言葉が「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」です。
この何気ない一言が、子供の将来における上昇志向に水を差し、自己肯定感をなくし後ろ向きな思考になるかもしれません。
そして、貧困に陥る可能性が非常に高くなります。
教育、そして子育ては子供の可能性を伸ばしていくものでなければなりません。
しかし、そのような可能性を一気に押しつぶすような、強力な影響を持つ言葉を大人たちはつい言ってしまいます。
本当に気をつけないといけません。
現実を子供に知らしめる親切心と言うかもしれませんが、大きなお世話です(すみません、言い過ぎました)。
そもそも教育とは、将来役に立つか立たないかで割り切る打算的なものなのでしょうか。
いいえ、違います。
方程式や国語文法、英語の仮定法など大人になって使わないからやる必要はないのでしょうか。
教育の目的は学んだことそのものを実社会に出たときに使うことではありません。
様々な側面があり、その手段の一つが学校で習う五教科であったり九教科であったりするのです。
確かに「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」というのは人生の経験を積んできた大人にとって真実の一面であり、教訓だからこそ自分自身そう信じて子供に言うのでしょう。
確かに、現実社会は厳しく小中学校で勉強したことで太刀打ちできるほど簡単ではないでしょう。
「子供の将来のために」と思って勉強をさせている親はたくさんいるでしょう。
しかし、子供は自分の将来がはっきり見えていて、何を勉強しなくてはならないか分かって勉強している者はほとんどいないでしょう。
実際勉強ができる子供は、将来のこと云々ではなく、単純に知的好奇心や知識欲で、もしくはもっとストレートに問題が解けた達成感のようなゲーム的面白さで勉強をしている人が多いです。
それを「将来役立たないから無意味だ」と言われたら、せっかく面白い勉強もつまらなくなってしまいます。
また、勉強するは習ったことそのものを大人になって利用するというよりも、「学ぶ」という過程で知ること身に付けることが生きるうえで重要なことが沢山あります。
つまり、勉強は目的ではなく手段とも考えられるのです。
数学をやりながら論理的説明を理解したり、国語を勉強しながら相手にいかに明確に分かりやすく説明するかということを学んだりです。
問題を解く中で試行錯誤し、「ああでもない、こうでもない」と苦労しながら多面的に物事を見たり考えたり、どういう結果になるか想像や推測したり。
難しいからこそ、もがき考えるうちに忍耐力や根気が育ったり。
嫌な仕事でも最後までやり遂げられる強い意志が持てるようになったり。
実はこのような要素が実際に社会に出たときに不可欠となります。
これこそ勉強の真の目的の一つです。
「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」と言うのは教育を表面的にしかとらえていない発言で、教育の真の意義を知らないのです。
子供たちの生活と心を豊かにしてくれるチケットです。
だから勉強は、こんな声明で価値をなくしてしまうような、そんな薄っぺらいものではありません。
その辺りをしっかり理解していただきたいと思います。
また、同時にこの言葉の持つインパクトを考えると、安易に子供に浴びせかけていいようにも思えません。
人生を長く生きてきた大人が実感を伴って思うことだからついつい口にしがちですが、子供に対していっていいものかよくよく考えてください。
葛西TKKアカデミーでは、ただテストのためとか受験のためではなく、本当に勉強を子供たちが楽しみ、教科書に書いている以上の知恵と教訓、そして学ぶ楽しさを知ってほしいと願います。
2022.01.20
塾に行くメリットとは!?
多くの家庭が塾に通わすべきかどうか悩んでいます。
基本的に安くもない料金を支払っているのだから、やはりそれなりの成果はあってほしいところです。
塾に求めるものも、その家庭の事情によって様々です。
そんな悩みを抱えている保護者の方々の参考になるように、今日は一般的に言われる「塾に通うことのメリット」をご紹介したいと思います。
塾に行くメリット
塾に行くかどうかを決めるには、やはり「塾に行く価値があるか」どうかを判断しないといけません。
支払う授業料に対して十分な見返りがあるのならば、塾に通う決断をすればいいし、そうでなければいく必要はありません。
そこで今回は、先ずメリットに注目してご紹介したいと思います。
1.学校の勉強に遅れずついていける
やはり多くの家庭では子供の成績を上げるために塾に通わせるようです。
学校の授業だけでは、分からないときに質問したり、もっと勉強を深めるために何をすればいいか分からなかったりします。
学校では人数が多いので、個々の生徒の学習レベルに合わせて勉強を進めることが難しいです。
そうならないように、塾では質問もできますし、専門の先生が学校に先駆けて勉強を教え、専用教材を使って練習ができるようになっています。
個別指導の塾であれば、個人個人に合った学習計画を作成してくれて、必要であれば小学校の内容までさかのぼって教えてくれることもできます。
定期テスト前など必要であれば復習やテスト予想およびテスト範囲に合った問題を練習させてもらえたりします。
こうして、苦手教科を克服したり、基礎学力を充実させ学校の勉強について行けるようにして、成績を上げることができます。
2.様々な人と一緒に勉強することで学習意欲を高める
で一人で勉強しようと思ってもなかなか手が付かないことがあります。
一人だと何でもできるので、どうしても怠けてしまったり、周囲の誘惑に負けて勉強以外のことが気にかかり、集中できずに勉強が非常にしづらくなります。
しかし、塾にはいろいろな人がおり、勉強に励む仲間や熱心に教えてくれる先生に刺激され、自分も頑張らなくてはと学習意欲がわいてきます。
授業のない日でも自習できる塾が多いので、誘惑のない勉強に望ましい環境で、高まったモチベーションを維持しながら、勉強に打ち込むことができます。
3.受験対策がしっかりしていて、入試を有利に進められる。
塾では多くの受験生に対応するために、中学校から大学まで様々な受験対策を用意しています。
受験に必要な勉強ができると同時に、個人ではなかなか手に入らない情報も入手できます。
実際に入学した先輩の話、彼らがどのように受験勉強し、合格してどのような人生を送っているか、今年の受験生の傾向はどうなっているか。
また、受験日から逆算し、生徒たちの現在の実力からどのように勉強を進めていけばいいか、計画を立ててくれます。
それに基づき、目標の学校に入れるように授業や講習、プログラムを提供してくれます。
もちろん、模試も実施し、生徒が本番で自分の実力が出せるようにサポートもしてくれます。
4.定期テストの対策をしてくれる
先ほども述べたように、塾では定期テスト対策を行ってくれます。
学校の成績は色々な要素から成り立っていますが、その中の大きな部分を占めるのが定期テストの結果です。
塾に通わせる目的の一つが成績アップである以上、塾側としても生徒に何とか良い成績を取ってほしいと努力します。
テスト前には対策として特別な時間を設け、そのテストに特化した授業や勉強時間を提供してくれるところが多いです。
塾にはこれまで蓄積してきた過去の定期テストの問題がある場合もありますので、聞いてみれば問題をやらせてくれるかもしれません。
こうして予行練習ができるのは塾ならではで、塾に行かず家で一人で勉強する生徒にはできないことです。
当然塾の先生も学校のテスト範囲を見れば、何が重要で何ができていないといけないかということが分かりますから、要点に絞った勉強ができます。
学校では教えない解法やテクニックを教えてくれることもあります。
また、家で勉強する習慣がない、またはそれがうまくできない生徒にとっては、塾という勉強専門の環境が与えられるだけでもありがたいことです。
テスト勉強に集中でき、課題もどんどん進んで、十分な準備をしてテストに臨めます。
5.学校で勉強できないときの代替として
今回、コロナ禍で学校が一斉休校になり、生徒たちの学習が滞ったとき、学校の通常授業以外に学習のアクセスできる生徒とそうでない生徒の間に教育格差が生じたと言われています。
コロナ禍でなくても、教育の手段が一つしかないというのは心もとないものです。
そんな時、塾という選択肢を持っていると勉強の保険の一つとなります。
また、家庭の事情(例えば今回のコロナ禍での自主休校)や病気や学校の人間関係などによる不登校で学校に行けない生徒もいます。
そのような時にも、塾というもう一つの居場所があれば、子供たちの安全を守り勉強を継続させることができます。
6.有益な情報や良質の問題集が得られるため
次に塾のメリットとしては受験や勉強に対する豊富な知識や情報量でしょう。
毎年の入試傾向の分析、定期テストでの勉強のポイントやコツなども知っています。
特に現在、学校教育は大きな転換期で、これまでと教育の内容、方法、そして評価がかなり変わってきています。
親御さんのころのことを考えて勉強や受験を考えていると、かなり変わっていろいろ困った事態に陥るかもしれません。
そんな時、多くの情報が得られ対策が取れるということは、現代の教育(社会)においてかなり有利に働きます。
こういった情報は学校だけでは得られにくいものです。
また、塾で使用している教材も書店で販売されているものとは違い、良質のものが多いと言えます。
説明がまとまっていて分かりやすいテキスト、問題量と種類の豊富な問題集、いろいろなレベルの生徒に合わせた教材など、塾でしか手に入らないものが沢山あります。
7.勉強の動機づけとして
よくあるのが、「学校の勉強や宿題をやらなければならないのは分かっているのですが、どうしても一人だとやる気になれない。」「頑張って勉強したいけど、何をやればいいか分からない。」というものです。
勉強で何をどのくらいどのようにすればいいというのは生徒一人ではなかなか分からないものです。
塾はその点を十分に理解しているので、それぞれの目的に合わせて最適な教材、勉強量、勉強方法などを教えてくれるので、目標を持った勉強ができ、どこに向かっているのか全く分からないときよりも、生徒のやる気も上がります。
先生の指導を受けて、少し難しそうな問題、これまでできなかった問題が解けるようになるとモチベーションも上がり、もっと勉強に励むようになります。
また、一人ではできませんが、一緒に勉強する仲間がいれば、教えあい助け合ったり、他の生徒と比べることで競争意欲もわき、ライバルの存在がお互いを切磋琢磨させるきっかけにもなるでしょう。
8.広い範囲での自分の勉強の位置づけを知り、様々な刺激が得られる
よその生徒を知らず、自分のクラスや学校の中だけで生活しているとどうしても視野が狭くなってしまいます。
受験などで他校の生徒と競争しないといけないとき、自分の学校では優秀でも、実は他校の生徒はもっと優れていたなんてこともあります。
日頃から様々な学校の生徒と関わっていれば、自分の実力がもっと広い範囲においてどのくらいなのかが分かります。
そして、異なる学校の生徒と関係を持つことは、自分の世界観を広げ、互いに良い刺激になります。
中には自分の学校の生徒以上の友情が育まれることもあるでしょう。
ヒューマンネットワークが大きくなれば、それだけ自分に有利な情報が手に入ったり、いろいろ助け合うことができたりします。
このような学校の枠を超えた人間関係に基づく利点というのは、やはり塾に行けこそでしょう。
以上、塾に通うことのメリットを挙げてみました。
他にもあると思いますが、このようなメリットが期待に副うものであれば通塾も一考だと思います。
もちろん、お金を払っている訳なので、十分な対価があるか検討する必要があります。
今回はメリットだけを述べましたが、当然デメリットもあり、子供たちがデメリットを克服しメリットを享受できるか考えましょう。
多くの塾では入塾決定前に無料体験を行っているので、とりあえずそちらを受けて、担当の先生から話をよく聞いて決断すればいいと思います。
葛西TKKアカデミーにも無料体験があり、そちらを受けてから入塾するかどうか決めてもらうことになっています。
大手から個人経営、個別から集団、進学塾と学習塾と、塾の種類も様々ですし、その塾の理念や方針によっても教え方などが大きく異なってきます。
大事なのは、生徒に合っている塾はどこなのか、生徒に必要な塾はどこなのか知ることです。
いくら評判が良くても、自分の子供には合わないということはあります。
勉強は高度に個人的なものなので、みんながいいというから自分にもいいとはなりません。
例え今塾に通っていても、合わないようでしたら途中で変えることも大切です。
よく考えて、本当に生徒のために親身になってくれる塾を見つけてください。
2022.01.20
漢字を覚えよう!子供たちが勉強でぶつかる壁の一つでその対策は!?
子供たちが勉強で最初にぶつかる壁の一つが「漢字」です。
当塾でも「漢字が覚えられない。」と嘆く生徒がたくさんいます。
ただやみ雲に覚えようとしても、なかなかうまくいきません。
やはりコツや工夫が必要です。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでも漢字の指導を行っています。
子供たちに聞くと「漢字が嫌い」という生徒がたくさんいます。
二年生までは学校でも一つ一つ丁寧に漢字を教えますが、学年が上がると他に学ばなければならないことが増え、「漢字は自分で覚えなさい。」と先生はおっしゃるのではないです。
または「ノートに漢字を10回から20回ずつ書いてきなさい。」なんていわれることもあるのでしょう。
苦行以外の何物でもなく、やがて生徒は嫌になって漢字を覚えようとしなくなる。
これは逆効果です。
そこで今回はいくつかコツをご紹介します。
漢字の成り立ちを知る
一般に漢字はその成り立ちから四つのタイプに分けることができます。
「象形文字」「指示文字」「会意文字」「形成文字」です。
「象形文字」は絵から作られたもので「山」「川」「日」など。
「指示文字」抽象的な概念を記号的に表したもので「一」「二」「三」「上」「下」など。
「形成文字」は複数の漢字を組み合わせ、そのもたらす意味を漢字にしたもので「明」「鳴」など。
これらはインターネットで検索すると簡単に見つけられます。
中には動画で紹介しているものもあるので、それらを参考にしてから勉強すると脳への刺激も増え、漢字が納得できるので覚えやすくなります。
以上の三タイプはシンプルなものが多く、小学校低学年で習うものが多いです。
これらの基本的な漢字の音と、意味を表す部首を組み合わせてできるのが「形成文字」です。
漢字を音と意味の組み合わせと考えると覚えやすくなります。
共通な部首などでまとめて覚える
これはゲーム感覚で親子や友達同士で競い合ってもいいと思います。
ニンベンやゴンベン、サンズイやシンニョウなど一つ部首を決めて、どちらが多く書けるか勝負すると楽しいです。
お互いに書いたものを見比べて、そこでも覚えられます。
また部首でなくても、「体に関する漢字」「植物に関する漢字」などテーマを決めてやってもいいです。
好きなことに関する文をたくさん読む
文章を読めば漢字に触れるチャンスも増えます。
本が好きなお子様ならば自主的に読むので、自然と漢字も覚えます。
そうでなくとも漢字に触れる機会を増やすことは大事なので、例えば好きなスポーツ選手の名前を読ませたり、趣味のものの説明書を読ませるのもいいでしょう。
ゲームの解説本や攻略本もお勧めです。
間違えやすいパターンを覚える
せっかく覚えても、漢字が不正確であったり混同していたりします。
子供たちの間違えやすいところはある程度決まっているので、そこを重点的に印象に残るよう指導するといいです。
例えば、「牛」と「午」を間違える生徒がいます。
私は「「牛」には角があるから出っ張るんだよ。」なんて教えたりします。
間違えやすいところを把握していれば、子供たちも書くときに気をつけるので正確に書けるようになります。
熟語は意味と構成からまとめる
熟語も子供たちが苦手とするところです。
やはり工夫が必要です。
熟語の作りにもいくつかのパターンがあります。
パターンを知るとまとめることができ覚えやすくなります。
・前→後(前から後ろに意味が成立)
例)病人=病の人、日没=日が沈む、新品=新しい品
・後→前(後から前に意味が成立)
例)帰国=国に帰る、入学=学校に入る、着地=地に着く
・前≒後(似た意味の漢字を並べる)
例)寒冷、豊富、勤務
・前⇔後(反対の意味の漢字を並べる)
例)多少、増減、強弱
熟語は意味を考えながらやると覚えやすいし、熟語から漢字を覚えることもできます。
三文字以上の熟語も同様に熟語の構成を考えるといいでしょう。
他にも工夫やコツはありますが、一般的に行われている「ただひたすら何回も書く」方法はあまり効率的ではありません。
上記のように、漢字そのもの以外の情報も関連付けて覚えると、脳への刺激が増え身に付きやすくなります。
面倒くさがらず、急がば回れです。
国語で言えば慣用句や故事成語なども同様に、言葉そのものを覚えるのではなく、工夫して脳への刺激を強めることが大切です。
子供たちの間で人気のある「うんこ漢字ドリル」もいいです。
当塾の生徒にもやらせましたが、他のドリルと違い、本人が楽しみながら自主的にやっていたのが印象的でした。
勉強は大変です。
でも、ちょっとしたコツや工夫があれば効率よく学ぶことができます。
葛西TKKアカデミーでは、先生がこれまでの経験をもとに分かりやすく指導してくれます。
遠慮なく、是非見学や体験に来てください。
勉強や子育て、進路や学校生活などの相談も受け付けています。
地域の皆様に開かれた塾ですので、いつでも気軽にお越しください。
2022.01.18
数学検定を受けよう!そこにはメリットがたくさん!是非挑戦を!
英語検定は皆さんもご存知かと思います。
自分の英語のレベルを知る良い指針となると同時に、国内では権威ある技能検定なので、就職や受験などで優遇されることもあります。
同様に、最近は数学検定(実用数学技能検定)が注目されています。
今回は、数検がどのようなものか、そして、数検合格あるいはその過程でどんなメリットがあるか議論したいと思います。
数学検定とは
数学検定(実用数学技能検定)、通称「数検」ですが、これは日本数学検定協会により実施されている検定で、試験に合格するとそのレベルに合った数学力が認められます。
内容は、算数や数学の実用的な技能である計算を始め、作図、測定、統計、整理、証明、表現と家内広い分野の能力を測るもので、1級から5級までが「数学検定」、6級から11級までと『かず・かたち(ゴールドスター・シルバースター)』が算数検定となっています。
数学検定のレベルとしては、それぞれの学年で学校で習う内容に応じてして、例えば、高校受験をする生徒が受ける3級はちょうど中学3年程度の内容となっています。
テストは1次と2次から構成されており、先ほど触れた3級では1次が50分、2次が60分の試験時間となり、合格の基準は1次で全体の70%程度、2次で全体の60%程度が要求されます。
問題は示された範囲から幅広く出されます。
当然級が上がると問題も難しくなり、合格率もどんどん落ちていきます。
例えば、5級では70.3%の合格率も1級では5.7%にまで落ち込みます。
因みに、中学卒業レベルの3級は59.9%だそうです。
詳しくは日本数学検定協会のホームページをご覧ください。
数検のメリット
1.入試に有利
英検と同じように数検の最大のメリットは何と言っても「入試で優遇されることがある」点でしょう。
大学の推薦入試やAO入試で、学校によっては評価の対象として認めてくれるところがあります。
この制度を取り入れている学校は、短大や専門学校まで含めると500校近くになります。
自分が志望する学校に、数検を合否判定に含められるならば、受験をグッと有利に導くことができます。
また、私立高校の入試においても、学校によっては英検、数検、漢検の指定された級以上を持っていると内申点に1加えられることろがあります(この制度は都立高校にはないので注意)。
1点の違いが合否を分けることもある高校入試において、試験を受ける前に確実に与えられるこの追加点は非常に大きいと言えます。
最後に、数検2級以上に合格すれば、文科省が行う「高等学校卒業程度認定試験(かつての大検)」で数学が免除されます。
このように数検が入試の参考要素や推薦条件の一つとされたり、学校によっては単位として認定されることもありますので、数検を受ける価値は十分あると思われます。
2.自分の実力を知る指針となる
日々の勉強において自分がどの程度の実力を持っているかが分かれば、勉強に対する不安も和らぎます。
数学検定は、基礎的なものから高度なものまで幅広く問題が出ていますので、自分がどのレベルまで習得できているのか分かります。
全て記述式の問題なので、本当に数学の仕組みを理解し、しっかりとした論理展開ができることも要求されます。
数検と入試での出題範囲は一致するので、数検の勉強がそのまま受験勉強にもなりますから、受験勉強を数検勉強に置き換えてやるというのもよい方法だと思います。
数検を勉強すれば自動的に学校の数学の内容も習得でき、数検を合格して先ほど触れたように受験を有利にするので一石二鳥。
これは良い作戦です。
3.場合によっては就職にも役立つ
数検もある程度のレベルを合格していれば、それは特技・資格として履歴書に書くことができます。
特に理数系の会社を受けるならば書いて損はありません。
3級以上であれば、厚生労働省のYES-プログラム(若年者就職基礎能力習得支援事業)という企業の求める就職基礎能力の習得を促進するプログラムの証明書を手にすることができます。
アルバイトでも塾講師をやるなら、数検合格は採用の決定に一役買うでしょう。
一般の就職でも、面接官が数学に興味がある人であれば話が盛り上がり採用に有利になるかも知れません。
そうでなくても、数検○級というのがあれば、ないよりは伯が付きますし、なんか教養があってできる人間のように見えますよね。
数検の勉強が公務員試験や一般教養のテストで役に立つことは十分あります。
数検の勉強の仕方
先ずやらなくてはならないことは、学校の教科書の内容を早く終わらせることです。
数学が得意で、学校で教わるのを待たなくても自分で勉強が進められる人はどんどん進みましょう。
基礎からしっかり学び、少なくとも教科書の問題は、応用まで解けるようになっておく必要があります。
また、数検は上記のように、試験は記述式なので答えだけを出せばいいというものではありません。
記述の方法も確実に習得しながら、丁寧な勉強が肝心です。
面倒くさがって途中式を書かなかったり、暗算で解いてばかりだと、いつまで経っても上手に解けません。
数検の問題は暗算で全てできるほど甘くありませんし、文字にして目に見えるようにした方が、自分の間違っている点を探し出すのも容易ですし、論の進め方や思考の展開も分かりやすく正確になります。
記述は実際に書く経験を積むことによって、その要領が身に付き、徐々にどのように書いていけばいいのか分かってきます。
そして、分野の苦手を作らず、どの内容が出されても解けるようになってください。
得意不得意や好き嫌いを作ってしまうと、その時の気分や出題された問題によって正答率が大きく変化し安定しません。
確実な合格を目指すならば、どの分野も一応の結果は出せるようにしましょう。
ここまでで基礎内容を十分習得したならば、後はひたすら問題を解き、出題傾向になれ、出題形式に慣れましょう。
市販の教本をやり、過去問を何回も繰り返しやれば、だんだん多くの問題が解けるようになります。
この時、本番を意識して、時間の管理もきちんとしてください。
最初は時間内に終わらないかも知れません。
しかし、意識しながらやることで、徐々にスピードが付きできるようになります。
ここで注意してほしいことは、先ずは丁寧な解答を心がけること。
丁寧にやってさえいれば、回数を重ねることでスピードは後から付いてきます。
逆に最初にスピードばかり気にして雑な解答をしていると、いつまで経ってもきちんとした解答はできません。
友達と一緒に勉強するのもよい方法です。
一人だと、分からないときに行き詰まってしまうかも知れませんが、そばに誰かいれば質問もできますし、一緒に考えることもできます。
誰かと一緒の方が心強いし楽しいです。
こういう意味では、そばにいるのは親でも構わないのです。
ただし、親の場合特に多いのですが、子供ができなかったときにイライラしたり怒ったりしないように気をつけてください。
むしろ、できないときにこそ励ましが重要です。
周りにそんな人がいない場合は、学校や塾の先生でもいいでしょう。
葛西TKKアカデミーも利用可能出です。
きっと皆さまの力になりますよ。
以上、数検とそれを取得することにより発生するであろうメリット、そして、勉強法について述べてきました。
実際受けるかどうかは個人の判断ですが、どうせ数学の勉強をするのであれば、ついでに数検も取って損はないと思います。
自慢にもなり、自信も付きます。
数検を上手に活用すれば、受験を始め様々な場面で優位になることができると思います。
とりあえず、物は試しでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
葛西TKKアカデミーも数検合格に向けて、皆さまのお手伝いをする用意があります。
是非一緒に頑張りましょう。
2022.01.18
ノートを見やすく分かりやすくするコツ!工夫して勉強の効率をアップ!
ノートは勉強で最も大切なものの一つ。
自分が勉強したことを習得するのに必要なだけでなく、自分のこれまでの努力の証でもあります。
生徒の中には「どうせノートは見ないから書かない。」なんて言う人もいますが、やはり学んだことをしっかり身に付けるにはノートは必須のアイテムです。
授業で先生が言ったことを書き留めるだけでなく、書かないよりも書いた方が脳により大きな刺激が起こるので記憶の促進と定着にも有効です。
後日、記録としてノートを見返せばテスト勉強にも大いに役立ちます。
なぜなら定期テストは学校の先生の授業が元になって作られることが多いからです。
しかし、せっかくとったノートも後で見て何が書いてあるのかよく分からないでは困ります。
ノートはどのように使うといいか考えてみましょう。
1.ノートは贅沢に大胆に使う
森林伐採などで資源を大切にしようと言われますが、勉強に関してはそこは少しご容赦いただきたい。
子どもたちがしっかり勉強すれば、それを補って余りある恩恵を自然にお返しできるでしょう。
だから、ノートを大きく使ってほしいと思います。
私のお勧めとしては、一行おきに書く。
この明けた行間に、後日更なる情報が追加できるようにです。
ノートは一回書いたら終わりではなく、復習などで繰り返し使ってほしいです。
その時に今までにない新しいことを学んだら書き込めるスペースを用意しておいた方がいいです。
時には付箋やメモを貼り付けるのもいいでしょう。
更に私がやっていたのは、学校では開いたノートの左ページだけ書き、右は自宅学習で書きこんで内容を充実させたり、補足情報やデータ、表などを書いたり貼ったりしていました。
このように後からどんどん拡張ができるようにすることで、学習をより深くすることが可能です。
(拡張と言う意味ではルーズリーフなんかもいいですね。)
2.各科目専用のノートを作る
荷物が多くなるのが嫌だからと何でもかんでも一つのノートに書く人がいます。
こうすると後で、何がどこに書いてあるのか分からず時間がかかったり見つけられなかったりします。
結局勉強の効率が悪くなり、ノートを取る意味があまりなくなってしまいます。
少なくとも1科目1冊にしましょう。
荷物が重くなってしまいますが、そこは勉強のため、体力をつけると思って割り切りましょう。
勉強は肉体労働です。
ノートの表紙には科目名の他に使い始めた日付と使い終わった日付を書きましょう。
各ページにも日付を書きましょう。
こうすることで後でどこに何が書いてあったか探す助けになります。
自分がどれだけ勉強したか分かりますし、ノートがそのまま自分の努力を反映しているので、ノートが自分の自信と達成感につながり大きな誇りとなります。
3.統一した自分のルールを決めよう
ただ思いつくまま書いてはまとまりがなく、見直したときに何のことかさっぱりわからないということになります。
自分なりのノートの使い方のルールを決めましょう。
ノートには勉強の内容以外に何を書くのか。
単元や日付、教科書のページなどは決まった場所に書くようにしましょう。
もったいないかもしれませんが、新しい単元に入るときは、どんなに余っていても次の新しいページから書き始めましょう。
文字やアンダーラインやハイライトなどの色も決めて何色が何を表しているか決めるといいです。
例えば「赤」は重要事項、公式は「青」など。
囲みも四角と丸で意味を変えてみたりするのも有効です。
4.可能であればコピーを活用
国語の古文や英語など、本文に訳を書いたりするときは教科書をコピーしたものを貼り付けるといいです。
長い文章を手書きで全部書いていったら時間が足りなくなってしまいます。
可能であれば学校の先生にお願したり、コンビニなどのコピー機を利用してください。
時間の節約にとても役立ちます。
社会や理科なら挿入されている表や絵、写真をコピーしてノートに貼るといいです。
特に絵を描くのが苦手な人にはいいかもしれませんね。
また、テストや問題集で出てきた問題をコピーして貼るのもいいです。
他にも様々な工夫があると思います。
皆様の工夫があれば教えていただけると勉強になります。
ノートは勉強に非常に大事なもの。
戦う武器です。
上手にノートを書くことが勉強の効率を高め、より良い成績を修めるのに重要です。
自分だけの素敵なノートを作り、本屋さんでそのまま陳列できるくらいになるといいですね。
勉強に関する悩みや分からない点があれば気軽に連絡ください。
これまでの経験から何かしらご提案できると思います。
勉強大変ですが頑張ってください。
2022.01.16
勉強や人間関係など子供も相談したいが悩みに答えるにはコツが!
全国で再びコロナウィルスの感染が広がり、子供たちの窮屈な学校生活はいつまで続くか、未だ見通しもつきません。
友達と遊びたいのに活動を制限されたり、おしゃべりもできなかったり。
学校行事も短縮や中止、普段の授業でもいろいろ混乱が生じています。
このようなこれまでに経験したことのない状況に大人もそうですが、一番不安で心細く感じているのは子供たちかもしれません。
そんな時に大人たちは頼りになる存在でありたい。
そうして子供たちに安心を与えられるようでなければなりません。
しかし、普段私たち大人は子供たちにどのように接しているでしょうか。
いつもと違う異常事態で、普段よりもストレスを感じ心に余裕がなく、ついつい子供に当たったりしていませんか。
これでは子供たちは助けを求めたくても声を上げることができません。
難しいですが子供の成長に関わる大人としては、冷静になり子供たちがいつでも話しやすい状況、人間関係を築くことが大切です。
では、どのように子供たちと関わればいいか考えていきましょう。
子供が成長する過程で、彼らはいろいろな壁にぶち当たります。
そして、どうしていいのか分からず、悩み苦しみます。
そんな時、子どもの成長に関わる大人としては、相談にのり道を示さなくてはなりません。
しかし、数学の問題とは違い、明確な答えのない悩みにはどのように対処すべきでしょうか。
私の経験上、いくつかのコツを今日はご紹介したいと思います。
1.いつも子供が心を開ける存在であること
特に思春期の子供たちは悩みが多くなります。
そんな時に大人が相談できる存在であることは重要です。
子供に信頼されている、少なくとも不信感を持たれないことが大切です。
付きつ離れつの適度な距離感を保ちましょう。
微妙な年頃なので口出ししすぎると、反って嫌がられます。
時には言いたくても我慢することが必要です。
でも、時には声を掛け、困ったことがないか聞きましょう。
いざという時は頼れる人がいるという安心感は、子供の精神安定の大きな助けとなります。
普段から他愛ない話をして、何でも気軽に話せる間柄を築きましょう。
2.まずは子供と同じ視点に立つこと
相談にのるとき、大人はつい自分が子供より経験豊富で知識もあるから、子供を無視して自分の考えを押し付けがちです。
しかし、押し付けは反って子供の反発を招きます。
いくら良いと分かっていても、自分が納得しなければ行動は難しいし、精神的負担も多いでしょう。
だから、最初は子供の視点に立って、問題に対する考えを共有することが第一歩です。
拒絶と否定は可能性を狭めます。
まずは子供を受け入れ、同じ立場で考えましょう。
そうすると子供も自分と同じ立場で考えてくれると安心し、見方として受け入れてくれます。
そうして同じ方向を向いて考え、もし道が間違っていれば少しずつ方向転換するように導きましょう。
誘導しつつ、子供が自分で答えを出せるように手助けをするのが相談役としての立場です。
答えを与えるのではなく、自分で考え出せるように促す。
その過程に子供の成長もあります。
3.文字や図にして目で見えるようにすること
よく口頭だけで話し合いをします。
しかし、口から出た言葉はすぐに消えてしまいます。
だから、文字や図などで紙に書いて目に見えるようにする(視覚化)とお互いに分かりやすくなります。
何が問題なのか、何が原因なのか、今後どのように対応するのか。
これらを全てはっきりと見える形にすると、考えもまとまりやすいし、お互いに共有もできます。
こうすれば問題解決もより簡単になります。
4.プレッシャーをかけ過ぎないこと
大人が子供であったころと今とでは環境がかなり違います。
自分たちの子供のころの経験が、そのまま当てはまらないことが多々あります。
大人にとっても未知の問題に子供たちが直面しているとき、大人は明確な答えが提示できないこともあるのです。
だから、自分が良かれと思って言った助言が必ずしも正しいとは限らないのです。
むしろ、そうしない方がうまくいったりすることもある。
「こうすればいいんだ。」「こうしないとダメなんだ。」とプレッシャーをかけるのは、子供の精神的負担を増やすだけでやらない方がいいでしょう。
逆に「これでうまくいかなければ別の方法をまた考えよう。」というくらいの軽い気持ちでいた方がいいです。
「今後もサポートするからね。」というメッセージにもなりますから。
そもそも子供は答えを求めているのではなく、一緒に考えてくれるという安心感を求めている場合が多いのです。
以上の点に気をつけて、子供が悩んでいるときは相談にのってみてはいかがでしょうか。
要するに「物は考えよう」と言うように、自分の気持ちを切り替えて友好的に接すればいいのです。
相手をコントロールするより自分が動いた方が楽ですからね。
そうして信頼関係を築ければ、子供の相談もうまく聞けると思います。
また、子供は解決方法を望んでいるのではなく、単純に自分を分かってほしい、悩みを共有して安心したいだけなのかもしれません。
そんな時は話を聞くだけでも、子供には大きな救いになるものです。
しかし、相手がいることなので、子供が頭から拒絶していればそれも難しいでしょう。
そのような親子関係にはそれに至るには経緯があるでしょうし、特に反抗期と呼ばれる子供には親がいるというだけで嫌がられ、相談どころではないかもしれません。
そんなときは自分一人でどうにかしようなんて考えず、外に助けを求めるのも大切です。
無理して事態を悪化させるより、自分は一歩引いて他人に任せてみるのも時には有効な手段になりえます。
「何を言うか」より「誰が言うか」で子供の態度がガラッと変わることもあります。
(同じことを言っても相手によって受け止め方が違ってくるということはよくあります)
もちろん、葛西TKKアカデミーはそんな存在の一つです。
困ったときは遠慮なくご相談ください。
2022.01.15
へこたれない子供にするにはどうすればいいのか
最近の子供はすぐに音を上げると言われます。
一度やってできなければ「もうダメ。できない。」とか「無理。」とか言ってあきらめてしまいます。
しかし、初めてやって最初からできるなんて普通はありませんし、一度やってできないからとやめてしまえば、その子はそれ以上成長する可能性がなくなってしまいます。
どうしてすぐにあきらめてしまうのでしょうか。
簡単にへこたれない子供にするにはどうすればいいのでしょうか。
ちょっと面白い調査がありいましたので、その結果を踏まえて考えてみたいと思います。
私も子供たちと触れる中で、すぐに子供たちがあきらめてしまう経験を何度もしました。
最初に失敗をする、それ以前に失敗を恐れて初めてのことに挑戦すらしようとしない。
失敗するのは罪で恥、それを避けようと問題に手を付けること、答えを出すことすら拒否する。
こんな子供たちが非常に多いと感じます。
しかし、失敗を恐れて挑戦する力、失敗して落ち込んでもいつまでも引きずらず、また前向きに挑戦できる力は社会に出てからも非常に重要で、就職活動においても「打たれ強さ」に評価の重点を置く企業もたくさんあります。
つまり、「へこたれない力」と言うのは社会で生きるうえでもとても大事なのです。
ある機関が子供のころの経験が大人になった現在にどのような影響を与えているかを調べたもがあります。
その中の「社会を生き抜く資質・能力」として「意欲」「自己肯定感」「コミュニケーション力」に加え「へこたれない力」が含まれていました。
調査の結果によると年収800万円以上の家庭では「へこたれない力」の高い層が34.8%いるのに対し、年収200万円未満では20.2%でした。
つまり、年収が高いほど「へこたれない力」も高くなりやすいということが分かります。
また、子供時代と「へこたれない力」の関係を調べていくと、子供のころ親に厳しく叱られたり、褒められたりした経験が多いグループは「へこたれない力」の高い層が35.4%だったのに対し、これらの経験が少ないグループでは10.3%しかありませんでした。
これは親子の間だけでなく、先生や地域の大人との間に関しても同様の傾向がありました。
更に、親に多く褒められ叱られたことの少ないグループと、逆に褒められたことが少なく叱られたことが多いグループを比較すると前者では「へこたれない力」が高い層が30.9%だったのに対し、後者は20.1%でした。
これから子供のときに叱られるより褒められた経験の多い子供の方は「へこたれない力」が高いと考えられます。
子どものときに「基本的生活習慣」「お手伝い」「家族行事」などの経験が多いと「へこたれない力」も高くなり、公園で友達と遊ぶなどの「集団での外遊び」「自然のなかでの遊び」の経験が多くてもこの力は高まるという結果だ出ていました。
つまり、子供のときに様々な経験をし、同世代だけでなく異世代間の交流が多く、しかも比較的褒められる経験が多いと「へこたれない力」が育つように思えます。
都市部では自然が少なくその多様性も少なくなっています。
しかも、SNSやゲームなど外に出ないで特定の限られた人とだけ関わる環境が最近は整っています。
多様な経験を積むにはお金を出さないとできないことも多く、収入との関係もここから説明がつくと思います。
また、社会がスピードを求めるようになり、じっくり考える時間を与えないことも増えてきました。
しかも、テストのように結果はすぐに出て、間違えることを許さない。
何回も何回も失敗を積み重ねつつ、自分からコツや方法を発見したり習得する余裕を与えない。
そうすると最初に述べたように子供たちは間違えを恐れ、間違えると周囲にバカにされるから答えることすら拒否するようになるのも無理はないでしょう。
しかも、何でもスピードが求められ、煩雑なことは敬遠され簡単なものしか受け入れられない価値観が現在は主流となってきています。
だから、すぐにできないものはやらなくなるし、面倒なことは受け入れなくなります。
しかし、人間の成長は失敗の中から学ぶことで起こることが多く、便利さは子供の成長の機会を奪っているのです。
大人が「面倒くさい。」と言うのを聞いて、子供も「面倒くさい」ものを嫌がるようになり、先ほどの間違えが罪で自分のプライドが傷つけられるのが怖い気持ちと合わさって、根気がなるすぐにへこたれる子供が増えていると思います。
叱られ続けると自己否定になり「自分はダメな人間」と思い込み、自分の価値、生きる意味さえ見失うこともあります。
失敗しても挑戦する姿勢をたたえ褒める経験はこれらを防ぎ、失敗を恐れなくて済むから自己肯定感を育てます。
皆さんも子供がすぐにできないからイライラして、つい声を荒げることはありませんか。
「できないとダメ」と思うからそうなるのです。
むしろ、「最初はできなくて当然、できればラッキー、今はダメでのそのうちできるようになればいい。」くらいにいい意味でお気楽に接した方が子供もゆとりをもって学べると思います。
社会的にあくせくして余裕のない時代、便利すぎて時間をかけることに価値を見出さない世の中、お金をかけなければ人間同士も含めて多様な経験がしずらい環境。
なかなか子育てしにくい条件がそろっています。
だから、子供たちがすぐにへこたれるようになるもの無理はないと同情するところが多いです。
でも、これらの要因は大人の態度、工夫、考え方次第である程度軽減できます。
へこたれやすい子供に育つ原因もある程度わかっているので、逆にそうならないように心がけることも可能だと考えています。
葛西TKKアカデミーでは子供たちの間違えで人格を否定したりバカにすることはありません。
常に子供は発展途上であり、最終的に目標に達せられればいいという姿勢で接します。
勉強に限らず、子育てで困ったときは気軽にご相談ください。
テストの問題が解けるだけでなく、子供たちが人間としてプラスな存在になれるように尽力しています。
2022.01.14
共通テストの次は都立高校の推薦入試!作文や面接や集団討論の対策が必須!
いろいろな意味で大変な今年の大学受験では共通テストがこれから行われます。
大学受験生の多くはその結果次第で志望校の最終決定をすることと思います。
一方、高校受験では都立高校の推薦入試が1月26日、27日にあります。
これが次の大きな入試日程になります。
一般の科目で試験をしない代わりに、作文や面接、集団討論などが課せられます。
「推薦だから大丈夫。」「5教科のテストじゃないから簡単。」なんて甘く見ると痛い目にあいます。
普段の勉強とは違うからこそ、しっかり準備しなくてはいけません。
逆に、しっかり準備さえすれば他の受験生よりも一歩先んじることができます。
直前の対策として、葛西TKKアカデミーで練習をしませんか。
何にもしないでまぐれで受かればラッキーと思っているなら受けない方がいいです。
絶対に合格しませんから。
倍率は非常に高いし、成績優秀で落ちないだろうと考えられていた生徒が現に落ちています。
個別指導塾葛西TKKアカデミーもそのような受験生に対応した指導も行っています。
もちろん、中学校でも面接の指導で入退場の仕方など教えてもらっていると思います。
しかし、それだけでは足りません。
今回は面接試験でより良い評価を得るための、私なりに考えるコツがあります。
そして面接は練習すればするほど上手になります。
その練習の繰り返しが自分をより深く考えることにつながり、更に自分の周囲とのつながりも考えることにつながります。
普段の生活ではなかなかこのようなことはできません。
専用の場を用意した方がいいです。
葛西TKKアカデミーは喜んで皆様のための練習場になりたいと考えています。
集団討論も同様です。
面接と同じく状況に瞬時に対応して答えなければ、一人だけ置いていかれ結局一言も話せなかったなんてことになりかねません。
そうなったらもうアウトです。
試験担当者は生徒一人ひとりを知りたいわけですから、黙っていると自分が何者なのか伝わりません。
恥ずかしいかもしれませんが、殻を打ち破ってどんどん前に出て自分をアピールしないといけません。
これも練習で場慣れする必要があります。
慣れてくると自分に自信もつきます。
より良い結果には欠かせません。
作文もある程度評価されるパターンがあります。
そこをしっかり理解し、どんなお題であってもきちんとまとまって相手に分かりやすい文章を書かなくてはなりません。
こちらも葛西TKKアカデミーならきちんと指導してもらえます。
これも練習を重ねれば重ねるほど上達します。
面接は何も準備しないと絶対にうまくいきません。
何をやったらいいのかよく分からない人も多いでしょう。
そんな時は葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
安易に考えずに、一般入試と同じように万全の準備をしましょう。
繰り返しますが、受かればラッキーくらいの気持ちで臨むならやめましょう。
受かりません。
ならば、一般受験の勉強に集中した方がいいです。
気になる方はご相談ください。
皆さんの成功をお祈りしております。
2022.01.13
今週末は共通テスト!試験前日の過ごし方についてお話します
いよいよ今週末は共通テストです。
センター試験から変わり、まだ要領も分からず心配な受験生も多いと思います。
しかも、コロナウイルスの混乱もあり、受験生にはいつも以上に不安で困難な入試になりそうです。
しかし、これはどの受験生も同じです。
条件が同じならば余計なことを考えず、今持っている自分の力を出し切ることに集中した方がいいです。
共通テストの結果は大学入試に大きく影響します。
中にはこの結果がそのまま大学合格の判定に利用されるところもあります。
そんな重要な試験の前日はどのように過ごせばいいか考えます。
ここまで来たら、もうやるしかありません。
腹をくくって明日に備える。
直前に不安になって、教科書を一から開いて夜更かししてはいけません。
そんな付け焼刃をしても、大して結果は変わりません。
むしろ、寝不足で実力が発揮できない方が問題です。
つまり、前日は万全の体調に整えることを第一に考えてください
しっかり睡眠を取り、精神を安定させて、ゆとりを持って試験に臨めるようにすることです。
先ず、睡眠です。
早寝をして翌朝はスッキリ目覚めるようにしてください。
人間の脳が本格的に働き始めるまでに、起きてから2時間かかると言われています。
試験開始から逆算して、その2時間前には起きていないといけません。
気になって勉強したくなるかもしれませんが、ここは自分を信じて勉強から離れましょう。
どうしても見直したいときは、夜ではなく早朝にしてください。
それも細かいところを逐一チェックするのではなく、ざっと目を通すくらいにしてください。
もし緊張や考え事で寝付けなくなったら、無理に寝ようとせず、目を閉じてじっと横になってください。
それだけでも体はかなり休まりますから。
次に食事です。
朝食は食べ過ぎないように、腹八分くらいがいいです。
こってりとしたものではなく、あっさりとして消化にいいものを食べてください。
食べ過ぎると苦しくなるし、血液も消化に取られ、頭の方に回らなくなります。
食べる時間も試験直前ではなく、余裕を持ってゆっくり噛みながら、落ち着いて食べられるようにしてください。
出発について。
持ち物や着替えは前日に用意し、全てそろっているかチェックしておいてください。
当日に慌てて忘れ物をしてはいけません。
受験票など忘れても試験は受けられますが、その事実が精神的にダメージを与え、本領発揮できなくなることもあります。
当日はそのまま出かけられるようにしましょう。
そして、出発時間ですが、これも余裕を持って早めにするのがいいです。
電車が止まったり遅れたりすることもあります。
どんなトラブルがあるかもしれません。
だから早めに家を出て、どのような状況にも対応できるようにしましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら、落ち着いて試験会場か大学入試センターに連絡をしてください。
きちんと対応してくれるはずです。
会場には試験開始の30分から1時間前に付けるようにしてください。
テスト前に試験会場をぐるっと一周できるくらいの余裕があるといいです。
落ち着いて深呼吸して待ちましょう。
しかし、運悪く今はオミクロン株の感染者急増中ということもあり、できれば公共交通機関は利用しない方がいいでしょう。
どうしても電車やバスを利用しなくてはならないときは、時間をずらしたり人ごみの少ない車両を選んだり、可能な限り密な状況を避けるようにするしかないです。
マスクなどの防護も当然必要です。
また、会場についてもすぐに入場できるとは限らないので、事前にホームページや運営に問い合わすなどした方がいいでしょう。
去年に引き続きコロナウイルスの感染予防という項目が、入試対策に入っています。
試験を前に混乱しがちですが、いざと言うときは会場担当者に聞き指示に従えば大丈夫です。
難しいですが落ち着いて平常心でいられるようにしましょう。
最後に、繰り返しになりますが、直前にじたばたしても仕方ありません。
実力以上のことはできません。
だから、本番で実力を100%出すことに集中してください。
やれることをやればいいのです。
そう開き直ると気が楽になると思います。
そして、「自分はできる」と自分に言い聞かせてください。
精神の当たれる影響は非常に大きく、どのように気持ちを持っていくかで結果が左右されます。
スポーツ選手もイメージトレーニングで、本番に精神状態を最高に持っていきます。
受験生の皆さんもそうしてください。
そして、第一日目がうまくいかなくても気にしないでください。
気にして次の日もうまくいかなくなるのが一番いけません。
やってしまった試験の結果は変わりませんから、色々悔やんでも仕方ありません。
自分のやれることをしっかりやる。
それだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
しばらく寒くなります。
防寒もしっかりして、風邪などひかず万全の態勢でテストを受けてください。
葛西TKKアカデミーも受験生の皆さんを応援しています。
2022.01.12
記述問題をあきらめない!知らなくても解けるサービス問題!白紙解答NG!
文科省の教育方針が変わり、入試や学力テストなどでも記述問題が非常に増えています。
それも国語だけではなく、五教科全てにおいて記述問題が目立って増えています。
しかし、記述問題を見ただけで、「もうだめだ。できない。あきらめよう。」と思って、問題すら見ずにやめてしまう生徒がとても多いです。
でも、実は記述問題は簡単に答えられるものが多いのです。
そして、選択問題のように0点か100点かの問題とは違い、部分点があります。
特に入試などの1点が合否を左右するような場合、この部分点が大きく結果に響いてくることもあります。
書かず白紙なら0点ですが、書けば1点でももらえる可能性がある。
ならばやらない手はありません。
少しでも結果を出したい、点数を伸ばしたいと考えるならば、記述問題をやりましょう。
しかも、コツさえ分かってしまえば、意外とすらすらと答えられます。
多くの生徒は記述問題が苦手と言います。
でも、それは文を書くことに慣れていないからで、多くの場合はある程度は書けます。
ある程度書ければ部分点がもらえるので、記述問題はそれで十分です(記述問題は満点を狙うのではなく、部分点を狙う問題です)。
そして、中には予備知識が必要なく、あまり深く考えなくても答える問題もあります。
自分の勝手な「記述問題は難しい」と言うイメージだけで、問題も見もしないで飛ばしてしまうのはもったいないです。
先ずはチャレンジしましょう。
そして、問題に慣れましょう。
つまり、テストを受けるまでにポイントをしっかり理解し実際に書きながら練習するのです。
ここで大事なのが「実際に書く」ということです。
多くの生徒は日本語なのだから書くのは簡単と考えています。
面倒くさがって書かない生徒が多いのですが、いざ書いてみると表現や語彙など適切に使われていない場合が多々あります。
母語だと高をくくっていると、意外と書けないものです。
記述問題をするときは頭で考えて「そうか、そうか」ではなく、実際に書くことが重要です。
日常生活の中でもきちんとした文を手で書く機会が減りつつある現在、受験勉強として時間を取ってしっかり自分の手で書いてください。
先にも述べましたが、文字にしてみると意外とうまく書けず、後で読み直してみると(できれば誰かに読んでもらって指摘してもらうといいのですが)意味が全く分からないなんてこともあります。
最初は模範解答を写すだけでも構いません。
そこから「こうやればいいのか。」「こう書けばいいのか。」と考えながら繰り返していると、だんだんコツが分かってきます。
また実際に書く重要性は書き方を身に付けるだけではありません。
以前指摘したように、最近の生徒は書く「力」、能力ではなく本当の体力としての「力」が衰えています。
すぐに疲れて書けなくなる。
力が無いからしっかり書けず、薄くミミズのはったような字になり読むことができない。
書き続けることに耐えられる力が無いので、すぐに疲れ精神的にも嫌になり集中力が続かない。
運動と同じように肉体トレーニングとしての意味合いもあります。
記述問題など文章を書く方法に関しては別の記事で既にふれたことがあるので、ここでは記述問題を答えるコツをいくつか話しましょう。
先ず、記述問題は難しいことを高尚な表現で書く必要は全くありません。
分かり切ったことをつまらない表現形式でシンプルに書けばいいのです。
文学作品のような芸術的な書き方はしなくていいです(解答に芸術点はありません)。
必要な情報を正確に伝えられればいいのです。
本当に「静岡のお茶の生産量が増えた。」とか「日の出の時刻が早くなった。」など、問題が求める内容をしっかり押さえていれば、極めてシンプルな構成の短い文でいいのです。
しかも、特に図表を使った問題は資料から読み取れる明確で単純な事実だけを聞かれることが多いです。
「日本各地のお茶の生産量の変化を示したグラフから読み取れることを書きなさい。」なんて問題であれば、グラフから生産量の変化がどうなのかだけ読み取り、「静岡のお茶の生産量が増えた。」などと書けばいいのです。
問題を複雑に考えすぎない、答え方を難しくしようとしない。
これで答えられる問題が結構あります。
これは図表さえ正しく読み取れれば勉強していなくても答えられるサービス問題で、これは是非取りにいきましょう。
もう一点だけコツを述べましょう。
問題に出てくる図表や資料は意味なく出されている訳ではありません。
何らかの意図があり、出題者は解答者がその意図を読み取り求める解答をしてくれることを期待しているのです。
だから、なぜこの資料があるのかを理解することが大事です。
この資料のどこの部分を使って答えさせたいのか、この資料が解答にどのようにつながっていくのかが分かれば、答えを書くことも簡単です。
例えば、グラフの変化から今後どのようなことが起こると予想できるか、資料のどの部分がきっかけで事件が起きたのか、この実験は何を知りたいから行ったのかなど。
解答者に資料から何を分かってほしいのかを出題者の立場で考えられるようになると、資料を見たときに「あ、これを言ってほしくてこの資料を出したんだな。」と分かってきます。
この部分は慣れも必要なので、やはり記述問題にたくさん当たること(質より量)が大切です。
以上の点を踏まえて、書き方をしっかり身に付け、後は繰り返し練習すれば記述問題は驚くほどできるようになっていきます。
短期に得点を上げたいと考えるなら、記述問題に着目するのもいいかもしれません。
どの問題もそうですが、最初の見た目に騙されてやる前から問題を諦めるのはやめましょう。
やってみると意外と簡単だったということはよくあります。
逆に点数の低い生徒は、戦う前から既に白旗をあげている人が多いように思えます。
頭がいい悪い以前の問題、心構えの問題で、やる前から自分の負けを認めている。
原因はその生徒のメンタル構造によるのですが、この点はまた別の記事で。
記述は難しいとよく言われますが、実は記述はそれほどでもありません。
むしろ勉強で覚えていなくても、資料の読み取りだけでできてしまうラッキー問題であることの方が多いのです。
なぜなら書き方は自由だし、書けば何点かもらえるかもしれないし(完璧な解答でなくてもいい)、図表や資料に書いてあることを素直に読み取れば単純な答えでいい場合もあるからです。
食わず嫌いはやめて、チャレンジしてみましょう。
分かってしまえば、どんどん解けるようになります。
どうしても記述問題に対する勉強の仕方などが分からないときは、葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
喜んでご指導いたします。
2022.01.12
ゲームが手放せない子供が急増!長所と短所と注意点
スマホやパソコン、iPad、ゲーム機などが浸透するにつれ、これらのツールを使ったゲームにはまる子供たちが増えています。
特にコロナウイルスの拡大に伴い外出の自粛を求められるようになると、家で過ごす時間が増え手持無沙汰にゲームに手を出す子供がたくさんいます。
そして、私たちの子供のころと違って困ったことは、これらのゲームにはキリがない、ここでやめておこうという区切りがつけにくいことです。
そのままゲームを続け中毒性、依存性が増すと、ゲームなしでは生きていけないような、ビデオゲーム症候群に陥ってしまいます。
そして、そのまま生活リズムが崩れ、勉強も疎かになり、健康も害するようになるといけません。
今回はゲームが子供たちに与える影響と、大人として何に注意すべきか考えてみましょう。
最近、親が子供にスマホなどで動画を見せたりゲームをやらせて、そちらに子供が夢中になっている間に自分のしたいことをする場面をよく見かけます。
ゲームに子守をしてもらう訳です。
ゲームさえ与えておけば、子供は黙ってじっとゲームに集中しているので、親としては子供を見る必要が減り、自分のやりたいことができるという訳です。
これは特に若い親に多く、よってゲームをやっている子供も幼児であることが多いです。
つまり、早い子供では小学生になる前からゲームに染まるのです。
そして、早い段階でゲーム依存症になってしまえば、それを子供から取り上げるのは至難の業です。
確かにゲームは上手く使えばいい点もたくさんありますが、やはり、それよりも子供へ与える悪影響を心配する親御さんが多いことと思います。
先ずは、メリットとデメリットを簡単に考えてみましょう。
メリット
ゲームをやることのよい点としては友達関係があげられるでしょう。
同じゲームを通して対話が生まれ、ゲームで競い合うことで盛り上がったりします。
我々が幼いとき、教室で友達とテレビの話で盛り上がったように、ゲームを通じて共通の話題ができるのです。
ということは、逆にゲームをやらないと友達との話についていけないということになりかねません。
また、親も同じゲームをしていれば親子の会話も生まれ、一緒に楽しい時間を過ごすことができます。
ゲームを上手になろうといろいろ考えたり、努力して強くなろう、クリアできるようになろうと頑張ります。
難しい局面でもがんばれば乗り越えられるという経験は子供には良い影響になるでしょう。
デメリット
やはり、一番気になるのは健康への影響でしょう。
過度のプレイは視力を低下させ、手根管症候群など、手や指の関節に障害を与えます。
一時期ポケモンで問題となった「光過敏性発作」を引き起こすことも報告されています。
先ほども触れましたが、生活リズムが崩れ、昼夜が逆転したり、頭痛に悩まされたり、寝不足になったりします。
こうなるとまともな生活を送ることも困難になり、子供の中には学校に行けなくなって不登校になる者もいます。
また、心理的な影響も心配されます。
ゲームの内容によっては、子供の攻撃性が強くなる傾向が指摘されています。
焦燥感やうつが出やすくなったり、社交能力が低下、集中力が長く続かなくなることも問題です。
これがエスカレートすると、もうゲームを手放すことができず、やらないと禁断症状が表れ落ち着きがなくなるゲーム依存症になります。
他にも長所短所があると思いますが、とりあえずここまで。
では、これらメリットを伸ばし、デメリットを減らして良好なゲームとの関係を築くには何に注意すべきでしょうか。
一番大事なことはルールを決めることです。
ゲームを完全に禁止することは親とって簡単かもしれませんが、良い解決策ではありません。
ゲームをやっていい時間帯や長さなど、ゲームをするときのルールを一緒に話し合って、親と子の合意の上でルールを作りましょう。
一方的な押し付けは反発を招くし、親と子で同様のルールを課さないと、親はやっているのに自分はどうしてダメなのかと子供に不公平感が表れます。
思春期の子供には特に不公平感、理不尽は大きな問題です。
家族が揃って食事をするときはゲームを置いて一緒に食事するなど、ゲームをしていい時間と悪い時間、そして場所をきちんと決めましょう。
実は意外にも子供たちはルールをほしがっています。
葛西TKKアカデミーに来る生徒たちも勉強しなければいけないのは分かっているのに、どうしても携帯が手放せなくて困っています。
だから、ルールを作って勉強中は携帯禁止とか、塾にいるときは携帯を預けるという風にしてほしいとリクエストされたことがあります。
子供たちも彼らなりに、スマホなどの弊害を理解しているようです。
後、子供がどんなゲームをしているか把握することも大事。
暴力的なもの、性的なのも、課金を伴うものには注意が必要です。
そして、オンラインゲームなどではインターネットに関するトラブルも怒るかもしれないので、こちらも気をつけなければいけません。
有害サイトにアクセスしないようにフィルタリングを使ったり、クレジットカードや住所などの個人情報が流出が起きないように子供たちにも正しい使い方を共有しましょう。
今の時代、ゲームを始めてしまったら、もうやめさせることはできないと覚悟しましょう。
軽い気持ちで与えてしまいますが、その時はこれから子供がどのようにゲームと付き合えばいいかよく考えないといけません。
そうしなければ、親子間のいざこざの一つになってしまいます。
もちろん、道具である以上、ゲームにも良いところと悪いところがあります。
ゲームを通してストレス発散やリラクゼーション、想像力がついたり、クリアするために創意工夫をする練習にもなります。
しかし、度を越してしまえば、ゲームは害となり、子供の一番重要な勉強の妨げにもなります。
大事なのは節度ある使い方、メリハリです。
そして、それは親が一方的に決めるのではなく、祖互いに話し合い達した合意でなければいけないと思います。
ゲームでこれほど四苦八苦しなければならないのも時代でしょうか。
こんな時代で避けようがないのなら、いかに健全に利用するかを考えなければいけないとは、現代の子供たちも大変ですね。
2022.01.10
集中しないとどうして勉強の効率が悪いのか?理由は脳の情報処理能力の限界
どうして自分の子供は勉強しているのに成績が伸びないのかお悩みの方も多いでしょう。
また、自分の子供は勉強してもすぐに疲れてしまうとお嘆きの方もいると思います。
今日はこれらの点について、脳の仕組みから考えていきたいと思います。
人間の脳は体の中でもエネルギーを大量に消費し、非常に疲れやすい器官の一つです。
だから、勉強をするということは脳に大きな負担を強いることになり、子供たちが勉強で体を使っていないにもかかわらず、疲れたというのは当然のことなのです。
特に集中力のない子、勉強をしていてもすぐに他のことに目がいってしまったり、「疲れた、疲れた」とばかり言う子供は、たいてい時間をかけて勉強していても、中味が定着せず勉強が身に付きません。
どうしてでしょうか。
脳というのは一度の処理できる情報量に限界があり、その限界を超えてしまいますと、いくら勉強しても定着しません。
この処理可能な情報量を全て勉強に費やすことができれば、一番効率よく勉強が進みます。
しかし、勉強が嫌いな子供は、勉強中も他のことに興味関心がいき、脳の情報処理を勉強以外に使ってしまうのです。
結果、勉強に割く情報処理の能力が無くなってしまい、勉強がいつまで経ってもできないのです。
勉強が嫌いであればあるほど、嫌いという感情の処理(どうして自分は勉強しないといけないのか、やっている息があるのかなど)にメモリーが使われ、嫌という感情にフィードバックされる。
そして、またその大きくなった負の感情の処理に脳のメモリーが使われ、余計に勉強に注ぐ情報処理能力が低下します。
このような負のスパイラルで、勉強はますますできなくなります。
この負の連鎖をうち切るためには、勉強以外のことは考えないようにするのが一番。
自分の考え方なので、自分自身が決めればどうにでもなりそうなものです。
しかし、実際にはまだ人生経験も浅く、精神的にも未発達な子供には、やはりこれば難しい注文のようです。
だから、少しでも他のものに目がいかないように、勉強中は身の回りを整理整頓し、不必要なものは周りに置かない、気が散りそうなもの、携帯(SNS)やテレビもそばに置かないといった対策が考えられます。
一番いいのは誰かが付きっ切りでそばにいて、誰かに監視されているという意識が勉強に集中させることにつながる場合があります。
しかし、現実的には親もやることがたくさんあり、ずっと子供を見てやるわけにもいきません。
本気で信じて、きちんとやるなら、瞑想が効果的です。
毎朝晩、勉強前に10分でもいいので、瞑想して心を落ち着けましょう。
そうすると集中力が上がり、勉強の進み具合も高まります。
周りを気にしなくなり、余計なことを考えることもなくなり、勉強に全てを集中することができるでしょう。
そして、夢中にやる勉強方法が身に付けば、学力も上がり効果を発揮します。
しかし、そもそも瞑想なんて大したことないと思っていると、効果は出ません。
ここも本人の気分、やる気次第なので、一概にうまくいくとは断言できません。
一番いいのは短期間に集中して勉強することが自分にとって利益があると理解させることです。
急にはできないでしょうから、最初は簡単な勉強、すぐに終わりそうな勉強からやってください。
そして、できたら褒めてあげてください。
勉強に対する動機付けは肝心です。
勉強が楽しくなれば夢中になり、こちらが何も言わなくても集中して勉強の励むようになります。
(子供は必要以上にやれやれと言われることを嫌います。自尊心を気づつけられたと感じるからです。)
心の中を無にして、勉強以外のことに気を引っぱられないようにすると、気づくと勉強が終わっていた、とても長い間勉強をしてしまったということが起きるでしょう。
勉強ができない子供に限り、他のことへ脳の活動を使ってしまい、肝心の勉強には脳を使う余裕がなくなってしまうことが多いです。
部活があるから勉強ができないと言いますが、実は勉強ができる子供に限って、しっかり部活もし、趣味や習い事をし、しかも、睡眠時間もしっかり確保しているということはよくあります。
これは短時間に集中して脳の持てる能力の全てを、その時々の活動に当てるから、短時間で十分に身に付くのです。
これはある程度は訓練が必要でしょう。
小さい頃から、そういう脳の使い方に慣れている子供がやはり勉強でも強いです。
しかし、人間の脳の可能性は素晴らしく、今はダメでも志を持って頑張っていればできるようになります。
だから、諦めないで自分がどうして勉強が伸びないかを考え理解し、対策を取れるようにしてあげるのが大事です。
家庭でやるのが難しいようでしたら、一度、葛西TKKアカデミーにご相談ください。
問題解決に向けて、一緒に考えてみましょう。
日々の勉強は大変と思いますが、葛西TKKアカデミーは皆様を応援し、いつでも力になる準備があります。
2022.01.09
学習の3タイプで自分のタイプを知ると学習の効率が上がります
いくら勉強を頑張ってもなかなか身に付かないことはありませんか。
それは自分の学習タイプと勉強法が合っていないのかもしれません。
人の脳に関して、その情報処理の仕方で三つのタイプに分けることができると言われています。
それぞれ「ビジュアル ラーナー」「オーディトリー ラーナー」「キネセティック ラーナー」と呼ばれています。
「ビジュアル ラーナー」は情報処理において五感の中でも視覚が優位にはたらく人です。
話をしているとき、色や形に触れることが多い人はこのタイプです。
何かを相手に伝えたいときも、上を見ながら頭に浮かんだものを手を使って空間に描くように話します。
このタイプにはいくら言葉で説明してもなかなか理解できません。
紙に図を書いて言葉を極力減らし教えるとよく分かってくれます。
色を付けると尚効果的です。
このタイプは視覚的に学習するので、勉強法としては次の点に注意しましょう。
・目に入ってきそうな余計なものを周りに置かない。
・マーカーなどを多用し、ノートをカラフルに使う。
・下線や波線などで語を強調し、破線や矢印などで語と語をつなぐ(長い文章は書かない)。丸や四角で語句を囲むのもよい。
・グラフや表、アイコンやイラストを描いたり貼ったりする。
・フローチャートのようにし、全体が流れるようにまとめる。
・DVDやネット動画を利用する。
・参考書などは直接書き込み、色付けしたり、線を書き込んで強調する(わざわざ別のノートに書く必要はない)。文字だけのものよりイラストが豊富でカラーの参考書がいいでしょう。
・静かな場所で一人で勉強する。
次に「オーディトリー ラーナー」は情報処理において聴覚が最もはたらくタイプです。
話擬音語を多用し、音に関連することをよく話します。
相手の顔や場所のイメージより、その時話した会話や音をよく覚えています。
音楽を好んで聴いたりします。
このタイプは聴覚を刺激するような学習法がいいでしょう。
・テキストを音読する。できれば音読したものを録音し繰り返し聴く。
・誰かに説明してもらったり、仲間とディスカッションなどで話しながら学ぶ。
・覚えたことをもう一度本人に話させる。
・語呂合わせやリズムをつけながら口にする。
・気を引かれない程度の音楽を掛けながら勉強する。
・必要以外の音のない静かな場所で勉強する。
・CDなど録音されたものを活用する。
・シャドーイング(耳で聞いたものをその場で一緒に発音しながら追いかける)をする。
最後に「キネセティック ラーナー」ですが、これは体を動かすことで情報処理をするタイプです。
昔、円周率を覚えた人が、体の各所に数字を配しその部分を触りながら踊るように覚えていました。
このタイプは身振り手振りが大きく、長くじっとしていられません。
体を通した経験をよく覚えています。
とにかく体を動かすことが重要です。
このタイプは次のような学習が効果的です。
・単語や文章はジェスチャーやダンスと組み合わせて覚える。
・何度も手を動かして、書いて覚える。
・歩き回ったり、動きながら本を読む(じっとしているのは非効率)。
・実験など、色々試しながら経験を通して学ぶ。
・ゲーム性を持たせ、楽しく興味を持たせるように工夫する。
・ディスカッションなど、イベントの中心的役割を担うと印象に残りよく覚えている。従って勉強でも他の人と一緒にやる(思い出として記憶させる)。
以上、タイプ別勉強法をご紹介しました。
先ず自分はどのタイプかを把握し、これらの方法を試してください。
また、人によっては複数のタイプが重複している場合がありますので、組み合わせるのもいいかもしれません。
勉強は人それぞれです。
一つの方法が万人に通じることはありません。
試してみないと分からないものです。
いろいろやって一番合うものを見つけるしかありません。
もしうまくいかないときはご相談ください。
ご提案させていただきます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはいつも学ぶ人々を応援しています。
2022.01.08
勉強にやる気が出ない時はこうしてみましょう
やらなければならないと分かっているんだけど、やる気になれない。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
解決方法をいくつか提案してみないと思います。
1.気分転換、息抜き
長時間続けて勉強するとやはり疲れてしまいます。
ふと疲労感に気づくと、疲れたということばかり気になってやる気がなくなってしまいます。
時間が限られているのは確かで、少しでも多く勉強しなくてはならないのは分かりますが、気分がのらないのに無理やりやるのも効率がよくありません。
ここは思い切って休憩をしましょう。
休むことで気分をリフレッシュし英気を新たに勉強に臨むと、より学んだものが頭に入ってきます。
人間の脳は運動によっても活性化されます。
ストレス解消と血行の促進により、記憶をつかさどる海馬という脳の部分が活性化します。
ただし、運動が激しすぎると肉体的に疲れ、反って勉強ができなくなるので、あくまでも軽い運動にとどめてください。
軽いストレッチや散歩などがいいでしょう。
ガム噛むと筋肉により脳が刺激され眠気を解消します。
また、英単語や漢字など「暗記学習」の場合には、身体を動かしながら暗記をすると、記憶に残りやすい場合があります。
これも、運動によって海馬が活性化されるためと言われています。
2.身の回りの整理整頓
勉強する環境も大事です。
身近に携帯やゲームなどが置いてあると、そちらに気がいってなかなか集中できません。
また、勉強に必要なものが散らかっていると、いざ必要な時にすぐに見つけられず時間を浪費してしまいます。
逆に、環境が整っていないと勉強できない(しない)言い訳になり、勉強しないことを正当化してしまいます。
そうなると、それを理由にやる気が出ないことも正当化してしまいます。
苦しい時に逃げる口実となって、勉強をしないことは仕方ないことと考えてしまいます。
これではいけません。
そうならないためにも勉強に適した環境を作ることは大切です。
3.現状を理解し計画を立てる
勉強をしようとしても何をやればいいのか分からない。
何からすればいいのか分からない。
そうなると勉強に手がつきません。
まず目標を確認し、次に自分のいる現状を考えます。
この二つをつなぎ、ゴールから逆算して自分の計画を作りましょう。
計画ができたら、それを守りましょう。
何をすればいいか分からないと、やる気を出す理由もなくなります。
毎日のスケジュールがあれば何をするか明確に分かります。
勉強にも取り掛かりやすくなります。
4.目標を達成した時のことを考える
よくスポーツ選手がしますが、目標を達成した自分をイメージするのです。
そうすると今勉強していることのメリットが分かります。
それがモチベーションを高め、やる気を出させてくれます。
メリットは大きなものでなくても構いません。
身近で手に入れやすいもの、小さなものでも結構です。
5.脳を休ませる
脳は体の中でも大量のエネルギーと消費する組織です。
長く勉強すればやはり疲れます。
だから脳を休めることは大切です。
脳の疲労がたまると勉強の効率も上がりません。
勉強が忙しくて時間もないのも分かりますが、十分な休憩は必要です。
長い目で見ると、脳のコンディションを整えた方が勉強ははかどります。
理想としては、どんなに忙しくても6時間睡眠はほしいです。
記憶のためにも十分な睡眠は必要です。
糖分を取ることはエネルギーを補給にもなります。
本人のやる気が出ないとき、「勉強しなさい。」と強く言うのは逆効果です。
よく「今やろうと思ったのに。もうやる気がなくなった。」とかえってやらないことを正当化する理由に使われます。
本人が勉強に手がつかないようでしたら、むしろ寄り添いその原因を一緒に考えてあげるのがいいでしょう。
明確に原因が分かれば対応策も考えられます。
分からなくても、一緒に悩んでくれた、苦しみを共有してくれたと思えば、安心感が生まれ勉強に取り掛かるようになるかもしれません。
この時期は特に苦しい時期です。
苦しみを和らげ自分が一人ではないと思えることが、この苦境を乗り切るには必要です。
大変ですが心の支えになってあげてください。
2022.01.07
今日は七草粥を食べよう!実は日本の伝統的行事は受験でも重要な事柄です!
今日は一月七日。
そう、七草粥を食べる日です。
正月、節分など日本の伝統的な年中行事は受験などで非常に重要な学習事項なのです。
一般常識や教養として国語や社会、英語に出てきますし、中学受験では面接で聞かれることもあります。
受験などの出題者は日本の伝統的な内容を扱うのが好きなようです。
学校の授業であまりやらないからこそ、自分たちで年中行事は何がありどんなことをするのか、どうしてそうするのかを知っておかなければなりません。
現代社会では伝統的な風習が薄れてきていますので、家庭が積極的に拘るようにしましょう。
家庭でも意識的に注意しカレンダーを見ながらやっていただきたいし、無理ならば子供と話し合うだけでも違います。
体験があるとないとでは大違いですし、知っているといないとでもかなり違ってきます。
因みにスーパーやデパートなどお店は年中行事を利用してビジネスチャンスを広げようとしているので、意外と年中行事について敏感です。
「正月」「恵方巻」「節分」「土用丑の日」「冬至のゆず湯」など、その時節に合わせてコーナーを設けて特別販売をしています。
子どもと買い物に行ったとき、これらを利用して親子で年中行事について語ったり、家でやってみるのもいいでしょう。
子どもの教養がつくと同時に親子の会話が増えつながりが強くなり、楽しい思い出作りにもなります。
いいことたくさん。
面倒くさい、どうでもいいなんて言わず、是非お勧めしますのでやってみてください。
「七草粥」についてお話します。
ご存知ですか。
実は一月七日は人日の節句。
元々中国の風習で、この日は犯罪者に対する刑罰を行わない日でした。
また、この日には七種類のあつものを食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となりました。
正月で美味しいものをいっぱい食べ弱った胃を整えると同時に冬に不足しがちな栄養素を取るのです。
そして、無病息災を願うのです。
私も今朝、七草粥を食べてきました。
細かく刻まれていたのでそれほど薬味はありませんでしたが、たまにはお粥もいいもので、おいしくいただきました。
これで元気になって頑張れるといいです。
ところで七草には何があるか知っていますか。
これが問題に出ることもあるので、干支や九九のように呪文みたいに覚えましょう。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザです。
七草粥の作り方
1のお米に対して7のお水を加え炊きます。
七草は細かく刻んで下茹でをします。
葉っぱ系のものは茹でてから刻むといいです。
お粥と一緒に食べたとき、違和感がなくなるぐらい柔らかくなるまで茹でましょう。
40分ぐらいお米を茹でるとお粥の完成です。
塩を加え味を調え、七草を加え混ぜましょう。
これで出来上がり。
冷める前に召し上がって下さい。
皆様の一年が健康で良い年でありますように。
2022.01.07
都心は雪!怪我で入試を台無しにしないために雪の心得をご紹介
天気予報の通り都内は雪です。
入試直前で受験勉強真っ只中の生徒も多いと思いますが、ここで怪我をしては大変。
これまでの苦労が水の泡になるかもしれません。
東京に住んでいると雪になれないため大事故になることもあります。
そこで無事に入試が受けられるように、雪の日の注意事項に触れたいと思います。
この時期に骨折など怪我をしてしまっては大変です。
特に雪が積もった道路を歩くときは気をつけないといけません。
雪に慣れていない人は特にどうしていいか分からないと思いますので、次のことを注意しましょう。
1.適切な服装で出かけましょう
服装は厚手の丈夫なものにしましょう。
防寒の意味もありますが、転んだ時のクッションとして怪我から身を守ってくれます。
滑りやすい靴やバランスの取りにくいハイヒールはやめましょう。
不格好でも長靴をはいた方がいいです。
また厚手の丈夫な手袋をして、転んだ時には手がつけるようにしましょう。
手袋が厚ければ、手をついた時の衝撃を吸収してくれます。
ポケットに手を突っ込んでいると、いざという時に対処できないのでやめましょう。
女性はスカートより動きやすいパンツをはいてください。
また、傘を持つと手がふさがれるので、できれば撥水性のレインコートを着た方がいいです。
2.歩き方に注視しましょう
普段と同じ歩き方をしては滑って転んでしまいます。
雪に慣れていれば違うかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。
よって次のような歩き方をしてください。
歩幅は小さくゆっくり歩きましょう。
大股で急ぐとバランスを崩しやすく危険です。
時間に余裕を持って慌てて歩かなくても済むようにしてください。
足を高く上げると転びやすくなります。
そして、足を下すときはまっすぐ上から降ろすようにしてください。
そうするとしっかり踏みしめられ、こけにくくなります。
体の重心を低くし、ややつま先にかけるといいです。
3.歩く場所に気をつけましょう
マンホールや道路の側溝の金属のふたなどは非常に滑りやすいので避けて歩きましょう。
後、タイルや横断歩道の白線も同様です。
また雪が一度溶けて凍ることもありますので、よく地面をみて滑りにくいところを選んで歩いてください。
歩道橋や階段も注意が必要です。
急がず一歩ずつ踏みしめながら上り下りしてください。
あれば手すりをしっかり持って歩きましょう。
転倒防止になります。
屋根に積もった雪が滑って落ちることもありますし、つららから水が滴ることもあります。
足元だけでなく頭上にも気をつけてください。
自動車の通る道路の横を歩くときも注意してください。
タイヤが雪に対応してなかったり、運転手が不慣れでうまく運転できなかったりして、車が滑ることもあります。
事故に巻き込まれないように、できるだけ離れて歩いてください。
日陰は雪が氷になっていますので、日が当たってと雪の溶けているところを選びましょう。
それから、屋内でも石の床だと濡れた靴底が滑るので、気を抜かないようにしてください。
また他に、試験日に大雪になったときは、天気予報で情報を集め、余裕を持って家を出てください。
電車やバスが遅れたり止まったりすることも考えられます。
特に都心の交通機関は雪に弱いですからね。
場合によっては迂回ルートが取れるくらいの余裕を持ちましょう。
こんな状況だからこそ、心にゆとりを持って移動できるようにしましょう。
普通に歩くにも、不慣れな雪道は時間がかかってしまいます。
歩く時間も1.5倍くらいで計算しておきましょう。
当然寒いので風邪などひかないように防寒に気をつけてください。
濡れたり、かいた汗をそのままにしていると体温が下がってしまいますので、着替えやタオルも用意しましょう。
東京は雪に弱いと言われます。
入試直前のこの時期は本当に受験生にとって大事です。
細心の注意を払って、万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆さんを応援しております。
2022.01.05
宿題のできないやれない子にはこう対処しよう!
勉強において宿題の役割は非常に重要です。
だから、学校でも塾でも基本的に宿題は出ますし、それをするのが当然のこととなっています。
しかし実際には、与えられた宿題ができない、またはやらない生徒がいます。
保護者の中にも、自分の子供が宿題をなかなかやらず、ついついイライラしたり怒鳴ってしまったりした経験を持つ方がいらっしゃると思います。
そこで今回は宿題をやれない子供、しない子供に対してどのように対処していくのがいいか考えてみたいと思います。
勉強は習慣づけが大事であり、歯磨きと同じように毎日のルーティーンとなって、言われなくてもするようになるのが理想です。
勉強はわざわざするものではなく、いつもするのが当然という状態ですね。
しかし、このような生活の一部としての勉強はやろうと思ってすぐできるものではなく、その行動が生活に根付いて当り前になるには長い時間と周囲も含めた根気が必要となります。
そして、多くの生活習慣がそうであるように、いろいろ理屈をこね始める年齢になる前に、自然と体がそう動くようになると宿題で困ることもなくなることでしょう。
しかし、これまでそうすることができず、宿題の習慣が身に付いていないから困っている家庭が現実には多いでしょう。
そこで子供が宿題の習慣を付けるためのアドバイスを述べたいと思見ます。
いつものことですが、子供は千差万別、必ずしも一つの方法が全員に当てはまるという訳ではないので注意してください。
その際はご連絡いただければ、一緒に解決方法を考えていきたいと思います。
宿題をやるのは本人、その気を削ぐのはNG
宿題は本人のためにもやるべきだが、実際に子供は宿題をせず、自分がどんどん不利な状況に追い込まれていることも気づかずにのんきに遊んでいる。
そう思いながら子供を見ていると、親としては焦りと不安、心配からイライラするでしょう。
親としてはどうにかしないといけないと思うのだか、他に良い方法も見つからず、怒鳴ったり怒ったり、時には「宿題しないとゲーム取り上げるよ。」などと無理強いするかもしれません。
それで素直に反省し勉強に取り組んでくれればいいのですが、多くの場合、逆効果になります。
勉強することが嫌になったり、自分に自信を無くしたり。
親に言われるから仕方なしに机に着くけど、いつまで経ってもぼーっとして宿題が進まなかったり、答えを丸写しして体裁だけ整えてごまかしたり。
これでは宿題の意味がありません。
また、「もう知らない。」と言って放置するのもよくありません。
子供としては見放されたような感じがして孤独や疎外感を感じるかもしれません。
逆に、しめたとばかりに自分の好きなように遊びまくってしまうかもしれません。
やはり、放置するのもよい対処法ではないようです。
そもそも宿題をやりたがらないのはなぜ
最近注目されているものに『発達障害』というものがありますが、今回はこの点についてはあえて触れないでおきます。
子供が宿題をやらないようになる理由について考えてみます。
第一に、先ほども述べたように、宿題が毎日のルーティーンではなく、「わざわざやらなければならないおっくうなもの」になっている可能性があります。
そういう場合、特に好きでもないことをあえてするのは気が引けるものです。
取り掛かるまでに非常に時間が掛かり、時間が経てば経つほど苦痛な時間が増え、より宿題が嫌になってしまいます。
これは日常の様々なことにおいて、行動基準が「好き嫌い」になっている子供に多いです。
「やりたくないことをやらされる」という感情は「宿題は面倒くさいもの」という価値基準につながり、「面倒くさいものはやりたくない」となります。
次に、「そもそも学校の勉強についていけていない」というのもあります。
宿題はやらなくてはいけないという自覚はあるものの、いざやろうとすると問題が全く解けない、質問の意味すら理解できないというものです。
本来宿題は学校で学んだことがベースになっているのですから、学校の勉強がきちんと分かっていればできるはずです。
しかし、それができないということは、勉強が分からなくなったときの対応が適切に行われていないということです。
特に数学などの積み上げ型の教科では、現在の勉強が分からない原因ははるか過去にさかのぼって探さないといけません。
そうなると本人も「自分はどうして分からないのか」が分からず、宿題も手が付かなくなります。
最後に「宿題はしなくてもいいもの」という考えがインプットされてしまっているというもの。
子供たちのこれまでの経験において、宿題をやらなかったり忘れたりしたとき、大したおとがめや指摘もなく、ただ「そうですか」とスルーされたことがあると、子供たちは宿題をやってこないことの責任やプレッシャーを感じなくなり、「宿題は別にしなくてもいいものだ」と解釈します(特に宿題嫌いにはいい口実になってしまいます)。
そうして罪悪感が薄れれば、あえて宿題もしなくなります。
もちろん、学校の先生はちゃんと宿題をやってこない生徒を把握し、成績に反映させるでしょうが、生徒自身には直接痛みもないので、あまり感知せず毎日当り前のように宿題をやってこないようになります。
もちろん他にもたくさん理由はあるでしょうが、今回は代表的なものを挙げてみました。
このような宿題をやらない子供たちへの対処法は
では、このように宿題をやれない子供にはどのような対処がいいのでしょうか。
先ずは帰宅後のスケジュールをみんなで決めましょう。
「みんなで決める」当のがポイントです。
子供だけで決めるのでも、親が決めて強制するのでもありません。
一緒に話し合い、お互いに自由に意見を出し合って、子供が無理なくできるスケジュールを作ります(できないものは意味がありません)。
最初は宿題の時間が短くても構いません。
できるようになれば時間を伸ばせばいいのだし、うまくいかなければもう一度みんなで話し合い予定を変更すればいいのです。
そこには勉強の時間だけでなく、遊びやテレビなど娯楽の時間も含まれていなければなりません。
こうしてみんなで合意したスケジュールであれば、お互いに今何をしなければならないか分かりますし、子供としても自分も一緒に決めたルールなので納得して行動できるでしょう。
遊んでいても、「今は遊びの時間だから」と余計な心配をしなくてもすむし、時間が来たら勉強と生活にメリハリがつきます。
下手に言って、子供に「今やろうと思っていたのに」なんて言われることもなくなります。
そして、大事なのはこのスケジュールをみんなが見えるところに表にして貼ることです。
こうして視覚化すると分かりやすいし、お互いに注意して生活することができます。
そして、親の接し方に注意しましょう。
先ほども述べたように、子供のできない点、やっていない点ばかりに目をやると、どうしても親の思い描く通りにいかず、ストレスがたまり、子供に当たってしまったりして、親子共々良いことはありません。
そうではなく、子供ができたことに注目しましょう。
「時間通りに机に着くことができた」「問題を5問解くことができた(5問しか解けなかったではなく)」「分からないときに質問できた」などです。
そして、これらのできたことを褒めてあげましょう。
そうすると宿題と向き合う辛さも和らいで、より宿題に取り組みやすくなるでしょう。
最初は難しいかもしれませんが、ここは大人として冷静な態度で接し、どうしても暴言を吐きそうになったときは深呼吸して、気持ちを落ち着かせて自分の怒りをコントロールできるようになるといいですね。
やはり一番いいのは、宿題をするときに一緒に寄り添って見てあげることです。
例え能力があっても子供の場合、どうしても一人では宿題が進みません。
気持ちや気分というものが子供の場合は大きく影響します。
そばに誰かがいると「やらなくては」という良いプレッシャーになりますし、「一人ではない」という安心と心強さもあるでしょう。
親子でいろいろ話しながら(時には脱線してもいいでしょう)宿題をすれば、子供も楽しくなります。
親が宿題を教えることができなくても、一緒に悩み調べ答えを見つけようと尽力する姿は、子供に「自分のために頑張ってくれている」という信頼感を与えます。
また、一緒に宿題をすることで他のものに気が散るのを防ぎ、時間や学習内容の管理も容易になります。
慣れてくれば徐々に一人で宿題をさせるようにしていけば、だんだん習慣として宿題をすることができるでしょう。
しかし、最初のうち(特に低学年の子供)は子供だけでは難しいと思うので、親が近くでサポートしてあげましょう。
宿題は勉強を理解し習得するうえで大きな役割を果たします。
だから、宿題ができないということは大問題です。
確かに忙しいかもしれませんが、子供たちのためには可能な限り寄り添って、彼らの宿題を支えてあげてください。
どうしても難しいようでしたら、一度、葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
一緒に考え最善の方法を考えましょう。
全ての子供たちに上手くいく勉強方法はありません。
だから、今回の内容は一つの例、または提案と考えてください。
上手くいかないときは別の方法を考え、一番うまくいくやり方で頑張ればいいのです。
この点においても、葛西TKKアカデミーが力になりますよ。
全ての子供が宿題を苦にすることなく、楽しく学び成長してくれればと願います。
2022.01.05
来週から新学期!新学期に備えてすべきこと
冬休みもアッという間に終わり、来週から新学期です。
休みだからと言って生活が不規則になっていませんか。
元通り、ちゃんと学校に通えますか。
もし生活リズムが崩れているのであれば、今のうちに早寝をして三学期に備えましょう。
夜ねつけなくても、布団の中で目を閉じて横になるだけでも違います。
そして早起きをしてカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。
目が覚め、体内時計もリセットされすがすがしい一日のスタートになります。
ぎりぎりまで布団にもぐることのないように。
嫌だけど一度起きてしまえばスッキリしますよ。
こうして生活リズムと体調を整え、来週の初日を順調に始められれば、新学期もきっと充実します。
冬休みの課題は終わっていますか。
提出物とその期日を確認しましょう。
終わっていないときは必ず終わらせてください。
提出物も成績に影響します。
出せば成績がもらえるのだから、面倒などと言って自分からみすみす得点を手放さないように。
どうしても間に合わないときは、担当の先生と話して期日を遅らせてもらうか、代替案を提示してもらいましょう。
とにかく話し合うことが大事です。
そうでないと、先生は事情を理解できないし、無視されたと思い評価不能として得点を与えません。
長期的にみると成績が与える影響は大きいので、目先のことで簡単にあきらめないでください。
もちろん葛西TKKアカデミーも喜んで皆様のお手伝いをします。
「宿題ができなくて困っている」「どうやって終わらせたらいいか分からない」「どうしてもと書けない問題がある」など、冬休みの宿題や勉強に関して悩んでいるときは気軽にご相談ください。
お待ちしております。
新年最初の学期です。
新たな気持ちで臨んでください。
今年一年が全ての生徒にとって素晴らしいものになりますように祈っております。
そして、その願いが叶うように、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆様のための尽力を今年も惜しみません。
2022.01.03
デジタル教科書導入、そのメリットとデメリット
2022/01/02
以前話しましたが、文科省はこれまでの学校教育を大きく見直し、ICT化などのハードの面、教育方法や評価法などのソフトな面の両方で改革を進めています。
先日はGIGAスクール構想についてお話しましたが、その中のデジタル教科書について考えてみたいと思います。
文科相によると、デジタル教科書は2024年度の本格導入を目指すようで、これまでの紙の教科書とどのような位置づけで利用するのかはまだ議論が残っているそうです。
元々25年度だったのですが、コロナ禍で導入年度を早めたようです。
それから、デジタル教科書が児童生徒に与えるマイナスの影響を考慮して、授業内でのデジタル教科書の使用時間は半分にするとかしないとか。
特にデジタル教科書が視力に与える負担からの視力低下に対する世間の懸念は強く、これらをどのように配慮するかはこれからの議題のようです。
負の影響がどの程度あるのかも把握せずにデジタル教科書の2024年度の導入だけ先に決めて、それから検討するなんてまるで大学入試における英語の民間検定導入のときと全く同じで大丈夫かと不安になりますね。
こうやって期限だけ先に決めて中身を整備してないものだから、現場の学校を始め生徒自身や保護者など、多くの人にまた混乱と不安をもたらすのではないかと案じています。
要はすることだけ決めて、まだ具体的で詳しい点は決めていないということです。
デジタル教科書の踏み込んだ議論はまたの機会にするとして、ここではデジタル教科書のいい点と悪い点を簡単に見ていきましょう。
メリット
1.子供たちが興味を持ちやすいコンテンツと操作性
元々子供たちは新しいものに対する順応性が高く、全く新しいデジタル教科書でさえすぐに使いこなせるようになるでしょう。
そして、大人以上に早く操作を覚え、時には使いながら新しい発見をしつつ、このデバイスを使えるようになるのは想像に難くありません。
そんなタブレット端末などデジタル機器に興味津々の子供たちの教科書が変われば喜んで食らいつくに違いありません。
実際に、タブレット端末などを使って授業をしてみた結果、子供たちの評判は良かったようです。
内容も子供たちが興味を持ちやすいように工夫され、しかも画像を拡大したり、色々な色のペン機能を使って書き込みをしたりできるので、より積極的にデジタル教科書と向き合うようになります。
この自分から進んで向き合う姿勢が、勉強の理解を深めるとの感想も聞かれます。
2.紙の教科書ではできなかった機能
先ほど述べたようにペン機能で書き込んだり、写真や画像テキストを拡大できるほか、動画を見たり、インターネットなどを通して多くの情報を収集できます。
更に、数学の図形などでは、図形を自分の思いのままに動かし、あらゆる方向から見て、空間認知能力を高めることも出kます。
何度も何度も再現できるので、英語の発音など分かるまで繰り返すことができます。
発表などで自分の資料をみんなと共有し、言葉だけでなく視覚的にも表現できるので発表も分かりやすくスムーズにできます。
3.物理的に教材が減り、負担が減る
全ての教科書が一つの端末に入っているので、何冊も教科書を運ぶ必要がなくなり、小学生の重いランドセル問題を始め、生徒たちの身体的負担が減ります。
プリントも先生がいちいち紙で刷って配布する必要がなくなり、印刷物を準備する時間が減って先生の負担も減ると同時に、紙の削減にもなるのでエコでもあります。
小テストも端末を通して行えば、集計がすぐにできクラス全体の理解度の把握もできますし、個人のテスト結果も全て自動的に記録されるので、先生が記録する手間が省けます。
そして、それを見て先生が個人の指導に役立てることもできます。
このようにデジタル教科書は、生まれたときからスマホやインターネット、SNSに囲まれ使いこなすデジタルネイティブの子供たちの関心を引くには持ってこいです。
これまでの紙の教科書にはできない機能が沢山あり、それらを活用することによって効率的かつ有効的な学習が期待できます。
デジタル端末を利用すれば、生徒の学習情報がそのまま記録され、彼らの理解度などの状況把握が簡単になります。
そして、これらの情報をもとに生徒一人ひとりの指導を見直し、個別に合った教材を提供できますし、フィードバックを生徒や保護者にすることもできます。
このようにメリットが多いデジタル教科書ですが、当然デメリットなどマイナスの面も指摘されています。
こちらは次回お話しようと思います。
葛西TKKアカデミーは大手塾とは違い、小規模だからこそ生徒それぞれの状況に合わせた授業ができます。
こちらに通うのが困難であれば、インターネットを利用したオンライン授業も提供しております。
勉強が嫌にならないように様々な工夫も凝らし、分かりやすい授業をモットーとしております。
家庭と本人と連携を取りながら、生徒を一人の人間として尊重し、最善の対応を心掛けています。
それは勉強に限ったものではありません。
この柔軟性と生徒に対する熱い思いが、葛西TKKアカデミーの強みだと自負しております。
まずはお気軽にお問い合わせください。
2022.01.01
新年あけましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します
新年あけましておめでとうございます。
本年もこれまで同様、一人でも多くの子供たちの力になるべく頑張ります。
去年も引き続き社会全体が、そして生徒たちの教育も影響を受け、大変不自由で苦しい年でした。
コロナウィルスによってもたらされた経済への打撃は多くの家計を打撃し、失業や倒産、レイオフなどシングルマザーを始めとする社会的に弱い地位にある家庭を中心に収入の激減、またはゼロという困窮状態を招いています。
その結果、塾や習い事など生徒の学びの機会をあきらめないといけないとう状況が多発しています。
以前にも話しましたが、お金が理由で彼らの学びが損なわれるのは非常に可哀想で許せないことだと感じています。
葛西TKKアカデミーが何とかできないかと考え、近日、その対策を発表したいと思います。
一人でも多くの子供たちの学びを守りたい、彼らを支え明るい未来を迎えてほしい。
希望ある人生が提供できるように、葛西TKKアカデミーはいかなる努力も惜しまない所存です。
本日一日より授業を行っています。
それは、今日から頑張りたいという生徒の意思があるからです。
そして、彼らの勉強したい気持ちに応えるべく、正月返上でやっています。
このように葛西TKKアカデミーは要望があればどんどん受け入れ、それを叶えたいと考えています。
これは小規模個別指導塾だからこそできることで、それぞれの事情に合わせ、授業内容から料金、時間帯まで、柔軟に対応できます。
これが葛西TKKアカデミーの強みです。
そして、小規模だからこそ、生徒と先生、そして家庭との距離が近く、細かいところまで目が届きます。
一人ひとりを大切にし親身になって考えることができす。
塾と生徒と家庭が互いにコミュニケーションを取り合い、生徒が直面する様々な問題に対応するのが葛西TKKアカデミーの流儀です。
そして、それは時には勉強だけにとどまらず学生生活や家庭での過ごし方、子育て全般まで及びます。
どんなことでも気軽に相談できます。
まだコロナ禍も収まるかどうか、先行きがはっきりせず不安な日常が続きますが、これに屈することなく生徒が少しでも充実した楽しい日々を送れるように全力を尽くしていきたいと思います。
今年も葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーを宜しくお願い申し上げます
2021.12.31
今年一年、多くの方々に支えられてきました。大変ありがとうございました。年明けすぐに受験を控えています。個別指導塾葛西TKKアカデミーはこれまで同様、来年も生徒を第一に考え全力でサポートしてまいります。
本年中は多くの方々に支えれれ、誠にありがとうございました。
まだまだ十分ではありませんが、生徒たちの力になれたことを感謝しております。
社会を大混乱に陥れ、多くの命を奪い、たくさんの人の生活を困窮させたコロナ禍も、新たなオミクロン株の発生によりまだ予断を許さない状況にあります。
少しでも早くこの混乱が収まり、以前にも増して幸せな生活が彼らに戻ってくれることを願うと同時に、葛西TKKアカデミーとしても非力ながら来年も皆様のお役に立ちたいと考えています。
常に生徒のことを考え、彼らの勉強したい気持ちを尊重し、親密に関わりながら勉強の指導をしてまいりました。
各家庭の事情や生徒の要望などを踏まえ、できるだけ希望に沿うように尽力しました。
コロナ禍という災難にもめげず勉強を頑張りたいという願いを守るために、できることは何でもするつもりですし、これまでのそうしてきました。
実際、コロナ禍で家計が苦しく一般の塾に行かせられない家庭もあり、そのような場合は本来の授業料から大きく割り引いた金額で勉強の指導をさせていただいています。
学びたい意思があるのにお金のために勉強ができないなんて可哀そうすぎますし、学ぶ権利としてしっかり守ってあげないといけないと思います。
「勉強したいという気持ちさえあれば他は何もなくてもいい」
これが葛西TKKアカデミーの合言葉!
子供たちの将来のため、学習指導という窓口を通して葛西TKKアカデミーが何らかの助けになれればと常に努力してまいります。
この姿勢は今後も変わりません。
因みに大晦日の今日も冬期講習の授業を受ける生徒がいます。
みんな頑張っていますね。
そして、年が明ければ早々に入試があります。
今年も大学入試、高校入試共に厳しい受験になりそうです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーの受験生も最後の追い込みに入っております。
何とか夢がかなうように、私も全力を尽くす所存です。
来年もまた多くの方々のご愛顧をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミー
塾長 溝渕 正樹
2021.12.17
動画紹介『1 LANGUAGE, 3 ACCENTS! UK vs. USA vs. AUS English Pronunciation!』英語は一つではない!?
葛西TKKアカデミー
2021/12/17
英語に苦労している生徒は多いことと思います。
中には目にするのも耳にするのも嫌という人もいるかもしれません。
そこで今日は、英語に少しでも興味を持ってもらおうと、この動画を紹介します。
『1 LANGUAGE, 3 ACCENTS! UK vs. USA vs. AUS English Pronunciation!』へのリンクはこちら
皆さんは英語を勉強していますが、英語は一つではないということをご存知でしょうか。
実は多くの日本の学校で教えられている英語は、アメリカで使われているものが基となっています。
しかし、世界で使われている英語は、その国や地域によって様々な違いがあり、時には発音やアクセント、単語そのものが違ったりします。
英語は多くの国で話されています。
それも国際コミュニケーションの道具としてだけではなく、実際に英語で考える母語として多くの国々で使われています。
長い歴史の中で多くの経緯を経て、英語は一国の言語から多くの国で使われる言語となり、更に国際語としての地位も獲得しました。
これほど多くの地域で使われていれば、当然時間と共に言語が変化し地域差が生じます。
皆さんは日本の教育のせいで「アメリカ英語が本当の英語」なんて思っているかもしれません。
しかし、英語圏で考えるとアメリカ英語はどちらかというと特異な方で、元々のイギリス英語との違いも他の英語圏と比べ大きくなっています。
今回、ご紹介する動画はイギリス、アメリカ、オーストラリアの英語を比較しています。
この動画は同じものに対する単語が異なる代表的なものを取り上げています。
例えばクッキーはイギリスとオーストラリアではビスケットと呼ばれるのに対して、アメリカではクッキーとなります。
アメリカでビスケットと言えば、あのケンタッキー・フライド・チキンで売っているパンのようなものになるみたいです。
キャンディーはアメリカではキャンディーですが、オーストラリアではロリー、イギリスではスィーツらしいです。
これらは数ある違いの中の一部ですが、それでもこんなに違うのかと驚きます。
更に関連して、三国の発音やアクセントの違い、他の英語圏の国の英語と比較した動画もあります。
私もイギリス英語だけでなく、フィリピンやインドの英語も聞いたことがありますが、かなり違っているのが分かりました。
特にインド英語は聞き取りが難しかった気がします。
また、アメリカ英語でも黒人の方が話す英語はアクセントが強く、本当に何を言っているのか変わらなかった経験があります。
この動画は全て英語ですが、初心者でも違いが分かるように作られていますから、安心して見てください。
また、英語の比較だけでなく、ちょっとした英語表現など、英語に関するいろいろ面白い動画があるので、楽しく英語の勉強に役立てることができるのでお薦めします。
高校生くらいになれば英語もかなりわかってくるので、出演者たちの話も楽しめると思います。
英語に耳を慣らすのにも最適です。
「学校で勉強する英語はテストのための英語になっていて、おもしろくなく苦痛である」、「日本では英語がなくても生活に困らないから必要性を感じない」などの声もよく聞きます。
確かに一理あります。
でも、できないよりはできた方が、特に子供たちにとっては、自分の可能性が大きく開きます。
英語をただの学校のための勉強と考えるのではなく、「いろいろな発見がある興味深く楽しいもの」なんて捉えてくれると英語に少し親しみが持てると思います。
今回の動画をそのようなきっかけにしてもらえれば幸いです。
今はネットが発達しており、その気になれば英語に関するものは簡単に触れることができます。
映画や音楽、ドラマや一般人の登校する日常と面白映像。
言葉は完璧に分からなくても大丈夫です。
なんとなく分かれば、コミュニケーションはできます。
言葉である以上、それが第一ステップですよね。
英語に対してかしこまり、肩に力を入れて身構えるより、気軽な楽しみとして接してくれるといいですね。
そして、そこから学校の英語も身近に感じられれば、訳の分からないまま教わるよりも、より実感として学べるのではないでしょうか。
英語を楽しく頑張りましょう。
2021.11.18
明日は月食。理科で習いますが、実際に自然の神秘に触れ、好奇心を刺激できれば勉強への興味もわいてくるでしょう。
明日は月食が起きます。
天気もよく、全国的に夕方から夜にかけ、月の欠けが大きくなりながら昇っていくのが見えるでしょう。
18時頃に部分月食が最大になり、月の98%が地球の影に入ってしまいます。
つまり、皆既月食に非常に近い部分月食です。
時間になったら東の空を眺めてみてください。
月食は20時前には終わるので、月の見える見通しの良い場所から観察してみてください。
東京では街明かりが明るく、高いビルも多いので観測しにくいかもしれませんが、めったにあることではないので、是非、観測に適したスポットを見つけてほしいです。
後はタイミングよく雲が出ないことを祈るばかりです。
月食とは地球の影に月が入って、月の表面上に地球の影が落ちてできる現象です。
日食と違って影が月を隠しているので、暗いところとの境界線ははっきりとはしておらず、陰に隠れてもぼんやりと月が赤っぽく見えます。
なぜ、赤っぽくなるのでしょうか。
先ほど述べたように、日食と違い月食は何かもので月そのものが遮断されて見えなくなるのではなく、地球の影が月にかかるだけです。
陰の中と言えども月の影形は一応目に届きます(遮るものがないので)。
また、太陽からの光も、地球大気を通過する際、わずかに屈折し月を照らします。
その光が反射し、月食中であっても月の姿を薄く照らして、我々の目に届けてくれます。
ただし、波長の短い光(青など)は大気を通るときに散乱してしまい、散乱しにくい波長の長い光(赤など)だけが届くので、月が赤っぽく見えるのです。
日食と月食は中学校の理科の時間に扱われる項目で、当塾でもよく説明します。
しかし、机上の勉強では実感もなく、興味もわかないかもしれません。
このような天体ショーを自分で目撃すれば、きっと何か感動で心に残るものがあるはずです。
このような特別なイベントに限らず、日常においても身の回りのちょっとした自然に目を向けてください。
少し気をつければ、知の感動は日常にあふれています。
何気ない見過ごしていたものに、何か新発見があるかもしれません。
そうでなくても、純粋に花をめでたり、昆虫や動物の不思議さに触れることができれば、もっと知りたいという意欲がわきます。
このように自身の経験が学校の授業と結びつくと、勉強はもっと楽しくなります。
これは理科に限ったことではありません。
どの教科も自身の経験とつながったとき、それは現実のものとなり、より強く心に刻まれ理解も実感を伴って深まります。
大事なのは発見し、実感し、想像することです。
そうして思いを巡らせ、自分なりの解にたどり着いたとき、人間の知的喜びは最高潮になります。
このような経験を沢山すれば、知的好奇心も高まり、勉強が楽しくなるはずです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは常に生徒たちが楽しくなる授業を心がけています。
つまらなくならないように、いろいろ工夫します。
勉強は苦しみではなく、喜びなんだと思えるように努めています。
このように知的好奇心を刺激することは、ちょっと工夫すれば家庭でもできるのです。
親子が一緒に何かする。
料理でも工作でもハイキングでもいい。
不思議だなと思えることはたくさんあります。
どうか皆さん、そのようなチャンスを逃さず、答えを教えるのではなく一緒に考え話し合ってみてください。
そうすれば子供はどんどん学びに飛び込んできますから。
明日は年に数回の天体イベント。
貴重な夜をお楽しみください。
2021.11.16
受験は大変。本人だけでなく家庭全体でイライラ。でも、それは異常ではありません。どこの家でもよくある普通のことです。
受験勉強で本人も大変かもしれませんが、親も不安や心配でストレスが溜まっている家庭が多いともいます。
なかなか子供が勉強してくれず、「これで大丈夫なのか。」とかこちらの焦る気も知ってか知らずか、あまり慌てている様子も見えない。
こちらが受験失敗したら子供の人生がどうなるのかと心配すればするほど、当の本人がのんきにしているのが頭にくる。
または、こちらが焦って本人のためにあれやこれや声を掛けると、「うるさい!」などと言われ「誰のために言っているんだ。」なんてカチンと来て、そのまま親子喧嘩、そしてその後の気まずい雰囲気に家庭内の関係がぎくしゃくしてくる。
そして、後で「言わなきゃよかった。」と自己嫌悪に陥ったり、「なんでわかってくれないの。」とより不信になって、「こんなに自分は一人で頑張っているのに、誰も理解してくれない。何にも報われない。」と嘆く気持ちにもなります。
でも、これは異常なことではありません。
どこの家庭での起こりうることです。
「自分ばかりなぜこんなに苦しいのか。」などと思う必要はありません。
受験では大なり小なり、どこの家庭でも衝突が起こるもので、それは家族が真剣に子供のことを考えているからこそなのです。
もちろん、そうは見えなくても子供たち本人も悩み苦しんでいることが多いです。
確かに辛く苦しいかもしれませんが、それが受験というものの試練であり、だからこそ価値があり、それを乗り越えたときは(必ずしも合格と言う意味ではないですが)本人だけでなく家族全体が大きく成長するのです。
親とは報われない仕事?!
「親の心、子知らず」とはよく言ったもので、なかなか自分を分かってもらえないというのは親としてはつらいものがあります。
子供のことを思って言っているのに分かってくれない。
時には反抗までされる。
それでも子供のために心労をつのらせる。
「子育ては報われない。」
自分の子への愛情が強ければ強いほどそう思いがち。
実際に、すぐに感謝されるわけでもなく、時には憎まれもする。
それでも子供の将来を考え、そしてそんな未来での我が子の幸福を願い、その時自分の苦労は実を結ぶと信じ、親として懸命に責務を果たそうとする。
特に受験となると親が子供のこと、彼らの人生と将来を考えるからこそ、より真剣に考え、子供のためと思って嫌われる汚れ役であっても、自分が信じる正しいことを主張する。
そして親子で衝突し、険悪な空気に家庭がなってしまう。
でも、それで悩まないでください。
むしろ、それは子供のことを真剣に考えている証です。
しかも、これは受験生を持つ多くの家庭で良く起こることで、決して特別なことではありません。
だから一人で悩まず、誰かに打ち明けてみると意外にも多くの共感が得られるものです。
そして、多くの受験生を持つ家庭が経験すると言ったように、かつて受験を経験した家庭でも似たようなことは起こっています。
よって、このような先輩お父さん、お母さんに話してみるのもいいでしょう。
きっと良いアドバイスがもらえますよ。
もちろん、多くの受験生を見てきた葛西TKKアカデミーもお役に立てると思います。
子育ては一人でやらなければならないものではなく、伝統的にも多くの人々が関わりあってするものです。
衝突しなくても分かり合えればいい
子供のために言っても、経験が少なく世間のこともよく知らない子供たちは、自分の考える限られた世界の中で正しいことを主張します。
これも自分のことをよく考え、自我が発達し、思考も高度になってきた証拠です。
でも、まだまだ未熟なところも多いので、自分の考えの矛盾を解決できなかったり、現実をよく知らないから軽率な判断をしたりします。
それが親から見れば誤りであることは明らかでも、彼らには理解できないときがあります。
これがよくある衝突の原因です。
つまり、分かり合えないことが原因ならば、お互いに分かり合えるように努力をすればいい。
でも、実際、相手が分かるまで十分に話し合いをしているでしょうか。
自分の考えがお互い上手く表現できなかったり、相手の考えを正しく理解できなかったり。
いつの間にか、自分の主張を言い張り、意見を無理やりでも通すのが目的になっていませんか。
分かり合うというのは、お互いの歩み寄りだということを忘れないでください。
そして、歩みよりのためには普段から相手を理解することから始めなければなりません。
ここは人生の先輩である親から努めた方がいいでしょう。
先ずは、相手に話させ、それをしっかり聞くこと。
例え自分とは違う考えであっても、否定するのではなく、なぜそう考えるのかを分かることです。
そのためには普段から子供が話しやすい環境を作らなくてはなりません。
気軽に話せる関係、そして何を話しても人格を否定しない。
そのような寛容さがなければ相手は安心して話すことはできません。
「なるほど」「そうなのか」と相手の考えを受け入れ、相手の視線に立てるようになれば、こちらとの妥協点も見えてきます。
明らかに間違っていると思えることでも、頭ごなしの否定はいけません。
なぜ間違っているのか、本人自身が考え自分で答えを導き出せるように「誘導する」のがいいです。
「誘導する」というのは、正面からぶつかるのではなく、最初は相手と同じ方向を向き、一緒に歩む中で少しずつ方向を変えていく方法です。
だから、「誘導する」ためにも、先ほど述べた「最初に相手の立場に立つ」ということが必要となるのです。
こうしてお互いに自分の主張を押し付けあうのではなく、相手のことを理解できれば、自分の意見の何が妥当で何が妥当でないか、何ができて何ができないかなどが見えてきます。
そして、家族としてみんながより納得できる、現実的な回答が導き出せるのではないでしょうか。
上手くいかないと分かっていても、子供のしたいことをさせるべき?!
それでも子供が譲らないときは、失敗すると分かっても子供のやりたいことをやらせてみるのもいいかも知れません。
子供が人生経験が少なく、世間のこともよく知りません。
親から見れば明らかに上手くいかないと分かっていても、自分の考えを曲げないこともあるでしょう。
そのような時は、思い切って本人のやりたいようにやらせるのも一つの方法です(もちろん金銭的に物理的に無理な時は仕方ありませんし、人間として外れるような場合はいけませんが)。
人間の成長には失敗の経験も必要です。
人間は失敗から多くのことを学びます。
そして、実感として学んだからこそ、より大きく成長できることもあります。
長い人生、回り道をするのもいい経験です。
まっすぐゴールにたどり着くばかりでは、人間としての厚みがなくなります。
時にはもがき苦しみ、人とは違う道を進むのもいいかも知れません。
人生は科学の実験とは違い、この道を進んだ場合と進まなかった場合で人生がどのように変わるか、どちらが良いのかという比較はできません。
こちらの道が案外よかったかもしれないし、やっぱりよくなかったかもしれない。
でも、それは分からないことです。
選んだ道以外はあり得ないのです。
だから、比較してどちらの人生が幸せと断言することはできません。
また、親としては楽で安心な道を歩んでほしいのはよく分かりますが、最終的には本人の人生、自分で決めさせるのが大事かもしれません。
親の言う通りでうまくいっても、自分の決断でない場合、本人の心に後悔の念が残る可能性があります。
自分で責任を持つという意味でも、本人で決断させることは大事です(親は子供が死ぬまで寄り添えるわけでなく、子供が自立できるようにしなくてはいけません)。
親がやってはNGなこと
子供の進路を考えるとき、話し合いによってお互いに納得のいく結論を導き出せれば一番です。
でも、これは簡単なことではなく、時間も手間もかかります。
忍耐や慣用など、精神的にも試されることが多いです。
でも、そんなプレッシャーに勝てず手っ取り早く解決しようとして、親と言う立場を利用した強権を発動してはいけません。
子供の主張を無視した親の考えの押し付けは、子供の心に消えない傷を与え、その後の人生において考え方を大きくゆがめてしまうかも知れません。
これは絶対にいけません。
子供の生きる気力を奪い、人生を台無しにしてしまうかもしれません。
「親の言うと通りにすればいい」と言って、実際上手くいくのかもしれませんが、子供の同意のない押し付けは、そうでない危険性を私は恐れます。
特に親の立場、権威を利用した次のような言葉はNGでしょう。
「言う通りにしないなら○○させないよ(または「○○やめさせるよ」)」
「そんなんだったら、もう知らない」
「それなら親子の縁を切る(または「家から出ていけ」)」
「これまでどれだけお金がかかっていると思ってんの」
「○○ちゃんがうちの子だったら(または「あなたが私の子でなければよかった」)」
これらの言葉を言われたら、子供にはもう反論の余地がありません。
言うことに従うしかないでしょう。
でも、これでは子供の人格を殺してしまいます。
ついついイライラの勢いで言ってしまいがちですが、やめましょう。
これらの言葉は強すぎて、一度放ってしまえば取り消しが難しく、しかも、子供の心に深く突き刺さるでしょう。
軽い気持ちでも、本心でないにしても、冗談であっても言わない方がいいです。
受験勉強は異常です。
子供の将来をめぐって誰もが分からず、不安になり、焦り、混乱します。
まともな精神ではいられません。
でも、それは子供のことを本気で考えているからこそ。
しかし、そこには注意すべき点があるのも忘れないでください。
不用意な言動が子供の人生をダメにしてしまうかもしれません。
親としては非常に難しい立場に立たなければならないこともあるでしょうが、それは子供のためと思い気持ちを落ち着かせて上手に立ち振る舞ってください。
でも、どうしてもうまくいかないときは、一人で悩まないでください。
そして、一人で解決しなければならないとは思わないでください。
外に助けを求めていいのです。
同じような悩み、苦労を経験する人はたくさんいます。
そういう人たちがお互いに助け合い励ましあえば、子育てはより健全にできると考えます。
今はつらいかもしれません。
でも、いつか必ず夜明けは来ます。
葛西TKKアカデミーも応援します。
受験は厳しいですが、みんなで頑張りましょう。
2021.11.14
今日の気になるニュース「公立小学校は35人学級に40年ぶりの見直し!?」一クラスの人数が多すぎると以前から私は訴えていたのですが、果たして…。
もうすぐ冬休み。
葛西TKKアカデミーでは現在、冬期講習受講生受付中です。
新規生徒は無料。
この機会に葛西TKKアカデミーで勉強し成績をアップしましょう!
本日、ちょっと気になるニュースがありましたので触れたいと思います。
ニュースによると現在は一クラス40人と定められている公立小中学校の学級基準に関して、政府は小学校のクラスに限り全学年を対象に五年をかけて段階的に人数を減らし、最終的に35人まで引き下げる方針を決めたようです。
文科省は30人までの引き下げを考えていたようですが、改変の効果を疑問視した財務省の反対により、小学校に限り35人という妥協点で落ち着いたようです。
世界的(特に欧米)に見ても日本の一クラス当たりの人数は多く、これらの大人数を担当するだけでの教員の負担は多く、一人ひとりに寄り添った、細かいところまで行き届いた教育が十分にできていません。
少子化となっている現在においても、法律上一学級の人数は以前と変わらずに至っています。
子供の人数が減ったにもかかわらず、親の学校教育への期待は以前にもまして高まり、これまで以上に質の高い教育が教員に求められました。
多くの教員は自分の担当のクラス以外に部活動や員会活動、学校行事などやるべき仕事は多く、いつも遅くまで時間外労働をしなければならない実情から、ブラックな職場というイメージが強く、大卒生にも教員は敬遠されています。
実際の現場でもその激務に耐えられず退職する教員も少なくありません。
このような実態にもかかわらず、未だに労働環境は改善されず、40人もの生徒を担当するのは困難の極みです。
教育の重要性を考えるとき、現状では十分な学びを提供できないことは明白であり、それを改善するためにも一クラス当たりの人数は多くても20人くらいにすべきと私は訴えていました。
もっと教育に予算を割き、子供たちにより良い教育環境を与え、楽しく希望に満ちた学びを提供できるように、設備などの面だけでなく、教員などの人材の面に関しても十分な投資をすべきです。
しかし、ITCなど設備整備も随分前から言われているのに一向に進んでいませんし、教員が万全の体制で教育に取り組めるような労働環境の改善も進んでいません。
今回の決定が少しでもこれらの問題解決につながればと思うのですが、この程度ではさほど効果も期待できないかもしれません(やらないよりまし程度?)。
最近の教育改革がそうであったように、現実を見ない理想論と口頭だけのパフォーマンスにならないよう願っています。
子供たちの将来がかかった問題ですので。
今回の少人数制に動いたきっかけは、やはり新型コロナウイルスによる学校教育の混乱があったようです。
しかし、先に述べたように予算の段階ですでに財務省からケチが付いており、ちゃんと中味の伴ったものになるのか心配です。
また、単に人数を減らしただけで終わりという安易な考えにならず、真剣に現場を見据えて子供たちのことを考えて、細かいところまで行き届いた改変をお願いしたいです。
一クラスの人数を減らすということは、当然クラス数は増える訳で、その分の教室は確保できるのでしょうか。
増えたクラス分の教員はきちんと用意できるのでしょうか(現状でも教員になる人は少なく人数が不足しているのに)。
また、教員一人ひとりの指導能力はどうなるのでしょうか。
文科省の目指す新しい教育を正しく理解し実行できる人材の育成はできるのでしょうか。
生徒だけでなく教員の生活の質も保証できるのでしょうか(本業である教育に自分の力を十分注げるくらいのゆとりのある職場)。
ブラックのイメージのついている教員という仕事を魅力あるものに変えていかないといけません。
問題は山積しています。
でも、子供のために教育を少しでも良くしていこうという情熱は失ってほしくありません。
学校教育の関係者は、日本の将来を担う子供たちのために、全力を尽くしてほしいです。
私も公教育の枠からは少し外れますが、それでも子供たちの未来を真剣に考えているものに一人として、教育が彼らにとってより良いものであるように願い、そのためにできることがあれば何でもする覚悟でいます。
2021.11.14
一番複雑な漢字は何でしょうか
皆さんにお聞きします。
最も複雑は漢字は何でしょうか。
薔薇の「薇」でしょうか。
憂鬱の「鬱」でしょうか。
いえいえ違います。
パソコンのIMPパッドを調べてみると次のようになりました。
30画:厵 韊 驫 鸞 鸝 鱺
31画:灩
32画:籲 龖
33画:龗 鱻 麤
34画:䯂
画数が多いので字を大きくしてみましたが、まだ複雑すぎてよく分かりませんよね。
実はArtBookという芸術を紹介するサイトに上のような漢字がありました。
「ビャン」と呼んで、中国の麵を表すそうです。
ちょっと下にスクロールすると出てきます。
日本にはない漢字ですよね。
何と画数は56です。
気になったので、他にも調べてみました。
すると上には上がありました。
すると「雲」を三角に三つ並べた下に「龍」を同じく参画に三つ並べた「たいと、だいと、おとど」という字があるそうです。
苗字の一つらしいですが実在したかどうか不明の伝説の漢字だそうです。
ちなみに画数は84です。
ちょっと笑ってしまいますね。
他にも「鏡」という漢字を四角に四つ並べた「かがみ」という漢字があるそうです。
これは76画。
宮沢賢治が自身の小説の中で使った漢字だそうです。
これも本当に実在したのか怪しいですね。
宮沢賢治自身が作った漢字じゃないでしょうか。
調べればもっと画数の多い漢字も出てきますが、ここまでくると本当かどうか非常に疑わしくなります。
是非調べてみてください。
冗談かと思うものも出てきます。
でも、こうやって好奇心を強く持っていろいろ調べることは非常に面白いし、楽しいです。
学校の勉強もこんな風に生徒の好奇心をくすぐり、自分から進んで学べるようになるといいですね。
葛西TKKアカデミーは、いつも生徒たちが興味を持ち、勉強を楽しみ、知への喜びを感じられるように努力しています。
2021.11.13
定期テストの勉強はこうしよう!
定期テストが近づいてきました。
勉強ははかどっていますか。
よく勉強の仕方が分からないと質問されます。
勉強の仕方は人それぞれで合う合わないがありますが、とりあえず基本的なことを話します。
基本は教科書とワーク
「何を勉強していいか分からない」と言いますが、定期テストの場合、テスト範囲も限られていますし、出題も教科書とワークがほとんどです。
数値が少し変わったり、中にはそのまんま出題されることもありますので、この二つをしっかりやれば6~7割くらいは取れます。
しかも、ワークは課題として出るので、ワークをきちんとすればテストもできるようになるとの意図で課題が出されます。
だから、いかに早く課題(ワーク)を終わらせるかが重要になります。
早く終われば残った時間を確認と練習に使え、学習内容の定着がより確かなものにできます。
一度やってできなかった問題だけをもう一度やる。
それでもできない問題をもう一度やる。
これを繰り返して最終的に全ての問題が解けるようになれば大丈夫です。
このようにできなかった問題ができるようになるには時間が掛かります。
だからこそ、最初の一回は早く終わらせた方がいいのです。
できればテスト発表があるまで待つのではなく、学校で習ったらその日のうち、遅くてもその週のうちに、ワークや教科書の問題をやってみて、自分が本当に解けるかどうかの確認をしてほしいです。
そうすれば、勉強内容の確認の時間が十分確保できますし、必要であれば更に高度な応用問題にさえ取り組むことができます。
結果、より高得点を狙えるのです。
いい加減な勉強やごまかしの勉強はかえって自分を困らせる
しかも、問題に取り組むときは一問一問丁寧に解きましょう。
よく本番じゃないからと言って書き方が雑だったり、正確に書かなかったり、書くことさえしなかったりする生徒がいます。
練習できちんとしない生徒はたいていテストでも同じようにいい加減な解答をして×にされます。
「ちゃんと本番ではできるから大丈夫」という生徒に限って間違えます。
練習でも本番と同じ気持ちで真剣にきちんと解きましょう。
また、ギリギリまで(テスト前日まで)何もせず、時間がないと言って焦って課題をやり、しかも答えを写すだけという生徒がいます。
自分で考えず答えを写しているだけなので、いくら体裁を整えてやっている風で提出していても、当然テストでは問題が解けません。
課題は全部○になっているからと言って、学校の先生はそれが本当に実力でやったのか解答を写しただけなのかは分かっています。
困るのは本人だからあえて言わないだけで、決してごまかせたとは思わないでください。
一生懸命考えてどうしても分からず、解答を参考にして理解するならいいのですが、そうでなければ何も身に付きません(この最初の「一生懸命考えて」という部分が肝心です)。
仮に前日に解答丸暗記で、定期テストを何とかやり過ごしたとしても、受験勉強の時に困ります。
焦った丸暗記はテストが終われば全て忘れてしまいます。
結局何も習得できていないので、また受験勉強で同じことを繰り返さないといけない。
入試という重要な試験前の時間が非常に足りないときに、またやり直さないといけないというのは、自分をかなり不利に追い込むことを意味します。
このような愚かしいことにならないためには、やはりその都度その都度の勉強をしっかり丁寧にそして確実にするしかありません。
そうすれば定期テストでいい点が取れ、受験においても無駄なく効率的に勉強ができるので、入試合格の可能性がぐんと上がります。
その場しのぎのごまかしの勉強は、後で自分を苦しめるというのを肝に銘じておいてください。
結局長い目で見ても、丁寧でコツコツの勉強が強いのです。
暗記型と積み上げ型
国語、理科、社会は暗記型で数学、英語は積み上げ型とよく言います(個人的にはこの分け方は好きではないのですが)。
暗記型の教科はいかにたくさんの用語などを覚えられるかが学習の中心になります。
この場合、その用語だけ(覚えなくてはいけないものだけ)を覚えようとしてもなかなかうまくいきません。
人間の脳は脈絡もなく一つのことを覚えるのは苦手です。
何かきっかけになるものや意味あるものと関連付けた方が、それをヒントにして思い出すことができます。
分かりやすい例が歴史の年号でしょう。
794年平安京の遷都を覚えようと「794年」ばかり考えるとなかなか覚えらません。
しかし、「鳴くよ(794)ウグイス平安京」とすれば簡単に覚えられます。
記憶を促すのは印象と回数です。
この両者を最大限にできれば、長期の記憶として残ります。
工夫をしてみてください。
「人に言ってもらう」というのも一つの良い方法です。
一方、積み上げ型は前のことが土台となり、新しいことを学ぶタイプです。
数学と英語が日本ではこの部類に入るようです。
前のことがベースになって今があるので、分からないときはずっと振り返り、立ち止まり、学び直さないと先に進めません。
よって分からない問題が出てきたとき、自分はどこまで戻る必要があるか考えないといけません。
その時は大変でも原点に戻り、一から理解していかないといけません。
もちろん、先生や友人に教えてもらってもいいです。
こうやって抜けているところを埋めていかないといけないのが、積み上げ型の特徴になります。
より高得点を狙うならワークと教科書だけではなく、授業でやったこともしっかり身に付けましょう
このようにワークと教科書が基本ですが、それはそれは基礎的な問題を解くためで、より高得点を狙うには不十分です。
更に学校のプリントや授業で先生が話したことなども復習しましょう。
よくプリントをなくしたり、ぐちゃぐちゃで使えなくなったりする生徒がいますが、プリントも大切な教材ですからクリアファイルに入れるなどして、しっかり保管してください。
また、授業中のノートも板書だけでなく、先生の話したことも大事だと思えば書き留めておきましょう。
ワークや教科書にないものだから失われると残りません。
これらがあるとないとでは大きな違いになります。
特に教科によっては、教科書をあまり使わず自分の作った教案に基づき授業を進める先生(理科、社会の先生が多いです)がいます。
そういう先生方のテストは教科書よりも授業中で話したこと、やった内容が重視され、そこから出題されることも多いので注意しましょう。
また、学校の教材ができるようになれば、追加で難易度の高い問題集などやってもいいでしょう。
ただ、個人的には他のものに手を出すよりは、今あるものをより完璧に仕上げた方が定期テストの場合はいいと思います。
以上、簡単に定期テスト対策としての勉強法を考えてみました。
後、もう一つアドバイスするなら、自分の好きな教科ばかりやるのではなく、苦手な教科もしっかりやりましょうということです。
好きな教科はやっていても楽しいし、苦手な教科はつまらなく苦しい。
でも、受験などを考えたとき、得意な教科を持っているより、苦手な教科がない方が強いのです。
これは五教科の総計で評価されるからです。
だから、点の取れない教科を嫌いにならず、頑張って何とか人並みにできる、少なくとも基礎は身に付けるようにしておくと後が非常に楽です。
定期テストはそのまま入試にもつながるということを忘れずに、毎回の定期テストをきちんとしましょう。
勉強の仕方が分からない、勉強を教えてほしい、新しい問題を解きたいなど要望があれば、気軽にご連絡ください。
葛西TKKアカデミーはただ今、定期テスト前で全ての生徒(塾生でなくても可)に塾を開放しています。
勉強しやすい環境で、分からないことはすぐに聞ける葛西TKKアカデミーを存分に利用してください。
皆さんのご健闘をお祈り申し上げます。
2021.11.13
葛西スペースの英語チャットに行ってきました。雰囲気のいい空間でドリンク片手に英語でおしゃべり。時がたつのも忘れてしまいました。
昨日、『葛西スペース』というところで行われた、英語によるおしゃべりタイムに参加しました。
ここでイギリスからのネイティブスピーカーの方を呼んでの、チャット(おしゃべり)タイムがありました。
語学力は使っていないとどんどん衰えてしまうので、私も英語で話す機会を探していたところでした。
語学教室のような特に決まったカリキュラムがある訳でなく、ふらっと気楽に立ち寄って自由におしゃべりを楽しむ感じでした。
話も盛り上がり、気が付けば予定の時間を超えて、あっと言う間の一時間でした。
ワンコイン(500円)でコーヒーを飲みながら好きなだけいて、英語のおしゃべりをすることができます。
また参加したいと思いましたし、子供たちの英語体験にも丁度いいのでは思います。
コラボして何かおしろい企画ができたらと考え中です。
『葛西スペース』はレンタルスペースで、与えられた空間を自由に使えます。
木の香りがし、部屋の作りも広く、二階もあるので多目的に使えます。
キッチンも付いているので、パーティーや料理イベントもできます。
いい雰囲気の空間です。
駅から歩いてすぐで、葛西TKKアカデミーともご近所なので、協力して企画ができたらと思います。
(子供たちを集めての工作教室とかどうかなと思います。)
考えればいろいろできそうなので、決まればお知らせします。
多くの方々との触れ合いの場に最適と感じました。
正直、この場所は知らなくて、「いつこんなのができたのか。」と思いました。
全く気づきませんでした。
でも、隠れ家的存在で、本当にいいものができたと評価しています。
他にも不定期に様々なイベントがあるようなので、皆様もチェックしてどんどん参加してもらえればと思います。
また、個人でのレンタルもできるようなので、私的なイベントにも活用してほしいと思います。
『葛西スペース』の方も優しくいい人だったので、気軽に相談、問合せができます。
葛西TKKアカデミーとしても地元の店や施設と協力し、この地域に貢献し盛り上げていければと考えています。
2021.11.12
勉強ができるようになりたくない子供たち?(その2)彼らがそう考える根拠は何でしょうか。
以前、生徒が「実は勉強ができるようになりたくないのではないか。」という話をしました。
実際に生徒と接すると、「勉強ができるようになる」よりも「勉強ができないままでいい」と(無意識的に?)考えている節が見受けられます。
「勉強しないと高校に入れず、中卒では仕事がないから勉強しないといけない。」などと言いつつ一向に勉強しない生徒がいます。
そして、よくよく話を聞いてみると、彼らなりの損得勘定がそこにはあり、前言のような困った事態が訪れることを知りつつも、改善に向けて動けないようです。
言い換えるとその損得勘定が勉強しないことを正当化し、彼ら自身で勉強しない言い訳になり、だから彼らは「自分は勉強しなくてもいいんだ」と自己弁護を許すのです。
では、勉強からの逃避を正当化する彼らの計算、理由は何なのでしょうか。
実はそこには誤解(わざと?)が潜んでいます。
勉強ができるようになると、もっと多くの、そして難しい問題をやらされる(勉強できない方が気が楽)
第一の勉強ができるようになりたくない理由としては、「勉強ができるようになるともっと勉強させられる」というものです。
今は勉強ができないから勉強内容も簡単なものばかりだし数も多くしなくていい。
でも、できるようになるともっと難しい問題をやらされるし、量も増えてしまう。
それは嫌だから現状のできないままでいい。
今のままの簡単で楽な勉強に留まりたいという願望が込められています。
しかも、これにはもっと高度な勉強についていく自信のなさもうかがえます。
このような心理で、勉強を頑張ってできるようにならなければいけないと分かりつつも、不安で行動できないと考えられます。
しかし、これには大きな誤解があります。
人間は学べばこれまで以上の勉強でも簡単にできるようになるということです。
例えば、一元一次方程式は中学校に入って習ったばかりの時はとてつもなく難しく感じられたと思います。
しかし、中三にもなると難なく解けるようになります。
このように人間は成長し能力も上がってくるので、例えより高度な問題になったとしても、そして問題量が多くなったとしても、以前より簡単にこなすことができるようになります。
いずれにしても自分の能力を上げていかなくてはならず、受験等を考えると初級レベルに留まることはできません。
ならば、「自分はやれる」と信じて、腹をくくって勉強してみるのです。
案外大したことなく問題が解けるようになります。
むしろ、自分の能力の向上に伴い勉強も相対的に簡単にに感じられるので、いつまでも低いレベルで簡単な問題しかやらないよりも楽かもしれません。
自分が勉強できないのは生来のもので、それは努力しても改善しないから勉強はやっても無駄
第二の考え方は「頭の良し悪しは生まれたときに決まっているので、勉強してもできるようにはならない」というものです。
自分は不運にも優れた脳をもっていないので、勉強はいつまで経ってもできるようにならず、生まれながらの素質がないので勉強はやっても無駄だ。
頭いい生徒はすぐにできるけど、自分はいくらやってもできるようにならない。
これは持って生まれたスペックの違いなので、自分のせいではない。
だから、勉強は頑張っても仕方がない。
確かに天才的に頭がよく、勉強でいつも好成績を残す生徒もいますが、それはむしろ少数派で、多くの生徒はそれなりに努力し自分を高めているのです。
それを見ないで、自分の言い訳の都合の良い例外的な生徒を引き合いに出して、自分はそうじゃないから駄目だというのは少し自分勝手な論かもしれませんね。
「今まで頑張ったけどできなかった」と言いますが、たいていはできるようになるまで努力せず、一回か二回やって出来なかったらあきらめているようです。
一発でできなければもうできないと結論付けてしまうのは早計です。
根気がなく十分な努力をする前に結果を求めるのは生徒に限らず、大人や現代の社会がゆとりなくスピードばかりを要求することにも関連があるかもしれません。
「できるようになるまで頑張る」という視点が欠けて、自分はやった(確かにやりはした)と主張するのは単なる自己弁護にすぎません。
勉強ができないことを「生まれつき」としてしまうことで、「できない現状は変更が効かない」からやらないことを正当化し、しかも、その責任は自分ではないという責任回避の意味合いも含まれています。
実は人間は他のどの動物より成長・変化できる動物であり、途中で投げ出さなければ大抵の勉強はできるようになります。
言い逃れをする前に、チャレンジをし、できるようになるまであきらめない、そんな気持ちをもってほしいです。
学校で習う一般的な勉強はだいたい誰でもできるようになります。
困難を乗り越えてできる経験をしたら、勉強の成績が上がるだけでなく、勉強そのものが楽しくなります。
だから、それを信じて目の前にある壁を乗り越えてください。
サポートが必要な時は葛西TKKアカデミーもあります。
勉強はやればできるようになるものです。
面倒くさいことは罪悪で、だから面倒くさい勉強はやらなくていい
生徒たちがよく言う口癖に「面倒くさい」があります。
何をするにも面倒くさい。
ノートを取るのも問題を解くのも面倒くさい。
面倒くさいことは嫌い、もしくはやらなくていいという思考が彼らの中にはあるように思えます。
これは現代の風潮がそうであり、彼らもそのような風潮を肌で感じ、体に染みついたからそう言うのかもしれません。
便利で簡単なことが一番。
面倒くさいことは悪で、それを解消することが生活を豊かにする。
そうやって「面倒くさい」を毛嫌いし、敵視する傾向があると言えるでしょう。
そういう意味では彼らも時代の申し子なのかもしれません。
ところがこの「面倒くさい」を否定する風潮は、勉強を考えるとき非常な障害になります。
なぜなら、勉強は「面倒くさい」ものだからです。
「面倒くさい」からこそ、人は考え、創意工夫や試行錯誤をして学んでいくのです。
簡単なこと、できることしかしなければ、人間の脳は十分な刺激が得られる、神経細胞のネットワークを広げることはできません。
だから、こんな時代に生きる彼らは、ある意味可哀想かもしれません。
学びにくい時代。
考えなくても、パソコンを開けばすぐに正解を出してくれる。
自分の脳を使う必要はない。
ここで彼らのロジックの問題点は、「面倒くさい」から「勉強はしなくていい」となっているところです。
確かに社会的風潮から、「面倒くさい」は「悪」だから、「面倒くさい勉強」も「悪」なのでやらなくていい、という筋もなくはないでしょう。
でも、本当に「面倒くさい」は「悪」であり、「面倒くさい勉強」は「しなくていい」としかならないのでしょうか。
ここに彼らの論の欠点があります。
「面倒くさいから勉強はしない」ではなく、「面倒くさいからこそ勉強はする」のです。
そもそも「面倒くさい」は「時間と手間がかかる」というだけで、「できない」や「やらない」につながる言葉とは限りません。
(確かに「時間と手間がかかる」を敵視して、そこにビジネスチャンスを求める動きもありますが)
元々「面倒くさい」勉強は、時間と手間をかけて解いていく点にこそ深い学びが生まれます。
そして、その学びが自身を高めてくれます。
勉強においては「面倒くさいからやらない」こそが「悪」なのです。
「面倒くさい」と「できるできない」「やるやらない」は別物です。
以上、三点ほど触れましたが、他にも彼らなりの計算と勉強をしないことを正当化する言い訳はあるでしょう。
特に勉強嫌いの生徒は勉強しないことが最重要ミッションとなり、あれやこれや理屈をこねて自分の考えが最もらしいように主張し、勉強を回避することに最大限の努力をします。
(だから、勉強嫌いになってしまうと余計な労力が必要となり面倒なので、勉強を嫌いにさせないことが最善策になるのですが。)
皆さんも勉強しない子供に対していろいろ言っても、なんだかんだ言い負かされて、最後は強引に勉強を仕向ける、または「もう知らない」と投げ出すといった経験があるのではないでしょうか。
子供と大人の中間にあたる時期、まだまだ子供なのに妙に大人びたもっともらしいことを言われ、反論できず言葉に詰まったこともあるのではないでしょうか。
子供は意外とよく考えていますし、よく見ています。
時には大人の痛いところを突いたりもします。
だからと言って、大人の立場と権力を押し付けるのは、教育としては必ずしも良いとは言えません。
よって、注意すべき点の一つとして、大人としては何を言われようとも頭に血が上らないように、常に冷静を心がけ、子供を一つ上の俯瞰で見られるよう心にゆとりをもって、大きな器で接しましょう。
これも難しいことですが、先ずは心がけることが大切です。
もう一つは、子供にいろいろ話させ、彼らの手の内を出させて、それを落ち着いて分析し対応することです。
すぐに適切な対応が浮かばないときは、焦らずいったん話し合いを打ち切って、時間を置いて考え、再び話し合いをするといいでしょう。
彼らが何を考え、何を狙い、どうしてそのように思うのか、彼らの立場に立って想像すると理解もしやすくなります。
彼らの心のうちが捉えられれば、彼らの言動も納得でき、(未知の状態で対応するよりは)より良い対応ができます。
親の立場としては子供に勉強させたい。
でも、子供も同様の方向に向かっていない場合は、心労が絶えず、ストレスもたまり精神的にもイライラして、自分もその周りの家族も空気が悪くなってしまいがちです。
でも、これは誰のためにもなりません。
先ずは、親が冷静に子供の立場に立って、彼らの気持ちをくみ取るところから始めましょう。
子育ては難しく未知で苦労の連続です。
困ったときは、他の人と話し合い意見やアドバイスを求めるのが非常に良い手です。
子育ては一人でしょい込まないで、みんなで協力してやるのが本来の姿です。
葛西TKKアカデミーも相談にのりますから、遠慮なくお声を掛けていただければと思います。
2021.11.10
どうして勉強が嫌いになったの?生徒たちと話し、そして考えてみました。
これまで多くの生徒と出会ったきました。
勉強が好きで自分から進んでやってくれる生徒ばかりならいいのですが、むしろ、勉強が嫌いでやりたがらない、一筋縄ではいかない生徒の方が多かったように感じます。
そんな手間のかかる生徒と接する中で、どうして勉強が嫌いになったのか何度か聞きました。
今日はそのことについて話したいと思います。
きっかけは勉強が分からない
多くの生徒が答えるには、勉強嫌いのきっかけは問題が解けなかったこと。
「先生の言っていることが理解できない」、「与えられた問題が解けない(間違えてしまった)」、「テストでいい成績が出なかった」などです。
しかし、この事実だけでは勉強嫌いになる必然性はなく理由にはなりません。
問題はその事実をどう解釈し対応するかだと思います。
これが不適切なとき勉強嫌いになると思います。
具体的に言うなら、生徒たちが問題を解いて分からないと思ったとき、生徒たちがテストをして思ったより点数が取れていないと感じたとき、勉強が難しくなって自分でどう勉強すればいいか分からなくなったとき、こういう時に周囲がどんなサポートをしてあげられるかがポイントになります。
分からないときに適切に対処するのが肝心
分からないときに、生徒の立場に立って分かりやすく本人が納得できるように教えられるかが大事です。
本人が分からないからと言って、それを本人の能力のなさのせいにして「ダメ」という烙印を押しては決していけません。
焦る気持ちは分かりましが、本人も一生懸命ですし、発達途上の子供にはできいるようになるまでに時間が掛かる場合もあります。
学習には時間が掛かり、その途中段階で「ダメ」と結論付けられては、子供たちもやる気をくじかれ、学習意欲がなくなることでしょう。
「人間は常に成長するもので、今はダメでも頑張れば徐々にできるようになる。」と自分の可能性を信じさせることが勉強に向かう原動力になります。
子供を信じてじっと待つのは忍耐が必要ですが、大人としてはそれができるくらいの心のゆとりがないといけません。
人間が成長するには時間が掛かります。
残念ながら現実はテストなどすぐに結果を求める社会になっているので、健全な教育がしづらいことも理解できます。
大変難しいことです。
もし、忍耐強く勉強を手伝えない(子供の勉強が自分たちで教えられない)ときは外部に相談し適切に対応してください。
もちろん、葛西TKKアカデミーもそんな頼れるものの一つと自負しております。
ここを上手く対処しないと、子供が勉強嫌いになり、それを直して勉強ができるようにするには、非常に多くの困難と苦労、費用が後で必要になります。
つまり、「分からない」が深刻になる前に解消し、勉強嫌いの目を摘むのが一番大事です。
なぜできないと嫌になるのか
ここで気になるのが、「なぜ、勉強ができないこと(問題が解けないこと)が勉強嫌いにつながるのか」ということです。
スポーツやゲームなど上手くできなくても、やっていることが楽しくて嫌いにならないこともあります。
だから、勉強ができないからと必ず嫌いにならなくてはならない訳ではないのです。
では、何が子供たちに「勉強ができない=勉強が嫌い」とさせるのでしょうか。
生徒たちと話して分かったことの一つが「自尊心が傷つく」ということでした。
今の学校教育が「分からない・できない=劣っている」という雰囲気を作っている、もしくは生徒たちがそのように感じるような環境になっていることが原因のようです。
確かにみんな〇の数、×の数が気になり、テストで100点を取らないといけないというプレッシャーの中で生徒たちは勉強しています。
そして、「間違えることは恥ずかしいこと」という感覚を知らず知らずのうちに身に付けてしまっているように思えます。
最初から完璧にできればいいですが、勉強が高度になるにつれて、それは難しくなっていきます。
当然、間違える機会は増えていきます。
「間違えて恥ずかしい思いをして、自尊心(この年頃の生徒たちには特に大切なものです)を傷つけられるから勉強が嫌い」とは確かに納得がいきます。
人間の発達の速度は人それぞれで、勉強はそれに合わせて行うべきですが、今の大規模に制度化された学校教育ではそれが許されません。
伝統的に生徒たちを一つのホモナイズ(均一化)された集団として扱っている教育制度は、個々に対する柔軟性が乏しく、先ほど述べた一人ひとりに対する適切な対応ができないので、勉強嫌いを生み出す仕組みを必然的に内包してると言えるかもしれません。
それに加えて勉強嫌いを加速させているのが、「結果の即効性を求める」点です。
人間は他の生き物に比べて成長が著しく遅い生き物です。
でも、これは長い時間をかけて多くのことを後天的に身に付けれれるという、人間の強みでもあります。
教育の目標が人間の成長にあるのなら、今、学校で学んだことの評価というのは何年もたって、生徒が社会に出て、人間としてどのような人生を歩めるようになったかで決めるべきでしょう。
しかし、それは現行の社会制度では受け入れられていません。
決められた期限までに習得し結果を出すことを求められる。
本人の能力は考慮されないスケジュールに従わないといけないのです。
この個人の事情が考慮されないで勉強が進んでいくこと、そして、十分に準備ができていなくても結果を求められることが勉強嫌いを作る第二のポイントになるでしょう。
十分に準備ができていないでテストを受けさせられるから、当然良い結果は出ない。
個々の状況が違うのに同一に評価されることに不公平を感じ、不公平は生徒たちの純粋な正義に反するので、勉強は不正義となり嫌悪の対象となる(少なくとも世間の現実をよく知らない子供たちには)。
これも理解できる理由です。
セカンドチャンスを逃さない
このように自尊心を傷つけられ、こんな不公平で正しくない勉強は受け入れられない。
自分が習得まで至っていようといまいとお構いなしにテストされ評価されることは公正ではない。
教えられてすぐにできなければ無能と見なされるなら勉強したくない。
努力しても期限までに間に合わなけれれば価値がないと言われるなら、最初からできなければ無理なのでやらない方がいい。
勉強嫌いの心理とはこんな感じでしょうか。
それでも、彼らは彼らなりに現実を理解し、勉強ができないと、勉強をしないままだと、今後の人生が悪くなる(仕事がなくなる)と感じ取っているようです。
「勉強は嫌いだがやらなくてはいけない」と焦り出す時期があるようです。
これが勉強嫌いの子供に勉強をさせるセカンドチャンスです。
特に周囲が受験などで勉強し始めると、勉強嫌いでも勉強しないと不安になってきます。
勉強しないことで自分の将来がどのようになるか実感として焦り始めます。
この時にきちんと生徒たちが勉強したい気持ちになるようにするのが大事です。
無理やりではなく、自分から勉強しようと考えたことを褒め、子供の勉強をサポートするから頑張るように励ます。
最終的なゴールを設定し、それに向かって段階的に何をしなければならないか、細かく目標を一緒に作りましょう。
最初は手の届く範囲で成功体験をさせ、自信をつけさせることができるよいいです。
こうして生徒のモチベーションを高めることができれば勉強に対する態度も変わっていくかもしれません。
ただ、このように上手くいくとは限らず、受験を考えたときセカンドチャンスを待っていては、タイミングによっては物理的に間に合わないこともあります。
それぞれの家庭の事情や考え方にもよりますが、できれば早めの対応が肝心です。
勉強嫌いになる生徒のきっかけとその理由について考えてみました。
一番いいのは勉強嫌いにさせないことです。
そのためには、勉強嫌いになる前に手を打って、これを回避することです。
よく言うのですが、「勉強は好きにならなくても、嫌いにならないように」ということです。
一度嫌いになってしまえば、もう見るのも嫌になり、そうなれば勉強に手を付けることさえできなくなるからです。
嫌いでなければまだ、勉強に取り組める可能性が残されています。
私の見てきた限り、勉強できない生徒の多くは、その能力が無いからではなく、勉強自体をしていないからできないのです。
だから、何も難しいことを考えずにただやればいいのですが、勉強嫌いの生徒は色々考えこんでそれができないのです(何か言い訳を見つけて勉強をしないようにすることばかりを考える)。
現実の制度の中で、人を育てるということと学校教育がうまく整合性が取れていないことは残念なことですが、その中でどのように生徒を勉強に向かわせるかが問題です。
非常に難しい問題です。
でも、嘆いてばかりではどうしようもないので、もしまだ勉強嫌いになっていないのであれば、全力で勉強嫌いにならないように努めてください。
もし、勉強嫌いになってしまった場合は、一人で悩まず外部の人と相談し協力して生徒たちが変われるように励まし支えましょう。
2021.11.09
塾は行かないといけないのですか?いいえ、でも行った方がいい理由もあります。(その二)
先日に引き続き、塾に行った方がいい理由についてお話します。
部活や習い事など個人の事情に合わせた勉強が必要だから
部活動(特に運動部)や習い事で他の生徒より勉強時間の確保が難しいとき、短い時間で効率よく勉強をしなくてはいけません。
そんな時に塾を利用している生徒もたくさんいます。
基本的に塾は勉強に特化した授業を行い、要点をしっかり押さえた勉強を提供してくれるので便利です。
特に個別指導塾では個々に合わせて時間や授業内容をアレンジしてくれるところもありますので、お勧めです。
このような勉強を生徒一人で行うことは非常に難しいです。
どこを押さえればいいか分からないまま、律儀に最初から最後まで勉強するのではなく、ポイントをしっかりわかっている専門の先生に教えてもらった方が手っ取り早く、生徒の労力も少なくて済みます。
だから、忙しい生徒には都合よく勉強ができます。
勉強の動機づけとして
よくあるのが、「学校の勉強や宿題をやらなければならないのは分かっているのですが、どうしても一人だとやる気になれない。」「頑張って勉強したいけど、何をやればいいか分からない。」というものです。
勉強で何をどのくらいどのようにすればいいというのは生徒一人ではなかなか分からないものです。
塾はその点を十分に理解しているので、それぞれの目的に合わせて最適な教材、勉強量、勉強方法などを教えてくれます。
だから、それを信じて言われた通りやれば、たいていの場合勉強がうまくいきます。
特に個別指導塾では生徒一人ひとりに合った勉強を提供するので、生徒が自分の能力で十分達成できる問題を出してくれます。
先生の指導を受けて、少し難しそうな問題、これまでできなかった問題が解けるようになるとモチベーションも上がり、もっと勉強に励むようになります。
また、一人ではできませんが、一緒に勉強する仲間がいれば、教えあい助け合ったり、他の生徒と比べることで競争意欲もわき、ライバルの存在がお互いを切磋琢磨させるきっかけにもなるでしょう。
学力の分析と対策のため
塾では塾内のテストや模試などを通して、生徒の習得状況の分析ができます。
何が苦手で何が得意か、何が分かっていないかなど、専門的な観点から指摘され、それらを克服するためのアドバイスももらえます。
特に受験に至っては、都内で同じ学校を受ける生徒と比べて自分が合格圏内にいるのか、どの学校を選らずのがよいかという点などは個人ではつかめません。
受験の最新情報はやはり塾に行った方が手に入りやすいです。
それ以外にも勉強に関するノウハウが豊富なので、それぞれに合った学習計画や提案をしてもらえます。
現在日本の教育は文科省の指導の下、大きな転換期を迎えようとしています。
親御さんが経験したことのない教育をこれからの生徒は受けるようになっていきます。
このような時代の変化に対応するにも、塾が有利になります。
広い範囲での自分の勉強の位置づけを知り、様々な刺激が得られる
自分のクラスや学校以外の生徒と関われることも塾の良い点であります。
よその生徒を知らず、自分のクラスや学校の中だけで生活しているとどうしても視野が狭くなってしまいます。
受験などで他校の生徒と競争しないといけないとき、自分の学校では優秀でも、実は他校の生徒はもっと優れていたなんてこともあります。
日頃から様々な学校の生徒と関わっていれば、自分の実力がもっと広い範囲においてどのくらいなのかが分かります。
そして、異なる学校の生徒と関係を持つことは、自分の世界観を広げ、互いに良い刺激になります。
中には自分の学校の生徒以上の友情が育まれることもあるでしょう。
ヒューマンネットワークが大きくなれば、それだけ自分に有利な情報が手に入ったり、いろいろ助け合うことができたりします。
このような学校の枠を超えた人間関係に基づく利点というのは、やはり塾に行けこそでしょう。
このように単純に「勉強ができるようになる」以外にも塾に行くべき理由はたくさんあります。
もちろん、塾は義務ではないので必ず行く必要はありません。
でも、行くからこそ得られる利点を見据えて、子供たちの勉強をどのようにするか考えるべきでしょう。
ただ一つだけ、多くの生徒たちを見てきた経験から言わせてもらうならば、子供たちがちょっとでも勉強に関して困っていたら、一刻も早く対応すべきです。
勉強が少しでも分からなくなって、生徒たちが分かるように勉強を家庭や学校で支えてあげられないなら、すぐに塾を考えた方がいいです。
早目の対応が子供たちの勉強を救います。
しかし、現実には多くの生徒が問題をそのままにして事態が悪化してどうしようもなくなってから塾に通おうとします。
勉強嫌いになり勉強する意欲が、少なくともやる気がなくなった場合は、人並みに勉強させるのも一苦労になり、多くの時間と労力を消費してしまいます。
そうなる前の予防的対処が勉強でも有効かつ得策です。
最初の小さなつまずきを見逃さず、解決を先延ばしせず、先ずは相談ください。
葛西TKKアカデミーも喜んでお答えします。
2021.11.07
高校入試におけるスピーキングテストの導入。新しい情報が入りましたのでお知らせします。
何度かここの記事でも触れたことがあるのですが、東京都教育委員会は高校入試においてスピーキングテストを導入する方向で、着々と準備を進めています。
これまでの英語の「聞く」「読む」「書く」の三技能に加えて、「話す」も試験に導入することで、これまで指摘されてきた日本人の英語コミュニケーション能力の低さを克服しようという狙いがあると見えます(実際の試験内容や学校教育の内容がそれに準じているかどうかは別として)。
大学入試での導入はとん挫しましたが(とは言え、文科省は近いうちに大学入試でもスピーキングテストを実施することを決定しています)、東京都では事業者(ベネッセコーポレーション)と提携し、高校入試の点数の中に英語の「スピーキングテスト」の点数を追加します。
このスピーキングテストは「ESAT-J」と呼ばれ、タブレット端末、ヘッドフォン、マイクを使って、受験生が実際に話した英語を録音し、それを評価します。
テスト内容は以前に話しましたので、ここでは新しい情報として、テスト結果がどのように入試の得点に反映させられるか、ESAT-Jのスケジュールについてお伝えします。
ESAT-Jの都立高校入試における評価法
ESAT-Jのテストは基本的に都内の中学校が会場になる予定です。
試験監督および採点は事業者であるベネッセコーポレーションが行い、受験生が解答した音声を録音したものを使って採点します。
この結果は100点満点で示されますが、入試ではこれを20点満点6段階評価(4点ごとに段階分け)に換算して利用されます。
評価Aは20点、Bは16点、Cは12点と順次点数が付けられ、最低ランクのFは0点となります。
そして、この結果は各学校及び自治体に提供されます。
送られた結果は受験生の調査書に記載され、志願先の都立高校へ提出されます。
つまり、調査書点に加えられるのですね。
その結果、都立高校の合否判定に関わる点数はどのように変わるのでしょうか。
これまで都立高校の合否は、調査書にある内申点に基づく調査書点と試験当日の学力検査の点の総合点で行われてきました。
・学力検査の得点
各教科100点満点の五教科の合計点500点満点で評価されたものを700点満点(一部都立高校、分割後期、二次募集は600点満点)に換算したもの。
・調査書点
中学校での成績表にある5段階評価の数字をそのまま得点とした内申点(ただし実技4教科は2倍で評価されます)65点満点を300点満点(一部都立高校、分割後期二次募集は400点満点)に換算したもの。
これら合計1000点満点でこれまでは判定されていましたが、これにESAT-J枠として20点満点が追加され、合計1020点満点で評価されるようになります。
1020点満点中の20点と甘く見ない方がいいです。
入試は1点で合否が分かれます。
だから、例え1点でも疎かにできません。
ましてや、スピーキングテストができるとできないでは20点もの差がつくので、これは合否を左右すると言っても過言ではない事態です。
尚、ESAT-Jを受けられなかった受験生は、入試において不利にならないように学力検査の英語の得点(受験当日の得点)から仮のESAT-Jのスコアを出し、総合点に加算するそうです。
この処置が本当に公平かどうかは疑問です。
スピーキングが苦手な受験生はあえてESAT-Jを受けないで、当日試験に集中してより高得点を出した方が有利かもしれません。
令和4年度以降のESAT-Jのスケジュール
実際に入試でESAT-Jが使われるのは令和4年度以降、令和5年の高校入試からの予定です。
現段階でのスケジュールは次のようになっています。
・令和4年7月下旬から9月上旬まで
ウェブによる申し込み、および特別処置申請
↓
・令和4年11月27日(日)
ESAT-J受験
↓
・令和4年12月18日(日)
ESAT-J受験予備日
↓
・令和5年1月中旬
個人及び中学校の結果帳表の受取
↓
・令和5年2月
都立高校入試選抜でのESAT-Jの結果活用
コロナウイルスの時勢柄、会場や使用機になどに対してガイドラインに基づく感染症対策が実施されるということです。
(手指消毒の徹底、マスク着用、関係者の検温、タブレット端末の除菌など)
このように都立高校入試においてスピーキングテストがかなり現実的になってきました。
しかし、多くの生徒や保護者はまだ知らない人が多いかもしれませんね。
しっかり情報収集をして早目の対策をお勧めします。
もちろん、葛西TKKアカデミーでも要望があれば対策を行います。
現在、日本の学校教育で行われている教育改革は非常に大規模で、これまで親御さんが経験したことのない教育になっていきます。
この変化にいかに対応できるかどうかが、これからの学校生活、受験、そして人生の成功への大きな鍵となるでしょう。
未知のことで不安もあるかと思いますが、要はきちんと対策ができていれば大丈夫です。
逆にできない人は落ちこぼれてしまい、各家庭、個人、及び学校にどれだけ対応能力があるかで、その後の生徒たちの人生が変わってくると考えられます。
いろいろ分からないこと、不安なことがあると思いますが、そんな時はどうか葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
2021.11.04
今週も葛西TKKアカデミーでテスト勉強しましょう!塾無料開放!塾生でなくても大歓迎!
テスト勉強は順調に進んでいますか。
期末テストが近づいてきました。
家で一人でやろうと思っても、いろいろ誘惑があったりして思うように勉強がはかどらないのではないでしょうか。
まだテスト発表がなくても、毎回学校のワークは出されるので、既に取り掛かっていいですよ(テスト発表まで待つ必要はありません)。
定期テストには早目の準備が肝心!
課題を早く終わらせ、テスト範囲の確認と練習をする時間さえ取れれば、定期テストは悪い結果にはなりません。
時間にゆとりがあれば、何回も繰り返し勉強ができ、より深く理解し、より難しい問題も解けるようになりますよ。
特に中学三年生は今回の結果がそのまま内申点に大きく影響するので、気合を入れて頑張りましょう。
もちろん、葛西TKKアカデミーもお手伝いします。
葛西TKKアカデミーに来てくれれば、静かに集中できる空間があり、分からなければいくらでも先生に質問ができます。
ここで勉強すれば効率も上がり、テストでより良い結果が出せるでしょう。
そこでお馴染み、葛西TKKアカデミーの定期テスト前イベント、「塾無料開放」!!!
誰でも(葛西TKKアカデミーの塾生でなくても)無料で塾が利用できます。
自由に自習ができ、分からないところはもちろん葛西TKKアカデミーの先生に質問できます。
しかも無料なのだから、利用しない手はありませんよ。
どうか皆さんふるってご参加ください。
きっといいことがあります。
ご利用の際は、事前にメールをいただけると幸いです。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
葛西TKKアカデミーで勉強してよい結果を出しましょう!!!
そこで、葛西TKKアカデミーでは恒例の『テスト前、塾無料開放』を行います。
全ての中学生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできるでしょう。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰っても構いません。
土日は昼からテスト対策を行います。
事前にメールいただければ、どなた様でも利用可能です。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
葛西TKKアカデミーで学校の課題を終わらせよう
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績(平常点)の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。
そして、定期テストの大半は学校のワークや教科書の問題です。
だから、課題をしっかりやっていれば、それだけでかなり高得点が取れることが予想できます。
だから、きちんとやって、分からないところ、間違ったところは解決して、ワークや教科書の問題を繰り返しやって、完ぺきにできるようになれば安心です。
とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
ゲームやテレビ、携帯やYouTube。
誘惑が多すぎて、勉強が手につかない。
そんな人は是非葛西TKKアカデミーへ。
誰でも無料で利用できます。
もちろん、葛西TKKアカデミーの塾生でなくても大丈夫。
勉強しやすい環境が整っているので、自分でコツコツ課題をやれますし、分からないときはいつでも先生に質問し、教えてもらいましょう。
2021.11.02
塾は行かないといけないのですか?いいえ、でも行った方がいい理由もあります。(その一)
「塾は行かなければならないのですか?」と質問を受けることがあります。
答えから言うと、必ずしも行かなければならないということではありません。
でも、やはり行った方がいい理由があります。
もちろん考え方は家庭ごと個人ごとに違うので、最終的に行くかどうかの判断はそれぞれがすればいいと思います。
いずれにしても塾に行く利点を理解するのは悪いことではありません。
「勉強で分からないところを分かるようにする。」「テストで良い点数を取りたい。」などが一般的な理由でしょう。
それ以外のいく理由やメリットをご紹介しましょう。
入試に間に合わない学校の進度への対策として
学校の勉強できちんと理解でき、自分で自主的に勉強ができる生徒であれば何の問題もないでしょう。
定期テストでもしっかりとした結果を出すことと思います。
しかし、それでも解決できない問題があります。
それは学校のペースで勉強していたら受験に間に合わないということです。
学校は学習項目を既定の期間内に終了できればいいので、入試を見越した進度(受験に対応した勉強をする時間を確保する)に必ずしもなってはいません。
社会などは特にその傾向が強いのですが、三学期になって教科書の全てが終わる、または、終わらないから授業では教科書を読むだけでやったことにするなんてことがあります。
つまり、学校の学習事項が全て終わるのは入試の後、なんてこともあり得ます。
形式的に内容を触れたから全て教えたということにして、実際に生徒が理解して習得しているかどうかは関係ない(先生の立場が守られればOK)。
学校としてはこれで責務は果たされたことになりますから。
学校としてはそれでいいかも知れませんが、受験生としてはそれでは困ります。
残った未習の部分を入試に向けて計画的に、しかも生徒が一人で学ぶのは非常に難しいし効率がよくありません。
こんな時はやはり塾が便利です。
塾は入試結果を重視するので、それに向けたノウハウも知っていますし、いつまでに何を学習しておかなくてはならないかもわかっています。
だから、一般的に塾では遅くとも三年生の夏休みまでには三年間の内容を終わらせ、残りの受験日までの日数を受験勉強に費やします。
このように十分時間をかけて入試に向けた準備ができるので、目標校に合格する可能性は高まります。
このように学校任せでは間に合わない受験勉強の対応として塾は有効です。
ただし、いくら入試対策ができると言っても、あまりにも残り時間が少なくなってしまえば、それは物理的に非常に困難になります。
受験対策は早ければ早いほどいいです。
この点をお考えの家庭は、早目に相談してください。
できれば、二年生のうちに。
学校で勉強できないときの第二の教室として
今回、コロナ禍で学校が一斉休校になり、生徒たちの学習が滞ったとき、学校の通常授業以外に学習のアクセスできる生徒とそうでない生徒の間に教育格差が生じたと言われています。
コロナ禍でなくても、教育の手段が一つしかないというのは心もとないものです。
そんな時、塾という選択肢を持っていると勉強の保険の一つとなります。
また、家庭の事情(例えば今回のコロナ禍での自主休校)や病気や学校の人間関係などによる不登校で学校に行けない生徒もいます。
そのような時にも、塾というもう一つの居場所があれば、子供たちの安全を守り勉強を継続させることができます。
特に個別指導塾は、個人一人ひとりの事情に合わせてくれるところが多いのでお勧めです。
不登校対策として保健室登校などもありますが、こちらは勉強を教えてくれるわけではないので、勉強を維持して学校に遅れないようにするには塾の方がいいでしょう(とは言え、それぞれ事情が違いますので一概には言えませんが)。
学校という勉強のチャンネルが失われたときは、少しでも早く(もしくは失われる前に)塾を選択肢の一つとしてお考えいただければと思います。
有益な情報や良質の問題集が得られるため
次に塾のメリットとしては受験や勉強に対する豊富な知識や情報量でしょう。
毎年、入試の傾向を分析し対策を練ります。
定期テストでも点数が上がるように、勉強のポイントやコツなども教えてもらえます。
これは学習に特化した機関だからこそできることです。
特に現在、学校教育は大きな転換期に当たります。
これまでと教育の内容、方法、そして評価がかなり変わってきています。
親御さんのころのことを考えて勉強や受験を考えていると、いろいろ困った事態に陥るかもしれません。
そうでなくても、多くの情報が得られ対策が取れるということは、現代の教育(社会)においてかなり有利に働きます。
こういった情報は学校だけでは得られにくいものです。
また、塾で使用している教材も書店で販売されているものとは違い、良質のものが多いと言えます。
説明がまとまっていて分かりやすいテキスト、問題量と種類の豊富な問題集、いろいろなレベルの生徒に合わせた教材など、塾でしか手に入らないものが沢山あります。
これらを利用することで効率のよい勉強ができます。
このように一般にはなかなか分からない情報、適切で良質の教材を手にできるというのも、塾に通う大きなメリットになります。
学校の勉強の補習や先取りとして、勉強が分からなくならないようにして成績を上げる以外にも、塾には様々な利点があります。
塾は公教育ではないので、必ずしも行かなくてはならないものではありません。
しかし、行った方が良い場合もあります。
だから、生徒や家庭の状況をよく考え、塾のメリットも考慮して、本当に行かなくてはならないのかどうか判断するといいと思います。
必要なければ無理に行く必要はありません。
今回、塾に行く理由をいくつか挙げましたが、もう少しありますので、こちらは後日お話します。
塾選びも含めて、塾に行かせるかどうか悩んでいるときは葛西TKKアカデミーまで気軽にご相談ください。
喜んでお力になります。
ただ、一つ言いたいのは事態が悪化する前に何らかの対策を立てた方がいいです。
その点も合わせてご連絡いただければと思います。
2021.11.01
来年度から始まる新教科「公共」って何?
学習指導要領が新しくなり、勉強の内容も入試の方法も大きく変わっています。
新しい変化は勉強に限らず、課外活動や学校生活にまで及びます。
そんな教育改革の時期にコロナ禍が重なり、現場の教師や生徒は大混乱。
そして、この変化は今後も段階的に進みます。
今回は来年度より新たに実施される必修科目「公共」に注目してみたいと思います。
この必修科目「公共」は「現代社会」の廃止に伴い新しく設置されました。
この科目では、社会に出たときに必要となる基本的な知識や現状を知り、現実の社会で直面する課題にどう取り組むかと考えます。
裁判や選挙を授業の中で実際に模して体験し、政治や社会への参加、働く意義、安楽死問題など当事者の立場で捉え多面的に学習します。
このような性質を持つ科目なので、授業の内容もこれまでの知識主体暗記型の勉強とは大きく異なります。
単に用語や経緯、考え方を解説し記憶させるだけではなく、「どうしたらワークライフバランスが取れるか」「政権にはどのような政党の組み合わせが望ましいか」などこれまでの「現代社会」にはなかった思考力が求められる内容や、テーマに基づいて生徒たちが考え議論ができるような内容となっています。
こうして現代社会の課題に取り組み解決できる人材の育成を目指し、自己と社会との関係を理解し主体的に社会に参加し、他者と協力してよりよい社会ができるようにします。
学習活動としては、実際にインタビューをして地域の課題を探り、問題解決に向けて請願書を書いてみるなど実践を伴ったものとなっています。
その際、情報収集や処理、プレゼンテーション作成に当たっては学校のコンピューターなどの設備を利用し、生徒が主体的にICTなどを活用できるようにします。
当然、その際には情報モラルやメディアリテラシーについても指導するようで、高校教育のみならず日本の教育全体で活発に導入が進められているITC教育との連携が期待されています。
このように生徒が主体的に考え、自分たちの意見を発表させる機会が増えることが予想され、それは現在文科省が推し進めているアクティブラーニングの流れとも合致します。
先ほど触れた模擬裁判や模擬選挙など生徒たちに実際に体験させるだけでなく、討論やディベート、プレゼンテーションや外部への発信など、かなり時間のかかる活動も含まれ(特にこのような活動に不慣れな生徒たちがどれだけこなせるかは大きな疑問として残りますが)、きちんと与えられた期間内に全て学習できるのか心配です。
これだけ濃い内容ですので全てに触れることは不可能と思われますので、恐らく学校側がカリキュラムにおいて学習内容の取捨選択をするのではないかと思います。
これらの学習内容の選択に加え、担当教員を始めとする学校側の提供できる教育の質によっても、生徒が何をいかに学べるかが変わってくると考えられます。
つまり、学校によって教育のムラに差ができ、同じ「公共」の単位を取得しても、学校によって生徒が身に付けたスキルに大きな違いが生じると思われます。
教育の平等性と公平性に疑問が抱かれます。
特にアクティブラーニングの導入は教える側の技量によって、生徒の学びにこれまで以上に差が生じることから、生徒の学力が学校で決まるという命題がますます明確になっていく気がします(これは新しい教育全体に言えること)。
また、外部のリソースへのアクセスが可能かどうかでも、生徒が学べる内容に差が生じるでしょう。
このような「公共」の特性を鑑みるに、単純にペーパーテストで答えがあっていればマルという、これまでのような評価法はこの科目には馴染まない気がします。
プレゼンテーションや授業外での活動、個人個人の思考(意見は個人の自由であり明確な正解はない)をどうすれば公平に評価でき数値化できるのでしょうか。
生徒たちの成績を数字をもって決めるという、これまでの古い評価法はそのままで、でも、学習内容はどんどんそれに合わなくなっている。
この矛盾をどう解消するかが一つの課題であり、現在進行中の教育改革の成否に大きく関わる問題だとおもいます。
アクティブラーニングの評価は相対的なものではなく絶対的なものが望ましく、公正な判断のできる裁定者の主観で判断するのがベストでしょう。
しかし、この方法ではどうしても公平性に欠けるという指摘は免れないでしょうし、結局、試験などの序列を要求される教育体系においては上手くいかないでしょう。
結果として、妥協的なものとなり、文科省の掲げる理想には届かず、かと言ってこれまで暗記型教育が担保していた教育水準にも届かないという事態が起こるのではないかと危惧しています。
指導要領の改訂により「公共」の他に「情報Ⅰ」「言語文化」「地理総合」「歴史総合」「総合的な探求の時間」など新しくできた必修科目(選択科目も加えるとかなりの量となります)についても後日触れたいと思います。
「公共」を含め必修となる科目は当然大学入試でも出題される範囲で、そうなるとやはり教育を提供する立場の者はもっとしっかり考える必要があります。
教育は今、激動と混乱の時代を迎えています。
落ち着くまでには数年から何十年かかるかもしれません。
しかし、その間にも多くの生徒が教育を受け、例えそれが不十分な内容であっても、彼らには他に選択肢はないのです。
そして、十分でない教育であっても彼らはそれを基に受験を闘い、将来の人生に向けて歩んでいかないといけないのです。
人の人生を左右する大きな課題、その意味を自覚し文科省を始めとする日本の公教育は、責任ある教育の提供にいそしんでほしいと思います。
2021.10.31
英語の定期テストでいい点を取るためにどのような勉強をすればいいのでしょうか。ポイントをいくつか挙げてみます。
生徒の中で苦手が多い教科の一つが英語です。
小学校の英語活動のような、英語を使ったゲームや挨拶などの簡単な会話ならば楽しく苦痛でもないのですが、中学に入り文法などを始め本格的な「勉強」となった場合、感覚ではなく理詰めで考えなくてはならず(一般の中学の授業がそのようにこれまでデザインされていたからなのですが)、難解な暗号解読のようになり感じられ、その出来不出来が即座に数字となって評価される。
そして、その数字で自分の人格すら判断されてしまう。
そうやってレッテルを張られれば、楽しみはすぐに消し飛び頑張ろうという気力さえなくなることもあります。
そうならないように、生徒が英語に興味を持ち楽しみながら学べる授業を葛西TKKアカデミーでは目指しているのですが、現実に学校という存在がある限り、なかなかそのような理想的な授業も行えず、妥協して学校の勉強に即した授業になってしまうのが悩みです。
そこで今回は学校の定期テストに向けた英語の勉強法についてお話します。
勉強は千差万別、一人ひとりに適した方法があり、万人に通用するものはありません。
だから、個人個人に合わせて勉強を考え教えていかないといけないのです。
しかし、個々の事例を上げればきりがないので、ここでは一般論としての勉強法を紹介します。
これでうまくいかないからと言って心配する必要はありません。
その時は自分に合った勉強方法を見つければいいのです。
その際は葛西TKKアカデミーが力になりますので、是非、ご相談ください。
英語は毎日触れ、慣れることが大事
外国で生活をした経験がある方なら分かると思いますが、言語は毎日使っていないと驚くほど忘れてしまうものです。
海外の生活が長いと、ある日、自分の言いたいことが日本語で出てこないことがあります。
逆に日本に帰ってしばらくたつと、海外で生活していた時は何の問題もなく使えた英語が口から出てこない。
この傾向は特に子供に強く、ちいさい子供は言葉を覚えるのが早いですが、忘れるのも早いです。
つまり、言語学習では毎日その言葉に触れることが大切です。
英語を日常で使う機会の少ない日本では、生徒たちが自分から積極的に英語に触れようとしないといけません。
幸いにして現在はYouTubeやその他動画サイトなど、その気になれば英語に触れる機会はたくさんあります。
DVDやブルーレイで映画などを見るときにも英語の吹き替えや字幕を付けることもできます。
そうやって英語を聞く場を設けてください。
最初はよく分かりませんが、映像を見れば言っていることがなんとなくわかってきたり、単語をいくつか聞き取れたりできるようになります。
そうやって聞き取りが少しずつできるようになると、英語を聞くのも楽しくなります。
基本文で覚える
英語を勉強するとき「単語を覚えさえすればいい」という人がいますが、これは間違いです。
言葉は単語が単独に漂っている訳ではなく、単語同士が有機的につながり、文脈において的確に使われなくてはいけません。
つまり、文となって初めて言葉は意味を成してくるのです。
単語だけ覚えては使い方が分かりません。
だから、英語を勉強するときは単語で覚えるのではなく、文で覚えることをお勧めします。
文の方が長いので、これは効率が悪いように思えるかもしれません。
でも、人間の脳を考えると、脈絡もなく単語を覚えるよりも、他と関連付けて、それをヒントに覚えていく方が覚えやすいです。
このような基本文をたくさん覚えることが英語の理解を深め、実際に使える英語につながります。
基本文は簡単な言葉で作って構いません。
大事なのはポイントが分かる分の構造です。
「この分から、英語の過去形はこう作ればいいんだ」と理解してくれればいいです。
こうして基本文を身に付けたら、後はその中の単語を置き換えるだけで表現の幅が広がります。
文法用語は極力避ける
英語を勉強するとき、学校の先生の中には言葉の意味も十分に説明せず、やたら文法用語を使う人がいます。
これは教える方が楽なだけで、学ぶ側が決して簡単という訳でもありません。
むしろ、言語とは別に余計な用語を覚えなくてはいけないので、人によっては余計に混乱するかもしれません。
しかも、運の悪いことに英語で使っている文法用語の中には、国語の文法用語と同じものがあります。
しかし、日本語文法と違い国語文法は母語話者が自分の言葉を分析するために用いられるものなので、同じ用語でも意味が違ったりします。
これも混乱の原因となりえますので、できれば文法用語に頼るのは状況をよく分析してからにしましょう。
生徒の中には文法用語を聞いただけでアレルギーを起こしてしまい、「もう難しい、分らない」と思い込んでしまう者もいます。
特に子供の場合、その心理状況が学習に与える影響は大きいので注意が必要です。
本分を繰り返し読む
特に定期テストという観点で考えるなら、基本はやっぱり教科書です。
だから、教科書をしっかり勉強しなくてはなりません。
その際、色々理屈を考えながら分析しながら英語を科学的に理解するのもいいですが、言語という性質を考慮するなら「読む」ことは基本でしょう。
声を出して読めば(より多くの間隔を使うので)単語やいろいろな表現を早く覚えることができます。
その時注意しなくてはならないのは、発音をいい加減にしないということです。
あいにく日本の英語教育は発音を疎かにする傾向がありますが、人間の思考は脳内で音で行われていることを鑑みるならば、きちんと教え学ぶべきです。
そして、最初はよく分からないかもしれませんが、何回も何回も繰り返し読んでいくうちに、不思議なことに、だんだんと分かるようになってきます。
「読書百遍自ずから知る」とはよく言ったものです。
やっぱり学校のワークと教科書
定期テストでは多くの問題が教科書やワークから出ます。
そして、これらは事前にやれば解き方が分かるし、答え合わせをすれば確認もできます。
一回やったら間違ったところだけをもう一回やる。
これを繰り返し、全ての問題が丸になるまで頑張りましょう。
これでテストの半分以上は取れるようになります。
しかし、多くのできない生徒はこれをいい加減にやっています。
面倒くさいからと言ってきちんと問題を解かず、答えを写すだけ。
形式上は丸がついてやったように見えますが、結局何も身に付いていないので、当然テストでは解けません。
更に、高校入試では中学三年間の勉強が全て対象となるので、ここできちんとやらないとまた同じことを勉強しないといけません。
結局二度手間で、長い目で見るならやはり、ごまかしの勉強はすべきではありません。
後でもっと面倒くさいことになります。
勉強はテスト前にやるのではない
最後によくいるのが、テスト範囲が発表されるまで勉強しない生徒です。
「範囲が発表されないと何を勉強していいか分からない」ということらしいですが、そんなことはありません。
前回のテスト範囲の次から普通出されますし、今やっているところまでは確実にテスト範囲になります。
だから、発表されなくても既にやってしまうのがいいです。
早く課題を終わらせれば、その分学習内容の確認とテストの準備に費やす時間が増えます。
そうすれば、成績もきっと上がるでしょう。
わざわざ待つ必要はないのです。
毎日の余裕のあるうちに勉強に取り掛かり、ゆとりを持ってテスト勉強をすればより効率よく勉強が身に付きます。
今、テスト期間の学校があります。
もう少し後の学校もあります。
いずれにしても定期テストは必ず行われるので、それにどう対処するかが大きな分かれ目です。
英語ということで話しましたが、今回のチップはほかの教科でも通じるものがあります。
テスト頑張ってください。
すこしでも勉強に困ったときは、気軽に葛西TKKアカデミーにお知らせください。
必ず皆さんのお役に立ちます。
2021.10.27
コロナの影響でいじめが減少、そして自殺、不登校は増加?!子供たちの精神状態も不安定に。
文科省によると、「問題行動・不登校調査」でいじめは前年度より前年度より15.6%減少したそうです。
いじめの件数の減少は7年ぶりで、その要因としてコロナウイルスが指摘されています。
一斉休校で授業日数が減り部活も制限された結果、生徒間のコミュニケーションが減ったことがいじめの減少につながったと分析しています。
「冷やかし、からかい、悪口」と言って一見ふざけている、または軽い気持ちでのいじめが一番多くなっています。
そして、今話題のSNSを通したいじめも過去最多となりました。
その一方で、不登校による欠席をした生徒数も毎年増え続け、こちらも今年が過去最多となっています。
こちらの要因としては、コロナ禍による休校などで日常生活に制限が加えられたことによるストレス、生活リズムの乱れが考えられています。
外出の自粛が求められ、自由に遊びに行けないので家に閉じこもり、暇を持て余してゲームをしたり、動画を見たり、友達とSNSをして、夜遅くまで起きていたり、中には気がついたら夜が明けてしまったなどということになってしまう。
結果、昼夜が逆転し昼間は眠いのに夜は目が冴えて眠れない。
こうやって、昼間に学校に行くことさえ困難となり、とうとう不登校になってしまうなんて例は枚挙にいとまがありません。
学校に行っているときは否応なくいろいろな生徒に会わなくてはならず、中には自分の苦手としている生徒とも会わないといけない。
しかし、幸か不幸かコロナ禍で学校に行く機会が減ると、当然嫌な生徒たちとも会わないで済むので、学校でいじめにあっている生徒には好都合なのかもしれません。
しかし、永久に学校に行かないわけにもいかず、登校しなくてはならない日が来ます。
そんな時、もう体が無意識に反応し、頭ではいかなくてはと思いつつも、頭痛や腹痛が起きて学校に行くことができなくなります。
休んでいいとなると治るのですが、また行くとなると病気になる。
このように不登校となる生徒も多いようです。
コロナ禍で在宅期間が伸びると、親との接触の機会も増え、親子が互いに緊張とストレスを感じることが多くなってきているようです。
それを反映してか、小中高生の自殺は前年度前年度の317人から大幅に増え、415人となり調査が始まって以来最多となりました。
理由は家庭不和や親からの叱責、学業不振、進路の問題などがあり、先ほど述べたように、コロナ禍による家庭での時間(テレワークや自主休校など)の増加が子供たちの自殺を増幅させたのではないかと考えられています。
また、不登校の児童生徒も増え合わせると20万人に迫る勢いで、8年連続して増加しています。
そのうちの55%は90日以上学校に行かない、深刻な状況にあります。
これまでのいじめや学校に馴染めないなどの理由に加え、感染を恐れ「感染回避」を理由に休んでいる生徒も今年はたくさんいます。この感染回避を理由に30日以上学校に行かなかった子供たちは3万人とかなり多くなっています。
学校に行くこと自体が減ったのに加え、例え登校しても人との接触が制限されたりして、子供たちは友達などの人間関係を構築しずらい環境にあり、悩みや苦しみを打ち明けたり共有できる存在がいないのも、子供たちの精神を守り安らぎを与えにくい理由になるでしょう。
これまでのように決まったリズムで生活できず、コロナ禍によりSNSやゲーム、動画などの時間が増え、当然とされる日常生活が過ごせなくなる事例も多く報告されています。
このように、コロナ禍は子供たちの物理的距離を開き、いじめは減少させたが、彼らをより孤独にさせたり、精神的ストレスをリリースさせる機会を減らしたので自殺と不登校は増加したと文科省は考えているようです。
この手の調査は表面に現れにくい問題も多く、その結果をそのままうのみにすることはできませんが、一つの示唆を与えてくれます。
子供たちとの接触においては、コロナ禍が彼らの心や体にどのような影響を与えているかを十分に考慮する必要があるでしょう。
とは言え、ここに出てきている数字は「学校が認知したもの」に限られているので、「認知されないもの」、または「認知されていても隠蔽されたもの、重大と見なされていないもの」があると思って、その修正を加えなければ現実は見えてこないかもしれません。
例えば、SNSの誹謗中傷は本人や大人の知らないところでどんどん進行している可能性があります。
葛西TKKアカデミーは子供たちを守りたいと思っています。
学校の制約下で悩み苦しんでいるならば、葛西TKKアカデミーが安心して彼らの心を開ける場になります。
勉強のことは心配しなくても大丈夫です。
葛西TKKアカデミーが何とかします。
でも、失われてしまえば命は戻ってきません。
その前に何とか思いとどまれるように、希望など与えられればと願っています。
傷ついた心も、癒えるには時間と労力が必要でしょう。
そのような場面でも葛西TKKアカデミーがお役に立てればと考えています。
コロナ禍の状況では、学校で健全な人間関係は築きにくいかもしれませんが、そんな時は気軽に葛西TKKアカデミーにご相談ください。
子供たちのより良い日々のために。
2021.10.16
テストや問題集は自分のできるを確認するため?いえ、自分の何ができないを知るため!このパラダイムシフトが勉強を変える。勉強が苦手な生徒、時間の少ない受験生にお勧め!
皆さんは勉強でテストや問題集をどうしてすると考えますか。
多くの人は自分が何点取れるか、どれだけ丸がもらえるかを気にします。
自分の実力の確認ですね。
「○○点取った!」「丸が○○個もらえた!」と一喜一憂します。
結果が良ければそれで気分が良くなり満足、悪ければがっかりして悲しんで終わり。
それも一つの見方ですが、このテストや問題集との向き合い方をちょっと変えると、学習が変わってきます。
これは勉強が苦手な生徒、入試で時間のない受験生にお勧めです。
テストや問題集は「何ができるか」を知るためでなく「何ができないか」を知るため
先ほど述べたように、多くの生徒はテストの点数や問題集の丸の数を気にします。
これは今の自分の実力を示す指標になり、周囲の人間もこの指標で生徒を評価するからです。
しかし、勉強はそこで終わりではありません。
勉強は生きている限り続くとも言えますし、短い期間に限ってもゴールはその後にあります。
例え今、良い結果が出せなくても、勝負は一番最後の入学試験と考えるなら、それまでに十分な力をつければいいのです。
逆に、ここで終わってしまえば、それ以上自分の力を伸ばすことができる、最後の最後で泣くことになります。
だから長い目で見て、今の失敗(間違いやできない)を成功(分かる、できる)に導くことが本当の勝利への道となります。
そう考えるなら、テストや問題集は終わりではなく、むしろ勉強の始まり、きっかけだと思ってください。
テストや問題集をすることによって、自分に何が足りないかが分かります。
そうであるなら、その足りないものを集中して勉強すればいい。
やみくもに一から順に全てやらなくてもいいので、勉強としても効率のよい方法となります。
だからこそ、入試を控え時間が残り少ない受験生にもお勧めするのです。
失敗から学ぶというのは、漠然と勉強するより学習効果が高いと言われています。
それは、失敗と言う経験が脳により大きな刺激となり、そこから学んだことはより強い印象として残るからです。
記憶は「回数×インパクト」です。
掛け算の九九や年号など意味の薄い数字の暗記も回数を増やすことで覚えることができます。
また、一度だけでも交通事故のようなトラウマ級の場面を見てしまえば一生忘れることができなくなることもあります。
テストなどでうまくいかなかったという経験も、エピソード記憶となり、脳へより大きな刺激となるので、学習の習得のチャンスです。
だから、間違いから学ぶときは印象が弱くなる前に、できるだけすぐに勉強に取り掛かった方がいいです。
失敗は成功の基。
こうして勉強はあらゆることを学びのチャンスにすることが一つのコツです。
自分の置かれた現実に目を背けず前向きに勉強できる強さ
勉強が苦手な生徒は、テストや問題集が終わったら、その開放感ですぐに遊びに行ってしまいます。
でも、テストや問題集を有効に利用すれば、学びのチャンスは非常に大きいのです。
実はできる子は、このことを知っており、失敗から学ぶので自分の実力を伸ばすことができるのです。
とは言え、自分のできないことを直視することはあまり気分のいいことではありません。
できない事実を見ないで、知らないふりでごまかして何もしない方が気が楽です。
しかし、それでは失敗は失敗のままで、何も学べず同じ失敗を繰り返すだけです。
そうならないためにも、自分の置かれた客観的現実を受け入れなくてはいけません。
でも、これは自分で自分の欠陥を認めるようなもので、自尊心(特に思春期の生徒はこれが非常に重要で)を傷つけ辛いので、生徒はなかなかやりません。
だからこそ、周囲のサポートが大きな意味を持ちます。
悪い結果に対して避難しても何の得にもなりません。
かえって勉強をしなくなります。
「間違えれば怒られる」とインプットされれば、「間違えないために勉強する」ではなく「間違えを認めないために答えない」なります(自分のプライドで「できない」だけは認められない、答えなければ「できない」ではなく「言わない」だけで自分のプライドは守られる)。
これでは本人は勉強からますます遠ざかってしまいます。
最初は間違えが沢山あり、勉強しなければならない内容もたくさんあるでしょうが、それは徐々に減り、ある程度やっていくとどんどんできるようになります。
だから、そうなるまで本人の心が折れないようにサポートしましょう。
この苦難を乗り越えてできるようになると自分に自信がつき、逆に自分から進んでこの勉強法を行うようになります。
大事なのは周囲の励まし。
自分にはまだ可能性があると感じさせ、やればできるという自信と確信を持たせることです。
これは周囲の人間の対応で大きく変わります。
テストや問題集を終着点ではなく、むしろ出発点と考えるなら単なる非難ではなく、結果を受け止め、どうしてそうなったか調べ、これからどうしていけばいいかを一緒に考えてあげるべきです。
勉強はよく分からないというのであれば、ここは私のような専門家にお願するのもいいと思います。
親が全てする必要はありません。
適材適所、自分のできる役割をこなせばよく、足りないところは外部に助けを求めてもいいと思います。
本来子育ては親だけがするものではなく、親せきや近所の大人たち、先生やその他の先輩たちなど、多くの人々と協力してやるのがふさわしいと思います。
こうすれば自分一人で子育てのプレッシャーを受ける必要もなくなり、親としても精神的余裕が生まれ、そうなればもっと冷静な判断もできるようになります。
時間のない受験生もテストや問題集を上手に利用し、効率のよい勉強を
今、受験勉強で大変な生徒もいるでしょう。
この時期であればもう基礎固めは完全に終わって、本番に向けた応用問題に取り掛かっていないといけません。
しかし、自分はどうしても不安だという人も多いでしょう。
こんな時、教科書や参考書を開き、最初のページから順番にやっていっては時間が足りなくなってしまいます。
そんな時もこれまでやったテスト、模試、問題集、ワークなど、実際にやった問題集を取り組むのがいいです。
受験生であれば特に、過去問を集中的にやるのが一番。
過去問は実際に入試で出された問題であり、出題者も真剣に考え抜いた良問が沢山あります。
そして、実際に出たということは、またに多様な問題が出るということでもあります(過去に出た問題と同じような問題が出た例はいくつもあります)。
過去問を解くことで勉強をより深めることができるし、そこから学ぶことも多いのです。
そして、過去問をやって事前に失敗していれば、本番では失敗からの教訓を学んでいるので、気づき間違えることはなくなります。
だから、過去問や模試の問題を解くことは、この時期の受験生にはお勧めです。
しかし、よく聞くのは「自分はまだ準備ができていないから、先ずは教科書や参考書をやって、それから確信のために過去問をする」と言う意見です。
でも、もうそんな時期は過ぎ、今は時間との勝負です。
悠長なことはやっていられません。
だから先ほど述べたように、過去問を自分に何ができるかを知る指標にするのではなく、自分に足りないものを見つけ、それを補うためのきっかけにするのがいいです。
こうすればできないところだけ(できているつもりでも実は身に付いていなかったところも分かります)を勉強するので時間の節約になります。
実戦を通して学ぶのです。
過去問を20回やれば、たいていの分野は出尽くすので、全ての範囲のフォローになります。
少なくとも10回(入試問題や模試の最近の3年分)はやってほしいです。
これだけやれば自分の勉強の穴が分かり、後はそこだけ確認すればいいのです。
最初はきついかもしれませんが、ある時期を過ぎるとだんだんできるようになります。
それまで自分を信じ、根気強く頑張ってほしいです。
そして、ここでも周囲のサポートが大きくものを言うので注意しましょう。
このようにテストや問題集に対する考え方を変えると、そこには学びのチャンスがたくさん存在することに気づきます。
結果が悪いということは「学ぶチャンスが多い」ということ。
結果が良いということは「学べるものがない」ということ。
そのように見直し、テストや問題集をやった結果のマイナスをプラスに転じられるような勉強をしましょう。
そうすれば、学習と定着が促進され、生徒たちの実力も延びていくことと思います。
勉強に関して困ったことがあればどんなことでも構いません。
いつでも気軽に葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
一緒になってどうすればいいか考えます。
葛西TKKアカデミーはいつでも、全ての生徒の力になれることを望んでいます。
2021.10.13
記述問題をあきらめないで!実は知らなくても解けるサービス問題もあります。部分点があるかもしれないので、記述で白紙解答はやめましょう!
文科省の教育方針が変わり、入試や学力テストなどでも記述問題が非常に増えています。
それも国語だけではなく、五教科全てにおいて記述問題が目立って増えています。
しかし、記述問題を見ただけで、「もうだめだ。できない。あきらめよう。」と思って、問題すら見ずにやめてしまう生徒がとても多いです。
でも、実は記述問題は簡単に答えられるものが多いのです。
そして、選択問題のように0点か100点かの問題とは違い、部分点があります。
特に入試などの1点が合否を左右するような場合、この部分点が大きく結果に響いてくることもあります。
書かず白紙なら0点ですが、書けば1点でももらえる可能性がある。
ならばやらない手はありません。
少しでも結果を出したい、点数を伸ばしたいと考えるならば、記述問題をやりましょう。
しかも、コツさえ分かってしまえば、意外とすらすらと答えられます。
多くの生徒は記述問題が苦手と言います。
でも、それは文を書くことに慣れていないからで、多くの場合はある程度は書けます。
ある程度書ければ部分点がもらえるので、記述問題はそれで十分です(記述問題は満点を狙うのではなく、部分点を狙う問題です)。
そして、中には予備知識が必要なく、あまり深く考えなくても答える問題もあります。
自分の勝手な「記述問題は難しい」と言うイメージだけで、問題も見もしないで飛ばしてしまうのはもったいないです。
先ずはチャレンジしましょう。
そして、問題に慣れましょう。
つまり、テストを受けるまでにポイントをしっかり理解し実際に書きながら練習するのです。
ここで大事なのが「実際に書く」ということです。
多くの生徒は日本語なのだから書くのは簡単と考えています。
面倒くさがって書かない生徒が多いのですが、いざ書いてみると表現や語彙など適切に使われていない場合が多々あります。
母語だと高をくくっていると、意外と書けないものです。
記述問題をするときは頭で考えて「そうか、そうか」ではなく、実際に書くことが重要です。
日常生活の中でもきちんとした文を手で書く機会が減りつつある現在、受験勉強として時間を取ってしっかり自分の手で書いてください。
先にも述べましたが、文字にしてみると意外とうまく書けず、後で読み直してみると(できれば誰かに読んでもらって指摘してもらうといいのですが)意味が全く分からないなんてこともあります。
最初は模範解答を写すだけでも構いません。
そこから「こうやればいいのか。」「こう書けばいいのか。」と考えながら繰り返していると、だんだんコツが分かってきます。
また実際に書く重要性は書き方を身に付けるだけではありません。
以前指摘したように、最近の生徒は書く「力」、能力ではなく本当の体力としての「力」が衰えています。
すぐに疲れて書けなくなる。
力が無いからしっかり書けず、薄くミミズのはったような字になり読むことができない。
書き続けることに耐えられる力が無いので、すぐに疲れ精神的にも嫌になり集中力が続かない。
運動と同じように肉体トレーニングとしての意味合いもあります。
記述問題など文章を書く方法に関しては別の記事で既にふれたことがあるので、ここでは記述問題を答えるコツをいくつか話しましょう。
先ず、記述問題は難しいことを高尚な表現で書く必要は全くありません。
分かり切ったことをつまらない表現形式でシンプルに書けばいいのです。
文学作品のような芸術的な書き方はしなくていいです(解答に芸術点はありません)。
必要な情報を正確に伝えられればいいのです。
本当に「静岡のお茶の生産量が増えた。」とか「日の出の時刻が早くなった。」など、問題が求める内容をしっかり押さえていれば、極めてシンプルな構成の短い文でいいのです。
しかも、特に図表を使った問題は資料から読み取れる明確で単純な事実だけを聞かれることが多いです。
「日本各地のお茶の生産量の変化を示したグラフから読み取れることを書きなさい。」なんて問題であれば、グラフから生産量の変化がどうなのかだけ読み取り、「静岡のお茶の生産量が増えた。」などと書けばいいのです。
問題を複雑に考えすぎない、答え方を難しくしようとしない。
これで答えられる問題が結構あります。
これは図表さえ正しく読み取れれば勉強していなくても答えられるサービス問題で、これは是非取りにいきましょう。
もう一点だけコツを述べましょう。
問題に出てくる図表や資料は意味なく出されている訳ではありません。
何らかの意図があり、出題者は解答者がその意図を読み取り求める解答をしてくれることを期待しているのです。
だから、なぜこの資料があるのかを理解することが大事です。
この資料のどこの部分を使って答えさせたいのか、この資料が解答にどのようにつながっていくのかが分かれば、答えを書くことも簡単です。
例えば、グラフの変化から今後どのようなことが起こると予想できるか、資料のどの部分がきっかけで事件が起きたのか、この実験は何を知りたいから行ったのかなど。
解答者に資料から何を分かってほしいのかを出題者の立場で考えられるようになると、資料を見たときに「あ、これを言ってほしくてこの資料を出したんだな。」と分かってきます。
この部分は慣れも必要なので、やはり記述問題にたくさん当たること(質より量)が大切です。
以上の点を踏まえて、書き方をしっかり身に付け、後は繰り返し練習すれば記述問題は驚くほどできるようになっていきます。
短期に得点を上げたいと考えるなら、記述問題に着目するのもいいかもしれません。
どの問題もそうですが、最初の見た目に騙されてやる前から問題を諦めるのはやめましょう。
やってみると意外と簡単だったということはよくあります。
逆に点数の低い生徒は、戦う前から既に白旗をあげている人が多いように思えます。
頭がいい悪い以前の問題、心構えの問題で、やる前から自分の負けを認めている。
原因はその生徒のメンタル構造によるのですが、この点はまた別の記事で。
記述は難しいとよく言われますが、実は記述はそれほどでもありません。
むしろ勉強で覚えていなくても、資料の読み取りだけでできてしまうラッキー問題であることの方が多いのです。
なぜなら書き方は自由だし、書けば何点かもらえるかもしれないし(完璧な解答でなくてもいい)、図表や資料に書いてあることを素直に読み取れば単純な答えでいい場合もあるからです。
食わず嫌いはやめて、チャレンジしてみましょう。
分かってしまえば、どんどん解けるようになります。
どうしても記述問題に対する勉強の仕方などが分からないときは、葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
喜んでご指導いたします。
2021.10.05
学校が生徒に配布したタブレット端末によるいじめで小6の生徒が自殺した問題について考えます。(その二)
以前お話したこの事件ですが、教育のICT化問題といじめの問題に区別して考える必要があると述べました。
そこで前回はICT運用の観点からこの事件の問題点は何か、防ぐことはできなかったのか検証していきました。
今回は第二弾として、この事件をいじめの問題と捉え、学校の対応などの面から適切であったか考えてみたいと思います。
先ずは事件の概要をざっと見てみましょう。
去年の11月に町田の小学6年生がいじめを苦に自殺をしました。
この小学校は20年前からタブレット端末を導入し授業や家庭学習、課外活動などに積極的に活用していて、日本の教育のICT化の先駆けとなって注目されていました。
しかし、ICTの運用にあたってはほぼ児童任せで、パスワードが全員同じであったり、IDが簡単に分かるなど、セキュリティや使用制限の面では問題が指摘されています(児童たちは容易に暴力的コンテンツやゲームなどにアクセスできました)。
実際にSNS上に特定児童への誹謗中傷が書かれ、しかも誰でも他人のIDを使ってログインできることから、なりすましによる悪意ある発言もあったようです。
今回自殺した生徒も学校配布のタブレット端末使ったSNSへの誹謗中傷が原因の一つと考えられています。
以上のような経緯から、タブレット端末を児童全員に配ることへの疑問が持たれ、GIGAスクール構想にも大きな影を落とすことから、文科省も事態を深刻に受け止め調査に入りました。
タブレット端末の使い方などICT教育の問題としての議論は前回しましたので、今回は主に学校側の対応を中心にいじめ問題として考えてみたいと思います。
このような児童生徒の自殺はこれまでも何度も何度も起き、その都度問題視されてきましたが、未だに改善されているようには見えません。
問題の起きた学校はたいてい自殺の全段階であるいじめの段階で把握していました。
しかし、そのいじめの対応は紋切り型で、例えば当事者同士を教員の前で話し合わせ、加害者が被害者に謝罪(形式的であれ)させて問題解決として終わり。
被害者がどれほどの苦痛を味わい、加害者が本当に自分の行いを理解し悔い改めようとしているかは全くお構いなし。
基本的に外部に知られないように隠蔽に走り、当事者をなだめ卒業するまで表沙汰にならないようにするのに苦心する。
このような対応が頻繁に行われます。
学校は閉ざされた空間になりやすく、外部からは何が起こっているのか非常に見えづらくなっています。
だから、「問題を解決しようとするより、卒業して無関係となるまでなんとか問題を抑え込んでので無罪放免になるのを待つ」方が楽なのでしょう。
下手にまともに受けて外部から責任追及の圧力を受けては昇進にも関わる。
そうやって問題を直視しないで、その場しのぎでごまかしてきたからこそ、いじめとそれを苦にした自殺の問題が今も改善しないのです。
今回の事件もこのような隠蔽、ごまかしが見られました。
そこにICTの利用が絡み、この小学六年生の自殺がより注目されるようになりました。
元々、この女子がいじめにあっていることは自殺の2か月前に当たる九月の段階で学校は把握(校内アンケートで発覚)していたようです。
学校はいじめを行ったとこの女児から名指しされた児童に謝罪をさせて、この問題は解決済みとしました。
そして、この女児がいじめにあっていたという事実は保護者には伝えられなかったそうです。
タブレット端末に彼女への誹謗中傷が書き込まれていたことは、何人かの友人や他の保護者には知られていたようで、学校もこの女児の殺し方と書かれたノートも保管しているそうです。
しかし、肝心の彼女の親には伝えられていませんでした。
親としては普通に問題なく学校に通っていると思っていた矢先の突然の自殺となり、そのショックは計り知れないものと想像できます。
自殺が発覚後、両親は学校に情報公開を依頼しましたが、当初は解決済みの問題と受け付けなかったようです。
その後、学校はこの両親に経緯など説明しましたが、肝心のタブレット端末に書き込まれていたという女児への悪口は何者かによって消去されていたそうです。
この点に関しては以前話したようにセキュリティの問題から誰でもSNSにアクセスでき(なりすましが横行)、学校関係者(児童、教員、保護者)の誰かがログインして削除したと思われますが、学校の説明は「ハッキングに遭い、不思議なことに彼女への悪口が消えてしまった」というお粗末なものでした。
システム上、削除された内容の復元は可能だそうですが、パスワードが共有されているので、誰が書いたかの特定まではできないそうです。
自殺してしまった児童が残した遺書が、ことの顛末を知る信頼できるの主な手掛かりと言うのはとても悲しすぎます。
自殺後、学校は女児の死亡について他の児童に明確に説明しませんでしたし、加害者への追及も行いませんでした。
それは今回の事件についえ追及することで加害者の児童も自殺することを恐れたためだそうです。
この点に関しては、被害者を守ろうとしないで加害者を守ろうとするという指摘(いじめの問題が起きたときはよく指摘されること)もありました。
保護者を集めての説明会もあったようですが、自殺した児童の親からそっとしてほしいという希望があった(これは嘘)との理由で死亡したことは伝えましたが、それが自殺とは伝えなかったそうです(今流行っているコロナウイルスによる死亡と考えた保護者もいたようです)。
また、いじめの問題は既に解決済み(実際は解決していなかったのだが)で、児童の自殺といじめの関係はないという説明も今年の三月の保護者会までしてきたようです。
このように学校は自殺とつまびらかにすることを避け、できるだけ先延ばしにしようとした姿勢がうかがえます。
そして、今回メディアを通してニュースが流れた訳です。
「一人一端末」を達成したタイミングでのこのニュースに文科省も調査に乗り出すとしています。
因みに、当時この学校の校長を務めは、教育のICT化の先駆けとしての実績が評価され、現在は区の教育長に栄転されたそうです。
いじめ問題として考えた場合、このように学校の対応は、これまで問題となった他校とさほど変わることはありませんでした。
そこにタブレット端末が絡み、タブレット端末の配布の是非も議論されるようになりました。
多くの意見では配布の中止は行き過ぎだが、何らかの制限、ルール作りやICTの扱いに関する情報モラルの教育の必要性が論じされました。
しかし、教育のICT化が人殺しに使われたのは事実です。
タブレット端末の全員配布、学校のITC化とうたい文句ばかり先走って、中身をしっかり本気で構築していないのが最大の問題点だと思います。
功を焦るばかりに、尊い児童の命を犠牲にしてしまったという自覚が文科省を始め学校教育関係者にどれほどあるのでしょうか(命の軽視は、今回のコロナ禍でも政府の対応の中に見られました)。
このような先端技術は、先生を飛び越して生徒の方が長けている場合が多くあります。
日常業務の多忙に加えてプロではない先生が教育のICT化にどれほどついていけているのでしょうか。
これは直接生徒に関わる現場には深刻な問題です。
よく考え対応していく必要があります。
そして、これまでもそうだったように、いじめと自殺の問題に対して、その場しのぎやごまかしでなく、教育者なら自分の保身よりも先に、本気で生徒と向き合い若い命を全力で守ってほしかった。
毎度のことになりますが、このような悲劇が二度と起きないように願います。
最後に、葛西TKKアカデミーは将来のある子供たちが、自分の人生をあきらめてしまうことを非常に残念で悔しく思います。
非力ではありますが、もしこちらで何らかの力になれるようでしたら遠慮なくご連絡ください。
喜んでご協力致します。
何より命が大切です。
2021.09.30
勉強ができない子の特徴
長い間いろいろな生徒と触れていると、勉強のできない生徒の特長がいくつか見えてきます。
今回はそのような特徴をあげながらお話したいと思います。
1.質問に正しく答えない
よくあるのが質問に正しく答えないということです。
これは答えが間違っているという訳ではなく、こちらの質問で聞かれていることに対して答えていないということです。
例えば、花壇に咲いている花の本数を答えるために、こちらが先ず「チューリップは何本咲いていますか。」と質問します。
そして、咲いているチューリップの本数を答えてくれればいいのですが、いきなり全体の咲いている花の本数を答える。
確かに最終的には全体の本数を答えるのですが、今質問しているのはチューリップの本数だからチューリップの本数を答えてほしいです。
「そんな細かいことどうでもいいじゃないか。」「最終的な解答にたどり着いたのだからいいじゃないか。」という人がいるかもしれません。
でも、実はこの「聞かれたことに答える」と言うのが勉強においては非常に重要になります。
今回の例は非常に簡単なので大丈夫ですが、これから入試など高度な問題に取り組むとき、日頃から聞かれたことに正確に答える癖をつけていないと、問題で何が聞かれているのか分からず、自分の勝手な思考がどんどん進み、頭の中が混乱して問題の意味すら分からなくなってしまいます。
落ち着いて一つの質問に一つの答えを出して、一歩ずつ着実に正解に向かって解き進められるようになればこのようなこともなくなるでしょう。
これは日常の会話の中でも訓練できます。
子供に質問した時、こちらが求めている回答になっているか確認し、なっていなかった場合は注意してあげましょう。
こうすれば会話がかみ合わないことも防げます。
特に慌て者で答えをせく生徒に、質問の二歩三歩答えてしまう傾向が強いです。
じっくり会話ができるように時間のゆとりがある生活を心がけましょう。
2.ノートをきちんと取らない
次によくあるのがノートを取らないことです。
ノートを取るのは勉強の基本で、授業で習ったことを忘れないようにメモし整理し、後で見直してやった内容を確認し定着させます。
少なくとも黒板に書いてあることぐらいはノートに書くと思いますが、勉強のできない子はノートを取らないで、ただ座って聞いているだけ。
それも集中して一言一句逃さないように聞いているならまだましですが、ぼーっと聞いて結局何を話したか全く頭の中に残っていないということがよくあります。
「勉強でノートを取る」と言う基礎的なことができていないのです。
これは知らないという場合もあるでしょうが、多くの場合は面倒くさがって書かないようです。
こちらが言って何とか書かせても、日頃から書くことに慣れていないので、すぐに疲れ、ノートもまとまりがなく、あちこちに飛んだり、じがぐちゃぐちゃで本人ですら読めなかったりします。
これでは何の役にも立ちません。
また、ノートを書くということは学んだ情報を視聴覚だけでなく、手を使ってより多くの刺激と感覚で覚えるので学習内容が頭に残りやすくなります。
また、書くとき頭の中で復唱しながら書くので、先生の言ったことや書いたことへの理解が深まります。
とにかく勉強は肉体労働であり、体全体を使い、より多くの刺激を与えた方が身に付きます。
また、書くことはテストの記述問題でも必要なスキルなので、ノートを取るということはこういう点においてもよい練習になります。
3.余計なことを考えすぎ、すぐに勉強に取り掛かれない
勉強は先ずやること、やらなきゃ始まらない。
しかし、勉強ができない生徒はこの「やる」にたどり着くまでが一苦労のようです。
何も考えず言われた問題を解く、言われたところを読むなどすればいいのですが、それをする前に「なぜ自分は勉強をしなくてはいけないのか。」「友達と○○したいな。」「明日の天気はどうなっているのだろう。」と余計なことばかり考え勉強まで手が回らなくなってしまいます。
「なぜ勉強しないといけないのか。」「勉強にどんな意味があるのか。」などと言うのは特に女子に多いように見えますが、男子にもいます。
これは勉強に対する拒絶反応を正当化すべく行っていることで、明確な答えが出ないのを分かっていてわざと考えているように思えます。
こちらとしては「そんなのどうでもいいから早く勉強しない。」と言いたいところですが、「勉強するに十分な納得のいく理由が示されない限り、自分が勉強しないことは正当化される。」、そういう期待で思考を巡らせているのかもしれません。
非常に厄介で、一緒にまともに考えていたら時間が過ぎ、勉強ができなくなります。
明確な答えがあればそれで問題解決ですが、そうでないなら一度じっくり親子で一緒に話し合う時間を設けることも大事です。
4.授業の勉強で終わりと思っている
勉強は授業でやればそれで終わりで、後は勉強しなくてもいいと思っているようです。
だから、家に帰ればもう勉強はしない。
宿題も提出という体裁だけ整えて、自力で解かないで答えを写す。
しかし、授業でやった内容は一発で完全に習得できるものではありません。
学年に上がれば上がるほどそうですが、未だに小学校低学年のような感覚で、授業以外で勉強をする必要はないと考えます。
だから、次の授業までに前回学んだことがほとんど(全く?)記憶に残っていません。
勉強は積み重ねなので、前述のことをマスターしなければ先に進めないという基本的なことが分かっていない(分かっていてもそうできない)のです。
結局前回習ったことが「ゼロ」だから、もう一度やってもやはり授業だけでは身に付かず「ゼロ」のまま。
なので、何回やっても最初のところから先に進めず、いつまで経っても勉強のできないままです。
今回習った内容は次の授業までにきちんと覚える。
これの積み重ねが大きな差を生みます。
5.自分はできないと思い込んでいる
勉強できない子は自分を信じていない子が多いようです。
自分はできないんだから勉強しても無駄。
でも、これは実は勉強しない口実だったりするのです。
自分が勉強できないのは生まれながらの能力のなさが原因で、いくら頑張ったところでできないのだから勉強する意味がない。
だから勉強はしなくてもいいと自分を正当化して、勉強をやらなくてはならない圧力から逃れようとするのです。
しかも、この論法であれば勉強できない原因は自分の持って生まれた才能のなさであり、自分自身のせいではないと言えるので、あえて自分ができると信じないのです。
信じてできるようになってしまうと、今以上に勉強させられると恐れているのです。
しかし、一見正しそうに見えるこの理屈ではいくつかの矛盾点もあり、本当は正当化できないのですが、この点に関しては別の記事にて。
自分はできないと言い張って、それを口実に勉強から逃避したいので、自分を信じないようにしていると考えます。
厄介なことは、単純に信じないのではなく、自主的に信じていない点です。
前者であれば、小さな成功経験を積ませれば自信がついて、やがて自主的に勉強に取り組めるようになり、成績も上がるでしょう。
しかし、後者であれば、よほどのことがない限り、「頑張れば勉強ができるようになる」ことを受け入れさせるのは困難です。
以上、勉強ができない生徒の特長を五つご紹介しました。
もちろん、他にもありますが、今回はここまで(また機会があればいずれ)。
いずれも正すには骨が折れる代物です。
でも、生徒の心理をよく理解して個別に対応するしかないでしょう。
全ての生徒に効く特効薬はありません。
一人でどうにかしようとするとどうしても限界があるので、様々な人の意見などを参考にして指導に当たるのがいいです。
なぜなら、より多くの選択肢の中からいろいろ試して、より最適な対応策を見つけられるからです。
その際は葛西TKKアカデミーも考慮に入れていただけるとありがたいです。
2021.09.28
学校が生徒に配布したタブレット端末によるいじめで小6の生徒が自殺した問題について考えます。
二週間ほど前のニュースになりますが、学校の配布したタブレット端末を使っていじめが起こり、それが原因で小6の女子が自殺したというものがありました。
折しも、コロナ禍による休校などの事態に備えるため、今年度から児童生徒全員に一人一端末配布を宣言し、形の上では宣言を達成した(ただ配るという意味では実現していますが、有効に使いこなし教育に生かされているかどうかは別の問題です)ときでのニュースです。
タブレット端末を全員が持ち、オンライン授業が可能となれば何が起きても勉強を滞らせることがなくなると高をくくっていた矢先のニュースに、文科省も慌てて調査を開始すると明言しました。
この事件は、今回のタブレット端末配布よりもずっと前に起きたこと(去年の11月)であり、直接の関係はないという点に注意してください。
しかし、自殺が起きた町田の小学校はICT先進校として名をはせていた学校です。
他校より先んじた学校でICTを使ったいじめによる自殺が起きたということは、一人一端末を終えた今、このような事件はどの学校にも起こり得ると考えなくてはなりません。
従って、他人事ではなく自分のこととして、学校関係者は考えなくてはなりません。
そこで今回議論するわけですが、この件に関して私は教育のICT化の問題といじめの問題とに区別して考える必要があると思います。
先ずは教育のICT化について。
文科省はこれまで教育のIT化を急ぎましたが、学校の先生方はこの分野の専門家ではなく、技術的にも知識的にも長けている訳ではありません。
現場で使う指導者の訓練を十分に積み、ある程度のスキルを獲得してから実践に移すべきですが、文科省はタブレット端末の配布を急ぐあまり、それをやってきませんでした(十分な準備もせずに新しい技術や教授法を導入して失敗するというのはこれまでも頻繁にあるパターンですが)。
半ば素人のような先生方がいきなり実践を求められてもうまくいくはずはなく、その利用にいくつかの穴があってもおかしくありません。
これはICT先進校でも同じで、今回の事件もICTを軽く見過ぎた学校の運用に問題がありました。
学校の裏アカウントなど、SNSを通したいじめというのは以前から問題になっていました。
昔と違い、IDとパスワードを持つメンバーしかアクセスできないSNSというツールはいじめを外部から見つけにくくしました。
時には当人が知らないうちに、メンバー内での悪口などが広がり、本人が理由も知らないまま仲間外れにされたり、気づかないうちに評判を落とされたりするなどの形で現実世界に現れることもあります。
また、同じメンバーシップを持つ仲間の間でも、一人の人物への集中的ないじめが起きることもあります。
このようにSNSは便利な道具ではあるのですが、扱い方によっては子供たちの心を傷つける凶器にもなるのです。
スマホやiPadは家庭によって持つ持たないに分かれていましたが、学校教育のICT化は全ての生徒にこの凶器へのアクセスを可能にするのだという認識が事件の起きた小学校では足りなかったようです。
そして、この点が今回の自殺の大きな根本的原因の一つとなりました。
一般的にICTなどを利用する際は他の人が不正にアクセスできないように、IDとパスワードを設定します。
そして、これらは高度な個人情報として厳重に管理されなければなりません。
しかしこの学校では、IDは組番号+タブレット端末の番号、パスワードは全員同じという状況だったようです。
これでは簡単に他人の端末にアクセスできます。
実際にこの事件でも、いじめをした生徒が他の生徒になりすましをして、この児童に誹謗中傷を投げかけていたようです。
しかも、投稿した内容が発覚するのを恐れたのか、何者かがログインしてコメントが削除されていたそうです。
このIDとパスワードの問題はITを扱うものなら基礎中の基礎であり、学校の管理はお粗末であったというしかないでしょう。
では、この問題は未然に防ぐことができなかったのでしょうか。
いじめ自体が防げるかというと難しい問題ですが、少なくとも学校のタブレット端末を使ったSNSによるいじめは防げたと思います。
生徒や児童が持つスマホやタブレット端末からSNSを通したいじめというのは既に社会的にも認識されています。
学校関係者なら当然認識してなくてはなりません。
もしそうでないのならば、この学校のいじめ対策は不十分です。
子供たちは最初ゲーム感覚で個の生徒に対するいじめをしていたようです(いじめた本人はいじめではなく軽いおふざけと考えたいたようです)。
しかし、それが一人の同級生を死に至らしめた。
いじめに対する教育の問題でもありますが、もっと現実に起きているインターネットやSNSで自殺者が出たニュースや人生を台無しにしたニュースを取り上げるなどして、子供たちに自分たちの使っているツールが便利なだけでなく、恐ろしい凶器にもなることを理解させなくてはなりません。
また、子供たちは大人たちが思っている以上にこのような新しい道具を使いこなしてしまうので、学校の先生方の上をいくような使い方をすることも覚えておく必要があるでしょう(例えば、授業中にこっそりチャットしたり)。
今回はこの事件を教育のICT化の観点から考えてみました。
教育のITC化はこれまでの日本の教育にはないことなので、試行錯誤の面は否めないでしょう。
しかし、今回の事件に関して言えば、ICT先進校にも関わらず、ICTに対する認識が甘かったと言わざるを得ません。
ICTが学校に急速に普及し、全ての生徒児童がタブレット端末を手にしています。
しかし、その使用に関しては明確なルール作りが進んでおらず、このような負の面に対する教育も進んでいません。
この非常に危うい状況をいち早く改善し、誰もがICTによって恩恵のある教育が受けられるように、教育関係者は本気で取り組まなければならないと考えます。
この事件をいじめの問題として捉えた議論はまた後日致します。
2021.09.13
先日話した、都立高校入試でスピーキングテストが導入されるという件。そこに問題点はないのでしょうか。
先日お話しましたが、東京都では今年度の次の受験生から、都立高校の入試にスピーキングテストを加える方向で準備を進めているようです。
計画通りであれば、最初のスピーキングテストは来年秋に実施されます。
ご存知だと思いますが、実は大学入試でもスピーキングテストを導入しようという動きがありました。
文科相もギリギリまで実施するとしていましたが、直前になって方向転換、テストの導入を延期しました。
それまで多くの保護者、生徒、学校関係者からスピーキングテストを大学入試に加えることに対する疑問、質問に答えず、日程だけ決めて実施を狙っていましたが、突然の延期に生徒を始め現場は実施よりもかえって混乱しました。
そうでなくても精神的に追い詰められる大学入試なのに、入試制度の改変、コロナ禍、学校の一斉休校で比べ物にならないくらいの不安とストレス、プレッシャーを受けていた受験生。
スピーキングテストの混乱は彼らを輪をかけて苦しめました。
これも全て生徒のことを真剣に考えず、己の思惑を優先する思慮の浅い大人たちによって起こされたことであり、本当に昨年度の受験生には同情します。
そして、今回実施されようとする都立入試におけるスピーキングテストは大丈夫なのでしょうか。
大学入試の経験から考えるならば、生徒や保護者、教育現場からの反対の声が強くなり、その問題点がメディアなどを通して世間に共有されればギリギリの中止もあり得ない話ではないでしょう。
ただ、現状を見る限りそのような世間の動向は表立っておらず、現実的には中止の可能性は少ないと思われます。
これは東京都だけの問題であり、国民レベルで議論されないからと言うのが理由の一つだと思われます。
また、そもそも都立高校の入試でスピーキングテストが導入されるということを知らない人が多いのも理由になるでしょう。
大学入試に比べて圧倒的にニュースなどの話題にはなっていません。
現在の政府はかなり強気な態度をとっているので、世論のよほど強い反対がない限りは中止はなく、スピーキングテストを押し切ると予想されます。
では、実際に実行可能か考えてみましょう。
大学入試と比べると都立高校の入試は当然規模が小さくなります。
大学入試の受験者数が100万人を超えるのに対して、都立高校入試の受験者数は3万~4万人程度です。
規模が小さい分、準備及び実施に必要な人員は少なくて済むでしょうし、機材なども少なくて済むので大学入試よりも簡単と言えるかもしれません。
会場も都内に限られるので、試験会場の確保も比較的容易となりえるでしょう。
しかし、入試という性質上、試験をただやればいいという訳にはいきません。
誰もが試験とその結果を十分妥当と見なせるものにしなくてはなりません。
そう考えてみると、話は変わってきます。
一番の問題点は公平性です。
大学入試でのスピーキングテストの中止の最大の理由が、公平性が十分確保されていると世間が認識していないことでした。
採点はあくまでも採点者の裁量によるもので、同じ解答でも採点者によって点数が分かれます。
同様のことが都立高校入試のスピーキングテストにおいても起こるのではないかと懸念されています。
マークシートのような選択問題などと違って、正誤が明確ではなく採点者の判断で点数が変わってくることは避けられません。
1点、2点で合否が分かれるような重要な試験において、どの採点者に当たるかという運の要素が強いということは、公平性に欠けると考えられますし、多くの保護者、受験生はその点が心配だと思います。
これに対して実施主体であるベネッセは、採点者は徹底したトレーニングを積んでおり、評価も複数の採点者で行うので公平性に問題はないとしています。
ただ、この「徹底したトレーニング」とはどのようなものか、実際にどのように行われているかは不明です。
この採点の拠点はフィリピンにあるそうですが、外部の者に実態はなかなか見えてきません。
誰が採点するのかも具体的には分かりません。
大学入試のスピーキングテストでは、ベネッセは採点にアルバイトを当てることにしていましたが、これが大きな批判を受け、テストの中止につながっています。
果たして、今回のテストでもそれなりの資格のある人材によってなされるのか。
3万人の採点なので相当数の人材が必要と考えられますが、果たして確保できるのでしょうか。
できなければ、当然アルバイトも考えられます。
でも、今回は採点の拠点が海外なので、私たちがそれを知ることは難しいでしょう。
それに、タブレット端末などで録音した音声を拠点に送って採点するわけですが、実施して期日に間に合わないようであれば当然公平性より期限が優先されることは考えられ、一貫して全員が同等の採点を受けるかどうかも疑問です。
プレテストでも採点は行われましたが、本番は規模が断然違うので本当に公平に採点できるのか分かりません。
東京都教育委員会は「公平な採点について確認済み」としているようですが、それは東京都教育委員会が実際に現地へ行って確認したわけでなく、ベネッセを通して「採点の公平性に問題はない」と聞いただけです。
次に問題なのは安全性です。
新型コロナウイルスが蔓延している中、今年の受験シーズンに入学試験は行われました。
しかし、現在のコロナウイルスはその時よりも感染力が高いもの、若者でも感染し重症化するより強力なものとなっています。
コロナ禍が来年どうなっているかは今のところ不明です。
次々と新しい株が生まれ感染の波が収まりません。
もし、現在のような状況で受験生がスピーキングテストを受けるならば感染に対する対策が必要です。
そして、このテストが音声を録音するものであるということを考慮すると、感染予防も特別なものになるでしょう。
普通の試験会場のような環境であれば、声を出せば飛沫が広がり感染の危険性が高くなるでしょう。
個別に仕切られたとしても、受験生が録音するときに録音機器など飛沫が飛ぶでしょうから、徹底した消毒が必要となってきます。
そのような手順でテストを実施するのかよく分かりませんが、かなりの工夫が求められるでしょう。
因みに、これまで行われたプレテストはどうだったかと言うと、クラスを半分に分け、それぞれ15分間、窓が閉められた教室で受験生は一斉に声をあげて録音していたそうです。
感染予防としてマスクの着用はなされたようですが、文科省の衛生管理マニュアルの「感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動」に相当するそうです。
もう一つ指摘されている問題点は、特定企業の営利のために入試が利用されているのではないかということです。
このスピーキングテストは東京都とベネッセの協働で行われることになっていますが、実際はシステムの構築から実施運営までベネッセが主体となっています。
テストを作るのはベネッセなので、テストで良い点を取るにはベネッセが販売している問題集やテキスト、通信教材などをやった方がいいと考えるのは妥当です。
そうでなるならば、ベネッセはスピーキングテストにおいて他の企業より優位な立場で営利追及、独占ができます。
また、テストを受けるにはベネッセIDが必要で、発行に当たっては個人情報の登録も要求されます。
以前、個人情報流出問題があったベネッセなので、個人情報の登録は拒否したいと思っても、情報提供しなければテスト申込みを承諾しないそうです。
つまり、テストを受けるためにはベネッセに個人情報を出さなければならないのです。
ベネッセは個人情報は年度末までに消去する方針ですが、これらの情報に基づいて販促、営業ができます。
受験生の個人情報は業界にとって大きな価値のあるものなので、ここでも ベネッセの営利のために利用されないか疑問です。
いづれにしても、大学入試もそうですが、今回の教育改革においてベネッセが学校教育に落とす影が非常に大きくなっているのを感じます。
文科省は子供たちの未来を照らす教育を本気で考えるべきであり、民間癒着とまで言えるかどうかは分かりませんが、特定企業の利益のために子供たちの人生を掛けた試験、教育を利用しないでほしいと切に思います。
(本来教育は営利とはかけ離れたものであるべきで、だからこそ公共性の高いものとして存在すべきです。)
学校で「話す」技能をどのように教えるのかという問題もあります。
教室では日本語英語で教えている先生も多く、本当に正しく教えるならば、音声学や社会学、文化など学校の先生のトレーニングも必要です。
でも、おそらくこれらはなされず、生徒によっては十分な教育を受けずに(準備もままならないまま)本番のテストに放り込まれるのでしょう。
一方で、きちんと英語が教えられる先生の下で指導を受けた生徒は当然テストでも有利になります。
ここでも公平性の問題が出てきます。
都立高校入試における「スピーキングテスト実施」に関する問題点を指摘してみました。
他にも問題点があるでしょう。
でも一番の問題は、このスピーキングテストについて世論が盛り上がっていないこと、世間に知られていないことだと思います。
そうでなければチェック機能が働かず、政府の勝手な都合で話が進み、最終的に生徒たちや社会的弱者が大きな損害を被ることになりかねません。
良し悪しはそれぞれの考えなのでいいです。
スピーキングテストを行うこと自体は別に悪いことではないと個人的に思います。
問題はその方法です(今の教育改革を見ると目的はいいのですが、実践手段が疑問であることが多い)。
従って大事なのは、実際にスピーキングテストが行われる前に、他人任せにしないでみんなで議論し、どうすれば受験生にとって最も有益かを考えることだと思います。
2021.09.09
定期テスト直前、この週末が最後のチャンス!葛西TKKアカデミー恒例、塾無料開放!塾生でなくても参加可!一緒にテスト勉強しましょう。
葛西TKKアカデミーのニュース
いよいよ中間テストが目前に迫ってきました。
来週が中間テストの中学校が多いようです。
ということは、この週末がまとまって勉強できる最後のチャンスとなります。
この機会を有効に利用して、テストで良い成績を修めましょう。
そこでお馴染み、葛西TKKアカデミーの「塾無料開放」!!!
誰でも(葛西TKKアカデミーの塾生でなくても)無料で塾が利用できます。
自由に自習ができ、分からないところはもちろん葛西TKKアカデミーの先生に質問できます。
しかも無料なのだから、利用しない手はありませんよ。
どうか皆さんふるってご参加ください。
きっといいことがあります。
ご利用の際は、事前にメールをいただけると幸いです。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
葛西TKKアカデミーで勉強してよい結果を出しましょう!!!
そこで、葛西TKKアカデミーでは恒例の『テスト前、塾無料開放』を行います。
全ての中学生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできるでしょう。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰っても構いません。
土日は昼からテスト対策を行います。
事前にメールいただければ、どなた様でも利用可能です。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
葛西TKKアカデミーで学校の課題を終わらせよう
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績(平常点)の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。
そして、定期テストの大半は学校のワークや教科書の問題です。
だから、課題をしっかりやっていれば、それだけでかなり高得点が取れることが予想できます。
だから、きちんとやって、分からないところ、間違ったところは解決して、ワークや教科書の問題を繰り返しやって、完ぺきにできるようになれば安心です。
とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
ゲームやテレビ、携帯やYouTube。
誘惑が多すぎて、勉強が手につかない。
そんな人は是非葛西TKKアカデミーへ。
誰でも無料で利用できます。
もちろん、葛西TKKアカデミーの塾生でなくても大丈夫。
勉強しやすい環境が整っているので、自分でコツコツ課題をやれますし、分からないときはいつでも先生に質問し、教えてもらいましょう。
2021.09.06
都立高校入試でスピーキングテストが導入されるのをご存知でしたか。2022年度の入試より実施?
以前にも触れたことがあるのですが、東京都は都立高校の入試の中に、英語のスピーキングテストを導入することを計画しています。
当初は来年の入試から導入予定でしたが、コロナウイルスのこともあり、今のところ現中学二年生の入試から実施されることになっています。
東京都教育委員会によると導入の理由は、これまで「読む」「書く」が主体でそれに「聞く」を含めた英語の評価を「話す」も加えた四技能とすることで、生徒の実践を含む英語力の向上を目指すためのようです。
試験は秋にESAT-Jという東京都中学スピーキングテストを行い、この結果が都立高校入試の英語の得点の一部として換算されます。
東京都は民間のベネッセコーポレーションと提携し、ベネッセが中心となって現在準備が進行中で、その内容はGTECというベネッセ自身が実施しているスピーキングテストそのままだそうです。
具体的なテスト内容として、現段階では次のようになっています。
テストは四つのパートから成り、パートAは、カードに書かれた短い英文を読みます。
全部で2問あり、解答時間はそれぞれ30秒。
発声して答える前に30秒の準備時間があるので、この間に英文に目を通して、読む内容を確認したり、心の中で読む練習ができます。
本当に書かれてある英文が正しく読めるかどうかだけのテストです。
パートBでは図やイラスト、簡単な掲示物やチラシなどのビジュアルマテリアルを利用した問題になります。
全部で4問あり、そのうち3問はカードに関する質問に答える問題です。
解答時間は10秒で、その前に準備時間が10秒あるので、準備時間にできるだけマテリアルの内容を把握し、必要な情報がどこにあるかを確認できるといいです。
時間が短い分、質問に対する答えも簡潔なものになっているので、比較的答えやすいかもしれません。
例えばマテリアルを見ながら、明日の天気は何か答えるような問題です。
最後の1問はカードを基に受験生にミッションが与えられます。
自分の持っている英語力を駆使して、目的を達成するには何と言えばいいか答えなくてはいけません。
例えば、自分のほしい買い物をするには店員に何と言えばいいか答えます。
こちらも同様に、準備時間、解答時間共に10秒となっています。
パートCは4コマイラストの問題です。
この4コマのイラストを見て、英語で何が起こっているか答えなくてはいけません。
30秒の準備時間の後、40秒の解答時間が与えられています。
準備時間の間にどのようなストーリーかイラストから読み取って答えてください。
解答としては、各コマ一文ずつの英語で答えられるといいのではないでしょうか。
最後のパートDでは、質問が書かれたカードが与えられるので、それを読んで英語で答えます。
ここでは質問に対しての自分の意見とその理由が求められます。
例えば、「あなたが学校の一番好きな行事は何か、その理由も答えなさい」のような問題です。
こちらは準備時間が1分、解答時間が40秒となっています。
こちらも準備時間内で自分の意見をまとめておく必要があります。
以上が、現段階での試験内容になります。
例えばパートA、パートBは英検3級の二次試験に出てくる形式ですし、パートC、パートDは英検準2級以上の二次試験の形式になっています。
ただ、受けるのが幅広い学力差のある中学三年生なので、試験の難易度はかなり下げてあります。
これもコツさえ分かっていれば、それほど難しくないと感じています。
実施に当たっては、それぞれの決められた試験会場で、タブレット端末などにヘッドフォンマイクを通して音声を録音する形になるようです。
テストの評価方法ですが、ベネッセが現在実施しているGTECそのままであるなら、次のようになると考えられます。
GTECのスピーキングテストでは、「問われたことに対して明確に応えているか」という点と「より効果的に伝えられているかという観点(「語い」「文法」「発音」「流暢さ」の4つ)で評価をしているそうです。
録音された音声データを海外にいる英語話者によって採点しています。
公平性は、海外の採点者を毎回徹底的に訓練することと、一つの音声データを複数名の採点者によって評価することで保持されると考えているそうです。
今のところ、このようなテストになるらしいです。
そして、この試験のトライアルであるプレテストはもう、既に行われていて、これに基づいて問題内容、難易度、実施会場の選定や設備の充実と向上が図られます。
プレテストの結果を見ると受験生に関する次のことが指摘されています。
コミュニケーションの達成度についてはパートBの正答率が非常に高く、逆にパートCは正答率が低くなっています。
解答すべき内容がはっきりしていて、語句単位で答えられる問題が正答率がよくなっています。
一方で、場面に応じて表現したり状況を伝えたり、理由を説明したりする問題は苦手のようです。
言語使用に関しては、語彙や表現に限界があるものの、それらを接続語を使って話せる受験生が全体の7割以上に上っています。
発音に関しては、発音や抑揚などに問題がある受験生が多いが、それはコミュニケーションに支障をきたすほど深刻ではないとの評価が出ています。
以上が現在予定されている都立高校入試に導入されるスピーキングテストの概要となります。
皆さんはどのように感じましたか。
都立入試にスピーキングテストを試験に導入することに関する議論は後日行います。
予定通りに事が進めば、今の中学二年生以降の生徒は都立高校入試でスピーキングテストを受けることになります。
これまでの3技能でも英語が苦手は生徒には大変でしたが、これに「話す」力まで入試に要求されると、英語力の格差がより合否に影響するようになるでしょう。
こうなるとますます日々の勉強が大事になります。
やることが多くなった分、習ったときに習ったことを確実に身に付けることが肝要です。
いい加減な勉強をしていると、これまで以上に取り返しがつかなくなります。
特に「話す」と言う技能は、分かったからと言って(発音など)すぐにできるものではありませんから。
文科相が始まって以来、文科省の要求は増し、生徒の学習内容は一段と増え、難易度もこれまで以上になっています。
コロナ禍で不自由な環境の中、更に勉強の負担が増えています。
本気で勉強に取り組む生徒とそうでない生徒の差はますます開くでしょうし、また、生徒に新しい教育に対応できる学校とそうでない学校との差もますます開くでしょう。
誰もが学べる教育から遠のいていく気がしています。
いずれにしても、東京都教育委員会が決定し邁進している現状において、私たちは何ができるのか(これでいいのか悪いのかも含め)考え、早目に手を打つことが受験に合格する一つのポイントになると考えます。
2021.09.04
子供の新型コロナウイルス感染、後遺症はあるのでしょうか。少し調べてみました。
コロナウイルスにより世界が混乱して早二年になろうとしています。
これまでは低年齢層にはあまり感染しない、感染しても重症化しないと言われ、子供の感染症対策はそこまで厳しくありませんでした。
しかし、デルタ株が発生して以降、弱年齢層の感染がけた違いに増え、学校でもクラスターがあちこちで発生しています。
ワクチンが与える影響が不明のため、幼い子供たちはまだワクチンを受けられません。
感染しても現在の医療状況ではまともな治療が受けられる保証はどこにもありません。
そんな中で開始された二学期。
自治体によっては休校にしたり、分散登校、オンライン授業の活用といろいろ手段を講じているところもあります。
そこで今回はコロナウイルスが感染した時の子供たちへの影響について調べてみたいと思います。
新型コロナウイルスが発生してまだ二年足らずなので、コロナウイルスよる後遺症がどのようなものか明確でない部分も多いです。
感染後、自分の体に何らかの異変が起きたという報告はいくつかされています。
後遺症の主な症状としては、倦怠感、筋肉や関節の痛み、頭痛、不眠、呼吸障害、動悸など100以上の症状が言われています。
また、後遺症の中でも最も多いものとして、頭の中に霧がかかったようにぼうっとする「ブレインフォグ」があります。
感染後の脳への炎症が原因と考えられていますが、感染後の思考力や集中力の低下、短気記憶障害、鬱の発症など注視する必要があるでしょう。
その症状はどんどん増え続けて今では100種類以上と言われますが、実際に個々のケースにおいて、それらが本当に新型コロナウイルス感染によるものかどうかよく分かっていません。
ただ、子供の新型コロナウイルスの後遺症の特徴として、その症状が長期にわたることがあげられています。
大人に比べ、倦怠感などの後遺症が一ヶ月以上続く割合が高いのです。
これまで子供の感染例が少なく、後遺症についても大人ほど残らないと言われていましたが、デルタ株が流行して以降、感染者は増え、子供の後遺症も大人と同様の症状が報告されています。
大人の場合と同じく、子どもの新型コロナウイルスの後遺症は、感染で中等症以上になった場合だけでなく、軽症や無症状だった場合にも見られるようです。
つまり、後遺症に関しては感染した時の年齢や重篤の度合いなどとは相関関係がないようです。
ただ、子供の場合、自分の症状について表現する力が乏しかったり、ストレスなどその他の原因による症状と区別しにくいことなど、明確にコロナウイルスの後遺症と言いづらいものが多く、子供の後遺症に関する研究が進んでいないのも事実です。
とにかく新型コロナウイルスについては、まだ流行が始まってから日が浅く十分な研究が進んでいないにも関わらず、その社会的影響が大きいことで、よく分からないことだらけだから対策も取りずらいという点が厄介な所です。
更にワクチンを接種していても感染する「ブレイクスルー」が次々と報告されており、現在最も有効な武器とされたワクチンでさえ頼りにならない状況です。
とは言え、ワクチンを打っていないよりは危険性が下がることも言われており、これまでの基本的感染防止対策であった、マスクの着用、密を避ける、まめな手洗いと消毒なども全く役に立たないわけではないので、子供を守るためにも我々は今できることに最善を尽くすしかありません。
そして、医療施設の充実など個人では手に負えない部分は国や自治体、企業などが連携をとりながら有効な対策をしていくしかないでしょう(残念ながらこの点については政治的理由などから上手くはいっていないようですが)。
つまり、民間と公共の連携、私と公の連携です。
つまるところ、予防以上の対策はないので、そこに私たちは尽力するしかないでしょう。
そして、万が一感染してしまった場合の対応(医療キャパの増大など)を急務として、少しでも早くみんなが安心して暮らせる社会を取り戻せるように願います。
2021.09.01
二学期が始まったばかりですが、学校によってはもう定期テストが待っています。葛西TKKアカデミー恒例、塾無料開放!塾生でなくても参加可!一緒にテスト勉強しましょう。
コロナウイルスがまた活発に流行している状況で新学期が始まりました。
若者にも感染し重症化するということで、とても心配です。
多くの学校で感染者やクラスターが発生しているようです。
これまで以上の感染対策はなく、手詰まり感はありますが、できることをしっかりやるしかありません。
ところで、いくつかのかの中学校ではもうテスト二週間前になっているようです。
期間的に短いのでテスト内容も少なくチャンスです。
皆さん、頑張って準備をして万全の体制でテストに臨みましょう。
そこで、葛西TKKアカデミーでは恒例の『テスト前、塾無料開放』を行います。
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「学校で習ったけどよく分からなかった。」
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「学校の課題をする場所がほしい。」
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など思っている生徒は是非訪ねてください。
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この機会をお見逃しなく。
葛西TKKアカデミーで学校の課題を終わらせよう
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績(平常点)の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。
そして、定期テストの大半は学校のワークや教科書の問題です。
だから、課題をしっかりやっていれば、それだけでかなり高得点が取れることが予想できます。
だから、きちんとやって、分からないところ、間違ったところは解決して、ワークや教科書の問題を繰り返しやって、完ぺきにできるようになれば安心です。
とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
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2021.08.31
パラリンピックの学校連携観戦プログラム、千葉県で教員が感染し中止!それでも東京は生徒たちの観戦続行!
以前、学校連携観戦プログラムについてお話し、感染のリスクがある中でパラリンピック観戦が必要なのか考えました。
そして、パラリンピックが始まり、多くの自治体は参加を中止しましたが、いくつかの学校は観戦を実行しました。
オリンピック委員会は知事らの強い要請で行ったと言い、その知事たちも観戦による教育的価値を考えると、パラリンピックを子供たちに直に見せるべきとのこと。
パラリンピックでは最善の感染予防をしているから大丈夫と。
そして、パラリンピックが始まり、反対意見の多い中、学校連携観戦プログラムが強行されました。
そして、先日、恐れた事態が起きました。
学校連携観戦プログラムで子供たちをパラリンピックに引率していた千葉県の教員二名が新型コロナウイルスに感染したとのこと。
これを受けて、千葉県は即座に学校連携観戦プログラムを中止。
「こんなことは最初から分かっていた」「中止するなら最初からやらなければいいのに」などの批判が相次ぎ、保護者も「もっと早く中止にしれくれればいいのに」と現場は混乱しています。
千葉県の学校の参加が中止となる一方で、東京都知事は生徒たちのパラリンピック観戦を継続しています。
パラリンピックでも感染防止は十分でないと証明されたにも関わらず、それでも観戦プログラムに固執しているのは何か理由があるのでしょうか。
「教育的価値が高い」という一辺倒の回答だけですが、生徒たちの健康や命を危険にさらしてまでやらなければ、その「教育的価値」は得られないのでしょうか。
「教育的価値」を見出したいのならいくらでも工夫すれば、生徒たちに提供することは可能と思います。
むしろ、こんな状況だからこそ教員を始め教育関係者の腕が試されるのです。
いかに子供たちを守りながら、最大限の教育を行うか。
「パラリンピック観戦しかない」というのであれば、それは教育者としては失格だと思います(実際に見たところで本当に生徒たちが知事の期待する教育的価値を感じるかどうかは疑問です)。
あれだけの感染者をオリンピック関係者から出しておいて、想定内だから成功という人達の気が知れません。
それは自分には関係ない、他人事と思っている無責任者の発言です。
今回のパラリンピック観戦も同じです。
「想定内だから問題ない」と言い訳するのでしょうか。
自分の子供が感染し、病に苦しむ、回復しても後遺症が残る、場合によっては死んでしまうと、自分たちの問題として捉えたとき、知事を始め関係者はそれでも子供たちにリスクを背負わせ観戦させるのでしょうか。
今では入院もままならず、「自宅療養」という名の放置で、コロナの苦しみに加えて実感として迫りくる死への恐怖にもおびえなければならない。
そんな当事者の不安を少しでも想像し理解できないのでしょうか。
今回の件も、行政が生徒たちの観戦を要請しておきながら、最終判断は自治体、学校長などと責任逃れのような言動をしていることから、自分たちの希望は実現させるが、何かあったときの責任は取らないという思惑が見えます。
(因みに、最近の政府関係者の責任を取ろうとしない姿勢は子供たちにも影響していて、何かと言えば責任追及を恐れ曖昧で消極的な態度が非常によく見られるようになりました。)
無責任だからこのような所業ができる。
責任ある大人なら恐ろしくてこんなことはできません。
「人様の子供を預かっている」という自覚がないのでしょう。
本来なら子供の安全を最優先に考え、彼らを守ることに全力を尽くす(政府の方は「全力を尽くした」と言い訳するのでしょうが、「全力を尽くす」というのは万が一のことが起きたときの自己弁護の言葉ではではありません)義務があります。
急な決定に、本来課外授業なら当然しなくてはならない事前の下見もなく強行されたパラリンピック観戦。
引率の先生方も生徒をどのようにコントロールすればいいか、考えられるあらゆる事態にどのように対処すればいいか、事前準備も十分にできる苦労されたと思います。
こんな万全でない状況で、こんな危険な課外授業を実施しなければいけないのでしょうか。
本当に疑問だらけです。
この度、感染された教員から生徒への感染があったのか、彼らがどの段階で観戦したのか、まだ不明な点が多いです。
危機管理というのは常に最悪の事態を想定し準備しなければならないのに、今の政府のやっていることはあまりにも楽観的過ぎます。
そして問題が起きれば、自分の責任ではない(少なくとも口で言うだけで、責任をとる行動はない)と言う。
こうしている間に生徒から家庭、そして周辺の人々にコロナウイルスの感染が広がったらどうするのでしょうか。
仮にそれがなかったとしても、そのような恐怖を人々に与えたという事実だけで既に、政府としては本来の機能を果たしていないと考えます。
運よく感染を回避できることを願います(本当に情けないことですが、ここまで来ると運に頼るしかありません)。
政府は真剣にこの未曾有の問題に対処してほしいし、二度と子供たちをこのような危険にさらさないでほしいです。
良識のある自治体の長なら、今すぐ子供たちを危険から遠ざけてください。
2021.08.27
「学校連携観戦プログラム」に関して江戸川区を始め多くの区が観戦中止を決定しました。
本日も東京では新型コロナウイルスに関して、4220人の新規感染者があったと発表しました。
20代が飛びぬけて多く、若者もこれまでのように新型コロナウイルスに対して楽観視できなくなってきました。
このように連日高水準で新規感染者が推移しています(噂によると、検査のキャパがいっぱいになったのでこれ以上数値は増えないとか、パラリンピックに向けて検査数を絞っているので数値は増えないとか)。
実際はこの何倍もの感染者が潜在的に存在しており、いつどこで誰が感染してもおかしくない、災害級の事態とも言われています。
このような中、東京都を始め首都圏の件の中には、東京オリンピックで実現できなかった「学校連携観戦プログラム」を実施しようという動きがあります。
知事の強い要請によるものだそうです。
彼らの主張によると「学校連携観戦プログラム」でパラリンピックを観戦することは教育的価値が大きく、多くの参加希望者もあるとのことです。
事前に実施されたアンケートでは7割の家庭が参加を希望したとか。
でも、ここには危険なミスリーディングがあると思います。
先ず、子供たちは感染のリスクがどのくらいか、感染した時はどのようなことになるのか、正確には情報を与えられていないので、単純に楽しいイベントだから(学校行事がまともに行われていないから余計に)と参加を希望したとも考えられます。
また、保護者も多くは悩んだ末に出した結論で、今でも揺らいでいる家庭が多いそうです。
ここまで強制するなら、感染予防だけでなく(多くは不十分だし、オリンピックの経験からすると始めから感染者が出ることはやむなしと主催者側は考えている)、万が一感染した時の保障(入院先の確保や将来後遺症が出たときの対応など)を明確にすべきなのに、それは示されない。
そんな状況で危険だと分かって我が子を送り出す親がどれほどいるのでしょうか。
教育的価値と生命健康のどちらを取るか。
そして、感染した子供が重症化、または感染した子供から家族全員が感染という事例は既に起きています。
普通であれば生徒を健康や命のリスクを背負ってまで実施しないでしょう。
だが、政府は完全にそのような考えはなく、なんとかして生徒を動員してパラリンピックの体裁を少しでもよくして、自分たちの箔をつけようという運営側の一方的な野心としか見えません。
これは自分たちがそのようなリスクに巻き込まれることがないという先入観があるからで、もし自分も感染リスクの当事者になると思えば、今、このような判断はできないと思います。
他人事だから好き放題にやる冷酷な運営には怒りすら感じます。
そんなこのような憤りを感じているときに、あるニュースが伝わり少し安堵しました。
江戸川区を始め多くの区が「学校連携観戦プログラム」の参加を取りやめたそうです。
多くの自治体が良識ある判断をしてくれたことにほっとしています。
関わる学校関係者もこの状況では自信を持って実施できないだろうし、何か起きたときはとても出ないけど責任は持てないでしょう。
ならば中止は至極当然であり妥当な結論だと思います。
それでも教育的価値を指摘するならば、パラリンピックを通じて人生の糧となる学習は、必ずしも現地での観戦だけではないと言いたい。
工夫次第でいかようにもできるし、それができないようでは教育のプロとは言えません。
現状に応じて今できる最大限の教育効果を出せばいいのです。
パラリンピックに目を奪われ心を奪われた人々には、そのような柔軟な発想ができないのでしょうか。
今は平時ではありません。
緊急事態です。
ならば子供たちを守りつつ、どうやって彼らに最高の学びを提供できるかを考えるべきです。
それが創意工夫であり教育者としての知恵です。
まだ中止を決めていない区、参加を表明している区が気がかりです。
そこに住む生徒たちの健康と生命、そして未来はきちんと守られるのでしょうか。
他の区が行ったように、良識に基づいた英断を期待しています。
2021.08.19
勉強ができるようになりたくない子供たち?(その1)実は勉強できないままがいいと潜在的に思っているかもしれません。
生徒たちは学校で、家庭で、毎日のように勉強に励んでいます。
勉強ができるようになって良い成績を取りたい。
親が言うから。
特に理由はないが、それが当たり前だから。
勉強をする理由や目的は人それぞれでしょう。
でも、全ての生徒が勉強ができるようになりたいと思っているかというと、どうもそうではないようです。
多くの生徒と関わっていると、中には勉強ができるようになることを怖がっている、できないままでいたいと思っている(意識的にせよ無意識的にせよ)ように見える生徒もいます。
勉強すれば人生全て上手くいくから、子供には頑張ってほしいし、きっとわかってくれる。
このような考えが本当に正しいのでしょうか。
そこには大人のエゴがあり、子供たち(特に思春期の)の中には、はそんな自分たちの都合を押し付けてくる大人に反感を抱き反発する者も現れるでしょう。
そこには彼らなりの道理があり、自分にとって今、どうするのが一番利益があるのかという計算があるようで、分かっていても、もしくはあえて、勉強ができるようになりたくないという選択肢を選ぶ生徒がいる可能性を感じています。
分かっているけど、本人が意図的にそうしない。
難しい問題です。
なぜ大人が示す「勉強すれば人生が開けるから、勉強ができるようになった方がいい」という考え方に従って、勉強を頑張ろうとしない生徒たちがいるのでしょうか。
これは自分の中に、自分なりの正論が芽生えているからでしょう。
人生経験の少ない彼らにとって、世界は未知であふれています。
まだ知らないこともたくさん。
でも、ある程度人生を生きてきて、部分的に分かることも多くなっています。
そして、自我の発達と共に自分なりに世界を見、自分の中に己の世界(不完全な世界ですが)を構築しつつあります。
客観的にはまだまだ小さい世界ですが、彼らにとっては全てです。
だから、自分はある程度の知識はあり、大人の言うことが本当かどうか判断する力がある(それが正しい判断かどうかは別として)と考えます。
これは自我の確立につながる大事なステップであり、人間の成長において通るべき道なので、決して悪いことではありません。
こうして出来上がった未熟な、でも全てである彼らの世界において、何が自分にとって最善で得かを考えます。
そこで生まれる様々な選択肢の中には当然「勉強ができるようにならない方がいい」という選択肢もあり、時にはそれを選ぶこともあるでしょう。
それは色々な誤解と思い込みにより生じる誤った選択です。
(どうして誤解や思い込みをするのかについては、後日、「その二」としてまた議論します。)
では、その誤りをどのように正していけばいいのでしょうか。
子供たちの判断が望ましくないとき、大人が無理やり自分の主張を押し付けるのはよくありません。
大事なのは相手が理解できるように導き納得させる話し合い。
ということは、話し合いのできる環境を確保しなくてはなりません。
もし、親子でそのような状況にない時は、話し相手は親である必要もないと思います。
子供にとって一番信頼できる人がすればいいでしょう。
ところで、話し合いにおいて、相手のことをまだ十分に考えることのできない子供は、こちらの気持ちもお構いなくズバズバ言ってくるかもしれません。
しかし、それをまともに受けてイライラしたり、癇癪を起してはいけません。
相手を包み込む広い心で、大人の余裕を感じさせるくらい、器量の大きさを相手に見せつけなければなりません。
(はったりでもいいから堂々として、内心おどおどしていることが悟られないように。)
そうでないと、子供はすぐに器の小ささを見破り、大人を侮るようになります。
そして、やり方としては先ず、相手の理屈や理由を聞いてあげることです。
そうして子供たちの立場、考えを把握する。
そうするとこちらもどのように対応すべきか分かってきます。
相手の立場が分かれば同じ目線に立てます。
そうして考えると、子供たちがなぜそう思うのかが見えてきます。
こうすると「何でこの子はそんなことするのか、そんなこと言うのか」が理解できるようになります。
子供と同じ方向に向き合ってから、少しずつ一緒にじっくりと方向転換を促してください。
そうすると正面から衝突することもなく、子供も納得してこちらの希望する道を進むようになるでしょう。
更に、先に相手に話させるのには別の利点もあります。
それは、先手を取らせることでこちらの手の内を見せる前に相手の手の内が分かるということ。
これによって、話し合いで優位に立てます。
誤解のないように言いますが、「優位に立つ」というのは相手を力任せに引っぱるという意味ではありません。
相手が何を考えているか分からず、心の余裕をなくしてイライラすることを抑制できる、つまり、心にゆとりを持って相手に接することができるという意味です。
このような対処で、勉強できるようになりたくない生徒を変えることができるでしょう。
少し長くなってきましたので、この続きは後日書きます。
そこでは、生徒たちが「勉強をできるようになりたくない」と考える誤解に基づいた損得計算について話したいと思います。
お楽しみに。
2021.08.18
緊急:またパラリンピック観戦に生徒を動員させようという動きが出ています。一部の政治家の野心や体裁のために子供たちを危険にさらすな!!!
葛西TKKアカデミーのニュース
東京オリンピックは一部、有観客で行われました。
バブル方式で安心安全と言っていた政府ですが、当初の指摘通り外部との遮断はできず、500人以上の感染者を出しました。
一方、日本の現状を見ると全国的にコロナウイルスの感染が爆発的に増え、専門家も制御不能の災害レベルという状態、医療も重傷者以外は自宅療養という政府からのメッセージ(これは完全に政府が国民を見捨てたと捉えかねない)が出るほど危機的状況です。
このようにオリンピックで約束された安全安心は守られず(政府は想定内だから問題なしというが、想定内というならきちんと対策を取って一人も出さないようにすべきでは?)、国内の状況も明らかに悪化しているのに、オリンピックでなされなかった学校連携観戦プログラムは行われることが決定されました。
パラリンピックは全会場無観客とオリンピックよりも観戦を制限しているにもかかわらず、この決定は理解に苦しみます。
学校行事や部活動も未だもとに戻っておらず、日々の学校生活もまだ不自由な状態なのに、なぜパラリンピックの観戦をしなければならないのか。
県をまたぐ移動は控えるように、お盆の帰省はしないように、不要不急の外出はしないようにと言いつつ、政府が行うパラリンピックは観戦に行きなさいとは、全く矛盾であり、きちんと整合性の取れる説明が求められますが、これまでのようにまともに答えることなく、うやむやなまま実行するのでしょうね。
学校連携観戦プログラムについては、観戦は近隣の学校に限り、専用の送迎バスを用意するなど最大限の安全を考慮して実施するようです。
でも、これまでの経緯から考えて、この最大限の安全を信用できるでしょうか。
「保護者の意見を踏まえ、自治体、学校設置者が希望する場合、新型コロナの安全対策を講じた上」という条件が付いていますが、結局、最終的な決定は学校長が行うことになるようで、この文脈であれば万が一のときの責任は学校になるのでしょうか。
逆に言えば、「やろう」という号令は政府が出すものの、もしもの時の責任は取らないという風にも捉えられます。
オリンピックのときと同じです。
真剣に子供たちのことを考え、現状をしっかり把握すれば、このような決定につながる話し合いをすることさえナンセンスだと思うのですが、責任を持たないということは人間をここまで軽薄かつ軽率にするのでしょうか。
ここで決定は学校長にゆだねるという形式になっていますが、オリンピックのときと同様に政府が学校連携観戦プログラムを決定しているのに、学校長に不参加の決断ができるかどうか怪しいです。
加えて、これもオリンピックのときと同じですが、熱中症の危険もあるこの時期に、コロナ対策もしつつ熱中症対策もしつつ、限られた人員で(恐らく担任のみで、政府から人員が派遣されることはないでしょう)生徒たちの安全を保障できる引率ができるのか。
年齢制限でワクチンも打てない生徒たちに集団での外出をさせて大丈夫なのか。
今は流行っているデルタ株は感染力が強く若い世代の感染者も多く、さらにオリンピック中に五輪関係者から持ち込まれたというラムダ株(これが公になったのは五輪後で、隠蔽の疑いがある)は、海外では多くの子供たちが感染し死亡者も出ているそうなので、これまでのように子供たちだから大丈夫という理論は通用しないそうです。
そして、万が一感染しても病院はもう新規の患者を受け入れられる状況になく、中等症でさえ自宅療養しろというありさま。
そんな、状況で自分の子供をパラリンピックに行かせたいという親がいるのでしょうか。
今回の決定は、一都三県知事から要請があったからだそうですが、知事の要請は住民の希望を代弁してのものなのでしょうか。
個人的な政治的野心、自分を少しでも良く見せようと体裁を整えるためだけのものではないかと疑っています。
無観客の決定をしておいて、空っぽの会場では見た目が悪いから子供たちを入れるのでしょうか。
常識的に、これほどコロナの猛威の中でパラリンピックを実行することでさえ信じられないのに。
「共生社会実現のために子供たちに観戦させてあげたい」という言い分ですが、うさん臭くて仕方ありません。
平時ならいいですが、今は非常時ですよ。
現在、甲子園で高校野球が行われていますが、これを参考に対策を立てていくとも言っています。
でも、現に甲子園ではクラスターが発生し、高校生も集団感染し試合を辞退しなくてはならない野球部が出ている事態が発生しています。
つまり、これでは生徒たちを守れないということです。
それを知ってか知らずか、高校野球を持ち出し自分の主張を正当化しよう知事の発言にはあきれてしまいます。
そうでなくても、いつどこで感染してもおかしくない毎日にびくびくしながら暮らしているのに。
選手の活躍を見て感動してほしいなら、家のテレビでも十分じゃないでしょうか。
会場に行っても、遠くから豆粒みたいな選手を見るのに、いかほどの感動があるのか。
そして、職業柄、当事者である生徒と関わっている私の見解では、彼らの大半は冷めており、オリンピック・パラリンピックに今はさほど興味を持っていません。
このようなことを鑑みても、政府の発言は国民の意思を反映しているとは思いません。
むしろ逆です。
今回のコロナ禍で政府が全く国民を守ることを優先せず、自分の関心のみ固執する姿が見られました。
そして、対策は結局、「国民一人ひとりが自分の力でやってください」でした。
これならば何のために政府は存在しているのでしょうか。
権力を与えられた者は、その権力を自分や身内のために使うのではなく、全体の福祉のために役立てるものではないでしょうか。
今の日本政府は近代国家の政府とは思えません。
そして、国家的危機であるこんな状況においてさえ、まだ、権力者の個人的思惑のために多くの国民を犠牲にして何も感じていないように思えます。
そんなものためにに、我々の未来である子供たちを危険にさらすことは断固反対です。
2021.08.14
イベント紹介『恐竜科学博』コロナで外出しづらいですが、せっかくの夏休みなので思い出作りに、自由研究に出かけてみてはいかがでしょうか。
夏休みも中盤に差し掛かり、猛暑とコロナで大変な日々を生徒は過ごしているのではないかと思います。
かと言って、家に閉じこもりっきりもよくありません。
適度に出かけるのも悪くはないでしょう。
わざわざ遠くに旅行するなどはお勧めできないかもしれませんが、近所の人ごみを避けて散歩するぐらいはしてもいいでしょう。
もちろん、コロナと暑さの対策はしっかりとしないといけませんが。
なかなか安心して楽しみにくい夏休みとなっていますが、今回は夏休みイベントのご紹介をしたいと思います。
そう、毎年どこかで必ずやる大人気の恐竜に関するイベントです。
子供たちにとても人気のある恐竜博です。
今回ご紹介したいのは、パシフィコ横浜で開かれる『 恐竜科学博〜ララミディア大陸の恐竜物語〜 2021』です。
ソニーが関わっているだけあって、最新の映像技術を駆使して、絶滅した恐竜たちを現在に蘇らせてくれます。
展示内容は、先ず地球誕生から白亜紀までの大陸移動を、大画面のアニメーション映像とデジタル地球儀を連動したコンテンツでご紹介。
この展示では当時、恐竜王国だったララミディア大陸に焦点を当て、気候や生態系、そこに暮らしていた恐竜たちの驚くべき特徴を、多数の貴重な標本や資料を使って分かりやすく説明してくれます。
特に代表的な恐竜であるトリケラトプス、エドモントサウルス、ティラノサウルスの解説では、ソニーの空間再現ディスプレイを利用し、3DCGで再現したこれらの恐竜の体と動きをじっくり観察できます。
最先端のCGで写し出された恐竜たちは、まるでそこにいるかのようなリアルさで表現されています。
それから、トリケラトプスの子供の冒険を通じて、様々な生物と出会い、当時いた翼竜や海生爬虫類など学ぶことができます。
この世界をソニーの360⽴体音響技術で構築された音による仮想的な空間拡張を体験でき、まるで自分も白亜紀の世界に迷い込んだ錯覚に落ちます。
このように、他にも様々なコンテンツが最新鋭の映像機器により紹介され、現実と見まごうばかりの恐竜体験ができ、このリアルなバーチャル体験こそ、この展示の最大の特徴と言えます。
そして、この展示の目玉はソニーの駆使する最新鋭のバーチャル体験だけではありません。
ここではトリケラトプス『レイン』とティラノサウルス『スタン』の全身骨格が展示されています。
今にも動き出しそうな躍動感あるポーズで骨格が組まれて、実物大の大迫力は見逃せません。
どちらも貴重な標本なので、また同じような展示の機会があるかどうかは分かりません。
こちらもお勧めです。
他にも様々な内容で恐竜についての知識が学べ、実感として体験できます。
単純に見るだけでも楽しいですが、この展示や紹介された内容から今、恐竜についてより詳しく調べ、夏休みの自由研究にするのもいいと思います。
会場はコロナ対策が徹底されていて、入場制限もあるかもしれないので、事前予約してから足を運ばれることをお勧めします。
なかなか気軽に楽しめないご時世ですが、それでも子供たちのよい思い出ができればいいなと考えます。
やっぱり恐竜はロマンですよね。
せっかくの夏休みなので、何もしないでただ家に籠るのはもったいない気がします。
コロナや熱中症に対する注意は必要ですが、ご家族で楽しさと感動を共有できるイベントになればと願います。
2021.08.10
お知らせがあります。皆様のおかげで葛西TKKアカデミーが表彰されました。木曜日は自由研究のお助け会をします。
今日は皆様に伝えたいことが二つあります。
一つ目は皆様への感謝、もう一つは以前お知らせした自由研究のお手伝いについてです。
本日、『まいぷれ』より「まいぷれアワード2021」を頂きました。
「学ぶ・スクール」部門において、一年間のPV数(ページビュー数:ウェブでのページを見られた数)が日本一だったそうです。
これもひとえに私の書いた記事を毎日のようにご覧いただいた皆様のお陰であり、心より感謝いたします。
最初、まいぷれに掲載を始め、「どこまで素人の自分が書いたものを読んてもらえるのだろうか」、「いつまで続けられるのだろうか」と不安ではありましたが、とりあえず何でもいいから毎日掲載しようと決めました。
正直、ニュースを書くのは大変です。
普通に書いても1、2時間はあっという間に過ぎてしまいます。
他にもやらなければならないことがある中で、この時間を抽出するのは困難なのですが、可能な限り頑張って書き続けてきました。
時には書きたいことが十分に書けなかったり、時には書きたいのに時間がなかったり。
そして、ネタを考えるのも大変です。
タイムリーなネタがある時はいいのですが、そんなときばかりではありません。
今後、皆様の取り上げてほしいネタなどありましたら、お知られください。
助かります。
私なりに調べ考え書きたいと思います。
ニュースを掲載し続けることは大変ですが、なんとか皆様の助けになるようにと発信してきました。
つまらない、くだらない記事と感じるときもあるかもしれませんが、そこは大目に見てやってください。
そして、今回の受賞はそんな私の記事をたくさんの皆様が注目してくれているのだという証となりました。
これから書いていく大きな励みになります。
私の記事を毎日のようにご覧いただいている方々がいらっしゃると考えると、つらくても頑張ろうと思えます。
特に勉強や子育てにおいて、皆様の疑問に思っていること、困っていることの解決に少しでも役に立てばと願います。
今後も皆様の期待に応えられるように努力したいと存じます。
本当にありがとうございました。
二つ目のお知らせですが、以前にお伝えしましたが、夏休みの課題で一番厄介な自由研究を始め、読書感想文、意見文など、なかなか一人では難しい課題のお手伝いをします。
初日はもうすぐ、8月12日木曜日です。
完全予約制のマンツーマンで行いますから、コロナの心配もありません。
是非、ふるって応募してください。
詳しくは次の通り。
自由工作
8月12日、15日、19日、22日に、個別のワークショップを開きます。
朝10時から夕方16時までやります。
ここでは自由工作をします。
葛西TKKアカデミーで毎年好評の『プロペラカー』『パタパタ飛行機』そして『保冷剤を使った芳香剤』が作れます。
他にも新作の工作を検討中!
間に合えばお知らせします。
『プロペラカー』のリンクはこちら
『パタパタ飛行機』のリンクはこちら
参加費は無料ですが、材料費が500円かかります。
完全事前予約制のマンツーマンで指導しますから、コロナに対しても安心。
所要時間は約30分です。
ご予約、お問合せはメールにてお願いします。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
工作以外にも自由研究のご相談や読書感想文のお手伝い、意見文の添削など、夏休みの課題で悩む生徒たちをサポートします。
こちらは随時予約制とします。
ご連絡いただき、日程の空いている時間にお越しいただきます。
こちらは無料で、時間は約一時間を予定しております。
こちらもメールにてご予約、お問合せ受け付けております。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
今回は「まいぷれアワード2021」の受賞に伴い、皆様への感謝のお知らせと、葛西TKKアカデミーが毎年行う夏休みの課題のお手伝いのお知らせでした。
とうとう本格的な猛暑になってきました。
家で勉強するのも大変でしょう。
そんなときは冷房の効いた葛西TKKアカデミーで勉強するのもお勧めです。
勉強しやすい環境で、いつでも優しい先生が助けてくれますよ。
夏休みの宿題が終わらないと大問題です。
そうなる前に皆さん、是非、葛西TKKアカデミーまでご一報ください。
2021.08.09
葛西TKKアカデミーの夏休みお助け企画!『自由研究をやっつけろ‼』完全予約制の一対一対応なので安心して自由研究を進められます。
もう夏休みも後半戦です。
学校の課題は順調に進んでいますか。
ワークなどは毎日地道に少しずつでも進めれば何とかなりますが、そうもいかない課題もあります。
自由研究や読書感想文や意見文など、どうすればいいか悩んでいる生徒も多いと思います。
そこで葛西TKKアカデミーが今年もお手伝いします。
自由工作
8月12日、15日、19日、22日に、個別のワークショップを開きます。
朝10時から夕方16時までやります。
ここでは自由工作をします。
葛西TKKアカデミーで毎年好評の『プロペラカー』『パタパタ飛行機』そして『保冷剤を使った芳香剤』が作れます。
他にも新作の工作を検討中!
間に合えばお知らせします。
『プロペラカー』のリンクはこちら
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参加費は無料ですが、材料費が500円かかります。
完全事前予約制のマンツーマンで指導しますから、コロナに対しても安心。
所要時間は約30分です。
ご予約、お問合せはメールにてお願いします。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
工作以外にも自由研究のご相談や読書感想文のお手伝い、意見文の添削など、夏休みの課題で悩む生徒たちをサポートします。
こちらは随時予約制とします。
ご連絡いただき、日程の空いている時間にお越しいただきます。
こちらは無料で、時間は約一時間を予定しております。
こちらもメールにてご予約、お問合せ受け付けております。
e-mail:tkkac2016@gmail.com
コロナウイルスの感染がこれまでにない勢いで広まっています。
夏休みでも思うように過ごせず、子供たちも大変だと思いますが、暑さやウイルスを乗り越えて明るい顔で二学期を迎えられるように祈っています。
そして、面倒な課題は葛西TKKアカデミーがお手伝いしますから、少しでも楽しく充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。
2021.08.08
勉強ができなくなってしまった生徒たち。彼らの多くが似たような経験をしていました。
葛西TKKアカデミーでは勉強をしたくてもできない生徒たち、勉強をどうにかしたいけどどうやっていいか分からない生徒たちを多く見てきました。
普通の塾のように教材さえ与えておけば自分で勉強でき、ある程度の結果が出せる生徒とは違い、一筋縄ではいかない生徒をたくさ思い出しますす。
普通の塾なら見放される(例え表立って言われなくても実際にそうされている)生徒でも、本人のやる気さえあれば他のことは度外視してでも受け入れ、何とかしてあげたいと努力してまいりました。
そのような生徒とたくさん出会う中で、彼らが勉強ができなくなってしなった原因、勉強をあきらめてしまった理由には似た点があることが分かりました。
小学校の一年生のときは基本的にみんな勉強が好きです。
憧れの学校に入り、新しく勉強というものができることが喜びでした。
しかし、学年が上がり学習内容が難しくなっていくにつれ、これまではよく理解できた勉強が、簡単に解けた問題ができないようになってくるという現実にぶち当たります。
それは授業で先生の言っていることが分からないとか、宿題の問題がどうしても解けないといった経験から悟ったり、できたつもりでも実際にテストをしてみると点数が悪かったという結果から実感したりします。
そうしてどうすればいいか分からなくなります。
そんなとき、適切に生徒が分かるように説明し導いてくれる人がいればいいのですが、単純に「なんでできないの。」と怒鳴ったり、「頭悪いんじゃないの。」と非難されたりすると、子供たちは救われず、勉強に対する情熱が一気に冷めてしまいます。
そして、「自分はダメな人間だ。」と卑下し、勉強が嫌になっていきます。
子供たちの成長は決して一定ではなく、ある程度の早い遅いはあります。
だけど、日本の場合、一定の年代の生徒は皆一様に同じ勉強ができていないといけないという暗黙の了解があるようです。
だから、そこから少しでも離脱してしまうと不安になり、もう挽回のチャンスはないと感じるようです。
これは親も同じで、自分の子供が一般的な生徒と同じように勉強ができないと非常に焦って、なんとかしようと勉強を教えます。
しかし、子供たちの性質を無視して一方的に押し付けるような教え方では、当然生徒はいつまで経ってもできるようにはなりませんし、親も一生懸命だからこそ、いつまで経ってもできるようにならない我が子に焦り苛立ちます。
そして、ついつい大声を出してしまうと、もう親子関係までもぎくしゃくし何もいいことがありません。
親や先生に「できない子」のレッテルを貼られ、徹底的に心を傷つけられた子供たちは立ち直れなくなり、「いくら勉強をしても非難されるばかりなら、ひたすらつらい思いをするだけなので、もう勉強は諦めて逃げよう。」と考えます。
せっかくできる可能性があるのに、自分から逃避するのです。
それは周囲が生徒たちに希望を感じさせてやれないことが大きな原因の一つと私は考えます。
私の経験から思い出されるのは、こちらが質問した時に「答えたくありません。」と言った生徒です。
彼女はこれまでテストなどで間違える度にさんざん責められ心を痛めました。
自分が間違えることを公にされるのが怖くて、答えないという普通あり得ない選択肢を取るのです。
答えなければ「間違い」とは言われず、自分の体面が保たれると考えるのでしょう。
そうして自分を守ろうとしたのです。
でも、間違えることができない生徒は悲劇です。
なぜなら、人間は間違えの中にこそ学びのチャンスがあるからです。
他にもいろいろ理屈をこねて勉強をしないことを正当化しようとする生徒、しなくてはいけないのは分かっているが、自分は頭が悪いので努力しても無駄、言い換えると勉強ができないのは自分の努力が足りないのではなく、先天的なものだから仕方ないと主張する生徒(大人が「バカバカ」と言ったことを逆手に取ったいいわけですね、だから要因は大人にあります)。
様々な方法で逃げようとします。
でも、彼らは未熟でまだ分からないことも多く、心が十分に育っていないから非常にナイーブなのです。
大人はそこも含めて寛容に彼らに接してあげられるほどの器の大きさが要求されるのではないでしょうか。
しかし、実際はそれができず(親も成長中ですから)親子とも苦しい思いをします。
子育ては楽ではないので、それを含めて子育てと思えるくらいのゆとりが心にあればいいのですが、大人であっても難しいですよね。
そして、不思議なことに、このように勉強ができなくなった生徒ですが、その多くがもう一度頑張ってみようと思うときがあります。
最初、彼らが勉強に迷ったときに適切に対処できなかった場合、これは最後のチャンスです。
ここを見逃さず対応できれば挽回も可能でしょう。
多くの勉強ができない生徒は知能が低くて勉強ができなのではありません。
これまでやってこなかったからできないだけです。
一から根気強く教えれば徐々にできるようになり、場合によっては一気に目が開いて、あっという間に多くの穂コアの生徒を追い越す者もいます。
勉強ができなくなったときも、勉強をしなくてはいけない、やろうと思ったときも、子供たちは何らかの兆し、ヒントを出しています。
それを私たちは見逃さないように注意しないといけません。
言い換えるなら、すぐに感受できるように彼らに寄り添い、常にアンテナを広げてなくてはいけないのです。
そして、その信号をキャッチしたなら、どうか今度は過ちを繰り返さないでください。
分からないときは自分だけでどうにかしようとするのではなく、誰かに遠慮なく助けの手を伸ばしてください。
子育ては楽ではありません。
みんなで手分けして、上手に負担を減らすことが、親だけでなく子供にとってもストレス低減につながります。
そして、葛西TKKアカデミーはいつでも子供たちを応援していることを覚えておいてください。
勉強は一度嫌いになってしまうと大変です。
なぜなら生徒たちを勉強にもう一度向き合わせるところから始めなければならず、実はこれが非常にエネルギーを必要とするのです。
人間でも一度嫌いになってしまえば、口もききたくなくなりますよね。
そんな状態で人間関係が修復できる訳がありません。
勉強も同じです。
願わくば、勉強が嫌いになる前に手を打ってください。
「勉強は好きにならなくてもいいから嫌いにならないでください。」
これは私がよく生徒たちに投げかける言葉です。
まとめるとポイントは大きく二つ。
一つ目は、勉強ができなくなったときに本人を責めるのではなく、一緒に悩み支えてあげること。
二つ目は、再び本人がやってみようと思ったとき(思えそうなとき)を逃さず、焦らず長い目で見て適切にサポートすること。
多くの勉強に悩む生徒たちを見てきた経験上、この二点が勉強ができない生徒たちを救い出す重要なポイントだと思います。
2021.08.05
質問があったのでお答えします。「宿題はいつやればいいの?どのようにやればいいの?効果的な宿題のやり方は?」
今日はある質問に対して考えてみたいと思います。
「宿題について、いつやるのがいいのですか。そして、どのようにやるのがいいのですか。」
確かに考えてみればよく分からないかもしれません。
やるだけなら(やったという体裁を繕うだけなら)、どうという形でも終わらせさえすればいいのですが、勉強になる、そして効率のよい宿題のやり方となると、ちょっと注意が必要です。
塾をやっていて感じるのが、宿題を直前までやらない生徒が多いということです。
成績の良くない生徒は特にその傾向が強いです。
前回の授業から一週間近くたって問題に取り組んでも、授業で習ったことの多くが忘れられ、従って、せっかく授業で説明していても正解を出すことが難しい。
これでは宿題の効果はありません。
宿題はできれば習ったその日、遅くても次の日にはやってほしいものです。
こうすると記憶も新鮮なので、宿題を解きながらその日に習ったことを思い出されるので、問題もたくさん解けます。
解きながら、その日の授業で起きたことと一緒に思い出す。
人間の記憶は覚えたいものそのものを脈絡もなく覚えるより、何かと関連付けてそれを手掛かりに思い出すようにした方が定着します。
歌を歌うとき、しばらく歌っていないにも関わらず、メロディーに合わせて最初の一節を歌えば、思い出そうと努めなくても次から次へ歌詞が頭の中に出てきて歌える経験をしたことはありますか。
また、年号を覚えるとき、語呂合わせで「鳴くよウグイス平安京」なんて言って「794年」を覚えませんでしたか。
それと同じように、記憶には思い出すきっかけとなる「キュー」と上手に結びつけることがコツです。
学習項目だけでなく授業での出来事を思い出すためにも、習ってすぐに宿題に取り掛かることをお勧めします。
そして、塾の宿題のように週に一回の宿題であれば、次の授業までに二、三回は繰り返してもらえると最高です。
有名な「忘却曲線」の研究にもあるように、物事を覚えるにはすぐに何回も繰り返した方が脳内に定着します。
人間は覚えたつもりでも、実は完全には覚えていなかったりします。
その思い違いや誤りを修正するためにも、時間がある場合は宿題を繰り返しやった方がいいです。
「一度できたから大丈夫」なんて言いますが、意外と同じ問題をやっても全問正解にならないことが多いです。
そして、何回も問題を繰り返し解くためにも、答えは問題集やプリントに直接書き込まない方がいいです。
一度書いてしまうと答えが見えるので勉強の練習としては二度と使えません。
ノートに解答をすれば、元の問題は綺麗なままなので、宿題のときに限らず、後日総復習するときも何度でもその問題を活用することができます。
プリントや問題に書き込んで宿題を提出しなくてはならないときも、できれば何度かノートにやってから、最後に書き込むのが理想的です。
学校のように提出までの 期間が短い時はやむ得ない、一回で我慢しましょう。
それでも、その一回を慎重に丁寧にやれば内容も身に付き、宿題の価値が生まれます。
こうして習ったときに習ったことを着実に一つずつ身に付けていくことが勉強のコツです。
ここで問題が二つ。
一つは、授業から解放されて心が緩み、ちょっと休みたい、すぐに宿題をやる気にはなれないこと。
もう一つは、何回も繰り返すことが面倒くさく、やる前から嫌になってしまうことです。
どちらも理解できますが、でもやる価値は十分にあると私は断言したいです。
授業が終わってホッとしてやるみたい気持ちも分かりますが、そこはもう少し我慢して宿題をしてから休憩しましょう。
やる決心がつくまでは大変ですが、そこを何とか乗り越えて、全ての憂いをなくしてから休むとこれまで以上の安心と安らぎが得られますよ。
そして、繰り返す作業も同じです。
どうしても怠けたい気持ちがありますが、そこを自分でコントロールできるようになると人間としても一つ成長につながります。
どちらも子供一人で成し遂げるのは難しいので、やはり周囲の大人のサポートがあった方がいいです。
このとき、「やりなさい」と強要するのではなく、励まし後押ししてできたらほめたたえることが大切です。
そうして徐々に慣れ、習慣化すれば自然と上手な宿題のやり方が身に付きます。
よくあるダメな宿題のやり方として次のようなことがあります。
ギリギリまで宿題をやらないで、間に合わないから答えを丸写しして提出する。
これは何の意味もありません。
ただその場しのぎでごまかしただけで、何の勉強にもなっていません。
当然何も学んでいないから何も身に付いておらず、結局いつかまた学び直さないといけません。
二度手間です。
しかも、勉強は既習事項を基にして新出事項を習うので、ごまかしを続ければどんどん新しいことも分からなくなります。
この負のスパイラルが進めば進むほど分からないことも増え、やり直さないことも増え、最終的には時間が無くなり受験などでは大きなマイナスとなります。
更に、答えを丸写ししても先生はしっかりそれを見抜いています。
ただ何も言わないのは、そんなことをしても最後に困るのは自分だということを知っているからです。
知らないふりをふりをするのは自己責任だから関与しないということ。
バレていないわけではありません。
安易にその場しのぎでできたふりをするのはやめて、できない自分を受け入れ、その上で一つ一つ丁寧に学んでいくことが重要です。
そして、一人で解決できないときは葛西TKKアカデミーに来てください。
いつでも生徒たちの力になる用意があります。
まあ、彼らがごまかしたい気持ち、できない自分を受け入れられない気持ちもよく分かります。
これについても、また別の機会に。
でも、効果のない勉強はしない方がいいと忠告しておきます。
やるなら最大限に、そしてここで決める。
そんな気概で宿題をしてください。
2021.07.15
コロナ禍での学校生活はどうなっている?実際に生徒たちに聞いてみました。
東京で新規感染者が1000人を超える。
コロナウイルスの感染はまだ広がっているようです。
今回はデルタ株、通称インド株、が猛威を振るっているようで、感染力の強いデルタ株が一気に増え、これまでのコロナウイルスにとって代わろうとしています。
デルタ株の特徴としてはその感染力の強さに加えて、小中学生などの低年齢層にも感染しやすいというものがあります。
これまでは子供にはコロナウイルスは移りにくいと言われ、高齢者に比べその対策は緩やかなものだったように思います。
しかし、これが低年齢層にも感染するならば、これまで以上にしっかりと厳しい感染防止対策が必要になってくるでしょう。
特に小学生など小さい子供はワクチンも受けられず、その危険度は自ずと高くなると思われます。
実際に小学生でとうとう重症化した人もいるとか。
コロナウイルスが発生し社会問題になって一年半くらいになりますが、学校ではどのようなコロナウイルス対策をしてきたのか、またはしているのか。
どのような学校生活をしているのか。
再び生徒から聞いた話をしたいと思います。
ある都立高校に通う生徒の話です。
緊急事態宣言が出されてから、二日登校しては一回休みと、一度に全学年が揃わないようにしていたそうです。
つまり、休校日を組み合わせて登校日をずらすことで、全体としては毎日二学年しかいないようにしたそうです。
こうしてできるだけ多くの生徒が集まらないようにすることで、感染リスクを抑えようとしたらしいです。
コロナウイルスの感染が収まってくると、二日の登校を三日に変え、三日学校に行っては一日休みになったみたいです。
日常ではマスクの着用をしているそうですが、部活ではマスクを外してよいそうです。
ただし、話をするときはマスク着用しいなくてはなりません。
教室は40人の生徒がいて、ぎゅうぎゅうの状態で、とても十分な生徒間の距離が保てないそうです。
食事は机を合わせてグループを作るようなことはなく、一人ひとりで前を向いてするそうです。
休憩は教室か廊下で過ごし、外で遊ぶことはないそうです。
授業でも実験やグループに分かれての話し合いなど、グループ活動はありません。
感染予防で換気をするため、教室の窓は常に開けっぱなしにしているそうです。
文化祭などの学校行事も中止にされましたが、生徒は「仕方ない」と受け入れているみたいです。
また、別の高校生は次のように話してくれました。
緊急事態宣言で授業数が減ったそうです(特に理科)。
この生徒と話をしたのがちょうど緊急事態宣言が解除されるときだったので、解除されれば通常の授業になると喜んでいました。
しかし、明らかな第五波の拡大により現在はどうなっているのか、まだ聞いていません。
毎日のマスク生活にはもう慣れたみたいで、特に不便や不都合は感じないそうです。
体育はマスクを取っていいらしく、マスクを外して普通にやっているみたいです。
体育祭は簡素化され、学年でやる競技も二つくらい、学年のやる時間が決まっていて、その時間だけ保護者(人数制限あり)が観戦できたそうです。
学年の競技が終わればそれで終了です。
文化祭でも飲食の催しは中止だったそうです。
やはり、ここでも生徒は「仕方ない」と受け入れていました。
最後に去年新中学一年生になった生徒の話です。
彼女が入学した時は一斉休校のときで、新たな中学生活スタートからコロナ対策の通常とは違う学校生活でした。
だから、彼女にとって「普通が何かわからない」と言っていたのが印象的でした。
普通じゃないのが普通になっているので、他の人が言うような「運動会や文化祭がなくて可哀想」という感覚が理解しにくいそうです。
先輩は学校行事などがなくなり、学校生活もこれまでと違ってしまったことを残念に思ったり、辛く思ったりしているようですが、本人は別にそのような感覚はないそうです。
一年生(去年)の学校行事は全て中止だったそうです。
一斉休校があった分、授業数が減ってしまったので、土曜授業でその分を補ったそうですが、これが大変だったと感想を述べていました。
最初のころは時差登校もしていたようですが、今はしていません。
やはり、普段はマスク着用で、給食も一人ひとりバラバラに机を置いて静かに食べているそうです。
休憩時間は外で遊ぶこともできますが、日によって誰が遊べるかが決まっているそうです(全ての生徒が一斉に外で遊ぶことはない)。
体育の時間はマスクを外して構わないそうですが、その時は十分な距離を開けるそうです。
部活もマスクは外してやっているそうです。
教室には消毒と手拭き用の紙が用意してあり、体育館で生徒が集まるときは窓を開けているそうです。
教室では机の間隔はできるだけ離すそうです。
今年に入ってやっと運動会ができたそうですが、見に行ける保護者は一人までで競技数もかなり減らされたそうです。
一応、合唱コンクールも予定されているのが楽しみみたいですが、現在のコロナウイルスの猛威が見られる中、また不自由な学校生活を強いられているかもしれませんね。
彼女はちょうど小学六年生のときコロナウイルスの蔓延となり、最初の緊急事態宣言と突然の一斉休校に直面した代で、卒業式は簡素化され、一人ひとり卒業証書をもらうこともなく、楽しみにしていた一年生から六年生までが一緒になって食べる給食が中止されたのがとても残念だったそうです。
入学式はなく、メリハリもなく新生活が始まった感じだったそうです。
コロナ禍が始まって以来、全ての生徒が私たちの知っている普通ではない学校生活を送っています。
それぞれの生徒がそれぞれのストーリーを持っています。
今回はそんな中のごく限られた話でしたが、学校という外部からは見えにくい組織において、実際に内部にいる者の実体験として話が聞けたことは貴重な機会だったと思います。
彼らに早く当り前の日常が戻ってくることを祈ってやみません。
そのためには我々大人がもっとしっかり考え行動しなければならないと思います。
一部の利権者のことばかり考え、そのため徹底した対策が取れないまま同じことを繰り返すだけでは、大人として恥ずかしいばかりです。
子供たちを、そして彼らの未来を守りましょう。
そして、その中心にある政府は国民全体のことを真剣に考え、責任ある決断と行動をとってほしいです。
葛西TKKアカデミーは非力ではありますが、コロナ禍で勉強に悩み苦しむ子供たちを助けたいと考えています。
コロナ禍で収入が減り、子供に十分な勉強を提供できなくなったなどありましたら、ご相談ください。
可能な限り力になります。
子供たちの勉強したい気持ちを守りたい。
その気持ちだけあれば十分です。
後は葛西TKKアカデミーにお任せください。
2021.07.10
文科相が進めていた課外授業の一環としての東京オリンピック観戦ですが、東京都教育委員会は実施しないことを決定しました。
以前からこの場で議論を重ねていた「生徒によるオリンピック観戦」に関してですが、とうとう教育委員会は全ての観戦を中止することを決めたそうです。
東京オリンピックが」決まって以来、学校教育にもこの機会を生かそうと東京都教育委員会は「東京オリンピック・パラリンピック教育」を進めていました。
オリンピック・パラリンピックに関連付けていろいろな教育を深めていこうという試みで、その総仕上げとして小中学生によるオリンピック・パラリンピック観戦が用意されていました。
しかし、コロナウイルスの感染拡大により、このプログラムがどのようになるのか不明確なままでしたが、オリンピック開催約二週間前にしてようやく中止が決まったようです。
去年までは盛んに学校でもオリンピック観戦の話が出たりしていたそうですが、今年になり一向に感染が終息しないまま、学校ではこの話が一切出なくなり、保護者の間でもどうなるのかと心配されていました。
学校行事が相次いで中止になる中、感染の危険性に加え熱中症の危険性もあるオリンピックに生徒たちを強制的に観戦させなければならないのか問題視されていました。
現場の教員としてもこのような状況で生徒たちの管理ができるのか疑問視されていました。
そして、多くの生徒はコロナ禍でのオリンピックに関心がなく、保護者も多くが反対していました。
多くの自治体が次々とキャンセルを決めていく中、東京都としてはなかなか決断を出していませんでした。
(いつでも実行できるようにした準備だけは目立たないようにしていたみたいですが。)
しかし、オリンピック組織委員会がオリンピックの無観客開催を決定し、それに伴い「学校連携観戦」も中止にするのが適当と組織委員会が判断したので、子供たちにオリンピック観戦をさせる「学校連携観戦」の全ての中止を決定したそうです。
これで子供たちへの感染リスクが回避されたので一安心ですが、東京都教育委員会はまだパラリンピックでの観戦を画策しているようです。
ニュースによると東京都教育委員会の担当者はこの中止について「子どもたちにとって、今後の人生の糧となる貴重な体験だと思うので、パラリンピックでは何とかして観戦の機会を設けたい」と話しているそうです。
別の記事でも私が触れたように、多くの生徒はオリンピックに興味がなく政府などが述べる一生に一度の貴重な体験とは思っておらず、観戦による感動で人生が一変するようなことも期待していません。
それよりも一刻も早く当り前の日常が戻ってきてほしいという声の方が大きかったです。
多くの生徒がごく普通に経験する学校行事や友達との交流の方が、大人たちの都合で振り回されるオリンピックよりよほど深く心に刻まれると考えているようで、一刻も早くそうなることを願っています。
「子供たちの今後の人生の糧になる貴重な体験」などと自分たちの都合のいいように解釈してごまかしても、子供たちは結構現実を冷静に見ているものです。
コロナウイルスに感染しても誰も責任取らないし補償もしてもらえないのでは、不参加する生徒が出てくるのも当然ですし、学校としても責任持てません。
教育委員会の都合だけで実施しても、果たしてどの程度の参加者がいたのかと疑問に思います。
今回の決定は至極妥当なもので、考えれば誰にでもわかる、当然の結果だと思います。
にもかかわらず利権絡みで一向に正しい判断ができず、今にまで至ってしまったことに驚きを隠せないと同時に、本当に日本の政治はこれで大丈夫かと不安になります。
いずれにしても、今回オリンピック観戦が中止になり、子供たちを感染リスクから守られたのは本当に良かったと安堵しています。
ただ、まだ他の自治体では「学校連携観戦」の中止を決めていないところもあるので、そこが気にかかります。
2021.07.06
あいにく曇りのようですが、明日は七夕。日本古来からの年中行事は実は受験でもよく取り上げられます。実際に日常の中で祝い、家族の間を深めるのもいいですよ。
明日は七夕。
しかし、天気予報によると梅雨のせいか、どうも曇り空みたいですね。
有名な織姫と彦星のロマンスも、明日はお預けなのでしょうか。
コロナ禍で今年は学校でも七夕を祝うところは少ないかもしれませんね。
せめて家庭で話題にして家族同士の会話をしてみませんか。
こうやって思い出と結びつけることで、子供たちの記憶にも刻まれより理解も深まります。
そして、年中行事は学校の教育の中でも大いに活用されます。
だから、勉強のためにも明日は七夕を楽しみましょう。
実は、七夕に限らず日本の年中行事は入試や学力テストなどでよく出てきます。
国語や社会で問題の話題として、また、常識として聞かれることもあります。
伝統的な年中行事を通して日本的な考え方を知ることは、日本人というものを考え直すよい機会にもなります。
更に、今後ますます活発になるであろう国際交流においても、日本の伝統文化を紹介できることは重要になってくるでしょう。
試験のためという枠に縛られることなく、純粋に多彩な日本の行事を楽しみ、日本人の教養としてその意義を理解してほしいと思います。
また、親子間の会話のきっかけとしても年中行事は役立ちます。
年中行事を通し経験を共有し会話をすれば、親子間の距離も縮まり相互理解も深まります。
いじめなど子供が抱える問題の早期発見にもつながるので、親子の交流のためにも是非年中行事を家族でもやってほしいと思います。
最近はなかなか個人で年中行事をやることも少なくなってきています。
小学校や保育園でイベントとしてやったり、先生から教わったりしますが、せっかく日本人として素晴らしい伝統文化があるのだから、しっかりそれを活用し家庭の円満につなげられるといいと思います。
ただ楽しむのではなく、行事の意味や由来を理解し、日本人としての教養を深めるといいと思います。
因みに七夕はどうして行われるようになったのでしょうか。
7月7日は、あの有名な『織姫と彦星』の話で年に一回、二人が天の川を超えて合うことを許される日です。
そして、この『織姫と彦星』のお話はもともとは中国の民間伝承となっています。
それが奈良時代に日本に伝わり、機織りの上手な織姫にあやかり、手芸や裁縫が上達するようにと願ったのが現在の笹に願い事を書いて結びつける習慣になったようです。
時代が下り、願い事が機織りから学芸の上達に変わり、現在では全ての子供たちが自分たちの夢や願いを星に祈っています。
ところで、織姫星と呼ばれる織女星はこと座のベガ、彦星と呼ばれる牽牛星はわし座のアルタイルを指し、どちらも一等星で夏の夜空に明るく目立つ星です。
日本では7月上旬から見えやすくなり、9月上旬ぐらいまでよく観察できます。
七夕のころだと、20~22時ごろ、東の空の下の方に見え始めます。
この時期は農業に適した季節で、その季節に合わせて明るく輝いてくるので、農業や養蚕などをつかさどる星とも考えられました。
この二つの星にはくちょう座のデネブを加えて、「夏の大三角」と呼ばれ、この辺は理科の勉強で習うかもしれませんね。
七夕に食べるものとして、伝統的なものの一つが「索餅」です。
これは小麦粉や餅粉をひねって揚げたお菓子で、唐の時代に日本に伝わりました。
これを食べるのが習慣のようですが、皆さんあまり食べませんよね。
というか、そんなものがあるなんて知らなかった人が多いのではないでしょうか。
実はこれがどんどん進化していって、現在では「そうめん」を七夕に食べるという地域もあります。
また、「索餅」に似たお菓子として「かりんとう」を食べるところもあります。
このように「七夕」一つとってもいろいろと楽しい会話が生まれるのではないでしょうか。
今まで知らなかった知識としてだけでなく、親が自分たちの子供のころどう過ごしたかなんて話すのも面白いかもしれませんね。
日本の伝統行事を家族で楽しんでください。
そして、子供時代の思い出を豊かにしてあげると、将来きっと役に立つし、強く楽しく生きていけると思います。
それでは、明日、少しの間でもいいから雲間に天の川が見えて織姫と彦星が会えますようにと祈りつつ、今日は終わりにしたいと思います。
2021.07.05
GIGAスクール構想前倒しですでに一人一端末配布済み!?だけど、生徒たちに話しを聞いてみると、何か違うような…。
コロナウイルス感染拡大に伴い、政府は去年突然の学校の一斉休校を実施しました。
その際、以前からIT化が進み、すでに日ごろからオンライン授業も導入していた私立学校は勉強が滞ることなく進められたのに対し、最新技術の導入が遅れていたほとんどの公立学校は休校期間中完全に学習がストップしてしまいました。
プリントを配って、これまでの既習事項の問題を解かせるのが精いっぱいでした。
この経験を踏まえ、文科省は以前より議論されていた『GIGAスクール構想』を前倒しして、今年度から全ての小中学生に一人一端末配り勉強に活用できるように決定しました。
そして、実際に一人一端末は実現されたようですが、生徒たちの話を聞いてみるとやはり問題があるようです。
今回も生徒との話から現在学校でどのようにIT化がなされているか見てみたいと思います。
生徒たちの話を聞く限り、文科省の言っていた「生徒一人に一端末」は実現できているようです。
少なくとも私が話を聞いた生徒の学校では、生徒一人ひとりが全員何らかの形で端末を利用できるようになっていました。
ただ、端末を配布するのはものさえ揃えばすぐできることなので、比較的ハードルの低い目標ですが、問題は生徒が端末にアクセスできるようになって、実際にどのように教育に活用しているかです。
この点に関しては、やはり思った通りというか、十分とは言い難い実態が見えてきました。
とある中学校ではiPadを全ての生徒に配布しました。
そして、勉強に使うなら家庭に持ち帰ってもよいということになっています。
学校でも先生の指示に従って使うようです。
どのように利用しているかというと、基本的にインターネットでの検索など調べものに使っているのがほとんどのようです。
後、理科では実験動画を見るのに使ったそうです。
課題をするのにも使ったようですが、先生も使いこなせてない様子で、実際にはほとんど使っていないそうです。
アプリを利用して問題を解くこともなかったそうです。
オンライン授業も全くやっておらず、コロナ禍での一斉休校のときのような緊急事態に対応するための準備や練習もしておらず、もしオンライン授業を実施しなくてはならなくなっても恐らくできないでしょう。
iPadが壊れたときなどの対応やルールも決まっていないらしく、本当に授業などで活用する気はないようです。
(文科省に言われたから、やったという形式だけ整えているような感じがします。)
また、別の中学校でも端末の配布は終わり、生徒はインターネットなどで調べものはできるみたいです。
検索などに関して特に決まりはないようですが、検索記録が残るので勉強以外で使った場合はすぐにばれるのではないかと、生徒が言っていました。
こちらもオンライン授業はやっておらず、いざというときに回線がつながるかどうかのテストさえしてないそうです。
アプリを使った問題を解いたり、学習の補助をしたりということもありませんでした。
最後に都立高校の生徒の話です。
この学校では個人で端末(スマホ)を持っていない生徒には学校から支給されたそうです。
チームスというアプリを使ってオンライン授業を五月から5回以上やったそうです。
内容はというと、教室の動画を写して、先生がいつものように授業をしている様子をライブで配信しているだけだそうです。
その後、端末を使って配られる課題をやって終了。
課題を写真で送ることで、課題を済ませた証明としています。
授業では最初に主席の確認をした後、配信中はカメラをつけず、指示がなければマイクもミュートのままです。
つまり、生徒が授業中どのような様子かを先生や生徒同士は確認できません。
「何をやってもばれない」と生徒は言っていました。
これは一度にたくさんの生徒が音声や画像を送ると回線の問題でフリーズなどの問題が発生し授業に支障をきたすためだと考えますが、しかし、先生が生徒一人ひとりの様子や反応を確認できないのは問題ではないでしょうか。
誰がどの程度分かっているのか、本当に真剣に授業に取り組んでいるのか分からなければ、生徒の学習習得状況も変わりませんし、授業態度などの評価にも関わってくると思います。
本来、オンライン授業は双方向であるべきですが、これも実際には行われていないということです。
やはり先生が十分に使いこなせていないとの生徒からの指摘があり、トラブルが起きたときは他の先生を呼んでカバーしているみたいです。
生徒の感想としては、「対面授業の方がいい」と言っていました。
座っているだけで暇だし、質問もしにくいそうです。
最近は授業の配信はせず、課題の配信だけになっているようです。
新指導要領になり、大学入試改革、アクティブラーニング、GIGAスクール構想など学校教育がダイナミックに変わろうとしています。
しかし、『ゆとり教育』を始め数々の新しい試みがそうであったように、文科省はお題目は立派なのですが、それを唱えれば後は現場がどうにかすると考えているのか、具体的に細かいところまでツメがなされず、丸投げされた現場は訳の変わらないまま言われたから体裁だけ整えてやったことにする。
これではうまくいかないのは明らかですが、どうもそこまでの情熱と責任感はないように感じられます。
今回の「一人一端末」も配ってしまえば全て上手くいくと考えているのでしょうか。
教育が新しく変わるとき、政府は常に生徒が改革についてこられるか心配しますが、これまでの教育経験が少ない生徒にとって旧来の教育も新しい教育もどちらでも初めての経験なので、若さによる柔軟性に加え、実は教育の変化にさほど問題なく溶け込むことができます。
むしろ問題は先生の方なのですが、すでに常態となっている多忙さに加え、新規の教育に対応するのは非常に難しいです。
特に高齢の教員はITなどすぐに使いこなすことはできず、設備を整えたところで期待される効果を上げることは容易ではないでしょう。
研修時間も十分に取れず、結局今までの教育をするしかなくなり、教育改革もうまくいかないというのはこれまでの常です。
教員こそ教育が必要なのに、そこをやらないで改革ばかり口走っても混乱が起きるだけです。
政府関係者はこの点をよく理解してほしいものです。
文科相は「上手くいきませんでした」と言えばそれで終わるかもしれませんが、そのつたない教育を受けた生徒たちの不利益は誰が責任を持つのでしょうか。
「責任」とは今の政府に一番欠けているものだと思います。
今回の生徒との会話でも、新しい教育が空回りしているのが垣間見られます。
政府として言い出したのであれば(せっかく構想は立派なのだから)、最後まできちんと責任を持って、生徒たちに明るい未来を見させられる教育を提供してほしいと考えます。
2021.06.30
最近気になることが。それは生徒たちの筆圧の弱さ。本当に文字がきちんと書けないのです。そして、手書き文化が失われると勉強にも影響があるらしいですよ。(その二)
今日は前回途中で終わってしまった「手書き」に関する話の続きです。
日本は世界的に見て教育のIT化に大きく後れを取っています。
それでもコロナ禍があって、ようやく生徒たちに一人一端末の配布を終わらせたようです。
とは言え、これは端末を配っただけで、学校教育においてそれを有効に活用しているかというと、全くそういうことはありません。
この点はまた、生徒と話をしましたので後日お知らせします。
まだ教育のデジタル化が十分にできていない日本ですが、デジタルディバイスを上手く使い日本より何歩も先を進んでいる諸外国では、教育のデジタル化による弊害が報告されています。
その一つが「手書き離れによる教育効果への影響」です。
教育のデジタル化が進むと文章の作成や記録は主にパソコンなどで行うようになります。
当然、自分の手で文字を書くのではなく、パソコンのキーボードをたたくタイピングになります。
しかし、パソコンやダブレット端末を早くから導入している国々では、全ての文章をパソコンで書くのではなく、ある程度はあえて生徒たち自身の手で書くようにさせています。
キーボードを打つだけの方が文章は楽に早く書けます。
なのに、なぜこれらの国々では手書きをわざわざ残して、効率性を落としているのでしょうか。
それは手書きにはタイピングにない教育効果があると言われているからです。
例えば様々な報告によると手書きは、自分の頭の中で整理してから書き出す訓練になるそうです。
また、人間がノートを取るときは、黒板に書かれた情報を単に写し取っているのではなく、板書した状況をエピソード記憶として脳内に保存します。
覚えなければならないものそのものを思い出など他の要素と結びつけることにより、記憶はより深く強く残ります。
人間の脳は何かを関連づけることによって、記憶が思い出しやすくなります。
タイピングは単純なパンチングの繰り返しになるので、この点は弱くなります。
また、手書きは頭の中で書く内容をもう一度復唱しながら書いたり、どういうことかなと考えまとめながら進みます。
つまり、タイピングよりもずっと脳細胞の活動が活発になるのです。
そうして、書きながら頭の中で何度も反芻する勉強はより理解を深め分かりやすくなります。
一方、タイピングはスピードが速い分、脳内でじっくり考えながら書くことができません。
従って、タイピングだけでは深く考えるという練習にはならないのです。
先ほど、記憶を呼び起こすには手書きの方がいいと言いましたが、ある研究によると、スマホやタブレット端末より手書きは創造的な活動にも効果的だそうです。
この実験によると、紙とペンを使ったグループでは、言語、資格、記憶を処理する領域で脳が活発に活動し、紙に付随する写真や余白のメモなどが物理的映像としてより記憶できるそうです。
人間の脳は便利になれば教育効果が薄れます。
最近の教育(教育に限らず社会全体がそうですが)は、生徒に苦労させないことを売りにして、世間的にもそれが歓迎されています。
面倒くさいのは悪で、簡単なのが善と。
しかし、本来勉強は面倒くさいものです。
面倒くさいからこそいろいろ学べるのです。
個人的には、現代の苦労を敬遠する傾向は生徒にとって不幸なことだと思います。
なぜなら、人間の思考の余地が減っているからです。
昔は「若い時の苦労は買ってもせよ」と言ったものですが。
思うようにいかないから、どうすればいいか考え試行錯誤し、粘り強く繰り返し考えることで、脳は鍛えられ思考の成長につながるのです。
分からないときは検索してすぐに解答を見つけ、それを繰り返すだけでは自ら考える力はあまり育ちません。
手書きもそうです。
私は常々、勉強は肉体労働だと言っています。
ただ、目で見て読んで覚えて終わりが勉強ではありません。
手も足も顔も、体全体を使ってより多くの刺激をくみ取って、脳を活性化させた方がより勉強は身に付きます。
特に手が与える脳への刺激は大きく、やはり書くということは大事だと思います。
しかし、今の生徒や教育関係者はできるだけ最小限の仕事で結果(テストの点を上げる)を出そうとします。
確かに一見成績(テストの点)が上がったようになるかもしれませんが、それはテストという定められた問題に対して機械的に答えを返している(反応している)だけで、本当に考えて導き出した答えかどうかは怪しいです。
教育現場でデジタル教材を使えば大丈夫などと言われたときは要注意です。
技術の進歩に伴い学習スタイルも変化します。
しかし、何もかも変えてしまうことがいいとは限りません。
一見便利そうなデジタル教材が、これまでの学習スタイルよりも必ずしもいいとは言えません。
多くの人が経験則として紙とペンを使った方がよく覚えられたと言っていますし、多くの研究で「手書き」の脳に与える学習効果を再認識しています。
ついつい新しいものに飛びついて、それですべて安心と思いがちですが、教育に携わる者としては慎重にそこは見極め、それぞれの長所を上手く組み合わせて、生徒の置かれている環境を考慮しながら、教育方法を考えるのがいいでしょう。
要はバランスかもしれません。
デジタル化が進んでいる世界の教育を見てみると、「手書き」が100%なくなることはないようです。
不便で面倒くさくても、学習においてはその方が人間の脳は心地よいのでしょうか、苦労した方が脳が発達するとは皮肉というか、やはり人間はアナログなんだと改めて感じます。
私はそんな人間臭い、いや、人間味あふれるところが好きで、教育においては大切にしていきたいと思います。
これから日本の教育はどんどん変わり、私たち大人が経験したことのないものになっていくでしょう。
でも、デジタル化にあっても、その根底には人間教育があるんだということを忘れず、「手書き」を始めこれまでの長い教育の歴史の中で培われたアナログな勉強も大切にしていきたいと思います。
2021.06.29
東京オリンピックに小中学生を動員!?見栄えをよくするため?拒否はできないの?実際現場ではどうなっているのか生徒に聞いてみました。(その二)
先日、コロナウイルス感染が危ぶまれる中開催される東京オリンピックにおいて、小中学生が学校教育の一環としてオリンピック観戦に動員されるのではないかというお話をしました。
これまでの経緯を説明し、問題点を指摘して終わりましたので、今回は残りの、当の生徒たちはどう考えているのかお話します。
これは当塾に関係する生徒の話なので人数としては非常に限られていますか、実際の生徒たちの声なので拝聴の価値はあると思います。
オリンピック観戦について学校ではどのように話されているのか
私の聞いた生徒に限って言えば、学校でオリンピック観戦についての話題は一切ないということです。
むしろ、教育委員会が生徒たちにオリンピック観戦をさせようとしているということさえ知りませんでした。
だから、未だに何の準備もしていませんし、これは保護者も同様らしいです。
家庭への配布物にもそんなことは全く書いていないので、このままオリンピック観戦はやらないのではないかと言っていました。
一部の生徒によると、去年まではオリンピック観戦についての話も活発だったが、今年に入ってからは全く話が出なくなったそうです。
また、別の生徒は年間行事予定表には「オリンピック観戦」が書いてあるそうですが、だからと言ってそれについての話は今のところ学校からは一切ないそうです。
これらのことがどういう事情かは分かりませんが、この時期になってもそういった話題が出てこないということは、オリンピック観戦はないのではないかと言っていました。
確かに直前に言われても、本人も保護者も戸惑いますよね。
ただ、「やるにしてもやらないにしても早く決めてほしい」という声も聞かれました。
更に、「万が一、学校でオリンピック観戦が決まったら参加するか」という質問もしてみました。
すると生徒たちは、はっきりと「行きたくない」、「休む」と答えました。
コロナウイルス感染のリスクを考えるなら、例え学校の課外授業だから欠席扱いになるとしても行かないそうです。
そして、これは保護者も同じようで、やはり自分たちの子供をわざわざオリンピック観戦に、感染リスクを冒しでまで行かせたくないという意見が多いようです。
最後に、「オリンピックについてどう思っているか」ということを生徒たちに聞いてみました。
私の聞いた限り、生徒たちは「オリンピックに興味ない」というのが本心のようで、自分たちの生活とはかけ離れたもの、関わりないもの、どうでもいいものという感じです。
「周りの友達もそうなのか」と聞いてみましたが、同じく関心がないそうで、オリンピックの話題が日ごろの会話に上ることはほぼないそうです。
政治家の人が訴えるほど生徒はオリンピックに興味がなく盛り上がっていません。
それよりも早く普通の学校生活に戻してほしいと言っていました。
生徒によるオリンピック観戦に関する動き
このように当事者である生徒たちはそこまでオリンピックに興味を持っておらず、むしろコロナウイルス感染や熱中症の危険あるイベントにわざわざ参加したくないと考えている人が多そうです。
政治家の皆さんがおっしゃる通り「一生の思い出」として、その生徒の人生にポジティブな影響を与えるか非常に疑問です。
万が一のことが起きたときの政府としての責任と対応も明確ではなく、この安心できない状況がより生徒をオリンピック観戦から遠ざけているみたいです。
これは現地で実際に引率しなければならない学校の先生方も同じで(この点に関しては前回の記事の中にあるので参考にしてください)、本音は政府の言うように管理しきれないということみたいです。
実行した時何が起きるか、細かいシミュレーションと対策を考えるなら、現体制で生徒たちをコロナと熱中症から守り、思い出に残るオリンピック観戦を実現することは不可能。
問題発生の可能性は非常に高く、責任を負いきれないというのが、正直な見解でしょう。
このようなイベントが行われるときは、イベント当日だけでなく、その前からかなり細かくしっかり準備しないといけません。
その負担も現場の先生には大きなものです。
実際に、東京周辺の自治体ではこのオリンピック観戦用のチケットをキャンセルするところが増えています。
埼玉では生徒たちに配られる予定のチケット全体の75%がキャンセルとなり、千葉でも半数ほどのチケットがキャンセルとなっています。
理由はコロナウイルス感染や熱中症に対する不安がぬぐえないこと、まだ不確定な部分が多いこと、生徒を別枠としていることなどです。
東京では目黒区が中止を決定していますが、他の自治体はまだそのようなことは発表していません。
自治体として中止の決定はしないのかもしれませんね。
「最終的には学校長の判断」と教育委員会は言っていますが、市町村などが先にキャンセルを明言することで、学校としては非常に助かるところがあると思います。
コロナウイルス感染がまた増えてきています。
減少傾向にあったときは強気なことを言って、感染者上限1万人+αとしていた政府も、無観客もありるみたいなことを言い出し始めました。
この期に及んでなお、日和見主義みたいな態度は現場を混乱させると同時に、政府に対する信用をなおも落とします。
もっとしっかりしてほしい。
子供たちのことだけでなく、本気で国民のことを考えてほしいです。
(自分たちの周りのごく一部の者のことだけでなく)
その点、オリンピック観戦のキャンセルを決めて自治体は英断だったと思います。
本当に子供たちのことを考えているのは誰なのか分かりますよね。
2021.06.28
東京オリンピックに小中学生を動員!?見栄えをよくするため?拒否はできないの?実際現場ではどうなっているのか生徒に聞いてみました。(その一)
東京オリンピックがいよいよ迫ってきました。
コロナウイルス感染がどのようであろうと、日本政府は強行に開催しそうな見込みです。
しかも、感染拡大防止のために無観客というのもいつの間にか、動員観客数の上限を1万人、開会式は2万人としたそうです。
加えてオリンピック関係者及び縁者は観客ではなく運営に携わる人間と見なすため別途扱いとなり、この1万人の枠に入らないそうです。
つまり、実際は1万人以上の観客を入れるつもりらしいです。
そして、今回の話題の動員される小中学生はこの1万人以外の数に入ります。
まあ、一万人とは言え、コロナウイルスのせいで当初よりかなり少ない人数で開催しなくてはならなくなったオリンピックですから、ここに80万人からなる生徒が入ってくれば、主催者としても見栄えが良くなり体裁は整えられますから、この生徒の「オリンピック観戦」参加は魅力的であり、是非とも行いたいものですよね。
ご存知の方も多いと思いますが、教育委員会は小中学生の生徒に学校行事(課外活動)として東京オリンピック観戦をさせることを計画しています。
東京都教育委員会によると、2016年度からオリンピックを気に進められていた『東京オリンピック・パラリンピック教育』の一環で、その活動の集大成として生徒たちによる観戦がありました。
これは学校教育にオリンピックを絡めて、勉強をより興味深くし、人間形成の役に立てようというもの(イベント?)です。
チケット代は都が持ち、東京都教育委員は去年の12月に『東京2020大会における子どもの競技観戦にかかる配券・割当案について』という通知を都内の区市町村教育委員会や都立学校宛てに出しました(元々2019年に出されていたのですが、オリンピックが延期となったため)。
これに伴い、各学校が観戦を希望すれば、無料でオリンピックチケットが届くわけです。
では、本当に生徒たちはオリンピックに参加しないといけないのでしょうか。
最終的には各学校長の判断で観戦参加を決めるようです。
(この点に関しては、問題があったときの教育委員会の責任逃れのように思えてなりません。)
しかし、校長判断としても、教育委員会から通知があり、当委員会が推し進めている「オリンピック観戦」を各校長は不参加といえるのでしょうか。
そして、観戦参加となればこれは学校の課外活動なので全員参加となります。
参加しない場合は欠席扱いです。
この点も教育委員会によると校長判断で休んだ分を課題提出などを代替とすることで欠席にしないことも認められるようです。
しかし、校長がそう決定しなければ欠席になります。
観戦する場合、現地までは公共交通機関を使って集団で移動するようです。
全ての生徒は教員の管理の下、速やかに行動しオリンピックを楽しみ、終われば集団で帰る。
学校の公式活動となれば、事前に教員による下見が必要ですが、こちらは既に東京都教育委員会により各校の教員が集められ終わっています。
つまり、GOサインが出ればいつでもできる状態になっているのです。
オリンピックを通じて選手たちの懸命に努力する姿や勝利の喜び、スポーツを通じた感動を生徒たちにも味わってもらいたいというのが主旨です。
通常の状況ならそれも然りですが、コロナ禍の中で強行されるオリンピックでは、感染リスクで本人も保護者も、そして教員もそれどころではないでしょう。
これまで当たり前に行われてきた、生徒たちが楽しみにしている学校行事が次々と自粛されている中、大人の都合で特別扱いされて行われるオリンピックを本当に生徒たちは観戦したいのでしょうか。
因みに前の東京オリンピックでも感染者数の少ない競技では生徒たちが教育の名の下、会場に招かれ、オリンピックの見栄えをよくするのに利用されました。
このようなことはよくあることみたいで、今回も同様の理屈でしょうが、前回と違い今回は非常時です。
これもオリンピック関係者によるエゴと思わずにはいられません。
オリンピックをするくらいなら、先ず、生徒たちに当り前の学校生活を取り戻すことに力を入れてほしいのではないでしょうか。
生徒たちは立場が弱く、自分たちではどうにもできないことを悟っています。
「コロナだから仕方ない」と言いつつ現状を受け入れ、厳しい学校生活にも耐えています。
オリンピック会場に行かされる当の生徒たちの気持ちはどこに行ったのでしょうか。
全く考慮されていない。
日本の教育は国の道具であるのかもしれませんが、「人を育てる」と考えるならば、先ずは彼らのことを考え思いやる教育であってほしいです。
保護者としては、まだコロナ禍も終わっていないのに、学校の課外授業でオリンピックだからと言って密な所に自分の子供を送り出すのは必ずしも賛成という訳ではないでしょう。
政府は「安心安全のオリンピック」と言っていますが、その根拠も説明も十分ではなく、親としては感染が心配でしょう。
いくら生徒には重症リスクが低いからと言っても(今流行中のインド株など新しいコロナウイルスは小学生でも感染力が高いとか)、実際に多くの学校でクラスターは発生しており、本人が感染しなくても集団でいれば当然濃厚接触者として生活に制限がかかります。
また、生徒が感染し本人が発症しなくても、ウイルスを家に持ち帰る家族が感染発症ということも考えられます。
この場合、教育委員会はどのように対処し責任を取るか明確ではありません。
オリンピック観戦にはワクチン接種も義務付けられているようですが、生徒たちは年齢が達していないためワクチンは受けられません。
無防備なままで、コロナウイルスの渦中に飛び込ませるのでしょうか。
また、会場への移動は公共交通機関を使わなくてはいけないようで、ここでも多くの人と接触しなくてはならず、感染の可能性があります。
(貸し切りバスはオリンピック選手や関係者が移動に使うから生徒の分はないということでしょうか。)
しかも、会場は混雑が予想されるため、一駅前で降りて歩いて移動しなくてはならないようです。
更に、道中も含め観戦には多くの学校関係者でない人たちがいっぱいでごった返すそんな中、一人の教員が何十人もの生徒を管理することができるのでしょうか。
しかも、引率の教員数にも制限があるようで、保護者の引率はありません。
限られた人数で何百人の生徒を数人の教員が猛暑の中、混雑している電車の中、導かなくてはいけません。
時期的に「熱中症」の危険性が高いにもかかわらず、持参できる飲料は750ml。
多くの生徒が熱中症になった場合、学校が対処できるのでしょうか。
集団感染に加え、熱中症と、もしもの時は学校が責任を取らされる(政府はご存知のように責任逃れに長けていますから)ことになるでしょうから、現場の先生としても「オリンピック観戦」は歓迎できる学校行事ではないはずです。
学校としても本音はやりたくないのでしょう。
そして、多くの保護者も子供を参加させたくないでしょう。
しかし、やらざるを得ない。
休ませると欠席扱いになるから、子供を危険にさらしても参加せざるを得ない。
果たして、これは正しい教育の姿なのでしょうか。
申し訳ありませんが、ちょっと本日は長くなってしまったのでここまでとします。
実際に生徒に聞いた話も書こうと思っていたのですが、また別のニュースで書きます。
皆さんも現状をよく知ってほしいと思います。
今の政府はあまりにも信用できず頼りない。
万が一のことが起こって後悔しても遅いのです。
子供のために何が本当に良いことなのかよく考え、皆さんでしっかり判断してほしいと思います。
2021.06.23
最近気になることが。それは生徒たちの筆圧の弱さ。本当に文字がきちんと書けないのです。そして、手書き文化が失われると勉強にも影響があるらしいですよ。(その一)
皆さんが子供のとき、どの濃さの鉛筆を使っていましたか。
鉛筆は芯が基本的に固いものをH、柔らかいものをB、そして、添えられている数字がその度合いの大きさを表します。
私は他の人と同様にHBを使っていました。
しかし、今の生徒はHBを使わないのです。
何と2Bを使っています。
私のころは2Bを使うと、芯が柔らか過ぎて手が真っ黒になってしまうので、美術の時間以外は使っていませんでした。
では、なぜ、今、2Bを使うのでしょうか。
そして、これからITC授業などでますます鉛筆で書く機会が失われると予想されますが、その時、生徒たちの勉強にはどんな影響があるのでしょうか。
何で2B?
先ず、現在学校で2Bが奨励されている理由ですが、それは生徒たちの筆圧が非常に弱くなっているからです。
私も授業で生徒たちが鉛筆でノートを書くのを見ますが、とても力を抜いてノートの表面を軽く滑らせるように書きます。
「止め」や「はらい」など書き方の基本テクニックもなく、鉛筆を持ち上げることもないので、つながった曲線がダラダラ続いているような印象です。
しかも、非常に薄い。
ちょっとこすれれば、すぐに消えて読めなくなるくらいです。
学校の先生も苦労しているようで、テストなどで何を書いたのか分からず、採点ができないほど。
しかも、一画一画丁寧に書いていないので、文字そのものも判別できません。
更に悪いことに、書き順も無茶苦茶なので、バランスも悪く余計読めない。
先生もご苦労様です(他人事ではありませんね)。
文章でなくても、政界に○をつけなさいという問題でさえ、消しゴムで消して残った跡と、生徒が正解と選んでつけた〇の区別がつかないということもあるらしいです。
いまいちピンとこない人は自分のお子様の文やお友達の書いた文字を見てみてください。
生徒たちの文字が薄くなって読めなくなった原因
筆圧の弱さの原因は手の力の低下とみられています。
実際に体育などの体力測定では握力を始め腕力の低下が確認できます。
これは日常生活の中で手を使うことが減ってきているためと考えられています。
例えば、蛇口や瓶など固く閉まったものを開けることが少なくなっています。
それも一つの原因でしょうが、私が注目しているのは生徒たちが文字を書くときの姿勢です。
昔は、「背筋を伸ばして、左手でしっかり押さえて、文字を丁寧に書きましょう。」とよく言われました。
しかし、今の生徒は姿勢が悪くリラックスしすぎて、書くときに力を入れようとしません。
左手はノートを押さえずれないようにするのではなく、頬杖をついています(当然、ここから居眠りになってしまうのですが)。
だから、右手に強い力を入れて書くとノートが動いて上手く書けないので、片手で書いても動かない程度の弱い力で書こうとします。
また、鉛筆の持ち方も筆圧の弱い生徒は違います。
余計な力が入っているというか、鉛筆を握るように持つので、大して書かなくても疲れてしまいます。
腕力の低下に加え、余計な力が入っているので文章を長く書くのが苦手になります。
そして、書くのが面倒と。
「書く」という行為は勉強の一番基本の一つですが、これがきちんとできないので、成績も伸び悩みます。
これらのことは学校での指導の問題ではないかと思います。
先生も昔ほど口うるさう言わなくなったし、おそらく「書く姿勢」や「鉛筆の持ち方」「書き順」などを軽視しているのだと思います。
何でも基本は大事。
小学校に入って本格的に勉強をするようになる時、これらのことを先生はきちんと教え生徒も守っていかないと、結局長い学校生活において常に勉強に支障をきたし後悔することになるでしょう。
更に鉛筆文化を衰退させるトレンド
このように生徒は昔のように力を適切に入れて文字を書くことが減ってきましたが、現在、ある問題が更に生徒の手書き離れを促進させると考えられています。
それは教育のIT化です。
コロナ禍によりまともに学校に行けなくなったとき、子供たちの勉強を守る最後の砦としてオンライン授業が注目されました。
これにより文科省もそれまで計画していた『GIGAスクール構想』を前倒しし、今年度より生徒一人に一台必ず端末を利用できるようにしました。
こういったデジタルツールの導入はこれまでの学校での教授法を大きく変え、それに伴い生徒の学習活動も様変わりすることは容易に想像できます。
パソコンやタブレット端末を生徒に活用させるということは、授業のみならず様々な活動をこれらの端末で行い、もう鉛筆とノートを使うことはありません。
このように学校の近代化が生徒たちの鉛筆文化を衰退させることになります。
分かりにタイピングやタッチペンによる操作になり、書くこと自体が減ります。
ここで鉛筆で書くということがなくなったとして、生徒たちの勉強に影響がなければ何も問題はないのですが、どうも最近の研究によるとそうもいかないようです。
「手書きをしなくなったことで学力の低下が起こる」という発表もあるようです。
本日は長くなってしまったので、この続きはまた書きます。
楽しみにしていてください。
それでは今日はここまで。
2021.06.17
いじめの発生しやすい教室って…。
いじめは私が子供のときからあった問題で未だに解決されていません。
それは問題そのものの複雑さと繊細さに加え、対応する現場の問題、教育に関わる者たちのいじめに対する認識と姿勢など、その要因は多岐にわたって考えられます。
しかし、いじめが多い学校とそうでない学校があるのもの事実。
また、同じ学校でもいじめが起きやすいクラスと起きにくいクラスがあります。
従って、何かいじめを引き起こしやすいファクターがあるのではないかと考えるのは妥当なことでしょう。
当初はいじめる者といじめられる者の二者間の問題と扱われましたが、時代が経つにつれ彼らを含むクラスや部活、友達グループと個人から集団へ、そして環境へといじめに対する研究やアプローチも変わってきました。
その中で、同じ学校でも教室ごとにいじめの起こりやすさが違う点に関して考察したものがありました。
教室は大きく二つのタイプに分けることができるそうです。
一つは、ストレスが多く人間関係がギスギスした教室。
もう一つは、ストレスが少なく人間関係が良好で皆がにこやかに安心して過ごせる教室です。
当然、前者にはいじめが起こりやすく、後者では少なくなります。
両者を分けるものには、たまたま集められた先生や生徒間の相性などという偶然によるものもありますが、教室の運営方法など人為的要因も関わっているようです。
いじめの原因を考えたとき、生徒の持つストレスが原因であるとする説があります。
学校や普段の生活で感じるストレスを発散しようとしたとき、学校という制約の厳しい環境では、その発散方法が限られてくるため、いじめを始め非行や不登校という行為が発生すると考えます。
こんな時、いじめる生徒はいじめを比較的面白いゲームのように捉え、ストレス発散に利用するのです。
ここで注目してほしいのは、他により良いストレス発散方法が見つかると、いじめをする必要がなくなり、やがていじめる人間もいじめをしなくなるということです。
ただ、問題は学校という環境が非常に厳しい制限を生徒に課していることで、いじめをなくすにはいじめ以外のストレス発散方法をそれぞれが見つけると同時に、生徒一人ひとりの個性を尊重し、各々が比較的自由に活動できる雰囲気を教室内に築く必要があります。
どういう教室でいじめが起きやすいかを調査研究したものはたくさんありますが、その中で指摘されることの一つに
「体罰の多い教室はいじめが発生しやすい」というものがあります。
これは先生が体罰をすることで、生徒に暴力や制裁を容認するメッセージを送ってしまっているということらしいです。
肉体的精神的に何らかのダメージを与えることで、その苦痛を嫌って生徒は言うことを聞き、先生が望ましくないと思うことをしなくなるのですが、ここから正義の名の下(何が正義かという点は非常に疑問が残りますが)であれば特定の生徒に対して暴力など苦痛を与えることも許されるのだと生徒は受け取ってしまうのです。
また、体罰自体が生徒により多くのストレスを与えているということも、体罰がいじめのきっかけになる理由の一つになります。
体罰を与える先生は普段から生徒に対して厳しい指導をする傾向が強く、暴力だけでなく、怒鳴ったり、無茶な課題を課したり、理不尽な理屈で生徒を否定したりします。
こうして普段から過剰なストレスにさらされた生徒がその発散のためいじめに走ることが容易に想像がつきます。
更に、このような教室では指導を受けた生徒だけでなく、その周囲にいる生徒もそれを目撃して意欲が低下すると同時に、体罰を受けている生徒と同様のストレスを感じるようになるそうです。
このように生徒指導ということで、生徒に対して無自覚に行き過ぎた先生に当たってしまった場合には注意が必要です。
本来、一人の対等な人間として生徒と接している先生ではそのようなこともないのでしょうが、人間はとかく権威を与えられると自分が強く偉くなったように感じ、自分の思う通りにならなかった時には、相手を見下し自分の正義を信じ切って普段やらないような理不尽なことでもしてしまいます。
これは学校だけではなく、実は大人の社会の中でもあることです。
つまり、子供のいじめがなくならないのは、多少は形が違っていても実は大人たちもいじめをしているからとも考えられるでしょう。
よく「子供は大人の鏡」なんて言いますが、子供は実によく大人を見抜いて感じ取っています。
子供に問題が起きたとき、襟を正すべきは我々大人ということは覚えておいていいと思います。
体罰が常態化した教室では生徒の感じるストレスが増大し、いじめの標的になる生徒も増え、しかも、長期的になる傾向があります。
そして、いじめがどんどんエスカレートし、より深刻になっていきます。
こうして体罰は体罰を与えられた生徒の心や体に傷を負わせるだけでなく、周囲の人間を巻き込んでいじめを起こしやすくします。
「生徒指導」としてみんなの前で辱めを生徒が受けるのを見て、周りの生徒も「先生からしょっちゅう指導を受けるダメな生徒なんだ」と認識し、その生徒をからかい馬鹿にし始め、先生がするように「自分たちもこの生徒ならいじめても許される」と考えます。
当事者の生徒は自尊心を失い、「自分はダメな人間だ、生きていても意味がない、明るい未来や希望なんてある訳ない」と思うようになります。
そして、行き過ぎた生徒指導は最悪の場合、自殺という悲惨な結果になることもあります。
自殺をした生徒を調べてみると、他の生徒の前で叱咤されたり理不尽なことで恥をかかされたりして、「もうここにはいたくない」と感じていることが多いです。
そして、自分の居場所が学校や家庭から失われ、逃げ場がなくなったとき、自殺という最終手段に生徒は出るしかなくなるのです。
このように先生の体罰がその生徒にレッテルを貼り、いじめを助長するのです。
そもそもなぜ先生は行き過ぎた「生徒指導」を行ってしまうのでしょうか。
「生徒がまっとうな人間になるため」「規則を守らせ、社会の規律の大切さを身をもって覚えさせるため」
いろいろなケースがあるので一概には言えませんが、本当に生徒のためなのでしょうか。
「生徒のため」と思い込みつつ、または正当化しつつ、実は先生自身のためだったりします。
「学校では問題を起こしてはいけない」「起きたときは内々に処理し表に出ないようにしなくてはいけない」
いつの間にかこのような不文律が多くの学校でできています。
そのため生徒を自分のコントロールの下に置かなくてはならない。
そのために自分の権威を見せつけるため、特定の生徒を見せしめにして、全生徒に力を見せつける。
その格好の手段が「生徒指導」という名の体罰であったりします。
(そもそもブラック校則という言葉があるように、学校の決まりそのものも理不尽で訳の分からまいもの、時代遅れのものが多くありますよね。)
学校というところは外部からなかなか見えにくい閉鎖空間です。
そのため実態を把握しにくい場所でもあります。
だから、外部にいる保護者などには学校で今何が起きているのか正確には分からず、学校を信頼して子供を通わせるしかありません。
もちろん素晴らしい学校もたくさんありますが、多くの問題を抱えている学校が存在するのも事実です。
今回は先生による体罰がいじめを助長するという話でしたが、もし、これが現実に皆さんの学校でも起きていた場合、子供の命を最優先に守らなくてはいけません。
学校でいじめられ居場所がなくなったとき、周囲の人間とのつながりを断ち切られ孤独になったとき、そして、今の自分の存在意義を見失い未来に希望が見つけられなくなったとき、これまで多くの若い命が犠牲となりました。
葛西TKKアカデミーはこのように将来のある子供たちが悩み苦しみ、そして最悪の選択肢しか残されなくなることを見過ごすことはできません。
そんなときは必ず葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
ここが皆さんの居場所になります。
そして、心の支えになります。
いじめに耐えられず、自分がなぜ生きているのか、生きていかないといけないのか分からなくなったときは、ここに来てください。
お願いします。
2021.06.16
勉強に集中できない。子供の勉強をかき乱すパターンとその対処法を考えます。(その二)
以前、生徒たちの集中を削ぐものについて対策等をお話しました。
今回もその続きとして同様に、生徒が勉強に集中して打ち込めない要因をいくつか探ってみましょう。
友達と一緒に勉強
よく友達と一緒にすることがあるでしょう。
これはお互いがお互いの勉強を尊重し、相手を邪魔しないように自分の勉強を進めていくならば非常に効果のある勉強法です。
相手の勉強に集中する姿勢ば自分にも影響を与え、自分も頑張らなくてはと奮起する。
分からないときは教えあうことで、勉強を助け合うと同時に、教えるということは実は自分が本当に分かっているのかの確認にもなるのでとてもいいことです。
互いが緊張感を持って勉強に取り組み、困ったときは助け合う。
これができれば友達との勉強は最善の勉強法の一つと言えるでしょう。
しかし、この勉強法には注意が必要です。
お互い心許せる友達なので、ちょっと気が緩んで軽い気分転換に始めたおしゃべりが、いつの間にか火がついて盛り上がり、勉強を放りっぱなしで何時間も気づいたら過ぎていた。
こうなってしまうと、友達といることが勉強の足を引っ張ることになります。
相手がいるので場合によっては相手にあわせないといけなく、自分のペースで勉強ができないという問題点も出てくるかもしれません。
片方が集中が切れて話しかけてくると、自分の集中力が例え続けられても、友達のために中断せざるを得なくなるかもしれません。
そして、最後には自分はまだなのに、相手のペースで勉強が終了になることもあるでしょう。
相手にもよりますが、最初にルールを決めるのがいいでしょう。
「相手が勉強に集中しているときは、勉強の質問以外声を掛けない」とか「何時から何時まではとにかく勉強に集中する」とか。
それができないようであれば、あえて友達の誘いを断って、自分一人で勉強する方がいいと思います。
そこは平然と割り切っていいと思います。
自分の勉強が掛かっているのだから。
自分の集中の限界を超えた
人間には集中できる時間に限界があると言われています。
一般的には1時間から2時間と言われています。
これは本人がしようと思えばということでしょう。
嫌々勉強をしている場合、この集中できる時間は極端に減ってしまいます。
いくら本人が頑張ろうと思っても2時間を超えるとさすがに体力的にも集中を続けるのは難しくなるでしょう。
そんなときに無理やり勉強しても、注意が散漫し頑張っても一向に頭には入ってきません。
そんなときは気分を切り替えるためにも休憩を取りましょう。
休憩だからと言っても、そこで遊んではいけません。
せっかく体をやるめるための休憩中に、結局からだが休まらないからです。
LINEなどのSNSもやめましょう。
これも頭を休めることにならず、しかもSNSは友達とつながってしまえば相互に返信を続け終わりがなくなり、もう勉強には戻れなくなります。
また、勉強で使っているイス以外に座らない方がいいです。
休憩だからと言って別の部屋に行って座って落ち着いてしまったら、なかなか腰が上がらなくなってしまいます。
ベッドなどで横になるなんてもってのほかです。
休憩場所は今自分のいる席か、ストレッチで体を伸ばすなら、その場に立ったままでやりましょう。
軽くストレッチをし、遠くの景色を見て目を休め、心を落ち着けさせ、頭をリフレッシュさせましょう。
休憩は10分ぐらいがいいと思います。
これくらい休めば集中力も回復するはずです。
これ以上休むと、今度は緊張の糸が切れ、勉強へのやる気が弱くなり、勉強に戻れなくなります。
1時間程度やっては10分休むと繰り返すと、全体として長く集中力を保つことができます。
ちょっと小腹がすいて…
勉強をするとお腹がすきます。
実は人間の脳は他のどの器官よりもエネルギー消耗が激しいのです。
だから、長く勉強するとお腹がするのは当然です。
では、その時、食事はどのようにするのがいいのでしょうか。
先ず避けたいのは、食べながらの勉強です。
食べながら勉強するとどうしても注意力が散漫になり集中できません。
もちろん、勉強も頭に入ってきません。
勉強した「つもり」になって、しっかりと理解はできていないので、後で何をやったかよく覚えておらず、結局二度手間になってしまいます。
だから、もし食事をするのであれば、勉強を一度中断ししっかりお腹を満たしてから再開してください。
その時は決して満腹になるまで食べてはいけません。
血が消化に回され、頭の方にまで回ってこず、結果として眠気に襲われてしまいます。
そうなったときは思い切って30分でも1時間でも眠ってしまいましょう。
そうすれば体も消化に集中でき、目を覚ました時、再び勉強に集中できる準備が整います。
メリハリをつけて勉強するのは、効率のよい勉強の基本です。
別のことを考え始めた
問題を解いているときに、手を止めてしばらく考えてみるというのはよくあることです。
しかし、そのしばらくの間に気づいたら他のことを考えていたなんて経験はありませんか。
問題を考えているつもりでも、いつの間にか注力が散漫になり、違うことを頭の中で考えてしまう。
難しい問題は特にそうですが、もし別のことを考え始めているようでしたら、その問題はいったん保留にして別の問題に取り掛かってみるといいかも知れません。
また、考えをまとめる時は頭だけでするのではなく、ノートなどにメモをしながら考えた方がいいです。
手を止めるとそれにつられて脳の働きも止まってしまう。
そうして、いつの間にかぼーっとしてしまうものです。
そうならないためにも、ノートに書きながら手を止めないようにしましょう。
こうすると考えが視覚化できるので、より分かりやすくなり、考えもまとめやすくなります。
集中するために、それ以外のことはリラックスできるように環境を整える人もいるでしょう。
これは悪いことでは決してありませんが、リラックスしすぎもよくありません。
ある程度の緊張感がないと気持ちが緩んで勉強に集中できなくなります。
例えば、制服のまま勉強してみたり、いつもと違う場所で勉強してみるのもいいでしょう。
勉強する姿勢も大事です。
背中を丸め机に突っ伏して勉強をしたり、頬杖をついて勉強をしたりすると、緊張がゆるんで眠くなります。
背筋をまっすぐ伸ばし、左手でしっかりノートを抑えながら勉強すると、体の緊張感も保たれるので勉強への集中力も続きます。
このように緊張感も勉強に集中するには必要です。
どうしても集中できないときはどうすればいいでしょうか。
何か本人にとって重大なことが起こって、勉強に集中できないとか。
そんなときは無理やり勉強しても大した効果はありません。
それならば、一層のことその気になる案件を解決してから勉強に戻った方がいいでしょう。
気分転換に昼寝をするとか散歩するとかでもいいでしょう。
でも、自分一人で勝手にフラフラすると勉強に戻るのが困難になることがあります。
だから、もし勉強を中断し気持ちを切り替えるために勉強以外のことをするならば、周囲の人にいついつになったら勉強に戻ると具体的に宣言するといいでしょう。
こうすれば自分の責任もあるので、問題解決後も勉強に戻ってきやすくなりますし、そうしなければならないという緊張感からまた集中することも容易になります。
こうやって気になることを抱えながら中途半端に勉強をするくらいなら、メリハリをつけてやるときはやる、やらないときはやらないと勉強した方が成果は上がります。
勉強を集中してやることは簡単ではありません。
周囲の環境や本人の意思など、様々な要因が絡まって勉強を阻害することもあります。
いろいろ試して自分に一番合った勉強法を見つけるのが最善と思います。
どうしてもよく分からないときは、葛西TKKアカデミーまで気軽にご相談ください。
自分の経験も踏まえていろいろアドバイスができると思います。
ちょうど中学校では定期試験を控えているところもあるみたいです。
勉強は大変ですが頑張ってください。
助けが必要ならばいつでも葛西TKKアカデミーに声を掛けてください。
お待ちしております。
2021.06.15
例年のごとく気温がぐんぐん上昇中。もうすぐ30度を超えるかも。熱中症対策をしましょう。
夏が近づき気温もどんどん上がってきています。
もうすでに熱中症が発生した学校も出てきています。
特に今年はコロナ禍で、学校で生徒たちはマスクをつけなければならず、感染予防と熱中症予防を同時にやらなくてはならないという過酷な環境にいます。
マスクをすれば体温がこもりやすく上がり気味になります。
息苦しさが熱中症を助長することもあります。
また、コロナウイルス感染防止のため学校では窓を開け換気をしているので、教室にエアコンがあったとしても使えないことが予想されます。
そうなると猛暑の中で勉強しなくてはならず、健康を害さないか心配です。
ましてやエアコンがない学校では、勉強どころではありません。
毎年ニュースによると熱中症による死者も出ています。
命にもかかわる問題なので、本日は熱中症について考えてみます。
いろいろ調べてみると、熱中症とは高温多湿の環境に置かれたときに起きる様々な症状の総称とわかります。
その症状はめまい、吐き気、顔のほてり、筋肉のけいれんなどがあります。
対処法としては、こまめな水分補給が第一です。
最近では学校でも水筒を持参させ、いつでも水分補給ができるようになっているところもあります。
ただの水よりスポーツ飲料のような塩分や糖分を含むものがいいでしょう。
汗を活発にかき、知らず知らずのうちに水分や塩分は失われていくので、喉が渇いてなくても水分補給をしましょう。
取り過ぎはいけませんが、食事で失われた塩分を取るように気をつけましょう。
また、暑さに負けない体を作るためにも、普段の食事に気を遣い、バランスの取れた食事をしましょう。
体力を維持するためにも十分な睡眠は大切です。
暑くて夜眠れないようでしたら、エアコンや扇風機を付け、通気性のよい寝具を使いましょう。
これは寝ている間の熱中症の予防にもなります。
直射日光を避け、風通しの良い環境を作りましょう。
服装も通気性のよいものを選び、下着は吸水性や速乾性のよいものにしてください。
冷却シートのような体を冷やす製品を活用するのも有効です。
体育などでどうしても炎天下に出ないといけない場合は、こまめに休憩を取り水分補給をしましょう。
実際に学校では、今は体育の時間はマスクをしていないようです。
文科相も感染防止に留意した上で、体育などの運動のときはマスクを外してよいと言っています。
実際にはなかなか難しいかもしれませんが、気温などに注意しながら熱中症の予防を心がけてください。
もし熱中症にかかったと思ったら、すぐに風通しの良い日陰やエアコンの利いた部屋に行って安静にしましょう。
衣服を脱いで、首の両側や脇、足の付け根を保冷材などで冷やすと体温が下がります。
水で体を濡らし団扇であおぐのも体を冷やします。
水分補給ですが、できればスポーツドリンクの方が塩分も同時に補給できるのでいいでしょう。
症状がひどい場合は救急車を呼んだりして病院に行きましょう。
東京は梅雨に入ったばかりですが、もう真夏のような暑さです。
まだ体も十分に暑さに慣れていないので、この時期は特に注意が必要と思われます。
勉強も大事ですが体調を崩しては何もなりません。
過酷な環境で無理をしないで、少しでも熱中症対策をして暑さを乗り切ってください。
2021.06.13
書籍紹介『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『言の葉連想辞典』日本語の持つ奥深さに触れ、その巧みさに感動する遊泳社の辞典シリーズ。
以前、ユニークな辞典として遊泳社の『名前のないことば辞典』をご紹介しました。
全く辞書らしくないけど、言葉の持つ新たな一面を見せてくれる本でした。
単に「知らない言葉を知る」という実用面だけの辞典ではなく、言葉の地平線を広げてくれると同時に、そのユニークなアプローチで微笑ましく思えたり、時には感動すら与えてくれました。
今回は同じく遊泳社が出版する他の辞典三冊をご紹介します。
どれもそれぞれに面白い辞典でちょっと変わっていますが、一度は手に取って見られることをお勧めします。
『悪魔の辞典』
元々は1911年にアメリカで出版されたアンブローズ・ビアスという人の書いた『悪魔の辞典』が土台となっています。
一般的な辞典のように言葉を客観的に中立的に描写説明するのではなく、悪魔というちょっと変わった(偏った)視点で言葉を掘り下げていきます。
すると、これまで特に何も思わなかった言葉に新しい味が加わり、全く違った意味になります。
悪魔というひねくれものの解釈により、言葉がこれまでの定型的な定義から解放され、より自由により豊かになって読み手の前に現れます。
そこには皮肉と同時にユーモアがあり、知らなかった言葉に限らず、馴染みのある言葉でさえ新鮮な魅力を伴って私たちの心を揺さぶります。
アンブローズ・ビアスの本を基に作者が現代社会などが持つ闇の部分に軸を置いて言葉が選定され、ユーモラスなイラストと共に人間や社会の持つ皮肉や滑稽さ、問題点を指摘しています。
「かき氷」…「水を凍らせて削ったものにシロップを掛けただけのを数百円で販売する夏祭り限定の錬金術。」
「後悔」…「恋人の携帯電話、もしくは機を織る鶴の部屋を覗いたあとに、湧き上がる気持ち。」
「食べ放題」…「定額を支払い時間とノルマに追われながら食事を摂る胃袋への拷問。」
この本を通して普通とは違う新しい定義にクスッと笑えるといいですし、更に、「自分ならこう解釈する」と独自の言葉遊びをしてもらえれば、この本は最高に面白くなると思います。
『ロマンスの辞典』
こちらも『悪魔の辞典』と同様に、ただ言葉の定義だけを並べた一般の辞典とは違い、「ロマンス」というユニークな切り口で言葉を再確認させてくれる辞典になっています。
そもそも「ロマンス」とは何でしょうか。
単純な夢や憧れではなく、そこには恋愛という感情が大きく関わっています。
しかも、「恋愛」という言葉自体があいまいでつかみにくく、すこぶる個人的なものにも関わらず、全ての人の心にしっかりと根付いている気持ち。
だから、同じ言葉でも「ロマンス」という視点で見つめ直した場合、その言葉の持つ意味は一人ひとり大きく異なるはずです。
でも、だからこそ個人個人が異なる定義を持ち寄ることで、共通認識している部分とそうでない部分を理解し、自分が持ち合わせていなかった新たな視点に気づくことで、その人の言葉は大きく広がります。
「色男」…「出会いと別れを繰り返し、女性の頬を涙で濡らして駆け抜ける通り雨。」
「嘘」…「優しさという絵の具で描いた名画の贋作。」
「海」…「地球上の大部分を占める水域。君への想いの次に、広く深い。」
「初恋」…「人生という書物において、誰もが栞を挟んだままのページ。」
「ロマンス」で考えるからこそ時にはキザっぽく、でも、だからこそ笑える。
そして、巧みな言葉の言い回しにはキュンとくる。
本当に恋に落ちたような甘い気持にもさせてくれる、非常にワクワクドキドキな一冊です。
『言の葉連想辞典』
今度の辞典は前述の二冊とは大きく違っています。
この本は漢字一文字で表されたテーマを基に、それに関連する言葉をズラッと並べてあります。
日常ではあまり使わないような言葉ばかりが並んでいるので、いつもと違う言葉の言い回しをしたいときに役立ちます。
このように言葉を調べるだけでなく、テーマごとに書かれている連想された言葉から、新しく自分の語彙を増やすことができます。
どの言葉も気が利いていて、「なるほどこんな風に言えるのか」「この言葉が使いこなせれば一目置かれるな」と思えるものばかりです。
例えば、「夏」というテーマであれば、そこから連想される言葉として次のようなものがあげられています。
「片陰」「空蝉」「熱帯夜」「逃げ水」「打ち水」「草いきれ」「夏掛け」「夏枯れ」
どうですか、ご存知でない言葉もあったのではないでしょうか。
そして、どれも実際に使えれば格好よくないですか。
語彙を増やすことで、同じものでもニュアンスが異なり表現の幅が広がると同時に、自分の想いをより正確に相手に伝えることができます。
言葉の豊かさは、言葉を使って行われる心の中の動きと密接に関係し、これまで以上に心を自由にしてくれます。
皆さんもこの時点を通じて普段の言葉を豊かにし、心豊かな日常が送れるようにしてみてはいかがでしょうか。
前回の『名前のないことば辞典』に引き続き、遊泳社が出している面白い辞書を三冊、ご紹介しました。
言葉というのは長い歴史の中で培われてきたので、不思議な力があります。
言葉そのものも学問として人間の知的好奇心をくすぐりますが、言葉が豊かになることで自分の思考の地平を押し広げ、心も広く豊かにしてくれるという特性もあります。
これらの辞書は正にこれまでの自分の殻を突き破り、人も周り大きくなった自分を見せてくれるでしょう。
「学ぶ」ということが勉強ならば、そのきっかけは学校のテストや授業にばかりこだわる必要はありません。
「おもしろそうだな」と思えばどのような形でもいいから探求してみましょう。
そこには知識の増大と共に、喜びや心の安寧、豊かさがあります。
遊泳社が出版している本はどれも興味深いものばかりです。
皆さんもガチガチの勉強ばかりでは気持ちが萎えるでしょう。
今日紹介したものも含め、人の興味や関心を引き付けるような変わった本を通して学べば、勉強もより楽しく効果的になるのではないでしょうか。
2021.06.12
勉強に集中できない。子供の勉強をかき乱すパターンとその対処法を考えます。(その一)
定期テストや受験など、特に大事なテスト前では集中して勉強しないといけません。
集中できれば学習内容もすぐに理解し頭に入る。
ワークなどの学校の課題や問題集もどんどん進み、とても効率よく勉強がはかどります。
気づけば勉強も終わっていたという感じで、「勉強嫌だな…」なんて考える隙もありません。
全てがよいように進み、達成感でむしろ自信がわいてきます。
一方、集中できない場合、周囲のいろいろなことが気になって勉強が手に付かない。
勉強以外の余計なことばかり考えて、勉強内容が一向に頭に入ってこないし、問題も解けず時間ばかり掛かってしまいます。
思うように進まない勉強に焦りと苛立ちを覚え、残り時間がどんどん無くなる。
考えるように勉強がはかどらないことに、「自分はいくらやってもダメなのではないか」とやる気を失う。
できないのは元々自分は頭が悪いからで、いくら頑張ってもできるようにならないと自分を否定。
「やっても無駄」と言うのを言い訳に、やらなければならない勉強から逃避。
これではいけませんね。
このように勉強において集中力は大きな意味を持ちます。
実際に勉強をしていて思うように集中できないのはなぜでしょう。
子供たちの心をかき乱し、集中力を削ぎ、勉強が思うように進まなくさせる要因のいくつかに注目し、対処法を考えてみましょう。
周囲の音や声が気になる
勉強に集中しているときは、周囲のことが一切気にならず、勉強を夢中でやって気づけば何時間も過ぎていたなんてこともあるでしょう。
しかし、集中できないときに限って周りの音や声が気になる。
逆に周囲の騒音があるから勉強に集中できない。
周りの人の会話が気になりついつい聞き耳を立ててしまう。
突然大笑いされて、せっかくの集中が切れてしまう。
静かな環境で勉強したくても、どうしても周囲のせいで難しい。
そんなときはイヤホンをしたり耳栓をしたりして、周囲との音の伝導を断ちましょう。
耳に入ってくる音がかなり軽減されます。
特に最近のイヤホンの中には、耳をすっぽり覆うものもあり、音の遮断という意味では役に立つでしょう。
また、気持ちがそっちに引っ張られないのならば、BGMを流して余計な音を遮るのも一つの方法です。
ただ、BGMは流すのが目的であり、楽曲によってはα波を出したりして集中力を高めるものもありますが、そっちに気分がのってしまって一緒に歌たり踊り出したりするのであればやめた方がいいです。
そのためには歌詞のない曲(クラッシックなど)や菓子の聴き取りづらい曲(外国語の歌)などがお勧めです。
LINEが来たら
現在、生徒の間で最も深刻な問題はLINEを始めとするSNSで、これらが来た時すぐに返事をしないと友達を無視したとして、仲間外れにされるなど非常な不利益を被るかもしれないので、例え勉強中であっても中断して対応しないといけない。
当然、一回の返事で済むわけはなく、返事すればそれに対するまた返事と何度も何度もLINEが続き、勉強に手がつけられないまま時間が過ぎてしまう。
例え着信音を消しても振動し、LINEが来たことを携帯は知らせてくれる。
どうしても気になって開いて返事をする。
こんなこと繰り返していたら、当然集中力なんかなくなり、やるべき勉強もできなくなってしまいます。
多くの研究で勉強中のLINEを始めとするSNSはマイナスの影響を与え、SNSを使うと成績が下がることがはっきりしています。
スマホなどは色々な機能が集約されており便利な道具であるため、上手に使えば非常に役に立ちます。
先ほどのBGMを流すこともできますし、辞書機能など調べものにも便利です。
タイマーやストップウォッチも時間を区切って計画的に勉強を進めるうえでは有用です。
ではLINEとどのように対応していけばいいのでしょうか。
技術的な方法として、「機内モード」があります。
これは電波の受信のみをストップできるので、通話やLINEの着信はなくなりますが、その他の機能はそのまま使えます。
電源を切らずに済むので、スマホの有用性を失うことなくLINEだけ止めることができます。
また、周囲の友達に宣言するのもいいかも知れません。
実はどの生徒も勉強しなくてはいけないのは分かっています。
しかし、SNSを無視すると先ほど述べたように、人間関係が壊れることを恐れてできません。
そこで、最初に「何時から何時まで勉強する」と宣言し、事前にみんなに知らせるのです。
そうすれば、すぐに返事がないことも相手は理解できます。
このとき、「家での決まりだから」などとすれば、友達も追及できなくなりいいです。
そうでないと「自分ばかりいい子ちゃんになりやがって」と難癖付けられるかもしれません。
家のルールで親の言いつけとなれば、周囲の友達もあきらめがつくでしょう。
ちょっと話がそれますが、スマホを使った勉強促進方法として、自分の勉強している姿を自撮りし、それを動画サイトにあげるということをやっている生徒がいます。
こうすることで自分にやらなければならない動機づけをし、その成果を確認すると同時に、周囲に自分の勉強している現実を発信できるのです。
なかなか面白い方法ではないでしょうか。
チラッと目に入ったマンガやゲームに誘われて
勉強は大変で、特に集中していないときは、心のどこかで何とか逃げ出せないかと考えてしまいます。
そんなとき、たまたま部屋にあるマンガやゲームが目に入ったら、その誘惑に勝てないかもしれません。
ちょっと気分転換、が一時間二時間となり気づけば勉強する時間が無くなる。
これはゲームや漫画を片付ければいいのですが、手っ取り早いのは場所を変えることです。
リビングやダイニングルームなど、部屋を変えできるだけ勉強以外のものがない(できない)環境に変えましょう。
こうして勉強以外のものの誘惑を取り除き勉強に集中してください。
親も目の前で生徒が勉強していれば、色々配慮してくれます。
そして、親としても自分の目で子供が勉強しているのを確認できるのでいいです。
時には、親に勉強を助けてもらえるかもしれません。
もし、家庭で勉強に集中できる場所がないのであれば、皆様には葛西TKKアカデミーがついています。
いつでも気軽に連絡ください。
塾生でないからと遠慮はいりません。
葛西TKKアカデミーはどんな生徒でも力になりたいと思っていますから。
本当にここは勉強以外のものがないので、本人にやる気があれば何時間でも集中して勉強ができます。
更にお得なことに、勉強で分からないときは葛西TKKアカデミーの先生に聞くこともできます。
そうすれば勉強が深まり自分の力もついてくるので、定期テストなど成績も上がってくるに違いありません。
他にも勉強を妨げるパターンは数多く存在しますので、この話題は引き続き触れていきたいと思います。
自分がうまく勉強できない理由を知り、それにうまく対応することで効率よく勉強できます。
勉強に困っているときはいつでも葛西TKKアカデミーに連絡下さい。
私も一緒になってベストの解決法を考えます。
定期テストも近づいていることですし、勉強は大事なので、この葛西TKKアカデミーをぜひ利用してください。
葛西TKKアカデミーはどのような生徒でも助けたちと思っています。
どんな状況でも子供たちを支え、彼らに明るい未来を届けられればと考えています。
2021.06.08
漢字を上手に覚えるには。漢字をただ繰り返し書くだけでなく、ちょっとしたことを意識したり工夫したりすることで覚えやすくなります。
漢字が苦手な生徒はたくさんいます。
特に最近はそのような生徒が増えている気がします。
最近はスマホやパソコンの普及により、漢字を自ら書く機会が減っています。
平仮名を打って変換するだけでは、書きたいと思ったときに漢字がなかなか出てきません。
これは大人も同様で、「最近、なかなか漢字が思い出せない」という声をよく聞きます。
つまり、漢字を覚えるには困難な環境になってきているのです。
(逆に、SNSなどで活字を読む機会は増えているようですが、特定の人間との交流が中心となっているので文のバリエーションが少なく、表現の豊かさも乏しいので、こちらも漢字の勉強には不利かもしれません。)
漢字を覚えるにはどのようにすればいいでしょうか。
一般的には教科書などで出てきた漢字をノートに10回、20回ずつ書いて覚えるというのがあります。
確かに何かを覚えるとき、繰り返すというのは一つの方法です。
掛け算の九九なども何十回、何百回と繰り返すから覚えられるのです。
でも、このような単調作業の繰り返しは退屈で苦痛です。
そこで少しでも漢字を覚える助けになるコツをあげてみましょう。
漢字のパーツ(部首)に注目
漢字の多くはいくつかのパーツの組み合わせでできているのにお気づきでしょうか。
「明」と言う字は「日」と「月」からできています。
このように基本的なパーツ(それらは簡単なものが多い)の組み合わせで、その組み合わせを覚えてしまうのです。
漢字そのものを一から覚えるより、すでに覚えたものを利用して新しい漢字を覚えた方が楽です。
しかも、「へん」などの部首には意味を表すものが多く、部首の意味を覚えておくと漢字そのものの意味を覚える助けになります。
例えば「亻」は人に関わる者で、「亻」の漢字を集めてまとめて覚えるのもよい方法です。
また、部首によって読みは同じでも意味が変わる漢字もたくさんあるので、今度は部首違いの共通部分を持つ漢字てまとめるのもお勧めです。
例えば「尞」に人を表す「亻」がつけば「同僚」の「リョウ」になるし、病気を表す「疒」がつくと「医療」の「リョウ」になります。
屋根を表す「宀」がつけば「学生寮」の「リョウ」になります。
(このように音を表す部分と意味を表す部分の組み合わせでできている漢字を形声文字形声文字と言います。)
このように共通のパーツを意識して、同様のものをまとめて覚えると、一度にたくさん漢字を覚えることができます。
正しい書き順、正しい姿勢を覚えよう
結構みんな適当に書いていますが、私の経験上書き順は非常に重要です。
字を書くのが苦手な生徒は基本的に書き順がぐちゃぐちゃで、結果として字のバランスも悪いし、鉛筆を行ったり来たりさせるので時間もかかり、書くのに疲れてしまいます。
(最近の生徒は体力が落ち、文字がしっかり書けなくなっています。)
筆の文化で生まれた漢字なので、書き順が正しくないと綺麗に書けませんし、余計な力が入って疲れやすく、長い文章は書けません。
なかなかチェックしづらいですが、低学年のうちに書き順を正しく覚えましょう。
基本ができれば、難しい漢字もその応用なのでうまく書けるし、覚えやすくなります。
原則として書き順は上から下、左から右です。
後、書く姿勢も気になります。
背中を丸め机に顔を近づけていると正面から文字を見ないのでバランスが悪く汚い字になってしまいます。
この姿勢を維持するのは意外とつらいので、すぐに疲れてしまいます。
また、左手で方杖をつく生徒も多いですが、こうすると紙やノートが抑えられず固定できないので、書いているときに動いてしまい上手く書けません。
抑えずに動かないようにするには筆圧を抑えるしかなくなり、最近の生徒の文字が薄い原因の一つでしょう。
適度に力を入れて書かないから筋力が落ちて、長く書くことができません。
このように漢字を覚えるには書くという作業が必須ですが、正しい書き方を身に付けていないと長時間文字を書くことができません。
だから、漢字を練習し覚えるには書き順や姿勢が大事なのです。
何冊も手を出さず、一冊の漢字練習帳を完璧にする
よくあるのが、飽きっぽくて一つの漢字ドリルを終わらせることなくやめてしまうというパターンです。
俗に言う三日坊主ですね。
そして、しばらくして「やっぱり漢字を覚えなきゃ」と言って、本屋さんでまた新しい漢字ドリルを買う。
気づけばやりかけのドリルが山のように残る。
これはいけません。
いろいろなものに手を出すのではなく、一冊のドリルを繰り返しやって完璧に覚える方がいいです。
漢字は無限にありキリがありません。
店頭にはたくさんの漢字ドリルがあり、あれもこれもやらないといけないような気になってしまいます。
一回やって終わりではもったいない。
そもそも、一回で全ての漢字をマスターできるはずはなく、そんな中途半端で他のドリルをし、それもこれも全部中途半端ではドリル代がかかるだけでもったいないです。
一回でやめるのではなく、何回も何回も繰り返して分からない漢字を少しずつ減らしていく。
そして、一冊完璧になってから次のドリルに移ってください。
いや、一冊完璧ならそれで十分かもしれません。
本当に一冊完璧ならかなりの漢字力がついているはずです。
だから、最初から分厚いドリルをしないでください。
最初は薄いので十分です。
そして、それがきちんと身に付いてから少しずつ漢字のレベルと量をあげていきましょう。
自分の能力を超えすぎているものは取り組みにくいのでやめましょう。
現在の力よりちょっと上くらいが丁度いいです。
実戦を通して覚える
よく「国語の勉強と言えば漢字お覚えるくらいしかない」と言う人がいます。
でも、それは違います。
定期テストや小テストなどあらかじめ出題される漢字が決まっているときはやってもいいですが、学力テストや入試などどんな漢字が出るか分からにテストの勉強では漢字をやる意味はかなり薄いと思います。
国語の勉強は読解などやらなければいけないことが沢山あります。
「漢字しかない」という人は国語の勉強を知らない人です。
漢字はとても多く全てをやっていたらそれだけで莫大な時間が掛かります。
そして、その割にテストで出されるのは読みが五問、書きが五問と言ったところでしょうか。
しかも、一つ1点や2点。
他の長文読解や記述などの勉強をやった方が効率よく点が伸ばせます(一問5点とか)。
だから、漢字だけの勉強はしない方がいいです。
むしろ、長文などよく読んで、分からない漢字があればその時覚える。
この方が読解能力を高め、しかも漢字もある程度覚えられます。
そして、重要な漢字は色々な文章を読めば何回も出てくるので、自然と覚えてしまいます。
問題をやるとき出た漢字は覚えますが、それ以上、わざわざ漢字の勉強をする必要はあまりないような気がします。
また、文章を読めば、そこには文脈もあるので、漢字がエピソード記憶となり、より覚えやすくなります。
漢字そのものの意味だけでなく、その使い方も分かります。
このように実践の中で漢字に触れているとなんとなく頭の中に残っているもので、読みはもちろん、書いたことのない漢字でも書けてしまったりします。
一つの漢字をノートに20回書いて覚えるより精神的負担が少なく、苦痛もないかと思います。
このように生きた漢字を覚えるのはとてもお勧めの方法です。
他にも漢字を覚えるコツはいくつかあると思います。
人それぞれ合うやり方も違うと思いますので、これで大丈夫とは思わないでください。
勉強は千差万別で誰にでも通用する勉強法はありません。
個人個人に合わせて変える必要があります。
漢字に限らず、どのような勉強方法がいいか分からないときは葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
いろいろ提案しますし、実際にやってみて何が適しているか一緒に考えたいと思います。
勉強は工夫次第でいくらでも楽しくなります。
ただ苦しいだけの勉強ではなく、その持つ意義に感銘したり、新たな発見に感動できる指導ができればと常に心掛けています。
皆さんも大変だと思いますが、そんなときはいつでも葛西TKKアカデミーに頼ってください。
お待ちしております。
2021.06.06
「一人っ子」を育てるときに気をつけること。(その二)
昨日に引き続き、今回も「一人っ子」の子育てについてお話したいと思います。
よく「一人っ子は甘やかされる」と言います。
自分から努力しなくても周りが自分の気持ちを理解し、望みをかなえてくれる。
結果、自己主張、自己表現が下手で、積極的に物事に取り組む姿勢も弱い。
確かにそういう面もあるかもしれません。
しかし、それは子育てにおいて大人が注意し工夫すれば済むことではないかと思います。
今日は、そのような観点から、一人っ子との距離感について考えてみます。
兄弟がいない分、親の目が一人に集中し、他の兄弟に割く時間もないことから、ついつい子供に手をかけ過ぎてしまうことがあるようです。
子供を大切に守り育てるのはいいのですが、何事も「過ぎる」のはよくありません。
負の面が大きくなり得るからです。
子育てにおいて、子供を気にかけるのは当然ですが、あまり何でも親が子供のために手を出してお膳立てしすぎると、自立心や想像力が育たないと言われます。
失敗したり怪我をしたりすると可哀想だからと、何でも先回りして失敗する経験を奪うと、子供が本当に一人になって何かやらないといけないときに、精神的に貧弱で何もできない。
万一失敗したら、そのショックをもろに受けて、二度と立ち直れないような大きなダメージを受けるかもしれません。
(実際、私が教えるときも「間違える」ことを非常に恐れて答えられない生徒がいました)
これは問題です。
一人っ子の場合、他の兄弟に目を配る必要がないからついついしてしまいますが、何でも子供のことに首を突っ込むのはやめた方がいいでしょう(そうしないと心配で仕方ないのかもしれませんが)。
「見守る」立場で、できる限り子供が自主的にできるようにしてあげて、例え上手くいかないのが分かってもあえて口を出さない。
そうすることで失敗に対する耐性をつけると同時に、そこから何を学び次につなげていけるかという創意工夫と試行錯誤の精神が育ちます(失敗は成功の基)。
よほど大けがをする、他人に迷惑を掛けるようなことでなければ、少し遠くから見守るのがいいでしょう。
たった一人の大切な子供を抱える親としては非常に難しいことですが、勇気を持って子供のためにあえて距離を置くのも重要です。
また、過剰に子供に期待するのもよくありません。
子供は親のことをよく見ており、時にはこちらが想像する以上に敏感に親の感情を感じ取っています。
そうなると人の顔色ばかりうかがって、受動的な子供になってしまいます。
特に一人っ子の場合、上の子供での経験がなく何でも初めてで分からないことだらけだから、親としても余計にこうでなくてはダメだと決めつけ、そのようにいかないときは不安になり、自分の子育てが正しいのか心配になります。
しかし、子供が学校の問題を解けなくてイライラしたり、何でこんなこともできないのと怒鳴ったりするのは子供を委縮させるだけです。
子供は発達の途中でその速度もまちまち。
だから、他の子と同様にできないからと怒るのは子供にプレッシャーを与えるだけです。
「多少できなくても大丈夫」と言うくらいの心のゆとりが親には必要です。
そうすれば子供も親の顔色をうかがうことなく安心して勉強や様々な活動に取り組むことができます。
一人しかいない我が子なので親としてはどんなことでも支えてあげたいと思うのは結構なのですが、注意しないと過保護となり、意図せず子供へ逆にマイナスの影響を与えることになるかもしれません。
子育ては決して簡単なことではありませんが、一人っ子だからこそ有利な点もあります。
子供一人に対する時間が多く取れるというのは、その最たるものでしょう。
他の子のことを気にすることなく、一人に集中できる。
より長い時間を子供に注げることができるので、子供の怪我や事故、病気などを未然に防ぎ早急に対処できます。
そして、子供に寄り添う時間が長くなるので、子供の心配や悩みを共有し適切に対応できます。
また、経済的にも一人にかけることができるお金が多くなり、より教育などへの投資ができます。
様々な習い事をさせられるだけでなく、旅行など非日常的経験も積めます。
多くの事柄を経験できれば学ぶことも増え、知識も増し、これらを基に新たなことを創造できるかもしれません。
一つ注意してほしいのは、これらの経験は親の希望期待の押し付けでなく、あくまでも子供たち自身の興味関心意思に基づくということです。
嫌々させるのはあまりよくありません。
ひとりっ子に限らず、子供を育てるということは非常に苦労を伴います。
こちらが一生懸命子供のために多くを犠牲にしても、子供はなかなか分かってくれません。
そこで憤り、怒りを子供にぶちまけるのはいけません。
本当に無償の愛、今は無理でも将来きっとわかってくれると信じて接しないといけません。
これは難しく強い精神を要求されます。
確かに子育ては大変ですが、希望は捨てないでください。
いつかきっと報われます。
ただ、それまでにどうしても疲れて投げ出したくなることもあるでしょう。
そんなときは一人で無理しないでください。
誰か信用できる人を頼っていいと思います。
みんなで、社会で子供を育てる。
それが健全だと思います。
そして、葛西TKKアカデミーもそんな子育ての一翼を担うべく存在しています。
遠慮や見栄は要りません。
安心して素のままで相談してください。
何らかの力になれると思います。
そして、十年後二十年後に振り返って、「あの時大変だったけど、みんなで乗り越えられて本当に良かった」と笑えるようになりたいと願っています。
2021.06.05
「一人っ子」を育てるときに気をつけること。(その一)
少子化の影響で一人っ子の家庭が増えています。
一人っ子は兄弟がいないためコミュニケーション能力や社交性が育ちにくいとよく言われます。
自分しかいないから、小さい時から親や周りの大人は自分から言い出さなくても、自分のしてほしいことや気持ちを理解してくれる。
だから、自分から進んで意思を伝える努力をしなくても、生活に何の支障もきたさない。
家にいるときはどうやってコミュニケーションをすればいいか考えなくても全く問題ない。
結果、社交性があまり育たず、将来集団の中で生きるときに非常に困る、問題になることが多いようです。
後、周りが自分の気持ちを理解し、望み通りにしてくれるので、わがままな子が育つともよく言われます。
子育てをする立場としては、メリットもデメリットも十分理解できるのですが、一人っ子に対して注意するべきことなど考えてみたいと思います。
一人っ子には「わがままで甘えん坊、社交性に欠け、自分の言いたいことを伝えるのが下手」などのマイナスのイメージもあります。
これは先ほども述べたような環境があり、兄弟と争ってでも自分の目的を達成しなければならない経験(おもちゃや夕食の奪い合い)、家庭内での大人の忖度があるからという理由で、このような偏見が生まれたのかもしれません。
実際にはそうでない一人っ子もいますし、兄弟がいてもそのようなお子様もいます。
要は、一人っ子が陥りやすいこれらネガティブな側面をどうやって補正し、将来自立した時に困らないように育てるかということです。
小さい時から様々な人のいる中で慣れさせる
兄弟がおらず核家族化が進んでいる現代、一人っ子は下手すれば非常に限られた人、自分を分かってくれる人達とだけ交わればいいということが起きます。
だから、努めて様々な人々と触れ交流する機会を作らないといけません。
家庭の事情もあって難しいかもしれませんが、小さい時は保育園や幼稚園に通わせて集団生活をさせましょう。
同年代のお友達が自分の兄弟の代わりになってくれます。
集団生活を通して、社会には守らなければならないルールがあるということ、目的をみんなで達成するために人と協力しなければならないということ、違った人間が集まり全員がある程度の満足を得るために時には自分が譲歩しないといけないということなど、社会で生きるのに必要な基本的な事柄を学べます(家庭だけでは難しいでしょう)。
自我が十分に発達していない幼少期はむしろどんなことでも柔軟に受け入れることができます。
最初は親と離れ離れになるという未経験のことで驚き動揺するかもしれませんが、そのうち慣れ家庭を離れた集団生活にも慣れていきます。
幼稚園、保育園は特にこのような子供への対応もよく心得ているので、これらの場所に通わせるのはとても有益だと思います。
また、スポーツなど集団での活動が求められる習い事もいいと思います。
大人と子供という二項対立ではなく、子供の中に更に先輩後輩という関係もあり、これらの人々とどのように関わりふるまっていけばいいかという、人生において非常に重要なことを学ぶことができます。
お手伝いをさせる
一人っ子は何でも親がやってしまって、一般的にできて当然と思われるようなことでさえできないときがあります。
自分でやることに不慣れで、失敗を恐れて立ちすくむことも。
特に、人前にさらされることに慣れてないということは、自分が失敗して笑われるということを非常に恐れ、プライドの高さも相まって、自分から挑戦しようという姿勢に欠けるところがあります。
「お手伝い」をさせるということは、自分でできることを増やす訓練になります。
よく一人っ子の若者が一人暮らしをするとき家事ができず、ごみ屋敷になってしまったり、自分で料理できず外食やコンビニ弁当ばかりで出費がかさんだり栄養バランスが崩れてしまったりする人もいます。
結局、親が毎日通って掃除をし食事を作ってあげたり、一人前の大人とは言い難い生活を送る人もいます。
そうならないためにも、お手伝いには自立に向けた第一歩と言う意味もあります。
また、仕事を割り当てられるということで仕事に対する責任感も生まれます。
与えられた仕事をきちんとこなすということは将来働く上で必要不可欠なことであり、そこから協調や信頼というものも生じます。
先ずは、小さい子供でもできる「食事のお皿を並べる」など簡単なことから始めましょう。
いきなり子供の能力を超える手伝いはいけません。
かえってやる気をなくしたりします。
子供の力量を正確に見極め、適切なお手伝いをさせましょう。
年齢が上がりできることも増えてくれば、それに合わせて難易度の高いお手伝いをさせても構いません。
挨拶と返事
簡単なようでいて実は難しいのが挨拶と返事です。
特に一人っ子の場合、人とのコミュニケーション(特に見知らぬ人)が苦手で恥ずかしがってできないことが多いです。
挨拶と返事なんて大したことではないよという人もいますが、実際に社会に出たとき、これらができないとグループの一員として上手く人と関われなくなり、生きていくのがつらくなります。
「挨拶や返事なんてしなくても生きていける」という人もいますが、現実としてこれらができないと仕事などの集団において仲間外れにされたり、大きな不利益を被ります。
そうならないためにも子供のうちから訓練をしなければなりません。
兄弟がいない分、一人っ子の家庭では挨拶の機会は減ります。
家族だからと言って大目に見ていたらますます挨拶の機会はなくなり、外に出たとき挨拶ができなくなります。
習慣として自然にできるように、親は意識的に指導しなければなりません。
そんな些細なことわざわざ家でしなくてもいいと放っておくと、将来困るのは当人です。
面倒くさがらず、あえて積極的に挨拶をして、子供の挨拶や返事を促しましょう。
そして、できたときはきちんと褒めてあげましょう。
「兄弟がいない」と言う一人っ子ならではの環境は、彼らが不利になる要素も多く含んでいます。
しかし、それらは親が注意し適切に対応することで、一人っ子では難しいといわれる社会性を身に付けさせることは可能です。
兄弟がいない分、一人にかける時間は多くなるので、親としてはそのメリットを十分生かし子育てをしていけばいいと思います。
一人っ子ならではの苦労もあると思いますが、苦労そのものはそうでない家庭にも違う形で存在するので、何で自分ばかり苦しいのかなどと考える必要はありません。
大変なこともありますが、喜びもたくさんあります。
もし、子育てで困ったことがあれば、誰かに相談してください。
一人で抱え込むのが一番いけません。
葛西TKKアカデミーにもそのような親御さんを支援する用意があります。
難しく考えず軽い気持ちでご相談ください。
一緒に悩み解決法を探っていきたいと思っています。
葛西TKKアカデミーは全ての子供の力になりたいと考えていますし、彼らを支える親御さんたちの味方でもありたいと願っています。
どんな些細なことでも構いません。
少しでも困ったなと思えばお知らせください。
小さな問題の積み重ねが将来取り返しのつかない大問題に発展することもありますので。
子供たちの未来のために、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います。
2021.06.03
19×19までの掛け算を解こう!掛け算の裏技、こうすれば簡単!
皆さんは小学校のときに掛け算の九九を習ったと思います。
だからたいていの日本人は一桁×一桁の掛け算は簡単に解くことができます。
しかし、驚くべきことに何とインド人は九九が19×19まであるそうです。
だから、彼らは計算に長けていて、インド人は理数に強いということは世界的にも有名です。
植民地時代の経験から英語が共通語となっているので国際的コミュニケーションもでき、理数の強さと相まってコンピューターを始めとするIT産業を中心に世界的に競争力をつけて急速な発展を遂げています。
今やインドの発展の勢いは目を見張るものがあります。
そんな彼らにあやかるべく、今日は簡単な19×19までの計算方法をご紹介します。
簡単にできる11×11から19×19までの計算。
どうやって計算するのでしょうか。
分かりやすく、具体的に計算しながらご説明します。
例えば、13×14をやってみましょう。
先ず、14の一の位の4を13に足して17にしましょう。
そして、14から4をあげて残った10とこの17をかけます。
つまり、片方の一の位を0にするのです。
17×10=170
これは簡単ですよね。
そして、次に元々の式の一の位の数字同士をかけます。
3×4=12
これも簡単。
そして、先ほどの170とこの12を足します。
170+12=182
そうです。
実は13×14の答えも182なのです。
13×14=182
どうでしょうか。
簡単でしょう。
慣れれば暗算で19×19までの掛け算はできるようになります。
これができるようになると、数学でいちいち書いて計算する必要がなくなるので計算のスピードがアップし、テストでも有利になります。
(数学を解くとき、二桁の掛け算は結構やりますよね。)
残念ながら19×19までですが、それでも便利です。
ついでにもう一つ簡単な計算方法を紹介。
今度は二桁の二乗の計算です。
これも先ほどの計算の応用になりますが、次のようにします。
例えば、17×17をやってみましょう。
さっきと同じように片方の一の位の数字である7を相手に渡して、一の位の数字を0にします。
そして、もう片方の17にもらった7を足して24とします。
そうしてこの二つを掛けます。
24×10=240
次のもとの一の位同士を同じように掛けます。
7×7=49
そして、先ほどの240と49を足します。
240+49=289
そうです。
17の二乗は289です。
二乗の計算はとても大事で、中学生で二乗の計算が出て、ルートが出てくると二乗の計算はとても重要になります。
また、高校生になって因数分解や高次方程式、指数や対数などでも二乗の計算は必須です。
だから、これを覚えておくといいですよ。
暗算でできるようになりますから。
勉強は大変です。
だけど、頑張って解けたときや、新しい発見をした喜びは何にも代えがたいものがあります。
そうです。
勉強を単なる拷問のような苦と考えないでほしい、楽しみに満ちたものと感じてくれればと願っています。
そのために葛西TKKアカデミーで、色々工夫しながら勉強を教えています。
そして、勉強を通して学ぶものは教科書の字面だけではありません。
勉強を通して、もっともっと多くのものが学べるんだということを知ってもらえたらと考えています。
2021.05.30
最近、「物覚えが悪くなった」「思い出したくても思い出せない」という若者が増えています。ひょっとすると「スマホ認知症」かも!
スマホが私たちの生活に根付いてずいぶん経ちます。
生活様式が大きく変わったと言っても過言ではないでしょう。
確かに、スマホは便利な道具で人々の生活を豊かにしたという側面は否めないでしょう。
しかし、同時にマイナスの面も多く指摘されています。
今回はそんなスマホとの付きあい方についての注意点をお話したいと思います。
スマホを持っている多くの人がもうスマホから手を離せなくなり、スマホが気になってちょっとでも機会があればすぐに開いてみてしまう。
歩いているとき、友達と話しているとき、勉強しているとき、食事をしているとき。
個人的な時間に限らず、よほど強く禁じない限りはスマホを見ずにはいられない。
スマホなしではもうまともに生きていく自信もない。
そんなスマホ依存症の問題が指摘されています。
スマホは素晴らしい道具ですが、道具である以上上手に使いこなさなければ、そのマイナス面を十分理解した上で活用しなければ、害悪の方が大きくなります。
今回の記憶とスマホの問題も使い方の問題と言えます。
「スマホ認知症」とはスマホを頻繁に使う若い世代を中心に、物覚えが悪くなったり、覚えていたことを思い出せない、とっさに言葉が出てこないなどの認知症のような症状が出ることです。
専門家によると、スマホへの依存やす別のことをしながらスマホをいじるなどの「ながらスマホ」によって脳内に異変が現れるそうです。
スマホは色々なものを調べたりするのに非常に便利なツールで、今や私たちの生活はスマホなしには考えられないと言ってもいいでしょう。
スマホは情報を収集し、集められた多くの情報を脳に入力することができます。
しかし、人間の脳は情報を入力する「インプット」だけでなく、その情報を整理し新たに思考や行動に役立てることができるように処理する「アウトプット」が必要です。
ところが、人間の脳はこの両者を同時に実行することができません。
「インプット」のときはそれに特化した活動を行い、脳は情報整理ができません。
その結果、覚えていたものが思い出せないなどと言うことが起こり、仕事の効率が悪くなります。
また、「インプット」に脳の活動が集中しているということは感情のコントロールもできないということになり、イライラしたり幸福感が感じられなくなったりします。
つまり、人間はただ情報を入力するだけでなく、それらを処理することも必要なのに、スマホの怒涛のような情報の洪水がそれを許しません。
インプットを中断し、情報を整理したり考えたりする時間が必要なのですが、それができないため記憶も定着しなかったり、整理されてないがため思い起こすことがうまくできなかったりします。
こうして「スマホ認知症」が発生するのです。
では、「スマホ認知症」になった場合どう対処すればいいのでしょうか。
先ずは、スマホを手放して物理的に情報入力をできない時間を作りましょう。
例えば、外に散歩に行って周りの自然や景色を楽しむとか。
脳の活動を正常にするためにも、何もしないぼーっとする時間が必要です。
睡眠も重要です。
睡眠中は情報入力が行われないので、その日の記憶を脳が整理し深く定着させます。
短期記憶を長期記憶に帰るのです。
だから、勉強をする生徒も十分な睡眠は必要で、寝ないで勉強するとかえって効率が悪くなります。
ましてや、ゲームやSNSでの交流で深夜まで起きている(時には朝まで)ことは言語道断です。
専門家によると、実は「能動的な情報収集」は問題がないそうです。
自分の「アウトプット」のために意識的に情報を集めることです。
例えば、本や映画を見ることが能動的なアウトプットを意識した行動です。
問題は自分で積極的に情報を集めようと考えず、ただ、だらだらとネットを見たり動画を見たりすることです。
だから、「スマホ認知症」を防ぐためには節度あるスマホの利用時間と意識的な情報収集が大事となります。
今の子供たちは色々な意味で私たちの時代と違い、だからこそ私たちも経験なくアドバイスできないこともたくさんあります。
特に新しいツールは注意が必要です。
益にも害にもなるからです。
だからと言って一方的に禁止するのは賢いやり方ではありません。
多くの利点を失うからです。
最善の均衡点を見つけなければなりません。
これから学校でも一人一端末と言うようにデジタル化が一層進むと予想されます。
今まで誰も経験したことのないことをするときは、あらゆるリスクを想定して対処しなければなりません。
「スマホ認知症」もその一つですが、大事なのはみんなが正しく理解し合意を持ってツールを使えるか(使いこなせるか)ということです。
教育が変わろうとしている現在、これに限らず多方面で混乱が起きています。
確かに文科省の唱えるようになれば、これまでにない画期的な教育で生徒にも多大な利益があるでしょう。
でも、もし理想通りにいかなかった場合はどうするのかにも焦点を当てる必要があります。
しかし、今のことろ文科省はそのような点は現場に丸投げという態度です。
無責任にも思えますが、日本の将来を担う子供たちを真剣に思っているならば、「上手くいきませんでした、すみません」とならないように心を据えて取り組んでほしいです。
失敗のつけが子供たちに来ることだけは絶対にないようにと願うばかりです。
2021.05.29
考えよう!「考える」ことは面倒?でも、「考える」からこそ人間であり、特にこれからのAI時代、「考える」ことができなければ生き抜くことが非常に難しくなります。
勉強を嫌がる生徒の中に、その理由に「面倒くさい」あげる人がいます。
「覚えるのが面倒くさい」「書くのが面倒くさい」「考えるのが面倒くさい」と「面倒くさい」のオンパレード。
でも、「面倒くさい」と言ったらキリがありません。
何もかもが「面倒くさい」になってしまいます。
そうなると、食べること、息すること、寝ること、生きることの全てが「面倒くさい」ということになり、勉強をしなくてもいい理由には到底なりません。
そもそも、勉強は面倒くさいものです。
だからこそ、脳を鍛えることになるのです。
脳細胞を活発に動かすことで脳内ネットワークが広がり、より高度な思考が可能になります。
これも「面倒くさい」が勉強しなくてもいい理由にはなりません。
最後に、「面倒くさい」というのは「できない」ということと同意ではありません。
逆に言うと、手間はかかるが、そうすればできるということです。
だから、それをやらないのは「怠慢」であって、この点からも勉強をしなくていい理由にはなりません。
「面倒くさい」が勉強しなくてもいい理由にはなりえないことを示したところで、本題の「考える」ということについて話してみましょう。
人類は他の動物のような強い牙や爪、自身を守る丈夫な皮膚や殻を持たない代わりに、頭脳を発達させることで生存競争に打ち勝つ道を選びました。
他の動物とは違い、「考える」ということに特化することで生き延びることに成功し、今日まで種をつないできました。
先ほども述べたように、「考える」ということは面倒で時間もかかり、時には莫大なエネルギーを使って無理する必要があります。
しかし、人類がこれまで生存してきたということは、これらの負の面を補って余りある利点が「考える」の中にあるのでしょう。
例えばどんな利点があるのでしょうか。
・目の前の手がかりからまだ見ぬものを想像する
人間には推測する能力があり、これは「考える」という力があるからこそ可能です。
人間は一つの事柄からそのものを認識するだけでなく、そこに様々な要素を加え、目の前のもの以上の認識をします。
例えば洋服一枚とっても、その服の形や色彩を捉えるだけでなく、「格好いい」「どこのブランドだろうか」「どこような着こなしができるかなあ」といろいろ考えを巡らせます。
このように現実の捉えたものそのもの以上の情報を手にしようとします。
これに経験などが加わると、これからどうなるかなど、未知の部分でさえより確実に推測することができます。
このように「考える」が加わると一つの現実から無限の可能性が生まれるのです。
これはAIにはまだ難しい分野で、だからこそ、これからのAI時代で人間の様々な能力が取って変わられるときに、「考える」と行くことは人間としてその存在価値を維持するためにも重要なものとなります。
しかも、この認識の拡張は個人個人で異なり、多くの人間が集まればより結論として導き出される可能性も増えます。
これはAIにはなかなかできません。
・これから起こることが分かるようになる
先ほど「考える」ことができる人間は目の前の一つの事象から、直接分からない部分でさえ推測することができると言いました。
これを時系列に当てはめれば、これから起こることでさえ分かるようになるという意味です。
そして、この「推測」する力は経験でより強化されるとも言いました。
これには個人的経験もありますが、人類としての経験も人は吸収することができます。
過去の人々の業績の蓄積を私たちは本や伝承で自分の中に取り入れることができます。
勉強にはこういった面もあり、学校の授業などで知識として学べば、当然一人の個人としては物理的に(質的にも量的にも)不可能な経験を積むことができます。
こうして個人を超えた経験が将来予測をより確実にすることができます。
そして、一つの出来事から他の出来事にも適用できる応用性が身に付けば、様々な難局であっても解決に導ける可能性が広がります。
このような応用力もAIにはなかなか持てません。
「考える」ことはAIに対抗する大事な武器です。
・「考える」という頭の中の無限の世界が、現実の世界を押し広げる
現実は限りがあります。
でも、頭の中で「考える」ことには限りがありません。
人間はいくらでも「考える」ことができ、思考の境界線を無限に広げることができます。
この「考える」という無限の行為があるからこそ、私たちは現実にあるこれまでの制限を取り払い、より自由に行動できるようになりました。
それは機械や道具のようなモノだけでなく、民主主義や社会システムのような制度を始めとする無形なものにまで及びます。
「考える」ことで人間は現実に創造し、物質的にも精神的にも豊かにしてきました。
そうして「考える」ことは世界全体を変えるパワーの源になり、これもAIでは生み出すのは難しいでしょう。
・AI時代を生き抜く
今後、AIの発達により世の中の50%以上の仕事がAIにとって代わられると言われています。
これまでのような、「知識を詰め込んで指示されたことだけを忠実に正確にこなす」だけの人間であれば、これらは全てAIの得意とすることなので、彼らの仕事はAIに奪われてしまうと考えられています。
だから、日本政府もこれまでのような教育ではなく、AI時代でも生きていける人材育成を目指し現在教育改革が進行中です。
この件に関しては個人的に議論したいところですが、一つの見方としては筋が通っています。
仮にこれが正しいとすれば、やはり「考える」ことができないと、これからの人間は生き抜くことができません。
当然AIが得意な分野は人間にはかなわないでしょう。
でも、AIが苦手な分野にはまだまだ人間の活躍の余地があります。
AIの普及、ICT化が世界のトレンドで逆らうことができないのであれば、AIとの共存を考えなければなりません。
AIは「与えられた答えの定まっている問題を解く」「情報を処理して最適化する」「情報を検索し処理する」「ルールに従い具体的なことを扱う」などは得意です。
一方、「定義が不明瞭で解答も定かでない問題を扱う」「与えられた情報から新たなものを作り出す」「物事の意味や意義、可能性を見出す」などということは苦手です。
このようにAIが得意なことはAIに任せ、苦手な部分(人間が得意とする部分)にこそ人間の力を集中させれば、全体としての効率が上がり、これまで以上に資源の有効活用が可能となり、より豊かな社会が作られるでしょう。
そして、人間が力を注ぐべきAIの苦手な部分というのは当面人間の独壇場であります。
「考える」はこの分野での活動の根幹をなし、「考える」ことが苦手な人間はこれからどんどん仕事の選択肢がなくなり、生きることが難しくなるでしょう。
このようにAIの発達が現実味を帯びる中、「考える」はこれまで以上に重要な要素となり、これができなければ生存も危うい時代になるのかもしれません。
最後に、「考える」をこれまで述べたように時代の変化に伴う必要としてではなく、人間本来の性質として捉えてみましょう。
いろいろ小難しいことを言いましたが、本来「考える」というのは人間が自然界における生存戦略として取り上げたもので、「考える」という行為を能動的に行わせるために、人間には知的好奇心と知的感動が備えられていると思います。
これを上手に刺激してあげれば、人間はより幸福感を味わうことができます。
これは私の塾を通しての経験の中で何度も出会った場面であり、経験的に間違いないと思います。
「分からなかった問題が解けた」「他の人が気付かなかったことに気づいた」など「a-ha!」と思った瞬間、人間は喜びを感じ、自分に誇りと自信を持ちます。
つまり、「考える」こと自体が日々の勉強のみならず、生活をも潤すのです。
「考える」のが「苦痛」「面倒くさい」と感じる人は、残念なことに様々な理由で、これらの幸福を十分に味わうことができなかったのでしょう。
葛西TKKアカデミーでは「学ぶ喜び」を大切にし、生徒一人ひとりを尊重し、知的感動を与えられるように努めています。
多くの生徒が乱暴な勉強で心身ともに打ちひしがれて、「考える」という楽しい行為を苦しみであり害悪と捉えてしまっていることに非常な悲しみを感じます。
「考える」はこれからの社会で生きるのに必須な能力だけでなく、個人個人の生活を幸福にする鍵でもあります。
どうか「考える」を「面倒くさい」と拒絶するのではなく、その喜びを味わってください。
そのために葛西TKKアカデミーは皆様の力になりたいと望んでいます。
2021.05.28
勉強ができない生徒はなぜできないのでしょうか。理由は様々でしょうが、いくつか例を挙げて考えてみましょう。
よく「うちの子は勉強ができない」などと言いますが、「勉強ができない=知能が低い」と結論付けていませんか。
私のこれまでの経験から、勉強ができない子は知能が低いからできないのではないケースがほとんどです。
問題はそれ以前にあるのです。
ということで、今回はできない原因となるものをいくつか挙げてみたいと思います。
「自分が勉強できないと思い込んでいる」
人間、思い込みと言うのがその行動や思考に大きく影響します。
「自分ができない」と思い込んでしまうと、本当はできる力があるのにできなくなってしまいます。
逆に、「自分はできる」と思い込んでいると、これまでできなかったことができるようになったりします。
よくスポーツ選手は、試合前に自分の勝利した姿をイメージするトレーニングをします。
それもこのことによります。
暗示とも呼ばれるこの作用ですが、多くの勉強ができない子供たちは、これまで勉強が分からないとき散々非難され、自分に自信を失って、「もう自分は何をやってもダメなんだ」と思い込むようになっています。
こうなってしまうと、その暗示を解くのは一苦労です。
だから、一番大事なのは子供ができないとき、すぐにダメな奴とか頭が悪いなどのレッテルを貼って責めるのではなく、根気強く本人が分かるまで付き合ってあげること、そして、常に「頑張ればできるんだよ」と励まし、本人が自分を信じ前向きになれるように支えることです。
因みに、勉強嫌いの子供にも同様のことが言えます。
勉強が嫌いなのは問題が解けないからという子供は非常に多いです。
これも先ほどと同じく、「本人が壁にぶち当たったときの周囲がどのような対応をしてきたか」によって勉強嫌いになるかどうか決まり、一度勉強嫌いになってしまったら、その子を勉強に向かわせるのは大変です。
私がよく言うのは「勉強は好きにならなくてもいいから、嫌いにならないでほしい」ということです。
そのためには予防的に注意して子供と接しなくてはいけません。
親が勉強をみて、自分にとって簡単なことができないとき、ついついイライラして、そのストレスを解消するために子供を避難してしまいますがこれは子供にとっては何の益もありません。
本人のことを思うなら、いくら自分がイライラしてもグッとこらえる心の広さ(長期的視点で考えることができる)と本人を信じ根気強くついてあげてください。
(親御さんも忙しいかもしれませんが、そんなときは第三者に助けてもらうのも一つの手です。)
勉強の楽しさが分からない
小学校に入ったとき、みんな勉強が嫌いではなかったと思います。
それまで憧れていた学校に入り、これからたくさん勉強しようと希望に満ちていたと思います。
しかし、学年が上がるにつれ勉強嫌いが増え、勉強が楽しくないという子供が増えてきます。
大きな原因の一つは上記にもあるように、壁にぶつかったときの対応です。
だから、周囲の人間次第で子供が勉強への興味や喜びを持続させることは可能です。
よく自分の好きなことであれば、大人がびっくりするぐらいなんでも知っている子供がいます。
自分から進んで調べ、積極的に理解し覚え。
勉強も同様であってほしいと思います。
そうすれば、勉強がどんどんできるようになり、その喜びからまた自主的に勉強をするというプラスの相乗効果が現れます。
ここで大事なのは、このプラスの効果を産み出すきっかけです。
それは直接学校の勉強でなくていいです。
例えば、先日ちょうどスーパームーンの月食がありましたが、これを見た感動から宇宙に興味を持ち、そこから理科が好きになるなんてことが考えられます。
つまり、勉強から少し距離を置いたところから攻めてみるのです。
そして、そのためには多くの実体験が効果的で必要になります。
どんな些細なことでもいいから(料理を作る、山登りをする、昔のお城を訪ねる、歴史的映画を見る、ホームステイで外国の人と触れるなど)子供に自分の体を通した体験をさせてあげましょう。
きっとその中に自分が面白いと思えるものが見つかるはずです。
そのためには鉄砲を数多く撃たなければなりませんね。
何をやったらいいか分からない
これもよくあるケースですが、やらなければならないのは分かっているしやろうと思っているのですが、何をどのようにやればいいのか分からないとう場合です。
これは本人だけで解決するのは難しいでしょう。
だから、周りの人間がきちんとしたアドバイスをしてあげることです。
子供と話し合い問題点が何なのかを的確に見つけ出し、その原因にどのように対処すればいいか教えてあげる。
葛西TKKアカデミーのような個別指導の場合、本人の勉強の度合いに合わせて勉強の進度の調整がききます。
中学の数学ができない理由を突き詰めてみると、実は小学生の時の分数だった。
そんなときはすぐに分数の基礎に立ち返り指導できます。
(他の生徒と一緒の集団指導では難しいですね。)
そして、勉強ができない根源的問題が解決すると、みるみる今までできていなかった数学の問題が解けるようになります。
勉強ができない理由は他にもたくさんあり、生徒一人ひとりで違うことがよくあります。
単純に「勉強ができない」と決めつけて、ひたすらプレッシャーを与え続けるのではなく、そのもう一つ前の理由を探しましょう。
本当の問題はそこにあるのです。
そして、そのためには一番に対話を通して子供を理解すること、子供を励まし支え、自分は頑張ればできるという自信を持たせてあげることが大事です。
親が勉強のできない子供をただひたすら怒り非難するのは何の効果もありません。
自己否定に陥り、状況を悪化させるだけです。
そうなると元に戻すのは至難の業です。
そうなるのだけは避けてください。
こちらが一生懸命教えて何とかできるようになってほしいと情熱を傾けるのはいいのですが、それがすぐに結果として出ないからと言って精神的に不安定になってはいけません。
子供の成長速度は様々で、すぐにはできるようにはならないかもしれません。
でも、勉強の本来の目的が彼らの将来のためだとするなら、我々は本人を常に信じ、長い目で見守ってあげるべきです。
2021.05.27
子供に言ってはいけないNGワード「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」
子供たちは毎日、周囲の人からたくさんの影響を受け、それを吸収して成長していきます。
時には、大人の何気ない行為や発言をしっかりとらえ、それが子供たちの人間形成に大きく影を落としたりします。
本当に、「そんなことまで聞いていたの」「そんなところも見ていたの」と驚かされることもしばしば。
だからこそ、大人は自分たちの振る舞いや言葉に細心の注意を払わないといけません。
子供に良い影響を与えるものならいいのですが、まだ分別がしっかりしていないこともに対しては見せたり聞かせたりしない方がいいものもあります(もう少し大きくなって物事が分かってきてからならいいのですが)。
その中で今回はこの言葉をNGワードとして考えてみたいと思います。
「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」
子供はまだ経験が浅く、世の中のことをよく知りません。
これから学ぶことが沢山あり、だからこそ、無限の可能性に満ちた存在といえます。
確かに現実は厳しくつらいものかもしれません。
しかし、まだ幼いうちからそれを知り、妙に斜に構えるようにはなってほしくありません。
できれば、夢と希望に満ち溢れた未来を感じさせてあげたい、そんな風に私は願うのです。
しかし、多くの大人や親がこのNGワードを口にします。
自分自身がこれまで生きてきて実感としてそう思うから、正直に何の気なしに言うのかもしれません。
しかし、この言葉が子供にどんな影響を与えるか考えてみてください。
子育てが一気に難しくなるかもしれませんよ。
この言葉を聞いて、子供はどんなことを思うのでしょう。
単純に、「そうか、役に立たないんだったら、勉強する意味はないな。勉強やめよう」と考えるのではないでしょうか。
これは、子供に「勉強をしない」ことに対する免罪符を与えることになり、勉強放棄を正当化させる根拠になります。
そうなれば、いくら親が「勉強しないと将来困るよ」とか、「勉強しないといけないんだから早くしなさい」なんて言っても説得力はなく、言うことを聞かなくなるかもしれません。
勉強嫌いな子供にとっては、まさに伝家の宝刀で、口の達者な子供なら特に、これによって勉強という呪縛から逃れることができるのです。
この言葉を理由にされたら反論できる親は多くはないでしょう。
なぜなら自分(または自分と同じ大人)が自ら言った言葉だから、否定できないし、言葉に対する責任もありますから。
「貧困の再生産」という言葉があります。
教育の価値を理解できず、十分な教育を受けていない親は満足な仕事になかなかありつけず、貧困家庭に陥ってしまう(特に貧富の差が拡大しつつある現代においては、その数も増加傾向にあります)。
日本のような国は、社会的地位の流動には教育が大きく関わってくるのですが、上記のような家庭では、親が教育の価値を十分わかっておらず、子供にしっかりとした教育を受けさせない傾向が強く出てくるそうです。
そうなれば、子供も親と同様に貧困に陥る確率が高くなり、「貧しい家の子供はやはり貧しくなる」という現象が現れてきます。
これが「貧困の再生産」です。
(本来教育は基本的人権の一つであり憲法に保障されているのだから、出自が何であれ、本人が望むなら誰でも十分な教育を受けられないといけませんが、実際はそうではなく、これは由々しき問題ですが、この議論は別の機会に。)
このような家庭環境における親がよく口にする言葉が「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」です。
この何気ない一言が、子供の将来における上昇志向に水を差し、自己肯定感をなくし後ろ向きな思考になるかもしれません。
そして、貧困に陥る可能性が非常に高くなります。
教育、そして子育ては子供の可能性を伸ばしていくものでなければなりません。
しかし、そのような可能性を一気に押しつぶすような、強力な影響を持つ言葉を大人たちはつい言ってしまいます。
本当に気をつけないといけません。
現実を子供に知らしめる親切心と言うかもしれませんが、大きなお世話です(すみません、言い過ぎました)。
そもそも教育とは、将来役に立つか立たないかで割り切る打算的なものなのでしょうか。
いいえ、違います。
方程式や国語文法、英語の仮定法など大人になって使わないからやる必要はないのでしょうか。
教育の目的は学んだことそのものを実社会に出たときに使うことではありません。
様々な側面があり、その手段の一つが学校で習う五教科であったり九教科であったりするのです。
確かに「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」というのは人生の経験を積んできた大人にとって真実の一面であり、教訓だからこそ自分自身そう信じて子供に言うのでしょう。
確かに、現実社会は厳しく小中学校で勉強したことで太刀打ちできるほど簡単ではないでしょう。
「子供の将来のために」と思って勉強をさせている親はたくさんいるでしょう。
しかし、子供は自分の将来がはっきり見えていて、何を勉強しなくてはならないか分かって勉強している者はほとんどいないでしょう。
実際勉強ができる子供は、将来のこと云々ではなく、単純に知的好奇心や知識欲で、もしくはもっとストレートに問題が解けた達成感のようなゲーム的面白さで勉強をしている人が多いです。
それを「将来役立たないから無意味だ」と言われたら、せっかく面白い勉強もつまらなくなってしまいます。
また、勉強するは習ったことそのものを大人になって利用するというよりも、「学ぶ」という過程で知ること身に付けることが生きるうえで重要なことが沢山あります。
つまり、勉強は目的ではなく手段とも考えられるのです。
数学をやりながら論理的説明を理解したり、国語を勉強しながら相手にいかに明確に分かりやすく説明するかということを学んだりです。
問題を解く中で試行錯誤し、「ああでもない、こうでもない」と苦労しながら多面的に物事を見たり考えたり、どういう結果になるか想像や推測したり。
難しいからこそ、もがき考えるうちに忍耐力や根気が育ったり。
実はこのような要素が実際に社会に出たときに不可欠となります。
これこそ勉強の真の目的の一つです。
「学校の勉強なんで社会に出たら役に立たないからやっても無駄!」と言うのは教育を表面的にしかとらえていない発言で、教育の真の意義を知らないのです。
子供たちの生活と心を豊かにしてくれるチケットです。
だから勉強は、こんな声明で価値をなくしてしまうような、そんな薄っぺらいものではありません。
その辺りをしっかり理解していただきたいと思います。
また、同時にこの言葉の持つインパクトを考えると、安易に子供に浴びせかけていいようにも思えません。
人生を長く生きてきた大人が実感を伴って思うことだからついつい口にしがちですが、子供に対していっていいものかよくよく考えてください。
葛西TKKアカデミーでは、ただテストのためとか受験のためではなく、本当に勉強を子供たちが楽しみ、教科書に書いている以上の知恵と教訓、そして学ぶ楽しさを知ってほしいと願います。
2021.05.26
明日は何とスーパームーンで月食です。月食は中三理科で習いますが、それより純粋に自然の神秘に触れ心動かしてほしいです。そして知的好奇心を刺激できれば勉強への興味もわいてきます。
明日、5月26日は日本全国で皆既月食(月が全て隠れる月食)が見られます。
18時44分から月が欠け始め、20時9分から28分まで完全に月が地球の影に隠れてしまいます。
天気予報によると全国的に天気も良さそうなので、多くの地域でこの月食が見られるのではないでしょうか。
時間になったら南東の空を眺めてみてください。
更に今回の月食には特別な点があり、それはちょうど月がスーパームーンに当たるということです。
月を始め地球などの惑星もそうですが、公転している天体は実は円を描いて回っているのではありません。
互いの呪力が影響しあい、程度の差はあれ、全て楕円軌道を動いているのです。
だから、地球と月の距離は絶えず変化し、地球に近い時は地球から見た月は大きく見えますし、地球から遠ざかっているときは小さく見えます。
何と見た目の大きさの差は14%にもなるそうで、つまり一割以上も大きさが違ってくるのです。
しかも、皆既月食が起きる時間は、月は比較的低い空に位置しているので、目の錯覚から更に大きく、そして、赤っぽい月の月食が見られるのではないでしょうか。
月食の位置が低いため、高い建物があると隠れて観察できないので、是非見通しのいい場所を事前に確保することをお勧めします。
後はタイミングよく雲が出ないことを祈るばかりです。
月食とは地球の影に月が入って、月の表面上に地球の影が落ちてできる現象です。
日食と違って影が月を隠しているので、暗いところとの境界線ははっきりとはしておらず、完全に隠れてもぼんやりと月が見え、今回のように真っ暗にはなりません。
日食と月食は中学校の理科の時間に扱われる項目で、当塾でもよく説明します。
しかし、机上の勉強では実感もなく、興味もわかないかもしれません。
このような天体ショーを自分で目撃すれば、きっと何か感動でき心に残るものがあるはずです。
このような特別なイベントに限らず、日常においても身の回りのちょっとした自然に目を向けてください。
少し気をつければ、知の感動は日常にあふれています。
何気ない見過ごしていたものに、何か新発見があるかもしれません。
そうでなくても、純粋に花をめでたり、昆虫や動物の不思議さに触れることができれば、もっと知りたいという意欲がわきます。
このように自身の経験が学校の授業と結びつくと、勉強はもっと楽しくなります。
これは理科に限ったことではありません。
どの教科も自身の経験とつながったとき、それは現実のものとなり、より強く心に刻まれ理解も実感を伴って深まります。
大事なのは発見し、実感し、想像することです。
そうして思いを巡らせ、自分なりの解にたどり着いたとき、人間の知的喜びは最高潮になります。
このような経験を沢山すれば、知的好奇心も高まり、勉強が楽しくなるはずです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは常に生徒たちが楽しくなる授業を心がけています。
つまらなくならないように、いろいろ工夫します。
勉強は苦しみではなく、喜びなんだと思えるように努めています。
このように知的好奇心を刺激することは、実は家庭でもできるのです。
親子が一緒に何かする。
料理でも工作でもハイキングでもいい。
不思議だなと思えることはたくさんあります。
どうか皆さん、そのようなチャンスを逃さず、答えを教えるのではなく一緒に考え話し合ってみてください。
そうすれば子供はどんどん学びに飛び込んできますから。
次のスーパームーンでの皆既月食は2033年の10月だそうです。
貴重な夜をお楽しみください。
2021.05.19
ゲームが手放せない子供たちが増えています。ゲームの長所と短所は何でしょうか。何に注意するべきでしょうか。
スマホやパソコン、iPad、ゲーム機などが浸透するにつれ、これらのツールを使ったゲームにはまる子供たちが増えています。
特にコロナウイルスの拡大に伴い外出の自粛を求められるようになると、家で過ごす時間が増え手持無沙汰にゲームに手を出す子供がたくさんいます。
そして、私たちの子供のころと違って困ったことは、これらのゲームにはキリがない、ここでやめておこうという区切りがつけにくいことです。
そのままゲームを続け中毒性、依存性が増すと、ゲームなしでは生きていけないような、ビデオゲーム症候群に陥ってしまいます。
そして、そのまま生活リズムが崩れ、勉強も疎かになり、健康も害するようになるといけません。
今回はゲームが子供たちに与える影響と、大人として何に注意すべきか考えてみましょう。
最近、親が子供にスマホなどで動画を見せたりゲームをやらせて、そちらに子供が夢中になっている間に自分のしたいことをする場面をよく見かけます。
ゲームに子守をしてもらう訳です。
ゲームさえ与えておけば、子供は黙ってじっとゲームに集中しているので、親としては子供を見る必要が減り、自分のやりたいことができるという訳です。
これは特に若い親に多く、よってゲームをやっている子供も幼児であることが多いです。
つまり、早い子供では小学生になる前からゲームに染まるのです。
そして、早い段階でゲーム依存症になってしまえば、それを子供から取り上げるのは至難の業です。
確かにゲームは上手く使えばいい点もたくさんありますが、やはり、それよりも子供へ与える悪影響を心配する親御さんが多いことと思います。
先ずは、メリットとデメリットを簡単に考えてみましょう。
メリット
ゲームをやることのよい点としては友達関係があげられるでしょう。
同じゲームを通して対話が生まれ、ゲームで競い合うことで盛り上がったりします。
我々が幼いとき、教室で友達とテレビの話で盛り上がったように、ゲームを通じて共通の話題ができるのです。
ということは、逆にゲームをやらないと友達との話についていけないということになりかねません。
また、親も同じゲームをしていれば親子の会話も生まれ、一緒に楽しい時間を過ごすことができます。
ゲームを上手になろうといろいろ考えたり、努力して強くなろう、クリアできるようになろうと頑張ります。
難しい局面でもがんばれば乗り越えられるという経験は子供には良い影響になるでしょう。
デメリット
やはり、一番気になるのは健康への影響でしょう。
過度のプレイは視力を低下させ、手根管症候群など、手や指の関節に障害を与えます。
一時期ポケモンで問題となった「光過敏性発作」を引き起こすことも報告されています。
先ほども触れましたが、生活リズムが崩れ、昼夜が逆転したり、頭痛に悩まされたり、寝不足になったりします。
こうなるとまともな生活を送ることも困難になり、子供の中には学校に行けなくなって不登校になる者もいます。
また、心理的な影響も心配されます。
ゲームの内容によっては、子供の攻撃性が強くなる傾向が指摘されています。
焦燥感やうつが出やすくなったり、社交能力が低下、集中力が長く続かなくなることも問題です。
これがエスカレートすると、もうゲームを手放すことができず、やらないと禁断症状が表れ落ち着きがなくなるゲーム依存症になります。
他にも長所短所があると思いますが、とりあえずここまで。
では、これらメリットを伸ばし、デメリットを減らして良好なゲームとの関係を築くには何に注意すべきでしょうか。
一番大事なことはルールを決めることです。
ゲームを完全に禁止することは親とって簡単かもしれませんが、良い解決策ではありません。
ゲームをやっていい時間帯や長さなど、ゲームをするときのルールを一緒に話し合って、親と子の合意の上でルールを作りましょう。
一方的な押し付けは反発を招くし、親と子で同様のルールを課さないと、親はやっているのに自分はどうしてダメなのかと子供に不公平感が表れます。
思春期の子供には特に不公平感、理不尽は大きな問題です。
家族が揃って食事をするときはゲームを置いて一緒に食事するなど、ゲームをしていい時間と悪い時間、そして場所をきちんと決めましょう。
実は意外にも子供たちはルールをほしがっています。
葛西TKKアカデミーに来る生徒たちも勉強しなければいけないのは分かっているのに、どうしても携帯が手放せなくて困っています。
だから、ルールを作って勉強中は携帯禁止とか、塾にいるときは携帯を預けるという風にしてほしいとリクエストされたことがあります。
子供たちも彼らなりに、スマホなどの弊害を理解しているようです。
後、子供がどんなゲームをしているか把握することも大事。
暴力的なもの、性的なのも、課金を伴うものには注意が必要です。
そして、オンラインゲームなどではインターネットに関するトラブルも怒るかもしれないので、こちらも気をつけなければいけません。
有害サイトにアクセスしないようにフィルタリングを使ったり、クレジットカードや住所などの個人情報が流出が起きないように子供たちにも正しい使い方を共有しましょう。
今の時代、ゲームを始めてしまったら、もうやめさせることはできないと覚悟しましょう。
軽い気持ちで与えてしまいますが、その時はこれから子供がどのようにゲームと付き合えばいいかよく考えないといけません。
そうしなければ、親子間のいざこざの一つになってしまいます。
もちろん、道具である以上、ゲームにも良いところと悪いところがあります。
ゲームを通してストレス発散やリラクゼーション、想像力がついたり、クリアするために創意工夫をする練習にもなります。
しかし、度を越してしまえば、ゲームは害となり、子供の一番重要な勉強の妨げにもなります。
大事なのは節度ある使い方、メリハリです。
そして、それは親が一方的に決めるのではなく、祖互いに話し合い達した合意でなければいけないと思います。
ゲームでこれほど四苦八苦しなければならないのも時代でしょうか。
こんな時代で避けようがないのなら、いかに健全に利用するかを考えなければいけないとは、現代の子供たちも大変ですね。
2021.05.17
新学習指導要領で英語がかなり難しくなっています。これまで高校でやっていたことが中学に降りてくる?!
新学習指導要領になり、生徒たちにはこれまでと違って、かなり高度な学習が要求されることになりました。
全ての教科でこれまでの教わるという勉強から更に一歩進んで、学んだことを使って自分で考え表現するということまでやらないといけなくなりました。
文科相の提示する新しい学習はかなり野心的なところもありますが、実際に文科省が想定する通りに生徒たちの勉強が深まれば、それは良いことだと思います。
ただ問題は、「目標は高らかにうたっているが本当にできるのか」ということでしょう。
この点に関しては様々な意見が飛び交っているようですが、今日は英語に絞って学習項目がどのように変わったのか(高度化したのか)見ていきたいと思います。
教育改革に伴い、新学習指導要領では小学校3、4年生で英語に触れる英語活動が始まり(これまでは5、6年生)、5、6年生では英語が正式な教科として(通知表に成績として評価される)勉強することになっています。
英語活動では英語に慣れ親しむことで、英語に興味関心を持たせ学びたいと児童たちが思えるようにすることを目標としています。
正式教科となる5、6年生の英語では、これまでの「聞く」「話す」に加え「読む」「書く」も勉強するようになります。
この段階で600~700語の単語を学びます。
中学に入るとこれまでのような英語の勉強に加え、「自分の考えや気持ちなどを伝える」対話が重視されるようになります。
更に課題を与えられ、これまで学んだ語彙や表現を実際に使う活動も行われます。
これまで1200語程度だった単語も1600~1800語と大幅に増えます。
英語学習のスタートが低学年化されたことに伴い、学習内容のいくつかは、これまで上級の学年がやっていたことが降りてきます。
例えば、これまで中二で習ったbe動詞の過去形が中一に降りてきたり、中三で習っていた二つの目的語を取る動詞が中二に降りてきたりしています。
これまで中二の後半で習っていた受け身の表現が中盤ですでに現れたり、中三で習う現在完了形が中二での既習事項となったりと、学習内容がどんどん前倒しになっています。
このように学習内容がこれまでと比べ、どんどん高度化しているのですが、驚くべきは、これまで高校で習っていた現在完了進行形や仮定法なども中学で触れるようになるということです。
当然高校の英語もディベートやディスカッション、プレゼンテーションを生徒たちはするように求められ、授業は基本的に英語で行われるようになります。
身に付けなければならない英単語数も、高校卒業時点でこれまでの3000語から4000~5000語と増加しています。
当然大学受験もこれらを踏まえたものとなり、将来的には「読む」「書く」「聞く」に「話す」も加えた四技能で入試が行われると文科省は述べています。
これまで教育実習でも英語を扱ってこなかった小学校の先生は、突然英語を教えなければならなくなるわけですが、それも先生方が中学校で習ったようなやり方ではなく(文法読解中心)、生きた英語を児童たちが使えるように指導しなくてはなりません。
同様に中学高校でも、新学習指導要領が求める英語教育はアクティブラーニングを始め、多くの先生方が経験したことがない、または理解が十分に及ばないものとなっており、実際にできるかはなはだ疑問であり、学校によってその実践の度合いがかなりバラバラになっています。
このような英語教育ができるには、留学や海外での生活、終業経験などを通してかなり実践的な英語力を習得していないと難しいでしょう。
現に文科省が英語教員に求める英語力は英検準1級程度と言われ、実際にそこまでのスキルが備わっていない教員はかなりいると考えられます。
英語が高度化するのに対して、生徒たちは柔軟性があるからそれなりに対応できますが、新しい英語教育についていけないかもしれないという問題は実は先生側なのかもしれませんね。
そうでなくても多忙を極める教員という仕事で、全く新しい制度に合わせて教育スタイルを変え、その上自分の英語力もアップしなければならないというのは物理的にもかなり困難な気がします。
これは文科省が目標や理念ばかり強調し、肝心の現場への理解、トレーニング、フィードバックなどを怠った結果、そのしわ寄せが生徒、教員を含む現場に来ているということではないでしょうか。
学校によって学習内容がまちまちなのに、入試では同一のものを求められる。
つまり、生徒は自分の学校の提供する英語教育の質によって、平等な教育を受けられないことになり、そして、その成果が如実に進学という形で表れることを意味します。
これは教育において大問題ではないかと考えます。
例え学校での教育が不十分でも塾などの私教育で補えるかもしれませんが、家計が豊かでなければそんな高額な手段は使えません。
各家庭の経済格差が拡大しつつある現状では、勉強をしたくてもできないという生徒たちが多く生じることは想像に難くありません。
ここは葛西TKKアカデミーが最も問題視する点で、だからこそ葛西TKKアカデミーのミッションは「学びたい意思があれば全ての生徒に手を差し伸べ、彼らの教育を支える」なのです。
また、英語教育の移行に関してもう一つ問題がありますので、最後にその点に触れて終わりたいと思います。
新学習指導要領に沿って、今年度から英語の教科書も一新し、その学習事項も新学習指導要領に即したものになりました。
しかしその移行において、全ての学年で一度に新しくしてしまったので、学習項目によっては、生徒がまだ習っていないのに、既出事項として新しい教科書では扱われていることになっています。
例えば、先ほども述べたように現在完了形はこれまで中三で習うので、新中三年生はまだ教わっていないのですが、新しい教科書では中二で学ぶこととなっているので、中三の教科書では何の説明もなく現在完了形が出ています。
新教育課程への移行も新一年生からにして、他の学年は旧教育課程を継続すれば連続性が保たれるのですが、そのようなこともお構いなしで今年度から一気に変えてしまったことには疑問を感じます。
そして、この習わずに過ぎてしまった学習の穴をどのように学校がフォローしてくれるのか、個人的に心配しています。
英語に限らず他の教科も同じですが、特に移行の時期においては色々問題が起こるものです。
もし、そのようなことで困っていましたら遠慮なく葛西TKKアカデミーに連絡ください。
葛西TKKアカデミーは全ての学びたい生徒の味方です。
勉強したいという意思があれば他は何も心配しなくて大丈夫です。
費用を始め時間、内容、何でもご相談にのりますから安心してください。
2021.05.15
夏にはまだ早いですが、もうすでに日中は暑くなってきました。これからの季節、暑さに負けずに勉強するには
今年は梅雨が早いらしく、来週あたりから雨が増えてくるようです。
夏には少し早いですが、もうすでに日中は25℃を超える日もちらほら。
例年のように猛暑に向かっていく中で勉強するのは一苦労ですね。
今年も去年に引き続きコロナウイルスによる混乱が落ち着かず、感染防止のためにマスクの着用が生徒たちにも求めらます。
しかし、マスクは呼吸を難しくし、体内のガス交換を妨げる作用もあり、子供たちの熱中症の危険性が高まります。
文科省でもコロナウイルの感染防止をしながら、熱中症にも消えつけるようにガイドラインなどを出していますが、子供たちには過酷な夏となりそうです。
そこで今日は、暑さに負けず勉強する工夫を考えてみましょう。
夏バテや熱中症など、暑さによって身体機能が衰え体内の水分が不足すると、脳内の血流の循環が悪くなり、集中力が続かなくなり、勉強もはかどらなくなってしまいます。
夜も暑く寝付けない日々が続くと睡眠不足になり、更に勉強の効率が上がりません。
特に受験生は勉強のストレスなどで十分に休息が取れていないのに、加えて暑さによる体調の悪化は勉強をより困難にします。
暑さ対策の原則は温度を下げることです。
クーラーと扇風機を上手く組み合わせて、室温を25℃くらいに保てるといいでしょう。
それが難しい時は首の頸動脈に濡れタオルや保冷剤(熱さまシート)などを当てると、体温が下がります。
また、食事も気をつけたいところです。
だるいからと言って食事を取らないと、暑い気候に対処する体のエネルギーが不足し、余計に体調が悪くなってしまいます。
そして、冷たいものばかり食べるのもよくありません。
内臓を冷やし消化吸収機能がうまく働かず、十分な栄養が取れなくなってしまいます。
むしろ暖かいものを食べた方が発汗作用により、体温を下げるには効果的です。
真夏の太陽の下での運動は熱中症になる危険性がありますが、かと言って、室内でじっと机に向かって座るのもよくありません。
血液循環が滞り、十分な酸素が体内、特に脳に行き渡らなくなります。
ある程度勉強したら、室内でストレッチなど、軽い運動をすることをお勧めします。
最後に、早朝勉強法をご紹介します。
一日のうち最も熱くなる13時から16時は勉強を止めます。
昼食を取ったらお昼寝をして、リラックスする時間にします。
その分、暑さがそれほど厳しくない午前中や日の出前に勉強をするのです。
暑さの中の労働を避け、同時に頭をリフレッシュします。
この方が、無理して暑さの中勉強するより効率がいいです。
個人的にこの方法はお勧めです。
私はじっさ、学生のときは に次のような生活をしたことがあります。
夜、夕食を終えて20時か21時くらいには寝ます。
そして、3時か4時くらいに起きて勉強するのです。
やはり早寝早起きの習慣は気持ちをシャキッとさせます。
騒音もなくシーンとしているので、勉強に集中しやすい。
そのまま昼まで勉強するのです。
意外と効率よく学べた経験があります。
食事の後、すぐ寝てしまうので消化も良く、食後の眠気と闘いながら勉強するということもなくなります。
睡眠時間も十分に取れ体の調子も非常に良かったです。
猛暑の勉強はとてもつらいです。
それでも勉強はしなければなりません。
いろいろ工夫して、日本特有の蒸し暑い気候を乗り切れるよう頑張ってください。
応援しています。
熱中症に限らず、勉強で困ったことがあれば、いつでも葛西TKKアカデミーにご相談ください。
お待ちしております。
2021.05.13
説明上手になろう!新学習指導要領に伴い、レポートやプレゼンテーションなどで自分の研究や考えを他者に伝える機会が増えてきます。
教育改革に伴い、学習指導要領も新しくなりこれまでとは授業も勉強内容や方法、評価も大きく変わる予定です。
これまで以上に探求や研究、調査が授業で行われるようになり、生徒が自分の調べて分かったことを発表する機会も増えると想像できます。
これまでのように習ったことを暗記して、テストではそれらをいかに思い出せるかよりも、習ったことを活用して、いかに新たな課題に取り組み結論を導き出せるかが重視されます。
従って、自分のやってきたことや考えを上手く表現し、相手に正確に伝えられるようにならなければいけません。
しかし、これは聞けばすぐできるというものではありません。
普段から気をつけて実際に経験を重ねないと身に付かないものでもあります。
そこで、きちんと相手に自分の言いたいことを伝えるためのポイントをお話します。
それをもとに実際にレポートやプレゼンテーション、日常での説明に活用していただければと思います。
人と話をしているとき、「この人、何が言いたいのかよく分からないな。」と感じたことはありませんか。
また、逆に「自分は一生懸命説明しているのに、どうして相手は分かってくれないんだろう。」ということはありませんか。
これらは共に説明の仕方が問題なのかもしれません。
ここで、下手な説明の代表的なものを見てみましょう。
到達点が分からない
話を聞いて、「いろいろ話しているけど、結局この人は何を伝えたいのだろう。」と言うときは、聞き手がどこに話が向かっているのか分からないということがあります。
やたら長く話しているけど、話があちらこちらに飛んで、どこに向かっているのかが全く分からない。
聞いているものとしては、ゴールが見えず説明の中で迷子になってしまいます。
いつまで話すのか分からない
前のこととつながりますが、だらだら話すだけでいつ終わるのか全く見当がつかないというのも、分かりにくくなるポイントです。
何をどれだけ話すか前もって分かれば、聞き手も心構えができ安心して聞くことができます。
心に余裕があれば、しっかり理解することができます。
余計なことが多い
これも前述のことと関係ありますが、本当に伝えるべきこと以外に、関係ないこと、どうでもいいことが加われば加わる
ほど、内容がごちゃごちゃになり分かりにくくなります。
必要な説明が少ない
また、逆に相手にきちんと分かってもらわないといけないこと、相手が理解しにくいだろうなということには十分説明が必要です。
自分が分かっているから相手も分かっているとは限りません。
そこを考慮しないと聞き手を置いてきぼりにして、自分の説明についてこられなくなってしまいます。
言いたいことが多すぎる
これも「余計なことが多い」に関わりますが、あれもこれも言いたい、伝えたいと思って、全て一度に話そうとする人がいます。
でも、これは聞き手にとっては、大切なことが沢山ありすぎて焦点が定まらず、「結局何が言いたいの。」と疑問を抱かせて終わりです。
いろいろ言いたい気持ちは分かりますが、できれば一つに絞りましょう。
その方が相手によく伝わります。
残りは機会を改めて言えばいいです。
以上のことは、私が生徒の作文や記述の解答などを読むときにもよく目にします。
生徒はこのような、的確な説明に慣れていないので最初はどうしてもまとまりのない分かりにくい文章を書いてしまいます。
だから、指導するときはこれまでの経験をもとに、どのように書けば明確で簡潔で分かりやすい文章になるかを教えます。
要は分かりにくい説明の逆のことをすればいいのですが、一番のポイントは書き手である自分の立場で書くのではなく、読み手、聞き手の視点で書くということです。
先ほども述べましたが、自分が分かっているからと言って相手も分かっているとは限りません。
だから、説明するとき、文章を書くときは常に相手の立場になって、本当にこれで自分の考えが伝わるか検討してください。
このことをしっかり踏まえて、分かりやすい説明の型を紹介します。
先ずは結論から述べる
最初に結論、自分の言いたいことをはっきり言いましょう。
こうすれば着地点がはっきりするので、伝えたいことがストレートに伝わります。
そして、どこに向かっているのかという不安もなくなり、説明の中で迷子になることもないでしょう。
目標を明示することで自分の考えもかなりすっきり簡潔になり(これだけ分かってもらえればいい)、これは説明する側にも利点となります。
説明する内容・要点の数を明らかにする
自分の考えを説明する根拠や例なども、最初からいくつあるか相手に伝えてしまいます。
そうすることで、聞き手はこれから何が話されるか分かるので、安心して聞くことができます。
話しても自分が何を話すか分かるので、気分が楽です。
そして、一つずつ要点を話していけばいいのですが、その時、つなげる言葉「そして、あるいは、ところで、従って、第一に、第二に、最後に」などが上手に使えると、より分かりやすい説明になります。
捨てる勇気と思いやる優しさ
自分目線だけで説明すると、どうしてもいろんなことを話したくなってだらだらと冗長になってしまいます。
論点も定まらず相手に伝わらないでは意味がありません。
だから、時には一番言いたいこと一つに絞って、他に言いたいことは別の機会に置いておいて、今回は捨てるという勇気が必要です。
同じことを言葉を変えて繰り返していないか、余計な修飾語が入っていないか、常にチェックし余分なものは削ぎ落すようにすると、文章も短く簡潔になって分かりやすくなります。
だからと言って、何でも捨てていいわけではありません。
必要な説明は確実に含まれる必要があります。
この辺りのさじ加減は難しいですが、これも経験を積めば分かるようになるので心配しないでください。
以上、上手に説明するためのポイントを書きましたが、実践すれば他にも気をつけなければならない点が分かると思います。
もう少し具体的にお話したいのですが、そうすると長くなるので興味のある方は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
「説明する力・表現する力」は今の学校教育が重視する点の一つで、これは社会に出てから実用的で必要な能力です。
学校の勉強のためだけでなく、将来の自分のためにも、生徒には説明上手になってほしいと思います。
新しい学習指導要領はこれまでよりずっと高度な内容となり、その目標は困難なものとなっています。
生徒の皆さんには大変でしょうが、困ったときはいつでも葛西TKKアカデミーが力になります。
五教科の内容だけでなく、このようなプレゼンテーションなどに関しても気軽にご相談ください。
2021.05.11
長文問題が解けるようになろう!長文問題が苦手な生徒は自分で思い込み、勝手な解釈をしているからかもしれません。
生徒の中で長文問題が苦手な人は非常に多いです。
そもそも長い文章を読むことに慣れておらず、「文章を読まなくてはならない」というだけで嫌になり、やる気が失せる生徒が非常に多いです。
(かく言う私も読むことは苦手でしたが。)
読む前から気分で気力が削がれ、読むという苦痛の時間を耐え忍ばなければならなくて問題を解くどころではないというのも理由の一つになるでしょう。
また、「日本語は母語だから簡単に分かる」という傲慢から、国語の勉強を疎かにしている生徒も多いです。
国語の勉強といえば漢字を覚えるくらいで、実際、何をやればいいのか分からないという生徒がたくさんいます(親御さんも同様に考えている方が多いようです)。
実は何を勉強していいか一番分からないのが国語ともよく言われています。
そこで、本日は長文を読んで解釈が間違っているからテストの結果が悪くなるというお話をしたいと思います。
私が国語の指導をするときよく言うのが「素直に読む」ということです。
これは書かれている言葉、文、文章をそのまま受け止め理解するということですが、これがなかなか難しいのです。
人間は世界を見るとき、自分の見たいものを見たいように見て、客観的に全てを見ている訳ではありません。
これは不必要な情報をのぞき、効率よく脳を活動させるという、長い人類の歴史の中で培われてきた能力なのでしょう。
しかし、だからこそ主観の隙をついて錯覚を起こしたり、だまされたりします。
文章を読むときも、実は同様で、自分の主観(意見や感想)を入れずに読むことは難しいです。
それを取り除いたら、ただ読むだけの作業になり、結局、読みはしたが何が書いてあったのかさっぱり頭に残っていないということになります。
これも問題です。
では、どうすればいいのでしょうか。
普段の余暇のための読書であれば自由で別にいいのですが、問題を解くために長文を読むとなるといくつかの注意が必要です。
テストの問題と言うのは誰が考えてもそれが正解であると納得できるように作らないといけません。
数学などであれば、一つの問題に正答は一つと明確に分かります(解法が決まっていて誰がやっても同じ答えになるからです)。
しかし、国語の場合、特に記述問題はそうですが、解釈や表現で答えが無限に出てくる可能性があります。
これではテストになりません。
そうならないために国語のテスト問題には隠れた大前提があるのです。
それは、「問題を解くには、書かれている文章の範囲から考えなければならない」ということです。
どういうことかと言うと、例え常識的に「泥棒は悪いことでやってはいけない」となっていても、文章中に「時には泥棒も正当化できる」と書いてあれば、「泥棒は全くやってはいけない」という考えは間違えになります。
常識や自分の主観で物事を判断し、解答してはいけないのです。
この点がよく生徒が国語の長文問題(他教科でも同様ですが)を間違える原因の一つで、逆に出題者はそれを見越してひっかけ問題を作ります。
よって、長文を読むときは自分の常識や主観的な感想は持ち込まないようにしましょう。
書かれている言葉を文字通り理解し、自分の意見と違っても批判してはいけません。
出題者は生徒の意見を聞いてはいません。
いかに文章を正確に捉え、的確に問題に答えられるかを知りたいのです。
では、どうすれば自分の解答が自分の主観ではなく、問題文に従った答えだと判断できるのでしょうか。
それは、答えを出したときに、「問題文のここに書いてあるから、これが答えです」と言えるかどうかです。
先ほども述べたように、問題文の中で考えるというくくりをなくしてしまえば、国語は得てして無限の正解を導き出してしまう傾向があり、これに歯止めをかけなければ一つの正解とならず、テストが成立しません。
テストが終わった後、テストの解答と解説を受け取ると思いますが、基本的に国語の長文問題の解説にはどこそこに書いてあるという説明が多いと思います。
国語の問題に関してはこれしか万人が納得する答えにすることができないのです。
だから、逆に言えば自分の答えを出したときに、「それは文中のここに書いてあるからだ」はっきり言えれば、その答えは正解に違いありません。
つまり、国語の問題を解くときに「ここに書いてあるからこれが答えだ」と言う根拠を文章中に見つけられるかどうかで正答率が変わってきます。
そして、これはコツさえつかめば本当はそれほど難しくないのです。
(長くなりますから、このコツと言うのはまた別の機会でお話します)
このことに注意して問題を読み、沢山解いて練習すると驚くほど長文問題が解けるようになります。
最近はなかなかじっくりと小説など長い文章を読む機会がなくなってきているように思われます。
これはSNSやインターネット、塾や習い事、部活など、生徒たちの日常が忙しすぎてゆとりがなくなってきているからかもしれません。
だからこそ、長文問題はそのコツを正しく理解しないと、読むのが苦痛な上に何をどう答えていいかさっぱりわからないということになります。
葛西TKKアカデミーでは長文を読むコツを教えます。
実際に多くの生徒たちが、以前にもまして長文が解けるようになっています。
もし、国語で(特に長文問題や記述問題で)お困りならば、是非ご連絡ください。
きっとお役に立てると思います。
葛西TKKアカデミーは全ての生徒の力になりたいと考えています。
勉強は大変でしょうが、頑張ってください。
応援しています。
2021.05.08
コロナウイルスで学校や塾が休みになる中、オンライン授業に注目が集まっていますが、オンライン授業ってどんなものでしょうか。オンライン授業だから全く問題ないという訳でもなく注意が必要です。
コロナウイルス感染の恐れから、外出して人と接することなく、家にいながら授業が受けられるオンライン授業に注目が集まっています。
文科省も以前から計画していたGIGAスクール構想を前倒しにして、新年度が始まるまでに全ての小中学生に一人一端末割り当てられるように配布しています。
しかし、現実にはただ端末を配ればうまくいくというものではなく(まだ全ての生徒に届いていない学校もあるそうですが)、その使用に関してはWi-Fiなどの設備、使用に関するルール、実際に実用可能か教員と生徒の両者のトレーニングなど、まだまだ課題は多く、今回の緊急事態宣言でもオンライン授業を滞りなくできたところは少ないようです。
そこで、本日はオンライン授業とは何か、そしてその注意点についてお話したいと思います。
オンライン授業には大きく二つのタイプがあります。
1.同時双方向型
これはZoomやSkypeなどのアプリを使い、生の授業を行うものです。
簡単に言えばいつもの教室で行う授業と同じですが、オンラインを使うことで同じ空間にいなくてもいいというものです。
リアルタイムで授業が配信され、先生の授業を聞きながら、時には先生の問いに答えたり、先生に質問したりできます。
場合によっては何十人、何百人が同時に授業を受けることも可能です。
画面に映る先生を見ながら講義を受け、時には画面を切り替えて問題を解いたり資料となる動画や画像を見ることもできます。
一人の先生に対して多数の生徒が授業を受ける場合、双方向と言っても実際に生徒から質問できるかというとそうでもないようです。
よって、一方的な講義になることが多いです。
一人の先生が複数の生徒に授業を提供できますが、先生は分割された画面を通して生徒を見ているので、人数が多ければ多いほど生徒一人ひとりに目が行き届かなくなります。
つまり、授業についてこられる生徒、授業に関心を持って積極的に取り組む生徒はいいのですが、そうでない生徒は放置されやすく、先生も気づけない場合が多いです。
先生がオンライン授業に不慣れであると、やはり授業が分かりにくくなり生徒は勉強への意欲を失います。
特に技術的な面でもたもたしたり、途中で回線が切れたりすると勉強への集中力も切れ、授業がつまらなく感じる、イライラする生徒も出てくるでしょう。
技術的な面といえば、一度に多くの生徒がアクセスするとサーバーがダウンしたり、そうでなくてもバグや様々なトラブルが起こり、授業自体が続けられないというアクシデントも予想できます。
先生自体が機械の操作をよく理解できておらず、思うように操作できなかったり、本来の機能を十分に使いこなせないこともあります。
また、塾や予備校では授業の時間はその先生を拘束することになるので授業料が高くなります。
そして、場所は選ばないと言っても時間は決められているので、授業を受けるためには必ずその時間にスマホやパソコンなどの前にいなくてはなりません。
学校や塾という専用の環境でなく、本来勉強の場でない自宅でのオンラインを介した授業なのでどうしても緊張感に欠けてしまいます。
周りには誘惑も多いでしょうし、どうしても勉強に集中できないこともあります。
勉強が嫌ならば他のことをすることだって可能です。
自宅で受けられる授業はある意味便利ですが、先生と生徒がツールを十分に使いこなせるか、生徒が自覚をもって真剣に授業に取り組めるかで成果は大きく変わってきます。
一般の授業以上に生徒次第の部分が大きくなることに注意しなければなりません。
2.オンデマンド型
こちらはアプリなどを利用し、あらかじめ用意された教材を使って勉強するものです。
よくあるのは録画した講義のビデオ、音声付きパワーポイント、問題を実際に解けるドリル、その他関連資料となる動画や画像などです。
多くの塾や無料アプリで提供されるオンライン授業はこのタイプです。
一般的には最初に講義を動画で見て、その後実際に問題を解いて理解を確認する形で行われます。
問題の成績は記録され、塾など管理者はそれを見て生徒の勉強の進み具合を確認することができます。
それを見て生徒に個別指導することもありますが、授業以外にも仕事の多い学校の先生はそこまで手が回らないでしょう。
教材はあらかじめ用意されたもので、それを生徒は見たり解答するだけなので、費用が低く抑えられます。
また、場所だけでなく時間も自由で、自分のペースで勉強を進めることができます。
でも、それは自分がやりたくなければいくらでも後回しにできるということでもあり、自己管理能力が求められます。
分からないときは何度でも繰り返し動画を見たりできますが、双方向ではないので質問したくてもできません。
問題にも限りがあり用意されたものをやりつくすと、それ以上の学習は期待できません。
つまり、一般の授業のように状況に応じて柔軟に授業内容が広がらないので、生徒によってはつまらなく感じるかもしれません。
このタイプのオンライン授業はあらかじめ決まっているものなので、一人ひとりのレベルに合わせられません。
学力が低い生徒にはついていけないし、学力が高い生徒には物足りないものになるかもしれません。
いずれにしても、このオンライン授業だけで全てが足りると思わない方がいいです。
十分に理解し習得するには補足の勉強が必要で、結局先生に相談することになります。
こちらも生徒がどれほど自覚しツールを有効に使って勉強を進められるかが問題になります。
これまでの一般的授業以上に学習結果が生徒次第で左右されることになります。
最後にどちらのタイプでもインターネットに接続できる設備が必要です。
スマホやパソコンなどを必ずしも全ての生徒が使用できるとは限りません。
常に誰もがインターネットへのアクセスが可能な環境をどのように整えるかもオンライン授業を実践するための大きな課題です。
それは道具の提供だけでなく、利用者が不自由なく使いこなせるようになる訓練も含みます。
以上、簡単にオンライン授業とはどのようなものか、そして、その長所と短所に触れました。
実際にコロナウイルスで学校が休校になり、オンライン授業が受けられる学校とそうでない学校の間に教育格差が生じました。
そこでオンライン授業が注目されているのですが、オンライン授業ならば問題ないと盲目的に思うのはいけません。
何でもそうですが、オンライン授業もツールである以上、関係者がいかに上手に使いこなせるかで結果が変わってきます。
これまでの通常授業になかった注意点があります。
特に生徒の勉強に取り組む姿勢が、これまで以上に成否を分けます。
しかし、これがなかなか難しい問題です。
現在ブームのようになっているオンライン授業ですが、決して万能ではないということを十分理解し、心して活用してほしいと思います。
葛西TKKアカデミーもオンライン授業を提供しています。
こちらに関しても後日ご紹介する予定です。
少しでも興味関心をお持ちでしたらお問合せいただいても構いません。
TKKアカデミーは皆様の味方です。
いつでも全力をもってサポートする用意があります。
生徒たちには非常に厳しい状況ですが頑張ってください。
応援しています。
2021.05.07
書籍紹介『名前のないことば辞典』皆さんが考えている辞典とは違い、様々な動物たちが織り成す物語の中で言葉を紹介している絵本のような、一風変わった辞典です。
事典というと分厚く、どんな知りたい言葉でもしっかり説明されているイメージですが、今回ご紹介する『名前のないことば辞典』(出口 かずみ)は違います。
こちらの事典はオノマトペ(擬音語・擬態語)を扱ったものなのですが、普通の辞典のようにそれぞれの単語が見出しとなって、そこに語の説明がついているという形式にはなっていません。
「では、どうやって言葉を理解するの。」と思われることでしょう。
実は、絵を使って状況を描写しながら、オノマトペを分かりやすく示しています。
同じ「じりじり」でも色々な意味があるんだな、病院など特定の場面でよく使うオノマトペにはどのようなものがあるのだろう、なんてことがイラストを使って理解しやすく表現されています。
しかも、ただイラストが並んでいるのではなく、一つのお話となっているので、辞書を引くというより、物語を読みながら言葉を理解するという工夫がされています。
しかも、登場しているキャラクターは全て動物でとてもかわいく、それがコメディーのように様々な事件や出来事を繰り広げているので、本当に面白い読み物として読むことができます。
大人だけではなくお子様もきっと楽しく、そして、夢中になって読むことでしょう。
オノマトペと言うのは日本語の特徴の一つで、その豊富さは他の言語を圧倒します。
言葉が豊かということは微妙な違いやニュアンスも表現できるということで、日本という独特な空間で長い歴史をかけて培われた言語だからこそできる技です。
オノマトペもそんな背景から発達したもので、日本人なら当たり前のように表現していますが、実は外国語で同様に表現しようと思うと非常に難しく苦労します。
しかも、この感覚は言葉を知れば分かるものではなく、日本という社会の中で生活し自分の経験を積み重ねることで初めて習得し理解できるものです。
日本語が多言語より難解と言われる理由はそこにあります。
単語や文法を知るだけでなく、文化的背景や社会的側面、人間関係の在り方などと直接日本語は結びついているのです。
日本人なら誰でも感覚的に理解できる「ヒューヒュー」と「ピューピュー」の違いも、日本語を学ぼうとする外国人には非常に大きな壁となって彼らの前に立ちはだかります。
普通の辞典のように言葉だけで分かればいいのですが、本書のようにイラストになった方が視覚的になって理解しやすいと思います。
しかも、ストーリーになっているので、使用の文脈など、一般辞書では書かれないことも理解できます。
楽しいイラストと面白いストーリーで、これはまさしく読む辞典です。
堅い勉強ではなく愉快な余暇の感覚で、オノマトペについて知識を深められる最高の一冊だと思います。
この本は遊泳社が出版する“言葉を楽しむ辞典”として立ち上げた「YUEISHA DICTIONARY」というシリーズの中の一冊です。
他にも『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『言の葉連想辞典』があり、こちらも同様に非常に面白い辞典になっています。
本当に面白いので、こちらも後日、紹介させていただきます。
葛西TKKアカデミーではこのように楽しく学べる機会を重視しています。
勉強が苦しみではなく楽しみなのだと分かってくれることを願います。
2021.05.06
図表問題を解けるようになろう。教育改革に伴いこれからは与えられた資料から情報を読み取り、その意味を考える問題が増えていきます。そんなときも臆することなく答えられるようになりましょう。
葛西TKKアカデミーのニュース
教育改革により、これまでのような暗記中心の教育が見直され、これまで学んだことを使って自分で問題を分析し、自分で解答を考えなければならない問題がテストでもたくさん出されるようになります。
生徒の中には、表や図を見て何を示しているのか理解できず、または図表があるというだけで挑戦しようともせず投げ出してしまう人がいます。
しかし、文科省の方針に従えば今後、図や表、グラフなどを利用した問題は数学や理科だけでなく様々な教科で導入されることは明白です。
よって、これらを苦手とする生徒はテストや試験では非常に不利になることが見込まれます。
では、これらの問題にどのように取り組めばいいのでしょうか。
1.先ずは問題をよく読む
何に答えるか。
これは全ての問題に共通していますが、正しく答えるためには、先ずは正確に問題を読み取り、出題者の要求する者が何かを把握しなくてはいけません。
例え図や表をきちんと読み取れても、問題の意図を読み違えて求められていない解答をすればバツになります。
基本的に問題の前半は条件、後半は何を答えてほしいのかが書いてあります。
従って、問題の条件部分から自分が何に注目して図表を見ないといけないか理解し、そこから図表の何を捉えなければならないか、後半部分から考えます。
例えば、「グラブの2000年と2010年を比較し」とあればこの二つのグラフのみに注目し、他の年は見てはいけません。
更に、「石油の輸入が全体で何パーセント減りましたか」と書かれてあれば、輸入量ではなく全体に対する割合を出して答えないといけないということです。
しかも、「パーセント」でないといけません。
2.グラフや表そのものを見る前に、その周りを見る
図や表を見て考えなければいけないのですが、その前にそれらの周囲に書かれているものを見ましょう。
タイトルには何の話題についてのものか、何を示そうとして書かれたものかが書いてあります。
数量の単位や何が図表内に示されているか正確に分かっていないといけません。
縦軸、横軸が何を示しているかも大切です。
このように図表そのものが何を表しているかを理解しましょう。
3.グラフや表の特徴を知りましょう。
いろいろな図や表がありますが、それぞれに特徴があり、何を示すのに適しているかが違います。
例えば、時間的変化を表すなら折れ線グラフや棒グラフが適していますし、全体に対する割合を見たいなら帯グラフや円グラフが適しています。
二つの要素による組み合わせの結果を見たいなら二項対立の表が分かりやすいです。
また、地図もたくさん種類がありますが、距離や面積、方角など何が正確で何が不正確かが違います(実物である地球は空間上の球体で、これを平面で表すには必ずゆがみが生じ、何かを犠牲にしないといけません)。
何が正確に描かれているかが分かれば、不正確なものからは解答は出ないので、問題を解くヒントになります。
このように図表の特徴を理解していれば、問題がこれらを使って何を示し何を要求しようとしているのか分かります。
そうすれば問題に対して的確に答えることができます。
4.図表が示している特徴や変化を読み取る。
基本的に問題は図表から読み取れる特徴や変化を問うものが多いです。
最も多いものは何か、最も少ないものは何か。
時間が経つにつれ増えているのか減っているのか。
あるものが多い地域は他のものも多い。
あるものの増減は他のものの増減と一致している、または逆になっている。
このような特徴や変化、関連性を見つけましょう。
そんなに複雑に考える必要はありません。
問題に要求されているものが一つ分かればいいのです。
5.必要であれば図表内の要素同士、またはこれまで学んで得た知識から関連性を考える。
図表の読み取りだけを目的としている問題であれば4までで十分ですが、中には図表から分かることに基づきその関連性や因果関係を考えさせる問題もあります。
予備知識がなくても問題ないの図表の特徴から推測できるものもありますが、問題内に書かれていない、これまで自分が学んできた知識を使って考えさせるものもあります。
問題内の情報から推測可能な問題は是非チャレンジしてほしいです。
なぜなら、学校で習ってなくても、たくさんの知識がなくても、図表の読み取りができれば解ける問題だからです。
また、学習で得た知識を必要とする問題も、その問題の意図が理解できれば、「ああ、学校で習ったこのことを答えさせたいのだな。」と分かるので、その知識を図表と関連付けすれば簡単に答えられます。
例えば、「時代が経過するにつれて日本の産業は第一次産業から第二次、第三次産業へ移行していく」ということを学んで知っていて、問題内のグラフで産業構造の変化が示されていれば、「グラフから分かることとして、あれを答えればいいのだな」と分かります。
ただ、稀に予備知識と異なる事実を示す図表をわざと出して、それに気づけるかを問う問題もありますので、注意してください。
答える時はあくまでも図表に基づいて答えるのが基本です。
図表を使った問題はこれからどんどん増えていくことが予想されます。
文科相がそのように示しているからです。
でも、コツさえ分かっていれば意外と答えるのは簡単です。
図表から分かる単純な情報の一つを読み取る問題が多いので、図表を見ただけで最初から難しそうとあきらめるのは止めましょう。
慣れないうちは大変ですが、それは何でも同じです。
方法を理解し練習するだけです。
練習としてはテレビや新聞、ネットにあるニュースを利用することをお勧めします。
その時々で実際に話題になっていることの図表なのでより身近で理解もしやすいからです。
そして、親子でその話題について話し合い、どうしてそうなるのか一緒に考えれば、図表の問題を解く練習になるだけでなく、話題に関する知識も深まり一石二鳥です。
更に、親子の会話も生まれ、家庭内の人間関係も良好になっていくでしょう。
また、議論の中から自分の意見を確立することもこれからの教育で求められ重要になっていきますので、これを機に、何を根拠にどうして自分はそう考えるか、相手はそう考えるのかということを理解できるように訓練するのもいいと思います。
もちろん、うちで指導するのは難しいというご家庭は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
こちらで親切丁寧に指導してまいります。
2021.05.05
「何か詳しくは知らないけど、聞いたことあるなあ」これがあると勉強により取り組みやすくなります。これからの勉強のために、ゆるくていいのでつながりを増やしましょう!
新学年が始まり一ヶ月、学校生活にも慣れてきた頃でしょうか。
コロナで外出は自粛で窮屈なゴールデンウィークとなっていると思いますが、学校がまとまった休みだからこそできることをしていただけるといいかと思います。
一緒に料理を作るとか、一緒に散歩がてら公園の花を見てみるとか、インターネットで動画を見てみるとか、コロナの危険を避けつつ、何か家族でできる活動ができるといいですね。
どこも行けないから家でじっとして何もしないのはもったいないです。
ゴールデンウィークだからという訳ではないのですが、子供のうちに色々な体験をさせることは非常に重要です。
それが直接勉強に関わっていなくても大丈夫です。
経験の豊かさは、子供たちの思考の豊かさにつながり、ひいては人生の豊かさにもつながります。
葛西TKKアカデミーも子供たちに様々な体験を持たせることをお勧めしますが、一応塾なので、「勉強に役立つから」という観点でお話します。
人間というものは未知のものには警戒感を抱き、距離を置きたくなるものです。
この感情を乗り越えて手を伸ばそうとするには、よほど強い意志や勇気が必要です。
(好奇心が強く、不用心に手を出す人もいますが)
実は勉強も同じで、子供たちは日々新しい、未知のものに挑戦しないといけません。
いつも授業で新しい知識を習う訳ですが、その時、新出事項が全く未知のものであればどうしても敬遠し距離を置いてしまいます。
「なかなかとっつきにくい。」「訳が分からない。」というような感情が起こり、勉強に対して軽い抵抗感、拒否反応が起こるかもしれません。
そうなると、それを改善してから勉強に取り組まなくてはならず、余計なエネルギーが必要となってしまいます。
そうなると楽しくなくなりますし、嫌な気分になるかもしれません。
勉強に対する壁ができてしまうと勉強の効率が悪くなります。
それを回避するためにはちょっとした予備知識やささやかな親近感があればいいのです。
これはその勉強に関する知識を前もって全て知っていなくてはならないというものではありません。
そこまですでに分かっているのなら、その単元はもう勉強する必要はありません。
ここで言いたいのはわずかなつながりがあれば、それをきっかけに親しみがわき、未知の分野に対する壁がなくなっていくということです。
つまりどういうことかというと、例えば微生物の勉強をするとき、微生物のことはよく知らなくても、以前に図鑑でミジンコやミドリムシの写真を見たというつながりがあれば、それだけで全く未知という訳ではなくなるので、その勉強に取り組みやすくなるということです。
この予備知識や体験がその勉強に深くかかわっていればいるほど、新しい学習に対する理解度は上がります。
だから一番いいのは、お子様の教科書を見て、何を新しく勉強するかを把握して、日常の会話や活動の中にそれらの話題を盛り込むことです。
関連のあるイベントや展示会、博物館などに一緒に行くのもいいでしょう。
(例年であればゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇期間中はこれらが沢山なるのですが、コロナ禍の現在では少し難しいかもしれません。)
または、インターネトや動画、本、雑誌、新聞などを利用して子供たちと一緒に見たり話したりしてあげるのもいい方法です。
こうしてこれから習うことに関連した経験や思い出を作っておけば、学校で学習するときに役に立ちますし、勉強に対する抵抗も少なくなります。
抵抗なく親しみが持てれば、新しい学習内容の習得もうまくいきます。
このように学校の学習内容に合わせて子供たちに経験や話し合いを促すのは効率的でありますが、実は与えるべき経験は学校の教科書に即したものでなくてもいいのです。
大事なのはいろいろなことに触れ、いろいろなこと浅い深いに関係なくつながりを持つことです。
なぜなら勉強において、どこでどのように経験が結びつくか分からないからです。
経験の範囲が広ければ広いほど勉強とつながる可能性が高くなります。
だから、お父さんの趣味の釣りでも構いません、お母さんの趣味のお菓子作りでも構いません。
何でも体験させてあげてください。
何がどのように子供たちに影響を与えるか分からないので、豊かな経験をさせてあげることは子供たちの人生に大いに役立ちます。
受験や検定試験の英語の問題でよく文化や歴史、科学が話題になることがあるのですが、例えば、長文問題でアインシュタインの相対性理論の話が出たとしましょう。
英語で何が書かれているのかよく分からなくても、相対性理論のことを本などで読んで理解していれば、だいたい何が書いてあるのか想像がつきます。
しかも、なじみがあるというだけで問題に取り組みやすくなります。
(逆になければ、相対性理論という言葉だけで白旗を上げてしまうかもしれません。)
これはテストにおいて大きなアドバンテージです。
私も指導において様々なことに興味を持ち、色々なことに触れるようにと伝えています。
それは以上のような理由があるのです。
ゴールデンウィークも後わずかですが、せっかく家族でいる機会があるのであれば、このようにお子様を誘っていろんなことにチャレンジしたり、一緒に話し合ったりするのもいいでしょう。
もちろんゴールデンウィークや長期休暇にこだわることはなく、少しでも子供が興味持ちそうだな、子供の役に立ちそうだなと思えばいつでも経験させてください。
それは難しく苦労することでも構いません。
成功しても失敗しても何らかの得るものはあるはずですし、後で思い返すと楽しい思い出になります。
勉強のためでもありますが、子供たちの豊かな人生のためにも、どのようなことでも貪欲に手を出し、可能な限りやらせてあげましょう。
2021.05.04
五月病に注意!適切に対処しないと学校に行けなくなり、不登校のきっかけにもなります。
ゴールデンウィークが明けると社会人と同様に、子供たちの間にも「五月病」が広まります。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、五月病などをきっかけに不登校になった生徒にも指導を行い、学校に行けない状況でも学力が落ちないようにお手伝いできます。
新しい環境に慣れるために4月は緊張状態が続きます。
特に現在はコロナウイルスの影響で、これまでのように自由な生活が送れていないこともあり、例年以上に緊張を多くの生徒は強いられています。
そんな過度なストレスにさらされ、新年度になっても新しい人間関係がなかなかうまく築けない。
結果、意欲が低下し無気力になり、一種のうつ病のような状態になることを「五月病」と呼びます。
五月病の睡眠障害は特に深刻で、免疫力の低下や偏頭痛やめまい、食欲不振になります。
精神的にもやる気の喪失、気分の落ち込み、情緒不安定、焦りと不安、イライラが起きます。
辛い4月を過ぎ、5月に長期の連休になり圧迫環境から解放され気が緩み、体のあちこちに不調が現れます。
そして、連休が終わるとき再び元の環境に戻れなくなります。
例えそれほどの精神的不安がなくても、ゴールデンウィークの間に生活リズムが壊れ、元の規則正しい生活に戻れないこともあります。
子供の場合、新入生は今までとは異なる学校生活に適応できなかったり、勉強も急に高度になりついていけなくなったり、友達や先生、先輩などの人間関係と様々な不安がのしかかります。
そこにパワハラやいじめなどの問題が絡むと、事態はより一層深刻になります。
それまでいじめなど、学校で嫌な思いをしてきた生徒にとってはゴールデンウィークや学校の長期休暇は、そんな悪夢から逃避できる時間でしたが、学校が再開すればまた辛く苦しい日々がやってくると思えば、やはり精神的に病み学校に復帰するのができない生徒もいます。
本人に自覚がなくても、家を出る時に腹痛になったり、朝が起きれなくなります。
起立性調節障害などと呼ばれることもありますが、つまり、体が無意識に学校に行くことを拒否するのです。
対処法としては病院に行き医師と相談することですが、現代の医療でも正確に症状と原因を把握することはできず、様々な薬や治療と試しながら様子を見、最も効果的なものを手探りで探すような場合がほとんどです。
治療とは別に一般に行われている対処法としては、本人にプレッシャーを与えないというものがあります。
焦って無理やり学校に行かせたりすると、かえってストレスが強まり症状を悪化させることがあります。
できるだけ本人のペースで、先ず生活リズムを整えることに集中するのがいいそうです。
そして、家に閉じこもってばかりいるのではなく、外に出て適度に運動をすることも大切です。
これは体内時計を整えたり、体力の維持につながります。
何であれ体力は必要ですから。
それから、子供との対話を増やすのも大事です。
対話がストレスの発散になり、相互理解を深め、安心感を与えます。
そうすると、気持ちも楽になり復帰もしやすくなります。
学校をしばらく休むことにもなりますので、家庭や学校、病院が密に連絡を取り合い、協力して生徒の回復に努める必要があります。
誰かに押し付けたり、本人をほったらかしにしてはいけません。
様々なアクターの連携が、子供たちを五月病から回復させるカギになります。
五月病は子供たちの性格や考え方など、精神面の影響が非常に大きいです。
まじめで頑張り屋さんに限ってなることが多いです。
何ら悪い生徒ではないのに、本人も学校に行きたいのに行けない。
これは本当に不幸な話です。
初期対応を誤ると長引き、いつまで経っても学校に戻れなくなります。
当然、学力や出席日数など、受験にも影響が出ます。
希望通りの進路を断念しなくてはならなくなることもあります。
それは可哀想過ぎます。
そんな生徒を生み出したくはない。
葛西TKKアカデミーは生徒のために可能な限り力になる用意があります。
早めの対応に越したことはありません。
少しでも不安があれば気軽にご連絡ください。
2021.05.01
ゴールデンウィークは実体験をするチャンス。実体験の豊かさが勉強で必要な抽象概念の理解に役立ちます。様々な活動をして経験を増やしましょう。
ゴールデンウィークです。
学校が休みになり、普段できない経験をするには良いチャンスです。
今年はコロナ禍で外出するにもままならない状況ですが、工夫をすればいろいろ経験ができます。
そして、多くの経験を積むことが子供の成長に良い影響を与えます。
今回は学校の勉強でも生徒たちが苦戦する抽象的概念に関連してお話したいと思います。
学年が上がると、学校の勉強で抽象概念を多く学びます。
しかしその時、はっきりしたものでないので、何を言っているのか分からず、多くの生徒が挫折してしまいます。
そんな時役立つのが具体的経験です。
「例え」などがそのいい例ですが、よく分からないものを具体的なもので示すことによって理解しやすくする手法です。
分数は小学生や中学生がよく分からなくなるものの一つです。
しかし分数を考える時、実際に「ケーキをみんなで等しく切り分けた経験」があれば、分数の理解がより簡単になります。
具体的経験により抽象的概念がイメージとしてとらえやすくなります。
また、抽象的概念が理解できれば、別の具体的事例に当てはめることができます。
このようにして具体的経験と抽象的概念は、お互いを補う形で理解をより深めるのです。
最近は学びにおいては「砂漠の時代」と言われています。
便利になり何でも簡単に調べられる代わりに、知識が印象に残らない。
バーチャルな空間でいろいろ見聞きすることはできても、体を使った実感として知ることができない。
このような現状を指して、そのように言われています。
環境が変わり、昔当り前であったことを経験していないのです。
頭で知っているだけで、本当に理解していないのです。
本来脳は刺激を多く受けることで、神経細胞のネットワークを密にして、思考を高めていきます。
この刺激は苦労することで強まるのですが、便利なツールにあふれ、面倒くさいことが悪いことのように扱われる環境では、なかなか神経ネットワークも発達しません。
知識が深く根付いていないのですぐに忘れてしまう。
ゴールデンウィークなので普段できない体験を家族や友人と一緒にたくさん積んでください。
そこでは発見や驚き、喜びや共感、様々な刺激が満ち溢れています。
これらの出来事は思い出として心に残るだけでなく、その後の学びにおいて非常に有益なものになります。
外に飛び出して、自然や社会に触れ、実感をたくさんしましょう。
2021.04.29
中学で習うメンデルの遺伝の法則。その中の「優勢の法則」ですが、今年度から用語が変わるそうです。
葛西TKKアカデミーのニュース
皆さんは中学のとき遺伝の勉強で「メンデルの遺伝の法則」を勉強したことを覚えていますか。
修道院のメンデルという人がえんどう豆を使って交配実験をし、遺伝の基礎となる法則を発見した話は有名です。
彼が発見した「優勢の法則」「分離の法則」「独立の法則」は現在でも通用しますし、多くの中高生が学校で学ぶ項目となっています。
ところで、今回話題になっているのは、メンデルの遺伝の法則の中の「優勢の法則」です。
今年から新しい学習指導要領になり、学校の多くの場面で変化が起こっています。
中学の教科書も新しくなり、その中の理科では「優勢の法則」に関して、これまで使っていた「優勢・劣勢」の言葉が見直され、「顕性・潜性」という言葉に変わります。
「優勢・劣勢」とは何かというと、生物が親から受け継いだ、その形の特徴を生み出すのに遺伝子が大きなファクターとしてはたらきます。
その時、表れやすい形質と表れにくい形質があります。
その表れやすい方の形質を「優勢」、表れにくい方を「劣勢」と呼びます。
例えば、天然パーマの髪とストレートの髪では、天然パーマの方が「優勢」、ストレートの方が「劣勢」となり、親のどちらかが天然パーマの場合、子供の髪質も天然パーマになる可能性が高くなります。
しかし、「優勢」だからと言って、天然パーマの方が優れている訳ではありませんし、ストレートヘアーは「劣勢」だからと言って劣っている訳ではありません。
あくまでも形質の出やすさにおいて「優勢」であり、「劣勢」であるということです。
ところがこの「優勢」「劣勢」の表現が誤解を招くとして随分前から指摘されていました。
まあ、きちんと理解していれば優劣を言っているのではないことは簡単に分かるのですが。
「優性遺伝子の方が優れているから優秀だ」という誤ったイメージを持たせるとかねてより言われていました。
私が中学生のときも、生物の先生に「優勢」「劣勢」という言葉はミスリーディングを引き起こすから変えた方がいいと言われたのを覚えています。
遺伝に関する科学的な考え方は、元々、外国からもたらされたもので、それを訳して日本国内に普及させました。
当然外国語なので日本語に置き換えなくてはならないのですが、当時数々ある訳語の中から「優勢・劣勢」が一般的に中学の教科書で扱われる用語となりました。
(因みに、英語では「adominant」「recessive」となっています)
このような経緯から、「優勢・劣勢」という表現は差別的という批判がかねてよりあり、それがようやく改訂されることです。
「優勢・劣勢」よりも「顕性」「潜性」の方が優劣のイメージがなく、表に出ているか潜っているかという意味なので分かりやすいという意見もあります。
これまで何年、何十年も「優勢・劣勢」で慣れてきたものからすれば違和感があるかもしれませんが、これから勉強する生徒たちにとってはそんなものはなく、他の用語と同じように受け入れられるのではないでしょうか。
ただ、これからお子様と以前の話をするときは「優勢・劣勢」と言わず「顕性・潜性」と言うように気をつけましょう。
学問というものは日々進化し変化することがしばしばあります。
今回の遺伝の話は単純な用語の変更ですが、新しい発見や新しい考え方が生まれると、それまでの科学的常識と思っていたものが、ガラッと変わることもあります。
かつては地球は平らで世界の中心と考えられていたのに、天文学や科学技術の進歩により、今では多くの人がそうではないと考えています。
遺伝などの科学的分野に限らず、社会的理念、歴史的事実など多くのことが何かをきっかけに間違いと分かり、正しいものに変更される。
そして、学校ではこれまでと違う新しい考え方が教えられます。
そうして、世代間の知識も実は少し異なるのです。
もっと身近な例を挙げると、「いい国作ろう鎌倉幕府」なんて覚えていた鎌倉幕府の成立(1192年)が今では「いい箱(1185年)作ろう」になっています。
「仁徳天皇陵古墳」も今では「大仙陵古墳」となっています。
(実は埋葬されているのが誰かははっきりしないため)
このように学問は日々変化し、時には我々が習ったことと今、生徒たちが学んでいることが違っている場合があります。
教える側としては知識を常に最新のものにアップデートしないといけないということです。
家庭においては「お父さん、お母さんが習ったときはこう言っていたんだよ」なんて話して勉強を通して親子の交流を深めるのもいいかも知れませんね。
または、一緒に学ぶということで子供の勉強を促すこともできますね。
知識のギャップを上手く利用して、子供の勉強を進めていくのもよい方法です。
2021.04.25
去年の児童生徒の自殺が過去最多になったそうです。その裏にはコロナウイルスが関わっているのでしょうか。
警視庁によると去年の小中高生の自殺が、統計を昭和55年に始めて以来、過去最多になったそうです。
自殺者の内訳は小学生14人、中学生146人、高校生339人でいずれも前年より急増していました。
女子高生の自殺の増加が目立ち、特に8月は令和元年では3人の自殺者に対して令和2年では23人と大幅に増えています。
これらも含めた未成年者の自殺は777人で、その原因はうつ病などの精神疾患に加え、進路の悩みや学業不振が多かったみたいです。
長期休校が終わった6月からは毎月自殺者数が前年を大きく上回っているので、コロナ禍での学校再開が影響しているのではないかと考えられています。
厚生労働省の分析では、コロナ禍で学校が長く休みになったことに加え、外出の自粛が求められる中、家族との時間が増え、学業や進路、家族間の不和などで悩む人が増えたからではないかとみられています。
子供たちに限らず去年の自殺者数は増えており、特に女性の自殺者数の増加が際立っているようです。
つまり、子供や女性などの自殺が増えていることから、現代社会の彼らに対する姿勢や状況が(特にコロナ禍という特殊な状況において)、彼ら社会的弱者に対して厳しく、救いの手を十分に差し伸べていないのではないかと考えられます。
学校の卒業直前に一斉休校となり、これまで親しんだ友達と最後の思い出を奪われ、更に新年度もしばらくは休校が続いたため、新しい人間関係がうまく作れず、友達を作るタイミングを逃して孤立。
先行きが見えない学校生活が怖くて、ストレスから体調を崩し登校できなくなる。
学校に行っても様々な制限や要求をされ、これまでのように学校生活も楽しめない。
年中行事は中止か縮小、普段の友達との遊びや交友もあまりできない。
しかも、休校中の勉強の遅れを取り戻すため、長期休暇が削られ、休日登校もさせられ、通常以上のスピードで勉強をあおられ、このまま学校生活が送れるのか不安になる。
勉強の遅れに加え、他校の生徒との勉強格差でまともに受験が戦えるか自信がなくなり、進学をあきらめる。
コロナウイルスを理由とした新たないじめに悩まされる。
など等、学校問題が生徒を自殺に追いやる理由になりえることは十分理解できます。
一方家庭でも、コロナ禍で親の仕事がなくなり収入がなくなると、大人のストレスも上昇します。
外出自粛で発散もできず、イラついたまま家庭内で家族同士が顔を会させる場面が増える。
結果、子供たちの悪い点ばかり目が言って、ゆとりのないイライラからついつい子供たちに当たってしまう。
このように家族が共にする時間が増えることで反って衝突が増え、家庭問題が子供たちの心を大きく傷つけ、自殺に至るケースもあるようです。
また、逆にコロナ禍で大人は日々の生活に追われ、子供に気を配る余裕がなくなって、子供のSOSを見逃したり、殻らが困っているときに的確にアドバイスをしてあげられなくて、孤独になった子供たちが自殺をしてしまったということも指摘されています。
コロナ禍での収入の激減は家計を圧迫し、子供たちが楽しみにしている習い事を継続させてあげられなくなったり、勉強で助けてくれる塾などをやめなくてはならなくなったりして、やはり不安やストレスを強める要因になっています。
本当はもっと習いたいのに、お金がないから断念しないといけない。
正に、教育という基本的人権が保障できない状況が生まれています。
これは大問題です。
学校と家庭、家族と友人、様々な場面でコロナウイルスは子供たちの希望を奪い不安にさせ、将来が見通せなくなり孤独になってしまって、自分はこの世から消え去るしか救いがないように感じてしまう。
子供たちがこんな風に考えてしまう世の中は不幸ですし、彼らが将来に希望を見出せないような状況は大人としてどうにかしないといけませんが、肝心の大人も自分のことで精一杯で子供たちに手が回らない。
多くの可能性を秘めた生徒たちが命を絶つのは、私としては非常に心が痛いです。
できることなら何とか力になって自殺を食い止めたいと強く考えます。
苦しいのは分かりますが、絶望しないでほしい。
大人たちが子供たちを守れるように、コロナ禍であっても大人も子供も支えらえる仕組みを作ってほしいのですが、肝心の行政はどうも頼りなく、結局個々で対応するしかない。
これは本当によくありません。
コロナ禍はいつになったら終わるのか、全く見通しが立ちません。
これまでも散々疲弊しているのに、政府はまだ国民に負担を強いるこうなことしかできない。
これからも子供たちの自殺が増えることが懸念されます。
今の生活、自分の人生に悩み苦しんでいる生徒、もしくはそんな生徒をお持ちの家庭がありましたら、遠慮なく葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
皆さんの力になる準備があります。
自分は一人ではない、他の人とつながっていて、お互いに助け合って苦難を乗り越える仲間がいることを分かってください。
未来はいつも明るいものと信じて頑張って共に生きていきましょう。
2021.04.24
暖かな春がやってきました。花が咲き、緑が芽吹き、虫や動物が現れ始めます。自然に敏感であれば新たな発見もいっぱい。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは季節の変化を感じ取る感覚を大切にします。
昼間は結構暑いのに夜は冷える。
しかし、春は確実にやってきています。
私の周りも桜が咲き、その他様々な花が満開です。
冬の間冬眠していた虫や小動物も動き始めます。
少し注意すれば自然の変化に気づくことができます。
そんな小さな発見が日々になんだか幸せを感じてしまいます。
季節の変化を感じられる環境にいることに感謝です。
季節の変化に限らず、日常の何気ない生活の中にも小さな発見がたくさんあります。
そこに喜びや疑問を抱き、探求を深めることは、学びの面白さを実感する良い機会です。
葛西TKKアカデミーでは、生徒たちの些細な疑問や発見(学校の勉強と関係ないことでも)を尊重し大切にします。
小さな塾ですが、入り口に観葉植物を置いているのもそのためです。
生徒たちが入ってくるときに何か変化に気づき興味を持ってほしいと思っています。
「なんか暖かくなって葉っぱが増えてきたなあ。」とか。
正直、もう少し利益が出れば小動物でも飼ってみたいなとも思っています。
このような知的好奇心をくすぐる経験をすれば、学校の勉強でも自主的に取り組めると考えます。
そして、自主的に探究する姿勢は、現在進行している教育改革で行われるアクティブラーニングの要になります。
今までのように知識だけあればいいという教育方針から大きく転換し、身に付けた知識を活用して未体験の問題に対応できる人材育成を文科省は目指しています。
それに伴い教育制度も大きく変わり、学校でも日頃から調査研究そして発表を要求されるようになります。
そのような探求の第一歩は出された条件を正確に分析できる目を持ち、積極的に考え調べる能力です。
これは教えられてできるようになるものではなく、経験が大きくものを言います。
従って、普段から身の回りをよく観察し気づける訓練が必要です。
そういう意味では、自然の変化が分かりやすい日本はうってつけです。
伝統的にも自然を愛で感じ取ってきた日本人には、血の中にそのような感覚が備わっていると言えるでしょう。
忙しさに忘れがちですが、時には立ち止まり、道端にある自然の変化に目を向けるのもいいでしょう。
2021.04.22
緊急事態宣言がまた出るようです。その時学校はどうなるのでしょうか。行き当たりばったりの行政にまた振り回されるのでしょうか。
緊急事態宣言を解除したばかりだというのに、新規感染者数はうなぎのぼり。
変異株が大阪を中心に猛威を振るっていますが、東京はじめ関東でもウイルスが変異株に変わっているようです。
蔓延防止等重点処置が有効な手立てとならず、再び緊急事態宣言が出されるようです。
そして、今回の緊急事態宣言。
大阪の吉村知事は、感染拡大を防ぐためかなり強力な措置にするようで、飲食業はもちろん百貨店やテーマパークも休業要請をする気でいるみたいです。
東京でもゴールデンウィークを中心に宣言を出し、人の流れを止めて、コロナウイルスの拡大を防ごうとしているみたいです。
しかし、生活の保障なしに休業や自粛と言われても、これまでの散々の要請に、もう人々にはそれが出いるほどの余裕がないのではないでしょうか。
政治家の言うことはちぐはぐで明確で有効な対策もなく、国民に負担をお願いするばかりで、国民を助けよう、生活を何とか守ろうという姿勢が感じられません。
人々は疲弊し、信用もしていないので、今回の宣言がいかほどの成果を上げるのか、はなはだ疑問です。
それでは学校はどうなるのでしょうか。
最初の緊急事態宣言では突然の一斉休校で学校は大混乱で、生徒たちへも多くの問題をもたらしました。
前回の緊急事態宣言では休校にはならないものの、学校行事が中止されたり縮小されたり、子供たちの学校生活もいろいろと制限され、とても窮屈でつまらない毎日を送っているのではないかと案じております。
今回の緊急事態宣言を受けて文科相は、一斉休校は真に必要な場合に限ってすべきと述べています。
オンライン授業についても文科省は、学校を閉めるのではなく、対面授業を取り混ぜて実施するのが望ましいとの見方を示しています。
これを受けてのことでしょうか、感染が最も進んでいる大阪では、当初一斉休校ということでしたが、方針を急遽転換し、次のようなとんでもない方針を打ち出しました。
それは「オンラインと対面授業の両立」。
政治家の皆さん、長期にわたるコロナウイルス対策でとうとう頭がおかしくなってしまったのでしょうか。
大阪市によると小学生は、1限、2限は自宅でオンライン学習をし、その後、登校して内容の確認やプリント学習、給食を食べて、午後に授業のある生徒は自宅に戻ってオンライン学習だそうです。
中学生は、午前中は自宅でオンライン学習、その後登校して給食、午後は学校でオンライン学習の内容確認などを行うそうです。
部活は原則休止。
これに対して学校の教員や保護者からは大批判。
通常授業の準備だけでも大変なのにオンライン学習の用意もしなくてはならず、現場の負担はかなり大きくなる。
給食が一番感染リスクが高いのに、わざわざ給食を食べに学校に行くような案に理解ができない。
端末は配布してあるかもしれないが、この1年は後れを取り戻すのが精いっぱいで、端末を使った授業などやってる余裕はなく、それをオンラインで有効に使いこなせるスキルが生徒にも先生にも備わっていない。
オンライン学習の効果は学年が下がるほど薄く、まだ実行できる段階ではない。
二度手間だし、結局、登校するなら変わらない。
まだ、端末が行き届いていないし、利用のためのルールや補償などまだ決めなければならないことも山ほどあるのに、すぐにオンライン学習と言われても無理。
などなど多くの声が出ています。
これも現場との連携を取らず、ただ一方的に中央から方針を示すだけで、具体的な実施方法や対処は現場任せの体質の表れで、これは教育改革に伴う混乱を見ればよく分かります。
行政は本当に真剣に子供たちのことを考え最善を尽くしているのでしょうか。
では、東京はどうでしょうか。
先ず、部活は原則中止です。
(これにはオリンピックがOKでなぜ部活がダメなのかという疑問が多く出ているようです。)
一斉登校を防ぐためオンライン授業や分散登校をすることが考えられているようです。
今のところ、私の知る限りではこの程度しか出てきません。
大阪の様子を見ながら決めていくような感じになるのでしょうか。
緊急事態宣言は4/25~5/11になるようですが、早くどうするか決めないと、いきなり言われては現場が混乱するばかりで、当の生徒や保護者、教員が困ります。
本当にどうするつもりなのでしょうか。
そして、本当に子供たちを守れるのでしょうか。
変異株は感染力が強い上に、若者も重症化するそうです。
いつまでも他人事のような振る舞いはやめて、真剣にコロナ対策に取り組んでください。
ここで力を発揮できないようでは、今の行政は必要ありません。
2021.04.17
創造的になろう。そのためにはどうすればいい?子供たちにどんな影響がある?そして、周囲の人間は何に気をつけなければならないか考えてみます。
創造的とはどういうことでしょうか。
単にいろいろなものを作り出せたり、いろいろなことを考えだしたりすることでしょうか。
確かにその通りです。
しかし、そうなるには様々な条件があるように思えます。
今日は、創造性について考え、それが勉強にどのようにプラスの効果をもたらすか見てみましょう。
創造的と言っても、それはしっかりした土台の上に築かれるものではありません。
歌舞伎などの伝統芸能など、伝統が重んじられ一見昔のままで不変のように見えますが、代々受け継いできた者たちが先代の型の上に新たな要素を付け加え常に発展し続けています。
新しく何かを生み出すには、しっかりとした基礎がないといけません。
この基本の「型」をなくして新しいものを作り出すのは「型なし」となり、見るに堪えないものになるでしょう。
勉強でも同じで、基本事項がしっかり身に付いていないと、新しい発想や発見の構築はできないでしょう。
しかし、今の学校教育は基礎的な学習事項を身に付けさせ、それを確認し、より高度な問題を解かせるようにはなっていますが、生徒自身が学んだことを基に創造的に作り出すようにはなっていません。
それは人数の多さや時間的制約、予算の問題などが原因でしょうが、学んだ生徒がゆっくり考え、自信を見つめ直しつつ新しいことを考える余裕はないように思われます。
間違いばかり指摘され、それができなければ人間としての価値がないまで言われることもある。
早く早くとせかされ、じっくり考え頭の中を整理して理解する時間さえ与えられない。
必然的に自分から考えるのではなく、与えられた道筋をいかにうまく歩めるかが大事となっていく。
それができず失敗やミス、嫌な経験が積み重なれば、自分は何をやってもダメだと感じ、困難を克服する気力まで失ってしまう。
実際に、葛西TKKアカデミーの生徒もこのように散々打ちのめされて心に傷を負った生徒が多いです。
少し話がそれてしまいましたが、言いたいことは基礎応用を学ぶまではできても、現在の日本の教育は生徒による創造が難しい環境にあるということです。
そこで文科省が現在行っている教育改革ですが、この点に関しては別の機会でお話します。
では、どうすれば創造力が身に付くのでしょうか。
先ずは、自分の強み長所は何かを考え、そちらに焦点を当てることです。
今の教育は間違いばかり指摘し、弱点を克服させることに重きを置いているように思います。
人間、自分の弱いところには目をそむけたくなるのは当然です。
それを無理やり生徒に見せ、自分がダメなことを認めさせ、苦痛の中で克服せよというのです。
これでは委縮するのも無理ないです。
自分ができること、長所や強みに焦点を当て、それを生かすような教育ができれば、生徒たちは次々と結果を出し、そればプラスの影響を与え、生徒自身がもっと頑張ろうと努力するようになります。
そして、自分に自信がついてくれば、自分の苦手なことにも挑戦する心の余裕ができます。
成功の経験から得た自信をもって、失敗や間違いの恐怖心は弱まり、試行錯誤することも苦でなくなり、やがて自ら問題を克服するようになります。
このように自分に自信が持て、弱点も克服できて自分の能力があげられるようになれば、このことが色々なことに前向きにチャレンジする動機付けになります。
これまで否定的で周りを敵視したり、自分を否定したりする視点はなくなり、新たに広がった視野には喜びや希望、他者への感謝、自分への誇りなど今までと違ったものが感じ取れるようになるでしょう。
広い視点で落ち着いて客観的に物事を考えられるようになります。
そうすれば今まで見えていなかった可能性が自分の周りにたくさん見えるようになります。
この可能性への気づきが創造性の出発点になります。
つまり、プラスの感情(自己肯定感)が不可欠ということになります。
学校での先生の生徒への接し方、親が子に対する言動などは、果たして子供たちの自己肯定感を育んでいるのでしょうか。
子供たちの創造性を妨げているのは恐怖や恥ずかしいという誰もが普通に持つ感情です。
物心ついたばかりの子供たちは何も深く考えず、何でもやりたがり、些細なことでもできた喜びを十分に感じていました。
しかし、すぐに人前に出ることの恥ずかしさ、失敗することの恐怖を覚えるようになります。
そうすると、悪い結果を恐れて何もできなくなってしまい、創造性は育たなくなります。
だから、このような不安や恐怖のない環境をいかに提供できるかが、子供が創造力を身に付けるカギになります。
それは周りの人間のサポートです。
失敗を非難するのではなく、一緒になってどうすれば解決できるが考えてあげる。
小さなことでも成功したことや人のためになったことをすれば褒めてあげる(実は褒めるというのは難しいのです)。
そして、本人が自分からやろうとすることは協力してあげる。
答えを教えるのではなくヒントを与え、目標にたどり着けるようにリードしてあげる。
時にはあえて失敗させるのも大事です。
人間は失敗から学ぶことは非常に多いのです。
失敗を非難するのではなく、許す寛容さをもってください。
目的は子供を責めることではなりません。
失敗から学べるようにサポートしてあげてください。
創造により成功やポジティブな経験が増えれば、前に進む強い動機となり、自分のなりたい姿が見えてくるでしょう。
そして、その目標に向かって自ら自信をもって進める。
当然、未熟な子供たちだから周りの人の支えは必要です。
この支えで子供の成長は大きく左右されます。
より前向きに進めるか、自信を無くして自分をあきらめてしまうか。
だから、彼らの周りにいる私たちは責任があり、その言動には十分注意してください。
2021.04.16
最近学校教育で話題の「考える力」。今回は、この「考える力」を伸ばすために重要な二つの要素に触れてみたいと思います。
昨年度から日本の教育が大きく変わっています。
これまでの暗記中心の教育ではなく、自ら学び調べ、解決に向けたアイデアを組み立て、他者に向けて発信することができる人材育成を目指すようです。
それに伴い教育現場では教材だけでなく教授方法や教育パラダイム、評価方法に至るまで多岐にわたり、変化が起きています。
このような新しい教育の大きなキーワードの一つが「考える力」です。
そして、この「考える力」なしには未来のグローバル社会では生きていけないとまで言われています。
これからの時代は技術や環境がめまぐるしく変化し、常に未知の状況に直面しなくてはならない時代に突入すると考えられてます。
そのような変化の激しい時代ではこれまでの常識や経験が全く参考にならず、自分で考えて判断する力が不可欠となります。
その時、情報を見極め分析し、これから起こることを予想し、多面的に物事を考えると同時に、自分自身の考えも批判的に捉えることができる。
このような力が「考える力」と言えますが、文科省はこの力を養わなければ、ますます激しく混乱する情報化社会では、その変化についていけず、子供たちは自分の充実した人生を送れないと考えています。
つまり、これまでの常識や価値観にとらわれ、決められたこと与えられたしかできないようではダメで、自分の力で自分の人生を創造しながら切り開ける方にならなくてはいけません。
このような考えに立ったとき、これまでの知識詰め込み型の日本の教育では限界があります。
与えられた知識を覚え、型の決まった問題を定められた解法で解くだけでは、十分な「考える力」が育たないのです。
今の時代は、情報はインターネットなどを使えばすぐに、大量に、しかも誰でも簡単に手に入れることができます。
これまでの日本の教育が行ってきたことはパソコンやスマホ、iPadが簡単に肩代わりしてくれます。
それよりも、その集められた情報や知識をいかにつなぎ合わせ活用し、答えが一つとは決まっていない問題を解決できるかの方が重要になってきます。
このような論理的思考、物事の分析、批判的思考、問題発見力と解決力などは日本の学校教育ではあまり扱われていませんでした。
それは単純に○×で収まらない問題で、公平に全体を通して数値化して序列をつけるのが難しいものばかりだからです。
そうして、これら「ソフトスキル」は日本の教育ではないがしろにされてきたわけですが、今、世界の学校教育はむしろ「ソフトスキル」に移行してきています。
答えが分かっている勉強を教えるよりも、社会問題のような答えが明確ではない問題にどのように取り組めばいいか、という面が強調されます。
なぜなら、これらの「考える力」が学校の成績や進学進路に影響するだけでなく、人生の自由や快適さを手に入れる大きなカギになるからです。
では、「考える力」を伸ばすにはどうすればいいでしょうか。
一つは思考の柔軟性です。
これまでの暗記中心の日本の教育はこの柔軟性をむしろ否定しているように見えます。
限定されたことしかしてはいけない。
教科書に書かれた解法以外はやってはいけない。
まだ学校で習っていないことは、例え知っていても教室では使ってはいけない。
子供の思考の範囲を広げるどころか、むしろ狭めることで教える側の評価がしやすいようにできている気がします。
解答は一つでそれ以外は×、価値はない。
そんな教育では創造的で柔軟な発想は生まれません。
しかし、これからの世界はむしろ逆であらゆる状況に臨機応変に対応できることを求められます。
そのためには小さい頃から子供たちの豊かな発想を評価尊重し、自分の考えや意見が否定されない安心感のある環境が求められます。
間違えを受け入れられる余裕があり、むしろ失敗から新たな学びが生まれる。
そのような教育が必要です。
もう一つは自己決定能力です。
子供たちの判断と決断を尊重し認めることです。
大人はついつい間違えや失敗すると分かると、そうさせまいと口や手を出してしまいます。
転ぶ前に支えてあげて怪我を防いであげる。
親としては子供のためと悪気はないのですが、でも転ぶ痛みも知らなくては将来自立し自分一人で生きていかなくてはならないとき困ります。
よほど深刻な事態に陥らない限り、子供たちに失敗をさせることは重要です。
同時に、自分の意思で決めるということは自分の責任を持つことにもなり、そのためには真剣に考え何が最善なのか判断に努めるようになります。
最近の子供は恵まれているのか、面倒なのか分かりませんが、自分の意思をはっきり言わない生徒が増えているように思えます。
自分が意思表示しなくても親や先生がああだこうだと言ってくれる。
自分は言葉を発する必要はなく、首を振るだけでいい。
または、どのような結果になっても自分に影響ないから何でもいい。
または、本当にどういう風にして決めればいいのか分からない。
いづれにしても、本当に自分の考えが表現できず、決断もできない生徒が目立ちます。
しかし、文科相が前提とするグローバル社会では、多種多様な人間が生きており、一人ひとりが異なった人格です。
異なるもの同士が一緒に分かり合うためには、自分の考えは正確に伝えられる能力が必要ですし、はっきりと自分の立ち位置を表明できなければなりません。
そのためには自分できちんと選択できる力を身に付ける必要があります。
実は、選択することは物事をはっきりさせ、あいまいな態度を取らないようにする働きがあります。
転ばぬ先の杖で何でも親が決め与えるのは、子供の選択の機会を奪い、判断力を養うチャンスを奪っているともいえるのです。
だから、可能な限り子供に考えさせ、自分の力で選ばせてあげてください。
自分の選んだものは大切に使うようになるでしょう。
自分が選んだものからは、自分の個性や感性を認識できます。
そして、自分がどのように他人と違うのか分かります。
そして、みんなが違いを認識すれば多様性の許容にもつながります。
「自分は何者か」、「人と違っていいのだ」ということを理解することはグローバル社会で生きるうえでは大切な基盤となります。
以上、なぜ今の日本の教育で「考える力」が注目されているのか、そして、その育成に重要な二つのファクターについて考えてみました。
これから世界的に変わっていく社会に対応するために必要な力とされ、文科省も本腰を上げて(?)その力の育成を目指していくようです。
現在進行している教育改革にはこのような目的があります。
だから、「考える力」が欠かせないのです。
そして、「考える力」を伸ばすのに大切なものを二点取り上げました。
思考の柔軟性と自己決定能力です。
これらは今までの日本の教育では数値化しにくいとの理由で重視されていませんでした。
しかし、教育改革に伴い、これらを始めとする「ソフトスキル」をいかにして現在の学校教育の中に組み込んでいくのかが、大きな課題となります。
(正直、この点に関しては遅々として進んでいないように思われます。)
ただ、「考える力」についてはこれだけでは到底収まりきらないので、引き続き議論をしていきたいと思います。
とりあえず今回はここまで。
2021.04.12
これから暑くなります。コロナ禍でマスクは必要、でも、熱中症も心配。そこで文科省の学校向けマニュアルが示すマスク着用のポイントを見てみましょう。
コロナウイルスの混乱が始まって一年が過ぎました。
去年の今頃は学校が休校になって、これからどうなるのか全く見通しもつきませんでした。
コロナ禍の中での学校生活も長くなり、生徒のマスク姿も日常になっています。
文科省の方針は感染防止に全力を尽くしつつ学校生活を行うということになっており、そこで文科省は感染防止の具体的対策を示したマニュアルを発表しています。
学校ではマスクをする、生徒同士の間隔をあける、施設をこまめに消毒する、会話は極力避けるなど。
しかし、これから春になり夏になり、どんどん気温は上がっていきます。
既に何日かは暑いなと感じられる日もありました。
今後予想される猛暑に対して、マスクをつけたままだと熱中症の危険が指摘されています。
そこで文科省はどのような対策を示しているのでしょうか。
これから春夏と気温はどんどん上がり、例年通りならば猛暑日なども何日もあるでしょう。
多くの公立学校にはエアコンがなく、例えあったとしても今はコロナウイルスの感染のために窓は開けっぱなしにするのでエアコンは使えそうにありません。
さらに学校にいるときは一日中マスクを着用しなくてはならず、これらの理由で今度は熱中症のリスクが高まると指摘されています。
以上の点を踏まえ、文科省はマスクの着用に関して、次のようなポイントを提示しています。
・暑さで息苦しいときは本人の判断(先生の指示を待たなくてもよい)でマスクを外せる。
・熱中症のリスクが高い場合は、距離の確保が難しくても熱中症の対応を優先。
・登下校中は距離が十分保たれていればマスクを外してもよい。
・しかし、公共交通機関を利用しているときはマスクを着用する。
・マスクの取り外しは活動内容や子供たちの様子を踏まえて現場で臨機応変に対応する。
このように熱中症の危険があるときは熱中症対策を優先するように示しています。
マスク着用は必須ではなくなって場合によっては自ら外してよい。
マスクは飛沫感染を防ぐためのもので、十分な距離が確保でき飛沫感染の恐れがない場合はマスクはつけなくてもいいということになっています。
よって、体育の授業や部活など、体を活発に動かし多くの吸気が必要な時は、条件をきちんと守ってさえいればマスクなしで活動してもよく、熱中症防止を心掛けるようとしています。
また、状況を見ながら現場の判断で柔軟に対応することも示され、必ずしもマニュアル通りのコロナウイルス防止策を行使しなくてもよいということです。
とは言え、生徒や児童が自分でマスクをつけるべきか外すべきかを判断することは難しいかもしれません。
特に低学年の子供たちは臨機応変と言ってもそのさじ加減が分からず、つらくてもひたすら先生の言いつけを守る傾向があります。
変にすれていないので親が「マスク外してもいいよ。」と言っても「先生に言われたから。」と言って外さないこともあるでしょう。
だから、低学年生に対しては学校の先生がどういうときマスクを外していいか具体的に細かく示してくれた方がいいと思います。
また、普段からコロナウイルスだけでなく、熱中症の恐ろしさも家庭で話し合って、熱中症がどのようなものでなぜ危険か、防止するにはどうすればいいかなど、熱中症に対する知識と理解を深めていくもの大事です。
これから暑くなって、勉強には厳しい季節になります。
コロナウイルス対策をしながら大変だと思いますが、頑張ってください。
葛西TKKアカデミーには快適な環境で勉強ができる空間があります。
どうかこちらも利用してください。
厳しい状況で頑張る子供たちを応援し、支えてゆきたいと考えています。
いつでも気軽にお問い合わせください。
2021.04.10
デジタル教科書導入、そのメリットとデメリット(その二)
前回お話したデジタル教科書について、今回はその続きです。
デメリットや課題を考えてみましょう。
デメリット
1.健康への影響
今、一般的に保護者の方などにデジタル教科書について伺うと一番心配なのはやはり、健康に当てる影響のようです。
確かに使うとなると、毎日合わせて何時間も使い続ける訳ですし、万が一子供たちの体に悪影響があるとすると、それは重大な問題です。
特に成長期の子供は様々な影響を受けやすく、親御さんが不安に思うのも無理はありません。
最近はSNSやYouTube、ビデオゲームなどパソコンやスマホのスクリーンをずっと見続けることが多くなっており、これらのデバイスが発するブルーレイが睡眠を妨げるなど健康への問題も指摘されています。
以前、視力低下などテレビが子供に与える悪影響が問題となったことがありましたが、今はその当時以上に、子供たちの目を酷使しています。
テレビ番組には一応終わりがあり、やめるきっかけがあるのに対し、YouTubeやSNSなどには明確な終わりがなく、本人が本当に気をつけないと永久に続けられるからです。
また、イヤホンなどを使うのであれば、聴覚に与える影響が問題になります。
最近はブルートゥースなどで四六時中耳にデバイスをしている大人をよく見かけます。
一人で大声で周りの目を気にせず話している人もいますが、耳にイヤホンジャックをつけっぱなしにすることにより、難聴になったり、中耳炎、耳の中にカビが発生するなどの事例も報告されているようです。
文科相はこれらの問題を深刻に考え、デジタル教科書の使用を授業時間の半分までという制限を課したのですが、先日、この制限を撤廃することを発表しました。
子供たちへの明確な悪影響が確認されていないからということらしいですが、それならば悪影響がないということも確認されておらず、大事なのはしっかり調査し明確な科学的根拠に基づく使用を決めることです。
しかし、今の文科省はそのような考えはなさそうです。
安全が保障されていないのに、期限だけは決めて変更しないみたいです。
内容を十分検討することなく、期限だけは頑なに守り現場に心配と混乱を巻き起こす、最近の文科省におなじみのパターンです。
しかし、このことが生徒や保護者にどれほど不安を与えているのか理解できていないのかもしれません。
2.莫大な費用
次に問題となるのはお金の面です。
「一人一端末で、滞りないアクセス環境」と大見えを切ってはいるものの、全ての生徒に端末を配布し、Wi-Fiを大容量にして、誰もがスムーズに利用できる環境を整えるというのは大変な事業です。
コロナウイルスの影響で予定より前倒しで、学校のデジタル環境の整備を行うようですが、その予算、工程はまだ明確ではありません。
もちろん税金で賄うのですが、それだけで足りるのでしょうか。
当然、環境を整える初期費用だけでなく、利用し続けるにはメンテナンスやアップデートなど持続費用も掛かります。
それも税金で賄うのでしょうか。
それとも生徒に負担させるのでしょうか。
もしそうならば、経済的に苦しい家庭の子供は利用できずに教育の権利が守られないということはないのでしょうか。
公平性と正当性が問われます。
これだけの大規模な予算を投じる訳だから、利用環境は整えましたが実際は使っていませんよなんてことは許されません。
しかし、現実にこうなる可能性は非常に高いような気がします。
これまでも教育現場に新しいツールやメソッドなど新規の事項を導入するとき、教育現場では不慣れな新しいことをするより、自分が慣れ親しんでしかも信頼のできる教育方法を取る先生は非常に多いものです。
巨額を投じた新しいツールが十分に活用されずに埃をかぶったままになることだけはないように願いたいものです。
3.本当に紙の教科書やプリントと同等以上の学習効果があるのか
こちらもまだ実践や検証が少なく、明確なデータがそろっていないのではっきりとは言えませんが、確かにこれまでの本や紙のプリントとデジタル教材では学習効果に違いを感覚的に指摘する声は非常に多いです。
私もパソコンや携帯、タブレット端末などで文献を読んだりすると読みにくいな、使いにくいなと感じることが多々あります。
画面が小さくて見にくい。
確かに文字を拡大したりはできますが、画面自体には制限があるので、全体を大きくすることはできません。
個人的にはこれが与える心理的影響は大きく、使いにくいなとしばしば感じます。
ページを飛ばしたり、ざっと流して必要な情報を探すときも、どことなく手間を感じます。
書き込みをするときも、余白に自由に書き込んだり、付箋を貼ったりした方が楽で分かりやすいく使いやすい気はします。
この手軽さは、デジタル教科書を擁護する人は同じだと言いますが、どうも違うような気がします。
これは旧世代の人間の感想なのかもしれません。
デジタルネイティブの生徒たちなら何の問題もないかもしれません。
ここは今後の調査が求められます。
しかし、勉強に関して言えばやたら便利で楽になり、苦労がなくなるのは良いことではないように思われます。
人間の頭脳は困難に直面し、試行錯誤して徐々に学んでいくものです。
簡単に分かったものは印象に残らず簡単に失われてしまうのではないかと心配します。
しかも、画像などで情報や知識は簡単にたくさん得られるのですが、実感を伴った真の知恵としての勉強はあまり身に付かないのではないのでしょうか。
また、便利すぎて反って分からなくなることもあります。
インターネットにあふれる情報からどうやって選択をしていけばいいのか、生徒たちが反って混乱するの懸念の一つです。
いずれにしても、これからの問題なので現段階では何も言えませんが、これまで以上の教育効果を出すにはどうすればいいか、十分に活用するにはどうすればいいか、常に振り返りながら検討を重ねる必要があります。
4.子供たちの使用の制限はどこまで、壊したときはどうするのか
タブレット端末などを使うデジタル教科書はこれまでのものと違い高価な教材です。
しかし、子供たちが使うのだからトラブルが発生したり壊れたりするのは当然です。
その時、子供たちは弁償しないといけないのでしょうか。
そうでないのであれば誰が補償するのでしょうか。
また、インターネットのアクセスには注意が必要で、思春期の生徒たちに不適切なサイトなど、その使用は無制限にしない方がいいのですが、その線引きはどのようにするのでしょうか。
同様にデジタル教科書を始めとするデバイスの使用を、生徒たちにどこまで許すのでしょうか。
先日、試験的にタブレット端末を生徒に与え授業で使ってみたという話を聞きました。
生徒はすぐに使い方を覚え、先生以上に使いこないしていたようです。
その中の一人の女の子が、自分のペットを撮影編集し非常に体裁のよい動画としてSNSに投稿したのですが、これは学校の勉強には直接関係ないことであり、許可された使い方でないからと注意されたそうです。
しかし、これは本当に不適切な使い方だったのでしょうか。
本人が積極的に考え創造したものを、学校の勉強と直接関係がないからと単純に切り捨てていいものでしょうか。
彼女の素晴らしい才能の発芽を否定したように私には感じられ残念です。
先生が柔軟に生徒たちを見て対応できる裁量を認めることも必要に思われますが、果たして現場の先生が本当に適切に判断できるかと言うと、そうも思われない気がします。
どこまでの使用を生徒たちに認めるのかというのは本当に難しい問題です。
本当はまだ書くべきことはあるのですが、少し長くなってきたので今日はここまでとします。
また、この件に関しては投稿します。
教育が大きく変わり混乱しています。
そこで様々な問題が発生するのは仕方ないことではありますが、最低限生徒たちの学ぶ権利をしっかり守って取り組んでほしいと思います。
そして、何よりこの改革が生徒を第一に考えてのことであること。
一部の人々の利権のために利用されているのではないことを願っています。
2021.04.07
新学年が始まりました。しかし、こんな子はいませんか。こんな子は学校生活でも一苦労するかも。今から改善しましょう。
新学年が始まりました。
特に新一年生は今までとは異なる学校で戸惑うことも多いでしょう。
そして、中には大人にとって当たり前、どうってことない些細なことができずに困っている生徒がいます。
そのうちできるようになるさと甘く考えてはいけません。
このような小さなことが実は子供の心理に大きく働きかけ、場合によっては「学校に行きたくない。」と、不登校の原因にもなります。
今回はそのような、特に初めて学校生活を経験する新小学一年生にとって悩みになりそうな、大人にはなんてことないが見過ごすと問題になりそうなことを三つ考えてみましょう。
1.学校のトイレに行けない
保育園や幼稚園に通っていた生徒なら、それらの施設ですでに先生方が考慮して訓練を受けさせられているかもしれません。
しかし、そのような経験がなく、ずっと家庭で過ごして他の生徒と生活をした経験のない生徒にはよくある問題です。
初めての集団生活で、そうでなくても周りの生徒との付き合い方がよく分からないのに、トイレのようなプライバシーの極みのような事柄に関しては、なかなか恥ずかしくてどうすればいいのか分からない。
他の人に見られたら笑われるのではないかと、学校にいる間はトイレには一切行けない生徒がいます。
授業中に「トイレに行きたいです。」と言えなかったり、多くの人が共同で使う学校のトイレが汚く感じられていくことができない生徒は実は多いのです。
ずっと我慢して、学校が終われば猛ダッシュで帰る生徒。
時には我慢がしきれず漏らしてしまう生徒も。
そうして、それがきっかけで馬鹿にされ、学校に行きたくなくなる。
このようなトラウマ的経験をしてしまうと、学校生活を送るのも難しくなってしまいます。
トイレはこのように精神的に大きなプレッシャーになるばかりではなく、現実的に健康を害することもあります。
実は最近では、大人でも公衆トイレに行けない人は多いです。
これもこのような学校での経験が元になっているのかもしれません。
大人になってある程度慣れてくれば大丈夫ですが、子供のうちはそうもいきません。
より良い学校生活を送るには何らかの方法で改善すべきでしょう。
対策としては、デパートや図書館など公共施設のトイレから少しづつ慣らしていくといいかも知れません。
そして、公共の場でのトイレに抵抗がなくなってきたら、友達や親せきなどの家で、自分から「トイレを使わせてください。」など、トイレに行きたいことを他者に伝える練習が必用になるでしょう。
こうして、自分の家以外でのトイレ経験を増やすことで、学校のトイレも使えるようになるでしょう。
因みに、学校(特に古い学校)の中にはトイレがとても汚く、大人でさえ使うのをためらってしまうところがあります。
子供の健康のためにも、トイレの汚すぎる学校がトイレを改築し、みんなが気持ちよくトイレを使えるような環境にすることも大事でしょう。
2.忘れ物が多い
幼稚園や保育園では家庭と園が密に連絡を取り合い、親や先生が忘れ物はないか気にかけて、子供のためにいちいちチェックすることもできました。
しかし、小学生になり生徒数も増え、持ち物も増えてくると、学校が全ての生徒に目を配ることはできなくなり、親もたくさんある持ち物から何をもっていかなくてはならないか分からなくなります。
だから、自分の持ち物は自分で管理することが必要になってくるのですが、それがなかなかできない生徒がいます。
ここでも保育園や幼稚園の経験がない生徒はどうすればいいか分からないケースが多いようです。
このような子供には準備の仕方を教える必要があります。
何をどうすれば持ち物が分かるのか、親が一緒になって教えてあげるのです。
恐らくやり方さえ分かれば、忘れ物もなくなってくると思います。
小学一年生のうちは持ち物や宿題など、先生が生徒に連絡帳に書かせると思います。
子供と一緒に連絡帳を見て、宿題は何をしなくてはいけないか、明日、何も持ってこなければならないかチェックしましょう。
当然、保護者への連絡事項があることもありますので、連絡帳は毎日見なくてはいけません。
そして、日課表を見て、明日は何の授業があるのか確認し、宿題やワーク、ノートを入れましょう。
体育や図画工作など特別なものが必要になる教科は特に注意しましょう。
これ以外に、学校からの手紙もよく見て、特に学校行事などカレンダーに書き込んでおいて、明日、何があるか、そしてそれには特別な準備が必要か、常に分かるようにするといいです。
こうして子供が一人で持ち物の準備ができるようになってからも、「明日の準備はできた。」「今、学校で何やっているの。」などとコミュニケーションを取りながら、忘れ物がないように注意を促すのも有効です。
できれば、学校の先生や友達の保護者などとも連絡を密にしながら、明日、学校で何が必要か、情報交換するのもよい方法です。
一つ申し上げたいのは、生徒が自分で準備できるようになるまでは手伝いながら分からせるという意味で、いつまでも親が子供のフォローをしなくてはならないということではありません。
いつかは独り立ちして、自分のことは自分でできるようにならなくてはいけません。
ここで話していることは、あくまでも自立の前段階における補助、訓練だと考えていただきたいです。
3.いつまでもじっとしていられない
これも生徒にはよくあることです。
いつもソワソワして落ち着きがない。
他のことばかりに気を取られているから、勉強に集中できない。
これも困った問題です。
学校では、授業以外にも朝礼や終礼、様々な場面でじっと席について座っていなくてはならないことが多いのです。
そして、この同じ姿勢でじっとしているというのは、実はとても体力のいることなのです。
だから、じっと座っていられない生徒の改善法の一つは体幹を鍛え体力をつけることなのです。
ケンケンなど普段の遊びの中にも体幹の訓練になるものがありますし、習い事でスポーツを習えば当然それも鍛えることになります。
また、人の話を集中して聞く練習も大事です。
パズルや読書、工作やお絵描きなど、子供が好きなことで集中できるものを見つけましょう(YouTubeやテレビゲームは除いた方がいいかもしれません。)。
自分で考え工夫して何かを作り出す、情報からいろいろなことを考え想像するなどといく活動が伴う方が集中しやすいかもしれません。
子供が一人で夢中になって黙々とやっているのであればそれでいいですし、そうでなければ、「これはどうなの。」などと言って子供が打ち込めるように促すことも大事です。
更に、毎日一定の時間、瞑想をするのもよい方法です。
小さいうちは難しいかもしれませんが、親と一緒にならできるでしょう。
瞑想して集中力を高める訓練をすると同時に、心を落ち着かせイライラや不安を解消する効果もあります。
学校はいろいろなものがあり、友達もいるのでなかなか集中しにくい環境ではありますが、それでも集中して長時間席について勉強できる生徒もいるので、決して無理なことではないともいます。
すぐにはできないかもしれませんが、最初は5分や10分など三時間時間からスタートし、徐々に延ばしていくのがいいと思います。
慣れてくれば自分の好きなことだけでなく、学校のワークや読書などの自分のしなければならないことでもできるようになるでしょう。
これらのようにちょっとしたことでも、生徒にはなかなかできないことが沢山ありあます。
それらを軽視して放っておくと、後で取り返しのつかないことになるかもしれません。
ちょっとしたことが子供たちのコンプレックスになるかもしれません。
大人たちは子供たちをよく観察し、ちょっとしたことでも気づき、子供たちが苦手としていること、困っていることを克服できるようにサポートしてあげる必要があります。
これらを克服できれば、学校生活がより楽になり、自分に自信もつきます。
心にゆとりが生まれれば、学校生活も楽しくなり、勉強にも身が入るようになるでしょう。
子供たちの小さな落とし穴を見逃さず、しっかりフォローしてあげましょう。
2021.04.06
デジタル教科書導入、そのメリットとデメリット(その一)
以前話しましたが、文科省はこれまでの学校教育を大きく見直し、ICT化などのハードの面、教育方法や評価法などのソフトな面の両方で改革を進めています。
先日はGIGAスクール構想についてお話しましたが、その中のデジタル教科書について考えてみたいと思います。
文科相によると、デジタル教科書は2024年度の本格導入を目指すようで、これまでの紙の教科書とどのような位置づけで利用するのかはまだ議論が残っているそうです。
元々25年度だったのですが、コロナ禍で導入年度を早めたようです。
それから、デジタル教科書が児童生徒に与えるマイナスの影響を考慮して、授業内でのデジタル教科書の使用時間は半分にするとかしないとか。
特にデジタル教科書が視力に与える負担からの視力低下に対する世間の懸念は強く、これらをどのように配慮するかはこれからの議題のようです。
負の影響がどの程度あるのかも把握せずにデジタル教科書の2024年度の導入だけ先に決めて、それから検討するなんてまるで大学入試における英語の民間検定導入のときと全く同じで大丈夫かと不安になりますね。
こうやって期限だけ先に決めて中身を整備してないものだから、現場の学校を始め生徒自身や保護者など、多くの人にまた混乱と不安をもたらすのではないかと案じています。
要はすることだけ決めて、まだ具体的で詳しい点は決めていないということです。
デジタル教科書の踏み込んだ議論はまたの機会にするとして、ここではデジタル教科書のいい点と悪い点を簡単に見ていきましょう。
メリット
1.子供たちが興味を持ちやすいコンテンツと操作性
元々子供たちは新しいものに対する順応性が高く、全く新しいデジタル教科書でさえすぐに使いこなせるようになるでしょう。
そして、大人以上に早く操作を覚え、時には使いながら新しい発見をしつつ、このデバイスを使えるようになるのは想像に難くありません。
そんなタブレット端末などデジタル機器に興味津々の子供たちの教科書が変われば喜んで食らいつくに違いありません。
実際に、タブレット端末などを使って授業をしてみた結果、子供たちの評判は良かったようです。
内容も子供たちが興味を持ちやすいように工夫され、しかも画像を拡大したり、色々な色のペン機能を使って書き込みをしたりできるので、より積極的にデジタル教科書と向き合うようになります。
この自分から進んで向き合う姿勢が、勉強の理解を深めるとの感想も聞かれます。
2.紙の教科書ではできなかった機能
先ほど述べたようにペン機能で書き込んだり、写真や画像テキストを拡大できるほか、動画を見たり、インターネットなどを通して多くの情報を収集できます。
更に、数学の図形などでは、図形を自分の思いのままに動かし、あらゆる方向から見て、空間認知能力を高めることも出kます。
何度も何度も再現できるので、英語の発音など分かるまで繰り返すことができます。
発表などで自分の資料をみんなと共有し、言葉だけでなく視覚的にも表現できるので発表も分かりやすくスムーズにできます。
3.物理的に教材が減り、負担が減る
全ての教科書が一つの端末に入っているので、何冊も教科書を運ぶ必要がなくなり、小学生の重いランドセル問題を始め、生徒たちの身体的負担が減ります。
プリントも先生がいちいち紙で刷って配布する必要がなくなり、印刷物を準備する時間が減って先生の負担も減ると同時に、紙の削減にもなるのでエコでもあります。
小テストも端末を通して行えば、集計がすぐにできクラス全体の理解度の把握もできますし、個人のテスト結果も全て自動的に記録されるので、先生が記録する手間が省けます。
そして、それを見て先生が個人の指導に役立てることもできます。
このようにデジタル教科書は、生まれたときからスマホやインターネット、SNSに囲まれ使いこなすデジタルネイティブの子供たちの関心を引くには持ってこいです。
これまでの紙の教科書にはできない機能が沢山あり、それらを活用することによって効率的かつ有効的な学習が期待できます。
デジタル端末を利用すれば、生徒の学習情報がそのまま記録され、彼らの理解度などの状況把握が簡単になります。
そして、これらの情報をもとに生徒一人ひとりの指導を見直し、個別に合った教材を提供できますし、フィードバックを生徒や保護者にすることもできます。
このようにメリットが多いデジタル教科書ですが、当然デメリットなどマイナスの面も指摘されています。
こちらは次回お話しようと思います。
2021.04.03
数学って美しい!GIFを使うとより楽しい。今、話題のデジタル教科書もこのように子供たちの好奇心を刺激し、視覚的に分かりやすくできます。
葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学ぶ感動を得られるよう努めます。
数学というと難しいイメージ、よく分からないものというイメージがあります。
学校でも勉強でしか必要なく、日常からかけ離れたもの、つまらないものと感じる人も多いでしょう。
そんな数学もGIFを使ってアニメーションにすると、感動すら覚えるものに変化します。
本日ご紹介するのは、そんなネガティブな数学のイメージを一新してくれるページです。
『気持ちよすぎる数学的GIFの世界』BuzzFeedへのリンクはこちら
GIFというのはコンピュータのファイル形式で、画像を入力すると簡単につなぎ合わせてアニメーションにしてくれます。
この手軽さから最近は特にGIFを使った動画があふれています。
このページの動画はGIFを使って作成されたものですが、数式やグラフなどが普段と違った視点から見られ、とても面白いものばかりです。
「なるほど、こういうことだったのか。」と改めて理解させてくれるものや、単純にその動きが滑稽なもの。
不思議な感覚に捕らえられたり、純粋に美しいと感じさせてくれるものがあります。
ただ単に嫌悪感を抱くのではなく、こうやって見直すと新たな発見があり、楽しくなってきます。
勉強をただテストのためだけに覚え、その後は役に立たない無意味なものと思わないでください。
このようにちょっとした工夫で、少しでもその面白さや感動を受け取っていただければと考えています。
実は現在、政府が進めているデジタル教科書も同じようにアニメーションやCGを活用し、生徒たちに刺激的に勉強ができる工夫がなされています。
これまでの紙の教科書と違い、絵や図形を動かしたり、動画を流したりできます。
つまり、静的な教材と違い、動的に図などを動かし、しかもそれが何度でも再現できるので、変化などがより分かりやすくなり、しっかりと理解できるまで何度でも繰り返すことができます。
これは今までの教科書にはなかったもので、デジタル教科書に期待が高まる点でもあります。
時代は変わり、技術は進歩します。
その中で教育の在り方も変わっていくのは当然です。
大事なのは、新しい技術を十分に活用しこれまで以上に教育の質を高めることができるかどうかです。
これには教える側の技量が重要で、そのための十分な訓練と経験の蓄積が求められます。
今の教育改革が単に新技術の導入に留まらず、それらを有効に生かせるところまで行けるかどうかが成否を分けるでしょう。
そうでなければ、これまでの失敗例のように、多額の資金が無駄になり、デジタル教科書もただの宝の持ち腐れになってしまいます。
この金が貴重な税金である以上、政府はしっかりと責任を持って教育改革に取り組んでほしいと思います。
2021.03.25
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学校に行きたくても行けない生徒たちの味方です。不登校などで学校に行けず、勉強についていけなくなった生徒の力になります。
学校に行きたくても行けない生徒がたくさんいます。
葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの力になりたいと考えています。
体調やいじめ、家庭の事情、先生との確執や勉強に関する問題など、学校に通えない理由は様々です。
実際に葛西TKKアカデミーでは、体調のせいで登校できない生徒を受け入れて勉強の指導したこともあります。
学校に行ったとしても教室に入れず、保健室や相談室で過ごす生徒も多いそうです。
しかし、そのような場所も限度があり、全ての生徒が利用できる訳でもありません。
また、問題が起こったときも、学校が必ずしも満足いく対応ができるとは限りません。
つまり、学校の対応にも限界はあるのです。
「勉強したいのに勉強できない。」
これは生徒にとって、とても不幸なことです。
以前、行政に働きかけ、そのような生徒の助けになりたいと訴えました。
「地域で一体となって取り組もうと思っていますが、まだ体制が整ってなく、話し合いをしているところです。」
というのが返事で、私は何もできませんでした。
悔しかったです。
学校からの要請がない限り、行政としては認められないそうです。
この時、私はとても失望しました。
なぜなら、今、生徒たちは助けがほしいのです。
それなのに、そんな悠長にしている。
この瞬間にも悩み苦しみ、心に傷を負っているのです。
だから、葛西TKKアカデミーは学校の要請や行政の体制が整うのを待つのはやめました。
とにかく、助けが必要な生徒がいれば誰でも、すぐに手を差し伸べます。
学校では問題解決できそうな場合、学校外に助けを求めてもいいと考えます。
どうしても公的機関では意思決定に時間がかかり、その間に当事者の問題がどんどん深刻になります。
迅速な対応と選択肢を増やすという意味でも、様々な組織と連携を取り、協力することは有効と考えます。
葛西TKKアカデミーはそのような点においても、お役に立てると信じております。
もたもたしている場合ではありません。
葛西TKKアカデミーは大手塾とは違い、小規模だからこそ生徒それぞれの状況に合わせた授業ができます。
学校に居場所が求められないなら、葛西TKKアカデミーは喜んでその空間を開放します。
こちらに通うのが困難であれば、インターネットを利用したオンライン授業も提供しております。
勉強が嫌にならないように様々な工夫も凝ら、分かりやすい授業をモットーとしております。
家庭と本人と連携を取りながら、生徒を一人の人間として尊重し、最善の対応を心掛けています。
それは勉強に限ったものではありません。
この柔軟性と生徒に対する熱い思いが、葛西TKKアカデミーの強みだと自負しております。
学校に通うことが困難である家庭がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
まずはご相談から。
2021.03.06
もうすぐ春休みになります。長期休みはまとめて本を読むのに最適!読書をすれば語彙力と読解力も上がり、今変わりつつある学校教育で求められている能力が向上します。
もうすぐ春休みです。
せっかくまとまって時間があるので、読書をしてはいかがでしょうか。
読書の習慣が身についている子供は新しい学校教育、新しい社会において有利になります。
読書をすると語彙力と読解力などが上がります。
これらは「考える力」を育てることを目標としている現在の教育改革に重要な力です。
学校でよりよい成績を取るためだけでなく、これからの新しい社会において生き延びるためにも、ぜひ本を読みましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学校の長期休みの機会を利用して読書をお勧めします。
20年ほど前、子供たちの読書離れが非常に深刻だといわれ、学校でもそれを改善すべく様々な対策が取られてきました。
「朝の読書活動」という時間を設けてみんなで読書したり、「学校司書」や「司書教諭」を置いて子供たちの読書活動をサポートしたりしました。
また、学校の授業自体でも自分たちで課題に取り組み、そこで「調べ学習」をさせたりと、意図的に読書活動を増やす努力がなされてきました。
「全国学校図書館協議会」によると一か月に読む本の数は、小学生で平均9.8冊、中学生で平均4.3冊、高校生で平均1.3冊と歳が上がるごとに減ってきています。
また、一冊も読まない生徒は、小学生で8.1%、中学生で15.3%、高校生で55.8%となり、特に高校生で本を全く読まない人が大幅に増えています。
その原因までは明確に提示されていませんでしたが、SNSなどの現代特有の環境が関係あるのではないかと推測します。
ところで、この調査ではある条件が整えば子供たちは本を読んでみたいと思うことも分かりました。
全ての学年を通して「暇な時間ができたとき」に約6割の生徒が本を読んでみたいと考えるようです。
これは「何かを知りたいとき」や「楽しみたいとき」などほかの理由が1、2割なのに比べて大きく吐出しています。
つまり、必要性よりも時間的ゆとりの方が読書の動機付けになりやすいようです。
さらに、周囲の人の働き掛けも読書には大きく影響しているようです。
家の人からよく本を紹介されると読書量も飛躍的に増えるようです。
先生から紹介された本を読んでみたいと思う生徒も大変多いという結果が出ました。
逆に全く紹介されない生徒は読書する割合も減っていました。
以上のことから、時間的にゆとりのある長期休みは読書、またはそのきっかけに非常によい時期と分かります。
さらに大人からの働き掛けが大きく影響することから、ぜひ皆さんもお子様に本を紹介してはいかがでしょうか。
はじめは短編小説など取り掛かりやすく楽しめるものがいいでしょう。
以前ご紹介した、「河出書房新社」の『五分シリーズ』などはお勧めです。
子供たちにいろいろな本に巡り合うきっかけを与えるのも重要で、本を多く読めば語彙力も増えますし、正しく情報を読み取る読解力も上がります。
読み取った内容を想像したり理解することは、論理的思考にもつながり、これはインプットだけでなくアウトプットの場にも必要不可欠です。
特にこれから変わる学校教育において、これらの力は成績を大きく左右するものです。
この春休みを上手に使って、子供たちに読書の習慣を身に付けてほしいと思います。
2021.03.04
なぜ学校で英語が身に付かないのか
中高合わせて6年間、生徒たちは英語を学びます。
(しかも、今年度からは小学校でも正式の教科としての英語教育が始まります。)
しかし、その多くの生徒が英語を十分に話せるようになりません。
6年も英語を学んで話せないのは、世界的に見ても珍しいです。
言語体系の違いを挙げる人がいますが、言語体系が異なる国の人々も話せるようになっている事実から、それも外れているでしょう。
ではなぜ、日本人は英語が身に付かないのでしょうか。
結局、日本の英語教育は(他の教科も同様ですが)テストによる評価が目的であり、テストのための手段となっているからです。
勉強の動機づけになっても、身に付け話せるようになる動機付けにはなりません。
英語の授業では、テストで採点しやすいように白黒がはっきりしている文法や記述を重視する。
実践で使う「話す」「聞く」は文面として現れないので軽視する。
これは評価する側の都合による教育で、学ぶ側の都合による教育ではありありません。
テストのための英語なので、テストが終われば意味がなくなる。
だから生徒がその場しのぎの英語しか学ぼうとしない。
定着までいかないから、いつまで経っても身につかないのです。
これが第一の理由でしょう。
上記のような英語学習は楽しくありません。
そして生徒に情意フィルターを植え付け、勉強に壁を作ってしまいます。
これが二番目の理由です。
(情意フィルターに関しては6月29日の記事で触れていますので、そちらを参照してください。)
さらに第三の理由としては、英語習得の過程が言語習得の自然な流れとは違うことでしょう。
学校の英語の授業では圧倒的に「聞く」「話す」という技能の練習が足りません。
でもよく考えてみてください。
聞き取れないものは発音できません。
発音できないものは考えることができません。
人は考える時、頭の中でしゃべっているからです。
また、人間の言語習得を考えても、最初にやるのは聞くこと。
やがて試行錯誤しながら発音をまね、やがて意味を理解するようになります。
「読む」「書く」はその後です。
だからこの手順を踏まないと不自然なのでしょう。
学校の授業は「読む」「書く」に重点を置きすぎて、「聞く」「話す」がないがしろにされています。
これも英語の身につかない理由の一つです。
現在、文科省は学校教育の大きな改革を行っています。
全ての教育がより現実に関連付けられ、そしてこれまでのように覚えればいいではなく、学んだことを利用しつなぎ合わせて、これまでに取り組んだことのない問題、明確に正解と言えるものが一つとは限らない問題(実社会で直面する状況により近い形の問題)を扱えるような人材を育てようとしています。
教育の改革は多岐にわたり、細かい部分にまで至ります。
英語もその中の一つで、小学校からの英語の正式教科化もこのような実践を想定してのことです。
この改革が人と出るか凶と出るかは今のところ分かりません。
しかし、ここで述べたような点(本当は英語のできない理由はこれだけではないのですが)を改め、英語が単なる成績をつけるための道具ではなく、生徒たちが多くの人々と交流し、より多くのチャンスをつかんで、自分たちの人生を豊かにできるようになってほしいと願います。
2021.02.28
親子の会話はとても大事。親子でコミュニケーションがきちんととれていることは子育てにおいて重要です。
親子の関係がうまくいっていると家庭内が円満であるだけでなく、勉強や子供の成長育成にも利点がたくさんあります。
保護者としては、自分の子供が学校でどのように過ごしているかは気になるところ。
勉強についていけているのか、人間関係はうまくいっているのか。
当然これらのことを知り上手に対応することができれば、子供の学校生活でのストレスが軽減され、本人もより楽しい毎日を送れることになります。
少なくとも、自分の悩みや心配事、困っていることを口に出し、誰かに聞いてもらえるとわかるだけでも、子供の気持ちは大きく変わっていくものです。
そのためには親子のコミュニケーションは非常に重要です。
しかし、忙しくてなかなか子供と話す機会が持てない、話してもなかなか分かり合えず、逆にイライラしてつい怒鳴ってしまう、などと言う話もよく聞きます。
やはり、子供との上手なコミュニケーションにはいくつかのコツが必要です。
今回はその点について考えてみましょう。
先ずは子供の様子をよく見て、子供が話しやすい環境を作りましょう
常に子供が話しやすい関係、雰囲気を作ることが大事です。
そのためには第一に子供の様子をよく観察し、子供が話したいなというサインを見落とさないことです。
確かにお父様方、お母様方は仕事や家事で忙しいのは理解できます。
しかし、子育てにおいてはやはり子供のことを優先するべきことがあります。
コミュニケーションはその最たるもので、子育ての根本に当たるものなので、これを失敗してしまうと子育てが非常に難儀になります。
子供のことを理解し、子供のすべきことを見据えて、親は上手に振舞わらなくてはなりません。
こちらから子供の話を聞き出そうとするのは大変な労力です。
だからこそ、子供から話そうとしているときは、最大のチャンスであり、これを逃す手はありません。
特に学校から帰ったときの第一声は気をつけましょう。
せっかく子供たちが学校であったこと(いいこともあれば悪いこともあるでしょう)を聞いてもらいたいと、意気揚々と帰って来た時に、親が怖い顔をしていたり、話しづらい雰囲気を出していたりすると、せっかくの話題を共有したい気持ちも萎えます。
「もういいや」なんて思われれば、子供たちはせっかくの心の扉を閉ざすようになり、その後のコミュニケーションを拒否されるかもしれません。
これは子育てにおいて大きな不利となります。
是非避けたいところです。
自分のことを後回しにしても、子供との会話を優先しましょう(長い目で見るとかなり得です)
確かに親としては心配し親切心で「勉強しなさい」とか、自分のゆとりがなくて手伝ってほしいから「あれやって」などと言いますが、それは子供の話を聞いてからにしましょう。
最初に子供の話を聞ける余裕を持つ(本当は焦ってゆとりがなくても、心の中で深呼吸し冷静になりましょう)。
子供の話を聞いて糸段落就いたその後にこちらの要求を言いましょう。
これは子供を誤解し間違った対応を防ぐために重要です。
先ずは子供に話させる、それを聞いてからこちらが話す。
後だしじゃんけんの方が楽です。
焦ってこちらが先手を取れば、子供に足をすくわれるかもしれません。
コミュニケーションのコツの一つは相手に先に話させるです。
子供が話したいときに話させる体制を作りましょう。
「必ず話は聞くよ」と言う約束を守りましょう
どうしても話を全て聞けなければ少しでも聞いてあげて、後でまた話を聞くよという約束をしましょう(当然約束は守るのが前提です)。
ある程度聞いて、「ちょっとお母さん、今、これをどうしてもしないといけないから、残りは後で話してくれるかな。必ず聞くからね。」などと言って、頭ごなしにコミュニケーションを断つことは止めましょう。
最初から全く聞き入れくれないのとは大違いで、説明が子供はきちんと理解します。
しかも、自分の要求(話したいという気持ち)を少しでも受け入れてくれたのだから、自分も親を信頼し、親のことを優先させてあげようなんて気にもなるでしょう。
この信頼感というのも子育てにおけるコミュニケーションにおいて不可欠な要素です。
そもそも信頼がなければコミュニケーションは成立しません。
その信頼感を醸し出すためには、先ずは子供の言うことを聞いて受け入れてあげてください。
当然子供なので、間違っていること、誤っていることもあります。
それでも頭ごなしに否定しないでください。
子供なりの論理、筋があって言っているので、その姿勢は認めてあげて、「でも、こういう時はどう?」「こんな風には考えられないかな。」と子供に再考できるように誘導してあげるのがいいです。
「自分の言うことを正面から聞いてくれた。」という事実が子供たちの信頼につながり、頼れる大人という認識に至ります。
子供が話したがらないときは、時が来るのを待ちましょう
万が一、重要なことを子供がどうしても話したがらないときは、無理やり聞こうとせず、時間を置いて本人が話せるような心持になるまで待ちましょう。
いつでも話せば聞いてくれるという安心感が大事です。
これがあれば時が来れば話すでしょうし、そのころにはすでに自分の中で問題が解決しているかもしれません。
自分は孤独で絶望的なんて気持ちになってしまうとどうしようもありません。
常につながっていられるということを本人が認識していれば、子供も自分の居場所が守られていると安心し、困難に対して前向きに取り組めるでしょうし、いつでも助けが得られると思えば、怖がることなく積極的な行動がとれるでしょう。
親の対応として肝心なのは、決して焦らないことです。
親にゆとりがなければ、子供がゆとりを持てるはずがありません。
子供と共に泣き、笑い、悩む
共感してあげることも忘れないでください。
自分と同じ考えを持つ、もしくは理解してくれると分かれば、子供は自分からコミュニケーションを取ろうとします。
やはり自分の楽しいこと、嬉しいことはみんなにも知ってもらいたいし分かってもらいたいからです。
このことを理解し、面倒くさがらずに子供の話に乗ってあげてください。
むしろ、子供が自分から話してくれるなんてありがたいことです。
このチャンスを生かし、その後のコミュニケーションを円滑かつ信頼できるものにするためにも、状況に合わせて時には面白そうに、時には心配そうに、場合によっては子供と一緒に起こりながら、話を聞いてあげましょう。
日常のルーティーンとしてのコミュニケーションをしましょう
わざわざコミュニケーションを取ろうとするのではなく、日常の習慣の一つのようにコミュニケーションが取れれば楽になります。
学校から帰ってきて一休みのとき、食事中、お風呂に入るとき、食後のゆっくりしているとき、寝る前のちょっとした時間などどこかで決まって親子の対話をする時間を持つと、何も言わなくても自然とコミュニケーションが取れるようになります。
このようなリラックスできる時間は良質のコミュニケーションを取るには最適です。
特に明るい雰囲気があれば、子供はコミュニケーションが楽しくて積極的に自分のことを話してくれます。
これは子供が何に興味を持ち、何に悩み、何を望んで、どのように考えているかを知る絶好の機会です。
これらの情報が分かれば、子供をより深く理解でき、子育てが楽に、そして上手にできるようになります。
そのためには毎日の規則正しい生活は必要条件ですが。
とにかく、無意識にコミュニケーションができているというのは子育てにおいて非常に優位なことなので、コミュニケーションの習慣化を心がけましょう。
以上、親子のコミュニケーションについて話しました。
これらのことができれば素晴らしいです。
しかし、現実には上手くいかないこともあるでしょう。
時すでに遅しで、すでにコミュニケーションが取りづらくなっている家庭もあるでしょう。
子育ては小さい頃からの積み重ねで、今苦しんでいる場合はその要因はずっと過去に潜んでいることが多いです。
だからこそ、子供が小さい時から真剣に、そして慎重に考え接しなければ、後で大きな不利益を被ります。
毎日の親子の関わりを面倒くさがらずに大事にしてください。
2021.02.27
テストの見直しをしよう。テストは済んだら終わりじゃない。見直しがより勉強を深めてくれます。
春期講習受講生募集中!
コロナで遅れた授業を取り戻すべく、学校はいつも以上に速いスピードで授業を進めています。
通常では大丈夫な生徒も、追いつけない。
でも、学校の先生は忙しく一人ひとり見ていられない。
そんなときは葛西TKKアカデミーが親切丁寧に指導しますよ。
また、コロナ禍で家計が圧迫し、塾に通わせられない、これまで通っていた塾をあきらめなければならない。
そんな人にも葛西TKKアカデミーがお役に立ちます。
個人塾だからこそ、全ての家庭の樹上に合わせて授業を提供し、料金も設定できます。
いえ、お金なんか気にしないでください。
子供たちの学びを守るのが第一です。
新規生徒は春期講習が無料です。
この機会に葛西TKKアカデミーを体験し、その良さを知ってください。
詳しくはお問い合わせください。
今週は学年末テストで大変だった生徒も多いことと思います。
テストが終わりホッとしているところではないでしょうか。
そして、来週にはテストが返されて点数を見て一喜一憂することでしょう。
でも、テストはやったら終わりではありません。
実はテスト後の見直しが子供たちの学びを深めてくれます。
だから、点数を見て終わりではもったいない。
点数が悪ければ悲しんで終わりではなく、悪かったからこそ学びのチャンスです。
私は強く言いたいと思ます。
人間の記憶は回数×インパクト。
例えば交通事故の現場など、頻度は少なくても非常に印象深い出来事であれば、一回でも詳細に覚えているものです。
また、掛け算の九九のように、単調で何の面白みのないことでも、回数をこなすことでいつの間にか身に付けることが出きます。
このように長期記憶を獲得すれば、たとえ長い間忘れていても、何かの拍子に次々と記憶を再構築することができます。
そこでテストの話ですが、生徒たちが一生懸命頑張ってテスト勉強をし臨んだテストです。
テスト中も含めて、全身全霊を傾けたこの経験は、生徒たちの頭に強烈なインパクトを残す助けになります。
しかし、テストが済んでそれで終わりならば、残念ながら記憶はまだ定着しません。
テストが戻ってきたとき、自分の間違った問題をもう一度確認してください。
頑張ったのにできなかった問題は非常に悔しいでしょう。
この悔しさがインパクトになり、見直した内容をより深く脳裏に刻むことができます。
もちろん、正解した解答も同様です。
努力が報われた喜びも脳への大きなインパクトになります。
こうしてこれまで勉強したことがより深く根差して、学びを定着させます。
つまり、テストで間違えが多いというのは、そこから学べることも多いと考えて、このチャンスを逃さず勉強に活用してください。
そうでないともったいないです。
確かに定期テストは生徒たちにとって大きなイベントであり、そこで成果を上げるのは重要です。
しかし、同時にこれで終わりではありません。
入試など、もっと先の大きな目標があるはずです。
最終的にはそこで結果を出すのが一番大切です。
だから、定期テストが悪かったからと落ち込んで終わりにするのではなく、この機会を無駄にせず自分にとってプラスになるように使うのが賢いやり方です。
こうして勉強したことを覚えると、それは長期記憶になります。
そして、ちょうど歌を歌う時のように、思い出そうとすると苦も無く次から次へと学んだことが出るようになります。
毎回のテストの後のちょっとした心がけですが、これが積み重なったとき、その違いは非常に大きくなります。
勉強で今だけを考えるのではなく、将来を見越すならば生かせるチャンスは貪欲に利用しましょう。
一人で見直すのが難しいという人は葛西TKKアカデミーが協力しますよ。
一人でも多くの生徒がたくさん学べるようにといつも願っています。
2021.02.25
受験でもしうまくいかなかったら。
受験シーズン真っただ中。
これまで苦しい受験勉強をよく頑張ったと思います。
特に今年は大学入試で大幅に制度が変わり(しかも新制度がどうなるか明示されたのが一昨年前になってやっと)、更に去年にはコロナ禍で一斉休校があるなど、本当に今年度の受験生は混乱でこの先どうなるかもわからないまま入試に臨まなければならないという通常にはない困難に向き合わなければなりませんでした。
それでもめげずにどうにかしようと全力で励んでいる受験生の皆さんには敬意を表します。
だから、全ての受験生がうまくいって、自分の希望する学校に進学してくれることを心より願いばかりです。
しかし、現実はなかなかそうもいかないものです。
万が一ということはあり得るのです。
そこで今日は、受験にうまくいかなかったとき、受験生に対してどう接するべきか考えてみます。
親としては焦らずパニックにならないことです。
本人は当然落ち込むし、意気消沈という状況でしょう。
そんなときに肝心の親がパニックで当てにならないようでは困ります。
心が傷ついている時だからこそ誰かに頼りたいし、恥ずかしくて逃げ出したい気持ちだからこそ守ってほしと思います。
親は自分にとって一番の味方出会ってほしい時に取り乱しているようでは、子供は余計に苦しみ立ち直ることもできないでしょう。
この失敗が自分を一生価値のないものにしてしまうという恐怖。
そして、もう自分は生きていても意味のないものだと感じる自己否定。
このような感情が心を支配するかもしれません。
こういう時だからこそ、親はどっしりと構えて、今うまくいかなかったからと言って、それで人生終わりではないんだということを分からせてあげてください。
入試という点では失敗かもしれませんが、人間として否定されたのではありません。
むしろこの失敗から学び、今後の人生に役立てることが大事なのです。
これまで受験勉強を頑張って、それが全て無駄になったなんて思わないでください。
無駄かどうかは自分の心がけ次第です。
受験を失敗しても、この経験があったから自分は強くなれた、大きく成長できたという人はたくさんいます。
現状を見つめたうえで前向きに生きることが大切です。
その手助けをできるのが、経験を積んだ人生の先輩である親ではないでしょうか。
受験で合格させるために自分の全てを捧げる親がいます。
その熱意は悪くないのですが、その思いが強ければ強いほど、失敗した時の反動が大きい人がいます。
そして、子供に不用意な言葉を投げてしまう場合があるので、気をつけましょう。
自己犠牲に陶酔し、自分が何で子供に受験をさせるのか、その本当の意味を見失っている人がいます。
期待が大きくなり、不合格を自分への裏切りのように感じ、「なんで合格できないのよ。」とか「恥ずかしくて外を歩けない。」とか、そんな深い意味のつもりではなくても、つい子供に言ってしまうことがあります。
先ほど申し上げたように、親以上に本人もつらいのです。
だからこそ、それに追い打ちをかけるような言葉は、たとえ軽い気持ちとしても、いけません。
そんなことをしてもせいぜい親の責任逃れ程度にしかなりません。
そのために子供は大変傷つき、人生に大きな影を落とすかもしれません。
それはいけない。
大事なのは現実を受け止めた上で、これからいかに前向きに生きていけるようにできるかです。
子供のためと言いながら、自分のための受験になっていませんか。
「世間から笑われる。」とか、「みんなのうわさになる。」なんて発言は、自分をよく見せたいという欲求を満たされなかったからこそ出てくる言葉です。
また、子供も「自分のために色々してくれた親に報いなければならない。」というプレッシャーを感じ、それに答えられなかったときは「自分はダメな人間だ。」と生きていくのも嫌になります。
親も子も受験を通して相互に期待・依存しているのです。
今一度、受験の意味と目的を考えてください。
受験は手段であり目的ではない。
上手くいかなければ他の方法を考えればいい。
そう思えば落ち着くし、冷静になれば今の現実において何が自分にとって最良かを判断するのは難しくありません。
周りの目を気にする必要は全くありません。
自分の人生だし、周りが言うことは無責任で大きなお世話と思えばいいのです。
大学に合格して四年間を遊んで暮らせば、その時間はその人には無意味だろうし、不合格でも別の道を見つけまい進すれば、そちらの方が人生には糧になるでしょう。
ものは考えようです。
結果だけを見つめるのではなく、結果が出た後をどう過ごすのかが大切です。
(入試は目的ではなく通過点の一つにすぎず、実はその後の方が重要だとは不合格になった生徒だけでなく、合格した生徒にも念押しするために私が言うことです。)
受験のために頑張ってきた根本的理由は何でしょう、自分が目指す目標は何でしょう。
それを一緒に考えられる存在、苦しい時に相談できる頼もしい存在であってください。
そうなれば子供たちもいち早く立ち直り、前向きな気持ちでこれからの人生を歩むことができるでしょう。
2021.02.23
「GIGAスクール構想」って何?今、文科省が進めようとしている新しい学校教育のスタイルです。
現在、日本の学校教育は従来の教育から大きく変わり、新たな時代に子供たちが困らないようにと新しい教育体制へ移行しつつあります。
この度の大学入試におけるセンター試験から共通テストへの移行も、これら教育改革の中の一つです。
日本の教育が、その理念、方法、環境とあらゆる面で生まれ変わろうとしています。
その中で、去年、文科相が打ち出したのが「GIGAスクール構想」です。
今回はこの文科省が目指す新しい教育スタイルについてご紹介します。
「GIGAスクール構想」は2020年に文科省が発表した新しい学校教育の在り方です。
これは学校のITC環境を整えて、高速大容量通信ネットワークを使い、日本全国全ての生徒が一人一つずつ端末を使えるようにすることで、特別支援を必要とする子供を始め様々な状況下にある子供全てを誰一人残すことなく、公正で最適化された教育を提供し、全員の資質と能力を育てる構想です。
これまで蓄積された教育実践におけるノウハウにITCを取り入れることで、学習活動がより充実し、主体的かつ対話的なより深い学びが得られる授業が受けらるとのことです。
調べものはインターネトを使って調べ、それらの情報を収集する過程で情報の整理分析取捨ができるようになります。
そして、パソコンを使うことでこれまでのような文章だけによる表現にとどまらず、写真、音声、動画などいろいろなメディアを使った発表、発信、作品ができるようになります。
更に、通信ネットワークを使うことで、遠距離や離島など地理的不利を解消すると同時に、これらのこれまで学習機会に触れるとが難しかった、もしくはできなかった生徒たちにも都心の生徒と同じように学習のチャンスに触れられます。
しかも、ネットワークの利用は学校内の枠を超え、リアルタイムで区域外、海外の生徒と共同して活動できるようになりますし、大学や専門機関との連携も可能となります。
デジタル教材を使い、誰もが分かりやすく興味を持ちやすい教材が提供でき、生徒一人ひとりの反応や考えを瞬時に捉えて、先生と生徒が双方向に発信しながら授業を進めることができます。
しかも、小テストなども全てデジタル教材で行うので、クラス全体だけでなく生徒一人ひとりの学習習得状況も把握でき、それぞれの進度に合わせた学習教材支援を提供もできます。
更に驚くべきことは、これらの各教科の学習活動を横断的につなげSTEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育を実施することが可能で、実際の社会問題解決に向けた教育を行えるようになるそうです。
その探求の過程においてもICTを活用でき、課題の設定(社会もんだなどの現実にある問題を見つけ出す)、情報の収集(資料、文献の検索などICTを使っての情報を探す)、整理・分析(自分が集めた情報を統計や思考ツールなどで分かりやすくまとめ理解する)、まとめ・表現(自分たちの研究を論文にしたり、パソコンを使ってプレゼンテーションで発表したり、これらを多彩なメディアを通じて発信する)の全ての段階においてITCが有機的につながり、効率的に活動できるようになります。
また、これらの探求における、情報収集発信を通して情報に関するモラルも学べるということです。
以上が文科省が発表した「GIGAスクール構想」です。
今回のコロナ禍では、ITCが整っていた多くの私立学校はそのまま一斉休校中でも学習を継続できた一方で、ITCがあまり進んでいなかった多くの公立学校では学習活動はほぼできなくなり、結果、両者に通っている生徒間の学習格差が広がったと指摘されています。
災害などの緊急事態でもITCを活用できれば、勉強を滞りなく進めることができると期待されています。
日本の学校におけるITCの利用はOECD諸国の中でも最下位で、ほとんど活用していないことが分かります。
当然、日本の教育はITCという観点において、諸外国から大幅に遅れを取っており、これも文科省が「GIGAスクール構想」を推し進めようという理由になっています。
更に付け加えるならば、これか技術が進みITC化がより身近になる世界において、これからの日本の若者が対応し、諸外国と対等にやりあえるようにしなければならないという、経済界からの要請もあるように思えます。
いずれにしても、これからの学校教育が大きく変わり、私たちがSFの映画やドラマで見ていた場面が、現実の教育現場で見られるようになるのです。
「GIGAスクール構想」についての長所短所、賛否両論は既に上がってきていますが、今日のところはここまでとします。
この点に関しては後日まとめて議論したいと思います。
2021.02.22
中学三年生は都立高校入試お疲れ様でした。しかし、来週は学年末試験です。そこで定期テスト前恒例 塾無料開放!テスト対策実施中!葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーでテスト勉強しましょう!
中学三年生は都立高校入試お疲れ様でした。
手ごたえがどうであれ、もう結果は変わらないので、気持ちを切り替え次のステップに進みましょう。
なぜなら、来週は学年末試験があるからです。
とは言え、長い受験勉強で疲れているでしょうから、今日はぐっすり寝て十分な休息を取り、明日からまたテスト勉強を頑張りましょう。
一、二年生もテスト勉強は進んでいますか。
課題をきちんと間に合わせ、これまで習ったことの確認をしっかりすれば大丈夫です。
課題は終わっていますか。
課題を提出しなかったり、出すのが遅れたりすると成績がかなり下がります。
逆に出せば自動的に評価が上がるので、課題は絶対にきちんと出しましょう。
教科書やノートを見てもいいから、やるだけで成績が上がるなんてお得ですよ。
是非、きちんとやりましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、テスト対策と称して全ての中学生のために塾を開放します。
いつでも自由に来て勉強してください。
塾生でなくても大歓迎です。
自習に来て課題を済ませたり、テスト前の練習問題をしましょう。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中して勉強ができます。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
葛西TKKアカデミーでは皆さんに良い成績を取ってもらうため、平日の夕方から塾を全ての生徒のために開放しています。
学校帰りに立ち寄っても結構です。
更に今回はテスト前の23日が祝日となっており、直前の最後の追い込みができます。
これはチャンス!
この日も1日、塾を開放していますから、遠慮なく葛西TKKアカデミーで勉強してください。
誰でも気軽に使ってください。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2021.02.19
日曜日は都立高校の入試日。試験前の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは受験生の皆さんを応援します。
コロナ禍でいろいろありましたが、いよいよ日曜日は都立高校の受験日です。
コロナウイルスで十分な勉強もできなかったかもしれませんが、それは他の人も同じと思いましょう。
どの受験生もこの日に備えて、これまで一所懸命に勉強してきたことと思います。
一応、一斉休校を考慮して試験範囲は考えて出題されるようですが、具体的にはいまいちよく分かりません。
そんなこと関係なく、いつも通りどの分野が出ても大丈夫なようにしたいですね。
因みにコロナウイルス感染防止の対策として、会場では以下のことを実施するようなので気をつけてください。
・マスクを正しく着用する
・サーモグラフィによる検温(37.5℃以上ある受験生は試験を受けられません)
・濃厚接触者は別室での受験
・入退室時にアルコールによる手指の消毒
・換気時に窓の開放(防寒具の用意)
・休憩時トイレに行くときは監督者が案内
・他者との会話は控え、昼食は前を向いて食事をし、終わったら速やかにマスクをする
自分の持てる力を全て出し切って悔いのない受験にしてください。
今日は、試験前日(明日)の過ごし方についてお話します。
ここまで来たら、もうやるしかありません。
じたばたしてもしょうがない。
腹をくくって明日に備える。
直前に不安になって、教科書を一から開いて夜更かししてはいけません。
そんな付け焼刃をしても、大して結果は変わりません。
むしろ、寝不足で実力が発揮できない方が問題です。
つまり、前日は万全の体調に整えることを第一に考えてください
しっかり睡眠を取り、精神を安定させて、ゆとりを持って試験に臨めるようにすることです。
先ず、睡眠です。
早寝をして翌朝はスッキリ目覚めるようにしてください。
人間の脳が本格的に働き始めるまでに、起きてから2時間かかると言われています。
試験開始から逆算して、その2時間前には起きていないといけません。
気になって勉強したくなるかもしれませんが、ここは自分を信じて勉強から離れましょう。
どうしても見直したいときは、夜ではなく早朝にしてください。
それも細かいところを逐一チェックするのではなく、ざっと目を通すくらいにしてください。
もし緊張や考え事で寝付けなくなったら、無理に寝ようとせず、目を閉じてじっと横になってください。
それだけでも体はかなり休まりますから。
次に食事です。
朝食は食べ過ぎないように、腹八分くらいがいいです。
こってりとしたものではなく、あっさりとして消化にいいものを食べてください。
食べ過ぎると苦しくなるし、血液も消化に取られ、頭の方に回らなくなります。
食べる時間も試験直前ではなく、余裕を持ってゆっくり噛みながら、落ち着いて食べられるようにしてください。
出発について。
持ち物や着替えは前日に用意し、全てそろっているかチェックしておいてください。
当日に慌てて忘れ物をしてはいけません。
受験票など忘れても試験は受けられますが、その事実が精神的にダメージを与え、本領発揮できなくなることもあります。
当日はそのまま出かけられるようにしましょう。
そして、出発時間ですが、これも余裕を持って早めにするのがいいです。
電車が止まったり遅れたりすることもあります。
どんなトラブルがあるかもしれません。
だから早めに家を出て、どのような状況にも対応できるようにしましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら、落ち着いて試験会場か大学入試センターに連絡をしてください。
きちんと対応してくれるはずです。
会場には試験開始の30分から1時間前に付けるようにしてください。
テスト前に試験会場をぐるっと一周できるくらいの余裕があるといいです。
落ち着いて深呼吸して待ちましょう。
最後に、繰り返しになりますが、直前にじたばたしても仕方ありません。
実力以上のことはできません。
だから、本番で実力を100%出すことに集中してください。
やれることをやればいいのです。
そう開き直ると気が楽になると思います。
そして、「自分はできる」と自分に言い聞かせてください。
精神の当たれる影響は非常に大きく、どのように気持ちを持っていくかで結果が左右されます。
スポーツ選手もイメージトレーニングで、本番に精神状態を最高に持っていきます。
受験生の皆さんもそうしてください。
これらに加え、今年はコロナウイルスへの対応も大事です。
試験会場はもちろん、会場への行き帰りも人ごみを避け、マスクなどの対策を怠らないようにしてください。
そして、明日うまくいかなくても気にしないでください。
いろいろ引きずって後悔しても、一度やってしまった試験の結果は変わりませんから。
色々悔やんでも仕方ありません。
そうならないためにも、今、自分のやれることをしっかりやる。
それだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
コロナウイルス対策、防寒もしっかりして、風邪などひかず万全の態勢でテストを受けてください。
葛西TKKアカデミーも受験生の皆さんを応援しています。
2021.02.18
来週は学年末テスト。この週末はまとまって勉強する最後のチャンス。葛西TKKアカデミーでは「塾無料開放」と称して今度の土日は15時~21時まで開けています。是非勉強に来てください。
もう来週は学年末テストです。
準備は進んでいますか。
課題は終わっていますか。
課題を提出しなかったり、出すのが遅れたりすると成績がかなり下がります。
逆に出せば自動的に評価が上がるので、課題は絶対にきちんと出しましょう。
教科書やノートを見てもいいから、やるだけで成績が上がるなんてお得ですよ。
是非、きちんとやりましょう。
葛西TKKアカデミーでは皆さんに良い成績を取ってもらうため、平日の夕方や週末の15時から塾を全ての生徒のために開放しています。
誰でも葛西TKKアカデミーを遠慮なく気軽に使ってください。
来週が期末テストということは、この週末がまとまって勉強する最後のチャンスです。
学校の教科書やワーク、プリントやノートを使って、学校の授業で何をやったのか復習しましょう。
学年順位が低い人はとにかく基礎をしっかり理解し、基本問題は確実に解けるようになってください。
特にワークはそのままテストの問題として出されることも多いので、ワークの基礎問題は絶対に解けるようになってください。
とにかく基本固めだけで十分です。
余裕があれば応用問題に取り組みましょう。
基礎がもうできている生徒はワークだけでなく、それ以外の応用問題に取り組んでみましょう。
勉強の細かい内容、より複雑な問題に取り組み、分からなければ解答を見てなぜそのような答えになるか確認してください。
分からない問題を何分も時間をかけて考えても時間の無駄なので、効率よく答えを利用して学びましょう。
そして、定期テストはかなり出題範囲が限定されているので、同じ問題、同じ学習事項、基礎や学習ポイントを何度も繰り返し、着実に自分のものとして身に付けましょう。
葛西TKKアカデミーの「塾無料開放」も利用してください。
勉強に集中できる環境で自習し、分からないときは先生に自由に質問できます。
また、希望があれば新しい問題をもらうことも可能。
どんどんまとめや勉強を進め、成績を上げて周りのみんなを驚かせてやりましょう。
塾生でなくても構いません。
誰でも利用できます。
皆さんの成績が少しでも上がるようにお手伝いします。
お待ちしていますので、皆さんどしどしお越しください。
(ご利用されるからは来る前に一度ご一報お願いします。)
葛西TKKアカデミーの「塾無料開放」
課題をやるので精一杯、答えを丸写しじゃ勉強になりませんよ。
そんなときは葛西TKKアカデミーでテスト対策。
今なら全ての生徒のために塾を無料開放、自由に利用できます。
もちろん、葛西TKKアカデミーの塾生でなくても大歓迎です。
日曜日も14時から21時まで開放、そして、平日も夕方から利用可能。
せっかく無料なので遠慮なく利用し、お得に成績を上げてください。
今日も生徒たちが来て学校のワークをやったり、こちらで用意したプリントをやったりしています。
明日も来るそうです。
皆さんも遠慮なく気軽に来て、勉強してください。
全ての中学生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
ここなら誘惑もなく集中して勉強できるでしょう。
分かれなければ先生に質問もできます。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰っても構いません。
今度の土日はテスト対策を行います。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2021.02.16
共通テストを振り返ってみましょう。(その二)
前回は共通テストでの大量の資料をどうにかならないのかというお話でした。
本日は今回実施された共通テストに至るまでの経緯を振り返ってみましょう。
これまで大学入試方法の変更は何度かありました。
でも、そこには「二年前ルール」という暗黙のルールがありました。
これは新しく入試が変わるときは二年前に明確にどのようなものになるかを示すというもので、これにより新制度に切り替わっても受験生は入試の対策をしっかりして受験に臨めたわけです。
もちろん二年前に不備などで提示できなければ導入を遅らせていました。
しかし、今回の入試改革は異例でした。
2020年からの変更が先に決められていました。
新制度の不備や疑問に対する明確な回答は文科省からなく、強行に実施を推し進めてきました。
この点に関しては以前書きましたのでこちらを参照してください。
公平性の問題や家庭の経済的状況での不公平の拡大など、素人目にも問題の多い仕組みとなっていました。
『激震!大学入試での英語の民間試験利用が延期。言いたいことは多々あれど…。』へのリンクはこちら
そして、本番の一年前になってまさかの方針転換。
入試改革の目玉と言うべき英語の民間試験活用、記述式問題の導入、調査書の合否判定での活用、これらすべてが中止となり、それまでこれらの対策をまじめにしてきた受験生たちを落胆させました。
にもかかわらず、二年前ルールを無視して、入試制度の変更は当初の予定通り今年からになりました。
これにはオリンピックイヤーという教育には関係ないイベントが理由になっているとか。
その肝心のオリンピックも延期され根本の理由もなくなったのですが、文科省の面子のためでしょうか、関連する特定の企業への利権問題でしょうか、これまでのように受験生に配慮されることなく、受験生や保護者、先生方の不安を払しょくするためのしっかりとした説明もなく、今年強行されることとなったのです。
直前での変更に現場は混乱し、最初の文科省の指針を信じてまじめに準備してきた受験生には、これまでの努力を無にされたような今回の仕打ちに気力を失い、自分の将来を悲観し、何をやっていいのかすらよく分からない受験をあきらめるものも少なくありませんでした。
しかし、今年の共通テストをめぐる混乱はこれだけに留まりませんでした。
新型コロナウイルスの感染拡大です。
社会的問題となり、昨年三月からの一斉休校は受験生に大きな衝撃と不安を与えました。
受験勉強の大事な時に学校が休みになる、授業が進まなくなり、受験に向けた講座や授業がなくなる、分からないときでも先生に質問できない。
IT化の進んでいた私立高校はオンライン授業で学習を滞ることなく続けられたのに対して、多くの公立高校ではそれができず、せいぜい慌てて作ったプリントを配られる程度。
家計にゆとりがある家なら塾や予備校、家庭教師など、休校分を補えるでしょうが、コロナウィルスで社会活動が大幅に停滞し、仕事がなくなってしまった家庭(特に非正規労働者など)では、収入がなくなり、補習どころか今通っている塾や予備校もやめなければならない事態に陥りました。
ここでも家庭の経済環境で受験生の間に格差が生じました。
この不公平の是正方法として、入試を二月、三月から九月に変更するという案(受験生に十分な準備期間を与え格差を減らすと同時にウイルスが活発な時期の入試を避けようという案)もありましたが、議論はいつの間にか学校の9月入学の議論にすり替えられ、結局どのような話し合いが持たれたかも明らかにならないまま、例年通りの二月、三月の入試となりました。
それからコロナウィルスの第三波が拡大する中、緊急事態宣言が出され入試が本当に安全に公正に行われるのかという話題が広がりました。
政府は感染対策を十分にする点、若者の感染による重症化が低く、もともと入試等状況自体がウイルスの感染が比較的しにくい環境であることなどから、当初の予定通り共通テストが行われました。
文科省としては感染者や濃厚接触者になった受験生のために別室受験や試験日の追加などの対策を講じているので問題ないということでした。
実際に初めての共通テストが行われ、カンニングや終了時間のミスなどはありましたが、コロナウィルスでの問題は報告されておらず、一応テスト自体は無事に終わった形となりました。
ざっと経緯を振り返ってみましたが、本当に今年の受験生は周りに翻弄されてばかりの年となってしまいました。
本来なら他のことに気をかけずに受験のみに集中して自分の実力を上げ、持てる力を全て出し切って悔いのない受験をしてほしかったのですが、今年はそれはかないませんでした。
原因は明らかに文科省にあると思います。
一貫して中央からのトップダウンでの意思決定。
受験生や保護者、現場の学校などの疑問や質問にはまともに答えず、当事者の無理解のまま、ただひたすら自分たちの作ったスケジュールに従って物事を推し進めていく。
そして、ギリギリになっての手のひら返し。
更にコロナウィルスという不測の事態に対しても、十分にリーダーシップを発揮し全ての生徒のために全力を尽くしたかと言うと、残念ながら肯定はできません。
結果、受験生は不安を抱えたまま受験をせざると得ませんでした。
大人の都合で振り回されながらも試験に臨まなければならなかった受験生が本当に可哀想であり、安心を提供できなかった大人として情けなく感じます。
文科省の現実を見ない理念によって、人生を左右する大きな試験を納得できる形で受けられない受験生、または、先行きが分からないまま翻弄されるのに疲れて入試をあきらめた(あきらめざるを得なかった)生徒たち。
この責任はどうなるのでしょうか。
2021.02.15
私立大学の入試は始まっています。私立高校の入試も本格的に!受験前日の過ごし方についてお話します。葛西TKKアカデミーは生徒みんなの受験が成功するよう応援します。
今年は入試制度の変更やコロナウイルスなどで例年以上に混乱していますが、2月に入って私立大学や私立高校の入試が本格化しています。
そして、来週には都立高校入試や国公立大学が始まります。
テスト直前で焦る気持ちは分かりますが、ここまで来たら慌てず焦らず勉強よりも体調管理などに重点を置いて、試験当日に実力が全て発揮できるように準備しましょう。
受験生皆さんの成功を願っています。
そこで本日は、以前お話したことと重複する部分もありますが、試験前日および当日の過ごし方についてお話します。
1.前日は勉強しない
今日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が恐ろしいです。
不安でしょうが、考えても仕方ありません。
割り切って勉強はしないで、精神と体のコンディションを最高に持っていく方が賢明です。
2.前日に準備は終わらせる
持ち物や着替えなど、受験の準備は前日に終わらせましょう。
当日の朝慌ててやると時間が間に合わなくなり、焦って心が落ち着かなくなります。
また忘れ物もしてしまいます。
会場までの道のりも確認し、必要であれば地図も用意しましょう。
3.リラックスして精神を落ち着かせる
夕方帰ってきたら早めに食事をしてゆっくりお風呂に入りましょう。
そうして精神をリラックスさせてください。
気持ちが不安定だと、いい結果は残せません。
就寝1時間前の入浴が眠りにはいいと言われています。
4.食事
夕食と朝食はこってりしたものは避けましょう。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
特に朝食でとりすぎると消化に血液が使われ、頭まで回りません。
全く食べないのもよくありません。
脳は体内で最もエネルギーを使う器官です。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
5.早寝早起き
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝6時には起きないといけないことになります。
そのためには早寝早起きが大事です。
つまり、夜更かしをしてはいけません。
どうしても眠れないときは無理に寝ようと考えず、目を閉じて静かに横になりましょう。
こうするだけでも体の70%は休めます。
逆にあれこれ考えると余計目が冴えてきます。
足元を暖かくするのも効果的です。
6.早めの出発
当日は何があるか分からないので、出発は早めにしましょう。
電車やバスが遅れたり、道に迷ったり、思わぬ怪我をしてしまったり。
会場につくまでトラブルが起きても対応できるようにしてください。
もし何か起きたら、速やかに試験会場に連絡しましょう。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが丁度いいです。
会場を軽く散歩したり、窓からの景色を眺めたり、深呼吸したりして、気持ちを落ち着け集中力を高めましょう。
7.自分を信じ力を出し切る
これまで十分に準備した人もしてこなかった人も、今となってはじたばたしても始まりません。
今できることは自分を信じ、持てる力を全て出し切ることだけです。
ダメだとか不安だとかネガティブな気持ちでいると本当にそうなります。
人間はメンタルが実力発揮に大きく影響を与えます。
「自分はできる、大丈夫。」と自分に言い聞かせ、自己暗示をかけてください(スポーツ選手がよくやります)。
そうすると思いもかけない力が出るものです。
これらに加えて特に今年はコロナウイルスに注意して、可能な限り外出は避け、感染防止に心がけましょう。
感染症なので、受験生本人だけでなく家族も気をつけ、自分がコロナウイルスを家庭に持ち込んで感染させるなんてことがないように、できる全ての手段を講じましょう。
この点は共通テスト前に触れたことがあるので、そちらを参考にしてください。
今は結果を考えるより、目の前の試験で自分のベストを尽くすことだけ考えましょう。
結果は後からついてきます。
ギリギリまで入試制度がどのように変わるのかはっきりせず、なかなか対策ができなかったり、コロナウイルスで受験前の大事な時期に学校が休校になったり、そもそも試験そのものも当初の予定通り行われるか、そして、コロナウィルスの感染におびえながら不自由な日常の中で勉強をしなかればならなかったり、本当に厳しい受験生生活だったと思います。
もう少しです。
気を緩めることなく、試験時間の許す限り、諦めずもがいてください。
自分のベストを尽くせばいい、やれることを全てやって、持っている力を出し切ればいい。
後悔のない受験になりますように、そして、皆さんのご健闘と幸運をお祈りいたします。
2021.02.11
学年末テストも近づいてきています。葛西TKKアカデミーではテスト対策を行います。ところで課題のワークについて誤解している生徒がいるようなのでお話します。
今は大学入試のことでニュースが飛び交っていますが、実は学年末テストも近づいています。
皆さん、準備は進んでいますか。
定期テストと言えば、いつもついてくるのがテスト範囲のワークをやってくるという課題です。
しかし、生徒の中にはこの課題を誤解している人がいるようです。
今日は、この誤解を考えていきたいと思います。
ワークのことを勘違いしていた人はこれを機に、正しくやってテストに臨みましょう。
誤解1:ワークはワークだけしか見てはいけない
ワークをするとき「分からない」と聞いてくる生徒がいます。
分からないから質問するのはいいのですが、自分がちょっと努力すれば分かるものまで聞いてきます。
「そんなことは教科書を見ればすぐに見つかるよ。」と言っても、「教科書を持っていません。」と。
どうやらワークをするときはワークだけで解けないといけないと思っているようです。
ワークを一瞥して分からないから、「もう自分にはできない。」と勉強をあきらめる。
勉強をしない言い訳にしたいのかもしれませんが、そんなことを言っても課題から逃げられはしないのだから仕方ありません。
単純なことです。
教科書を見てください。
ワークと言うのは教科書に基づいて作られており、教科書で習う内容を身に付け、より深く理解する手助けになるように作られています。
だから、ワークの前提は教科書を見ることです。
ワークの問題をやって、分からないとことは教科書を見て調べる。
この調べるという過程で、理解が深まり学習が身に付くようにできています。
「見てはいけないと思った。」なんてよく言いますが、テストではないので見ていいのです。
むしろ、見ないといけません。
そうすればワークの問題もどんどん解けていきます。
誤解2:ワークは答えを写せばいい
よく、テスト前日になって慌ててワークの答えを写して、それで課題を終わらせる生徒がいます。
確かに形式上は課題をやったことになるかもしれませんが、これは全く意味のないことです。
先ほども述べたように、学校はワークを通して学習を深めてほしいと考えて課題を出しているのです。
自分で考え、分からないときは教科書を調べ参考にして解答を書く。
答え合わせをして間違っているところがあれば、そこは自分がしっかり勉強しないといけないところだと分かる。
そして、また教科書を調べたり、先生や友達に質問したりして分からなかった問題を解決していく。
それでも分からないとき、質問ができないときのためにワークの答えには解説がついていて、そこで学べるようにできているのです。
答えはそのためについているのです。
決して答えを写す練習のためについているのではありません。
写すだけなら何の勉強にもなりません。
当然、テストの点は上がらないし、その場しのぎでごまかしても、またどこかでもう一度勉強しないといけません。
二度手間です。
それなら、やるべき時にきちんとやって交互に憂いを残さないようにワークを頑張りましょう。
定期テストの問題の多くはワークからそのまま、もしくは少し変えて出されるので、ワークさえしっかりやっていればそれほど悪い結果にはならないはずです。
しかも、答えを写して形式的にやりましたということにしても、学校の先生にはすぐばれます。
テストの結果を見れば本当にやったか、答えを写しただけかすぐに分かります。
誤解3:ワークは提出しなくてもいい
「どうせ成績は定期テストの点で決まるのだから、ワークは別にしなくてもいい。」と考えているなら大きな間違いです。
確かにテストの結果は成績に大きく影響しますが、提出物を出さないのは平常点を大きく下げます。
いくらテストの点が良くても、ワークを出していないと成績が上がることは難しいと思ってください。
間に合わないから出さないというのも行けません。
期限に遅れるのは大きな減点ですが、出さないよりはいいでしょう。
ただし、その時は事前に先生に遅れる理由を言って、いつまでに提出すると合意してもらわないといけません。
ワークをすること自体がテスト勉強になりますから、期限(たいてい試験日)を考えながら計画的に進めていきましょう。
できれば、テスト直前ではなく、ゆとりを持って早めに終わらせるつもりで取り組んでください。
終わって何回か見直しをして、できなかったところを確認できれば、当日のテストではそれほど大きな問題は起きないと思います。
誤解4:ワークはテスト発表があってからやる
ワークはテスト発表があるまでやってはいけないと思っている人がいますが、そんなことはありません。
そのような決まりはないのです。
テスト前に慌ててやるよりはむしろ、学校の授業で習ったその日に、少なくともテスト発表まで待たないでその前に、ワークをやってしまった方がいいです。
学校で習って記憶が新鮮なうちにもう一度ワークで復習すれば、学習内容の定着が進みます。
間が空くとどうしても忘れてしまって、よく分からなくなりますので、できれば習って近いうちにワークをしましょう。
そうすれば、テスト発表があったときはワークがほぼ終わっていて、ワークを終わらせなければならないというプレッシャーもなく余裕を持って復習し、定期テストに備えることができます。
「習ってすぐにワークをやってしまうとテストまでの間に忘れてしまうから、ワークは直前までしない。」という人がいます。
一理ありそうですが、わざわざ直前まで待たなくても、習ってすぐやって直前にもう一度ワークを見ながら確認すれば少なくとも二回勉強できるので、より学習内容が身に付きます。
例えば、授業直後のワークは答えをノートに書いて、テスト前の勉強では問題を見ながら(解きながらではなく)考え、自分のノートの答えを確認しながら、解答をワークに書き込むなんて工夫をすれば、テスト直前までワークを取っておかなくても大丈夫です。
ワークは学習内容をより確実に習得するための道具です。
テストで結果を出すための大事な課題です。
別に先生がいじわるをして生徒を苦しめるためにテスト前の忙しい時にワークの課題を出しているわけではありません。
ワークをやる意味を正確に理解し、テスト勉強に役立てましょう。
本当にワークをきちんとやるだけでもテストの点数は大きく伸びます。
ワークを甘く見ないで、まじめに取り組みましょう。
葛西TKKアカデミーでは、定期テスト直前のテスト対策として、全ての生徒のために塾を無料開放しています。
葛西TKKアカデミーに入ってなくても利用できます。
自習して、分からないときは先生に質問もできます。
そうして学年末テストで良い結果を出しましょう。
葛西TKKアカデミーも皆様の力になれるように、喜んで勉強のお手伝いをいたします。
皆さん、勉強頑張ってください。
2021.02.07
ひどすぎます。共通テスト終了後に、大学の合否判定を共通テストの結果のみで判断と発表。許しがたい。
今年の受験生はことごとく受難続きのようです。
ご存知のように、コロナウイルスの感染を恐れた大学が入試に関していろいろと変更を行っていますが、その最たるものが先日発表されました。
ニュースによると、信州大を始め130以上の大学が入試方法を変更しています。
日程や時間、面接を中止する、掲示板による合格発表をしないなど、コロナウイルスによる感染を防ぐための対策として変更を決めました。
募集要項の発表後の変更は異例で、それだけでも極限状態にある受験生の不安を高め、まともな準備と受験はできません。
しかし、今回発表されたのは更に問題です。
それは大学入試における個別試験を中止し、共通テストの結果のみで合否を判断するというものでした。
受験生としては寝耳に水でしょう。
受験生はそれぞれに志望校合格に向けて様々な作戦と準備をしています。
はっきりどうなるかよく分からない共通テストはとりあえずそれなりの点数と取っておいて、本番の各大学における本試験にかけると計画していた受験生もいます。
初めての共通テストで思い通り力が発揮できず、挽回するために共通テスト直後から個別試験に向けて全力で取り組んだ受験生もいます。
中には、共通テストの前にすでに本試験に向けた勉強を開始していた受験生もいます。
それぞれが自分たちの状況を考え、なんとか合格できるように必死で頑張っているのに、今回の発表はそれらを無にする行為です。
彼らのそうでなくても入試制度の変更に伴う困難の中、合格を目指して全身全霊で勉強に励んでいるのに、この仕打ちはひどすぎます。
許しがたいです。
もう共通テストは終わっているのです。
彼らはいくら努力しても、もう、共通テストの結果は変わらないのです。
なのに、後出しじゃんけんみたいに後から変更を告げる。
もう、彼らにできることは何もありません。
これから本番、逆転を目指していた受験生は、自分の落ち度でもないのに、気づいたら手遅れにさせられたのです。
受験生はこの現実を受け入れるしかないのでしょうか。
大学側は緊急事態宣言が終わらず、受験生の安全を考えたとき、変更せざるを得ないという苦渋の決断と言っています。
「苦渋の決断」?
本当でしょうか。
こうすれば自分も苦しんだから許してくださいと言い訳しているように聞こえます。
自分の学校から感染が出たときの責任を取らないための、大学本位の決定ではありませんか。
それは入試におけるステークスホルダーである受験生の事前説明、意見聞き取りを行っていないことからも、受験生を無視した決定と考えます。
「早急に決断しなければならなかった」?
コロナウイルスの危険性が受験シーズンである冬に高まることは随分前から指摘されており、危機管理という点でいうならば、あらゆる最悪の状況を見越して対策をしなければなりません。
果たして文科省も含め、大学側はきちんと対策を考えていたのでしょうか。
また、同じ緊急事態宣言下で共通テストが行われたのに、どうして大学の本試験が実施できないかも疑問です。
これら二つのテストにおける状況の違いは何で、その違いによってどうして今回の試験は中止せざると得なくなったのか、明確で誰もが納得できる説明を求めたいです。
入試というものが受験生にとってどれだけ重大な問題で、それを行うことに対する責任を十分に自覚しているとは思えません。
彼らがこの結果を受け入れられるよう、大学側のきちんとした責任ある行動を期待します。
今年から入試制度の変更が決まってはいたのですが、具体的な詳細がなかなか決まらず、受験生は明確に何をしていいのか分からないまま受験勉強をしていました。
当初言われていた共通テストの記述式問題、民間試験活用、調査書の活用の中止が決まったのが、一年前。
あまりにも直前過ぎます。
受験生はどちらでも対応できるようにと準備しなければならず、直前における中止はそれまでの受験生の努力を無に帰するものでした。
これだけでも多くの受験生を翻弄してきたのに、更に今回も変更。
日本の教育界だけでなく、政府も社会も、何かおかしくなっていると感じます。
とても怖いです。
将来衆望で、明るい未来を夢見て一所懸命まじめに努力してきた子供たちを裏切るような今回の大人の行為。
怒りを覚えます。
同時に、子供たちに対して非常に申し訳なく、自分が情けなく感じます。
最近の日本は何かおかしい。
これまで人が大切にしてきたものを平気で踏みにじっているような気がします。
恐らくこれはこれで終わってしまうのでしょうね。
時間が過ぎればみんな忘れ、自分たちの責任もうやむやで済むと考えているのでしょうね。
今の政府にはその姿勢が顕著で、そして、このような姿勢が日本の頂点から社会全体に広がり、そして、まだ何ものにも染まっていない純粋な子供たちの心にまで広がっていくのが怖いです。
いじめなど子供の間で起こっている多くの問題は、実は大人をそのまま反映したものです。
彼らの手本となる大人がいなさすぎます。
受験生を始めとする未来ある子供たちに絶望とあきらめを与えないように、私一人は非力ですが、それでも何とか力になれるように頑張りたいと思います。
子供に将来の希望のない社会なんて終わっています。
大人の都合で子供の心に傷をつけることのない世の中にしたいです。
最後に受験生の皆さんへ、このように必要以上に苦労を掛けていることを心より申し訳なく思います。
皆さんにはこれまでの受験生以上に困難に立ち向かわなければならなくなってしまいました。
自分のせいでもないのに、大人たちの理不尽な事情により多くのものを失うことになってしまうかもしれません。
いささか勝手ではありますか、できることなら、それでも希望を捨てずに明るい未来を信じ、これまでと変わらず頑張ってほしいと応援しています。
2021.02.04
内申点を上げよう!都立の高校入試は内申点と入試の学力点で決まります。だから、内申点もバカにならないのです。
以前に話しましたが、都立高校の一般入試では受験生の調査書による内申点と入試当日の学力点で合否が決まります。
1000点満点で普通内申点と学力点が3:7(学校によっては4:6)で配分されます。
内申点と学力点の算出方法は以前書きましたので、そちらを参考にしてください。
今回お話したいのは、その内申点を上げる方法です。
内申点とは成績表についている五段階評価の数字が元になっています。
各教科の定期テストの結果がそのまま1から5までの評定になると考えていらっしゃる方が多いのですが、実はこの評定は定期テストの結果だけで決まるのではありません。
では、他にどのような要素が内申点に関わるのでしょうか。
それは授業態度、提出物、小テストです。
後、実技四教科には実技テストも含まれます。
授業態度は授業中にどのような姿勢で生徒が勉強に取り組んでいるかを先生が見て判断します。
授業中におしゃべりをしたり、授業の進行を妨げる行為をしていると授業態度の評価は悪くなります。
反対に、授業に集中し積極的に先生の問いに答えたり、質問したりするとよくなります。
授業中は他の生徒の目があってどうしても恥ずかしくて質問できないなら、授業後や休憩時間に個人的に先生のところに質問に行くのもいいです。
これはかなり担当の先生の主観も入ってくるので、先生に良い印象を与えることが大切です。
良いイメージを持たれれば多少うまくなくても高評価につながります。
評価は先生の裁量が非常に大きいです。
(だからと言って、内申点を盾に生徒を自分の主通りにコントロールしようという問題のある先生もいますが。)
恥ずかしがったりせず、ここは成績のためと割り切って、演技でもいいから自分をアピールしましょう。
少なくとも最低限の良好な人間関係を保ち、嫌われたり目をつけられない方が内申点を考えるとき楽です。
こびているようで嫌かもしれませんが、合格のためなら何でもするくらいの覚悟があってもいいと思います。
逆に、(よく思春期の子供にはあることですが)むやみやたらに反発し大人を困らせるのが格好いいとか勘違いして、授業をまともに聞かないばかりか、無駄話をし騒いで妨害をするのは最悪です。
ちっぽけな自己満足だけで、実は本人が一番損をします。
また、授業中の居眠りも行けません。
授業態度が悪いといくら定期テストで良い点を取っても内申点は上がらないと思ってください。
提出物は与えられた課題や宿題が期限内にきちんとできて提出されているかが問題となります。
例え期限内でも字が汚くぐちゃぐちゃでいかにも昨日慌てて答えを写しましたというのでは評価は上がりません。
もちろん、出さないのはもってのほかです。
やれば点数になるのだから面倒くさがらずに、提出期限を見越して計画的にやれば無理なく簡単に、そして確実に評価が上がります。
他の人がやっていないからいい、やらなくても大差ないなんて思わないでください。
実は結構違います。
やればもらえる評価なのだから、やらないなんてもったいない。
最後に小テストです。
これも小テストだから大したことないと手抜きで受けていると評価は上がりません。
範囲も狭く、事前に何が出るか分かっているので、可能な限り満点、少なくとも8割以上は取るつもりで、真剣に取り組んでください。
「追試にならなきゃいいや」じゃなく、少しでも満点を目指してください。
中三になって内申が足りないなんてときに悔やんでも悔やみきれませんよ。
これらに実技4教科には実技テストがあります。
みんなの前で歌わせられたり、踊ったりさせられますが、(生徒たちの気持ちもとてもよく分かるのですけど)内申の評価につながるので、恥ずかしい気持ちを我慢して必ず受けましょう。
失敗したらとか考えないで、下手でもいいからとにかく自分のできる範囲で頑張ってください。
受けないのが一番いけません。
評価が0になってしまいますから。
体育などで、特に女子はそうですが、どうしても已むえない理由で受けられないときは、きちんと先生と相談し、別の日に改めて実技テストを受けさせてもらうようにしましょう。
後、家庭科の料理実習など、家でのお手伝いや趣味を通して上手くなれることもあります。
机に向かってばかりの勉強だけでなく、体を動かしたり、趣味で絵や何か創造的な活動をしたり、家事をしたりするのも内申点につながるので、こちらもしっかりしましょう。
実技4教科だから適当にやるのはいけません。
内申点対策に定期テストもしっかりやって、実技テスト、授業態度、小テストも手を抜かず真剣に取り組んでください。
都立高校入試の場合、実は実技四教科の内申点は2倍に換算されて計算されます。
つまり、主要5教科は成績が1上がれば内申もそのまま1上がるだけですが、実技4教科は成績が1上がれば内申は2上がります。
少しでも多く内申点を上げて受験で有利にするには、実技4教科をしっかりやる必要があるのです。
以上、内申点について考えてみました。
確かに成績は定期テストが占める部分が大きいですが、それだけではありません。
テストの結果がよかったのに成績が上がらないというときは、それ以外の要素が足を引っ張っている可能性があります。
担任の先生にきちんと聞いて、何が問題かはっきりさせましょう。
今日触れた内容は内申点でも比較的簡単に点が取れる部分です。
小さな事かもしれませんが、軽視しないでしっかりとした態度で臨まないといけません。
内申が1上がれば学力点にして7点ぐらい違います。
受験での7点は非常に大きいです。
正に合否に関わる問題です。
入試を受ける前にはっきりする内申点は、それが十分でなければ当日の試験が苦しくなります。
いくら学力点があっても、内申点が低いと合格できない(両方の合計なので)ですし、逆に内申があれば当日思うように実力が発揮できなくても、なんとかカバーされて合格できることもあります。
何よりも、内申があれば安心感が違います。
この心のゆとりは極度の緊張の中で受けなければならない入試本番で大きくものを言います。
今は大したことないと思うかもしれませんが、将来の受験を考え、その時後悔しないためにも普段の成績を真剣に捉え、一つでも多く内申を上げるために、まじめに学校生活を送りましょう。
2021.02.03
初めての共通テストを振り返ってみましょう。(その一)
制度変更とコロナウイルスの混乱の中、共通テストが先日行われました。
いくつかのトラブルはあったようですが、共通テストで感染したなどの報告はなく、試験自体は終了しました。
現在は第二日程が行われています。
とは言え、初めての共通テストがどのようなものであったか振り返ってみることは重要であり、この場を借りて個人的に考えてみます。
知識よりもそれらを使って答えを導き出せる思考力を重視するとい文科省の方針で、大学受験だけでなく小学校から高校までの全ての教育が大幅にかわろうとしている今の学校教育の、最終評価を下すべき存在と言っても過言ではない共通テストですが、果たして入試と言う問題に対して適切に実施できたのでしょうか。
先ず全体的な傾向としてですが、どの教科も問題に添えてある資料が格段に多くなっています。
これは近年のセンター試験でも徐々に共通テストへの移行を見越して行われていたことですが、今回初めての共通テストとして、この傾向が顕著に出されたと思います。
表やグラフが理科や数学だけでなく他の文系教科にも出てきたり、理系教科でも日常の場面の状況の読み込みが行われたりと、学校で身に付けた知識の有無以前に、資料を正確に読み解く力が要求される形になっていました。
よく言えば知識がなくても資料からの類推で解ける可能性もあるのですが、逆に言えばせっかく苦労して知識を身に付けても、資料の読み取りがうまくできなければ知識の活用以前に問題が解けないともいえるでしょう。
確かに文科省の方針に即した問題ともいえますが、結局共通テストは何のためのテストなのかと言う疑問も生まれます
センター試験では確かに知識を問う問題が多いですが、それはこれまでの学校教育て培った基礎力を測るためで、資料の読み取りや自分の持っている知識を活用した思考力は各大学での本試験で測っていました。
つまり、入試の2次試験で行うような高度なテストを第一段階の共通テストで行う必要があるのかという気がします。
文科用は共通テストを高度化して、文科省の実施する試験の箔をつけたりのかもしれませんが、テストの住み分けと有効性を考えるなら、これまで通り一次試験は基礎学力に特化した方があらゆるレベルの生徒に可能性を開くことになるのではないかと感じます。
(それでも近年のセンター試験は創意工夫を凝らし非常に良問が多かっただけに、新しい共通テストがセンター試験を廃止してまでやる価値があったのか疑問です。出題形式に関してもこれまでいろいろとトラブルがありましたし。)
話を戻して、共通テストで多くの資料が使われることに関してですが、それ自体は良いとしても、もう少し問題の作り方に受験生への配慮があってもよかったのではないでしょうか。
本当に資料が多く、それに伴い問題用紙のページはかなり多くなっています。
配布されたときの受験生の心理を考えるなら、その分厚さに圧倒され、そのプレッシャーで実力が発揮できないのではないかと思いました。
試験である以上、純粋に個々のこれまでの努力の成果が現れるようにすべきで、それ以外の要素で結果が左右されることはできる限り避けるべきです。
その意味ではもう少しテストの形式を改善した方がいいと思います。
例えば資料と問題を分けるとか。
資料を読んで問題を見て、その都度また資料を行ったり来たりと言うのは非常に時間のロスです。
問題と資料を同時に見られるようにするとか、問題冊子を書く大問ごとに分割するなどの工夫が必要と考えます。
小分けにして、見た目の量に圧倒されることにないようは配慮があってもいいのではないでしょうか。
(それに屈しない精神力もテストのうちと言われるとそうかもしれないですが。)
もうすでに長くなってしまいました。
共通テストに関しては、まだまだ言いたいことがありますので引き続き触れていきたいと思います。
まだ、これから私立大学や国公立大学の本試験が待っています。
今年はコロナ禍で試験に関して変更がある大学が沢山あります。
時間や会場、試験方法まで。
常に大学のホームページをチェックして、試験に関する変更を把握するようにしてください。
些細なことで失敗しないように注意しましょう。
例年なら、受験生がこれほど苦労することはないのですが、本当に今年は特別です。
受験生の皆さんが全ての力を出し切り、悔いのない入試ができるように願っています。
2021.02.02
今年の節分は何と2月2日。実は入試などでよく日本古来の年中行事が出てきます。幼い時から経験として知っておくことは大事ですよ。
節分とは俗に言う「豆まき」の日で普通2月3日と思われていますが、今年は何と2月2日!
明治30年以来124年ぶりのことだそうです。
なぜ?
1年は地球が太陽の周りを一周する時間ですが、本当は綺麗に365日で回っているわけではないのです。
実際は365日と約6時間で回っており、結果として毎年1年がずれてくるのです。
これはどこかで修正しなければならないのですが、それが一般的に言ううるう年での1日追加です。
それでもやはり、地球一周がぴったりの時間で収まらない、結果ずれが年を追うごとに増えて節分がずれるのです。
最近はずっと2月3日でしたが、2月4日だったこともあります。
実は、節分に限らず日本の年中行事は入試や学力テストなどでよく出てきます。
国語や社会で問題の話題として、また、常識として聞かれることもあります。
伝統的な年中行事を通して日本的な考え方を知ることは、日本人というものを考え直すよい機会にもなります。
更に、今後ますます活発になるであろう国際交流においても、日本の伝統文化を紹介できることは重要になってくるでしょう。
試験のためという枠に縛られることなく、純粋に多彩な日本の行事を楽しみ、日本人の教養としてその意義を理解してほしいと思います。
また、親子間の会話のきっかけとしても年中行事は役立ちます。
年中行事を通し経験を共有し会話をすれば、親子間の距離も縮まり相互理解も深まります。
いじめなど子供が抱える問題の早期発見にもつながるので、親子の交流のためにも是非年中行事を家族でもやってほしいと思います。
最近はなかなか個人で年中行事をやることも少なくなってきています。
小学校や保育園でイベントとしてやったり、先生から教わったりしますが、せっかく日本人として素晴らしい伝統文化があるのだから、しっかりそれを活用し家庭の円満につなげられるといいと思います。
ただ楽しむのではなく、行事の意味や由来を理解し、日本人としての教養を深めるといいと思います。
因みに「節分」とは季節の変わり目の前日を示し、当然年に四回あります。
しかし、冬から春になる節目を一年の境目と見なるようになり、この2月の節分が注目されるようになりました。
中国から伝わってきた鬼払いの儀式と日本の儀式が交わり、豆まきの風習が始まったとされます。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられていたからです。
室町時代に豆まきはもう一般庶民の間でも行われるくらい普及していたようです。
節分のおまじないとして「柊鰯」があります。
焼いた鰯の頭を柊の枝につけ、魔よけとして飾ります。
これは鰯のにおいと柊のとげが、鬼を防いでくれると考えられたからです。
これは結構古くからあるおまじないで、平安時代の「土佐日記」の中にも登場します。
最近節分で特に流行っているのが「恵方巻」です。
元々関西の一部の地方の風習だったようですが、平成10年に大手コンビニエンスストアがビジネスチャンスとして恵方巻を全国に広めたようです。
今では海苔巻きに限らず、ロールケーキなども恵方巻のように見立て販売しているみたいです。
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンのように商人の商魂が日本文化に大きく影響を及ぼした例と言えますね。
それでは豆まきを楽しんで、良い一年になりますように。
くれぐれも豆や恵方巻の食べ過ぎには注意してください。
2021.01.29
面白いアンケート結果が出ました。やはり高校生はコロナ禍で教育格差が開いたと感じているようです。
先日、アンケート結果を見つけたので紹介します。
それは日本財団による『18歳意識調査』です。
これは18歳の若者を対象にインターネットで行われた調査で、18歳の若者が何を考え思っているかを調べたものです。
今回で33回になるのですが、これまでも「18歳成人」を皮切りに恋愛や入試、働くことや環境など様々なテーマがありますので、是非ご覧ください。
非常に興味深いです。
今回は「教育格差」がテーマだったのですが、18歳の若者の4割以上は他の人と比べて教育格差を感じているようです。
その理由は家庭に勉強に適した環境がないとか、経済的格差で塾などに行けない、身近に勉強を教えてくれる人がいない、学校の指導が不十分、オンライン授業が受けられないなどあります。
これらの理由の多くはもうすでに備わっているもので、自分一人では改善できないような事柄が多いように思えます。
本来教育は平等でなくてはいけないはずなのに、出自などにより、より恵まれた家庭はより高等の教育が受けられ、そうでない家庭は本人が望んでも叶えてあげられない現実が垣間見られます。
教育は社会的地位の流動性を生み出すもので、これが機能していると社会は比較的平等になりますが、そうでないと社会格差は広がり、その広がった格差がまた教育格差を生み、更に社会格差を広げていくという循環が生じます。
実際に、多くの人が今の社会は以前より貧富の差が大きくなったと感じています。
教育においても当事者の若者もそれを感じるくらい、格差による違いが大きくなっているのでしょう。
現に教育格差の原因の一位は「家庭の経済力」で他を大きく引き離し25%になっています。
これから「教育格差は広がるか」という問いに対しても半数以上が広がると思っているようで、その理由の第一位はやはり家庭の経済力の差でした。
これまで教育は家庭の状況に関係なく等しく与えられるべきと考えられてきましたが、現実はこれがすでに崩壊し始めていることを示唆しています。
更に教育格差について「是正が必要か」という問いに対しては必要と答えた人が約55%で若者にもこの問題の重要さが理解できていると思えます。
そして、その是正方法としては「高等教育の無償化などの制度整備」が最も多く、他にデジタル環境の整備など、特に今回のコロナ禍で指摘されたことが述べられていました。
続いて、国家予算に対する教育の予算について「少ない」との回答が6割以上もあり、政府の教育に対するあり方に疑問を持つ若者が多いことが分かります。
進路に関して、8割近くが進路について相談できる相手がいるようで、最も多かったのが親でした。
一方、相談相手がいないと答えた人の理由としては、身近にふさわしい人がいない、何を相談していいか分からない、相談するのにためらいがあるなどがありました。
相談するということはそこに信頼関係がある訳です。
親が一番多かったということは単に身近な存在というだけでなく、信用できる間柄が成立しているのでしょう。
しかし、コロナ禍で仕事が減り、収入が減り、感染防止のため生活にも多くの制限がかけられてくると、大人の間でもゆとりがなくなり、じっくり子供の話を聞く余裕がなくなり(心の余裕だけでなく、時間的、肉体的余裕も)、イライラして子供に当たってしまうこともあるでしょう。
そうなると、子供は信頼を裏切られたと失望し行き場を失うかもしれません。
現実にそうなると難しいのですが、どのような状況でも子供たちのためには落ち着いて対応できるようでないと、彼らを失望や絶望から救ってあげることは難しいでしょう。
大人は気をつけないといけませんね。
更に調査は明確に「コロナ禍で教育格差が広がったか」聞いています。
結果は半数以上がそう感じているとなりました。
更にコロナ禍で教育格差が広がったと答えた人の45%はそれが進路にも影響あると答えています。
実際にどのようなことがあったか聞くと、就職において希望業種の範囲を広げたとか、思ったように成績が伸びず入試方法を変更した、進路先の地域や経済的理由から希望先を変更した、部活がなくなり進学に必要な成績が残せなかったなどがあります。
また、コロナウイルスによって学習意欲にどのような影響があったか尋ねると、6割が「変わらない」と答えた一方で、3割は「学習意欲が下がった」と答えています。
なかなか興味深い結果として拝見しました。
本当に社会の流動性を生み、みんながチャンスを手にできるようにするには教育は重要な問題です。
不景気、コロナ禍、見えない将来の展望。
実際に生徒たちと接していく中で、なかなか若者が明るい未来を感じにくい時代になっていると感じます。
彼らに夢と希望を持たせてあげるためにも教育は大切で、教育格差の問題は緊急事項として真剣に取り組むべきです。
この調査を通して、政府などの機関としての対応も大事ですが、彼らの身近の問題として、我々周囲の大人もしっかり考え改善する努力が必要だと改めて考えました。
先ずは自分のできることから、若者の未来に貢献したいと思います。
2021.01.25
コロナウイルスの影響で入試が中止になる可能性が高まっています。
新制度導入とコロナウイルスに振り回されてまともな受験勉強もあまりできななかったであろう今年の受験生ですが、この試験直前の大事な時に何と入学試験の中止を発表する学校が相次ぎ、最後の最後まで翻弄されて大変心が痛いです。
コロナウイルスの感染が止まらず緊急事態宣言が出される状況を受けて、日時や会場の変更など当初の計画通りに入試が実施されない学校が増えています。
このことは以前にここの記事にも書きました。
受験生は受験勉強をしながら、常に志望校のホームページを見て変更がないか確認しないといけません。
本番直前で不安も最高潮のこの時期に、ホームページチェックをしなくてはならないのは非常に酷な話です。
本来なら余計なことに気を遣わず、受験勉強だけに集中したい時なのに。
ただ、今、大変懸念しているのか、会場や日時の変更ではなく、入試そのものを中止するまたは、中止もあり得るとする学校が増えていることです。
宇都宮大学は共通テストが終わった21日に個別の学力試験を中止し、共通テストの結果で合否を決めると発表しました。
いきなりの変更に受験生は戸惑いを隠せないようです。
最初から分かっていれば共通テストに特化した勉強もできただろうし、共通テストが芳しくなかった受験生は本試験で挽回しようと闘志を燃やしていたことでしょう。
しかしこの対応は、大げさかもしれませんが、受験生の最後まであきらめない気持ち、少しでも最善を尽くそうとした姿勢を踏みにじったといえるでしょう。
これまでの努力と時間はどうなるのか。
受験生はそれぞれ考えがあり、自分なりに作戦を考え、ギリギリの状況下で頑張っているのに、このようなことがあると全ての歯車が狂い、本来の力が出せなくなってしまう。
これは精神面において特に大きく、この経験が今回の試験のみならず、受験生の今後の生き方、考え方に大きく影響すると考えるならば、「苦渋の決断」とさも自分は苦しい思いをしているのでこれで勘弁してほしいというようなコメントができるものだと感じました。
自分の立場ばかりで受験生のことを十分考えているとは思えません。
現在の日本の教育、そして政府の方針共に通じることと思いますが、国民のことを本気で考えている熱意が全く伝わってきません。
長野県の信州大学でも、2月8日以降も緊急事態宣言が続くようであれば、人文学部と経法学部で本試験が中止になり、共通テストの結果で合否判定することを発表しました。
群馬大や富山大、広島大でも同様の可能性があることをホームページで予告しています。
共通テストが終わった後にこの発表は本当に困ったものです。
テスト結果が決まってしまっている以上、もう受験生には何もできません。
最初から分かっていれば、それなりの対応もできたはずなのに。
受験生としてはもう全くのお手上げです。
共通テストは民間試験の採用や記述問題の見送りが去年になってようやく決まるなど、これまでの2二年前ルールに反して受験生を翻弄し、実際行われたテストも試行調査とはかけ離れたものとなっていました。
全くふたを開けてみるまではどうなるのか分からないような状態で、一生懸命に頑張って、訳も分からないまま共通テストを受け、そしてようやく個別試験に向けて集中した勉強ができるというときにこれではたまったものではありません。
受験生は募集要項を見て、志望校の選別、試験に向けた勉強計画を作っているのに、このタイミングでの変更は本当に彼らを困惑させるでしょう。
こうしてみると去年にすでに本試験の中止を発表し、共通テストの結果だけで合否を決めるとした横浜国立大学は、当時は批判もあったものの、英断であったといえるでしょう。
これまでの政府の対応、きちんと誠実に国民のことを考えれば、受験生がこのような憂き目を見ることはなかったと考えます。
ここまで長引かせ受験生を苦しめ人生をあきらめさせないようにする機会と資金は十分あったともいます。
こんな時だからこそ、最悪の事態を想定して様々な対策と選択肢を用意しておく。
これは危機管理の基本なのに、それが今の政府にはできていない。
大人たちの怠慢でこの結果。
彼らはその犠牲者としての地位を甘んじて受け入れるしかないのでしょうか。
とても理不尽に思えます。
こんなに厳しくつらい中、必死で食らいつき投げ出したいのも我慢して、その先の明るい未来を信じてきたのに、彼らを大人の都合で突然の絶望に突き落とすことはしたくない。
かと言って今の自分には何もできないのが悔しい。
本当に今年の受験はひどすぎる。
2021.01.21
これから大学入試の本試験が行われますが、コロナウイルスの感染拡大により試験内容の変更される大学が相次いでいます。自分の受ける大学ホームページでこまめにチェックしてください。
先日、初めての共通テスト(第一日程)が終わり、いよいよ大学入試本試験へ向けて最後の追い込みです。
既に共通テストが終了した人、共通テストと関わりなく受験する人はいよいよ本番を意識して、これまで学んだことの最終確認の段階に入っているのではないでしょうか。
あと少し、最後の追い込みです。
ところがここにきてまたコロナウイルスにより受験生は翻弄されるかもしれない事態が起きています。
私立大学、国公立大学共に募集要項は既に出ているのですが、現在、コロナウイルスが一向に収束せずむしろひどくなり、東京を始め主要都市を中心に緊急事態宣言が出されるという状況を受けて、入試内容を変更する大学が相次いでいます。
具体的には新たに追試日程を設定したり、試験会場や時間を変更したり、対面式からオンライン試験への変更があったり、面接の中止などがあります。
また、合格発表も恒例の掲示板による発表を取りやめる大学もあります。
最も残念なのは山口大学や広島大学を始めいくつかの国公立大学や私立大学で本試験を中止し、共通テストの点で合否判定をすると発表されたことです。
受験生は自分なりに計画し作戦を立てて頑張っているのに、直前になってこのような選抜方法の変更はあっていいのでしょうか。
コロナだから仕方ないで済まされる問題ではありません。
彼らの努力と公平性を考えれば認められるものなのでしょうか。
疑問を感じざるを得ません。
一応、募集要項には変更の可能性も記載されていたらしいのですが、常識的に募集要項発表後の変更はあり得ないので、このような状況になっていることは正に異常です。
入試制度の変更に伴いギリギリまで入試が具体的にどうなるか分からなく困惑の中頑張ってきた受験生に、これ以上戸惑いと不安を与えないでほしいところです。
もっとしっかり政府を始め感改革委が事前準備をしていれば、もっとましな対応ができたのではないかと悔やまれます。
本当に今の政府は受験生や生徒たちへの配慮が足りなさすぎます。
彼らが不幸で可哀想です。
これまでも入試制度の変更が明確でないから、コロナで十分な学習機会が奪われたから、進学をあきらめた生徒がいるのを知っています。
それでも頑張ってここまで来た受験生に、共通テストの後に本試験の中止と共通テストの点数での代替は彼らにどのような印象を心に残すでしょうか。
多くの若者が人生をあきらめ、未来に希望を見なくなるのが恐ろしいです。
そして、彼らをこのような心境にさせてしまった大人たちの罪は重いと思います。
このような異例の事態に文科省でもホームページで変更がある大学の一覧を掲載していますので、こちらをご参考ください。
文科省:『令和3年度大学入学者選抜実施要項等について』へのリンクはこちら
これからも状況により入試に関して変更がある大学が出てくるかもしれません。
受験生の方々は自分の受ける大学のホームページをまめにチェックして、常にどのような変更があるのかないのか把握して下さい。
試験範囲や問題が変更になることはないと思いますが、試験方法や会場、日時の変更は今後もあり得ると思いますので注意してください。
本当に受験生は大学や政府の言われるままに翻弄されるしかないのでしょうか。
彼らにも物申す機会を与えてほしいです。
彼らの声に耳を傾け、そして彼らのために本当に公平で正しい入試を実施してほしいです。
今回の入試はひどすぎます。
2021.01.19
共通テストが終わりました。次は都立高校の推薦入試。作文や面接、集団討論など普段やらない内容が盛りだくさん。きちんと対策しないと受かりませんよ。葛西TKKアカデミーは推薦入試のための指導も行います。
いろいろな意味で大変な今年の大学受験では共通テストが終わったところ。
結果を踏まえて本試験をどうするか考えていることと思います。
一方、高校受験では都立高校の推薦入試が1月26日、27日にあります。
これが次の大きな入試日程になります。
一般の科目で試験をしない代わりに、作文や面接、集団討論などが課せられます。
「推薦だから大丈夫。」「5教科のテストじゃないから簡単。」なんて甘く見ると痛い目にあいます。
普段の勉強とは違うからこそ、しっかり準備しなくてはいけません。
逆に、しっかり準備さえすれば他の受験生よりも一歩先んじることができます。
直前の対策として、葛西TKKアカデミーで練習をしませんか。
何にもしないでまぐれで受かればラッキーと思っているなら受けない方がいいです。
絶対に合格しませんから。
倍率は非常に高いし、成績優秀で落ちないだろうと考えられていた生徒が現に落ちています。
個別指導塾葛西TKKアカデミーもそのような受験生に対応した指導も行っています。
もちろん、中学校でも面接の指導で入退場の仕方など教えてもらっていると思います。
しかし、それだけでは足りません。
今回は面接試験でより良い評価を得るための、私なりに考えるコツがあります。
そして面接は練習すればするほど上手になります。
その練習の繰り返しが自分をより深く考えることにつながり、更に自分の周囲とのつながりも考えることにつながります。
普段の生活ではなかなかこのようなことはできません。
専用の場を用意した方がいいです。
葛西TKKアカデミーは喜んで皆様のための練習場になりたいと考えています。
集団討論も同様です。
面接と同じく状況に瞬時に対応して答えなければ、一人だけ置いていかれ結局一言も話せなかったなんてことになりかねません。
そうなったらもうアウトです。
試験担当者は生徒一人ひとりを知りたいわけですから、黙っていると自分が何者なのか伝わりません。
恥ずかしいかもしれませんが、殻を打ち破ってどんどん前に出て自分をアピールしないといけません。
これも練習で場慣れする必要があります。
慣れてくると自分に自信もつきます。
より良い結果には欠かせません。
作文もある程度評価されるパターンがあります。
そこをしっかり理解し、どんなお題であってもきちんとまとまって相手に分かりやすい文章を書かなくてはなりません。
こちらも葛西TKKアカデミーならきちんと指導してもらえます。
これも練習を重ねれば重ねるほど上達します。
面接は何も準備しないと絶対にうまくいきません。
何をやったらいいのかよく分からない人も多いでしょう。
そんな時は葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
安易に考えずに、一般入試と同じように万全の準備をしましょう。
繰り返しますが、受かればラッキーくらいの気持ちで臨むならやめましょう。
受かりません。
ならば、一般受験の勉強に集中した方がいいです。
気になる方はご相談ください。
皆さんの成功をお祈りしております。
2021.01.19
共通テストお疲れ様でした。今日はゆっくり休んで次の試験に向けて準備しましょう。疲労回復法についてお話します。
受験生の皆さん、共通テストお疲れ様でした。
どうでしたか。
混乱続きで大変でしたが、自分の持てる力を発揮できたでしょうか。
悔いのないパフォーマンスができたことを願います。
試験の総括は後でするとして、今日は帰ってゆっくり休んでください。
大学受験生はこれから本試験になります。
そこで大学入試本番に向けてまずは疲労回復が必要です。
ということで、本日はどうすれば早く疲れから回復するか考えてみます。
疲労には肉体的疲労と精神的疲労がありますが、受験生は精神的疲労の方が問題でしょう。
当然、気分から体がだるく感じ、肉体も疲れているように感じられることもあります。
受験によるプレッシャーからのストレスは神的に疲れます。
特に試験本番では加えて集中力の持続など、より過度な負担が精神にかかります。
だから、今回の共通テストのような重要な試験を受けた後は疲労感がピークに達し、ヘトヘトになっているのではないでしょうか。
でも、いつまでもけだるい気分を引きずっていれば受験勉強や本試験でも成果が上がりません。
すみやかな回復が望まれます。
先ずは休養です。
そのためには睡眠が重要な役割を果たします。
寝ることでストレスから解放されるだけでなく、ホルモンが活発に分泌され、血液中の活性酸素を分解したり、免疫力を向上させたりします。
だから、しっかり今日は寝ましょう。
しかし、過度に睡眠を意識しすぎると今度は逆にストレスとなり眠れなくなったりします。
あまり、「8時間寝なくては。」などと決めつけて自分にプレッシャーをかけるのではなく、特に深く考えずに自然に眠りましょう。
適正な睡眠は体が知っているから安心して寝ましょう。
食事の大切。
いくら疲れたからと言って食べないで寝るのはよくありません。
タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素に加え、ビタミンとミネラル(五大栄養素)をバランス良く、摂取することが大事です。
量よりバランスが大事です。
お腹が満腹になれば、眠気も増し寝つきが良くなります。
食後の入浴をしましょう。
入浴も疲労回復に効果的です。
入浴により血行が良くなれば、食事でとった栄養も体の隅々まで運ばれ疲労回復に効果的です。
38~40度のぬるめの湯船に入ると副交感神経がよりはたらき体がリラックスの状態になります。
副交感神経は体の修復に大切な自律神経なので、この神経をお風呂に入ることによって活発にし疲労回復を早めます。
ゆっくり湯船に浸かってリラックスすることで、ストレス解消につながります。
これらの疲労回復法は試験後だけでなく、普段の勉強や運動による疲労回復にも役に立ちますので、普段からやってみてください。
これ以外にも有効な疲労回復法はありますので、また別の機会にお話します。
実際に共通テストを受けて、うまくいった人、いかなかった人がいると思います。
いずれにしてももう結果は変わらないのでくよくよせず、気持ちを切り替え、次の試験で最高の結果を出せるようにすることだけを考えてください。
それから分かっていることとは思いますが、今はコロナウイルスの感染を始め、インフルエンザや風邪など病気には十分警戒が必要です。
予防に勝る治療はありません。
なってしまったときは慌てず、病院などの適切な指示に従い、正しい対応をしましょう。
受験先に大学にも問い合わせて、どのようにすればいいか聞くのが一番確実です。
もう少しです。
葛西TKKアカデミーいつでも受験生を応援していますし、必要であればどんな協力も惜しみません。
困ったときは気軽にご相談ください。
それでは、皆様のご健闘を願っています。
2021.01.19
明日、明後日は共通テストです。試験前の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは受験生の皆さんを応援します。
いよいよ明日、明後日は共通テストです。
センター試験から変わり最初のテストでまだ要領も分からず心配な受験生も多いと思います。
しかも、コロナウイルスの混乱もあり、受験生にはいつも以上に不安で困難な入試になりそうです。
しかし、これはどの受験生も同じです。
条件が同じならば余計なことを考えず、今持っている自分の力を出し切ることに集中した方がいいです。
共通テストの結果は大学入試に大きく影響します。
中にはこの結果がそのまま大学合格の判定に利用されるところもあります。
そんな重要な試験の前日です。
今日は、試験前日はどのように過ごせばいいか考えます。
ここまで来たら、もうやるしかありません。
腹をくくって明日に備える。
直前に不安になって、教科書を一から開いて夜更かししてはいけません。
そんな付け焼刃をしても、大して結果は変わりません。
むしろ、寝不足で実力が発揮できない方が問題です。
つまり、前日は万全の体調に整えることを第一に考えてください
しっかり睡眠を取り、精神を安定させて、ゆとりを持って試験に臨めるようにすることです。
先ず、睡眠です。
早寝をして翌朝はスッキリ目覚めるようにしてください。
人間の脳が本格的に働き始めるまでに、起きてから2時間かかると言われています。
試験開始から逆算して、その2時間前には起きていないといけません。
気になって勉強したくなるかもしれませんが、ここは自分を信じて勉強から離れましょう。
どうしても見直したいときは、夜ではなく早朝にしてください。
それも細かいところを逐一チェックするのではなく、ざっと目を通すくらいにしてください。
もし緊張や考え事で寝付けなくなったら、無理に寝ようとせず、目を閉じてじっと横になってください。
それだけでも体はかなり休まりますから。
次に食事です。
朝食は食べ過ぎないように、腹八分くらいがいいです。
こってりとしたものではなく、あっさりとして消化にいいものを食べてください。
食べ過ぎると苦しくなるし、血液も消化に取られ、頭の方に回らなくなります。
食べる時間も試験直前ではなく、余裕を持ってゆっくり噛みながら、落ち着いて食べられるようにしてください。
出発について。
持ち物や着替えは前日に用意し、全てそろっているかチェックしておいてください。
当日に慌てて忘れ物をしてはいけません。
受験票など忘れても試験は受けられますが、その事実が精神的にダメージを与え、本領発揮できなくなることもあります。
当日はそのまま出かけられるようにしましょう。
そして、出発時間ですが、これも余裕を持って早めにするのがいいです。
電車が止まったり遅れたりすることもあります。
どんなトラブルがあるかもしれません。
だから早めに家を出て、どのような状況にも対応できるようにしましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら、落ち着いて試験会場か大学入試センターに連絡をしてください。
きちんと対応してくれるはずです。
会場には試験開始の30分から1時間前に付けるようにしてください。
テスト前に試験会場をぐるっと一周できるくらいの余裕があるといいです。
落ち着いて深呼吸して待ちましょう。
しかし、今年はコロナウイルスの感染者急増中ということもあり、できれば公共交通機関は利用しない方がいいでしょう。
どうしても電車やバスを利用しなくてはならないときは、時間をずらしたり人ごみの少ない車両を選んだり、可能な限り密な状況を避けるようにするしかないです。
マスクなどの防護も当然必要です。
また、会場についてもすぐに入場できるとは限らないので、事前にホームページや運営に問い合わすなどした方がいいでしょう。
本当に今年はコロナウイルスの感染予防という例年にない項目が入っています。
試験を前に混乱しがちですが、いざと言うときは会場担当者に聞き指示に従えば大丈夫です。
難しいですが落ち着いて平常心でいられるようにしましょう。
最後に、繰り返しになりますが、直前にじたばたしても仕方ありません。
実力以上のことはできません。
だから、本番で実力を100%出すことに集中してください。
やれることをやればいいのです。
そう開き直ると気が楽になると思います。
そして、「自分はできる」と自分に言い聞かせてください。
精神の当たれる影響は非常に大きく、どのように気持ちを持っていくかで結果が左右されます。
スポーツ選手もイメージトレーニングで、本番に精神状態を最高に持っていきます。
受験生の皆さんもそうしてください。
そして、明日うまくいかなくても気にしないでください。
気にして次の日もうまくいかなくなるのが一番いけません。
やってしまった試験の結果は変わりませんから、色々悔やんでも仕方ありません。
自分のやれることをしっかりやる。
それだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
しばらく寒くなります。
防寒もしっかりして、風邪などひかず万全の態勢でテストを受けてください。
葛西TKKアカデミーも受験生の皆さんを応援しています。
2021.01.14
緊急事態宣言の中、入試シーズンがスタートしました。入試ではコロナウイルスに感染しにくいと言われていますがなぜでしょうか。
東京都を始め日本の様々な地域で入試が始まっています。
先週末の中学受験をスタートとして、来週にはいよいよ共通テストが行われます。
その後、私立大学の入試、都立高校の推薦入試、私立高校の入試、都立高校の入試、国公立大学入試と立て続けに入学試験が実施されます。
コロナウイルス感染を恐れ、中学受験では面接が中止された学校もあります。
共通テストでは大学入試センターが明確なガイドラインを提示していて、感染防止に努めています。
その他の入試でも各大学をはじめとする学校が、それそれにコロナウイルス対策をして受験生が感染の心配がないように準備しています。
よく専門家の間でも、入試では他の状況に比べコロナウイルスにかかりにくいと言われています。
文科相もどんなにコロナウイルスの感染が広がっても共通テストを中止するつもりはないと発言したのは、これが理由の一つでしょう。
なぜ入試ではコロナウイルスの感染リスクが少ないのでしょうか。
第一に、今回の入試において政府を始め各試験会場でも感染防止のために様々な対策をしていることがあります。
前日から会場の殺菌消毒を徹底し、会場によっては当日入場時に検温をする。
マスクは常につけ、試験当日に忘れた受験生がいたら、会場がマスクを提供する。
導線を決め受験生がむやみに拡散しないようにする。
入場退場時には時差を設け、一度に受験生が集まって密にならないようにする。
休憩中は窓を開け換気をする。
昼食は個々が間隔を空け、おしゃべりせずに食べる。
他にもありますが、このように感染防止に向けた取り組みをしっかり行っているので感染しにくいということです。
それにもともとカンニング防止のため受験生同士の間は広くとられており、見知らぬ受験生が多く参加するので、積極的におしゃべりすることもあまりありません。
自分のことに集中して、他人のことまで気が回らないのです。
つまり、入試会場は元来、飛沫感染しにくい環境だということです。
また、感染者の年齢と重症化した人を比べると、若者は比較的感染しにくく、しても無症状だったり、軽度の症状で済むことが多いというのも理由にあげられています。
これが今回のコロナウイルスの厄介な所でもあるのですが、感染者が表立って分かりにくいのです。
結果、無意識にウイルスを広めてしまったという面もあるのですが、かかっても特に症状が出なければ本人の受験には支
障がないように思えます(ただ、自分が大丈夫でも人に移して、相手が重症化する危険性はあるのですが)。
また、受験生を持つ家庭は、一般の家庭以上にコロナウイルスの感染に気を遣い、あらゆる手段で自分の子供を感染させないように努力するところが多いです。
同じ家族でも離れて食事をし、家の中でもマスクをし、外から帰ったら手洗いうがい。
お風呂は受験生を最初に入れて、親からうつさないようにする。
タオルや使う道具も各自が別々のものを使い、使いまわしは極力避ける。
学校も受験生に気を遣い感染防止策を実行していますが、それでも登下校中の感染を恐れ、中には学校を休ませる家もあります。
また、外に出ることが多い父親をホテルに宿泊させ、受験生と接触しないようにするという話も聞きます。
感染経路も家庭内感染が一番多いようで、どうしても神経質になるのでしょう。
ここまで徹底するとすごいとしか言えませんが、本人のこれまでの努力、一生のかかった本番を無にしないようにするにはこのぐらいしてもちょうどいいくらいでしょう。
とは言え、コロナウイルス感染のリスクが全くないわけでなく、少しでもそのような不安を抱えて受験しないといけない生徒たちに同情を覚えます。
政府を始め大人たちの対応が適切であれば、もっと早い段階で終息し、今頃はこのような心配なく試験に集中できたのではないかと思うと非常に悔しく感じます。
いくら会場の感染防止を徹底しても、会場への行き帰りでは街中で多くの人と接触するわけだし、試験後に友達と会えば、その開放感から当然お話に夢中になることでしょう。
都心の受験生はまだ自宅から試験会場に通えるから、感染リスクは少ないでしょうが、例えば地方から上京し、更に宿泊もしなくてはならない受験生は、これらの受験生より感染リスクは高まり、慣れないところでの宿泊は不安を一層あおり、実力が十分に発揮できない可能性もあります。
無症状キャリアーが怖いと申し上げましたが、これだけの重大な試験になるとどうしても受験生は具合が少々悪くても、無理をして試験を受けようとするものが少なからずいるでしょう。
その時、他の受験生にウイルスをうつすかもしれません。
また、若者はコロナウイルスに対して比較的感染しにくい、症状が軽いと言いましたが、実際に小中校問わずクラスターは発生しており、重症になっている人もいます。
しかも、毎日のように何百人何千人と新規感染者が発生している状況では、どこに感染者がいてもおかしくなく、更に感染力の強い変異株もあるとのこと。
いつどこで誰が感染してもおかしくないのです。
実際、非常に注意して感染予防を徹底していた人がかかったという事例もあります。
家から出ただけで危険と言っても過言ではないでしょう。
更に、今のような医療機関が圧迫されている状況では、感染したからと言ってすぐに適切な治療を受けられるとは保障できません。
後、受験生ばかり目が行きがちですが、試験には試験監督を始め準備や運営に多くの人々が関わっており、これらの若者ではない人々の感染も考える必要があります。
以上のように入試においてコロナウイルス感染のリスクは比較的低いとはいえ、全くないわけでなく、そこまでの危険を冒してまで受験をしなければならないか、正直疑問が残ります。
もう少し工夫して、こんな危険な状況下で受験をしなくてもいいようにできなかったのか。
文科省を始め多くの人はもう日程を変更することなく、このまま危険な炎の中を突っ切ることに(実際突っ切るのは受験生ですが)しています。
とにかくやって終わらせたいということでしょうか。
そこには本当に受験生の健康や命を重んじた考えはあるのでしょうか。
もう直前で状況は変わらないでしょう。
嘆いても仕方ないのは分かっているのですが、もっとどうにかできたはずと思うと悔しくてたまりません。
このような状況になってしまったことに対し、全ての受験生に向け謝りたい気持ちです。
本当に今年の受験生は例年以上に苦難や困難があり、それでもめげずに頑張って勉強したことに敬意を表します。
とにかく、みんな大変ですが、自分を信じ、持てる力を全て出し切って後悔のない受験にしてほしいです。
非力ながら応援しています。
2021.01.07
今日は七草粥を食べよう!実は日本の伝統的行事は受験など勉強でも重要な事柄。年中行事に対する実践が希薄な今だからこそ子供たちに経験させましょう。
今日は一月七日。
そう、七草粥を食べる日です。
正月、節分など日本の伝統的な年中行事は受験などで非常に重要な学習事項なのです。
一般常識や教養として国語や社会、英語に出てきますし、中学受験では面接で聞かれることもあります。
受験などの出題者は日本の伝統的な内容を扱うのが好きなようです。
学校の授業であまりやらないからこそ、自分たちで年中行事は何がありどんなことをするのか、どうしてそうするのかを知っておかなければなりません。
現代社会では伝統的な風習が薄れてきていますので、家庭が積極的に拘るようにしましょう。
家庭でも意識的に注意しカレンダーを見ながらやっていただきたいし、無理ならば子供と話し合うだけでも違います。
体験があるとないとでは大違いですし、知っているといないとでもかなり違ってきます。
因みにスーパーやデパートなどお店は年中行事を利用してビジネスチャンスを広げようとしているので、意外と年中行事について敏感です。
「正月」「恵方巻」「節分」「土用丑の日」「冬至のゆず湯」など、その時節に合わせてコーナーを設けて特別販売をしています。
子どもと買い物に行ったとき、これらを利用して親子で年中行事について語ったり、家でやってみるのもいいでしょう。
子どもの教養がつくと同時に親子の会話が増えつながりが強くなり、楽しい思い出作りにもなります。
いいことたくさん。
面倒くさい、どうでもいいなんて言わず、是非お勧めしますのでやってみてください。
「七草粥」についてお話します。
ご存知ですか。
実は一月七日は人日の節句。
元々中国の風習で、この日は犯罪者に対する刑罰を行わない日でした。
また、この日には七種類のあつものを食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となりました。
正月で美味しいものをいっぱい食べ弱った胃を整えると同時に冬に不足しがちな栄養素を取るのです。
そして、無病息災を願うのです。
私も今朝、七草粥を食べてきました。
細かく刻まれていたのでそれほど薬味はありませんでしたが、たまにはお粥もいいもので、おいしくいただきました。
これで元気になって頑張れるといいです。
ところで七草には何があるか知っていますか。
これが問題に出ることもあるので、干支や九九のように呪文みたいに覚えましょう。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザです。
七草粥の作り方
1のお米に対して7のお水を加え炊きます。
七草は細かく刻んで下茹でをします。
葉っぱ系のものは茹でてから刻むといいです。
お粥と一緒に食べたとき、違和感がなくなるぐらい柔らかくなるまで茹でましょう。
40分ぐらいお米を茹でるとお粥の完成です。
塩を加え味を調え、七草を加え混ぜましょう。
これで出来上がり。
冷める前に召し上がって下さい。
皆様の一年が健康で良い年でありますように。
2021.01.02
コロナウィルスで収入が減り、子供たちの学びの機会が失われています。葛西TKKアカデミーが力になります。お金のことは心配しないでください。彼らの将来のために!
葛西TKKアカデミーのニュース
コロナウィルスで収入が減り、子供たちを塾へ行かせてあげられない。
心配しないでください。
葛西TKKアカデミーがついています。
勉強したいのに、お金で勉強できないのは可哀想です。
各家庭の状況に応じて対応します。
だから、決して学びをあきらめないでください。
昨年より新型コロナウイルスの影響で仕事が激減し、収入が大幅に減ってしまった家庭が急増中です。
何とか家計をやりくりしてもお金が足りない。
節約し、時には何か支出をカットしないと生活を維持できない。
コロナウイルスは終息するどころか最近では逆に拡大の一方。
政府の対策や支援も期待できるものではなく、経済回復の見通しも全く立たない。
いつまでこんな生活を続けていかなくてはならないのか。
先行き不安だらけです。
これは子供たちも同じで、コロナウィルスのせいで学校生活にも多くの制限がかかり、楽しい友達との交流やイベントも減り、授業でも休校中の遅れを取り戻すべく生徒がついていけるか関係なく、ただ学習事項を終わらせたという形式を作るためだけにどんどん進んでいく。
じっくり考え教えてもらう時間もなく、分からなくても置いてきぼりで勉強がますます面白くなくなる。
本当はもっと学んで勉強ができるようになりたいのに。
家計が苦しくなっていることは生徒たちも理解しており、これまで行っていた塾や習い事のお金が出せずやめなくてはならない者も多く出ています。
そして、ますます勉強が分からなくなり、ストレスがたまると同時に希望も見えなくなって、日々悶々と過ごす。
楽しみもなくなり家庭では親もイライラ。
家庭内の不和は学校でのいじめとなり(実際にいじめが急増しているようです)子供たちの心をむしばむ。
全てこの一年間のコロナウイルスの流行とそれに対して適切な対応を取れなかった大人たちの帰結による社会的混乱。
そして、その影響を子供たちが受け、彼らが学びをあきらめなくてはならないことに非常に憤りを感じます。
これまでも、コロナウイルスのせいで進学をあきらめた、勉強したいのに塾をやめるしかなかった、仕事がなくなり遠くへ引っ越さないといけなくなった、など子供たちから学びの機会が大きく損なわれている声を聞きました。
権利として認められている教育が受けられないのは許しがたいことです。
今までも葛西TKKアカデミーは大手塾で置いていかれる生徒など、教育的弱者を特に気にして、彼らの学びの場となれるように努力をしてきました。
お金が原因で勉強できないのは可哀想。
もちろん葛西TKKアカデミーもゆとりがある訳ではないのですが、それでも彼らの学びを守りたい、勉強への意欲を尊重したいと家庭の事情に応じて、時には授業料を大幅免除をすることもありました。
そこまでしても子供たちの将来のために、勉強をあきらめてほしくないのです。
そして、現在のような状況になり、学びたいのに学べない生徒が増えていることを悲しく感じ、彼らのために何かできないかと考えています。
葛西TKKアカデミーは私が経営する私塾であり、大手の大規模塾と違いいろいろな面で融通が利きます。
授業料はもちろん、時間や内容まで気軽にご相談ができ、可能な限りお応えする用意があります。
このような時代です。
困っている生徒は見捨てられません。
私がどんなに苦しくても、葛西TKKアカデミーが力になります。
お金のことは心配しないでください。
生徒に学びたい気持ちがあるのなら、いくらでも応え支えてまいります。
実際、今、葛西TKKアカデミーに通っている生徒には授業料が半額、それ以下でお受けしている生徒もいます。
また、個別指導なのでコロナウィルスの感染リスクも低く、それでも心配な場合はオンライン授業もあります。
あらゆる方法で支えになりますので、勉強に困ったときは気軽に葛西TKKアカデミーまでご相談ください。
力を合わせてこの苦難を乗り越えましょう。
2021.01.01
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは1月1日より授業を行っております。
新年あけましておめでとうございます。
本年もこれまで同様、一人でも多くの子供たちの力になるべく頑張ります。
去年はコロナ禍で、生徒だけでなく社会全体が大きな影響を受けました。
特に受験生は入試制度の変更という未知なるものへの挑戦に加えこの混乱ですがから、非常に厳しい思いをしていると思います。
それでも歯を食いしばって頑張っていると思うと、本当に何とかしてあげられないものかと考えます。
特にコロナウィルスによってもたらされた経済への打撃は多くの家計を打撃し、失業や倒産、レイオフなどシングルマザーを始めとする社会的に弱い地位にある家庭を中心に収入の激減、またはゼロという事態を招いています。
その結果、塾や習い事など生徒の学びの機会をあきらめないといけないとう状況が多発しています。
以前にも話しましたが、お金が理由で彼らの学びが損なわれるのは非常に可哀想で許せないことだと感じています。
葛西TKKアカデミーが何とかできないかと考え、明日、その対策を発表したいと思います。
一人でも多くの子供たちの学びを守りたい、彼らを支え明るい未来を迎えてほしい。
希望ある人生が提供できるように、葛西TKKアカデミーはいかなる努力も惜しまない所存です。
本日一日より授業を行っています。
それは、今日から頑張りたいという生徒の意思があるからです。
そして、彼らの勉強したい気持ちに応えるべく、正月返上でやっています。
このように葛西TKKアカデミーは要望があればどんどん受け入れ、それを叶えたいと考えています。
これは小規模個別指導塾だからこそできることで、それぞれの事情に合わせ、授業内容から料金、時間帯まで、柔軟に対応できます。
これが葛西TKKアカデミーの強みです。
そして、小規模だからこそ、生徒と先生、そして家庭との距離が近く、細かいところまで目が届きます。
一人ひとりを大切にし親身になって考えることができす。
塾と生徒と家庭が互いにコミュニケーションを取り合い、生徒が直面する様々な問題に対応するのが葛西TKKアカデミーの流儀です。
そして、それは時には勉強だけにとどまらず学生生活や家庭での過ごし方、子育て全般まで及びます。
どんなことでも気軽に相談できます。
まだコロナ禍も収まる気配を見せず、先行きが見えず不安な日常が続きますが、これに屈することなく生徒が少しでも充実した楽しい日々を送れるように全力を尽くしていきたいと思います。
今年も葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーを宜しくお願い申し上げます
2021.01.01
今年一年、多くの方々に支えられてきました。大変ありがとうございました。年明けすぐに受験を控えています。個別指導塾葛西TKKアカデミーはこれまで同様、来年も生徒を第一に考え全力でサポートしてまいります。
本年中は多くの方々に支えれれ、誠にありがとうございました。
まだまだ十分ではありませんが、生徒たちの力になれたことを感謝しております。
特に今年は教育改革に伴う混乱に加えて、コロナ禍で生徒たちには苦しく厳しく混乱に満ちた一年となりました。
少しでも早くこの混乱が収まり、以前にも増して幸せな生活が彼らに戻ってくれることを願うと同時に、葛西TKKアカデミーとしても非力ながら来年も皆様のお役に立ちたいと考えています。
常に生徒のことを考え、彼らの勉強したい気持ちを尊重し、親密に関わりながら勉強の指導をしてまいりました。
各家庭の事情や生徒の要望などを踏まえ、できるだけ希望に沿うように尽力しました。
コロナウイルスは日本経済と社会を直撃し、多くの家庭が収入の減少と困窮に陥り、生徒の願いに反し学びをあきらめなければならない事態に遭遇しました。
実際、葛西TKKアカデミーにもそのような家庭があり、そのような場合は本来の授業料から大きく割り引いた金額で学業の指導をさせていただいています。
学びたい意思があるのにお金のために勉強ができないなんて可哀そうすぎますし、学ぶ権利としてしっかり守ってあげないといけないと思います。
子供たちの将来のため、学習指導という窓口を通して葛西TKKアカデミーが何らかの助けになれればと常に努力してまいります。
この姿勢は今後も変わりません。
因みに大晦日の今日も冬期講習の授業を受ける生徒がいます。
そして、明日、元日も。
みんな頑張っていますね。
そして、年が明ければ早々に入試があります。
今年は大学入試も高校入試も例年以上に厳しい受験になりそうです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーの受験生たちも最後の追い込みに入っております。
何とか全員の夢がかなうように、私も全力を尽くす所存です。
来年もまた多くの方々のご愛顧をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミー
塾長 溝渕 正樹
2020.12.30
受験生にはいよいよ本番間近。この時期は何に注意して過ごすべきかお話しましょう。
冬休みが終わり新学期になれば、特に受験生にとっては本番の時期です。
大学を目指す生徒には今年が最初の共通テストが行われます。
中学高校受験生も推薦入試や本試験があります。
本番直前のこの時期はどのように過ごすべきか考えましょう。
一番大切なのは健康管理です。
どんなに勉強で頑張ってきても、体調を崩し本番で力を発揮できなければ意味がありません。
風邪などを引きやすい季節なので、マスクをしたり、うがい手洗いをして予防をしっかりしましょう。
また、少しでも体調が変だなと思えば無理せず、病院に行き、しっかり体を休めましょう。
特に今年は新型コロナウイルスの脅威が未だ収まらず、むしろ拡大しています。
感染力がより強力な変異株も見つかっており、いつどこで誰が感染してもおかしくない状況です。
我々一般市民ができることは非常に限られています。
今、若い世代における感染者が最も多く、しかも家庭内感染という身近な者からの感染が多いので、受験生本人だけでなく、その家族や周囲の人々も積極的に感染予防しないといけません。
マスク、うがい、手洗いなどの基本的なことに加えて、不必要な外出を控え、人ごみを避け、最大限の警戒が必要です。
それでも感染する人がたくさんいるので厄介です。
コロナウイルスに関しては非常に多くの場面で語られているので、そちらを参考にしていただくとして、それ以外にも以下のような事柄に注意しましょう。
生活のリズムを整え朝型にしましょう。
睡眠時間をしっかり取り、本番当日のことを考え、午前中に頭が回転するように調整してください。
どうしても勉強をしないといけないときは早朝にするのがいいです。
暴飲暴食を避け、食事も健康的で栄養のあるものにしましょう。
部屋に閉じこもってばかりでなく、適度に外に出て軽い運動をした方が頭が冴えます。
成功した自分を想像したり、合格した後何をするかなど、ポジティブで楽しいことを考えましょう。
イメージすることは大切で心の安定につながります。
常に自分に「できる」と言い聞かせ、自分自身に自信を持たせるようにしましょう。
とにかく普段以上に健康に気を遣い、心身ともに最高な状態に持っていってください。
勉強に関しても、この時期に慌てて新しいことを覚えようなどとしないでください。
今自分が身に付けていることを100%本番で出せるようにすることに集中した方がいいです。
今までやった問題集などを開き、ざっと目を通して自分がどの程度できるかの確認をしてください。
一度やった問題を繰り返すというのは、実は非常に良い勉強方法です。
新しい本を買う必要はありません。
一度やったからやる意味ないとは思わないでください。
意外とできないものです。
パッと見て「分かるな」と思えばやらなくていいです。
「あれ、どうかな」「不安だな」「分からない」と感じた問題だけやってください。
できればいいし、できなければ教科書や解答を見て確認してください。
こうやって自分のあいまいなところを直していくことに残りの時間を費やしましょう。
これが手軽で実力をつける勉強法です。
受験は本当に苦しいものです。
でも、そのくらいやらないと本番で実力が出ないし、後悔します。
自分の持てるものは全て出し切れば、必ずうまくいきます。
だから、付け焼刃で慌てて新しいことを勉強するのではなく、今まで頑張った自分を信じ、自分の力を全て出せるようにコンディションを整えることに尽力してください。
これがこの時期受験生がすべきことです。
あと少し。
頑張ってください。
応援しています。
2020.12.28
子供たちの学びの機会が失われています。コロナ禍の影響で失業、倒産、給料激減と家計が厳しい状況に陥っている家庭が急増。結果、塾や習い事、進学をあきらめなければならないことも。
コロナウイルスが猛威を振るって随分長くなっています。
ワクチンが開発され、いよいよ摂取も始まると言いますが、未知の事態なのでまだ安心はできません。
現に感染者の増加は歯止めがきかず、更に感染力の強い変異株も確認されています。
第一波で緊急事態宣言が出され、外出自粛、経済活動の大幅な停止により中小企業を中心に倒産が多発し、シングルマザーやパートタイマーなど社会的弱者を中心に失業、仕事がない状況が続き家計は大きな打撃を受けました。
そして、今、第三波でこれまで以上に感染が広がって、これまで以上に人々の生活は厳しくなっています。
「GoToキャンペーン」で経済回復を期待していた会社は、だからこそ経営悪化は致命的でまたも倒産は広がる一方です。
倒産、失業、収入激減は当然子供たちの学びにも響いて来ています。
文科相によると、4月から10月でコロナウイルスのせいで退学した大学生、大学院生は1000人を超え、同じく休学したものは4200人を超えたそうです。
回復の見通しの立たないまま、この数字は増加すると見込まれます。
親の仕送りも難しくなり、バイトもコロナウイルスのせいで会社の売り上げが伸びない以上バイト切りに会い、学費と生活費が払えないという状況に追い込まれた学生が多く存在します。
かと言って、奨学金は借金のようで借りたくない。
一時学業を中断し、その間に十分なお金をため復帰することができればまだいいのですが、現実としてそれも難しく、結局退学という道を選ばざると得ない学生もいます。
そして、今は在学中の学生も退学や休学を考えている人が少なくありません。
憲法でも認められている「学ぶ権利」が大きく損なわれているのです。
この事態はかなり深刻なのですが、政府は本当に事の重大性を理解しているのか疑わしいです。
コロナによる家計の悪化は大学生ばかりに打撃を与えているわけではありません。
高校三年生の中には今年から変わる大学入試制度に不安を覚え戸惑っている者が多くいました。
それでも頑張ろうとした矢先に、コロナウイルスによる混乱。
受験の大事な時期に学校が一斉休校となり勉強がままならなくなりました。
塾や予備校は感染拡大防止のため、休校になってしまいました。
それでも経済的にゆとりのある家庭は、オンライン授業や個別指導など、勉強が滞るのを回避する方法がありますが、コロナにより減収となった家庭では何もしてあげられません。
多くの生徒が、コロナがとどめとなって進学をあきらめたと言っています。
受験生でなくても、私立学校に通う生徒はオンライン授業などで勉強を進めることができましたが、家計がぜい弱で公立学校に通っている生徒は三か月も勉強がまともにできず、止まったままになりました。
そして、学校が再開しても、感染防止のために多くの制限が学校生活にかかり、遅れた勉強を取り戻すために(感染拡大防止の意味もあるのですが)学校行事を中止または縮小し、長期休みも削られ、突貫で勉強を強いられる。
これまでにないスピードで進む授業に追いつけない生徒が多く発生し、いつものような学校生活の中の楽しみも削られ精神的に参ってしまう生徒も少なくありません。
収入が十分あれば、それでも塾でついていけない分を補習することもできますが、コロナによる収入の減少は授業料の捻出を難しくし、不本意ながらも塾をやめるざるを得ない生徒をたくさんうみました。
そして、学校の勉強から取り残されていくのです。
私の身の回りでもこのような生徒の話は聞きます。
大学進学をあきらめた生徒。
今までの生活を維持できず、やむえず転居しなくてはならない家庭。
塾の授業料が払えずやめてしまった生徒。
子供たちにとってもコロナウイルスは災難です。
いくら社会が困難な状況であっても、最低限子供たちの学びは保障できないものでしょうか。
お金で彼らの大事な勉強の機会が損なわれるのは本当に悲しいし、あってはならないと考えます。
将来の日本を考えるなら、彼らのことを第一に考え、社会として何か手を打たなければなりません。
もちろん葛西TKKアカデミーは困窮している生徒のためにあらゆる手を尽くす準備があります。
困ったときはご連絡ください。
一緒に親身になって解決法を考えます。
学びを決してあきらめないでください。
希望はまだあると信じましょう。
2020.12.24
今日はクリスマスイブ。「サンタさんっているの?」と聞かれたらどうしますか。私はこんな風に考えます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは親子の愛情を大切にします。
今日はクリスマスイブ。
楽しみにしている子供も多いでしょう。
子育てをしている親にとって困る質問の一つが、「サンタさんって本当にいるの?」ではないでしょうか。
皆様はどのように答えますか。
私ははっきりと「いるよ。」と答えます。
サンタクロースって何なのでしょうか。
赤い服を着た白いひげのおじいさん?
恐らくこれは象徴なんだと思います。
子供たちを愛おしく大切に思い、笑顔にしてあげたい、幸せになってほしいと願う心。
これがサンタクロースだと思っています。
その心の表れとして、その思いを託してサンタクロースが存在すると思います。
だから、赤い服を着た白いひげのおじいさんでなくてもサンタクロースなのです。
その思いは親子の間だけでなく、色々な間柄にも存在し、その表現手段としてサンタクロースがいるのです。
だから、例のおじいさんでなくてもいいのです。
だから、プレゼントを渡されないからと言って、サンタクロースがいないということにはならないのです。
愛情や優しさ、思いやりなどと言う人のものは目に見えません。
でも、私たちはそれらが存在することを知っています。
同様に、赤い服を着た白いひげのおじいさんがプレゼントを持ってきたところを見たことがないからと言って、その存在を否定することはできないのです。
以上のことから、私はサンタクロースがいると答えます。
人々が子供や他の人のことを思う限り、サンタクロースはいるのです。
クリスマスという特別な時間を楽しく大切にお過ごしください。
そして、人と人との愛情を再認識し深め、より強い絆になることをお祈りします。
この愛情があれば子供たちも健やかに育ってくれるでしょう。
そして、葛西TKKアカデミーも全ての子供たちに幸せになってほしいと願い、その力になりたいと真剣に考えています。
それではよい一日をお過ごしください。
2020.12.21
私がTKKアカデミーを始めた理由。しばしば聞かれることなのでここでお話したいと思います。
もうすぐ冬休み。
葛西TKKアカデミーでは現在、冬期講習受講生受付中です。
新規生徒は無料。
この機会に葛西TKKアカデミーで勉強し成績をアップしましょう!
まだまだ受講生受付中です。
個別指導塾葛西TKKアカデミーを始めてしばらくたちますが、時折なぜこの塾を開いたのか聞かれることがあります。
私も初心の気持ちを忘れず、自分の塾を始めた意義を確認するためにも、ここで簡単にその経緯をお話したいと思います。
この塾を始める前、私もとある大手塾で働いていました。
関東の各地に多くの校舎を構える大規模な塾でした。
多くの大手塾がそうであると思いますが、外部にいる生徒や保護者には見えにくいですが、営利団体としては効率よく利益を生まなくてはいけません。
ということは生徒の上位層に焦点を絞り、彼らの成績を上げ、有名校の合格者を増やした方が、塾の実績として宣伝になり、それを期待した保護者から新規の生徒が獲得するのが戦略としては効率的です。
上位層の生徒は理解力もあり勉強に対する自覚もあるので、塾としても教えることに集中できるので楽です。
一方、下位層の生徒たちは勉強を教える以前に、勉強をさせるようにしなくてはならず、限られた授業時間内に、こちらに多くの時間を費やすと勉強そのものの時間が少なくなり、結局生徒が学ぶことが少なくなります。
最も学ぶべきことが多い生徒に十分な勉強時間を取れなくなります。
結果、時間をかけた割に成績も上がらない。
このような状況では塾講師としては上位層にエネルギーを注いだ方が結果が出るし、自身の評価も上がる。
だから、下位層の生徒は分からなくても彼らのために時間を割くということはあまりせず、ただやったという事実を作るだけの形式的な授業になり、成績が上がらないのは生徒の努力が足りないからとすれば、自分の責任は問われない。
営利目的である以上、経営は重要でありその点は割り切って生徒と接しないと、全体の業績が悪化する。
下位層の生徒は放置されるのです。
集団教室ではこのようにどうしても置いていかれる生徒が発生します(これは学校でも同じことです)。
私は個別指導で教えていたのですが、個別では集団でついていけない子供たちが集まるので、彼らと接しながら、彼らが何を考え、何を望んでいるかなど分かりました。
本気で勉強を頑張りたいのに様々な理由から、今の自分はうまくできない。
でも、何とかしたいともがいている。
そんな生徒たちと親身になって付き合い、苦労と喜びを分かち合う。
集団と違い一度に多くの利益を生まないので給料は労力の割に安かったのですが、やりがいは感じていました。
しかし、そんな個別指導にも効率化の風が吹き、どの生徒も同じように決められた電子デバイスを使った指導にしろという指示が来ました。
学び方は人によって違うのだから、一つの方法で全員が勉強ができるようになることなんてありません。
これでは集団と同じように取り残される生徒が出てしまう。
個々に合わせられる柔軟性が個別指導の強みなのに、それを捨ててみな同じ勉強を押し付けられる。
一人ひとりの生徒を見ない塾の方針に反対でした。
しかも、子供が相手で保護者には見えないという考えがあるのでしょうか、本来公言している内容と違う指導(「一人の先生に対して生徒は二人まで」と約束しているのに、先生付属だからと三人、四人を担当させるなど)をしろというのです。
こういう不誠実な所も大いに疑問に感じ、これではよくないと考えました。
そして、自分の考える誠実で一人ひとりを全力で正直に、親しみと信頼を持って学びの喜びを提供できるような、そんな理想の塾を作りたくて、葛西TKKアカデミーを立ち上げたのです。
大手塾でやっていける生徒はいい。
でも、様々な理由で大手ではうまくやっていけない、取り残されてしまった、そういう生徒のための塾を開きたい。
お金とか関係なく、勉強がしたいという意思があれば誰でも利用でき、一緒に勉強を頑張れる塾を作りたい。
生徒一人ひとりを対等の人間として尊重し、彼らを否定するのではなく、秘めているものを引き出し、より良い未来を手にできる手伝いをしたい。
そうしてできたのが葛西TKKアカデミーです。
勉強と営利は必ずしも両立しません。
なぜなら、勉強は一生かけてするもので、実際に成果が出てその人のためになると分かるまでに時間がかかるからです。
生徒が勉強を身に付けるには、損得を超えた長期的な視点が必要な場合もあり、営利を考えた場合、まっとうな経営者であれば利益にならないことはしません。
でも、それではあふれてしまった生徒に希望はないのでしょうか。
彼らをどうしても見捨てたくないのです。
だから、今の葛西TKKアカデミーは実は規定にある授業料をいただいていません。
運営を考えた場合の最低限の利益すら出ないのですが、生徒の勉強に対するやる気、勉強を通して彼らの可能性を広げられるのなら、利益は度外視してでも力になりたい。
本当に経営は苦しいですが、それでもお金のことで勉強ができないのは可哀想過ぎる。
だからあえて厳しいですが、子供たちの将来のために頑張っています。
本当に経営者としては私は失格ですが、それ以上に自分の理想のため、そして葛西TKKアカデミーが手助けできるであろう全ての人々のため、苦しくても諦めずに頑張ってこの塾を守っていこうと思います。
2020.12.15
受験生もそうでない生徒も新型コロナウイルスの感染を防ぐために注意すべきこと。
現在、今までにない勢いで新型コロナウイルスの感染が広がっています。
入試を直前に控えている受験生にとって、自分が感染して試験が受けられなくなることが一番心配でしょう。
受験生でなくても、いつ自分がコロナウイルスにかからないか不安なはずです。
今日は新型コロナウイルスの感染を防ぐために注意すべきことを考えてみます。
かつてないくらい困難な状況ですが、生徒の皆さん学校生活に、そして勉強に頑張って下さい。
一般的に学生を始めとする若い世代にはコロナウイルスに感染しにくいと言われています。
確かに中高年に比べ感染率は低いようですが、これは若者がコロナウイルスに決してかからないということではありません。
現に江戸川区内でも小中学生の感染が頻繁に報告されています。
また、感染しても自覚症状が出なくて、知らないままウイルスを保持して周囲に広めている場合があるというのも、今回のコロナウイルスの厄介なところです。
確かに発熱などの症状はないかもしれませんが、それは感染していないということには必ずしもならないのです。
知らないだけで、調べてみたら周りは全員コロナウイルスに感染しているということも十分に考えられます。
そうして静かに感染が広がり、そこから今度は別の世代(特に高齢者は死の危険が高まるので要注意です)にうつり、全体的に感染者が増えるというケースがたくさん見受けられます。
だから若い世代だからと油断してはいけないのです。
新型コロナウイルスが流行してかなり経ち、人々の間にもこのウイルスに関する理解が進んでいます。
マスクの着用はかなり浸透しており、人々の意識がかなり浸透してきていることが分かります。
「3密」なんて言葉もでき、感染を防ぐために、「密閉」「密集」「密接」を避けるべきという認識も非常に広がっています。
外から帰ってきたら、うがいと手洗いをする、毎朝検温するなど家庭での感染防止活動も進んでいるように思えます。
また、各施設も消毒をしたり従業員にマスクをさせたり、人々が混んできたら入場制限をしたり、席と席の間を一つ分開けたりと家庭外でもとても真剣に感染防止対策をしています。
それでも非常事態宣言時のようにリモートでの勤務を行っている企業は減り、毎朝毎晩、通勤電車の満員状態は以前とさほど変わりません。
やむえない場合は仕方ないのですが、その気になれば外出しなくても済むのではないかと思える場合でも仕事にレジャーに外へ出て街中の人ごみがさほど減っていないのも気がかりです。
政府の「GoToキャンペーン」の影響もあるのでしょうが、今回の感染者急増は人々の心のゆるみも大きな理由の一つと言われるのも納得できます。
こうした状況で全国的に全世代においてコロナウイルスの感染が広がっています。
以上のことを踏まえて、生徒、特に試験を目前に控えた受験生に対して注意してほしいのは、家庭内感染です。
これまでの小中学校などでの感染経路を調べると、今では家庭内感染が圧倒的に多くなっています。
学校で生徒間での感染より家庭で親から子へ移る方が多いのです。
仮に本人が感染していなくても家庭内の誰かが感染すれば濃厚接触者となります。
一応文科省によると濃厚接触者も一定の条件を満たし、試験当日に特別な対応を取れば受験はできることになっています(ここでいう濃厚接触者とは保健所が認定した人を指し、保健所に行っていない場合は濃厚接触者にはなりません。つまり実質濃厚接触者であっても、濃厚接触者ではないとして一般受験生と一緒に試験を受ける可能性はあります)。
でも、そのためには検査を受けたり当日に発症してないことが条件になっていたりといろいろ面倒です。
精神的コンディションも受験にはかなり影響しますので、濃厚接触者でもならない方が断然いいです。
従って、受験生本人はもちろんですが、周囲にいる大人、特に接触の多い親兄弟や、塾や学校の先生も彼らのために十分に感染防止をし警戒し、彼らからコロナウイルスをもらわないようにしないといけません。
人との接触は可能な限り避け、「3密」を回避しましょう。
感染の危険性の高い外での飲食(本来なら年末の忘年会シーズンですが)は、今年ばかりは子供たちのためにも大人は我慢した方がいいですね。
できれば試験の二週間前からは感染を防ぐため、受験生は学校や塾に行くのは控えた方がいいかもしれません。
当然マスクは日常的にした方がいいし、しゃべる時も十分な距離を取る必要があるでしょう。
部屋に閉じこもっているだけでなく、頻繁に換気をし、食事のときも人との距離を取りましょう。
以前、ニュースで読んだのですが、トイレやお風呂など家庭内のメンバーが共有する空間も注意した方がいいそうです。
これらの場所が特に感染が多いという訳ではないのですが、少しでもリスクを避けるために具合が悪い人はお風呂には最後に入るとか、トイレはできるだけ分けて入るのが望ましいようです。
受験生や生徒本人だけでなく、周りの人間も協力して彼らを守るという意識が重要です。
今年は本当に異例で、受験生の皆さんは例年以上に苦労していると思います。
心中お察しします。
万が一、濃厚接触者になってしまっても多くの大学で試験日程を増やしたり追試をしたりと対応を考えています。
今回が最初となる共通テストでも第二日程、第三日程もあります。
だから、不幸にも最初の日程で濃厚接触者になって不安であったり、体調がいまいち万全でないなと感じたならば、無理せず次のチャンスで挑戦するのも一つの手かもしれません。
大変な事態になっていますが、できることは全てやって試験に臨んでください。
そして、自分の力を全て出し切ったといえるように頑張ってください。
葛西TKKアカデミーはいつでも皆さんを応援しています。
当塾にできることがあれば何なりとお申し付けください。
全力でサポートしたいと考えています。
2020.12.13
冬期講習生徒募集中!何と新規生は無料!冬休みを利用して、皆様の勉強のお手伝いをします。特に受験生は冬休みをどう過ごすかで、合否が分かれます。この機会をお見逃しなく!
もうすぐ冬休みになります。
今年はコロナウイルスのせいで学校が三か月も休校になり、生徒の間ではコロナウイルスは終息するのか、学校が始まったとき自分はきちんとやれるのか、遅れた勉強は取り戻せるのか、いつもの様に外で遊ぶこともできずストレスがたまるなど、通常とは全く違う状況に不安と戸惑いを隠せない生徒がたくさんいました。
学校が再開した今でも彼らの心配はなくなりません。
特に受験生は今年から入試が大きく変わるのに加えて、このような感染防止をしながら十分にできない勉強を一生懸命頑張っていることと思います。
葛西TKKアカデミーはこのような不安を抱える生徒が少しでも安心できるように、冬休みという長期の休みを利用して皆様の勉強のお手伝いをしたいと考えています。
葛西TKKアカデミーは冬期講習を行います。
小学生から高校生まで対応いたします。
冬休みの課題をするもよし。
今まで学校で分からなかったところの確認をするもよし。
新学期に向けて予習をするのもいいでしょう。
特に今年は一斉休校があり、授業の遅れを取り戻すため、学校の進度が早く、着いて行くのも大変。
だから、冬期講習でフォローするのもいいです。
また、受験生は本番直前の最後の頑張りとして、冬期講習を利用してください。
更に、自習はし放題で、授業でないときも勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問して構いません。
先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
しかも、疲れたら休憩エリアでお菓子とドリンクを自由にいただけます。
葛西駅より徒歩3分、アクセスも便利な個別指導塾葛西TKKアカデミーでは冬期講習の受講生を募集中です。
しかも、今なら新規生徒はもれなく無料で冬期講習が受けられます。
でも内容は一般生徒と同じ。
是非、この機会を利用してお得に勉強するとともに、葛西TKKアカデミーがどのような塾か体験して下さい。
〈ここでキャンペーン情報!〉
お問い合わせの際に「まいぷれ江戸川区を見た。」とおっしゃってください。
もれなく次の得点がついてきます。
今だけお得、五大特典
・1セット(授業5回分)が無料で体験できます。
・更に入塾してご兄弟、友人を紹介していただければ、1人に付き2000円、2人で5000円、授業料を割引!
・今、入塾すれば授業料30%OFFのキャンペーン中。
・入会費20000円が無料!
・自習し放題!
つまり、無料で冬期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
特に中学三年生には受験に向けた授業を準備しております。
一般入試に加え、推薦入試のサポートも致します。
進路相談も承りますので、
進学にお悩みの方は気軽に葛西TKKアカデミーにいらしてください。
2020.12.12
「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の結果が報告されました。その結果は悪くはないのですが問題点も見えてきました。
もうすぐ冬休み。
葛西TKKアカデミーでは現在、冬期講習受講生受付中です。
新規生徒は無料。
この機会に葛西TKKアカデミーで勉強し成績をアップしましょう!
小学4年生と中学2年生を対象として数学と理科の国際的調査が行われています。
「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」と呼ばれるもので4年ごとに実施されるのですが、2019年の結果が公表されました。
小学4年生は58の国と地域で、中学2年生は39の国と地域で調査は行われ、日本は中2の数学が8点上昇し、過去最高の点数を記録しました(第4位)。
小4の算数は世界5位、中2の理科は世界3位、小4の理科は4位と平均してよい成績を修めました。
この調査によると日本は成績の上位層と下位層の差が小さいのが特徴と言われています。
このことは日本では地方も中央も同等の教育水準が保たれていて、教員の指導力の高さが会の子供たちを引き上げていると文科省は分析しています。
ただ、問題点としては学習意欲などを尋ねる調査では国債平均を下回っているという結果が出ました。
算数・数学が楽しいかという問いに対して、小4が77%(国際平均84%)、中2が56%(国際平均70%)が楽しいと答え、理科の勉強に関しては、小4で92%(国際平均86%)、中2で70%(国際平均81%)が楽しいと答えたそうです。
また、同様に学習が日常生活に役立つと考える中学2年生の割合も海外に比べて低い結果が出ました。
学年が上がるごとに学習内容が難しくなってきて簡単には分からなくなる。
その時的確にフォローしてくれる人がいればいいのだが、子供ができないことに耐え切れずイライラして当たってしまうような対応をされると、子供は勉強に対する興味が一気に失せます。
加えて、勉強を頑張るように励ます、大丈夫、できるようになるからと安心させ促すように接してくれればいいのですが、なんでできないんだと本人を否定したり、勉強なんか何の役にも立たないと周りが無責任に言ったりするのも、せっかく勉強をしようという気持ちをなえさせます。
多くの子供たちと接し(そのうちの多くは勉強に苦労しているのですが)分かったのは、このような経験をしている勉強嫌いの子供が非常に多く、大人の心無い接し方が子供の学びへの好奇心を奪っているのが分かります。
このようなことも今回の調査結果は物語っていると思います。
更に今回の調査から分かったこととして、日本の教育におけるコンピューターの普及の遅れも指摘された。
シンガポールや韓国、台湾などアジアでも高い教育水準を維持するところが今回のテストで軒並みコンピューターを使った解答を採用したところが多かったが、日本だけは従来通りの筆記式で、日本の生徒たちがコンピューターを使った文章作成能力などで遅れを取っていることが明るみになりました。
実際に学校へのコンピューターの普及は政府の声明とは裏腹に遅れており、子供たちの中にはこれらの扱いに不慣れな者が多く、これらの技術的な整備がまだ十分でないことを物語っていました。
この点に関しても何年も前から全国の学校にコンピューターを備え、Wi-Fi環境を整え、授業でも積極的に活用すると言いつつも一向に進みませんでした。
今回のコロナ禍においてようやくオンライン授業の有効性(整備の整っていた私立学校では勉強が滞らなかったのに対し、ほとんどの公立学校では勉強が完全に停止してしまった)を指摘されたにも関わらず、未だに十分に整備ができていません。
これは要するに関わる人間がどれだけ本気で取り組んでいるかということでしょう。
口では言いつつも行動しないのは、そのつもりがないからではないでしょうか。
特に年配の職員や関係者は新しいものに対して、自分が適応できないから積極的に導入したがらないという点が挙げられます。
コンピューターやWi-Fiだけでなく、それを使いこなし教えることができる人材の育成、または投入が求められますが、どうもそこまで手が回っていないようです。
つまり、子供が使いこなせないというより、使いこなせるように指導できる環境と人材がないということが原因ではないでしょうか。
これまでの教育を見直して新しい教育を目指すとして、現在日本では教育改革が進められていますが、今回の調査結果によるとまだその成果は出ていないようです。
自ら考え答えを導き出せる人材を育てると銘打って、教育方法や評価の仕方、教育内容まで改変が求められていますが、これらが焦点とする、子供の思考力や想像力は全般的に、日本の生徒は正答率が低かったようです。
例えば、小4の理科、砂漠の絵を見て生きものと生きものでないものを答えさせる問題では、国際平均45%だったのに対して37%で、身近でない物事に自分の想像力を使って考えることが苦手なのではないかと言われています。
また、同じ問題から言語能力の低下を指摘する人もいます。
つまり、「生き物」というのが何なのかわかっていないということだそうです。
似たような言葉の違いが分からない、使い分けができていない。
「生き物」ということと「動物」ということがどう違うのか、「虫」は生き物だが「動物」ではないというのが分からない生徒が多いようです。
そして、記述式の問題は軒並み正答率が低く、思考力や表現力が十分に育っていないことが懸念されています。
実際に子供たちと接して記述問題は敬遠されます。
分からないというのもありますが、面倒くさいからやりたがらないというのが個人的には気になります。
(逆に言えば、きちんと解き方を理解してやればできるのに、やる前にあきらめているということ)
面倒くさいことを非常に嫌がるというのは現代の価値観が影響していると思います。
大人もよく面倒くさいと口にするし、面倒くさいことはやらない、面倒くさくないのがいいことと我々は考え口にしていないでしょうか。
子供は大人をよく見ています。
大人の何気ない言動が子供に大きな影響を与えてるということはよくあり、気を付ける必要があります。
語彙力や表現力の貧しさも目につきます。
言葉を知らないから使えない。
これはSNSなど便利なツールが普及すると同時に、接する人間の多様性が減り、お互いによくわかっている同じ人間とばかりコミュニケーションをとるので、あえて相手に理解してもらう、そして相手を理解する努力をあまり必要としないからでしょう。
これも時代の仕方ない流れと言ってしまえばそれまでですが、子供の成長を考えるものとしては、何らかの対策をとる必要があると思います。
言語の問題は実はとても重大な問題で、何故なら言語は直接人間の思考につながるからです。
(この点はまた別の機会に議論したいと思います)
いずれにしても、言語能力の問題は単純に国語の問題ではなく、日常生活の中でのもんだいと私は認識しています。
子供たちの学力の国際比較はしばしば行われ、毎回興味深い結果からいろいろなことを考えさせられます。
今回も点数的には上位の日本のこどもたちですが、学びに対する喜びや幸福度が低いのは、日本の教育に対する姿勢が大きく影響していると思います。
また、子供が勉強で壁にぶつかったときの大人がどのように対応してあげられるかということも個人的には重要な課題だと思います。
文章を理解したり発信したりする能力が低いと指摘されたことも心配です。
これらは学校だけの問題ではなく、子育ての問題で社会で取り組むべき問題ではないかと考えます。
子供たちの学びや成長に対して心配事や悩みがある方はどうか気軽にご相談ください。
一緒に考え、子供たちの支えになりたいと思っています。
2020.12.09
図表問題を解けるようになろう。教育改革に伴いこれからは与えられた資料から情報を読み取り、その意味を考える問題が増えていきます。そんなときも臆することなく答えられるようになりましょう。
教育改革により、これまでのような暗記中心の教育が見直され、これまで学んだことを使って自分で問題を分析し、自分で解答を考えなければならない問題がテストでもたくさん出されるようになります。
生徒の中には、表や図を見て何を示しているのか理解できず、または図表があるというだけで挑戦しようともせず投げ出してしまう人がいます。
しかし、文科省の方針に従えば今後、図や表、グラフなどを利用した問題は数学や理科だけでなく様々な教科で導入されることは明白です。
よって、これらを苦手とする生徒はテストや試験では非常に不利になることが見込まれます。
では、これらの問題にどのように取り組めばいいのでしょうか。
1.先ずは問題をよく読む
何に答えるか。
これは全ての問題に共通していますが、正しく答えるためには、先ずは正確に問題を読み取り、出題者の要求する者が何かを把握しなくてはいけません。
例え図や表をきちんと読み取れても、問題の意図を読み違えて求められていない解答をすればバツになります。
基本的に問題の前半は条件、後半は何を答えてほしいのかが書いてあります。
従って、問題の条件部分から自分が何に注目して図表を見ないといけないか理解し、そこから図表の何を捉えなければならないか、後半部分から考えます。
例えば、「グラブの2000年と2010年を比較し」とあればこの二つのグラフのみに注目し、他の年は見てはいけません。
更に、「石油の輸入が全体で何パーセント減りましたか」と書かれてあれば、輸入量ではなく全体に対する割合を出して答えないといけないということです。
しかも、「パーセント」でないといけません。
2.グラフや表そのものを見る前に、その周りを見る
図や表を見て考えなければいけないのですが、その前にそれらの周囲に書かれているものを見ましょう。
タイトルには何の話題についてのものか、何を示そうとして書かれたものかが書いてあります。
数量の単位や何が図表内に示されているか正確に分かっていないといけません。
縦軸、横軸が何を示しているかも大切です。
このように図表そのものが何を表しているかを理解しましょう。
3.グラフや表の特徴を知りましょう。
いろいろな図や表がありますが、それぞれに特徴があり、何を示すのに適しているかが違います。
例えば、時間的変化を表すなら折れ線グラフや棒グラフが適していますし、全体に対する割合を見たいなら帯グラフや円グラフが適しています。
二つの要素による組み合わせの結果を見たいなら二項対立の表が分かりやすいです。
また、地図もたくさん種類がありますが、距離や面積、方角など何が正確で何が不正確かが違います(実物である地球は空間上の球体で、これを平面で表すには必ずゆがみが生じ、何かを犠牲にしないといけません)。
何が正確に描かれているかが分かれば、不正確なものからは解答は出ないので、問題を解くヒントになります。
このように図表の特徴を理解していれば、問題がこれらを使って何を示し何を要求しようとしているのか分かります。
そうすれば問題に対して的確に答えることができます。
4.図表が示している特徴や変化を読み取る。
基本的に問題は図表から読み取れる特徴や変化を問うものが多いです。
最も多いものは何か、最も少ないものは何か。
時間が経つにつれ増えているのか減っているのか。
あるものが多い地域は他のものも多い。
あるものの増減は他のものの増減と一致している、または逆になっている。
このような特徴や変化、関連性を見つけましょう。
そんなに複雑に考える必要はありません。
問題に要求されているものが一つ分かればいいのです。
5.必要であれば図表内の要素同士、またはこれまで学んで得た知識から関連性を考える。
図表の読み取りだけを目的としている問題であれば4までで十分ですが、中には図表から分かることに基づきその関連性や因果関係を考えさせる問題もあります。
予備知識がなくても問題ないの図表の特徴から推測できるものもありますが、問題内に書かれていない、これまで自分が学んできた知識を使って考えさせるものもあります。
問題内の情報から推測可能な問題は是非チャレンジしてほしいです。
なぜなら、学校で習ってなくても、たくさんの知識がなくても、図表の読み取りができれば解ける問題だからです。
また、学習で得た知識を必要とする問題も、その問題の意図が理解できれば、「ああ、学校で習ったこのことを答えさせたいのだな。」と分かるので、その知識を図表と関連付けすれば簡単に答えられます。
例えば、「時代が経過するにつれて日本の産業は第一次産業から第二次、第三次産業へ移行していく」ということを学んで知っていて、問題内のグラフで産業構造の変化が示されていれば、「グラフから分かることとして、あれを答えればいいのだな」と分かります。
ただ、稀に予備知識と異なる事実を示す図表をわざと出して、それに気づけるかを問う問題もありますので、注意してください。
答える時はあくまでも図表に基づいて答えるのが基本です。
図表を使った問題はこれからどんどん増えていくことが予想されます。
文科相がそのように示しているからです。
でも、コツさえ分かっていれば意外と答えるのは簡単です。
図表から分かる単純な情報の一つを読み取る問題が多いので、図表を見ただけで最初から難しそうとあきらめるのは止めましょう。
慣れないうちは大変ですが、それは何でも同じです。
方法を理解し練習するだけです。
練習としてはテレビや新聞、ネットにあるニュースを利用することをお勧めします。
その時々で実際に話題になっていることの図表なのでより身近で理解もしやすいからです。
そして、親子でその話題について話し合い、どうしてそうなるのか一緒に考えれば、図表の問題を解く練習になるだけでなく、話題に関する知識も深まり一石二鳥です。
更に、親子の会話も生まれ、家庭内の人間関係も良好になっていくでしょう。
また、議論の中から自分の意見を確立することもこれからの教育で求められ重要になっていきますので、これを機に、何を根拠にどうして自分はそう考えるか、相手はそう考えるのかということを理解できるように訓練するのもいいと思います。
もちろん、うちで指導するのは難しいというご家庭は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
こちらで親切丁寧に指導してまいります。
2020.12.08
昨日、反抗期の息子さんに悩むお母さんのための相談会を開きました。先輩お母さんからとても有意義なアドバイスをいただきました。
もうすぐ冬休み。
葛西TKKアカデミーでは現在、冬期講習受講生受付中です。
新規生徒は無料。
この機会に葛西TKKアカデミーで勉強し成績をアップしましょう!
子育ては大変、そして分からないことだらけ。
手探りで日々奮闘している親御さんが多いことと思います。
葛西TKKアカデミーでは学校の勉強だけでなく、子供たちの健やかな成長と明るい未来のために力になりたいと思っています。
先日、中学生の男の子を持つお母様から、息子の反抗期で困っているという話を聞きました。
そこで、葛西TKKアカデミーでは以前通っていた男子生徒のお母様と連絡を取り、同じ男の子を持つ親として自分の経験談やアドバイスをしていただけないかと問い合わせたところ、快く引き受けてもらえました。
本当にありがたい限りです。
子育ては大変で一人ですべてうまくやろうと思うとどうしても無理が出ますし、うまくいかず精神的にも追い詰められたりすることもあります。
それは親御さんにとっても、そして子供たちにとっても決して健全ではありません。
葛西TKKアカデミーはみんなで協力し、役割分担して子供たちの成長を促すのがいいと考えています。
このチームワークという考え方は当塾の根幹の一つですが、これは勉強だけでなく子育て全判に通じることと考えます。
今回も葛西TKKアカデミーの持つ人とのつながりを利用して反抗期に悩むお母さんの助けになればと、先輩お母さんに声掛けをして、相談会の実現となったわけです。
私もかつての中学生男子として、また、多くの思春期の子供たちを見てきたものとして、コーディネーターとしてだけでなく、何らかのお役に立てる話ができればと同席しました。
自分が姉妹として育ち、男の子を育てるのは初めてなので、この反抗期というものに相当手を焼き悩んでいました。
何を考えているのか、どうしていいのか、ついつい言いすぎてしまったり、イライラしてぶつかったり、子供の反抗的な態度に困り果てたり。
そのような現状を聞いて、これまで思春期の男の子を育ててきた先輩お母様からとても有益なアドバイスをいただきました。
たくさんあったのですが、例えば、あまり言いすぎるとかえってこじれるので、ある程度は触れないようにすること、仕事先の同僚などに軽い感じで話して共感してもらったり、助言をもらうといいこと、そして、とりあえず人に打ち明ければ気持ちが軽くなれること、いろいろ反抗期でぶつかってきた息子が大人になって親の気持ちや苦労が分かるようになり、そっと家事を手伝ってくれたことなど、貴重な話をしてもらえました。
これは本当に助かりました。
実際の経験を通しての話なので説得力があると同時に、よくわからなかったこの時期の男の子の気持ちや言動が理解できました。
私も自分の中学生自分の経験、親とぶつかったことや、塾で生徒たちと接する中、彼らが実はわがままで反抗していうのではなく、彼らなりのしっかりとした筋の通った考えの中で自分の主張をしていることなど話しました。
一時間ほどの話し合いでしたが、悩んでいたお母さんもいろいろ参考になったようで、少しは肩の荷が軽くなったように見えました。
最後はお母様同士で連絡先を交換して終わりました。
この出会いをきっかけに、今後も困ったときはお互いに連絡を取り合い、親子ともども良好な子育てと成長があればと願います。
葛西TKKアカデミーは常に子供たちを心配します。
そして、彼らを育ててくれる親御さんのことも心配します。
葛西TKKアカデミーの願いは子供たちの健やかな成長の手助けをし、彼らに明るい未来を迎えて欲しいということです。
勉強を教えるだけでなく、ちょっとおせっかいの塾です。
でも、皆さんのお役に立ちたいという気持ちは本物です、
今回のようにお悩みのある方は気軽にご連絡ください。
私なりに考え最善を尽くしたいと思います。
2020.12.01
学びあい、教えあい。子どもたちで自主的に勉強を深めていく活動。
もうすぐ冬休み。
葛西TKKアカデミーでは現在、冬期講習受講生受付中です。
新規生徒は無料。
この機会に葛西TKKアカデミーで勉強し成績をアップしましょう!
勉強というのは先生からしか学べないと思っていませんか。
しかし、勉強というのは様々な形でできるものです。
今回は「学びあい」について考えてみたいと思います。
「学びあい」と言うのは子供同士など、ほぼ対等な立場にいる者同士がお互いに助け合いながら勉強を進めていく方法で、上のものが下のものに知識を与えるというような勉強とは観点がかなり異なります。
子供たちがそれぞれの得意分野で他の子をサポートしてあげると同時に、苦手な分野ではほかの子供から教えてもらうのです。
こうしてお互いの得意で相手の不得意を補って、共に勉強を深め進めていくのです。
この勉強法のよい点は、お互いに対等な関係、または対等になってくれる関係なので、上下関係のような妙なプレッシャーや緊張がなく気軽にリラックスした環境で勉強できる点です。
対等または対等になってくれる関係と言いましたが、これは相手は必ずしも子供である必要はないということです。
大人であっても、子供が上からではなく自分と同じ目線でいてくれると感じればいいのです。
従って、もし大人がこれをするときは自分の立ち位置に十分注意してください。
これを間違ってしまうと上下関係になり学びあいは成立しなくなります。
これは子供同士でも同じで、一方が上からの態度を示せば学びあいの関係は崩れてしまいます。
悪い点としては、教育のプロが教える訳ではないので、必ずしも効率がいいとは言えないこと。
いくら得意分野を教えると言っても、経験が十分でない子供は時にうまくできなかったり、遠回りになったりします。
一所懸命教えても相手がなかなか理解してくれず、イラつくかもしれません。
これは本人の性格も関係しますが、短気ではいけません。
粘り強く根気よくなければなりません。
(これは大人も同様ですね。)
また、子供同士ということで勉強がいつの間にか、ふざけあって遊びになってしまうかもしれません。
きちんとけじめをつけて子供同士で、そんなときは「いけないよ、勉強に集中しよう」と言えればいいのですが、そうでないときははたからの大人のサポートが必要です。
何かあったときは軌道修正してくれる存在があった方がいいでしょう。
でも、これはあくまでもサポートであって、出しゃばりすぎてはいけません。
基本は子供たちの主体性ですから。
子の勉強方法の考え方としては、子供たちは劣った存在、欠けた存在ではなく、自分から能力を伸ばす存在ということ。
よって、これまでの勉強のように与えるのではなく、子供たちが自分で力を伸ばしていくので周りの人間のすることは支援や促しです。
目標を一緒に考えたり、勉強に必要なものや環境を提供したり、的確に評価しアドバイスを与えたりします。
(勉強に必要な資料をどうやって手に入れるかを教えたり、他の解法を紹介したり、面白そうな豆知識を話したり)
このような子供の自主性、主体性を尊重する勉強は、現在文科省が目指す21世紀型教育にも合致します。
生徒同士の学びあいは先ほど話したとおり時には遠回りになるかもしれません。
でも、学びあいではそれも重要な学習過程だと考えます。
遠回りの中に思わぬ発見や面白さがあるかもしれず、その経験は子供たちにより深い学習経験として残るからです。
一方的な授業は主体である生徒が必ずも学ぼうとしているわけではなく、そのような姿勢ではいくら授業をしても残るのは5%程度です。
これにいくらプリントや映像など工夫を加えたとしても、学ぶ側が学ぼうとしていなければせいぜい二、三割ほどです。
しかし、同じ勉強でも生徒が主体性を持ち積極的にディスカッションや共同作業に参加した場合は、学んだことの50%以上が長期記憶に残ると言われています。
これは学んだことそのもの以外にも、それに到達するまでの様々な出来事が関連しながら記憶となるエピソード記憶という効果もあるのでしょう。
一方で、「勉強しなさい」と親が子供にしつこく言うのは子供の主体性ややる気を削ぎ、逆効果だと言われています。
ただ「勉強しろ」というだけでは子供の勉強は伸びず、むしろマイナスの影響があると言われています。
それよりも何も言わずに子供たちが勉強に必要な参考書や情報へのアクセスを可能にする、普段から美術館や博物館へ連れていったり、異文化体験をさせたりという脳への好奇心を駆り立てるような活動をした方が、直接学校の勉強と関係がなくても成績が上がるという報告もあります。
大事なのは本人の学ぼうという意思です。
だから、各家庭で独自の価値観はあるとおもいますが、 子供にどうして勉強しないといけないのかきちんと答えられる用意はした方がいいでしょう。
(少なくとも子供と話し合いながら、自分なりの回答を形成する必要があります。よくある「いい会社に入って、いい人生を送る」と言うのは説得力がありませんよ。)
明確な勉強の意義が分かれば、勉強すべき理由も分かります。
それは動機づけにもなりますし、目標にもなります。
こうして子供たちに学ぶ下準備ができれば、後は「学びあい」に必要なパートナーとサポーターを見つけましょう。
先ほども述べましたがパートナーは必ずしも生徒である必要はありません。
共に学ぶ人物であれば誰でもいいのです。
そして、学びあいを見守るサポーターは保護者の方でもいいですし、適格者であれば学校や塾の先生でもいい、もちろん近所のおじさんおばさん、先輩などでもふさわしければ構いません。
ここにはもちろん葛西TKKアカデミーも含まれています。
今、日本の教育は大きな転換期に当たっています。
文科省なこれまでの伝統的な日本の授業形式から脱却し、より崇高で理想的な学びを目指しています。
これは非常に難しい課題です。
しかし、目標としては間違っていません。
要は、どうやって達成するかという方法論です。
その中にアクティブラーニングなど、これまで我々の多く(学校の先生も含む)が経験したことのない未知の学習法へのチャレンジがあります。
馴染みがない分、よく分からず試行錯誤で難しいと感じることでしょう。
しかし、子供たちのことを考えると、どちらがより彼らのために本当になるのか分かるでしょう。
挑戦する価値は十分ありますし、その成果はかけがえのないものとなるでしょう。
「学びあい」というこれまでの常識とは少し違うアプローチですが、うまくやれば勉強がとても楽しく喜びに満ちたものになるでしょう。
皆様も試してみてはいかがでしょうか。
2020.11.30
コロナウイルスによる休校後の学校
一斉休校から学校が再開しましたが、コロナウイルスの感染防止をするため数々の制限のある不自由な学校生活を送っています。
現場の小中学校でも夏休みの短縮に始まり、土曜登校、学校行事の中止縮小などにより何とか授業時間を無理やりにでも捻出し、休みで行えなかった勉強を取り戻そうと必死になっています。
それに伴い授業もかなり速いスピードで進められています。
生徒たちもそれに追い付こうと必死なのですが、あまりにも進みが早く、当然付いていけない生徒もたくさん生じています。
実際に私も生徒たちの勉強を見る中で、気づけばいきなりとんでもなく教科書が進んでいて驚いたことが何度かあります。
どのような授業を行っているのか分かりませんが、確かにスピードが速くなっている気がします。
制限ある学校生活と、生徒を置き去りにしてでも後れを取り戻し、あたかも「やりましたよ」感だけ醸し出す授業。
学校は生徒たちにとって、かなりストレスの多い日常になっているようです。
それに伴いいじめも急増中で、生徒の自殺者も増えています。
学校のいじめだけでなく、授業についていけない焦り、特に受験生は大事な時期に思うような勉強ができず絶望感の中日々勉強を頑張っているような状況。
更に、子供が困ったときに頼るべき大人(親)も、コロナウィルスのせいで仕事がなくなり、十分な生活費も稼げず、家計を守るためにこれまで以上に働かなくてはならず、とても子供の悩みは異変に気付いてあげることができなくなっているのも一因でしょう。
(特にシングルマザーなどの社会的弱者とされる家庭ではこの傾向が顕著です。)
この点はまた別の機会に言及したいと思います。
もし、学校が中央からの要請に応えることのみに注力するならば、形式的でもいいから授業をやって、遅れた分を取り戻すことが第一になってしまいます。
その結果、一番被害を受けるのは生徒たちということになってしまいます。
通常でもついていけない生徒は出てくるのに、日程的な遅れを取り戻すという学校側の理由だけで急ピッチに授業が進めばこれまで以上に追いつけない生徒が生じるのは当然の帰結です。
学校はとにかく残りの授業の消化に必死で、本当に生徒が学んだことを身に付けているかは二の次になっているのであれば、詰込みで分からない生徒にまで手が回らず、彼らは取り残されるしかありません。
政府または学校の都合で生徒の学びが阻害されるのは非常に許しがたいことです。
これが教育なのでしょうか。
主体的学習を目指して始めた教育改革の初年度にコロナウイルスによってより一層形式的授業を推し進めなければならないとは何とも皮肉です。
また、現場では生徒の状況に理解しつつも国の方針だからと授業のペースを落とすことができず、本気で生徒のことを考える先生は余計にボロボロになるのでしょう。
このような状態では生徒も学びを楽しむことはできず、分からなくても自分はほったらかしにされると感じ、勉強に関心を失うのも仕方ありません。
このような大人の都合で子供たちの勉強への興味が失われることは本当に不幸です。
では、この状況を打破するにはどうすればいいのでしょうか。
一番の問題点は現場に負担がかかり過ぎ、柔軟に対応できるゆとりがないことだと思います。
だから、少人数制クラスを実現し、生徒や先生により濃密に投資ができるようにすることが大事だと思います。
そうして、生徒一人一人に丁寧な学習を提供することで、彼らの勉強への興味を強め、より深く楽しく学ぶことができるでしょう。
クラスは増えるし、よりきめ細かい教育を提供し勉強の質を高めるには一クラスごとの人員を増やす必要もあるでしょう。
つまり、教員数の増大は必要であり、他にも教育環境を整備し高度なサービスを供給するには予算もより多く確保しなければなりません。
しかし、これは国にとって単なる消費ではなく、将来有望な人材を育成するための投資であり、有能な人材が増えれば国の繁栄も約束されるので、決してけちるべきものでもありません。
子供は国の宝です。
大判振る舞いしてもいいくらいです。
ちょっと話がそれました。
すみません。
また、この点に関しては別の機会に。
とにかく、もっと学校の現場を生身の生徒のことを真剣に考えてほしいということです。
きちんと考えれば、今、生徒や学校が直面している色々問題が見えてきて、問題点が明確になれば対策も出てくるはずです。
しかし、今の政府ではそのようなことが全くできていない。
コロナウイルスによってもたらされた、現場で起こっている数々の不幸をまるで実感として把握できていない。
本当に悲しく思います。
私は小さな私塾の塾長でしかありません。
できることは非常に限られていますが、それでもできることなら子供たちの力になりたいと常々考えています。
このような前代未聞の混乱状況の中で、生徒やご家庭で困ったことがございましたら、気軽に話してください。
是非、問題解決できるように尽力したいと思っています。
2020.11.28
気になるニュース。コロナウイルスの感染が広がっていますが、文科相は緊急事態宣言が出されても一斉休校はしない方針だそうです。
このところ新型コロナウイルスの第三波として、感染者数が急激に、しかもこれまでにない数で全国的に増えています。
政府によるとこのままの状態が続くと緊急事態宣言をまた発動しないといけなくなるかもしれないそうです。
これに関連して先日、文科相は記者会見を開きました。
そこで文科相は、例え緊急事態宣言が出されたとしても、前回のような全国規模での一斉休校は要請しないとの方針を明らかにしました。
その理由は「学びの保障や子供たちの心身への影響の観点から、必要な場合に限定して慎重に判断すべき」とのことです。
また、来年1月に大学入試で行われる共通テストも、厳格な予防対策を講じた上で予定通り実施することを示しました。
大学入試とコロナウイルスについて先日、私もここの記事で触れましたが、思っていた通り大学入試の日程を変えることなく、予定通り行うようで、例えこれからコロナウイルスが更に深刻な状態になっても中止や延期はあり得ないようです。
少なくとも、選択肢として中止や延期があるのであれば、現時点で明確にどのような条件で中止や延期になるのか示すべきですが、それがないということは何があろうと予定を変えるつもりはないということでしょう。
一斉休校に関しても、前回の休校で会社が自粛するのは仕方ないが、学校を休校することは果たして正しい判断だったのかという批判が出ていたのも確かです。
感染率と重症化のリスクが少ない子供たちの集まる学校において休校にする必要はなかったのではないか、むしろ休校によって起こる勉強の遅れの方が問題だという意見です。
一斉休校を否定したのはこのような背景があり、再び批判されるのを恐れてではないかと思います。
以前から、ウイルスの感染が広がりやすい冬にまたコロナウイルス感染が増えるということは言われていました。
しかし、政府は学校教育においてこれから起こるであろう新しい感染拡大に対する準備を怠ったのではないかと考えます。
子供たちの安全を学びを守るためにあらゆる手段を選択肢として用意していれば、どのような状況であろうとそれなりに対応ができたと思います。
例えば、前回の一斉休校でオンライン授業が利用できた私立学校の生徒は一斉休校でも学習と滞らせることなく進めたのに対し、オンライン環境が未整備であった公立学校はただただ学習をストップするしかなかった。
オンライン授業が評価され注目され政府もその有用性を確認していたにもかかわらず、オンライン授業ができる環境整備はほとんど進んでいません。
休校すれば勉強が止まる。
勉強を止めないためには、いくらコロナウイルスの脅威にさらされようが、生徒をそのまま学校に通わせ続けなければならい。
これが一斉休校を否定した本音ではないでしょうか。
自分たちの怠慢を子供たちの健康リスクと引き換えに正当化しているように思えます。
これは大学入試でも同じで、本当に文科省は真剣に受験生たちの将来のことを考えているのか疑問に思います。
中止や延期の選択肢を最初から切り捨てるのではなく、どういうときに通常通り試験を実施し、どういうときに試験を中止、延期するか明確な基準と方針を示せば、受験生の不安もかなり軽減されたはずですが、未だに曖昧な文句で今回も中止や延期が絶対にないとは言っておらず、ひょっとしたらあり得るのかと心配な受験生が多くいます。
このような明確な態度を示さない姿勢が、これまでも子供たちを振り回し、混乱させてきたことを反省しているのでしょうか。
場当たり的で後手後手の対応は止めてほしいと思います。
態度を明確に示せないのは、その裏に責任を負いたくないという心理があるのはないでしょうか。
そんな個人的保身のために子供たちの将来がぐちゃぐちゃにされているのであれば、私は強く怒りを覚えます。
本当に今の子供たちがかわいそうです。
同時に大人である自分たちが情けなく感じます。
今回の感染拡大は今までにないくらい危機的な状況と私は思います。
どんなに感染予防をしてもなってしまうことは十分にあり得ます。
にもかかわらず、文科省はこの危機を過小評価しているように思えます。
厳格な感染防止をしてもかかるときはかかります。
その時の責任は誰が取るのでしょうか。
誰も取りません。
だから、中央はおざなりでいるようにしか私には見えません。
そして、そんな中央からの無責任で無茶な要求を突き付けられ実際に対応しないといけないのは現場。
そして、最も危険の剤前線に立っているのも現場。
その現場には生徒や彼らに直接かかわる職員たちがいます。
これらの人々の不安、苦しみ、混乱を文科省は理解しているのでしょうか。
教育をもっと真剣に考え、責任ある行動をとってもらいたいと考えます。
2020.11.25
コロナウイルスの感染が急激に広がっていますが、来年の入試に関しては特に以前と方針は変わらないようです。大丈夫でしょうか。
全国各地でコロナウイルスの新規感染者数が最高に達するなど、再びコロナウイルスの流行が見られます。
冬になるとウイルスの感染が拡大するのではないかと懸念されていましたが、政府のGoToキャンペーンと相まってこれまでにない勢いで感染者が増えています。
今年は教育改革により学校教育が大きく変わり、大学入試もこれまでのセンター試験が廃止され、新しく共通テストになります。
新しいことずくめで受験生も保護者も学校の先生もどうなるかよく分からないまま受験の用意をしなければなりませんでした。
しかし、コロナウィルスの流行は学校の一斉休校をもたらし、多くの受験生を更に窮地に追い込み、感染防止のためたくさんの制限が設けられ、生徒たちにはかなりストレスの多い学校生活になっています。
このような状況下で、受験生は大事な時期に思うような勉強ができず絶望感の中日々勉強を頑張っていますが、この二重三重の難局に受験をあきらめた生徒もたくさんいます。
このように、例年とは違う異常事態にあるにも関わらず(政府はなかなかそこまでの緊急事態と認めようとしないのですが)来年の入試はほぼいつも通りの日程で行われるみたいで、中止や延期という話は全く上がってきていません。
(9月入試という話もありましたが、それもいつの間にか消えてしまいました。)
そして、感染拡大が現実のものとなっている今でも、中止や延期という話はまだ出てきていません。
文科相は再び一斉休校することは考えていないと言い、共通テストに関しても「予定通り実施する方向で考えている。」と述べています。
いつもの様に「丁寧に説明する」と言いつつ、文科相から明確に説明することはないでしょう。
それに万が一のときの対応についても現段階では何も用意していないでしょう。
そうなったとき慌てて無茶なことを言って現場を混乱させるだけと思われます。
入試なので直前に新たな方針を述べられては当事者である受験生は本当に困るので、やるなら早くから発表してほしいのですが、それがないということは何があってもこのまま押し切るということでしょう。
現段階での対策は、コロナウイルス感染により受験ができなかった場合は個人個人で対応し、全体としては例年通りの大学入試が原則となっているようです。
大学入試センターによると、共通テストに関してコロナウィルスによる勉強の遅れ等に対する配慮は特にしないようで、強いて言うなら、当初の日程1月16日、17日以外に第二日程を二週間後、更に2月13日、14日に特例追試を設けているだけです。
しかし、第二日程は申し込みの際に決めなくてはならず、この日程にした場合、私立大学の入試と間があかない、または重複するという理由で、実際に申し込んだ受験生はほとんどいません。
文科省の指示として、コロナ対策として前日に会場の消毒を行う、受験生全員にマスクを着用させる、受験生同士の間隔を空ける、入退室には動線を設け、多くの受験生が一度に接触しないようにするなど、一般的に言われているコロナ感染防止対策をすることが決まっています。
また、身近な者に感染者が出て濃厚接触者となった場合も、別個にその受験生用の会場を作り、そこでテストが受けられることが決まっています。
では、各大学で行われる一般入試はどうでしょうか。
地元で受ける共通テストより、長い移動をして受ける受験生の多い各大学の個別試験の方が感染リスクは高まります。
大学によっては地方に試験会場を設けるところもありますが、それも比較的受験生の多い地方の都市部に限られ、そうでない地域の受験生は結局試験を受けに長い距離を移動しないといけません。
コロナウイルスに関しての対応は各大学で異なっていますので、詳細はそれぞれの大学のホームページなどを参照していただき、自分が受ける大学がどのような方針でどのような対策をして、どのようなコロナウイルスに関する配慮があって、どのように評価するのか個別に確認しないといけません。
現在のところ、コロナウイルス感染拡大の場合における対応を明確に示している大学は少ないです。
入試中止の場合は実施日の前にホームページで発表するというところもいくつかあるので、受験生は受験校のホームページをこまめにチェックする必要があります。
また、試験会場での感染リスク(受験生だけでなく試験監督など関係者を含めて)を考慮して共通テストの結果を合否判定の材料とし、二次試験を行わないと発表している横浜国立大学のような例もあります。
以上が、現段階での大学入試に関するコロナウイルスへの対応となります。
いろいろ意見したいことはありますが、とりあえず気になることを一点だけ述べたいと思います。
見る限り、とにかく試験だけは行い、文科省の責務だけは果たした形にしたいという思惑があるのではないかと勘ぐってしまいます。
試験を実施することはもちろん大切ですが、それが受験生を考えてのことならばいいのですが、政府の面目を守るためなら問題です。
例えば、実施することばかり考えて、試験後のことは考慮に入っていないことが心配です。
今はもう、いくら対策を個人がしても感染がないという保証はできない状況です。
無自覚のまま試験会場にコロナウイルスを持ち込んでしまうこともあり得ます。
そして、クラスターが発生し家庭内感染などで拡大することも想像できます。
また、感染すると治癒しても後遺症が残るという話も聞きます。
そうなると、一生に関わる問題です。
どういう状況ではどう対応するか、具体的数値なども踏まえて明確に示せば、受験生もどうなるかわからないという不安が取り除くことができるでしょう。
(今となっては遅きに失した感はありますが)
いずれにしても先行きが全く見えない中、大学入試に挑戦しなければならない受験生の皆さんには同情しかありません。
こんな混乱の中でも安心で公正な試験ができるように早くから対策を真剣に考え、あらゆる事態を想定し文科省を始めとする試験を提供する機関がしっかり準備していてくれればいいのですが、どうも現実は違うようです。
本当に現状況ではこれから何があるか分かりません。
突然の中止や延期も今はなさそうですがあり得ないとは言い切れません。
(実際に共通テストの英語の民間試験の利用や記述問題は突然なくなりました。)
不安で苦しくてなぜ自分たちばかりと考える受験生も多いことと思います。
子供たちの将来を左右する大事な試験に、大人の一人として本当に申し訳ない、情けない気持ちで一杯です。
個人として非力ではありますが、彼らの力になるために、自分にできることがあれば何でもやりたいと思います。
心から応援しています。
頑張ってください。
そして、輝ける未来が受験生の皆さんの訪れますように祈っています。
2020.11.20
季節の変わり目、もう冬?この時期いつも以上に体調管理に気をつけてください。今年はコロナもあって、いつも以上に警戒が必要です。
ちょっと寒い日が続き、もう冬かと思ったら今週は暖かかったですね。
気温の変化が激しく、まだ体が十分に対応しきれていないこの時期、体調を崩す生徒が増えます。
特に受験生はこれから最後の追い上げに頑張らなくてはいけないときだからこそ体調管理は非常に重要です。
もう少しずつ風邪も流行り出しているようです。
しかも、今年はコロナウイルスの流行で世間は大混乱。
近頃は一日の感染者数の記録を更新するなど、再び感染が拡大しているようです。
更にこれからインフルエンザも流行する時期です。
例年以上の警戒と予防に心がけましょう。
病気になってしまえば勉強どころではなくなりますし、ましてや当日試験を受けられなかったとなれば目も当てられません。
無理して試験を受けても、実力が出せなければ合格は難しくなります。
今回はコロナウイルスのせいで影が薄くなっていますが、コロナウイルス同様に注意が必要なインフルエンザの予防について話したいと思います。
インフルエンザにかからないようにするために、インフルエンザの予防接種を受けたり、マスクをしたり、外出から帰ったら手洗いうがいを徹底したり。
できるだけ人ごみは避け、ウィルスをもらわないようにしましょう。
この辺はコロナウイルスも同様ですねえ。
体が慣れていない季節の変わり目は特に、外に出る時は暖かい服装で風邪を引かないようにしてください。
ただし、室内にいる時は上着を脱いで汗をかかないようにしましょう。
汗が冷えると風邪の原因になります。
家族や友人など身近な人で風邪にかかっている人がいれば、マスクなどをしてもらい、うつされないようにしてください。
遠慮して言わないで、こちらが風邪になっては大変です。
受験勉強で忙しいとは言え、十分な睡眠は必要です。
体を休めないと病気に対する抵抗力が弱まります。
できれば6時間は睡眠時間を確保してほしいです。
また、十分に栄養を取り、バランスのとれた食事をすることも体を強くします。
特に風邪にはビタミン類が有効と言われています。
朝食を抜くということは絶対にやめてください。
朝、食事を取らないと体が目覚めず、脳もエネルギー不足で十分はたらかなくなります。
病気の予防と勉強の効率の両面から、食事と睡眠は気を付けなければなりません。
もしうまくできていないようでしたら、今の状況を記録し目に見えるようにしましょう。
そうすれば自分がいかに悪い状況にあるのかが分かります。
自覚すれば対策を講じることは簡単です。
また、勉強ばかりで家に閉じこもりっきりもよくありません。
休憩時間に軽い運動をすることは血行をよくし、免疫力も上がります。
後、精神的な健康も大事です。
不安とストレスの多い時期、気分転換などでうまく発散し、安定した精神状態でいることが大事です。
要は勉強と息抜きのメリハリをつけるということです。
長い受験勉強をやり切るには両方が必要です。
最後に、少しでも体調がおかしいと感じたら無理はせず、すぐに医師に診てもらってください。
早い対処が肝心です。
受験に悔いを残さないよう、体調管理にに気をつけましょう。
皆さん勉強頑張ってください。
2020.11.18
「捨て問題」問題を考える。「捨て問」ってご存知ですか。テストの戦略の一つですが、生徒がこれを口にするときは要注意です。勘違いしていることが多いからです。
もうすぐ冬休み。
葛西TKKアカデミーでは現在、冬期講習受講生受付中です。
新規生徒は無料。
この機会に葛西TKKアカデミーで勉強し成績をアップしましょう!
「捨て問題」って聞いたことありますか。
塾でテストの戦略として使う言葉なんですが、しばしば生徒もこの言葉を口にします。
しかし、その時の「捨て問題」の意味は間違ったもので、皆さんも注意してください。
そもそも「捨て問題」とは何でしょうか。
それは時間に限りのあるテストにおいて、難しい問題に時間を割かれ、本来自分が解ける問題に取り組む時間が無くなることを防止するため、難易度の高い問題、自分の能力をはるかに上回る問題は最初から放棄し、その分の時間を自分の力で何とかできる問題に当てるというテスト戦略です。
本当は全ての問題に全力で取り組み全ての問題に答えるのが理想ですが、制限時間があるので場合によってはどうしても問題を選んでやらないといけないことがあります。
ほとんどの人が解けないような難問は、それができなくても成績順位にはそれほど影響しません(上位を目指している生徒は別ですが)。
なぜなら、みんなができない問題を自分が落としても点数に差があまりつかないからです。
こういうものは最初から手を付けないで、その分の時間を自分ができる問題に割り振って、着実に点数を取っていこうということです。
逆に、みんなができる問題を落としてしまうと、他の多くの人から差をつけられることになり、成績も一気に下がってしまいます。
だから、誰もができる問題は絶対にできなければなりません。
このように「捨て問題」というテクニックは特定の問題(それによって得られる点数)を犠牲にして、確実に取れるものを取っていこうというものです。
この他にも授業や問題集をやるとき、生徒の目指すレベルや実力を鑑みて、必要ないと判断した時は何問や応用問題をしないで、基礎に時間をかけることもあります。
そうすることで絶対に身に付けておかなければならない勉強を時間をかけてしっかり行うことができます。
これも一種の「捨て問題」と言えるでしょう。
しかし、問題なのは「捨て問題」、通称「捨て問」を生徒たちが口にするときです。
このときは注意が必要です。
なぜなら、彼らは「捨て問題」の意味を誤解していることが多いからです。
塾などで先生から「これは捨て問だからやらなくてもいい。」という言葉を聞き、「捨て問」という言葉を覚えるのですが、このとき生徒はどの問題が「捨て問」でその問題が絶対に解けなくてはいけない問題かを知りません。
単純にやらなくてもいい問題があるんだと勘違いすることが多いです。
そして、「捨て問」を勉強しない理由にしてしまうという問題が生じるのです。
彼らは自分が苦手な問題、面倒くさい問題、やりたくない問題、ちょっと難しそうな問題、これらを全て「捨て問」と言ってやらなくなります。
「捨て問」が勉強しない口実にされるのです。
やりなさいと言っても「塾の先生が捨て問と言っていたよ。」なんて言い訳されたことはありませんか。
これは完全に本人の誤解で、誰も全ての問題を自分の都合で「捨て問」にしていいとは言っていないのですが。
こうやって、自分が努力しなくてもできる問題しかしない。
しかし、これでは勉強の意味がありません。
本来分からないから、できないからこそ勉強するのですが、できるものしかしなければいつまで経っても上達せず、成績が良くなるはずがありません。
よく勉強は「α+1」と言われます。
αは自分の今の実力、これに1足したぐらいがちょうど学習にはいいというものです。
余りにも自分の今の実力からかけ離れたものはやっても理解できませんが、少し難しいくらいなら理解でき学習を深めることができます。
それを「捨て問」と言ってやらなければ、いつまで経ってもαはαのままだし、ましてや楽な問題「α-1」なんてやっていたら成長どころか退化してしまいます。
何が「捨て問」で何が絶対にできなくてはいけない問題かの判断がつかない生徒が、自分の好みで「捨て問」と言った場合は、実は自分の実力と可能性をどんどん狭めているので、これは許してはいけません。
どうしてそれが「捨て問」と言えるのか、きちんと本人に問いただし、単なる逃げであれば許すべきではありません。
「捨て問」の本来の意味をきちんと説明し、その判断はプロである先生(可能であれば親御さんでも構いませんが)にしてもらいなさいと伝えましょう。
勉強は本来全てやるべきです。
しかし、状況によってはそれが許されないときがあります。
そんなとき、対応策の一つとして「捨て問題」という方法があります。
しかし、その見分けはプロにしてもらうべきで、よく分からない学習中の生徒が言うときは得てして誤解で、自分の都合のいいように判断します。
その結果、せっかくの学びのチャンスを不意にし、勉強を深める機会を逃すことになります。
これは本人のためになりません。
「捨て問題」を生徒が言ったときは、なぜそれが捨て問題か問いかけ、本当の意味をきちんと説明し、誤解のないようにしてほしいと考えます。
2020.11.15
一夜漬けは効果あるのか。短期集中型と長期分散型の勉強法について考えてみます。
葛西TKKアカデミーのニュース
なかなか勉強に手がつかない、気づくと前日。
ようやくしりに火が付き、寝ずに一夜漬けでテストを受ける。
こんな経験、皆さんもあるのではないのでしょうか。
どうでしたか、うまくいきましたか。
しかし、勉強を考えたとき一夜漬けはどの程度効果があるのでしょうか。
また、生徒がよく言うのは「勉強しても時間が経つと覚えたことを忘れてしまうから、テスト直前に覚えた方がいい。」
これも検証する必要があります。
実は記憶には二種類あり、人間はまず短期記憶覚えたことが保存されます。
そして、睡眠中に脳内で短期記憶は整理され長期記憶へと変化します。
短期記憶は一時的な記憶であり、何もしなければすぐに忘れてしまいます。
しかし、長期記憶は長く残り、例え忘れたと思っていても必要な時は自然と思いだすことができます。
一夜漬けのような短期集中的な勉強は短期記憶にすることはできますが、長期記憶まで昇華することはできません。
だから、テストが終わると全て忘れてしまうのです。
心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
せっかく一所懸命頑張ったことが残っていないというのは悲しいことです。
貴重な時間をかけて努力したことが無と同じになってしまうのだから。
毎回勉強しても残らないので、また次の勉強をするとき一からやり直さないといけなくなり、結局やるべき以上の勉強をしなくてはならず、間に合わない。
この繰り返しで効率が悪く、いつまで経っても十分に勉強が身に付かないのです。
それでも、中学一年生くらいなら何とかなるかもしれませんが、学年が上がり学習内容が高度になれば一夜漬けも通じなくなります。
では、どうすればいいのでしょうか。
勉強法はいろいろありますが、少なくとも一夜漬けはその場しのぎにしかならず、蓄積にならない分、後で大きな付けを払わせられるのでやめておいた方がいいでしょう。
短期集中型がダメということなので、逆の長期分散型はどうでしょうか。
記憶は時間が経つほど失われてしまいます。
それを食い止めるにはやはり、記憶が新鮮でまだ風化していないうちに復習することが一番です。
こうして習った日のうちに復習をすることで短期記憶がより正確でしっかりとしたものになります。
そして、十分な睡眠時間を確保し、脳が長期記憶として保存できるようにしましょう。
そうは言っても確実に学習が定着しているか分かりません。
勉強は学んだことを知る「学習」というレベルから、学習したことをきちんと理解し忘れず、それを使って問題に対応できる「習得」というレベルまでやらないと意味がありません。
(勉強ができないという生徒の多くは「学習」段階で止まっていることが多いです。)
それには練習が必要です。
学校から与えられた問題集などをやって自分が解けるか試してみましょう。
脳はアウトプットをすることで学んだことをより強固に定着させます。
問題を解くのは学習してすぐでなくても構いません。
むしろ少し間を置いた方が効果的です。
たいてい問題集は基礎問題、練習問題、応用問題という風にレベル別に作られています。
例えば基礎問題は当日の復習のときにやって、一週間後ぐらいの練習問題で身に付いているか確認します。
そして、テスト二週間前ぐらいにもう一度基礎問題と練習問題のできなかったところを中心に見直して、最後に応用問題に挑戦し人並み以上の成績が出せるように取り組んでみましょう。
このように目標を設定し、そこから逆算して大まかでいいので計画を立てましょう。
何度も繰り返し勉強することで脳への刺激が強まり、学習内容が定着していきます。
気をつけてほしいのは、覚えることばかりに時間を割いて、問題をやる時間をなくさないことです。
問題をやるということは、今まで自分が習得してきたことを発揮するということで、これにより脳がより内容理解を深めしっかりと勉強が頭に残るようになります。
このように一夜漬けのような短期集中型の勉強は結局何も残らず、同じことを学習し直さなくてはならないという二度手間になることを考えると、一見面倒くさそうですが、長期分散型の方が着実に勉強が身に付くということです。
ただ問題は、普段から勉強の習慣ができている生徒ならいいのですが、そうでない生徒は分散された学習のペースを保つのが難しいということです。
本人一人でできないようであれば、当然周りからのサポートが必要になります。
どのように分散して勉強するのか、その計画を紙に書いて可視化し、みんなの目に付くところに張り出すのもいい方法です。
こうして、生徒の学習進度を共有することで、お互いが了承して勉強の進み具合を確認できます。
上手くいかないときやくじけそうなときも相談にのって一緒に悩み、解決策を考えていきましょう。
万が一、この点が難しいようであれば葛西TKKアカデミーご相談ください。
力になります。
長期分散型への移行は大変ですが、できてしまえば毎日のルーティーンのように当り前のように机に向かって勉強ができると思います。
勉強は生徒によっては難しく苦しく、逃げ出したいものかもしれません。
でも、やらないわけにはいかないのだから、ここは腹をくくって好き嫌いを考えず、とにかくやりましょう。
考えすぎれば何もできずつらいだけです。
勉強はやっていれば徐々にできるようになるものです。
その手助けは葛西TKKアカデミーができますから、心配しないでください。
苦労は多いかもしれませんが、やれば必ずその分結果につながります。
せっかく勉強したことが無にならないように頑張ってください。
応援しています。
2020.11.13
ゲームがやめられない。コロナの休校中に急増!禁止にすればいい!?ゲームとどのように付き合うべきでしょうか。
コロナウイルスにより学校が休校になったとき、生徒たちは学校にも行かず、感染防止のため外出も制限され、家で過ごすしかありませんでした。
勉強したり何か創造的な活動をしてくれればいいのですが、ほとんどの生徒はゲームをしたり、動画を見たり、友達とSNSをしたりして過ごしていたようです。
学校がないということで、早起きする理由付けもなく、夜更かしもできるということで、深夜を過ぎてもひたすら上記のようなことをして、気づけば朝になっていたなんてことも多いみたいです。
結果、生活のリズムを壊し、学校が再開した時、もとに戻すのに苦労した、最悪、戻らなくなってしまったという生徒も少なくありません。
このような経緯で、このコロナウイルスによる休校期間中にゲームにふけり、ゲームが離せなくなってしまった生徒が大変増えています。
ゲームの中には最後まで到達するのに莫大な時間がかかるもの、オンラインで世界中の対戦相手がいるものなどがあり、どこでゲームを中断するか非常に難しい仕組みとなっているものが沢山あります。
明確な終わりがない、終わっても簡単に繰り返せるということから、どこで終了するかは自分次第なのですが、まだ分別が十分にできない彼ら(大人でさえ難しい人はたくさんいます)は歯止めがきかなくなりがちです。
それに加えて今回の一斉休校は、普段以上にその歯止めを難しくし、結果的に一日中ゲームから離れなくなる習慣、体質を作り上げてしまうのです。
実はこのようなゲームに対する依存は世界中の子供たちの間で起こっており、WHOはとうとう「ゲーム障害」という国際疾病として正式に認定するほどです。
では、子供とゲームの関わり方はどのようにすればいいのでしょうか。
今のようなゲーム機が普及したのは最近のことであり、親御さんによっては自分が子供のときはなかった、自分の親も子供のゲームに関してどう対応していいか分からなかった、という人もいるでしょう。
携帯などもそうですが、現在は様々なものの変化が激しく、誰も経験したことのないもの、先輩たちの経験が役に立たないものに対応しなくてはいけません。
こういう手探りの中での子育てと言うのが、現代の問題の一つでもあり、ゲーム機の問題も決定的な解決方法のないまま対処しなくてはならないので厄介です。
一番いい解決法はゲーム機を与えないことです。
とは言え、今の世の中それは難しいことでしょう。
友達が持っているから、子供が欲しがっているから、実は親がしたいから、子供にゲーム機を与えておけばその間子供を見なくて済み、自分の時間ができるから。
ゲームをやっていないと友達と話が合わないし、一緒に遊べない。
理由は様々ですが、[[red;よほど強い覚悟がない限り、今の世の中、与えないという選択肢は無理なのかもしれません。
]]
では、与えてしまったとして、どのようにすればいいのでしょうか。
ゲーム機も道具、使い方次第で薬にも毒にもなります。
つまり適切なゲームとの付き合い方は何かということです。
勉強との関わりで最も問題になることは、ゲームがやめられずゲームの時間が増え、その分勉強の時間が削られるということでしょう。
そうなれば当然勉強が分からなくなり、成績も下がります。
もっと問題なのは睡眠時間や食事時間も削られたり不規則になり、結果として健康状態を悪くすることです。
だからと言って無理やり禁止、ゲームを取り上げるなどと言う暴挙に出れば、今度は子どもの精神状態に影響を及ぼすかもしれません。
一番いいのは子どもも納得した上でゲームとの付き合い方を決めることです。
すなわちどうやってルールを作るかということです。
そのルールは親子の話し合いによってお互いに納得のいく合意でないといけません。
そうでなければ不満を募らせ子供はストレスをためるだろうし、ルールを破ってこっそりとゲームをすることでしょう。
親からの押し付けはいけません。
お互いに話し合い理由や根拠を明確にしつつルールを決めていきます。
ゲームをすることがいけないのか、どの程度ならやってもいいのか、ゲームをするとどんなことが起こるのか、子供に問題点を上げさせ、それらを解決するにはどうすればいいか考えさせましょう(当然ゲームのよい点も話し合わないとフェアじゃありません)。
そして、ルールを決めさせます。
親は口出ししすぎず、考える時間を与え、必要ならアドバイスをしたり、ガイドをして子供を導く役目に徹してください。
決して親が決めてはいけません。
ルールが決まったら、そのルールを紙に書いて本人と家族が共有できるようにしましょう。
目につくところにルールがあれば、お互いに今ゲームをしていいのか悪いのか分かるので、下手に勉強しなさいと言って、「今しようと思っていたのに。」なんて言われることもなくなります。
また、自分で決めたルールだから自分に責任があることも子供は分かるでしょう。
こうして、ルールが守られているか見守り、自分から適切なゲームとの付き合い方ができるようにすることが大事です。
仮にルールが守られなかった場合、指摘するのはいいのですが罰を与えるのはあまりいい方法とは思いません。
子供の心に傷をつけるかもしれませんし、そもそも親子の人間関係が壊れてしまうかもしれません。
関わりがなくなってしまえば、子供を正しい道に導くこともできません。
また、逆に余計ルールを守ろうとしなくなり、隠れてやるかもしれません。
こうなれば意味がありません。
守れなかったときは、守れないという事実をお互いに確認し、先ずどうして守れなかったのか、子供の言い分を聞きましょう。
そして、理由をきちんと理解した上で、ルールを守れるようにするにはどうすればいいか、このルールのままでいいのか話し合いましょう。
肝心なのは問題に一緒に向き合い真剣に子供のために考えているという姿勢を見せることです。
それから、ルールを守ったときはきちんと褒めてあげるのも忘れないでください。
実は褒めるというのは子育てでとても重要で、多くの場合、褒めるということが十分に行われていないので注意してください。
ゲームの問題はとても難しい問題です。
でも、子供と一緒になって親も悩み解決方法を話し合うということが大切です。
解決できないかもしれない、でもその時はまた話し合ってより良い方法を見つければいい。
上手くいけば一緒に喜んであげてください。
そうすれば、子供も頼りになるなと親を見直し、より良好な親子関係が築けるかもしれません。
そして、この親子のつながりがゲーム以外のこれから子供たちが人生において直面する様々な問題を乗り越える大きな鍵になります。
ゲームの問題は難しいですが、一緒に取り組むことでゲームとの正しい関わりができ、更により素晴らしい関係が親子で結ばれるチャンスになればと願います。
2020.11.10
コロナウイルスの影響でオンライン授業に注目が集まっています。しかし、オンライン授業ができれば問題ないのでしょうか。
新型コロナウイルスが拡大し、学校の一斉休校が決まったとき、IT化が進み導入がすでに広がっていた私立学校の多くはオンライン授業を行い、授業の停滞を防ぐことができました。
一方、数年前から提言されながらも一向に学校のIT化が進んでいなかった公立学校では、休校期間中、生徒に既習事項のプリントを配って家庭学習をさせるのが精いっぱいで、学校の勉強は一斉にストップしてしまいました。
学校の対応能力の差が大きく表面化し、生徒の置かれている環境で教育格差がの指摘されるようになりました。
今回の新型コロナウイルスのような不測の事態でも、オンライン授業があれば生徒たちの学びを止めることなく勉強を進めることができるという認識が広まりました。
そこで文科省も本腰を上げて、学校での「一人一端末」に取り組まなければならないと動き出したようです。
多くの自治体で年度末までに、公立の小中学校において一人一台の端末を実現するという方針を出しています。
実は学校教育のITC化は以前から日本のIT戦略の一つに位置付けられていて、2018年から5年間をかけて全ての児童・生徒のために一人一端末を実現し、学習用のパソコンと高速ネットワーク環境を整備することで教育を向上させようとする「GIGAスクール構想」がありました。
これを踏まえて、私立学校ではパソコンが広く普及し、実際に学校の授業でもパソコンを利用した教育がどんどん行われてきました。
しかし、一方で公立学校のIT化は遅々として進みませんでした。
私立学校では生徒が集まらなければ生き延びることができないので、常に最新の教育環境を整え魅力ある授業を提供するために尽力する必要がありました。
従って、教育のIT化に真剣に取り組み、見る見るうちに教育の中に反映させてきました。
ところが、公立学校ではそのような動機付けはなく、むしろ変化というものはコストにしか映りませんでした。
現場の教員にはこれまで自分が培ってきた技術が通用しなくなるという恐れがありました。
また、オンライン授業に対する懐疑心もありました。
こんなことして本当に意義あるのか。
疑いから、やらないで現状維持の方がいい。
何よりも、もしIT化により教授方法が変わりパソコンなどを使いこなさないといけないとなったとき、高齢の教員を中心に変化への適応に自信が持てないということもありました。
生徒たちも新しい技術に対応できる下地がないという考えもあり、やってもうまくいかないのではないかという意見も出されました。
他にも様々な理由で、口で言う割には取り組みが進まず、今回の騒動でその不備が露呈したのでした。
では、実際のオンライン授業とはどのようなものでしょうか。
オンライン授業に関しては、以前にこちらで記事として書いたことがありますので、そちらを参照していただきたいと思います。
これまで衛星放送などを使って一方的に講義を見るテレビ授業と違い、オンライン授業はインターネット回線を利用しているので双方向の授業が可能なのが特徴です。
しかし、実際にはインターネットやメールを使って課題を一方的に提供するオンデマンド式、または先生が授業を生放送で動画配信する一方向の授業が半数を占めているととある調査にありました。
一方、保護者は双方向の授業を期待していたようで、両者のギャップはオンライン授業に対する落胆につながったそうです。
確かに葛西TKKアカデミーでもzoomを利用したオンライン授業をやっていますが、私は個別指導なので一対一だから大丈夫なのですが、これが30~40人というクラス単位での利用となると、全員には当然目がいかないだろうなと容易に想像できます。
教室のような対面式でも全体に目を配るのは難しいのに、パソコンの小さな画面に映る何十の顔だけで、一人ひとりの細かな反応に気づき、フォローするのは無理です。
双方向にしても教室以上に発言やコミュニケーションの機会は、慣れていないと上手に生徒も先生も活用できません。
そして、オンライン授業ではこれまで以上に生徒一人ひとりの勉強への姿勢が問題となります。
先ほど述べたように、先生が一人ひとりの生徒を全てチェックするのは難しいので、生徒はさぼろうと思えばさぼれるし、ごまかそうと思えばごまかすことができるからです。
大学では今回のコロナウイルスの影響で、授業をオンラインにしたところがありますが、やはり同じような問題が発生し、加えて技術的なトラブルなどで評判はあまりよくなかったようです。
つまり、文科省が言うように単純にパソコンやインターネット環境などの設備を整え、情報端末を生徒全員に渡せば問題がすべて解決し、これまで以上の素晴らしく魅力ある教育現場になるとは限らないのです。
そんな単純なものだと思っているなら、それは教育を甘く見過ぎです。
画面越しに先生がそれぞれの生徒を丁寧に見ることができなければ、理解度の違う生徒を全て学ばせることはできず、限られた時間内に学習項目をこなしていかなければならないので、結局はついてこれない生徒は置き去りにするしかないという結果になってしまうことは十分にあり得ます。
教育のIT化、オンライン授業の普及とは何が目的でしょうか。
文科省がやっている感を出すためのポーズであれば、生徒には何の意味もありません。
実施するならば、その恩恵が最大限に生徒に向かうようにしなければなりません。
大学入試改革を始めとする今の教育改革においては、文科省サイドの視点ばかりで物事が進んでいて、肝心の当事者である生徒や保護者、そして実際に現場で教育に携わっている先生方の声や視点があまり反映されていないような気がします。
結果、教育現場では混乱だらけのようです。
ゆとり教育のときもそうでしたが、結局一部の大人の都合で振り回されて不利益を被っている生徒たちのことももっと真剣に考え、しっかり責任を持って教育に取り組んでほしいと思います。
何が目的で何が手段なのかをよく考え、それをはき違えて本末転倒にならないようにと願うばかりです。
葛西TKKアカデミーとしては、どのような状況であろうと生徒たちのことを考え、彼らを全力で支え、そして教育による恩恵が最大になるように努めます。
2020.11.08
生徒が勉強できないのは脳内のワーキングメモリー不足かも。勉強以外のことにメモリーを使い過ぎていませんか。
勉強が苦手な生徒たちにはある程度共通した特徴があります。
集中力が続かなかったり、覚えたことをすぐに忘れたり。
では、なぜ現況ができない生徒はこのような特徴を共有しているのでしょうか。
今回はメモリーという観点から考えてみたいと思います。
パソコンなどが情報処理を行う時、メモリーを使って一つずつ情報を処理していきます。
パソコンは情報処理速度が人間よりものすごく早いので、ものすごく高度なことをしているのかと思いますが、実は単純なコマンド操作の繰り返しをやっているだけで、やっていること自体はさほど複雑なことはありません。
単にスピードが速いから人間では不可能な情報処理も直ちに行えるのです。
このときパソコンは与えられた情報そのものを処理するために使うメモリーもありますが、パソコン自体を作動させるために使うメモリーもある訳です。
これをワーキングメモリーと言いますが、パソコン自体の総メモリー量は最初から決められているので、メモリーがその処理できる限界を超える量の情報を与えてしまうと、情報処理そのものが遅くなったり、フリーズしたりします。
パソコンそのものの容量を増やすのも大事ですが、いかにワーキングメモリーを減らし、その分を与えられた情報処理に当てられるかも非常に大事です。
実は脳の活動もパソコンと同じように一度に処理できる情報量には限界があります。
勉強ができる生徒は、決められた時間内において、脳の情報処理活動の多くを勉強に当てることができます。
しかし、勉強ができない生徒は勉強をするとき、勉強以外のことに脳のメモリーを使ってしまうのです。
勉強以外のこと(たまたま目に入ってきたゴミや屋外のかすかな音、他人が今何をしているのかなど)に気がいって、そこに自分のメモリーを使ってしまうのです。
結果、勉強するためのメモリーが減り、勉強がはかどらず、その割には非常な疲労感があります。
勉強できない生徒は脳を使わないから勉強できないのではなく、勉強以外のことに脳を使い過ぎているから勉強ができないのかもしれません。
だから、一つのことに集中できず、すぐに疲れ、覚えようにも勉強や記憶に当てるメモリーが不足しているので、それができないのです。
私の知っている生徒にもすぐに、「勉強嫌だ、やりたくない」と言ってシャーペンをいじり始めたり、こちらが話しているのに他の方向を向いてそちらの方をずっと見ていたりと、勉強の方に向き合えない生徒がいます。
やはり、成績はよくありませんし、今やったことをもう一度聞き返すと全く覚えていなかったりします。
こちらとしては全身全霊をかけて説明し、分かりやすく教えているのですが、それが何にもなっていないことに無力感さえ覚えます。
嫌だ嫌だと言っても何にもならないのだし、勉強から逃げようとしてもやらないわけにはいかないのだから、腹をくくって勉強に集中してくれれば、嫌いな勉強の時間もグッと減るし、理解も進み成績も上がり、それが励みになればまた短期集中で勉強に取り組める。
こんな好循環を期待するし、分かってほしいのですが、なかなかそうもいかず、時間だけがダラダラと過ぎ、本人も苦痛の時間が増える。
でもそれを理解し心を入れ替えるのはことのほか難しいようです。
なぜそのようにするのかという話はまた別の機会にしますが、これらの行為は自分で自分の勉強に当てるべきメモリーを減らし、勉強に対する情報処理能力を低下させているだけなのです。
オリンピック選手などは競技の練習に何時間も費やしますが、意外と学校の成績も悪くない人が多いです。
彼らは一つのことに集中することに長けているので、勉強でもやはりその力を発揮し、効率よく脳内のメモリーを活用し、学習における情報処理を効率よく行うので、他の人より短い時間でも人並み以上に勉強を身に付けることができるという結論に達するのです。
スポーツ選手ほどでないにしても、勉強に集中し短い時間で一気に終わらせた方がいいのですが、分かっていても生徒にとってそれは難しいようです。
結果、ダラダラと勉強が続き苦痛が長引き、それでまた勉強が嫌になるという悪循環が生じています。
先ずは、こうならないように幼少のころから事前に手を打つ。
もしもうすでになってしまっているのなら、嫌々の中でもいかにして勉強に向かわせるかという工夫が必要になります。
勉強嫌いの原因と対策については日を改めて考えたいと思まいす。
今回のポイントは人間の脳が持つ限られた情報処理能力をどのように配分するかということです。
勉強が苦手な生徒は、勉強に情報処理にメモリーを使う前に、他のことで使ってしまうので勉強が非効率で身に付かないということです。
勉強がなかなか身に付かない生徒にはこの可能性も考慮に入れて対処しましょう。
2020.11.07
来週は期末テスト。この週末はまとまって勉強する最後のチャンスです。この時点で何をするべきか考えてみましょう。そして葛西TKKアカデミーの「塾無料開放」も利用しましょう。
もう来週は期末テストです。
準備はできていますか。
課題は終わっていますか。
課題を提出しなかったり、出すのが遅れたりすると成績がかなり下がります。
逆に出せば自動的に評価が上がるので、課題は絶対にきちんと出しましょう。
来週が期末テストということは、この週末がまとまって勉強する最後のチャンスです。
学校の教科書やワーク、プリントやノートを使って、学校の授業で何をやったのか復習しましょう。
学年順位が低い人はとにかく基礎をしっかり理解し、基本問題は確実に解けるようになってください。
特にワークはそのままテストの問題として出されることも多いので、ワークの基礎問題は絶対に解けるようになってください。
とにかく基本固めだけで十分です。
余裕があれば応用問題に取り組みましょう。
基礎がもうできている生徒はワークだけでなく、それ以外の応用問題に取り組んでみましょう。
勉強の細かい内容、より複雑な問題に取り組み、分からなければ解答を見てなぜそのような答えになるか確認してください。
分からない問題を何分も時間をかけて考えても時間の無駄なので、効率よく答えを利用して学びましょう。
そして、定期テストはかなり出題範囲が限定されているので、同じ問題、同じ学習事項、基礎や学習ポイントを何度も繰り返し、着実に自分のものとして身に付けましょう。
葛西TKKアカデミーの「塾無料開放」も利用してください。
勉強に集中できる環境で自習し、分からないときは先生に自由に質問できます。
また、希望があれば新しい問題をもらうことも可能。
どんどんまとめや勉強を進め、成績を上げて周りのみんなを驚かせてやりましょう。
葛西TKKアカデミーの「塾無料開放」
課題をやるので精一杯、答えを丸写しじゃ勉強になりませんよ。
そんなときは葛西TKKアカデミーでテスト対策。
今なら全ての生徒のために塾を無料開放、自由に利用できます。
もちろん、葛西TKKアカデミーの塾生でなくても大歓迎です。
日曜日も14時から21時まで開放、そして、平日も夕方から利用可能。
せっかく無料なので遠慮なく利用し、お得に成績を上げてください。
今日も生徒たちが来て学校のワークをやったり、こちらで用意したプリントをやったりしています。
明日も来るそうです。
皆さんも遠慮なく気軽に来て、勉強してください。
全ての中学生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
ここなら誘惑もなく集中して勉強できるでしょう。
分かれなければ先生に質問もできます。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰っても構いません。
土日は昼からテスト対策を行います。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2020.11.05
復習は大事。同じ勉強を何回も繰り返すのは悪くない方法です。
皆さん、復習はしっかりやっていますか。
復習は、それまで習ったことを頭の中で整理し定着させ、学習を習得させる大事な方法です。
習ったことをその日のうちに復習するとまだ記憶が新しく忘れることも少ないので、記憶をより鮮明に残すのに役立ちます。
よって、先ずは習ったその日のうちに一度復習しましょう。
まだ記憶が新しいので忘れる部分が少なく、習ったことがすくに思い出せます。
これが時間がたってくると人はどんどん忘却し、多くの部分が正確に思い出せなかったり、間違って覚えてしまったりします。
(実は忘却というのは学んだ直後から始まるのです。)
これらを補ったり、修正したりするのは膨大な時間と労力が必要となり、二度手間でとても大変です。
だから、面倒くさいと思っても早めの復習が大切です。
ある調査では、テストの直前にする一夜漬けは、確かにそれをやった直後のテストではそれなりの成績が出ますが、一夜漬けで覚えて物はすぐに忘れてしまうことが分かっています。
人間の脳は学んだことをすぐに記憶できる訳ではありません。
一度海馬という部分に短期記憶として保存します。
当然短期記憶なので時間がたてば忘れます。
それを大脳で長期記憶に昇華しないと勉強は残らないのです。
そして、この長期記憶への保存は睡眠中に行われることが分かっています。
だから、直前に寝ないでやった一夜漬けは、短期記憶にすることができても、長期記憶にできないのでテストが終わるとすぐに忘れてしまうのです。
一夜漬けで定期テストが何とかなったから自分は学んだと思ったら大間違いです。
勉強は二段階あり、第一段階は学習。
勉強し「知る・理解する」という段階です。
第二段階は習得。
勉強したことを「覚え・定着させる」段階です。
勉強のできない生徒は第一段階までしかやらない(それで十分と思っている)、またはそれが精一杯。
でも、これでは学んだことは消滅して、やっていないと同等のレベルに戻ってしまうので、いつまで経っても勉強ができないのです。
従って、その場しのぎで定期テストは何とかなっても、結局すぐに忘れてしまい、学力テストや入試でもう一度勉強し直さないといけなくなり、長期的に考えれば一夜漬けは何の役にも立たないのです。
このように成績の悪い生徒は、何度も何度も同じ勉強を繰り返さないといけないから、効率悪く勉強が進まないのです。
二度手間三度手間と不必要に時間をかけ、結局全て学びきれないのです。
では、復習はどのような頻度でやればいいのでしょうか。
当然先ほども述べたように、記憶がまだ風化する前、習ってすぐにするのがいいです。
しかし、それだけでいいのでしょうか。
やはり、一度の復習では時間と共に学んだことが忘れられていきます。
一般的に復習は、間隔を変えながら何回かするといいと言われています。
当日に復習したら、次は一週間後、次は一か月後という感じで、繰り返す復習の間隔は徐々に開けていくのが効果的です。
また、同じ勉強するにも、例えば、5時間を一気に勉強して終わりというより、トータル5時間という時間を1時間ずつに分散させ五回の勉強にした方が記憶にしっかり残るそうです。
いづれにしても、目標とするテスト(定期テストや学力テスト)に向けて計画を立て、いつ復習するか考えて勉強すると習得もうまくできるようになります。
このような感覚を開けて復習は特に暗記に効果があるようです。
記憶と言うのは「インパクト」×「回数」と言われています。
例えば、一度の経験でも衝撃的な事故現場を見てしまったら、その光景は一生忘れられないそうです。
これは、たった一度でもインパクトが大きいから記憶にいつまでも残っているのです。
一方、掛け算の九九を覚えたことを思い出してください。
よく分からないまま呪文のように一の段から九の段まで繰り返し唱えながら覚えたと思います。
一回の脳への刺激は小さいですが、これを何百回、何千回と多く繰り返せば覚えます。
どちらにしても一度覚えてしまえば、もう忘れることはありません。
ただ、一回のインパクトが大きくなるように覚えるのはなかなか難しいです。
いくつかコツがありますが、やはり難しい。
だから、多くの人は後者の方法で暗記します。
よって、復習も一回で十分と思わず、何度も繰り返しましょう。
このように勉強は一度やれば大丈夫というものではありません。
一度では脳内に定着しませんし、どんどん忘れていくのは自然なことです。
そうならないためにも勉強を学習から習得に高め、記憶に残るようにしましょう。
そうすれば効率よく学んだことが身に付きます。
そして、そのためのカギとなるのが復習の頻度です。
繰り返し復習するのは面倒かもしれませんが、だからと言ってやらないのは怠慢です。
逆に言えば、やればできるのだからやりましょうということです。
勉強の方法はいろいろあります。
そこにはコツなどもあります。
人それぞれ自分に合った勉強法があります。
いろいろ試して、自分に一番合った勉強方法を見つけるのが肝心です。
勉強で悩んでいる人がいましたら、気軽に相談してください。
2020.11.03
勉強する時間がない!朝時間やちょっとしたすきま時間を活用して勉強しよう!
葛西TKKアカデミーのニュース
勉強したくても部活や習い事、家の手伝いや用事など様々な理由で自分の勉強のためのまとまった時間を取るのが難しいのではないでしょうか。
そんな時はちょっとした合間にできた短い時間を上手に使って勉強しましょう。
では、どうやって隙間時間を上手に利用して勉強に役立てればいいのでしょうか。
先ず、朝の時間を活用してみるのはいかがでしょうか。
朝と言うのは、寝ている間に脳内の記憶が整理され、頭がまっさらな状態になっています。
このとき頭はすっきりしていてクリアなので、たくさんのことが頭に入りやすくなります。
だから、この時間帯に勉強ができれば、どんどん学習内容が吸収できるという訳です。
しかし、実際には朝が眠く起きられないので、少し早起きして勉強するのは難しいと考えている人が多いです。
では、どうすれば早起きできるようになるのでしょうか。
それは睡眠の質を上げることです。
朝、日の出と共に太陽の光が部屋の中に入るようにしましょう。
朝日を感じて体内時計がリセットされ、気分がシャキッとします。
そして、軽い運動をしたり、温かい飲み物を飲んだりして脳と体を起こしましょう。
そうしたら、最初はつらいかもしれませんが、思い切って布団から出ましょう。
こうして、朝目覚める習慣を作りましょう。
こうやって30分でも1時間でも早く起き、その時間を勉強に当てると効率よく勉強ができます。
他にちょっとした時間を活用するのもよい方法です
通学中の電車の時間、お昼休みのちょっとした時間も有効です。
こうした10分程度の短い時間を利用するのもいいでしょう。
しかし、この短い時間を意識するのは大変なことです。
でも、それを意識し、限られた時間内で自分は何をするのかきっちり決めることで、実は締め切り効果と言うのがはたらき、集中力が上がるそうです。
短い時間で集中して何度も勉強した方が効果的ですし、オリンピック選手などはこの方法を実践しているので、競技の練習に忙しいにもかかわらず学校の成績がいい人が多いです。
やはり、スポーツ選手は集中することに訓練で慣れているからでしょうか。
すきま時間に英単語や漢字、理科や社会の用語を覚えるのもいいでしょう。
最近はアプリも出ていますので、それらを利用するのも短い時間内で勉強するにはいいかも知れません。
私も実際の英語のアプリを試してみたことがあるのですが、とても工夫されているものもあり、生徒が苦にならないように面白く興味を持つように作られています。
また、成績が残り、自分の習得度も簡単に分かったりするので、自分の状況を把握できるし励みにもなります。
最後に、私の実体験として次のような勉強方法もご紹介しておきます。
学校から疲れて帰り夕食をすますとどうしても眠くなります。
血液が消化に回され体内ホルモンの関係で頭があまりはたらきません。
そんなとき、無理に勉強しても眠くて効率は上がりません。
中途半端にだらだらやっても時間ばかり過ぎではかどらず、就寝時間が遅くなり十分な睡眠が確保できません。
睡眠は記憶の定着に重要なので欠かすことはしないのが望ましいです。
だから、私が提案したいのは、夕飯を終えたらすぐに寝てしまうことです。
そうすれば、消化に体が集中できるし、睡眠を取ることができます。
例えば20時に食事を終え6時間の睡眠を取るとすると2時に起きればいいのです。
そこから朝まで(仮に6時までとすると)4時間の勉強時間が確保できます。
先ほど述べたように寝起きは脳がリフレッシュして勉強が頭に入りやすくなります。
そうして、集中して4時間の勉強はかなり効率がいいです。
実体験として言えます。
ただ、問題はきちんと時間に起きられるかということです。
これも目覚ましを用意し習慣づければできなくはないと思います。
まあ、できなければ仕方ないですが。
でも、この方法をやってみると、夜中で雑音もなく本当に集中して勉強できました。
個人的には大変お勧めです。
忙しい生徒にとって勉強時間の確保は非常に重大な問題です。
でも、様々な工夫と強い意志で短い時間でも有効に活用し、勉強に生かすことができます。
大変だとは思いますが、いろいろ試して、自分にとって最善の方法を見つけてください。
2020.10.31
またまた期末テストの時期です。多くの中学校ではすでにテスト二週間前。恒例の「葛西TKKアカデミーの塾無料開放」やっています。明日は14時から21時まで。どんどんお越しください。
気づけばまた定期テストの季節になりました。
多くの中学校ではすでに期末テスト二週間前!
いつもの様に課題も出されていると思います。
課題をやるので精一杯、答えを丸写しじゃ勉強になりませんよ。
そんなときは葛西TKKアカデミーでテスト対策。
今なら全ての生徒のために塾を無料開放、自由に利用できます。
葛西TKKアカデミーを利用していい成績を残しましょう。
明日、日曜日は14時から21時まで開放、そして来週の水曜日、木曜日も同じ時間で開けています。
もちろん、来週末も無料開放デーです。
課題はきちんとやらないといけません。
理解を深めるのはもちろん、実は提出物は成績の大きな部分を占めるので、もし遅れたり出さなかったりすると成績が大幅ダウンしてしまいます。
いくらテストの点が良くても提出物が出ていないと大幅減点になりますよ。
かと言ってその場しのぎの答え丸写しはダメですけどね。
課題を軽んじることなく、早いうちから取り組み、提出日には出せるように、余裕をもって計画し終わらせましょう。
とは言っても、家ではなかなか集中して勉強できないのではないでしょうか。
ゲームやテレビ、携帯やYouTube。
誘惑が多すぎて、勉強が手につかない。
そんな人は是非葛西TKKアカデミーへ。
今なら誰でも無料で利用できます。
もちろん、今、葛西TKKアカデミーの塾生でなくても大丈夫。
勉強しやすい環境が整っているので、自分でコツコツ課題をやれますし、分からないときはいつでも先生に質問し、教えてもらえますよ。
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5教科全てに対応し、指導します。
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「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
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など思っている生徒は是非訪ねてください。
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土日は昼からテスト対策を行います。
事前に連絡いただければ、どなた様でも利用可能です。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2020.10.31
明日はハロウィン、日本でもお馴染みになってきましたが、そもそもハロウィンって何でしょう。
葛西TKKアカデミーのニュース
最近は街中がハロウィンに彩られるようになってきました。
クリスマス、バレンタインデーに続き、日本でもハロウィンが定着しつつあります。
今年はコロナウイルスの影響でいつもの様に外に出る人は少ないのではないかと思いますが、それでもハロウィンを楽しみたいと考える人は多いようです。
ところでハロウィンとは何なのでしょうか。
単に仮装を楽しむ日ではありません。
ハロウィンはケルトのお祭りが起源と言われています。
10月31日はケルト人の大晦日に当たり、この日に秋の収穫を祝うお祭りが行われていました。
この一年の終わりの日の夜に、死者の魂がこの世に戻り、また魔女や悪霊が悪さをするとも信じあれ、悪魔払いの意味合いもありました。
時代が下り、このお祭りとキリスト教が融合してハロウィンになったと言われています。
11月1日は「万聖日(諸聖人の日)」というカトリックの祝日で、全ての聖人と殉教者を記念する日とされ、キリスト教でも死者の魂がこの世に戻ってくると考えられています。
魂が帰ってくるという意味では、日本のお盆に似ていますね。
この日にお墓参りをしたり、亡くなった人に祈りを捧げたりします。
なぜ仮装をするのでしょうか。
死者の魂と共に、悪霊や魔物もこの世にやってきて、この世の魂をあの世に連れて行こうとすると考えられています。
よって、お化けの格好をして仲間を思わせて、自分の魂が連れていかれるのを防ぐのです。
だから、女子高生やマリオやスーパーマンなどの仮装は意味なさそうですね。
「トリックオアトリート」はどうして始まったのでしょうか。
元々ヨーロッパで、仮想した子供たちが歌いながら、さまよっている魂のために、「ソウルケーキ」という干しブドウ入りのパンを一軒一軒訪ねらながら集める習慣がありました。
そして、何も差し出さないとこの子供たちや霊がいたずらをすると考えられていました。
1900年代初期にある子供が「Trick or Treat!」と言い出し、1952年のディズニーアニメの中でこのセリフが使われたことにより、世界中に広まったとされます。
仮装をする人は増えていますが、日本ではまだ家を練り歩いてお菓子を集める子供は少ないですな。
各家庭もお菓子を用意していなかったりして。
お菓子メーカーはハロウィンパッケージのお菓子を盛大に売り出していますし、お寿司など関係のない業界も便乗しようと頑張っていますね。
日本ではバレンタインデーと同じように商魂あってのハロウィンでしょうか。
お祭り好きで宗教に節操のない日本では、新たな騒ぎの口実としてハロウィンが広まって見えます。
日常に楽しみを求めるのはいいのですが、くれぐれも行き過ぎのないように、マナーを守って楽しんでください。
こうやって異文化も取り込んで、人々の暮らしも変わっていくのだと実感しています。
お化けにいたずらされないように気をつけて、皆さんもHappy Halloween!
2020.10.28
音楽と勉強。音楽をかけながらすると勉強ははかどるのでしょうか。
勉強をするとき、全く静かでないと集中できないという人がいます。
そういう人はそれでいいのですが、逆に無音だと落ち着かなくて勉強に手がつかないという人もいます。
音と勉強の関係は人それぞれですが、音楽をかけながら勉強する方が効率が上がるのであれば、音楽をかけましょう。
実際にイヤホンで音楽を流しながら勉強する生徒もいます。
やみくもに無音じゃないといけないと決めつけるのは、勉強の可能性を狭めるだけなので、いろいろ試して自分にとって最善の勉強法を見つけるのが一番です。
と言うことで、今回は勉強と音楽について考えてみます。
実は葛西TKKアカデミーではいつもBGMをかけています。
生徒がリラックスし集中できるようにとの配慮からです。
しかし、時にはBGMが眠気を誘うこともあるようで、そんな時は本人と話し合いながら、自分のテンションの上がる音楽をかけることもあります。
音楽を上手く利用することで勉強の効率が上がることは実際にあり得るのです。
では、音楽にどのような効果が期待できるのか考えてみましょう。
リラックスできる
音楽をかけることでリラックスし勉強に心地よく取り組むことができます。
無音で親や先生に見られていると緊張するという生徒がいます。
音楽でその緊張感をほぐし、安心して勉強に臨めることが考えられます。
集中力を高める
クラッシック音楽などを聴くと脳内でα波が出ると言われています。
α波が出ると集中力が高まり記憶力が伸び、勉強したことが頭に入ってきやすくなります。
気分を高める
自分の好きな音楽だと気分が高まり、勉強に対するやる気が出ます。
葛西TKKアカデミーの生徒の中にも音楽を聴いて、体でリズムを刻みながら勉強する人がいます。
普段は集中力もなくすぐに眠くなるのですが、こうすると眠気も消え問題を解くスピードも速まります。
雑音を消す
BGMを流すことによってそれ以外の雑音を消す効果があります。
特に注意力が散漫で、ちょっとしたことで勉強以外のことが気になってしまう生徒にはいいかもしれません。
特に喫茶店や電車、人が多い場所での勉強にはお勧めです。
しかし、音楽をかけながら勉強するときには注意点もあります。
例えば、BGMとして流した音楽ですが、曲によってはそれが気になり、音楽の方を一生懸命聴いて勉強が手につかなくなることがあります。
こういう時は曲を変えた方がいいでしょう。
また、音楽によってはそちらの方が気になり、集中力を途切れさせることもあります。
特に歌詞のついている曲は注意してください。
できれば、演奏だけの音楽の方がいいかもしれません。
音楽を聴きながらの勉強派視覚と聴覚を同時に使うので疲労が増す可能性もあります。
特に暗記のときは、暗記する者以外の情報が入ってきてしまうので、邪魔になるようなら音楽を止めましょう。
以上のように音楽をかけながら勉強するにはメリットとデメリットがあります。
しかも興味深いのは、音楽には真逆の効果があるということです。
つまり、音楽そのものよりも、音楽の種類、聴く環境やタイミングなどが影響するということです。
だから一概に禁止するのは、もしかするとその生徒に合った勉強を奪っているのかもしれません。
また、音楽だけを流していれば勉強がはかどるというものでもないので、自分にとって最適な勉強環境は何か、いろいろ試して見つけることは大事です。
そうすれば今まで以上に勉強ができるようになるでしょう。
2020.10.24
コロナウイルスの影でインフルエンザも流行?!受験生は特に注意!
コロナウイルスが流行し毎日のようにニュースで感染者数が発表されていますが、これからインフルエンザも流行る季節です。
感染者数を考えると、インフルエンザも看過できません。
受験生は両方に対する注意が必要です。
受験当日、またその直前にかかってしまえば、当然受験はできませんし、受験前であっても勉強に大きな支障を生じます。
かかっては仕方ありませんが、かかる前の予防が大事です。
コロナウイルスにばかり目を奪われないで、より身近なインフルエンザ対策も重要です。
細心の注意を払ってウイルスをもらわないようにしないといけません。
コロナウイルスのおかげでマスクや殺菌用アルコールなどが普及し、一見、例年より予防がなされているようですが、それで油断してはいけません。
ましてや、コロナウイルスとインフルエンザの両方にかかってしまえば、免疫力の低毛に伴いより一層の重症化する恐れもあります。
とにかく、インフルエンザに対しても基本的な対策は最低限とらないといけません。
マスクがなければ昔ながらの布のマスクでもないよりは数段ましです。
できることは全てやって、万全の体制で試験に臨みましょう。
一般の生徒もそうですが、この時期一番注意しなければならないのは受験生です。
インフルエンザにかかると一週間は自宅で療養しないといけません。
受験日に重なると当然試験を受けることはできません。
これまでの努力が水の泡になってしまいます。
このようなことは絶対に避けなければなりません。
だから、少しでも危ないなと思えば無理をせず、早目に薬を飲んで安静にしましょう。
ひどくなる前にお医者さんに診てもらいましょう。
もちろん予防が一番大切です。
ここで予防法をお伝えしたいと思います。
1. マスクをする
自分がインフルエンザにかかった場合はもちろんですが、予防という意味でもマスクをしましょう。
インフルエンザには飛沫感染もありますので、マスクは口や鼻からウィルスを吸い込むのを防げます。
喉を潤す効果もあり、感染を防ぐ硬貨が高まります。
2. 手洗いとアルコール殺菌
インフルエンザのもう一つの感染経路は接触感染です。
だから、手洗いは重要です。
ウィルスは水やアルコールに弱いので、これは有効な手段です。
外出から戻ったとき、トイレから出たときなど、こまめに手を洗いましょう。
また、とってやパソコンなど人が触れるところもこまめにアルコールで拭いて殺菌をするといいです。
3. 加湿器などで湿度を上げる
ウィルスは湿度に弱く、湿度が50%を超えると活性が落ちるそうです。
加湿器で室内の湿度を上げるとウィルスの予防になりますし、喉を乾燥から防ぎ潤いを与えるので、喉を守ることにもなります。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すだけでも違います。
4. やはり体力は重要
勉強で寝不足になると免疫力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。
十分な食事を取らないで栄養が不足しても風邪にかかりやすくなります。
受験で忙しい時こそ、規律ある生活を心がけましょう。
5. 家に閉じこもりっぱなしにならないで、適度に外に出て、日の光を浴び軽い運動をしましょう
部屋にずっといると気分が滅入ってしまい、精神衛生上よくありません。
外の空気を吸って、頭をスッキリさせるといいでしょう。
日光を浴びると免疫力も上がるし、軽い運動で血行もよくなりストレス発散になります。
ただし、人ごみに入ると風邪をもらう可能性があるので、不必要に人が大勢いるところに行くのはやめましょう。
インフルエンザにかかったなと思ったらすぐにお医者さんのところに行きましょう。
適切に対処して早く治し、再び勉強に取り組めるようにしましょう。
風邪の引き始めは水分補給とビタミンなどの栄養補給をしっかりしてください。
ワクチン注射をまだしていない人も、いないよりはましなので、今からでも受けた方がいいでしょう。
2020.10.22
部活をすると勉強ができなくなるのか。または、部活をやめれば勉強ができるようになるのか。
葛西TKKアカデミーのニュース
中学高校になると部活動が本格的になります。
放課後はもちろん、中には朝練習もあるところも。
また、夏休みなどの長期休暇では朝から晩までやることも。
そうして部活から帰るともうへとへと。
疲れ切って勉強どころではない。
更に、本来三年夏休みで部活をやめ、来たる入試に備えて勉強するのが一般的ですが、一部の部活では入試までそのまま活動への参加が要求されるところもあります。
入試直前の大事な時期に受験勉強より部活を優先させないといけなく、勉強時間がどんどん削られ、希望校への受験ができなかったり、最悪不合格になったり。
こんな経験をお持ちの方も多いと思います。
結果、勉強か部活の二択を迫り、当然勉強が優先されるので部活をやめる。
せっかく部活を楽しみ、やりがいを見出した生徒ならなおさら、この強制終了は心に何らかの傷を残すことになるでしょう。
勉強と部活は両立しないのでしょうか。
部活で忙しく勉強に手がつかない。
それならば、部活をやらなければ勉強時間が増えるのでしょうか。
ある調査によると、部活動に参加していないで勉強を家でほとんどしないという生徒は27.3%で、部活に参加して勉強を家でほとんどしないという生徒は23.9%でした。
ここまでは理解できる数字なのですが、注目すべきは部活をやめた生徒で家でほとんど勉強しないというのが32.2%と最も多いことです。
部活が忙しく勉強ができないと言って、いざ部活をやめると勉強をやはりしないという生徒が三分の一もいるということです。
部活をやめたからと言って必ずしも家で勉強するようになるとは限らないということです。
むしろ、部活をやっている方が家で勉強する割合が高い訳です。
実際に、オリンピック選手となった生徒で学業の成績も優秀な生徒もたくさんいます。
それらの生徒は一日6時間も競技の練習に費やしているにも関わらずです。
彼らによると、確かに勉強に使える時間は他の生徒よりも少ないかもしれないが、授業中に集中して先生の話を聞き、移動などのわずかの時間を利用して勉強にいそしむという話をよく聞きます。
許される時間が短いからむしろ、それを無駄にしないように一生懸命だそうです。
こうなってくると勉強をするかしないかは、部活動で勉強時間を取られているかどうかではなく、本人がいかに自覚し目的意識を持って取り組んでいるかどうかだということになります。
つまり、部活をしているから勉強ができないというのは言い訳だとも言えるでしょう。
確かに、私も指導していて受験前に部活をしなくてはならない生徒を見ていると、「今は部活ではなく受験に時間の全てを注ぐべきなのに。」と思うこともあります。
「部活がなければもっと成績を伸ばせるのに。」と思うこともあります。
しかし、それもこれも本人の心がけ次第とも言えなくはありません。
実際に、部活をしながら優秀な成績を残す生徒もいる訳ですし。
困難さは確かに上がるでしょうが、それでも打ち勝つ努力と底力。
逆に追い詰められているからこその必死感。
こういうものは部活をしている生徒の方が本当は有利なのかもしれませんね。
また、そのような生徒は自分の時間が制限されることが分かっているので、どのようにすれば効率よく時間を無駄にせず勉強ができるかを考えます。
つまり、計画的に物事を実行できる自己管理能力が高いとも言えます。
そして、この力は自身の目標がはっきりしていればより一層身に付くようです。
勉強のために部活をやめるのも確かに選択肢の一つです。
それは本人が決めればいいのですが、やめたからと言って勉強時間が増えるとは限らないことを覚えていておいてください。
要は自分が何をするのか自覚があるということ。
そうでないと、遊びの時間が増えるだけになってしまいます。
ちょうど、「ゆとり教育」がそうだったように。
部活をやめるか続けるか。
安易な決断はかえって勉強をやらなくなるのでご注意を。
2020.10.19
集中しないとどうして勉強の効率が悪いのか。理由の一つは脳の情報処理能力の限界にありました。
どうして自分の子供は勉強しているのに成績が伸びないのかお悩みの方も多いでしょう。
また、自分の子供は勉強してもすぐに疲れてしまうとお嘆きの方もいると思います。
今日はこれらの点について、脳の仕組みから考えていきたいと思います。
人間の脳は体の中でもエネルギーを大量に消費し、非常に疲れやすい器官の一つです。
だから、勉強をするということは脳に大きな負担を強いることになり、子供たちが勉強で体を使っていないにもかかわらず、疲れたというのは当然のことなのです。
特に集中力のない子、勉強をしていてもすぐに他のことに目がいってしまったり、「疲れた、疲れた」とばかり言う子供は、たいてい時間をかけて勉強していても、中味が定着せず勉強が身に付きません。
どうしてでしょうか。
脳というのは一度の処理できる情報量に限界があり、その限界を超えてしまいますと、いくら勉強しても定着しません。
この処理可能な情報量を全て勉強に費やすことができれば、一番効率よく勉強が進みます。
しかし、勉強が嫌いな子供は、勉強中も他のことに興味関心がいき、脳の情報処理を勉強以外に使ってしまうのです。
結果、勉強に割く情報処理の能力が無くなってしまい、勉強がいつまで経ってもできないのです。
勉強が嫌いであればあるほど、嫌いという感情の処理(どうして自分は勉強しないといけないのか、やっている息があるのかなど)にメモリーが使われ、嫌という感情にフィードバックされる。
そして、またその大きくなった負の感情の処理に脳のメモリーが使われ、余計に勉強に注ぐ情報処理能力が低下します。
このような負のスパイラルで、勉強はますますできなくなります。
この負の連鎖をうち切るためには、勉強以外のことは考えないようにするのが一番。
自分の考え方なので、自分自身が決めればどうにでもなりそうなものです。
しかし、実際にはまだ人生経験も浅く、精神的にも未発達な子供には、やはりこれば難しい注文のようです。
だから、少しでも他のものに目がいかないように、勉強中は身の回りを整理整頓し、不必要なものは周りに置かない、気が散りそうなもの、携帯(SNS)やテレビもそばに置かないといった対策が考えられます。
一番いいのは誰かが付きっ切りでそばにいて、誰かに監視されているという意識が勉強に集中させることにつながる場合があります。
しかし、現実的には親もやることがたくさんあり、ずっと子供を見てやるわけにもいきません。
本気で信じて、きちんとやるなら、瞑想が効果的です。
毎朝晩、勉強前に10分でもいいので、瞑想して心を落ち着けましょう。
そうすると集中力が上がり、勉強の進み具合も高まります。
周りを気にしなくなり、余計なことを考えることもなくなり、勉強に全てを集中することができるでしょう。
そして、夢中にやる勉強方法が身に付けば、学力も上がり効果を発揮します。
しかし、そもそも瞑想なんて大したことないと思っていると、効果は出ません。
ここも本人の気分、やる気次第なので、一概にうまくいくとは断言できません。
一番いいのは短期間に集中して勉強することが自分にとって利益があると理解させることです。
急にはできないでしょうから、最初は簡単な勉強、すぐに終わりそうな勉強からやってください。
そして、できたら褒めてあげてください。
勉強に対する動機付けは肝心です。
勉強が楽しくなれば夢中になり、こちらが何も言わなくても集中して勉強の励むようになります。
(子供は必要以上にやれやれと言われることを嫌います。自尊心を気づつけられたと感じるからです。)
心の中を無にして、勉強以外のことに気を引っぱられないようにすると、気づくと勉強が終わっていた、とても長い間勉強をしてしまったということが起きるでしょう。
勉強ができない子供に限り、他のことへ脳の活動を使ってしまい、肝心の勉強には脳を使う余裕がなくなってしまうことが多いです。
部活があるから勉強ができないと言いますが、実は勉強ができる子供に限って、しっかり部活もし、趣味や習い事をし、しかも、睡眠時間もしっかり確保しているということはよくあります。
これは短時間に集中して脳の持てる能力の全てを、その時々の活動に当てるから、短時間で十分に身に付くのです。
これはある程度は訓練が必要でしょう。
小さい頃から、そういう脳の使い方に慣れている子供がやはり勉強でも強いです。
しかし、人間の脳の可能性は素晴らしく、今はダメでも志を持って頑張っていればできるようになります。
だから、諦めないで自分がどうして勉強が伸びないかを考え理解し、対策を取れるようにしてあげるのが大事です。
家庭でやるのが難しいようでしたら、一度、葛西TKKアカデミーにご相談ください。
問題解決に向けて、一緒に考えてみましょう。
日々の勉強は大変と思いますが、葛西TKKアカデミーは皆様を応援し、いつでも力になる準備があります。
2020.10.17
書籍紹介『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編・新生代編』以前ご紹介したリアルサイズ古生物図鑑が帰ってきた。もう絶滅してしまって、実際はどうだったのかいまいちピンとこない。でも、この一冊で大丈夫!
以前ご紹介した『リアルサイズ古生物図鑑』ですが、新たに中生代、新生代の生物を集めて出版されました。
『リアルサイズ古生物図鑑 中生代編・新生代編』へのリンクはこちら
中生代と言えば、子供たちに大人気の恐竜の時代です。
そして、新生代は今に続く哺乳類の時代とも言われ、マンモスやサーベルタイガーなどが有名です。
いずれも既に絶滅しており、日常生活の中で目にすることはありません。
図鑑には復元図に加え、生態や大きさ、発見された経緯、生物学上の意義など詳しく載っていますが、では実際にはどのくらいの大きさなのか、いまいちピンときませんよね。
30メートルとか言われても、大きすぎてどのくらいなのか実感がわきません。
はたまた、これまでのようなイラストではどのような姿をしていたのかはわかるのですが、そのサイズ感まではなかなか伝わりません。
そんな要望に答えたのが、この『リアルサイズ古生物図鑑』です。
前にご紹介したのは古生代編で、恐竜が反映する前の時代です。
最近では、誰もが想像すらできないようなカンブリア紀の奇妙な生き物が注目されています。
古生代編を手に取って見たとき、「ああ、意外とこの生物は小さいんだ。」とか逆に、「うわ、こんなに大きかったの。」と感じました。
しかも、そこに描かれているイラストが非常にユーモラス。
これらの絶滅生物を現代によみがえらせるだけでなく、お寿司の下駄の上に他の寿司ネタと一緒に並べられていたり、駐車場の真ん中にドカンと置かれていたりと笑いをこらえられないものもたくさんありました。
そのイラストを現代の風景の中に置くことで初めて分かるのです。
本当に見ていて楽しい一冊でした。
今回も中生代編、新生代編も同様に、サイズ感が分かるだけでなく、このようなユーモアあふれるイラストが満載です。
もちろん、解説もちゃんと載っており、その生きものがどのように暮らしていたのかもわかります。
更に、三面図でより細かく正確な姿も見られます。
学というものは本来、人間の知的好奇心をくすぐるものでなくてはいけません。
ただ覚えるだけでは、つまらない。
楽しむことで印象に残り、記憶がより強化されるのです。
本書はそういう点において優れ、インターネットや書店で大反響を起こしています。
お子様が喜ぶこと間違いなし。
皆様も是非一度、お手に取って確かめてみてください。
2020.10.16
来年に実施される『共通テスト』で濃厚接触者でも受験できるようになりました。また、試験当日のコロナウイルスに関する対策も提示されました。
文科省によると、たとえ濃厚接触者であっても、無症状で新型コロナウイルスの検査で陰性と出れば『共通テスト』を受けることができるようになるらしいです。
濃厚接触者が共通テストを受ける条件として、文科省は次の4点を挙げています。
1.検査で陰性である
2.当日、症状が出ていない
3.会場まで公共の交通機関を使わず、人ごみを避けて来場する
4.当日は別室で受験する
受験生を動揺させないために当日の試験場での検温は行わないそうです。
濃厚接触者は専用の動線を通って、一般の受験生と接触することなく別室の試験会場に入り、試験監督との距離も2メートル以上確保することを提案しています。
もし当日、体調が悪くなり37.5°以上の熱がある場合は後日行われる追試験を受けるようにすることを現在検討中です。
他に一般受験会場においては次のようなことも言及されています。
・試験会場では座席の間隔を1メートル以上空ける
・休養室に医師を配置する
・保護者の控室は原則置かない
・昼食時以外、マスクの着用を義務づけ(持参していない場合は会場で配布)
・入退室ごとにアルコールで手指消毒
・1科目終了ごとに10分間以上の換気
・昼食は会話を控えて自席で行う
・トイレ入り口に動線を設け、混雑を避けつつ必要であれば試験開始時刻を繰り下げる
・試験前日に会場内をアルコールで消毒
・主任監督者の口頭指示における飛沫対策のため、受験生との距離を2メートル以上確保
・入場時の混雑を避けるため入場時間を前倒し、一定間隔を空け、入り口を複数用意するなど工夫をし、大学のホームページ等で告知する
・発熱、咳等ある受験生は申し出るように注意喚起する
・一斉退出をせず、退出の順や会場からの出方を指示する
・各試験前ごとに監督者が発熱、咳等の有無を確認し、症状のある受験生は休養室で医師が対応
など
身近な人が新型コロナウイルスに感染しても条件を満たせば受験できるということで、受験の可能性が広がったという意味(自分が濃厚接触者になったとしても試験を受けられる可能性が残っているという点において)では、受験生に有利な状況になったと言えるでしょう。
とは言え偶然に接触する可能性はありますし、別室受験としても試験監督官は同室していないといけないので、そのあたりの配慮も必要かと思います。
また、濃厚接触者となった受験生が罪悪感を感じ力が出せないということもないように願います。
万が一、同じ試験会場に濃厚接触者がいることが分かってしまった場合はどうするのかも気になるところです。
いずれにしても今回のような困難な状況で受験をしなければならない生徒たち、そして彼らを支える現場の人々に最大限の安全を提供することで安心して受けられ、公平性を保ち、受験生が納得できる試験を実施してほしいと思います。
そのためには運営する政府は真剣に考え、細かい点まで配慮する必要があると考えます。
もう本番直前です。
これまでのようないい加減な対応はくれずれも行わないでください。
生徒たちの未来がかかっています。
2020.10.15
いよいよ来年から始まる『共通テスト』。その出願者数が発表されました。約1万5,000人。今年行われたセンター試験より1万6,000人減!この背景には何があるのでしょうか。
いよいよ『共通テスト』が実施されます。
そして、その出願はすでに締め切られました。
ニュースによると来年に実施される『共通テスト』の出願者が10月8日現在で51万4651人で、これは去年のセンター試験出願者より1万6266人少ないそうです。
共通テストに関しては紆余曲折あり、最終的には当初考えられたものとはかなり違うものになりそうです。
共通テストの大きな目玉であった英語の民間試験の利用、国語や数学などで記述式問題の導入が見送りとなり、e-ポートフォリオも結局なくなり、結局センター試験といかほど違うのかという感じになってしまいました。
『共通テスト』を見込んで、既にセンター試験でも知識だけでなく思考力を問う問題が最近は増えていました。
センター試験も創意工夫され良問が増えてきたと評価されていたところで、わざわざ廃止し新テストにする意味があるのか、大きく様変わりすると言っていたのに、ふたを開ければセンター試験からの変更点は全てなくなり、ますます変える意義が見いだせなくなりました。
入試改革と言いつつ現場を無視した改革は学校、生徒、保護者など多くの人々に受け入れられず、適切な説明も対策も提示できないまま時間だけが過ぎていくという事態になり、実際に直接試験に関わる多くの人々を混乱に陥れただけのようにも思えます。
これまでも大学入試制度の変更はありました。
でも、そこには2年前ルールという暗黙のルールが存在していました。
共通一次からセンター試験に代わる時も2年前には明確に入試制度を提示していました。
しかし、今回は今年になってもどのように民間試験を活用し『共通テスト』に反映させるのか、新制度導入によって生じる不公平に対する疑問などに明確に答えられないまま、当事者である受験生やその親、学校もどうすればいいのか分からないという混乱を起こしていました。
このような不備の多いままの制度でありながら、2021年からという期限だけは頑なに固執し、実施年を延期するという選択肢は文科省には備わってなかったらしく、結局、公平性や正当性を十分に確保できないまま時間ばかり迫ってくる。
最終的には名称が変わっただけで中身はセンター試験とさほど変わらず、生徒や保護者を不安にさせただけ。
この期限へのこだわりは2020年の東京オリンピックによるもので、この年を機に教育制度の大改革を実施するということのようですが、肝心の東京オリンピックは新型コロナウイルスの影響で延期となり、この柔軟性のない『共通テスト』の強行の根拠も弱まりました。
しかし、来年の実施は変わりません。
新制度への変更に対する生徒や保護者、学校関係者の不安をぬぐえないだけでなく、今年の新型コロナウイルスの流行が生徒の入試に対する不安を増したのは間違いありません。
特に高校三年生は受験勉強の大事な時期に学校が休校になり、授業がまともに進みませんでした。
多くの私立高校はオンライン授業などで対応し、勉強が滞ることを回避できたのに対し、ほとんどの公立高校ではそれができませんでした。
両者の間に起きた勉強格差は大きな不公平感もたらし、制度変更に伴う不安に加えてのこの不運のダブルパンチから受験に対する絶望感を覚えた生徒も決して少なくなく、「もう受験は諦めた。」という人もいました。
また、新型コロナウイルスは受験生の家計をも苦しめ、多額の費用が掛かる受験およびその後の進学をためらわせる要因になったと考えるのは想像に難くありません。
「自分は運が悪かったのだ。」と進学をやめてしまう。
せっかく大学で学びたいと希望に燃えていた生徒が制度やコロナウイルスなど、勉強そのもの以外のことで煩わされ、挙句の果てに受験そのものをあきらめてしまわないといけない。
これが現実に起こっていることに、私は非常に怒りを感じます。
生徒が勉強したい意思を持っているなら、それを尊重し実現できるようにしてあげるのが、健全な社会であり学ぶ権利の保障であると思います。
一部の大人の利権などで生徒の勉強が損なわれることがあってはなりません。
これからまた冬にかけて新型コロナウイルスの再流行があるかもしれません。
その時は大学入試そのものはどのようになるのか、明確な政府の回答はまだ出ていません。
コロナウイルスの感染を防ぐために「3密」をどのように回避しつつ公正な試験を実行できるのかという現実的な問題も残っています。
本当に適正な大学入試はできるのでしょうか。
何もかも不明瞭で、せっかく生徒が頑張っても自分の結果が正当に評価されるのか。
くれぐれも「不運」で済まさないでほしいと思います。
生徒に学びたいという意思があるのであれば学ばせてあげたい。
それが葛西TKKアカデミーのモットーです。
だから、経済的に不安のある家庭ならば、その事情を考慮し授業料を引き下げたりもしています。
経営的には本当に厳しいのですが、お金のために生徒の勉強への熱意を無にしたくはないからです。
本気で生徒のことを考えるなら、己が苦しくてもこのくらいのことはして当然と考えます。
今回の入試制度改革と新型コロナウイルスに対する政府の対応は非常に稚拙で、真剣に生徒のことを教えているのかと疑問に思います。
『共通テスト』への出願者の減少はこのことを如実に表していると思います。
進学をあきらめざるを得ない生徒が出ている問題を真剣に捉え、人の人生を左右する責任を感じ、彼らのための教育をしっかり考えてほしいと思います。
もちろん葛西TKKアカデミーはこれまで通り、可能な限り生徒を支えていきたいと考えています。
2020.10.14
高校見学で注意すること。二学期に入りましたが、まだまだ高校の学校説明会、学校見学はあります。目指す高校をしっかり理解するために、自分の将来の母校を決めるために必ず参加しましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは
高校進学の相談も承ります。
夏休みも終わり二学期に入っていますが、まだまだ学校説明会、学校見学を行う高校はたくさんあります。
自分の目指す学校がどのような学校なのか、本当に自分の希望する通りの学校なのか知るためにも是非参加してください。
そして、そこに通う生徒、教える先生たちに実際に会い、生の声を聞きましょう。
後悔しない間違いのない高校選びのためにも重要なことです。
コロナ禍でイベントも実施しにくい状況ですが、オンラインの学校説明会や学校見学を行っているところもあるので、こちらも利用してもいいでしょう。
しかし、本当に学校の雰囲気、学習状況、設備の充実度、通学の利便性など知るためには、やはり実際に自分の足で出向くのがいいとは思いますが。
でも、状況が状況なだけに、どうしても無理な場合はオンラインも価値はあるでしょう。
そこで今回は、実際に訪れて学校が本当はどのようなものなのかを知る時に注意すべき点をお話します。
1.コースやカリキュラム、卒業後の進路について確認
入れるならどこでもいいというわけではありません。
入学した後の学校生活、卒業後の進路まで見据えて学校に確認するのがいいでしょう。
資料を見てコースやカリキュラムについて分からないことは必ず確認しましょう。
授業に関するその学校の特色(単位制など)や特別プログラム(海外研修、国際交流など)も説明を受けましょう。
直接学校の先生と話すことはいろいろな意味で利点があります。
2.学校の施設や設備を確認
プールや体育館、教室の空調など、生徒が実際に学校生活を送る上で快適な環境かどうかを確認しましょう。
部活に興味があるのなら、それに関連したもの(備品やコートなど)も見ましょう。
図書館やパソコンも大事です。
特に最近はタブレット端末や電子黒板を導入している学校もあり、生徒が使いこなせるか、先生が使いこなせているか知る必要があります。
適切な進路相談ができ、そのための資料が十分整っているかも見ましょう。
3.構内掲示や清掃状況を確認
掲示物や清掃状況はその学校の普段の姿を知る手がかりにまります。
掲示物がきちんと整理され見やすいか。
廊下や教室が綺麗に掃除されているか。
生徒の日常の営みが現れます。
また部活の賞状などは、その学校がどんな課外活動に力を入れているかが分かります。
4.公開授業は見た方がいいです
公開授業は学校生活の実態を知る上で役に立ちます。
公開と分かってそれ用に繕っていても、何十人もいる生徒が全てが演じることができません。
よく見るとどうしても普段の癖が出るものです。
だから、公開授業は普段の生徒の姿を見るのにはいい機会です。
そして、できれば生徒の生の声を聞いてみてください。
案外正直に話してくれるものです。
ダメ元で試してみるのもいいでしょう。
学校見学は高校を知る重要な機会です。
事前連絡すれば、説明会の日でなくても学校を見せてもらえることもあります。
後悔しないためにも学校選びは慎重にし、正確な選択をするために少しでも多くの情報を集めましょう。
2020.10.10
あきらめの早い生徒たち。生徒たちと付き合って気になる言葉に「捨てる」というものがあります。彼らはなぜ簡単に「捨てられる」のでしょうか。
葛西TKKアカデミーに通う生徒たちは必ずしも優等生ばかりではなく、むしろ成績が芳しくなく苦しんでいる者が多いです。
そんな生徒たちと勉強をする中で気になる言葉がいくつかあります。
これは今後、おいおいで触れていきますが、今日は「捨てる」という言葉について考えたいと思います。
よく「捨て問」(捨てる問題)なんて言いますが、どうせやってもできないからやるだけ時間の無駄、だからやらない方がいいという意味で使われます。
しかも、驚くべきことは、生徒の捨てるかどうかの判断が非常に速いこと。
一度やってできなければすぐに捨て問と判断し学習を放棄してしまいます。
「捨てる」ことに関していくつかあります。
第一にどうして早急に「捨てる」と言えるのか。
これは自分には無理ということが理由ですが、十分にやりもしないで第一印象で自分にはできないと決めつけてしまうことです。
自分が嫌なことに対して逃げの正当化になっているのでしょう。
でも、なぜ「捨てる」ことが正しいことになってしまうのでしょうか。
答えの一部は現在の社会的価値観があると思います。
我々は合理性を重視し、効率を優先する。
そうすることで無駄をなくし、生産性を最大限にする。
効率には時間の短縮も含まれているので、すぐに結果が出ないことはやらない方がいい。
更に、以前と違い生活がもので満たされるようになってきた。
服が破れたら繕って使うなんて言うのは、物が不足していた昔のこと。
修理する時間があれば、店で新しいものを購入した方が早い。
古いものは捨てるのが早い。
こうして捨てることに対する罪悪感は消え。
無駄なことはせず、なんても簡単ですぐにできるものが良い。
このような社会的価値観は子どもたちにも浸透し、彼らはこれを利用して、自分の勉強からの逃避をも間違っていないと主張するのでしょう。
だって、社会がそうすべきと言っているのだから。
しかし、勉強は手間のかかるものです。
簡単にできるものだけやるのであれば、勉強の幅は非常に狭まります。
むしろ、分からない問題に挑戦し、試行錯誤、紆余曲折する中で本来の学び以外の発見や気づきがあり、1の学びが2にも3にもなるのです。
そして、その気づきや発見こそ実は学びの喜びなのです。
しかし、現在の社会的価値観が子供たちの学びからの逃避を正当化させると同時に、学びの楽しさも奪っているのです。
勉強がつまらなくなるのも当然です。
学びの理想(本来的な意義)と現実との隔たりに教育の難しさが生じています。
現場で教える者として非常に苦しむところです。
現実に沿って学習を進めることが、場合によっては子どもの学びを弱めてしまうという事実は正しく理解する必要があります。
この矛盾を乗り越えられた時こそ、子供たちにも満足し社会からの欲求も満たす勉強になるのでしょうが、はっきり言って私には明確な答えを出せていません。
教育に携わる限り一生続く問題なのだろうなと感じています。
でも、悩みながらも常に子供たちのことを考え、彼らの幸せな人生に少しでも貢献できるようにあきらめることなく努力したいと覚悟しています。
2020.10.08
高校入試の準備は順調ですか。ここで入試の合否判定に関わる得点の出し方について説明します。
受験生のみなさんは勉強に励んでいることと思います。
受験の準備は順調ですか。
今年はコロナウイルスなどで勉強がしずらい環境になって苦労していることでしょう。
でも、苦しいからこそ頑張った者が勝利をつかみやすいのです。
苦しいのはみんな一緒、自分だけじゃない。
ならば条件は同じ、後は皆さんの努力次第です。
葛西TKKアカデミーも皆さんの力になります。
困ったときはいつでも連絡ください。
待っています。
ところで、都立高校の入試がどのようになっているか、意外と知らない人が多いようなので、本日は高校入試の合否を決める得点の出し方についてご説明します。
合否は基本的に二つの得点の合計で決まります。
調査書点(内申点)と学力検査点です。
都立高校の入試は1000点満点で評価され、そのうちの300点が調査書点で占められます。
(一部の学校では調査書点を1000点満点中400点にしているところもありますが、ほとんどの学校は300点です。)
残りの700点が入試当日の試験の点数である学力検査点になり、両者の合計で合否を判断します。
つまり、調査書点が高いと当日の学力試験の点数が多少悪くても合格できますし、調査書点が低いと合格には当日かなり頑張らなくてはいけないということになります。
また、私立高校の入試でも調査書点が大きな意味を持ちます。
基本的に各私立高校は受験するために必要な調査書点を提示しています。
すなわち、その基準となる調査書点に達していない生徒は、その高校の受験ができないということになります。
調査書点が高ければそれだけ多くの私立高校が選択でき、低ければ嫌でも選択の幅は狭まります。
志望校を選ぶとき、調査書点が大きく影響します。
調査書点とは何かご説明します。
都立高校の入試得点の出し方は少し複雑です。
学校によって多少の差異はありますが、一般的には次のように算出します。
この総合点の高い者から合格が決まります。
入試の総合点={300×(主要5教科の調査書点合計×1+実技4教科の調査書点合計×2)÷65}+{700×5教科の学力検査点合計÷500}
先ほども述べたように調査書点で全体の3割が決まります。
それでは調査書点に基づく部分について説明します。
調査書点とは調査書の内申点から算出されます。
内申点とは通知表にある5段階評価の数字をそのまま点数にしたものです。
これを主要5教科は合計点を1倍、実技4教科は合計点を2倍して合計が調査書点になります。
つまり、オール5であれば65点になります。
オール4であれば52、オール3であれば39、オール2であれば26、オール1であれば13です。
この65点満点のうち何点取ったかを割合で出し、それに300をかけたものが調査書点に基づく部分の得点になります。
実技4教科は2倍されるので、この部分の得点を上げるには、主要5教科より実技4教科を上げたほうが効率が良いということになります。
ちなみに調査書点が1上がれば1000点の入試総得点のうち約4.6点上がるということになります。
(ちなみに学力検査点では1上がると1000点満点では1.4点しか上がりません。)
1点で合否が分かれる入試では、この得点は非常に大きいのです。
調査書点がいかに重要かお分かりいただけたと思います。
因みに、入試当日のテストに基づく部分は次のようになっています。
国語、数学、英語、社会、理科の5教科各100点満点で合計500点のうち何点取れたか、その割合を考えます。
これに700をかけて算出された得点が、入試当日の学力テストの部分の得点、学力検査点となります。
以上、お分かりになりましたでしょうか。
入試についてよくわからない、志望校決定に悩んでいる、その他質問がある方は、遠慮なく葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。 願書提出の締め切りまでは、まだ時間があります。
よく考えましょう。
2020.10.07
今日も昨日の続きで、子供たちが勉強に取り組めるようにするにはどうすればいいか考えます。参考にしていただければ幸いです。
今日も昨日に引き続き、子供たちに勉強させるコツを考えてみたいと思います。
私も多くの生徒に触れる中で、どうしても勉強に手がつかない、いやな気持が強すぎて勉強を拒否してしまうなど、様々な経験をしてきました。
その中で自分なりに考え、試行錯誤してきたわけですが、うまくいくこともあれば失敗してしまうこともあります。
しかし、その都度反省し、少しでも生徒たちが勉強に取り組めるように工夫うしてきました。
勉強で集中力が続かずすぐに飽きてしまうのは、勉強への興味関心が薄い、勉強することの意義、重要性がしっかり理解できていない、分かっていても自分の心の弱さについつい負けてしまうなど、色々な理由が考えられます。
そのような原因を克服し、少しでも子供たちが勉強に向き合えるようになれるといいです。
諦めずに生徒たちがなぜそうするのか、彼らの立場で考え、どのように導けばいいかいつも悩んでいます。
今回もどのように接すれば子供たちがより勉強に取り組めるようになるか、その方法をいくつかご紹介します。
1.最初はレベルの低い問題から
いきなり難しい問題に当たると、解けず、それだけで無力感を感じやる気が一気になくなってしまいます。
自分はできないんだと自己否定をし、それを利用し勉強しないことを正当化してしまうと、もう勉強は難しいでしょう。
そうならないためにも最初は自分の手が届く範囲の問題から始めましょう。
できれば自信もつきますし、いやな気持も少しは和らぐでしょう。
早く結果を出したいからと言って、子供たちの能力を大幅に超える問題をさせるのは逆効果です。
よく「α+1」と言われます。
自分の力αにちょっとプラスしたくらいの問題が丁度いいということです。
焦るあまり、早く難しい問題のできるようにしたい気持ちも理解できますが、ここは長期的視点に立って、グッと我慢してください。
できたという達成感がもっとやりたいという欲求につながれば自主的に勉強もできるようになってくるでしょう。
2.細かく計画を作りましょう
目標を掲げることは大事です。
自分が何のために勉強するのかが明確になるからです。
しかし、最終目標だけ掲げても、そこまでどうやって到達するか、自分が確実に目標に向かって歩んでいるかが分からなければ、その目標の大きさに絶望感すら感じるかもしれません。
それを避けるためには、目標達成までの計画を作ることです。
目標までの日程は大雑把にわけ、いつまでに何ができるようになるべきか、何をするべきかと各区分ごとに決めます。
そして、各セクションごとに更に細かく、毎月何をするか、毎週何をするかを決めていきましょう。
こうして目標までの道のりがはっきりしていれば、勉強しても安心ですし勉強の目的も容易に理解できます。
コツとしては短期間に多くのことを詰め込み過ぎないことです。
あくまでも自分のできる範囲で考えましょう。
最初から問題集50ページとか無理なことを決めず、先ずは1日1ページからでも構いません。
慣れてきてから徐々に勉強量を増やせばいいです。
先ずは勉強に取り組めるということ、勉強をする習慣を付けること、勉強をしても苦にならないようにすることです。
3.勉強だけはダメ
勉強だけ強いるのは子どもたちの苦痛を増やすとともに、勉強に対する嫌悪感を強めてしまいます。
勉強だけでなく遊びも大事です。
遊びと勉強のメリハリをつけることは重要で、上手にバランスを取りながら勉強させましょう。
ここでも区切りをはっきりと決め、どこまでやったら何分休憩などとお互いに約束しましょう。
お互いに勉強と休みをきちんと決めれば、間違って勉強しろと言って、「いましようとしていたのに、もうやらない。」なんてへそを曲げられることもなくなるでしょう。
逆に、「もう遊びの時間は過ぎたから、今度は勉強をきちんとしようね。」ということもできます。
最初は勉強と遊びの割合が同じくらいか、やや遊びが多くてもいいと思います。
でも、少しづつ勉強の時間を増やし、将来的には1時間勉強して10分休憩ぐらいになるとベストです。
今、勉強がなかなか手につかない子供であればなおさらですが、これまでと違った生活リズムにするわけなので、急に変えられるとは思わないでください。
根気強く毎日の小さな努力が実を結びます。
最初はご褒美がほしくてやっていた習い事が、気づけば習い事自体が楽しくなるような感じが理想的です。
まだありますので、引き続きこの話題はどこかで触れていきたいと思います。
こうして書いてみると、やはり焦らないのが大事な気がします。
でも、現実には受験とかあって、勉強に時間的物理的、そして金銭的制限があるのが問題です。
これは本当に難しい問題で私自身も解決できていないのですが、本人を含め家族みんなで話し合うのが一番だと思います。
その時、親の意見を押し付けるのでなく、子供を尊重し、彼らの意見も同等に公平に取り上げ、全員が納得できるものを見つけられるように注意しましょう。
それが多少、親の考えたものと違っていても、時には柔軟に対応してあげることも大事です。
みんなが同じ方向を向けたら、これは非常に強いです。
特に勉強嫌いの子供に勉強させることは、どの家庭ても苦労しているようです。
もし、そのことで悩んでいらっしゃるようでしたが、一度ご相談くださっても大丈夫です。
非力ながらお役に立てればと常に考えています。
2020.10.06
工作教室で『パタパタ飛行機』作りました。勉強も大事、でも息抜きも大事。葛西TKKアカデミーはメリハリのある勉強を目指します。
先日告知したように、昨日、10月4日に葛西TKKアカデミーで工作教室を開きました。
コロナウイルスの影響でなかなかイベントが開けず、子供たちも物足りない日常生活を送っています。
そんな中、少しでもみんなが楽しく笑顔になれるようにと企画しました。
このパタパタ飛行機は、ゴムの力を利用して、羽ばたきながら滑空するのですが、構造も多少複雑で細かい作業を要求されるので、小さいお子様には難しいものがあります。
今回、参加してくれた生徒も、組み立ててみては部品が取れてしまったりと苦労していましたが、小一時間ほどで完成しました。
いつもは私も手を出して手伝うのですが、コロナのこともありできるだけソーシャルディスタンスを守りながらの指導だったので、思うようにいかない点も多々ありました。
しかし、本人の頑張りもあり、最終的には立派なパタパタ飛行機が完成しました。
今回、工作で使用した『パタパタ飛行機』は池田工業社製で、この会社は他にもたくさんの子供が作って遊べる商品を開発販売しています。
興味があればご覧ください。
この飛行機は非常によく考えられてあり、簡単な部品と竹ひご、語句から構成されており、しかし、簡素であってもしっかりと飛んでくれる安価でパフォーマンスのよいものです。
皆さんも家庭で子供と一緒にチャレンジして、大空にその雄姿を羽ばたかせてください。
その姿は感動ものですよ。
親子の会話の機会にもなりますし、経験の共有があれば家庭内の人間関係もよりうまくいくので、そういう意味でも今後もこのようなイベントを時折開きたいと思います。
さて、教室で組み立てが終わると、近くの公園で試験飛行です。
あいにく曇天でしたが、雨が降らなくて実際に飛ばすとことができたのは幸いでした。
先ずは私が手本を見せたのですが、いまいちバランスが悪かったのか、私の飛行機は思ったほど飛んでくれませんでした。
しかし、生徒の方は綺麗なカーブを描きながら大きく羽ばたいていました。
生徒の方が上手に作れてしまいました。
初めてとは思えない完成度の高さは、その羽ばたきに表れています。
大きく旋回しつつ、飛ばした元の位置へ帰ってきてくれました。
休日ということもあり、公園内は子どもや親子連れであふれていましたので、試験飛行が終わると早々に退散しました。
後で聞いたところ、この生徒は家でもう一度飛ばしてみたらしく、その時も遠くまで飛んでくれたと喜んでいました。
その笑顔を見るとやってよかったと思うばかりです。
葛西TKKアカデミーでは一般の授業の他にも、このような工作教室や作文教室など、他塾にはない内容もご用意しております。
また、小規模個別指導塾なので皆様のご要望を踏まえて、希望される授業を提供できるのが特徴となっております。
今回のことをきっかけに、今後もこのような楽しい、そして、他ではできないような一風変わったイベントを開いていきたいと思います。
葛西TKKアカデミーの塾生でないからと遠慮はしないでください。
興味があり、やってみたちと思われる方なら誰でも大歓迎です。
またイベントを開催するときはお知られしますので、それまで楽しみに待っていてください。
2020.10.06
集中力のない子供に勉強させる方法。勉強してほしいと思ってもすぐに飽きてしまう。どうすればいいのでしょうか。
勉強してもすぐに飽きて周りにあるものをいじり出す。
手が止まってぼーっとしている。
時間ばかり過ぎて一向に勉強が進まない。
こんな悩みを抱えている親御さんは多いと思います。
集中力のない子供の勉強をどうすれば進めることができるでしょうか。
子供も千差万別なので、この方法で絶対ということはありません。
だからこそいろいろ試して、その子に合った方法を見つけましょう。
ということで本日は、使えそうな方法をいくつか挙げてみます。
1. 勉強する時間を短くする
集中力のない子供に長時間の勉強を強いても逆効果です。
勉強そのものを放棄してしまいます。
「え、そんなに長くやらなければならないの。」と思わせてはいけません。
長続きしないので、できるだけ短く区切り、休憩を踏まえながらやるといいかも知れません。
時計を置くべきかどうかはわかれるところですが、時計がない方がいい場合があります。
気づいたら「随分勉強したな。」と思わせられればベストです。
ここで注意するのは、時間で区切るのでなくタスクで区切ることです。
時間で区切ると何もしなくても終わってしまいます。
何問とか何ページと言うように具体的にどこまでやったら休憩かを決めます。
くれぐれもタスクをたくさんやらせないようにしてください。
短く小刻みにたくさん回数をやらせるのがコツです。
慣れて数をこなせるようになったり、短時間で終わらせられるようになったりしたら、少しづつ増やすのもいいです。
2.自分の好きなもの得意なものからする
勉強する順番も大切です。
嫌なものからやらせると、それだけで気分が落ち込みうつ状態になることもあります。
「嫌だ。」という気持ちを持たせたら、集中はおろか勉強そのものを拒否してしまうかもしれません。
先ずは取り掛かりやすいものから始めましょう。
好きな教科、得意な教科なら集中力も持続するでしょう。
そこで調子が出れば、苦手な教科でも多少は進むかもしれません。
仮に苦手な教科まで手が回らなくても、全くできないよりはましです。
それ以前に嫌いな教科を作らないように心がけることが肝心で、一度嫌いになってしまうとそれをなくす、その教科に取り組ませることは困難になります。
好きにならなくても嫌いにならないようにするのがコツです。
3.子供がやった成果を褒めましょう
嫌々ながらも子供たちが頑張って成し遂げたことは褒めてあげましょう。
「これだけしかできないの。」なんて子供の心をくじくような発言はいけません。
例え少なくても、苦しいのを乗り越えて頑張った結果はきちんと認めなくてはいけません。
褒められれば気分がいいものです。
次にやる励みになります。
マイナスの面に触れるなら、必ずプラスの面にも言及してあげてください。
そして、マイナス面を指摘しなければならないときは、的確に明確に手短にしてあげてください。
長々と話すのはモチベーションを下げてしまいます。
嫌な気持ちがあれば当然勉強に集中はできません。
ただ責められるだけはつらいものがあります。
褒めることで自己肯定感ができれば自分に自信が芽生え、勉強だけでなく様々なことに取り組めるようになるでしょう。
とりあえず三点ほどお話しました。
他にも方法はあります。
そちらも後日触れたいと思います。
勉強は本来楽しいものです。
楽しいことは時間を忘れ他に目もくれず集中してできます。
小学校低学年で勉強嫌いの子は少ないです。
しかし、不幸にも学年が上がるにつれ勉強嫌いの子供は増えます。
その理由は様々です。
時には大人の何気ない言葉であったり、行動であったり、期待であったり。
プレッシャーが子供の心を勉強から遠ざけ、勉強を続けるのがただ単に苦痛になることもあります。
発達障害など最近は注目されていますが、子供たちの集中力のなさは我々大人に責任があるかもしれません。
そのことに気を留めながら、子供と接するとき、特に勉強に関しては慎重に考えながら行動しましょう。
修正がきかなくなってからでは手遅れです。
子供たちの心理に十分配慮しながら、子供たち勉強をさせる工夫をしましょう。
2020.10.04
今年も恒例の『国語に関する世論調査』が発表されました。言葉がどのように変化しているのか。自分たちは正しい日本語を使っているのでしょうか。
秋と言えば「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などいろいろ言われます。
私にとって秋と言えば何度言っても「国語に関する世論調査」の秋です。
毎年秋になると文化庁から『国語に関する世論調査』が発表されます。
皆さんご存知でしたか。
日本語がどのように使われているかなどをアンケートにより知らべ、毎年文化庁より発表されます。
今年も調査結果が報告されましたので、本日はそれについて触れてみたいと思います。
『国語に関する世論調査』は日本語の実用に関して文化庁が国民に対して世論調査したもので、今年は国語や言葉への関心、表記、読書、慣用句などの言語の知識と使用について調べられました。
今回はその結果から個人的に興味深いと思った点についてお話しいと思います。
今回の調査で注目する点としては、「国語の乱れ」に関するアンケート結果です。
以前は「ある程度乱れている」「非常に乱れている」が合わせて6割以上で、逆に「あまり乱れていない」「全く乱れていない」が1割ぐらいでしたが、乱れていないとするグループは年々増え、今年は約3割にまで達しました。
これをして、日本人が言葉の乱れに対して寛容になってきているとニュースなどでは報じています。
SNSなど自分を発信することが簡単に、そして頻繁にできるようになり、表現の多様性が増え、人々もそれらに触れる機会が増えたためではないかと考えられます。
このようは社会背景から言葉は多彩である方が自然と考える人が多いのかもしれません。
ここで注意したいのは、多様だからと言ってその言葉が全ての人に共有されているわけではないということ。
むしろ一部のグループにしか通じない、仲間内だけの言葉が増えているように思います。
これは言葉の豊かさを言うより分断に近いのではないかとも感じますが、とにかく世間的には様々な人が多様な言葉を使うことに対して受け入れる傾向にあるということみたいです。
「乱れている」の中身をもう少し吟味すると、「敬語」「若者言葉」を指摘する人が多く、共に全体の6割以上となっています。
続いて、「新語、流行語」「挨拶言葉」が共に3割以上となっています。
これらの言葉の使い方で、人によっては非常に強い嫌悪を感じるようです。
意外なことに、「敬語」の使い方で乱れているとした人は30代で最も多くなり72%、それから年齢を重ねるごとに乱れているという意見は下がっています。
敬語は高齢者より30代の方が気になるみたいです
また、「若者言葉」を国語の乱れとしているのは10代が飛びぬけて多く84.4%となっており、他の世代が50~60%辺りなのを考えると、少し異常に思えます。
若者は「若者言葉」を乱れとして最も気にしているということでしょうか。
これはとても面白い結果です。
調査は他に外国人と日本語に関する意識について多くを割いており、こちらも興味深い結果となっています。
この点も後日触れたいと思います。
そして恒例の言葉遣いに関する調査を行われています。
いつもの「敬語」に関する正しい表現の仕方、慣用表現の正しい理解もあります。
最近よく耳にする「○○活」や「○○ハラ」について書かれています。
こちらも面白いので後日書きます。
毎年『国語に関する世論調査』は楽しみにしているのですが、毎回興味深い発見があります。
言葉は時代と共に変わるもの。
社会や人々の考え方が言葉の変貌に影響するし、変貌した言葉が人々の思考や社会風潮を大きく変えます。
言葉は身近で重要な割に、気楽に使える便利な道具です。
道具である以上、それらをどのように使うかで人々の暮らしを良くも悪くもできます。
手軽だからと言って安易に使うのではなく、時には言葉の本質を考えながら、現在の言葉のあり方について考えるのも大事ではないかと感じます。
2020.10.03
模試を受けよう!合否判定だけでなく自分の実力を伸ばす大きな力になります。個別指導塾葛西TKKアカデミーならどこよりも安く『vもぎ』が受けられます。
二学期になり志望校を徐々に絞っていく時期でもあります。
葛西TKKアカデミーでは志望校決定に『vもぎ』をお勧めします。
『Vもぎ』は関東最大規模の模試なので、そのデータ量の多さから、より正確な情報が得られます。
今年はコロナウイルスの流行もあり、いつものように大規模会場の実施ができなくなっています。
基本的に当塾で受けることになります。
なかなか本番のようにはいきませんが、模試を受けること自体大変有意義で、できるだけたくさん受けてほしいと思います。
コロナ禍で今年の受験生は非常に厳しい状況となっていますが、それはみんな同じ、一緒に頑張っていきましょう。
応援します。
模試を受ける第一の意義は自分の実力を知り、志望校選択の確かな資料にすることです。
信頼できる偏差値や志望校判定は、高校受験で合格するための強力な武器となります。
確実な情報は合格のためには不可欠なのです。
また、模試の問題は厳選された良問ばかりで、しかも毎年の入試分析に基づくものなので、実際の入試問題に似た形式で出されます。
入試問題のパターンを知っていれば、本番で驚き慌てることもないでしょう。
しかも、模試でできない問題があれば、そこを重点的に勉強すればいいことも分かります。
言い換えれば、模試で間違えても、それをきっかけに勉強すれば、効率よく実力を伸ばすことができるのです。
更に、模試をたくさん受けることは、試験会場の雰囲気に慣れることにもなります。
いきなり本番では緊張し実力が十分に発揮できません。
平常心で受験するためにも、できれば模試はたくさん受けてほしいです。
現実に模試をたくさん受けた生徒は、やはり点数もよく入試での合格率も高くなっています。
だから可能な限りたくさん受けることをお勧めします。
葛西TKKアカデミーは『Vもぎ』と提携していますので、こちらで受験申込ができます。
お問合せ、申込は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
今後の日程は以下のようになっております。
[[strong;都立もぎ]
10月18日、11月1日、22日、29日、12月6日・13日・20日、1月10日・17日
都立自校作成対策
10月18日、11月22日、12月13日、1月10日
私立もぎ
11月1日、12月6日
早目の申し込みをお勧めします。
2020.10.03
今度の日曜日、葛西TKKアカデミーで工作教室を開きます!作るのはみんなに人気の『パタパタ飛行機』参加希望の方はご連絡ください。
葛西TKKアカデミーでは、今度の日曜日の工作教室を開きます。
工作するのは『パタパタ飛行機』です。
これまでもイベントで何度か作りましたが、とても人気で、みんな飛ばして大喜びです。
ゴム動力を使って羽ばたく姿はまさに鳥そのもの。
今回は私がついて丁寧に指導しますので、小さいお子様でも大丈夫です。
お好みで模様をつけるもよし。
飾りをつけるもよし。
30分から1時間ほどで出来上がります。
出来上がったら近くの公園で飛ばしてみましょう。
ビックリするくらい飛びますよ。
みんなが一生懸命作った飛行機がパタパタと飛んでいる姿を見るのは感無量!
自分の手で作ったので愛着がわきます。
葛西TKKアカデミーの工作教室で楽しい思い出を作りましょう。
工作教室
開催日時:10月4日(日) 2時30分
場所:葛西TKKアカデミー
江戸川区東葛西5-12-15 ビジネスゲート葛西2F-B
電話番号:03-5878-0027
e-mail: tkkac2016@gmail.com
参加費:500円(材料費)
参加人数に限りがあります。
お早目のご連絡を。
皆様のお越しお待ちしています。
2020.10.03
うかつでした。昨日は十五夜、お月見です。ご覧になりましたか。日本の伝統行事を理解することも大事な勉強です。実は受験でも一般常識として出てくるんですよ。
昨日、10月1日は十五夜で中秋の名月。
ご覧になりましたか。
私はうかつにも忘れており、夜になり気づき、外を見上げて大きな丸いお月様を堪能しました。
ということは、今日は十六夜ですね。
昨日、見逃した方はせめて今日の月ぐらいは見てくださいね。
まだ、見た目には真ん丸で美しいですよ。
そもそもお月見とは何なのでしょうか。
十五夜とも呼ばれ、旧暦の8月15日辺りに出るの夜に満月を味わうことです。
中秋の名月と言い、日本人はその見事な月を眺めながら歌を詠んだりしました。
因みに、日本人は月の黒っぽいところ(海と呼ばれていますが、実際に水はありません。)を見て、ウサギが餅つきをしている姿を想像しました。
南アフリカではロバやワニに見えるそうです。
アラビアでは吠えるライオン、ヨーロッパでは紙の長い女の人やカニなど国や地域によって、その見え方が変わっていきます。
これは違うものを見ているというより、見えているものを何と結びつけているかという文化的な違いによるものです。
(例えば虹の色は日本では7色と言いますが、他の国では違う数になっています。)
月を見ながらこんな話をしてみるのも楽しいと思います。
ウサギが当たり前と思っていたら、それは日本だけで他にもいろいろな考え方があるんだなんて気づくときっと面白いでしょう。
ところで、お月見を始めとする年中行事は、実は受験でよく出る話題です。
特に中学受験では、社会や国語などで出てきます。
各行事の日にちや由来、何をするのかなど問われますが、学校などであえて授業中に学ぶことはないと思います。
つまり、勉強というより、一般常識として聞かれるのです。
しかも、意外と年中行事に関する問題は多いです。
だから、知ることは必要です。
あえて勉強として学ぶよりは、実際に年中行事として家庭で実践された方が、子供も実体験として理解し、いい思い出にもなるので、家族みんなで楽しみながら、由来などを話し合うといいでしょう。
日本の伝統文化を学ぶことにもなり、日本的な考え方が分かってくると思います。
最近はクリスマスやバレンタインデー、それからハロウィーンなど西洋の年中行事も浸透してきているようで、こちらも子供たちに体験されるのがいいと思います。
現在行われている教育改革では、「考える力」を重視します。
年中行事を通して日本人の心を考える問題も当然想定されます。
年中行事に限らず、経験を通した学びは知識ではなく知恵として蓄積されるので、「考える力」を育てるには非常に大事になります。
皆さんも家族で年中行事を楽しみながら、子供の「考える力」を養いましょう。
2020.09.19
子供を孤立させないためにも、普段から子供とつながるチャンネルを作っておきましょう。それは必ずしも親や先生でなくても構いません。
子供が成長するにつれ、色々なことが自分でできるようになります。
それまで親に頼らないとできなかったことができるようになり、少しずつ独り立ちに向けて準備ができていくことは喜ばしいことです。
しかし、親としては一抹の寂しさもあるでしょう。
そんな親のメランコリーは別としても、人間関係が家族から友達に重点が移り、反抗期の親への反発心が出てくると、どうしても親は子供のことに立ち入ることが難しくなりますし、逆に入ってこないでくれと子供から言われるのが現実でしょう。
でも、だからと言って子供を完全に放任していると、まだ世の中のことも十分に分からず判断力も乏しい子供たちが過ちを犯したり、トラブルに巻き込まれたりします。
やはり、ほったらかしは問題でしょう。
では、どうしたらいいのでしょうか。
監視を強めるのも一つの方法ではありますが、それでは余計、子供は親から離れていってしまいます。
信頼を失い(子供は十分に分からないので)心を閉ざされたら、通常では再びつながることは困難です。
第一の方法としては普段から何でも話せる間柄を作っておくことです。
これは幼いころからの積み重ねで、半ば習慣化しれいればいいのですが、日頃から子供たちとの会話をたくさんしましょう。
そして、いつも話を真剣に聞いてあげましょう。
こうして信頼関係が築ければ、思春期になっても子供を孤立させることなく、問題や悩みをいち早く察知し対応できます。
そうは言っても、自然と親離れにむかいのが正常だし、それを否定してまで親がべったりくっついているのもよくありません。
その時は、子供の自立を尊重すべきでしょう。
ただ、距離感を慎重に保ち、いざという時は安心して頼れる立場にいることが大事です。
二番目に子供とつながるチャンネルを多く作っておくことです。
親だけが子供とつながる窓口ではありません。
先輩や友達、友達の親や学校の先生、近所の住民など子供とつながれる人をたくさん持っていれば、直接は無理でも間接的に子供の情報を知ることができます。
こうやって子供の孤立を防ぐのは非常に大事です。
大家族のときはおじいちゃんやおばあちゃんが丁度良い仲介者になってくれたのですが、現在ではなかなか難しです。
寄って、それに代わる人を見つけておくのは子供を守る上でも重要です。
一人で子育てを使用と気負うのではなく、みんなで育てる。
そう思える環境を整えれば、親御さん自身の負担が減り、精神的にもゆとりを持って子供に接することができると思います。
最近は技術が発達し、SNSなど外部からは非常に見えにくい人間関係が生活の重要な位置を占めるようになっています。
これまで大人たちが経験することのなかったような問題に直面することもあります。
そんな時は前例がないので、自分たちで解決しないといけません。
そういう時こそ、子供たちを含めて多くの知恵を持ち寄って対応を考えないといけません。
つながることの重要性を理解し、子供を孤立させないでください。
子供が孤立し周りが見えなくなったとき問題は起きます。
これは決して子供を監視せよと言っているわけではありません。
いつでも手を延ばせばつかんでくれる人を用意すべきだということです。
具体的には個々の状況で変わってくると思います。
ただ、葛西TKKアカデミーはそのようなチャンネルの一つになりたいと考えています。
もし困ったときは一声かけてください。
非力ながら、何らかの力になれると思います。
2020.09.17
やっぱり基礎は大切。伸びない子供は基礎も疎か。では、なぜ子供たちは基礎を疎かにしてしまうのでしょう。
何事にも基本があり、それをきちんと身に付けることが上手になる土台です。
しっかりとした正しい「型」が自分の中にできていれば、それを自分なりに工夫しアレンジしてより自分に適したもの、応用でより高度な技能として活用することができます。
これを「型崩し」といい、崩した方がうまくいかなくても根本に戻れば、また別の型に崩すことができます。
一方、自分の中に「型」がなく最初から自己流でやった場合、表面上うまくこなせているように見えても、難易度が上がりより高度になるとどうしても頭打ちになってしまいます。
これを「型なし」と言い、土台がないからしっかりと踏みしめることができず、根本に戻ってやり直そうにも、その戻るべき基礎がないので、やり直しも聞きません。
実は、私が勉強を指導していく中にも、「型なし」で勉強が伸びない生徒がよく見られます。
今回はなぜ子供たちが「型なし」になってしまうのか、「型なし」になりやすい生徒とはどのようなものか考えてみたいと思います。
1.自己流でできてしまう
基本を疎かにしてしまう理由はいくつか考えられますが、第一に基本を正しく身に付けなくてもできてしまうというのがあります。
器用な子供に多いのですが、幸か不幸かパッと見ただけでどうなればいいか自分で分かってしまう(分かったつもりになってしまう)。
確かに基本的な事柄はたいてい難しくなく、教えらえた方法でなくてもできてしまうことがあります。
しかし、最初に正しく基本を学ばないと、後により高度な内容を要求されたとき壁にぶつかってしまいます。
基本と言うのは初級のためだけでなく、その後の学びも含めて総合的に考えた上で成り立っているものなので、自己流では徐々にほころびが出て、だんだん対応ができなくなります。
漢字の書き順などがいい例で、最初に書き順がいい加減で間違って覚えると、漢字がシンプルな時はまだいいのですが、漢字は筆の文化を引き継いでいるので、画数が増え複雑になるとバランスが悪くなり見た目が汚くなります。
更に、書き順が適当だと漢字を覚えるときにも支障が出ます。
2. 面倒くさい
「面倒くさい」というのは現代のキーワードの一つと思います。
「面倒くさい」というのは非合理的で無駄、要領が悪く非効率的と言うように見なされ、現代では「罪悪」のように考えられています。
分からないことは何でもスマホのsiriに聞いて、即座に解決。
面倒くさいことが罪悪ならば、「面倒くさい」はやらないことを正当化する魔法の言葉。
詳しくは後日議論しようと思いますが、大人たちも日常的に「面倒くさい」と言います。
つまり、「面倒くさい」は社会的に認知され受け入れられている言葉なのです。
だから、子供たちも「面倒くさい」と言えば正当化され、勉強もしなくていいような考えがあるように思えます。
「面倒くさい」で基礎を学ぶことから逃げて、結果として「型なし」になってしまう。
後々困るのは自分自身なのですが、子供たちにはそれを実感として理解するのは難しいです。
「面倒くさい」というのはできないということではありません。
ただ、時間や手数がかかるだけ。
だから、それを嫌ってやらないのは単なる怠慢です。
「時間がかかってもできるのだからやればいい」と思うのですが、社会的価値観に対抗するのは大変です。
計算練習や書き取りなどはある意味単純作業の繰り返しで、それほど面白いものではありません。
しかし、面倒くさいからと言って、これらを疎かにするといつまで経っても上達せず、応用もできません。
そもそも勉強は面倒くさく、そうでないと学びは浅いものになってしまいます。
3. こだわり!?
基礎は大事だし初めてのことなのだから、こちらの言うことを聞いて素直に素直に言われた通りにやってくれればいいのですが、どうも子供たちには自分たちの中のこだわりがあるのでしょうか、どうしてもやりたがらないことがあります。
明確な基準がある訳ではなく感覚的なのですが、自身の中で「これはやるべき」「こればやらないべき」と決めてしまうのです。
よく言えば「強い自我」を持っていると言えますが、根拠のないこだわりは子供たち自身の可能性や自由度を狭めてしまい、結局は自分を苦しめることになります。
感覚的なものであり、いくら説明しても理解しない、受け入れようとしないので、正すのが非常に厄介です。
更に意固地になり、むしろこちらの言うようにすると「自分に負ける」などと言って、あえて逆らったりもします。
そんな勝ち負けの問題ではないし、不必要にこだわっている場合でもないのですが、当人にはものすごく重要で価値のあることなので、変えていって基礎を築くことは大変です。
他にもありますが、とりあえず今回は三つあげてみました。
本当に基礎は大事で正しく身に付けなければなりません。
しかし、それがいい加減で間違っていると、後のどこかの地点で改正しないといけません。
これは二度手間だし、後になればなるほど改めることは多くなりますし、子供たちの精神的にも嫌気が強くなります。
最初だからと、後で直せばいいといい加減にやっていると、本当に苦しい目に合いますし、正すことが非常に困難になります。
先のことを考えれば、基礎こそ襟を正して取り組まなければならないのです。
しかし、様々な理由でそうしない、そうできない。
だからこそ、子供たちの基礎学習にはしっかり注意を払い、焦らず時間をかけて丁寧に身に付けさせてください。
長い目で見れば、それこそ勉強の近道です。
2020.09.13
難しい思春期の子供との接し方。下手に叱って自己嫌悪の陥ったことはありませんか。どのような点に注意して彼らに接すればいいのでしょうか。
子育てで、子供と接していると本人のためを思っているのになかなかこちらの思うようにしてくれないなんてことはよくあると思います。
そんな時ついつい言い過ぎて後で後悔することはありませんか。
「言い過ぎたな。」「やりすぎたな。」と反省し、親として自分は不適格なのではないかと落ち込んだり。
でも、実はこのようなことは多かれ少なかれどこの家庭にもあることです。
だから、必要以上に深刻になりすぎないでも大丈夫です。
しかし、特に思春期と呼ばれる段階の子供たちとの接し方についてはある程度は知っておいた方が安全です。
ということで、今回はこの点について考えてみましょう。
小学校高学年から中学、高校となると子供たちの態度が急に反抗的になったりします。
小さい時とは違い素直に親の飯塚に従うのではなく、口答えをしてみたり自己主張をしてみたり、大人にとって触れてほしくない痛い点を突かれたり。
子育てがこれまでになく難しく面倒になる時期です。
成長し子供なりに考えるようになり、自分の考えと違う、おかしいと感じると反抗するようになります。
このような、俗に言う、反抗期という時期は大人になる過程においてなる必要な時期であり、決して悪いことではなく、むしろ順調な成長を示していると言えます。
だから、大変でしょうが子供の自立に必要なことで、どうしようもなく致命的な問題ではなく、前向きな現象と捉えましょう。
では、上手に子供たちと接するにはどうすればいいのでしょうか。
気持ちに余裕をもって
子育ての経験が豊富で様々な知恵を持って子育てができるという親はほとんどいないでしょう。
思いもがけない子供の行動に驚き、どうしていいか分からずあたふたしてしまうなんて言うのは普通で当たりまえ。
多くの家庭はそんな感じで、自分だけではないと知ってください。
だから、焦らないでください。
どんな時も「大丈夫、大丈夫、落ち着いて、落ち着いて。」と自分に言い聞かせましょう。
一度深呼吸をし、冷静になって状況を分析しましょう。
何が起こっているのか、どうしてそうなったのか。
状況も把握せず結論をいそがないでください。
こちらが興奮すれば相手も興奮し、事態はどんどん泥沼化します。
逆にゆとりある態度を示せば、子供もそこまでエスカレートしません。
「そう簡単に言うな。」と言われそうですが、内心パニックであっても表立っては平静を装うように努めましょう。
怒ったって問題は解決しません。
「だったらそんな無駄なことしない方がいい。」なんて考え直せるといいです。
また、心に余裕を持つには、普段から悩みを打ち明け腹を割って話しあえる存在を持つことが重要です。
自分一人で抱え込まず、パートナーや友達に気軽に話せる関係を作っておくと気が楽です。
そうでなければ、学校の先生や児童相談所、子育て支援センターなども選択肢として考えてみましょう。
全てを背負わず、負担を分かち合えれば精神的に余裕ができ、子供との接触も楽になります。
また、子供も同様に親以外に心を開ける存在があると、気持ちにゆとりができ客観的に物事を見つめることができるようになります。
学校や塾の先生、友達や先輩。
より豊かな人間関係を持っているといろんなことを発散でき、この時期を上手に乗り越えることができます。
こんな叱り方はNG
平和な子育てができれば何よりですが、現実はそのようにはいきません。
必ず叱らなくてはならないときがあります。
(逆に叱らないと問題をどんどん悪化させることもあります。)
何は許されて何は許されないか、一貫した基準を親は示し、子供がそのラインを越えてしまったときは毅然とした態度で接しなくてはいけません。
しかし、以前記事にも書いたのですが、叱るということは実はそんなに簡単なことではなく、正しく叱らないと子供は大人の態度を理不尽に感じ、信頼を失いかねません。
(思春期の子供は特にこの点に関しては敏感です。)
だから、次のようなしかり方はやってはいけません。
・気分で叱る(子供の信頼を失います)
・必要以上にねちねちとしつこく言う(分かっているのにそれでも言われれば子供もうんざりし、学ぶべき教訓がれてしまいます)
・親がおどおどしている(どっしり構えていれば子供も安心感と信頼を得られますが、そうでないと頼りなく、逆に子供のご機嫌伺のように思われます)
叱るときは要点を明瞭にし、本人に分かりやすく、簡潔に叱ることが大事です。
本人も悪いと分かっているにもかかわらず、いつまでもくどくど言うのは逆効果です。
本人の人格を否定するような言葉もNGです。
子供と接するときは、子供たちの人間としての価値を認め尊重することが不可欠です。
また、逆に良いことをしたときはしっかり十分に褒めてあげましょう。
2020.09.10
そろそろ進路を決めたいといけない季節。高校生のなりたい職業についての調査結果が出ました。さて、第一位は何でしょうか。
先日、LINEリサーチによる、高校生がなりたい職業についてのアンケート結果が出ました。
先行きがなかなか見えず、不安の多い時代で高校生はどんな職業に就きたいと思っているのでしょうか。
トップ3を見てみると、女子高校生では「看護師」「教諭・教員・大学教授」「国家公務員・地方公務員」の順となっています。
男子高校生では一位が「国家公務員・地方公務員」、続いて「システムエンジニア・プログラマー」「教師・教員・大学教授」となっていました。
景気も悪く、企業に就職しても安心できないご時世を反映しているのか、子を心配する親が進めるのか分かりませんが、男女ともに安定していると言われる「国家公務員・地方公務員」が人気のようです。
また、女子は「人を助ける仕事をしたい」という理由で看護師を選ぶ人が多く、加えて家族が看護師であったり、自分が病気のときに看護師に助けてもらっりと、自分のこれまでの経験が理由の人もいます。
男子のシステムエンジニアでは追わない頃からゲームに親しみ、自分で面白いゲームを作ってみたいと考える人がいました。
AI時代の到来でニーズがあると考える人もいるみたいです。
公務員と同じく男女ともにベスト3に入った「教諭・教員・大学教授」は自分が学ぶことが好きだからという理由の他に、自分の両親やこれまでにお世話になった先生の影響が強いようです。
その他の順位を見ると「保育士・幼稚園教諭」「薬剤師」「心理カウンセラー・臨床心理士」「栄養士・管理栄養士」「医師」など資格を要する職業が人気で、資格を持つことの優位性を理解しているのでしょう。
とは言え、まだ高校生で世の中にどのような仕事があるのかも十分には分かっていないと思います。
これまでの自分の限られた人生において触れてきたものがどうしても中心になると思います。
だから、今の段階では「人の役に立ちたい」など、自分に素直な動機付けでいいと思います。
これから多くの人に出会い、特に大学で就職について詳しく知るようになると思いますから、その時に最終的にどんな職業に就くか決めてもらえばいいと思います。
大学進学を目指す高校生が、ある程度漠然とした人生設計や目標を考えることは有意義だと思います。
ただ、慌てて決めてそれに固執するばかりに、自分の可能性を狭めることだけはないように願いたいと思います。
ただ、どの方向に進むにせよ、ある程度基礎的な学力や能力は必要です。
毎日の勉強を疎かにすることなく、日々の高校生活を励んでほしいと思います。
2020.09.02
書籍紹介『まなびwithのナゾトキ学習漢字ドリル』謎を解くには漢字を覚えないといけない。漢字を覚えると同時に雑学も学べる。漢字の勉強が楽しくなるドリルです。
本日紹介する本は『まなびiwthのナゾトキ学習漢字ドリル』(まなびwith編集部 著)です。
『まなびwithのナゾトキ学習漢字ドリル』へのリンクはこちら
あの『うんこ漢字ドリル』に続く大ヒット商品として注目。
子供たちの勉強で壁となるものの一つである漢字を楽しく、面白く、そして学習意欲を高める工夫がたくさんあります。
是非一度、手に取って自分の目で確認してください。
昔から、ノートに何十回とただ書くだけの単調作業。
つまらない面白くないが漢字勉強の常識でした。
だから、どうしても子供たちは飽き、面倒くさがって、漢字を覚えるのが嫌で嫌でなかなか身に付きません。
そこで、子供たちが楽しく自分から漢字を覚えてくれるように各社が新しい漢字ドリル作りにチャレンジしてきました。
今回ご紹介する『まなびwithのナゾトキ学習漢字ドリル』は今までの漢字ドリルとは一味違っています。
このドリルには「なぞたまくん」というキャラクターが登場し、彼の冒険する先々で出される謎を解いていくという形でトリルが展開します。
そして、謎を解くには漢字を覚えないといけないという仕組みです。
ヒントとなる漢字を覚えつつ謎を解いていくという達成感が、このドリルの人気の理由の一つです。
更に、漢字を学ぶための例文が何と大人でも知らなかったような雑学ばかり。
例えば、竹は60年に一度、花を咲かせる」「キリンは一日20分しか寝ない」というような聞いただけで「へー」と思える身近な動物や生活にまつわるトリビアで一杯。
新たな発見に子供たちはワクワクし、自分から取り組もうという自主性が育ちます。
また、小学館の関わるドリルなので、小学館が長年培ってきた漢字ドリルのノウハウが詰まっています。
見やすさ、書き順、学び順も子供たちが学びやすいように書かれてあり安心です。
このドリルを使ってみた子供や保護者からの評価の上場で、「面白かった」「わくわくした」「集中して勉強していた」などの声も上がっています。
漢字ドリルの雑学から親子の会話が増えたという感想もありました。
今回のコロナ禍の中で学校が休みになり自宅学習するときにも非常に役立ったという話もあり、このドリルの素晴らしさ
が垣間見られるようです。
小学1年生から6年生までそろっていますので、それぞれの学年に合ったドリルをやっていただいても結構ですし、学び直しや先取り学習でも大いに役立つとおもいます。
葛西TKKアカデミーも勉強が子供たちの苦にならないように色々工夫して教えていますが、子供たちが自主的に勉強するようになるには学びの楽しさが分かるようにすることが大事だと思います。
その方法はたくさんあると思いますが、一つの勉強方法に縛られず、子供一人ひとりに応じで合うものを選ぶのが肝心です。
この漢字ドリルも子供の学習機会の幅を広げてくれるので、私もお勧めしたいと思ます。
思わず「へー」と思えるような「A-haモーメント」がたくさん積み重なれば勉強はもっと面白くなります。
好奇心が強く、何でも知りたいと感じるこの時期の子供たちの知識欲を満たせるように、このドリルを上手く役立てていただければと思います。
2020.09.01
もうすぐ中間テストです。定期テストで高得点を取るにはどうすればいいのでしょうか。キーワードは「自己肯定感」。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、授業を行うだけでなく勉強方法も考えます。
新学期早々、もうすぐ中間テストです。
短い夏休みが明けてすぐなので、新しく学んだことは少ないかもしれませんが、試験範囲が狭いからこそしっかり勉強しないと、他の生徒に大きく差が付けられますよ。
では、テストで良い点数を取るにはどうすればいいのでしょうか。
その方法はいろいろあるでしょう。
特に定期テストでは出題範囲も決まっていますし、限られているのでテストに向けた準備は比較的しやすいと思われます。
要はやればある程度の点数は取れるのです。
しかし、実際にはやり方が分からず、なかなか勉強に手がつかない、成績がやっても成績が伴わないことが多いです。
やっても効果がない
これまでの定期テストで一応勉強はしているのに結果が伴わない状況が続くと、「やっても意味がない。」と考え勉強をやろうとしなくなることがあります。
結果が出るまでには時間がかかり、ある程度の忍耐力が必要なのですが、何事もすぐに結果を求められる時代においては待つことができず早急に結論付けようとする傾向があります。
だから、途中の段階で「勉強をやっても変わらない。」「自分はできない。」と結論付けてしまいます。
できない子供は基本的に勉強から逃げたい心理がはたらくので、これらの結論は自分の心理を正当化する口実になり、やらないことを正当化してしまいます。
この自己否定が問題の一つです。
苦痛ではありますから、子供の心理も理解できなくはないのですが、だからといてこのままでもいいという訳にはいきません。
大体小学校一年生の時は勉強を楽しくやっていたのに、学年が上がるにつれ勉強が分かりにくくとっつきにくいもの、つまらないもの、そしてやりたくないものになっていきます。
そんな時に、周りからただ「なんでできないの。」「勉強しなさい。」と言われ続けると、「自分はダメな子なんだ。」、「存在理由がないんだ。」と自己肯定感を下げ、あきらめてしまいます。
実際に自己肯定感と成績の関係はデータがあり、自己肯定感が学力と大きく関係があることが多くの研究で示されています。
自己肯定感を下げないためには
自己肯定感が大切なのはわかりましたが、それを下げないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
この点に関して最近はコーチングという言葉がよく使われます。
もともとコーチングとはスポーツ選手が良い結果を出すように考えられたもので、具体的な指導法というよりは指導時の心理、モチベーションを上げるためのものです。
ここでは何よりもコミュニケーションが重視され、一方的な強制というよりは相互の話し合いによる合意、または導くことによりより適した心理状態にもっていくものです。
コミュニケーションを通じ信頼を高め、拒絶を避けるのです。
「できない」ということを叱るのではなく、問題解決にはどうすればいいか質問し、一緒に考えていきます。
子供たちはこちらが指図しなくても、何をしなければならないか大体知っています。
子供たちの答えを文字や図にして、目に見える形で現状を表します。
それを見ながら、具体手に何をするのか子供たちに考えさせ、決めさせます。
こちらは提案をすることはあっても、強制はしません。
あくまでも最終決定は本人にさせます。
漠然と「頑張る。」というっても何をしていいかわかりません。
いつ何をどうするかが分かれば勉強も取り組みやすくなります。
叱られてばかりで具体的に何をしていいか分からない状態は自己肯定感を著しく下げます。
子供は委縮し、勉強が大きなストレスとなってしまいます。
勉強が嫌いになってしまうと、それを直すのは大変な労力が必要となります。
出来ればそうなる前に手を打つべきです。
コーチングをしながら何をするか決めさせると、自分が決めたことだからある程度責任をもってやるようになります。
そうして、全体ではさほど変わらなくても、少しでもできるような点があったら、そこをほめてあげましょう。
(そのためには子供をよく観察する必要があります。)
「すごいね。どうやってできるようになったの。」というように、また質問してください。
そうすると自分の何が良かったのか確認できます。
これがよりよく勉強するためのヒントを子供たちに与え、子供たちは自分たちで考え、さらに自分の勉強法を洗練していきます。
当然できれば気分もいいので、自発的にどんどんやるようになります。
うまくいったことは繰り返し、うまくいかないときはどうしたらいいか考えさえ次の実践で取り入れていきます。
質問と自己肯定感を高めることによって、より良い状態に子供たちを誘導していくのです。
これは単に叱るより効果があります。
一度お子様の状況を見直し、ぜひ自己肯定感を高めてあげましょう。
そうするときっと方向に変化が現れると思います。
2020.08.31
算数オリンピックの問題に挑戦、解答編。先日の問題解けましたか。
先日紹介した『算数オリンピック』。
世界中の子供たちが算数への関心を高め、お互いに共感し、子供たちの独創性と思考力を育てる目的で毎年開催されています。
そしてその中の問題を一つ出してみましたが、皆さん解けましたでしょうか。
小学生の問題ですが、意外と難しかったのではないでしょうか。
固定概念に縛られず、柔軟な発想とひらめきが求められます。
本日はその解答をお教えします。
先ずは問題の確認です。
[問題]
問題の図を見てください。
上の図のような直角三角形が二つあります。
三角形の直角を挟む辺の長さは一つが9㎝と5㎝、もう一つが14㎝と4㎝です。
では、角のアとイを合わせた大きさは何度でしょうか。
では解答です。
[解答]
2種類の直角三角形があるのですが、そのうちの直角を挟む辺の長さが2㎝と7㎝の方をもう一つ用意します。
そして上の図のように並べると長方形ができます。
そうすると中央に直角二等辺三角形ができるのが分かりますか。
長方形の右側の辺を見ると、その直角二等辺三角形の直角でない角を挟んで、∠アと∠イが向かい合っているのが見えます。
当然直角二等辺三角形の直角でない角は45°なので∠アと∠イを足した大きさは180°から45°を引いた135°となります。
∠ア+∠イ=180°-45°=135°
どうでしょうか。
与えられた辺を見て、2㎝+5㎝=7㎝、2㎝+7㎝=9㎝で長方形が作れるという点に気づくかどうか、そして、三角形を組み合わせて作った長方形の中に直角二等辺三角形ができることに気づくかどうかが問題です。
聞けばなるほどという感じではありませんか。
このような問題が算数オリンピックではたくさん出ます。
学校の決まり切った問題しか解けないと難しいですね。
子供のころは頭が柔らかく、本当に柔軟な発想が生まれやすいのですが、学校の勉強が忙しく与えられた紋切り型の問題を解くので精一杯な教育では、この素質を台無しにしてしまいます。
時にはこのように「アッ、なるほど!」というような問題もやらせて、やわらか頭を育てると同時に勉強を楽しく、関心を高めてほしいと思います。
そして、このような基礎知識からひらめきや論理を通して解答を導く、というのが現在文科省が目指す教育なのです。
言うは易く行うは難し。
簡単に言ってくれますが、そう思うように発想が出ないですよね。
それを出せるようにする教育。
これから本格的に教育改革が実践され、どのような成果が出るのか注視する必要があります。
2020.08.28
算数オリンピックの問題に挑戦!小学生に出される問題、解けますか。算数と言う世界共通の言葉でスポーツやゲームと同じようにみんなに算数を楽しんでもらいたい。
『算数オリンピック』をご存知でしょうか。
世界中の子供たちが算数と言う共有できる知識を使い、お互いに競い合いながら算数の楽しさを理解し、未来を担う新しい才能を発揮してほしいと願い、世界的数学者である広中平祐先生により提唱され、1992年に第一回が開かれて以来、毎年開催されています。
算数オリンピックは世界中の子供たちが算数を通じて分かり合い共感しあうのが目的のため、学校の教科書や受験で出てきそうな問題とは一味違った問題が出ます。
小中学生の才能発現の場となることを目的としたイベントなので、子供たちが、持ち前の思考力と独創性を使ってお互いの算数に関する才能をぶつけ合い競います。
当然、学習進度や受験の目安になるものではありません。
学年ごとに階級分けがなされ、小学生から中学生までが参加します。
今年は残念ながらコロナウイルスの影響で、6月24日の地方大会しかありませんでしたが、本来ならその後決勝大会が開かれ、成績優秀者にはメダルが授与されます。
興味がおありの方は大会運営サイトを訪ねてみてください。
それでは本日は『算数オリンピック』の問題を一つやってみましょう。
[問題]
上の図のような直角三角形が二つあります。
三角形の直角を挟む辺の長さは一つが9㎝と5㎝、もう一つが14㎝と4㎝です。
では、角のアとイを合わせた大きさは何度でしょうか。
どうでしょうか。
解けましたか。
小学生の問題ですが、柔軟な頭の発想が要求されます。
正解は後日、お知らせします。
2020.08.27
二学期が始まったところが多いですが、何と来月中旬にはもう定期テストが待っています。葛西TKKアカデミーは全ての生徒のために塾を無料開放し、テスト対策を行います。
コロナウイルスにより長期休校になった分、今年の夏休みは非常に短くなりました。
猛暑の中、ゆっくりと休んでいられないうちに、今週から二学期が始まった学校がたくさんあります。
そして、二学期早々に中間テストが待ち受けています。
来月中旬の予定のようですが、ということはつまり、もうほぼ二週間前ですくテスト期間になるということです。
こんな短い期間に何を学びどれだけのことがテストされるのかと疑問に思うところもありますが、決められて予定なので仕方ありません。
皆さん、頑張って準備をして万全の体制でテストに臨むしかありません。
従って、葛西TKKアカデミーでは恒例の『テスト前、塾無料開放』を行います。
全ての中学生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできるでしょう。
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何でも遠慮なく質問してください。
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「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
学校帰りに立ち寄って、勉強してから帰っても構いません。
土日は昼からテスト対策を行います。
事前に連絡いただければ、どなた様でも利用可能です。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2020.08.23
コロナウイルスで子供が運動不足に。結果、体力が落ちたりけがをしやすくなったりする子供が急増中です。
葛西TKKアカデミー
ただ今、夏期講習受講生受付中。
新規生徒は何と無料。
個々に合わせた授業が受けられます。
短い夏休みを充実させて、コロナの学習格差を吹っ飛ばせ!
読書感想文、自由研究、図画工作などのお手伝いもします。
今年の夏休みは短いので、これらの手間のかかる課題は計画的にやらないと間に合いません。
しかも、これらはどうすればいいかよく分からないというのが多くの悩み。
葛西TKKアカデミーならきっといいアイデアを出してくれるし、作成の手伝いもしますよ。
コロナウイルスの感染拡大を受けて、この春、学校はかなり長い休校に入りました。
感染防止のため外出を控えるように言われ、子供同士の接触も極力避けるように言われてきました。
学校が再開してもやはりソーシャルディスタンスを取り、子供たちが休み時間に思いっ切り遊びまわったり、体育の時間に活発にサッカーなどの接触を伴うスポーツをしたりもできなくなりました。
スポーツジムも閉鎖され、サッカーや水泳などのスポーツに関する習い事も中断された状態です。
部活動も制限され、学校が終わってからも外出自粛で友達と外で遊ぶ機会が少なくなりました。
その結果、体を動かす機会が奪われた子供たちの体力が非常に落ち、病気にもかかりやすくなったという報告もあるようです。
また、肉体的にも丈夫でなくなり、鬼ごっこをしていて骨折したというケースも見られます。
元々子供たちの体力は年々低下する傾向があるのですが、今年はコロナウイルスで外で体を活発に動かすことができず、子供たちの体がもろくなっているのではないでしょうか。
現場でも、実感として子供たちの体力が極端に落ちているという声が聞かれるみたいです。
特に成長期に当たる子供は、体を適度に動かさないと成長における骨と筋肉のバランスが悪くなり、その後の生活にも影響が出ることが危ぶまれます。
コロナウイルスによる運動不足から体力が落ちているうえに、今年の猛暑は子供たちの健康を非常に危険な状態にさらします。
夏休みが終わり再び学校が始まったとき、体力が落ちた子供たちは熱中症になる危険性が非常に高くなります。
コロナウイルスの感染防止のためマスク着用が呼びかけられていますが、これは同時に呼吸を苦しくし、体内の熱を呼吸と共に体外へ排出するのを妨げます。
どちらの防止も重要ですが、その方法が丁度反対の方向を向いている感じです。
文科省はガイドラインを出し、人との十分な距離を取り不要な会話を避ければマスクを取って熱中症防止に努めるように呼び掛けています。
怪我や病気とまではいかなくても、落ちた体力で学校に行けばいつも以上に倦怠感疲労感に襲われ、勉強が十分に身に付かないという危険性も指摘されています。
長期休校期間や夏休みで外で運動する機会がなくなった子供たちは暇つぶしに、SNSやYouTubeなどの動画、ビデオゲームなどにいそしみ寝不足や精神的疲労、昼夜逆転の生活が解消されず、学校が始まってもまともに登校したり勉強したりできなくなる場合もあります。
この不健全な状態が精神にも影響し、イライラしたり不安感にさいなまれたり、怒りっぽくなったり、マイナス思考になり否定的な考えしかできなくなったりすることもあります。
最終的には他の生徒と一緒に勉強ができなくなり不登校になる人も多いようです。
このような状態になってしまった場合、落ちた体力の体にいきなり激しい運動が危ないので、軽い運動から徐々に時間をかけながら体力を戻していくことがいいと思われます。
無理のないように計画的にスケジュールを立て、少しずつ元の体力に戻るようにしましょう。
適度な運動は精神状態の改善にもつながり、気持ちがスッキリします。
そして、昼間の運動が適度な疲労感を体に与え、夜ぐっすりと眠れるようになります。
こうなれば休み期間中に乱れていた生活のリズムも戻るようになるでしょう。
暑さも気になる今日この頃ですが、それでも全く外に出ず体を動かさないというのもよくありません。
無理のない程度に適切な運動を適度にするように心がけましょう。
そして、もうすぐ始まる二学期に向けて万全の準備をしてください。
2020.08.22
小学校でも教科ごとに先生が代わる?!文科省は2022年を目途に、小学校高学年で教科ごとに先生が変わる教科担任制導入を目指すようです。
文科省によると、中央教育審議会が小学校高学年でも、教科によって担当の先生が代わる教科担任制を導入する方向で調整する方針を発表しました。
教科担任制とは中学校や高校などでおなじみの、教科ごとに先生の担当が決まっていて、教科ごとに異なる先生が教室にやってきて授業をする仕組みです。
2022年からの開始を目指すことを決めました。
これにより、今までのように小学校高学年の教員は全教科を教える必要がなくなり、授業準備などの負担が軽減されると共に、よりその教科に強い専門の先生が受け持つことで勉強の質を上げ、生徒たちの理解度、定着度を高めようという狙いがあります。
まだはっきりとはしていませんが、英語、理科、算数が教科担任制になる予定です。
これらの教科は生徒が壁にぶち当たり苦手になりやすい教科だし、英語は今の小学校の先生は教職課程での訓練を受けていないので、教え方がよく分からない先生も多いと思われます。
従って、これらの教科を専門の先生に任せるのは理にかなっているように思われます。
全教科が担任制になっていないのが気になるところですが、小学生ではまだ一人の先生ができるだけ長く生徒と接し、できるだけ交流の持てるようにするということなのでしょうか。
また、高学年に限るのも理由が知りたいところです。
ここでも、小学校低学年はできるだけずっと一人の先生が見守り続けた方がいいということなのかもしれません。
ただ、一番疑問なのが教員をどのように確保するかということです。
今の教員の状況を考えると仕事内容を整理し、労働条件を向上させないと、子供を教えたいという情熱だけでは人材確保は難しいでしょう。
この点においては、教職課程を受けている学生に小中両方の免許を取りやすくしたり、現職の中学校教員が小学校の免許を取りやすくするなど、制度を改正することで目的を達せるようにするみたいです。
まとめると、教員の労働条件の改善と専門性の高い先生による良質な授業で生徒たちの学力向上を目指すため、教科担当制を導入するようです。
このような意味では改革の意義はあるように思われます。
しかし、現在生徒たちの置かれている学習環境はまだまだ改善の余地があります。
特に一クラスの人数の多さとIOTなどを活用した学習の近代化は、特にコロナウイルスによる混乱を経験した日本の教育においては急務の課題だと思います。
課題は山積みです。
真に生徒たちのことを考え、現場の目線で彼らの学びをよくしてほしいと思います。
もちろん、葛西TKKアカデミーは常に生徒のために全力を惜しみません。
2020.08.18
「意外と難しいイギリスの小学校の問題」の解答。どうでしょう。こんなの無茶だという声も聞こえてきそうですが、実は日本政府の目指す教育はこのような思考ができる子供を育てることです。
葛西TKKアカデミー
ただ今、夏期講習受講生受付中。
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また、夏休みの自由研究、図画工作、読書感想文などの課題のご相談、お手伝いを受け付けています。
こちらも無料。
是非、ご利用ください。
この問題はイギリスの「Daily Mail Online」というサイトに載っていたものです。
まずは問題の確認をします。
問題:上のイラストを見て、次の問いに答えなさい。
1.何人の子供たちがキャンプに来ていますか。
2.彼らがついてのは今日ですか、それとも何日か前ですか。
3.彼らはどうやってここに着いたのでしょうか。
4.近くに町はありますか。
5.風は北から吹いていますか、それとも南から吹いていますか。
6.今、一日のいつごろでしょうか。
7.アレックスはどこに行きましたか。
8.昨日の当番は誰でしょうか。
9.今日は何月何日でしょうか。
ヒント
このイラストはイギリスと考えてください。
「ON DUTY」は「当番」という意味です。
子供たちは夏休みを利用してキャンプに来ています。
では解答。
1.4人。
イラストに描かれている子供は3人ですが、シートの上のスプーンとお皿は4人分あります。従って、描かれていないもう一人がいると考えます。
2.何日か前。
テントと木を結んでいるひもに蜘蛛の巣が張っています。ということで、彼らの到着は今日ではないということが分かります。
3.ボート
木のところにオールが立てかけてあります。よって答えはボート。
4.近くに町はない。
イラストに鶏が描かれています。小屋に入っていないところから野生の鶏と判断できます。従って町の近くではない。
5.南から。
テントの旗が左から右になびいています。では左側は北か南かということが問題になります。気を見てください。木の葉は南の方が太陽を多く浴びられるので、南側が茂ります。よってイラストの左は南ということが分かります。
6.午前中。
イラストの影に注目。手前から奥に影が伸びています。先ほどの質問でイラストの左が南と分かったので、影は東から西の方向に伸びていることが分かります。ということは、太陽は被害の方角にあるということです。従って答えは午前中、朝方でしょうか。
7.アレックスはちょうちょを追っかけている。
テントの後ろの茂みの向こうにちょうちょを追っかけている虫捕り網が見えます。これがアレックスです。先ほど4名いるのに3名しか描かれていないと言いました。その描かれていない1名がアレックスです。
8.コリン
右の木に貼ってある「ON DUTY」の紙に注目。数字は日にちを表していると思われます。そうするとコリンは7日、ピーターが8日、ジェームスが9日。10日は隠れて見えませんが残るメンバーはアレックスしかいないので彼が10日の当番と分かります。左側でリュックを開いている子供を見てください。リュックに「C」のマークがあるので、彼がコリンです。真ん中のリュックには「J」のマークがあるので、これはジェームスのものです。では、ジェームスはどれでしょうか。よく見るとリュックにカメラの三脚が見えます。そうすると後ろでカメラを持っているのがジェームスと分かります。アレックスが先ほどちょうちょを追っかけているのが分かったので、今日の料理当番はピーターと分かります。よって今日は8日と分かり、昨日の当番はコリンとなります。
9.8月8日
先ほどの問題で今日が8日と分かりました。では、何月でしょうか。スイカがあります。よって季節は夏だと分かります。7~9月頃かと思えますが、7月8日、9月8日は夏休みではありません。しかもイギリスでは8月がスイカの旬とされています。よって、8月8日。
以上です。
答えが違っても理由がきちんと成り立っていれば正解とします。
なぜこんな数式も使わない問題が数学の問題なのでしょうか。
数学とは計算だけではありません。
数学を単なる計算演習と考えると、「数学なんて社会に出て役に立つの?」と思ってしまいます。
これは数学を誤解しています。
「論理的説明」こそが数学の本質です。
イラストをよく観察し、条件・証拠を見つけ、筋の通るように説明できるのが大切です。
計算などは、この論理的思考を訓練するための道具の一つに過ぎません。
論理的思考は仕事をするうえで、そして生きるうえで大変重要です。
だから、数学は学ぶ価値があるのです。
問題をやってみた感想はどうでしょうか。
「こんなの無茶だ。」「こじつけだ。」なんて声も聞こえてきそうです。
しかし、現在教育改革を行っている日本政府が目指す教育が、このような思考をできる人材を育てることです。
学校で学んだ基礎的内容を活用して、自分なりに考え、論理的に解答を導き出すという高度な生徒を育てようとしています。
これまでの暗記中心ではなく、未知の問題に自分なりの答えが出せるようになる。
まあ、暗記中心の基礎的内容ですら十分に習得させるのは難しいのに、さらにその上をいく教育が可能なのか。
しかし、文科省はやると決定した以上、可能不可能は別として学校教育で実践します。
俗に言う、「21世紀型教育」です。
この日本の教育改革による新しい教育に関してはこれまでも触れたことがありますし、今後も議論したいと思います。
でも、今回の小学生の問題を見て、理想とする教育と現実に実践可能な教育について考えるきっかけになればと思います。
そしてその間で、日本の公教育の実験台に子供たちがなってほしくないと願います。
文科省は「ゆとり教育」のときのようにうまくいきませんでしたで終わり、その教育を受けた生徒たちの保障は何もしていません。
今回も政府の面子のために子供たちが犠牲になることだけはやめてほしいし、あってはならないと考えます。
葛西TKKアカデミーも大人の都合の犠牲者に子供たちがならないように、彼らの力になりたいと望んています。
2020.08.16
読書感想文を書こう!低学年編。低学年にこれは難しい、ということでどのように書けばいいか提案します。
今年はコロナウイルスの影響で夏休みが短くなっています。
夏休みの宿題も出ていますが、この短縮された夏休みに終わらせられるようによく考えて取り組んでください。
いつものつもりでいると、気づけば始業式なんてこともありますよ。
くれぐれも課題は計画的にしましょう。
ところで今回は読書感想文についてお話します。
短い夏休みということで、多くの学校では課題を減らす、または選択させるようになっているようです。
しかし、読書感想文だけは必須のところが多いようなのできちんと終わらせなければなりません。
でも、コロナウイルスのせいで一学期の始業が遅れ、また分の書き方も十分に習得できていない小学校低学年生にとって、読書感想文は非常にタフな課題です。
特に新一年生は読むだけでも精一杯で、書かれた内容が頭に残り、それをもとに感想を秩序だった形で文章にまとめるなんて至難の技です。
では、どうすればいいのでしょうか。
基本的に小学校低学年(特に新一年生)は「一人で読書感想文は書けない。」と思ってください。
だから、手助けがないと書けません。
学校の先生がこの宿題を一人でやってこいというのは無茶な話です。
では、どうすればいいのでしょうか。
1.一人で読まない
当然、読書感想文なのだから本を読まなくてはいけないのですが、子供だけで読んでも何も書けません。
一度自分で読ませてもいいのですが、まだ読書に慣れていない生徒には親(またはそれに代わる誰か)と一緒に読みましょう。
親が声を出して読んで、子供が目で追うでもいいです。
読む負担が減った分、子供は内容をつかむのに集中できます。
小学校低学年の課題図書であれば、大人なら30分程度で読めます。
大人が読んだ方がはるかに時間の節約になり、子供が内容理解や自分の考え感じ方に力を注げるのでいいです。
2.話し合いをする
ここに一緒に読む利点があるのです。
読みながらでもいいし、読んでからでもいいですが、本の内容について質問やお話をしてあげてください。
内容把握の確認もそうですが、「どこが一番面白かった。」「どの部分が一番印象に残ったかな。なぜ?」「この人はどうしてこんなことしたのだろうね。」「この場面ではどんな気持ちだったんだろう。」「あなただったらどうする。」「自分に同じことが起きたらどう思う。」など質問してください。
こうして理解を深めると同時に、読書感想文に書く内容が出てきます。
話したことはメモをして、このメモをもとに感想文を書いていきます。
時には親御さんの意見を言ったり、一歩深く踏み込んで子供の考えを広げてあげるのもいいです。
3.メモをもとに書く内容を決める
一般に読書感想文は「始め」「なか」「終わり」という三部構成で指導するところが多いです。
「始め」では本の紹介(タイトルとあらすじ)、その本を選んだ理由などを書きます。
「なか」では自分の感想を書きます。
自分の書きたい場面を一つ選び(たくさん書きたいときも一つに絞った方がいいです。そうでないとまとまりのない文章になります)、物語の中でどのような流れでその場面になったのか簡単に説明し、どうして自分がその場面を選んだのか書きましょう。
そして、読んで何を感じたのか、自分だったらどうする、自分も似た経験があるから分かる、など思うことを書いていきましょう。
ここで先ほど描いたメモが役に立ちます。
メモをもとに文章を広げていきましょう。
「終わり」ではもう一度全体を振り返り、この本はどういう意味でいいか悪いか、自分は何を感じ考えたか簡単に触れましょう。
そこから、何を学んだか、これが実は重要です。
そして、この学んだことをこれからの生活にどのように生かしていきたいかなど書けると最高です。
800字なら「始め」150~200字、「なか」500~600字、「終わり」100~200字を目安にするといいです。
4.もう一度自分の感想文を読み直しましょう
書けたら、もう一度読んで字や表現、原稿用紙の使い方が間違ってないか確認しましょう。
親御さんがやってもいいです。
本当にこの文章で読み手が分かるか。
分からないところがあれば、分かるように書きなおしましょう。
人に読んでもらうのも大事です。
こうして、最後に清書して提出すればいいと思います。
読書感想文は低学年の子供たちにとっては本当に大変な宿題です。
特に文章を読んだり書いたりするのに慣れていない子供には、本を読んで600字や800字の作文を書くなんてものすごく難しい作業です。
是非、手伝ってあげてください。
もし、親御さんが難しいようならば葛西TKKアカデミーがお手伝いしますから、安心してください。
その時は遠慮なく連絡を。
もちろん自由研究など他の課題でも手伝えますよ。
異常なくらい暑い毎日に加え、コロナウイルスへの心配など大変な夏休みですが、何とか頑張って課題を終えて、新学期も元気で登校できるようにしましょう。
2020.08.13
意外と難しいイギリスの小学校の問題
葛西TKKアカデミー
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短い夏休みを充実させて、コロナの学習格差を吹っ飛ばせ!
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学校の勉強だけでなく、様々な方法で生徒たちに考える機会を提供します。
これは実際にイギリスの小学校で出された問題だそうです。
意外と考えさせられる問題です。
頭を柔らかくしないと分かりません。
小学生の問題と侮ってはいけません。
是非、挑戦してみてください。
これはイギリスの「Daily Mail Online」というサイトに載っていたものです。
解答は後日発表します。
それでは皆さん一緒にお考え下さい。
問題:上のイラストを見て、次の問いに答えなさい。
1.何人の子供たちがキャンプに来ていますか。
2.彼らがついてのは今日ですか、それとも何日か前ですか。
3.彼らはどうやってここに着いたのでしょうか。
4.近くに町はありますか。
5.風は北から吹いていますか、それとも南から吹いていますか。
6.今、一日のいつごろでしょうか。
7.アレックスはどこに行きましたか。
8.昨日の当番は誰でしょうか。
9.今日は何月何日でしょうか。
ヒント
このイラストの場所はイギリスと考えてください。
「ON DUTY」は「当番」という意味です。
子供たちは夏休みを利用してキャンプに来ています。
以上です。
お分かりになりましたか。
答えと一緒に理由も考えてください。
大事なのは論理だててしっかりとした根拠を持って正解を導き出せるかということです。
言い換えるなら、例え答えが違ってもきちんと理屈が通っていれば正解という訳です。
イギリスの教育が論理的思考を大切にし、しっかりとした理由に基づいて自分の考えを生み出すことを重視しているか分かる宿題です。
それでは頑張ってください。
※もしイラストが見にくいという方はお知らせください。
メールに添付してお送りいたします。
2020.08.09
暑さに負けずに勉強するには
葛西TKKアカデミー
ただ今、夏期講習受講生受付中。
新規生徒は何と無料。
個々に合わせた授業が受けられます。
短い夏休みを充実させて、コロナの学習格差を吹っ飛ばせ!
長かった梅雨は終わったのでしょうか。
今年はコロナウイルスによる混乱もあり、なかなか落ち着かない夏となっています。
コロナウイルによる長期休校でできなかった勉強を取り戻すべく、多くの学校では夏休みの短縮が行われています。
本来なら家でゆっくりしている日にも登校しないといけなく、更にコロナウイル感染防止のためマスクを着用しなくてはいけなくもなり、子供たちには熱中症の危険の高まる事態になっています。
文科省でもコロナウイルの感染防止をしながら、熱中症にも消えつけるようにガイドラインなどを出していますが、子供たちには過酷な夏となりそうです。
そこで今日は、暑さに負けず勉強する工夫を考えてみましょう。
夏バテや熱中症など、暑さによって身体機能が衰え体内の水分が不足すると、脳内の血流の循環が悪くなり、集中力が続かなくなり、勉強もはかどらなくなってしまいます。
夜も暑く寝付けない日々が続くと睡眠不足になり、更に勉強の効率が上がりません。
特に受験生は勉強のストレスなどで十分に休息が取れていないのに、加えて暑さによる体調の悪化は勉強をより困難にします。
暑さ対策の原則は温度を下げることです。
クーラーと扇風機を上手く組み合わせて、室温を25℃くらいに保てるといいでしょう。
それが難しい時は首の頸動脈に濡れタオルや保冷剤(熱さまシート)などを当てると、体温が下がります。
また、食事も気をつけたいところです。
だるいからと言って食事を取らないと、暑い気候に対処する体のエネルギーが不足し、余計に体調が悪くなってしまいます。
そして、冷たいものばかり食べるのもよくありません。
内臓を冷やし消化吸収機能がうまく働かず、十分な栄養が取れなくなってしまいます。
むしろ暖かいものを食べた方が発汗作用により、体温を下げるには効果的です。
真夏の太陽の下での運動は熱中症になる危険性がありますが、かと言って、室内でじっと机に向かって座るのもよくありません。
血液循環が滞り、十分な酸素が体内、特に脳に行き渡らなくなります。
ある程度勉強したら、室内でストレッチなど、軽い運動をすることをお勧めします。
最後に、早朝勉強法をご紹介します。
一日のうち最も熱くなる13時から16時は勉強を止めます。
昼食を取ったらお昼寝をして、リラックスする時間にします。
その分、暑さがそれほど厳しくない午前中や日の出前に勉強をするのです。
暑さの中の労働を避け、同時に頭をリフレッシュします。
この方が、無理して暑さの中勉強するより効率がいいです。
個人的にこの方法はお勧めです。
私はじっさ、学生のときは に次のような生活をしたことがあります。
夜、夕食を終えて20時か21時くらいには寝ます。
そして、3時か4時くらいに起きて勉強するのです。
やはり早寝早起きの習慣は気持ちをシャキッとさせます。
騒音もなくシーンとしているので、勉強に集中しやすい。
そのまま昼まで勉強するのです。
意外と効率よく学べた経験があります。
食事の後、すぐ寝てしまうので消化も良く、食後の眠気と闘いながら勉強するということもなくなります。
睡眠時間も十分に取れ体の調子も非常に良かったです。
猛暑の勉強はとてもつらいです。
それでも勉強はしなければなりません。
いろいろ工夫して、この夏を乗り切れるよう応援しています。
2020.07.15
難難しい思春期の子供との接し方。下手に叱って自己嫌悪の陥ったことはありませんか。どのような点に注意して彼らに接すればいいのでしょうか。
子育てで、子供と接していると本人のためを思っているのになかなかこちらの思うようにしてくれないなんてことはよくあると思います。
そんな時ついつい言い過ぎて後で後悔することはありませんか。
「言い過ぎたな。」「やりすぎたな。」と反省し、親として自分は不適格なのではないかと落ち込んだり。
でも、実はこのようなことは多かれ少なかれどこの家庭にもあることです。
だから、必要以上に深刻になりすぎないでも大丈夫です。
しかし、特に思春期と呼ばれる段階の子供たちとの接し方についてはある程度は知っておいた方が安全です。
ということで、今回はこの点について考えてみましょう。
小学校高学年から中学、高校となると子供たちの態度が急に反抗的になったりします。
小さい時とは違い素直に親の飯塚に従うのではなく、口答えをしてみたり自己主張をしてみたり、大人にとって触れてほしくない痛い点を突かれたり。
子育てがこれまでになく難しく面倒になる時期です。
成長し子供なりに考えるようになり、自分の考えと違う、おかしいと感じると反抗するようになります。
このような、俗に言う、反抗期という時期は大人になる過程においてなる必要な時期であり、決して悪いことではなく、むしろ順調な成長を示していると言えます。
だから、大変でしょうが子供の自立に必要なことで、どうしようもなく致命的な問題ではなく、前向きな現象と捉えましょう。
では、上手に子供たちと接するにはどうすればいいのでしょうか。
気持ちに余裕をもって
子育ての経験が豊富で様々な知恵を持って子育てができるという親はほとんどいないでしょう。
思いもがけない子供の行動に驚き、どうしていいか分からずあたふたしてしまうなんて言うのは普通で当たりまえ。
多くの家庭はそんな感じで、自分だけではないと知ってください。
だから、焦らないでください。
どんな時も「大丈夫、大丈夫、落ち着いて、落ち着いて。」と自分に言い聞かせましょう。
一度深呼吸をし、冷静になって状況を分析しましょう。
何が起こっているのか、どうしてそうなったのか。
状況も把握せず結論をいそがないでください。
こちらが興奮すれば相手も興奮し、事態はどんどん泥沼化します。
逆にゆとりある態度を示せば、子供もそこまでエスカレートしません。
「そう簡単に言うな。」と言われそうですが、内心パニックであっても表立っては平静を装うように努めましょう。
怒ったって問題は解決しません。
「だったらそんな無駄なことしない方がいい。」なんて考え直せるといいです。
また、心に余裕を持つには、普段から悩みを打ち明け腹を割って話しあえる存在を持つことが重要です。
自分一人で抱え込まず、パートナーや友達に気軽に話せる関係を作っておくと気が楽です。
そうでなければ、学校の先生や児童相談所、子育て支援センターなども選択肢として考えてみましょう。
全てを背負わず、負担を分かち合えれば精神的に余裕ができ、子供との接触も楽になります。
また、子供も同様に親以外に心を開ける存在があると、気持ちにゆとりができ客観的に物事を見つめることができるようになります。
学校や塾の先生、友達や先輩。
より豊かな人間関係を持っているといろんなことを発散でき、この時期を上手に乗り越えることができます。
こんな叱り方はNG
平和な子育てができれば何よりですが、現実はそのようにはいきません。
必ず叱らなくてはならないときがあります。
(逆に叱らないと問題をどんどん悪化させることもあります。)
何は許されて何は許されないか、一貫した基準を親は示し、子供がそのラインを越えてしまったときは毅然とした態度で接しなくてはいけません。
しかし、以前記事にも書いたのですが、叱るということは実はそんなに簡単なことではなく、正しく叱らないと子供は大人の態度を理不尽に感じ、信頼を失いかねません。
(思春期の子供は特にこの点に関しては敏感です。)
だから、次のようなしかり方はやってはいけません。
・気分で叱る(子供の信頼を失います)
・必要以上にねちねちとしつこく言う(分かっているのにそれでも言われれば子供もうんざりし、学ぶべき教訓がれてしまいます)
・親がおどおどしている(どっしり構えていれば子供も安心感と信頼を得られますが、そうでないと頼りなく、逆に子供のご機嫌伺のように思われます)
叱るときは要点を明瞭にし、本人に分かりやすく、簡潔に叱ることが大事です。
本人も悪いと分かっているにもかかわらず、いつまでもくどくど言うのは逆効果です。
本人の人格を否定するような言葉もNGです。
子供と接するときは、子供たちの人間としての価値を認め尊重することが不可欠です。
また、逆に良いことをしたときはしっかり十分に褒めてあげましょう。
2020.07.13
英語を身に付けるには
個別指導塾葛西TKKアカデミーは英語の本質を考えます。
英語で苦しむ生徒は非常に多いです。
今年からから小学校でも英語は正式な教科になりました。
小学校中学年、低学年は英語活動として英語に触れ、慣れ親しむだけですが、高学年になると英語という教科になるので、きちんと成績がつきます。
中学から小学へ英語の開始が前倒しになり、単純に生徒の苦痛が長くなっただけにはならないよう祈っています。
今日は、学校の授業は横に置いて、英語が効果的に身につく方法を考えてみましょう。
やはり学ぶのが苦痛では何事も身につきません。
精神的に拒絶するからです。
ということで「楽しい」は効率よい学びの大前提です。
ではどのような方法が楽しく英語を学べるのでしょうか。
よく言われるのは歌です。
私も実践したことがあるのでよく分かります。
歌は意味が分からなくてもいい。
聴いているだけで楽しくなるものです。
何を言っているのか分からないけど、聞きながら音楽に合わせて、自分の聞こえるままに声を出す。
最初はこれでいいのです。
最近はYoutubeなどのインターネットを通じて、洋楽が映像付きで見ることができます。
これらを利用し繰り返し聞いてまねをしましょう。
「まね」は「学び」の第一歩です。
分からないまま歌っていると、やはり歌詞が気になります。
「本当は何と言っているのだろう。」
「意味は何なのだろう。
こうなれば次のステップです。
歌詞を探してみましょう。
これも最近ではインターネットで簡単に入手できます。
音楽のいいところの一つは歌手が発音を教えてくれることです。
その発音と歌詞の語を照らし合わせて、単語の発音を身に付けましょう。
更に音楽のいいところはメロディーがあるので、言葉が頭に入りやすいことです。
人間の脳はそのものだけを覚えるより、何かと関連付けて覚える方が得意なのです。
そうして歌詞を追いながら歌ってみてください。
最初は早口で付いていけないかもしれませんが、やがて付いていけるようになります。
心配しないでください。
ここで再び音楽を聴くと、だんだん聞き取れる単語も増えて、記憶に残る語彙も増えていきます。
こうして語彙を増やします。
今度は歌詞の日本語訳を見ましょう。
どうしてこの英文がこの日本語訳になるのか、徐々に自分なりに分かっていきます。
どうしても分からないときは、自分に知りたいという動機付けがあるので、自主的に調べるようになります。
こうして英語を理解し身に付けていくのです。
やがて、日本語の歌を歌うときもそうですが、歌詞を見ないでも、思い出そうとしなくても、自然に英語が出てくるようになります。
これが習得です。
実際に英語を使うとき、フレーズとして身についているので、単語を置き換えるだけでいろいろと話せるようになります。
肝心なのは楽しいから飽きない、自主的に学ぼうとする意欲に満ちているということです。
注意しなければならないことは、音楽のジャンルによっては英語の勉強に向かないものがあるということです。
例えばラップやデスメタルなどは聞き取りが難しかったり、あえて発音を正しくないものにしています。
また、スラングや一般的に不適切と言われる表現をわざと使ったりするのでお勧めしません。
60年代や70年代のポップスは英語の勉強にいいでしょう。
歌詞も簡単で発音もきれい、そして歌詞に物語があり理解しやすい。
ビートルズやカーペンターズなどは英語初心者に最適だと思います。
同様のことは映画やドラマを使った方法でも言えます。
字幕などを使って話している英語の確認をしたり、訳の確認ができます。
これらは場面を演じているので、登場人物の動きなどが理解の助けになります。
実際の日常を切り取っているので、気の利いたセリフなどを学ぶことができます。
ここでも勉強に適した映像とそうでないものがあるので注意してください。
最後に最も効率的に英語を身に付ける方法を教えます。
それはネイティブスピーカーの彼氏彼女を作ることです。
恋は楽しい。
もっと気分良くなるために英語を学ぶ努力を惜しまない。
この方法の最も優れている点は、自分専任の先生ができるということです。
皆さんも英語を身に付けるために恋をしましょう。
そこまでいかなくても親しい友達を作るといいです。
最近はスカイプやZOOMなどでリアルタイムに顔を見ながら通信ができます。
身近にネイティブの人がいなくても、外国の人と友達になれる機会は以前よりずっと増えました。
言語だけでなくお互いの意見や考え方、文化など学べる内容は豊富です。
そして、自身の見識を広げ、今まで思いもつかないようなことを知ることができます。
相互理解のためにお互いが言葉だけでなく身振りや画像、動画など様々に工夫をすることもコミュニケーション能力を高める効果があります。
実はこのような自己表現や想像力、理解力は新しい学習指導要領の中でも重視している項目で、これらのスキルを経験を通じて身に付けると学校の勉強にとどまらず、社会に出てからも非常に重宝される人材として認知されるでしょう。
英語の勉強方法は工夫次第でたくさん考えられるでしょう。
どれが自分に合っているか、自分に合った方法が見つかれば英語力もグッと上がるはずです。
自分は何を目指して英語を学ぶのか。
その目的を達成するには何が必要か。
どのような手順で達成するのか。
もう一度問いただしてみましょう。
ただ言われたからやるのではなく、楽しく自分の役に立つ英語力を身に付けましょう。
2020.07.12
体罰と叱ること 葛西TKKアカデミーは生徒との接しを真剣に考えます
葛西TKKアカデミーは常に生徒のことを考え、個々の生徒との接し方を真剣に考えています。
そんな中で、今日は「叱る」ということについて考えたいと思います。
葛西TKKアカデミーの生徒たちの話を聞くと、彼らの学校の先生にも不適切な対応と見受けられることがあります。
学校という閉鎖された空間で、外部の目が届きにくい特質上、この不適切な対応をなくすことは難しいようです。
全ての先生がそうというわけではありませんが、どう考えても理不尽な対応である場面が多々見受けられます。
体罰
私が子供のときは、正直、今でいうところの体罰はよくありました。
「本人のため」という名目である程度の先生の体罰が黙認されていました。
本当に先生が生徒のために信念と責任を持って、適切に行うという前提のもと許されていたのでしょう。
そして、生徒も自分のために指導してくれているという信頼があるから、多少の体罰も甘んじて受けることができたのでしょう。
しかし、その信念と責任、そして信頼関係が疑わしくなり、生徒を支配するための暴力となることが往々にして起こりました。
この現実から、体罰はどんなことでも許されないというのが今の教育の方針です。
でも、表面化していない暴力(肉体的または精神的)は今も日常的にあります。
私は実際に生徒と接しているので、このことは断言できます。
「叱ること」と「怒ること」
大事なのは「叱ること」と「怒ること」を混同しないことです。
「叱ること」は生徒のために、生徒のことを考え、生徒をプラスに導くために行います。
一方、「怒ること」は自分のために、自分の立場・都合をよくすることを考え、自分を守るために行います。
「生徒のため」と言いつつそうでないことが、客観的に見るとよくあります。
思う通りに生徒が上手くならないから、そのストレスを生徒に怒ることで発散する。
(これは指導力不足が根本の要因と思われますが。)
自分が間違っているのに、立場上認めたくない自尊心がそれを許さない。
怒鳴る理由はこんな感じではないでしょうか。
しかも渦中にいるときは、自分でそれが気づかなかったりします。
指導者という立場で権威を持たされると途端に
自分が上で生徒は下だという変な上下関係を作り出してしまう。
だから、自分の思い通りにならないと怒る。
生徒が自分と違う意見を言うと、侮辱されたように思う。
口答えされて反抗されたように感じる。
生意気だ、気分が悪い。
だから怒って自分の強さを誇示したい。
でも、怒って表面上生徒を従わせることができ生徒の心はついていきません。
関係も表面的になり、指導の本当の目的は達成できません。
怒っても問題は解決しません。
むしろ険悪な状況を作るだけです。
大切なのは相手に理解させること。
冷静になり、大人として大きな心で生徒の気持ちを想像し、客観的に状況を分析し、最善の方向に導くことです。
つまり、「叱る」には怒る必要もないし、怒鳴ったり体罰を行ったりする必要もないのです。
正しく叱る
いくら生徒のためを思い叱っても、状況把握を間違っていれば、生徒は理不尽に思い、不信感を抱きます。
これではいけません。
だから、叱るのは非常に難しいのです。
正しく叱るにはどうすればいいのでしょうか。
先ず冷静になること。
そして、正確に状況をつかもうと努力することです。
自分で勝手に思い込んでしまってはいけません。
常に自分の状況判断が間違っているかもしれないと謙虚になることです。
だから、叱る前に生徒の言い分をきちんと聞いてあげることが大切です。
もし複数の人間が関わっているのであれば、全員の言い分を聞かなければいけません。
面倒だと言ってはいけません。
そのくらい慎重にならなければいけません。
目的は楽をすることではなく、生徒を導くことなのだから。
更に、大人として広い心で接することも忘れないでください。
発展途上にある子供たちです。
過ちもあるでしょう。
でも、それを責めて心に傷を残すのが叱る目的ではありません。
過ちを大目に見るゆとりが必要です。
よく子供相手に理屈で論破しようとする人がいます。
(あたかも論破して優越感に浸りたいような。)
相手は語彙も経験も少ない子供です。
まともに討論すれば負けるのは当然です。
子供を負かせて、「自分はダメだ。」と思わせ、「自分の理は完全に否定された。」と思わせるのも叱る目的ではありません。
子供にも自分なりの道理があります。
それを分かってあげることも大事です。
これは多くの生徒に接した経験から分かります。
子供の考え方自体は間違っていないのですが、文脈において合わないことが多分にあります。
そんな時、大人の理屈を押し付けるのではなく、子供の目線に立って、「なるほどそうだよね。だけどこの場合、この方がいいんじゃないかな。」と提案するのはどうでしょう。
そうすれば子供の側に立ってくれたと安心し、心を開いて話してくれるし、こちらの言うことも聞くようになります。
そして提案すれば、それについて考え自分で判断するようになります。
結論を与えるのではなく、自分で決めさせるのが重要です。
正しい結論にたどり着けるように導いていく。
これが指導という意味においての正しく「叱る」ということです。
2020.07.11
今日も高校生が自習に来てくれました。TKKを使ってください。塾生でなくても大丈夫、全ての生徒のために塾開放!無料でテスト対策します。
今日も高校生が自習したいと葛西TKKアカデミーを訪れてくれました。
今月下旬には多くの学校で定期テストが実施されます。
葛西TKKアカデミーでは、定期テストで良い成績が取れるように、全ての生徒のために塾を無料開放しています。
現在、塾生でなくても大歓迎。
みんなで利用してください。
コロナウイルスのせいでいろいろ大変だと思いますが、だからこそ頑張る生徒のために葛西TKKアカデミーが力になります。
勉強しやすい環境で、分からないときはいつでも質問できます。
だから、心配しないでください。
学校が休みになり勉強が進まず不安かと思いますが、やるべきことをきちんとやれば必ず結果は出ます。
全ての中学生、高校生の力になり、生徒たちに安心と自信を持たせたいと思います。
自分の勉強専用の部屋ができたと思ってもらえるとありがたいです。
小規模個別指導塾なので、コロナウィルスの心配もありません。
平日だけでなく週末もやっています。
葛西駅の近くまで通うのが難しい生徒にはオンライン授業も受けられます。
ZOOMを使って自宅から気軽に勉強を教えてもらったり、分からないところを質問できます。
また、スケジュールさえ空いていれば自宅出張もできますよ。
とにかく利用してもらって、葛西TKKアカデミーの良さを知ってもらいたい。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできるでしょう。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
中学5教科全てに対応し、指導します。
分からないとき、困ったときは何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてくださいね。
事前連絡いただければ、席を用意して待っております。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2020.07.10
「どうして勉強しなくてはならないの」と聞かれたら
今回は「どうして勉強しなくてはならないの」「勉強して何の役に立つの」と質問されたとき、どのように答えるか考えましょう。
親なら一度はこの質問を受けたことがあるのではないでしょうか。
その時どのように答えましたか。
答えられなくてごまかしたりしませんでしたか。
非常に困りますよね。
でも、ごまかして答えても、子供はそれを見破るので逆効果。
そして、気をつけなければいけないのは、この問いに絶対の答えはないということです。
ごまかしの答えはNG
「そんなこといいから勉強しなさい。」
こんな答えは子供を納得できませんし、「大人は答えられないんだ。」と見なしてしまいます。
こうして答えられない大人に対し優越感に浸る。
同時に、「自分は理不尽な状況に置かれている。正当な理由がないんだから勉強しなくてもいい。」と勉強しない言い訳に利用するだけです。
「当り前でしょ。常識。」
常識は絶対の真理ではないから、この答えも子供にとって正解とは思えないでしょう。
どのように対応するか
勉強を強いる大人への反抗として、答えられない質問をあえてしているのです。
一休さんみたいに、無理難題を上手くとんちで切り抜けられたらいいのですが。
完璧な答えが出ればいいが、そんなものはないことぐらい子供も分かっています。
絶対の答えはない。
だから大事なのは、大人一人ひとりが自分なりの答えを用意しておくということです。
近所の親同士でもいいし、職場の同僚でもいい。
一度みんなで討論してみてはいかだでしょう。
家庭の状況を共有し話し合うといい答え、少なくともヒントは見つかるかもしれません。
三人集まれば文殊の知恵といいますし。
インターネットで調べて、色々な人が何と言っているか調べるのもいいでしょう。
一人で答えようとしないことです。
そもそもそんな簡単な問題ではないです。
または、子供と話しあって、子供自身で自分の答えを見つけさせるというのも一つの方法です。
どうしてそんな質問するのか、子供の真意を理解し共に悩むことで、
子供は自分のことを真剣に考えてくれている思う。
そうして親や人の意見、経験を聞きながら参考にし、自分で考え、
自分なりの答えを導き出せるように手伝ってあげてください。
そこに信頼関係がほしいだけなのかもしれません。
また先ほど触れたように、単純に勉強が嫌で、その言い訳をするためにこんなことを聞くのかもしれません。
そんなときも本人としっかり話し合い問題の本質をきちんとくみ取ってあげましょう。
一緒に考え、自分の納得のいく解決策が見つかる手助けをしましょう。
結局、一緒に真剣に話し合ってあげるということが一番いいのではないでしょうか。
皆様はどう思われますか。
ご意見、お聞かせください。
2020.07.05
コロナ禍で受験生は大変と思いますが、確実に入試に合格するためにも高校見学に参加することは必須です。今回は高校説明会で注意すべき点についてお話します。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは高校進学の相談も承ります。
今年はコロナウイルスの影響で今後の学校のスケジュールもはっきりしない部分が多いです。
学校行事の多くが中止、または縮小になり、夏休みや冬休みも縮小される見込み。
土曜登校もささやかれ、学校はコロナウイルスでの長期休校で生じた勉強の遅れを取り戻すのに必死です。
(ただし、その圧迫した学校スケジュールが生徒にどんな影響を及ぼすかはあまり考慮されていないようですが、少なくとも授業時間を確保し満たすように、数字合わせしているだけのようにも思えます。)
例年であればもうそろそろ高校の公開授業や学校見学、学校説明会の日程が発表されているのですが、今回の混乱でまだ高校側もしっかり準備ができていないところが多いようです。
夏休みは8月の2週間ほどに縮められるようなので、この間に集中して学校説明会などのイベントが行われるのではないかと思います。
このような事態になり受験生は分からないことだらけで不安がいっぱいと思いますが、自分の目標を明確にし何が必要かをしっかり理解するためにも、いい加減な気持ちでいかず、この貴重な機会を有効に活用して情報収集し、自分のものにしていただきたいと願います。
短いとは言え今年も、夏休みは高校の学校見学会、説明会がたくさんあります。
進学を控えたお子様をお持ちの家庭は、色々な高校に出向くことも多いでしょう。
今回はその時に注意すべきポイントをお話します。
1.コースやカリキュラム、卒業後の進路について確認
入れるならどこでもいいというわけではありません。
入学した後の学校生活、卒業後の進路まで見据えて学校に確認するのがいいでしょう。
資料を見てコースやカリキュラムについて分からないことは必ず確認しましょう。
授業に関するその学校の特色(単位制など)や特別プログラム(海外研修、国際交流など)も説明を受けましょう。
直接学校の先生と話すことはいろいろな意味で利点があります。
2.学校の施設や設備を確認
プールや体育館、教室の空調など、生徒が実際に学校生活を送る上で快適な環境かどうかを確認しましょう。
部活に興味があるのなら、それに関連したもの(備品やコートなど)も見ましょう。
図書館やパソコンも大事です。
特に最近はタブレット端末や電子黒板を導入している学校もあり、生徒が使いこなせるか、先生が使いこなせているか知る必要があります。
適切な進路相談ができ、そのための資料が十分整っているかも見ましょう。
特に今回の件で、学校が休校になっても授業が保障されるオンライン設備が整っているかどうかは非常に重要な意味を持つようになってきました。
あらゆる事態に対処できる環境が整っているか、ぜひ確認してください。
3.構内掲示や清掃状況を確認
掲示物や清掃状況はその学校の普段の姿を知る手がかりにまります。
掲示物がきちんと整理され見やすいか。
廊下や教室が綺麗に掃除されているか。
生徒の日常の営みが現れます。
また部活の賞状などは、その学校がどんな課外活動に力を入れているかが分かります。
4.公開授業は見た方がいいです
公開授業は学校生活の実態を知る上で役に立ちます。
公開と分かってそれ用に繕っていても、何十人もいる生徒が全てが演じることができません。
よく見るとどうしても普段の癖が出るものです。
だから、公開授業は普段の生徒の姿を見るのにはいい機会です。
そして、できれば生徒の生の声を聞いてみてください。
案外正直に話してくれるものです。
ダメ元で試してみるのもいいでしょう。
学校見学は高校を知る重要な機会です。
事前連絡すれば、説明会の日でなくても学校を見せてもらえることもあります。
後悔しないためにも学校選びは慎重にし、正確な選択をするために少しでも多くの情報を集めましょう。
特に今年のような特殊な状況においては入試の出題範囲が短くなるなど、特別な処置がなされると思います。
無駄なく準備し、効率よく合格するためにも積極的に説明会に参加し、誰でもいいので学校の先生と顔見知りになり、より多くの情報を得るように心がけましょう。
2020.07.04
多くの学校では今月下旬に定期テストがあるようです。コロナで大変ですが、頑張ってよい成績を修めましょう。塾生でなくても大丈夫、全ての生徒のために無料でテスト対策します。
コロナウィルスによる混乱で生徒たちは非常に大変な思いをしていますが、今月下旬には多くの学校で定期テストが実施されるようです。
勉強が遅れたり、不自由な学校生活で不安なのはみんな一緒。
だから、心配しないでください。
やるべきことをきちんとやれば必ず結果は出ます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは全ての中学生、高校生の力になり、生徒たちに安心と自信を持たせたいと思います。
よって、全生徒のために塾を無料開放します。
塾生でなくても大丈夫。
頑張ろうとする人は誰でも大歓迎です。
勉強に集中できる快適な環境でテスト勉強ができ、分からないときはいつでも先生に質問できます。
自分の勉強専用の部屋ができたと思ってもらえるとありがたいです。
どうか、この機会に葛西TKKアカデミーを利用してみませんか。
小規模個別指導塾なので、コロナウィルスの心配もありません。
平日だけでなく週末もやっています。
葛西駅の近くまで通うのが難しい生徒にはオンライン授業も受けられます。
ZOOMを使って自宅から気軽に勉強を教えてもらったり、分からないところを質問できます。
また、スケジュールさえ空いていれば自宅出張もできますよ。
とにかく利用してもらって、葛西TKKアカデミーの良さを知ってもらいたい、そして、一人でも多くの生徒たちの力になりたいと願っています。
コロナウィルスの長い休校が終わったら、もう定期テストの時期となってしまいました。
準備はできていますか。
今回は十分な学習ができにくい中でのテストとなります。
とても不安と思いますが、安心してください。
葛西TKKアカデミーに任せれば大丈夫。
ここでしっかり勉強すれば、定期テストも問題なくクリアできます。
葛西TKKアカデミーではテスト対策と称して全ての中学生、高校生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできるでしょう。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
中学5教科全てに対応し、指導します。
分からないとき、困ったときは何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてくださいね。
皆さま大歓迎です。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
事前連絡いただければ、席を用意して待っております。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2020.06.30
中学生から聞きました。「学校カースト」はこうやってできる
葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは
勉強を教えるだけでなく、生徒が直面する様々な問題を考えます。
先日、生徒が「学校カースト」について話してくれました。
実際に現場にいる彼らの声なので、信憑性は高いをと考えられます。
外の人間には目につきにくいことで、貴重な話でした。
そもそも「学校カースト」という生徒間の上下関係は、特に決まった法則に従ってできるものではないそうです。
小学から中学に進学した、新学年になったなどの節目に、生徒は必死にグループを作り、みんなその中に入ろうとします。
なぜなら、その中に入らないと孤独になると思うからです。
こうしてクラスの、学校のほぼ全ての生徒がどれかのグループに所属するようになります。
これらのメンバーシップは大抵lineで行われます。
そして、メンバーの中で頂点に立つものが自然と生まれます。
偶然や成り行き、なんとなくみんながそう思うからという理由で、特定の生徒の発言力が強まりグループのトップになります。
決して財力や学力、身体的力で決まるものではないそうです。
むしろ、全体のなんとなくの雰囲気で決まります。
だから「学校カースト」の成立を阻止することは難しいのです。
こうなるとメンバーは、トップの気を損ねないことに尽力するようになります。
なぜなら、トップを怒らせることはグループからの報復、追放による孤立を生むからです。
トップを中心とした秩序が完成し、メンバーはトップの気持ちを忖度し(どこかで聞いたような言葉)組織が運営されます。
そして、トップの意に沿わない者、もしくは沿わないと思われる者は、グループ全体による攻撃対象になります。
これは事実ではなく憶測であっても行われるので、根も葉もない誤解や、陥れようとする謀略によっても攻撃されます。
攻撃は直接肉体的暴力ではなく、間接的な精神的ダメージを目的としたものになります。
lineを始めとするSNSは強力な武器で、巧みに使って集団による言葉の攻撃や仲間外れなどをします。
その内容は残酷です。
言葉があまりにも思慮なしに簡単に行きかうので、「死ね」などの言葉も簡単に使われ、より攻撃された生徒を傷つけます。
でも、気軽にひどい言葉を簡単に使うので、攻撃する方はそこまで深く考えてはいません。
つまり、無自覚にいじめをしているのです。
生徒を言葉で追い詰め、もしくは策略を張り巡らせ、例えば標的の生徒が「死んでやる。」と言うように仕向ける。
すると、「あ、そう。良かったね。いつ死ぬの。何時何分?」と追い打ちをかける。
いじめる側はある種のゲーム、遊びのつもりでしょう。
(この点は従来のいじめと共通しています)
いじめられた生徒を守るという正義感は、グループ内の空気が読めない野暮な奴となり攻撃の対象になりうる。
だから、保身のために自分も攻撃に加わる。
なぜなら、傍観するのも空気の読めない野暮な奴だからです。
攻撃を受けた生徒は逃げ場はなく、グループにとどまりいじめられ続けます。
なぜなら、グループから抜け孤立することによる不利益が学校生活に与える影響を非常に恐れるからです。
SNSという閉鎖された空間で行われるので、外部の者には気づかれず事態は進行していきます。
例え外部の目に触れたとしても、生徒は巧みに隠語を使うなどして分からないようにしています。
外部には無意味でも、グループ内では非常に意味を持つ隠語の攻撃力はとても高いです。
もちろん、SNS内のいじめが現実世界でのいじめとして表面化することもあります。
まとめると、生徒はまずSNSを使い自主的にグループを作り加入することで学校生活の安寧を求めます。
その中で、なんとなくの雰囲気でトップが生まれ、それを中心とした秩序が生まれます。
そして、なんとなくの雰囲気でグループの馴染まないとみなされた者は、無自覚ゆえの残酷な攻撃の的となり、精神的苦痛を与えられます。
こうして攻撃する者、される者ができ、上下関係が生まれ「学校カースト」が誕生します。
注目すべきは、「学校カースト」のトップにいても安心ができないということです。
なんとなくの雰囲気、空気でできている組織なので、なんとなくのきっかけで空気が変わるとトップも下層に落とされるそうです。
はっきりとして要因や仕組みでこうなるのではないので、誰も防ぎようはないそうです。
つまり、生徒たち自身も何でこうなってしまうのか分からないのです。
そしてコントロールもできないのです。
それは、この仕組みを支配しているのが空気だからです。
ここで述べたことは生徒の話に基づいた一例ではありますが、一考の価値はあると思います。
2020.06.27
コロナウイルス対策にマスクは必要?!でも、これからの酷暑に熱中症も心配。ということで文科省が学校向けマニュアルを一部改訂。そのポイントを見てみます。
コロナウイルスの感染リスクがゼロとならないまま学校は再開しました。
文科省の方針としては感染防止に全力を尽くしつつ学校生活を行うというものです。
そこで文科省は感染防止の具体的対策を示したマニュアルを発表しています。
学校ではマスクをする、生徒同士の間隔をあける、施設をこまめに消毒する、会話は極力避けるなど。
しかし、これから予想される猛暑に対して、これまでのマニュアルに従っていると今度は熱中症の危険が指摘されています。
そこで文科省はこのマニュアルを改訂しました。
コロナウイルスにより三か月学校が休みになり、停止していた分の授業の遅れを取り戻すべく、夏休みは大幅に短くなり(例年の半分の期間)、本来猛暑の中での授業を避けるために設けてある夏休みであった期間にも学校に行かなくてはならなくなりました。
多くの公立学校にはエアコンがなく、例えあったとしてもコロナウイルスの感染のために窓は開けっぱなしにするのでエアコンは使えそうにありません。
さらに学校にいるときは一日中マスクを着用しなくてはならず、これらの理由で今度は熱中症のリスクが高まると指摘されています。
以上の点を踏まえ、文科省は先日、この学校向けマニュアルを一部改訂しました。
そのポイントは次のようになっています。
・暑さで息苦しいときは本人の判断(先生の指示を待たなくてもよい)でマスクを外せる。
・熱中症のリスクが高い場合は、距離の確保が難しくても熱中症の対応を優先。
・登下校中は距離が十分保たれていればマスクを外してもよい。
・しかし、公共交通機関を利用しているときはマスクを着用する。
・マスクの取り外しは活動内容や子供たちの様子を踏まえて現場で臨機応変に対応する。
このように熱中症の危険があるときは熱中症対策を優先するように示しています。
マスク着用は必須ではなくなって場合によっては自ら外してよい。
マスクは飛沫感染を防ぐためのもので、十分な距離が確保でき飛沫感染の恐れがない場合はマスクはつけなくてもいいということになっています。
よって、体育の授業や部活など、体を活発に動かし多くの吸気が必要な時は、条件をきちんと守ってさえいればマスクなしで活動してもよく、熱中症防止を心掛けるようとしています。
また、状況を見ながら現場の判断で柔軟に対応することも示され、必ずしもマニュアル通りのコロナウイルス防止策を行使しなくてもよいということです。
とは言え、生徒や児童が自分でマスクをつけるべきか外すべきかを判断することは難しいかもしれません。
特に低学年の子供たちは臨機応変と言ってもそのさじ加減が分からず、つらくてもひたすら先生の言いつけを守る傾向があります。
変にすれていないので親が「マスク外してもいいよ。」と言っても「先生に言われたから。」と言って外さないこともあるでしょう。
だから、低学年生に対しては学校の先生がどういうときマスクを外していいか具体的に細かく示してくれた方がいいと思います。
また、普段からコロナウイルスだけでなく、熱中症の恐ろしさも家庭で話し合って、熱中症がどのようなものでなぜ危険か、防止するにはどうすればいいかなど、熱中症に対する知識と理解を深めていくもの大事です。
これから勉強には厳しい季節になります。
コロナウイルス対策をしながら大変だと思いますが、頑張ってください。
葛西TKKアカデミーには快適な環境で勉強ができる空間があります。
どうかこちらも利用してください。
厳しい状況で頑張る子供たちを応援し、支えてゆきたいと考えています。
いつでも気軽にお問い合わせください。
2020.06.26
学校再開からもうすぐ一か月ですが、やはり生徒たちのコロナウイルス感染が各地で確認されています。
6月24日、埼玉県は中学生の女子がコロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
本人は特に症状は出ていないようですが、同居している父親の感染が分かったことからPCR検査を受けたそうです。
学校での感染ではないようですが、23日まで無自覚のまま登校していたと考えると、他の生徒に感染したかどうか心配されます。
学校は本日から2日間休校するそうです。
同じく群馬県でも高校生男子の感染が確認されました。
こちらは17日から37度台の熱と喉の痛みなどの症状があり、熱はずっと続いたようです。
24日に民間検査機関によるPCR検査の結果、陽性と判明しました。
この生徒は17日から学校を休んでいるそうです。
23日県の小学生と中学生の姉妹のコロナウイルス感染が判明。
この姉妹の兄も21日に感染が確認されており、家庭内で感染したと思われます。
姉妹が通う学校は3日間臨時休校になりました。
市は独自に二人のクラスメートや担任ら関係者のPCR検査をし、臨時休校中に両校の消毒を行うと発表しました。
他にも日本各地で生徒や児童のコロナウイルス感染が確認されたり、学校や保育園などの教職員の感染も明らかになっています。
緊急事態宣言が解除され、人々の動きが基に戻ってくれば当然、コロナウイルスの拡散が再び起こることはわかっていました。
現に最近の東京都の新たな感染者は高い水準を保っています。
東京都や国は再び規制を厳しくする考えはないようで、以前にもまして市民一人一人の行動が問題となります。
しかし、実際にはコロナウイルスのことを気にしていないように見受けられる人々がかなり増えてきています。
今回の学校関係者の感染は学校内でうつされたのではないようですが、一歩間違えば学校内でのクラスター発生もあり得たでしょう。
どの学校も臨時休校の処置をとったようですが、休校期間が2、3日というのが少し疑問です。
この間に校内消毒をするのが目的のようです。
しかし、生徒の安全を考えると校内での感染がないことを確認できるまで休校にした方がいいと思います。
コロナウイルスが終息するまで待つのではなく、感染リスクを最小限に抑えながら学校生活を再開させるというのが文科省の方針です。
これ以上休校で子供たちの勉強が遅れるのが心配という声に配慮してのことですが、当然予想される校内での感染が発生した時の対策は明確ではないような気がします(感染防止の対策は示されているのですが)。
今回のコロナウイルスの混乱で、学校はコロナウイルスで登校できなくなっても勉強が継続できる体制を作ることが重要だと認識しているはずです。
しかし、三か月に及ぶ休校期間においてもオンライン授業など、その体制を整えること、準備することさえできていません。
子供たちに保障されている「学ぶ権利」を守ってあげられるように我々大人は最大限の努力と実行をしないといけません。
教育の選択肢を増やすことはコロナウイルスへの対策だけでなく、今後起こる災害発生時や不登校など様々な理由で学校に通えない生徒たちを守ることにもつながります。
これは非常に大事なことで、文科省は新たな教育体制を成立させるのに出し惜しみはしないでほしいと思います。
日本は先進国の中でも、個人が子供の教育に掛ける出費の割合が非常に大きいのが特徴とされています。
つまり、塾などどれだけ子供に投資できるかという家庭の経済状況が、子供の教育の機会に大きく関わるのです。
予測していない危機、混乱に対して、生徒たちの住む地域の違いだけでなく、公立学校か私立学校か、オンライン環境が整っているかいないか、塾や家庭教師などの出費が可能かそうでないか。
そして、家庭状況による教育格差という問題が今回のコロナウイルスによってより鮮明に表れたと思います。
全ての子供たちは等しく教育を受ける権利を有し、誰もが公平に学ぶ機会を保障しないといけません。
しかし、日本の教育はこの問題に十分に取り組んでいるとは言えません。
どこか人任せなのです。
政府はコロナ禍をきっかけにもっと教育を真剣に考え、子供たちが明るい将来を迎えられるように行動してほしいと思います。
教育は未来の日本への投資であり、その見返りは非常に大きい。
だから、日本はもっともっと教育にお金をかけるべきです。
人が日本の最大の力であり、子供は日本の宝です。
葛西TKKアカデミーはもちろん子供の教育を真剣に考えています。
どのような子供でも、本人が望む限り学びをしっかり支えたいと考えます。
そして、彼らの夢を叶えてあげたいと思います。
2020.06.21
学校再開、でも子供たちには心身ともにへとへと?!
ようやく学校が再開され、長い休みから一変、生徒たちは規則正しい生活を求められるようになりました。
休みの間会えなかった友達と再会したり、新しいクラスにワクワクしたり。
待ちに待った学校がやっと始まり喜ぶ生徒がいる反面、新しい環境に不安だったり馴染めなかったりする生徒も多くいます。
特に未だにコロナウイルスの脅威は去っておらず、感染リスクを抱えながらの学校ということで、あれやこれや規制や強制も多く、子供たちの自由も大きく制限されストレスがたまりやすい中での学校生活に心身ともに早くも疲弊している生徒もいます。
休校でできなかった分の授業を補うため夏休みなどが大幅に削られ、学校行事も縮小されたり中止になったり。
学校での楽しい時間が奪われています。
コロナウイルスの脅威の下、体を休めたりリラックスして自分の時間を楽しむこともなかなかできない。
本来猛暑の中での勉強を避けるための夏休みもなくなり、これから生徒たちは酷暑の中、エアコンもない教室で勉強をしなければならなかったり、仮にエアコンが備わっていても感染防止のため窓を開け換気をしなくてはいけないので、快適な環境下での勉強は無理のようです。
休み期間中にゲームやSNSに没頭し夜もしっかり睡眠を取らず生活のリズムを崩してしまった生徒は、元の生活に戻るのにとても苦労しています。
また、外出自粛で外で遊んだり十分な運動ができていないので、生徒たちは体力が落ちで病気にもなりがちです。
コロナウイルスという異例の事態とそれからの学校復帰で、すでに心も体もつかれている生徒がたくさんいます。
このような子供たちに対して大人はどのように接すればいいのでしょうか。
先ずは学校というプレッシャーから解放される家庭ではせめてリラックスできるようにしてあげましょう。
確かに家庭でも勉強しないといけないでしょうが、可能な限り心と体を休めるように心がけましょう。
あまり勉強勉強と追い詰めると子供たちはいよいよ逃げ場を失い、ストレスが爆発して取り返しのつかない事態が発生するかもしれません。
家庭を癒しの空間、もしくはあえて意識的に何かしようとしなくても、素直な自分でいられる場所にしましょう。
親子のコミュニケーションを上手に図り、子供たちが安心して心を開ける関係を作りましょう。
大人として時にはアドバイスや励ましを与え、子供と共感できる立ち位置に立てるといいです。
学校としては、学校が子供たちにとって楽しく希望に満ちた場所であるように努めなくてはなりません。
「学校が好き。」「先生が好き。」「勉強が楽しく早く学校に行きたい。」
こんな風に生徒が思えるようにすることが最優先です。
コロナウイルスの感染、勉強の遅れなどいつも以上に大変ですが、かと言って形式だけで中身のない授業をしたり、生徒をどんどん追い込むような学校生活にしてはいけません。
先生はやることが増え、なかなかゆとりも持てないでしょうが、文科省を始め期間が努力し現状に合った対応(教員を増やすとか、外部に援助を求めるとか)をすればいくらか軽減ができます。
しかし、生徒は本人以外に代われる人はいません。
先生は授業数が増えればその分をヘルプの先生にお願いできるでしょうが、生徒は増えた分の授業は全て自分一人で受けなくてはいけないのです。
このような立場の違いをきちんと理解し、それらに対する配慮は十分に行わないといけません。
時には生徒が何もせずぼーっとしているのも許してあげましょう。
このように何も考えない時間も大事です。
勉強の遅れなど親として心配で、教師として責任もって挽回しなくてはならないのは理解できますが、だからと言って無理を強いると必ず子供に反動が来ます。
そうでなくても異常事態にストレスをため込んで切るのに、更なる負荷をかけると様々な弊害が現れるでしょう。
心身症やうつ、いじめも発生するかもしれないので、周囲の大人は十分な注意を怠ってはいけません。
大人の一方的な考えを押し付けるのではなく、子供の立場に立って考える必要があります。
最後にもう一つ注意しないといけないのが子供同士の人間関係です。
最初のころは新しいクラスで生徒たちはお互いに様子を見つつ人間関係を築いていくのですが、一定期間が過ぎるとこれらの関係は固定化され学校カーストなどと呼ばれる状態になりいじめや様々なトラブルが発生するようになります。
特に以前から心配されているように、コロナウイルスに関係したいじめも出てくるでしょう。
学校でもこのようないじめはしないようにと強く言っているようですが、保護者や周りの大人も気をつけなくてはいけません。
生徒一人ひとりをよく観察して、子供たちを決して一人にせず、彼らが何でも気楽に話せる関係を作っておくことはいじめや自殺を防止するのに非常に大切です。
独りぼっちになってしまうとどうしても自分の内側にばかり目が行くようになり、外の明るい可能性が見えなくなります。
大人たちは子供たちとコミュニケーションをしっかり取り、異変にいち早く気づけるようにし、いつでも相談しやすい人間でいてほしいと思います。
2020.06.20
文科省が来年の大学入試の日程を発表しました。コロナウイルスの影響を受けた受験生の救済策はあるのか。まだ不透明で問題点も指摘されています。
コロナウイルスによる混乱で休校になり勉強に著しく影響を受けた現高校三年生ですが、文科省はいつまでも先が見えない状況は受験生によくないとして、17日に大学に入試日程を決定しました。
それによると日程はほぼ例年通りとなり、共通テストは1月16日、17日となっています。
注目すべきは、コロナウイルスでの休校により発生した勉強の遅れを配慮して、これを理由に1月30日、31日に定められた追試験を選択することも可能となったことです。
そして、追試日のさらに二週間後にも予備日を設けています。
私立大学の受験は2月1日から始まり、2月25日以降には国公立大学の前期試験が行われます。
3月8日から公立大中期試験、3月12日から国公立後期試験と入試スケジュールは変わりません。
また、9月から始まる総合型選抜(これまでのAO入試)は出願時期を2週間繰り下げ9月15日、11月1日からの学校推薦型選抜(推薦入試)の出願が始まるということも決まりました。
出題範囲に関しては共通テストでは特に配慮しないそうです。
各大学の個別試験では、高校3年で学習することが多い数学や理科、社会の科目で問題を選べるようにするなど、出題範囲を工夫するよう強く要請しています。
さらに、コロナウイルスに感染した受験生向けて、大学が個別試験で追試を設定するといった救済策も特に強制ではなく、大学が行わなかったからと言ってペナルティがあるわけでもないので、実行性にはかなり疑問が持たれます。
また、コロナウイルスの感染の再拡大などで秋以降に再び休校した場合、高校卒業や大学入学時期が4月以降にずれこむ可能性があることも述べられています。
万が一そうなれば入試日程を大幅に変える方針も確認されました。
以上が発表された内容ですが、この日程ですと追試を受けた受験生は、すぐに私立大学の入試になりますし、予備日を使えば私立入試の後になることもあります。
共通テストの成績を利用した評価が難しくなることが考えられます。
国公立入試でも間が短く、共通テストの結果(受験生は自己採点によるので正確な点数は分からないのですが、しかも、共通テストでは自己採点の得点と本当の得点の差が大きく、大学選びが非常に難しくなるという傾向が報告されています)から志望校を決めるまで非常に猶予がない日程になっています。
スケジュールとしてはかなりタイトなものとなったことは否定できません。
また、追試験についても誰がコロナウイルスにより学習が遅れたのかを判断するのか、浪人生は利用できるのかなど疑問の声も上がっています。
コロナウイルスにより一部の受験生は勉強を大きく阻害され、オンライン授業が受けられる生徒とそうでない生徒、コロナウイルスによる休校期間が短い学校と長い学校、生じた勉強の遅れを様々な手段で補うことができるほど経済的にゆとりのある家庭とそうでない家庭。
高校三年生の大事な時期に勉強が十分にできず、置かれた環境により受験生間に学力差が生じ、入試で最も重要な公平性が保たれるのか不安の声も上がっています。
そのような状況の中で受験生の救済策として「9月入学」(これは学校制度全体を9月入学にするのではなく、コロナウイルスにより失われた時間と学習を取り戻し、受験生だけを対象にし彼らが公平に入試を受けられるための特例的提案だったのですが、文科省をはじめ世間はなぜか前者の方向で議論をし、受験生を救う議論はなく消滅したのですが)もなくなり、少なくとも一か月程度日程をずらそうという意見も、大学をはじめ各機関が日程調整や手続き上の問題、高校による休校期間の差異などのため結局消えてしまいました。
いつまでも日程が決まらずあいまいな状況では受験生も不安だし、計画も立てられないだろうと日程の決定となり、世間からは一定の評価が得られています。
しかし、同時にコロナウイルスにより多大な不利益を被った受験生への配慮は十分と言い難く、「文科省は受験生を見捨てた。」との非難も出ています。
今の高校三年生は入試改革による新制度での初めての受験生となります。
しかし、この新しい入試制度は多くの批判や疑問を浴びてきましたが、文科省は的確な回答を避け実施を半ば強引に進めようとしました。
しかし、入試改革の目玉であった英語の民間試験活用も数学・国語の記述問題も多くの反対意見及び文科相の不適発言(実際は後者の理由が大なのでしょう)によりとりあえず来年は実施しないことになりました。
誰がどう考えても不適切で準備不足な制度を来年に推し進めようとしたのは今年がオリンピックイヤーだったからで、受験生への配慮でもなんでもなく、新制度を来年からしなければならない絶対の理由はありませんでした(現にオリンピックも今年はやらないことになり、ますます来年にこだわる意味がなくなってきました)。
この機会にいったん歩みを止め、入試改革を含む教育改革全体を見直した方がいいと思います。
本当に生徒にとって最善の教育とは何か。
それに加えて今回のコロナウイルス。
今年の受験生は不運としか言いようがありません。
とは言え、不幸を嘆いても文科省は己を顧みて生徒たちのことを真剣に考え制度全体を考え直そうとはしないでしょう。
遺憾ながらどんなに理不尽な制度でも生徒はその枠組みの中で戦うしかないのです。
残念ながら…。
だからこそ、葛西TKKアカデミーは生徒たちのためにできることは何でもしたいと考えています。
いつでも生徒たちのために力になり支える準備があります。
どんなこともでも構いません。
まずはご相談ください。
そして、一緒に考え目標に向かっていきましょう。
受験生の皆さん頑張ってください。
葛西TKKアカデミーはいつでも皆さんを応援しています。
2020.06.17
コロナウイルスのせいで子供たちにもスマホを持たせることに肯定的な家庭が増えてきました。しかし、注意しないと「スマホ依存症」の危険性も。どのように回避すればいいのでしょうか。
コロナウイルスの影響で学校が停止した時、オンラインを利用して授業を提供できる私立学校とインターネット端末やwifi環境の整っていない公立学校との間に大きな勉強格差が生じたことが問題となっています。
オンライン授業にアクセス可能な私立学校の生徒たちは3か月の休校期間中も勉強を進めることができました。
しかし、ICTの普及率がわずか5%の公立学校では多くの生徒が学習を進めることができず、復習中心のプリントやワークをやるにとどまりました。
ICT化を進めて近代的な教育を提供すると言いつつ、遅々として進めなかった公教育の怠慢と言ってもいいでしょう。
これを教訓にICTが公立学校にも大きく広がるといいのですが、残念ながら先行きははっきりしません。
今回の混乱でICTの有効性を感じた家庭も多く、子供たちにスマホを持たせようという意見が増えています。
しかし、むやみにスマホを子供たちに与えるのは注意が必要です。
なぜなら、こちらの期待通り勉強に有効活用してくれればいいのですが、実際はゲームやSNSなど子供たちが興味のあることのみに使うようになってしまうことが多いです。
スマホが手放せなくなり、スマホに依存した状態になる。
当然他のことは何もできなくなり、一日中スマホをいじり気づけば朝になっていたなんてこともよくある話です。
スマホのゲームなどは利用者が簡単にやめられないようにできています(そうすることでゲーム会社は利益を増やす目論見ですが)。
昼夜関係なくスマホをいじることで、生活のリズムが狂いとうとう学校にも行けなくなる例もたくさんあります。
オンラインゲームがやめられなくなると脳の前頭前夜の機能が低下し、衝動や欲求のコントロールがうまくできなくなります。
この事態を重く見たWHOは「ゲーム障害」という新しい疾患と認定したほどです。
今の世の中、スマホなしでは生活できないほど、スマホは生活に深く根付いています。
ある調査によると、2018年では小学生のスマホ保有率は都市部で小学校三年生を境とし半数以上にもなるそうです。
ベビーカーに乗った赤ちゃんがスマホをいじる姿も最近はよく見かけます。
だから、このようにスマホネイティブと言っていい彼らに、安易に「スマホ禁止」としてもなかなか解決できません。
スマホは道具です。
道具は正しく使うと大きな利益をもたらしてくれます。
全面禁止にするよりも、いかにうまくスマホと付き合えるかを考えた方が有意義な気がします。
やはりルール作りが大切
将来的にもスマホを十分活用して世の中を生きていけるように、子供のスマホの基本は「制限」よりも「判断力の育成」に重点が置かれるようになっています。
スマホが手放せない子供たちを一方的に責めたり、親の考えを押し付けたりするのはよくありません。
本人がスマホの危険性を自覚し、どのように接すればいいか考えるように促すのが大人の立場としてはふさわしいと言われています。
だから、スマホのルール作りが大切になります。
では、どうやってルールを作ればいいのでしょうか。
大人が勝ってに決めて押し付けても、子供はことの重要性を理解していないので、ルールを大切に思わず守ろうとはしません。
先ずはスマホのいい点と悪い点を話し合ってみましょう。
スマホが使えることでどんないいことがあるか、逆に悪いことがあるか、何ができるようになり、その反面どのような危険性が潜んでいるか、親子でしっかり話し合い、書き出して目に見える形にしましょう。
そして、スマホの問題点を考えながら、どうすれば解決できるか、どうすれば問題点を最小限に抑えられるか、子供と一緒に考えましょう。
一番問題になっていくことは利用時間でしょう。
親子でスマホの利用時間を記録し調べ、一日何時間使っていいのか、いつからいつまで使っていいのか、休日はどのようにするか話し合いましょう。
スマホを利用する場所もできれば子供一人にするのではなく、親の目が届くところにするのが安心です。
当然、子供だけルールを決めて制限するのでは、子供は不公平を感じ守ろうとしないかもしれません。
同時に親に対してのルールを決め、親もそのルールを守るのがスマホの管理を成功させる大きなポイントになりえるでしょう。
また、守れなかったときはどうするか決めるもの大事です。
更に、スマホでやってはいけないことも決めなくてはなりません。
これは犯罪に巻き込まれないようにするためにも重要です。
個人情報をネットに載せない。
SNSなどで悪口や嘘、不満などを書かない。
他人の個人情報を勝手に教えない。
危険なサイト(薬物、暴力、大人向けサイトなど)にはアクセスしない。
有料なものもあるので勝手にダウンロードしない。
これらの項目は子供自身を守り家庭を守るためにも大切です。
最近はスマホにフィルタリングなど色々機能がついているので、これらを活用するのもいい手段です。
最後に「○○をしたからスマホの時間を増やして。」や「○○してくれたからスマホをもっと使ってもいいよ。」なんて取引するのは止めましょう。
これを許してしまうと、せっかく一緒に作ったルールがどんどん崩れていきます。
それはそれ、これはこれときちんと割り切って対応しましょう。
もちろん、きちんと使っていれば褒めてあげることも大切ですし、定期的に利用状況を顧みてルールを変えていくことも大事です。
スマホは我々が子供のときにはなかったツールなので、大人としてもどう対応していけばいいかよく分からないのも当然です。
時代はどんどん変化し、これからも私たちが経験したことがなく何が正解か分からない事態を扱わなくてはならないようになるでしょう。
何事にも正負の両面があります。
良い点を生かし、悪い点を抑えることで、子供たちにこれまで以上の可能性が生まれます。
これらの点を踏まえて、親が一方的に決めるのではなく、子供と一緒に話し合い、お互いに納得し守っていける道具の使い方を考えていくことが肝心です。
それが子供の成長を促し、守ることにもつながります。
2020.06.14
現中学三年生が来年受ける都立高校入試の日程及び出題範囲について東京都教育委員会から発表がありました。
コロナウィルスによる休校等の混乱の中、受験生及びその保護者をやきもきさせていた高校入試の内容が東京都教育委員会から発表がありました。
先ず日程ですが、例年とほぼ変わらず次のようになっています。
推薦に基づく選抜
・入学願書受付日
令和3年1月21日(木曜日)
※現在、郵送等による出願について検討中であり、郵送等となった場合、変更が生じることがある。
・実施日
令和3年1月26日(火曜日)・27日(水曜日)
・合格発表日
令和3年2月2日(火曜日)
学力検査に基づく選抜
・入学願書受付日
令和3年2月5日(金曜日)・8日(月曜日)
※現在、郵送等による出願について検討中であり、郵送等となった場合、変更が生じることがある。
・実施日
令和3年2月21日(日曜日)
・合格発表日
令和3年3月2日(火曜日)
その他の入試日程については今回割愛させて頂きます(必要な方はお問合せください)。
また、今回のコロナウィルスによる臨時休校により入試の出題内容に関して次のような配慮がなされることになりました。
推薦に基づく選抜
文化・スポーツ等特別推薦では、出願に関わる「推薦の基準」に、大会の実績や、資格・検定試験等の成績に関わる内容を含めず、「実績等を証明する書類等の写し」の提出も求めない。選考は、実施要綱に従って実技検査等により行う。
学力検査に基づく選抜
学力検査については、中学1、2年生の学習内容に加え、各教科における中学3年生の1年間の学習内容のうち、おおむね7か月程度で学習可能な分量を出題範囲とする。
したがって、次の表の内容について出題範囲から除外する。
・国語
中学3年生の教科書で学習する漢字
・数学
中学3年生で学習する内容のうち、次に挙げる内容
三平方の定理、標本調査
・英語
関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
※ 同様の働きをもつ接触節も出題しない
・社会
公民的分野のうち、次に挙げる内容
『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」、『私たちと国際社会の諸課題』
・理科各分野のうち、次に挙げる内容
第1分野-『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」、『科学技術と人間』
第2分野-『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」、『自然と人間』
日程に関して例年通りなのは夏休みや冬休みの縮小、土曜登校、7時限目の実施等で、休校分の授業数が確保できるという考えからでしょう。
しかし、短期に集中して詰め込むのでは本当に生徒たちの学習に影響ないのか疑問です。
単なる数字合わせになっていないか心配です。
来週から分散登校ではなく通常の時間割(6時間)になるようです。
しかし、コロナウィルスはなくなった訳ではなく、感染予防をしながらの学校運営となります。
当然、クラスター発生の可能性も否定できず、予防のために多くの負担を生徒と職員、および保護者に強いることになります。
このような状態で本当に通常通りの授業ができるのか、本当に身に付く学びができるのか。
これまでの休校により喪失感や絶望感、学習意欲の低下などこれまでとは生徒の心理もかなり違ってきており、それらをきちんとケアできるのか。
問いたいことは多々ありますが、とにかく生徒のことを第一に考え、彼らにとってどうするのが一番いいのか真剣に考えてほしいと思います。
因みに、第二波が発生した場合はまた変更等あり得るようです。(今のところ9月入学の線は消えています)。
入試範囲が一部除外された点ですが、入試に入らないとなると学校ではやらないということになるでしょう。
除外範囲は例年の学習順序で最後に来るもので、休校した分前から順番にやると時間切れでできなくなる内容という意味で除外にしたのでしょう。
しかし、三平方の定理や関係代名詞など、これらの内容は決して不要なものではなく、どこかでフォローするべきです。
確かに失われた時間を考慮して学習内容の精査は必要ですが、それは決して順番で後だから省くというものではありません。
学習内容の重要度に基づいてなされるべきで、今回の対応は安直な気がします。
とは言え、明確に入試に関して教育委員会が示したことはよかったと思います。
受験生も教員も保護者もいつまでも曖昧でどうしていいか分からないという状況から抜け出せたので、これから入試対策を行うことができます。
詳細についての検討は後日行いたいと思っています。
入試に関するご相談、お問合せはいつでも受け付けています。
葛西TKKアカデミーは全ての生徒の味方です。
どんなことでも気軽にお話ください。
必ずお力になります。
2020.06.12
学校再開。しかし、学校に行こうとすると急に具合が悪くなる生徒が増えているそうです。どうしてなのでしょうか。
コロナウイルスにより長い間休みになっていた学校がいよいよ再開しました。
待ちに待った登校。
しかし、生徒の中にはなぜか学校に行こうとすると急に体調を崩す者が増えているみたいです。
これはなぜでしょうか。
それまでは何事もなく学校に行く準備をしていたのに、いざ行こうとすると急にお腹が痛くなる、頭が痛くなる、吐き気を催す、気持ちが悪くなる、熱が出る。
実は通常でもこのような症状を表す生徒はいますが、コロナウイルスが流行した今年はより多くなっているようです。
これは精神的ストレスによるものだそうです。
科学的にはストレスが自律神経やホルモン分泌に影響を与え、このような症状を出させるようです。
コロナウィルスによる長期の休校のせいで学校の勉強に対する不安も例年より大きいようです。
長い間他の生徒と合うこともなく、自宅学習によってできる生徒はどんどん進み、自分は追い付けないくらい遅れて落ちこぼれになるのではないか。
新年度が始まってもずっと自宅にこもりっきりで新しいクラスメイトや先生とこれから仲良くなれるか心配。
感染防止のためみんなと一緒に思いっ切り遊ぶことも、ワイワイ話しながら楽しく給食を食べることもできない。
楽しみにしていた学校行事も縮小または中止となり、学校が全くつまらない。
実際につまらないから学校に行きたくないという生徒は非常に多いです。
あれもダメ、これもダメ。
あれをしなさい、これをしなさい。
指示ばっかりで周囲の大人の監視の目が怖い。
のびのびと体を動かして友達と楽しい時間を過ごしたい子供たちにとっては(子供の健全な成長にはこれらは非常に重要なのですが)まさにストレス。
普段でもいじめなどのストレスから学校に行けない生徒はいるのですが、加えて今回はコロナウィルスだからこそ余計なストレスも増えているようです。
とは言え、しばらく家で安静にしていると体調も戻るのですが、また家を出ようとすると同じ症状にさいなまれることもあります。
頭では意識していなくても心の奥に感じるストレスに体は敏感に反応します。
人生経験を積んだ大人ならある程度対処法も自分なりに見出しているかもしれませんが、子供たちにはそうはいきません。
大人にとっては何でもないことが子供にとっては大きな問題であったりします。
本人はそんなことないと思っていても、ストレス反応が出たときは適切に大人は対応しなくてはいけません。
ましてや仮病なんて疑うのはもってのほかで、子供のストレスとより大きくし病状を悪化させます。
また同じ生徒同士でも同じ状況に対するストレスは違います。
これは本人たちの特性によるもので、ひとによっては怒ったり、落ち込んだり、大して気にも留めなかったり。
性格という点が大きく影響してきます。
人間の性格を変えることは難しいですが、ストレスを軽減する有効な方法として周囲の人間のサポートがあります。
自分の味方になってくれる。
悩みを打ち明けられる。
このようなことを本人が感じられれば安心感が生じ、ストレスもグッと減ってきます。
「コロナウィルスで疲れるよね。無理しないで。」なんて優しい言葉をかけ、時には小さなことを褒めてあげる。
話を聞いてもらえるだけでも子供たちは気持ちが楽になります。
一人じゃない。
支えてくれる人がいて君を守ってくれるよ。
何も怖がる必要はない。
このようなメッセージが子供たちの心に届けばいいです。
コロナウィルスという未だかつて経験のない混乱の中、大人でさえ不安や悩み、苦しみなどからストレスを感じます。
子供ならなおさらです。
そこで大事になってくるのが親や先生など周りの大人の対応です。
学校に行けないことを責めるのではなく、また学校に行けない本人から大丈夫何とかなくという安心と希望を与える声掛けをしてください。
小さなことに気づいてあげて「偉いね。」と褒めてあげるのもいい方法です。
最後に、自分だけで何とかしなくればならないとは決して思わないでください。
必要ならば他の人や、その道のプロに協力を求めるのも重要です。
その方が効率的であることもあります。
子供のストレスに引っぱられて自分もストレスになってはいけません。
もちろん、葛西TKKアカデミーはいつでもお手伝いする用意があります。
2020.06.11
先日、長期休暇の後は生徒の自殺が増えると話しましたが、残念ながら現実になってしまいました。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは
生徒のことを真剣に考え寄り添い、いつも生徒の味方です。
先日、お話したように長期休暇の直後は生徒の自殺率が高くなります。
夏休み明けなど通常でもそうですが、休み中は学校に関連した嫌なことから逃れられたのに、学校が始まるとまた悪夢のような生活が始まるのかと思うと憂鬱でたまりません。
今回はそれに加えてコロナウイルスによる混乱と不安の高まりから、生徒はより一層希望が持てない状況にあります。
ある程度予想はされていたとは言え、現実に若い命が失われるとショックなものです。
八王子では15歳の少年が拳銃自殺をし、千葉では男子中学生が電車にはねられ死亡しました。
何で自分ばかり運が悪く、こんな厳しい状況に陥らなくてはならないのか。
勉強が遅れて入試には間に合いそうもないから、受験をあきらめようなんて話もかなり聞かれます。
マイナスに考え人生はもう終わったなんて思ってしまう。
更に、学校が始まってもいろいろ制限され、先生からは監視の厳しいまなざしが。
やっと待ちに待っていた学校が始まったけど、先生が不用意に厳しく頑張っている生徒の努力をくじくという事例も報告されています。
期待が大きかっただけに失望も大きいということもかなり起こっているようです。
学校が楽しくない。
コロナウイルス絡みでいじめられる。
学校には行きたくないけど、いかないと叱られる。
もうどこにも逃げ場がない。
皆さんの周りの生徒も、こんな風に追い込まれていないでしょうか。
いじめや勉強へのプレッシャーから学校に行くのがつらくなる。
休みの間は他の生徒や先生に触れる機会がなかったからよかったけど、また学校が始まるとなると苦しくなる。
そして学校再開の前後に、その苦しさに耐えられず、逃れることも解決することもなく、自分に希望が持てなくなると生きている価値や意味が見いだせなくなって自殺に至ることが多いようです。
学校が逃げ場のない檻になっているのなら問題です。
だから先日、「無理して学校に行かなくてもいいから、命を大切に。」と訴えたのですが、残念です。
いじめによる自殺
葛西TKKアカデミーにも学校に行くのが困難な生徒がいます。
いじめの話もよく聞きます。
何でそんなことをするのかと思います。
いじめは今に始まったことではありません。
私が彼らと同じくらいのときもやはりいじめの問題がありました。
それが未だに解決できないのだから、これまでのやり方ではだめなのでしょう。
子供は無垢だからこそ時にはとても残酷な仕打ちをします。
いての気持ちが分からないから簡単に人を傷つけてしまう。
分かっていても自分の身を守るためいじめに加担する。
深く考えず単純に面白いゲーム感覚でいじめをしている。
でも、いじめを受けた側は大きく心を傷つけられ、追い込まれて自殺以外に救いがないように感じてしまう。
いじめる生徒も問題ですが、今日、SNSなどの現代特有の環境がよりいじめを強固なものにしています。
この点に関しては後日お話します。
いじめをする生徒と同じく学校の対応も問題
生徒の話を聞くと何でそんなことするのかと思うことがよくあります。
ちょっと考えればもっと適切は対応はあると思えることが多いです。
先生がいじめをひどくしている場合もあります。
しかも、傷ついた生徒は学校に対して信用を失っています。
それなのに学校でしか対応の場がないことも問題です。
学校の形式的で柔軟性のないやり方では、今苦しんでいる生徒に十分答えられないのも事実です。
いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
今の学校教育という制度はもう限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。
さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。
コロナウイルスでこれまで以上に子供たちの心は不安定になっています。
彼らの様子に普段以上に注意し、彼らの気持ちをいつも以上に思いやってください。
葛西TKKアカデミーは苦しんでいる生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。
2020.06.08
対応が難しい反抗期の子供たち。むやみにケンカしないためにもこんな風に接してみてはいかがでしょうか。
中学生ぐらいになると子供たちは反抗期と呼ばれる時期になります。
成長の過程で子供から大人になる過渡期で心と体のバランスが不安定になり、何に対しても反抗的な態度を取るようになることもあります。
小さい時は「ママ、ママ。」と甘えていた我が子が悪気はないにしても、親に対して反抗的になりイライラし口答えするようになるのは親としてもつらく、これまでの恩を仇で返されたような気にもなるでしょう。
そのような態度をまともに受け取り、そのまま言い返したりケンカしたりしてしまっては事態が悪化するだけです。
では、どのように接すればいいのでしょうか。
少し考えてみましょう。
勉強をしなかったり、ゲームばかりしている子供に「~しなさい。」「~ばかりしてはダメでしょ。」などと言って叱っても中学生ぐらいになると効果はあまりありません。
小さい時は素直に言うことを聞いていた子供も、自分でいろいろ考えるようになり自分なりの考えに合わないからと言って抵抗し、時には言い返したりします。
まだ広い視野に立った考えができず、自分という狭い領域の中で自分の考える正しいこと、だんだん見え始めた社会の汚いことに矛盾を感じ葛藤する時期です。
これは人の成長としてはいたってまともで、これを乗り越えてこそより社会に適応し心身ともに強い大人になることができます。
だから、反抗期を問題と捉える必要はないのですが、それでも面と向かって反抗されると嫌な雰囲気にはなりますよね。
自分は何のために子育てをしているのか、やりがいを失ったりストレスがたまったり。
こうして親子ともども精神的に参ってしまったり、ケンカばかりするようになるのはいけません。
子育ての最も困難な時期ともいえる反抗期をどのように接するのがいいのでしょうか。
いい意味でまともに相手しない
無視をして親としての責任を放棄しろと言っているのではありません。
ただ、反抗的な子供をそのまままともに相手してしまうと、親の心が折れ疲れ、親の方がダメになってしまいます。
時には適当に流すのも大事です。
もちろん悪いことは悪いというのは必要ですが、軽く注意する程度で収めるのもいいでしょう。
悪いと分かっていてもしてしまうのがこの時期の子供たちです。
必要以上に責めると分かっている罪悪感をより大きくされるので、子供は自分を守るために反抗します。
子供に正しいことを理解させるのが目的なのが、結果として逆に心を閉ざしてしまっては元も子もありません。
意外と本人たちは分かっているのです。
勉強をしない子供に「勉強しろ。」と言っても勉強するものでもありません。
「分かっている。」「今やろうと思ったのに。」と言い返されるのではありませんか。
ここでカチンと来て怒ってしまうとケンカになり、勉強をしない口実を与えることにもなります。
先ほども述べたように子供たち自身何をすべきか分かっています。
だから、最初は子供たちに「部活とかいろいろやらなくてはいけないことがいっぱいで大変だね。」などと寄り添う立場であることを示し、子供たちの事情を聞いて理解してあげるところから始めるといいでしょう。
子供たちを正しく評価する
「叱る」ということは実は非常に上級のテクニックでとても難しい。
正しく叱らないと子供たちの心に傷をつけるだけで問題が解決しません。
「叱る」と「怒る」は区別しないといけません。
一方的に子供の悪い点を責めるだけではなく、時には認め、正しいことをやっているときは必ず褒めてあげましょう。
そうでないと子供は不公平に感じます。
この「不公平」というワードは、この時期の子供には特に敏感になっているので注意しないといけません。
そうでないと、「文句ばっかり言って、自分を分かってくれない。」と思われてしまいます。
信用のできない大人と判断されれば、こちらが何を言ってもいうことを聞いてくれません。
信頼ある人間関係を保つことはとても大事です。
例えば、手伝いをしてくれたときはきちんと感謝の言葉を伝える。
褒めるところは褒め、叱るときは叱る。
普段から子供たちに「自分を正しく見てくれている。」という気持ちにさせることは大切です。
時にはクールに
思春期の子供は大人と子供の間で自分がどうしていいか分からず苦しむものです。
心のどこかでこれまでのように甘えたい気持ちがあるものです。
それはそれで悪いことではありません。
必要な時は甘えさせてあげるのも大事です。
しかし、いつも無条件に甘やかしてばかりでは歯止めが利かなくなり、自分の好き勝手になるかもしれません。
やってはいけないことをやったときは、クールに客観的に注意することも必要です。
他人行儀ではあっても丁寧に説明し、場合によっては甘えを受け付けない。
見極めが難しいと思いますが、あくまでも感情的にならず焦らず丁寧に説得し、本人が真にこちらの考えを受け入れるように促すことが大切です。
特にルールに関しては厳しくしないと収拾がつかなくなります。
例えがゲームの時間など、子供と一緒にルールを作り、それを守らないときはルールに基づき正しく罰する。
親が罰するのではなく、ルールが罰することを理解させます。
自分で作ったルールだから、自分には守る責任があることを認識させないといけません。
サポートは直接的ではなく間接的に
小さい時は何でも手取り足取りして子供たちに教えていたと思いますが、中学生ぐらいになると親にべたべたされるのを嫌がるようになります。
そのような時は直接のサポートより間接的に支え、裏方に回るのもいいことです。
例えば宿題をしないときは勉強を直接手伝うのではなく(勉強が高度になると親も教えるのが難しくなると思いますが)、テレビを消して静かにし勉強しやすい環境を整えてあげたり、勉強で長時間頑張っている子供にはそっとおやつを持って行ってあげたりすると効果的です。
こうして親は自分のことを見て応援してくれていると分かれば、子供も勉強に精が出るでしょう。
反抗期は人間の成長において非常に大事な時期であり、言うことを聞かないから問題という訳ではありません。
子供たちが自分の価値観を確立させる時期であり、そのために紆余曲折する時期です。
子供たち自身も非常に苦しむ時期です。
大人はおおらかな気持ちで彼らを受け止め、多少の反抗は許容できるくらいの大きな器で接しましょう。
一緒になってイライラしては共倒れになります。
ルールなど守らなくてはいけないことはしっかり守らせる必要はありますが、彼らを正しく理解し、自分たちで答えを見つけ出せるように後ろからそっと支えてあげましょう。
2020.06.07
学校が再開していますが、一斉休校中の生活の乱れから睡眠トラブルになっていませんか。気をつけないと学校に行けなくなるかも。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの生活習慣も考えます。
コロナウィルスによる一斉休校から約三か月。
夏休み以上の長期休校になったのですが、学校というしがらみがなくなって生活のリズムがくるっていませんでしたか。
長期休暇になると、自由にできるからつい夜更かしに朝寝坊となりがちです。
外出もできなくて家に閉じこもりっきりで何もすることがない。
そこでゲームやSNSで夜遅くまで起きている。
「早起きしなくてもいいから、夜更かししてスマホのゲームをしよう。」
「lineで朝まで友達と話してしまった。」
しばしば一晩中起きていて、気が付けば、朝になっているなんてことはありませんか。
こうして夜寝ないでいると、昼間眠くなり、昼夜逆転してしまう人も多いことでしょう。
学校という強制力がないからこそ、自分で気をつけないと、いくらでも堕落してしまいます。
実際に、この生活習慣の乱れが定着し、学校が始まってもリズムが戻らなくなってしまう子供もたくさんいます。
結果、学校にも通えず、授業が受けられず、そのまま不登校になる生徒もいます。
では、乱れた生活リズムを戻すにはどうすればいいでしょうか。
再度確認です。
1.生活リズムの可視化
自分の生活リズムが乱れていることを自覚することです。
そのために記録を付けるといいでしょう。
起床時間、就寝時間を記録し、自分は一日何時間寝ているのか、夜更かしや寝坊をしていないか、過度の昼寝をしていないか確認しましょう。
こうすれば、本人だけでなく家族も状況が把握できるので問題意識も出て、協力して解決策に取り組むことができます。
2.一日の決められたスケジュールを作る
一日のスケジュールを固定し、表にして家族みんなが共有できるようにしましょう。
表にして視覚化すると自分が何をしなければいけないかはっきりします。
特に食事の時間は重要です。
食事は時間の基準になるだけでなく、栄養と健康の面からも大切です。
早寝早起きをしましょう。
朝はカーテンを開け日の光を浴びることで体内時計が調整され、一日のリズムが整います。
3.一日中家に閉じこもるのではなく、必ず一回は外に出て軽い運動をする
心地よい疲労は眠気を誘い、睡眠の質をよくします。
深く眠りにつくと回復も高まり、翌朝にはすがすがしい目覚めとなります。
適度に外へ出て、新鮮な空気を吸って、適度な運動をすれば、精神的にもリフレッシュできます。
4.体温を調整して入眠スイッチを入れる
人間には眠りに入るための「入眠スイッチ」があるそうです。
その一つが、体内の温度と手足の表面温度の差を縮めることらしいです。
こうするのに有効な手段が「入浴」です。
体内の「深部体温」を下げ温度差を縮めるには、入浴で体温をいったん上げ、その後下げようとする力を利用します。
こうするとスムーズに寝付けます。
就寝90分前の入浴が効果的だそうです。
5.家族みんなで夜更かしをしない
現代はコンビニなど24時間営業の店も多く、スマホやパソコンなどのSNSやインターネットで大人も夜遅くまで起きています。
社会全体が夜更かしになっているので、当然子供たちも夜型になってしまいます。
よって親が心がけて早く寝るようにすることをお勧めします。
特に小さいお子様をお持ちの家庭はそうしてください。
色々やることがあると思いますが、それは子供を寝かしつけてからの方がいいでしょう。
また、子供を一人にしておくとどうしてもだらだらと深夜までスマホをいじったりしてしまいます。
目の届くところで、時間を決めて就寝時間を守るようにしましょう。
睡眠は特に子供には重要です。
十分な睡眠が取れればメリットは大きいし、逆に寝不足だと色々困ったことが起こります。
最近では「睡眠負債」なんて言葉も注目されています(この点に関しては、また別の機会に)。
乱れた生活リズムをそのままにすると学校の生活にも支障が出ますし、睡眠障害などで学校に通えなくなってしまうかもしれません。
これは大問題です。
そうならないためにも規則正しい生活を心がけましょう。
2020.06.06
コロナウイルスによる勉強の遅れを取り戻す切り札!?文科省の示す『学びの保障総合パッケージ』とは。
コロナウィルスの発生により約三か月の勉強の空白ができた日本の学校教育ですが、緊急事態宣言が解除され学校も次々と再開されました。
しかし、コロナウィルスの脅威は去ったわけでなく、第二波、第三波の感染拡大も考えられます。
かと言っていつまでも学校を休みにするわけにもいかず、文科省としてはコロナウィルスのリスクを最小限に抑えつつ、学校の運営を進めていく方針のようです。
各方面からは勉強の遅れなどを心配する声が聞かれます。
そこで、文科省は今後の学校教育はどのように進めるべきか、遅れた勉強をどうやって取り戻すべきかに関する基本的な考え方をまとめ、子供たちの学びを支える支援策を発表しました。
『学びの保障総合パッケージ』というもので、今回はこれについてお話しします。
感染症対策(3密を避ける、消毒をする、手洗いうがいなど)の徹底のような今までにも触れられてこともありますが、新たに目を引く内容も含まれていますので見ていきましょう。
最終学年(小6、中3、高3)を優先的に分散登校をし速やかに遅れを取り戻す、そして、その他の学年は2~3年をめどに着実に遅れを取り戻す。
登校日を決め、分散登校を行い、時間割を工夫し(これまで6時限までだったところを7時限までにする)、長期休暇を縮小し、土曜も登校、学校行事を見直し、子供たちが授業を受けられる時間を捻出する。
年間計画によると段階的に登校日を増やし、6月末には通常の授業に戻ることになっています。
秋には、もちろん運動会や文化祭、修学旅行は状況を見ながら縮小など対策を行いつつ実施(修学旅行は3月になるかも)。
夏休み冬休みは半分ぐらいになる見込み。
そして、3月卒業は既定路線となっているみたいです。
高校入試は各地域の状況を鑑みて、必要に応じた処置を行う。
大学入試は総合型及び学校推薦型選抜において、コロナウィルスにより学校生活において十分な成果を出せなかった点も考慮し、入試で不利益が起きないように評価方法を工夫する。
6月中には「大学入学者選抜実施要項」を作成し公表する。
教科書の内容を学校でするものと家庭でするものに仕分ける。
学校の授業は協働学習など学校でしかできないものを中心とし、個人でできる学習活動は授業以外ですることにより、限られた授業数の中で効果的に指導する。
学校では実験や意見交換などの活動をし、家庭では作文を書いたり考察をまとめたりする。
因みに、これは家庭に勉強の負担を求めるものではなく、授業以外の時間に学習指導員らに見てもらって学びの定着を確認するのだそうです。
全教科に対して何をどうするか具体的に細かく示しています。
人的・物的体制の緊急整備
教員を新たに3100人追加し、学習指導員を61200人、スクールサポートスタッフを20600人新規で配置する。
退職した教員や大学生が中心になるようです。
また、感染症対策や学習保障のための経費を1校当たり100~500万円支援し、各学校で柔軟に対応できるようにする。
更に、ITCを活用したオンライン学習をできるように環境を整える。
こうして、コロナウィルスが再び猛威を振るっても子供たちの学びを止めないようにする。
他にも「子供の学び応援サイト」を立ち上げ学習支援の動画を作ったり、学習内容定着のための振り返り用の教材を作成したりといろいろ記されています。
以上が文科省の示した『学びの保障総合パッケージ』のあらましですが、これまでのように理想的な言葉ばかりが先に独り歩きし、大事な中身が伴っていないなんてことがないようにしていただきたいと思います。
本来ならこのようなものは学校が再開した後ではなく、休校中に出してもらえればいろいろ準備も早くでき、体制も十分に整えられただろうにと思うと、やはり政府の後手後手感が否めません。
この三か月間何をしていたのか。
失われた時間が惜しまれます。
一応、家庭には負担をかけないとは言っていますが、本当にそうなるか疑問です。
普段、そうでなくても家で勉強しない子供に家庭学習を十分にすることはできるのでしょうか。
逆に家庭内まで深く学校の活動が入り込むことによって、それ以外の活動(塾や習い事、それに友人や家族との交際、そして自分だけの時間など)をしている時間が無くなり、反って子供に不利益が生じないか心配です。
無理やり時間だけ確保し内容のない数字だけのつじつまを合わせをするよりは、学習内容を精査して本当に不可欠なものに集中した方がいいのではないでしょうか。
何でもかんでも全てやろうとする欲張りな考え方では結局どれも中途半端になりそうな気がします。
しかも、今年から新指導要領になり授業時間が大幅に増え、求められる学習内容もかなり高度化しています。
オリンピックイヤーだから2020年から開始ということになっていて、準備も十分でないまま見切り発車しています。
これを一度元に戻して、学習内容も少なく教員も指導になれたものにした方がいいと思います。
今年度から絶対にやらなくてはならない理由はないはずです。
コロナウィルスの感染覚悟の上での学校再開というスタンスですが、感染が発生した場合はどのように対処するつもりか。
一番気になるのは子供たちの負担の多さです。
仮にサービスを提供する教員等は新たに人数を増やすことで負担を減らすことが可能ですが、サービスを受ける子供たちは自分の身一つしかなく変わりはいないので、負担の増加をもろに受けることになります。
これまでのコロナウイルスによる制限された生活でストレスもかなりある上に、休みも楽しみもなく勉強漬けの日々を強いるのはどんなもんでしょうか。
やはりやることが多すぎです。
学習内容の見直しが求められると思います。
そして、子供たちの心と体のケアも十分にできる体制を整えてもらいたいと願います。
以上、文科省が提出した『学びの保障総合パッケージ』について簡単に触れ、感想を述べました。
コロナウィルスという前代未聞の事態において、子供たちもその周りの大人たちも非常に厳しい状況に直面しています。
葛西TKKアカデミーはもちろん、このような境遇に立ち向かう子供たちを応援し、救いの手を差し伸べたいと考えています。
本当に大変な日々が続きますが、最善を尽くして乗り切りましょう。
2020.06.04
学校が再開しました。コロナウィルスの脅威もなくならないまま、今後どのように運営されていくのでしょうか。
これまで長い休校をしていた学校も、緊急事態宣言の終息と共に6月から再開されるところが多く見受けられます。
私の娘も昨日、ようやく小学校の入学式を迎えてほっとしています。
しかし、コロナウイルスの脅威は去ったわけではなく、非常に心配であることも確かです。
かと言って、いつまでも学校を凍結し勉強を遅らせてもいいわけでなく、コロナウイルス感染リスクの中、これから学校はどのように運営されていくのでしょうか。
東京都ではコロナウイルスの感染状況により段階的に学校を再開し、いずれは以前のようなスケジュールにもどしたいと考えているようです。
現在のところ多くの公立学校では分散登校が始まっており、学年や住所などによってクラスを分け、登校時間をずらしたり登校日を変えたりして、学校という空間に生徒が密にならないようにしています。
しかし、現在週1~3の登校日であるのを6月15日には週3~4に増やす予定みたいです。
部活も感染対策をしっかり行ったうえで、このころからの再開を目指しているようです。
これまで休校でできなかった授業を補うため、長期休暇である夏休みを19日間、冬休みを9日間に縮小し、生徒の登校日を確保するみたいです。
感染者が見つかった場合は速やかに臨時休校とすることも決まっています。
学校や教育環境の変化に伴いの計画の変更もあると思いますが、今のところこのようなガイドラインが作成されています。
3密を避け、うがいや手洗い咳エチケットの徹底を図り、身体的距離を十分に取って、検温をし、マスクを着用し、十分な換気と消毒を行うことで感染リスクを回避しようとしています。
また、コロナウィルスがらみの偏見差別いじめの防止もうたっています。
音楽では合唱や吹奏楽の演奏は止め、体育では身体接触をしないようにバスケットボールの試合などはせず、ストレッチやパスやシュートの練習など活動が非常に限定されます。
マスクしたままの体育は熱中症などになる恐れがあるので、体制を整えたうえでマスクを外してもいいとなっています。
因みに水泳は今年は中止にするところが多いみたいです。
給食も対面式のグループを作らず会話も控えるように言われています。
休み時間も鬼ごっこやドッヂボールなど接触を伴うものはしないようにするみたいで、成長のためにも体を思いっ切り動かしたい子供たちにはストレスかもしれません。
このように教育委員会はいろいろ対策を立てているようですが、実際にこれらが可能なのか、本当に感染を防ぐことはできるのでしょうか。
この点に関しては疑問が残ります。
コロナウィルスの発生で一斉休校になって以来オンライン授業などの教育のICT化が強く求められても、公立学校への普及は遅々として進んでおらず、勉強の遅れを取り戻すために酷暑の中登校させるのであれば空調システムの整備が必要であることは容易に考えられるのに、それもできていない。
分散登校やソーシャルディスタンス確保のためにはより多くの教室と教員が必要になることは分かり切っているのに、それもできていない。
あれやこれや提案(要請)ばかりして、それを実行するために必要な準備などができないままこの3か月は過ぎてしまいました。
結果としていつも現場にしわ寄せがきて、そこにいる生徒や教員、保護者には負担を強いるばかり。
口だけ出して行動しないのではなく、文科省は責任ある教育の提供のためのリーダーシップを取ってもらいたいと切に願います。
混乱し先行きが見えないからこそ、形式にこだわらず、問題の本質を見抜き、迅速に行動しなければなりません。
具体的には、今後のコロナウィルスの第二波が来ても大丈夫なように、休校でも教育のアクセスが途切れない再生作り(教育のオンライン化)、感染防止のために増える消毒作業を専門に担う職員を確保し教員が授業に集中できるようにする、感染を防ぐため生徒間の距離を確保するためクラスの人数を削減し、その分増える教室を確保できる施設を見つける、または増設するなど考えられます。
いつかは学校再開しなければならないのは明白なのだから、これらの対策は休校期間中に行えばよかったのですが、なにも成されないまま学校が始まってしまいました。
「9月入学」の件も今回見送りになったようですが、これは内容から今行うのは不適切と簡単に分かることだったのに、即決せず無駄な議論ばかりで多くの時間を失いました。
本当に現場のためになることを考えなくてはならないのに、非常に悔やまれることです。
学校は始まったものの問題も多く、コロナウィルスの対策も十分にできていないまま押し切った感は否めません。
このような状況では集団感染の発生も覚悟しないといけないのかもしれません。
子供たちも通常の学校生活が送れずつまらない、ストレスと感じている人も多いでしょう。
子供たちへの精神的ケアも考えないといけません。
文科省はもっと真剣に考えて、どのような状況でも子供たちの学びが保障される体制を速やかに構築する必要があります。
カリキュラムの見直しも含めて抜本的な対策を考えなければなりません。
葛西TKKアカデミーもできることは何でもする準備があります。
子供たちの勉強のこと、学校生活に関する悩み、子供たちの居場所の確保など、様々な形で貢献できると思います。
どんなことでも構いません。
助けが必要な時はいつでも連絡ください。
厳しい現実ですが、子供たちのために支えとなり、みんなで困難を乗り越えたいと考えます。
2020.06.02
「9月入学はさらに休校長期化した際の選択肢の一つ」文科省が提示する「9月入学案」とはどんなものでしょうか。いまだにどっちつかずの文科省の姿勢が現場を不安にし実行を遅らせています。
先日、文科大臣が「9月入学」に関してコメントしました。
コロナウイルス発生し学校教育が混乱する中、文科省は議論の一つとして考えていると述べるにとどまり、実行するかどうかの明言を避けてきました。
コロナウイルスの対処法として分散登校や夏休みなどの長期休校の縮小など様々な案が出されてはいるものの、文科省は今年度はどのように学校運営をしていくのかいまだに決定していません。
流動的な状況であらゆる事態に対処しなければならないので、あれもこれも捨てきれないのは分かりますが、事態は一刻を争うもので、このような優柔不断で決断ができず(決断すれば責任を負わされるのでしたくないのかもしれませんが)、議論ばかりに時間をかけ(本当に有効な議論をしているのかも疑問)何一つ決められないまま時間だけが過ぎていくという今の政府の姿勢がここにも表れているような気がします。
ではどうするか。
その点は別の機会に議論したいと思います。
今回は文科省が提示する「9月入学案」について話したいと思います。
個人的な結論を先に述べると、「9月入学」はしない方がいい、というかコロナウィルスの対処法としては少なくとも文科省の言う「9月入学」は必要ないと考えます。
であればこの切羽詰まった状況で、今「9月入学」を選択肢として議論する余地はない。
しかし、文科省がどのような「9月入学」を考えているか知ることは有効だと思いますので、ここにご紹介します。
文科省の考える「9月入学案」は三つあります。
6.5年制方式
9月を年度の開始月として、4月から9月までを「0年生」として小学校の在学期間を6.5年にする案。
最近、文科省が提出した案で、一学年の対象者は今と同じ4月2日~翌年4月1日生まれまで。
段階的移行方式
学年の対象者を12ヶ月で区切るのではなく13ヶ月にすることで、5年をかけて9月入学に移行する案。
毎年入学時期をずらすことで段階的に変えていく。
一斉移行方式
来年のみ2014年4月2日~2015年9月1日生まれの児童を新一年生として小学校に入学させる案。
翌年(2022年度)以降は9月2日~翌年9月1日生まれを一学年とし一気に移る。
どの移行案も様々な問題点があります。
6.5年制方式の問題点
これは保育所の負担はありませんが、その分小学校に過剰に児童が在籍することになります。
結果2021年以降、毎年4月から8月まで40万人近くの学童保育追加利用者が生じることになります。
また、4月から8月までは学年が七つになるので約6.5万人の教員が不足し、この数字は最近の小学校教員採用試験の総受験者の数を上回っています。
つまり新規採用で不足を補える見込みはまずないということです。
予算も少なくとも3000億円以上が必要と考えられています。
3案のなかでは最も多くなっています。
学年が増えるので施設も増やさなくてはならず、より費用が掛かります。
段階的移行方式の問題点
21年に26.5万人、22年に15.6万人、23年に5.2万人の待機児童が発生、24年以降は解消すると予想されています。
学童保育待機児童は21年に約6千人増加し、移行後は減少します。
追加の教員不足は発生しません。
予算は333億円の増加にとどまるようです。
移行初期に保育への負担が大きくなりますが、小学校への負担は小さいものと考えられます。
一斉移行方式の問題点
9月入学までの間、保育所に子供が留まることになり保育所待機児童数が特に大都市圏で多く発生します。
9月以降はこの分の児童が学童保育にそのまま移ることになります。
13万人の待機児童が発生し、その後は徐々に減少すると考えられています。
教員不足は初年度のみで約2万人と見込まれています。
一斉移行方式にかかる予算は約2000億円と見積もられています。
また、移行するこちによって卒業時期が3月から8月に後ろ倒しにされると考えると、就職時期が遅くなった分の生涯所得が減ります。
政府の言う「9月入学」はコロナウイルスにより一斉休校となり、その勉強の遅れや発生する教育格差の魔法のような解決策として登場しました。
東京都知事や大阪府知事もグローバルスタンダードにそろえるよいきっかけとして「9月入学」に前向きな姿勢を見せています。
安倍首相も「9月入学も有力な選択肢の一つ」として議論したいと述べています。
しかし、文科省の示す3案は単純な「9月入学」へ移行するロードマップであり、コロナウィルスによって生じた混乱を解消する策になっていないことに注目してほしいと思います。
ならば「9月入学」への移行はいまする必要はありません。
元々「9月入学」の話は、今回の一斉休校を受け大事な時期に授業が受けられなくなった受験生が救済処置の一つとして求めたものです。
だから、高校三年生や中学三年生(場合によっては小学6年生)に焦点を絞ったものでないといけないはずですが、政府の案は小学1年生に集中しており、ここでも現場と中央の認識のギャップが見て取れます。
休校の間、授業が失われ学びの機会がなくなった。
一方、私立学校など設備が充実している所ではオンライン授業などで学習機会が確保され、休校期間の短いところでは失う授業数が少なくなり、経済的にゆとりがる家庭は休校中でも学習支援ができる。
このように受験生の置かれている環境によって教育格差が大きくなり、公平性と最も保たなければならない入試に不公平が生じる。
この問題の解消を求めて受験生などから叫ばれたのが「9月入学」です。
しかし、政府の案はどれも彼らの懸念を払拭するものではありません。
多くの人々や団体が経済的負担など様々な理由で「9月入学」に反対をしていますが、私としてはこの点を重視し反対とします。
もちろん、受験生救済のための「9月入学」であれば一考の余地はあると考えますが。
ちなみに、小池知事のようにグローバルスタンダードへのきっかけという人もいますが、政府の移行案では結局後ろ倒しとなり、学年で一つ遅れることになり、実質現在の「4月入学」で起きている入学時期の差を埋めるものにはならないので意味がないと思います。
このように文科省の示す「9月入学案」は、混乱で一刻も早く対応しないといけない時期にわざわざ議論しないといけないようなものではありません。
それよりもコロナウィルスの感染リスクが解消されなくても子供たちの教育を受ける権利を妨げないような体制づくりが急務です。
問題の本質を見抜き、早急に対策を打ち出し実行できるリーダーシップが文科省に求められます。
しかし、現在の政府は非常に頼りない。
だから、葛西TKKアカデミーは常に一人もでも多くの子供たちを、いまだかつてないこの困難から助けてあげたいと考えています。
どんなことでも構いません。
ご連絡いただければ必ず力になります。
苦しいとは思いますが最後まで望みを捨てないでください。
2020.05.31
6月1日から学校再開!しかし、長期休暇後の初日というのは子供たちの自殺の多い日でもあります。子供たちの心理状態を考え注意しましょう。困ったときは葛西TKKアカデミーまで。
コロナウィルスによる突然の休校から3か月。
いよいよ6月1日から段階的に学校が再開されます。
しかし、長期休暇後の初日は子供たちの不安や心配から自殺が増える日でもあります。
若い命を守るためにも、子供たちの心理状態に注意を払う必要があります。
「命を絶つほどなら学校はとりあえず行かなくてもいい。学校よりも君の命の方が重い。勉強なら私がいくらでも見てあげるから心配しなくてもいい。とにかく生きて一緒に考えよう。」
葛西TKKアカデミーはこのように考えます。
長期休暇の終盤には大人でも、通常生活に戻る不安を感じ憂鬱になりがちです。
学校に戻っても勉強についていけるのか。
友人や先生とうまくやっていけるのか。
子供たちも休日モードから通常モードに戻れるか心配になります。
勉強嫌いの子供にとっては、これまで解放されていた勉強にまた縛られるので、嫌な気持ちが増します。
また、これまでいじめなどにあって学校に行くのが嫌だった子供は、夏休みの間会わなくて済んだ嫌いな生徒と再び顔を会わせないといけないのです。
考えただけでも気持ちが重くなります。
それに加えて今回のコロナウィルス騒動。
休校になった分、生徒の負担が増えることが想定され、しかも、学校生活には多くの制限が加えられています。
人間関係がうまくいかず、いじめられたり無視されたりするのではないか。
(特にコロナウィルスがらみの新しいいじめも考えられます。)
勉強がより難しくなって、自分はついていけるのか。
(休校分を取り戻すため夏休みなどの休みが大幅に削られ、一週間当たりの授業数も増える見込み。)
また、そのことで親や先生から叱られるのではないか。
受験生はこれまでの勉強の遅れを取り戻せるのか。
入試はどうなるのか、未だにはっきりしない。
もう将来に希望が持てない。
不幸にもこんな混乱のタイミングで受験しなければならない自分の人生は詰んだ。
不安やストレスの増える時期です。
では、自殺に陥る子供たちの心理状態を考えてみましょう。
自分を分かってくれる人はいない、誰も助けてくれない、頼れない。
独りぼっちなんだ。
思春期の子供にはありがちな孤立感という心理状態です。
だから、誰にも相談せず、一人で問題を抱え込み、どんどん大きくなっていく。
外部からの新たな考え方が入ってこないので、自分の中で問題を深刻化してしまう。
また、自分の居場所がないと疎外感を感じることもあるでしょう。
そして、自分はこの世に存在する意味のない人間だ、価値のない人間だと卑下してしまう。
更に、このような状況は今後の人生でも変わらず、ずっと続くように感じてしまう。
未来への希望が持てず、生きる気力、一体と願う力が弱まってしまう。
ならば、いっそのこと死んだ方がましと考える。
いじめに苦しむ生徒などは、苦しい現状から逃げるために、自殺という選択肢を選ぶこともありますが、自分のできる唯一の抵抗として、自殺という手段を選ぶこともあります。
現実では抵抗できないから、自分が死ぬことでいじめた生徒が罪悪感にさいなまれ苦しむことを期待する。
しかし、ことがそのように運ぶかは不確定だし、おそらく一過性で終わり、いじめた子供も時間がたてば忘れてしまうでしょう。
実際自分の命を犠牲にしてまで効果のある方法には思えませんが、視野がせまくなっている当事者には外語の希望なのでしょう。
または、いじめられてなぜ自分がこんな目に合わなければならないのかという怒りが、何もできないふがいない自分に向かい、自分を傷つける行為に及ぶこともあります。
いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
特に今回はコロナウイルスという未知の脅威もあり、より一層不安になるのも無理ありません。
今の学校教育という制度はかなり限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。
さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。
葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。
思春期の子供は多感で純粋、しかし経験や知恵が不足しているので必要以上に事態を大きく受け取ってしまいます。
そして今しか見えず、遠い将来なんて想像もつかない。
問題の出口が見つからずどんどん自分を追い詰めてしまう。
その過程で子供はたくさんのSOSを出しているのだが、周りの人間は正しく読み取ってくれない。
いろいろな苦しみの壁にぶち当たり、ある時ついに限界がきて自殺してしまう。
これは悲しすぎる。
とにかく生きて。
生きていればだんだん知恵もつき要領もよくなり、よい意味でずる賢くなる。
実は学校は特殊な環境で、これが一生続くのではないと分かる。
そして大人になったとき、あの時思いとどまってよかったと思えることもあるでしょう。
ただ、それまでは苦しいと思います。
辛いでしょう。
だからこそ、葛西TKKアカデミーは子供たちに寄り添い、彼らと真剣に正面から接したいです。
近くに分かってもらえる人がいると思えるだけで子供たちの救いになれます。
逆に適当な対応をすれば子供たちにも分かります。
苦しんでいる子供たちの居場所になりたい。
若い命を救えればと常々考えます。
子供たちの自殺に向かう兆候にいち早く気づき、それを防ぐにはどうすべきか。
自殺に至るにはそれなりに追い詰められ、その状況から自殺以外の選択肢はないと判断する心理があるのです。
これを理解し、子供たちの尊い命が犠牲にならないように、我々は対処していかなければなりません。
未来のある若い命が失われることのないよう、心から願います。
2020.05.26
コロナウイルスの影響で長期休校となってしまった学校教育。受験生救済の観点から叫ばれ始めた「9月入学」だったはずなのに、政府が提示するのは小学校入学を中心とする移行案。ちょっと論点がずれていませんか。
コロナウイルスによる混乱で学校教育がストップしています。
しかし、休校期間は地域の状況によりバラバラ。
長く休んでいる学校もあれば、すぐに再開した学校もあります。
加えて、休校となっていてもオンライン授業に対応できている学校(主に私立学校)とそうでない学校(主に公立学校)で授業の進度に差が出ています。
更に家庭の経済状況で、学校以外の教育にアクセスできる家庭とそうでない家庭の間にも教育格差が生じています。
今回の政府のコロナウイルスにおける対応がこのような教育格差を更に大きくしたことは否めません。
特に中学三年生や高校三年生の受験生の中には、そうでなくても教育改革で入試の内容が大きく変わる第一期生となり、昨年の入試制度をめぐるドタバタで制度そのものがどうなるか確定もしていない中、コロナウイルスのせいで学校でも家庭でもまともに勉強が者が多く発生しています。
入試に関連して一番重要な公平性が損なわれている状態であると指摘されています。
教育機会の均等と学ぶ権利が保たれていないのは憲法にも触れる大きな問題であり、何らかの解決策を見出さないといけません。
しかも、早急に決めないと生徒(特に受験生)は何をどうすればいいか分からないまま時間が過ぎてしまい、いざ決定されたときにはもう準備対応できなくなる心配があります。
そのような生徒や保護者、教育現場に携わる人々の心配を理解していないのか、残念ながら文科省は未だに明確な答えを出していません。
ぼんやりとした指針を出して、細かいところはこれぞれの自治体や学校が考え対応しろと言うのが今のところせいぜいみたいです。
このような教育の不公平が増長され、明確な対策も示されないままで本当にまともな入試ができるのか。
コロナウイルスにより生じた教育格差を埋め、十分な準備時間を確保して誰もが公平で納得できる入試を目指して受験生やその保護者などから叫ばれるようになったのが「9月入学」でした。
しかし、文科大臣や総理大臣、東京や大阪の知事などが話すのは、コロナウイルスをきっかけにして学校の入学時期を9月にしてしまおう、そうすることでグローバルスタンダードに合わせようということ。
受験生に生じている不公平を是正するのが中心ではなく、この機会に外国と入学時期をそろえようという拙速な思い付きで、生徒や保護者の気持ちを分かっていないように思えます。
だから、文科省の提示する案は学校制度全体をどのようにして「9月入学」に移行させるかばかりで、特に小学入学に関することばかりです。
しかも内容によっては何年もかけての移行。
つまり、今の受験生が今必要としているのにそのことは全くお構いなしという政府の立場がうかがい知れます。
「9月入学」についての詳しいお話は後日しますが、ここで強く言いたいのは、文科省を始めとする政府は本当に庶民の気持ちや状況を理解しているのかということ。
理解していないから論点がずれているのではないかということです。
入試制度改革を始めとする教育改革のときもそうでしたが、政府は国民の声に耳を傾けず自分の考えをひたすらごり押しする、理想ばかり言って具体的には現場に丸投げ、しかも十分な援助もなし。
そうして十分な環境も整っていないまま見切り発車され、最終的に一番被害を被るのは生徒たちです。
今回もそうです。
本当に無責任と感じます。
本当に受験生救済のための「9月入学」であれば、9月入学させるのは今の高3、中3(場合によっては小6も含む)だけでよく、こうすれば受験までに1年以上の時間が確保できるので、受験生間の教育格差はかなり軽減できると思います。
(費用的にも他の案より少なくて済むのではないでしょうか。)
残念ながら先ほど述べたようにコロナウイルスの休校期間中の生徒の状況により既に格差は生じており、それを完全になくすことはほぼ不可能ですが、しないよりはかなりましです。
そして、これらの学年の入学後の初年度は半年になります。
半年で消化しきれない履修項目は次年度以降に徐々に修学するのがいいと思います。
その時、生徒が無理なく習得できるように学習内容は厳選し、できるだけ不可欠なものだけに絞る必要があります。
また、今年度から開始されるはずだった新指導要領を延期。
もともと野心的であった新指導要領は準備不足の状態で始められようとしていたので、これを一旦リセットしきちんとできる状態になってから始めるべき。
(この新指導要領に関しても後日お話したいと思います。)
旧来の学習内容であれば新指導要領よりも授業時間も少なくて済みますし、教員たちも未経験の指導法をするよりは慣れた教授法の方が指導もしやすく、効率よく教えることができると思います。
それでも失った時間は大きいので、学習内容をよく吟味し必要最小限のものにし、一刻も早い挽回を目指す。
生徒も自分がすべき勉強がはっきり分かれば勉強にも精が出ます。
これらの受験の学年は卒業時期が半年ずれるので、その間は教員不足が生じるので臨時教員を確保しなければなりません。
むしろこれを機会に教員の数を増やし、教室数も増やし、一クラス20人以下にするのがいいと思います。
コロナウイルスの件を別にしても、今の一クラス当たりの生徒数は多過ぎます。
少子化傾向にあるのに相変わらずぎゅうぎゅう詰めの教室のままでいたことは疑問です。
確かに一人当たりの生徒に欠ける費用がかさむかもしれませんが、それはいいではありませんか。
教育の質を高めましょう。
資源の少ない日本の世界に対抗できる力は人間しかありません。
もっと人間に投資しましょう。
「9月入学」が取りざたされていますが、政府の目指す「9月入学」は生徒が求めている「9月入学」とは違う気がします。
本当に生徒のためになる「9月入学」を考えましょう。
葛西TKKアカデミーは「9月入学」の問題に限らず、現在の生徒の状況、そして学校教育に関して危機感を持っています。
問題も多く生徒が本当の意味での学びが十分でないと感じています。
どのようなことても構いません。
教育で困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。
必ず力になります。
2020.05.24
緊急事態宣言が解除されつつあるなか、文科省が『学校の新しい生活用式』を各教育委員会に通知しました。感染リスクのレベル別に学校生活をどのように行うか示しました。
政府による緊急事態宣言が地域ごとに徐々に解除されるにつれ、学校を再開、または再開に向けた動きが始まっています。
22日、文科省は学校再開に関して、『学校の新しい生活様式』という新型コロナウイルス感染防止のためのマニュアルを全国の教育委員会に通知しました。
休校が長引く中、コロナウイルスの感染リスクは理解しつつも、これ以上の休校が生徒たちの教育に与える影響を考え、学校再開の声が多く上がっていました。
政府の緊急事態宣言がどんどん解除に向かう中、文科省はコロナウイルスの完全収束を待たずに学校再開を考えているようで、現にいくつかの自治体では学校再開が始まっています。
その他の自治体でも近々再開する見込みで、これに伴い文科省は具体的に学校生活をどのように行うべきかを示しました。
それによると地域の感染レベルを三段階に分け、それぞれのレベルに応じた対応が求められています。
レベル1
「感染観察」に相当する地域で、レベル2以外のもの。
学級内では1メートルの間隔を取るように努める。
感染リスクの高い教科活動(理科の実験、合唱、管楽器演奏、調理実習、密集運動など)は感染対策をして行う。
部活も同様。
給食は衛生管理を徹底し、通常の提供方法で開始。
休み時間は体が接触する遊びはしない、会話は一定距離を保ちながら行う。
レベル2
「感染観察」及び「感染拡大注意」に相当し、感染経路が不明な感染者がいたため当面は要注意な地域。
学級内ではできるだけ2メートル(最低1メートル)程度の間隔をあける。
感染リスクの高い教科活動や部活はリスクの低い活動から徐々に行う。
給食は通常の提供方法に徐々に戻す。
トイレ休憩は混雑回避のため動線を提示。
廊下では私語を慎む。
レベル3
「特定警戒」に相当する地域。
学級内ではできるだけ2メートル(最低1メートル)程度の間隔をあける
感染リスクの高い教科活動は行わない。
部活は個人や小人数でリスクの低い活動を短時間で行う。
密集が発生する運動、接触が多い活動はしない。
給食は配膳省略などの工夫をする。
トイレ休憩は混雑回避のため動線を提示。
廊下では私語を慎む。
これは政府の専門家会議が示した都道府県ごとの「特定警戒」「感染拡大注意」「感染観察」の区分を参考にレベル分けわれており、各レベルにおいてどのような行動、対策をすべきか述べられています。
集会や教室での配置は目安となる感覚が取れるように工夫をし、必要ならば分散登校や時差登校をするように提案しています。
授業における活動についても、距離が近いものはレベル3では行わず、レベル2ではリスクの低い活動から徐々に実施を検討するよう求めています。
生徒や教職員は常にマスクをつけるようにする一方、熱中症の恐れがある場合や体育での授業では必ずしもつけなくて構わないことになっています。
医者から登校すべきではないと判断されたり、感染の恐れで保護者が欠席を希望した場合は欠席扱いせず、「出席停止・忌引きなどの日数」として記録することも可能とした。
個人的にこのマニュアルから感じることは、具体的なようで結構分かりにくいということでした。
学校の警戒レベルと地域の警戒レベルがどの程度一致しているのか、保護者や生徒・学校関係者はどのようにしてそのレベルを知ることができるのか分かりにくかったです。
(多分、教育委員会が通達するのでしょう。)
特に距離の問題は、すでに一教室40名程度の生徒がいるクラスでどのように間隔を確保するのか示されていません。
いくら席をずらすなどの工夫をしてもこれだけの距離を開けるのは無理でしょう。
そうするとクラスを分け、一教室当たりの人数を減らすのが現実的ですが、そうした場合どのようにして余分の教室を確保するのか、またクラスが増えた分(それに伴い授業の数も増える訳ですが)の教員をどのように確保するのか書いてありません。
現行の人数でやるにはクラスを分散することも考えられますが、そうすると平時でも激務な教員の仕事がより増すことになり、肉体的精神的限界に達すると思われます。
これは最も根本的な問題で、ここを解決しないことにはこれらの対策は無理です。
夏休みの縮小も叫ばれていますが、猛暑の中、エアコンもなく(あったとしても密室を防ぐために窓は開けっぱなしになるので使えないでしょうが)、パソコンなどのICTも備わってない状況で、会話もできず体を自由に動かすことも止められて、生徒たちの学校生活は大丈夫でしょうか。
成長期の彼らの体への影響、そして思春期での心への影響が心配されます。
この辺りもカウンセラーなど十分なケアができる体制が必要なのですが、そこも具体的にどのように対策するのかよく分かりません。
今回のコロナウィルスに関する件では、平時のときにいかに学校環境を改善してこなかったか、その怠慢ともいえる体質がもろに現れたように思われます。
海外の教育先進国ではコロナウィルスによる休校になっても十分に教育は保障され、再開もスムーズに行われています。
しかし、日本ではそうはいきません。
日頃から教育に対する投資を怠った結果と言わざるを得ません。
これを機に政府は予算の配分を考え直し、将来を担う人間の育成に本気で取り組んでほしいと思います。
コロナウィルスによる混乱の中、政府は形式的な目標や指針を示すだけで、具体的にそして実践的にどう取り組むのかは現場に丸投げして深く考えていません。
自分の責任逃れの言い訳ができる程度にしか考えず、本当に現場の生徒たちのことを思っているのか疑問です。
このような状況なので葛西TKKアカデミーは真に生徒のことを考え、教育の手助けをしたいと思います。
一人ひとりに正面から向き合い、共に歩み、生徒たちの力になります。
2020.05.14
コロナウイルスによる休校の影響でオンライン学習が注目されています。今回はオンライン学習には叶わないことから学校の意義を考えてみましょう。
コロナウイルスの影響で学校の休校が続きます。
集団感染を防ぐため生徒たちは登校せずに外出も自粛されています。
学校からは課題が出され家庭学習となっているのですが、実質的な授業がないのでそれにも限界があります。
学校がなくなったことによって起こる勉強の遅れや家庭内のいざこざに対する不安や心配の声が上がっています。
そこで注目されるようになったのがオンライン学習です。
スマホやタブレット端末、スマホなどを使いインターネットを利用して勉強を行います。
学習ドリルのようにアプリをダウンロードして提供される授業動画を見て勉強の理解をし、付随している問題を解き学習の定着を図ります。
または、zoomなどの双方向のICTを利用して、学校から配信されるライブの授業を受けれるものもあります。
政府としても教育のICT化を進めていますが、現実にはなかなか進まず全生徒にタブレット端末やパソコンが揃わない状況です。
しかし、一部の公立学校や多くの私立学校ではICT化が進み、すでにオンライン学習を実践している所もあります。
このコロナウイルスによる混乱で学校に行けなくなったとき、自宅にいながら授業が受けられる仕組みとしてオンライン学習が評価を受け、全国的に一刻も早いICT化とそれによる家庭学習の振興を求める動きが高まっています。
(学校に行けないからと言って生徒たちをいつまでも教育をストップしておくわけにはいかないですからね。)
とは言え、安易にオンライン学習さえできればもうなにも必要ないという、オンライン万能主義には危険です。
オンライン学習ができないことや不得意なことを考え、現行の教育の意義を考えることは十分に価値があると思います。
本日はその点について議論してみましょう。
コロナウイルスに限らずオンライン学習が活用できるということは不登校や遠隔地教育、病気療養のために学校に行けない生徒にも学習の機会を広げるという意味で有効です。
また、学習の近代化はある部分、勉強効率を上げることにもつながりメリットがあります。
(例えば、生徒が一斉に解いたテストをオンラインで提出すれば瞬時に採点されその評価が記録され個々の得手不得手だけでなく全体としての傾向も簡単に知ることができます。)
子供たちの好きな動画やゲーム感覚の演習などで勉強に興味を持たせ、より深い学習につながるとも考えられています。
コツさえつかめば図書館などで調べるよりずっと簡単に資料や論文を手にできます。
しかし、学校教育という仕組みを考えたとき、オンライン学習だけでいいかというとそうでもないような気がします。
単に知識の習得が目的であればオンライン学習で十分で学校は必要ないように思えます。
では、何のために学校があるのでしょうか。
それは「人と人の交わり」ではないでしょうか。
人間が社会的動物であり、いくら技術が発達しても人の交わりなしに一生を過ごすことはできないでしょう。
人間から社会性を奪ってしまえば健全な人間は育たないと思います。
だからこそ、学校などの物理的に人間が生身で接触できる場が用意されているのであり、いい意味でも悪い意味でも人との触れ合いの中から知識以上の知恵や意義を見出していけるのではないでしょうか。
このような人格形成や社会性を身に付けるのも教育の欠かせない役割です。
もちろん現行の教育が完璧でオンライン学習に反対している訳ではありません。
今の学校教育は問題だらけだし改善の余地は大いにある。
オンライン学習の有用性は間違いなく否定できるものではなく、活用していいと思います。
どちらか一方の二者択一と考えるのではなく、お互いの長所を生かし短所を補い合うことで、より生徒のためになる教育を目指そうと思うのです。
子供の成長には個人差があり、早い子もいれば遅い子もいます。
現行の教育ではこれらの生徒を全て同一のクラスに配し、同じ授業を行うのだから個人個人で見れば不公平だし、順列が評価の基準となっているから、人間の一面だけ取って優劣を小さい頃から付けられる。
これにより子供たちが優越感や劣等感を持ち、いじめや様々な弊害を引き起こすこともあります。
オンライン学習であれば個々のレベルに応じて学習進度を変えることもできます。
この点において音来学習は有効です。
しかし、社会は多様な人間の集まりであり、その中でもうまく付き合っていける力が無いといけません。
これは実際に本人たちが自分の経験を通して出ないと分からないことです。
何も問題にぶち当たらず大きくなれば幸せな子供時代なのかもしれませんが、大人になったときに大変です。
むしろ、いろいろ失敗し、悩み苦しみ、その中でいろいろ考え人間をそして社会を理解していく方が、世間に出たときに強い人間になれると思います。
痛みを知るからこそ、人にやさしくもなれるでしょう。
当然、加減や相手の気持ちなどが十分に分からない子供たちだから、それをフォローし支えてやる大人の存在は非常に重要であり、そんな責任を持つ教育が必要です。
SNSの発達はいじめなどの問題行動をより表面化させにくくしています。
そんな時に周りに誰もいないと子供たちは孤立し、有効なアドバイスや相談相手がいなければ解決方法が見つけられず、将来に絶望し、最悪自らの命を絶つこともあります。
そうでなくても、外部は怖いものだと思い込んだり、人とどうして接すればいいか分からなかったりして、自分の殻に閉じこもってしまうかもしれません。
人間として社会の中で生きていくことを考えたとき、これは知識以上に大変な問題です。
そのようなことにならないためにも学校という場が不可欠であり、オンラインで全てやってしまえばいいというものではのだということを強調したいと思います。
2020.05.13
勉強の遅れは卒業までに取り戻せばいい!?最上級生はどうなるの?文科省がまた一つの方針を固めたようです。
連日のようにコロナウイルス関連の記事を書いていますが、本日、学校再開に関して新たなニュースが飛び込んできましたので考えてみたいと思います。
そのニュースとは、現在コロナウイルス感染防止のため一斉休校が行われていますが、それに伴い生じた勉強の遅れは複数年で解消することを認める方針を文科省は固めたというものです。
これはどういうことでしょうか。
学校教育には学習指導要領というものがあり、各学年が学ばなければならない内容を示しています。
そして、学校はこの指針に基づき授業を行います。
しかし、コロナウイルスによる休校で現在、授業が行えない状態に陥っています。
学校教育は学習指導要領に従って各学年で学習する内容を習得させなくてはならず、授業がない状態が続くということは年度の残された時間内に全ての履修項目を教えることが困難、または不可能になるということです。
それを解決するために様々な案が出されていますが、どれも一長一短であります。
今回の方針はその選択肢のいくつか(9月入学、履修項目の縮小など)を放棄したことを示しているように思われます。
しかし、文科省の表現では「複数年で後れを取り戻すことも認める方針」であって、明確に9月入学や履修項目縮小を止めるとは言っていません。
全てを明確にせず曖昧なまま時間ばかり過ぎ、渦中にある学校現場や生徒、家庭は身動きが取れないまま不安と混乱が増すといういつものパターンがここでも見られます。
特に受験を考えるなら一刻も早く決めてもらえないと準備が間に合わなくなります。
生徒や保護者には一生の問題で人生を左右されるかもしれないという心配と焦りがあるのに、政府の対応はそのあたりを全く理解していないように思われます。
「いろいろな意見があるが大いに議論して決めていただければいい」という発言は他人事のように聞こえます。
そして、いつものように無茶な指針(目標、ゴール)だけを提示して、その詳細や実践は一切現場に丸投げ。
大学入試改革のときもそうですが、今回も同じことを繰り返すように感じられます。
緊急事態だからこそ、責任逃れのための方便(に思われるようなこと)ばかりではなく、学校教育の長がリーダーシップを発揮し、この未曽有の教育危機を乗り切れるようにかじを取ってほしいです。
正直頼りなさ過ぎて悲しいです。
にもかかわらず権限だけは握っているからこのような文科省の態度では現場は身動きが取れない。
生徒のためと言いつつ自分の保身ばかり考えていると批判されても仕方ないでしょう。
実は今年度から学習指導要領が新しくなり、21世紀型教育と呼ばれる教育に学校が変わっていくはずでした。
これは小学校から大学まで巻き込む戦後教育史上最大の改革と言っても過言ではありません。
(細かいところはここでは述べませんが、これまでにも教育改革について書いた記事がいくつかあるのでそちらを参考にしてください。)
この教育改革は理想的すぎるくらい高度な教育を要求し、その開始は2020年度(オリンピックイヤーだから)という点は当初から決定しており、実際にはその準備や教員の訓練などは十分でないまま見切り発車された形です。
教育改革の是非はこの際置いておいて、今年度から学習内容が大幅に増え、教授法も高度になりまともにやれば時間もかかり、しかも教員にもかなり高いレベルの技能が要求されます。
これまでの学校教育とは別物と言っていいレベルのものです。
それを今年度からやらなければならない矢先に今回の騒動です。
これまで以上の濃い内容の教育をこれまでよりずっと短い期間で修めなければなりません。
今回のニュースは文科省に学習内容の精査厳選は必要なく、履修内容に変更なしという意思を示したとも捉えられます。
本当はそこまで考えていないのでしょうが、世間にはそのようなメッセージで伝わります。
そこまで不慣れな教育にこだわる必要があるのかというのが正直な感想でもあります。
オリンピックも延期されたことだし、きちんと用意ができてから教育改革を行えばいいので、このような緊急事態ではむしろ教育内容を精査にできるだけコンパクトにすることで時間を確保し、生徒への負担を減らしつつ確実な教育を身に付けさせるべきではなかと思います。
いくら高度で理想的でも実践できなければ教育改革も絵にかいた餅です。
文科省の本気度には疑問を感じます。
現に、ICT化は遅々として進まず、公立学校のほとんどが全生徒にタブレット端末やパソコンが行き届いてない状態です。
ここでも口先だけいいこと言って後は現場に放り投げるという無責任さが感じられます。
低学年は複数年で後れを挽回するとして、最上級学年はどうなるのでしょうか。
文科省によると、卒業年次の小6と中3(残念ながら義務教育でない高3については何も触れらえれていません。本当は最も今後の動向をはっきりしてほしい学年であろうはずなのに)は分散登校で優先的に登校させるなどして本年度中に後れを取り戻すように求める。
ここでも「求める」と現場任せで自分たちは相知らずに聞こえます。
本来受験に直接関わり他学年以上に多くの勉強時間を必要とするこれらの学年に、より短い時間で終わらせろと言うのは酷な話です。
学校だけでは無理(体裁だけ整えるなら話は別ですが)で塾など学校以外のサポートにアクセスできる家庭でないと受験には太刀打ちできないでしょう。
コロナウイルスで学校間、地域間、そして家庭の経済的状況で教育格差がすでに生じていると指摘されていますが、それをより大きくし全生徒の学ぶ権利が保障されないという、学校教育が最も重要な点が守られないということが分かっているのでしょうか。
教育の平等性、入試における公平性が傷つけられます。
因みに、学校再開はコロナウイルスが完全に終息してからではなく、感染リスクを避けながらの再開になることを文科省は想定していると「分散登校」などのキーワードから伺いしれます。
分散登校や一学級の人数削減はこれまで以上の教室と教員を必要とします。
教室確保においては公民館や図書館などの学校以外の施設の活用を考えているみたいです。
ただ問題はコロナウイルス感染リスクを抱えたままの学校教育に卒業年次の生徒を優先させるということは、彼らの感染リスクをより高めることになり、受験という大事な時期に病欠または登校停止になる恐れがあるということです。
また、感染症という性質上、感染者が現れれば当然その周囲の人間も登校できなくなり、教室単位、学校単位でまともに受験準備のできていない生徒が発生するのではないでしょうか。
こんなことで本当に受験に立ち向かっていけるのか心配です。
文科省は形だけでも修業させることが大事で、今回の方針ではそこまでは考えていないのではないでしょうか。
長くなってしまいましたが、今回のニュースに関していろいろ考察してみました。
いろいろな所で学校教育が混乱しているのに、そのトップはのんきに見えます。
もっと真剣に子供たちと彼らの将来のことを考えてほしいです。
そうしなければならない自覚すらあるのかと疑います。
現在、この混乱に巻き込まれて不安な日々を送っている生徒及び保護者の方々には、その胸中お察し申し上げます。
私も今回の件に関しては本当に心配で何とかしないといけないと常に考えています。
小さな私塾ではありますが、一人でも多くの子供たちを救いたいと思っています。
絶対に力になります。
困ったときは何なりとご相談ください。
全ての子供たちを応援します。
2020.05.11
学校再開に関して様々な案や意見が出されています。では、現状ではどのようなシナリオが最もありえそうでしょうか。
休校が長引くと授業ができず、勉強が遅れることが懸念されています。
長引けば長引くほど年度末に近づき、同時に後れを取り戻すゆとりも減り、生徒にかなり集中的な勉強を課すようになるかもしれません。
もしくは、時間的に挽回は無理かもしれません。
いずれにしても、生徒の負担を考えれば、早期の再開が望ましいと思われます。
しかし、依然としてコロナウイルスに脅威は去っている訳でなく、学校再開が新たなクラスターを生み、生徒の集団感染を引き起こす可能性は否定できません。
では、どうすればいいか。
その方策は以前、こちらの記事で書きましたので、それを参考にしてもらいたいと思いますし、また関連の記事を今後も執筆する予定です。
今回議論したいのは、現状の世論や政府の動向を見て、個人的ながら今後どのようなシナリオで学校が再開されるのか考えてみたいと思います。
福岡やいくつかの自治体の中ではすでに、休校による勉強の遅れを取り戻すため夏休みの縮小、土曜登校、7時間授業を視野に検討を表明しているところがあります。
半数以上の自治体は夏休みを短縮や学校行事の縮小は地方を中心に半数以上の自治体が行う見込みです。
このことが意味することは、自治体としては可能な限り早く学校を再開する方針だということです。
コロナウイルスとの兼ね合いで保護者や社会にどのような説明をするかは別として、教育委員会ではこれまで失った授業時間を学校行事を削ったり、休日や放課後を返上して確保することで、年度内に学習指導要領の内容を終了させるという考えであることが伺えます。
これは比較的制度の変更や費用を伴わず、分かりやすく達成しやすい方法ではあります。
(様々な対策案は『学校再開に向けた動きが出始めています。再開した時にどうやって遅れを取り戻すのか。いくつかの案の利点と問題点を考えます。』の記事を参考にしてください。)
しかし、これは教育委員会などやらせる立場の人間にとっては簡単な施策ですが、学校の教員や生徒には非常に大きな負担を強いることになります。
今年度から新学習指導要領になり、小学校の英語などこれまで以上に学習内容が増え授業時間も多くなったのに、それに加えて遅れた分の授業を追加する。
しかも、終業時期はこれまでと同じ。
これは現場にかなり集中的で圧迫された教育を強いることになり、教員も生徒も疲弊するでしょう。
このことが子供をより勉強嫌いにさせる危険性も高いです。
しかも、コロナウイルスの完全収束を待っての再開ではないでしょうから、そうするとコロナ対策をしながら学校の活動を行うようになる。
当然、様々な制約が生まれこれまでのような十分な学校教育は提供できないことになります。
密集を防ぐため、席を開ければ当然一クラス当たりの生徒を減らさなくてはならず、そうすると教室(授業数)は増え、これまでと同じ教員数ではとても手が回らないでしょう。
相当数の教員の追加が求められますが、果たして確保できるのでしょうか(恐らく難しい)。
体育や音楽も体が接触するもの飛沫が起こることはできなくなります。
バスケなどのスポーツや合唱などは行えません。
給食も感染を心配し、お弁当形式で生徒は同じ方向を向いたまま、おしゃべりもなく食べます。
休み時間も外で騒ぎながら遊ぶことは許されないでしょう。
修学旅行や運動会など、学校生活の思い出になる行事も中止または縮小になるでしょう。
こう考えると学校生活は非常に味気ないものになります。
全てに勉強の遅れを取り戻ことが優先され、学校生活の意義は後回しにされるでしょう。
しかも、コロナウイルスの感染リスクを常に考えながら。
ここまでして早期再開を目指す必要があるのか疑問ではありますが、文科省や自治体はこちらの方向で現在話が進んでいるようです。
これを行うのはかなり困難で、お上の要望を満たしながら現場の対応をするのであれば表面的な実施で留まるのではないかと思います。
つまり、やりましたという形式だけは整え、実際にどのようにやって生徒が勉強を習得したかどうか、学校生活を豊かに過ごしているかどうかは二の次ということになるでしょう。
現実的に妥協点を見出せばこうするしかありません。
文科省や教育委員会の体裁を取るために生徒が犠牲になると言っても過言ではないと思います。
最近ますます世論から指示を得ているのに「9月入学」があります。
こちらも以前書いた記事を参考にしてください。
特に受験生とその親からはこの案が当初より出され、世間的にも理解の動きが広まっています。
この時期に3か月も授業が行われないことは受験生にとって致命的です。
しかも、学校や地域、また家庭環境によってオンライン授業などで、休校中でも授業が受けられた生徒とそうでない生徒ができ、学習格差が生じている。
公平性を重視するならばこの不公平をなくすために、9月から新年度として受験生のスタートラインを一律にそろえるべきだという考えです。
(すでに格差が生まれているので差を「0」にすることはできませんが、小さくはできるかもしれません。)
しかし、これは受験生だけでなく学校制度全体に関わる問題で、制度の改定や時期の変更に伴う様々な費用と問題点、そしてこれは社会制度にも関わってくるので、学校教育だけで決められる問題ではないというのが文科省や教育委員会の立場のようです。
一応、選択肢の一つと言って今は否定していませんが、この変更を行うなら今すぐ取り掛からないと、今年の9月には到底間に合わないと思います。
しかし、政府はいまだに「9月入学」を表明せず、準備にも取り掛かっていないように思えます。
すなわち、「9月入学」の意思はないと見なしていいと思います。
残念ながら、今年の受験生は非常にタフな状況に陥ることになります。
そうでなくても新制度で入試が今年度から変わり、その制度自体も去年から引き続き指摘されている問題点に回答も出されないまま、どうなるかはっきりせず翻弄されいるのに、それに加えてコロナウイルスによる休校と学習格差。
本当に不幸としか言いようがなく、かわいそうで仕方ありません。
必要であれば、葛西TKKアカデミーがいつでも力になります。
要点をまとめると、私見ではありますが、文科省や自治体は可能な限り早期の学校再開を目指すでしょう。
そこには「9月入学」という選択肢はないと思われます。
だから、受験生は相当大変な受験勉強をしなければなりません。
受験生以外も、学校の授業が集中的に行われ教員も生徒もかなりの負担を背負わなければならなくなります。
政府としては年度内に学習内容をやったという事実だけが重要なので、生徒が勉強を身に付けているか、学びを楽しんでかは関係ありません。
分からないからと言って一人ひとり指導していく余裕はありません。
形式だけ整えて無理やり進学させるから、生徒の置かれている環境で勉強の格差が生じます。
今の生徒は学校から教育格差を是正する手立てもなく、受験・進学をしなくてはなりません。
しかも、新学習指導要領になる勉強はこれまでより一段と高度なものになっており、合わせてついていけない者は格差をることもできずに学校教育を終えなくてはいけません。
これは教育格差であると同時に社会格差でもあります。
これらは非常に深刻な問題でありながら、学校では解決できないだろうし、文科省や教育委員会が手を差し伸べてくれるわけでもないでしょう。
全ては自分たちでどうにかしろということになると考えられます。
本当に教育の危機です。
弱い立場の者はますます弱くなります。
学びたいものが自由に学べないのは憲法の理念にも反します。
葛西TKKアカデミーはこれを許しません。
学びたくても学べない生徒を助けます。
困ったときは遠慮なく、葛西TKKアカデミーを当てにしてください。
2020.05.06
コロナウイルスの影響で日本の教育は混乱を極めています。海外はどうでしょう。教育の先進国と言われるオランダの公立小学校の例を見てみましょう。
コロナウイルスの脅威が世界を席巻しています。
日本では総理大臣の休校要請により、3月2日から春休み終了まで学校を休みにすることを決めた自治体が多くありました。
その後も収束の兆しが見えず、生徒の安全を考えゴールデンウィーク明けまでに延長。
更に再延長。
中央からの突然の休校の通達により、学校の現場、家庭は大混乱。
学校では、三学期も半ばでまだやり残している授業をどうすればいいのか、年度末の行事の多い時期にどう対応すればいいのか、何よりも早急の問題としてすぐに始まる休校の間、生徒をどうさせればいいか。
十分な時間も与えられず準備もままならないまま休みに入ってしまいました。
家でも急に子供が家で過ごさなくてはならなくなり、親がはたらいている間どうすればいいのか。
特に一人で留守番のできない低年齢の子供のいる家庭では、誰に子供を見てもらえばいいのか。
突然のことに何も分からないまま休みに突入したわけです。
突然の休校と混乱、そして十分な対応がなされないまま月日が過ぎてしまいました。
では、海外ではどうだったのでしょうか。
何か日本のヒントになるかもしれません。
ここではユニセフから「世界一の教育」と認定されたオランダの例を見てましょう。
これはオランダで新型コロナウイルスの脅威が広がり、日本と同じように学校が休校となったとき、実際にオランダに在住していた日本人の母親の話です。
突然の休校
3月15日の午後5時半、政府から学校及び託児所の一斉閉鎖が言い渡されました。
しかも、休校は翌日の16日からとりあえず4月6日まででした。
日本と同様に、オランダの学校も突然のことで驚いたそうです。
なぜなら、3月12日では首相が「学校の休校はない」と発言していたからです。
だから、誰もがまさかこんなに急に発言が覆されると思ってなく、十分な準備はしていませんでした。
更に政府は医療、警察、公共交通機関及び消防等に従事する親のため、学校及び託児所での受け入れを無料で手配すると、緊急提言に付け加えました。
これは学校は休校準備のみならず、そういった職業の保護者をもつ生徒の把握を行わなくてはならないことを意味していました。
テレビの緊急提言の数分後には、日曜にもかかわらずすでに学校から保護者当てにメールが届きました。
その内容は、休校中の預からなくてはならない生徒を把握するため必要な家庭は教えてほしいこと、翌日には教師と遠隔教育を実現する方法について計画立てること、可能な限り最高の教育を提供するため最善を尽くすことだったそうです。
このメールによってこの母親は教育が止まることないのだと安堵しました。
1日目
学校から何通ものメールが届く。
その要点は
1.休校中の勉強は水曜日(翌々日)から始められるように努める。
2.「Social School(学校と保護者との連絡用アプリ)に生徒本人のアカウントを作ること。休校中はこれで生徒と教師がやりとりする。
3.教材アプリを使ってオンラインで行う勉強もある
4.デジタルデバイスやwifi環境が無ければ教えてほしい
ということでした。
オランダの小学校ではデジタル化が進んでいて、通常授業にiPadなどをすでに導入して授業を行っています。
ここで使ているアプリを自宅学習でも活用するのだそうです。
家庭に複数人の子供がいて全員にデジタルデバイスが行き届かないときは、学校が貸し出しなどで柔軟に対応することもできます。
2日目
予告通り水曜には自宅学習用の教材の用意ができ、各家庭が取りに来るように連絡が入った。
日本と同じように感染を防ぐため、可能な限り一人で取りに来て、受け渡しは強者の入り口、イニシャルごとに時差で来校するようにしました。
3日目
教材の受け渡しが行われました。
既にバッグに入った教材が用意され、受け渡しはものの数秒で終わりました。
中には、休校中3週間分の勉強スケジュール、読書記録表、コロナウイルスに関するクロスワードパズル、第二次世界大戦に関するストーリーとワークブック、算数解説プリント、書き取りドリル、新しいノートが入っていました。
(このときは戦争をテーマにした勉強をしていて、その資料をそのまま渡される。)
この時点でオランダの学校の88%でほぼ完全に遠隔教育が実現されたそうで、9割の小学校が似たような速さで遠隔教育の準備を進めたそうです。
4日目以降
こうして自宅学習が始まりましたが、休校中でも教師は生徒と連絡を密に取っていました。
教師はチャットで生徒の質問に可能な限り即答し、オンラインBasisipoortというサイトに教材を用意し、ログインすれば生徒が受け取れるようになっていました。
ドリルなど紙ベースの教材は、一日ごと担任当てに画像をアップロードするようになっていました。
体育の教師が運動のビデオを送ることもありました。
更に毎日あいさつを兼ね教師から生徒へ質問メールも届きます。
内容は「無人島に行くなら誰と行く?」というような他愛もないものですが、これを通して生徒との交流が保たれています。
これだけの体制を突然の休校要請からたった二日で作り上げたことは、称賛に値します。
保護者としては「意外なほどすんなりと移行できた」という印象だったそうです。
オンライン授業よりも自習に重点を置いたのも自宅学習への移行を円滑にした要因ではないでしょうか。
もちろんすでに普段から教育ソフトを活用し、生徒も教師も慣れていたことも大きいと考えられます。
オランダの授業は日本ほど講義中心ではなく、教わるというより自分で学ぶというスタイルがメインなので自宅学習でもさほど支障がなかったのかもしれません。
以上が、オランダの小学生の母親の体験と感想でした。
日頃の教育に対する取り組みの違いが、この有事における対応の違いとなって現れたのではないでしょうか。
いち早くデジタルデバイスを普及させ、日頃からこれらに慣れていたので、自宅学習になってもさほど移行に問題が起きなかったようです。
日本も随分前から導入を言われていたのですが、実際には遅々として進まず、今回の件で慌ててオンライン授業とか叫んでいますが、とても間に合いません。
そして、各学校がほんの二日で休校中の課題を用意できたのは驚きです。
これは教員の教育に対する責任感からか、熱意からなのか。
学校システムの違いも関係するかもしれませんね。
(日本では現場任せでありつつ、裁量の自由度は非常に低いと思います。)
また、学習スタイルも「自ら学ぶ」というもので、日本のように学校に頼りっきりの教育でないことも、自宅学習が可能だった理由でしょう。
そして何よりも、早い時点で学校及び政府が「教育の保障」を明言したことにより家庭の不安を取り除き、安心感を与えられたことが最も大きなカギのように思われます。
こうして心に余裕ができれば、家庭も協力的でいられるし、実際に毎日の教師とのコミュニケーションが目に見えて分かり、学校が実際に子供への教育を疎かにしていないことがはっきりと伝わるのも重要なポイントだと思います。
先行きが全く見通せず不安ばかりの日本の教育とは大違いですね。
オランダの例は大きな社会レベル、学校などの組織レベル、そして家庭や生徒と教師など個人レベルの各レベルにおいて非常に参考になると思います。
しかし、だからと言ってこれらをそのまますぐに日本に当てはめることができるかというと、そうはいきません。
体制が違いすぎます。
では、どうすればいいのでしょうか。
オランダの実践から得られた教訓に学びつつ、日本の現状にどう向き合うか。
文科省や自治体が明確な指針や具体的な対策が示されないのであれば、個人レベルで対応するしかないのではないでしょう。
そして、葛西TKKアカデミーが困ったときは必ず力になります。
どんなことでも構いません。
先ずは相談してください。
救いを求めていることを知らせてください。
そうすれば私たちの手が届きますから。
2020.05.05
学校再開に向けた動きが出始めています。再開した時にどうやって遅れを取り戻すのか。いくつかの案の利点と問題点を考えます。
緊急事態宣言の延長を受けて多くの学校は5月いっぱいまで休校の見込みです。
政府は状況をみて宣言の短縮もあり得ると言っていますが、学校は今月中や休みとみていいでしょう。
まだ、具体的なことは何も決まっていませんし、決まったとしてもその準備には時間がかかります。
問題は6月以降はどうなるかです。
文科省はいろいろ考えているようですが(考えているようなそぶりですが)、いつも最後は自治体の判断に任せるというだけです。
学校再開後のクラスター発生と感染の拡大が起きたときの責任逃れのようにも聞こえますが、本日は学校再開後はどうなるのか議論されている政策案について考察してみます。
1.夏休み短縮や土曜登校などで通常以上の授業時間の確保で遅れを取り戻す
今、多くの自治体で考えられているのがこの案です。
3月から考えれば3か月分、6月以降も休校が続くなら更にそれ以上の授業数が行われないままとなります。
学校再開時にはそれを取り戻さないといけないのですが、問題はどうやってこれだけの時間を確保するかです。
既に学校行事の縮小や中止も検討されていますが、それだけでは当然足りません。
そこで考えられているのは一日の授業時間を7限目までにし、加えて土曜授業、それから夏休みを短縮して失った分の授業時間を確保するというものです。
利点としては予算が少なくて済むし分かりやすく実行しやすいという点があげられます。
しかし、子供たちへの負担はかなり大きくなります。
子供たちが楽しみにしている夏休みや年中行事を削って、学習意欲が保たれるのだろうか。
これまで以上に勉強に取り組まなくてはならず、集中力が持続するだろうか。
家族や友達と過ごす自由な時間、自分の好きな趣味などに費やす時間も人間の成長を考えたとき重要なのではないか。
単純な時間のつじつま合わせになって、学習効果が本当にあるのか。
反って勉強が身に付かず、勉強嫌いの子供をより多く生み出すのではないか。
様々な問題点が指摘されています。
緊急事態だからと言ってなりふり構わず子供たちの時間を奪うことは、子供たちの健全な育成につながらないと思います。
教育の目的はただ決められた学習事項をやればいいというものではありません。
また、教員も休みが削られた分過剰労働となり、十分な教育ができるのか。
そうでなくても最近、学校教員はブラックな仕事だということで問題になっています。
そうでなくても過労死ライン越えの過重労働が指摘されているのに、更に過酷な状況で授業の準備もままならなくなるでしょう。
特に夏休みは、教員は休みではなく研修などをたくさん受けるときで、それができなくなることで授業の質が落ちるのではないかという懸念もあります。
また、部活では大会やそれに向けた練習もありますが、これではまともな部活動はできないでしょう。
生徒の中には部活での進学を考えている人もいますが、当然彼らには不利になります。
これらの問題点を考えると実行は簡単ですが簡単に話を進めていいものでもないでしょう。
詳細までよく検討し、指摘される問題点をいかにクリアしていくかがカギとなります。
しかし、現実的にはかなり厳しい問題で、やるならどこかでしわ寄せが出るでしょう。
そのしわ寄せを誰が被るのか、きちんと納得して受け入れられるのかという問題も出るでしょう。
2.先端技術を使って授業のスピードを上げる
これは学校で重点的にする内容と学校では簡単に済ませる内容を分けてメリハリをつけた授業を行うというものです。
家庭学習等で生徒が予習を行うことで授業に要する時間を短縮できる。
練習問題や宿題はICTを活用して、生徒それぞれのレベルにあったものを提供することで、生徒の習熟と習得を図りつつスピードを上げて勉強を進めます。
これは学校の年間スケジュールは大きく変えないので社会的影響は少なくて済みます。
しかし、スピードが上がるということはそれだけついてこられなくなる生徒が増える可能性が高いということです。
休校中の過ごし方ですでに生徒間には教育格差が生じていると言われます。
この方法はそれを更に拡大させる恐れがあります。
また、生徒が学習内容をきちんと理解しつつスピードを上げるということは、教員の腕により左右されるということでもあります。
能力のある教員ならいいのですが、そうでない場合、どんどん先に進むだけで誰もついて来ていないということもあり得ます。
特にICTなど最新技術の経験が浅い教員ならば、その力を十分に活用できず、技術的トラブルが起きたときの対応もできず、反って授業以外のところで時間を取られ進度が遅れるのではないかという心配もあります。
授業を駆け足で行うということは、その分家庭学習など生徒に頼る部分も大きくなり、更に新指導要領が目指す探求的にな学びができなくなるということでもあります。
実は今年度から学習指導要領が改定され、これまでの暗記中心知識偏重型の教育から自分から考え探求し問題解決を目指すアクティブラーニングなどを含む「21世紀型」の教育に変わります。
これは小学校から大学まで巻き込む大改革で、それに伴い授業内容やカリキュラムが評価方法など大きく変更されています。
これまで以上に学習活動が濃厚になる中、コロナウイルスの拡大が起こり、そうでなくても教員も未経験でどうなるか手探りの状態なのに、更にスピードアップして本当に全ての学習内容を目的通り終わらせることができるのか疑問です。
3.9月入学
三番目は「9月入学」です。
これはちょうど先日触れたばかりなので、そちらを参考にしていただきたいと思います。
これはコロナ以前から海外の年度と合わせることになり、これまで海外の学校に入学するには年度が違うため半年待たなければならなかったが、この問題を解消できるということになります。
しかし、これを行えば保育園から大学まで全ての生徒児童を半年ずらさなければならず、その混乱は単に学校教育に収まらず、就職など社会全体に及ぶでしょう。
受験生は9月からスタートを仕切り直しできるので、このまま4月入学に合わせた受験よりは楽になり、コロナによる混乱と休校の影響を小さくでき、より公平で公正な受験が可能となるでしょう。
入試は教育改革に伴い大きく様変わりする予定で、初めての入試様式に向けて文科省も準備を続けてきただけに、簡単に変更はしないように思えます。
しかも、コロナウイルスの影響のある今年度だけ行うものではなく、一度変更してしまえばその後もずっと続くものであり、様々な制度上の変更も必要になってきます。
文科省や自治体に今それをやる余裕があるのでしょうか。
コロナウイルスだからと言って、それに便乗するようなやり方で変更すべき問題でもないという指摘もあります。
半年ずらすということは半年分の費用が余計にかかるということでもあります。
(更に、半年卒業が遅れるということは半年分の収入が減るということでもあります。)
4.学習内容の削減
休校が長引きすでに3か月分、状況によってはこれから更に多くの授業内容が停止状態になります。
学校が再び始まっても本当にこれらを取り戻せるかかなり怪しくなっています。
物理的にも休校中の勉強の回収は難しいと思われ、それならば今年度の学習内容は特別にカットするという考えです。
手続等多少の労力は必要になるでしょうが、文科省がどの内容を今年度は省略するか示すだけで実行は比較的楽でしょう。
(やらない分を来年度に回すなどすることで授業内容を取り戻すのに余裕ができます。)
焦って急ぐ必要もなくなるので、生徒も教員もゆとりをもって授業に取り組めます。
しかし、内容のカットは制度上文科省が決断しなければならないことで、各学校自治体が勝手にすることはできません。
今のところ文科省にはこの動きはないように思われます。
また、学習内容によってはカットが難しいものもあります。
特に英語や数学など、積み上げ式の色合いの濃いものはその内容選定は厳しいでしょう。
更に、受験に学習内容の変更を反映されるようにしないと、入試で最も重視される公平性と公正性が確保できません。
また、「ゆとり教育」のときがそうであったように、未修学部分が社会人となったときに不利になることも考えられます。
以上、四つの案について考えてみました。
いずれも長所と短所があり、完ぺきな解決方法はありません。
との痛みは回避しどの痛みは受け入れるかという問題かもしれません。
また、入試を考えると遅くとも夏休み前までには方針を決めないと受験の混乱は必至でしょう。
(一般的に、入試問題は6月くらいまでに内容が検討され10月くらいには印刷されるからです。)
今回、話を一番ややこしくさせた原因は文科省が全国一律ではなく、各自治体ごとに対応を任せてしまったことでしょう。
これにより再開した時に、休校中の勉強の対応だけでなく格差縮小の対応もしなくてはならなくなりました。
地域ごとの状況が違うとい意見は分かるのですが、全ての生徒が同じように進学することを考えると、ここは文科省がリーダーシップを発揮し、早くから全国の学校に同等に、この異常事態にどのように対応していくかを示すべきでした。
今となってはもう遅いのですが、これが非常に残念でなりません。
どのようなシナリオになるのかはまだ分かりません。
これまでの対応を見る限り、政府は対処が遅く思慮も不十分で決断力にもと欠けると言わざるを得ません。
だから、政府の対応を待ってから行動するようでは、結局生徒が一番損害を被ることになります。
そうならないためにも、どのような事態にも対応できる備えをすることが利巧です。
葛西TKKアカデミーはそのために皆様の力になる用意があります。
お金とかいろいろ心配もあるでしょうが、今はそんなことは置いておいて、とにかくご相談ください。
今、ここで何とかしないと子供たちの一生に関わります。
ためらわないで、先ずは行動してください。
葛西TKKアカデミーは助けを求める手を決して離しはしませんから。
2020.05.04
家庭学習の勧め。親が教えられなくてもいい、一緒に悩みもがく経験を共有することで、子供は大人が自分たちのことを考えてくれると信頼と絆が深まります。どうしても教えられないときは葛西TKKアカデミーにお任せください!
コロナウイルスによる休校が長引く中、学校での勉強ができない状況で家庭学習の果たす役割はますます大きくなっています。
学校が再開するまで待っていたら遅れた勉強が取り戻せなくなる可能性が非常に高くなってきました。
小学校、中学校、高校、それぞれに与えられた時間内に定められた勉強が終わるのか非常に怪しくなっています。
特に最高学年ではもうこれ以上残った勉強を次年度に先送りすることはできないので、最悪切り捨てになるかもしれません。
特に入試を控えた生徒にとって、この時期の遅れは死活問題です。
(この混乱の中、来年度の入試はどうするか文科省からの提示はまだありません。)
「きっと勉強は学校が何とかしてくれる」と信じて勉強を学校に任せっきりでは万が一の時取り返しのつかないことになります。
(そして、実際に間に合わなくなる見込みが高くなっています。)
後で後悔しないためにも、今できることをやらないといけません。
学校に任せるのではなく、自分たちで勉強を進めどのような状況になったとしても対応できるように予防線を張っておく必要があります。
だからこそ、今ほど家庭学習が重要な時はありません。
しかし、保護者の中には、「自分が勉強を教えるなんて無理」という方もいるでしょう。
今日はそのことについて述べたいと思います。
親が家庭で教えるコツとそのことの持つ意義について考えます。
そして、どうしても勉強を教えることが困難な場合は、安心してください、葛西TKKアカデミーが必ずお力になります。
コロナウイルスでも安心なオンライン授業もありますし、小規模個別指導塾なので「3密」にもなりません。
だから、最初から投げ出さず、先ずは家庭学習にチャレンジしてみてはいかかでしょうか。
家庭学習で見せる親のその姿勢が子供に単なる知識の習得以上のメッセージを伝えます。
「自分は勉強ができないから子供に教えることができない。だから家庭学習なんて無理。」
このようにお嘆きの家庭も多いと思います。
だから、自分が教えられない分は塾で教えてもらう。
それはそれで間違っていません。
親が勉強を見られたら何の問題もないでしょう。
でも、それができないから家庭学習をしないというのは少し違います。
家庭学習には勉強を学ぶ以外の効果があるからです。
家庭学習が持つ最大の強みは親子が時間を共有できることにあります。
同じ問題に取り組み、一緒に悩み、色々話しあって解決に向かう。
この経験を共有することが、親子間の信頼や親密な関係を育てるのです。
これこそが家庭学習の最大の意義だと思います。
分からなくていいのです。
お互いにアイデアを出したり、時には本やインターネットで調べてみる。
解けなければ、塾や学校の先生に子供が聞いて、帰ってから親に説明する。(この説明する行為も子供の習得に役立ちます。)
こうして共通の話題を持つことが、何でも話し合える環境を作ります。
このことは、外部からは分かりにくいいじめなどの学校で子供たちが抱える問題の早期発見につながります。
子供が孤立してしまうと問題はどんどん大きくなり、気づけば取り返しのつかないことになりかねません。
そうしないためにも親子で健全な人間関係を築くことは大事です。
「分からないから自分でやりなさい。」
「先生に聞きなさい。」
と言われると、子供たちは突き放されたような気持ちになります。
面倒かもしれませんが、子供たちに付き合ってあげてください。
コツとしては時間を決めるといいでしょう。
そうすれば、お互いにだらだらを時間をかけることもなくなります。
1時間だけでもいいので、一緒に考えてあげてください。
この経験が先ほど述べた信頼を築くのであれば、十分にやる価値はあります。
できれば小さい時から習慣として家庭学習ができるといいでしょう。
そうすれば、大きくなっても無意識にお互いに何でも話せる関係でいられるからです。
子供は成長に伴い、様々な壁にぶつかります。
そんな時、周りに信頼できる大人がいることが大きな救いになります。
そのための準備として家庭学習をお勧めします。
「やりなさい」と言うだけでなく、一緒に寄り添ってあげてください。
2020.05.03
学校再開はどうなる?昨日に引き続き考えてみます。文科省が再開に向けたガイドラインを示しました。小学1年生、小学は6年生、中学3年生優先の分散登校とは何でしょう。
コロナウィルスによる学校の一斉休校から二ヶ月が過ぎ、更に休みは延びそうです。
ウイルス感染が比較的少ない一部の自治体では近々学校再開のようですが、多くの地域では少なくとも後一ヶ月は休校が続きそうです。
当初の見込み以上に休校が長引き、社会的にもこれ以上休みを延ばしていいものか議論されるようになってきました。
文科省はただちにではないが、いずれ学校を再開せねばならず、その時に向けたガイドラインを5月1日に提示しました。
そこには次のようなことが書かれていました。
1.クラスを複数グループに分け、それぞれ別の教室で授業を実施
2.時間帯や日によって登校するクラスや学園を分散
3.小1、小6、中3の3学年の登校日を優先的に設定
4.小さい兄弟の世話をするなどしていた児童生徒が登校日となった際の兄弟の居場所確保
5.調理実習や密集を伴う運動など感染リスクの高い授業を当面見送り
6.給食を弁当方式に変更
7.休んだとしても欠席扱いにならない
いずれも新型コロナウイルス感染を防ぐために、俗に言う「3密」を避ける方策です。
確かに学校はまさに「3密」の環境でまともに学校再開をすればクラスター化し、児童生徒間の感染拡大は目に見えています。
更に現場としても窓を開け換気、まめに校内を消毒、子供や教員のマスク着用、手洗いの励行、対面式の給食を止める、休み時間などの会話を極力避ける、全校朝礼などの行事は必要最小限に短くし校内放送などを活用し生徒が密集しないようにする、いくつかの学校行事の中止などが考えられています。
「コロナウイルスとの闘いが長期化する」という政府の認識に基づき、いつまでも家にこもってじっとしているのではなく、コロナウイルス感染リスクを抑えつつ学校教育を再開する方針に文科省も変わるようです。
まずは、これまでの全校生徒全員による完全な休校ではなくガイドラインにあるようにグループを小さくし、登校時間をずらすなどすることで空いた教室を使って、生徒を分散させ授業を行うようです。
登校する学年やクラスを日時によってずらし登校日を確保します。
スペースや教員が確保できない学校は小学1年生、小学6年生、中学3年生を優先的に登校日を設けます。
小学1年生は学校そのものが未経験で他の学年より教員による対面での学習支援が必要で、小学6年生と中学3年生は卒業や進学が迫っているから他の学年より優先されるそうです。
飛沫感染を避けるため可能な限り発話は避け、音楽の授業では歌唱は行わず音楽鑑賞が中心となります。
体育も接触や密集が起きやすい運動は止め、給食も配膳の過程での感染を防ぐため弁当容器になるそうです。
このような対策を文科省は示しましたが、学校再開の決定はあくまでも地域の自治体の判断にゆだねるとのことです。
緊急事態宣言は全国規模で行われる見込みなのに対して、学校再開は地方任せという状況に各自治体では困惑を隠しけれないようです。
学校教育という全国の生徒が受ける制度に対して、地域格差が生じてしまうことに対する反発、国の責任逃れという意見も見られます。
いくら学校再開後に勉強の遅れを取り戻すように時間を確保すると言っても、休校は6月半ばまでが限界という声も聞かれます。
つまり、コロナウイルスが収まらないからと言っていつまでも休校を続けるわけにはいかず、続けるならば学校制度そのものの抜本的見直しが必要になるうことです。
それならばなおさら早期の決断が求められるのですが、緊急事態宣言が足かせとなって明確に判断ができない状況になっています。
このように文科省は学校再開を念頭に向けた方向にかじを切ったように思われますが、示されたガイドラインに関していくつかの批判があるのも事実です。
一番の批判は現場の問題です。
このようにグループを細かく分け、生徒を分散させて登校させるということは、それだけ人手が必要になるということです。
ガイドラインには登校日と明記されていますが、授業を行うとは書かれていません。
それでも授業の実施が前提なのでしょう。
だとすれば、一クラスを三つに分ければ行う授業数も三倍になります。
当然それらの授業を行うには教員が三倍必要になると考えるのが普通でしょう。
果たして、これだけの人材を確保できるのでしょうか。
また、生徒体を小分けに登校させるということは、それだけ授業に必要な時間が増えるということです。
そうでなくてもすでに一斉休校から多くの授業時間が失われています。
それを取り戻しながら更に授業数も増やさないということは物理的に可能なのでしょうか。
時間確保が十分でなければ当然進度は遅くなります。
本当に卒業までに必要な勉強を全て終わらせられるのか疑問です。
もちろん実施するとなると現場の教員への負担が非常に大きくなります。
タイミング悪く今年度から教育改革で学校の授業内容が大きく変わります。
小学校の英語やプログラミング、アクティブラーニングなどこれまでとは大きく異なる授業が求められています。
不慣れな授業に学校の先生も十分準備ができているとは言い難く、うまくはいかないだろうから余計にゆとりある教育が求められるのに、今回の事態はそれをすっ飛ばしてしまいました。
内容が増えた分授業数や時間割もいっぱいいっぱいで、学習内容を維持したまま分散登校、遅れの挽回は現実的に無理なのではないかと思います。
(形式的にやったという事実だけを作りたいのならできるでしょうが、生徒の学びを考えるならばいい加減な形だけの教育はしてほしくありません。)
最後に、優先する学年を文科省が表したということに対しての批判もあります。
以前、大学入試で民間の英語検定を入試の一部に組み入れるとしていたことに公平性と平等性の点から大きな反対が起き、結局来年の共通テストから民間試験の導入は外されました。
教育は全ての生徒が等しく持つ権利であり、それに差をつけることは憲法に違反するというものです。
今回のガイドラインも同様に優先すべき学年を決めることで、教育を受ける権利に反するのではないかということです。
確かに小学1年生、小学6年生、中学3年生も大事ですが、他の学年も同様に大事ではないかということで、今回の件はひいきや差別につながるのではないかという考えです。
以上のような問題点がガイドラインに対して指摘されています。
一斉休校になり自宅学習と外出自粛が続く中、学校も家庭もかなり疲弊してきています。
出口の見えない災難に誰もが不安になってストレスもたまっています。
できれま早くこの状況から脱し、通常の生活に戻りたいものですが、今の政府の対応を見ると、それはなかなか望めそうにありません。
勉強に関して言えば、学校が何かをしてくれるまで待つのではなく、自分たちで自己防衛をしないといけないと考えます。
そうでないと事態はどんどん悪化し、最終的には手遅れになるかもしれません。
もちろん各家庭で事情は違います。
しかし、全ての子供たちに教育の機会を十分に与えることは大事です。
葛西TKKアカデミーが皆さんの力になります。
状況が厳しいからと諦めないで、先ずはご相談ください。
難しい状況ですが、頑張って乗り越えましょう。
2020.05.02
緊急事態宣言が5月末まで延長される見込み。それに伴い休校も延びそうです。いつ再開か見通せない中、「9月入学」が取りざたされるようになってきました。年度開始を変える「9月入学」とは何か考えてみたいと思います。
4日に正式発表となるそうですが、政府はコロナウィルスの感染に伴う非常事態宣言を5月いっぱいまで延長する見込みです。
それに関連して学校の休校もさらに延びそうです。
期日直前になっては延期を繰り返す中、生徒や保護者の間ではいつ終わるとも知れない自粛生活に疲労がたまっているようです。
勉強の遅れや学校生活、進学など様々な心配があり早期の学校再開を望む声と、新型コロナウイルスの脅威を考えると安全が確認されるまでは我慢するしかないという意見が入り混じっています。
そんな中で「9月入学」や「分散登校」が最近話題となっています。
「9月入学」と「分散登校」ついて今日と明日で、どういうものでどんな利点があり問題点があるのか考えてみたいと思います。
「9月入学」はコロナウイルスで学校が一斉休校になった初期から提案は出ていました。
一部の高校生は署名活動を行って「休校を繰り返すより、思い切った延期」を求めていました。
しかし、当初は政府もこれほど長引くとは思わなかったようで、設定された休校期間が終了すればすぐに学校を再開し、そこからいかに迅速に勉強の遅れを取り戻すかという点に議論が集中していました。
でも、現実にいつまで経っても感染の収束が見えず、繰り返される休校の延長に人々の不安も増し、早期の再開は諦めて、むしろ時間を置いてしっかり感染予防、事態の収拾がなされてから学校を始めればいいという考えが広がるようになりました。
なぜ「9月」かというと、欧米の新年度は9月スタートだからで、こうすることで日本と欧米の学校との日程をそろえることで就学がよりスムーズになるからです。
(この海外留学の関連においての「9月入学」は随分前から言われていました。)
例えば、アメリカに留学しようと思うと、日本で4月に卒業した学生はアメリカの年度が始まる9月まで待たなければなりませんでした。
それが年度をそろえることで卒業してすぐにそのまま海外の学校に入学できるのです。
確かに利便性を考えるとこちらの方がいいですし、半年の空白を作らなくてもすみます。
しかし、今回のコロナウィルスの件で「9月」でなければならない理由はありませんし、あくまでも「この際だから9月にしましょう」という程度の意味で9月でなければ絶対にいけないという訳ではありません。
(変化のいいきっかけと言えばそうなのですが、前からあった流れに乗っかったというだけにも見えます。)
ただ、コロナウィルスの脅威が9月に完全に消え学校再開ができる状態になっているのかは誰にもわかりません。
「9月入学」で準備を進めていて、また再開延期となった場合はどうするのでしょうか。
ある専門家は脅威でなくなるには1年半以上かかるという人もいます。
逆に早期に収まった場合、やはり9月まで待たないといけないのでしょうか。
政府は今のところ「9月入学」を選択肢の一つとしてシミュレーションしていると言って、採用にはさほど積極的ではないように思われます。
理由としてはこの変更が学校教育のみにとどまらず、社会全体の仕組みの変更を伴うからで、もう少し慎重に議論したいみたいです。
確かにコロナウィルスの混乱に乗じて決めていい問題ではないかもしれません。
しかし、いつまで経っても再延長が繰り返され、いつから学校が始まるのか明確な目標がなく分からないまま日々を過ごすより、ある程度日程が決まった方が家庭としても社会としてもそれを考慮に入れて考え行動することができるのでいいという意見もあります。
特に受験生とその保護者にとっては、この大事な時期に3月も含めてもう二ヶ月も学校の授業が行われないという異常事態に不安が広がっています。
しかも、休校の度合いは都道府県によってまちまちで、勉強の地域格差が取り上げられ、受験に一番重要な「公平性」の観点から、来年の入試はどうなるのかという心配の声が上がっています。
地域に限らず、公立と私立の学校格差も問題になっています。
私立学校は積極的にオンライン授業を展開し課題もしっかり出して休校中も勉強が途切れないように進めています。
一方、多くの公立学校はオンライン授業に必要な環境整備が非常に遅れ、勉強は停止状態、課題もこれまでの復習が中心で先に進めない状況です。
(政府は必死にオンライン環境を整えようとしていますが、そんなにすぐには整備できないようで、これまでの受験を考えると入試の準備は間に合わないでしょう。)
同じことは家庭環境にもよります。
経済的にゆとりがある家庭は塾や家庭教師など様々な手段で勉強の遅れを取り戻せるでしょうが、そうでない家庭は子供に十分に必要な勉強の機会を当てえることは難しいでしょう。
(特にコロナウィルスのせいで家計が減収となり出費が増えている中で。)
このような教育格差を縮める手段として「9月入学」が注目されています。
こうすれば、みんな同じように準備して来年6月(?)の入試に間に合うということです。
冬のさなかに受験するより、この時期の方が体調を崩したり、気象による混乱も起きにくいのでいいという意見もあります。
もう一つの問題は移行をどのように行うかということです。
4月から9月に入学をずらすということは、4月から9月生まれの生徒はどの学年に入るのでしょうか。
学年を繰り上げるのか、繰り下げるのか。
いずれにしても明確な理由でだれもが納得できるように調整することは難しいと思われます。
いきなり学年を上げられたり下げられたりしても生徒は当惑すると思います。
同級生がいきなり先輩や後輩になるというのは大きな戸惑いになります。
(部活などを始め学校では先輩後輩関係が未だに強く学校生活に影響していますから。)
一つの案として2020年度は移行に伴い1年5か月にするというものがあります。
こうすることで足並みをそろえようというもので、9月にまだコロナウィルスが残っているとしても今ほどの脅威ではないだろうから、そこから休校しても一ヶ月ぐらいで、これなら勉強の遅れも比較的楽に取り戻せるだろうということです。
ただこれは決まっていることではないので、学校の現場が準備をしても無に帰するかもしれません。
これまでも学校の先生方は政府の方針に従って課題や再開時の準備をしていました。
しかし、これまでの政府の動向はいつも直前で決定し、これまでの準備は無駄になり、急に決められた新たな指針の基づく準備がしっかりできないという問題があります。
これが現場に強い不信感を抱かせています。
いつも政府の見解はあいまいで、なかなかこちらの求めていることに答えてくれません。
そして、あやふやなまま時間が過ぎ、決定がなされたときは手遅れ。
だからいつも後手後手。
こんな国難だからこそ、政府にはしっかりリーダーシップを取ってもらって国民に安心と希望を持たせてほしいのに、どうも現政権には責任逃れと面子の維持が大事で国民生活は後回しになっているように見えます。
(特に海外の先進国の対応と比べるとこれは否めません。)
個人的には「9月入学」でも早期再開を目指すでもいいですが、未来を担う子供たちのことを第一に考え、自分たちが彼らの将来を大きく左右するのだという自覚をもって、最善の判断を下してほしいと思います。
全体未聞の大混乱、子供たちは様々な面で損害を被っています。
学校生活におけるいろいろな行事など、彼らの貴重な青春が奪われているのです。
勉強もそうですが、彼らの人生という面からも手厚いケアと将来に向けた十分な保証が求められると考えます。
2020.05.01
書籍紹介『五分シリーズ』(河出書房新社)外出自粛だから本を読もう。五分で読めるから本が苦手でも大丈夫。たくさん読めば読解力が身に付き、考える力が育ちます。
コロナウイルスで外出ができず、家で時間を弄ばしている生徒がたくさんいます。
せっかく時間があるのだから本を読んでみてはいかがでしょうか。
本を読めば勉強の基礎になる読解力が身に付きます。
とは言っても、読書が苦手という人にお勧めなのが、河出書房新社の『五分シリーズ』です。
オンラインで購入ができますし、スマホやi-padがあれば電子書籍で読むことができます。
とてもお手軽で面白い話ばかり。
最近の生徒たちは本を読まなくなったと言われます。
しかし、実際には昔に比べ小中学生の読書量は増えているそうです。
その理由は「朝の読書活動」で、これは文科省が2001年に掲げた「朝の読書活動の推進」に基づき、多くの小中学校で実践されています。
この通称「読活」のお陰で、小中学生の読書量が増えたとのことです。
学校において取り組みは様々ですが、だいたい朝の10分から15分程度を使って生徒たちに読書をさせています。
このような背景もあり、学級図書として短い時間で読める短編の読み物の需要が高まっているようです。
このシリーズは5分で読めるというコンセプトで、一冊に10本ほどの短編集となっております。
何百ページもあると、その量に圧倒されなかなか手がつきませんが、これならば途中でやめても中途半端になりませんし、非常に取り掛かりやすくなっています。
内容も「感涙」から「衝撃」まで幅広く、好みに応じて選ぶことができます。
もともとはweb投稿コンテストへの投稿物でしたが、非常に人気が出て書籍としても扱えるようになったそうです。
新人作家が中心とはいえ、内容のいいものばかり集められ、意外などんでん返しがあったりして面白いです。
SNSが普及している現在、生徒たちの言語活動は非常に限定的で、毎日同じメンバーと同じ内容のコミュニケーションを繰り返すようになっています。
昔なら、そのようなツールはないので嫌でも様々な人と触れ合わなくてはならず、自然と多様な考え方に触れ理解力と表現力が養われてきたものでした。
しかし今はそうではなく、私も現場で生徒たちを教える時、これらの能力が非常に低下してきているのを感じ、危惧しております。
どのような形であれ、様々な言葉に触れる機会を作る必要があります。
なぜなら言語は直接思考と結びつき、言語の貧困はそのまま思考力の貧困につながるからです。
取り掛かりやすい者から読書を始め、やがてその面白さに引き込まれ、どんどん本を読んでもらえることを期待します。
非日常的な物語は刺激的で、生徒たちの想像力を培うのにも役立ちます。
それは与えられたものを正確に読み取る力に加え、自己表現、自ら創造する力にもなります。
現在、文科省は知識偏重の学習ではなく、学んだことを活用し始めから答えの定まっていない問題まで対処できる人材の育成を目指しています。
それが今、着々と進められている教育改革の基盤の一つです。
これに対応できない生徒は、今後の勉強や受験において非常に困ります。
そうならないためにも、この『五分シリーズ』は考える力を養い、より高度な学びへの入り口として最適かと考えます。
せっかくの休みを有効に活用し、自分を磨き上げるためにも『五分シリーズ』を活用してみてはいかがでしょうか。
2020.04.30
数学を早く解けるようになろう!
数学の成績がなかなか上がらない人はどうしてでしょうか。
原因はいろいろあると思いますが、今回はスピードアップという点に着目して、どうすれば早く解けるようになるか考えましょう。
テストで点数が取れない理由として「時間が足りない」というのがあると思います。
つまり、問題を解くのに時間がかかりすぎて、全てを解くには時間が間に合わないということです。
では、どうすれば早く解けるようになるのでしょうか。
そのコツとして二つのことについて述べていきたいと思います。
1.問題のパターンが分かるようになる
これまで数学の問題にはある程度決まったパターンがあり、そのパターンに合わせて解法が決まっていました。
従って、このパターンが瞬時に分かることが時間を縮める大きなカギとなります。
定期テストでは特にこの点が大きく、テスト範囲で授業で実際にやったもの、課題の問題集の中にあるものがほぼそのまま出されることが非常に多いです。
テスト範囲の問題だけでも全て解ければ80点以上は取れるでしょう。
毎回の定期テスト、その範囲の中にある問題のパターンを着実に身に付け、その積み重ねが受験や学力テストで大きくものを言うのです。
では、どのようにすれば問題のパターンを判断し解法が瞬時に思いつけるようになるのでしょうか。
先ずは、先ほども述べたように、授業中にやった問題、教科書や問題集の問題を繰り返し解くことです。
問題を覚えてしまうくらいやれば、テストで問題を見ただけですぐにパターンを見極められるようになります。
(数学の問題の基本パターンはかなり限られています。)
パターンを覚え繰り返す。
単純作業ですが、そうすることで数学が身につき多くの問題を素早く解けるようになります。
「どうすればいいんだ」とテスト中に悩むようでは、時間が足りなくなるのも無理ありません。
特に受験では誰もが解ける問題を確実に正解にすることが重要で、合格のための基礎条件になります。
(誰もが止める問題を落とすと他の人より大きく後退になるので。)
だから、基本的な問題を素早く確実に解くためにも、数を多くこなし、それを積み重ねるように訓練してください。
応用問題も基本パターンの組み合わせだと思えばいいです。
受験などでは過去問をしっかりやり、どの公式、どの解法が組み合わさっているのか問題を解きながら理解してください。
ここでも質より量が大事です。
同じ学校ならば、過去に出た問題と似たような問題が繰り返し出ることが非常に多いです。
過去問をやることはそのパターンを理解することにつながります。
これを怠ると大きな差になり、合格が難しくなります。
今年度から教育改革で、これまでの知識偏重型の教育から脱し、身に付けた知識を応用しこれまで自分が経験したことのない問題も解けるようにするという方向に教育が変わるとうたっています。
しかし、だからこそ基礎がきちんと身についていないとどんな問題でも解けなくなってしまいます。
数学のコツの一つは基本パターンを理解し身に付けることで、それにはとにかく問題を沢山解くことが不可欠です。
こうすることで問題を解くスピードが速まります。
2.丁寧な計算
二つ目として丁寧な計算を挙げたいと思います。
よく「計算ミスだ」と言いますが、間違いには変わりません。
計算ミスなら許されるわけではありません。
式そのものが違うのも、繰上りを忘れるのも、式を写し間違えるのも、どれも同じ間違いです。
小さなことでも凡ミスをなくすことが大事です。
これをやってしまうとせっかく時間をかけて解いても何の意味のなくなってしまいます。
途中で行き詰まって最初から見直しなんてしていれば、テスト時間はすぐに終わってしまいます。
このような時間のロスを防ぐためには普段から丁寧に問題を解く癖をつける必要があります。
「時間がかかって面倒くさい」と思わず、先ずは丁寧に解くことから始めてください。
練習すればスピードは後からついてきます。
逆にいくら早くても最初からいい加減であれば、それを正すのにはより多くの時間と手間がかかります。
特に「6」と「0」など、雑な文字で間違えるようなことがないように、始めは時間がかかっても丁寧に書くように心がけてください。
ノートは計算スペースを大きくとって字や図形も大きく書きましょう。
そうすれば見やすくなり、理解もしやすくなります。
見直しをするときもすぐにわかるので時間の短縮になります。
また、特に計算問題などでは問題の写し間違いに注意し、いつも以上に慎重に書いてください。
冷静に焦らず丁寧にやる癖をつければミスも減り、見直したときも間違いにすぐ気づけます。
スピードは後からいくらでもついてくるので心配しないで大丈夫です。
基本的パターンが身につき、正確に問題が解けるようになり、取り組む問題の量が増えれば、自然とスピードも上がってきます。
この段階になれば、問題を解くときに時間を設定したり、自分が何分かかって解いているか記録したりして、時間を意識するようにしてください。
本番で見直しをする時間のことを考えると、練習では問題を解く時間は少し短めに決めるといいです。
こうやって短い時間で解けるようになると、実際にテストをするとき、問題のやり残しがなくなるだけでなく、見直しの時間も解くことができるようになり、テストの点が上がることは間違いありません。
数学の基本は繰り返しでつまらないと感じる人も多いと思いますが、あまり深く考えずにとにかくやるのが肝心です。
一心不乱にやっていれば、知らない間に数学はできるようになっているものです。
2020.04.29
せっかく外出自粛なので家で料理をしよう!キッチンは勉強の宝庫!子供たちの頭の訓練には持ってこいです。
コロナウィルスの感染防止のため休校の日々が続いています。
子供たちも外で遊べず、家の中にこもりっきりでストレスもたまっていることでしょう。
何をしていいか分からず時間を弄ばしている人もいると思います。
そこで今日は、「料理の勧め」をお話します。
私は頭の訓練には料理が一番、と私は思っています。
なぜなら学校で学ぶことが様々な場面で関わるからです。
従って、料理を上手に利用すれば子供たちの勉強の定着や促進に役立ちます。
この長い休校期間に親子で料理を作ってはいかがでしょうか。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは常に授業に工夫を凝らし、生徒が分かる授業を心がけています。
1.算数
お菓子やケーキを作るときは分量を正確に計って作らないと失敗します。
レシピ通りの分量がない時やレシピの人数とは違う人数分の料理を作るときは、分量を変えなければいけません。
そんな時は分数や割合の計算が必要になります。
また、計りで測ることも算数の練習になります。
時間も考えなければならないので、いつ出来上がるかの計算もできます。
材料を買う時も何個分でいくらとか、何割引きだからいくらになるとか、消費税が入るからどうなるかなど、算数を利用する機会はたくさんあります。
このようなチャンスを活用すれば計算の練習になりますし、算数もより身近なものに感じられるようになります。
2.国語
作り方を読むことは読解力の練習につながります。
正確に内容を理解しないと作れません。
特にレシピなどには指示語や接続語が多いので、これらを正確に捉えられることは文章を正確に読み取る訓練になります。
材料や器具、専門用語なども出てくるので語彙を増やすことにもなります。
当然、漢字を学ぶこともできます。
3.社会
材料がどこで取れ、どのような人々がどのように作ったか考えることができます。
上手に子供たちに興味を持たせ、本やインターネットで調べさせると、とてもいい勉強になります。
今は輸入物も多いので国内に限らず海外の産地を学ぶこともできます。
様々な食材が手に入るので、外国の料理から人々の文化や暮らしを知ることもできます。
4.理科
料理には科学の側面もあります。
何と何を混ぜればどのような変化が起こるか考えなければなりません。
酸やアルカリ、氷・水・水蒸気などの状態変化などを経験として捉えることができます。
植物や動物について考えたり、消化・吸収など体について考えることもできます。
料理をするということは当然家庭科の勉強になります。
しかし、盛り付けなどはデザインなどは美的センスが問われます。
以上述べたように、工夫さえすれば料理は勉強のネタの宝庫なのです。
料理を通してたくさん学びましょう。
おまけ
料理のいいところは他にもあります。
作るのは楽しいし、出来上がりを食べるのは美味しい。
お腹が満たされ一石二鳥!
手作り料理をほめてもらえば、子供たちもテンションが上がります。
親子のきずなも深まり、いい思い出にもなります。
料理ができれば、将来一人暮らしや結婚してからもとても助かります。
そして、何と言っても料理ができるとモテますよ!
2020.04.28
休校はまだ続きそうです。休校でできなかった勉強が心配。葛西TKKアカデミーは木曜、金曜、土曜に『残りの勉強をやっつけようの会』をします!希望があれば個別訪問で授業もできます!
ゴールデンウィーク明けに学校再開の予定ですが、様々な情報を見る限り休校は延長される気配です。
学校再開が遅れれば遅れすほど、休校中の勉強を取り戻すのは難しくなります。
勉強以外に行事や部活などで盛りだくさんの学校に本当に任せていいのか、疑わしくなるのも当然です。
夏休み短縮(場所によっては「なし」のうわさも)や7時間授業、土曜登校などで何とか時間を作ろうとしているようですが、生徒への負担を心配し過度な勉強が逆効果ではないかという声もあります。
オンライン授業を整備しようという動きもありますが、実際に始まるのがいつになるか、オンライン授業で本当に学校と同等の成果があるのが分かりません。
やはり、休校で時間的に余裕のある今のうちにできることをすべきです。
この休みの間に、子供が勉強できる環境が整っているか、どれだけ気を緩めず勉強できるかで学校再開のときの大きな違いが出ます。
家庭によっては難しいところもあるでしょう。
でも、そんな時は是非葛西TKKアカデミーにお任せください。
今週木曜、金曜、土曜に『残りの勉強をやっつけようの会』を行います。
コロナウィルスという誰も経験のない事態に直面し、普段以上に勉強しにくい環境に生徒は追いやられています。
学習を維持できる子と様々な理由でそれが難しい環境にいる生徒の学力に差が生まれるのは大問題です。
これでは子供たちがかわいそうすぎます。
そこで葛西TKKアカデミーはこの状況を打開し生徒やご家族の皆さんに安心していただくために特別企画を行います。
『残りの勉強をやっつけようの会!』
全ての小学生、中学生、高校生のために特別授業を行います。
スケジュールは次の通りです。
4/28 10:00~13:00 14:00~17:00
4/29 10:00~13:00 14:00~17:00
4/30 10:00~13:00 14:00~17:00
(もちろん時間帯でもご相談いただければ、個別に対応させていただきます。)
学校で残ってしまった勉強、そして4月からやるはずだった勉強を教えます。
こんな大変なときなので、参加費は無料にいたします。
参加希望の方は気軽に葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
人数に限りがありますのでお早目に。
もし満席となっても日時を変え、個別に指導できますのであきらめないでお問合せください。
当塾は小規模個別指導塾で、一対一の授業が基本なのでコロナウィルスの感染リスクはありません。
また、希望があれば個別訪問で授業を行うことも可能です。
オンライン授業も行っていますが、家にオンライン授業ができる環境が整ってないご家庭には特にお勧めです。
休校期間中だからと言って学校から与えられた課題だけをやっていれば安心と思ってはいけません。。
学校再開時に少しでも勉強の負担を減らしゆとりある学校生活を送るためにも、比較的時間に余裕のある今のうちにある程度勉強をしておくべきです。
言うまでもなく、休校期間中にするはずの学校の勉強は手つかずのまま。
新年度になってするはずだった新しい学習項目も授業がないので未就学です。
残った部分は自分でやるようにという学校もあるようですが、それができるのはごく一部の生徒で、多くの生徒は先生の指導なしには勉強が進まないでしょう。
休校期間中に自分たちでいかに自覚して勉強ができるかどうかで大きな差になります。
やれる子は伸びるだろうし、そうでない子はどんどんおいていかれることが予想されます。
コロナウィルスで混乱している学校の現場で、予想される勉強格差に対して支援してくれるかは疑わしいです。
また、本格的の勉強しない期間が長引くと確実に学力が落ちます。
勉強から離れ、頭の訓練をしなくなるとこれまで学んだことまでも忘れてしまいます。
小テストの結果などを見ると明らかに分かります。
せっかくこれまで身に付けていたことを忘れ、学校再開のときにもう一度学び直さなくてはならないのは非常にしんどいものです。
そうならないためにも、やはり今油断せず勉強と関わるようにする必要があります。
そういう意味でも葛西TKKアカデミーは皆様に学習しやすい機会を提供します。
受け身で学校に言われるままにやっていたのでは後々、「無理だ」「間に合わない」ということになりかねません。
受け身になるのではなく積極的に動いて変化に対応しなければなりません。
どうか待たないでください。
先が分からない時だからこそ、先手先手で考えてどのような状況になっても勉強に患いがないようにしましょう。
2020.04.27
休校で自宅学習が続きますが、親は「子供に勉強させなきゃ」と焦りイライラ。できれば自分から勉強してほしい。どのように接すればいいのでしょうか。
コロナウィルスにより学校が休校になり、生徒たちは自宅学習をすることになっています。
しかし、学校という勉強に特化した環境がなくなり、自宅という比較的自由で強制力のない中では、子供たちはどうしても自分の好きなことを優先してしまい、勉強が後回しになることが多いのではないでしょうか。
親は勉強させないと置いていかれると焦るのに、そんな気持ちはなかなか子供には伝わりませんよね。
結果、イライラしてつい大声で怒鳴ってしまう。
頭に血が上ってあれこれつい言い過ぎたと、後で冷静になって反省するなんてことはありませんか。
以前、ここの記事で触れたことがあるのですが、「叱る」というのは非常に難しくデリケートな問題で細心の注意を要します。
正しく叱らないと反って子供に悪影響を及ぼします。
では、どのように接すればいいのでしょうか。
家庭により条件は様々なので一概には言えませんが、本日は特に「自主性を育てる」という観点からお話したいと思います。
休校で外出自粛が求められ、子供たちは自宅で過ごす時間が長くなります。
勉強に限らず、時間を持て余しゲームやSNS、動画ばかりやっている姿を見てイライラしてします。
特に非常時のストレスを親も感じているので怒りが爆発してしまうことも増えてくる。
実際に、コロナウィルスで外出自粛が叫ばれるようになって家族との時間が増えるにつれ、家庭内での口喧嘩や暴力が増えてという調査結果もあります。
子供のためを思って親が勉強するように言っても、なかなか机に向かってもらえず、家の手伝いをしてもらおうとお願いしても言うことを聞いてくれない。
ついつい子供の嫌な面に目がいってしまい、大声をあげてしまう。
しかし、頭ごなしに子供を否定し怒ってばかりいると、子供は自己肯定感を持てなくなって自信を失い勉強へのやる気をなくしてしまう。
または、逆に反発し自暴自棄になりあえて勉強をしなくなる。
厄介なものですね。
そこで、子供の向上心を高め、自主的に勉強するようにさせる接し方を考えてみましょう。
1. 子供の「褒めてもらいたい」という欲求を満たす
やはり誰でも褒めてもらうと嬉しいし、褒めてもらえればやる気も出てきます。
だから、普段からどう褒めればいいか考えましょう。
褒める言葉、褒めるシチュエーション。
いつ子供は褒めてほしいのか理解し、適宜褒めてあげましょう。
小さなことで構いません。
自分の行ったことが評価されると嬉しくなり、「もっと褒めてもらいたい」「もっと頑張ろう」という気持ちが芽生えます。
このことが積み重なるとどんなことでも自然に自分から行動するようになります。
また、子供を称賛するのは言葉だけとは限りません
特に小さいお子様にはぎゅっと抱きしめるなどのスキンシップも効果的です。
こうして安心感を与えることで、失敗の不安もなくなり、リラックスして勉強に取り組めます。
2. 目標を一緒に考える
長期的でも短期的でも目標を立てることは大事です。
目標を立てることで自分が何をしなければならないかが明確になり、ゴールが見えれば自分がどのくらいやればいいか分かるので、やる気が起きます。
ただ、まだ幼い子供たちには目標を立て何をするかを一人で決めることは難しいと思います。
だからこそ大人がアドバイスをし、色々な選択肢を提示すれば本人たちも決めやすくなると思います。
与えられてた選択肢の中から自分が一番興味のあること、これならできるなと感じたことをすればいいです。
また、あまり一つの目標、一つの手段にこだわる必要はありません。
今やっている方法でうまくいかなければ別の方法を考え、柔軟に対応することがやる気を持続させるコツです。
そして、一番大切なことは最終的には本人が決めるということです。
与えられたものならあまり責任を感じず、自覚してやろうとは思わないかもしれません。
上手くいかなかったときは他人のせいにでき、すぐに投げ出す口実になります。
自分で決めたものなら、やらないといけないという気持ちにもなるでしょう。
3. やったことを評価する
認められるということは子供に自分の価値観を感じさせ、達成感と喜びを与えます。
せっかく本人が頑張ってやった成果です。
小さなことでも構いません。
上手くいったことを褒めてあげてください。
ないと思っても、努力したという事実だけでも十分に評価に値します。
目標に至らなくても、単純に否定するのではなく、「励ましもう少しだったね」などと励まし、具体的にどうすればいいのではないかとアドバイスをしてあげましょう。
怒鳴って「なんでできないの」などと責めるのは、子供のために何一つなっていません。
子供の自尊心を傷つけ、自己否定に陥ります。
そうなるともう勉強なんかしたくなくなり、自主的にやることは無理です。
子供だからと過小評価するのではなく、一人の人間として尊重しましょう。
子供を認め、良いところを褒めて気分を良くさせてあげてください。
やる気にさせて、はっきりと目標と手段が決まれば子供も勉強しやすくなります。
そして頑張っている子供を評価し、良いところはほめたたえ、うまくいかなかったところは一緒にどうすればいいか考えアドバイスをしてあげてください。
こうすることによって、子供たちは自信と責任感をもち、言われなくても自主的に勉強(その他のことも含めて)に取り組むようになります。
とは言え、これは必ずしも簡単なことではありません。
慣れない保護者の中には「どうやればいいか分からない」という人もいるでしょう。
これまでの関係から、なかなかこのような態度に変わるのが難しい家庭もあるでしょう。
そんな時は外部に協力を求めるのも大切なことです。
一人で悩み事態を悪化させるのはいけません。
自分でできなければ他人にお願いするのも一つの方法です。
同じことでも人によって子供たちは受け止め方が違ったりします。
適任者は必ずしも自分ではないかもしれないということを受け入れ、人にゆだねることが最善なときもあります。
その方が無理して子供とケンカしながら勉強させるより、本人も保護者自身も楽になります。
あまり気負い過ぎて何でも自分で何とかしなければとは思わないでください。
もちろん葛西TKKアカデミーはそのような役割を果たすことができますので、いつでもご相談ください。
親身になって一緒に考えます。
2020.04.25
休校期限直前で、とうとう小学校でクラスター発生。いつ学校は再開されるのでしょうか。
4月22日に富山市の小学校で児童三名が新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。
一斉休校要請で学校が休みになり学校でのクラスター発生はなかったのですが、4月8日~10日に設けられた登校日で感染が広がったようです。
例え学校に来なくても保護者を通して、または本人が知らず知らずのうちに感染者と接触をして、子供の間にコロナウイルスがうることは既に実証されています。
学校が始まれば無自覚の感染した生徒から、または教員からコロナウイルスが校内に持ち込まれ、校内で一気に広がる可能性があることが分かりました。
一斉休校は学校を通しての感染拡大を防ぐことしかできないということが今回の件で分かりました。
つまり、休みだったから学校での感染が今まで認められなかっただけということです。
たった三日間の、おそらく分散登校で学校滞在時間も最小限になされていたと思うのですが、それでも実際に感染は広がったのです。
一斉休校は5月6日で終了する予定でしたが、またコロナウイルスによる感染も収まる気配もはっきりしません。
こんな状況で本当に予定通り学校は始まるのでしょうか。
文科省は「自治体が決定すべき」と言っています。
非常事態宣言がもうすぐ切れるというのに、なんか無責任な発言に聞こえます(すべては自治体の責任ということでしょうか)。
未だに様子を見て専門家の意見を聞いて判断すると言っています。
また、直前になって伝達するのでしょうか。
これでは対応に困ります。
富山市の件も、感染経路がはっきりせずクラスターとは認識していないと話していました。
感染経路がはっきりしていないのは大問題だし、危機感に欠ける気がします。
そんな中、自治体によってはすでに一斉休校の延長を決めているところもあります。
東京都もとりあえず5月10日までは都内の学校を休校にするようです。
私もゴールデンウィーク明けで休校が終わるとは思っていませんし、まだしばらくは続くと考えています。
しかし、休校がすでに長期にわたり各家庭や生徒の間からは疲労と心配の声がやみません。
精神的ストレスや肉体的疲労だけでなく、経済的にも負担が増え、破綻する家庭がどんどん増えてくることが容易に考えられます。
いつまでこの生活を続けなければいけないのか。
命に関わるから仕方ないと分かりつつも、国の対応の遅さと不手際(私はそう思っているのですが)で一向に先が見通せず、苦しい状況に耐えきれない家庭も多いと思います。
自治体によっては、休校で生じた勉強の遅れは夏休みを削って取り返すということを述べていることころもあります。
最終決定ではないにしても、首長や議員からそんな話が聞かれます。
小野市の市長は夏休みをなくすとまで言っています。
でも、お盆休み以外の夏休み期間を登校日にするなど、夏休みの縮小を考えている自治体は多いようです。
東京も夏休みの開始を遅らせ8月初旬まで学校を続けるようです。
このような話が出るということは、政府は遅くとも夏休み前には学校が再開できると考えているのでしょう。
でも、緊急事態宣言以前も含めて、国民に様々な自粛を求めて「二週間後には成果が出てくる」と言い続けて未だに収束の気配がないということは、今後も「二週間後」の状況が続くということでしょう。
つまり、今学期に学校が再開できるという保証は全くないということです。
また、実際に学校が始まったら「3蜜」を防げるのか。
特にこれから暑くなって過酷な環境になる学校でコロナウイルスによる感染を抑えながら授業を行うことは本当に可能なのでしょうか。
遅れた勉強を補う時間を本当に確保できるのか。
その時、生徒や家庭への負担をどのように解消するのか。
こういった具体的な対応については文科省は明確に示さず、各自治体、学校で考え判断するという姿勢です。
(学校再開後の対応についてはまた後で話します)
恐らく休校はゴールデンウィーク以降も続くでしょう。
でも、文科省や教育委員会など学校関係者は夏休みまでの再開を考えているようです。
しかし、コロナウィルスによる感染の勢いが未だに収束に向かっているとは言えない以上、休校が更に長期化することは多分にあり得ます。
残念ながら明確な出口が見えないまま、この不安で厳しい生活は継続しそうです。
経済的にも精神的にも、その他様々なサポートが必要です。
しかし、これまでのところ迅速で的確な対応を政府に期待するのは難しそうです。
つまりは各自が自分たちで自分たちを守るしかないと思った方がよさそうです。
一人で悩まないでください。
みんなで力を合わせて、この困難を乗り切りましょう。
葛西TKKアカデミーも可能な限り皆様のために尽力したいと考えています。
教育に関わり、子供たちと接する経験もあるので、多少は皆様のお役に立てることがあると自負しています。
困ったときは遠慮なくご相談ください。
葛西TKKアカデミーは単に勉強を教えるだけの塾ではありません。
子供たちの将来を願い、身を捧げる覚悟のある塾です。
2020.04.22
木曜、金曜、土曜に『残りの勉強をやっつけようの会』を行います!希望があれば勉強の先取りもOK!コロナウィルスでの休校期間をどのように過ごすかで大きな差が出ます。
コロナウィルスにより学校が休校になって随分と時間が経ちました。
ゴールデンウィーク明けに学校再開の予定ですが、実際にどうなるかはまだ分かりません。
未だに感染者が増え続けていて、期限までに安心して再び学校に通える環境になるのかかなり不安です。
学校再開が再延期ということも十分に考えられます。
このままズルズルと学校の授業がない状況が続くと当然勉強の遅れが心配されます。
(異常事態が起きていなくても、毎年学校の授業は遅れ気味で、三年の最後の方の勉強はざっと教科書を読むだけ、または各自自分でやるようにと生徒に丸投げが常です。受験を控えた生徒は三学期に全ての学習項目が終わるのでは間に合いません。)
以前お話しましたが、一日7時間にしたり、土曜も授業を行ったり、夏休みを短縮したり、学校行事を中止したりといろいろ考えこれまでに失った授業時間を確保しようという話もありますが、あまりにも勉強が集中的になってしまうと生徒への負担が大きくなり、学業の習得という点では逆効果な気もします。
(学校としては指導要領学習内容を形式的にでもやったということにしておけばいいのかもしれませんが。)
余裕のない授業は生徒から学びの喜びを奪い、勉強についていけない、ついていきたくないという感情を起こさせるかもしれません。
やはり、休校期間中だからと言って学校から与えられた課題だけをやっていれば安心とは思わない方がいいでしょう。
再開した時のこと、現在の生活状況を考えると、今、何らかの手を打っておくことが賢明と思われます。
言うまでもなく、残りの期間にするはずの授業は手つかずのままです。
新年度になってするはずだった新しい学習項目も授業がないので未就学です。
残った部分は自分でやるようにという学校もあるようですが、それができるのはごく一部の生徒で、多くの生徒は先生の指導なしには勉強が進まないでしょう。
休校期間中に自分たちでいかに自覚して勉強ができるかどうかで大きな差になります。
やれる子は伸びるだろうし、そうでない子はどんどんおいていかれることが予想されます。
コロナウィルスで混乱している学校の現場で、予想される勉強格差に対して支援してくれるかは疑わしいです。
今はやりの「自己責任」という言葉でかたずけられるかもしれません。
今回の件に関しては災害のようなもので、普段以上に勉強しにくい環境に生徒は追いやられ学習が進まない。
生徒の責任ではないのですが、勉強したくても勉強できない状況が生じています。
学習を維持できる子と様々な理由でそれが難しい環境にいる生徒の学力に差が生まれるのは大問題です。
これでは子供たちがかわいそうすぎます。
そこで葛西TKKアカデミーはこの状況を打開し生徒やご家族の皆さんに安心していただくために特別企画を行います。
『残りの勉強をやっつけようの会、希望があれば先取りも!』
今回は中学新一年生、新二年生、新三年生のために特別授業を行います。
(もちろん他の学年や科目についてもご相談いただければ、個別に対応させていただきます。)
スケジュールは次の通りです。
4/21 10:00~13:00 新中一英語
4/21 14:00~17:00 新中二英語
4/22 10:00~13:00 新中一数学
4/22 14:00~17:00 新中二数学
4/23 10:00~13:00 新中三英語
4/23 14:00~17:00 新中三数学
学校で残ってしまった勉強、そして4月からやるはずだった勉強を教えます。
こんな大変なときなので、参加費は無料にいたします。
参加希望の方は気軽に葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
人数に限りがありますので、お早目のご連絡をお願いします。
(当塾は小規模個別指導塾なのでコロナウィルスの感染リスクは非常に低くなっております。)
これ以外の学年、科目を希望の方も遠慮なく。
日程調整をして個別に指導してまいります。
もし満席となっても日時を変え、個別に指導できますのであきらめないでお問合せください。
本当に今どうするかが後で大きく響きます。
教育改革に伴い新年度から学校が大きく変わります。
これまでにないことをやろうとしてそうでなくても不安と混乱が予想できるときに今回の事態。
タイミングが非常に悪いとしか言いようがありません。
でも、受け身で学校に言われるままにやっていたのでは後々、「無理だ」「間に合わない」ということになりかねません。
受け身になるのではなく積極的に動いて変化に対応しなければなりません。
どうか待たないでください。
先が分からない時だからこそ、先手先手で考えてどのような状況になっても勉強に患いがないようにしましょう。
2020.04.20
コロナウイルスで学校や塾が休みになる中、オンライン授業に注目が集まっていますが、オンライン授業ってどんなものでしょうか。オンライン授業だから全く問題ないという訳でもなく注意が必要です。
コロナウイルスの影響で学校や塾など学習機関に通えなくなる中、外出することなく家にいながら授業が受けられるオンライン授業に注目が集まっています。
本日はオンライン授業とは何か、そしてその注意点についてお話したいと思います。
オンライン授業には大きく二つのタイプがあります。
1.同時双方向型
これはZoomやSkypeなどのアプリを使い、生の授業を行うものです。
簡単に言えばいつもの教室で行う授業と同じですが、オンラインを使うことで同じ空間にいなくてもいいというものです。
リアルタイムで授業が配信され、先生の授業を聞きながら、時には先生の問いに答えたり、先生に質問したりできます。
場合によっては何十人、何百人が同時に授業を受けることも可能です。
画面に映る先生を見ながら講義を受け、時には画面を切り替えて問題を解いたり資料となる動画や画像を見ることもできます。
一人の先生に対して多数の生徒が授業を受ける場合、双方向と言っても実際に生徒から質問できるかというとそうでもないようです。
よって、一方的な講義になることが多いです。
一人の先生が複数の生徒に授業を提供できますが、先生は分割された画面を通して生徒を見ているので、人数が多ければ多いほど生徒一人ひとりに目が行き届かなくなります。
つまり、授業についてこられる生徒、授業に関心を持って積極的に取り組む生徒はいいのですが、そうでない生徒は放置されやすく、先生も気づけない場合が多いです。
先生がオンライン授業に不慣れであると、やはり授業が分かりにくくなり生徒は勉強への意欲を失います。
特に技術的な面でもたもたしたり、途中で回線が切れたりすると勉強への集中力も切れ、授業がつまらなく感じる、イライラする生徒も出てくるでしょう。
技術的な面といえば、一度に多くの生徒がアクセスするとサーバーがダウンしたり、そうでなくてもバグや様々なトラブルが起こり、授業自体が続けられないというアクシデントも予想できます。
先生自体が機械の操作をよく理解できておらず、思うように操作できなかったり、本来の機能を十分に使いこなせないこともあります。
また、塾や予備校では授業の時間はその先生を拘束することになるので授業料が高くなります。
そして、場所は選ばないと言っても時間は決められているので、授業を受けるためには必ずその時間にスマホやパソコンなどの前にいなくてはなりません。
学校や塾という専用の環境でなく、本来勉強の場でない自宅でのオンラインを介した授業なのでどうしても緊張感に欠けてしまいます。
周りには誘惑も多いでしょうし、どうしても勉強に集中できないこともあります。
勉強が嫌ならば他のことをすることだって可能です。
自宅で受けられる授業はある意味便利ですが、先生と生徒がツールを十分に使いこなせるか、生徒が自覚をもって真剣に授業に取り組めるかで成果は大きく変わってきます。
一般の授業以上に生徒次第の部分が大きくなることに注意しなければなりません。
2.オンデマンド型
こちらはアプリなどを利用し、あらかじめ用意された教材を使って勉強するものです。
よくあるのは録画した講義のビデオ、音声付きパワーポイント、問題を実際に解けるドリル、その他関連資料となる動画や画像などです。
多くの塾や無料アプリで提供されるオンライン授業はこのタイプです。
一般的には最初に講義を動画で見て、その後実際に問題を解いて理解を確認する形で行われます。
問題の成績は記録され、塾など管理者はそれを見て生徒の勉強の進み具合を確認することができます。
それを見て生徒に個別指導することもありますが、授業以外にも仕事の多い学校の先生はそこまで手が回らないでしょう。
教材はあらかじめ用意されたもので、それを生徒は見たり解答するだけなので、費用が低く抑えられます。
また、場所だけでなく時間も自由で、自分のペースで勉強を進めることができます。
でも、それは自分がやりたくなければいくらでも後回しにできるということでもあり、自己管理能力が求められます。
分からないときは何度でも繰り返し動画を見たりできますが、双方向ではないので質問したくてもできません。
問題にも限りがあり用意されたものをやりつくすと、それ以上の学習は期待できません。
つまり、一般の授業のように状況に応じて柔軟に授業内容が広がらないので、生徒によってはつまらなく感じるかもしれません。
このタイプのオンライン授業はあらかじめ決まっているものなので、一人ひとりのレベルに合わせられません。
学力が低い生徒にはついていけないし、学力が高い生徒には物足りないものになるかもしれません。
いずれにしても、このオンライン授業だけで全てが足りると思わない方がいいです。
十分に理解し習得するには補足の勉強が必要で、結局先生に相談することになります。
こちらも生徒がどれほど自覚しツールを有効に使って勉強を進められるかが問題になります。
これまでの一般的授業以上に学習結果が生徒次第で左右されることになります。
最後にどちらのタイプでもインターネットに接続できる設備が必要です。
スマホやパソコンなどを必ずしも全ての生徒が使用できるとは限りません。
常に誰もがインターネットへのアクセスが可能な環境をどのように整えるかもオンライン授業を実践するための大きな課題です。
それは道具の提供だけでなく、利用者が不自由なく使いこなせるようになる訓練も含みます。
以上、簡単にオンライン授業とはどのようなものか、そして、その長所と短所に触れました。
学校という環境がコロナウイルスのせいで勉強できる状況でなくなってしまいました。
その解決策としてオンライン授業が注目されているのですが、オンライン授業ならば問題ないと盲目的に思うのはいけません。
何でもそうですが、オンライン授業もツールである以上、関係者がいかに上手に使いこなせるかで結果が変わってきます。
これまでの通常授業になかった注意点があります。
特に生徒の勉強に取り組む姿勢が、これまで以上に成否を分けます。
しかし、これがなかなか難しい問題です。
現在ブームのようになっているオンライン授業ですが、決して万能ではないということを十分理解し、心して活用してほしいと思います。
葛西TKKアカデミーもオンライン授業を提供しています。
こちらに関しても後日ご紹介する予定です。
少しでも興味関心をお持ちでしたらお問合せいただいても構いません。
TKKアカデミーは皆様の味方です。
いつでも全力をもってサポートする用意があります。
生徒たちには非常に厳しい状況ですが頑張ってください。
応援しています。
2020.04.19
コロナウイルスで学校は混乱。今日は新小学一年生の娘を持つ父親として我が家の様子をお話します。同じ親として勉強に不安を持つご家庭の力になります。休校中の勉強は葛西TKKアカデミーにお任せください。
コロナウイルスの感染が広がる中、学校が休みとなりいつ再開できるのかもはっきりしない状況です。
いつもとの学校生活に戻れるのか、休校で遅れた勉強はどうなるのか、子供が家にいることで様々なトラブルが生じているがどう解決すればいいのか。
不安や問題が山積していることと思います。
実は私も今年小学校に入学する娘を持っているのですが、同じように悩むこともあります。
誰もが経験したことのない事態でどのように対応したらいいか、解決のめどすら見えない日々続きます。
今日は一人の父親として我が家の様子をお話したいと思います。
私には今年新一年生になる6歳の娘がいます。
コロナウィルスの影響で保育園が閉鎖されるのか不安でしたが、何とか無事卒園式が行われほっとしました。
やはり人生の節目はみんなで祝ってあげたいですから。
そして、政府に要る学校一斉休校の要請。
春休み明けには学校が再開するから入学式は簡略化した形ではありますが、予定通り行われるはずでした。
しかし、休校の延長が決まり入学式も延期となってしまいました。
子供たちは保育園で小学校の準備として学校見学に行って、保育士の方々から小学校はどのような所かいろいろ話を聞かされていました。
そうやって子供たちは初めての学校というものへの憧れと期待、明るい未来を感じるようになりました。
そこにコロナウイルス問題が起きました。
普通に四月から学校に行けると思って楽しみにしていたのに行けなくなり、少しがっかりした姿を見るのは忍びありません。
幸か不幸か娘は「放課後ルーム」という学校に併設されている子供を預かる施設に入れたので、学校はないにしても保育園とは違う新しい友達や上級生とも一緒に生活し、学校のグラウンドで遊べるので少しは学校に触れることができます。
しかし、そうではなく「自宅でじっと待機している子供たちはどうなんだろう。」と思うこともあります。
学校が始まるまで間が空きすぎると、せっかく保育園のときに育んだ、「学校で頑張ろう。」という意気込みが薄れてしまわないかと心配です。
自宅で子供の世話をしないといけない親御さんの苦労も案じられます。
(もしお困りでしたら気軽にご連絡ください。)
そのような毎日が続く中、先日やっと教科書が配布されました。
親だけが取りに行くことになっていたので、私が行きました。
担任の先生は若い女性で、家に帰って娘に伝えると「女の先生で良かった。」と大喜びでした。
また、教科書を手にして憧れのお兄ちゃんやお姉ちゃんのように自分も勉強ができると、早速本を開きひらがなを読んだり、書き方の練習をしたりしていました。
こちらから指示したわけではありませんが、勉強したくてうずうずしていたのでしょう。
率先してやる姿を見て、この気持ちを大切にしてあげたいと思いました。
(実際、小学校三年生くらいまでは勉強が好きという子供が多いのですが、学年が上がるごとに嫌いが増えていきます。この件についてはまた別の機会にお話します。)
学校の勉強というものが全く分からないので、教科書に書いてあることを読んでも、その文章の意味や意図を理解するのが難しいようで、「何をすればいいのか分からない。」と言っていました。
一応学校の課題としてはそこまで要求されていませんが、せっかく本人がやりたがっているから私も手伝って、「こうすればいいんだよ。」などと教えてあげました。
先日、記事の中で申し上げましたが、勉強自体が未経験の新小学一年生はできるできない以前に何をすればいいのか分からないのです。
だから、やるべきことを一つ一つ教えてあげないといけません。
子供に教えることに慣れていないと、そこが理解できず「なんでできないんだ。」と問題が解けないことにイライラして最悪口論になることもありますので注意してください。
本人は一所懸命やっています。
できるできないより、やっているという事実を褒めてあげてください
怒鳴る必要はなく丁寧に説明し分らせてあげて下さい。
怒っても何もいいことありません。
勉強に慣れていないので出来なくて当たり前くらいの気持ちで焦らず時間をかけてください。
幸い学校が始まってないので時間には比較的ゆとりがると思います。
娘が積極的に勉強したがるので私は教科書をコピーして、それに書き込めるようにしました。
(授業が始まっていないのでできるだけ教科書はまだきれいなままにした方がいいと思い。)
文字をなぞったり線を引っぱったり、この年頃は何でも自分でやりたがり、できたときの喜びはこの上ないものです。
だから、娘のこのような姿勢を大切にし、本人が望めばできるだけ何でもさせてあげるようにしています。
こうして自分の中に自己肯定感を育ててくれることを期待しています。
(自己肯定感はこれからの勉強でも非常に大切なものになります。この点もまた別の機会で詳しくお話します。)
本人が望む限りはどんどん勉強を進ませて、必要であれは他の問題なども挑戦させてあげたいです。
幸い職業柄、問題には事欠かないので皆様も子供のための問題がほしいという時は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
また、コピーなど勉強に関わることで助けが必要な時もお知らせください。
どんなに些細なことでも大丈夫です。
歌を歌うのが好きなので、音楽の教科書で歌おうとします。
知らない歌なのでYouTubeで歌を聞かせ、一緒に歌わせています。
とても楽しそうです。
残念ながら私は楽器はできないので、もし音楽が得意な親御さんがいらっしゃれば手伝ってほしいなと思いました。
私に似たのか、娘は工作が大好きで、教えもしないのによく自分で紙や箱を切ったりいろいろなものを貼り合わせたりして何か作っています。
絵もたくさん描いています。
だらか、工作の課題が出たときは本当に喜んでいました。
子供たちの感性にはいつも驚かされますが、今回の「こいのぼり作り」でもきっと面白いものを作ってくれると期待します。
こんな感じで日々を過ごしていますが、やはり学校が始まらないのは寂しそうです。
「早く先生に会いたい。」と言っていました。
友達と一緒に勉強したり遊んだり給食を食べたりして、普通に楽しい思い出を作ってほしいのですが、こんな状況になり不運で可哀想に思えます。
入学式だけでなくその他の行事も延期されるようです。
一応、運動会は延期で9月になる予定だそうですが、これも分かりません。
5月の再開も怪しく、場合によっては夏休みが短縮されるかもしれません。
親もそうですが、先行き見えない状況に子供たちも正直不安そうです。
何とか子供たちの前向きな気持ちを守り、勉強したいという気持ちを大切にしたいと考えます。
そして、一日でも早く当り前の日常が戻ってきてほしいと願います。
少し長くなりましたが、我が家はこんな感じです。
給食もなく毎日お弁当を用意しなければならず苦戦していますが、娘のために頑張っています。
どの家庭もそれぞれに不安や問題を抱えているのではないかと思います。
「自宅学習で子供にどう教えていいか分からない。」
「授業が始まらないから先に進めず勉強が遅れるのが心配だ。」
「現状でストレスがたまりついつい子供と口論になってしまい、どう接していいか分からない。」
他にもいろいろ悩みもあるでしょう。
その気持ちよく分かります。
同じ親としてすべての子供の力になりたいと強く思っています。
勉強のことならお任せください。
また、勉強以外のことでも遠慮なくご相談ください。
厳しい状況ではありますが何とかみんなで力を合わせて乗り越えたいと考えます。
2020.04.17
休校で時間を持て余す生徒が急増、そして、SNSやオンラインゲームなどにはまる。どう対応すべきでしょうか。
コロナウイルスの感染が拡がる中、多くの学校は休校になっています。
感染防止のため、生徒は自宅に留まることを期待されます。
政府からの休校要請と実施に時間がなく、休校中の課題など家庭学習の準備が十分にできないまま休校に入った学校も多くあります。
学校の授業がないので勉強も進まず、課題といっても既習事項の復習が中心。
量に限りがあるので生徒の中には早々に終えてしまっている者もいます。
また、逆に学校という縛りがなくなったため昼間で寝て、勉強もせず(勉強をやる気にならず)一日を過ごし、夜遅くまでSNSやオンラインゲーム、動画などで時間をつぶす生徒もいます。
外に行っても娯楽施設は休業で、突然できた膨大な時間を持て余す姿も見られます。
生活のリズムが崩れ昼夜逆転になると、学校が再開した時に元の生活に戻れず不登校になるかもしれません。
そこで休校からSNSやオンラインゲームにはまる生徒にどのように対応すべきか考えたいと思います。
今までにない状況に多くの生徒は不安を抱えストレスを感じています。
外にも出れず、友達にも会えない。
活発に体を動かしたい時期に家にじっといなければならないのは大変な苦痛です。
結果、SNSで友達と交流したりオンラインゲームでストレスを発散したり、動画でアニメやドラマを一気見したり。
気付けば朝になっていたなんてことも多々あるようです。
これは成長期の子供にとってとても不健康でよくありません。
ストレスがたまっているうえに親から勉強しなさいと言われ口論になったり、時には暴力に及ぶこともあるそうです。
止めさせるべきですが、このような通常とは違う生活を強いられているのも理解できます。
どのように対応すべきでしょうか。
一日のスケジュール表を作る
学校がなくなり一日の過ごし方は自由で拘束がなくなります。
本人が望めばいくらでも好きなように時間を過ごせます。
そうなれば当然子供たちは面白いこと、楽しいこと、自分のしたいことを先にしたがります。
やらなければならないことを自覚し自分からする優等生はあまり多くありません。
だから、自分で何をどのくらいしなければいけないのかを明確にする必要があります。
そこで一日のスケジュール、そして一週間のスケジュールを作ることをお勧めします。
これは親と一緒に話し合い考え、自分が判断し作成するのがいいです。
押し付けでなく自分で決めることで責任が生まれます。
スケジュールは勉強だけにするのではなく、遊びや食事、手伝いなど様々な事柄を具体的に時間を決めて作るのがいいでしょう。
無理なスケジュールは作らず、実現可能なものにしましょう。
そして、実際にやってみて難しいようなら何度でも作り直し自分が実践できるものにします。
このときも話し合いは大切です。
毎日、親子で上手に一日のことを話し、何ができて何ができなかったかを確認しましょう。
繰り返しますが「○○しなさい。」のような押し付けはいけません。
目標を立てる
計画やスケジュールを達成しやすくするためにも目標を設定することは大事です。
日にちを決めて長期の目標を立て、それを達成するためにいつまでに何ができなければいけないかを考え、細かく日にちを分け一ヶ月、一週間の目標を決めましょう。
具体的に目標が決まれば何をすべきか明確になります。
やるべき内容と量が決まれば終わりが見えるので、安心して勉強に励むことができます。
これは勉強に限る必要はありません。
規則正しい生活も大切なので「家の手伝いをする」や「兄弟の世話をする」でも構いません。
子供が興味を持つもの趣味に関するものでもいいです(「絵を描いて作品を一つ仕上げる」とか)。
これらも立派な目標です。
また、ニュースに関連し今世界で起こっていることを調べ自由研究のようにまとめるのもいいでしょう。
学校がなく時間にゆとりがある今だからこそできることもあるはずです。
せっかくだから普段できないことをやってみるのもいいです。
このときも子供に全てを放り投げるのではなく、親が子供に興味を持たせるように導いてあげると効果的です。
スマホやパソコンの管理
スマホやパソコンを完全に子供たちの手にゆだね自由に使わせるといろいろ問題が発生することが多いです。
知らない間に課金や買い物をしたりして、後で高額な請求が来るかもしれません。
まだ分別がよくつかない子供はSNSで見知らぬ人に出会い危険な目にあうこともあり得ます。
やはり、子供を守るためにある程度の管理は必要でしょう。
最近はスマホに使用制限の設定があったり、様々な方法でコントロールができます。
このときに注意すべきことは必ず親子で話し合って決めることです。
親が勝手に制限をかけると、子供の尊厳を奪うことになり子供は反発します。
お互いが理解し納得した上で制限をかけましょう。
また、子供に無断でインターネットの使用歴やSNSでのチャットの内容を盗み見することは絶対にやめましょう。
親子の信頼関係が失われ回復は非常に難しくなります。
子供は隠れて使い続けるかもしれません。
困った事態に遭遇しても親に話すことができず、親も気づかないまま事態が悪化することも考えられます。
また、親が一方的にスマホやパソコンを取り上げるのもいけませんし、気になるからと言って必要以上にlineなどを送り子供の自宅での生活をチェックするのもいけません。
子供の居場所をまた一つ奪うことにもなります(そうでなくてもコロナウイルスの影響で子供たちは日常の居場所を奪われているのに)。
子供のプライバシーを尊重しなければなりません。
注意すべきことはたくさんあります。
しかし、これらの道具も上手に使えば子供の健全な成長にとても役立つツールになります。
実際に難しい点もあるでしょう。
そのような時は自分だけで悩むのではなく、誰かに相談するといいです。
このような時なのでお互いに助け合い困難を乗り切るのが重要です。
葛西TKKアカデミーもそのような場所の一つです。
困ったときはいつでも安心してご連絡ください。
真剣に考え、子供たちや家庭の力になります。
2020.04.16
なぜプログラミング教育? 2020年度からの新学習指導要領。
コロナウイルスで公教育も大混乱です。
文科省はコロナウイルスへの対応だけで手いっぱいのようです。
学校によってはいまだに休校が続き、まともに授業ができない状況です。
こんな混乱で忘れてしまいがちですが、実は2020年度から学習指導要領が大幅に変わることになっています。
新しい科目や教科、授業内容だけでなく教え方も変わります。
大学入試でセンター試験が終了し共通テストになる、学校の授業でアクティブラーニングが導入される、小学校で英語が正式教科になるなど。
だが、現状でこれらがどう実践されるのかは不明です。
そうでなくても初めての試みで学校は大変なのに、コロナウイルスの混乱まで加わって、本当に今年度から教育改革が実施できるのか心配です。
本日はその中でプログラミング教育についてお話したいと思います。
プログラミング教育について誤解も多いようなので気をつけましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、新しい指導要領に対応した授業があります。
今までも葛西TKKアカデミーは触れてきましたが、プログラミング教育についてお話します。
中学ではすでに技術の時間にロボットを使ってプログラミングの授業を行っています。
しかし、実際に社会で活用するのはウェブ関連のプログラミングです。
そこで新学習指導要領ではこちらのプログラミングに重点がシフトしています。
また、高校では文系理系共に必修科目としてプログラミングを履修することになります。
小学に関しては中高校と違い、もともと関連した授業がなかったため、プログラミングの導入には慎重論がありました。
しかし、新学習指導要領に言語能力、問題発見・解決能力、情報活用能力が示され、プログラミングの導入が必要となりました。
これらの基礎能力習得にはICT(Information and Communication Technology)の活用が必須で、ICTを使いながら各教科でアクティブラーニングを展開する。
そのためには、ただICTを使えるだけでなく、どのような仕組みなのかを理解する必要があるからプログラミングを学ぶべきだということです。
ITの専門家を育てようという訳ではないが、ICTが今後広く社会に普及し、人の仕事の多くがAIなどに置き換わられると言われる現代、人が主導権を離さないためにもプログラミングを理解しなければならないそうです。
安倍政権も「これまでの読み書きそろばんと同じように、これからはプログラミングが社会生活に必須となるから、授業に加える必要がある。」と話しています。
特筆すべきは「プログラミングの授業」はコンピュータプログラムを教え、専門家を育てるものではないと文科省が述べている点です。
目的はあくまでも「プログラミング的思考方法」を育てることです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、「プログラミング的思考方法」とは論理的思考方法のことです。
実は、「論理的思考」は数学や国語などあらゆる教科の中で学ばれているのもで、わざわざ「プログラミング」という新しい教科を作らなくてもすでに行われています。
真新しいツールを使いゲーム感覚で指示系統や命令系統のパソコンソフトを操作し、子供たちの好奇心を刺激し、論理的思考を育てようという訳です。
小学生に対し高度なプログラミングの習得を期待している訳ではなく、むしろ体験を通してプログラミングのすごさを実感してもらうことが主旨のようです。
また、アルゴリズムなどを利用して他の教科との関連付けと活用も考えられています。
AIやIoTが普及するのに伴い、全くプログラミングに触れないよりは、多少でも知っておいた方がいいということでしょうし、学校活動そのものの活性化という意味も含まれているようです。
ただ、問題点はいくつかあります。
まずは指導する先生の技能でしょう。
新しいテクノロジーが導入されるとき、どうしても大人はその習得と適応が難しいです。
十分な理解と実践がないまま、現場で授業を行わないといけないという状況は、非常に厳しいものがあります。
新しいものに対する適応力は子供の方が優れているので、教える者と教わる者の逆転があるかもしれません。
外部との連携も考えられていて、プログラミング本来の専門的指導は外部に任せ、教員はその技術を授業に活用できるよう誘導するのが主な仕事になるとも言われています。
更に十分なインフラを整えられるかという問題もあります。
せっかくプログラミングが始まっても、必要なパソコンやタブレット端末などのICT環境が整ってないと困ります。
それは新指導要領の目玉であるアクティブラーニングの成果にも関わります。
こちらのハードの面の充実も忘れてはいけません。
しかし、プログラミング教育の準備に関しては、各地方自治体でバラバラで、関東では7割近くの自治体が準備をしているのに対し、北海道では2割、東北では3割にも満たないという調査結果も出されています。
全国的に見ても何もしていない自治体が半数以上に上っており、現場レベルで本気で取り組む気があるのか疑わしいです。
本年度から始まるプログラミング教育についてですが、コロナウイルスの混乱もあり、本当に現場で体制が整っているのか疑問です。
理念が正しく伝わり理解され、現場の教員と設備の準備を十分整えることができているのか。
これが新指導要領の成否の分かれ目になるでしょう。
考え方は素晴らしいと思いますが、ゆとり教育での教訓を生かし、失敗のしわ寄せが生徒にいかないよう願います。
2020.04.16
コロナウイルスで学校や塾が休みになる中、オンライン授業に注目が集まっていますが、オンライン授業ってどんなものでしょうか。オンライン授業だから全く問題ないという訳でもなく注意が必要です。
コロナウイルスの影響で学校や塾など学習機関に通えなくなる中、外出することなく家にいながら授業が受けられるオンライン授業に注目が集まっています。
本日はオンライン授業とは何か、そしてその注意点についてお話したいと思います。
オンライン授業には大きく二つのタイプがあります。
1.同時双方向型
これはZoomやSkypeなどのアプリを使い、生の授業を行うものです。
簡単に言えばいつもの教室で行う授業と同じですが、オンラインを使うことで同じ空間にいなくてもいいというものです。
リアルタイムで授業が配信され、先生の授業を聞きながら、時には先生の問いに答えたり、先生に質問したりできます。
場合によっては何十人、何百人が同時に授業を受けることも可能です。
画面に映る先生を見ながら講義を受け、時には画面を切り替えて問題を解いたり資料となる動画や画像を見ることもできます。
一人の先生に対して多数の生徒が授業を受ける場合、双方向と言っても実際に生徒から質問できるかというとそうでもないようです。
よって、一方的な講義になることが多いです。
一人の先生が複数の生徒に授業を提供できますが、先生は分割された画面を通して生徒を見ているので、人数が多ければ多いほど生徒一人ひとりに目が行き届かなくなります。
つまり、授業についてこられる生徒、授業に関心を持って積極的に取り組む生徒はいいのですが、そうでない生徒は放置されやすく、先生も気づけない場合が多いです。
先生がオンライン授業に不慣れであると、やはり授業が分かりにくくなり生徒は勉強への意欲を失います。
特に技術的な面でもたもたしたり、途中で回線が切れたりすると勉強への集中力も切れ、授業がつまらなく感じる、イライラする生徒も出てくるでしょう。
技術的な面といえば、一度に多くの生徒がアクセスするとサーバーがダウンしたり、そうでなくてもバグや様々なトラブルが起こり、授業自体が続けられないというアクシデントも予想できます。
先生自体が機械の操作をよく理解できておらず、思うように操作できなかったり、本来の機能を十分に使いこなせないこともあります。
また、塾や予備校では授業の時間はその先生を拘束することになるので授業料が高くなります。
そして、場所は選ばないと言っても時間は決められているので、授業を受けるためには必ずその時間にスマホやパソコンなどの前にいなくてはなりません。
学校や塾という専用の環境でなく、本来勉強の場でない自宅でのオンラインを介した授業なのでどうしても緊張感に欠けてしまいます。
周りには誘惑も多いでしょうし、どうしても勉強に集中できないこともあります。
勉強が嫌ならば他のことをすることだって可能です。
自宅で受けられる授業はある意味便利ですが、先生と生徒がツールを十分に使いこなせるか、生徒が自覚をもって真剣に授業に取り組めるかで成果は大きく変わってきます。
一般の授業以上に生徒次第の部分が大きくなることに注意しなければなりません。
2.オンデマンド型
こちらはアプリなどを利用し、あらかじめ用意された教材を使って勉強するものです。
よくあるのは録画した講義のビデオ、音声付きパワーポイント、問題を実際に解けるドリル、その他関連資料となる動画や画像などです。
多くの塾や無料アプリで提供されるオンライン授業はこのタイプです。
一般的には最初に講義を動画で見て、その後実際に問題を解いて理解を確認する形で行われます。
問題の成績は記録され、塾など管理者はそれを見て生徒の勉強の進み具合を確認することができます。
それを見て生徒に個別指導することもありますが、授業以外にも仕事の多い学校の先生はそこまで手が回らないでしょう。
教材はあらかじめ用意されたもので、それを生徒は見たり解答するだけなので、費用が低く抑えられます。
また、場所だけでなく時間も自由で、自分のペースで勉強を進めることができます。
でも、それは自分がやりたくなければいくらでも後回しにできるということでもあり、自己管理能力が求められます。
分からないときは何度でも繰り返し動画を見たりできますが、双方向ではないので質問したくてもできません。
問題にも限りがあり用意されたものをやりつくすと、それ以上の学習は期待できません。
つまり、一般の授業のように状況に応じて柔軟に授業内容が広がらないので、生徒によってはつまらなく感じるかもしれません。
このタイプのオンライン授業はあらかじめ決まっているものなので、一人ひとりのレベルに合わせられません。
学力が低い生徒にはついていけないし、学力が高い生徒には物足りないものになるかもしれません。
いずれにしても、このオンライン授業だけで全てが足りると思わない方がいいです。
十分に理解し習得するには補足の勉強が必要で、結局先生に相談することになります。
こちらも生徒がどれほど自覚しツールを有効に使って勉強を進められるかが問題になります。
これまでの一般的授業以上に学習結果が生徒次第で左右されることになります。
最後にどちらのタイプでもインターネットに接続できる設備が必要です。
スマホやパソコンなどを必ずしも全ての生徒が使用できるとは限りません。
常に誰もがインターネットへのアクセスが可能な環境をどのように整えるかもオンライン授業を実践するための大きな課題です。
それは道具の提供だけでなく、利用者が不自由なく使いこなせるようになる訓練も含みます。
以上、簡単にオンライン授業とはどのようなものか、そして、その長所と短所に触れました。
学校という環境がコロナウイルスのせいで勉強できる状況でなくなってしまいました。
その解決策としてオンライン授業が注目されているのですが、オンライン授業ならば問題ないと盲目的に思うのはいけません。
何でもそうですが、オンライン授業もツールである以上、関係者がいかに上手に使いこなせるかで結果が変わってきます。
これまでの通常授業になかった注意点があります。
特に生徒の勉強に取り組む姿勢が、これまで以上に成否を分けます。
しかし、これがなかなか難しい問題です。
現在ブームのようになっているオンライン授業ですが、決して万能ではないということを十分理解し、心して活用してほしいと思います。
葛西TKKアカデミーもオンライン授業を提供しています。
こちらに関しても後日ご紹介する予定です。
少しでも興味関心をお持ちでしたらお問合せいただいても構いません。
TKKアカデミーは皆様の味方です。
いつでも全力をもってサポートする用意があります。
生徒たちには非常に厳しい状況ですが頑張ってください。
応援しています。
2020.04.14
休校になり家庭でも色々問題が発生。特に子供のSNSやオンラインゲーム依存には注意が必要です。
学校が休校になり外出も自粛される中、子供たちは自宅で過ごさなくてはならない時間が増えます。
そうすると今までになかった様々な問題も発生します。
日中も自宅で過ごすようになると光熱費や食費がかさむほか、ある調査によると保護者からは次のような不安や心配事があるようです。
・運動不足(71.5%)
・生活リズムの崩れ(56.9%)
・部活や習い事がなくなった(47.7%)
・自宅学習で集中力が続かない(45.4%)
・学校で勉強ができなくなった(44.8%)
などが上位となりました。
特に休校中の自宅学習に関しては悩みや不安を感じている家庭が86.3%にものぼりました。
しかし、一方で自宅学習について「よかった」(7.4%)、「特に問題ない、変わらない」(3.0%)という回答もありました。
自宅での学習では「集中力が続かない・集中できない」(20.1%)、「進んでやらない・自発的にやらない・やる気が入らない」(15.3%)、「勉強時間が短い・勉強量が少ない」(10.2%)という声が上がりました。
やはり、家庭という環境は勉強には向いていない事例が多いようで、自宅学習の難しさが分かります。
学年が下がればより家庭学習は難しく、ましてや本人が自主的に自覚して勉強するというのは非常にまれのようです。
子供たちの勉強にはそれなりに勉強にふさわしく整った環境が必要で、誰かそばについて指導監督するのが理想的みたいです。
「テレビ、ゲームなどがあるため、勉強に集中できなかった。」
「提出しなければいけないものなど、必要最低限の学習に留まり、子供が自発的にべ句集を進めることはなかった。」
「学校に行っている分の学習時間を確保することは難しいので、勉強悲観は極端に減り、先が不安です。」
という意見が親からは出ています。
学校からの課題も量に限界があり、通常学校で行っているほどの学習を提供できません。
自宅において強制力のない中、子供たちが自律して勉強をするのはほぼ無理のようです。
今、盛んに話題となっているオンライン授業をさせた家庭でも色々問題が起きているようで、この点は後日議論したいと思います。
こうやって勉強はしなければならないけど、自宅で子供たちが自主的に勉強するのは困難で、どうしても勉強は最小限となります。
(自分で決めろと言われれば多くの子供は勉強より遊びを選びます)
学校が休みで新出事項がある訳でなく、やることは既習事項の復習が中心で、計算や漢字などの単調作業が多くなります。
当然子供たちは勉強にワクワクすることもなく刺激のない「つまらない」時間を強要されると感じます。
だから勉強は避けたい、そしてそれ以外の楽しいことを求めるようになる。
勉強時間は本当に減っていきます。
勉強以外の時間をどう過ごそうかと子どもたちは時間を弄ぶようになります。
外出を控え人ともあまり接触するなと言われ、娯楽や遊戯施設も閉鎖され外には行き場がなくなり、かと言って家の中ではできることは限られる。
そうなると子供がやることはYouTubeなどの動画サイトを見たり、ゲームをしたり、SNSで友達とチャットしたりと限られてきます。
この際だから海外のドラマを朝まで一気見する、オンラインゲームを12時間以上没頭するという生徒もいて、生活リズムの乱れも生じています。
夜遅くまでSNSやネットゲームにはまり昼夜逆転の生活を送る生徒も増えます。
こうなると通常に戻るのは一苦労、いや、戻れないかもしれません。
友達に会えず、学校も先が見えない、部活や習い事もどうなるのか分からない、このような不安からストレスがたまり孤独感やプレッシャーが高まるようです。
これらの不安を紛らわすためにスマホに依存する子どもが増えています。
しかし、スマホに触れている時間が長期化し離せなくなると睡眠不足で健康に問題が起きたり、視力低下、肩こり、イライラや不安感など精神的にも肉体的にも悪い影響が出始めています。
更に恐ろしいことは、これらの症状が無自覚のうちに進み回復が難しいことです。
この件の対策と注意点も次回考えていこうと思います。
とりあえず今回は問題提起まで。
コロナウイルスによる休校は子供たちばかりでなく親たちにとっても未知の経験を強いることになりました。
そして、学校という環境から切り離されたとき、どのように過ごすかで子供たちの学力や成長は変わります。
通常の生活に戻ったときに大きな差となり現れます。
しかし、分かっていても未熟な子供たちが自分から何をすべきか考え適切に自宅で勉強や望ましい生活を送るというのは至難の業です。
やはりそれなりの環境を与え、きちんと管理してくれる人がそばにいないといけません。
指示だけして後は子供の責任で放っておくのはいけません。
葛西TKKアカデミーも一緒に対応を考えたいと思いますので、悩みや不安がある方は気軽にご相談ください。
2020.04.09
コロナウイルスによる休校はいつまで続くのか。勉強の仕方がよく分からない新一年生、それから受験を迎える中高の三年生は特に注意!
コロナウイルスによる休校が全国各地で行われています。
多くは5月6日までのようですが、地域や学校によって対応がかなり異なっています。
更に休校期間も本当に5月6日で終わる保証はなく、延長される可能性も大いにあります。
何もかも先行きが分からない状況において、特に新一年生、そして受験生は注意が必要です。
新一年生は新しい学校が始まり、新たな生活と勉強を理解し、それに慣れ、その後の学校生活を円滑に過ごすための土台を作る大事な時期。
これが今回のコロナウイルスによる休校で全くできないままとなっています。
一応学校から課題が出され自宅学習をするようになっているみたいですが、そもそも新しい学校とはどのようなものでどのように勉強しなければならないか全く分からない新入生に課題を出してもどのようにしていいのか分からないのが当然です。
特に新小学一年生は教科書を使った学習の経験もなく、教科書に書かれていることを正しく理解することすらままなりません。
保育園や幼稚園でひらがなや数字を習っていても十分に身についている訳でなく(それすら身についていない子供もたくさんいるのですが)、ましてや文を読んでその意図や目的を理解するのは相当至難の技です。
絶対にそばについてしっかり勉強を見て助けてあげないといけない時期に学校に行けないのは本当に厳しいです。
家庭で親御さんが勉強を見る家庭もあるかもしれませんが、それも教えることに慣れた人でなければ子供太できないことにいら立ち口論になり親子ともどもストレスをためるだけという結果になるケースも多々あります。
新小学一年生は話に聞いて勉強に憧れています。
少しでも早くたくさん学びたいと意欲を燃やしているのに、家庭学習でつまずき勉強嫌いになるのは本当に不幸です。
中学や高校も同じで、学習内容がそれまでより格段に難しくなります。
最初の基礎がきちんとできなければその後の勉強が十分についていけなくなります。
小学一年生と違い中高生になると親が勉強を見てあげるのもできなくなる家庭も増え、結局子供は誰にも頼ることができず、分からないままでいるしかありません。
さらにこれが後一ヶ月で終わり、学校が再開してから取り戻せるのかというとそれも疑問です。
5月6日から学校が始まるという保証はなく、また延長になるかもしれない。
1学期もまるまるつぶれて夏休みから学校再開か、それとも二学期からなのか。
こうなるとこの数か月の空白が生徒に与える影響ははかり知れません。
現に暇を持て余し、SNSやゲーム、動画にふける生徒が多く発生しています。
勉強習慣がないまま長期にわたって生活していると、通常の学校生活には戻れないかもしれません。
また受験生もこの空白の期間は大問題です。
この空白によって遅れた勉強は入試でどうなるのでしょうか。
高校受験はある程度地域ごとでまとまっているから、各地方の教育委員会が入試で配慮してくれるかもしれませんが、それもはっきりしません。
大学受験も同じです。
不幸なことに今年度から教育改革が本格的に動き始め、学校の授業も入試も大きく変わる時期です。
先生も新しい教育に手探りな状態なのに、加えてこの混乱です。
新しい教育をまともにできるとは思えません。
去年新しい共通テストにおいて非難があり制度についての混乱があって、ではどのようにしていくのか明確に決まっていないのに、加えて学校で授業ができていない状態で入試をどのように受けさせるのでしょうか。
コロナウイルスによる対応は先ほども述べたように地域や学校によって様々で、休校していない地域もあれば休校していてもきちんと対応し授業に損傷がないように努めている学校もあります。
もちろんそれができない学校もあります。
塾や予備校も同じで十分な対応ができるところとそうでないところがあります。
つまり入試の最も大事な公平性が保たれないという事態が起きているのです。
文科省は今、休校するかどうかで手いっぱいで入試をどうするかまでは手が回っていないように思えます。
だいたい入試問題を作成するのが6月くらい、10月には印刷を始めます。
コロナウイルスによる混乱が夏まで続いたとすると、来年まともな受験ができないのは明らか。
その時、政府はどのような対応をするのでしょうか。
何も情報がないので受験生はどうしていいか分からず不安と心配でパニックになるかもしれません。
コロナウイルスによる休校は全ての生徒に十分な勉強を提供できない事態となりました。
政府はいまだ勉強の遅れや入試、その他学校生活における様々な問題への対応について何も語ってくれません。
ただ休校期間をる決めだけで、細かい点は現場に丸投げ。
結果、生徒間の勉強格差が進むのです。
本当に困りものです。
全ての生徒にとって大変な状況です。
葛西TKKアカデミーは一人でも多くの生徒の力になって、彼らがこの難局を乗り越えられるように手助けしたいと強く考えています。
生徒たちが少しでも安心して勉強に取り組めるように尽力します。
どんなことでも構いません。
困ったことがあれば一人で悩まず気軽にご相談ください。
お待ちしております。
2020.04.07
一斉休校中は学校はどうなるのか。失われた学習内容はどうなるのでしょうか。
東京を始め多くの学校では当初の予定に反して、ゴールデンウィーク明けの5月6日まで休校を延期することになりました。
始業式、入学式は行われる者の、参加者や時間を限定しかなり簡素なものになります。
あいさつも最小限に抑え、国歌斉唱なども録音を流すだけで歌わないなど、コロナウイルスの感染を抑える工夫をしています。
一応、週に一回程度の登校日を設け、生徒の安全の確認と連絡はするようですが、できるだけ早く解散し授業な一切行わないようです。
このような状況に陥り、教育現場では混乱が絶えません。
さて、休校によって消えてしまった授業分の学習はどのようになるのでしょうか。
はっきり言ってどうなるか未定というのが現実のようです。
事態の収拾も見えないので何も計画できません。
政府や自治体の支持も定まらず明確なガイドラインも提示されていないので、現場ではどのように対応すればいいか困っているようです。
休み中の課題を出しているようですが、授業が行われないので新しい学習事項をやるのではなく、これまでの既習事項の練習が中心になっているようです。
中には先生方が工夫をして、新たな学習用動画を独自に作成し、YouTubeなどにあげて生徒の勉強を支援している所もあるようです。
こうなってくると生徒一人ひとりの過ごし方で学習進度に大きな差が生じます。
勉強が好きで積極的に学習できる生徒はどんどん先に進めるでしょうが、そうでない生徒は拘束されるものがないので勉強を全くしないで家でゲームにふけることもできます。
せっかくやろうと思っても、分からないところが質問できず、そこで気持ちがおれて鉛筆を置いてしまうかもしれません。
家庭で一人で勉強するのはよほど自律できる生徒でないと難しそうです。
今回は三月の一斉休校の発表のときは突然のことで事前準備ができず、十分な対応ができなかった学校がほとんどです。
休校とは言え先生方は休んでいる訳でなく、コロナウイルスの対応や授業をどうするかなど、いつも以上に忙しい日々を送っていらっしゃったようです。
そして、学校再開の延期。
これも当初の開始日直前の突然の発表であり、やはり十分な対応ができているようには思えません。
やはり休校中の学習は学校が再開してから補っていくようになるみたいです。
一日の日程を授業一コマ分増やす(一日7時間)、土曜も登校する、学校行事を削って授業に当てる、夏休みなどの長期休暇を削って授業に当てるなどが考えられているみたいです。
しかし、これも休校が長引いてフォローしなければならない時間が増えれば、とても在学中に消化しきれなくなります。
特に多くの中学高校生は受験があり、それに間に合わすためには長期の授業の抜けは致命的です。
仮に上記のやり方で何とか学習項目を全うできるとしても、集中的に生徒の負担が増え、果たして耐えられるのか心配です。
学校生活は勉強だけではありません。
様々な行事や体験を通して人間関係など社会に出て必要な多くのこと学び、また将来振り返ったときの楽しい思い出作りも健全な人格形成には不可欠です。
これかの勉強以外のことがないがしろにされるのは大きな問題です。
結局学校の対応を待っていては間に合わないので、各自で考え行動するのがいいのでしょうが、家庭によってはそれが難しいところもあります。
そのあたりの支援も政府からは具体的に提示されていません。
登校時間や登校日をずらし、生徒たちを分散して登校させるという案もあります。
実は経済的に苦しい家庭では学校給食に子供の栄養摂取を依存している所が多くあります。
休校では給食がなくなるので、分散でも学校に行き給食が食べられれば、これらの家庭は大いに助かります。
また、級友との交流は生徒の精神衛生上大切です。
確かにクラスター化の心配もありますが、家に閉じ込めっぱなしも生徒によくありません。
実際に長期にわたる外出自粛で生徒のストレスは膨れ上がり、家庭内暴力、口論、破壊行動など問題行動が出始めています。
しかも、新年度のこの時期、先生と生徒やクラスメイトが教室を通して仲間意識を確立し、その後の様々な活動の基礎を作る時期。
特に新入生は新しい環境でどのように過ごすかを学ぶ時期。
この時期に学校に行けないのは大問題です。
新入生は何をどのように勉強していいか分からないのに、自分で学習を進めろというのは無理な話です。
また、オンライン授業も全ての家庭で利用可能な訳でなく、それを利用するためにはインフラを整え誰もがアクセスできる環境作りをしなくてはいけません。
しかし、それには時間がかかりそうです。
個人的には少人数であればいいのですが、クラス単位の大人数になると管理がどうしても行き届かなくなり、効果も薄いような気がします。
くれぐれも大人にやりましたという形式を与えるだけの道具になってほしくはありません。
やるからには生徒の立場で有意義なものにしてほしいです。
今回の問題は非常に難しく個人や家庭によって意見は大きく分かれます。
何が正解か分かりません。
更にタイミングが悪いことに、今年度から教育改革で学習内容が大きく変わる年に当たります。
誰もが初めてでどうしていいか試行錯誤する中のコロナウイルス問題。
とりあえずコロナウイルスが収まるまでは、新教育課程(プログラミングや小学生の英語など)は停止しこれまでのやり方を継承した方がいいと思います。
混乱でそこまで手が回らないからです。
本当に最終的にはそれぞれが判断しどのように勉強を進めるか決めるしかないと思います。
家庭によってはその選択肢は多いでしょうし、そうでない家もたくさんあるでしょう。
いずれにしても葛西TKKアカデミーは皆さんの力になります。
どんなことでもご相談ください。
そして子供たちの未来が少しでも明るいものになるよう願っています。
2020.04.01
都内の学校再開がゴールデンウィーク明けまで延期になりました。勉強は自分たちで何とかしないといけません。
本日、コロナウイルス感染者の拡大に伴い、東京都が予定していた学校再開をゴールデンウィーク明けの5月6日まで延期することに決めました。
文科省が新学期からの学校再開を発表するも、最終決定は地域にゆだねるということでした。
毎日のように感染者数が増え続ける東京では、この環境のもとでの学校再開は感染拡大につながるとしての判断です。
またギリギリになっての発表でしかも具体的対応は全て現場任せです。
命に関わることなので休校は仕方ないとしても、それに伴って必要となる細かいケアは相変わらずはっきりせず、政府の対応の甘さを感じずにはいられません。
一ヶ月に及ぶ休校から各家庭では疲弊の声が出始め、子供たちにも精神的な問題も指摘されています。
子供がずっと家に閉じこもっていることで、家族間のストレスがたまり、イライラが募り、口論やケンカが増えているようです。
また、子供たちも友達に会えず寂しがったり、外へ遊びに行けなくて運動不足、エネルギーの発散ができていません。
勉強の遅れに対する不安も多く、学校が始まって補習で補えるのか、本当に学校だけで学習内容を全て終わらせられるのか疑わしいです。
子供が一日中家にいることで光熱費や食費が如実に上がり、特に給食が子供たちの栄養バランスの要となっていた家庭には大きな打撃です。
健全でない生活が続くことで子供の赤ちゃん返りを懸念する専門家もいます。
こんな状況で、更に一ヶ月の延長。
もうこれ以上、こんな生活を維持するのは難しい家庭も多く出てきていることと思います。
各家庭でどうにかできる範疇を超えた状況になっているにも関わらず、政府は生活の保障も安心も与えてくれません。
本来の役割をきちんと果たせない政府に何の意味があるのかと疑問を持たずにはいられません。
一か月後にコロナウイルスが収まっているとは考えにくく、またその時になって延長するのでしょうか。
世間ではいっそのこと9月まで一斉休みにしてアメリカなどと年度始めを合わせるのがいいのではないかという意見もあります。
しかし、コロナウイルスの収束には何年もかかるという専門家もおり、また休校の9月までの間をどのように過ごすべきかなど課題があります。
オンライン授業を推進させるという声もありますが、これもオンライン授業ができる環境を全ての生徒が整えている訳でなく、その準備や整備には費用が掛かります。
学習機会の平等を考えるならば、やはり政府による援助は不可欠です。
しかも、私の経験からオンライン授業は個人や少人数ならばいいのですが、人数が拡大すればするほど、個人個人での学習理解度や成果にばらつきが出るように思えます。
すぐそばでライブの感覚がなく生徒が油断してしまうせいでしょうか。
学校という専門の場ではなく家庭など勉強以外の誘惑の多い環境のせいでしょうか。
はたまた、画面を通しての指導なので先生の目がより行き届かなくなるせいでしょうか。
皆さんが思うほどオンライン授業は万能ではないことを言及しておきたいと思います。
葛西TKKアカデミーいつも学習を通して皆様の力になれるように考えています。
葛西TKKアカデミーにもオンライン授業はあります。
zoomというアプリを使ったもので、1対1または少人数による授業形式が中心です。
e-boardというオンラインアプリを使った自己学習型の授業もあります。
前者はいつもの個別指導の場所が自宅になるという感じです。
指導の内容と質は普段のものとさほど変わりません。
一方、後者は自分であらかじめ作られている学習内容を理解し、確認として問題を解くものです。
自主学習型なので費用は大きく抑えることができますが、生徒によっては自分のレベルに合わない可能性があります。
他にも勉強や生活に関する心配や不安があれば遠慮なくご相談ください。
どんな些細なことでも親身に対応します。
この状況下で学校任せだと本当に勉強が間に合いません。
待っていては何もしてもらえません。
自分たちで行動しないといけません。
親も生徒も本当に厳しいと思います。
みんなで力を合わせて乗り切りましょう。
2020.03.30
学校再開が迫っています。文科省の学校再開指針についてお話したいと思っています。
コロナウィルスの影響で突然の休校となって一ヶ月。
政府は当初の発表通り、春休み終了と同時に学校再開に踏み切る方針です。
そこで学校再開に向けた指針が示されましたのでお話したいと思います。
学校再開に向けてどのような対策を取るか、問題が発生した時にどのように対応するかをガイドラインにまとめたものです。
集団感染が起きる3条件がそろわないようにするのが主な対策です。
3条件とは次のとおりです。
1.換気の悪い密閉空間
2.多くの人が密集
3.近距離での会話や発声
まさに学校はこれらの条件がそろっている所で、いかにこれらの条件が重ならないようにするかが問題です。
ガイドラインでは教室の換気をし、会話のときはマスクをするなどして、学校がクラスターにならないように努めることになっています。
生徒や教員は毎朝検温し、症状を確認。
手洗いや咳エチケットの指導。
抵抗力を高めることの重要性を指導。
3条件が同時に起きるような場を避け、換気を行いマスクを使用。
休校に伴う学習の遅れに関する対応を検討。
入学式の実施方法の工夫。
部活動の実施内容や方法の工夫。
学校給食における感染防止の工夫。
放課後児童クラブや放課後提サービスの教室等の活用についての検討。
学校再開に伴い、上記の事柄をチェックするように文科省は指示しています。
入学式や修学旅行などの学校行事もこのガイドラインを参考に各校が考えながら対策を講じるようにとなっています。
学校行事というのは生徒たちの思い出となり、彼らの心情に配慮して中止ではなく延期の方向で検討することを求めています。
感染者が出た場合は出席停止とし、濃厚接触者は二週間の出席停止となります。
文科省の指針を受けて多くの自治体では4月からの学校再開を予定しています。
ただ文科省は指針を示すだけで具体的にどのような対応をすべきか、実際できるのかという詳細な指示や検討はなく、実施についてはそれぞれの判断にゆだねるという、現場への丸投げともとられる態度を示しています。
(この点は教育改革に関しても同じで一貫していますが)
ざっと考えただけでも次のような問題点が簡単に挙がります。
店頭からマスクが消えている今、本当に生徒全員のマスクが各家庭で用意できるのか。
政府は解消すると言っていたマスク不足はいまだに解消されていません。
特に小さい子供たちが会話をしないで過ごすことは難しく、音楽は音声を発しず行うそうです。
特に教育改革でこれからアクティブラーニングを行い活発な議論を教育の目玉としていただけに、このタイミングでこの指示は現場を困惑させます。
人と人の間を2メートル開けるのが望ましいと言われていますが、学校という限られた空間で可能か。
曜日や時間を分けて時差登校するなどの工夫もあるようですが、本当に学習の遅れなくやれるのか。
やり残した勉強は授業内外で補修するそうですが、十分な指導ができるのか。
コロナウィルスや家庭の事情、経済格差でいじめや差別が生徒間に起きないか。
各地域で対応が異なると休校が長引く地域とそうでない地域の学力格差はどのように解消するのか。
他にもたくさんあります。
問題は山積です。
コロナウイルスの感染者は日に日に増え、休校要請をした時よりも状況は悪化しているように思えます。
なのに再開!?
文科省が学校再開を結論付けた根拠は、「コロナウイルスに対する関心と意識の高まり」でより各自が予防に対して真剣に取り組むことを挙げているが、文科省の挙げた対策は広く一般的にもうすでに行われていることばかりであった、現実はそれでも感染者が拡大していること。
いくら心がけても完全に防ぐことはできないことは明らか。
ならば、文科省の決定は学校での感染拡大をかなりの確率で起こしうると考えるべきです。
親としては、果たしで本当にこのような状況で子供を学校に行かせるべきでしょうか。
政府は再開の延期や再休校もあり得るとしています。
(個人的には学校で感染が起こり再び休校になると思っています)
本当に先が読めない状況になっています。
学校が生徒の学習を保障してくれる見込みは乏しいです。
学校が頼りにならないなら、各家庭が自分でどうにかするしかありません。
何もしないと勉強はどんどん遅れていきます。
子供たちの学ぶ権利はこのままでは守れないと考えます。
この問題に関してはまだ言い足りないので引き続き議論します。
葛西TKKアカデミーは生徒たちの味方です。
できることは何でもします。
子供たちの学びたい気持ちを叶えられるように力になりたいと思います。
どんなことでも構いません。
気軽にご相談ください。
2020.03.26
臨時休校で家庭学習。でも他の子は何時間家で勉強しているの?学校再開のときに差が生まれる?!
コロナウイルスの影響で学校が突然休校になり、勉強は生徒がそれぞれ家で自分の力でやらなくてはならなくなりました。
とは言え、「自分で勉強しなさい。」と言っても多くの子供たちは簡単に自主学習ができません。
「外出は控えなさい。」と言われても実際には街中で友達と遊び歩いている光景を目にします。
他のこと一緒にいないから自分が人並みに勉強できているのか分からない。
親も同様に大丈夫なのかと不安に思っていることと思います。
今回は小学生ですが、休校になってからの子供たちの一日の勉強時間についての調査結果がありましたのでご紹介します。
小学校の生徒を対象にした調査ですが、休校になってからの学習時間は次のようになっていました。
1時間以内 23%
1時間~2時間 16%
2時間~3時間 20%
3時間~4時間 26%
5時間以上 15%
この調査結果によると一日3時間~4時間勉強している子供が最も多く全体の4分の一強となっています。
比較的長い時間勉強しているようですが、学校での授業時間がそのまま家庭学習に転嫁されたとみるならば妥当な数字かもしれません。
家でも意外としっかり勉強していますね。
学校の課題はすぐに終わり、塾の宿題や上級の勉強の先取りをさせているようです。
市販のドリルや参考書を買い与え勉強させているようで、親の勉強に対する意識が高い家庭がこのカテゴリーに多く入っているみたいです。
特に中学受験を考えている親が勉強時間を多く設けているようです。
ただ「やれ。」というのではなく、スケジュールを組んで学習時間や休憩時間の管理もしっかりしている家庭が多くみられます。
次に多かったのが1時間以内でこちらも全体の4分の一近くを占めています。
こちらも学校の課題に加えて自分で購入したドリルや問題集、アプリを使った勉強をさせているみたいです。
特徴としては一度に一つの勉強に割く時間が短く、結果として全体でも家庭学習の時間が短くなっています。
このカテゴリーでは親が子供に対して勉強するように言いはするけど、そこまで強制的にさせず、本人の自主性に任せているところが多いようです。
結果として子どもが自分の判断になるので、勉強より遊びなどが優先になるのでしょう。
学校の代わりということだから、机に着く勉強だけでなく運動や図工などの活動もさせる家庭もありました。
正直、学校がなく強制力が弱い環境に子供がいて、本人がなかなか勉強に取り掛からないと嘆く声も聞かれます。
次が2時間~3時間になり全体の2割です。
午前中は勉強で午後は自由とか親子で話し合って一日の時間割を決めている家庭が多くみられます。
勉強と遊びのメリハリをつけることで子供の集中力も切れず勉強ができるようです。
次が1時間~2時間の家庭で16%。
本当はもっと多く学習時間を設定したけど、やってみると思ったほど学習効果が出ない、子供のやる気が続かないなどの理由で時間を短くした結果こうなった家庭がありました。
慣れない環境で体調不良を起こし、あえて勉強時間を減らしたようで、そう考えると単純に時間の長さだけでなく勉強する環境も重要だということが再認識されます。
最も少なかったのが5時間以上で15%。
学校と同じスケジュールを組み、更に学校終わってからの宿題や家庭学習の時間も設けているようで、これまでと同じペースで生活することを重視しているみたいです。
実際、学校の日程をそのまま家庭での学習時間に置き換えれば、このような結果になることも当然でしょう。
ただ、学校の授業中はずっと机上の勉強だけしている訳でなく、多様な活動も織り交ぜながらの学習になるので適切がどうかは判断が分かれるところでしょう。
中には中学受験の勉強が親本人が直接見れるのでありがたいという意見もありました。
個人的には5時間以上という最も学習時間の長いカテゴリーでも15%あったのに驚いています。
以上が家庭学習の調査結果でしたが、いかがだったでしょうか。
よそと比べて自分の子供は勉強時間が少なく焦ってしまいましたか。
それとも意外とよそは短いから安心しましたか。
学校という専用の環境でなく、強制力も乏しい中、誘惑も多い中で子供を学校と同じように勉強させるのは至難の技かと思います。
子供は当然、やれと言っただけでやるものではなく、油断もあるでしょうから、普段以上に勉強しにくくなると思います。
学校から離れてしまっているのだから、学校以外の学習環境が子供の勉強に大きく影響します。
塾や家庭教師、親が直接指導できる家庭ならばいいのですが、そうでない家庭は子供の勉強が進まず、学校が再開した時の学習格差というものに反映することでしょう。
「学校が休みだから自分で勉強すればいい」と言うのは子供の確かな学習と能力の発達を考えたとき十分とは言えません。
誰もが同等に勉強できる機会を与えるべきですが、現実はそうはいっていません。
家庭の経済状況と親の意識がこの格差を生む大きな原因の一つに思われます。
アメリカなどでよく言われることですが長期休暇があまりにも長すぎると、子供の学習意欲にも大きく影響し、学校が再開した時に勉強に手がつきにくくなるそうです。
一斉休校が始まってから一ヶ月近くになり、4月の新年度が予定通り始まったとしても40日近くの休校。
これは夏休みがもう一つできたのに等しい。
子供たちはまた依然と同じ心構えで学習に再び取り組めるのでしょうか。
休みの間にいかに過ごせたか、それがそのまま再開時の学習格差に反映することでしょう。
更にコロナウィルスの状況によっては再開が延期されたり、再び休校になることも考えられます。
本当に将来が見通せなく学習が遅れる要因ばかりです。
休校日が増えれば植えるほどフォローは難しくなります。
学校は終えられなかった指導項目を生徒に丸投げして済ましてしまうのでしょうか。
今までも多少はやり残しがありましたが、今回はそれの比ではない量の学習内容が残ってしまうのではないでしょうか。
そんな時、学校がきちんと補習してくれる見込みは少なく、自分でどうにかしないといけなくなるでしょう。
今回のコロナウィルスで子供たちの置かれている状況は非常に厳しくなっています。
どうにかしたくても現実的な問題から十分に学習機会を提供できない家庭もあります。
子供の権利として本人が望めば十分な勉強をさせてあげたい。
葛西TKKアカデミーは常にそう考え、経済的理由などでそれが叶わない生徒はとても可哀想と考えます。
どんなことでもいいです。
困ったときは遠慮なくご相談ください。
何とかして力になりたいと思っています。
2020.03.21
新学期から学校再開?!政府は一斉休校要請を解除するつもりのようですがその根拠は何でしょうか。
新型コロナウィルスの流行により、今月に入って政府からの突然の休校要請。
ご存知のように社会に大きな混乱を起こしました。
そして、政府は一斉休校の延長はせず、4月の新学期から学校を再開する方針です。
平常の学校生活に戻れることはいいことですが、何を根拠に再開を決定したのでしょうか。
専門家会議によると現在の感染状況は「持ちこたえているが、一部の地域で拡大が見られる」ということです。
感染者数、死者数共に増え続けており、どう考えてもまだ沈静化に向かっているようには思えません。
なのにどうしてこのタイミングで再開を発表したのでしょうか。
国民が納得し安心できる理由が見当たりません。
強いて言うなら、これ以上の現状維持がコロナウィルス以外の部分への悪影響が大きくなるからというぐらいしか思いつきません。
しかし、実際に子供たちにも感染しているわけだし、大人に関しては活動の制限がなされておらず、大人が家庭にウイルスを持ち帰り子供にうつることも考えられます。
そして学校で感染が広がることも想定できます。
ワクチンや薬もなく、予防が最大の対抗手段である状況で、明確な根拠のない学校再開は親にとっては不安でしかないと思います。
きちんとした説明が求められます。
確かに子供が学校に行けば、親は家で子供を見なくても済み、仕事にも出かけられるのでいいのかもしれませんが、ウイルス感染の可能性のある環境に我が子を送らなければならないとなると二の足を踏むのも理解できます。
親ならどうしても万が一を考えてしまうのは当然ですから。
政府は再開の判断は地域が下すことにしています。
感染が確認されていない、比較的リスクの低い活動から再開するようにし、危険性の高い地域では休校の延長も選択肢の一つとなっています。
しかし、明確な基準なしにどうやってリスクの度合いを判断できるのでしょうか。
その指針は明確にはされていません。
とにかく政府は「要請」などかけ声はかけるけれど、実質現場への丸投げで責任という点では、あまり真剣に考えていないように見えます。
政府はもっと責任をもって、明確で具体的な方針を立て国民の不安を払しょくできるように願いたいです。
そもそも休校の発表も専門家の意見を聞いたわけでなく、首相の強行であったと聞きます。
その結果、特に共働きや低学年の児童の家庭を混乱させました。
家計の収入の減少に対する補償もなく、不安と不信を広めました。
コロナウィルスの件に限って言えば、政府の行動は場当たり的で思慮に欠け、にもかかわらず専門家の意見を軽んじ、事態を悪化させたと言えるのではないでしょうか。
一斉休校の決定は明確な根拠があってなされたわけではありません。
納得のいく具体的な説明もなく、実施に伴って起こる弊害に対する対策もなく、そしてこのタイミングで学校再開の発表。
しかし、その理由も明確ではありません。
本当に全国一斉休校が必要であったのかという疑問は専門家の間でも多く持たれ、するにしても休校にするだけでは家庭の負担も大きく不十分なので、政府によるフォローが必要を言われているのになかなか行動ができない。
事態は深刻で一刻を争うのに。
始まりが思い付きなら終わりも思い付きに見えます。
当時の状況で休校するならば、現在の状況で再開というのは矛盾している気がします。
なぜなら状況はさほど変わっていないからです。
いずれも非常に中途半端な決断に思えます。
政府は終始迷走し後手後手で子供や家庭に多大なる迷惑を掛けているのを感じているのでしょうか。
新しい入試制度、教育改革の混乱もそうですが、今の政府は何事にもいい加減に感じられて仕方ありません。
社会的弱者を守り国民の幸せを保証するのが政府の役割のはずなのに、自分たちのことばかりで人々の苦しみに目が届いていないのではないのでしょうか。
何でも自己責任ならば政府は要りません。
子供や家庭の不安を一刻も早く取り除けるように、政府本来の使命を全うしてほしいと思います。
2020.03.15
昨日は卒業式のあった学校も多かったようです。かく言う私の娘も卒園式でした。日本人の大切にする節目が子供の成長を実感させてくれます。
昨日は多くの学校で卒業式が行われたようです。
今年はコロナウイルスの影響もあり、卒業式自体行われるのか心配の声もありました。
しかし、子供たちのことを考えると、中止にするよりはきちんと式を開いてあげて、生徒たちの巣立ちを祝ってあげるのがいいと思います。
けれども状況が状況だけに残念ですが、苦渋の決断で行われないのも致し方ないことといえるでしょう。
でも、やはり長い人生振り返ったときの思い出として残してあげられる方がいいですよね。
かくいう私も、娘が今年保育園を卒園となりました。
中止になったらかわいそうだなと思いながら昨日を迎えました。
例年通りとはいかないまでも、規模を縮小したり、ウイルス対策をしたりと工夫をして何とか開催にこぎつけてくれた先生方の努力に一保護者として、心より感謝です。
お陰様で感動的な時間を過ごせました。
初めての詔書の授与に、きちんとできるかな、言うべきことを大きな声で言えるかなと心配していましたが、緊張しながらも本人の最善を尽くしてくれました。
因みに将来の夢は「アイドルになること」だそうで、宣言された以上は親として応援するしかないなと思いました。
本当に子供同士仲良しのクラスで、お友達がうまくできないときはそばに来て助けてあげていました。
先生方の挨拶も感動的で、こんな素晴らしいクラスにしていただいたことに刑を表したいと思います。
日本人は様々な場面で始めと終わりの節目というのを大切にします。
そこでけじめをつけて、それまでのことを心にしっかりと留めると同時に、新たなる門出を祝い決意を新たにします。
こういう節目があるからこそ、人生がダラダラと流れるのではなく、メリハリのあるものになっていくのです。
これから進む道、自分の希望通りになった生徒もいるでしょうが、どうしても思い通りにならなかった生徒もいます。
しかし、これは長い人生の一つの通過点にすぎず、どの道が正解かなどということは誰にも分かりません。
分かっていることは、これまでのことそしてこれからのことを無駄にせず、悔いのないように全力で進まなければならないことです。
子供たちは一つの選択をしましたが、これは結果ではなく新たな始まりであり、実はこれからどう過ごすかで人生が大きく変わるんだということを忘れないでほしいです。
希望通りだからと言って油断すれば、きっと後で後悔します。
これまでの思い出を胸に、これからの人生を誠心誠意頑張って生きてください。
そしてその先に、輝かしい未来が皆様に待ち受けていることをお祈りいたします。
卒業された皆さん、本当におめでとうございます。
2020.03.09
非認知スキルが学力を向上させる!?最近注目される非認知スキルについてお話します。
最近、学力の向上には非認知スキルが大きく影響すると言われています。
「非認知スキル」とはテスト(IQや学力など)で計測できる能力に対し、測ることは難しいが学力などの認知能力を得るためには欠かせない能力のことを言います。
具体的には集中力や忍耐力、諦めない力や協調性、コミュニケーション能力など多岐にわたります。
ある社会調査において子供たちの家庭の経済的及び社会的背景と学力の関係を調べた結果、経済的に厳しく親の勉強に対する関心が低くても学力の高い子供たちのグループがいたそうです。
経済的にゆとりがあり親が教育熱心であれば、塾に行かせるなどして子供の学力が上がる傾向にあるのは当然と思われるのですが、そうでない家庭の子供でも学力が高い者がいるのはなぜでしょうか。
そこで注目されるようになったのが「非認知スキル」です。
調査によると、非認知スキルと学力の間には緩い相関関係があるそうです。
そして、非認知スキルと先ほど述べた勉強に有利であろう家庭環境との間にはあまり相関関係が見られなかったそうです。
つまり、非認知スキルが高ければ勉強に不利な家庭でも学力が上がるかもしれないということです。
では、非認知スキルはどうすれば高めることができるのでしょうか。
調べると次のような子供に非認知スキルが高いことが分かりました。
・物事を最後までやり遂げ嬉しかった経験を持つ。
・難しいことでも失敗を恐れず挑戦する。(失敗を恐れなくてもすむ許容のある環境にいる)
・自分のよいところを分かっている。(自己肯定感)
・人前で自分の意見や考えを発表するのが得意。
・友達など、人の話を最後まで聞くことができる。
・相手の考えを理解し受けとめることができると同時に自分の考えも持てる。
・話し合いの場で自分と異なる考えや少数意見などのよい点を見つけそれを取り入れたり折り合いを付けたりして、全体の意見をまとめることができる。
・人と協力して目的を達成し嬉しかった経験を持つ。
このような経験や考え方を持たせるには、学校だけでなく家庭でも工夫し生活の中で育むことができます。
これは決してお金をかけて大きなことを成し遂げなければならないということではありません。
小さなことでいいのです。
例えば親子で協力して日曜大工をしてみたり、休日に料理を一緒に作ってみんなで美味しく食べたり。
こんな日常の些細なことで子供の非認知スキルは伸びるのです。
運動や演劇などを含む創造的な活動も効果があるでしょう。
子供の学力が伸びないのは、その土台となる非認知スキルが弱いからかもしれません。
特に経済的、社会的に認知能力を伸ばすのが困難な家庭は、非認知スキルからアプローチしてみるのも一つの方法かもしれません。
2020.03.01
コロナウイルスの感染が拡がっています。でも葛西TKKアカデミーのオンライン授業なら安心です。
現在、コロナウイルスが全国的に流行中で、とうとう学校も休校の事態に。
勉強が遅れるのではないかと危惧する家庭も多く見受けられます。
図書館などの公共施設も相次いで閉館となっています。
更に、多くの塾も集団感染を恐れて休講となっています。
家庭で子供たちがきちんと自主学習ができるか心配という声も聞かれます。
このようの状況もあり、現在、生徒たちの勉強は厳しい環境にあると言えます。
そこで葛西TKKアカデミーのオンライン授業をお勧めします。
パソコンやスマートフォンがあればOK!
インターネットの環境があればどこにいても、「zoom」というアプリを使って誰でも簡単に授業が受けられます。
家でもお出かけ先でも、場所を問いません。
塾に通う必要もないので、通塾中や授業中に感染するという恐れもありません。
学校が休校で学校の授業が進まない今だからこそ、このチャンスを利用してこれまでの苦手や分からなかったところを克服したり、休講中の授業内容をしっかり押さえ、休校分の勉強が遅れることなく、学校が再開しても安心して勉強ができるように準備をするのは非常にいいことです。
また、このような時もオンライン授業ならば便利です。
「突然の悪天候で通うことができなくなった。」
「急に体調が悪くなって通うのは難しい。でも、自宅で授業を受けたいなあ。」
「家で勉強していたら分からないところが見つかった。でも、この質問のためだけに塾に行くのは手間だ。」
これをきっかけに一度オンライン授業をお試しください。
お問合せは次の通りです。
Eメール:tkkac2016@gmail.com
TEL:03-5878-0027
また、休校中、子供の預け先がないというご家庭も是非葛西TKKアカデミーにごご連絡ください。
ご相談に応じます。
このような緊急事態において、生徒も家庭も学校も混乱していることと思います。
葛西TKKアカデミーは皆様の力になり、この危機を乗り越えられるように願っています。
2020.02.29
コロナウィルスで学校が休校になり、子供の預け先がない家庭は葛西TKKアカデミーが受け付けます。また、勉強の遅れが心配な家庭は葛西TKKアカデミーのOnline授業があります。この厳しい状況を頑張って乗り切りましょう。
昨日も離しましたが、コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は急遽、来週から春休みまでの全国の学校の休校を要請しました。
東京都も国の方針に従い、急遽、来週月曜から学校を休校させるようです。
しかし、このことは多くの混乱を学校や家庭に引き起こしています。
中でも、共働きやひとり親の家庭などからは、親が働いている間、子供たちをどこに預ければいいか困るという声も聞こえています。
特に小学校低学年の子供を持つ家庭などは、まだ一人で留守番のできない子供たちは誰かが見てあげなくてはなりませんが、これが非常に大きな問題となっています。。
仕事を休むのは容易ではありません。
収入が減り家計が厳しくなるのはもちろん、解雇されるかもしれないという不安と恐怖があり、とても仕事を休めない。
しかし、子供を誰かが見ないといけないが、その当てがない。
学校が休みになっても学童保育は行われるようですが、すでにいっぱいの学童保育に今回の事態を受けて新たに生徒を受け入れられるか疑問ですし、そもそも生徒がより密集するような状況が生じ、ウィルスが混入した時の感染リスクが高まるのではないかという意見もあります。
更に、休校中の勉強はどうなるのか、勉強が遅れるのではないかと心配する保護者の話も聞きます。
そこで葛西TKKアカデミーは、先ほど述べたような家庭の子供の預かりになりたいと考えています。
小規模の塾なので多くの生徒の受け入れはできませんが、可能な限り子供の居場所を提供し皆様のお役に立てればと思います。
集まった生徒たちの学年等にもよりますが、午前中は勉強を指導し、午後はアクティビティを中心に過ごそうと考えています。
もちろん要望があれば、それを踏まえて内容をより充実させるつもりであります。
また、オンライン授業で休校中の勉強のフォローやこれまでの弱点克服をすることもかさい葛西TKKアカデミーなら可能です。
いずれにしても事態は急なので、迅速に対応したいと思います。
お問合せは次の通りです。
Eメール:tkkac2016@gmail.com
TEL:03-5878-0027
要望等ありましたら何なりと遠慮なくおっしゃってください。
可能な限り対応したいと考えていますので、ご心配なさらず気軽な気持ちでまずはお問合せを。
とにかく状況は深刻です。
一人でも多くの生徒の助けになりたいと考えています。
いろいろな意味で重要なこの時期に大変な事態になってしまいましたが、皆さんと協力し乗り越えていきたいと考えています。
2020.02.28
コロナウィルスで政府が急遽休校要請。東京都は国に従い来週から休校を決定。保護者からは子供の預け先に困るとの声も。葛西TKKアカデミーはそんな家庭の力になります。
コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は急遽、来週から春休みまでの全国の学校の休校を要請しました。
子供たちへの感染を考慮しての対策ですが、あまりにも突然すぎ、学校や家庭など現場では大混乱となっています。
東京都も国の方針に従うことを決定し、いきなり来週月曜から休校と決めました。
しかし、共働きやひとり親の家庭などからは、親が働いている間、子供たちをどこに預ければいいか困るという声も聞こえています。
あまりにも急で対応ができないようです。
特に小学校低学年の子供など、まだ一人で留守番のできない子供たちは誰かが見てあげなくてはなりません。
しかし、先ほど述べたような家庭では、そのために仕事を休むのは容易ではありません。
収入が減り家計が厳しくなるのはもちろん、弱い立場にある労働者は解雇されるかもしれないと不安でいっぱいです。
消費税増税が家計を圧迫しているときに、このような事態になり仕事と子どもの選択を迫られています。
そもそもイベントの中止など仕事が減っているときに、安易に休めばますます仕事復帰が難しくなるかもしれず、多くの家庭では非常に困った状況に陥っているようです。
学校が休みになっても学童保育は行われるようですが、すでにいっぱいの学童保育に今回の事態を受けて新たに生徒を受け入れられるか疑問ですし、そもそも生徒がより密集するような状況が生じ、ウィルスが混入した時の感染リスクが高まるのではないかという意見もあります。
従って学童保育に期待するのも難しいかもしれません。
また、休校中の勉強はどうなるのか、勉強が遅れるのではないかと心配する保護者の話も聞きます。
そこで-西TKKアカデミーは少しでも皆様の家庭の力になりたく、上記のような家庭の子供の預かりを行いたいと考えています。
小規模の塾なので多くの生徒の受け入れはできませんが、可能な限り子供の居場所を提供し皆様のお役に立てればと思います。
集まった生徒たちの学年等にもよりますが、午前中は勉強を指導し、午後はアクティビティを中心に過ごそうかと考えています。
もちろん要望があればそれを踏まえて対処していく所存ですが。
また、夕方以降はオンライン授業で休校中の勉強のフォローやこれまでの弱点克服を目指すのもいいかもしれないと思っています。
いずれにしても事態は急なので、迅速に対応したいと思います。
お問合せは次の通りです。
Eメール:tkkac2016@gmail.com
TEL:03-5878-0027
Eメールの方が連絡がスムーズかと思いますので、よろしくお願い致します。
要望等ありましたら何なりと遠慮なくおっしゃってください。
可能な限り対応したいと思います。
とにかく状況は深刻です。
一人でも多くの生徒の助けになりたいと考えていますので、気軽にご連絡ください。
2020.01.28
私立大学の入試は始まっています。私立高校の入試も2月から本格的に!受験前日の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒みんなの受験が成功するよう応援します。
大学センター試験も終わり、私立大学の入試が始まっています。
私立高校も2月から入試が本格化します。
受験生皆さんの成功を願っています。
そこで本日は、以前お話したことと重複する部分もありますが、試験前日および当日の過ごし方についてお話します。
1.前日は勉強しない
今日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が恐ろしいです。
不安でしょうが、考えても仕方ありません。
割り切って勉強はしないで、精神と体のコンディションを最高に持っていく方が賢明です。
2.前日に準備は終わらせる
持ち物や着替えなど、受験の準備は前日に終わらせましょう。
当日の朝慌ててやると時間が間に合わなくなり、焦って心が落ち着かなくなります。
また忘れ物もしてしまいます。
会場までの道のりも確認し、必要であれば地図も用意しましょう。
3.リラックスして精神を落ち着かせる
夕方帰ってきたら早めに食事をしてゆっくりお風呂に入りましょう。
そうして精神をリラックスさせてください。
気持ちが不安定だと、いい結果は残せません。
就寝1時間前の入浴が眠りにはいいと言われています。
4.食事
夕食と朝食はこってりしたものは避けましょう。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
特に朝食でとりすぎると消化に血液が使われ、頭まで回りません。
全く食べないのもよくありません。
脳は体内で最もエネルギーを使う器官です。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
5.早寝早起き
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝6時には起きないといけないことになります。
そのためには早寝早起きが大事です。
つまり、夜更かしをしてはいけません。
どうしても眠れないときは無理に寝ようと考えず、目を閉じて静かに横になりましょう。
こうするだけでも体の70%は休めます。
逆にあれこれ考えると余計目が冴えてきます。
足元を暖かくするのも効果的です。
6.早めの出発
当日は何があるか分からないので、出発は早めにしましょう。
電車やバスが遅れたり、道に迷ったり、思わぬ怪我をしてしまったり。
会場につくまでトラブルが起きても対応できるようにしてください。
もし何か起きたら、速やかに試験会場に連絡しましょう。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが丁度いいです。
会場を軽く散歩したり、窓からの景色を眺めたり、深呼吸したりして、気持ちを落ち着け集中力を高めましょう。
7.自分を信じ力を出し切る
これまで十分に準備した人もしてこなかった人も、今となってはじたばたしても始まりません。
今できることは自分を信じ、持てる力を全て出し切ることだけです。
ダメだとか不安だとかネガティブな気持ちでいると本当にそうなります。
人間はメンタルが実力発揮に大きく影響を与えます。
「自分はできる、大丈夫。」と自分に言い聞かせ、自己暗示をかけてください(スポーツ選手がよくやります)。
そうすると思いもかけない力が出るものです。
結果は後からついてきます。
今は結果を考えるより、目の前の試験で自分のベストを尽くすことだけ考えてください。
試験時間の許す限り、諦めずもがいてください。
幸運をお祈りいたします。
2020.01.22
2020年度からいよいよ本格的に実行される教育改革。そのキーワード「生きる力」って何?
学校教育が今までにない規模で変革を遂げようとしています。
いよいよ今年の新年度からかねてより言われていた教育改革に伴う新しい教育がスタートします。
小学校の英語の正式授業化、プログラミング教育の必修化、大学受験制度の大幅な変更など、いくつかは既に世間でも大きな話題となっています。
文科省が10年ぶりに改定した新しい学習指導要領では、急激に変化が起こる(特に技術的分野)現代社会において、大人たちが予測し子供たちに道しるべを立ててやることはもう困難であり、新しい時代に生きる子供たちは自分たちの力で変化に対応しないといけない。
その変化に対応し難局を乗り切る力のもとになる力が「生きる力」だそうです。
学校教育はまさにこの「生きる力」を習得していく場へと変わっていくようです。
では、「生きる力」とは何でしょう。
新学習要領では「知・徳・体のバランスの取れた力」と定義づけているようです。
具体的にはどういうことでしょうか。
「知」とは「確かな学力」だそうで、今までも生徒が学んできたような基本的な知識に加え、それらを自ら活用し新たな問題に対応できる力のようです。
自分で考え判断し、それを表現して解決策を見つけられる力です。
「徳」とは「豊かな人間性」であり、他人への思いやりや協調、感動できる豊かな心を示します。
今まででしたら倫理や道徳と言ったところが当たるのでしょうか。
「体」はそのまま「健康な体」を意味し、厳しい時代を生き抜くにはやはり体力が基本。
体をしっかり鍛え、丈夫で健康な体作りを目指します。
これらをきちんと子供たちに身に付けさせることが重要とされ、学びの場は単に学校に限らず家庭や地域社会も、子供たちがこれらの力を習得するために大きく関わっていくようになるみたいです。
例えば子供への愛情や基本的生活習慣、相手を思いやる気持ちを身につ得させるのには学校任せでは不十分、家庭や地域社会の協力があってこそと考えているようです。
新しい教科や勉強内容などの学業面、パソコンやタブレット端末、電子黒板の普及などの技術的な面、それ以外に豊かな体験を与え健全な心を育むなど、新しい教育が目指すものは多岐にわたります。
そして、当然これらは学校だけでは担いきれません。
逆に言うと、家庭や社会にできることが非常に多いのだということです。
家庭や地域社会の関わりで子供の力を大きく伸ばすことができ、まさに親御さんたちを始めとする大人たちの腕の見せ所とも言えるのです。
聞いていると大人の責任が重大で、その重荷に押しつぶされそうにも思えますが、先ずは子供のことを愛情をもって考え、同じ視点に立って話し合い、一緒に試行錯誤するものいいかもしれません。
つまり、大人も子供と一緒に学ぶということです。
そうすれば一緒に新しい発見に感動したり、達成感で喜びに満ち溢れる経験ができるでしょう。
人生がより楽しくなるのではないでしょうか。
2020.01.19
センター試験お疲れ様でした。今日はゆっくり休んで次の本試験に向けて準備しましょう。疲労回復法についてお話します。
受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。
どうでしたか。
自分の持てる力を発揮できたでしょうか。
悔いのないパフォーマンスができたことを願います。
試験の総括は後でするとして、今日は帰ってゆっくり休んでください。
大学受験生はこれから本試験になります。
それに向けてまずは疲労回復です。
ということで、本日はどうすれば早く疲れから回復するか考えてみます。
疲労には肉体的疲労と精神的疲労がありますが、受験生は精神的疲労の方が問題でしょう。
当然気分から体がだるく感じ肉体も疲れているように感じられることもあります。
受験によるプレッシャーからストレスを感じ精神的に疲れます。
特に試験本番では加えて集中力の持続など、より過度な負担が精神にかかります。
だから、今回のセンター試験のような重要な試験を受けた後は疲労感がピークに達し、ヘトヘトになっているのではないでしょうか。
でも、いつまでもけだるい気分を引きずっていれば受験勉強や本試験でも成果が上がりません。
すみやから回復が望まれます。
先ずは休養です。
そのためには睡眠が重要な役割を果たします。
寝ることでストレスから解放されるだけでなく、ホルモンが活発に分泌され、血液中の活性酸素を分解したり、免疫力を向上させたりします。
だから、しっかり今日は寝ましょう。
しかし、過度に睡眠を意識しすぎると今度は逆にストレスとなり眠れなくなったりします。
あまり、「8時間寝なくては。」などと決めつけて自分にプレッシャーをかけるのではなく、特に深く考えずに自然に眠りましょう。
適正な睡眠は体が知っているから安心して寝ましょう。
食事の大切。
いくら疲れたからと言って食べないで寝るのはよくありません。
タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素に加え、ビタミンとミネラル(五大栄養素)をバランス良く、摂取することが大事です。
量よりバランスが大事です。
お腹が満腹になれば、眠気も増し寝つきが良くなります。
食後の入浴をしましょう。
入浴も疲労回復に効果的です。
入浴により血行が良くなれば、食事でとった栄養も体の隅々まで運ばれ疲労回復に効果的です。
38~40度のぬるめの湯船に入ると副交感神経がよりはたらき体がリラックスの状態になります。
副交感神経は体の修復に大切な自律神経なので、この神経をお風呂に入ることによって活発にし疲労回復を早めます。
ゆっくり湯船に浸かってリラックスすることで、ストレス解消につながります。
これらの疲労回復法は試験後だけでなく、普段の勉強や運動による疲労回復にも役に立ちますので、普段からやってみてください。
これ以外にも有効な疲労回復法はありますので、また別の機会にお話します。
実際にセンター試験を受けて、うまくいった人、いかなかった人がいると思います。
いずれにしてももう結果は変わらないのでくよくよせず、気持ちを切り替え、次の試験で最高の結果を出せるようにすることだけを考えてください。
もう少しです。
葛西TKKアカデミーいつでも受験生を応援していますし、必要であればどんな協力も惜しみません。
困ったときは気軽にご相談ください。
それでは、皆様のご健闘を願っています。
2020.01.17
明日、明後日は大学センター試験です。試験前の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは受験生の皆さんを応援します。
いよいよ明日、明後日は大学センター試験です。
天気予報によると、東京では雪が降るかもしれないということらしいので、十分注意してください。
雪の日の注意点は先日書きましたので、そちらをご参考ください。
センター試験の結果は大学入試に大きく影響します。
どの受験生もこの日に備えて、これまで一所懸命に勉強してきたことと思います。
そこで今日は、試験前日の過ごし方についてお話します。
ここまで来たら、もうやるしかありません。
腹をくくって明日に備える。
直前に不安になって、教科書を一から開いて夜更かししてはいけません。
そんな付け焼刃をしても、大して結果は変わりません。
むしろ、寝不足で実力が発揮できない方が問題です。
つまり、前日は万全の体調に整えることを第一に考えてください
しっかり睡眠を取り、精神を安定させて、ゆとりを持って試験に臨めるようにすることです。
先ず、睡眠です。
早寝をして翌朝はスッキリ目覚めるようにしてください。
人間の脳が本格的に働き始めるまでに、起きてから2時間かかると言われています。
試験開始から逆算して、その2時間前には起きていないといけません。
気になって勉強したくなるかもしれませんが、ここは自分を信じて勉強から離れましょう。
どうしても見直したいときは、夜ではなく早朝にしてください。
それも細かいところを逐一チェックするのではなく、ざっと目を通すくらいにしてください。
もし緊張や考え事で寝付けなくなったら、無理に寝ようとせず、目を閉じてじっと横になってください。
それだけでも体はかなり休まりますから。
次に食事です。
朝食は食べ過ぎないように、腹八分くらいがいいです。
こってりとしたものではなく、あっさりとして消化にいいものを食べてください。
食べ過ぎると苦しくなるし、血液も消化に取られ、頭の方に回らなくなります。
食べる時間も試験直前ではなく、余裕を持ってゆっくり噛みながら、落ち着いて食べられるようにしてください。
出発について。
持ち物や着替えは前日に用意し、全てそろっているかチェックしておいてください。
当日に慌てて忘れ物をしてはいけません。
受験票など忘れても試験は受けられますが、その事実が精神的にダメージを与え、本領発揮できなくなることもあります。
当日はそのまま出かけられるようにしましょう。
そして、出発時間ですが、これも余裕を持って早めにするのがいいです。
電車が止まったり遅れたりすることもあります。
どんなトラブルがあるかもしれません。
だから早めに家を出て、どのような状況にも対応できるようにしましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら、落ち着いて試験会場か大学入試センターに連絡をしてください。
きちんと対応してくれるはずです。
会場には試験開始の30分から1時間前に付けるようにしてください。
テスト前に試験会場をぐるっと一周できるくらいの余裕があるといいです。
落ち着いて深呼吸して待ちましょう。
最後に、繰り返しになりますが、直前にじたばたしても仕方ありません。
実力以上のことはできません。
だから、本番で実力を100%出すことに集中してください。
やれることをやればいいのです。
そう開き直ると気が楽になると思います。
そして、「自分はできる」と自分に言い聞かせてください。
精神の当たれる影響は非常に大きく、どのように気持ちを持っていくかで結果が左右されます。
スポーツ選手もイメージトレーニングで、本番に精神状態を最高に持っていきます。
受験生の皆さんもそうしてください。
そして、明日うまくいかなくても気にしないでください。
気にして次の日もうまくいかなくなるのが一番いけません。
やってしまった試験の結果は変わりませんから、色々悔やんでも仕方ありません。
自分のやれることをしっかりやる。
それだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
しばらく寒くなります。
防寒もしっかりして、風邪などひかず万全の態勢でテストを受けてください。
葛西TKKアカデミーも受験生の皆さんを応援しています。
2020.01.16
今度の土曜はセンター試験初日。でも天気予報では雪かも。そこで雪が降ったときの対策をお話します。
ると土曜日は雪になるかもしれないそうです。
雪で滑って怪我をしては大変。
これまでの苦労が水の泡になるかもしれません。
今後もどんどん入試が行われていくなか、雪の日があるかもしれません。
そこで万が一のために、雪の日の注意事項に触れたいと思います。
例え試験日でなくても、この時期に骨折など怪我をしてしまっては大変です。
特に雪が積もった道路を歩くときは気をつけないといけません。
雪に慣れていない人は特にどうしていいか分からないと思いますので、次のことを注意しましょう。
1.適切な服装で出かけましょう
服装は厚手の丈夫なものにしましょう。
防寒の意味もありますが、転んだ時のクッションとして怪我から身を守ってくれます。
滑りやすい靴やバランスの取りにくいハイヒールはやめましょう。
不格好でも長靴をはいた方がいいです。
また厚手の丈夫な手袋をして、転んだ時には手がつけるようにしましょう。
手袋が厚ければ、手をついた時の衝撃を吸収してくれます。
ポケットに手を突っ込んでいると、いざという時に対処できないのでやめましょう。
女性はスカートより動きやすいパンツをはいてください。
また、傘を持つと手がふさがれるので、できれば撥水性のレインコートを着た方がいいです。
2.歩き方に注視しましょう
普段と同じ歩き方をしては滑って転んでしまいます。
雪に慣れていれば違うかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。
よって次のような歩き方をしてください。
歩幅は小さくゆっくり歩きましょう。
大股で急ぐとバランスを崩しやすく危険です。
時間に余裕を持って慌てて歩かなくても済むようにしてください。
足を高く上げると転びやすくなります。
そして、足を下すときはまっすぐ上から降ろすようにしてください。
そうするとしっかり踏みしめられ、こけにくくなります。
体の重心を低くし、ややつま先にかけるといいです。
3.歩く場所に気をつけましょう
マンホールや道路の側溝の金属のふたなどは非常に滑りやすいので避けて歩きましょう。
後、タイルや横断歩道の白線も同様です。
また雪が一度溶けて凍ることもありますので、よく地面をみて滑りにくいところを選んで歩いてください。
歩道橋や階段も注意が必要です。
急がず一歩ずつ踏みしめながら上り下りしてください。
あれば手すりをしっかり持って歩きましょう。
転倒防止になります。
屋根に積もった雪が滑って落ちることもありますし、つららから水が滴ることもあります。
足元だけでなく頭上にも気をつけてください。
自動車の通る道路の横を歩くときも注意してください。
タイヤが雪に対応してなかったり、運転手が不慣れでうまく運転できなかったりして、車が滑ることもあります。
事故に巻き込まれないように、できるだけ離れて歩いてください。
日陰は雪が氷になっていますので、日が当たってと雪の溶けているところを選びましょう。
それから、屋内でも石の床だと濡れた靴底が滑るので、気を抜かないようにしてください。
また他に、試験日に大雪になったときは、天気予報で情報を集め、余裕を持って家を出てください。
電車やバスが遅れたり止まったりすることも考えられます。
特に都心の交通機関は雪に弱いですからね。
場合によっては迂回ルートが取れるくらいの余裕を持ちましょう。
万が一間に合わないときは試験会場に速やかに連絡し指示に従ってください。
普通に歩くにも、不慣れな雪道は時間がかかってしまいます。
歩く時間も1.5倍くらいで計算しておきましょう。
当然寒いので風邪などひかないように防寒に気をつけてください。
濡れたり、かいた汗をそのままにしていると体温が下がってしまいますので、着替えやタオルも用意しましょう。
東京は雪に弱いと言われます。
この時期は本当に受験生にとって大事です。
細心の注意を払って、万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆さんを応援しております。
2020.01.09
ノートを見やすく分かりやすくするコツ。工夫して勉強の効率をアップ!
ノートは勉強で最も大切なものの一つ。
自分が勉強したことを習得するのに必要なだけでなく、自分のこれまでの努力の証でもあります。
生徒の中には「どうせノートは見ないから書かない。」なんて言う人もいますが、やはり学んだことをしっかり身に付けるにはノートは必須のアイテムです。
授業で先生が言ったことを書き留めるだけでなく、書かないよりも書いた方が脳により大きな刺激が起こるので記憶の促進と定着にも有効です。
後日、記録としてノートを見返せばテスト勉強にも大いに役立ちます。
なぜなら定期テストは学校の先生の授業が元になって作られることが多いからです。
しかし、せっかくとったノートも後で見て何が書いてあるのかよく分からないでは困ります。
ノートはどのように使うといいか考えてみましょう。
1.ノートは贅沢に大胆に使う
森林伐採などで資源を大切にしようと言われますが、勉強に関してはそこは少しご容赦いただきたい。
子どもたちがしっかり勉強すれば、それを補って余りある恩恵を自然にお返しできるでしょう。
だから、ノートを大きく使ってほしいと思います。
私のお勧めとしては、一行おきに書く。
この明けた行間に、後日更なる情報が追加できるようにです。
ノートは一回書いたら終わりではなく、復習などで繰り返し使ってほしいです。
その時に今までにない新しいことを学んだら書き込めるスペースを用意しておいた方がいいです。
時には付箋やメモを貼り付けるのもいいでしょう。
更に私がやっていたのは、学校では開いたノートの左ページだけ書き、右は自宅学習で書きこんで内容を充実させたり、補足情報やデータ、表などを書いたり貼ったりしていました。
このように後からどんどん拡張ができるようにすることで、学習をより深くすることが可能です。
(拡張と言う意味ではルーズリーフなんかもいいですね。)
2.各科目専用のノートを作る
荷物が多くなるのが嫌だからと何でもかんでも一つのノートに書く人がいます。
こうすると後で、何がどこに書いてあるのか分からず時間がかかったり見つけられなかったりします。
結局勉強の効率が悪くなり、ノートを取る意味があまりなくなってしまいます。
少なくとも1科目1冊にしましょう。
荷物が重くなってしまいますが、そこは勉強のため、体力をつけると思って割り切りましょう。
勉強は肉体労働です。
ノートの表紙には科目名の他に使い始めた日付と使い終わった日付を書きましょう。
各ページにも日付を書きましょう。
こうすることで後でどこに何が書いてあったか探す助けになります。
自分がどれだけ勉強したか分かりますし、ノートがそのまま自分の努力を反映しているので、ノートが自分の自信と達成感につながり大きな誇りとなります。
3.統一した自分のルールを決めよう
ただ思いつくまま書いてはまとまりがなく、見直したときに何のことかさっぱりわからないということになります。
自分なりのノートの使い方のルールを決めましょう。
ノートには勉強の内容以外に何を書くのか。
単元や日付、教科書のページなどは決まった場所に書くようにしましょう。
もったいないかもしれませんが、新しい単元に入るときは、どんなに余っていても次の新しいページから書き始めましょう。
文字やアンダーラインやハイライトなどの色も決めて何色が何を表しているか決めるといいです。
例えば「赤」は重要事項、公式は「青」など。
囲みも四角と丸で意味を変えてみたりするのも有効です。
4.可能であればコピーを活用
国語の古文や英語など、本文に訳を書いたりするときは教科書をコピーしたものを貼り付けるといいです。
長い文章を手書きで全部書いていったら時間が足りなくなってしまいます。
可能であれば学校の先生にお願したり、コンビニなどのコピー機を利用してください。
時間の節約にとても役立ちます。
社会や理科なら挿入されている表や絵、写真をコピーしてノートに貼るといいです。
特に絵を描くのが苦手な人にはいいかもしれませんね。
また、テストや問題集で出てきた問題をコピーして貼るのもいいです。
他にも様々な工夫があると思います。
皆様の工夫があれば教えていただけると勉強になります。
ノートは勉強に非常に大事なもの。
戦う武器です。
上手にノートを書くことが勉強の効率を高め、より良い成績を修めるのに重要です。
自分だけの素敵なノートを作り、本屋さんでそのまま陳列できるくらいになるといいですね。
勉強に関する悩みや分からない点があれば気軽に連絡ください。
これまでの経験から何かしらご提案できると思います。
勉強大変ですが頑張ってください。
2020.01.07
今日は七草粥を食べよう!実は日本の伝統的行事は受験など勉強でも重要な事柄。年中行事に対する実践が希薄な今だからこそ子供たちに経験させましょう。
今日は一月七日。
そう、七草粥を食べる日です。
正月、節分など日本の伝統的な年中行事は受験などで非常に重要な学習事項なのです。
一般常識や教養として国語や社会、英語に出てきますし、中学受験では面接で聞かれることもあります。
受験などの出題者は日本の伝統的な内容を扱うのが好きなようです。
学校の授業であまりやらないからこそ、自分たちで年中行事は何がありどんなことをするのか、どうしてそうするのかを知っておかなければなりません。
現代社会では伝統的な風習が薄れてきていますので、家庭が積極的に拘るようにしましょう。
家庭でも意識的に注意しカレンダーを見ながらやっていただきたいし、無理ならば子供と話し合うだけでも違います。
体験があるとないとでは大違いですし、知っているといないとでもかなり違ってきます。
因みにスーパーやデパートなどお店は年中行事を利用してビジネスチャンスを広げようとしているので、意外と年中行事について敏感です。
「正月」「恵方巻」「節分」「土用丑の日」「冬至のゆず湯」など、その時節に合わせてコーナーを設けて特別販売をしています。
子どもと買い物に行ったとき、これらを利用して親子で年中行事について語ったり、家でやってみるのもいいでしょう。
子どもの教養がつくと同時に親子の会話が増えつながりが強くなり、楽しい思い出作りにもなります。
いいことたくさん。
面倒くさい、どうでもいいなんて言わず、是非お勧めしますのでやってみてください。
本日は「七草粥」についてお話したいと思います。
ご存知ですか。
実は一月七日は人日の節句。
元々中国の風習で、この日は犯罪者に対する刑罰を行わない日でした。
また、この日には七種類のあつものを食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となりました。
正月で美味しいものをいっぱい食べ弱った胃を整えると同時に冬に不足しがちな栄養素を取るのです。
そして、無病息災を願うのです。
私も今朝、七草粥を食べてきました。
細かく刻まれていたのでそれほど薬味はありませんでしたが、たまにはお粥もいいもので、おいしくいただきました。
これで元気になって頑張れるといいです。
ところで七草には何があるか知っていますか。
これが問題に出ることもあるので、干支や九九のように呪文みたいに覚えましょう。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザです。
七草粥の作り方
1のお米に対して7のお水を加え炊きます。
七草は細かく刻んで下茹でをします。
葉っぱ系のものは茹でてから刻むといいです。
お粥と一緒に食べたとき、違和感がなくなるぐらい柔らかくなるまで茹でましょう。
40分ぐらいお米を茹でるとお粥の完成です。
塩を加え味を調え、七草を加え混ぜましょう。
これで出来上がり。
冷める前に召し上がって下さい。
皆様の一年が健康で良い年でありますように。
2020.01.02
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは今年も皆様の力になりたいと考えています。
新年あけましておめでとうございます。
本年もこれまで同様、一人でも多くの子供たちの力になるべく頑張ります。
早速目の前に入試が迫っています。
受験生には最善を尽くせるように支えていきます。
一般生にも、勉強で困ることのないよう指導していきます。
無料の冬季講習、体験授業、まだまだ受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
小規模個別指導塾だからこそ、それぞれの事情に合わせ、授業内容から料金、時間帯まで、柔軟に対応できます。
これが葛西TKKアカデミーの強みです。
今年も葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーを宜しくお願い申し上げます
2020.01.02
今年一年、多くの方々に支えられてきました。大変ありがとうございました。年明けすぐに受験を控えています。個別指導塾葛西TKKアカデミーはこれまで同様、来年も生徒を第一に考え全力でサポートしてまいります。
本年中は多くの方々に支えれれ、誠にありがとうございました。
まだまだ十分ではありませんが、生徒たちの力になれたことを感謝しております。
常に生徒のことを考え、彼らの勉強したい気持ちを尊重し、親密に関わりながら勉強の指導をしてまいりました。
各家庭の事情や生徒の要望などを踏まえ、できるだけ希望に沿うように尽力しました。
この姿勢は今後も変わりません。
年が明ければ早々に入試があります。
個別指導塾葛西TKKアカデミーの受験生たちも最後の追い込みに入っております。
何とか全員の夢がかなうように、私も全力を尽くす所存です。
来年もまた多くの方々のご愛顧をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミー
塾長 溝渕 正樹
2019.12.25
今日はクリスマスイブ。「サンタさんっているの?」と聞かれたらどうしますか。私はこんな風に考えます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは親子の愛情を大切にします。
今日はクリスマスイブ。
楽しみにしている子供も多いでしょう。
子育てをしている親にとって困る質問の一つが、「サンタさんって本当にいるの?」ではないでしょうか。
皆様はどのように答えますか。
私ははっきりと「いるよ。」と答えます。
サンタクロースって何なのでしょうか。
赤い服を着た白いひげのおじいさん?
恐らくこれは象徴なんだと思います。
子供たちを愛おしく大切に思い、笑顔にしてあげたい、幸せになってほしいと願う心。
これがサンタクロースだと思っています。
その心の表れとして、その思いを託してサンタクロースが存在すると思います。
だから、赤い服を着た白いひげのおじいさんでなくてもサンタクロースなのです。
その思いは親子の間だけでなく、色々な間柄にも存在し、その表現手段としてサンタクロースがいるのです。
だから、例のおじいさんでなくてもいいのです。
だから、プレゼントを渡されないからと言って、サンタクロースがいないということにはならないのです。
愛情や優しさ、思いやりなどと言う人のものは目に見えません。
でも、私たちはそれらが存在することを知っています。
同様に、赤い服を着た白いひげのおじいさんがプレゼントを持ってきたところを見たことがないからと言って、その存在を否定することはできないのです。
以上のことから、私はサンタクロースがいると答えます。
人々が子供や他の人のことを思う限り、サンタクロースはいるのです。
クリスマスという特別な時間を楽しく大切にお過ごしください。
そして、人と人との愛情を再認識し深め、より強い絆になることをお祈りします。
この愛情があれば子供たちも健やかに育ってくれるでしょう。
そして、葛西TKKアカデミーも全ての子供たちに幸せになってほしいと願い、その力になりたいと真剣に考えています。
それではよい一日をお過ごしください。
2019.12.23
学校でもパソコンが一人一台の時代が来る?!しかし、フランスではある深刻な問題が…。
文科省は新指導要領の中でしょう学校におけるプログラミングを必修化することを決めています。
他にも教育の様々な場面でパソコンやタブレット端末を導入し活用することを目指しています。
全ての生徒に一人一台ずつパソコンを学校で使えるように予算を組んだりしています。
このように現在、学校におけるパソコンの急速な普及が行われています。
確かにパソコンを使うことで教育の幅が広がったり、今までできなかったことができるようになったりします。
しかし、いいことばかりとは限りません。
当然注意しなくてはならないこともあります。
アメリカでは学校の宿題やレポートでタイピングを使うことが非常に多い。
日本のように手書きすることは稀で、特に既定のない限りタイプで大丈夫である。
そのせいかどうかは分かりませんが、アルファベットと言う比較的シンプルな文字を使っているにもかかわらず、彼らの手書きは全く読めないことが多いのです。
文字通り、ミミズがはったような文字なのです。
これを見るといつもアメリカ人は(特に学校の先生は)この文字を理解できるなあと思わずにはいられません。
まあ、字が汚くて読めないのは日本人でもあることですが、今回紹介したいのはフランスの事例です。
フランスのある新聞によると、フランスの生徒たちは鉛筆やペンを持つと疲れたり痛みを感じたりするそうです。
それ以前に鉛筆やペンをきちんと持つことができない子供がクラスの大半を占めているそうです。
授業中に学んだことをきちんとメモする生徒でさえ、自分の字が汚すぎて読み返す気が起きないとか。
このようなこともあり、生徒は書くことを嫌がり、授業内容をプリントで配布する先生が増えているそうです。
元々フランスは母語を非常に大切にし、伝統的書き方、格式を重んじる国で、試験と言えば何時間もかけて文章を書かせる記述式が主流でした。
しかし、このような現状を踏まえ、今では日本のような穴埋め問題も作られるようになってきました。
例えばあるテーマについて与えられたキーワードを使って述べる問題では、生徒の60%がただ言葉を並べたり、だらだらとまとまりのない文章を書くだけだったそうです。
更に、読みやすい字が書けた生徒は全体の三分の一だったそうです。
また、文字の綴りが正しく書けない生徒も大幅に増えているそうです。
フランスでは「ディクテ」とう綴りのテストがあるのですが、1987年に間違いが5個以下だった優秀な生徒は31%でしたが、2015年にはほんの8%にまで落ちてしまいました。
この背景には何があるのでしょうか。
何が原因なのでしょうか。
記事によると国語力の低下であり、さらにその元には手書きの習慣の喪失があると言います。
確かにタイプより手書きの方が授業の内容をよく覚えているという研究はあります。
パソコンばかり使うと学んだことがパソコン内に記録されるだけで、生徒たち自身の中に残らないと指摘する人もいます。
そもそも文字を書く体力がなくなっているという声もあります。
昔はHBの鉛筆が主流でしたが、今では柔らかいBや2Bの鉛筆が日本でも主流となっています。
(柔らかい鉛筆はより少ない力で文字が書ける)
元々言語の伝統を重んじるフランスではアメリカのようにタイピングはあまり使われませんでした。
しかし、そんなフランスでさえこのような状況です。
ITが進む現在、ゲーム機やスマホの普及、パソコンやタブレット端末の一般化により、好き嫌いに拘らずこのような状況は広がり、生徒たちは記述力が(文字通りの体力と言う意味においても)奪われているようです。
日本の予備校の先生も鉛筆が正しく持てる生徒が減ったので、わざわざ「正しい鉛筆の持ち方習得コース」を設けているほどです。
大学受験での記述式の対策で、綺麗な字が書けなけれ当然採点に不利になりますし、早く書けないと十分な解答ができません。
「書く」なんてできて当然と思われた技能でさえ、今は授業をしないといけない時代になったのです。
私は小論文の指導なども指導しますが、やはり記述に関するこのような問題はひしひしと感じます。
昔は書いて覚えるなんて普通の勉強方法でしたが、今ではかったるい面倒くさい勉強法として敬遠されているみたいです。
文字を書かせるとすぐに疲れたという生徒はたくさんいます。
私が学生だった頃は、授業で習ったことは少しでも漏らさないように必死でノートにメモしていたものですが、今ではこちらから書きなさいと言わないと書きません。
大学の講義でも板書は全て携帯の写メで済ませるようです。
時代の変化に伴い「書く」という習慣が失われつつあるのです。
勉強ってただ写すだけではないのですが。
与えられてそれを手元に保存するだけではないのですが。
政府はパソコンを一人一台と言っていますが、これは注意が必要です。
便利なのは決して悪いことではありませんが、勉強においては苦労があった方がよりしっかりと身につくように思われます。
導入前に学ぶということは何かしっかり考える必要があります。
簡単に手に入るものは、手から離れるのも簡単です。
2019.12.12
秋になると恒例の『国語に関する世論調査』が発表されます。今年はどんな言葉が出てくるのでしょうか。(その2)
少し間が空いてしまいましたが、先日触れた「国語に関する世論調査」の結果についての続きです。
毎回多くの人々が注目するのが、言葉の意味がどのように捉えられているかの部分です。
毎年特定の言葉について調査され、言葉が持つ本来の意味と実生活で使われている意味の乖離に驚き、興味深い結果に関心を寄せざると得ません。
これまでも「姑息」「失笑」「にやける」「割愛」などがありましたが、大多数が本来の意味とは違った意味で使用し、むしろこちらの意味の方が本来の意味より一般的になってしまっているということがしばしば分かります。
言葉は変化するもので昔と違っていくのは仕方ないことです。
だから本来の意味と実際に広く使われている意味のどちらが正しいかという議論は非常に難しいところですが、変化の事実は把握できます。
先ず、今回取り上げられた「憮然」「御の字」「砂をかむよう」の三つの言葉の意味について。
「憮然」は本来の意味とされる「失望してぼんやりとしている様子」と答えた人は28.1%で、「腹を立てている様子」だと思っている人の割合が56.7%でした。
次に「御の字」は本来の意味とされる「非常にありがたい」と答えた人が36.6%で、「一応、納得できる」と思っている人が49.9%でした。
最後に「砂をかむよう」は本来の意味である「無味乾燥でつまらない様子」と答えた人が32.1%で、「悔しくてたまらない様子」と答えた人が56.9%でした。
いずれも本来とは違う意味の方が主流になっており、特に「憮然」と「砂をかむよう」に関しては本来の意味と実際の使用の差が大きくなっています。
この乖離に関して文化庁は「どれも正しい」と言う立場を取っています。
国が言葉に正しい意味を定義したわけではなく、言葉自体も年々変化するものだからと言う立場での見解です。
この調査の目的はその変化を捉えることであり、正誤の判別をすることではありません。
ただ人々の間で言葉の意味の捉え方に違いがある時は、コミュニケーション上不都合が起こるかもしれないということを警笛しているだけだそうです。
確かに言葉は変化するものであり、一般に言われている「正しい」と言う言葉も何年後かには「間違っている」言葉になるかもしれません。
実際に広辞苑には本来とは違う意味の方もは載せてある場合があります。
その時突然多く使われるような流行語も、ブームの後ある程度使用が維持されれば広辞苑に載ることもあります。
そうなると一つの意味、言葉にとらわれ過ぎるのも問題かもしれません。
日本人にとって日本語とは何なのでしょうか。
言葉の伝統を重んじるフランスでは「正しい」フランス語という考え方が強く、学校でも厳しく文法や語彙の教育を行っています。
移民に対しても積極的にフランス語の習得を求めます。
一方、日本はこの辺の感覚が疎い気がします。
外国人に対する日本語教育の支援がいまいち活発でなく行き届いていないのは、その表れと言えるかもしれません。
逆に言うと言葉に対しておおらかなのかもしれません。
実際、国際的に比較しても言葉の変化の激しさは日本語が群を抜いています。
たった数十年前の新聞でさえ比べると、現在の新聞を表現や語彙が違うのが分かります。
あえて本来と違う使い方をして言葉を楽しむ。
言葉で遊ぶというのは古来からの日本の伝統と言えます。
和歌の掛詞などは「ダジャレ」の元祖ともいえるでしょう。
若者は積極的に自分たちにしか分からない言葉を生み出し、グループ内の連帯意識を高めています。
このように日本人が先祖から受け継いできた言葉に対して、古くからの型に固執しないというのは民族的に言語を失う、禁じられる経験がないからでしょう。
大陸では歴史的に民族同士の争いが激しく、支配政策の有効な方法として言語支配が行われてきました。
これを経験した民族は自分の言葉を意識的に大切にし守ろうとします。
この点に関して日本人が無頓着なのは、このような歴史的背景があり、自分たちの言語がなくなることはないという安心感の表れでもあるのでしょう。
実は世界中の言語を見たとき、現在ものすごい勢いで言語が消滅しているのをご存知ですか。
数十年後には世界の大半の言語が失われ、それらを話す人もいなくなると言われています。
日本語はこれからも生き延びることができるのでしょうか。
ちょっと話がそれましたが、言葉は非常に興味深いものです。
人々をつなぐと同時にその人そのものを作り上げているからです。
だから、私も日本語教育や子供たちとの交流を通じて言語というものに注目することがよくあります。
また、この辺りの話もいつかしたいと思います。
2019.12.10
秋になると恒例の『国語に関する世論調査』が発表されます。今年はどんな言葉が出てくるのでしょうか。(その1)
秋と言えば「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などいろいろ言われます。
私にとって秋と言えば何度言っても「国語に関する世論調査」の秋です。
毎年秋になると文化庁から『国語に関する世論調査』が発表されます。
皆さんご存知でしたか。
日本語がどのように使われているかなどをアンケートにより知らべ、毎年文化庁より発表されます。
今年も調査結果が報告されましたので、本日はそれについて触れてみたいと思います。
『国語に関する世論調査』は日本語の実用に関して文化庁が国民に対して世論調査したもので、今年は国語や言葉への関心、表記、読書、慣用句などの言語の知識と使用について調べられました。
今回はその結果から個人的に興味深いと思った点についてお話しいと思います。
先ず、個人的に気になった所は「国語に関して国に期待することは」という項目に対して、「外国人に対する日本語の紹介や教育を充実させる」という答えが増えてきていることです。
オリンピックが近づき国も海外の観光客の受け入れに積極的になり、日常でも様々な国からの人々を見かける機会が増え、さらに国際化に伴い日本に長期で滞在する人も増えました。
仕事や国際結婚などで定住し、本格的な日本の社会の一員として暮らす人が増え、そのような人々への配慮も必要を考える人が増えたと思われます。
先日の台風などの災害においても「やさしい日本語」が注目され、母語話者でない人でも他の日本人と同じようにサービスや安全を保障されるべきと認識されたのかもしれません。
今後、外国人労働者も増え日本国内の国際化は不可避のように思われます。
葛西TKKアカデミーでも当初から日本語教育や在日の方々へのお手伝いをうたっていますが、この世論に応じて是非、国もしっかりとした対策を取ってほしいと思います。
表記に関しては「ゴミ」と「ごみ」では「ゴミ」方が表記として良いと答えた人が73%にものぼりました。
本来外来語を表記したり擬音などに使われるカタカナですが、そのようなルールに縛られず多くの人が習慣的に使う方が感覚としても好ましく思えるという、言葉らしい側面が現れた結果だなと思いました。
因みに「ケガ」と「けが」では「ケガ」方がやはり多く60%が支持しました。
更に同じ意味を和事漢語で表す場合は和語の方がよいと思われるようです。
(「堅く守る」と「堅持するでは圧倒的に「堅く守る」の方が使い方においてよいと出ました。)
また、「ニーズ」と「求め」では「ニーズ」が多く、「ニーズ」が普及しこちらの方が一般化しているようです。
いずれにしても指示されない方はなじみが薄かったり堅苦しい雰囲気が出たりするのが理由みたいです。
公官庁の文書に関しても、多くの人が「文字の大きさ、字間、行間、レイアウトが見やすいこと」「親しみやすい表現が使われていること」を重視し、文体も「だ、である」よりも「です、ます」調の方が望まれます。
お役所だからと言って難しい言葉で堅苦しく偉そうな文章は指示されないみたいです。
読書に関する項目も興味深い結果となりました。
本を一ヶ月に全く読まない人が半数近くに上り、次に多いのが月に1,2冊読む人たちでした。
全体としては本を読む量は少ないようですが、携帯などの電子書籍を加えると結果も違ったものになったかもしれません。
通勤中に携帯で読書をしている人を見かけますし、読書以外の文字との接触は逆に以前より増えているかもしれませんね。
読書をすべき年齢に関しては、10歳代が一番多く40%になりました。
また9歳以下と言うのも2割近くで、全体として小学校低学年に読ませるべきと考えている人が多いようです。
「年に関係なくいつでも」と言うのが二番目に多く2割ちょっとで、読書を年齢で縛るべきではないという人も少なくないと分かりました。
読書に期待することとしては、新しい知識や情報を得る、豊かな言葉や表現を学ぶ、完成が豊かになる、想像や空想力を高めるなどが上がっています。
6割以上の人が以前より読書量が減っていると答えたのですが、読書量を増やしたいと思う、ややそう思うと考える人が合わせて60%ほどになります。
しかし、以前と比べるとどちらの項目も数値を減らしており、読書の良さ重要性は理解しつつも実際には難しいことが伺えます。
因みに先ほど触れた電子書籍ですが、利用する人は全体の4分の1になっています。
一方、紙の本しか読まない人も38.7%おり、前回の45.2%よりもポイントを下げました。
紙の本も電子書籍も読まない人は全体の3割強で「読む」と言う行為自体が衰退しているのかもしれません。
次は慣用句などの日本人の日本語の使用実践に関する結果をお伝えします。
実はこの部分が毎年新聞などでよく取り上げられる部分で、日本語がどのように変化しているかがよく分かります。
少し長くなりましたのでこれは次回に回します。
お楽しみに。
2019.11.19
算数・数学好きの生徒に関する調査が行われました。これらの子供がどうして算数・数学が好きなのか分かりました。
先日、算数・数学に関するお話をしましたので、今回は実際に算数・数学が好きな生徒に関する調査結果についてお話します。
よく「うちの子は算数が嫌いで困る。」なんて話を聞きます。
先日お話したようにその要因はいくつかあり、うまく対応することで算数・数学が好きになることもあります。
一方、元から算数・数学が好きと言う生徒がたくさんいるというのも事実です。
そこで、この算数・数学好きという生徒たちに関する調査結果がありますので、その内容に触れていきたいと思います。
時期
調査結果によると60%が中学入学前に算数・数学好きになるようです。
その中の14%は小学校に入る前に好きになったそうです。
一方、算数・数学嫌いが嫌いになるのは中学校在学中で全体の43%になります。
好きになった経緯を聞いてみると、次のようなものがありました。
親が学校で教えていないことを話してくれて。
どんどん難しい問題に挑戦させてもらって。
先生の説明が分かりやすく、どんどん点数が取れるようになって。
逆に嫌いになった経緯には次のようなものがありました。
学校の宿題以外の難しいドリルをやらされ、間違えると叱られて。
なぜ必要か、人生にどのように役立つのか分からず、自分のこととして捉えられなくて。
急に内容が難しく感じられるようになって。
分野
一番楽しいと思われる分野について聞いてみました。
一位は微分積分、二位は確率組み合わせ、三位は平面幾何でした。
苦手な分野も聞いてみると次のようになりました。
一位は微分積分、二位は確率組み合わせ、三位は三角比三角関数でした。
興味深いことに楽しい分野も苦手な分野も同じようになっています。
また、微分積分が好きな人は確率組み合わせが苦手、確率組み合わせが好きな人は微分積分が苦手という傾向も見られました。
更に好きな分野と得意な分野も必ずしも一致しているわけでないことも分かりました。
勉強方法
勉強方法は算数・数学が好きな人も嫌いな人もほぼ同じでした。
ほとんどの人が「授業を聞く」と「問題集を解く」でした。
算数・数学好きでは更に「数学の本(教科書参考書以外)を読む」と言うのがありました。
大人になってからの算数・数学との関わり
算数・数学好きの人は大人になっても(学校での勉強を離れてからも)数学・算数に触れている人が75%もいました。
具体的には仕事でExcelを使った計算やお金の計算などの専門的な職業で関わっている人だけでなく、半数近くは趣味や子供の教育の形で関わっているようです。
一方、触れていないと考えている人は、数学好きでは27%しかいなかったのに対し、数学嫌いでは58%と高くなっています。
更に算数・数学を学び直したいと思っている人は数学の好き嫌いに拘らず75%以上いました。
仕事上、エンジニアやマーケッターのような専門職以外でも、算数・数学に伴う基礎学力が重要と感じているようです。
そしてどちらのグループも自分の子供を算数・数学好きになってほしいと願っているようで、その数は90%以上に達しました。
この調査では総評として次のようにまとめていました。
1.算数・数学好きになるには、様々な算数・数学の分野に触れさせることが大切
算数・数学の本を読むことと算数・数学が好きになることには強い相関関係が見られ、学校で習わない内容に触れて好きになったという声も多くみられる。
2.算数・数学が好きににる時期や理由、分野は人それぞれ
数学好きがすべての分野が好きという訳でなく、特定の分野が好きという人も多くいます。
好きになる時期や理由が様々ということは、多様な環境を与え続けることが大事と言えます。
3.大人になってからも算数・数学を親しむことが大切
子どもがそのように学ぶかということだけではなく、大人が算数・数学とどう向き合うかが重要で、子供に算数・数学の魅力を伝えるためにも、大人も勉強し、子供と一緒に算数・数学を楽しむのが大切なのではないでしょうか。
以上、算数・数学の好き嫌いに関する調査でした。
結果は非常に興味深く、提示された結論も妥当なものと受け止められます。
算数・数学だけでなくほかの教科においても周りの大人がどのような態度、考え方で接し子供と関わっていくかで、子供の興味関心も非常に変わっていくと思います。
親の願いもあると思いますが、あまりにそこばかりにこだわると視野が狭まり、多くのことを見落としてしまうかもしれません。
落ち着いて一歩離れて全体が見れるような立場で、子供の学習に関わるといいでしょう。
余裕ができれば勉強も楽しくなってくると思います。
(現実はなかなか難しいのですが…。)
全てを背負わず、他の人たちと適度に責任を分担するのも心にゆとりを持たせるいい方法です。
葛西TKKアカデミーは全ての家庭を応援していますし、できることがあればいつでも力になりたいと考えています。
困ったときは気軽にご相談ください。
2019.11.14
なぜ子どもたちは算数・数学が嫌いになるのか。本当は非常に面白く興味深い分野なので好きになってほしいのですが…。
実は小学校低学年では算数が好きと言う子供が結構います。
しかし、高学年になるにつれ観念的、抽象的、概念的な要素が含まれるようになると算数が嫌いになる生徒が増えるようです。
例えば、「10個のケーキを5人で分けるとき一人は何個のケーキがもらえるか」という問題はかなり具体的で日常の中でも似たような状況があり、問題を読んだだけで光景が浮かび場面が理解しやすい。
しかし、「30を5分の3で割りなさい」と言われてもどういう状況かさっぱり思いつかない。
状況が分からないから問題の意味や目的、やるべき理由が見つからず、単によく分からず難しいという印象だけ残る。
結果、算数が嫌になる。
更に悪いことに、そうでなくても分かりにくいのに時間制限がありゆっくり考えられないから、余計にできそうという自己肯定感も生まれない。
にも関わらず親や先生からは、「できて正解すること」だけを求められ、子供たちがどんな状況で何を思っているのかを分かってくれようともしない。
仕方ないから深く考えずに機械的にできる計算がせいぜいで、文章問題などは見る前にできないと決めつけ飛ばす。
当然、文章問題はやらないから永久に解けない。
本当に文章を読もうともしないし、理解しようともしません。
結果、余計に算数が嫌いになり、自分はできないという感情がより深く刻み込まれ、やる前から無理と諦めてしまう。
こんな感じで算数がきらいになります。
先ほども申したように、子供たちはもともと算数が好きです。
幼児のころの遊びは算数で満ち溢れています。
積み木やブロックで物の形を理解し、お菓子やおもちゃ、お友達を数え数というものを分かっていくようになります。
「5体の人形に服が3着ある。あと何着必要かな。」なんて風に知らず知らずのうちに足し算引き算をやっている。
なぜかとはうまく説明できなくても、感覚的に不足だったりあまりという概念が分かる。
このように誰に教わるでもなく生活の中で直感的に数学的なことを理解する力を「基礎数学力」と言います。
この時期は遊びと算数に境界はなく、小学校低学年では子供たちの本来持つ基礎数学力を発揮する機会が多いので、算数が好きな生徒が多いように思われます。
しかし、学年が上がり先ほど述べたようになると、子供たちは自分の持っている基礎学力を生かし、自分の理解と判断で算数に取り組む機会が減っていきます(特に機械的な計算)。
そうすると徐々に算数は自分にとって遠い存在となり嫌になっていきます。
つまり、計算が得意かどうかという問題ではないのです。
高学年になり算数が身近なものと感じられなくなり、しかもテストで高得点を取るためだけが目的となると、算数は好きとか嫌いと言う対象ではなくなり、嫌でもやらなければいけないことになります。
まあ、数学・算数はテストのためのものと割り切ってしまうのも一理あるかもしれませんが、それでは数学の奥深くにある面白さにはたどり着けませんし、テストさえ終わればいらないものということになってしまいます。
テストという狭いくくりの中ではいいのかも知れませんが、せっかく何年もかけて学ぶのに終われば捨ててしまうようではもったいない。
また、数学好きにはなれません。
では、どのような点に注意すれば数学好きになるのでしょうか。
やはり本人の自主性を尊重し、じっくり考えさせる時間を与えるのがベストです。
テストや受験などを考えると悠長にしてはいられないのは分かりますが、イライラするのをグッと踏みとどまって長い目で見てあげるのが大事です。
時間はかかりますが、ある時ふとわかる瞬間がある(A-haモーメント)。
これがあると理解は非常に深まりしっかり根付いた本物の知識となります。
そして、できたという喜びはこの上ないものとなり、次の課題へのチャレンジ精神を高め、自信をもって勉強に励むことができます。
スピードも大事ですが、しっかりと理解することができるようにするのも大事です。
ゆとりがなく急ぎたいのは分かりますが、長期的にみるとこれが堅実なのでしょう。
親や先生は考える時間をしっかり与え、自分の考えを押し付けず、ヒントや参考意見を述べ生徒の思考を促す役割(ファシリテーター)であることが望ましいと思います(この方法はアクティブラーニングにも通じるのですが)。
分からなければ子供と一緒に悩み考えるのがいいと思います。
一緒に悩むことで、子供には安心感と信頼が生まれます。
最近は技術が発達し、図形や立体はパソコンやタブレット端末を使っていろいろな角度から見たり自由に動かしたりできます。
今までは実際にモノを手に取って動かすか、頭の中で想像するしかなかったものが、具体的に目で見れるようになったので、これらを活用すると空間認知能力が上がり、楽しみながらやれるのでより身につきやすいようです。
そうでなくても何か記憶(思い出)に残るような強い刺激があると物事は覚えやすくなります。
人間の脳はそのものを覚えるより何かと関連付けて覚える方が得意です。
だから勉強するときに記憶に残るエピソードをたくさん作る工夫をすると学習が身につきやすいし、勉強を楽しめます。
もし保護者の方が一緒に勉強を見るのであれば、クイズのように聞いてみたり実際に身の回りのものを使ったり(粘土を切って断面図の勉強をするなど)と子どもが勉強を楽しめ、あっと言う発見ができ、思い出に残るように心がけてみてください。
2019.11.12
子どもが勉強に取り組むようにするには。
子どもが勉強しなくて困るとよく相談されます。
親が勉強しなさいと言ってもなかなかやらない。
イライラして大声を上げると余計かたくなになって必死に抵抗する。
もう、こうなると勉強をするしないの問題ではなく、お互いさせるかしないかの維持の張り合いになります。
結局、親子ともども嫌な気分になり、勉強を無理強いできたとしても生産性が上がりません。
せっかく子供のためを思ってやらせても、本人の気が入らずやっても身につかないのなら、嫌な雰囲気になった分大損した気持ちになる。
こんな経験された方も多いと思います。
どうして子供は勉強をしたがらないのでしょうか。
また、どうすればやる気にさせることができるでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
子どもが自ら進んで勉強に取り組んてくれればいいのですが、嫌いな子供は本当に勉強を嫌がります。
その理由はいろいろありますが、第一は子供が勉強を嫌なものと思い込んでいることでしょう。
「勉強は嫌でもやらなきゃいけないの。」
「我慢してやりなさい。」
などと言うと勉強がより一層嫌でつまらないものと言う考えを逆に根付かせてしまいます。
「学校の勉強なんで社会に出てからは何の役にも立たない。」
「学校のテストでいい点を取らないといけないから勉強しなさい。
なんていう発言は子供に勉強する意味がないという印象を与えてしまいます。
日頃何気なくポロっと大人は口にしてしまいますが、子どもは結構聞いています。
勉強は嫌で役に立たないものだけど、無理やりやらされるつまらないもの。
子どもはより感情で動きます。
こうなると考えを改めるのは非常に難しいです。
だから、普段から大人は自分の発言が子供たちにどんな考えを抱かせるか注意しながら接しないといけません。
これは予防的見地からの指摘です。
親も自分が子供のとき、さんざん大人から我慢して勉強しなさいと精神論的忍耐を要求されつつ教育を受けてきたので仕方ないことでしょうが、効果ある方法とはいいがたいので気をつけましょう。
勉強を楽しむようにしましょう。
子どもはより自分の気持ちに素直です。
だから、楽しい、やりたいと思えば夢中になり率先して何でもやります。
そうすれば子どもは何でもみるみる吸収していきます。
好きこそものの上手なれとはよく言ったものです。
では、勉強を楽しいと思わせるにはどうすればいいのでしょうか。
ある学者が提唱した動機付け(やる気)を高める研究があります。
これによると、やる気を出させるには大きく四つのパターンがあるそうです。
それは「注意」「理由」「自信」「満足」だそうです。
これらが一つでもあるとやる気になるそうです。
もちろん多ければ多いほど勉強に対する楽しさが増します。
注意:子供たちに興味を持たせる、楽しいと気づかせること
理由:それをすべき納得できる分かりやすい理由があること
自信:不可能ではなく十分やれると思うこと
満足:やって心が満たされること
これらを子供たちが感じられるように接し方を工夫するといいかもしれません。
繰り返しますが、これらの要素が全てそろわないといけないわけではないので、一番できそうなものから挑戦してください。
一つがダメなら他のパターンでアプローチしてみてください。
子どもは生まれたときから勉強嫌いではありません。
幼い時は大人のやることに何でも興味を示し、やりたがります。
できないなんて最初から考えないで、自分も大人と同様にできると思っています。
そして、少しでもできればそれは大きな喜びとなり満足し自信を付けます。
そうなると夢中になって繰り返しどんどん上達していきます。
よく勉強させるのに理屈をこねる人がいますが、理性である程度自分をコントロールできる大人なら有効ですが、子どもはどうしても理屈で動かず、感情が先に来ることがあります。
理由を明確に示すのも大事ですが、それが反って子供たちの感情を抑え込み、苦痛を与えることになるかもしれません。
苦しいと思えば、子どもは逃避するのに全力となり勉強するしないの問題でなくなります。
こうなると埒が明かないので、子どもの接し方には工夫をし、様々な方法で子どもたちに近づけるようにしてください。
「勉強と気づかないうちに実はしていた」と言うのが理想なのでしょうか。
私も生徒に接しながら日々工夫と反省の日々です。
子どもたちの気持ちを察し、どのように導くのが最善か想像力を張り巡らして考えます。
もし、子どもの扱いでお悩みのご家庭がありましたら、気軽にご相談ください。
一緒に考え、子どもたちが生き生きと勉強するように努力したいと思います。
2019.11.08
集団指導塾と個別指導塾のメリット・デメリット(その2)
先日お話した集団指導塾と個別指導塾のメリット・デメリットの続きです。
前回は主に集団指導塾についてお話したので、今回は個別指導塾についてお話します。
個別指導は一人の講師に対したいてい二人までを授業で見ます。
集団指導があらかじめ固定されたカリキュラムで進んでいくのに対し、個別指導ではそれぞれの状況に応じて柔軟に授業内容を変更することができます。
他の生徒の目をあまり気にしなくてもいいので気軽に質問できますし、指導も丁寧で親切、分かるまでとことん付き合ってくれることが多いです。
自分の苦手や身についていないことがあれば、ずっと遡って基礎からでもちゃんと教えてくれます。
そして、生徒一人ひとりの性格や状況に合わせて指導方法も変えてくれるし、様々なアドバイスや提案もしてくれます。
また、指導する側も自分の成果が直接生徒に現れるので、生徒のことを自分の問題として取り組む講師が多いです。
担当の生徒のことがよく分かるので何が問題か的確に分析でき、それに合わせて事前準備ができます。
それぞれの講師に与えられている裁量も多いので、より自由に講師の創意工夫が発揮できます。
身近な関係なので生徒一人ひとりへの情が強く、講師は無理をしてでも何とかしてあげたいと情熱をもって担当してくれます。
個々の状況に合わせるという点では、勉強が嫌いで全く意欲をなくした生徒や、逆にもっともっと学んで、より優秀な成績(家庭教師のような役割)を求める生徒にも向いています。さらに、部活や課外活動が忙しいから短時間に集中して勉強を見てもらいたい生徒にもいいでしょう。
柔軟性があり融通が利きやすいというのも個別指導の長所です。
例えば集団指導では決まったカリキュラムに従って授業を進めていかないといけなく、時間割も曜日ごとに固定されています。
欠席をしたときの抜けた授業の穴埋めは自分でやらないといけません。
また、部活などで塾の時間割に間に合わないときは、塾をあきらめるか部活をあきらめるかの選択を迫られることもあります。
個別指導であればそのような問題も起きにくいです。
休めば振替や補習を提供しれくれるところが多いですし、授業の予定も自分の空いている時間、生活リズムに合わせて決められます。
しかし、大学生などのアルバイトが担当していることも多く、その場合は講師の知識や経験、指導方法に未熟な点があるかもしれません。
もちろん知識と経験の豊富な専任の講師もいるので、そこは確認が必要です。
ただ大学生や若い講師だと歳も近いこともあり、似たような経験を共有しやすく、生徒がより心を開きやすいというメリットもあります。
だから、より現実的な話として講師の言葉が生徒の心に伝わりやすいこともあります。
少数の生徒に対応しているので、講師と生徒がお互いをよくわかりあい、強いきずなと信頼関係を築きやすいのも強みです。
ちょっとした生徒の変化に講師が気づきやすく、勉強に限らずいろいろなことを相談しやすい関係になることも多いです。
学校の先生や親には話しづらいことも、人生の頼れる先輩として話せるからです。
ただ、生徒と講師の距離感をうまく調整できる講師でないと、時には馴れ合いになり、生徒を単に甘やかすだけになるので注意が必要です。しかし、学校の先生や親にはできない役割を担えるというのは、子育てを考えたとき大きな利点ではあります。
集団指導と違い全体の中での自分の実力が即座に分かりにくく、ライバルによる良い意味でのプレッシャーがないので、成績を上げなければならないという切迫した緊張感を作りにくく、結果がすぐに出にくいこともあります。
成績を上げる以前に、まず勉強自体をするようになることが必要な場合は、第一段階としてそれでいいのかもしれませんが、やはり成果が見える形にしてあげるとより勉強の励みになります。
ここは講師の腕の見せ所でしょう。
それぞれの講師の考えもあり、すぐには結果を求められないこともあるでしょう。
そこは担当講師とコミュニケーションをしっかりとって、親御さんとしては担当講師の心積もりをよく理解する必要があります。
最後にやはり一番大きな問題は費用です。
どうしても一度に担当する生徒の人数が少ないので単価は集団指導より高くなります。
個々に合わせるなど集団指導にない、柔軟で内容の濃い授業の質と費用のバランスをどう考えるかが大切です。
大手では組織ということで会社の設定を外れた料金によるサービス提供はできませんが、私のような個人経営の小規模塾であれば、状況を配慮して柔軟に料金対応をしてくれるところもありますので、遠慮なくご相談いただくのがいいと思います。
以上、塾に関して集団指導と個別指導のメリット、デメリットを考えてみました。
それぞれの家庭の事情や生徒の置かれている立場を考え、どちらが良いか判断してもらえればと考えます。
しかし、いずれの場合も直接かかわる講師がどうなのかが一番の問題です。
どんなに優秀な講師でも相性というものがあり、どうしてもうまくいかない場合があります。
その講師の理念や指導方法をよく理解し、そして生徒本人がその講師のやり方を受け入れ信頼し努力できることが大事です。
そのためには講師と生徒、そして家庭の相互のコミュニケーションと理解が肝心と葛西TKKアカデミーは考えています。
多くの人が関わって、生徒の未来を明るいものにする。
その目的を達成するためのチームワークが大事だと信じています。
一人の人生を大きく左右する子育ては非常に大変です。だから、一人で問題を抱え込まず、外に救いの手を求め、様々な選択肢を試してください。
苦労を乗り越えて得たものは生徒にとっても親にとってもかけがえのないものになり、必ず報われますから協力して頑張りましょう。
2019.11.06
先日、高校二年生から質問がありました。「普通科ではないですが、大学合格できますか。」「はい、今ならまだ可能性があります。」
先日、ある高校二年生から質問がありました。
「僕は専科なので普通科の授業を十分受けていません。でも大学受験をしてみたいのですが、合格できますか。」
お答えします。
「はい、今ならまだ可能性はあります。」
もちろん本人の現在の実力や頑張り、後、目標にする大学にもよるのですが、高校二年生の二学期であれば、冬休み、三学期、春休みにしっかり勉強して、1,2年生の基本的内容をきちんと身に付ければ、中堅私立大学ぐらいであれば合格できると思います。
しかし、これが3年生になってしまうと、一学期間だけで2年分の内容を身に付けるのは時間的に非常に厳しいと思います。
つまり、今が最後のチャンスです。
例えば、私立文系の大学であれば2教科(英国)または3教科(英国社、英国数)で受験ができるところが結構あります。
しかも、レベルとしては2年生までのものが多いので、3年の1学期までに1,2年の内容をしっかり学べば大丈夫です。
それまでに基礎を築ければ夏休みから本番を見越した応用や過去問に着手でき、2月の入試には何とか間に合う計算です。
もちろん学校の課題や試験もあるので大変でしょうが、合格したいのであれば頑張って両立しなければなりません。
日頃の生活リズムを見直し、計画的に勉強しないといけません。
この辺りに関しても葛西TKKアカデミーがしっかり相談にのり、一緒に計画を立てていきたいと思います。
一緒に悩み苦しみ、そして喜び合いましょう。
生徒が勉強したい、合格したいという志があれば、葛西TKKアカデミーは全面的に力になります。
その気持ちを大切にしたいし、夢を叶えさせてあげたいと思います。
そして、ここでの頑張りが将来を大きく変えてゆきます。
全ての生徒が希望ある未来に進んでもらいたい。
経済的なことなどいろいろ心配事や問題もあるでしょうが、「やりたい」という気持ちがあるのであれば、とりあえず相談に来てください。
可能な限り事情を理解し要望に応じるつもりです。
せっかく勉強したい気持ちがあるのに、勉強ができないのはとても不幸と私は考えます。
だから、ご相談ください。
できることは何でもしたいと考えます。
子供たちの将来は非常に大事ですから。
2019.11.02
激震!大学入試での英語の民間試験利用が延期。言いたいことは多々あれど…。
昨日、文科大臣の方から大学入試における英語の民間試験導入ついて、「大臣として自信をもって、受験生の皆さんにお勧めできるシステムにはなっていないと判断せざるを得ません。」と言って、導入を2024年度まで延期することが決定されました。
実施一年前の突然の変更に大きな波紋が広がっています。
文科省が現在推し進めている教育改革はこれまでにない大規模なもので、小学校から大学まで全ての教育において大きな変更が決められています。
その中の目玉の一つが、大学入試の英語試験における民間試験の導入だったわけですが、これが延期になったことは教育改革にも大きな影を落とすのではないかと思います。
言いたいことは多々ありますが、今回はこの大学受験における英語の民間試験利用の問題に限ってお話したいと思います。
民間試験の導入のきっかけになったのは、教育改革においてこれからのグローバルな時代に活躍できる人材を育てるため、英語力の強化があげられました。
これまでの読み書き中心の英語教育ではなく、聞く話すも含めた四技能全体を強化する必要があると。
しかし、中学高校で授業に聞く話すも指導を充実するようにと言っても、受験で使わないあのであればどうしても後回しにされ、文科省も目論む結果にはならない。
そこで、大学受験にも「スピーキング(リーディング、ライティング、リスニングは一応これまでの試験で測られているので)」も試験の中に含めるようにしたい。
しかし、ここで文科省は今まで経験のないスピーキングテストをどのようにするか考えるのではなく、すでにスピーキングテストを行っている民間の試験に丸投げをしてしまったのです。
その方が効率的と思ったのでしょうか。
ここが混乱の始まり。
複数の目的も異なる英語の民間試験の結果を同率に捉え、英語の成績にしようということになりました。
言い換えれば、陸上の順位をつけるのに、短距離も長距離も走り幅跳びも砲丸投げも全部一緒にして順位を付けようというようなもの。
当然、一貫性は保たれず妥当性に大学、高校、保護者、受験生など多くの人々が疑問を呈しました。
また、民間試験の受験量は安くても一万円近くでとても高価、一応二回分の民間試験の結果を大学入試に使えるということですが、これは家庭の経済事情によって受験生間の差が広がることも指摘されました。
裕福な家庭は本番までに多く練習として受験ができるのに、貧しい家庭ではそれができない。
試験会場は大都市が中心なので、地方や離島の受験生が試験を受けに行くだけでも費用が掛かり、更に宿泊が必要な場合は経済的負担はもっと増える。
このように地域間の不公平も言われてきました。
他にも数多くの批判が指摘されていたにも関わらず、文科省は十分に詳しく丁寧で具体的な回答をしてきませんでした。
どう考えても公平性が最も重視される大学入試において、この制度の導入は不備があるのですが、文科省は2020年度の実施に踏み切る姿勢でした。
2020年と言うのはオリンピックイヤーで、ここで日本の教育改革を世界的にアピールしたかったのでしょうか。
教育としてその年に大学入試を変更しなければならない理由は全くないのですが、文科省は実施年度にこだわり決定事項として変更の考えはないとし、かと言って寄せられる声に対する回答を出せずに(出さずに)いました。
その場を濁して時が来れば試験がどのようなものであれやってしまえばいいと考えていたのでしょうか。
それで文科省の面子は保たれ、うまくいかなくても後日うまくいきませんでしたと言ってしまえばそれで終わり。
ゆとり教育のときのように。
その時に教育を受けた当事者のことは考えず、自分たちの体裁ばかり気にして。
念が近づき実施にあたりどうするのかという事柄に関しても、後手後手に回りいつまで経っても具体的な内容が見えてこない。
今年度に入り、教育関係者や受験生及びその家庭から不安の声がより一層高まる中、文科省は様々な問題に対する対策は講じられるし、世間からの理解も十分得られているという姿勢を貫き、来年度からの実施に変更はないと言い続けていました。
(例えば、高い受験料に関しては民間試験に対して受験料の減額をお願いしているとか、試験会場については高校大学の協力を呼び掛けているとか。仮にそのようになったとしても様々な問題が発生するのですが。)
挙句には、来年度からの実施で最初は不十分でもその後改善し精度の高い試験にしていくというような、受験生を実験台にするような発言も飛び出し、波紋はますます広がりました。
そして、文科省が受験生の立場に立っていないことを決定的に示したのが先日の文科大臣による「身の丈に合った」発言。
憲法や教育基本法に定めらえている文科省の役割を根底から覆すものとして、世間広くから批判を受けました。
さすがにこれはまずいと思ったのでしょう。
あらゆる違いを超えて平等に国民に教育を受ける権利を保障する役割を担うべきなのに、貧しいものは教育を受けられなくても仕方ないと言っているようなものだから。
大臣としては制度の不備、不公平をどのように改善するのかと聞かれ、妙案がないから新システムを正当化するために発言したのでしょうけど、これはひどすぎました。
国会でも野党だけでなく与党内からの批判もあり、昨日の発言と共に文科大臣は延期を決定したのです。
最近立て続けに二人の大臣が辞任し、更に文科大臣まで辞任になるのはまずいと思ったのでしょうか。
手のひらを返したようにあっさりと延期を決めました。
この「身の丈」発言がなければ、どんなに世間から批判されようとも英語の民間試験利用は予定通り実施されたと思います。
最初から真剣に子供たちのことを考え、彼らのための制度を作り、批判には真摯に対応して万全の体制が整うまで十分に準備してから実施していれば今回のような混乱はかなったでしょう。
そもそも「スピーキング」もテストしたいなら大学入試センターが独自の公平なテストを作成すればよかったのに、民間試験を複数導入したからややこしいことになる。
(民間との癒着、天下りなどがささやかれていますが。)
いずれにしても、誰のための教育改革なのでしょうか。
文科省は子供たちのことを見ていないとしか考えられない部分が非常に多い。
個人的にはこんな不公平で欠陥だらけの試験を子供たちがとりあえず受けなくて済んだのはほっとしているところです。
もちろん、文科省の言葉を信じてこれまで民間試験に向けて勉強してきた生徒や学校もたくさんあり、彼らにとってはやり切れない気持ちもあると思います。
ただ、ごり押しする混乱と取り下げる混乱を考えるならば、取り下げた方がまだましかなと思います。
それ以前に混乱は誰の目にも明らかなのだから、文科省がきちんと対応してればよかったのです。
本当に現場を見ないで理想ばかり(自分たちの視点のみで)物事を進めていくから困るのです。
これを機に文科省はより一層身を引き締めて、本当に子供たちのためになる教育システムを構築してもらいたいと切に願います。
2019.11.01
来年度から小学校でプログラミングが必修化されます。しかし、誤解もあるようなので少しご説明します。
文科省の進める教育改革に伴い、勉強の内容が大きく変化します。
その中の一つに、小学校でのプログラミングの必修化があります。
しかし、このプログラミングに関して多くの保護者の方々が誤解をしているようなので、本日はその点に関してお話したいと思います。
文科省から小学校でのプログラミングの必修化が発表されて、多くの家庭では大変慌ててプログラミング教室に通わせないと学校の授業についていけないのではないかと思われたようです。
「自分たちが小学生だった時にはなかったことで、どうすればいいのか全く分からない。」
「プログラミングと言うと自分でプログラミング言語を使って市販されているようなソフト(ゲームなど)やアプリを作らなくてはならないのではないか。こんな難しいこと子供たちができるのだろうか。」
「算数とかなら自分が教えられるけど、プログラミングなんて全然わからない。」
このように不安に思っている保護者は非常に多いと思います。
文科省の発表があって以来、民間の塾が新しくプログラミングの授業を提供したり、プログラミング教室が次々とできて、そこに多くの子供たちを通わせている親が少なくないという事実からも分かります。
そうしないと学校の授業についていけず、我が子の成績が大きく下がってしまうのではないかと考えてしまうのも無理はありません。
プログラミングの必修化について多くの方が誤解されている点として、必修化とは言ってもプログラミングが教科になるわけではないということです。
国語や算数のように一つの教科となって成績がつくわけではありません。
学習活動においてプログラミングを活用する機会を必ず設けるという程度で、プログラミングそのものだけで成績を付けるという訳ではないのです。
実際に教科書を見ても算数や理科の一部にプログラミングに関する内容がありますが、あくまでも一部であってそれが全てではありません。
それ以外の部分、例えば国語や社会などプログラミングが出ていなくても、現場の工夫でプログラミングを活用することは推奨されていますが、必須ではありません。
プログラミングを通して子供たちの学習に対する関心を高め、論理的思考などを養う新しいツールとしての導入であり、プログラミングが得意ではないから成績がいきなり大きく下がるということはありません。
イメージとしては体育にダンスが導入されたときや、学習活動として英語が入ってきたときのようなものと思っていただいていいでしょう。
プログラミングに必ず触れなくてはなりませんが、その度合いは現場に依存しているので、学校によってその深度はまちまちになると思います。
私立など資金的にゆとりがあれば外部の専門家を招きより高度な授業が行えるかもしれませんが、そうでなきれば担任がやるしかありません。
いくら研修を受けるとしても、教師が全員十分なプログラミングの知識を習得するとは限らないので、場合によっては教科書を一度授業中に読むだけで終わりということもあり得るでしょう。
また、学校によってハードやソフトの充実度も違います。
生徒全員にパソコンやタブレット端末が行き届く学校もあれば、クラスに数台しかない学校もあるでしょう。
パソコンも中古の古いものかもしれませんし、OSも昔のものかもしれません。
自分の通う学校がどの程度のプログラミング教育を提供できるのか把握する必要があるでしょう。
更に、先ほども述べましたが、プログラミングは学習を深めるための道具であって、プログラミングのできるプログラマーを育成しようという訳でもありません。
ゼロからプログラムを組んでゲームソフトなどを作ろうという訳ではありません。
プログラミングの基礎的な考え方を理解する入門編のようなものです。
学校の授業でできる範囲の内容しかやりません。
だから、プログラミング教室に行って専門的な知識を学ばなくてはいけないという訳でもありません。
もちろん、子供が興味を持ち、より深く学びたいというならそれでもいいですし、今回の必修化が子供の関心を広げたという副次的な効果は評価できるでしょう。
でも、それは各家庭がサッカーのクラブチームに通わせたり、ピアノ教室に通わせたりするのと同じようなものと考えていいと思います。
プログラミング教室に通わないから駄目だと悲観的になる必要はないでしょう。
プログラミングと言う親の世代が経験したことのない内容が必修化されるということで、多くの保護者の方は慌てるかもしれませんが、私はそれほど焦る必要はないと考えます。
プログラミング教室などは各家庭の判断で決めていただいて結構でしょう。
学校の先生方も実はプログラミングに関しては、それほどあたふたしていないようです。
現場の裁量が認められているので、自分の能力と環境に合った程度の授業を提供すればいいからです。
むしろ教科化された英語や道徳の方が先生方にとっては問題のようです。
こちらは定められた内容をきちんとやらないといけないからです。
例えば、英語などはこれまで教えた経験のない先生が多く、どうしていいか分からないから自分が学んだ中学の経験をもとに授業を行うかもしれません。
しかし、これでは中学の内容が早まっただけで、文科省の目標とする英語教育とは異なってしまいます。
子供たちは柔軟な適応能力があるので、学校の様々な変化に比較的うまく対応できます。
むしろ問題は先生方を始めとする大人たちの方で、新たな内容についていけないかもしれません。
少し話がそれましたが、結論としてはプログラミングの必修化に関してはそれほど心配する必要はないということです。
状況をしっかり見て、それからどうするかを考えても遅くないと思います。
現在行われている教育改革はこれまでにないほど多岐にわたり教育が変わることになります。
いろいろ戸惑うこともあると思います。
先入観で判断せず、正確な情報を集め対応してもらいたいと思います。
葛西TKKアカデミーも変化に対応できるように頑張ります。
2019.10.24
大学受験の英語民間試験の利用、538の四年制大学が参加。しかし、その実態は…。
2020年度から大学受験が大きく変わります。
センター試験に代わり大学入試共通テストになります。
これまでと違い、国語や数学などに記述問題が含まれたり、単に知識の有無を問うのではなくこれまでに学んだことを総動員して答えを類推しなければならない問題が出たりするそうです。
これまでに試行テストを行ってきましたが、どのような問題にするかは未だにはっきりと表れてきていません。
その中でも今最も問題になっているのが英語の民間試験利用です。
文科省は英語の四技能(読む、書く、聞く、話す)の全てを試験の対象とすべきとして、スピーキングテストの実績のなる民間試験を共通テストに当て、大学入試センターが提供するテストには英語がなくなることになっています。
しかし、しばらくは移行期間として民間試験に加えて大学入試センターも英語の試験を実施し、大学は民間試験を受験生に課すのか、センター提供の試験のみでいいのか、その両方を併用または選択するのか決め、その決定に従って受験生は試験を受けることになります。
この民間試験の利用に関して、多くの大学では公平性に疑問であり、入試試験として妥当かという問題からなかなかこの決定が出ませんでした。
各大学が相互に様子を見あい、他校の決定をうかがってから決めようとしていました。
結果、受験生にとっては受験の一年前になってようやく自分は英語の試験をどのように受けなければならないかが分かる事態となりました。
民間試験を受ける場合、英語の試験は共通テストのはるか前に受けることになり、英語の受験までは実質一年もないことになります。
本当に受験生にとって十分な準備ができるとは言えずは困った事態です。
文科省の通達もあり、先日、2020年度の入試に関してようやく大学各校が利用の有無について発表しました。
その結果は四年制大学539校が英語の民間試験を利用することにしたようです。
政府の意向から例え公平性に疑問を持っていても、導入しないことによるペナルティを恐れたのかもしれませんが、割と多くの大学が参加することになりました。
しかし、導入すると言っても民間の英語の試験結果で英語の成績を全て決めるという大学は少なく、一部の学部や学科において導入するというものが多いです。
また、民間試験の成績を英語の点数に加点するという処置をしたり、みなし満点にしたり、民間試験利用を出願要件にしたりと、その利用方法は大学によって異なります。
民間試験の成績で英語の点数に上乗せするなどは、これまでも私立大学で行われていたことで、これらの大学にとっては今まで通りで特に大きな変化になっていません。
また全学部ではなく一部学部に導入するということで、文科省の受け入れた形にしつつ、問題のある民間試験の本格利用を回避してごまかしているようにも見えます。
英語の民間試験利用はその問題点を多く指摘されているにもかかわらず、文科省は明確な回答をしてこず、また有効な手立てを提示すらしていません。
しかし、2020年度からの実施という決定は覆すつもりはないようです。
延期または中止にすると反って混乱するし、不安は払しょくされているとの立場です。
また、来年度の実施状況を見ながら試験制度をブラッシュアップするとも話しています。
この点に関しては実施反対の声も多く、十分に理解が得られているとはいいがたいように思えますし、まるで来年度の受験生を実験台にしているような発言もどうかと感じます。
これまで大学入試で制度の変更がある場合は2年前には明確に新システムを明確に公表し、不備が認められる場合は導入の延期もありました。
今回のような強行は極めて異例で、本当に生徒のことを考えているのか疑問に感じます。
恐らく裏の事情があるのではないかと勘繰りたくもなります。
いずれにしても葛西TKKアカデミーとしてはどのような制度になるにせよ、生徒が最大限に準備をし精一杯受験に臨めるようにサポートするだけです。
混乱のなか、生徒、保護者ともども不安だと思いますが、頑張ってください。
葛西TKKアカデミーはいつでも皆さんの味方です。
2019.10.22
書籍紹介 『こども六法』。法は社会で学びますが、子供たちにより分かりやすく、そしてより深く学ぶのに最適!更にこの本には秘められた願いが。
本日ご紹介する書籍は山崎聡一郎著、『こども六法』(弘文堂)です。
法律関連の本としては異例の大ヒットを記録しています。
法は中学の社会で勉強しますが、憲法の基本的な仕組み、代表的な条文、後、いくつかの法律の名前と簡単な内容だけです。
せっかく法に興味を持ち自分で読んでより深く学びたいと思っても、生徒たちには分かりにくい文言の集まりになっています。
その要因となっているのが、その独特な言い回しと用語。
およそに日常では使わない言葉ばかり。
一から専門用語をきちんと学び理解し、小難しい表現を正確に読み取らないといけません。
法は扱う内容が込み入って、しかも、いくつかの法がお互いに関連して成り立っているのに、これらの要因が更に難しい印象を与え、生徒たちが手を付けにくくなっています。
一度読んでもすぐに頭に入ってこないから敬遠してしまう。
こうやってせっかく興味を持っても、法は一般的には理解できない、専門家だけのものという考えに至り、私たちの周りで常に関わりがあるのに自分には触れられないものとなってしまっています。
この『こども六法』は小中学生でも読め理解できるようにという立場で書かれた本です。
専門家だけでなく読者となる子供たちにも意見を求め、内容に工夫を凝らしています。
難しい漢字には仮名がふられ、法律用語には解説がついて、イラストも使って分かりやすく書かれています。
「被告人と被告はどう違うの?」などという学校で勉強してふと思った疑問など基本的なことから解説してくれて、法も第一条から順番に解説するのではなく、刑罰の種類に関する条文などをトピックごとにまとめています。
こうして条文同士の関連が分かるようになっています。
注目すべきは、一般の六法全書が憲法から書いてあるのに対して、この本は刑法から書いてあるということ。
これは本書の目的が「いじめ、虐待に悩んでいる子供を、法律の力でなくす」ことだからです。
子どもに法律を知ってもらい、大人に悩みを伝え解決してもらうことだからです。
こうして身近な問題を解決するために活用し、そこから同時に他の法律についても理解してほしいと願っています。
こうして法を身に付けた子供たちは自分を守る力を持つだろうし、このことが大人などの理不尽な暴力に対する抑止力、いじめなどを隠蔽しようとする大人のことなかれ主義を封じる手立てにもなるとこの本では考えられています。
もちろんこれだけで完璧に問題を解決できるとは思いませんが、一つの大きな力になることは間違いないでしょう。
このように子供でも分かるように書かれた本書は、子供に限ったものではありません。
いじめにあった子供を持つ保護者や先生、裁判員にあればれた人、知人ともめごとになった大人たちなど、日頃から法は分かりにくくとっつきにくいと感じている人やもっと分かりたいけどどうしていいか分からないという人にもお勧めです。
これをきっかけに親子で法律や社会のルールについて話し合うのもいいのではないでしょうか。
2019.10.15
自分で考えることのできない子供が増えていると言われています。新指導要領では正解のない問題に取り組み解決できる人材の育成というが…。
よく、最近の子供は自分で考えることができないと言われます。
実際、私が生徒と授業で話すときも、答えが絞られないオープンクエスチョンでは「何を言えばいいのか分からない。」と答える生徒が多いです。
(「リンゴとミカンどっちが好き。」のように答えが限定されているのがクローズドクエスチョンで「好きな果物は何ですが。」のように答えが限定されないのがオープンクエスチョン。)
生徒の想像力のなさが原因ともいわれますが、答えを考える前にあきらめることがしばしばあるようにも思われます。
なぜこうなるのでしょうか。
本来、学ぶことは楽しいことです。
小学生低学年では勉強が嫌いという子供はほとんどいません。
好奇心が旺盛な子供は想像力の塊で、大人が思いもよらない発想で物語を話したり、絵を描いたりします。
しかし、学年が上がるにつれ徐々に創造的な活動が苦手になります。
今の教育は評価が重要視されます。
本来教育は子供の成長を目指し、その総合的な成長を評価すべきなのですが、残念ながら現実にはテストの得点による序列が評価になっています。
結果、音楽や絵画など創造的な活動は重要視されず、テストで点数化しやすい数学などの一般に言われる五教科が大切とされます。
入試手も五教科が基本で、それ以外の科目は受験には余計なもので時間の無駄だが学校でやらなければいけないからただやるだけという考えになっています。
五教科でも作文などの創造的な活動は採点に時間と手間がかかるので、テスト対策としては選択問題などクローズドクエスチョンが答えられるようになることが効率的な勉強となっていきます。
例えは「この文章を読んで主人公の気持ちを考えなさい。」という問題があります。
「こんなの分からないよ。こたえられるものか。」という声が聞こえます。
その通り。
でも、「気持ちを考えなさい」だから自分の考えたことが答えであり、そればどのような考えであっても正解です。
にもかかわらず、決まった一つの答えがあってその通りでないと正解ではないから分からないと言ってしまう。
実際にテストではこの手の問題は選択肢になっていて、「主人公の気持ちに最も近いものはどれか選びなさい。」というような問いになっています。
(「最も」と言うのがキーワードで、これで答えとなる選択肢を一つにします。つまり、良さそうな選択肢が複数あった場合、その中で比較して最も近いというのが判定基準になるのです。)
このように普段から与えられたものの中から選ぶように訓練されているから、当然自分から考えるのは苦手になります。
そしてその状況を作り出しているのは、手っ取り早く数値化して序列をつけるという評価方法なのです。
十分に時間をかけてじっくり考えることは許されず、しかも、全員が素晴らしいはダメで優れたものと劣ったものを作らないといけないのが今の教育です。
効率よく点数を取るためには問題を分析し、出題者の意図をくみ取り答えなければいけない。
そこには自分の意見や考えは必要ないのです。
どこに向かっていこうとも、あらかじめ引かれたレールの上を踏み外さずに進み、与えられたゴールにたどり着くことがよしとして刷り込まれている。
(因みに、自分の作品が入試問題に使われた作者がその問題を解いてみたところ、自分の考えていたこととは違うものが答えとされており、全く良い成績を修めることができなかったそうです。)
小学校から大学まで、いや大人になってでさえ、我々は標準化されたテストで与えられた選択肢の中から出題者の意図をくみ取り、それに合わせた答えを選ぶことを要求される。
確かにそれは序列をつけるうえでは手早く公平で、学習と言う意味でもある程度の成果を上げてきたのは否めません。
しかし、学びと言うのはそれだけでなく、もっと開らかれて自由であるべきだとも思います。
一応、今行われている教育改革では知識偏重ではなく自由な発想と論理的思考から自分なりの答えを導き出せることを目標に掲げています。
しかし、にもかかわらず評価方法は以前のままで、数値化された序列です。
正解のない問題に取り組みと言いつつ、試験には正解が用意されているのです。
これは大きな矛盾なのですが、文科省はそれには触れていません。
目的と手段があっていない場合、これまでの知識偏重で得られていた教養さえ失われるのではないかと危惧しています。
この教育の理想と現実が離れすぎているにもかかわらず、その差を埋める手立てがないまま制度を変えてごり押ししていることが問題と考えています。
今回の教育改革では大人の都合で振り回されている子供の姿がとても可哀想に思えます。
葛西TKKアカデミーではこの混乱した現状を踏まえつつ、子供たちが少しでも学びに対して前向きであるように努力したいと思います。
2019.10.11
へこたれない子供にするには。
最近の子供はすぐに音を上げると言われます。
一度やってできなければ「もうダメ。できない。」とか「無理。」とか言ってあきらめてしまいます。
しかし、初めてやって最初からできるなんて普通はありませんし、一度やってできないからとやめてしまえば、その子はそれ以上成長する可能性がなくなってしまいます。
どうしてすぐにあきらめてしまうのでしょうか。
簡単にへこたれない子供にするにはどうすればいいのでしょうか。
ちょっと面白い調査がありいましたので、その結果を踏まえて考えてみたいと思います。
私も子供たちと触れる中で、すぐに子供たちがあきらめてしまう経験を何度もしました。
最初に失敗をする、それ以前に失敗を恐れて初めてのことに挑戦すらしようとしない。
失敗するのは罪で恥、それを避けようと問題に手を付けること、答えを出すことすら拒否する。
こんな子供たちが非常に多いと感じます。
しかし、失敗を恐れて挑戦する力、失敗して落ち込んでもいつまでも引きずらず、また前向きに挑戦できる力は社会に出てからも非常に重要で、就職活動においても「打たれ強さ」に評価の重点を置く企業もたくさんあります。
つまり、「へこたれない力」と言うのは社会で生きるうえでもとても大事なのです。
国立青少年教育振興機構が2016年にある調査を行いました。
それは子供時代の経験が大人になった現在にどのような影響を与えているかを調べたものです。
その中の「社会を生き抜く資質・能力」として「意欲」「自己肯定感」「コミュニケーション力」に加え「へこたれない力」が含まれていました。
調査の結果によると年収800万円以上の家庭では「へこたれない力」の高い層が34.8%いるのに対し、年収200万円未満では20.2%でした。
つまり、年収が高いほど「へこたれない力」も高くなりやすいということが分かります。
また、子供時代と「へこたれない力」の関係を調べていくと、子供のころ親に厳しく叱られたり、褒められたりした経験が多いグループは「へこたれない力」の高い層が35.4%だったのに対し、これらの経験が少ないグループでは10.3%しかありませんでした。
これは親子の間だけでなく、先生や地域の大人との間に関しても同様の傾向がありました。
更に、親に多く褒められ叱られたことの少ないグループと、逆に褒められたことが少なく叱られたことが多いグループを比較すると前者では「へこたれない力」が高い層が30.9%だったのに対し、後者は20.1%でした。
これから子供のときに叱られるより褒められた経験の多い子供の方は「へこたれない力」が高いと考えられます。
子どものときに「基本的生活習慣」「お手伝い」「家族行事」などの経験が多いと「へこたれない力」も高くなり、公園で友達と遊ぶなどの「集団での外遊び」「自然のなかでの遊び」の経験が多くてもこの力は高まるという結果だ出ていました。
つまり、子供のときに様々な経験をし、同世代だけでなく異世代間の交流が多く、しかも比較的褒められる経験が多いと「へこたれない力」が育つように思えます。
都市部では自然が少なくその多様性も少なくなっています。
しかも、SNSやゲームなど外に出ないで特定の限られた人とだけ関わる環境が最近は整っています。
多様な経験を積むにはお金を出さないとできないことも多く、収入との関係もここから説明がつくと思います。
また、社会がスピードを求めるようになり、じっくり考える時間を与えないことも増えてきました。
しかも、テストのように結果はすぐに出て、間違えることを許さない。
何回も何回も失敗を積み重ねつつ、自分からコツや方法を発見したり習得する余裕を与えない。
そうすると最初に述べたように子供たちは間違えを恐れ、間違えると周囲にバカにされるから答えることすら拒否するようになるのも無理はないでしょう。
しかも、何でもスピードが求められ、煩雑なことは敬遠され簡単なものしか受け入れられない価値観が現在は主流となってきています。
だから、すぐにできないものはやらなくなるし、面倒なことは受け入れなくなります。
しかし、人間の成長は失敗の中から学ぶことで起こることが多く、便利さは子供の成長の機会を奪っているのです。
大人が「面倒くさい。」と言うのを聞いて、子供も「面倒くさい」ものを嫌がるようになり、先ほどの間違えが罪で自分のプライドが傷つけられるのが怖い気持ちと合わさって、根気がなるすぐにへこたれる子供が増えていると思います。
叱られ続けると自己否定になり「自分はダメな人間」と思い込み、自分の価値、生きる意味さえ見失うこともあります。
失敗しても挑戦する姿勢をたたえ褒める経験はこれらを防ぎ、失敗を恐れなくて済むから自己肯定感を育てます。
皆さんも子供がすぐにできないからイライラして、つい声を荒げることはありませんか。
「できないとダメ」と思うからそうなるのです。
むしろ、「最初はできなくて当然、できればラッキー、今はダメでのそのうちできるようになればいい。」くらいにいい意味でお気楽に接した方が子供もゆとりをもって学べると思います。
社会的にあくせくして余裕のない時代、便利すぎて時間をかけることに価値を見出さない世の中、お金をかけなければ人間同士も含めて多様な経験がしずらい環境。
なかなか子育てしにくい条件がそろっています。
だから、子供たちがすぐにへこたれるようになるもの無理はないと同情するところが多いです。
でも、これらの要因は大人の態度、工夫、考え方次第である程度軽減できます。
へこたれやすい子供に育つ原因もある程度わかっているので、逆にそうならないように心がけることも可能だと考えています。
葛西TKKアカデミーでは子供たちの間違えで人格を否定したりバカにすることはありません。
常に子供は発展途上であり、最終的に目標に達せられればいいという姿勢で接します。
勉強に限らず、子育てで困ったときは気軽にご相談ください。
テストの問題が解けるだけでなく、子供たちが人間としてプラスな存在になれるように尽力しています。
2019.10.09
英語教育で活用されている「CAN-DO リスト」をご存知ですか。これにより今までと評価基準が変わってきています。
来年度から導入される新しい学習指導要領では、英語力の強化が目指されます。
これまでより文法などの知識をいかに多く知っているかではなく、学んだ英語をいかに実践できるかということに重点を置くようになります。
こうして実際に外国の人々と意見交換などのコミュインケーション能力を高め、国際交流が活発化していく新しい時代に対応できる人材を育てようとしています。
このような状況において「CAN-DOリスト」というものが注目されるようになり、学校の現場でもその評価に影響を及ぼすようになってきています。
「CAN-DO リスト」とは何でしょうか。
これは第二言語習得の場でよく使われるもので、例えば移民した人がどの程度移民先の国において生活に支障なく暮らせるかを調べる時などに使います。
これまでの日本の英語教育のように「知っているか、いないか」ではなく、目的の事柄を「できるか、できないか」という点で評価します。
こうして英語で何ができるのかを指標化し、英語を使った実践力を高めようとするのです。
例えば、英語を使って「買い物ができる」「学校の講義で先生の話を聞いて内容をまとめることができる」「ビジネスにおいて取引先と交渉ができる」などです。
文科省によると、2015年度に中学の約51%、高校のやく70%が英語の評価にあたり「CAN-DO リスト」を設定しているそうです。
しかし、その達成状況を把握しているのは中学の約22%、高校の31%ほどであり、まだ十分に現場で活用されていないことが分かります。
やはり「CAN-DO リスト」というものが先生方の間に十分に浸透しておらず、この新しい評価法を使いこなせていないことが伺えます。
しかし、国の目標とする基準に生徒たちの英語力が届いておらず、更に「書く」以外の「読む」「聞く」「話す」という技能が低くバランスよく身についていないことが文科省の調査によって明らかになりました。
そこで、文科省は小学校から高校までCAN-DO形式の能力記述文で指導目標を示し、授業も基本的に英語で行うことを検討しています。
当然授業内のコミュニケーションは英語で、お互いに英語によって自分の考えを表現し、相手の英語による発話の意味をしっかりと理解できる活動が重視されるようになります。
このようにコミュニケーションによって何ができるかを評価する方法は、これまでのペーパーテストの正解、不正解で得点を決めるやり方とは大きく異なっていきます。
学校では主にロールプレイングのように先生と生徒、または生徒同士で役割を決めて、その与えられたシチュエーションでいかに英語を上手く使って目的を達成できるかを見たり、リポートなどの形でまとまりのある文章を書かせたりして評価をすることになります。
これはなかなか難しいものがあります。
今までなら明確に正解、不正解が分かれかなり客観的に点数化できたのに対して、CAN-DO形式の評価は採点者の主観に大きく左右される可能性があります。
先生の生徒に対する好みや先入観などで個人の点数に差が生まれることが考えられます。
また、評価する人間によってもその評価の傾向に違いがあり、ある先生は非常に高得点をつけやすいのに、ある先生では非常に厳しいということも起きるでしょう。
一貫した評価基準が設けにくいのです。
しかも、長い文章や言語活動を見ないといけないので、採点にかかる時間もこれまでに比べ格段と長くなるでしょう。
更に、目的のことができればいいということは、ある程度文法とかの間違いは大目に見る方がよく、その許容範囲に関しても先生方のさじ加減で評価が変わることになります。
「CAN-DO リスト」を使うということは一度評価して終わりではなく、最終的には目標を達成できるようになるまで指導しないと意味がありません。
今の忙しい学校にただでさえ時間のかかる評価法を導入するわけで、ここまで指導できる余裕があるのか疑問です。
中学、高校まで6年も英語を勉強して英語が全く使えるようにならないという批判がこれまで強く、これまでの教授法の見直しが今回の指導要領の改訂で行われているのですが、その道のりはかなり難しいものになりそうです。
生徒も新しい教育に戸惑うかもしれませんが、それ以上に先生方が対応できず、せっかくの試みも失敗してしまうのではないかという恐れがあります。
個人的にはこちらの方を問題視しており、むしろ子供の方が柔軟性があるので対応はスムーズではないかと思います。
たいていされた英語教育が成功するかどうかは現場の先生方によるところが多く、文科省はただ目標を指示するだけでなく、それを達成し実りあるものにするようにしっかりとしたサポートを生徒のみならず教師にも行うべきだと思います。
もちろん葛西TKKアカデミーもこの新しい英語に対応すべく生徒たちの勉強を支えていきます。
2019.10.07
もうすぐハロウィン、日本でもお馴染みになってきましたが、そもそもハロウィンって何でしょう。
街中はハロウィンに彩られるようになってきました。
クリスマス、バレンタインデーに続き、日本でもハロウィンが定着しつつあります。
最近では毎日のようにニュースで仮装した人たちが町を練り歩くのが見られます。
ところでハロウィンとは何なのでしょうか。
単に仮装を楽しむ日ではありません。
ハロウィンはケルトのお祭りが起源と言われています。
10月31日はケルト人の大晦日に当たり、この日に秋の収穫を祝うお祭りが行われていました。
この一年の終わりの日の夜に、死者の魂がこの世に戻り、また魔女や悪霊が悪さをするとも信じあれ、悪魔払いの意味合いもありました。
時代が下り、このお祭りとキリスト教が融合してハロウィンになったと言われています。
11月1日は「万聖日(諸聖人の日)」というカトリックの祝日で、全ての聖人と殉教者を記念する日とされ、キリスト教でも死者の魂がこの世に戻ってくると考えられています。
魂が帰ってくるという意味では、日本のお盆に似ていますね。
この日にお墓参りをしたり、亡くなった人に祈りを捧げたりします。
なぜ仮装をするのでしょうか。
死者の魂と共に、悪霊や魔物もこの世にやってきて、この世の魂をあの世に連れて行こうとすると考えられています。
よって、お化けの格好をして仲間を思わせて、自分の魂が連れていかれるのを防ぐのです。
だから、女子高生やマリオやスーパーマンなどの仮装は意味なさそうですね。
「トリックオアトリート」はどうして始まったのでしょうか。
元々ヨーロッパで、仮想した子供たちが歌いながら、さまよっている魂のために、「ソウルケーキ」という干しブドウ入りのパンを一軒一軒訪ねらながら集める習慣がありました。
そして、何も差し出さないとこの子供たちや霊がいたずらをすると考えられていました。
1900年代初期にある子供が「Trick or Treat!」と言い出し、1952年のディズニーアニメの中でこのセリフが使われたことにより、世界中に広まったとされます。
仮装をする人は増えていますが、日本ではまだ家を練り歩いてお菓子を集める子供は少ないですな。
各家庭もお菓子を用意していなかったりして。
お菓子メーカーはハロウィンパッケージのお菓子を盛大に売り出していますし、お寿司など関係のない業界も便乗しようと頑張っていますね。
日本ではバレンタインデーと同じように商魂あってのハロウィンでしょうか。
お祭り好きで宗教に節操のない日本では、新たな騒ぎの口実としてハロウィンが広まって見えます。
日常に楽しみを求めるのはいいのですが、くれぐれも行き過ぎのないように、マナーを守って楽しんでください。
こうやって異文化も取り込んで、人々の暮らしも変わっていくのだと実感しています。
お化けにいたずらされないように気をつけて、皆さんもHappy Halloween!
2019.10.05
「21世紀型教育」とは。教育改革によって教育スタイルも大きく変わるはず。
たびたび触れている教育改革ですが、今回はその中心となる「21世紀型教育」についてお話します。
現在行われている教育改革では、これまでの知識偏重という批判を受け、これからの不確定な時代に対応できる人材を育成すべく、知識詰込み・暗記中心の学習から自ら考え答えを自分で見つけ出せるような学習を目指します。
よく「答えのない問題に取り組み、回答を導き出す」と言われます。
そこでキーワードとなるのが「21世紀型教育」です。
一方的に先生が生徒に知識を委譲するのではなく、先生と生徒が相互に交流しながら知識を高め、問題解決の方法を見つけ出すというものです。
しかし、海外で教育を受けたことのある先生なら多少はイメージがわきますが、そうでないほとんどの先生にはこの新しい教授法が想像もつかず、どうしていいのか分からないというのが現状です。
多くの場合は結局今まで通りの教え方に現場は落ち着いてしまうのではないかと、私は疑っているのですが。
文科省の理想に反して、実践法が現場まで伝わっておらず、仕方ないから今まで通りでやるしかないのであれば、教育改革の意味がなくなってしまいます。
やると言って期限だけ決めて、現場が実行できるまで十分なトレーニングと準備をしないまま見切り発車になる見込みです。
これでは混乱を招いただけで最大の受益者であるべき生徒に不利益を招くだけのような気がします。
「ゆとり教育」の亡霊がまた見え隠れするようです。
話を戻しますが、「21世紀型教育」について簡単に説明します。
これまで行われてきた講義中心の受動的学習とは違い、生徒が能動的かつ積極的に学ぼうとする授業を言います。
例えば先生が各国の文化を一方的に話すのではなく、生徒が自分から各国の文化に興味を持ち、知りたいと感じながら自分たちで調べ、必要なら先生からアドバイスをもらい(ここで先生が答えを言わないでヒントを与えるのが望ましい)、研究した成果をお互いに発表しより異文化についての理解を深めるのです。
活発な議論や意見の共有をさせるため、先生は「教える」というより「促す」という立場になります。
また、テーマを与えての学習は既存の教科割の範疇を超えて学びが起きることもあります。
例えば社会で調べたら数学の統計の知識が必要になるなど、横断的学習が行われます。
仮説を立てて調査していくことは理科に通じます。
このように生徒の自主的な活動(「アクティブラーニング」や「探究型学習」と呼ばれているもの)を通して、総合的にこれまで以上に広く深い学びが得られると考えられています。
当然生徒の自由意思に負う部分が多いので、学校や文科省が求める内容と外れた内容を学習するかもしれません。
かと言って、生徒が自主的にやっている学びを否定はできないので、この辺のコントロールが難しいです。
さらにこれまでの講義スタイル違い核心だけを授業で扱うわけではないので、より道があったりと、かなりの時間が必要になります。
しかし、その寄り道の中でより深く多岐にわたる学びができ、結果的、総合的にこれまで以上の学びがあるのですが、きちんと最後までできなければ応用や付加される学びだけでなく、肝心な根幹となる基礎さえ身につかないという危険性があります。
にもかかわらず、指導要領はこれまでと変わらない、いやむしろ多くなっているので、物理的に授業が成立するのか疑問です。
(今でさえ、どの教科もは中学三年間でやる内容が終わらず、最後の方は授業で簡単に触れる、または自分で教科書を読むようにと指導して形式的に終わらせることが多いのに)
また、テストや進学などのための勉強とは非常に相性が悪く、生徒の学習をどのように評価するのかという問題もあります。
みんなそれぞれに頑張って出した成果をどのように公平に評価し序列をつけるのか。
「21世紀型教育」を目指すのであれば、これまでの点数だけによる評価法を見直し新たな基準を作らなくてはならないのですが、この点は改変されないようです。
ここも教育改革の矛盾なところです。
どちらも生徒の自主性に任せるところが大きいので、これまでのように教員が授業内容をあらかじめ定め準備することが非常に難しくなります。
教員はその場の状況に合わせ瞬時にどのように授業を進めていくか判断しないといけませんし、授業が盛り上がらず生徒のやろうという意思が高まらないときは生徒の興味を引くように話しかけなければいけません。
これはかなり豊富な経験がないとできませんし、そもそも学校によっては生徒そのものに学ぼうとする意識がないところもありますので、そこから生徒の意識を変えて「21世紀型教育」が成立するようにもっていくのも大変です。
教育改革は2020年度から本格的に始まることは決定事項で変わらないようです。
しかし、その理解や疑問に対する説明や回答は十分になされていません。
うやむやなままのごり押しになりそうです。
現場の学校、生徒、保護者からは不安の声が高まっています。
文科省はうまくいかなければ「うまくいきませんでした」で済むのかもしれませんが、実際に不十分な教育を受けさせられた生徒や家庭に対する責任はどのように取るのでしょうか。
(誰も取らないでしょう。)
葛西TKKアカデミーはどのような状況であっても生徒の教育が損なわれないように全力でサポートします。
2019.10.03
新しく大学受験に導入される英語の民間試験活用について大学の65%、高校の90%が問題ありと回答。
再来年から教育改革に伴い大学受験も大きく変わります。
その中で目玉とされているのが、英語の民間試験活用です。
これまでのマークシート方式であった大学センター試験が廃止され、記述方式も含める共通テストに代わります。
これほどの規模のテストで記述問題も含めるのはかなり野心的試みですが、さらに英語においては民間試験を活用することによって、これまでの「書く」「読む」「聞く」に加え「話す」能力も評価しようということになりました。
先日、朝日新聞と河合塾が大学と高校に対してこの民間試験の活用に関するアンケートを行いました。
朝日新聞『大学6割、高校9割が「問題ある」 入試の英語民間試験』
その結果は大学の65.4%、高校の89.1%が「問題あり」と答えました。
また、「問題ない」と答えたのは大学の30.6%、高校の9.8%だけで直接受験にかかわる学校の多くが英語の民間試験の活用に疑問を持っていることが分かりました。
共通テストを利用しなけらばならない国公立に進学する生徒が多い高校ほど新制度に対する不安が高いようです。
新しい制度導入に関して十分な理解が得られていないことに加え、以前から指摘されている疑問に対して文科省が十分にこたえられていないという点もこの結果をもたらした要因であると考えられます。
問題視している大学、高校が指摘しているのは「家計格差」「地域格差」「多数の試験を比べる公平性」です。
民間試験は大都市ほど会場も多く、試験が開催される頻度も高くなります。
一方、地方によっては試験が一度も行われないところもあります。
そんな地域に住む受験生は遠くの試験会場までいかなくてはならず交通費がかさみ、時には宿泊費も必要になります。
また、民間試験を受けるには当然それなりの勉強が必要であり、生徒たちが通う学校ではそこまで手が回らないところが多いです。
そんな時は塾や予備校へ行ったり、受験のためのテキストを購入し勉強しなくてはいけないのですが、その費用は個人持ちなので各家計の状況でそれができない家庭も生じます。
さらに複数ある民間試験の中から選んで受験するわけですが、それぞれの民間試験は料金、会場、日程、目的、試験内容もまちまちで、これらを同一に評価するのは問題があると言われています。
受験で一番大なことの一つは公平性ですが、文科省の決定した新制度にはそこに問題があるとみなされています。
しかし、政府は問題の解決策や納得のいく十分な説明を示さないまま、新しい制度を導入しようとしています。
ここにおける不信感が今回の調査結果に如実に表れていると考えられます。
この時期に及んでこれほど「問題あり」の声が多く上がっているので、本来なら新制度への移行を見直すべきですが、オリンピックにこだわっているせいか、文科省がそれを行う様子はありません。
人々の十分な理解がないまま強行され、不公平感と不信感の中で受験しなければならない生徒はかわいそうですし、結果も受け入れずらいものになるでしょう。
本来学問とはどのような家庭の生徒であれ等しく受けられるべき権利なのに、今回の教育改革はその点において不備がありとしか言えません。
しかし、制度の移行は揺らぎないもののようなので、葛西TKKアカデミーとしては、新しい制度の中で少しでも生徒が対応できるように全力で支えます。
教育の機会が出自にかかわらず平等であるからこそ、社会の流動性も得られ、社会的地位の格差を広げないセーフティーネットとしても機能もはならくのです。
つまり、誰でも向上できるチャンスがあるということです。
それが失われれば裕福な家庭の子はより裕福に、貧しい家庭の子はより貧しくなり、貧困から抜け出せなくなります。
我々大人は全ての子供たちに希望のある(少なくともその可能性を感じられる)社会にしなければなりません。
葛西TKKアカデミーはそのような社会の実現のためにも、どのような家庭の生徒でも受け入れ、彼らのサポートを行います。
2019.09.15
都立桜町高校の文化祭に行ってきました。
昨日、都立桜町高校の文化祭に行ってきました。
実は文化祭ということは知らなくて、教え子に演劇部の公演に誘われて行ったのです。
生徒の演劇を見るつもりが思いがけないサプライズで、そのまま終わるまで楽しんでしまいました。
最初は当日の目的である演劇部の公演を見ました。
「レイリー散乱のせい」という題目で、高校生が修学旅行で福島の田舎を訪ね、そこで現地の人と交流をするというお話です。
そこには東京から引っ越して来たばかりの中学生「日鞠」がいて、「東京と違って、ここには本当の空がある。」と言って毎日空の絵を描いていました。
そこに毎日バス停で孫が来るのを楽しみに待っている「おばあさん」がいて、日鞠とおばあさんの交流が描かれていました。
更に東京から修学旅行でやってきた高校生たちが加わり、序盤はコメディータッチの内容で進行していきます。
しかし、この高校生たちの担任の先生とこの村(おばあさんが待ち続けている孫)には秘密のつながりがあり、それが明らかになると様相が一変します。
現実を認めたくないおばあさんの葛藤、自分のせいで起こってしまった過去に対する罪悪感に苦しむ先生。
生徒を巻き込んで彼らの思いがぶつかり合い、そして、それを乗り越えたとき明日に向かって歩む新たな希望が生まれます。
笑いを交えつつ涙も誘うよくできたお話でした。
生徒たちの演技もなかなかで、客席からも多くの拍手が送られました。
テンポもよく短い時間に深い内容をよくまとめたいい舞台でした。
また次の公演も是非行きたいと思います。
因みに「レイリー散乱」とは空が青い説明となる自然現象です。
田舎の「本物の空」というのが一つのキーワードなのですが、タイトルを単純に「空のせい」とせず、「レイリー散乱のせい」としたところに作者の一筋縄ではいかないところが感じられます。
各クラス工夫を凝らしお店やアトラクションをやっていました。
演劇を見て午後、校内を歩いて見て回ったのですが、食事系の模擬店はもう完売という盛況ぶり。
生徒だけでなく父兄など多くの人でごった返していました。
縁日のクラスでは輪投げやゴムでっぽうの射的、ヨーヨー釣りなどがあり、連れて行った娘も夢中になって楽しんでいました。
一階で満足できず、もう一回と何度もするので、帰るのは予定に反してすっかり遅くなってしまいました。
父兄主催のワークショップもあり、父兄の方々の熱意も感じられ、桜町高校をより深く知ることができました。
想定外のお祭りでびっくりはしましたが、一日楽しくすごすことができました。
生徒たちも頑張っていて、何だか青春しているなと感じました。
生徒たちの若さに触れるとこちらまで若返る気がします。
ちょっと年寄りくさいことを言ってしまいましたが、今後も様々な形で子供たちと接しつながって、彼らと心を共有できればと思いました。
2019.09.03
算数オリンピックの問題に挑戦、解答編。先日の問題解けましたか。
さて、真実『算数オリンピック』のご紹介をしました。
世界中の子供たちが算数への関心を高め、お互いに共感し、子供たちの独創性と思考力を育てる目的で毎年開催されています。
そしてその中の問題を一つ出してみましたが、皆さん解けましたでしょうか。
小学生の問題ですが、意外と難しかったのではないでしょうか。
固定概念に縛られず、柔軟な発想とひらめきが求められます。
本日はその解答をお教えします。
先ずは問題の確認です。
[問題]
問題の図を見てください。
上の図のような直角三角形が二つあります。
三角形の直角を挟む辺の長さは一つが9㎝と5㎝、もう一つが14㎝と4㎝です。
では、角のアとイを合わせた大きさは何度でしょうか。
では解答です。
[解答]
2種類の直角三角形があるのですが、そのうちの直角を挟む辺の長さが2㎝と7㎝の方をもう一つ用意します。
そして上の図のように並べると長方形ができます。
そうすると中央に直角二等辺三角形ができるのが分かりますか。
長方形の右側の辺を見ると、その直角二等辺三角形の直角でない角を挟んで、∠アと∠イが向かい合っているのが見えます。
当然直角二等辺三角形の直角でない角は45°なので∠アと∠イを足した大きさは180°から45°を引いた135°となります。
∠ア+∠イ=180°-45°=135°
どうでしょうか。
与えられた辺を見て、2㎝+5㎝=7㎝、2㎝+7㎝=9㎝で長方形が作れるという点に気づくかどうか、そして、三角形を組み合わせて作った長方形の中に直角二等辺三角形ができることに気づくかどうかが問題です。
聞けばなるほどという感じではありませんか。
このような問題が算数オリンピックではたくさん出ます。
学校の決まり切った問題しか解けないと難しいですね。
子供のころは頭が柔らかく、本当に柔軟な発想が生まれやすいのですが、学校の勉強が忙しく与えられた紋切り型の問題を解くので精一杯な教育では、この素質を台無しにしてしまいます。
時にはこのように「アッ、なるほど!」というような問題もやらせて、やわらか頭を育てると同時に勉強を楽しく、関心を高めてほしいと思います。
2019.09.01
実は9月1日は子供たちの自殺が飛びぬけて多い日です。命を絶つほどなら学校は行かなくていい!葛西TKKアカデミーはそんな子どもたちに寄り添いたいと思います。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒のことを真剣に考え寄り添い、いつも生徒の味方です。
都内ではすでに二学期が始まっている学校もありますが、9月2日からという学校もあります。
以前お話しましたが、9月1日と言うのは統計上、一年の中で生徒たちの自殺が飛びぬけて多い日です。
今年はたまたま9月1日が日曜日で2日が二学期初日という学校も多いです。
だから、今年は9月2日が要注意日なのですが、もし学校に行くことに悩み自殺を考えている生徒がいるなら言いたいです。
「命を絶つほどなら学校はとりあえず行かなくてもいい。学校よりも君の命の方が重い。勉強なら私がいくらでも見てあげるから心配しなくてもいい。とにかく生きて一緒に考えよう。」
一学期、いじめや勉強へのプレッシャーから学校に行くのがつらくなる。
でも、夏休み中は学校というしがらみがなくなって大丈夫だが、また学校が始まるとなると苦しくなる。
そして、二学期の始業式及びその前後に、その苦しさに耐えられず、逃げ場もなくて自殺することが多いようです。
だから、初登校の前に「無理して学校に行かなくてもいいから、命を大切に。」とメディアでも盛んに言われていました。
葛西TKKアカデミーでも、いじめの話もよく聞きます。
何でそんなことをするのかと思います。
いじめは今に始まったことではありません。
私が彼らと同じくらいのときもやはりいじめの問題がありました。
それが未だに解決できないのだから、これまでのやり方ではだめなのでしょう。
いずれにしても、いじめる生徒は問題ですが、SNSなどの現代特有の環境がよりいじめを強固なものにしている場合もあります。
この点に関しては大人も未経験の事態なのでどうしていいか分からず戸惑います。
いじめをする生徒と同じく学校の対応も問題です。
生徒の話を聞くと何でそんなことするのかと思うことがよくあります。
ちょっと考えればもっと適切は対応はあると思えることが多いです。
先生がいじめをひどくしている場合もあります。
しかも、傷ついた生徒は学校に対して信用を失っています。
それなのに学校でしか対応の場がないことも問題です。
学校の形式的で柔軟性のないやり方では、今苦しんでいる生徒に十分答えられないのも事実です。
いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
今の学校教育という制度はもう限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。
さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。
葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。
思春期の子供は多感で純粋、しかし経験や知恵が不足しているので必要以上に事態を大きく受け取ってしまいます。
そして今しか見えず、遠い将来なんて想像もつかない。
問題の出口が見つからずどんどん自分を追い詰めてしまう。
その過程で子供はたくさんのSOSを出しているのだが、周りの人間は正しく読み取ってくれない。
いろいろな苦しみの壁にぶち当たり、ある時ついに限界がきて自殺してしまう。
これは悲しすぎる。
とにかく生きて。
生きていればだんだん知恵もつき要領もよくなり、よい意味でずる賢くなる。
実は学校は特殊な環境で、これが一生続くのではないと分かる。
そして大人になったとき、あの時思いとどまってよかったと思えることもあるでしょう。
ただ、それまでは苦しいと思います。
辛いでしょう。
だからこそ、葛西TKKアカデミーは子供たちに寄り添い、彼らと真剣に正面から接したいです。
近くに分かってもらえる人がいると思えるだけで子供たちの救いになれます。
逆に適当な対応をすれば子供たちにも分かります。
苦しんでいる子供たちの居場所になりたい。
若い命を救えればと常々考えます。
2019.08.31
葛西TKKアカデミーに新しい植物が仲間入り。緑を大切にし、生徒たちが勉強しやすい環境に心がけています。
葛西TKKアカデミーは生徒たちが少しでも勉強しやすいようにと様々な工夫をしています。
本日、葛西TKKアカデミーの植物に新しい仲間が加わりました。
写真のような立派なサボテンです。
やはり緑は癒されます。
私が植物を育てるのが好きというのもあるのですが、緑があることで気持ちが落ち着き、勉強への集中力が高まるという効果も期待して、葛西TKKアカデミーではずっと植物を置いています。
実は前回、料理にも使えるようにとバジル、シソ、そして鈴なりブロッコリーを購入しました。
しかし、バジルは植えて三日で枯れ、シソもどんどん元気がなくなり、とうとうダメになってしまいました。
知らなかったのですが、ハーブ系の植物は思った以上に繊細で、ちょっとしたことですぐに新芽に傷がつき枯れてしまいました。
最後に残った鈴なりブロッコリーも枯れてはいませんが、それほど成長せずブロッコリーができる気配もありません。
次々と小さなブロッコリーができるはずなのにおかしいですね。
欲張って料理にも使おうなんて思っているから罰が当たったのかもしれません。
植物を育てるのが好きと言っても、得意という訳ではないのであしからず。
誰か上手な人がいれば色々教えてください。
よろしくお願いいたします。
ということで前回のリベンジの意味も込めて今回はサボテンです。
まあ、サボテンはよほどのことがない限り枯れることはないでしょう。
どんどん大きくなってほしいと思います。
と、葛西TKKアカデミーはこんな感じの先生がやっている塾です。
人間味を大切にし、一人ひとりの生徒を大事に思い、親身な対応を行います。
一度訪ねてみてください。
小規模個別指導塾なので生徒との距離がとても近く、生徒をどこよりも深く真剣に考え、親しみの持ちやすい塾となっております。
大手塾でうまくいかなかったときは是非ご相談ください。
また、この親密さを生かして様々な事情で学校に通うのが困難な生徒の支援も行います。
少しでも生徒の力になれるように全力を尽くします。
何でも構いませんので気軽のお問合せください。
2019.08.30
「夏休み宿題レスキュー隊」にいらしてくださった方々、ありがとうございました。
「夏休み宿題レスキュー隊」も無事終了しました。
期間中、いらしてくださった方々に心より感謝申し上げます。
ワークショップでは皆さんとても楽しく保冷剤を使った消臭剤作りをしていました。
子供たちの一生懸命な姿を見て、その集中力と発想力に感心しました。
簡単な工作ではありますが、消臭剤の中に入れる装飾を考え、細かいものまで一つ一つ丁寧に配置やバランスなどを考えながら作っていました。
中には、別に用意した「プロペラカー」や「飛び出すタマゴ」にも挑戦する子供たちまでいました。
お母さんと一緒にワイワイ話しながらとてもいい時間を過ごせたのではないかと思います。
今後もこのような企画をやりたいと思います。
二日目には前日に来てくれた子供たちが宿題を持って勉強に来てくれたことも非常にありがたいことでした。
このように葛西TKKアカデミーを知ってもらい、どんどん皆様のために役立てればと願います。
また、場所を提供してくれたカラオケポップコーンさんや宣伝にご協力いただいたまいぷれ江戸川区さんにも心から感謝の意を表したいと思います。
2019.08.17
算数オリンピックの問題に挑戦!小学生に出される問題、解けますか。算数と言う世界共通の言葉でスポーツやゲームと同じようにみんなに算数を楽しんでもらいたい。
『算数オリンピック』をご存知でしょうか。
世界中の子供たちが算数と言う共有できる知識を使い、お互いに競い合いながら算数の楽しさを理解し、未来を担う新しい才能を発揮してほしいと願い、世界的数学者である広中平祐先生により提唱され、1992年に第一回が開かれて以来、毎年開催されています。
算数オリンピックは世界中の子供たちが算数を通じて分かり合い共感しあうのが目的のため、学校の教科書や受験で出てきそうな問題とは一味違った問題が出ます。
小中学生の才能発現の場となることを目的としたイベントなので、子供たちが、持ち前の思考力と独創性を使ってお互いの算数に関する才能をぶつけ合い競います。
当然、学習進度や受験の目安になるものではありません。
学年ごとに階級分けがなされ、小学生から中学生までが参加します。
今年は7月25日に決勝が行われ、多くの子供たちがメダルを手にしました。
もし、興味がおありの方がいましたが、大会運営サイトを訪ねてみてください。
それでは本日は『算数オリンピック』の問題を一つやってみましょう。
[問題]
上の図のような直角三角形が二つあります。
三角形の直角を挟む辺の長さは一つが9㎝と5㎝、もう一つが14㎝と4㎝です。
では、角のアとイを合わせた大きさは何度でしょうか。
どうでしょうか。
解けましたか。
小学生の問題ですが、柔軟な頭の発想が要求されます。
正解は後日、お知らせします。
2019.08.15
夏休みの宿題を終わらせる最後のチャンス!「夏休み宿題レスキュー隊」を行います。ワークだけでなく工作や読書感想文、自由権研究まで何でもお手伝いします。
気付けば夏休みも終わりに近づいてきました。
学校の宿題は順調に進んでいますか。
「まだ何も手を付けていないよ。」
「読書感想文ってどう書けばいいか分からない。」
「自由研究のテーマが見つからない。」
なんて人も多いのではないでしょうか。
そこで葛西TKKアカデミーがお手伝いしようと新しいイベントを決定しました。
その名も「夏休み宿題レスキュー隊」!
葛西駅そばのカラオケボックス「カラオケポップコーン」さんにご協力いただき、広いカラオケボックスを借りることができました。
この場所でみんな集まって、それぞれが持ち込んだ宿題をやっつけようという企画。
家じゃどうしても勉強に手がつかなかったりします。
ここなら勉強に集中できますし、先生がついているので分からないところを質問できます。
もちろん夏休みの宿題に関していろいろなアドバイスももらえます。
夏休みの課題を終わらせる新学期直前の最後のチャンス。
皆さんお見逃しなく!
「夏休み宿題レスキュー隊」
場 所:葛西駅そばカラオケポップコーン
日 時:8月20日、21日 10:00~16:00
参加費:200円(ワンドリンク代)
(予約不要、気軽に立ち寄ってください。)
また、同時にワークショップも開催します。
保冷剤を使ったおしゃれな消臭剤作りです。
こちらは材料費500円で予約が必要となります。
こちらも楽しい体験になるのでふるってご参加ください。
(こちらの予約受付はカラオケポップコーンさんが行っていますので、ご連絡ください。)
二学期早々宿題やっていませんでしたなんてことにならないように、この機会をお見逃しなく!
2019.08.05
「まいぷれサマーフェスティバル」に多くの方にお越しいただきありがとうございました。8月20日、21日にも夏休みの宿題を終わらせるイベントを企画しております。
昨日は相変わらずの猛暑にもかかわらず、多くの方々が「まいぷれサマーフェスティバル」にいらしてくれました。
小学校のお子様やそのお父さん、お母さん。
楽しんでいただけたでしょうか。
食品サンプルやハーバリウム、おしゃれなフレームなど楽しいワークショップがたくさん出ていました。
葛西TKKアカデミーも午前中は「読書感想文の書き方教室」、午後は工作をやらせていただきました。
自分で作ったプロペラカーを嬉しそうに抱える姿がとても印象的でした。
心よりお礼申し上げます。
子供たちに聞くと読書感想文は面倒くさい宿題のようで苦労しているみたいです。
「読書感想文の書き方教室」は終わりましたが、読書感想文を始め夏休みの宿題に苦戦している人は葛西TKKアカデミーまでご連絡を。
五教科だけでなく読書感想文や自由研究、工作なども葛西TKKアカデミーがお手伝いします。
また、午前中は「読書感想文の書き方教室」をやっていたので工作教室は午後からできたが、知らずに午前中にお越しいただいた皆様には大変失礼いたしました。
こちらもご連絡いただければ「まいぷれサマーフェスティバル」でやったプロペラカーや飛び出すタマゴなどの工作を教えます。
「まいぷれサマーフェスティバル」に来られらかった方々に朗報です。
葛西TKKアカデミーは8月20日、21日にも皆様の夏休みの宿題をお手伝いする企画を予定しております。
場学校の宿題をやっつける「夏休み宿題レスキュー隊」です。
所は葛西駅そば、「カラオケポップコーン」です。
「カラオケポップコーン」の涼しい大きな部屋を借りて、宿題をやったり質問したりできます。
また、保冷剤を使った消臭剤のワークショップのやっていますので、こちらを夏休みに工作に役立てていただいても構いません。
もし、終わって時間があればお疲れ様のカラオケもできるかも。
みんなで楽しく、夏休みの宿題を終わらせる最後のチャンスになるかもしれません。
ふるってご参加ください。
「夏休み宿題レスキュー隊」には参加費としてワンドリンク代200円がかかります。
筆記用具と学校の宿題の他に必要であれば教科書、参考書などを持参していただければいいと思います。
そして、消臭剤のワークショップには参加費の他に材料費300円が別途かかります。
こちらは予約制になっていますので、ワークショップ参加希望の方は、「カラオケポップコーン」までご連絡ください。
必要な材料や道具はこちらで用意していますので、手ぶらでお越しください。
詳しくは「まいぷれ」でどんどんお伝えしますので、お楽しみに。
2019.08.02
いよいよ今度の日曜日は「まいぷれサマーフェスティバル」。読書感想文教室は予約が埋まってしまいましたが、葛西TKKアカデミーで個別に指導もできます。皆さまのお越しをお待ちしております。
葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは、今年も「まいぷれサマーフェスティバル」に参加します。
8月4日(日)、西葛西 スターツ家Labo(江戸川区西葛西6-18-10 SKセントラルビル1階)で行います。
・読書感想文書き方教室
残念ながら午前中の「読書感想文書き方教室」は予約が埋まり終了となりました。
しかし、ご心配なく。
ご連絡いただければ個別に葛西TKKアカデミーで指導が受けられます。
「読書感想文書き方教室」よりも時間をかけじっくり仕上げることができますので、気軽にお問合せください。
・工作(プロペラカー、飛び出すタマゴ)
午後の工作は予約いりませんので参加可能です。
材料費一つ500円がかかります。
工作は二種類の中から選べます。
ゴム動力で動くプロペラカー
ペットボトルにゴム動力のプロペラを付けて、実際に走る車を作ります。
非常によく走ります。
組み立てたら自分でデコレーションをしてオリジナルのプロペラカーにすることができます。
飛び出すタマゴ
こちらもゴムを使ったおもちゃです。
タマゴをセットして手を離すとパンっと飛び跳ね、中から鳥や恐竜などが出てきます。
工夫していろいろなものを飛び出させましょう。
今年は会場が違うのでご注意ください。
詳しくはまいぷれの「夏休み!イベント・お出かけ情報」をご覧ください。
2019.07.26
新しく「バジル・大葉・すずなりブロッコリー」を植えました。葛西TKKアカデミーに来て、自由に必要なだけ持ち帰って結構です。今夜の料理に使ってください。
もう夏休みの学校も多いと思います。
夏休みと言えば植物の観察がつきもの。
学校で育てた朝顔やヒマワリを持ち帰って、家で育てながら観察日記を付けたりしますよね。
葛西TKKアカデミーでは入り口に観葉植物を置いているのですが、そこに新しく「バジル、大葉、すずなりブロッコリー」が仲間入りしました。
得意ではないのですが個人的に植物を育てるのが好きで、植物の育つこの季節に何か植えたいと思っていました。
そして、どうせ植えるなら実用的なものということで「バジル、大葉、すずなりブロッコリー」を選びました。
私も料理をするのですが、ハーブを買っても使いきれずにダメにしてしまうなんてことはよくあります。
必要なだけ売っていればいいのですが、店にあるものは量が多く残してしまうことがしばしば。
そこで上記の三種類の植物を購入。
緑で癒し空間を作るだけでなく、料理で必要なだけちぎって使えるように考えました。
バジルはトマト系の料理と非常に相性が良く、大葉も似たような使い道ができます。
これから暑くなるので、冷やし系の麺に入れてアクセントとしてもとてもいいですよ。
大葉は刺身やてんぷら、お寿司などに使ってもいいですね。
すずなりブロッコリーは知らなかったのですが、小さなブロッコリーが次々をなって、ワンシーズン通して収穫できるそうです。
楽しみ。
私にとってブロッコリーはゆでてマヨネーズというのが定番なのですが、すずなりブロッコリーはサラダに入れてもいいみたいです。
とは言え一人で食べつくすのも大変なので、どうぞ皆さん、ご自由に取りに来てください。
スーパーで買って残して無駄にするのはもったいないので、必要なだけちぎって持って帰ってください。
もちろん無料ですから。
植えてみるとプランターが少し小さかったかもしれません。
三種類も植えるとなんかギュウギュウになってしまいました。
欲張らず二つにすればよかったかな。
どんどん収穫して隙間を空ければいいかな。
皆様も取りに来て、ご協力をお願いします。
植物は人間の精神を安定させる効果があります。
葛西TKKアカデミーの入り口で緑たちに迎えられ、子供たちは勉強に集中して臨むことができます。
どうか皆様も一度、葛西TKKアカデミーに立ち寄ってください。
お待ちしております。
2019.07.25
今年も8月4日(日)「まいぷれサマーフェスティバル」に参加します。読書感想文、工作をお手伝い。ふるってご参加ください。
葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは、今年も「まいぷれサマーフェスティバル」に参加します。
8月4日(日)、西葛西 スターツ家Labo(江戸川区西葛西6-18-10 SKセントラルビル1階)で行います。
今年は午前中は読書感想文指導、午後は工作をします。
・読書感想文書き方教室
10:00~11:00と11:15~12:15の2回行います。
こちらは予約が必要なのでお早めに予約してください。
この教室では先ず読書感想文の書き方を説明します。
そして実際に本を読みます(なので皆さんは本を読まなくてもいいです)。
生徒はお話を聞きながら印をつけていきます。
そして、「読書感想文メモ」を作り、それをもとに読書感想文を書いていきます。
とは言え、時間が一時間と限られているので恐らく「読書感想文メモ」までしかできないと思われます。
しかし、ご心配なく。
残った分は葛西TKKアカデミーで仕上げることができます。
先生がついて読書感想文を書くのを手伝います。
または、家で書いた読書感想文を葛西TKKアカデミーまでメールや郵便で送っていただくか持参していただければ、こちらで添削をしてお返しします。
・工作(プロペラカー、飛び出すタマゴ)
午後は工作を行います。
こちらは予約いりません。
材料費一つ500円がかかります。
工作は二種類の中から選べます。
ゴム動力で動くプロペラカー
ペットボトルにゴム動力のプロペラを付けて、実際に走る車を作ります。
非常によく走ります。
組み立てたら自分でデコレーションをしてオリジナルのプロペラカーにすることができます。
飛び出すタマゴ
こちらもゴムを使ったおもちゃです。
タマゴをセットして手を離すとパンっと飛び跳ね、中から鳥や恐竜などが出てきます。
工夫していろいろなものを飛び出させましょう。
今年は会場が違うのでご注意ください。
詳しくはまいぷれの「夏休み!イベント・お出かけ情報」をご覧ください。
2019.07.24
最初の『共通テスト』の数学は記述問題が見送りになりました。
2020年度より始まる教育改革。
しかし、多くの学校や生徒たちはそれに向けた準備をもう始めています。
先日、新しく始まる『共通テスト』においてTOEICが認定民間検定試験から脱退したというニュースをお知らせしました。
今回は数学でまた問題が起きたようです。
個人的には最初から分かっていたとは言え、こうも混乱が続くと不十分な制度の下で大学入試を迎える生徒たちが気の毒でなりません。
飛び込んできたニュースの内容は次の通りです。
「大学入試センターが数学で検討していた文章記述の問題導入を初年度は見送る方針を決めたことが12日、分かった。」というものでした。
昨年行われた試行テスト(共通テストをどのようなテストにするかを決めるために現役高校生に行ったテスト)では記述式の問題3問の正答率が非常に低かったそうです。
これを受けて大学入試センターは、初年度の数学の記述問題3問は数式のみを書かせることにしたのです。
文字を書かせるとは言え、これでは実質的に記述問題とは言えません。
選択問題ではなく、考えをまとめて論述させることによって「思考力・判断力・表現力」を評価できるとして行うことをうたっていた記述問題が数学から消えました。
これこそがセンター試験を廃止してまでやろうとした『共通テスト』の意義なのに、それを放棄していいのでしょうか。
すべての教科で記述問題を出すことが『共通テスト』の大きな目玉だっただけに、これは大きな後退と考えざるを得ません。
この調子で今後なし崩しに記述問題が他の科目でもなくなってしまうのでしょうか。
だとすれば、共通テストに変える意味がなくなります。
莫大な時間と予算、そして受験生の努力が無駄になってしまいます。
これまではセンター試験で基礎学力を測り、各大学で行われる二次試験で応用力を試す形式だったものを、『共通テスト』でいきなり全て測ろうとする。
しかも全国規模で。
書かれた莫大な数の解答を限られた時間内にこなさないといけません。
文科省は問題ないと試行調査のときに言っていましたが、本当に可能なのか疑わしいです。
しかも、記述問題の採点は採点者によって大きく変わります。
記述問題の採点は学生のバイトもすることが言われています。
そうでもしないとこれほどの量の採点は無理ですからね。
でも、受験生の人生がかかっている試験を専門家ではなくバイトに任せていいのでしょうか。
以前話した英語と同様に、日本全国すべての受験生に公平性と厳格性が保たれるのか心配です。
この期に及んで実行性の問題がどんどん露呈しているように思えます。
本当に大丈夫なのでしょうか。
「ゆとり教育」のときもそうでしたが、志は素晴らしいのですが実行しようと考えたとき、教育関係者のどれほどが現実的に、そして具体的に良い教育を提供できるか真剣に考えたのでしょうか。
専門家でなくても少し考えれば色々問題に気づくはず。
なのに現場を考えずに、上層部が机上でのみ考えた制度を押し付けた結果、どれほどの不利益を生徒はこうむらなくてはいけないのでしょうか。
文科省は本当に子供たちのことを真剣に考え、責任ある行動をしてほしいと思います。
今回の教育改革の最大の問題点は「2020年度」と最初に設定したこと。
私は最初から分かっていましたが、これほどの大改革がそんな短期間で間に合うはずがありません。
文科省は大丈夫と見越していたようですが、それはいささか甘い見通しに思えます。
方向性は悪くないと思いますが、準備期間がなさすぎる。
「2020年度」にやらなくてはいけない理由は何もないのですが、単にオリンピックイヤーということで決めたのであれば、生徒に対する考えや想いが浅すぎます。
何年も十分に時間をかけ、制度が整ったところで実行すればいいのに。
慌てて見切り発車する必要なんて全くありません。
本番は目の前です。
この時期に受験することになる生徒たちには「不運だったね」では済まされない問題です。
しかし、どんなに不備な制度であっ他としても、公教育の中にいる生徒は受けざるを得ません。
非常に厳しい状況ですがやるしかないのです。
個別指導葛西TKKアカデミーは全ての生徒、受験生の力になります。
どんなことでも構いません。
少しでも子育て、教育に問題を抱えているようであれば、気楽にご相談ください。
いつでもお待ちしております。
2019.07.10
現役生・卒業生が語る通信制高校のメリット・デメリット
面白い記事を見つけましたのでご紹介します。
それは通信制高校について現役生と卒業生に行ったアンケートです。
『現役生・卒業生が語る通信制高校の良いところ・大変なところ【まとめ】』へのリンクはこちら
Twitterで通信制で良かったところ、大変だったところを質問し、その結果が書かれていました。
良かった点としては
・履修や時間割を自分で決められる(自分のペースで勉強できる)
・授業の人数が少ない
・干渉されることが少ない
・バイトや自分の目指すものに時間が使える
・様々な価値観を認めることで視野が広がる
・先生との距離が近い
・スクールカーストがない
・精神的にゆとりができる
・校則が少ない
・病気の人に対する配慮がある
など
大変だった点としては
・勉強へのモチベーションの維持と自己管理するのが大変(怠けても何も言われない)
・授業や学習がほぼ自習なので受験に向かない
・教科書が易しめ
・通信制ということで負い目を感じる(周りからの偏見)
・計画的に自分で勉強を進めないといけない
・単位が取れるかどうかは自己責任
・学校が遠い
・学費が高いところもある
など
いじめや不登校の問題が注目されるようになり、学校もフリースクールや通信制など、生徒の受け皿も多様になり、学業の選択の幅も広がりました。
そして、一般的な全日制の学校ではなく、その他のタイプの教育機関へ通う生徒も年々増えています。
しかし、一般的公教育でない教育機関では一般的生徒と同等の教育を提供することは非常に難しい状況になっています。
今回の通信制高校に関しても、高校卒業資格は手にできるでしょうが、大学受験となるとかなり難しくなります。
自分から自覚し積極的に勉強し、自分で受験制度を調べ、模試も自分で申し込まないといけません。
受験対策と言っても普通高校のそれに比べるとかなり見劣りします。
学校で使う教科書が中学生レベルからスタートするので(中学の学習内容も十分に身に付けていない生徒が多いため)、大学受験レベルには到底間に合いません。
学校で縛られなく自由な分、自制心と自己管理が不可欠となり、まだ十分に大人になりきっていない生徒に求めるのは酷です。
どうしても先延ばしにしたり、課題提出直前だけの勉強になったり、勉強以外のバイト、そしてそこで稼いだお金での遊びの方が優先になる場合が非常に多いです。
一般的学校ほど縛られない分、自分次第で良くもなれば悪くもなります。
しかも全てが自己責任で、周りは干渉しません。
良くも悪くもこれが通信制の特徴なので、高校卒業資格がもらえるからと安易に選ぶのではなく、本当にきちんとやる覚悟が自分にあるのか、一般的高校と比べ足りない部分をどのように補うのか、よく考える必要があります。
そして、考えたことが本当に実行できる仕組みを自ら課さなければなりません。
子どもがこれを一人でやるのは非常に難しいです。
ついつい自分の弱い心に流されてしまうなんてことはよくあります。
やはり外部のサポートがないと苦しいでしょう。
もちろん葛西TKKアカデミーはこのような子供たちのサポートを喜んでする用意がありますが、最終的に成功するかどうかは本人次第なのです。
教育の多様化が起こっているということで、もう一点、気になっていることを話したいと思います。
フリースクールや通信制、自宅学習など普通の学校に馴染めない、諸事情で通えない生徒への受け皿が増えたことはいいことなのですが、受け皿があることで学校の無責任が助長されるようならば問題です。
学校で手に負えない、対応に非常に手間がかかる生徒に対して学校が教育を放棄し、これらの機関に押し付けるようなことがあってはいけません。
どんな生徒であれ学校は等しく教育を提供しなければなりません。
先ずは最善を尽くして生徒に取り組まなければなりませんが、多くの生徒を抱える学校がその努力を面倒くさがり、これらの受け皿に任せておけば責任から逃れられると考えるのであれば、これは全くの本末転倒です。
そのようなことが決してないように学校の先生にはお願したいものです。
教育というものは人の人生を左右するほど重大な影響があるのだから。
2019.07.07
2020年度からの共通テストからTOEICが撤退。
先日、TOEICが「共通テスト」から撤退するというニュースが飛び込んできました。
今回はこのことについてお話したいと思います。
文科省は2020年度より大学入試を大きく変更することを決定しました。
これは同年度より本格的に実施される教育改革の一環です。
教育改革とは激動する21世紀の社会で活躍できる人材作りを目指し、知識偏重のこれまでの教育から、答えのない問題でも自分たちの知識と技能を活用して、自ら考え答えを出せるような人間を育てるため、小学から大学まで教育内容、カリキュラム、教育方法、評価方法、教育機器など全般的に変えていくことです。
もうすでに、2020年度を見越して実際の教育現場では変更が行われているところもあります。
全て話すと長くなるので、大学入試の英語試験に絞って話を進めます。
かつての「ゆとり教育」が失敗したのは出口である大学受験に手を付けなかったのが原因で、その反省から今回は大学入試制度も大きく変えることになりました。
これまでの「センター試験」が廃止され、新たに「共通テスト」が実施されます。
これまでと違い、マークシートだけでなく記述問題もあり、教科をまたいだような問題も含まれます。
単純に知識を暗記しているだけではだめで、自分の持っている知識と技能を使って、論理的な考え方に基づき結論付けないといけない問題になります。
期待される成果はかなり高度なものとなります。
中でも英語は文科省が認定した民間の資格検定試験を利用し、その結果が「共通テスト」の結果になります。
つまり、英語がなくなるわけです。
前年度の11月頃に受験生は大学入試センターに申し込みをし、翌年4月から12月までに入手したIDを使って八つの民間の資格検定試験から選んで二回まで受けることになります。
このようにした理由は、試験にスピーキングテストを導入するためです。
これらの民間の資格検定試験にはスピーキングテストが含まれており、「読む」「書く」「聞く」「話す」の言語の4技能を評価したいからです。
しかし、これは生徒の負担を増やすものになります。
主旨も方法も異なる民間の資格検定試験から、どれを透けるか判断し対策をして受験しなければなりません。
よって、2年生には学習内容を全て終わらせ、試験に向けた準備をしないといけないので、これまでより猶予がなくなります。
しかも2023年度までは移行期間として、民間の資格検定試験と共に大学入試センターが作るこれまでようなマークシート式の試験も受けなければなりません。
いよいよ再来年から始まるというこの時期にTOEICが撤退を表明したのです。
運営側は「責任を持って対応することが困難と判断した」からだそうで、実施前のギリギリの時点での決断となったわけです。
条件整備が特に困難だったようで、当初の想定を上回ることが明らかになったようです。
もちろんこのような問題点は以前から指摘されいたにもかかわらず、文科省は見て見ぬふりかは分かりませんが、認定をしたわけで、文科省の認定の甘さが露呈したとも言えます。
当然受験生の中にはTOEICを視野に入れて勉強してきた生徒もいる訳で、そのショックは大きいでしょう。
しかし、文科省はTOEIC利用者は2%程度で影響は部分的であると判断し、見直し対策は何も取らないようです。
2%と言っても数で言えば1万人くらいで無視できないと思うのですが。
一生懸命頑張っている受験生に対し、少数派だから我慢しろとは私はとても言えません。
早くも教育改革での混乱の犠牲者が出てしまいました。
今回の改革において、この英語試験の民間の資格検定試験の利用は批判を受けていました。
八つの趣旨も内容も実施方法も異なる試験の結果をどうやって一律に評価するのか。
公平性と厳格性が求められる大学受験にふさわしくないのではないかと言われていました。
地域格差、経済格差の問題も指摘されています。
これらの試験は大都市では頻繁に行われ、会場も多いのですが、地方では全く行われない地域もあります。
そんな地域の受験生はは高い受験料に加え、交通費と時には宿泊代も払わなければなりません。
裕福な家庭でしたら塾や家庭教師で試験対策もできますが、そうでないと高得点は難しいです。
民間の試験は決して易しくありません。
学校がそこまでの対策をしてあげられる余裕があるかどうかは甚だ疑問です。
今回の教育改革で学校そのものの負担も非常に大きくなっているからです(詳しくは別の機会でお話します)。
出自や家柄に左右されることなく平等に評価されるべき大学受験が、これではよくないと思います。
教育改革の方向性は決して間違っているとは思えませんが、準備不足で問題が山積みなのに2020年度にこだわって見切り発車する必要があるのでしょうか。
理由が分かりません。
とは言え、もう2020年度は目の前で受験生は動き出さないといけない時期です。
今さら撤回し延期ともいかないでしょう。
また新たな混乱が起きるからです。
文科省の想定の甘さ、対応の安易さ、生徒に対する無責任さを感じずにはいられません。
結局、教育改革という大きな看板を掲げた文科省はその見栄や面子にこだわりごり押ししているように思えます。
更に、教育関連企業の利益創造の打算で動いているような気もします。
文科省は「ゆとり教育」のように失敗しても、「はい、失敗しました。すみません。」でしょうが、巻き込まれた生徒たちがかわいそうです。
誰が生徒たちの人生の責任を取るのでしょうか。
文科省の対応はどこか他人事のように感じます。
本当に生徒のことを考えているのでしょうか。
しかし、現実として時期は直前に迫り今さら後戻りもできない状況です。
私のできることは、不幸にもこのような困難な状況に追い込まれてしまった生徒たちを全力でサポートし、少しでもマイナスの影響を小さくし、生徒の望む進路を叶えられるように全力を尽くすことだけです。
受験生の皆さん、厳しい状況ですが頑張ってください。
応援しています。
2019.07.04
夏期講習生徒大募集中。個別指導塾葛西TKKアカデミーで学力アップ!夏休みをどう過ごすかで大きく変わります。新規生徒は何と無料!
ただいま葛西TKKアカデミーでは夏期講習受付中です。
葛西駅より徒歩3分。
アクセスも便利な個別指導塾、葛西TKKアカデミーは夏休みを利用して夏期講習を行います。
80分授業5回を1セットとして、
一人の先生に対し最大2名までの生徒を指導します。
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お問い合わせの際に「まいぷれ江戸川区を見た。」とおっしゃってください。
もれなく次の得点がついてきます。
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・自習し放題!
授業内容はこれまでの復習、二学期に向けた予習、学校の課題など、
それぞれの希望にお応えします。
夏休みの作文や自由研究の相談など何でも承ります。
小学生から高校生まで、すべての教科に対応します。
特に中学三年生には受験に向けた授業を準備いたします。
夏休み中に、いかにたくさん学校の授業内容を身に付けるかで、受験勉強が大きく変わります。
進路相談も承りますので、
進学にお悩みの方は気軽に葛西TKKアカデミーにいらしてください。
上記以外にも、様々な授業の用意があります。
詳しくは葛西TKKアカデミーのホームページまで。
2019.06.30
集団指導塾と個別指導塾のメリット・デメリット(その2)
引き続き集団指導塾と個別指導塾のメリットとデメリットの話をしたいと思います。
前回は主に集団指導塾について話しましたので、今回は個別指導塾について述べます。
個別指導は一人の講師に対し、生徒二人までの授業を普通見ます。
集団指導があらかじめ固定されたカリキュラムで進んでいくのに対し、個別指導では他者に勉強の進み具合を合わせる必要がないので、それぞれの状況に応じて柔軟に授業内容を変更することができます。
他の生徒の目をあまり気にしなくてもいいので気軽に質問できますし、指導も丁寧で親切、分かるまでとことん付き合ってくれることが多いです。
自分の苦手や身についていないことがあれば、ずっと遡って基礎からでもちゃんと教えてくれます。
そして、生徒一人ひとりの性格や状況に合わせて指導方法も変えてくれるし、様々なアドバイスや提案もしてくれます。
また、指導する側も自分の成果が直接生徒に現れるので、生徒のことを自分の問題として取り組む講師が多いです。
担当の生徒のことがよく分かるので何が問題か的確に分析でき、それに合わせて事前準備ができます。
それぞれの講師に与えられている裁量も多いので、より自由に講師の創意工夫が発揮できます。
身近な関係なので生徒一人ひとりへの情が強く、講師は無理をしてでも何とかしてあげたいと情熱をもって担当してくれます。
個々の状況に合わせるという点では、勉強が嫌いで全く意欲をなくした生徒や、逆にもっともっと学んで、より優秀な成績(家庭教師のような役割)を求める生徒にも向いています。
さらに、部活や課外活動が忙しいから短時間に集中して勉強を見てもらいたい生徒にもいいでしょう。
柔軟性があり融通が利きやすいというのも個別指導の長所です。
例えば集団指導では決まったカリキュラムに従って授業を進めていかないといけなく、時間割も曜日ごとに固定されています。
欠席をしたときの抜けた授業の穴埋めは自分でやらないといけません。
更に、部活などで塾の時間割に間に合わないときは、塾をあきらめるか部活をあきらめるかの選択を迫られることもあります。
個別指導であればそのような問題も起きにくいです。
休めば振替や補習を提供しれくれるところが多いですし、授業の予定も自分の空いている時間、生活リズムに合わせて決められます。
しかし、大学生などのアルバイトが担当していることも多く、その場合は講師の知識や経験、指導方法に未熟な点があるかもしれません。
もちろん知識と経験の豊富な専任の講師もいるので、そこは確認が必要です。
どんな講師がいいか伝えるといいでしょう。
ただ大学生や若い講師だと歳も近いこともあり、似たような経験を共有しやすく、生徒がより心を開きやすいというメリットもあります。
だから、より現実的な話として講師の言葉が生徒の心に伝わりやすいこともあります。
少数の生徒に対応しているので、講師と生徒がお互いをよくわかりあい、強いきずなと信頼関係を築きやすいのも強みです。
ちょっとした生徒の変化に講師が気づきやすく、勉強に限らずいろいろなことを相談しやすい関係になることも多いです。
学校の先生や親には話しづらいことも、人生の頼れる先輩として話せるからです。
ただ、生徒と講師の距離感をうまく調整できる講師でないと、時には馴れ合いになり、生徒を単に甘やかすだけになるので注意が必要です。
しかし、学校の先生や親にはできない役割を担えるというのは、子育てを考えたとき大きな利点ではあります。
集団指導と違い全体の中での自分の実力が即座に分かりにくく、ライバルによる良い意味でのプレッシャーがないので、成績を上げなければならないという切迫した緊張感を作りにくく、結果がすぐに出にくいこともあります。
成績を上げる以前に、まず勉強自体をするようになることが必要な場合は、第一段階としてそれでいいのかもしれませんが、やはり成果が見える形にしてあげるとより勉強の励みになります。ここは講師の腕の見せ所でしょう。それぞれの講師の考えもあり、すぐには結果を求められないこともあるでしょう。
そこは担当講師とコミュニケーションをしっかりとって、親御さんとしては担当講師の心積もりをよく理解する必要があります。
最後にやはり一番大きな問題は費用です。
どうしても一度に担当する生徒の人数が少ないので単価は集団指導より高くなります。
個々に合わせるなど集団指導にない、柔軟で内容の濃い授業の質と費用のバランスをどう考えるかが大切です。
大手では組織ということで会社の設定を外れた料金によるサービス提供はできませんが、私のような個人経営の小規模塾であれば、状況を配慮して柔軟に料金対応をしてくれるところもありますので、遠慮なくご相談いただくのがいいと思います。
以上、塾に関して集団指導と個別指導のメリット、デメリットを二回に分けて考えてみました。
それぞれの家庭の事情や生徒の置かれている立場を考え、どちらが良いか判断してもらえればと考えます。
しかし、いずれの場合も直接かかわる講師がどうなのかが一番の問題です。
どんなに優秀な講師でも相性というものがあり、どうしてもうまくいかない場合があります。
高学歴の行使だから必ずしも良いとは限りません。
むしろ分からない生徒の気持ちを知っているのは勉強で苦労した先生かもしれません。
高学歴の知識はあっても何言っているのか分からないというのはよくあることです。
その講師の理念や指導方法をよく理解し、そして生徒本人がその講師のやり方を受け入れ信頼し努力できることが大事です。
そのためには講師と生徒、そして家庭の相互のコミュニケーションと理解が肝心と考えています。
どんどん講師に問い合わせてください。
多くの人が関わって、生徒の未来を明るいものにする。
その目的を達成するためのチームワークが大事だと信じています。
一人の人生を大きく左右する子育ては非常に大変です。
だから、一人で問題を抱え込まず、外に救いの手を求め、様々な選択肢を試してください。
苦労を乗り越えて得たものは生徒にとっても親にとってもかけがえのないものになり、必ず報われますから協力して頑張りましょう。
2019.06.28
集団指導塾と個別指導塾のメリット・デメリット(その1)
今回は塾の大きなカテゴリー分けの一つである集団指導と個別指導のよい点、悪い点についてお話したいと思います。
生徒は千差万別で、それぞれに学習スタイルや考え方があります。
一つの学習方法が全ての生徒に通用することはありません。
したがって、肝心なのは生徒一人ひとりに合ったタイプの塾を見つけることです。
塾には様々なタイプがあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
例えば、大手塾には大手塾の長所と短所、私どものような小規模の塾には小規模だからこその強みと弱みがあります。
そして、生徒たちの力を伸ばす塾選びの参考にしていただければ幸いです。
まず、集団指導についてお話します。
これは学校と同じように一人の講師が大体十人以上の生徒を一斉に指導する方式で、多くの親御さんの持つ塾のイメージもこれではないでしょうか。
競争原理を使って他の生徒と競わせることによってお互いに切磋琢磨し、プラスの相互作用が生まれます。
毎回小テストを行い、成績に応じて席を変えたり順位を一覧にしたりして、生徒同士がその集団内での自分及び仲間の位置を把握できるようになっています。
したがって、上昇志向が強く、負けず嫌い、または多少のことではへこたれない性格の生徒には向いているでしょう。
ただし、集団でも下位のグループは他の生徒からそしりを受ける可能性がありますし、講師も上位生徒に合わせて指導するので、必死でついていこうという強い心がないと、どんどんおいていかれます。
塾の本音としては、成績の悪い子に時間を割くよりは上位の生徒に時間をかけ、彼らの成績を上げた方が塾の実績として見栄えが良く、対外的に優秀な生徒を育てる塾と見られるからです。
上位の生徒たちは理解が早いので指導が楽という理由もあります。
次に、思春期の生徒にはありがちなのですが、自分が分からないとき、集団の中で一人だけ質問するのが恥ずかしく、結局分からないままにしてしまうということがあります。
自分の質問が集団の輪と授業の進行を妨げるのではないかと感じ遠慮して自分一人で悩む生徒、自分の質問は他の生徒には簡単なもので、それをすれば頭が悪いと思われ馬鹿にされるのではないかと恐れ、つい分かったような振りをしてしまう生徒もいます。
周りの目を気にせず、人前での発言が平気な生徒であればいいのですが、この年頃の生徒には難しいことです。
集団指導は最初クラス分けテストを行い同じくらいのレベルの生徒が集まるようにしています。
特に上位のクラスに入れば容赦なくハイレベルの問題を解かせ、より難関校への合格を目指すように指導してくれます。
だから、学校の勉強が物足りない、もっと上位の学校を目指したいという生徒にはいいかもしれません。
しかし、先ほども話したように、どんなに上位クラスであっても落ちこぼれは発生します。そうなるとかえって生徒の学習意欲を奪うことになるかもしれません。
学校で優秀である生徒は余計に、自分が落ちこぼれるという経験がつらく感じるかもしれません。
優秀だという自負が現実を受け止められず、改善する妨げになることもよくあります。
成績が公にされる集団指導であれば余計に自分の落ちこぼれが明らかで、周りの目が気になって塾に通うのもつらくなるかもしれません。
また、集団指導では年間のカリキュラムがすでに決められていて、それに従って授業を進めていくので、授業が遅れて受験に間に合わないということは基本的にありません。
そう言った点においては安心感があります。
でも、カリキュラムが固定されているということは柔軟性に欠け、例えば病気などで休んだからもう一度授業が受けられるということはありません。
途中から入塾した時も、すでに入塾している生徒に追いつくのに苦労します。
たいてい塾の方が学校より授業進度が早いので、途中入塾した時は授業内容がかなり先に進んでいます。
よって、自分と他の塾生の習得している勉強の差をいかにして埋めていくかが問題となります。
他校の生徒とも一緒に勉強する集団指導だからこそのメリット、デメリットがあります。
他校生徒との交流は交際関係を広げ、他の学校と自分の学校の情報交換ができます。集団指導でないとできない出会いもあるでしょう。
新しい仲間と知り合うことで気分一新、勉強の後押しになるかもしれません。
しかし、新しい友達との付き合いがマイナスに働く可能性もあります。
例えば、塾が終り友達とコンビニによって買い食いするなんてことがあります。
実際に、塾帰りに友達と夜の公園で遊んでいたなんて事例もあります。
いかに節度をもって友達と付き合えるかも大事なポイントになります。
後、料金が個別指導に比べいくらか安くなります。
一度に多くの生徒を見るので、経営側としても一定の利益が見込め、単価を低く抑えることができるからです。
とは言え、授業料以外に模試や夏休みなどの特別講習、場合によっては合宿などで追加費用が掛かることも多いです。
これらは塾に通う限りは必須となっていて、受けないわけにはいきません。
成績上位の生徒であれば特典や料金免除などの優遇処置がありますが、むしろ勉強のサポートが必要な下位の生徒にはお金がかかってしまいます。
今回はここまでにします。
集団指導塾についてお話しました。
次回は個別指導塾についてご説明します。
お楽しみに。
2019.06.27
今度は高校の期末テストが迫っています。定期テスト前恒例 塾無料開放!まずは+50点!テスト対策実施します。
今度は高校の期末テストが迫っています。
全ての生徒を応援する葛西TKKアカデミーは塾を無料開放します。
誰でも気楽に利用してください。
学校帰りに寄って、課題や質問をしてください。
また、週末のまとまった時間を利用して勉強の理解を深めるのもいいでしょう。
少しでも多くの生徒に良い成績を修めてほしいと考える葛西TKKアカデミーは、テスト対策を行います。
全ての生徒のために平日も週末も塾を無料開放します。
もちろん葛西TKKアカデミーの塾生でなくても大丈夫。
いつでも自由に来て、あなたの第二の勉強部屋として葛西TKKアカデミーを利用してください。
課題を済ませたり、テスト前の練習問題をしましょう。
これまでの学習内容をさらえて、早めに弱点を見つければ、余裕で対応ができ成績アップにつながります。
まだ早いと思うかもしれませんが、十分な準備こそ結果を出すコツです。
もちろん質問もOK!
葛西TKKアカデミーの先生が優しく詳しく分かりやすく教えてくれます。
葛西TKKアカデミーで勉強して成績を上げましょう。
まずはご連絡を!
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中して勉強ができます。
いらした全ての生徒の勉強のお手伝いをします。
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しかも無料!!!
タダで勉強を教わっちゃいましょう。
こんなお得なことはありません。
平日に学校帰りに立ち寄っても結構です。
週末にまとまって勉強時間を取ってもいいでしょう。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2019.06.10
定期テスト前恒例 塾無料開放!まずは+50点!テスト対策実施します。塾生でなくても無料で参加できます。
中間テストが近づいています。
葛西TKKアカデミーに来て、じっくりテスト勉強をしませんか。
平日も週末も開いています。
学校帰りに寄ってくださってもいいし、週末のまとまった時間のある時に集中して勉強してもいいです。
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2019.05.27
暑さに負けずに勉強するには
葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの体調管理も考えます。
五月と言うのに30度を越える日が続いています。
今日は葛西TKKアカデミーが暑さに負けず勉強をするポイントをお話します。
もうすでに真夏日が出てきました。
そんな暑い中で勉強することはとても大変です。
暑さに負けず勉強する工夫を考えてみましょう。
夏バテや熱中症など、暑さによって身体機能が衰え体内の水分が不足すると、脳内の血流の循環が悪くなり、集中力が続かなくなり、勉強もはかどらなくなってしまいます。
夜も暑く寝付けない日々が続くと睡眠不足になり、更に勉強の効率が上がりません。
特に受験生は勉強のストレスなどで十分に休息が取れていないのに、加えて暑さによる体調の悪化は勉強をより困難にします。
暑さ対策の原則は温度を下げることです。
クーラーと扇風機を上手く組み合わせて、室温を25℃くらいに保てるといいでしょう。
それが難しい時は首の頸動脈に濡れタオルや保冷剤(熱さまシート)などを当てると、体温が下がります。
また、食事も気をつけたいところです。
だるいからと言って食事を取らないと、暑い気候に対処する体のエネルギーが不足し、余計に体調が悪くなってしまいます。
そして、冷たいものばかり食べるのもよくありません。
内臓を冷やし消化吸収機能がうまく働かず、十分な栄養が取れなくなってしまいます。
むしろ暖かいものを食べた方が発汗作用により、体温を下げるには効果的です。
真夏の太陽の下での運動は熱中症になる危険性がありますが、かと言って、室内でじっと机に向かって座るのもよくありません。
血液循環が滞り、十分な酸素が体内、特に脳に行き渡らなくなります。
ある程度勉強したら、室内でストレッチなど、軽い運動をすることをお勧めします。
最後に、早朝勉強法をご紹介します。
一日のうち最も熱くなる13時から16時は勉強を止めます。
昼食を取ったらお昼寝をして、リラックスする時間にします。
その分、暑さがそれほど厳しくない午前中や日の出前に勉強をするのです。
個人的に、この方法はお勧めです。
夜は夕食を終えて20時か21時くらいには寝ます。
そして、3時か4時くらいに起きて勉強するのです。
やはり早寝早起きの習慣は気持ちをシャキッとさせます。
騒音もなくシーンとしているので、勉強に集中しやすい。
そのまま昼まで勉強するのです。
意外と効率よく学べた経験があります。
食事の後、すぐ寝てしまうので消化も良く、食後の眠気と闘いながら勉強するということもなくなります。
睡眠時間も十分に取れ体の調子も非常に良かったです。
猛暑の勉強はとてもつらいです。
それでも勉強はしなければなりません。
いろいろ工夫して、この夏を乗り切れるよう応援しています。
2019.05.24
叱るということ。葛西TKKアカデミーは子供との接しを真剣に考えます
葛西TKKアカデミーは常に子供たちの成長を考え、個々の生徒との接し方を真剣に考えています。
そんな中で、今日は「叱る」ということについて考えたいと思います。
「叱ること」と「怒ること」
まず、大事なのは「叱ること」と「怒ること」を混同しないことです。
「叱ること」は子供のために、子供のことを考え、子供をプラスに導くために行います。
一方、「怒ること」は自分のために、自分の立場・都合をよくすることを考え、自分を守るために行います。
学校などでも「生徒のため」と言いつつそうでないことが、客観的に見るとよくあります。
先生が自分の思う通りに生徒が上手くならないから、そのストレスを生徒に怒ることで発散する。
(これは指導力不足が根本の要因と思われますが。)
自分が間違っているのに、立場上認めたくない自尊心がそれを許さない。
怒鳴る理由はこんな感じではないでしょうか。
しかも渦中にいるときは、先生自身がそれに気づかなかったりします。
指導者という立場で権威を持たされると途端に自分が上で生徒は下だという変な上下関係を作り出してしまう。
だから、自分の思い通りにならないと怒る。
生徒が自分と違う意見を言うと、侮辱されたように思う。
口答えされて反抗されたように感じる。
生意気だ、気分が悪い。
だから怒って自分の強さを誇示したい。
でも、怒って表面上生徒を従わせることができ生徒の心はついていきません。
関係も表面的になり、指導の本当の目的は達成できません。
怒っても問題は解決しません。
むしろ険悪な状況を作るだけです。
大切なのは相手に理解させること。
冷静になり、大人として大きな心で生徒の気持ちを想像し、客観的に状況を分析し、最善の方向に導くことです。
つまり、「叱る」には怒る必要もないし、怒鳴ったり体罰を行ったりする必要もないのです。
正しく叱る
いくら生徒のためを思い叱っても、状況把握を間違っていれば、生徒は理不尽に思い、不信感を抱きます。
これではいけません。
だから、叱るのは非常に難しいのです。
正しく叱るにはどうすればいいのでしょうか。
先ず冷静になること。
そして、正確に状況をつかもうと努力することです。
自分で勝手に思い込んでしまってはいけません。
常に自分の状況判断が間違っているかもしれないと謙虚になることです。
だから、叱る前に生徒の言い分をきちんと聞いてあげることが大切です。
もし複数の人間が関わっているのであれば、全員の言い分を聞かなければいけません。
面倒だと言ってはいけません。
そのくらい慎重にならなければいけません。
目的は楽をすることではなく、生徒を導くことなのだから。
更に、大人として広い心で接することも忘れないでください。
発展途上にある子供たちです。
過ちもあるでしょう。
でも、それを責めて心に傷を残すのが叱る目的ではありません。
過ちを大目に見るゆとりが必要です。
よく子供相手に理屈で論破しようとする人がいます。
(あたかも論破して優越感に浸りたいような。)
相手は語彙も経験も少ない子供です。
まともに討論すれば負けるのは当然です。
子供を負かせて、「自分はダメだ。」と思わせ、「自分の理は完全に否定された。」と思わせるのも叱る目的ではありません。
子供にも自分なりの道理があります。
それを分かってあげることも大事です。
これは多くの生徒に接した経験から分かります。
子供の考え方自体は間違っていないのですが、文脈において合わないことが多分にあります。
そんな時、大人の理屈を押し付けるのではなく、子供の目線に立って、「なるほどそうだよね。だけどこの場合、この方がいいんじゃないかな。」と提案するのはどうでしょう。
そうすれば子供の側に立ってくれたと安心し、心を開いて話してくれるし、こちらの言うことも聞くようになります。
そして提案すれば、それについて考え自分で判断するようになります。
結論を与えるのではなく、自分で決めさせるのが重要です。
正しい結論にたどり着けるように導いていく。
これが指導という意味においての正しく「叱る」ということです。
最後に、大人が子供と接するときにこんなことありませんか。
本人のためを思っていろいろ一生懸命にやっているにも関わらず、自分の思うような反応が子供から返って来ない。
子どものためという思いが強いからこそ余計に、自分の行為が報われていないと感じイラつきが募る。
そうしてついつい怒鳴ってしまう。
心にもなく言いすぎてしまい、後で自己嫌悪に陥ったりしませんか。
または、その瞬間の感情に流され言ってはいけないような暴言を吐いてしまう。
これも「叱っている」のではありません。
子どものためというより、報われない自分をあわれんでの行動だからです。
特に子供が小さいときは、大人が何でそんなことをするのか、言うのかよくわからないものです。
物事の重要性も優先順位も十分に理解できません。
現在の行動が後にどのような影響を与えるかもわからないものです。
だから、こちらが期待するような反応を示さないことはよくあります。
子どもとはそういうものだと受け止めて、丁寧に話してあげましょう。
くれぐれも自分への報いを求めないでください。
子育てとは無償の愛です。
もし自分で説明するのが難しい、もしくは子供が自分を正しく受け止めてくれないというのでしたら、無理して自分一人でどうにかしようとはせず、外に助けを求めるのもいい方法です。
助けを求めることは恥ではありません。
一人で何とかしようと奮闘するのはいいですが、空回りすると孤独になり孤立してしまいます。
そうすると余計に余裕がなくなり視野が狭くなりストレスが増え、また子供にあたってしまうなんていう悪循環になってしまいます。
大事なのは子供の健全な成長。
みんなで力を合わせて子供のために何が最善か考えましょう。
そうすると少しは気が楽になりますし、より健全に子供と接することができると思います。
2019.05.05
新元号「令和」スタート。そもそも「元号」って何でしょう。
新元号の「令和」がスタート。
元号が変わるということで各地でいろいろなイベントがあったようです。
そんなにしょっちゅうあることでもないので、歴史的な記念と捉える人が多く、駆け込みで婚姻届を出したカップルも多かったみたいです。
ところで元号って何なのでしょうか。
日本の元号は有名な大化改新でおなじみの645年の「大化」から始まり、およそ1400年も続いているのです。
今回の「令和」は初めて日本の和書からとったということで話題になりました。
これまでは中国の書物がもとになっていたのですが、この変更は政治的意図によると考えられます。
元々元号は中国発祥で、それが周辺国に拡がり、多くの国が独自に元号を採用してきました。
しかし、近代化に伴い西暦が世界的に普及すると多くの国で元号は廃止されました。
西暦と元号を併用している国は珍しく、不便、非効率でも伝統を重んじる日本らしいかなと思います。
中国などは革命でいとも簡単に古来からの制度など捨ててしまっていますが、日本はもったいないと思うのでしょうか。
それとも単に変わることに対して臆病なのでしょうか。
我々は、元号は天皇の代替わりに伴い行われると思いがちです。
これは「代始改元」というもので明治以後行われています。
それ以前は天皇の交代に関係なく元号が変えられていました。
一番多かったのは「災異改元」です。
大きな自然災害や飢饉が起きたときに元号を変えるもので、厄祓いと新しい時代に期待を込めて行われました。
逆に吉事が起きたときも改元されたことがあります。
「祥瑞改元」と言います。
他にもいろいろな理由で改元は頻繁に行われました。
だから、一代で5、6回改元した天皇も珍しくなく、南北朝時代で有名な後醍醐天皇は在位期間21年で8回も改元しました。
当然一つの元号の期間は短くなりがちで、一年に満たないものもあります。
一番短い元号は「暦仁」で何と2カ月ほどです。
ちなみに一番長かった元号は「昭和」で、二番目は「明治」です。
近代医学の発達と生活環境の改善が天皇の長寿をもたらし、更に「代始改元」がこれらの元号を長くしたと考えられます。
昔に比べて貴重な出来事となった改元ですが、調べてみると興味深い事柄がたくさんあります。
せっかく立ち会えたのだから、歴史(難しい話題でなく、家族など身近なものでいいです)など、これをきっかけに話してみませんか。
親子の会話は子供の発達に大きな影響を与えます。
これまでを省み、新しい時代がより一層全ての人にとって良いものであるようお祈りいたします。
2019.04.30
「TKKピクニック」に行ってきました。GWに見て触って考えて、楽しい体験と思い出ができました。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの体験を重視し、色々なことに好奇心を持ち考える子供を育てたいと考えています。
昨日、「葛西TKKピクニック」に行きました。
幸いにも雨に降られることもなく、楽しい一日を過ごせました。
参加いただいたご家族の方、途中訪れた施設の方、お世話になりました。
心から感謝いたします。
朝10時に集合し、妙典駅から篠崎ポニーランドまで、江戸川の川沿いを歩きながら、面白い体験をいっぱいしました。
最初はブーメラン作りです。
ブーメランがどこで生まれどのように使われていたかを説明した後、工作に入りました。
今回は牛乳パックを使った誰でも簡単にできる三枚ばねのブーメランです。
みんな5~10分ほどで完成。
早速外で飛ばしてみました。
風の影響で飛ばされたり、うまく投げられなかったりしました。
しかし、何回か挑戦しているうちにコツもつかみ、綺麗なカーブを描きながら飛ばすことができました。
川沿いの草原で虫や草花を観察しながら色々な発見や議論をしました。
水門を超え、休憩所で一休みしたら、すぐに篠崎ポニーランドに着きました。
ここではポニーの乗馬体験とヤギやブタとの触れ合いが楽しめます。
遊具もあり、ちょっとした公園のようになっています。
馬車は残念ながら午前中で終わり乗れませんでしたが、子供たちは楽しんでポニーに何回も乗っていました。
ブルーシートを敷いてお昼ご飯を食べた後、隣接する江戸川子ども未来館を訪れました。
ここには江戸川に住む生き物を展示したり、興味深い講座が定期的に開かれたりする場所でした。
この日はゴールデンウィークということもあり、特別に「干潟の生きものタッチプール」をやっていました。
最初は怖がっていた子供たちも、時間がたつと慣れ、最後にはカメやカニを追いかけながら手で捕まえてこちらに見せてくれました。
帰路では同じ道を戻りました。
途中、クローバーの群生しているところで花冠を作りました。
女の子はやはりおしゃれで、できた冠を頭に載せとてもうれしそうでした。
歩きながら平たく丸い石を拾いました。
川のそばに行き今度は水切り体験をしました。
子供たちにはやはり難しかったのか2回くらいまでが精一杯でした。
私も久しぶりにやったのですが、何とか4回でき面目を保てました。
一日遊びながら、いろい色なものに触れ合い、よく見て考え、体をいっぱい動かしました。
しかし、子供たちは最後までとても元気でした。
むしろ大人の方がくたびれた感じです。
ゆっくり体を休めてほしいと思います。
親御さんからもとても楽しい一日だったと聞きました。
このような楽しい思い出になる企画を今後もできればと考えています。
多くの体験を積むことは考える力を育てるうえでも重要です。
このように多くの方と触れ合い、これからも皆様の子育ての力になれたらと葛西TKKアカデミーは願っています。
2019.04.29
新作続々!書籍紹介『五分シリーズ』(河出書房新社)読書が苦手な生徒でも五分で読める。たくさん読めば読解力も表現力も身に付きます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは、これから日本の教育で重視される「考える力」を育てます。
河出書房新社の『五分シリーズ』が新作をどんどん出しています。
一つのお話が5分程度の短編が一冊にいくつも収められたこのシリーズはとても人気で、今でも新しいお話が次々と書かれています。
5分程度の読み物でありながら、内容は創意工夫が凝らされて、最後の最後にどんでん返しがあったり、全てがつながり「ああ、なるほど。」と納得できたり。
とにかく感心するものばかりです。
中でも『スガリさんの感想文はいつだって斜め上』は着眼点も新しく、発想もなかなか普通では考え付かないような感じで、「へえ、そう来たか。」と思わず叫んでしまいそうです。
なかなか興味深く個人的にお勧めです。
最近の生徒たちは本を読まなくなったと言われます。
しかし、実際には昔に比べ小中学生の読書量は増えているそうです。
その理由は「朝の読書活動」で、これは文科省が2001年に掲げた「朝の読書活動の推進」に基づき、多くの小中学校で実践されています。
この通称「読活」のお陰で、小中学生の読書量が増えたとのことです。
学校において取り組みは様々ですが、だいたい朝の10分から15分程度を使って生徒たちに読書をさせています。
このような背景もあり、学級図書として短い時間で読める短編の読み物の需要が高まっているようです。
このシリーズは5分で読めるというコンセプトで、一冊に10本ほどの短編集となっております。
何百ページもあると、その量に圧倒されなかなか手がつきませんが、これならば途中でやめても中途半端になりませんし、非常に取り掛かりやすくなっています。
内容も「感涙」から「衝撃」まで幅広く、好みに応じて選ぶことができます。
もともとはweb投稿コンテストへの投稿物でしたが、非常に人気が出て書籍としても扱えるようになったそうです。
新人作家が中心とはいえ、内容のいいものばかり集められ、意外などんでん返しがあったりして面白いです。
本当に短く手軽なので、通勤通学の車内で読んでもいいでしょう。
SNSが普及している現在、生徒たちの言語活動は非常に限定的で、毎日同じメンバーと同じ内容のコミュニケーションを繰り返すようになっています。
昔なら、そのようなツールはないので嫌でも様々な人と触れ合わなくてはならず、自然と多様な考え方に触れ理解力と表現力が養われてきたものでした。
しかし今はそうではなく、私も現場で生徒たちを教える時、これらの能力が非常に低下してきているのを感じ、危惧しております。
どのような形であれ、様々な言葉に触れる機会を作る必要があります。
なぜなら言語は直接思考と結びつき、言語の貧困はそのまま思考力の貧困につながるからです。
取り掛かりやすい者から読書を始め、やがてその面白さに引き込まれ、どんどん本を読んでもらえることを期待します。
非日常的な物語は刺激的で、生徒たちの想像力を培うのにも役立ちます。
それは与えられたものを正確に読み取る力に加え、自己表現、自ら創造する力にもなります。
現在、文科省は知識偏重の学習ではなく、学んだことを活用し始めから答えの定まっていない問題まで対処できる人材の育成を目指しています。
それが今、着々と進められている教育改革の基盤の一つです。
これに対応できない生徒は、今後の勉強や受験において非常に困ります。
そうならないためにも、この『五分シリーズ』は考える力を養い、より高度な学びへの入り口として最適かと考えます。
2019.04.28
2020年から行われる大学入試には英語にスピーキングテストが導入されます。どのように採点するのでしょうか。TOEICを例に考えてみましょう。
2020年度から大学入試は大きく変わります。
これまでの『大学センター試験』が廃止され、新しく『共通テスト』に代わります。
これまでのマークシート方式の解答だけではなく、記述による解答も求められたり、問題も覚えたものをそのまま当てはめるのではなく、身に付けた知識をもとに問題で与えられた条件の中から類推するようなものが出されたり、と大きく様変わりします。
当然全体の難易度は上がり、単純に解答に一致すれば正解という訳にはいかない問題も増えるので、自己採点で自分の得点を予想しづらいなどの問題点が指摘されています。
確かに出願に際して自己採点での得点が信用できないのであれば、出願校を決める根拠が揺らぐので、学校選びも不安なものになります。
そんな中で、これまでとの大きな違いの一つに英語のスピーキングテストがあります。
英語を話す能力が試されるのです。
では、英語を話す力ってどのように採点するのでしょうか。
TOEICを例に考えてみましょう。
新しい大学入試に関して文科省は2020年度(現在の高校2年生が受験する試験)にセンター試験から共通テストに移行することを決定しています。
単に呼び名が変わったのではなく、内容もかなり違ったものになるようです。
その中で英語に関して、「共通テストでは英語の試験を行わない」ことを決めています。
これは受験に英語がいらなくなったことを意味するのではなく、英語の試験を民間の検定試験(英検、TOEIC、TOEFLなど)の結果で代用するというものです。
その一番の理由が「英語にスピーキングテストを導入するため」です。
つまり、スピーキングテストをしたいから英語の試験を民間に任せるというものです。
この件に関しては試験の公平性、費用の問題、生徒への負担の問題など様々な議論がありますが、とりあえず今日は民間テストではすぴースピーキングテストをどのように行っているか紹介します。
ちなみに、2020年度からしばらくは移行期間として受験生は民間の英語のテストに加えて、大学センターが実施する英語のテスト(これまでのセンター試験と似た内容になると思われる)の両方を受けなければなりません。
文科省はこのほうがより公平と考えたのでしょうが、果たしでどうでしょうか。
TOEICではスピーキングテストはパソコンを使て行います。
出題内容は、音読問題、質疑応答問題といったものから、写真を見て状況を説明する問題、ある情報やテーマをもとに自分で考えて意見を述べるといった問題まであります。
受験生はパソコンから出された問題に対して、付属のマイクに向かって解答します。
そのデータはオンライン上で採点者に送られ採点されます。
AIなどの機会を使うのではなく、人間によるアナログな採点です。
採点者の判断ということで、マークシートのように明確に正解不正解が分かれるわけではないので公平性という点で非常に不安を持たれる方も多いことと思います。
(同じ解答でも採点者によって正解不正解が分かれるというような)
この点に関しては、ETSの厳しい基準を通過した採点者が採点することで不公平性を極力なくしているということになっています。
学歴や英語指導経験などによる書類選考、ETSが開発したトレーニングなどをクリアして資格を取得、そして採点精度を維持するため、実際の採点開始前に「カリブレーションテスト」というサンプル問題の採点を行い、それに合格してはじめてテストの採点をすることができるそうです。
また、ひとりの採点者がひとりの受験者の回答をすべて採点するということはせず、受験者の情報を伏せた形で1問ずつ別々の採点者が採点を行い、採点者の先入観によるヒューマンエラーの発生を抑えるようにしているそうです。
採点基準は、コミュニケーション能力を重視するとのことです。
つまり、発音が完璧でなくても、“しっかりと伝わるか”といった部分が達成されていればいいのです。
TOEICではこのようにスピーキングテストが行われ採点されます。
他の検定試験ではまた別の試験方法と採点方法が行われています。
(英検では面接によって判断されます。だから、担当した面接官の裁量が非常に大きいのです)
もともとTOEICは社会人が自分の英語能力を図るために実施された試験で、合否を目的としたものではありません。
それに対して英検は各級の合否が目的で到達点は合格という範疇の中で一緒くたにされます。
他の民間試験もそれどれ毛色の違ったものです。
50万人の受験生が民間検定試験を利用するに当たり、本当にテストの採点も含めた質が保障されるのでしょうか。
TOEICでは厳しい条件をクリアした者だけが採点者になるということで質を担保とするということでしたが、これだけの規模に対応するだけに採点者を用意できるのでしょうか。
基準が高いだけに難しそうです。
さもなくば基準を落としても採点者の人数を確保するのでしょうか。
採点の質と量の問題、両立は難しそうです。
いろいろと疑問は感じますが、文科省は今更決定を覆して延期したりはしないでしょう。
受験生はいくら疑問があっても文科省の決めたルールで受験しなくてはなりません。
本当に大変なことになっています。
きちんとした準備をしないと太刀打ちできません。
それ以前に、当の大学入試センターが未だに明瞭に新しいテストの方針を提示出来ていないもの困ったものです。
この混乱の中、私立大学受験生が増加するとも言われています。
しかし、大都市の私立大学を中心に私立大学は募集定員を減らしています。
(その理由もやはり文科省にあるのですが、この点はまた別の機会に)
国公立は試験に疑問が残るし、私立は狭き門になっている。
受験生にとっては八方塞がりな感が否めません。
これからどうなるか全くわかりません。
混乱した現状に置かれている生徒たちに同情しますが、嘆いても仕方ありません。
やれることをやるしかないでしょう。
準備をしなくては合格できませんから。
葛西TKKアカデミーはそのような受験生のために全力を尽くします。
2019.04.26
先週の『ちびまる子ちゃん』が深かった。子どもに勉強を教えるときに直面する問題を捉えていました。ちょっと考えてみましょう。
毎週日曜日に放送される国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』をご存知ですか。
先週、たまたま目にしたのですが、そこには子供に勉強を教えるときに起こる問題が見られました。
とても興味深く感じましたので共有し、できれば皆さまのご意見も聞かれればと思います。
どんな内容だったかご紹介し、問題点について考えてみましょう。
『おねえちゃんついにまる子にあいそをつかす」の巻
いつものようにマンガを見て家で勉強しないまる子にお母さんは「勉強しなさい。」と言うが、まる子はまともに相手にしない。
いくら強く言っても一向にこたえないまる子にとうとうあきれ自分ではどうにもできないとお母さんは思う。
そこでお姉ちゃんに月3000円でまる子の家庭教師になってくれと頼む。
しぶしぶ引き受けたお姉ちゃんだが、いくら教えてもきちんと問題に答えられないまる子にイライラする。
自分の言うように勉強しないし、挙句の果てには反論までしてくる。
とうとう取っ組み合いのけんかになるが、ついにあいそが尽きもうまる子の家庭教師をあきらめてしまう。
ようやくお姉ちゃんの怒りを悟ったまる子だが、時すでに遅く、ご機嫌取りで自分から宿題をやろうとするがお姉ちゃんは無視。
まる子が分からないと質問に来ても相手にしなくなってしまう。
以上が内容です。
勉強を教えてもなかなか自分の思うように子供ができず、イライラして怒鳴ってしまう。
「どうしてできないの。」なんて大声を上げた経験はありませんか。
まさにそのような状況が描かれていたのですが、どのようにお感じになりましたか。
分かりやすいように、興味深い一場面があったので取り上げて考えてみましょう。
それはまる子が社会の問題を解いているときでした。
商店街の人は何をするのかという選択問題だったのですが、まる子は「木を植える」をえらびました。
お姉ちゃんは、それは林業の人で商店街の人は木を植えないと言い、まる子に無理やり別の答えを選ばせます。
まる子はそんなことはない、商店街の佐々木のじいさんは木を植えていると主張。
お姉ちゃんは佐々木のじいさんなんかどうでもいい、商店街の人は木を植えないことになっているから選んじゃいけないと言います。
まる子は意地になり、佐々木のじいさんの名誉のためにも断固譲りません。
とうとうお姉ちゃんは根負けし、まる子の家庭教師をやめてしまいます。
まる子は自分の考えがお姉ちゃんを打ち負かしたと有頂天になりますが、すぐにお姉ちゃんとの関係が決まづいものになったことに気づき、自分は何のために意地を張っていたのだろうと考えます。
この場面、多くの方は勉強を教えるときお姉ちゃんの立場でしょう。
答えがそう書いてあるのだからそう答えなければならない。
確かにまる子の答えではテストで点数はもらえません。
でも、まる子の言っていることも間違ってはいません。
彼女の主張もちゃんと筋が通っています。
こんなことは勉強を教えているとよくあることです。
本人は納得しないから受け入れられない。
しかし、強引に教科書や問題集の答えを押し付けてしまえば色々無理が生じます。
場合によっては自信を無くし、勉強に対する面白味や気力を失ってしまうかもしれません。
実はこれから学校教育は考える力の育成を目指しています。
そんな時、ただ言われた通りする子供より悩み苦しみぶつかりながら答えを見つける子供の方がこの力は育ちます。
成長の芽を摘まないためにも、例え教科書と違った答えでも押し付けるのではなく、きちんと説明し受け入れさせることが大切です。
多くの場合、この説明がうまくできず、時間がかかるのでつい押し付けてしまいますが、教育に手間を惜しんではいけません。
寄り道が多いほど学びも多いのです。
(そういう点でいえば、現在の便利な世の中は学ぶ子供には不幸かもしれません)
では、具体的にどうすればいいのでしょうか。
先ずは相手を認め、その立場に立つということです。
そうすると何が問題か明確に見えてきます。
否定と拒絶は多くの可能性をなくしてしまいます。
それから、下手な大人のプライドを捨てましょう。
大人だから全て正しい、間違ってはいけないからうまくできないときは問答無用で言うことを聞かせる。
そんな必要は全くありません。
大人だってできなくてもいいし、間違うこともある。
それを素直に受け入れれば、子供との付き合い方も変わります。
分からない、間違ったなら一緒に学べばいいのです。
一緒に調べ考える。
そうして共に成長すればいいのです。
新しいものが次から次に生まれ、アップデートしないとすぐに時代遅れになってしまう現代には必要な姿勢だと考えます。
更にこれは子供との経験の共有につながり、親子のつながりを深めるきっかけにもなるのでいいと思います。
また子供を認めることは自己肯定感も育てるので、より勉強に身が入り実力を伸ばす大きな力となります。
たまたま「ちびまる子ちゃん」を見て面白そうなので書いてみました。
間違えを連発する子供は、実は深い考えの持ち主かもしれません。
何も考えずに言われた通りするだけよりも価値のあることだと思います。
先ほど触れたように、葛西TKKアカデミーでは先ず本人を認め受け入れることから考えます。
上手く教えられないときは相手の立場に立って、何を考え何が原因なのかを見極めます。
否定され訳も分からないまま押し付けられてもつまらないし、特に思春期の子供は反発するだけです。
大事なのは自分と同じ方を向いてくれていると安心させることです。
教育はなかなか難しいですが、子供たちが少しでも楽しく学べるように頑張りたいと思います。
2019.04.23
国民全体の自殺者数は減ってきているにもかかわらず、子供の自殺率は急上昇しているそうです。その理由は…。
ある記事に子供の自殺に関するものがありました。
厚生労働省の人口動態統計によると日本人全体の自殺者数はかなり減っています。
しかし、子供全体の人口が減っているにもかかわらず、子供たちの自殺は急上昇しているそうです。
つまり、実際の数字以上に子供の自殺の問題は深刻であると考えていいでしょう。
自殺率で考えると2010年以降どんどん上昇し、これはスマホが普及し始めた時期と一致するので何らかの関係が疑われます。
確かにSNSを使ったいじめや自殺を促すサイトができるなど、これまで大人が経験したことのないような複雑かつ隠蔽された環境が子供たちを取り囲んでいます。
それゆえ対策も難しく、手を差し伸べにくい状況にあるのでしょう。
文科省によると子供の自殺の心理として、「苦しみが永遠に続くという思い込み」と「心理的視野狭窄(自殺以外に解決手段が考えられない)」というものがあるそうです。
つまり、子供たちがこのような心理に追い込まれたとき、自殺に至る可能性が非常に高くなります。
では、何が子供たちを追い込むのでしょうか。
資料によると、一位が「家族からのしつけ・叱責」、二位が「親子関係の不和」、三位が「学業不振」となっているそうです。
つまり、いじめや友達関係より、家族関係が原因であることが多いのです。
この記事によると、少子化が進み日本全体の人口が減少する中で、子供への期待度が上がっているそうです。
そして、その過度の親の期待が子供を自殺に追い込む場合があるらしいです。
子供を大切にし教育に熱心な親の期待が、それに自分は応えられないと悟る子供に苦しみを与え、行き場がなくなり自殺に至る。
調査からの結論として、子供の自殺はいじめよりも家族関係が原因であることの方が多く、大きすぎる期待が子供を窮屈で生きづらくするということでした。
個人的な印象としては、この調査の信ぴょう性に疑問が持たれます。
調査方法や数字自体に偽りはないのでしょうけど、いじめというのは表面化しにくく、特に自殺の原因として特定するのは難しいのではないでしょうか。
本人が死んでしまいいじめを指摘しなければ、その原因がいじめとはわかりにくいです。
いじめている本人も無自覚であることが多く、自分のいじめが自殺の原因になっているとは理解しない場合も多いでしょう。
つまり、闇に葬り去られている事例が多いのではないでしょうか。
また、よくニュースでいうように、現場である学校が十分に受け止めていなかったり、逆に世間に知れないように隠していたりすることもあります。
つまり、いじめの実態把握の難しさを考慮に入れないと誤った結論になるのではないかと考えます。
記事自体は家族関係の改善が子供の自殺防止に役立つというもので、いじめによる自殺を否定するものではありません。
でも、いじめによる自殺を軽視するような印象がありました。
政策としての子供の自殺対策では全体の傾向を捉えることは大事でしょうが、自殺は個人個人の問題なので、それぞれのケースに合わせて個別に対応する必要があると思います。
これはこれは手間もかかり難しく、時間も費用も掛かりますが、未来のある子供の命を考えた場合、社会として十分な対応をする責任と義務があると思います。
葛西TKKアカデミーもそんな力になりたいと考えています。
2019.04.22
葛西TKKアカデミーが企画するゴールデンウィークのイベント。自然に触れ合いながら工作もして楽しい一日にしましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの実体験を大切にします。
今年のゴールデンウィークは10連休なので、葛西TKKアカデミーは子供たちが自然に触れ工作もできるイベントを企画しました。
題して『TKKピクニック!』
詳しい内容は次の通りです。
集合場所と時間
4月29日(月)午前10時 東西線妙典駅に集合
内容
妙典駅に集合し、そこから篠崎ポニーランドまでの江戸川河川敷をハイキングします。
道中、ブーメランや花冠(植物の群生状況による)を作り遊びます。
誰にでも簡単に作れます。
自分たちで作ったブーメランを飛ばしてみたり、花冠を身に付けたりします。
写真のような感じです。
川で石を拾って「水切り」に挑戦!
何回水面をはねるか競争です。
そして、草むらの虫や花に触れ観察。
ちょうちょが飛んだり、テントウムシ見られたりするでしょう。
花もレンゲやタンポポ、ポピーなどが咲いていると思います。
篠崎ポニーランドではポニーに乗ったり、動物たちと触れ合いを楽しみます。
ポニーだけでなくヤギや豚もいますよ。
また、隣にある江戸川区子ども未来館も訪問し、展示を見たりイベントに参加したりします。
江戸川に生息している魚や昆虫などが見られます。
子ども未来館のイベントに参加する場合は別途費用がかかることがあります。
『篠崎ポニーランド』へのリンクはこちら
『江戸川区子ども未来館』へのリンクはこちら
持ち物
特にはありませんが、ピクニックなのでおやつ、飲み物、お弁当を用意して、みんなで太陽のもと食べましょう。
参加費用
一家族500円
参加希望者は4月25日までに葛西TKKアカデミーへメールでご連絡ください。
葛西TKKアカデミーへの問い合わせはこちら
※雨天の場合は中止になります。
その際は当日朝、ご連絡いたします。
子供のうちに五感を使って様々な体験を積むことは、お子様の成長を考えるうえで非常に重要です。
これから大切になっていく「考える力」を育てるうえでも、実際に触れ考え発見する作業は必要です。
せっかくのゴールデンウイーク、外に出て家族で楽しい思い出を作りつつ、子供たちの興味関心を育みませんか。
2019.04.17
フランスパリのノートルダム大聖堂の火災が世界に衝撃を与えました。ノートルダム大聖堂はどうしてそんなに重要?
昨日、ノートルダム大聖堂の火災のニュースが飛び込んできました。
あの荘厳な教会が炎に包まれ焼け落ちる様はフランスのみならず世界中に衝撃と悲しみを与えました。
この大聖堂は世界史や美術などの教科書にも紹介されているので、見たことのある方は多いと思います。
本日はこのニュースに関連して、ノートルダム大聖堂について解説し、フランス人にとってどのような存在であったか考えてみましょう。
ノートルダム大聖堂は天高く目指すゴシック建築の代表的な建物で、西暦1163年に建築が始まりおよそ2世紀をかけて完成されました。
ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」を意味するようで、つまりキリスト教の聖母マリアを示しています。
フランス革命時に襲撃を受け破壊され、以降、近代思想により宗教を批判する市民によって何度も破壊と略奪が繰り返されました。
廃墟となった大聖堂に意義を与えたのは、あの『ああ、無情』で知られるヴィクトル・ユーゴ―でした。
彼の書いた『ノートルダム ド パリ』 では大聖堂を聖職者や権力者の力の象徴ではなく、ジプシーの少女や鐘突き男にとっての居場所として書きました。
これがノートルダム大聖堂を市民に身近な存在として定着させました。
そして、荒れ果てていた大聖堂を修復しようという機運をフランス人の間で高め、19世紀中ごろに政府によって復興がなされました。
1991年には周辺地域と合わせてユネスコ世界遺産に登録され人々に親しまれていました。
1804年にはナポレオン・ボナパルトの戴冠式が行われたり、歴史的な式典も数多く行われました。
更に芸術の分野では『ノートルダム ド パリ』の舞台となり、『ノートルダムの鐘』として演劇やディズニーアニメにも取り上げられたので馴染みのある方も多いと思います。
内部には歴史的にな美術品が多くあり、中でもその美しいステンドグラスは世界中の観光客を魅了しました。
ノートルダム大聖堂の火災は世界に大きな衝撃を与え、焼け落ちる様子はフランスの人々の心を引き裂きました。
古い歴史を持ち、多くのフランス人に親しまれ愛されてきた大聖堂です。
パリの町はこの地点を中心にできており、まさにフランスを象徴するものでした。
この建物はフランスという国を体現したものと人々は感じ、だから、この火災が起きたとき「フランスそのものが燃えた。」と彼らは表現しました。
多くの人々はショックを受け、燃え盛る聖堂を見ていました。
彼らの間で「アベマリア」が歌われ、祈りがささげらえたのは、聖母マリアによる軌跡を期待したものだそうです。
世界中の首脳がフランスに哀悼の意を伝え、フランスのマクロン大統領はいち早く再建を発表し、多くの富豪は大聖堂再建のための寄付金を送りました。
これらの反応からも、フランスにとってノートルダム大聖堂がいかに不可欠なものかが分かります。
栄枯盛衰、諸行無常。
この世に不変なものはなく、形あるものはいつかは壊れる。
しかし、時には人の思い入れがこの事実を否定しようとします。
いつまでも失いたくない心。
自分たちを象徴するもの、すなわち自分たちの分身であるなら尚のこと。
それほどノートルダム大聖堂はフランスのみならず世界中の人々の心に深く刻まれていたのです。
今回の衝撃と悲しみは日本人である私には想像を絶するものと察します。
少しでも早く再建され、人々の心にこの大聖堂が輝くことを祈ります。
2019.04.13
高校教育が変わります。ますます考える力が要求され、今までのように暗記だけでは太刀打ちできなくなります。
教育改革により日本の教育が大きく生まれ変わろうとしています。
大学受験でのセンター試験が廃止され、新たに共通テストになります。
大学入試の変更は高校教育、そしてそれにつながる中学小学での勉強も変わっていきます。
高校教育の変化は、それに伴う高校入試の変化にもつながり、これまでのやり方では受験に対応できなくなることが予想されます。
高校の科目が変わります
新しい指導要領では「世界史探究」「日本史探究」「地理探究」「理数探究」と「探究」の文字が入った科目が導入されます。
これまで「日本史B」「世界史B」などより深い内容を学習していた科目が変わったと考えていいでしょう。
しかし、これは単に名前が変わったのではなく、課題研究や課外活動を積極的に行うことが求められています。
自分で研究テーマなどを決め、調べ、結果を発表する。
つまり、高校時代の自分の活動成果を明示できるそうにさせるのです。
そして、その成果は大学受験でも合否を決める評価の一部として活用されます。
今までのように受け身で先生の言うことを聞くのではなく、自分から学ばなければならないのです。
それが出来なければどんどんおいていかれるという事態になるでしょう。
ますます考える力が要求され、日ごろから身の回りのことに問題意識を持ち探究する姿勢が求められます。
よって、高校入試でも文章を読ませ、それを踏まえて自分の意見を書かせる問題が増えていきます。
これは国語に限らず、数学や理科でも同様の問題が出されると予想されます。
単純な暗記では高校入試は難しくなる
よく英語を教えていると生徒が「英語は単語さえ覚えればいい。」と言います。
他の教科も同じで言葉だけ覚えればテストはいい点が取れると思っている生徒が多いです。
ある程度はそうだったかもしれませんが、これからは機械的な暗記や決まりきったテクニックだけでは高校入試は太刀打ちできなくなるだろうと思われます。
大学受験がそうであるように、高校受験でも資料から判断し自分の考えを組み立て表現する力を見られるようになるからです。
これは普段から訓練し慣れておかないと、一長一短では身につかないことです。
直前の一夜漬けでは対応しきれません。
まず出題された資料や文章を正確に読み取り、それをもとに自分はどう考えるか決めないといけません。
ここが最近の生徒の苦手なところで、「自分の意見がない」とよく困っています。
実際自分の意見が持てないということはないのですが、普段から考えることに慣れていないので、考える前に自分には無理と思ってチャレンジしないのです。
それから「一つの正解」を常に求められる教育なので「自分の意見が間違っている」のを恐れ、ちょっと考えて明確な正解が出ないときはすぐに諦めてしまいます。
しかし、これからの教育はますます正解のない問題に対応することが求められ、これまでの勉強への姿勢と考え方を変えないといけません。
そして自分の考えを文章にする表現力も大きく求められます。
これは国語に限らず、すべての教科でそうです。
これからは資料や状況を正しく「読み取り」、それをもとに自分の意見を組み立て「判断」し、それを文字や口頭で相手にわかるように「表現」することが大切になります。
「思考力」「判断力」「表現力」は一日にしてならず
以上、これからの教育では小手先の付け焼刃では対応できなくなることが見込まれます。
それに対応するには普段から把握し考え表現する経験を積まなければなりません。
これは学校の授業だけでなく日常の生活の中でも、そのような訓練をするような環境を作ることが大事です。
ニュースなどを見て子供と話し合ってみたり、家事をするときに子供と話し合ってどうするのがいいか考えさせたり。
学校でも部活や学校行事でも、子供たちに考えさせ決めさせることが大事です。
自分で決めるように導き、自分の意見を持たせるようにしなければなりません。
当然それにはじっくり考えるに十分な時間が必要になります。
ついつい急いでしまう世知がない現代ですが、イライラせず待つことが子供のこういった能力を育むことに重要です。
急いで、そして良かれと思ってつい大人は手を出しがちですが、そこは我慢です。
大人はこうすればいいと分かっているので、子供が同じでないとそれを否定し自分のやり方を押し付けてしまいます。
でも、これは新しく求められる力の成長を著しく阻害してしまいます。
分かっていても、時には失敗もさせることが大事です。
そして、その失敗を恥じではなく、新たな学びのもととして励ますくらいの器の大きさが大人にも求められます。
待つのはつらいですが、下手に気を使って先回りするのは逆効果です。
人間は考える動物です。
実は本能的に考えるのを楽しむ能力が人間には備わっているのではないかと考えています。
好きなことならいくらでも没頭します。
楽しいことばかりでなく(特に思春期の生徒には)悩み苦しむことも人生の大きな肥やしになります。
こうした本来当たり前の生活の中に、文科省の求める「思考力・判断力・表現力」を伸ばすチャンスはたくさんあります。
だからそれほど恐れる必要はありません。
ただ今まではそれに注目してきませんでした。
教育改革で状況が変わったので、その変化に対応する必要はあります。
大人としては、学校や家庭の生活の中で子供たちのチャレンジの機会を増やし、口を出しすぎないように注意しながら、子供たちの自分から考えるをサポートしてほしいと思います。
2019.04.10
東京都の公立高校でも入試にスピーキングテストが導入!?
東京都教育委員会は2021年度より公立の中学三年生全員にスピーキングテストを行うことを決めました。
2022年度からの都立高校入試で、この結果を活用するようです。
これは現在進行中の教育改革で、大学受験にスピーキングテストを取り入れることが決定したこと受けたものと考えられます。
大学受験の変化が高校受験に与える影響は大きく、東京都に限らず全国で高校受験にスピーキングテストを取り入れる動きが広まりそうです。
これまでは判定の難しさ、公平性をいかに保つか、そして費用の点などの問題からスピーキングテストは行われてきませんでした。
従って、学校教育においても英語を話すことには重点を置かれず、発音や実際のコミュニケーション能力が疎かにされてきたことは否めないでしょう。
しかし、今回の教育改革はこの点にも深く手を加え、4技能全てにおいて高レベルの英語力を要求しています。
これまでのペーパーテストでは「読む」「書く」、そして付帯的に「聞く」が測られてきましたが、ペーパーテストでの限界を感じ、大学受験同様、民間の検定試験の結果を導入する大阪や福井などの地方自治体もあります。
(英検を始めとするいくつかの英語の検定試験はスピーキングも評価する仕組みがあります。)
今回発表された東京都教育委員会の方針によると、受験生はヘッドセットを身に付け、タブレットと端末から問題を聞き、自分の声で解答し、それを録音します。
公募で募った民間の資格・検定試験実施団体により採点するようです。
テストは東京都が独自に監修したもので、内容は学習指導要領に準ずるものになります。
今、教育界は混乱しています。
新しい制度が本当に機能するのか不安の声が非常に大きいです。
一番の問題は、いくら制度として導入されても現場の教師が十分に対応できるのかという点です。
子供たちにとっては今までのやり方も新しいやり方もどちらでも初めてなのでさほど変わらないのですが、先生は今まで自分が経験したことのない内容をやらなくてはいけないわけで、そのための準備が本当にできているのか疑問です。
カリキュラムに入れても実際の授業ではやってなかったり、いい加減にさっと済ませたりすることがあります。
(作文指導などがその例になるでしょう。)
だからどの教育現場もしっかり指導できる体制を整えることが先決なのですが、現実には学校によって取り組みに大きな差ができています。
つまり、生徒の頑張りよりも学校によって高校受験の結果が左右される可能性が非常に大きくなるのではと考えています。
4技能全てを身に付けさせ、世界中の人々とのコミュニケーションを要求されるグローバル時代に活躍できる人材の育成を目指すのは理にかなっていると思います。
しかし、美辞麗句を並べて内容と実行が伴わないのであれば、その被害を被るのは他でもない子供たちです。
彼らの人生に大きく関わることだから「失敗でした。」というような無責任では済まされません。
教育担当者はその点を肝に銘じて今回の教育改革を成功させてほしいと願います。
2019.04.08
小学生の間ではやっています。『ねこねこ日本史』をご存知ですか。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの流行にも敏感でありたいと考えます。
皆さんは『ねこねこ日本史』をご存知ですか。
小学生の間ではやっていて、猫が主役の日本史マンガです。
歴史上の人物をネコや動物にして紹介しています。
コミックは現在第6巻まで発行されており、累計部数は70万部以上だそうです。
更に、2016年からはNHKのEテレでも放送され、現在は第4シリーズが放送されています。
Eテレは子供の教育に関する番組を作っていますが、『デザイン あ』や『日本語で遊ぼう』のように興味を持たせ好奇心を借り経たせる番組が豊富です。
工夫が非常によくされて、子供に限らず大人も思わず見入ってしまいます。
2018年に行われた調査では、子供たちの好きなマンガで第4位になっています。
登場人物はほぼ猫になっており(因みに豊臣秀吉は猿、斎藤道三はマムシなど猫以外も登場)、歴史上の偉人を紹介しつつ、そこに猫の要素(気まぐれや水が苦手など)を加えることにより、笑えるギャグマンガになっています。
登場キャラクターはみんなかわいく、誰もが好きになりそうです。
小学校で大流行している『ねこねこ日本史』ですが、実際にこのマンガを通して歴史に興味を持つようになったお子様もたくさんいます。
当然ギャグマンガで猫を使った落ちで笑わせるため、本当の歴史と少し異なってしまう部分はありますが、およそどのような人物で何をやったのかは分かるようになっています。
でも、多くの生徒がこれをきっかけに歴史を探求するようになるなら、取り掛かりの第一歩としては非常に適したものと言えるでしょう。
私が小学生の頃は、教室にマンガの日本史の本が何冊も学級図書として置いてありました。
休み時間になるとみんな手に取って読んでいました。
同様に『ねこねこ日本史』も子供たちの勉強の入門書となってくれることを願います。
2019.04.06
新元号が発表されてから『万葉集』が空前の売れ行きとか。何はともあれ、古典に親しむきっかけになるといいですね。
先日、新元号が『令和』と発表されました。
いよいよ今月で『平成』も終わりかと思うと感慨深いものがあります。
ところで、この『令和』が元号として初めて中国の古典でなく、日本の『万葉集』から取り上げられたということで、今、本屋では『万葉集』関連の本が飛ぶように売れているようです。
新元号をきっかけに、元となった『万葉集』に関心を持った人がいかに多いか分かります。
書店では売り切れや品薄状態となり、ネットでも売り上げを急激に伸ばし、売り切れが続出とか。
出版社も緊急に重版を決定していますが、実際に刷り上がるまでには時間がかかり、しばらくは手に入りにくい状況が続きそうです。
ブームと言ってしまえばそれまでですが、これをきっかけに子供たちにも古典に親しんでもらいたいと思います。
学校では、古典は外国語の文章みたいでよく分からないものと思う生徒が多いようです。
単語を覚えたり文法を覚えたり、やっていることは英語と変わらず、外国語がもう一つ増えたみたいな感じ方を多くの生徒がしています。
英語と同じように、テストで点数を取るための手段であれば古典はつまらないものになるでしょう。
しかし、古典を書いた人は子供たちを苦しめるために書いたわけではなく、現代と同じように「何か人に伝えたい。」「気持ちや感情を共有したい。」というような目的で書いたはずです。
だから、今SNSでライトノベルを楽しむように、本来なら古典も楽しめるはずです。
ただ違いは、時代を経ることで言語が変化してしまったために、そのままでは分からない部分があるというだけです。
しかし、言語の違い・変化はあれど、人の心は共感でき、時代を超えて同じ日本人として理解できる部分は非常に多いのです。
個人的には、この共感を楽しみ、先人の考えを自分のものとして取り込めれば、きっと子供たちの人生に役立つし、より面白くなると思います。
だから、読むのは現代語訳版で解説付きでもいいと思います。
内容を分かってほしいです。
もちろん原文で理解できれば、より直接的で力強く心に触れるものがあるでしょうが、最初の一歩はそれでいいと思います。
楽しめれば知的欲求は刺激され、探求心が強まり自分から学びたいと思うはずです。
本当に古典は楽しいですよ。
ところで『万葉集』はご存知ですか。
三大和歌集として『古今和歌集』『新古今和歌集』と共に学校で学んだのではありませんか。
その中で最も古いものが『万葉集』で7世紀から8世紀に編纂された、日本最古の歌集です。
収められた歌は4500以上にものぼり、一般の人で全て読んだことのある人はほぼいないのではないでしょうか。
和歌の体裁も完成しておらず、お馴染みの五七五七七になっていないものもたくさんあります。
また、詠み人も貴族だけでなく、庶民や兵士、中には大道芸人も含まれているそうです。
また、誰が作ったのか分からない「詠み人知らず」の歌も半数ほどあり、この歌集が作者を基準に編纂されたものでなく、純粋に歌の良さで選ばれたことが想像できます。
自然をたたえるものや恋愛の歌だけでなく、子供をいとしく思う親の気持ちを歌ったり、旅先で詠んだもの、死者を惜しむものなど内容も非常にバラエティーに富んでいます。
『古今和歌集』と『新古今和歌集』がプロである貴族の歌集で、アーティストの素晴らしい芸術にすごいなと驚嘆させられるのに対し、『万葉集』の歌は素人の作った素朴なものが多く、「ああ、分かる。」と共感できる歌が多いように感じられます。
だから、『万葉集』の方がより身近で分かりやすいと思います。
因みに、新元号のもとになったのは「巻五 梅花の歌三十二首并せて序」の次の部分です。
『初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。』
天平2年(730年)の正月13日に、大宰帥の大伴旅人邸の梅園に山上憶良や下僚ら約30人が集まり催された「梅花の宴」の宴席で詠まれた32首(また後日6首が唱和された)の序文で、「…時は良き新春正月、外気は快く風は和らいで、梅は佳人の鏡台の白粉のように白く咲き、蘭は香袋のように香っている。…」という意味らしいです。
このことから九州の大宰府もにぎわっているとか。
いずれにしても、新元号の影響は様々な所で続きそうです。
2019.04.04
定期テストで高得点を取るにはどうすればいいのでしょうか。キーワードは「自己肯定感」。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、授業を行うだけでなく勉強方法も考えます。
テストで良い点数を取るにはどうすればいいのでしょうか。
定期テストでは出題範囲も決まっていますし、限られているのでテストに向けた準備は比較的しやすいと思われます。
要はやればある程度の点数は取れるのです。
しかし、実際にはやり方が分からず、なかなか勉強に手がつかない、成績がやっても成績が伴わないことが多いです。
やっても効果がない
これまでの定期テストで一応勉強はしているのに結果が伴わない状況が続くと、「やっても意味がない。」と考え勉強をやろうとしなくなることがあります。
結果が出るまでには時間がかかり、ある程度の忍耐力が必要なのですが、何事もすぐに結果を求められる時代においては待つことができず早急に結論付けようとする傾向があります。
だから、途中の段階で「勉強をやっても変わらない。」「自分はできない。」と結論付けてしまいます。
できない子供は基本的に勉強から逃げたい心理がはたらくので、これらの結論は自分の心理を正当化する口実になり、やらないことを正当化してしまいます。
この自己否定が問題の一つです。
苦痛ではありますから、子供の心理も理解できなくはないのですが、だからといてこのままでもいいという訳にはいきません。
大体小学校一年生の時は勉強を楽しくやっていたのに、学年が上がるにつれ勉強が分かりにくくとっつきにくいもの、つまらないもの、そしてやりたくないものになっていきます。
そんな時に、周りからただ「なんでできないの。」「勉強しなさい。」と言われ続けると、「自分はダメな子なんだ。」、「存在理由がないんだ。」と自己肯定感を下げ、あきらめてしまいます。
実際に自己肯定感と成績の関係はデータがあり、自己肯定感が学力と大きく関係があることが多くの研究で示されています。
自己肯定感を下げないためには
自己肯定感が大切なのはわかりましたが、それを下げないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
この点に関して最近はコーチングという言葉がよく使われます。
もともとコーチングとはスポーツ選手が良い結果を出すように考えられたもので、具体的な指導法というよりは指導時の心理、モチベーションを上げるためのものです。
ここでは何よりもコミュニケーションが重視され、一方的な強制というよりは相互の話し合いによる合意、または導くことによりより適した心理状態にもっていくものです。
コミュニケーションを通じ信頼を高め、拒絶を避けるのです。
「できない」ということを叱るのではなく、問題解決にはどうすればいいか質問し、一緒に考えていきます。
子供たちはこちらが指図しなくても、何をしなければならないか大体知っています。
子供たちの答えを文字や図にして、目に見える形で現状を表します。
それを見ながら、具体手に何をするのか子供たちに考えさせ、決めさせます。
こちらは提案をすることはあっても、強制はしません。
あくまでも最終決定は本人にさせます。
漠然と「頑張る。」というっても何をしていいかわかりません。
いつ何をどうするかが分かれば勉強も取り組みやすくなります。
叱られてばかりで具体的に何をしていいか分からない状態は自己肯定感を著しく下げます。
子供は委縮し、勉強が大きなストレスとなってしまいます。
勉強が嫌いになってしまうと、それを直すのは大変な労力が必要となります。
出来ればそうなる前に手を打つべきです。
コーチングをしながら何をするか決めさせると、自分が決めたことだからある程度責任をもってやるようになります。
そうして、全体ではさほど変わらなくても、少しでもできるような点があったら、そこをほめてあげましょう。
(そのためには子供をよく観察する必要があります。)
「すごいね。どうやってできるようになったの。」というように、また質問してください。
そうすると自分の何が良かったのか確認できます。
これがよりよく勉強するためのヒントを子供たちに与え、子供たちは自分たちで考え、さらに自分の勉強法を洗練していきます。
当然できれば気分もいいので、自発的にどんどんやるようになります。
うまくいったことは繰り返し、うまくいかないときはどうしたらいいか考えさえ次の実践で取り入れていきます。
質問と自己肯定感を高めることによって、より良い状態に子供たちを誘導していくのです。
これは単に叱るより効果があります。
一度お子様の状況を見直し、ぜひ自己肯定感を高めてあげましょう。
そうするときっと方向に変化が現れると思います。
2019.03.29
「まず『できる』と言う。方法はそれから考える。」円谷英二。子どもと接するとき非常に考えさせられる言葉です。
「まず『できる』と言う。方法はそれから考える。」
これはウルトラマンやゴジラなどを生み、特撮の神様とも呼ばれた円谷英二の言葉です。
また、「ないものは作ればいい。」と言うのも彼の言葉で、両方とも子供たちと接するときに非常に考えさせられる言葉です。
無理だと思われるわずかな製作期間でも彼は持てる技術と知恵を総動員して映画『ゴジラ』を完成させましたし、撮影に必要なクレーンやミニチュア撮影、ブルーバック撮影も彼のアイデアが元になって生み出された技術です。
現在では当たり前で不可欠なこれらの撮影法も当時はかなった。
しかし、彼の言葉が示すように実行したからこそ今あるものばかりです。
楽観的で無計画のようにも思えますが、でも先の心配ばかりして一歩が踏み出せないのであれば、いつまで経ってもゴールにはたどり着きません。
実際にやってみれば「大したことなかった。」なんてことはよくあるのですが。
人生経験の少ない子供たちには物事がどれほど困難か、人間の可能性がどれほどのものなのか正確に推し量ることは難しいです。
大人が言ってもなかなか確信が持てず、尻込みをしてしまい、せっかくできるのに、可能性があるのにやらないということがよくあります。
特に最近の子供は慎重というか、臆病な所を強く感じます。
子供らしく若者らしく、失敗を恐れず無鉄砲に立ち向かってほしいのですが。
自己肯定感が低く自分に自信を持てない生徒が多いように思われます。
または、チャレンジするのが面倒くさく、その言い訳として自分を卑下しているのでしょうか。
とにかく失敗したくないという気持ちが強く、これは自己へのプライドの高さ(保身)と相関するものとも考えられます。
勉強に限らずですが、結局行動に出られないのです。
子供の時代はある程度の失敗なら許される貴重な時間です。
これは若者の特権、未熟だからこそできること。
この時間にいっぱい失敗してほしいと思います。
教育に関わる私としては、「失敗は成功の基」、学びのチャンスだからです。
失敗からたくさんのことが学べます。
より人間として高みに至ることができます。
「100点なんてつまらない。100点取れるテストはやらない方がいい。何も新しく得るものがないから。」
テストの結果なんて悪くてもいい、そこから学んで大きく成長できれば。
テストや問題を解くのは学びの終着点ではなく出発点なのです。
一番いけないのはやりっぱなしで何もしないこと。
しかし、実際には結果だけ見て、「良かった」「悪かった」で終わることが多いです。
これは大人も同じで、結果だけで子供を判断し結論付け、そこにある成長の可能性に目を向けないのです。
だから失敗を非常に恐れ、失敗するくらいならやらない方がいいと考えるのです。
問題が分からないとき「分かりません」と言わず(恐らく失敗を認めたくないプライドと周りからの批判の目を怖がって)「言いたくないです」と言った生徒がいました。
この行動が子供たちの置かれている心理状況を如実に表していると思います。
失敗(間違い)は罪ではない。
子供のうちにいっぱい失敗(間違い)をし、学びましょう。
また、子供の失敗を許せる寛大な社会環境も大切です。
そのためには大人もゆとりがないといけません。
自分を小さくしないで、不安に打ち勝てる勇気と苦しさに耐えられる力を身に付けてほしいと思います。
最近の教育界でも「自己肯定感」と言うのはキーワードになっています。
そうなれる教育を葛西TKKアカデミーは目指します。
ご家庭でもこの点に気をつけて子育てをしてみてはいかがでしょうか。
2019.03.27
2020年度から学校教育が大きく変わります。「知識重視」から「考える力重視」へとは。
2020年度から学校教育が大きく変わるのをご存知ですか。
文科省によるとこれまでの「知識重視」の学校教育を見直し「考える力重視」の教育にシフトするとのことです。
AIや情報技術の発達しこれまで以上に変化の激しい社会になる。
そしてこれまでにない問題に直面することが多くなる時代において、知識や情報は簡単に手に入り、むしろそれらを使い解決法が未知の問題に取り組めるようにならなければならない。
そのために学校教育も変わらなければならない、ということです。
高校と大学の連動が高くなり、その具体的なものとして大学入試改革があります。
これまでのように「知っているか」を問うのではなく「知っているものをいかに使うか」を問うものに入試も変わっていきます。
それに伴いマークシート方式であった「大学センター試験」が廃止され「大学入学共通テスト」に代わります。
この変更に伴い、当然高校の教育内容も変化します。
科目も変更、統合が行われ、課題をやってみんなの前で発表する機会も増えるようです。
そしてこの流れは中学校、小学校の教育にも影響を与え、すべての学校で大幅な変更が行われます。
詳しくは別の機会でお話しますが、これまで皆さんがイメージしている学校教育とはかなり違ったものになるはずです。
すでにこの変化を見越して、授業内容を大きく変化させている学校もあります。
これほど大きな改革なので実際どの程度実践できるかわかりません。
生徒というより教師など現場の大人が対応に追われ、しばらくは学校教育が混乱するものと思われます。
ある調査によると意外なことに、この教育改革を「知らない」と答えた保護者が約86%だそうで、まだまだ浸透していないことが分かります。
よって、葛西TKKアカデミーでは今後も何回かに分けて、この改革についてお話するつもりです。
新しい「大学入学共通テスト」では知識を問うことより、持っている情報を組み合わせて答えたり、説明する力を問うことに重点を置いています。
「思考力・判断力・表現力」がものをいうようになり、これは長い時間をかけて日常生活の中ではぐくまなければならないものなので、直前に詰め込むようなその場しのぎの勉強では対応できなくなります。
そしてこの「考える力」を育てるために、先生の言うことをただ一方的に教わる受け身の学習ではなく、生徒が自分から進んで学ぼうという姿勢を持たなくてはならなくなります。
普段からあらゆることに興味関心を持ち、積極的に調べ、時には他者との対話を通じ、自分の考えを深め広げることが要求されます。
以上の点を聞いただけでも、「本当に可能なのか」と疑問を持ったり、自分たちの教育とあまりにも違うので不安に思う保護者の方も多いと思います。
実際うまくいくかどうかは別として、文科省が明言している以上改革は行われます。
我々ができることは、この変化を理解ししっかり対応することです。
実際学校でも混乱し、どの程度本気で改革に対応するかは現場によってもかなり違うようです。
きちんと対応しているところもあれば、表面だけで実質変わらない現場もあるようです。
長い間「知識重視」の教育を受け、そして行ってきた教師には、頭では分かっていたとしても新しい教育が現実として行えない人も多いようです。
従って、学校の対応で生徒の成果、特に大学受験での有利不利が生じる可能性が十分考えられます。
不幸にも対応が十分でない学校になってしまった生徒は自分で補うしかありません。
そうすると経済的格差で教育格差も生まれることが考えられます。
ますます教育機会の平等が脅かされ、社会格差も広がることが予想されます。
葛西TKKアカデミーでは、学びたいという意思を持つ子供たちには十分な学びの機会を与えたいと考えています。
全力でサポートし、勉強の手助けをしたいと思います。
ただし、文科省の要求を満たす成果を出すには時間がかかり根気強く努力しなければなりません。
だから少しでも不安があれば早めに手を打つことが必要です。
まずは気軽にご相談ください。
そして何をすべきか、何ができるか考えましょう。
変化の時期には混乱が伴います。
そういう時期に学ばなければならない生徒たちは大変だと思います。
彼らの負担を減らし学びを楽しんでもらえるように、葛西TKKアカデミーは力を尽くします。
2019.03.22
イベント紹介『お笑い算数教室~算数の歴史編~』算数を面白おかしく、そして目からうろこのお話がたくさん聞けます。算数が苦手な人には特におすすめ。算数がちょっと好きになるかも。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、子供たちの好奇心を刺激し、勉強が楽しく、そして興味をもってもらえるように努力します。
今度の日曜日、3/24に面白い算数のイベントがあるのでご紹介いたします。
『お笑い算数教室~算数の歴史編~』
日時:3/24(日)10:15~11:15
場所:目黒区中目黒住区センター 第6会議室
主催:日本お笑い数学協会
チケット:子供(保護者1名含む)3000円
保護者1名追加 500円
『お笑い算数教室~算数の歴史編~』へのリンクはこちら
小学生対象ですが、多少年齢が上下しても楽しめるイベントとなっています。
お笑いを織り交ぜながら、算数や数学について驚きや興味関心を持たせてくれる内容となっています。
今まで苦手意識が強かった人も、算数や数学への見方が少し変わるのではないでしょうか。
驚きや新発見、そして感動は子供たちの学習意欲を高め、自主的かつ積極的な学習が期待できると同時に、その気持ちを共有したいと友達や周囲の大人に説明することで反復学習になり、よりしっかりとした内容の定着につながります。
今回は「算数の歴史」ということで、数学の歴史や和算を通じて、算数に役立つ知識や雑学が学べます。
クイズやランキング、そしてお笑いが満載で、子供だけでなく大人も楽しめるイベントとなっています。
親子での話題の共有にも役立ちます。
講師はよしもと芸人であり、高校数学教師でもあるタカタ先生と、数学のお兄さんとして知られる横山先生です。
どちらも算数や数学を楽しく教えるプロなので安心です。
この週末はちょっと変わった、でも勉強の役に立つこちらのイベントに参加しませんか。
2019.03.19
春休みになります。長期休みはまとめて本を読むのに最適!読書をすれば語彙力と読解力も上がり、今変わりつつある学校教育で求められている能力が向上します。
もうすぐ春休みです。
せっかくまとまって時間があるので、読書をしてはいかがでしょうか。
読書の習慣が身についている子供は新しい学校教育、新しい社会において有利になります。
読書をすると語彙力と読解力などが上がります。
これらは「考える力」を育てることを目標としている現在の教育改革に重要な力です。
学校でよりよい成績を取るためだけでなく、これからの新しい社会において生き延びるためにも、ぜひ本を読みましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学校の長期休みの機会を利用して読書をお勧めします。
20年ほど前、子供たちの読書離れが非常に深刻だといわれ、学校でもそれを改善すべく様々な対策が取られてきました。
「朝の読書活動」という時間を設けてみんなで読書したり、「学校司書」や「司書教諭」を置いて子供たちの読書活動をサポートしたりしました。
また、学校の授業自体でも自分たちで課題に取り組み、そこで「調べ学習」をさせたりと、意図的に読書活動を増やす努力がなされてきました。
「全国学校図書館協議会」によると一か月に読む本の数は、小学生で平均9.8冊、中学生で平均4.3冊、高校生で平均1.3冊と歳が上がるごとに減ってきています。
また、一冊も読まない生徒は、小学生で8.1%、中学生で15.3%、高校生で55.8%となり、特に高校生で本を全く読まない人が大幅に増えています。
その原因までは明確に提示されていませんでしたが、SNSなどの現代特有の環境が関係あるのではないかと推測します。
ところで、この調査ではある条件が整えば子供たちは本を読んでみたいと思うことも分かりました。
全ての学年を通して「暇な時間ができたとき」に約6割の生徒が本を読んでみたいと考えるようです。
これは「何かを知りたいとき」や「楽しみたいとき」などほかの理由が1、2割なのに比べて大きく吐出しています。
つまり、必要性よりも時間的ゆとりの方が読書の動機付けになりやすいようです。
さらに、周囲の人の働き掛けも読書には大きく影響しているようです。
家の人からよく本を紹介されると読書量も飛躍的に増えるようです。
先生から紹介された本を読んでみたいと思う生徒も大変多いという結果が出ました。
逆に全く紹介されない生徒は読書する割合も減っていました。
以上のことから、時間的にゆとりのある長期休みは読書、またはそのきっかけに非常によい時期と分かります。
さらに大人からの働き掛けが大きく影響することから、ぜひ皆さんもお子様に本を紹介してはいかがでしょうか。
はじめは短編小説など取り掛かりやすく楽しめるものがいいでしょう。
以前ご紹介した、「河出書房新社」の『五分シリーズ』などはお勧めです。
子供たちにいろいろな本に巡り合うきっかけを与えるのも重要で、本を多く読めば語彙力も増えますし、正しく情報を読み取る読解力も上がります。
読み取った内容を想像したり理解することは、論理的思考にもつながり、これはインプットだけでなくアウトプットの場にも必要不可欠です。
特にこれから変わる学校教育において、これらの力は成績を大きく左右するものです。
この春休みを上手に使って、子供たちに読書の習慣を身に付けてほしいと思います。
2019.03.17
「ブラック校則」という言葉をご存知ですか。本日は校則について考えたいと思います。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちのことを考え、彼らの力になります。
校則は学校生活を送る生徒たちに規範を与えると共に、集団生活をより円滑にするはたらきがあります。
これは社会でも同様で、ここから社会生活に向けた訓練にもなります。
しかし、全てのルールは合理的で理にかなったものとは限りません。
中にはそうでないものもあります。
一般的にそのような決まりがある場合は、何らかの方法で議論変更できる仕組みが備わっているのが民主主義社会です。
しかし、生徒という成長段階にあり未熟な存在とされる者たちが集まる学校では、個人の自主性と責任の尊重が十分でなく、どうしても大人による管理が優先し、子供たちに押し付ける場面が多くなります。
適切であればいいのですが、どうしても度が過ぎる、意味がないのではないか、納得がいかないものが多く見受けられます。
そのような状況から「ブラック校則」が最近注目されています。
「ブラック校則」とは合理性もなければ必要性もない理不尽な校則で、生徒に対し「それがルールだから」と論理的な説明もできないものが多いそうです。
「ブラック校則」が注目されるようになったのは、大阪の女子高生の髪が生まれつき茶色いのを黒く染めるように強要したという事件がきっかけです。
状況や前後の文脈は考慮せず、ただ決まりだからと言って校則に合わないものはひとくくりに違反者としてしまう。
これが人権侵害、人格侵害に当たるのではないかと、「ブラック校則」をなくそうという運動が活発になりました。
確かに組織や社会において、他者の迷惑にならないように、お互いの尊厳を守るようにある程度の決まりは必要です。
でも、それがただ単に管理しやすいからと言う理由で存在するのであれば、その決まりは根本的に間違っているでしょう。
校則を「水戸黄門の紋所」のように使い、あらゆる種類の管理における免罪符にしては問題です。
誰もが存在意義と必要性を認識できるものでないといけません。
問いてみましょう、「本当に妥当ですか。」と。
いろいろ議論はありますが、私が一番懸念するのは、「ブラック校則」が意図しようとしまいと生徒たちに送っているメッセージです。
思春期の生徒は様々なことに悩み苦しみます。
自分が孤独に感じどうしていいか分からないこともよくあります。
そんな時、信頼できる大人がいればどれほど心強いことでしょう。
しかし、「ブラック校則」は彼らには理不尽な支配権力の象徴となってしまう。
理屈も通らない決まりで自分たちを縛り付ける。
ルールを押し付け、自分たち一人ひとりを考えてくれない。
当然不信感が生まれ、対立か無力感に失望する。
これでは生徒たちは救われません。
民主主義の素晴らしい点は、どんな人も等しく尊重され話し合いに参加しできることです。
いくら集団指導だからと言って、個々の尊厳を汚していいとは思いません。
確かに校則としてしまえば有無も言わさず従わせられるので楽でしょう。
でも、人を育てる教育とは楽をするものではなく、生徒も大人も苦労しながら成長するものではないでしょうか。
だからこそ聖職とも呼ばれるのです。
私も非力ではありますが、教育に関わるものとして、生徒に信頼され苦楽を共有しながら、彼らの成長の糧になりたいと考えています。
2019.03.15
書籍紹介『世界で一番美しいかくれんぼ』どうしてそうなったの?自然の創造と美しさにびっくり。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの好奇心をくすぐる本をお勧めします。
『ざんねんな生き物事典』(高橋書店)や『わけあって絶滅しました』(ダイヤモンド社)など、最近動物本がヒットしているのをご存知ですか。
動物たちの生態や不思議、謎をユーモアを踏まえて紹介する本が子供たちに受けています。
大人が読んでも、「へー、なるほど。そうだったのか。」と今まで知らなかったことの発見があります。
そんな訳で、本屋の店頭には動物本の専門コーナーができている具合です。
本日ご紹介したいのは『世界で一番美しいかくれんぼ』(小学館)です。
生き物たちは自分の身を守るため、または相手の不意を突いて攻撃するために、周囲の環境に溶け込む擬態という習性をもつものが非常に多いです。
長い進化の過程で獲得したものですが、まるで自然の意思が働いたかのように、見事に擬態しています。
人間が意識的に造形するのも難しいのに、自然選択というあたかも偶然の産物ともいえる方法でこのような姿になれるのか、本当に不思議です。
この本はその見事なかくれんぼを美しい写真を通して伝えてくれます。
昆虫から動物、極寒の雪原から海底まで、様々な写真が満載です。
その多様性に驚くとともに、動物たちの美しさに感動することでしょう。
生きるという目的のために獲得したものでしょうが、それはあまりにも美しく、もはやアートと言っていいでしょう。
自然に関心のある人だけでなく、そうでない人もきっと楽しめます。
お子様と一緒に、かくれんぼをしている生き物を探してみてください。
面白い反応が見られると思います。
葛西TKKアカデミーでは子供たちの感動体験を大切にします。
知る喜びと感動を通じて、心深く学びを残せればと考えています。
この本を通じて新しい発見を経験し、楽しく積極的に学びに取り組んでくれることを願います。
2019.03.14
春の特別キャンペーン!今入塾で授業料永久半額!個別指導塾なのに授業料が一万円以下も!葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆様に利用しやすい塾です。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは新年度も皆様のお役に立てるように頑張ります。
そこで春の特別キャンペーン。
今、入塾で授業料が何と授業料が永久に半額になります。
つまり、授業料が個別指導でありながら一万円を切るのです。
地域最安値のお値段です。
これは葛西TKKアカデミーが小規模個別指導塾だからできることです。
もちろん無料体験あり。
小規模だからこそ生徒に対し親密できめの細かい指導ができます。
他ではできません。
是非、お見逃しなく
まずはご連絡を。
そして体験してみてください。
もし気に入って入塾すれば、ずっと授業料半額です。
もちろん紹介割引もありますので、両方を利用すると更に割引!
こんなチャンスめったにありません。
赤字覚悟!
まずは認知してもらいたいのです。
そして一人でも多くの生徒たちの力になりたいのです。
以前、まいぷれでも触れましたが、子供が勉強にぶつかったとき、すぐに手を打つことが大事です。
3年生になるまで待たないでください。
早めの対応が今後の勉強を大きく左右します。
まずは無料体験だけでも結構です。
お早めに!!!
2019.03.01
今度は高校の学年末テストがあります。テストで良い成績を出せるように、全ての生徒に塾を無料開放しテスト対策を行います。
先日、中学での学年末テストがありましたが、今度は高校の学年末テストがあります。
中学のときと同様に、葛西TKKアカデミーではテスト対策と称して全ての高校生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家では色々な事情で勉強しづらいと思いますが、ここなら大丈夫。
いらした全ての高校生の勉強のお手伝いを行います。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている人は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
葛西TKKアカデミーを利用して、
テストでいい成績を残しましょう。
2019.02.28
春期講習生徒募集中、新規生徒は何と無料!他にもお得な割引がいっぱい!葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは春休みを利用して、皆様の勉強のお手伝いをします。
定期テストが終わるとすぐに春休みです。
「一年間お疲れ様でした。」と思っているとすぐに新年度が始まります。
年度替わりで学校の課題も少ないかもしれませんが、気を抜くと何もしないまます新年度になってしまいます。
特に新一年生となる人たちは、今のうちに先取りの勉強をして、余裕を持って新年度を迎えると、学校生活がかなり楽になります。
つまり、春休みを有効に活用するかどうかで、新学年が大きく変わるのです。
そこで、葛西TKKアカデミーはこの休みを利用して、春期講習を行います。
小学生から高校生まで対応いたします。
課題を終わらせるのに活用してもいいです。
今まで学校で分からなかったところの確認もできます。
新学期に向けて予習をするのもいいでしょう。
更に、自習はし放題で、授業ではないときも来て勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問してください。
先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
しかも、疲れたら休憩エリアでお菓子とお茶を自由にいただけます。
学校の授業が進まない春休みは、じっくり勉強するには本当にいい機会です。
もちろん遊んでも結構ですが、勉強もしっかりやっていると今後がすごく楽になります。
春休みというチャンスを有効に活用してください。
80分授業5回を1セットとして、
一人の先生に対し最大2名までの生徒を指導します。
〈ここでキャンペーン情報!〉
お問い合わせの際に「まいぷれ江戸川区を見た。」とおっしゃってください。
もれなく次の得点がついてきます。
今だけお得、五大特典
・1セット(授業5回分)が無料で体験できます。
・更に入塾してご兄弟、友人を紹介していただければ、1人に付き2000円、2人で5000円、3人で8000円、授業料を割引!
・今、入塾すれば授業料30%OFFのキャンペーン中。
・入会費15000円が無料!
・自習し放題!
つまり、無料で春期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
2019.02.22
今日は都立高校の入試日、頑張ってください。そして、中学の学年末テストもすぐ。無料でテスト対策します。誰でも参加できます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは全ての中学生のために塾を無料開放します。
今日は都立高校の入試があります。
これまでの努力が報われますようお祈りいたします。
そして、都内の中学校は学年末テストの時期です。
準備はできていますか。
葛西TKKアカデミーではテスト対策と称して全ての中学生のために塾を開放しています。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中してできるでしょう。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
葛西TKKアカデミーを利用して、
テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2019.02.21
いよいよ明日は都立入試です。頑張ってください。受験前日の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒みんなの受験が成功するよう応援します。
明日はいよいよ都立入試の本番です。
受験生皆さんの成功を願っています。
そこで本日は、以前お話したことと重複する部分もありますが、試験前日および当日の過ごし方についてお話します。
1.前日は勉強しない
今日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が恐ろしいです。
不安でしょうが、考えても仕方ありません。
割り切って勉強はしないで、精神と体のコンディションを最高に持っていく方が賢明です。
2.前日に準備は終わらせる
持ち物や着替えなど、受験の準備は前日に終わらせましょう。
当日の朝慌ててやると時間が間に合わなくなり、焦って心が落ち着かなくなります。
また忘れ物もしてしまいます。
会場までの道のりも確認し、必要であれば地図も用意しましょう。
3.リラックスして精神を落ち着かせる
夕方帰ってきたら早めに食事をしてゆっくりお風呂に入りましょう。
そうして精神をリラックスさせてください。
気持ちが不安定だと、いい結果は残せません。
就寝1時間前の入浴が眠りにはいいと言われています。
4.食事
夕食と朝食はこってりしたものは避けましょう。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
特に朝食でとりすぎると消化に血液が使われ、頭まで回りません。
全く食べないのもよくありません。
脳は体内で最もエネルギーを使う器官です。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
5.早寝早起き
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝6時には起きないといけないことになります。
そのためには早寝早起きが大事です。
つまり、夜更かしをしてはいけません。
どうしても眠れないときは無理に寝ようと考えず、目を閉じて静かに横になりましょう。
こうするだけでも体の70%は休めます。
逆にあれこれ考えると余計目が冴えてきます。
足元を暖かくするのも効果的です。
6.早めの出発
当日は何があるか分からないので、出発は早めにしましょう。
電車やバスが遅れたり、道に迷ったり、思わぬ怪我をしてしまったり。
会場につくまでトラブルが起きても対応できるようにしてください。
もし何か起きたら、速やかに試験会場に連絡しましょう。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが丁度いいです。
会場を軽く散歩したり、窓からの景色を眺めたり、深呼吸したりして、気持ちを落ち着け集中力を高めましょう。
7.自分を信じ力を出し切る
これまで十分に準備した人もしてこなかった人も、今となってはじたばたしても始まりません。
今できることは自分を信じ、持てる力を全て出し切ることだけです。
ダメだとか不安だとかネガティブな気持ちでいると本当にそうなります。
人間はメンタルが実力発揮に大きく影響を与えます。
「自分はできる、大丈夫。」と自分に言い聞かせ、自己暗示をかけてください(スポーツ選手がよくやります)。
そうすると思いもかけない力が出るものです。
結果は後からついてきます。
今は結果を考えるより、目の前の試験で自分のベストを尽くすことだけ考えてください。
試験時間の許す限り、諦めずもがいてください。
幸運をお祈りいたします。
2019.02.19
2月22日は都立高校入試!今は本番でベストを出せるように体調を整える時期です。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは勉強以外の受験ノウハウも教えます。
いよいよ都立高校入試です。
受験勉強は順調に進んでいますか。
もう直前なので、この時期は学力を上げるより体調を整えることを考えてください。
学力はこれまでやってきたので十分に身に付いているはずですし、付け焼刃でやっても大して変わりはありません。
それよりも、本番で持っている力を100%出せるように体を調整して下さい。
1.インフルエンザやノロウィルスなど、病気に対する予防
今年はインフルエンザが大流行です。
ここで病気になっては、元も子もありません。
予防が大事です。
以前、ここでも触れましたが、手洗い、うがい、マスクの着用など、しっかりとした予防をしてください。
そして、不必要に人ごみに行かず、外出は控えましょう。
できれば加湿器、なければ濡れタオルを置くなどして湿度を上げ、喉の粘膜に潤いを与えるのもいいです。
万一体調がおかしいを感じたら、、すぐに病院に行きましょう。
そして適切な処置を行ってください。
また、十分な栄養と休息をとることは免疫力を高め、病気になりにくくすることにもつながります。
2.朝型のリズム
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝5、6時には起きないといけないことになります。
そして人間のリズムは直前に変えられるものではないので、今のうちから早起きをして体のリズムを調節しましょう。
つまり、夜更かしをしてはいけないということでもあります。
早寝早起きで十分な睡眠を取ることは、病気に対する予防にもなります。
3.前日は勉強しない
前日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が心配です。
もし実力が不十分と感じるなら、それはそれまでにしっかり勉強しなかった自分の責任です。
じたばたしないで腹をくくって、どっしり構えてください。
結果は後からついてくるから。
できることは、今持っている力を全て出し切ることだけです。
不安に思っても点数は上がりません。
そうやって割り切って勉強はしないで、精神と体のコンディションを最高に持っていくことに集中してください。
4.準備は前日に、早めの出発
朝、慌てて荷物を詰め込むようなことはしないでください。
前日に必要なものを全て揃え、準備を終わらせましょう。
朝はそれを持って出かけるだけです。
そして、出発は早めに余裕を持ちましょう。
会場につくまで何があるか分かりません。
トラブルが起きても対応できるようにしてください。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが、心も落ち着きます。
5.朝の食事
朝の食事もとりすぎると消化に血液が行き、頭が回りません。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
あまりこってりしたものだと、気分が悪くなるかもしれません。
全く食べないのもよくないのでやめましょう。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
本当に直前なので焦らず落ち着くことです。
今までやってきた自分を信じ、悔いのないように全力を出し切ってください。
結果は後からついてきます。
先に心配しても仕方ありません。
葛西TKKアカデミーは最後の最後まで皆さんを支え続けます。
2019.02.17
東京都が高校入試にスピーキングテストを導入することを発表しました。
2020年から変わる学校教育に伴い、先日東京都は2022年春入学のための都立高校の入試からスピーキングテストを導入することを発表しました。
以前から言われてきたことですが、正式に方針決定みたいです。
2022年春と言えば、今の小学六年生が受験するときです。
小学校の英語の導入は始まっていて、今の小学生高学年は授業でもう英語を学んでいるんですね。
しかも、「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能が中心となり、読み書き中心だった親御さんの世代とは大きく違った内容になっています。
この改革は、教育改革によるこのような英語の成果を見極めると同時に、教える側の能力向上の動機付けの意味もあるようです。
大学受験と同じように、「スピーキングテスト」は民間との提携でおこなれます。
その際にはタブレット端末やマイク付きヘッドフォンを使って回答を音声録音する方式になります。
採点に時間がかかることが想定されるので、テストは一般の高校入試よりもずっと早く11月から12月の週末に指定会場(大学など)で行われます。
生徒がテストを受けられるのは一回限りで、費用は都が負担します。
今年中学三年生を対象にプレテストを行い、テストの適格化を図るそうです。
テストで一番問題となるのが公平性で、一部の生徒に有利にならないように配慮しないといけません。
大学受験でもそうでしたが、高校受験にも民間のスピーキングテストを導入となると、家庭環境、特に経済的差がテスト結果に大きく影響する可能性があります。
幼い時から英会話スクールなどに通わせられる家庭の子供はどうしても有利になります。
これまでもそうでしたが、英語ができる子とできない子に大きく二極分化する傾向がより強調されると思われます。
できない子はどんどん落ちこぼれてします。
そして、これらの力の差が大きい子供たちを同一教室で教えなければならない先生の、教室運営能力が試されます。
AIや訓練を積んだ採点者が採点するようですが、明確で公平にしようとマニュアル的な採点であれば、決まった解答が正解となり、教育改革の本来目指す「答えのなり問題にこたえられる人材育成」という趣旨とかけ離れてしまいます。
かと言って、採点者の裁量を大きくしてしまうと、採点者によってテスト結果に大きな差ができる子とも懸念されます。
そもそも「スピーキングテスト」で何を測るのかを問うのも難しいところです。
ネイティブのような発音をするのが正しいのでしょうか。
決められた質問に定型的な決まった答えを言うのが正しいのでしょうか。
実践的英語を考えると、これらは少し的を外しているような気がします。
大事なのがコミュニケーション能力だとするならば、現実には教科書にあるような決まった形でコミュニケーションがなされない場合が多いので、対応ができない場合が多くなると思います。
やはり、短い時間で大量の受験生の英語力を判断するのは難しいでしょう。
正確に評価したいのであれば、一人ひとり時間をかけ精密に判断すべきです。
いくら英語がネイティブのような発音で流ちょうに話せても、会話の中でとっさの判断で自分の考えを相手にわかるように発信するというのは別問題です。
日本人の英語が話せないというのは、発音や質問に対する回答より、コミュニケーションの中での発信力の欠如が問題になっていると思います。
何を話せばいいのか分からなければ、話せないのと同じです。
文科省の目指すところはここと思いますが、ちょっとテストの形式と合わない気がします。
学校ではプレゼンテーションや相互の会話、ディベートを通じてとっさの判断でジョークを交えるなどのコミュニケーション能力の向上が大事です。
生きた英語力を身に付けるには学校の限られた時間で、しかも一度に40人という大クラス問うのは非常に難しい条件です。
また、本当にそのような力をテストしたいのであれば、課題達成型にしたほうがいいでしょう。
例えば、日本にやってきた観光客に東京案内をし、彼らが満足して帰国できるか試すのです。
評価は実際の課題達成度と観光客の感想と満足度で測る。
下手な日本語英語でも構わまいから、自分なりに工夫しとっさの判断で柔軟に英語で対応できるかどうかを測った方が、文科省の意図に合致するような気がします。
これを実際に入試で行うのは予算的にも現実的でないのはわかっていますが、このくらいやらないと測れないということを強調したいと思います。
いずれにしても、学校教育においては今、大きな変化が起こっています。
当然混乱が生じるわけですが、生徒たちがその混乱によって不利益を被らないように切に願うばかりです。
文科省は「うまくいきませんでした」で済むかもしれませんが、子供たちの一生に影響する問題です。
責任をもってしっかり教育改革を行ってほしいと考えます。
2019.02.15
受験でもしうまくいかなかったら。
受験シーズン真っただ中。
もうすぐ国公立大学、都立高校と本番になります。
みんなうまくいってくれることを願いばかりですが、なかなかそうはいかないものです。
万が一ということはあり得るのです。
そこで今日は、受験にうまくいかなかったときどうするか考えてみます。
親としては焦らずパニックにならないことです。
本人は当然落ち込むし、意気消沈という状況でしょう。
そんなときに肝心の親がパニックで当てにならないようでは困ります。
心が傷ついている時だからこそ誰かに頼りたいし、恥ずかしくて逃げ出したい気持ちだからこそ守ってほしと思います。
親は自分にとって一番の味方出会ってほしい時に取り乱しているようでは、子供は余計に苦しみ立ち直ることもできないでしょう。
この失敗が自分を一生価値のないものにしてしまうという恐怖。
そして、もう自分は生きていても意味のないものだと感じる自己否定。
このような感情が心を支配するかもしれません。
こういう時だからこそ、親はどっしりと構えて、今うまくいかなかったからと言って、それで人生終わりではないんだということを分からせてあげてください。
入試という点では失敗かもしれませんが、人間として否定されたのではありません。
むしろこの失敗から学び、今後の人生に役立てることが大事なのです。
これまで受験勉強を頑張って、それが全て無駄になったなんて思わないでください。
無駄かどうかは自分の心がけ次第です。
受験を失敗しても、この経験があったから自分は強くなれた、大きく成長できたという人はたくさんいます。
現状を見つめたうえで前向きに生きることが大切です。
その手助けをできるのが、経験を積んだ人生の先輩である親ではないでしょうか。
受験で合格させるために自分の全てを捧げる親がいます。
その熱意は悪くないのですが、その思いが強ければ強いほど、失敗した時の反動が大きい人がいます。
そして、子供に不用意な言葉を投げてしまう場合があるので、気をつけましょう。
自己犠牲に陶酔し、自分が何で子供に受験をさせるのか、その本当の意味を見失っている人がいます。
期待が大きくなり、不合格を自分への裏切りのように感じ、「なんで合格できないのよ。」とか「恥ずかしくて外を歩けない。」とか、そんな深い意味のつもりではなくても、つい子供に言ってしまうことがあります。
先ほど申し上げたように、親以上に本人もつらいのです。
だからこそ、それに追い打ちをかけるような言葉は、たとえ軽い気持ちとしても、いけません。
子供は大変傷つき、人生に大きな影を落とすかもしれません。
子供のためと言いながら、自分のための受験になっていませんか。
「世間から笑われる。」とか、「みんなのうわさになる。」なんて発言は、自分をよく見せたいという欲求を満たされなかったからこそ出てくる言葉です。
また、子供も「自分のために色々してくれた親に報いなければならない。」というプレッシャーを感じ、それに答えられなかったときは「自分はダメな人間だ。」と生きていくのも嫌になります。
親も子も受験を通して相互に期待・依存しているのです。
今一度、受験の意味と目的を考えてください。
受験は手段であり目的ではない。
上手くいかなければ他の方法を考えればいい。
そう思えば落ち着くし、冷静になれば今の現実において何が自分にとって最良かを判断するのは難しくありません。
周りの目を気にする必要は全くありません。
自分の人生だし、周りが言うことは無責任で大きなお世話と思えばいいのです。
大学に合格して四年間を遊んで暮らせば、その時間はその人には無意味だろうし、不合格でも別の道を見つけまい進すれば、そちらの方が人生には糧になるでしょう。
ものは考えようです。
結果だけを見つめるのではなく、結果が出た後をどう過ごすのかが大切です。
受験のために頑張ってきた根本的理由は何でしょう、自分が目指す目標は何でしょう。
それを一緒に考えられる存在、苦しい時に相談できる頼もしい存在であってください。
そうなれば子供たちもいち早く立ち直り、前向きな気持ちでこれからの人生を歩むことができるでしょう。
2019.02.13
子供を自主的に勉強させるためにはどう接すればいいのでしょうか。個別指導塾葛西TKKアカデミーは個々の生徒に合った学習を柔軟に行い、生徒が自主的かつ積極的に勉強に取り組むことを重視しています。
勉強ができない子には、ただ机に着いて先生の指示がないと何もしない子が多いようです。
自分から進んで勉強を身に付けようとしないで、言われるからやるという姿勢です。
つまり、「勉強ができない子供の多くは学校の授業を積極的に受けていない」のです。
自分から能動的に授業を受けていないので習ったことが明確に頭に残りません。
身についていないのだから勉強をしたことになならず、テスト前にもう一度やり直さなくてはならないという二度手間になります。
そして結局時間が無くなり、テストで十分な結果が出ないのです。
だから、普段から主体的に勉強する癖を付けさせることが肝心です。
今回は、そのために家庭でできること、家庭での子供の接し方の注意点を紹介します。
自分で考え決められるように導く
大人は自分の考えを押し付けがちです。
子供が十分に納得できるように説明して、子供もそれを受け入れたならいいのですが、
ついつい面倒で、「〇〇やりなさい。」と言ってします。
これでは子供がやる意味を理解できず勉強がやらされるものになってしまいます。
子供は受動的になり、人に言われたことをやるので、自分の責任転嫁をし、言い訳ばかりするようになります。
勉強を指導するとき、子供と大人の関係を見直す必要があります。
学校でもそうですが、多くの場合、大人は子供を足りない者と考え、
「教えること」は大人が足りないものを与えることと考える。
結論を急ぎ、子供に考える時間を与えず答えを教えてしまう。
答えを教えるのは簡単で早いから、教える方も教わる方もそれを当然と思ってしまう。
でも、これでは子供が考える時間を奪ってしまうことになり、主体的に学ぶ生徒にはなりません。
焦って教えて、その場で答えることはできても、
結局自分で考えていないので、真の理解にはつながらず、
ましてや既習事項を用いて応用することはできません。
勉強が依存体質になっているので、与えられないと何もできないのです。
では大人はどのように子供と接すればいいのでしょうか。
いくつか方法はありますが、とりあえず一つ述べたいと思います。
先ほどの「与える」という大人の立場を「促す」に変えるのです。
子供は「足りない」のではなく、「持っているものを伸ばす」という立場です。
答えを教えるのではなく、ヒントを与える。
解答を導き出せるように促すのです。
「こうだったらどうなると思う。」
「他にどんな方法があるかな。」
「例えば、こんなのはどう。」
という風にヒントを与える。
答えにたどり着けるように誘導してあげるのです。
こうすれば生徒が自分で考える余地ができます。
このような接し方は勉強そのものだけに限りません。
勉強に仕向けるのにも役に立ちます。
「勉強しなさい。」と言うのではなく、
「勉強はいつする。自分で計画を考えようか。もちろん休憩も計画に入れてね。」
と言う。
こうすると子供は自分で考え、与えられるものではないので、自分に責任を持つようになります。
時間になれば自分から勉強するようになり、無駄にがみがみ言う必要がなくなります。
「今やろうと思っていたのに。」
なんていわれることもなくなるでしょう。
親もいつ勉強して、いつ休憩するか分かるので安心です。
上手く計画がいかなければ、一緒に考え相談役、アドバイザーとして助言をする。
しかし注意してほしいのは、最終的に計画を決めるのは本人だということです。
このような接し方は受験校を決める時や、その他の人生の選択を考える時、様々な決断の場面で重要です。
主体的に行動できると、何をしなければならないかが自分で分かるようになります。
そして、その結果は本人の自信につながり、更なる向上心が芽生えます。
これは学校の勉強も含めた人生の勉強として、非常に大切なことです。
言いたいのは分かりますが、そこを踏みとどまって、子供自身に考え決めさせてください。
遠回りで面倒くさそうですが、長い目で見ると近道だと考えます。
2019.02.11
書籍紹介『大人に必要な「読解力」がきちんと身につく 読みトレ』
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは読解力の大切さを理解します。
最近よく感じることが子供たちの読解力の低下です。
試験の問題文だけでなく、日常の説明文やニュースなどの文章もままならないこともあります。
試験問題で受験生を困らせようといじわるしているわけでもなく、むしろしっかり理解してほしいから分かりやすく述べている文章でさえです。
原因はいくつか挙げられます。
語彙力のなさ、文章に対する拒絶反応、読んだつもりで何も頭に残っていないなど。
しかし、読解力がないと国語だけでなく数学も含めたすべての教科において支障が出ます。
更に日常生活における伝達事項なども正確に伝わらないことになります。
社会人になれば会社の内外のコミュニケーションにも問題が発生し、大きな損失失態に至る可能性があります。
やはり、読解力は必須です。
最近ではSNSやインターネットで文字に触れる機会は格段と増えたと思います。
文章に触れる経験は増えているはずなのになぜ読解力は落ちているのでしょうか。
この点に関してはいつかお話をしたいと思いますが、実は文章経験の頻度は増えても中身が希薄になっていること、文章に対する人々の価値観の低下、反応速度に迫られて熟考する余裕がなくなっていること、匿名性や文章に対する意識の変化による責任感の低下などがあると思います。
つまり現代人はしっかり腰を据えて文章を読み、書くことが難しい環境にあると考えます。
これは言語能力とも関わってくるので、人の話が理解できない、自分の思いを満足に表現できないことにもなります。
さらに言語は思考とも直接結びついているので、言語能力の低下は考える力の貧困をももたらすのです。
事態は深刻です。
そこで本日ご紹介したいのは吉田裕子著『大人に必要な「読解力」がきちんと身につく 読みトレ』です。
『大人に必要な「読解力」がきちんと身につく 読みトレ』へのリンクはこちら
タイトルに大人と書いてありますが、中高生が読んでもいい本です。
例や図を通して非常に分かりやすく説明されています。
文章を読むうえで便利なテクニックや要約の方法を具体的に書いてあり、すぐに日常での様々な場面で実践できそうです。
本書で書かれている読解力とは、文章を誤解や曲解なくそのまま読みとれる力、書かれている要素の重要度を判別できる力、内容を自分でまとめられる力です。
これらが身につけば、誤解や曲解を避けられるでしょう。
特に最後の自分の言葉で要約ができるまでいけば、受験(特に国語)の問題で何を言っているのか分からないということは避けられるでしょう。
私も常日頃、「問題文に書き込みをして自分に分かりやすくしなさい。要点をしっかり押さえ各段落で何が書かれているかタイトルを付けなさい。そうすれば、後でそのタイトルを追えば内容が分かるから。文章を正確に捉えられれば国語に関しては満点も夢じゃないよ。」というのですが生徒たちはなかなか面倒くさがってやってくれません。
手間かもしれませんが慣れれば正確に理解でき分かりやすくなるので、反って近道なのですが。
この本にはその点のトレーニングもできるので是非お勧めです。
社会人にとってビジネスや日常生活を効率的にするスキルですし、学生にとっても授業やテスト、自主学習を上手く方法が書かれているので、非常に実用的で役に立つ一冊だと思います。
特に文科省も読解力の低下は深刻に受け止めているようで、これから本格的になる教育改革においても様々な工夫がなされています。
2022年度より適用される高校の新学習指導要領では「現代の国語」という必修科目が新たに作られるそうです。
これは今の「現代国語」とは違い、「実社会・実生活における拳固による活動に必要な国語の能力」を育てる科目です。
文章を読むだけでなく、それを踏まえて「書く」「話す」「聞く」まで行うようです。
(現場の先生方はとても大変になりそうですが。)
このような変化に対応するためにも、学生だけでなく父兄の方にもこの本に目を通してもらえるといいと思います。
2019.02.09
都心は雪!入試の時期です。怪我に気をつけましょう。雪の日の歩き方を葛西TKKアカデミーがお教えします。都心は雪!入試の時期です。怪我に気をつけましょう。雪の日の歩き方を葛西TKKアカデミーがお教えします。
天気予報の通り都内は朝から雪です。
受験真っ只中の生徒も多いと思いますが、ここで怪我をしては大変。
これまでの苦労が水の泡になるかもしれません。
今日はいくつかの私立大学で入試があります。
また、私立高校では明日が入試のところも多いようです。
今後もどんどん入試が行われていくなか、今日みたいな天気にまたなるかもしれません。
そこで万が一のために、雪の日の注意事項に触れたいと思います。
例え試験日でなくても、この時期に骨折など怪我をしてしまっては大変です。
特に雪が積もった道路を歩くときは気をつけないといけません。
雪に慣れていない人は特にどうしていいか分からないと思いますので、次のことを注意しましょう。
1.適切な服装で出かけましょう
服装は厚手の丈夫なものにしましょう。
防寒の意味もありますが、転んだ時のクッションとして怪我から身を守ってくれます。
滑りやすい靴やバランスの取りにくいハイヒールはやめましょう。
不格好でも長靴をはいた方がいいです。
また厚手の丈夫な手袋をして、転んだ時には手がつけるようにしましょう。
手袋が厚ければ、手をついた時の衝撃を吸収してくれます。
ポケットに手を突っ込んでいると、いざという時に対処できないのでやめましょう。
女性はスカートより動きやすいパンツをはいてください。
また、傘を持つと手がふさがれるので、できれば撥水性のレインコートを着た方がいいです。
2.歩き方に注視しましょう
普段と同じ歩き方をしては滑って転んでしまいます。
雪に慣れていれば違うかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。
よって次のような歩き方をしてください。
歩幅は小さくゆっくり歩きましょう。
大股で急ぐとバランスを崩しやすく危険です。
時間に余裕を持って慌てて歩かなくても済むようにしてください。
足を高く上げると転びやすくなります。
そして、足を下すときはまっすぐ上から降ろすようにしてください。
そうするとしっかり踏みしめられ、こけにくくなります。
体の重心を低くし、ややつま先にかけるといいです。
3.歩く場所に気をつけましょう
マンホールや道路の側溝の金属のふたなどは非常に滑りやすいので避けて歩きましょう。
後、タイルや横断歩道の白線も同様です。
また雪が一度溶けて凍ることもありますので、よく地面をみて滑りにくいところを選んで歩いてください。
歩道橋や階段も注意が必要です。
急がず一歩ずつ踏みしめながら上り下りしてください。
あれば手すりをしっかり持って歩きましょう。
転倒防止になります。
屋根に積もった雪が滑って落ちることもありますし、つららから水が滴ることもあります。
足元だけでなく頭上にも気をつけてください。
自動車の通る道路の横を歩くときも注意してください。
タイヤが雪に対応してなかったり、運転手が不慣れでうまく運転できなかったりして、車が滑ることもあります。
事故に巻き込まれないように、できるだけ離れて歩いてください。
日陰は雪が氷になっていますので、日が当たってと雪の溶けているところを選びましょう。
それから、屋内でも石の床だと濡れた靴底が滑るので、気を抜かないようにしてください。
また他に、試験日に大雪になったときは、天気予報で情報を集め、余裕を持って家を出てください。
電車やバスが遅れたり止まったりすることも考えられます。
特に都心の交通機関は雪に弱いですからね。
場合によっては迂回ルートが取れるくらいの余裕を持ちましょう。
万が一間に合わないときは試験会場に速やかに連絡し指示に従ってください。
普通に歩くにも、不慣れな雪道は時間がかかってしまいます。
歩く時間も1.5倍くらいで計算しておきましょう。
当然寒いので風邪などひかないように防寒に気をつけてください。
濡れたり、かいた汗をそのままにしていると体温が下がってしまいますので、着替えやタオルも用意しましょう。
東京は雪に弱いと言われます。
この時期は本当に受験生にとって大事です。
細心の注意を払って、万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆さんを応援しております。
2019.02.07
自分から考え行動する子供を育てるにはどうすればいいのでしょうか。
子供が自分から考え行動するようになるにはどうしたらいいのでしょうか。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは勉強だけでなく、子供の育てからと成長についても考えます。
こちらからやれと言わないと子供が勉強しない。
今、何をすべきかを考えて自主的に行動してほしい。
そんな言葉を親御さんからよく聞きます。
言われないと何もできない指示待ち人間では、将来社会に出てからも困ります。
では、どうすれば自分から積極的に考え行動できるのようになるのでしょうか。
子供には「認めてもらいたい」「褒めてもらいたい」「役に立ちたい」という三つの欲求があります。
これは子供に限ったものではありませんが。
この三つの欲求を上手く活用して、子供が様々な経験をするように仕向けるのです。
その経験の中で試行錯誤し自分なりに目的に向かって努力する。
そうすると子供は頑張ることが楽しくなり、自分から進んで色々な課題に挑戦するようになります。
一番身近なものがお手伝いです。
特に小さい時にたくさんお手伝いをさせてあげてください。
小さい時は大人のすることをなんてもやってみたがるのもです。
だから、お手伝いを頼むと喜んでします。
確かに子供に手伝わせると、反って時間がかかり仕事の手間もかかり仕上がりも悪くなるかもしれません。
でも、そこは子供の経験と成長のためとがまんしてください。
逆に全て大人がやってしまうと、せっかくの学びのチャンスを奪ってしまうことになります。
子供は失敗を繰り返し、その中でそうすればいいかを考え、またうまくいかなくて考え工夫し・・・。
このような経験が自分から考える練習につながります。
そして、自分の考えをもとに行動できる人間になります。
絶対に忘れてはいけないことは、子供たちの行動に対して「認めてあげる」ことです。
「すばらしい、よくできたね。」
「すごいこんなこともできるんだ。」
「あなたのお陰で助かったわよ。」
などと言ってあげましょう。
子供は最初に話した三つの欲求を満たされ、気持ちがよくなり、更に進んで何かにチャレンジしようとします。
自分に自信が付き、自分を肯定的に見なせるようになります。
この自己肯定感は学習においては非常に重要で、これがあるとないとでは学習効果に大きな違いが生じることが分かっています。
キャンプなどに出かけるのもいいでしょう。
グループで役割分担をし、みんなで協力しながら何かを達成するというのもいい経験です。
大事なのは大人が全て準備をするのではなく、それぞれが担当を決めて、子供がそれに責任を持ってやることです。
失敗してもいいのです。
それはそれで一つの経験であり、そこから学んだことはいい思い出としていつまでも心に残ります。
先ほども触れた通り、失敗は学びの大チャンスですから、むしろ全て完璧にできてしまうよりはいいのです。
このように自分から考え行動することが楽しくなると、それが苦ではなくなり、頻度が増せばそれが習慣になります。
こうして自分で考え行動する人間が育つのです。
このように子供に経験を積ませるときに注意しなくてはならない点があります。
それは否定的な言葉は使わないということです。
大人は子供のうまくできないことにイライラし、つい否定的な言葉を浴びせてしまいます。
そうなると、せっかくの子供のやる気が失せ、「どうせ無理。」「努力しても無駄。」と考えるようになります。
認められず、褒めてもらえず、役に立たないと感じられ、どの欲求も満たされなくなり、なかなか行動に移そうとしなくなります。
自分が取るに足らない人間に思えて、考え行動することも面倒になってしまいます。
自己否定ですね。
こうなると大きくなって直すのは大変です。
頑張る習慣もないので、勉強もモチベーションが上がらず、成績も改善しません。
そうならないように、小さい時からの習慣づけが大事なのです。
そこで、否定的な言葉が出そうになったときは「リフレーミング」をしてみてください。
言葉を発する前に一呼吸置き、もう一度肯定的に捉え直すのです。
行動しない→慎重だ
くらい性格→落ち着いた性格
好き嫌いが多い→食べてくれると嬉しい
と言うように言葉を置き換えるといいでしょう。
また、けなすのではなくアドバイスをあげるのだというのも肝心です。
できないことに「ダメな子ね。」と頭ごなしに人格否定しても何の利点もありません。
そうではなく、「ここをこうすればいいんじゃない。」とアドバイスをすれば、それは子供の成長につながります。
もちろんやってはいけないことに対しては厳しい態度で臨む必要がありますが、それも子供の成長が目的なので、子供にとってプラスになるような言い回しで話しましょう。
人間は本質的に知的好奇心が旺盛で学びたいものです。
そこをうまく利用しましょう。
自信を持って自分を肯定的に捉え、プラス思考で学習できるように、前向きな言葉で子供を励まし、自分から考え行動できるように育てましょう。
2019.02.04
二月は天体イベントがいっぱい。この機会に星空を眺めてみませんか。自然に触れて好奇心を育ててほしいと思います。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは学びの中に感動を与えられればと考えています。
色々なことを実際に体験し、不思議に思ったり感動をしてほしいと思います。
好奇心をくすぐり積極的に学びに取り組んでほしいからです。
昨日、我が家の娘も大好きなプリキュアの新シリーズが始まりました。
今回のテーマは宇宙だそうです。
主人公の女の子は星を見るのが大好き。
天体望遠鏡を眺めながら星を記録し、オリジナルの星座を楽しんでいました。
これは非常にいいことだと思います。
是非子供たちにも同じように星を眺め、宇宙の神秘に触れ、その思いをはせてくれるといいです。
先月は部分的月食がありました。
天気の関係で見れなかった方も多いと思いますが、それには様々な天体イベントが目白押し。
今月もいくつかありますので、ご紹介します。
時にはすべてを忘れ、無心で星の織り成すエンターテイメントを楽しんではいかかでしょうか。
2月19日、木星と金星の大接近
今月の中旬には木星と金星の大接近があります。
大接近と言っても実際に近づくのではなく、地球からの見掛け上の大接近なのですが、二つの星は満月2個分ほどの距離に近づいて見えます。
金星は宵と明け方しか見えないので、観測できる時間が限定されます。
19日の5時半ごろ、南東の空の低い位置に見えます。
どちらも目立つ星なので肉眼でも見えなくはないと思いますが、できれば望遠鏡や双眼鏡があるといいでしょう。
2月20日、今年最大の満月
20日には、今年代々の満月が見られます。
月はいつも同じ距離で地球の周りをまわっているわけではありません。
楕円軌道を描いています。
だから一番近い時で約36万㎞、一番遠い時で約40万㎞になります。
距離が近いと当然見た目の大きさも大きくなり、近年ではスーパームーンと呼ばれています。
今年は19日の18時頃に月が最接近し、満月になるのは20日の深夜1時ごろです。
ちなみに今年最少の満月は9月14日で、見かけの直径は14%も違います。
一割以上も違うんですね。
2月27日、水星が最も高く昇ります
2月27日には水星が太陽から最も離れます。
最も地平から高くなるので観測しやすくなります。
金星と同じく水星も地球の内側の軌道を回っているため、宵と明け方しか見えません。
東京では2月23日から3月3日にかけて、日没後30分に高度が10度を超え、西の空に見ることができます。
-0.8等星から0.5等星(星の明るさを表す単位で数字が小さいほど明るい)で、かなり明るく輝いているのですが、まだ太陽の残光が残る時間なので見つけるのは大変かもしれません。
双眼鏡か望遠鏡の用意をしておくといいです。
2月28日、月と木星の接近
未明から明け方に南東の空で月と木星が並んで見えます。
その右手にはさそり座のアンタレスが、そして左下には土星や金星が見えます。
目立つ星が南東から南の空に集まりにぎやかになります。
夜空には毎月のように何かしら面白い天体ショーが見られます。
それらを見ながら色々なことを考えてほしいです。
忙しくゆとりのない生活をしているならなおさらです。
星には人の心をくすぐる不思議な力があると思いますし、未知なるものへの好奇心を楽しんでほしいと思います。
そうして広大な宇宙において、このちっぽけな自分がなぜ存在しているのだろうなんて考えるもの一興ではないでしょうか。
特に日本人には昔から自然をめでる習慣があります。
月を一晩中眺めながら酒を楽しむなんてこともしていました。
皆さんも先人の感動を共有してみませんか。
2019.02.03
今日は節分。実は入試などでよく日本古来の年中行事のことが出てきます。幼い時から経験として知っておくことは大事です。
今日は節分。
俗に言う「豆まき」ですね。
実は、節分に限らず日本の年中行事は入試や学力テストなどでよく出てきます。
国語や社会で問題の話題として、また、常識として聞かれることもあります。
伝統的な年中行事を通して日本的な考え方を知ることは、日本人というものを考え直すよい機会にもなります。
更に、今後ますます活発になるであろう国際交流においても、日本の伝統文化を紹介できることは重要になってくるでしょう。
試験のためという枠に縛られることなく、純粋に多彩な日本の行事を楽しみ、日本人の教養としてその意義を理解してほしいと思います。
また、親子間の会話のきっかけとしても年中行事は役立ちます。
年中行事を通し経験を共有し会話をすれば、親子間の距離も縮まり相互理解も深まります。
いじめなど子供が抱える問題の早期発見にもつながるので、親子の交流のためにも是非年中行事を家族でもやってほしいと思います。
最近はなかなか個人で年中行事をやることも少なくなってきています。
小学校や保育園でイベントとしてやったり、先生から教わったりしますが、せっかく日本人として素晴らしい伝統文化があるのだから、しっかりそれを活用し家庭の円満につなげられるといいと思います。
ただ楽しむのではなく、行事の意味や由来を理解し、日本人としての教養を深めるといいと思います。
因みに「節分」とは季節の変わり目の前日を示し、当然年に四回あります。
しかし、冬から春になる節目を一年の境目と見なるようになり、この2月の節分が注目されるようになりました。
中国から伝わってきた鬼払いの儀式と日本の儀式が交わり、豆まきの風習が始まったとされます。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられていたからです。
室町時代に豆まきはもう一般庶民の間でも行われるくらい普及していたようです。
節分のおまじないとして「柊鰯」があります。
焼いた鰯の頭を柊の枝につけ、魔よけとして飾ります。
これは鰯のにおいと柊のとげが、鬼を防いでくれると考えられたからです。
これは結構古くからあるおまじないで、平安時代の「土佐日記」の中にも登場します。
最近節分で特に流行っているのが「恵方巻」です。
元々関西の一部の地方の風習だったようですが、平成10年に大手コンビニエンスストアがビジネスチャンスとして恵方巻を全国に広めたようです。
今では海苔巻きに限らず、ロールケーキなども恵方巻のように見立て販売しているみたいです。
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンのように商人の商魂が日本文化に大きく影響を及ぼした例と言えますね。
それでは豆まきを楽しんで、良い一年になりますように。
くれぐれも豆や恵方巻の食べ過ぎには注意してください。
2019.01.31
東京都が調査を始めて以来、インフルエンザ患者数が最高に!小学校低学年の児童や園児を中心に大流行!葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの健康を考えます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは度々インフルエンザの予防を呼び掛けてきました。
今年は例年より暖かいから大丈夫かと思っていましたが、ニュースによるとインフルエンザがの患者数が、東京都の調査で過去最高に達したそうです。
10歳以下の児童、園児でほぼ過半数になり、いかに大流行しているかが分かります。
学級閉鎖も出ています。
これまではB型が流行っていましたが、今はA型が数を伸ばし始めているようです。
くれぐれも気をつけてください。
これから本格的な受験シーズンになります。
ここで病気になり、テストを受けられなくなると泣くに泣けない結果となります。
休まないにしても体が本調子でなければ実力を発揮するのは難しくなります。
勉強は今まで十分やってきた。
これまでの努力を無駄にしないでください。
この時期は学力を伸ばすよりも、身に付けた力を本番で100%出せるようにすることに集中すべきです。
もちろん体調管理もその一つで、むしろ、こちらの方が今は大事です。
インフルエンザにかかると強制的に学校を5日は休まないといけません。
そして、医者の許可が出て初めて登校が可能になります。
いくら元気そうであってもこの期間は学校に行けないのです。
当然入試も受けられません。
今ではそのような受験生に配慮して、インフルエンザに限り都立高校入試などでは再試験を認めているようですが、こちらの方がずっと狭き門なので、やはり病気にならないのが一番です。
(合格を認められるのは各高校一名くらいです。)
従って、予防と休息をしっかりし、体調を整え、試験本番でベストな状態にもっていくことを第一に考えてください。
今、慌てて勉強するようでは遅いし、大して身に付くものではありません。
むしろ腹をくくって、コンディションを整えることに力を注いだ方がいいでしょう。
最後にもう一度、インフルエンザ予防のポイントです。
1.うがい手洗い(アルコール殺菌)
2.マスク
3.十分な睡眠休息と栄養補給
4.予防接種
5.適度な湿度
6.早目の対応(医師による診察)
7.日に当たり適度な運動
受験生はあと少し。
気をつけて、悔いのない受験をしてください。
2019.01.28
学力は母親で決まる?どういうことでしょうか。最近話題になっているようですが。
先日、テレビで学力は母親によって決まると言っていたそうです。
つまり、子供が勉強できないのは母親のせいだということらしいです。
最近話題になっているようですが、今日はこの件に関して考えてみたいと思います。
この点に関して、その根拠は次の二点だそうです。
1.文科省の調査結果による統計学的根拠
まず最初の理由は文科省が公表した調査結果です。
学力の指標として使われたのは「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」で、調査対象は小学6年生から中学3年生までの約100万にです。
そして、これに伴い小6と中3の保護者の中から14万人を選びアンケート調査が行われました。
両親の年齢や収入、最終学歴、ポランティア活動や地域活動への参加や子供との会話の内容まで多岐にわたり調査されました。
ここから分かったことは次の通りです。
中3の数学の問題に関して、父親の採取学歴が高校・高専だと子供の平均正答率は60.4%に対し大学だと74.6%に上り、14.2%の差があります。
一方、母親については全社が59.1%で校舎は77.7%になり、その差は18.6%となり父親よりも差がついてします。
同様に小6でも、父親での差が12.8%、母親で17.5%になりこちらでも母親の学歴ほうが子供の学力との相互関係がるように思えます。
これに関して、「子供と接する時間の長さが影響している」と分析しています。
高学歴の親ほど教育に対する意識は高く、母親は特に子供と一緒にいる時間が長いので、母親の教育観がより子供の学力への影響が多いということらしいです。
ちなみに、ジェンダーロールが逆で、母親が働き父親が専業主夫の場合でも、母親による教育の方が子供の学力に影響を与えているようです。
このことに関して、高学歴の母親は自分の経験や周囲の人の状況から、学歴の有用性を認識しやすく、その分教育により熱心になるのではないかを分析しています。
2.遺伝に関する研究の成果
二つ目の根拠は遺伝に関する研究の結果です。
これによると、子供の学力の限界は生まれてからの学習努力よりも、母親からの遺伝によるところが大きい可能性がるということです。
親からの遺伝は子供に影響を与えますが、神経質、外向性、勤勉性など一部の性格は30%、運動神経は40%の遺伝率だそうです。
それに対して知性の遺伝率は50%以上で、他の要素に比べかなり高くなっています。
生後親によって作られる環境要因などを含めると、ほぼ100%親から受けつくものといても過言ではないそうです。
さらに脳の限界値は受精の段階で決まり、一部は潜在能力となるのですが、その発言は7~8歳までの環境によって決まるそうです。
これが脳の限界になり、教育でどれだけ伸びるのかが決まります。
いくら熱心に教育しても、脳の限界を超えた教育は効果がないとも言われています。
しかも、知性の遺伝は両親から等しく遺伝するのではないそうです。
ラットを用いた研究では、本能や情緒、自立神経活動は父親から遺伝するのに対して、記憶や思考、そして知性を扱う大脳皮質はほとんど母親由来だそうです。
これが人間にも当てはまるか現在研究中ですが、その可能性は今のところ否定できません。
また、別の研究では知性をつかさどる大脳皮質の遺伝子は、母親から受け継がれたときのみ機能するらしいです。
父親から遺伝子を受けついてもほとんど機能しないそうです。
これは、この遺伝子がX染色体上にあるからで、女性は両親からX染色体を受け継ぎますが、男性は母親からしかこの遺伝子を受け継ぎません。
そのため、男子の方が女子より母親の知性の遺伝の影響が大きくなるのです。
これが「子供の勉強の結果は母親次第」と言われるゆえんです。
これによると、いくら努力しても母親で子供の学力は決まってしまうので無意味という希望のない結論に至るような気がします。
果たしてそうなのでしょうか。
文科省の調査も科学的研究成果も100%そうだということになっていないことに注意してください。
人間の知性はそれほど単純なものではありませんし、何をもって知性とするかも複雑なものです。
今回のことで勉強の責任をすべて母親のせいにしてほしくもないと考えます。
人間の素晴らしさは可能性ですし、はやり努力すれば、しないより成果があると思います。
特に可能性に満ち溢れた若者がこれによって自分を否定することがあってはなりません。
例え今回のことが事実であっても、それで個人のすべてが決まるものではないと信じます。
2019.01.24
高校の推薦入試直前。面接試験や作文が課せられます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーが推薦入試のための面接指導や小論文の最終指導を行います。
もうすぐ高校入試が始まります。
都立高校の推薦入試と私立高校の入試がまず行われます。
そして、これらの入試では面接試験や小論文が課せられます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは、そのような受験生に対応した指導を行っています。
入試直前の最終チェックとして利用してください。
不安やよく分からないことがあれば、個別指導塾葛西TKKアカデミーまで、ご連絡ください。
もちろん、中学校でも面接の指導で入退場の仕方など教えてもらっていると思います。
しかし、面接や小論文は練習をすればするほどうまくなります。
逆に、全く準備していないと絶対にうまくいきません。
本試験じゃないからと言って甘く見ない方がいいですよ。
面接に関しては以前、コツをお話したので、今回は小論文についてお話します。
1.小論文や作文は読む相手がいることを意識して書く
当り前のことですが、小論文や作文は採点者によって読まれます。
つまり、自分の立場だけで書くのではなく、自分が読んだら分かるかな、読みたいと思うかなという点を意識して書きましょう。
自分ではわかるつもりで書いても、読む人は言葉足らずでさっぱりわからないということはよくあります。
具体的に明確にそして簡潔に書くのが大事です。
余計なことが多いと、何を言いたいのか焦点がぼやけてしまうからです。
たくさん書きたい気持ちは分かりますが、論点は一つにしましょう。
捨てる勇気も大切です。
2.綺麗でなくてもいいから、丁寧な字を書きましょう。
特に男子に多いのですが、何と書いているのか読めない字、本人は正しく書いたつもりでも間違っているように見える字はやめましょう。
読むか読まないか、どのように読むかは採点者の裁量なので、読み手が読みたくない字は書かないでください。
いじわるな採点者だとわざと間違って読み取り、減点にするかもしれません。
ここで誤解してほしくないのが、字は丁寧に書くのであって、書道家のようにきれいに書くのではないということです。
当然、書道家のような立派な字は書けないですし、読み手も期待していません。
でも、読める字を書くことが大切です。
つまり、一画一画をきちんと書き、面倒くさがって続けたり省略したりしないということです。
後、字の見栄えはその形や全体のバランスにも関係します。
ひらがなは漢字より大きめに書く。
ひらがなはそれそれにおおよその形があるので、それを意識する。
(「ふ」は△、「め」は〇、という感じで、その形に収まるように書きましょう。)
漢字は偏と旁など部分のバランスを考えるといいです。
そして字を書くときは、行の中心に上から下までの「線」をイメージして、その上に書くつもりで書きましょう。
3.いきなり書くのではない
時間がなくて焦る気持ちは分かりますが、いきなり書いてはいけません。
まずは、問題にある条件をしっかり理解しましょう。
この手の小論文や作文は何の意図もなく自由に書いていいという訳ではありません。
必ず条件があるのです。
これを抑えておかないと、いくらいい文章が書けても得点にはなりません。
条件が分かれば何を書くのか考えましょう。
箇条書きでいいので、頭に浮かんだことをメモしましょう。
そして、それらで関連付けられるものはあるか考えましょう。
そうやって内容をまとめていくと何を書いて、何を書かないかが決まっていきます。
そうすれば、次は構成を考えます。
何をどの順番で書き、字数配分を決めます。
以上を決めてから、書き始めましょう。
実際に書く時間は10分から15分あれば十分だと思います。
残りの時間はこれらの準備に当ててください。
思い付きで書くと、絶対にまとまりのない、何を伝えたいのか分からない文章になります。
これだと得点が低くなってしまいます。
遠回りに見えても、書くまでに内容を決めてしまった方がいいです。
他にもありますが、とりあえずこれくらいにしておきます。
もちろん、作家が書くような芸術的言い回しや、美しい表現は要りません。
内容はいたってありふれたつまらない文章でいいのです。
大事なのは論理展開や説得力です。
そこを採点者は見ているのです。
また、作文は必ず練習してください。
日本語だから書けると思ったら大間違いです。
やってみると意外と書けないものです。
逆に書けば書くほどうまくなっていきます。
他にも小論文や作文がうまくならない理由や上手になる方法はあります。
そちらは個別指導塾葛西TKKアカデミーまで気楽にご相談ください。
後少しです。
葛西TKKアカデミーは全ての受験生を応援しています。
力になれることがあれば、何なりとお話ください。
2019.01.22
先日、センター試験が行われました。総評をしてみたいと思います。
19日、20日にセンター試験が行われました。
個人的にテストの総評を行いたいと思います。
今年は去年の「ムーミン問題」のような混乱もなく、設問解答に関しては問題がないようです。
全体として社会がやや難しかったように思えますが、難易度としてはさほど平年と変わらないかと思いました。
私たちの時代と比べて図の読み取りなどが増えていますが、ここ数年の傾向としては特筆するものではありません。
教育改革に向けて、すでにセンター試験でも読解力と理解力を通じて考える問題が増えているからです。
ある記事によると平均点は5教科7科目900点満点で、理系576点、文系576点だそうです。
英語
リスニングはいつもと変りなく対話を聞いてイラストや数字などを選ぶもの、会話に関する質問に答えるものなどがありました。
音声内容は比較的聞き取りやすく、分かりやすかったのではないかと思います。
読解問題も対話からそれぞれの主張を読み取る問題、図表を見て答える問題、がありました。
それぞれの意図や図表の示している情報を素早く読み取ればさほど難しくはなかったと思います。
最後の物語もよくある形式の問題だったので、過去問をしっかりやっていれば大丈夫たったと思います。
数学
数ⅠAは各分野の難易度がかなり違ってしまったようなので、どの問題を最初にやるか、その問題に時間を割くかで結果が大きく変わったと思います。
問題は誘導になっていることが多いのですが、今回も出題者の意図をきちんと理解し、それに従って対応しないと難しかったかもしれません。
全体として難易度が上がった気がします。
逆に数ⅡBは難易度が下がった気がします。
全体的に計算も誘導も分かりやすかったと思います。
よくある典型的な問題が多かったと思います。
国語
こちらも全体的には読みやすかったと思います。
評論は分量、難易度共に減って読みやすかったと思います。
また、この文章を踏まえた生徒たちの話し合いに関する問題(最近よくあるパターン)ですが、こちらも分かりやすかったと思います。
古文は『玉水物語』からの出題でしたが、こちらも比較的分かりやすく、設問も難しくなかったように思えます。
理科・社会
理科・社会に関しては分野によって難易度が分かれたような気がします。
理科は実験観察に関する問題が多く、新しい「共通テスト」を意識したように思われます。
社会も図表を活用した問題が多く、単なる知識だけでなく、それらを活用して考える問題も増えた気がします。
資料を使った問題ではいくつかの新しい形式の設問があったため、その点において難易度は上がったと思います。
とにかく資料の読み取りと基本知識を結びつけ、的確な判断ができるかどうか正誤の分かれ目になったと思います。
これは普段から考えることに慣れていないといけません。
教育改革で「共通テスト」開始が明確になり、センター試験もそれを意識した設問形式に変わりつつあります。
これはここ数年続いている傾向です。
どの教科も普段から資料を読み取り、自分なりに考え、自分なりの結論を導き出すということに慣れていないといけません。
直前の詰め込み勉強が難しくなっているゆえんで、早い時期から準備した者がいい結果を残せます。
それぞれ結果に関しては一喜一憂あるかもしれませんが、もうセンター試験は終わってしまったので、いつまでもその結果を引きずるのではなく、気持ちを切り替えて次なる試験に向けて残りの時間を思い残すことなく使いましょう。
あと少しです。
頑張ってください。
2019.01.20
今年の都立高校入試の傾向
受験もいよいよ本番。
本年度の受験状況もだんだんはっきりとしてきたのでお話します。
本年度の受験生徒数は去年に引き続き減少。
ここ数年連続して受験生の数は減っており、少子化の影響です。
ただし、2020年度から今度は増加傾向になります。
これに伴い、都立全日制高校の全募集人数は240人減となっています。
因みに、公立中学校卒業予定者は334人減なので、門が相対的に狭くなっていると考えられます。
都立高校を第一志望とする者は減少し、私立を第一志望にする生徒が増加しています。
これは去年に引き続き、東京都版の私立高校の授業料軽減の拡張策による結果と思われます。
( 家庭年収約760万円相当以下は実質授業料無償化 )
私立通信制高校を希望する生徒がここ数年増え続けています。
平日に通学するタイプ ( 週1、週3、週5日 )、Webを活用した授業形態、多様なコースの設定など、生徒のニーズや状況に合わせていると人気です。
教育の多様化という意味では、個々の事情に合った受け皿が増えたことは喜ばしいのですが、通信制は自分をしっかり律しないと、強制度が低い分、ついつい怠けがちになるので注意が必要です。
よく考えて選択してください。
専門や特色がはっきりしている学科や人気のある学科(グローバル化、情報技術(システム)化、デザイン、美術、舞台表現、動物系など)を持つ学校、身につけた資格、技術、感性が自身の一生を充実させたり豊かにさせたりすると思える学科がある学校は倍率が高くなっています。
これも毎年のことですが、校舎を改築・新築した学校、またはこれから行う学校は人気が高まります。
直接勉強とは関係ないですが、高校三年間の学校生活を考えると、少しでも快適でありたいのでしょう。
同様に、制服をリニューアルした学校も受験生が集中する傾向にあります。
特に女子にとっては制服は大事で、学校選びも征服から入っていく生徒が多いです。
都立定時制単位制高校も去年と同じく倍率は高め。
これは募集人数が少ないところに多くの受験生が集まるからです。
生徒の多様性、不登校、学び直しに対応する期待度は高く、居心地のよさなどもあり、中退率の低下にもつながっているようです。
定時制の学費は全日制よりもかなり安いですが、公立高校の就学支援金制度(授業料無償に所得制限がある)で、授業料についての差はなくなっているケースが多いです。
総合学科(チャレンジスクール)はすでに分割募集を取りやめ、普通科も分割募集前期後期の募集割合を前期にシフトしています。
つまり、受験のチャンスが減っているのです。
今後も学級数を増やす予定なので、志望調査での倍率は緩和されていることが見込まれます。
倍率は平年並みか下がっているところがほとんどです。
先ほど話したように、私立に流れる受験生が多いのが原因でしょう。
以上が本年度の高校受験の傾向です。
願書提出はこれからですが、参考にしていただければと思います。
2019.01.18
明日、明後日は大学センター試験です。試験前の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは受験生の皆さんを応援します。
いよいよ明日、明後日は大学センター試験です。
東京では、この週末は天気も良く、雪の心配もなさそうなので良かったです。
センター試験の結果は大学入試に大きく影響します。
どの受験生もこの日に備えて、これまで一所懸命に勉強してきたことと思います。
そこで今日は、予定を変更して、試験前日の過ごし方についてお話します。
ここまで来たら、もうやるしかありません。
腹をくくって明日に備える。
直前に不安になって、教科書を一から開いて夜更かししてはいけません。
そんな付け焼刃をしても、大して結果は変わりません。
むしろ、寝不足で実力が発揮できない方が問題です。
つまり、前日は万全の体調に整えることを第一に考えてください
しっかり睡眠を取り、精神を安定させて、ゆとりを持って試験に臨めるようにすることです。
先ず、睡眠です。
早寝をして翌朝はスッキリ目覚めるようにしてください。
人間の脳が本格的に働き始めるまでに、起きてから2時間かかると言われています。
試験開始から逆算して、その2時間前には起きていないといけません。
気になって勉強したくなるかもしれませんが、ここは自分を信じて勉強から離れましょう。
どうしても見直したいときは、夜ではなく早朝にしてください。
それも細かいところを逐一チェックするのではなく、ざっと目を通すくらいにしてください。
もし緊張や考え事で寝付けなくなったら、無理に寝ようとせず、目を閉じてじっと横になってください。
それだけでも体はかなり休まりますから。
次に食事です。
朝食は食べ過ぎないように、腹八分くらいがいいです。
こってりとしたものではなく、あっさりとして消化にいいものを食べてください。
食べ過ぎると苦しくなるし、血液も消化に取られ、頭の方に回らなくなります。
食べる時間も試験直前ではなく、余裕を持ってゆっくり噛みながら、落ち着いて食べられるようにしてください。
出発について。
持ち物や着替えは前日に用意し、全てそろっているかチェックしておいてください。
当日に慌てて忘れ物をしてはいけません。
受験票など忘れても試験は受けられますが、その事実が精神的にダメージを与え、本領発揮できなくなることもあります。
当日はそのまま出かけられるようにしましょう。
そして、出発時間ですが、これも余裕を持って早めにするのがいいです。
電車が止まったり遅れたりすることもあります。
どんなトラブルがあるかもしれません。
だから早めに家を出て、どのような状況にも対応できるようにしましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら、落ち着いて試験会場か大学入試センターに連絡をしてください。
きちんと対応してくれるはずです。
会場には試験開始の30分から1時間前に付けるようにしてください。
テスト前に試験会場をぐるっと一周できるくらいの余裕があるといいです。
落ち着いて深呼吸して待ちましょう。
最後に、繰り返しになりますが、直前にじたばたしても仕方ありません。
実力以上のことはできません。
だから、本番で実力を100%出すことに集中してください。
やれることをやればいいのです。
そう開き直ると気が楽になると思います。
そして、「自分はできる」と自分に言い聞かせてください。
精神の当たれる影響は非常に大きく、どのように気持ちを持っていくかで結果が左右されます。
スポーツ選手もイメージトレーニングで、本番に精神状態を最高に持っていきます。
受験生の皆さんもそうしてください。
そして、明日うまくいかなくても気にしないでください。
気にして次の日もうまくいかなくなるのが一番いけません。
やってしまった試験の結果は変わりませんから、色々悔やんでも仕方ありません。
自分のやれることをしっかりやる。
それだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
しばらく寒くなります。
防寒もしっかりして、風邪などひかず万全の態勢でテストを受けてください。
葛西TKKアカデミーも受験生の皆さんを応援しています。
2019.01.17
度々ですが、インフルエンザが流行中!今週末はセンター試験。今は勉強より体調管理が第一!
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは度々インフルエンザの予防を呼び掛けてきましたが、流行が激しいようなのでもう一度訴えたいと思います。
昨日、保育園によると、私の子供のクラスはうちの子一人で、他の子はみんなお休みだったそうです。
火曜にインフルエンザで休んだ子供が半数以上でびっくりしましたが、とうとうこんな状況になったかと思いました。
今週末はセンター試験がありますし、これからどんどん大事な入試が行われます。
ここで病気になり、テストを受けられなくなると泣くに泣けない結果となります。
勉強は今まで十分やってきた。
この時期は学力を伸ばすよりも、身に付けた力を本番で100%出せるようにすることに集中すべきです。
もちろん体調管理もその一つで、むしろ、こちらの方が今は大事です。
東京都によると、12月まで着実に伸びていたインフルエンザの患者数は、冬休みに入って学校が休みになったこともあり、統計上は下がっていました。
しかし、新学期が始まると顕在化し、今後も数が増えることが予想されます。
小中学校を中心に感染者数が伸びています。
インフルエンザにかかると強制的に学校を5日は休まないといけません。
そして、医者の許可が出て初めて登校が可能になります。
いくら元気そうであってもこの期間は学校に行けないのです。
当然入試も受けられません。
今ではそのような受験生に配慮して、インフルエンザに限り都立高校入試などでは再試験を認めているようですが、こちらの方がずっと狭き門なので、やはり病気にならないのが一番です。
(合格を認められるのは各高校一名くらいです。)
従って、予防と休息をしっかりし、体調を整え、試験本番でベストな状態にもっていくことを第一に考えてください。
今、慌てて勉強するようでは遅いし、大して身に付くものではありません。
むしろ腹をくくって、コンディションを整えることに力を注いだ方がいいでしょう。
最後にもう一度、インフルエンザ予防のポイントを挙げます。
1.うがい手洗い(アルコール殺菌)
2.マスク
3.十分な睡眠休息と栄養補給
4.予防接種
5.適度な湿度
6.早目の対応(医師による診察)
7.日に当たり適度な運動
受験生はあと少し。
気をつけて、悔いのない受験をしてください。
2019.01.14
いよいよインフルエンザが本格的に流行し始めました。受験生は特に注意してください。病気になって受験できないではこれまでの苦労が無駄になります。
厚生動労相によると、先月と患者数が「注意報」レベルを上回り、インフルエンザが本格的にはやり始めたと発表しました。
一週間で10万人も患者数が一気に増えたそうです。
生徒の間にもインフルエンザで学校を休んだ人がいるようです。
これからどんどん広まり、学級閉鎖という事態になるかもしれません。
一般の生徒もそうですが、この時期一番注意しなければならないのは受験生です。
来週はセンター試験が行われますし、その後は入試の本番が立て続けに行われます。
インフルエンザにかかると一週間は自宅で療養しないといけません。
受験日に重なると当然試験を受けることはできません。
これまでの努力が水の泡になってしまいます。
このようなことは絶対に避けなければなりません。
だから、少しでも危ないなと思えば無理をせず、早目に薬を飲んで安静にしましょう。
ひどくなる前にお医者さんに診てもらいましょう。
もちろん予防が一番大切です。
先日話しましたが、もう一度お伝えしたいと思います。
1. マスクをする
自分がインフルエンザにかかった場合はもちろんですが、予防という意味でもマスクをしましょう。
インフルエンザには飛沫感染もありますので、マスクは口や鼻からウィルスを吸い込むのを防げます。
喉を潤す効果もあり、感染を防ぐ硬貨が高まります。
2. 手洗いとアルコール殺菌
インフルエンザのもう一つの感染経路は接触感染です。
だから、手洗いは重要です。
ウィルスは水やアルコールに弱いので、これは有効な手段です。
外出から戻ったとき、トイレから出たときなど、こまめに手を洗いましょう。
また、とってやパソコンなど人が触れるところもこまめにアルコールで拭いて殺菌をするといいです。
3. 加湿器などで湿度を上げる
ウィルスは湿度に弱く、湿度が50%を超えると活性が落ちるそうです。
加湿器で室内の湿度を上げるとウィルスの予防になりますし、喉を乾燥から防ぎ潤いを与えるので、喉を守ることにもなります。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すだけでも違います。
4. やはり体力は重要
勉強で寝不足になると免疫力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。
十分な食事を取らないで栄養が不足しても風邪にかかりやすくなります。
受験で忙しい時こそ、規律ある生活を心がけましょう。
5. 家に閉じこもりっぱなしにならないで、適度に外に出て、日の光を浴び軽い運動をしましょう
部屋にずっといると気分が滅入ってしまい、精神衛生上よくありません。
外の空気を吸って、頭をスッキリさせるといいでしょう。
日光を浴びると免疫力も上がるし、軽い運動で血行もよくなりストレス発散になります。
ただし、人ごみに入ると風邪をもらう可能性があるので、不必要に人が大勢いるところに行くのはやめましょう。
インフルエンザにかかったなと思ったらすぐにお医者さんのところに行きましょう。
適切に対処して早く治し、再び勉強に取り組めるようにしましょう。
風邪の引き始めは水分補給とビタミンなどの栄養補給をしっかりしてください。
ワクチン注射をまだしていない人も、いないよりはましなので、今からでも受けた方がいいでしょう。
2019.01.14
受験生にはいよいよ本番間近。この時期は何に注意して過ごすべきかお話しましょう。
三学期は特に受験生にとっては本番の時期です。
大学受験生はすぐにセンター試験がありますし、二月三月は大学の本試験が行われます。
中学高校受験生も推薦入試や本試験があります。
本番直前のこの時期はどのように過ごすべきか考えましょう。
一番大切なのは健康管理です。
どんなに勉強で頑張ってきても、体調を崩し本番で力を発揮できなければ意味がありません。
風邪などを引きやすい季節なので、マスクをしたり、うがい手洗いをして予防をしっかりしましょう。
また、少しでも体調が変だなと思えば無理せず、病院に行き、しっかり体を休めましょう。
生活のリズムを整え朝型にしましょう。
睡眠時間をしっかり取り、本番当日のことを考え、午前中に頭が回転するように調整してください。
勉強をしないと不安かもしれませんが、夜更かしをせず早寝早起きを実践してください。
どうしても勉強をしないといけないときは早朝にするのがいいです。
暴飲暴食を避け、食事も健康的で栄養のあるものにしましょう。
部屋に閉じこもってばかりでなく、適度に外に出て軽い運動をした方が頭が冴えます。
成功した自分を想像したり、合格した後何をするかなど、ポジティブで楽しいことを考えましょう。
イメージすることは大切で心の安定につながります。
常に自分に「できる」と言い聞かせ、自分自身に自信を持たせるようにしましょう。
とにかく普段以上に健康に気を遣い、心身ともに最高な状態に持っていってください。
勉強に関しても、この時期に慌てて新しいことを覚えようなどとしないでください。
今自分が身に付けていることを100%本番で出せるようにすることに集中した方がいいです。
今までやった問題集などを開き、ざっと目を通して自分がどの程度できるかの確認をしてください。
一度やった問題を繰り返すというのは、実は非常に良い勉強方法です。
新しい本を買う必要はありません。
一度やったからやる意味ないとは思わないでください。
意外とできないものです。
パッと見て「分かるな」と思えばやらなくていいです。
「あれ、どうかな」「不安だな」「分からない」と感じた問題だけやってください。
できればいいし、できなければ教科書や解答を見て確認してください。
こうやって自分のあいまいなところを直していくことに残りの時間を費やしましょう。
これが手軽で実力をつける勉強法です。
受験は本当に苦しいものです。
でも、そのくらいやらないと本番で実力が出ないし、後悔します。
自分の持てるものは全て出し切れば、必ずうまくいきます。
だから、付け焼刃で慌てて新しいことを勉強するのではなく、今まで頑張った自分を信じ、自分の力を全て出せるようにコンディションを整えることに尽力してください。
これがこの時期受験生がすべきことです。
あと少し。
頑張ってください。
応援しています。
2019.01.14
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは今年も皆様の力になりたいと考えています。
新年あけましておめでとうございます。
本年もこれまで同様、一人でも多くの子供たちの力になるべく頑張ります。
早速目の前に入試が迫っています。
受験生には最善を尽くせるように支えていきます。
一般生にも、勉強で困ることのないよう指導していきます。
無料の冬季講習、体験授業、まだまだ受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
小規模個別指導塾だからこそ、それぞれの事情に合わせ、授業内容から料金、時間帯まで、柔軟に対応できます。
これが葛西TKKアカデミーの強みです。
今年も葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーを宜しくお願い申し上げます
2019.01.14
今年一年、多くの方々に支えられてきました。大変ありがとうございました。年明けすぐに受験を控えています。個別指導塾葛西TKKアカデミーはこれまで同様、来年も生徒を第一に考え全力でサポートしてまいります。
本年中は多くの方々に支えれれ、誠にありがとうございました。
まだまだ十分ではありませんが、生徒たちの力になれたことを感謝しております。
常に生徒のことを考え、彼らの勉強したい気持ちを尊重し、親密に関わりながら勉強の指導をしてまいりました。
各家庭の事情や生徒の要望などを踏まえ、できるだけ希望に沿うように尽力しました。
この姿勢は今後も変わりません。
年が明ければ早々に入試があります。
個別指導塾葛西TKKアカデミーの受験生たちも最後の追い込みに入っております。
何とか全員の夢がかなうように、私も全力を尽くす所存です。
来年もまた多くの方々のご愛顧をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミー
塾長 溝渕 正樹
2018.12.20
勉強ができる子ってどのような子供でしょうか。葛西TKKアカデミーを始めこれまでの経験から、そんな子どもたちの特徴を考えてみましょう。
勉強ができる子供には、ある程度共通した特徴、環境があります。
つまり、このような環境を整えると自分の子供も勉強ができるようになる可能性があるのです。
1.自主的に勉強する
勉強ができる子は自分から進んで机に着き、勉強をしています。
そんな子どもは学校などから与えられた勉強以外のことも学ぼうとします。
勉強していて分からないときは、自分から調べて答えを見つけ出すのです。
特に現代ではパソコンなど調べるツールは豊富で、これらの使い方も自然と身に付けていきます。
実はこれからの社会では、勉強そのものも大事ですが、自分が分からないとき「自ら調べ答えが見つけられる能力」が重視されます。
今では学校でもパソコンの時間があったりしますが、このような子供は既に自分から身に付けているのです。
また、自主的に勉強する子供は学びに対する意識と意欲が高く、当然学習内容の吸収も早いです。
「そんなこと言われてもうちの子は勉強嫌いでとても自分からは勉強しません。」とおっしゃる方のいるでしょう。
そうなのです。
一度勉強嫌いになってしまうと非常に厄介です。
だから、そうならないようにすることが大事です。
「好きにならなくてもいいから、勉強を嫌いにならないように。」というのは私がよく口にすることです。
思い返してください。
だれでも最初から勉強が嫌いではなかったはずです。
それを勉強嫌いにしたのは何なのでしょう。
「勉強しなさい。」「なんでこんなのもできないの。」などと大人の強要する言葉や否定的な言葉ではなかったでしょうか。
大切なのはするように導くこと。
勉強するとどんないいことがあるかと夢を持たせたり、すっこしでもできたことを褒めて自信を持たせたりしましょう。
そうして勉強が習慣になると、自分から勉強するのが当たり前になります。
特に時間と場所を決めると、より勉強の癖が定着しやすくなります。
2.予習復習をしている
勉強ができる子は予習復習をよくしています。
自主的に学ぶ習慣のある子供は学びに対して貪欲となり、より深く学び、そしてより新たに学ぼうとします。
その手段の一つが予習復習となり、より学習成果を高めていきます。
事前に勉強するので分からない点が明白になり、学校で何を質問すべきか分かります。
自分の学ぶべきポイントがはっきりしているので、学校の授業から学ぶ効率も良くなります。
家に帰って一日を振り返り、もう一度やったことを見直すので記憶の定着も促進されます。
学習内容がその日の思い出として残るのです。
この結果、当然テストの結果もよくなり、自身をつけモチベーションが上がって更に自主的に勉強するというプラスのサイクルが生まれます。
3.保護者と一緒に学習する
保護者と一緒に勉強すると言っても心配しないでください。
別に保護者に先生になって教えろと言っているのではありません。
保護者がそばにいることで安心感が生まれます。
その日学んだことを聞いてあげると、子供は自慢げに話してくれるでしょう。
それに「すごいね。」などと相づちを打ってあげれば、子供は勉強することがもっと楽しくなります。
会話を通して子供の学習状況が分かり、つまづきや苦手などを早く見つけることができます。
そうすれば冬期に対策が取れるので、勉強が手遅れになることもないでしょう。
勉強そのものというより勉強の仕方のアドバイスをしましょう。
自分の経験や自分の学生時代に友達がやっていたことなどを話してあげてください。
参考になると思います。
また、親子で気軽に何でも話せる関係を作っておくと、勉強以外の学校で起きている問題、例えばいじめなども早く見つけられ、大人としても対応ができるというメリットもあります。
以前お話しましたが、これらがリビング学習の長所でもあります。
4.基礎的な学習を丁寧に面倒くさがらずにやる
勉強ができる子は基礎をしっかり身に付けています。
基礎的な学習は漢字の練習や九九のように退屈な繰り返しであることが多いです。
それを面倒くさがっていい加減にしていると、結局勉強の土台ができていないので、その後の応用もできなくなります。
逆にできない子供は基礎勉強を面倒くさがって、正確に丁寧に学習していません。
言われた通りせず自己流でやるので曖昧でその場しのぎになってしまいます。
学習内容が整理されて頭に入っていないので、他のことと取り違えたり混乱したりします。
楽をしようといい加減にすると、結局分かっていないのでもう一度やらないといけません。
二度手間になって反って苦労することになります。
早くても間違っていては意味がありません。
最初は急がせず、計算練習などの学習にじっくり時間をかけ、ノートも丁寧に書かせ丁寧にできるようにしましょう。
スピード練習していけば自然と身に付きます。
雑にやる習慣がつくと、後で直すのは大変です。
5.保護者や先生によく褒められる
先ほども触れましたが、人間やはり褒められるとやる気になります。
最近の教育では「自己肯定感」という言葉が注目されています。
自分に否定的な子供より、自分に肯定的な子供の方が伸びるのです。
怒られて自分に自信を失い、自分がダメな人間だと考えるようになると何をやってもうまくいきません。
上手くできないからやらない、やらないからうまくできないという悪循環に陥ってしまいます。
どんなに些細なことでもいいので褒めてあげましょう。
それが本人の自信につながり、勉強に対するやる気になります。
すぐに結果が出ないからと言って保護者はイライラせず、長い目で見てあげてください。
勉強や子供の成長というものは時間のかかるものです。
焦って不用意な発言で子供の芽を摘むことのないように気をつけてください。
以上のように、勉強できる子供な自主的に学んでおり、そこにはプラスの相乗効果があって、より学習結果を高めていくのです。
そして、そこで忘れてはいけないのが、親を始めとした周囲の大人たちのサポートが結果に大きく影響するということです。
子供のこと思う親の気持ちは分かります。
できなければ心配になりつい口うるさくいってしまうこともあるでしょう。
でも、深呼吸して一度落ち着いてから言動を考えてください。
その子供への愛情を正しい方法で表現しないと、逆効果になることをくれぐれもお忘れなく。
2018.12.17
まだ間に合う。冬期講習生徒募集中!何と新規生は無料!この機会に抜けや苦手を克服、受験生もお任せください。
今週末には冬休み場始まります。
二学期の成績を見て一喜一憂することと思います。
成績が良かった人も悪かった人も、葛西駅そば個別指導塾葛西TKKアカデミーにお任せください。
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この長期の休みを利用して自分の学力を上げていきましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは冬期講習を行います。
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学校から出された冬休みの課題に当てるのも結構です。
それぞれに柔軟に対応できる個別指導塾だからこそ、皆様に合った授業を提供できます。
また、受験生は本番直前の最後の頑張りとして、冬期講習を利用してください。
更に、自習はし放題で、授業でないときも勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問して構いません。
先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
しかも、疲れたら休憩エリアでお菓子とドリンクを自由にいただけます。
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上記以外にも、様々な授業の用意があります。
詳しくは葛西TKKアカデミーのホームページまで。
2018.12.16
時事問題を考えよう!
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは様々な角度から子どもたちの学びと成長を考えます。
時事問題(時事ネタ)というのは、学校の五教科とは直接関係ありませんが、これを考えることの利点がいくつかあります。
本日はそのことについて考えていきます。
1.受験対策として
受験において時事問題が関係するのは、推薦入試などで行われる面接でしょう。
自分について、中学生活について、高校ではどのように過ごしたいかなど聞かれますが、時には時事問題について質問されることがあります。
そんな時に「分かりません。」では元も子もありません。
時事問題を知っているということに加え、自分なりの問題に対する意見が求められます。
また、一般の入試でも近現代史や現代文では時事問題に関係するもの(さすがに試験直前の時事問題とはいきませんが)が出たりします。
2020年度から変わる大学入試においては、思考力が重視されるので、時事ネタに絡めた問題が出されることは想像に難くありません。
その時に時事ネタに対する予備知識があれば、解答はかなり容易になります。
以上の点において、受験の準備として普段から新聞やテレビなどのニュースで時事問題に目を通し考えることは重要なのです。
2.コミュニケーション能力と論理的思考力の向上のために
時事問題とは大人も共通して見られるので、それをもとに親子や友人同士で議論するのもいいです。
ニュースなどから正確に情報を捉え、必要であれば様々なツールで情報収集する。
これらの力は学校生活のみならず、社会に出てからも必要となります。
また、自分の考えを間違えなく相手に伝える、相手の意見を正確に理解することも、人生の中で大切な能力です。
従って、時事ネタを利用して読解力が高められると同時に、論理的思考、判断力、表現力といった現在文科省が新制度の入試において求める力の鍛錬にもなります。
文章や資料を読めば、データや文章を読み解く能力が高まり、語彙も増えます。
更に、議論に参加することによりメンバー内の造語理解と絆が深まります。
普段分からなかったが、この人はそんな風に考えるのだと驚かされるかもしれません。
親子同士であれば、子供との壁が低くなり、子供が何かの問題に巻き込まれたときの早期発見につながります。
3.知的好奇心を高め、勉強に興味を持たせる
これは葛西TKKアカデミーでは最も重視することの一つですが、時事問題と通して知的好奇心を高めることができます。
常に「なぜ」「どうして」という姿勢で時事問題を見ると、物事に興味関心がわいてきます。
クイズを解くように、自身で問題を掘り下げ、その背景を知ることもできます。
このようにして、一つのことをきっかけに多くのことを学べるのです。
そして、謎が解けたとき、達成感と満足感が生まれ、プラスの循環を生み、もっと学ぼうと積極的になれるのです。
人から言われる勉強は苦痛です。
子供にそう仕向ける大人も苦痛です。
本人が自主的に学んでくれれば、お互いにストレスを抱えることなく良好な関係を保つことができます。
このとき大人は「聞き役」もしくは「アドバイザー」に徹してください。
下手に答えを与えたり、自分の考えを押し付けるのは決してよくありません。
学習意欲を減退させ、逆効果になります。
求められたときに「個人的な考えだけど、こんな風にも考えられるのじゃないかな」という具合で、考え方の一例として提示するのはいいと思います。
こうして知的探求心を育てれば、全ての分野において楽しく自分から学んでいけると思います。
日本では家庭内で政治や社会の話をするのは場違いのように思われることがよくあります。
欧米は逆に家庭で積極的に話し合い、子供たちが社会の現実と問題を学びます。
よって、ご家庭でも遠慮なくこのような話題をしていいと思います。
時事ネタを通して社会や理科、国語などの勉強を深めると同時に、人間としてこれからの社会を生きていく上で必要な能力を身に付けられます。
家庭で協力して、子供たちの成長の手助けになってください。
2018.12.12
気温の変化が激しくなっています。風邪気味の生徒も増えています。受験生はいつも以上に体調管理に気をつけてください。葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの健康を考えます。
最近、気温の変化が激しくなっています。
先日、最高気温を更新したかと思えば、一転して昨日は最低気温で初雪が観測されたところもありました。
気温変化についてこれずに体調を崩す生徒も増えています。
特に受験生はこれから最後の追い上げにいそしむこの時期、体調管理は非常に重要です。
病気になってしまえば勉強どころではなくなりますし、ましてや当日試験を受けられなかったとなれば目も当てられません。
無理して試験を受けても、実力が出せなくなります。
特にインフルエンザには気をつけなければなりません。
インフルエンザの予防接種を受けたり、マスクをしたり、外出から帰ったら手洗いうがいを徹底したり。
できるだけ人ごみは避け、ウィルスをもらわないようにしましょう。
体が慣れていない季節の変わり目は特に、外に出る時は暖かい服装で風邪を引かないようにしてください。
ただし、室内にいる時は上着を脱いで汗をかかないようにしましょう。
汗が冷えると風邪の原因になります。
家族や友人など身近な人で風邪にかかっている人がいれば、マスクなどをしてもらい、うつされないようにしてください。
遠慮して言わないで、こちらが風になっては大変です。
受験勉強で忙しいとは言え、十分な睡眠は必要です。
体を休めないと病気に対する抵抗力が弱まります。
できれば6時間は睡眠時間を確保してほしいです。
また、十分に栄養を取り、バランスのとれた食事をすることも体を強くします。
特に風邪にはビタミン類が有効と言われています。
朝食を抜くということは絶対にやめてください。
朝、食事を取らないと体が目覚めず、脳もエネルギー不足で十分はたらかなくなります。
病気の予防と勉強の効率の両面から、食事と睡眠は気を付けなければなりません。
もしうまくできていないようでしたら、今の状況を記録し目に見えるようにしましょう。
そうすれば自分がいかに悪い状況にあるのかが分かります。
自覚すれば対策を講じることは簡単です。
また、勉強ばかりで家に閉じこもりっきりもよくありません。
休憩時間に軽い運動をすることは血行をよくし、免疫力も上がります。
後、精神的な健康も大事です。
不安とストレスの多い時期、気分転換などでうまく発散し、安定した精神状態でいることが大事です。
要は勉強と息抜きのメリハリをつけるということです。
長い受験勉強をやり切るには両方が必要です。
最後に、少しでも体調がおかしいと感じたら無理はせず、すぐに医師に診てもらってください。
早い対処が肝心です。
受験に悔いを残さないよう、体調管理にに気をつけましょう。
皆さん勉強頑張ってください。
2018.12.10
文房具紹介「学生to手帳」。大ヒットの学生専用手帳。そこには学生のためだけの工夫がいっぱい。学生に非常に使いやすい手帳になっています。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーがお勧めする文房具シリーズ。
今日は「学生to手帳」です。
世の中に様々な手帳がありますが、「学生to手帳」は学生に向けた、学生のために手帳です。
そこには学生が使いやすいような工夫がいっぱい。
「理想の未来を引き寄せる」をコンセプトに作られ、時間を有効に活用することでそれぞれの夢や目標を達成してほしいとの願いを込めて、ロフトと学研が共同で開発しました。
中高生をターゲットとして作られており、二年連続で完売するほどの大ヒット商品となっています。
因みにお値段は1500円でLoftで購入できます。
中身は「月間ページ」「週間ページ」「テスト記録表(別冊ノート付属)」「勉強計画表(別冊ノート付属)」となっています。
月間ページ
月ごとにテーマや目標を設定、実現したい事に向けた1ヶ月の計画が立てられます。
「EVENT LIST」にはその月の部活やアルバイト、テストなど具体的な行事やプランを記入し、月末には気付いた点や来月に向けての改善点などを書き込みます。
この一ヶ月を振り返ることが、その後の学習や目標達成に役立ちます。
週間ページ
この手帳の最大の特徴がここです。
何と大胆にも9-16時カット。
学校の授業時間だからです。
その分、学校に行く前の朝時間と放課後の時間帯を広く取り、この手帳が学校時間外の活動に特化していることが分かります。
勉強だけでなく遊びの予定もしっかり立て、また、一週間を振り返ることもできます。
この振り返りにより、無駄な時間や時間の使い方の反省ができ、次からはより効率のよい計画が立てられるようになります。
テスト記録表
模試や定期試験の結果を記入するテスト記録表です。
科目別の得点や平均点、偏差値や学年順位などを記録し、それをグラフ化することで自分の強みや弱点が視覚的に分かります。
また、自己分析欄では原因分析と反省、次に向けての課題を記入することができます。
自分の学習の歩みが一目で分かり、実力がついて来ているのかなど、成長の具合もすぐに分かります。
まさに学生向けのページです。
勉強計画表
日々の勉強やテスト前の学習内容が記録できます。
自分で何の勉強をどのくらいの時間するか考え、それが実際に行えたのか、目標を達成できたのか分かります。
こうやって自分の学習状況を反省し、更なる向上につなげることができます。
計画通りできれば自分の自信にもつながりますね。
このようにただ予定を書き込むだけでなく、自分の立てた計画を振り返り改善していけるようにこの手帳はできています。
そしてこの習慣を学生のうちに身に付け、将来社会人になっても役立ててほしいと考えられています。
つまり、スケジュール管理などの手帳本来の目的とともに、学生に手帳活用術を身に付け、さらに「計画→記録→見直し→計画」のサイクルを習得することを目指して作られているのです。
「現在」と同時に「将来」にも役立つものですね。
メーカーの話によると完成までの多くの学生の声が取り入れられており、この手用の使いやすさの訳が分かります。
学生が使うシャーペンの筆圧や使いやすいフォーマットなど、結構考え込まれています。
この手帳を使って授業以外の部活や家庭学習、アルバイトや遊びなど、空いている時間を上手に使って、より有効な時間の活用を行ってほしいです。
手帳にすれば可視化されるので、とても便利です。
さらに驚くべきことは、この手帳は何と学生以外にも好評で主婦や会社員なども購入しているそうです。
皆さんも一度お手に取って、どんなに便利か実感してみてください。
そしてお子様のため、そしてご自身のために購入されてはいかがでしょうか。
2018.12.07
ネットで話題。都道府県を一文字の創作漢字で表してみました。初めて見るのに不思議と読める。
ちょっと面白い記事を見つけたのでご紹介します。
都道府県名を“一文字”で表現した漢字が「なぜか読める」と話題
作ったのは札幌市でデザイン学部を専攻している大学4年生のARAMAさん。
漢字をたくさん書くのは面倒くさいから一文字にしてしまえとばかりに、うまく作られています。
都道府県名さえ知っていれば初めてでも読めるように工夫したそうで、確かに読めます。
皆さんもお試しください。
全て分かりますか。
いつも話すことですが、想像力、発想力は勉強に限らず、生活すべてにおいて大切です。
これが創意工夫につながり、新しい発見などをもたらすからです。
このように今まで誰も思いつかなかったことを思いつくのは素晴らしい。
葛西TKKアカデミーでは生徒との対話を重視し、一方的に教えるのではなく、共に考え一緒に問題解決に取り組もうというのが基本姿勢です。
その対話の中で生徒たちの考える力を育むような問答をして学びを深めていきます。
多少寄り道になってもいいと思います。
確かにすぐにゴールにたどり着くのもいいですが、出発地と目的地しかない旅は楽ですがつまらないものです。
途中でいろいろあった方がいい思い出になるし、より洞察が深くなります。
勉強も同じように、ゆとりがあれば可能な限り紆余曲折しながら解答にたどり着いてほしいです。
そんな学びができればいいなと常日頃考えています。
今回の漢字も学習の中に生かすことが可能です。
漢字の仕組みやパターンを理解して、息抜きにオリジナルの漢字を作ったり、当て字を考えるのも楽しいでしょう。
他にもちょっとした工夫で勉強は何倍も面白くなります。
生徒たちが教科書の内容を飛び越えて、学びを楽しみ喜びを感じられるようになってくれればと思います。
2018.12.04
勉強にやる気が出ない。そんな時はこうしてみよう。
受験生は特に勉強も佳境に入ってきたところでしょう。
やらなければならないと分かっているんだけど、やる気になれない。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
解決方法をいくつか提案してみないと思います。
1.気分転換、息抜き
長時間続けて勉強するとやはり疲れてしまいます。
ふと疲労感に気づくと、疲れたということばかり気になってやる気がなくなってしまいます。
時間が限られているのは確かで、少しでも多く勉強しなくてはならないのは分かりますが、気分がのらないのに無理やりやるのも効率がよくありません。
ここは思い切って休憩をしましょう。
休むことで気分をリフレッシュし英気を新たに勉強に臨むと、より学んだものが頭に入ってきます。
人間の脳は運動によっても活性化されます。
ストレス解消と血行の促進により、記憶をつかさどる海馬という脳の部分が活性化します。
ただし、運動が激しすぎると肉体的に疲れ、反って勉強ができなくなるので、あくまでも軽い運動にとどめてください。
軽いストレッチや散歩などがいいでしょう。
ガム噛むと筋肉により脳が刺激され眠気を解消します。
また、英単語や漢字など「暗記学習」の場合には、身体を動かしながら暗記をすると、記憶に残りやすい場合があります。
これも、運動によって海馬が活性化されるためと言われています。
2.身の回りの整理整頓
勉強する環境も大事です。
身近に携帯やゲームなどが置いてあると、そちらに気がいってなかなか集中できません。
また、勉強に必要なものが散らかっていると、いざ必要な時にすぐに見つけられず時間を浪費してしまいます。
逆に、環境が整っていないと勉強できない(しない)言い訳になり、勉強しないことを正当化してしまいます。
そうなると、それを理由にやる気が出ないことも正当化してしまいます。
苦しい時に逃げる口実となって、勉強をしないことは仕方ないことと考えてしまいます。
これではいけません。
そうならないためにも勉強に適した環境を作ることは大切です。
3.現状を理解し計画を立てる
勉強をしようとしても何をやればいいのか分からない。
何からすればいいのか分からない。
そうなると勉強に手がつきません。
まず目標を確認し、次に自分のいる現状を考えます。
この二つをつなぎ、ゴールから逆算して自分の計画を作りましょう。
計画ができたら、それを守りましょう。
何をすればいいか分からないと、やる気を出す理由もなくなります。
毎日のスケジュールがあれば何をするか明確に分かります。
勉強にも取り掛かりやすくなります。
4.目標を達成した時のことを考える
よくスポーツ選手がしますが、目標を達成した自分をイメージするのです。
そうすると今勉強していることのメリットが分かります。
それがモチベーションを高め、やる気を出させてくれます。
メリットは大きなものでなくても構いません。
身近で手に入れやすいもの、小さなものでも結構です。
5.脳を休ませる
脳は体の中でも大量のエネルギーと消費する組織です。
長く勉強すればやはり疲れます。
だから脳を休めることは大切です。
脳の疲労がたまると勉強の効率も上がりません。
勉強が忙しくて時間もないのも分かりますが、十分な休憩は必要です。
長い目で見ると、脳のコンディションを整えた方が勉強ははかどります。
理想としては、どんなに忙しくても6時間睡眠はほしいです。
記憶のためにも十分な睡眠は必要です。
糖分を取ることはエネルギーを補給にもなります。
本人のやる気が出ないとき、「勉強しなさい。」と強く言うのは逆効果です。
よく「今やろうと思ったのに。もうやる気がなくなった。」とかえってやらないことを正当化する理由に使われます。
本人が勉強に手がつかないようでしたら、むしろ寄り添いその原因を一緒に考えてあげるのがいいでしょう。
明確に原因が分かれば対応策も考えられます。
分からなくても、一緒に悩んでくれた、苦しみを共有してくれたと思えば、安心感が生まれ勉強に取り掛かるようになるかもしれません。
この時期は特に苦しい時期です。
苦しみを和らげ自分が一人ではないと思えることが、この苦境を乗り切るには必要です。
大変ですが心の支えになってあげてください。
2018.11.30
高校の期末テストが近づいています。定期テスト前恒例 塾無料開放!テスト対策実施中!葛西TKKアカデミーで勉強して、点数アップしましょう!
先日、中学の期末テストが終わったところですが、今度は高校の期末テストが始まります。
そこで恒例となりましたが、葛西TKKアカデミーでは、テスト対策と称して全ての生徒のために塾を無料開放します。
いつでも自由に来て、勉強してください。
課題を済ませたり、テスト前の練習問題をしましょう。
テスト範囲で分からないことがあれば何でも聞いてください。
丁寧に分かりやすく指導します。
分からないところをなくし、万全の体制でテストに臨めるようにお手伝いします。
平日に学校帰りに立ち寄っても結構です。
週末も開いていますので、遠慮なく来てください。
図書館や喫茶店では席がなかったり、色々落ち着かなかったりと大変です。
リラックスした雰囲気の中、やさしい先生が楽しく分かりやすく説明してくれますよ。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中して勉強ができます。
いらした全ての生徒の勉強のお手伝いをします。
遠慮なく質問してもらって構いません。
しかも無料!!!
タダで勉強を教わっちゃいましょう。
こんなお得なことはありません。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
この機会をお見逃しなく。
2018.11.29
図画工作など他塾でない授業も行います。個々のニーズにお応えする個別指導塾葛西TKKアカデミーは五教科のみではありません。
生徒一人ひとりに合わせた授業を提供する個別指導塾葛西TKKアカデミーは、他塾にはない授業も行います。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは、皆様の要望に可能な限りお応えすることをモットーとしております。
よって五教科だけでなく、他塾ではやらないような教科の指導も行います。
ということで、そんな一例として現在、図画工作の指導も行っています。
写真は授業で扱った自動車や飛行機の工作、水彩画です。
生徒も非常に楽しんでいます。
今まで平面的でしか描けなかったのが、立体を意識できるようになったり、色を一色でべったりと塗っていたのが、一つ一つの陰影や質感まで考えられるようになりました。
ピンセットや紙やすり、ニッパーなど触れたことのない道具も器用に使えるようになりました。
経験を積めばもっと上手になることでしょう。
他にも折り紙やクレヨン画もやりました。
今後も様々なものを作っていきたいと考えています。
作品を作ることを通して特に発想力を育み、道具の使い方も身に付けてほしいと思います。
これらは授業以外でも、生活の色々な場面に役立つものだからです。
多彩な授業内容が自慢の葛西TKKアカデミーは、他に作文指導や面接の指導なども行っています。
直接学校の教科に関わることだけでなく、何でもご相談いただきたいと思います。
全ての人の力ないなりたいと考えていますので、気軽にお問合せください。
2018.11.07
冬期講習生徒募集中!何と新規生は無料!冬休みを利用して、皆様の勉強のお手伝いをします。特に受験生は冬休みをどう過ごすかで、合否が分かれます。この機会をお見逃しなく!
来月には冬休みが始まります。
この長期の休みを利用して、葛西TKKアカデミーは冬期講習を行います。
小学生から高校生まで対応いたします。
冬休みの課題をするもよし。
今まで学校で分からなかったところの確認をするもよし。
新学期に向けて予習をするのもいいでしょう。
また、受験生は本番直前の最後の頑張りとして、冬期講習を利用してください。
更に、自習はし放題で、授業でないときも勉強ができます。
もちろん分からないところは遠慮なく先生に質問して構いません。
先生が親切丁寧に教えてくれます。
家ではなかなか勉強しづらいと思いますので、葛西TKKアカデミーを第二の勉強部屋として使ってください。
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・入会費20000円が無料!
・自習し放題!
つまり、無料で冬期講習が受けられ、更にキャンペーンと紹介割引を利用すれば、何と個別指導でありながら授業料が一万円以下になることも可能!
是非、お見逃しなく。
特に中学三年生には受験に向けた授業を準備しております。
一般入試に加え、推薦入試のサポートも致します。
進路相談も承りますので、
進学にお悩みの方は気軽に葛西TKKアカデミーにいらしてください。
上記以外にも、様々な授業の用意があります。
2018.10.31
今日はハロウィーン、日本でもお馴染みになってきましたが、そもそもハロウィーンって何でしょう。
クリスマス、バレンタインデーに続き、日本でもハロウィーンが定着しつつあります。
最近では毎日のようにニュースで仮装した人たちが町を練り歩くのが見られます。
ところでハロウィーンとは何なのでしょうか。
単に仮装を楽しむ日ではありません。
ハロウィーンはケルトのお祭りが起源と言われています。
10月31日はケルト人の大晦日に当たり、この日に秋の収穫を祝うお祭りが行われていました。
この一年の終わりの日の夜に、死者の魂がこの世に戻り、また魔女や悪霊が悪さをするとも信じあれ、悪魔払いの意味合いもありました。
時代が下り、このお祭りとキリスト教が融合してハロウィーンになったと言われています。
11月1日は「万聖日(諸聖人の日)」というカトリックの祝日で、全ての聖人と殉教者を記念する日とされ、キリスト教でも死者の魂がこの世に戻ってくると考えられています。
魂が帰ってくるという意味では、日本のお盆に似ていますね。
この日にお墓参りをしたり、亡くなった人に祈りを捧げたりします。
なぜ仮装をするのでしょうか。
死者の魂と共に、悪霊や魔物もこの世にやってきて、この世の魂をあの世に連れて行こうとすると考えられています。
よって、お化けの格好をして仲間を思わせて、自分の魂が連れていかれるのを防ぐのです。
だから、女子高生やマリオやスーパーマンなどの仮装は意味なさそうですね。
「トリックオアトリート」はどうして始まったのでしょうか。
元々ヨーロッパで、仮想した子供たちが歌いながら、さまよっている魂のために、「ソウルケーキ」という干しブドウ入りのパンを一軒一軒訪ねらながら集める習慣がありました。
そして、何も差し出さないとこの子供たちや霊がいたずらをすると考えられていました。
1900年代初期にある子供が「Trick or Treat!」と言い出し、1952年のディズニーアニメの中でこのセリフが使われたことにより、世界中に広まったとされます。
仮装をする人は増えていますが、日本ではまだ家を練り歩いてお菓子を集める子供は少ないですな。
各家庭もお菓子を用意していなかったりして。
お菓子メーカーはハロウィーンパッケージのお菓子を盛大に売り出していますし、お寿司など関係のない業界も便乗しようと頑張っていますね。
日本ではバレンタインデーと同じように商魂あってのハロウィーンでしょうか。
お祭り好きで宗教に節操のない日本では、新たな騒ぎの口実としてハロウィーンが広まって見えます。
日常に楽しみを求めるのはいいのですが、くれぐれも行き過ぎのないように、マナーを守って楽しんでください。
こうやって異文化も取り込んで、人々の暮らしも変わっていくのだと実感しています。
お化けにいたずらされないように気をつけて、皆さんもHappy Halloween!
2018.10.23
生徒がドールハウスを作りました。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは図画工作の指導も行います。
本日は小学生の生徒がドールハウスを作ったので紹介します。
縦9㎝、横14㎝、高さ14㎝くらいの大きさですが、細部まで作り込まれています。
これは市販のものですが、生徒が強く希望したので作ってみました。
小学生には難易度が高いので、わたしも手伝いました。
この大きさで、クッキーやハーブの入った袋、メニュー表など小物もしっかり作りました。
どうしても細かい作業は大変なので、わたしがしましたが、それ以外のところは本人が一所懸命に頑張って完成させました。
特に壁や屋根の質感は最高にできたと思います。
建物の内部も精密にできており、完成品は見ごたえのあるものに仕上がったと思います。
本人も満足したようで、また別のを作りたいと言っていました。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、生徒の要望に可能な限り応じています。
この図画工作の授業も生徒の希望によるものです。
たまたま今回は難しいものをしましたが、普段は紙や木の棒など簡単なものでの工作もしますし、絵もクレヨンや水彩絵の具を使ったものも行っています。
技術の向上も大事ですが、色々想像し工夫して実現できるような指導を心がけています。
とにかく生徒が楽しんでもらえれば何よりと考えています。
皆様も、どんなことでも構いませんから、気軽に相談してください。
他の塾ではやらないようなことも、小規模個人塾なのでできる場合があります。
無茶ぶり大歓迎!
2018.10.12
日本語教育の必要な生徒の中退率が高く、進学率や就職率は非常に低いことが分かりました。彼らに対する支援の不足が原因と思われます。
先日、ニュースで文科省の行った調査結果について発表がありました。
日本語教育が必要な生徒に関するものです。
外国からの移住や帰国子女の生徒で、十分な日本語教育ができていない生徒がどのような状況にあるものかを調べました。
そこで分かったことは、日本語教育が必要な公立高校生のうち、9・61%が昨年度に中退していました。
2016年度の全国の公立高校生の中退率は1・27%で、日本語教育が必要な生徒は7倍以上の割合で中退していました。
また、高校からの進学率は平均の約6割で、就職する場合は平均の約9倍の確率で非正規の仕事でした。
言語の壁がこのような結果を生み、支援の不足が背景にあると指専門家は摘しているそうです。
在籍している学校が日本語教育が必要だと判断した子どもは、16年5月に全国の公立小中高校などに約4万4千人おり、過去最多でした。
このうち高校生は外国籍の生徒が2915人、日本国籍の生徒が457人の計3372人で、10年前の約2・6倍です。
近年は急増しており、調査対象となった昨年度は4千人近くが公立高校に在籍していたとみられます。
外国人労働者の増加などに伴い、日本語教育が必要な子どもは今後も増える見通しで、支援の必要性が指摘されています。
特に高校は小中学校と比べても不十分とされています。
このような生徒は日常会話は問題なくできるのに、(授業中の勉強の日本語は理解できていないことがよくあります。
これは、そもそも授業中に使っている日本語が特殊だからです。
よって、日常会話でがしゃべれるからと言って、先生の言っている内容分かるとは限りません。
やはり、専用の訓練が必要です。
上記のような生徒のために、葛西TKKアカデミーでは日本語教育も行っています。
言葉ができないから勉強についていけず、学校を辞めなくてはいけない、進学をあきらめなくてはならない、正規雇用もしてもらえない。
これでは子供たちがかわいそうです。
そのようなことにならないためにも、葛西TKKアカデミーは全ての生徒の支えになれるように頑張りたいと考えています。
2018.10.09
毎年恒例の「国語に関する世論調査」が発表されました。「なし崩し」の意味は分かりますか。本来のものとは違う意味で言葉を使っている人が増えています。
毎年秋になると文化庁による「国語に関する世論調査」の結果が発表されます。
いつも興味深く見ているのですが、言葉が本来のものとは違う意味で使われてることが増えているのが分かります。
今年もいくつかの慣用句や語句に関するアンケートが行われました。
そこからは日本語が変化しているんだということが分かります。
日常的に使っている言葉でも、実は意味が違っていてびっくりすることがあります。
皆さんは次の言葉の意味が分かりますか。
檄を飛ばす
やおら
なし崩し
「檄を飛ばす」は「自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること」で正しく回答した人は全体の22.1%で、本来の意味ではない「元気のない者に刺激を与えて活気付けること」を選んだ回答が67.4%となりました。
また、「やおら」は本来の「ゆっくりと」という意味を答えた人が39.8%で、逆の「急に、いきなり」と答えた人が30.9%でした。
いずれも以前よりも間違った意味を答えた人が減っていますが、それでも少しで全体の誤答率は以前として高いです。
今回新たに「なし崩し」に関する調査も行われました。
「借金をなし崩しにする。」などと使いますが、間違った意味の「なかったことにする」と答えた人が65.6%で、正しい「少しずつ返す」の19.5%を大きく上回っています。
非常に興味深い結果でしたが、皆さんはどうでしたか。
正しい意味を言えましたか。
更に、新しい言葉の使用についても調べてありました。
ほぼほぼ
後倒し
上から目線
タメ(タメ口)
立ち位置
ガチ
どれも高齢層では使うことがないようですが、若年層ではかなり普及しています。
私も「後ろ倒し」は聞いたことがありませんでした。
このように世代間で言葉の使用が異なるのには、日本語特有の事情があるみたいです。
日本語は変化の激しさで、世界的にも珍しい言語です。
大陸の国では、侵略されるたびに言語が奪われる経験があり、アイデンティティとして自分の母語を守ろうとする傾向が強いのですが、日本ではそのような経験と心配がないからか、逆に変化を楽しみ、わざと新しい言葉を生み出しているように思えます。
毎年「流行語大賞」が決められるくらい次から次へと言葉が生まれ、そして死んでいくのです。
和歌や俳句、回文やダジャレなど、日本人は伝統的に言葉遊びが本当に好きです。
このような文化を持つ日本語を大切にしたいと思います。
ただ、個人的に気になることは、言葉の変化よりも言葉の貧困です。
以前触れたことがありますが、日本人の言葉の数が減っているように思えます。
その原因は現代特有の環境(SNSなど)や合理性、意味だけ伝わればいいという考え方などがあると思います。
しかし、いつも同じ表現では微妙なニュアンスが伝わりません。
最近の若者はその点はあまりこだわらないようです。
美味しくてもまずくても「やばい」ですから。
でも、言葉はそのまま思考に結びついているので、言葉の貧困は思考の貧困につながります。
白か黒しか言えなければ、感情も怒るか笑うの極端の二択になってしまいます。
しかし、現実はその中間に幅広いグレーゾーンがある訳で、そこがつかみ取れなくなってしまいます。
社会生活を考えたとき、言葉の豊かさは非常に重要だと思います。
この調査は他に、「国語や言葉への関心」や「句読点や符号の使い方」「メールの書き方」「外来語についての意識」などについて結果も公表しています。
興味のある方は文化庁のサイトをのぞいてみてください。
2018.10.06
図書紹介『英単語の語源図鑑』。英単語を覚える時、同じ部分を持つものが多いなと感じたことはありませんか。その理由を知ると単語が覚えやすくなります。
本日紹介する図書は、清水健二著『英単語の語源図鑑』です。
英語の勉強をするとき、共通する部分を持つ単語が多いなと感じたことはありませんか。
export express expand
attention observation condition
他にも「ad」「im」「ment」「er」「sion」など。
実はこれには意味があるのです。
それはどのようにしてこれらの言葉ができたかを考えると分かります。
例えば「ex」は「外へ」という意味を持つ接頭語、単語の頭について意味を受け加える言葉です。
ex+port(運ぶ)・・・輸出する:国の外へ運び出す
ex+press(置く)・・・表現する:自分の中から外へ印象を置く
ex+pand(広げる)・・・拡張する:外へ広げる
こうすると「ex」のついている言葉は共通の意味を持ち、まとめると一度にたくさん単語が覚えられます。
記憶するには意味づけが重要ですから、語源を知ることは有効です。
ここから他の単語に結び付けて、更に単語を覚えることができます。
先ほど「export」をしましたが、「ex」を「中へ」という意味の接頭語「im」に変えると「import」となります。
「port」は「運ぶ」でしたから、「中へ運ぶ」という意味になり「輸出する」という言葉になるのです。
『英単語の語源図鑑』はこのような語源と結びつけながら、英単語を説明してあります。
しかも、「図鑑」とあるように、言葉の本でありながらイラストをふんだんに使っているので、非常に分かりやすくなっています。
このように一度にたくさんの英単語が覚えられますし、イラストがあるので印象に残り覚えやすくなっています。
語源から言葉の本質が分かるので、その基本的意味から派生した他の意味も理解できます。
こうして意味を持たせた言葉は脳が記憶しやすいので、単なる丸暗記よりも効率よく身に付けることができます。
収容単語数は1000ほどですが、基本的な言葉が多く、第一歩としては十分でしょう。
今後も続編を出版し語数も増やすようです。
英語中級車でも、この本を使って単語を見直すとより理解が深まり、「そういう訳だったのか。」と実感納得することができるでしょう。
初級の方のみならず、単語を見直し整理をされたい方、基礎単語を増やしたい方にもおすすめです。
2018.10.03
日本人がノーベル賞を受賞しました。受賞した本庶教授の言葉は学びの本質をついていました。
先日、ノーベル医学・生理学賞で日本人の本庶教授が受賞されました。
本庶教授は免疫学の権威で、免疫細胞を利用した、がんの新しい治療法を発見しました。
これまでがん治療は、外科手術、薬物療法、放射線治療の三つでしたが、それぞれに問題も抱えていました。
これらに第四の治療法として、本庶教授の療法が加わりました。
患者自身が持っている免疫細胞を活用し、がん細胞を攻撃し治療する。
元々がん細胞は自身の細胞なので、免疫細胞はがん細胞を攻撃することはできませんでしした。
これを薬品により攻撃できるようにしたのです。
このようにして患者の本来持っている力でがんを撲滅する治療法を生み出したのです。
今回の受賞に伴い、行われた記者会見の中で興味深い言葉が聞けました。
研究に当たり大切にしていることを聞かれたとき、「何か知りたいという好奇心」と「簡単に信じない」とおっしゃっていました。
この二つは当塾でも大切にしていることで、勉強もただやるだけの作業にならないよういつも心がけています。
だから、人間本来持っている知的好奇心を大切にし、それを刺激し満たすことを目指しています。
そうすれば勉強も楽しくなりますし、理解も深まります。
学ぶ喜びを大事にしたいと考えています。
現在の教育では、様々な制約や条件でこれが経験しずらい環境にあると思います。
効率と結果ばかり求められ、勉強の本質まで掘り下げる余裕がなくなっています。
その他、物理的条件など様々あり、みんなが楽しめる学びは難しくなっています。
今回の受賞で、社会的にこの点の改善がなられるといいと思います。
二つ目の「簡単に信じない」というのも大事です。
今の生徒は従順すぎることが時々あります。
言われたことを素直に受け入れ、言われた通りする。
それはそれでいい子なのですが、従うことばかり身に付いてしまうと、自分で考えることができなくなってしまいます。
この言葉は全てを疑えと言っているのではありません。
とことん追求し、本当に自分が納得できるまで努力しろという意味です。
本当に納得するまでは、たとえ先生の言うことでも、おかしいと思えば反論するくらいの熱意がほしいです。
こうすることでより理解し、考える力も付いてきます。
そして、自分に確信が持てるまでやる根気を持つということでもあります。
元々子供はいろんなものに興味を持ち、不思議に思いなぜかと常に聞いていました。
少なくとも小学校低学年までは、このような子供が多いと思います。
しかし、いつのころからか子供の中の好奇心の灯が小さくなっていくのです。
中には完全に消えて、学びに対して無関心になってしまう。
これは非常にもったいないことで、子供たちの持っている可能性を大きく狭めることになります。
子供たちの経験が好奇心や学ぶ喜びを失わさせ、そのような経験を与える環境が子供たちの周りにある。
本当に重大な問題です。
このような状況を変えるために、葛西TKKアカデミーは、子供たちが明るい顔で学び、学びの本質をつかめるように努力しています。
2018.09.27
都立桜町高校の演劇の公演に行ってきました。
先週の日曜日、9月23日に都立桜町高校演劇部の公演がありました。
当塾の生徒が演劇部で、ありがたいことにお誘いを受けましたので、喜んで行ってまいりました。
このように声を掛けてもらえるのは本当にありがたいことで、生徒とのつながり、人と人との関係を大切にしてきてよかったとつくづく実感しました。
これがこの塾の特徴であり、今後も生徒や家庭との結びつきを大切にし、末永くお付き合いのできる塾にしたいと考えております。
この公演は現在行われている、東京都高等学校文化祭の演劇部門地区大会の一環としてで、都内各所で次の週末まで開催されています。
優秀な学校は地区大会から都大会、関東大会、全国大会と進んでいくわけです。
ちなみに、この公演は蒲田の日本工学院専門学校で行われました。
この学校は日本工科大学の系列の学校で、校舎は新しく清潔感があり、今風の建物になっていました。
随所に学生の作品が展示してあり、勉強の成果がうかがい知れます。
立地も駅に近く、利便性に富む町の中にあるのでいいです。
工学系の勉強を考えている方は、一考の余地ありです。
演目は「××の子」というもので、家庭内に問題を抱える親子、そんな家庭を持つ生徒に向けられる偏見と悪意のないいじめという敏感な問題を鉄道部という変わり者の集まりを通して、コメディータッチで描いた物語です。
主な登場人物は高校生で、器用に世間を渡れず葛藤し苦しむ時期の子供たちを上手く演じていたと思います。
笑いを誘いながらも、重い問題をしっかり訴え、物語をまとまりのある結末に導いているので、非常に良い脚本であったもいます。
見る方も十分に楽しめましたし、すっきりとした気持ちで見終えることができました。
高校生と言ってもしっかり頑張っているなと感心しました。
喜怒哀楽もきちんと演じ分けられていましたし、時には迫力もありました。
どの生徒も満喫して楽しそうでした。
もちろん舞台の上に立っている者だけがこの演劇の主役ではなく、表には出ない裏方の役割も決して忘れてはなりません。
観客からは分かりにくいですが、しっかりとして裏方もいないと演劇は成り立ちませんからね。
他にも指導する先生や、多くの方々の協力もあってこその成果だと思います。
今後も生徒とのつながりを保ち、このような機会には積極的に参加したいと思っています。
ただ勉強を教えるだけ、受験に合格させるだけでなく、一人の人間を育て、その人生に大きく関わるのだという自覚と責任を持って、この塾をやっていきたいと考えています。
また何かありましたらご報告いたします。
2018.09.26
先日、9月24日はお月見でした。実は、年中行事って受験でよく出るんですよ。
先日、9月24日はお月見でした。
十五夜とも呼ばれ、旧暦の8月15日辺りに出る満月の夜のことです。
中秋の名月と言い、日本人はその見事な月を眺めながら歌を詠んだりしました。
今回のお月見はあいにくの曇り空でよく見えなかったようです。
その前日に見て、わたしも十五夜に気づいたのですが。
お月見を始めとする年中行事は、実は受験でよく出る話題です。
特に中学受験では、社会や国語などで出てきます。
各行事の日にちや由来、何をするのかなど問われますが、学校などであえて授業中に学ぶことはないと思います。
つまり、勉強というより、一般常識として聞かれるのです。
しかも、意外と年中行事に関する問題は多いです。
だから、知ることは必要です。
あえて勉強として学ぶよりは、実際に年中行事として家庭で実践された方が、子供も実体験として理解し、いい思い出にもなるので、家族みんなで楽しみながら、由来などを話し合うといいでしょう。
日本の伝統文化を学ぶことにもなり、日本的な考え方が分かってくると思います。
最近はクリスマスやバレンタインデー、それからハロウィーンなど西洋の年中行事も浸透してきているようで、こちらも子供たちに体験されるのがいいと思います。
現在行われている教育改革では、「考える力」を重視します。
年中行事を通して日本人の心を考える問題も当然想定されます。
年中行事に限らず、経験を通した学びは知識ではなく知恵として蓄積されるので、「考える力」を育てるには非常に大事になります。
皆さんも家族で年中行事を楽しみながら、子供の「考える力」を養いましょう。
2018.09.10
書籍紹介『リアルサイズ古生物図鑑』恐竜などの古生物、いまいちサイズがピンときませんよね。でも、この図鑑で大丈夫!
恐竜などの古生物は子供たちば大好きな分野の一つです。
夏休みでも、恐竜展はいつも人気です。
恐竜図鑑や絶滅動物図鑑を囲んで、子供たちが色々話しているのを見かけることがあります。
皆様も恐竜や絶滅哺乳類は化石やイラスト動画などでご覧になったことがあるかと思います。
また、最近では先カンブリア紀の奇妙で化石にならなければ絶対に想像できない古生物も人気を集めています。
しかし、巨大恐竜はイラストで大きさの分かるものもありますが、それでも現実にはどのくらいの大きさかピンときません。
その動物が生きた自然を背景にしているので、サイズがいまいち実感として伝わらないのです。
本日紹介するのは土屋健著、技術評論社出版の『リアルサイズ古生物図鑑』です。
この本の最大の特徴はは、掲載してある古生物の大きさを実感してもらえるように、他の図鑑とは違い、そのイラストを現代の風景の中においている点です。
鮮明な描写に加え、日常の景色の中に置くことで、「あ、この生物は意外と小さいんだ。」なんて発見ができます。
しかも、ユーモアがあり、「ツリモンストラム」という目玉が左右に大きく飛び出し、口も前方の伸びている古生物は、ざるに載せられ調理を待つスルメイカの横に置かれ、あたかもこれから刺身として出されるような絵になっています。
「ディブロカウルス」はヒノキ風呂の中にアヒルのおもちゃと一緒に入っています。
「シダズーン」は何と煮込まれて、他のおでんの具と一緒に皿に盛りつけられています。
このように、思わず「クスっ」と笑えるイラストですが、図鑑なので当然生物の生たちもしっかり解説してあるので、ご安心ください。
学というものは本来、人間の知的好奇心をくすぐるものでなくてはいけません。
ただおぼえるだけでは、つまらない。
楽しむことで印象に残り、記憶がより強化されるのです。
本書はそういう点において優れ、インターネットや書店で大反響を起こしています。
お子様が喜ぶこと間違いなし。
皆様も是非一度、お手に取って確かめてみてください。
2018.09.07
熱いケーキ屋さん「ポム・ドゥ・テール」。と言ってもホットケーキではありませんよ。
先日、葛西駅そばの「ポム・ドゥ・テール」に行ってきました。
とても熱いケーキ屋さんでした。
と言っても、ケーキが熱いわけでもなく、ましてやエアコンが壊れて店が暑いわけでもありません。
店主さんの情熱がすごいのです。
初対面でしたが、店主さんは気さくでとても親しみやすい人でした。
私が塾をやっているということもあり、教育のこと、社会や地域のつながりなど話し合うことができました。
地元から世界に向けて、子供たちの現状や将来を真剣に考えていらして、とても感銘を受けました。
地域の人たちを同士と呼び、お互いに力を合わせて世の中をよくしていきたいという意気込みが伝わりました。
私もその輪の一部になり連携を取りながら、葛西TKKアカデミーとして社会に貢献したいと、切に思いました。
このように、「ポム・ドゥ・テール」さんだけでなく、他の地域の方々ともこれから積極的につながり協力しながら、子供たちや社会の未来の役に立てればと考えました。
私と同じように、非力ながら何とか人の力になりたいと考えている人がいると分かり、勇気をもらえた気がしました。
そして、その小さな力を合わせれば、私たちにも何かできるのではないかと希望を感じました。
勉強や仕事で疲れた体には、糖分が最適です。
「ポム・ドゥ・テール」さんには自家製のケーキがいっぱい。
どれも美しくおいしそうです。
私もシュークリームをいただきましたが、疲れた体に元気が出ました。
一服に、ここで甘いものを頂いてはどうでしょうか。
お勧めです。
「ポム・ドゥ・テール」さんだけでなく、他の方々ともつながりたいと考えています。
「地元密着」が葛西TKKアカデミーの方針の一つでもありますので、地元との絆を大切に、これからも頑張っていきたいと思います。
2018.09.03
都内の中学校では今日から二学期です。新学期の準備は大丈夫ですか。この時期、気をつけなければならないことがあります。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒のことを真剣に考え寄り添い、いつも生徒の味方です。
都内の中学校では、いよいよ夏休みが終わり、今日から二学期デス。
夏休みの課題は終わりましたか。
夏休みの不規則な生活からいつもの生活に戻れているでしょうか。
まだ夏休みのリズムから戻れない人は、まず睡眠時間からもどしてみましょう。
暑い日も続いていますが、食事もしっかりとって元気に学校に行きましょう。
ところで、9月1日(夏休み明けの初日)は統計上、一年のうち生徒の自殺が飛びぬけて多い日です。
一学期、いじめや勉強へのプレッシャーから学校に行くのがつらくなる。
でも、夏休み中は学校というしがらみがなくなって大丈夫だが、また学校が始まるとなると苦しくなる。
そして、二学期の始業式及びその前後に、その苦しさに耐えられず、逃げ場もなくて自殺することが多いようです。
だから、初登校の前に「無理して学校に行かなくてもいいから、命を大切に。」とメディアでも盛んに言われていました。
葛西TKKアカデミーでも、いじめの話もよく聞きます。
何でそんなことをするのかと思います。
いじめは今に始まったことではありません。
私が彼らと同じくらいのときもやはりいじめの問題がありました。
それが未だに解決できないのだから、これまでのやり方ではだめなのでしょう。
いずれにしても、いじめる生徒は問題ですが、SNSという現代特有の環境がよりいじめを強固なものにしていると思います。
いじめをする生徒と同じく学校の対応も問題です。
生徒の話を聞くと何でそんなことするのかと思うことがよくあります。
ちょっと考えればもっと適切は対応はあると思えることが多いです。
先生がいじめをひどくしている場合もあります。
しかも、傷ついた生徒は学校に対して信用を失っています。
それなのに学校でしか対応の場がないことも問題です。
学校の形式的で柔軟性のないやり方では、今苦しんでいる生徒に十分答えられないのも事実です。
いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
今の学校教育という制度はもう限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。
さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。
葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。
2018.09.03
「まいぷれサマーフェスティバル」に多くの方がお越しくださいました。ありがとうございました。まだまだ夏休みの課題のお手伝い受け付けます。
8月25日は「まいぷれサマーフェスティバル」にたくさんのご来場ありがとうございました。
暑い中、わざわざいらしてくださり、感謝の限りです。
葛西TKKアカデミーのブースにも多くの方がいらしてくださいました。
心よりお礼申し上げます。
「パタパタ飛行機」と「プロペラカー」を用意しましたが、「パタパタ飛行機」の方が人気でした。
ただ、「パタパタ飛行機」は難易度が高く、小さいお子様には難しかったようです。
でも、時間をかけ、手伝ってもらいながらみんな頑張っていました。
参加された方で壊れた、うまく飛ばないなどありましたら、ご連絡ください。
手直し、修理承ります。
去年に引き続き、たくさんの家族に楽しんでもらったようで何よりです。
子どもたちの頑張って作って完成した時の笑顔、動かしてみたときの驚きと喜びの表情は忘れられません。
これからもたくさんの子供たちにワクワクと驚き、そして喜びを提供できる塾でありたいと思います。
そして、地元を中心に一人でも多くの子供の成長の支えになりたいと考えています。
現在新作を考え中です。
次のイベントでは新たな工作ができると思います。
楽しみにお待ちください。
葛西TKKアカデミーはそれぞれのお子様に合わせた授業ができます。
小学生から高校生まで、五教科に限らず作文や工作、面接の練習など多様な要望にお応えできます。
料金、時間帯も十分に対応できます。
この柔軟性は小規模個別指導塾ならではです。
進路指導や勉強以外の子育ての相談等も承ります。
どんなことでも気軽にお問合せください。
2018.08.17
重たいランドセル、子供たちの健康が心配です。
個別指導葛西TKKアカデミーに小学生の生徒がいますが、先日、彼女のランドセルを持ってビックリ。
洒落にならないほど重いのです。
以前から小学生の重すぎる荷物については知っていましたが、実際に持ってみるとひどいです。
大人でも重いと感じるくらい。
これを毎日、片道30分以上背負って登下校するのかと思うと、同情と同時に心配になります。
最近取りざたされている問題の一つに生徒たちの持ち物があります。
ランドセルは年々改良されより軽く丈夫になっています。
しかし、教科書やノート、ドリルなどの教材は以前(特に「ゆとり教育」のころ)に比べ格段に多くなっています。
学習指導要領の改訂により、教科書のページすすが増え、サイズも大型化しています。
昔みたいに教科書が上下に分かれておらず、一冊の厚みも増えています。
時には体操着や上履き、ピアニカや粘土も持たなければならず、平均で7.7㎏の荷物を持たなければならないと言われています。
パンパンになったランドセルを背負って、よたよたと通学路を休み休み歩く小学生の姿が目撃されます。
7.7㎏と言えば、自分の体重の4分の1くらいになるので、疲れて当然です。
よく後ろにこける生徒がいるそうです。
中学生では更に教科書は増えます。
更に「置き勉禁止」(学校に教材を置いておくのを禁止すること)なので、毎日生徒は全教科の教材を持って往復しなければなりません。
また、ランドセルではなく、ショルダーバッグになるので、体にかかる重さが偏り、よりバランスが悪くなり、脊柱が湾曲するかもしれません。
歩く姿勢も更に悪くなります。
この問題は生徒を疲れさせ活力を奪ったり、登下校中ふらふら歩いて事故に巻き込まれるだけではありません。
背中に重い荷物をかるわなければならないので、どうしても前傾姿勢になります。
前かがみの姿勢は重い頭を支える首の負担を増やし、肩こりを引き起こします。
また、猫背になり、頭痛や腰痛を発症することもあります。
子供はまだ骨格がしっかりしていませんから、重すぎるカバンは大きなダメージになります。
当然、生徒たちのストレスは計り知れないものでしょう。
このようになったのも、脱ゆとり教育で教科書が分厚くなり、ドリルなどの補助教材が格段と増えたことが原因です。
内容を増やし教材をたくさん持たせれば学力が上がるという短絡的な考え方からきているように思われます。
しかし、それは事実ではありません。
今の学級は35人から40人くらいです。
これだけ多くの人数を一クラスに抱えるのは先進国でも珍しいです。
欧米ではたいてい20人以下です。
当然多くの生徒がいるということは、学力のばらつきも大きくならざるを得ないということです。
人数を減らし小分けにすれば、より個々に合ったレベルでの指導が可能になるのですが、日本の場合はそうはいきません。
結果、学校の先生は中くらいかやや下のレベルの生徒に合わせた授業を行います。
上のレベルの生徒には物足りないし、下のレベルの生徒には難しくてついていけない。
それでも同じ授業を受けさせないといけないのです。
結局、自分に合った授業を受けられる生徒はクラスの中でもほんの数人でしょう。
非効率です。
ある塾でオリジナルのテキストを開発しました。
開発者は初歩から応用まで全て一冊に収めた素晴らしいテキストができたと自負していました。
非常に分厚く、一冊一万円するテキストが出来上がりました。
しかし、多すぎる内容を押し込めたテキストは字が小さく読みづらい、ページと解答のリンクもできていなかったので、答えを探すのが一苦労でした。
全てのレベルの内容が入っているということは、自分のレベルに合っていない部分も大きいということです。
つまり、こんな分厚い本で使うのは本の一部ということです。
何と言う無駄でしょうか。
ちょっと話がそれてしまいましたが、要は安易な内容増加がそれなりの効果を出さず、更に生徒の成長や健康に悪影響を及ぼしているということです。
不必要に重いランドセルがこれだけの悪影響を与えているのであれば、やはり考え直すべきでしょう。
街中で苦しい顔をしながら学校に通っている生徒を見かけます。
大人として、現場を直視し、本当に必要な教材に集約すれば、子供たちの負担も減るでしょう。
そして、そのためには生徒一人ひとりにより対応できる体制を整える必要があります。
例えば、人学級の人数の削減など、やれることはあると思います。
2018.08.12
子供たちに人気のアイドルグループのメンバー、平手友梨奈主演映画「響」を記念して、例の「54字の物語」が作品募集!
以前、ご紹介した『54字の物語』が映画『響』と共同で文学賞を開催しています。
皆様もチャレンジしてはいかがでしょうか。
もちろん、葛西TKKアカデミーもサポートします。
良い作品を作ってみませんか。
生徒たちの間でも人気の高いアイドルグループ「欅坂46」をご存知ですか。
クールで激しいダンスが売りのようです。
そのメンバーの平手友梨奈という人が主演を務める『響-HIBIKI』という映画が公開されるそうです。
漫画原作のこの映画の内容は、主人公の15歳の少女「響」が、その天才的文学的才能を通して世間に旋風を巻き起こしていくものです。
まっすぐな彼女の取る行動は周囲の人々に影響を与え、やがて人々の価値観をを変えていく。
文学つながりということで『54字の物語』と『響-HIBIKI』の制作グループがコラボして、文学作品を募集しています。
世界一短い小説と言われた『54字の物語』はTwitterを通して広まり、多くの人々が作品を投稿しています。
そんな中、今回「響文学賞」と題して作品を募集しているわけです。
お題は「響」、解釈は自由のようですので、自分が関係あると思えばそれでいいのでしょう。
ルールは一つ、9文字×6行の54字で作品を書く。
記号なども使っていいようなので、上手に字数を合わせてください。
54字は非常に短いので、簡潔に書かないといけません。
でも、投稿された作品を見ると、なかなか創意工夫に富み、面白く感銘受けるものがたくさんあります。
優秀作人には賞品も出るようなので頑張ってみてはいかがでしょうか。
応募期間は8月31日までです。
上のリンクから作文ジェネレーターを起動させ、投稿すればオッケーです。
夏休みの課外活動の一環としてチャレンジするのもいいでしょう。
ここで賞を取れば受験に必要な調査書にも書けますよ。
2018.08.09
読書感想文を書こう!夏休みの宿題で子供たちが苦戦するのが読書感想文です。どのように書けばいいのでしょうか。
皆様のお役に立てる個別指導塾を目指す葛西TKKアカデミーは、通常の五教科の指導の他に、読書感想文や自由研究のお手伝いもします。
夏休みの宿題で子供たちが嫌がるのもが読書感想文です。
読むのが面倒くさくて後回しにしていたら、いつの間にか夏休みも終わり。
慌てて読もうとしても時間が足りず、提出期限に間に合わないなんてことはよくあります。
そうならないように早めに手を付けた方がいいでしょう。
本日は、読書感想文の書き方とコツをご説明します。
当然本を読む訳ですから、最初に本を選ばないといけません。
普段から本に親しんでいるお子様ならいくつか心当たりがあるでしょうが、そうでないと一から探さないといけません。
本屋の店頭にもたくさんあって、どれを選べばいいか分からない。
特にこだわりがないのであれば、本は何でもいいと思います。
分からないときは、読書感想文の推薦図書や本屋の店頭にあるポップで決めると、だいたい間違いはありません。
友達が勧めた者でもいいし、テレビで話題になっているものでもいい。
映画やドラマの原作であれば、先に映像を見て読むと分かりやすかったりします。
それでも分からないときは表紙の絵や色で決めてもいいと思います。
つまり、こちらがどのように書くかが問題であって、そのもとになるお話は何でもいいのです。
次に本を実際に読むのですが、ただ読んでいると何も印象に残らず、後で何のお話か、何を書いていいか分からなくなります。
だから、読みながらメモを取るようにしてください。
メモすることは、あらすじや印象に残った場面や言葉、登場人物の行動や気持ちなど、感想文を書くときの助けになると思ったことです。
要約して書いてもいいし、抜き出しても構いません。
ページ数と行を書いておくと、後で見直すときも便利です。
また、読んでいるときの自分の気持ちもいい材料になりますから、メモしましょう。
こうして読み終え、各材料が集まったら、内容を決めましょう。
何をどのくらい書くか決めるのです。
それに基づき、使えそうな材料をメモから見つけます。
メモをつなぎ合わせ大筋を決め、細かいところを書いていきます。
この時、ページが書いてあればすぐに本を参照できるので便利です。
基本的構成は小学生の場合、「はじめ」「なか」「おわり」が一般的です。
「はじめ」にはどうしてその本を読もうと思ったか、きっかけやあらすじなどを書き、読み手に本の紹介をします。
「なか」では、印象に残った場面に触れ、どうしてそこが印象に残ったか説明します。
自分の感想や、その場面から分かったこと、学んだことを書くといいでしょう。
「わたしだったら…」というのもいい書き方です。
分量にもよりますが、ふつうは印象に残った場面を二つぐらい触れれば十分でしょう。
1200字であれば、「はじめ」150字、「なか」800字、「おわり」200字ぐらいが目安になると思います。
こうして一通り書けたら、必ず読み直しましょう。
主語述語の不一致や、文末表現の不統一、誤字脱字などないか確認しましょう。
原稿用紙の使い方は適切ですか。
時間があれば他の人に読んでもらってください。
意見、感想、こうしたらもっと良くなるというアドバイスがもらえます。
こうしてより良い感想文に仕上げましょう。
慣れないと面倒くさく思えるかもしれませんが、書いてみると意外と面白かったりします。
これをきっかけに物書きに目覚めるかもしれません。
いずれにしても「書く」という行為は社会生活において非常に重要な行為です。
様々なきっかけを有効に活用して、子供たちの「書く」技術を磨いてほしいと思います。
2018.08.05
問題集の使い方。「つまみ食い作戦」!!!
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーではそれぞれの生徒に合わせた指導を行っています。
本日は問題集の使い方についてお話します。
学んだことを確認し、定着させた能力の更なる向上を図るため、問題集をやることは非常に良い方法です。
しかし、問題集も千差万別で自分に合ったものでないと、かえって逆効果になる場合があります。
かと言って、問題集は一人ひとりに合わせて作られているわけではありませんので、自分にピッタリしたものが見つかるとも限りません。
そこで自分から問題集との付き合い方を考えなければならないのです。
勉強の仕方は人それぞれ、勉人に通用する勉強法はない。
それが葛西TKKアカデミーの基本姿勢です。
その中で「つまみ食い大作戦」をお教えしましょう。
皆さんは問題集をどのように活用していますか。
1ページから順番に一問も逃さず、端から端までやりますか。
それでもうまくいけばいいのですが、そうでなければこの方法を試してみてください。
「つまみ食い作戦」とは全ての問題をするのではなく、偶数問題のみとか、二つ置きになど決めて、そこだけ解くというものです。
実際、全ての問題をやる必要はないのです。
試してできればそれで充分です。
全部やらないと気が済まない人がいますが、時間的制約等あるので全部やっていると最後まで終わらないことがあります。
つまり、最初の方はとてもできるのに、結局最後の方は全くできないという状況に陥ることがあります。
つまみ食い作戦なら、完ぺきではないにしろ、一通りある程度は問題が解けるようになります。
実際に試験などで強いのは、得意不得意が分かれる人より、どの分野もある程度できて苦手がない人です。
また、この方法だとまだやり残している問題があるので、テスト直前など確認のために解く問題があるのです。
全ての問題を最初に解いてしまったら、こうはいきません。
問題を残すもう一つの利点は繰り返し勉強ができるということです。
たいてい勉強は一度では身につきません。
身につけたつもりでも、しばらく経ってやってみると、解けない、忘れたということがよくあります。
勉強には繰り返しが必要です。
そして、全体の量を減らすことで精神的プレッシャーから解放される効果も期待できます。
時間が短くなったことで計画も立てやすくなるし、短時間なので集中がより持続しやすくなります。
より多様な事柄に触れることにもなるので、気分転換の面もあります。
問題集は全て完璧にできなければならないというものではありません。
たいてい様々な生徒に対応できるよう、初級から上級までの内容が網羅されていることが多いです。
だから、手にしたらいきなりするのではなく、目次など全体を見てから、自分に適切な問題をすればいいのです。
不要なしがらみから解放されることで、より効率のより学習ができます。
2018.08.02
「リビング学習」っていいの?
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはそれぞれの生徒に合った学習法を考えます。
勉強の仕方は千差万別。
人それぞれ合った学習法があります。
今回は「リビング学習」についてお話します。
勉強というと静かな場所で一人でやるものだと思っていませんか。
その方が邪魔されず集中して勉強ができると。
でも、生徒によってはそうでない方がいい場合があります。
自分の部屋で一人だと、そばにあるものに気がいってしまう。
スマホにビデオゲーム、漫画など誘惑が多い。
誰にも見られず一人きりだと、ついついそちらに手が伸びてしまう。
誰もダメとは言わないので。
また、人によっては静寂がかえって神経を敏感にし、ちょっとした物音などが気になり反って集中できません。
親は、子供が静かに部屋にこもっていれば勉強していると思って安心するかもしれませんが、実はそうではないかもしれません。
こんな場合はやはり、勉強の方法を見直す必要があります。
そこで「リビング学習」をご紹介します。
これはその名の通り、リビングなど勉強のために特別にあつらえた場所ではなく、普段の生活の場で勉強をするということです。
勉強をしているということがはっきり周囲に分かるので、周りも本人も確実に勉強することになります。
普段の環境の中にいるので安心感があるとも言えます。
雑音が勉強を妨げるのではないかと言う人もいますが、本人が気にしなければBGMのように働き、反って集中を高めます。
分からないときは親に聞いたり調べることもできます。
実際、リビング学習で「勉強習慣がついた。」とか「成績が上がった。」という声が多くあります。
しかし、リビング学習には注意する点もあります。
親としては気に子供が勉強しているのが気になるかもしれませんが、あまりにも厳しく監視し勉強を強要するようではいけません。
本人のやる気が削がれます。
様子を見るのは結構ですが、あくまでも基本は本人の自主性を尊重し干渉しないことです。
同じ空間を共有するだけで、わざわざお菓子を出してあげたり、テレビのボリュームを落としたり、会話をしないなど特別なことをする必要はありません。
普段通り生活してください。
この「普段通り」というのがリビング学習の最大のポイントです。
それが生徒をリラックスさせ、勉強の効率をよくします。
見られていると思うを緊張し、反って問題の正答率が下がったりします。
また、リビング学習はできれば小さい時から始めるといいです。
勉強の習慣化につながるからです。
小学生の頃は勉強も高度ではないので、家庭学習をしなくても何とかなる生徒が多いです。
しかし、中学高校と学年が上がると、家庭学習をしないではついていけなくなります。
その時、家で勉強することに慣れていない生徒は、非常に苦労します。
勉強の意義も何も分からないうちから、習慣にしていれば学年が上がっても、いつものことなので家庭学習が苦にはなりません。
よくう学生の保護者の方から、「小学生から塾や家庭学習をさせる必要がありますか。」と質問を受けます。
勉強についていけるという点では、小学校からの家庭学習は必要ありません。
しかし、学習の習慣化という点では、やはり必要です。
習慣化は年齢が低いほど簡単ですから。
まずは机に向かうことが大切です。
そして、リビング学習には年齢制限はありません。
学年が上がっても、本人がその方が勉強しやすいのであれば継続させるべきです。
どうしてもリビング学習では対応できなくなれば、自分から離れ自分の部屋に行くでしょう。
だから、自発的にリビング学習を止めるまでは、可能な限りさせてあげるべきです。
小学生のころはリビング学習の時間は短くて構いません。
時間の長さより、毎日勉強するという習慣が大事なのです。
最初は10分でもいいでしょう。
学校の宿題をやったり、予習復習だけで、特別なワークやドリルを用意する必要はありません。
様子を見ながら、学年が上がるにつれ時間を延ばしてもいいですし、追加教材をやらせてもいいでしょう。
いずれにしても本人のコンディションなどを考慮しながら、臨機応変に勉強時間や内容を調整してください。
リビング学習は学習の習慣化という点で効果のある方法です。
後から勉強をしなければならないとなると、生徒たちも苦痛なので最初から習慣にしてしまうのが一番です。
また、リビング学習は特別な環境を用意する必要もないので、親としても準備が簡単です。
ただ、注意しなければならないのは、本人の自主的な姿勢を尊重し口出ししすぎないことです。
勉強は人それぞれで、万人全てに通用する勉強方法はありません。
リビング学習を試してみてはいかがでしょうか。
特に低学年の生徒には効果があるようです。
2018.07.30
「どうして勉強しなくてはならないの」と聞かれたら
今回は「どうして勉強しなくてはならないの」「勉強して何の役に立つの」と質問されたとき、
どのように対応するか考えましょう。
親ならこの質問を受けた方が多いのではないでしょうか。
その時どのように答えましたか。
答えられなくてごまかしたりしませんでしたか。
非常に困りますよね。
でも、ごまかして答えても、子供はそれを見破るので逆効果。
そして、気をつけなければいけないのは、この問いに絶対の答えはないということです。
ごまかしの答えはNG
「そんなこといいから勉強しなさい。」
こんな答えは子供を納得できませんし、「大人は答えられないんだ。」と見なしてしまいます。
こうして答えられない大人に対し優越感に浸る。
同時に、「自分は理不尽な状況に置かれている。正当な理由がないんだから勉強しなくてもいい。」と勉強しない言い訳に利用するだけです。
「当り前でしょ。常識。」
常識は絶対の真理ではないから、この答えも子供にとって正解とは思えないでしょう。
どのように対応するか
勉強を強いる大人への反抗として、答えられない質問をあえてしているのです。
一休さんみたいに、無理難題を上手くとんちで切り抜けられたらいいのですが。
完璧な答えが出ればいいが、そんなものはないことぐらい子供も分かっています。
絶対の答えはない。
だから大事なのは、大人一人ひとりが自分なりの答えを用意しておくということです。
近所の親同士でもいいし、職場の同僚でもいい。
一度みんなで討論してみてはいかだでしょう。
家庭の状況を共有し話し合うといい答え、少なくともヒントは見つかるかもしれません。
三人集まれば文殊の知恵といいますし。
インターネットで調べて、色々な人が何と言っているか調べるのもいいでしょう。
一人で答えようとしないことです。
そもそもそんな簡単な問題ではないです。
または、子供と話しあって、子供自身で自分の答えを見つけさせるというのも一つの方法です。
どうしてそんな質問するのか、子供の真意を理解し共に悩むことで、
子供は自分のことを真剣に考えてくれている思う。
そうして親や人の意見、経験を聞きながら参考にし、自分で考え、
自分なりの答えを導き出せるように手伝ってあげてください。
そこに信頼関係がほしいだけなのかもしれません。
また先ほど触れたように、単純に勉強が嫌で、その言い訳をするためにこんなことを聞くのかもしれません。
そんなときも本人としっかり話し合い問題の本質をきちんとくみ取ってあげましょう。
一緒に考え、自分の納得のいく解決策が見つかる手助けをしましょう。
結局、一緒に真剣に話し合ってあげるということが一番いいのではないでしょうか。
皆様のご意見お待ちしております。
2018.07.27
夏休みイベント紹介『デザインあ展 in Tokyo』
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは頭だけではなく、生徒たちの五感を使った学びを推奨します。
夏休みにはそのような体験のできるイベントが盛りだくさん。
本日はその中から『デザインあ展 in Tokyo』をご紹介します。
NHKのEテレで放送されている『デザインあ』という番組をご存知でしょうか。
身近なのもをデザインという視点で捉え直し、様々な映像手法を駆使して表現する番組です。
映像テクニックやいろいろなデザインを学べるだけでなく、単純に出来上がった映像作品を楽しむという点でも面白いです。
そこには製作者のひらめきと創意工夫があり、感嘆と感動を呼ぶものがたくさんあります。
更にデザインは現在の作品にとどまらず伝統的な家紋などにもおよび、人間の積み重ねてきた英知を触れることができます。
この『デザインあ展 in Tokyo』はこの番組の企画展です。
日本科学未来館で行われており、番組『デザインあ』の世界を体感できるようになっています。
展示は「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」に分かれています。
「観察のへや」では身のまわりにあるモノ・コトから、「お弁当」「マーク」「容器」「からだ」「なまえ」の5つのテーマを取りあげ、それぞれのテーマがデザインによってどのようにわたしたちとつながっているのか、「みる」「考える」「つくる」というステップで展示しています。
「体感のへや」では番組オリジナルソングや音楽とぴったりシンクロする映像が、展示室の四方の壁面いっぱいに映し出されます。
ダイナミックに360°を取り囲む映像と音の中に飛び込んで、からだ全体でデザインを感じ取れます。
「概念のへや」は「空間」「時間」「しくみ」の、3つのテーマで構成されています。
場、時のながれ、人のうごきを、デザインを通してどのように感じているのか。
体験型作品や、デザインあ展ならではの展示が準備されています。
更に「体験コーナー」もあり、個々では番組内の人気コーナーが体験できます。
自分でアート作品が作れます。
このように、単なる展示ではなく時には体感し、アートに参加できる企画となっています。
きっとワクワクドキドキの新発見があるでしょう。
びっくりの刺激から知的好奇心を育てましょう。
2018.07.24
「夏休み家でゴロゴロするならTKKに行きなさい!」葛西TKKアカデミーに集合!!夏休み中、皆様に教室を無料開放します。涼みながら勉強してください。
とうとう夏休みに入りました。
成績はどうでしたか。
良かった人も悪かった人も葛西TKKアカデミーの夏期講習で自分の力を伸ばしてはいかがでしょうか。
夏休み中はいつでも受け付けています。
しかも、新規の生徒の講習代は無料です。
夏期講習を受けて、葛西TKKアカデミーがどのようなものか実感してほしいと思います。
夏休みで学校がなくなるとどうしても生活が乱れてしまいます。
朝寝坊が習慣になったり、夜更かしをしたり。
これが定着してしまうと、二学期が始まったときにリズムが戻らず、ばあいによっては学校に行けなくなります。
そうならないためにも、葛西TKKアカデミーを活用してほしいと思います。
連絡いただければ、いつでも開けてお待ちします。
夏休み中も生活リズムを変えないで規則正しい生活を送らせるためにも、決まった時間に葛西TKKアカデミーに自習に来てはいかがでしょうか。
学力アップになりますし、面倒な学校の課題もさっさと片付きます。
まさに一石二鳥です。
先生もフレンドリーで勉強のしやすい環境が整っています。
昼間、家で子供がダラダラして困るというご家庭もあるでしょう。
暑くて外出する気にもならない。
強制されるわけでもないので、一日中ゴロゴロ過ごしてしまう。
そこで子供を外に出させるために、わざわざイベントや娯楽施設、買い物などに行かせるにもお金がかかります。
そんなときも葛西TKKアカデミーはお勧めです。
葛西駅そばで非常にアクセスしやすい立地条件にあります。
冷房も効いていますし、勉強に集中しやすい教室です。
分からないときは先生に質問もできます。
疲れたときは休憩スペースで一休み。
無料のお菓子やドリンクがあります。
どうしても来るのが面倒という場合はオンラインで勉強ができます。
葛西TKKアカデミーとオンラインでつなげば、家にいながら質問等もできます。
夏休みは長いようで短い。
自由で何でもできる反面、何にもしないのも自由となっています。
この長期の休みをいかに過ごすかで、その後の学校生活が大きく変わります。
葛西TKKアカデミーは全ての生徒の力になりたいと考えています。
気軽にお問合せください。
小規模個別指導塾だからこそできる、一人ひとりに合わせた学習を提供します。
まずは体験して知ってください。
大変な猛暑が続いていますが、皆様が健康で有意義な夏休みを過ごしていただけるようお祈り申し上げます。
2018.07.21
暑さに負けずに勉強するには。
葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは夏期講習など、夏に勉強できる仕組みがあります。
ただ今受講生受付中です。
新規性は何と無料です。
そんな葛西TKKアカデミーが暑さに負けず勉強をするポイントをお話します。
もうすでに夏日が出てきました。
夏です。
そんな暑い中で勉強することはとても大変です。
今日は暑さに負けず勉強する工夫を考えてみましょう。
夏バテや熱中症など、暑さによって身体機能が衰え体内の水分が不足すると、脳内の血流の循環が悪くなり、集中力が続かなくなり、勉強もはかどらなくなってしまいます。
夜も暑く寝付けない日々が続くと睡眠不足になり、更に勉強の効率が上がりません。
特に受験生は勉強のストレスなどで十分に休息が取れていないのに、加えて暑さによる体調の悪化は勉強をより困難にします。
暑さ対策の原則は温度を下げることです。
クーラーと扇風機を上手く組み合わせて、室温を25℃くらいに保てるといいでしょう。
それが難しい時は首の頸動脈に濡れタオルや保冷剤(熱さまシート)などを当てると、体温が下がります。
また、食事も気をつけたいところです。
だるいからと言って食事を取らないと、暑い気候に対処する体のエネルギーが不足し、余計に体調が悪くなってしまいます。
そして、冷たいものばかり食べるのもよくありません。
内臓を冷やし消化吸収機能がうまく働かず、十分な栄養が取れなくなってしまいます。
むしろ暖かいものを食べた方が発汗作用により、体温を下げるには効果的です。
真夏の太陽の下での運動は熱中症になる危険性がありますが、かと言って、室内でじっと机に向かって座るのもよくありません。
血液循環が滞り、十分な酸素が体内、特に脳に行き渡らなくなります。
ある程度勉強したら、室内でストレッチなど、軽い運動をすることをお勧めします。
最後に、早朝勉強法をご紹介します。
一日のうち最も熱くなる13時から16時は勉強を止めます。
昼食を取ったらお昼寝をして、リラックスする時間にします。
その分、暑さがそれほど厳しくない午前中や日の出前に勉強をするのです。
個人的に、この方法はお勧めです。
夜は夕食を終えて20時か21時くらいには寝ます。
そして、3時か4時くらいに起きて勉強するのです。
やはり早寝早起きの習慣は気持ちをシャキッとさせます。
騒音もなくシーンとしているので、勉強に集中しやすい。
そのまま昼まで勉強するのです。
意外と効率よく学べた経験があります。
食事の後、すぐ寝てしまうので消化も良く、食後の眠気と闘いながら勉強するということもなくなります。
睡眠時間も十分に取れ体の調子も非常に良かったです。
猛暑の勉強はとてもつらいです。
それでも勉強はしなければなりません。
いろいろ工夫して、この夏を乗り切れるよう応援しています。
2018.07.19
明日は終業式。そう、通知表の渡される日です。通知表とどのように接しますか。
一学期も気づけば明日で終わりです。
終業式です。
終業式が終われば夏休みに入ります。
夏休みの予定はいかがでしょうか。
特になければ葛西TKKアカデミーで勉強をするのもいいですよ。
何せ無料ですから。
話がそれてしまいましたが、学期の終わりに手渡されるものに通知表があります。
その学期の学校での活動の総括です。
成績が気になってドキドキします。
でも、結果を見て、よかった悪かったと一喜一憂して終わりではあまり意味がありません。
この通知表をどのように見て、子供たちと共有するかで、今後の学習が左右されます。
普段からなかなか勉強せず苛立っているところに、この通知表を証拠物件として取り上げ、ひたすら子供の勉強に対する怠慢を責めるだけでは、子供の勉強に対する姿勢、能力は向上しません。
反って勉強に対する拒絶を強めるだけです。
そんな子供は大抵自分が十分やらなかったことは分かっているのです。
自分でも内心反省しているところに、傷口に塩を塗られるように攻め立てられると、嫌になってやる気にもなりません。
通知表は子供を責めるための道具ではありません。
通知表は学習の記録であり、良い点悪い点を明確にし、今後の勉強の向上に役立つ資料なのです。
よって、もらった通知表をどのように生かすかが大事です。
的確に分析し上手にアドバイスすれば、子供のやる気を出させ成績を伸ばすことができます。
では、通知表をどのように扱えばいいのでしょうか。
もらった通知表を子供と一緒に見ながら、話し合ってください。
まずは良い点を褒めてあげましょう。
以前と比べて何が良くなったか、どんなことができているかを読み取りましょう。
そして、言葉で明確に子供に伝えてください。
どんなに些細なことでも構いません。
褒めることは、子供の努力を認め、本人を肯定することになります。
子供はうれしくなり更なる努力をするでしょうし、自己肯定感が高まれば自身にもつながります。
そして、褒めるのはどんなに小さなことでも構いません。
具体的であればより分かりやすく、効果も大きくなります。
「今までできなかった九九が完璧に言えるようになったね。」という感じで。
逆に、本人を否定するような言葉はやめましょう。
自分はそのつもりでなくても、本人がそのように捉える場合があります。
だから、否定的な言葉に対しては慎重になってください。
通知表は学校生活における本人の評価の一部であって、全ての能力や人格を評価するものではありません。
でも、通知表の結果だけで「ダメだね。」と言われると、自己否定につながり、心が傷つきもう勉強もしたくなっても仕方ありません。
先ほどと逆になりますが、これは通知表の意図するところ、教育の望むところではありません。
また、他者と比較するのもよくありません。
「○○ちゃんはできるのに。」とか「お兄ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの。」などと言うのもいけません。
人間の成長は人それぞれで、必ずしもみんなと同じではありません。
できるのが遅れているからと言って、能力が無いわけではありません。
自分が最大限の努力をして出した結果を他者との比較で否定されるのも、本人の自己否定につながり、今後の学習に悪影響を及ぼします。
でも、褒めるだけではいけません。
やはり、本人の向上のためにも悪かったところもしっかり分析し、どうすればいいか対策を一緒に考えるべきです。
上手にアドバイスすれば、成績も伸びることでしょう。
その際は、親はカウンセラーに徹した方がいいです。
ああしろこうしろと指図するのは、子供に不快感を与えると同時に、親に言われたからと自分に責任を持たなくなります。
一緒に考え、本人がどうするかを決める。
これが大事です。
「どうしてこうなったと思う。」
「こうなったのはなぜかな。」
「もしこうだったら、どうなっていたと思う。」
などと質問しながら会話を促すのが役割です。
質問に答えるうちに本人も原因がだんだん明確になり、どんな解決法がいいかが分かってきます。
問答の中でもよい点が見つかれば、欠かさず褒めてください。
そして、無理のない目標や対策を自分で立てれば、誰にも強要されたわけではないので責任もってやるしかありません。
このようにして改善することができます。
通知表を有効に使うことで勉強の向上が図られます。
ただ結果を見るだけでなく、共有し努力と成果をほめ、改善すべきことを見つけ話し合い対策を立てる。
これが成績アップのためのいい機会です。
そして、新しく立てた目標に向かって夏休みを、今後の学習生活を有意義に過ごしてください。
2018.07.15
「九段中学」の授業見学に行ってきました。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは中学受験の指導も承っております。
2020年度から学校の制度が大きく変わり、勉強がより高度化し大学受験もより困難になると言われています。
そんな中、よりゆとりを持って勉強ができるようにと、今まで以上に中学受験をする生徒が増えています。
中高一貫校の利点は、高校受験がない分、余裕を持ってしかも早く授業を進められる点でしょう。
また、みんな中学受験で合格した生徒なので、レベルも同じくらいで高い生徒が集まります。
当然、中学受験をするくらいなので意識も高いと考えられます。
葛西をはじめとする東京都東部の中高一貫の公立校として人気があるのは、「都立両国高等学校附属中学」と「千代田区立九段中学校」です。
江戸川区だけでなく江東区など広い範囲の生徒が受験し、倍率も5倍以上の難関校です。
それでも、受験させたい家庭が多く、大学進学の実績などが評価されているようです。
今回は中学受験を目指す生徒がいるので、学校公開の機会を利用して九段中学に行ってみました。
地下鉄東西線九段下駅より徒歩5分程度のアクセスです。
校舎の印象は一般的な都会の学校でした。
都心なのでグラウンドを始め全体的にこじんまりした感じです。
一階のロビーを上がると二階から大小さまざまな教室があり、生徒たちが実際に授業を受けていました。
その様子を教室の内外から見ることができました。
個人的な感想ですが、授業自体は特記するようなものもなく普通だなと思いました。
ただ、先生によっては実際のレタスを使ったり、スクリーンに映像を出したり、クイズで英単語を考えさせたりと、工夫も見られました。
しかし、全体的には他校でもやっている形式の授業で、特に九段高校だから優れているというふうには思えませんでした。
先ほど話したように、受験を潜り抜けてきたので前向きに授業に臨む生徒も多く、周りに迷惑を掛け授業を妨害するような、俗に言う「不良」のような生徒は見受けられませんでした。
実はこの点は学校教育において重要です。
多くの問題を抱える学校は、授業内容以外のことで時間を取られると勉強の質と進度が落ち、十分な教育が提供できません。
従って、その点の問題がないということは、十分な教育が保証されているとみなしていいでしょう。
だから、生徒だけでなく保護者にとっても安心感があり、進学状況もよくなるのです。
ここにおいて価値があり、人気もあるのでしょう。
また、4年生、5年生(一般の高2、高3生)は校舎がかわり、他の生徒と話されるのでより受験に特化した教育ができるようです。
もちろん迷惑を掛ける生徒がいないからと言って、全員が勉強に熱心という意味ではありません。
私が実際に見学した時も寝ている生徒、早弁をしている生徒がいました。
先生の対応は特になく無視して授業を進めているようでしたが、これも一つの現実を垣間見ることになりました。
受験をしただけあって、他の一般校より自覚ある生徒は多いように思われます。
俗に言う「不良」と呼ばれるような生徒は見受けられず、授業は粛々と行われていました。
多少の工夫はあるものの、全体としてはよその学校の授業と内容はあまり変わらない印象でした。
ただ、そういう「普通」が現代では貴重なのかもしれません。
その意味では九段中学は保証されている気がします。
進学において学校見学や説明会は是非行ってください。
受験に有利になるだけでなく、自分が入学した時のビジョンをより明確にすることで、受験に対する意思を高めることができます。
逆に見ておかないと、後で後悔することになると思います。
まめに学校へ足を運んで、納得のいく学校選びをしてください。
2018.07.12
勉強しても成果が出ない。何が悪いのか見直してみましょう。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは生徒一人ひとりの状況を分析し、個々に合った勉強方法を提案します。
今回は、いくら頑張ってもなかなか成果が出ないという生徒によくあるパターンをご紹介します。
勉強はしているのになかなか結果が出ないのは勉強に対する姿勢、考え方が間違っているからなのかもしれません。
1.ノートにまとめただけで満足している
勉強としてノートにまとめる作業をするのはとてもいいことです。
まとめることで習ったことを整理し、自分なりに分かりやすくする。
しかし、綺麗にまとめるのに夢中になり、時間をかけて一生懸命作って満足して終わりになってしますといけません。
まとめる作業は、ただ教科書などを写すのではなく、写しながら学習内容を確認するための作業なのです。
まとめる時に「なるほどそうなのか。」「そう言えば先生はこう言っていたな。」など考えられるといいです。
分からないときは参照する。
まとめノートにないことがあったら、付箋などで新しい情報を追加する。
こうしてノートを充実させ、その生徒だけの参考書を作るのです。
まとめる作業が目的ではなく、まとめを通して勉強することが目的です。
2.問題をやっただけで満足する
よくあるのですが、問題をやって○×を付けて終わる人がいます。
実は問題やテストの目的は○×を付けることではありません。
これをきっかけに自分に何ができて、何ができないかを明らかにすることです。
だから、分からなかったところ、間違ったところはそのままにせず、必ず確認してください。
間違えるということは悪いことではありません。
むしろ学ぶチャンスなのです。
人間の記憶にはインパクトが大きく関わってきます。
「間違った。」「分からなかった。」という経験は、大きなインパクトです。
だから、インパクトのあるときに勉強すると頭に入りやすいのです。
結果重視の風潮がありますが、勉強では一つの結果は学習のきっかけになるです。
そのきっかけを作るために問題を解くのです。
そこで終了ではありません。
3.暗記を嫌がる
暗記は時間がかかる割に成果がなかなかでないように思えます。
しかも、一般的に暗記というと書「書く」や「唱える」という単純作業の繰り返しで、面白くなく苦痛でもあります。
確かに暗記がなければ勉強もいささか楽しいのかもしれませんが、それでも最低限覚えないといけないことは存在します。
いつまでも暗記を避けると、結局いつまで経ってもそこで勉強が進まなくなります。
数学や物理の公式など、考え方が分かれば暗記しないでも作り出すことができます。
ここで注意しないといけないのは、なんとなくではなく正確に理解することです。
そうでないと、自分で作りだしたものもあいまいで正しくないからです。
また、勉強の中では作り出すのが難しいこと、理屈よりむしろ覚えてしまった方が簡単なこともあります。
最低限覚えなければいけないことは腹をくくって覚えましょう。
そこで問題になるのが暗記の仕方です。
人によって様々ですが、人間の脳は意味づけがなされていないものを覚えるのは苦手です。
例えばランダムな数字の羅列はせいぜい一度に7桁くらいまでしか覚えられません。
だから、何か意味のあるものと関連付けて覚えるのがいいです。
歴史の年代の語呂合わせなどはいい例です。
暗記の工夫についてはまた、別の記事で議論したいと思います。
4.暗記さえすればいい
英語はどう勉強するのか聞くと、「単語を暗記すればいい。」
国語はどう勉強するのか聞くと、「漢字を覚えればいい。」
その他の教科も同じ、「理科は言葉を覚えればいい。」「社会は年号を覚えればいい。」「数学は公式を覚えればいい。」
これも間違った勉強の仕方です。
覚えるのも必要ですが、それだけでは結局問題は解けません。
なぜなら、どのように覚えたものを使うのか分からないからです。
実践演習が必要な訳はここにあります。
上記の発言は本当に勉強ができない生徒がよく言います。
理由は、暗記以外勉強法を知らないからです。
人間の脳は意味づけできないと、せいぜい5~6文字くらいの言葉しか覚えられません。
やみくもに紙に書いて覚えようとしますが、これは脳の負担が大きく、時間がかかる割に覚えられません。
そうやって暗記だけで時間が無くなり、練習する時間がないから問題が解けないのです。
むしろ、丸暗記するより実践を通して覚えた方が身につきやすいです。
それは経験という記憶を仲介して刺激を与えるからです。
5.完璧でないといけないと思う
完璧に全ての問題が最初からできてないといけないと思う。
だから、最初から丁寧に一つずつ問題やテキストに取り組む。
結果、最後まで行く前に時間が無くなりテスト当日となる。
これもよくある間違った勉強法です。
これだと、問題集や参考書の後ろの方は手が付けられなくなります。
大事なのは一度で全て完璧にやるのではなく、不十分でもいいからざっと最後まで通すことです。
そこで最重要事項、基本をしっかり身に付ければそれで充分です。
その後戻って、また最初からざっとやる。
今度は基本はできているから、応用も分かりやすいし、勉強に余裕ができます。
何回も同じ内容を繰り返すことで勉強が少しずつ身に付いてき、やり残しが無くなります。
どんな問題でもある程度できるようになります。
面倒に思えますが、繰り返しをした方が、一度で完璧に済ませるより、効率的で労力がかかりません。
6.勉強のレベルがあっていない
新しいものに挑戦するのは不安で気が進まないものです。
意識的にせよ無意識にせよ、自分が解ける同じようなレベルの問題ばかり解いていませんか。
確かにこれだと問題は解けるので楽しいかもしれませんが、何も新しいものは身に付いていません。
勉強の目的は自己満足ではありません。
できないことができるようになることです。
「間違え」や「分からない」を恐れないでください。
これはむしろ学びのチャンスでいいことです。
逆にレベルが高すぎることもあります。
向上心が高いのはいいのですが、いきなり手の届かない目標にチャレンジするのも効率が悪いです。
先ず基礎をしっかり理解した上で、応用に挑戦しましょう。
一般的に学習に最も効率的なレベルは「α+1」と言われています。
自分の力「α」より少し高いレベルが丁度いいのです。
7.目標が明確でない
何をするにしても目標があると計画も立てやすいしより組みやすいです。
表かも明確で達成度もはっきりします。
なんとなく勉強するのではなく、目的意識を持つことが心理的に効率をよくします。
最終目標を立て、それに到達するために中間目標をいくつか立てる。
そして、手前の目標から一つずつ達成していけば、最終的に自分の目指すゴールにたどりつけるのです。
目標を明確にすることで、自分が何をすべきかはっきりします。
不必要な勉強に割く時間が無くなり、必要なことをより深く学べるのです。
多くの場合、やっているのにできない生徒は、勉強をやったつもりになっています。
つまり、自己満足になってしまって、本当に勉強内容が定着していないことが多いのです。
勉強は「学習」と「習得」の二段階からなります。
「学習」の段階で止まって、「習得」に至っていないのが原因だと思われます。
具体的には一人ひとり状況が違うので一概に言えませんが、困ったときは一度ご相談ください。
いつでも喜んで承ります。
2018.07.09
『54字の文学賞』が発表されました。子供から大人までうなる作品がいっぱい。これにあやかり、葛西TKKアカデミーでも作文大作戦を行います。
『54字の文学賞』ってご存知ですか。
氏田雄介さんが『54字の物語』を発表し、その後、Twitterで盛り上がったのですが、PHP研究所が公募したところ、子供から大人まで秀逸な作品が多数集まりました。
その中で優秀な作品を選び、この度大賞が決まりました。
氏田雄介著『54の物語』へのリンクはこちら
Twitterハッシュタグ「#54字の物語」へのリンクはこちら
『54字の文学賞』へのリンクはこちら
一ひねりあるけど分かるとなるほどとうなるもの、笑えるもの、本当に小学生の作品と疑いたくなるもの様々です。
ルールは簡単。
9字×6行の原稿用紙にぴったりになるように書くこと。
これだけです。
世界で最も短い短編小説と言っても過言ではありません。
葛西TKKアカデミーもこれに刺激を受けて、是非何か面白いのを作ってやりたいと考え、『作文大作戦』を展開したいと思います。
文章を書くことは発想力を高め、思考をより深くさせます。
文章力は受験やテストだけでなく、将来大人になっても欠かせない能力の一つです。
また、文を書くことで読解力も養えます。
以上の理由で葛西TKKアカデミーは作文の指導をとても重視しています。
夏休みになれば恒例の読書感想文もありますし、オリジナルの物語の公募もたくさんあります。
もちろん『54字の物語』に挑戦するのもいいでしょう。
何であれ、葛西TKKアカデミーは生徒たちの創作のお手伝いをしようと考えています。
興味のある方は是非葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
因みに、現在1名の小学生がオリジナルの小説に頑張って挑戦しています。
また、彼女の発想をもとに私も一つ物語を作ろうかと考えています。
完成すれば、ホームページにて発表しようと思います。
お楽しみに。
せっかくの長い休みです。
余った時間を活用して、作家になって新作を発表してみませんか。
2018.07.05
高校見学で注意すること。夏休み中は学校説明会も多く催されます。貴重な機会を無駄にしないためにも、注意点を挙げます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは高校進学の相談も承ります。
2020年から大きく変わる教育制度に対応できるためにも、高校選びは今まで以上に重要になりました。
悔いのない学校選びのためにも現地に足を運び、様々な情報を得ることは大切です。
夏休みは高校の学校見学会、説明会がたくさんあります。
進学を控えたお子様をお持ちの家庭は、色々な高校に出向くことも多いでしょう。
今回はその時に注意すべき点をお話します。
1.コースやカリキュラム、卒業後の進路について確認
入れるならどこでもいいというわけではありません。
入学した後の学校生活、卒業後の進路まで見据えて学校に確認するのがいいでしょう。
資料を見てコースやカリキュラムについて分からないことは必ず確認しましょう。
授業に関するその学校の特色(単位制など)や特別プログラム(海外研修、国際交流など)も説明を受けましょう。
直接学校の先生と話すことはいろいろな意味で利点があります。
2.学校の施設や設備を確認
プールや体育館、教室の空調など、生徒が実際に学校生活を送る上で快適な環境かどうかを確認しましょう。
部活に興味があるのなら、それに関連したもの(備品やコートなど)も見ましょう。
図書館やパソコンも大事です。
特に最近はタブレット端末や電子黒板を導入している学校もあり、生徒が使いこなせるか、先生が使いこなせているか知る必要があります。
IOTの推進を文科省はうたっていますが、現実にはまだ整っていない学校がたくさんあります。
また、適切な進路相談ができ、そのための資料が十分整っているかも見ましょう。
3.構内掲示や清掃状況を確認
掲示物や清掃状況はその学校の普段の姿を知る手がかりにまります。
掲示物がきちんと整理され見やすいか。
廊下や教室が綺麗に掃除されているか。
生徒の日常の営みが現れます。
また部活の賞状などは、その学校がどんな課外活動に力を入れているかが分かります。
新しい大学入試制度では当日の試験の点数だけでなく、高校時代での様々な活動への参加などが評価に大きく関わってきます。
学内外の活動に積極的な学校かどうかは、大学受験の大きな要素の一つになります。
4.公開授業は見た方がいいです
公開授業は学校生活の実態を知る上で役に立ちます。
公開と分かってそれ用に繕っていても、何十人もいる生徒が全てが演じることができません。
よく見るとどうしても普段の癖が出るものです。
だから、公開授業は普段の生徒の姿を見るのにはいい機会です。
そして、できれば生徒の生の声を聞いてみてください。
案外正直に話してくれるものです。
ダメ元で試してみるのもいいでしょう。
学校見学は高校を知る重要な機会です。
事前連絡すれば、説明会の日でなくても学校を見せてもらえることもあります。
後悔しないためにも学校選びは慎重にし、正確な選択をするために少しでも多くの情報を集めましょう。
2018.07.01
イベント紹介「変身!昆虫スゴわざ展2018」夏休みはワクワクドキドキ心動かす学がいっぱい!あなたも昆虫になって、虫たちの世界を体感!
いよいよ夏休みも間近。
夏休みは各地で特別なイベントが盛りだくさんです。
本日は、「変身!昆虫スゴわざ展2018」をご紹介します。
横浜みなとみらいにある「オ―ビィ横浜」で行われる特別展です。
期間は7月1日から9月30日まで。
料金はオービィ横浜の入場料のみで楽しめます。
昆虫になりきった体験アトラクションがいっぱい。
自分の体を通して、昆虫の世界への理解を深めます。
自分がセミになって、木にしがみついて鳴いてみたり、バッタになって高く飛び上がったり、どれも楽しそうです。
また、3mのクワガタムシロボットと2.5mのカブトムシロボットと一緒に写真を撮ることもできます。
まるで自分が小さくなって昆虫の世界に迷い込んだようで、来場の良い記念になるでしょう。
更に、3Dの立体昆虫標本はリアルで迫力も満点です。
他にも多くのアトラクションがあります。
是非ご家族でいらしてはいかがでしょうか。
ここで学んだことを自由研究としてまとめるのも大変いいと思います。
また、併設する「みんなの世界昆虫展2018」では三本角のアトラスオオカブトやアジア最大のカブトムシ、コーカサスオオカブトなどと触れ合うこともできます。
こちらは別途入場料が必要です。
オービィ横浜自体も動物と触れ合える施設で、動物と触れ合える「アニマルガーデン」、仮想飛行体験で世界を一周する「アースクルージング」、動物や自然との合成写真が作れる「エクストリームフォトスポット」など、最先端技術と動物、自然が組み合わさり、非常にユニークで直感的な遊びと学びが体験できます。
個別指導塾葛西TKKアカデミーはこのような、生徒が体を通して楽しく学べるイベントをお勧めします。
他にも楽しそうなイベントがあれば随時ご報告させていただきます。
お楽しみに!
2018.06.28
面白い!漢字アート。漢字に隠された言葉が分かりますか。漢字を楽しみましょう。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒一人ひとりを思い、常にどうすれば勉強を楽しく学べるかを考えます。
様々な状況の生徒に合わせた授業を提供できます。
漢字というものは、退屈で複雑で厄介なものと思う生徒がたくさんいます。
確かに、ひたすら練習帳に書かされたり、見ただけでごちゃごちゃしているものを覚えようとするのは気が進まないものです。
そこで漢字を違う視点から見られるサイトをご紹介します。
いとうさとしさんの「ことば漢字」というサイトです。
上の画像の「感謝」という文字を見てください。
一見ただの漢字のように見えますが、よく見ると「ありがとうございます」というひらがなの組み合わせでできています。
本当にびっくり!
いとうさんは他にも様々な漢字アートを発表しているのでご覧ください。
ちょっと感動します。
特に私は「誕生日」という漢字が「うまれたしあわせ」になっているのに非常に心動かされました。
これを参考に、生徒たちにも漢字アートに挑戦させてはいかがでしょうか。
漢字がもっと楽しくなると思います。
勉強に限らず何でもそうですが、やる前に「苦手だ」とか「嫌だ」という意識を持たせないことが大切です。
なぜなら、そのようなマイナスの感情は、学びに置いてはフィルターとなって、知識の吸収を妨げるからです。
勉強をさせなければと焦るのも分かりますが、その結果子供に嫌悪感を持たせるとかえって効率が悪くなります。
本人がやりたいと思えるように、楽しいと思えるように、肯定的で促す言葉を投げかけるのがいいです。
本来、人間にとって知るということは喜びであります。
だから、子供たちも勉強が楽しくなるよう、葛西TKKアカデミーは指導にも工夫しています。
2018.06.25
ちょっと一息 クイズ 正しく漢字読めますか。
本日はクイズです。
よく見る漢字も実は読み間違えていたりしますよね。
生徒の漢字指導も大事ですが、案外教える側も間違って覚えていたりします。
今日はそんな漢字をご紹介し、きちんと読めているかチェックしましょう。
果たして何問答えられるでしょうか。
問題:次の言葉の読みは何でしょうか。
1.茨城県
2.乳離れ
3.続柄
4.依存心
5.礼賛
6.間髪
7.汎用
8.肉汁
9.古文書
10.一段落
11.出生率
12.他人事
13.あり得る
14.異名
15.貼付
答え
1.いばらきけん(いばらぎではありません。)
2.ちばなれ(ちちばなれではありません。)
3.つづきがら(ぞくがらではありません。)
4.いそんしん(いぞんしんではありません。)
5.らいさん(れいさんではありません。)
6.かんはつ(かんぱつではありません。)
7.はんよう(ぼんようではありません。)
8.にくじゅう(にくじるではありません。)
9.こもんじょ(こぶんしょではありません。)
10.いちだんらく(ひとだんらくではありません。)
11.しゅっしょうりつ(しゅっせいりつではありません。)
12.ひとごと(たにんごとではありません。)
13.ありうる(ありえるではありません。)
14.いみょう(いめいではありません。)
15.ちょうふ(はりつけではありません。「貼り付け」と送り仮名がつくとはりつけになります。)
いかがでしたでしょうか。
結構間違って読んでいませんでしたか。
また、機会を見てクイズなどもやりたいと思います。
2018.06.21
「さくらんぼ計算」ってご存知ですか。小学校で習うのですが、親からの「よく分からない」という声が多いので説明します。
家庭でどのように教えていいか分からないときは、個別指導塾葛西TKKアカデミーにお声をおかけください。
生徒一人ひとりに親切丁寧に教えます。
葛西TKKアカデミーはその時々に合わせて指導内容をアップデートしています。
学校で習う内容は時代とともに変わります。
文科省が指導要領を定期的に変更しているからです。
その結果、親が習ったことを子供は習わなかったり、逆に親が習わないことを子供が習うことがあります。
後者の場合、家庭で子供の勉強を助けようにも、自分がやったことないことを教えるのは一苦労だと思います。
そんなご家庭の力にも葛西TKKアカデミーはなれます。
いつでも気軽にご連絡ください。
本日はそんな親は習っていないのに子供が習うものの一つとして「さくらんぼ計算」をご紹介します。
小学校低学年でやるのですが、親御さんが生徒のときは習っていないもので、勉強を見るのに頭を抱えるという声を非常によく聞きます。
そこで「さくらんぼ計算」を解説いたします。
「さくらんぼ計算」は子供たちの苦手とする、足し算引き算の「繰上り」や「繰り下がり」を簡単にできるようになるために編み出された計算方法です。
足し算のさくらんぼ計算
例えば上の画像にあるように「8+7」の計算を考えます。
8+7は繰上りが起きるので、子供たちは苦手とします。
そこで「8に2を足せばちょうど10になる」ということを利用します。
つまり、「7」を8に足して10が作れる「2」と残りの「5」に分けるのです。
そして、先に「8+2=10」をし、その後残りの「5」を足して「15」という答えを導き出すのです。
この数字を二つに分けてキリのいい数にするというのが「さくらんぼ計算」のポイントです。
その際、数字の下にさくらんぼのように分けて書くので「さくらんぼ計算」と呼びます。
このかわいらしい愛称から、学校は低学年の子供たちにキャッチ―なのでやるのではないかと想像しています。
もちろん、これは一桁どうしの足し算だけでなく、二桁でも応用が効きます。
例えば、57+9をします。
これも「57」に3を足せばキリのいい60になると考え、「9」を「3」と「6」に分けます。
「57+3=60」をし、残りの「6」をこれに足して「66」が出せます。
引き算のさくらんぼ計算
同様に画像にある「14-8」を考えましょう。
これも繰り下がりが起きるので、子供たちは苦手とします。
そこで「14」を「10」と「4」に分け、先ず「10-8=2」をします。
これで引くものは引いたので、この「2」と残った「4」を足して「6」という答えを導き出します。
これも数を二つに分けることで計算がしやすくなる工夫をしています。
また、二桁の引き算でも数を二つに分けることで計算しやすくすることができます。
例えば、「63-17」を考えます。
この場合、「17」を「13」と「4」に分けます。
そして先に「63-13」をします。
するとキリのいい「50」という数字が表れます。
そして、引くべき数で残っている「4」を引いて「46」という答えが導き出せます。
要は一度に計算するのではなく、キリのいい数を作るにはどうすればいいか考え、ひと手間増やすことで計算を楽にしようということです。
意図が分かればそれほど難しくないのですが、そうでないと、親は初めて見る内容にびっくりしてどうすればいいか分からなくなりますよね。
葛西TKKアカデミーでは全ての家庭の力になりたいと考えていますので、勉強でお困りのことがあればいつでもお知らせください。
塾生でないからとか、そんなことは申しませんので、安心してお問い合わせください。
ある家庭でお困りのことは、きっと他の家庭でも問題になっていると思います。
今後もこのような問い合わせがあれば、随時ご紹介しようと考えています。
2018.06.17
「いじり」と「いじめ」 最近テレビなどで「いじられキャラ」が流行っています。「いじり」という名の「いじめ」に注意しましょう。
最近、テレビで「いじられキャラ」としての出演者が増え、新しい笑いを誘っています。
しかし、勉強だけでなく生徒の心も考える個別指導塾葛西TKKアカデミーは、この現象を心配しています。
「いじられキャラ」とは何でしょうか。
みんなにわざとからかわれたりバカにされたりすることで、番組内の立ち位置を確立している人たちです。
番組内の軽い嫌がらせなどは、視聴者にも問題視されることはあまりありません。
出演者は仕事として、了解の上にそのキャラクターを受け入れていますが、テレビで行われることは現実社会に影響を与えます。
当然十分な思慮分別が育っていない子供たちは、同じように同級生などを「いじり」という名目でターゲットにします。
特定の人を馬鹿にしたり茶化したり。
テレビで許されているので、罪悪感も感じません。
「いじっている」本人は軽い冗談や遊びのつもりでやるのですが、やっていることは実質「いじめ」と変わりません。
他人を犠牲にして自分の優越感を感じたり、愉快になるのです。
一方、「いじられる」側も「いじられキャラ」になればみんなが構ってくれるので、集団での居場所が保証されると考えます。
逆に「いじり」に対して声を上げると、自分の存在をグループに示されなくなるので、そのキャラを演じ甘んじるのです。
無視され孤立するくらいなら、自分のプライドを犠牲にしてもみんなの中にいたいと考えるようです。
ある意味相互に利益があるので、この関係は強固になり、解消は難しくなります。
しかし、「いじり」がエスカレートし「いじめ」に変わることは十分に考えられます。
しかし、いじめ同様に度が過ぎると心身に影響が出てきます。
体調不良になり登校できなくなったり、精神的に不安定になったりします。
自覚しないままストレスをため込み、体が耐え切れなくなるようです。
自身のプライドを犠牲にしているので、自分に対する自信がなくなり、自分を否定的に見なすようにもなります。
この場合、「いじり」だと言えばやっていることが「いじめ」であっても軽視されるという問題があります。
仲良いもの同士のふざけあいの延長。
また、先ほど述べたようにいじめられる側も拒否しにくいう問題があります。
自身の居場所を失う覚悟が必要だからです。
このような新しい状況は憂慮すべきであり、いじめ同様周りがしっかり自覚し注意しなくてはなりません。
「いじられキャラ」を演じる子供はやはり不安感が強く、それを解消して自信を持たせることが大事です。
これは自分を犠牲にしてまで保つ価値のない友達関係だということを理解させなくてはいけません。
友達とはお互いに認めある対等な関係であるべきだからです。
特に「いじり」の場合は本人の安心できる居場所が重要となるので、様々な場所に積極的に出ていき、学校以外にも仲間が作れると知れば、現在の状況が以上であり声を上げなければならないと分かるはずです。
葛西TKKアカデミーもそのような子供たちの力になれるように準備しています。
2018.06.14
葛西TKKアカデミーの社会見学、東京地方裁判所に行ってきました。
生徒に寄り添い、要望に応える個別指導塾葛西TKKアカデミーが特別授業として社会見学を行いました。
昨日、生徒の希望があり東京地方裁判所に行ってきました。
以前から興味があったらしく、生徒から是非裁判の様子を見に行きたいと言われていました。
何であれ生徒が興味を持つことはいいことです。
そして、このように生徒が興味を持った時こそ、学びが身に付く大きなチャンスです。
裁判所は中学の公民の授業で扱います。
しかし、実際に現場に行き、その様子を実感した方が机上の勉強よりはるかに印象深く、生徒の脳に刻まれます。
だからこそ、色々調べ特別に社会見学として裁判所に行く機会をアレンジしました。
私自身も裁判所を訪れるのは初めてで勝手が分からないことがたくさんありました。
入り口の写真を撮ろうとしたら、早速警備員に注意されてしまいました。
中の撮影はいけないと察しがついたのですが、まさか外の看板までダメなんて思いませんでした。
入るとすぐに裁判の予定を検索できる端末があり、自分で傍聴したい裁判を知ることができます。
一般の裁判であれば傍聴券もなく、自由に入って裁判を見ることができます。
司法制度改革などと称して、裁判所は現在一般の人々にも身近なものになりたいと考えています。
そのせいか、裁判を見ること自体はさほど困難でもなく、誰でも気軽に傍聴できます。
昨日も学校の授業の一環でしょうか、高校生と思われるグループが来て裁判を傍聴していました。
他にも裁判とは関係のない一般の方もたくさん傍聴していました。
こんなに関心がある人が多いのかとちょっと意外でした。
裁判を実際に見たのは初めてでしたが、独特の雰囲気と緊張感がありました。
一緒に行った生徒も興味深かったと話していました。
以前から強く希望していて、また見学したいと言っていました。
これをきっかけに更に学びを深めていってほしいものです。
裁判所の地下の食堂で昼食を取りました。
非常にリーズナブルな価格で食事ができました。
本当にこんなに簡単に裁判って見ることができるのだと驚きました。
裁判所を始め多くの公官庁や企業の本社などがたくさんあり、幸いにして東京は社会見学には最適の場所です。
こんな恵まれた環境を生かさないのはもったいない。
今後も希望があればどんどん外に出て、生徒に様々なことを学んでほしいと思います。
興味関心を生かし、より一層勉強を楽しく深く身に付けてほしいです。
特に今回のように生徒自身がやりたいと言ったときは好機です。
生徒のためにやれることは喜んでやりたいと考えています。
今回の経験を活かし、今後も特別授業としてどんどん外に出て、現場で生徒たちに実感としていろいろなことを学んでほしいと思います。
よって、希望があれば社会見学も続けていこうと考えています。
その時はまたご報告いたします。
このような大手塾にはない柔軟で要望に応えられる点も葛西TKKアカデミーの魅力の一つです。
2018.06.11
桜町高校演劇部の 公演会に行ってきました。TKKアカデミーの生徒も出演していました。
昨日、桜町高校の演劇部の公演会がありました。
葛西TKKアカデミーの生徒も出演していました。
その生徒に見に来てほしいと言われたので、雨の中行ってきました。
生徒から来てくださいと言われることは非常にありがたいことです。
このように葛西TKKアカデミーは生徒との絆を非常に大事にします。
塾での勉強以外にも触れ合いを持てる、人と人との付き合い。
そんな塾を目指しています。
最寄り駅は桜新町駅。
駅を出ると早速サザエさん一家の銅像が。
そう、ここはサザエさんで有名な長谷川町子さんの美術館があります。
そんな町を抜けたところに桜町高校があります。
このような機会を利用して高校を見学するのもいいことです。
生徒との縁があって行くことができました。
学校の雰囲気を知ることは、これからの進路指導にも役に立つのでよかったです。
階段を上ったところに会場がありました。
時間ギリギリに着いて、会場は保護者の方々で一杯でした。
お子様に対する熱意が感じられます。
劇の内容は探偵事務所で起きた事件を通して、そこでの人間関係が展開していく内容です。
笑える場面も非常に多く面白かったです。
ストーリーは多少分かりにくい点もありましたが、これも生徒の自主製作というので驚きです。
新人講演会なので部員は一年生のみですが、みんな声が通りなかなか様になっていました。
こうやって生徒たちが青春を謳歌している姿を見るのは微笑ましいものです。
この大切な時間を精一杯悔いなく過ごしてほしいです。
個の生徒も演劇がやりたくてこの高校に入りました。
その情熱が今も続き、こうやって部活に励んでいることが分かり一安心。
苦労はしましたが、彼女の役に立ったと実感できました。
生徒たちの成長を眺めながら手助けができれば理想です。
人の人生に関わり力になれることは何と有難いことか。
そのためにも私は小さいながらも葛西TKKアカデミーという塾を開いたのです。
最後にもう一度この生徒に感謝の言葉を送りたいと思います。
「公演に呼んでくれてありがとう。よく頑張っていい演技でしたよ。これからも変わらず勉強に演技に励んでください。」
2018.06.08
勉強をやらせるよりは、習慣化した方がいい。何も言わなくても自分から勉強するようになります。個別指導塾葛西TKKアカデミーは勉強の習慣化にお役に立てる塾です。
家で勉強をしないとお嘆きの家庭が多いです。
そんなときに「やりなさい。」と勉強を強制しても、かえって反発したりダラダラしてやらなかったりします。
どうすればいいのでしょうか。
キーワードは「習慣化」です。
やれと言ってもやらないのは、「勉強をやる意義が分からない」「もう勉強嫌いなので逃げたい(言い逃れ)」「反抗期」などが考えられます。
しつこく言ってようやく勉強をするようになる場合もありますが、結果、勉強をやりたくない気持ちを強めることになると、ますます勉強に手がつかなくなるでしょう。
つまり、子供に色々考えさせると、やりたくない意思が強いので結局やらないことになるでしょう。
だから、考える前に行動する「習慣化」が大事なのです。
日常の多くのルーティーンが小さい頃に身に付いたように、勉強も中学生よりは小学生、それも低学年の方が勉強の「習慣化」は簡単です。
そして、「勉強しなさい。」と口うるさく言うのではなく、目に見える形で示すことが大事です。
一日のスケジュールを一週間分作り、何時から何時までは勉強の時間、何時から何時までは遊びの時間と明確に決めて表にし、家族全員が見えるところに貼り出貼りだしましょう。ましょう。
家族全員がスケジュールを共有しているので、「いつになったら勉強するのだろう。」「また遊んで、宿題やったの?」とイライラすることもなくなります。
また、その日のやる内容も具体的に紙に書いて貼りだしましょう。
「問題集〇〇ページから〇〇ページまで」とか「漢字を10個覚える」という風に。
こうするとゴールがはっきり見えるので勉強も進みますし、今日はどれだけやったかという成果も分かります。
この達成感が心地よくなり、勉強が習慣化するのです。
ここでもポイントは親が決めたことをさせるのではなく、話し合って最終的には本人が決断するということです。
親が決めてしまえば責任感もなく、やらされている気持ちが強くなり嫌になります。
いきなり頑張りすぎない、無理ない計画を作りましょう。
最初は短い時間でも構いません。
先ず「やる」ことが大事なのです。
そこから少しずつ時間も内容も増やしていけばいいのです。
週に一日くらい勉強をしない日があってもいいでしょう。
勉強の習慣が定着するまでは、親がついてあげましょう。
よく子供が机についたらほったらかしにする人がいますが、それでは子供は勉強するようにはなりません。
一人より誰かと一緒の方が楽しいですし、一緒にしてあげるだけで信頼感が子供に生まれます。
一人だとどうしても怠けたり勉強が進まなかったりしますが、そばに誰かがいればそれもしにくくなります。
「一緒に勉強しようか。」と声を掛けてあげるといいです。
そうすれば、親が自分の勉強を他人事のように考えていないことが伝わります。
そして間違えを指摘しすぎないように注意しましょう。
「ほら、また間違えた。」なんていちいち言われたり怒られたりすると、せっかくのやる気も失せてしまいます。
むしろ、できたことをより多く褒めてあげると、子供のモチベーションも上がります。
また、「~しなさい。」と命令形で言うのではなく、「~する?」と疑問形にして子供に決定権を与えると、子供もやらなきゃなという気分になります。
子供のそばについてあげる時は気長にイライラしないでください。
イライラは子供に伝わり、勉強するのがより嫌になります。
子供の発達は人それぞれなので、簡単なものもできないこともあります。
だからと言って焦ってもできるようにはならないので、大人はどっしりと構え、根気よく見守ってください。
それが安心感にもつながります。
何回もやればできるようになります。
最初は大人も子供も大変ですが、長期的視野で見ましょう。
少しずつで構いません。
習慣化できれば、勉強が嫌とか考える前に机につくようになります。
もし、家庭で親がついてあげられない、子供の質問に答えられないということがあれば、葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
塾を勉強の場として使っていただいて結構です。
私も子供たちを見ていますので、ご安心ください。
この塾をもっと利用して、皆様のお役に立ちたいと思っていますので、どうかご遠慮なくお声掛けしていただければと思います。
2018.06.05
新指導要領でどう変わる?教育改革により小学校から高校まで、教科が大幅に変わります。個別指導塾葛西TKKアカデミーは新しい変化にも対応します。
2020年度から本格的に変わる教育改革に伴い、教科の内容も大幅に変化します。
多くの生徒や先生が、この変化に対応できないのではないかと不安を感じています。
でも、対応でない人が多いからこそ、対応できれば大きなチャンスなのです。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでも常に情報収集し新たな授業内容に対応します。
同時に、教育改革の関する情報も随時発信してまいります。
2020年度から大学入試改革が行われ、新しい入学試験の制度が始まります。
今回の教育改革の柱の一つとして「高大接続改革」があります。
これは高校と大学を別々の教育機関とするのではなく、連続性を持たせることで大学や社会が求める水準に足る人材を高校で育てるということです。
そのために入試改革は、単なる試験形式の変更にとどまらず、高校での学習内容や学校生活までも大きく変えていくのです。
この裏には、今まで文科省がいろいろ改革を試みても、受験科目以外は学校も生徒も真剣に取り組まず、なかなか成功しなかったことがあります。
つまり、どんなに学校を変えていこうとしても、結局、受験には関係ないと言ってまともに現場が対応しなかったということです。
現場の本音としては「今の受験に対応することで手いっぱいで、それ以外のことに尽力する余裕がない」ということですが。
いくら文科省が努めても学校は一向に変わらず、マスコミなどの批判ばかり受ける。
業を煮やした文科省は、入試制度を変えることで否応なしに現場が指示に従うよう改革に着手したのでした。
教育改革に関する例として、高校の科目について見てみましょう。
高校では55科目中27科目が新設や見直しになります。
英語
小学3,4年生で英語活動として児童が英語に触れる機会が与えられ、5,6年生では正式な教科として学びます。
英語のスタートが早まった分、求めらえる英語力もより高度となります。
身に付けるべき語彙数も格段と増え、「新聞記事を速読して必要な情報を取り出したり、時事問題など幅広い話題について発表・議論したりできる」と具体的目標を新指導要領は掲げています。
今までの「読む」「書く」が中心だった英語試験が、民間試験を利用することで「聞く」「話す」も大学入試の中で評価することが決定されています。
これに伴い、高校入試でもスピーキングを取り入れることを検討している学校も増えています。
社会
これまでは「世界史」が必修で「日本史」と「地理」が必修選択になっていました。
しかし、改革後は近代の日本史と世界史を合わせた「歴史総合」と、地理に環境や防災の内容を加えて「地理総合」になります。
しかも、それは両方とも必修です。
また、これまでの公民は「現代社会」が「倫理、政治・経済」が必修選択でした。
法改正により18歳から選挙権を得られるようになり、それに伴い主権者としての知識や判断力を育てる「公共」という科目が公民では新たに設立されます。
他にも、新しく設立された科目に「古典探求」や「理数探求」など「探求」のついているものがいくつかあります。
これも大学入試改革で、「思考力・判断力・表現力」が問われることに対応して設立されたものです。
以上のように、小学校から高校までの全段階において授業内容の大幅な変更がなされ、現場は準備対応に忙しくなっています。
教育改革が目指す学業のレベルは非常に高く、内容の量だけでなく質もより高度なものが求められます。
今までの習った知識を覚えていればいいのではなく、自分で問題を抽出し、身に付けて知識をもとに、状況を分析し答えを判断しないといけない。
これは一朝一夕でできるものではなく、日頃から問題意識を持って論理的に考えることに慣れていないと(訓練していないと)できません。
果たしてこれは可能なのか。
現行の指導要領で授業内容を消化するのも大変なのに、更にそこまで生徒に考えさせる時間が取れるのでしょうか。
生徒たちは不安かもしれませんが、案外生徒は柔軟性があるので、しっかりとして学習環境があれば十分に適応できると思います。
一番不安がっているのは現場の先生です。
新指導要領が求める授業は今まで学校の先生が受けたことのないものです。
自分に経験がないので、どうやればいいのは分からないのです。
新指導要領が示す授業は豊富な知識と経験を要するので、実際にできるかどうか自信がないのです。
10年くらいは混乱が続くと思います。
また、これらの改革で習得する能力を新しい入試が正確に適切に、そして公平に評価されるのかという疑問もあります。
2020年度から変わるということは決まっているのですが、そのための準備は間に合うのか、実践できるのか、具体的にどうすればいいのか、未解決な課題が山積みです。
しかし、そのようなことを言ってもどうしようもないので、私たちは可能な限りの対応をするしかありません。
大変になりますが、逆に言うと、変化に対応できない者が多いからこそ、きちんとやるべきことをやっていれば非常に有利ということです。
だからこそ、葛西TKKアカデミーは新しい制度に対応した指導を重視しています。
2018.06.02
料理をしよう!キッチンは勉強の宝庫!子供たちの頭の訓練には持ってこいです。しかも、おいしく食べられ、家族の会話も増えます。一石何鳥にもなりますよ。
頭の訓練には料理が一番、と私は思っています。
それは学校で学ぶことが様々な場面で関わるからです。
従って、料理を上手に利用すれば子供たちの勉強の定着や促進に役立ちます。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは常に授業に工夫を凝らし、生徒が分かる授業を心がけています。
1.算数
お菓子やケーキを作るときは分量を正確に計って作らないと失敗します。
レシピ通りの分量がない時やレシピの人数とは違う人数分の料理を作るときは、分量を変えなければいけません。
そんな時は分数や割合の計算が必要になります。
また、計りで測ることも算数の練習になります。
時間も考えなければならないので、いつ出来上がるかの計算もできます。
材料を買う時も何個分でいくらとか、何割引きだからいくらになるとか、消費税が入るからどうなるかなど、算数を利用する機会はたくさんあります。
このようなチャンスを活用すれば計算の練習になりますし、算数もより身近なものに感じられるようになります。
2.国語
作り方を読むことは読解力の練習につながります。
正確に内容を理解しないと作れません。
特にレシピなどには指示語や接続語が多いので、これらを正確に捉えられることは文章を正確に読み取る訓練になります。
材料や器具、専門用語なども出てくるので語彙を増やすことにもなります。
当然、漢字を学ぶこともできます。
3.社会
材料がどこで取れ、どのような人々がどのように作ったか考えることができます。
上手に子供たちに興味を持たせ、本やインターネットで調べさせると、とてもいい勉強になります。
今は輸入物も多いので国内に限らず海外の産地を学ぶこともできます。
様々な食材が手に入るので、外国の料理から人々の文化や暮らしを知ることもできます。
4.理科
料理には科学の側面もあります。
何と何を混ぜればどのような変化が起こるか考えなければなりません。
酸やアルカリ、氷・水・水蒸気などの状態変化などを経験として捉えることができます。
植物や動物について考えたり、消化・吸収など体について考えることもできます。
料理をするということは当然家庭科の勉強になります。
しかし、盛り付けなどはデザインなどは美的センスが問われます。
以上述べたように、工夫さえすれば料理は勉強のネタの宝庫なのです。
料理を通してたくさん学びましょう。
おまけ
料理のいいところは他にもあります。
作るのは楽しいし、出来上がりを食べるのは美味しい。
手作り料理をほめてもらえば、子供たちもテンションが上がります。
親子のきずなも深まり、いい思い出にもなります。
そして、何と言っても料理ができるとモテますよ!
2018.05.30
重たいランドセル、人間関係、スマホ・・・。今どきの環境が子供たちの健康に大きな影響を与えています。
我々が育った時とは大きく異なる環境で、今の生徒たちは育っています。
その結果、子供たちの成長や健康に害が出ているようです。
スマホやインターネットが普及し私たちの環境は大きく変わりました。
学校の教育方針も同様です。
つまり、子供たちは私たちが経験したことのない環境の中で生きているのです。
従って、私たちが想像しなかった悪い事態が子供たちに起こっています。
最近特に取りざたされているものの一つに生徒たちの持ち物の問題があります。
ランドセルは年々改良されより軽く丈夫になっています。
しかし、教科書やノート、ドリルなどの教材は以前(特に「ゆとり教育」のころ)に比べ格段に多くなっています。
学習指導要領の改訂により、教科書のページすすが増え、サイズも大型化しています。
昔みたいに教科書が上下に分かれておらず、一冊の厚みも増えています。
時には体操着や上履き、ピアニカや粘土も持たなければならず、平均で7.7㎏の荷物を持たなければならないと言われています。
パンパンになったランドセルを背負って、よたよたと通学路を休み休み歩く小学生の姿が目撃されます。
7.7㎏と言えば、自分の体重の4分の1くらいになるので、疲れて当然です。
中学生では更に教科書は増えます。
更に「置き勉禁止」(学校に教材を置いておくのを禁止すること)なので、毎日生徒は全教科の教材を持って往復しなければなりません。
よく後ろにこける生徒がいるそうです。
この問題は生徒を疲れさせ活力を奪ったり、登下校中ふらふら歩いて事故に巻き込まれるだけではありません。
背中に重い荷物をかるわなければならないので、どうしても前傾姿勢になります。
前かがみの姿勢は重い頭を支える首の負担を増やし、肩こりを引き起こします。
また、猫背になり、頭痛や腰痛を発症することもあります。
子供はまだ骨格がしっかりしていませんから、重すぎるカバンは大きなダメージになります。
精神面からの子供たちへの影響も見過ごせません。
今の生徒たちは面と向かった人間関係だけでなく、SNSなどを使った人間関係も重要になっています。
そして、常にSNSを通じてグループに触れていないと大きな不安を感じるようです。
そんな中で、第三者には分かりにくいいじめにある生徒も多いです。
グループから外されるのが怖い、自分がいじめられる立場になるのが恐ろしい。
結果、生徒たちは常に空気を読んで全体が期待する役割を演じなければならなくなっています。
SNSには逃げ場がなく、一日24時間つながっているので、気の休まる場所がありません。
彼らを取り巻くぎくしゃくとした人間関係が、より生徒たちを委縮させる。
更に親の期待や成績など、様々なストレスにさらされ肉体に影響が出る子供もたくさんいます。
腰痛に頭痛、肩こりに円形脱毛症まであります。
「スマホ老眼」も子供たちの間で増えているようです。
スマホのゲームなどで目を酷使して、目の調整機能が落ちることを「スマホ老眼」と呼ぶそうです。
焦点がなかなか合わなくなるだけでなく、更に症状が悪化すると近視、頭痛、肩こり、集中力低下が起きてきます。
現在学校ではIoT化で授業でもタブレット端末やパソコンを使う機会が増え、子供たちの目に対する環境はより厳しくなります。
2時間以上スマホを連続して使うと相当の負担になるそうです。
世の中がめまぐるしく変化する時代、私たちが経験したことのない環境に、子供たちはさらされています。
その結果、子供たちは心身共に非常に大きな負担を受け、健康を害するものが増えています。
これは環境の問題なので、社会全体で取り組むべきです。
しかし、第一歩としては身近な大人が、自分の子供を始めとする子供たち一人ひとりに、丁寧に対応していくべきでしょう。
2018.05.27
子供が学ぶべきことは5教科だけではない。図書紹介『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズ 100万部を超える大ヒットシリーズ。人間関係や自分磨き、世の中の仕組みなど様々なことが分かります。
人間が成長するには多くのことを学ぶ必要があります。
それは学校で教科として教えられるものだけではありません。
今回ご紹介する図書は旺文社から出されている『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズです。
『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズへのリンクはこちら
本屋の店頭にも山積みになって特集が組まれていたりするので、ご存知の方も多いかと思います。
小学生とその保護者を対象としたものですが、もちろん中学生や高校生、大人が読んでもいいと思います。
100万部を超える大ヒットシリーズで、整理整頓の仕方や時間の使い方、自分をより素敵にする方法や友達との付き合い方など内容も多岐にわたります。
しかも、思春期の子供たちが疑問に思うような事柄に対応しているのもいいです。
子供から大人に成長する時期、様々なことに悩み苦しみます。
そんな時、これらの本が役に立つことでしょう。
イラストや漫画を多用し、カラーでとても読みやすくなっています。
内容もまとめられていて分かりやすいです。
しかも、面白い!
あっという間に読んでしまう読者が続出。
本当に日常にある些細な疑問から丁寧に書かれているので、かゆいところに手が届く。
そんな一冊です。
2018.05.24
漢字を覚えよう!子供たちが勉強でぶつかる壁の一つが漢字です。個別指導塾葛西TKKアカデミーの先生が漢字を覚えるコツをご紹介します。
子供たちが勉強で最初にぶつかる壁の一つが「漢字」です。
当塾でも「漢字が覚えられない。」と嘆く生徒がたくさんいます。
ただやみ雲に覚えようとしても、なかなかうまくいきません。
やはりコツや工夫が必要です。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでも漢字の指導を行っています。
子供たちに聞くと「漢字が嫌い」という生徒がたくさんいます。
二年生までは学校でも一つ一つ丁寧に漢字を教えますが、学年が上がると他に学ばなければならないことが増え、「漢字は自分で覚えなさい。」と先生はおっしゃるのではないです。
または「ノートに漢字を10回から20回ずつ書いてきなさい。」なんていわれることもあるのでしょう。
苦行以外の何物でもなく、やがて生徒は嫌になって漢字を覚えようとしなくなる。
これは逆効果です。
そこで今回はいくつかコツをご紹介します。
漢字の成り立ちを知る
一般に漢字はその成り立ちから四つのタイプに分けることができます。
「象形文字」「指示文字」「会意文字」「形成文字」です。
「象形文字」は絵から作られたもので「山」「川」「日」など。
「指示文字」抽象的な概念を記号的に表したもので「一」「二」「三」「上」「下」など。
「形成文字」は複数の漢字を組み合わせ、そのもたらす意味を漢字にしたもので「明」「鳴」など。
これらはインターネットで検索すると簡単に見つけられます。
中には動画で紹介しているものもあるので、それらを参考にしてから勉強すると脳への刺激も増え、漢字が納得できるので覚えやすくなります。
以上の三タイプはシンプルなものが多く、小学校低学年で習うものが多いです。
これらの基本的な漢字の音と、意味を表す部首を組み合わせてできるのが「形成文字」です。
漢字を音と意味の組み合わせと考えると覚えやすくなります。
共通な部首などでまとめて覚える
これはゲーム感覚で親子や友達同士で競い合ってもいいと思います。
ニンベンやゴンベン、サンズイやシンニョウなど一つ部首を決めて、どちらが多く書けるか勝負すると楽しいです。
お互いに書いたものを見比べて、そこでも覚えられます。
また部首でなくても、「体に関する漢字」「植物に関する漢字」などテーマを決めてやってもいいです。
好きなことに関する文をたくさん読む
文章を読めば漢字に触れるチャンスも増えます。
本が好きなお子様ならば自主的に読むので、自然と漢字も覚えます。
そうでなくとも漢字に触れる機会を増やすことは大事なので、例えば好きなスポーツ選手の名前を読ませたり、趣味のものの説明書を読ませるのもいいでしょう。
ゲームの解説本や攻略本もお勧めです。
間違えやすいパターンを覚える
せっかく覚えても、漢字が不正確であったり混同していたりします。
子供たちの間違えやすいところはある程度決まっているので、そこを重点的に印象に残るよう指導するといいです。
例えば、「牛」と「午」を間違える生徒がいます。
私は「「牛」には角があるから出っ張るんだよ。」なんて教えたりします。
間違えやすいところを把握していれば、子供たちも書くときに気をつけるので正確に書けるようになります。
熟語は意味と構成からまとめる
熟語も子供たちが苦手とするところです。
やはり工夫が必要です。
熟語の作りにもいくつかのパターンがあります。
パターンを知るとまとめることができ覚えやすくなります。
・前→後(前から後ろに意味が成立)
例)病人=病の人、日没=日が沈む、新品=新しい品
・後→前(後から前に意味が成立)
例)帰国=国に帰る、入学=学校に入る、着地=地に着く
・前≒後(似た意味の漢字を並べる)
例)寒冷、豊富、勤務
・前⇔後(反対の意味の漢字を並べる)
例)多少、増減、強弱
熟語は意味を考えながらやると覚えやすいし、熟語から漢字を覚えることもできます。
三文字以上の熟語も同様に熟語の構成を考えるといいでしょう。
他にも工夫やコツはありますが、一般的に行われている「ただひたすら何回も書く」方法はあまり効率的ではありません。
上記のように、漢字そのもの以外の情報も関連付けて覚えると、脳への刺激が増え身に付きやすくなります。
面倒くさがらず、急がば回れです。
国語で言えば慣用句や故事成語なども同様に、言葉そのものを覚えるのではなく、工夫して脳への刺激を強めることが大切です。
子供たちの間で人気のある「うんこ漢字ドリル」もいいです。
当塾の生徒にもやらせましたが、他のドリルと違い、本人が楽しみながら自主的にやっていたのが印象的でした。
勉強は大変です。
でも、ちょっとしたコツや工夫があれば効率よく学ぶことができます。
葛西TKKアカデミーでは、先生がこれまでの経験をもとに分かりやすく指導してくれます。
遠慮なく、是非見学や体験に来てください。
勉強や子育て、進路や学校生活などの相談も受け付けています。
地域の皆様に開かれた塾ですので、いつでも気軽にお越しください。
2018.05.21
倍数の見分け方教えます。小学高学年になると倍数を習います。倍数の問題だけでなく、割り算、そして、中学高校の指数や因数分解でも何の倍数か分かると大変便利!コツを知っていると楽ちん。
ある数を何倍かしてできる整数を倍数と言います。
小学五年生で習います。
何の倍数かが分かると、割り算も簡単にできるようになります。
実は、中学高校でも倍数が分かるといろいろ便利なことがあります。
例えば、指数や因数分解で役に立ちます。
他にもいろいろな場面で倍数が分かると、数学の問題も簡単にできるようになります。
1の倍数
全ての数は1の倍数
2の倍数
一の位の数が偶数
例)4532→2で偶数
3の倍数
各位の和が3の倍数
例)1587→1+5+8+7=21で3の倍数
4の倍数
下二桁が4の倍数
例)5487624→24が4の倍数
5の倍数
一の位が5か0
例)26975
6の倍数
2の倍数かつ3の倍数
例)875016→一の位が6で偶数、8+7+5+0+1+6=27なので3の倍数
8の倍数
下3桁が8の倍数
例)9541112→112が8の倍数
9の倍数
各位の数の和が9の倍数
例)67852152→6+7+8+5+2+1+5+2=36
10の倍数
一の位が0
例)4855620
以上が倍数の見分け方ですが、7の倍数だけありません。
7の倍数はあまり簡単な方法がないようですが、一つだけご紹介します。
下から3桁ずつ区切って、下から順番に-、+を繰り返します。
その答えが7の倍数なら元の数も7の倍数です。
例)107791355→107・791・355→-355+791-107=329、329は7で割り切れるので7の倍数
やっぱりちょっと大変ですね。
学校や塾で教える先生もいますが、多くの生徒は知りません。
最初は大変かもしれませんが、一度覚えてしまえばとても重宝です。
是非覚えて、自慢気にお子様に教えてあげましょう。
2018.05.18
今年度もVもぎがあります。模試を受けることで試験に慣れ、実力を伸ばし、入試に必要な情報を得ることができます。しかも、個別指導塾葛西TKKアカデミーは提携塾なので通常より受験料が安くなります。
今年度のVもぎの日程が決まりました。
模試を受けることは受験生には特に重要です。
偏差値や志望校判定だけでなく、学力向上にもつながりますし、場慣れにもなります。
可能な限り模試を受けることをお勧めします。
模試を受ける第一の意義は自分の実力を知り、志望校選択の確かな資料にすることです。
Vもぎは関東最大規模の模試なので、そのデータ量の多さから、より正確な情報が得られます。
信頼できる偏差値や志望校判定は、高校受験で合格するための強力な武器となります。
確実な情報は合格のためには不可欠なのです。
また、模試の問題は厳選された良問ばかりで、しかも毎年の入試分析に基づくものなので、実際の入試問題に似た形式で出されます。
入試問題のパターンを知っていれば、本番で驚き慌てることもないでしょう。
しかも、模試でできない問題があれば、そこを重点的に勉強すればいいことも分かります。
言い換えれば、模試で間違えても、それをきっかけに勉強すれば、効率よく実力を伸ばすことができるのです。
更に、模試をたくさん受けることは、試験会場の雰囲気に慣れることにもなります。
いきなり本番では緊張し実力が十分に発揮できません。
平常心で受験するためにも、できれば模試はたくさん受けてほしいです。
現実に模試をたくさん受けた生徒は、やはり点数もよく入試での合格率も高くなっています。
葛西TKKアカデミーはVもぎと提携していますので、こちらで受験申込ができます。
しかも、料金が割安になります。
お問合せ、申込は葛西TKKアカデミーまでご連絡ください。
今年度の日程は以下のようになっております。
都立もぎ
6月3日、7月8日、8月26日、9月2日・9日、10月7日・14日・21日、11月4日、18日、25日、12月2日・9日・16日、1月13日・20日
都立自校作成対策
10月21日、11月25日、1月13日
私立もぎ
9月2日、10月14日、11月4日、12月9日
2018.05.15
イベント紹介『私立中学・高校進学相談会』私立中学・高校進学をお考えの皆様、72校の先生方が一堂に会して直接進学の相談ができるイベントです。私立学校がどんなものなのか知るチャンスです。少しでも興味があれば是非ご参加ください。
政府の進める教育改革に伴い、高校や大学の入試がより難しくなることが懸念されています。
その結果、少しでも受験のリスクを回避するため、中高一貫校や大学附属の私立学校の人気が非常に高くなっています。
また、設備やカリキュラムの充実度も公立学校より高いと言われます。
更に、東京都からの助成金で、私立高校の授業料も無料となり、今までより割安で学校に行けることも理由です。
そこで個別指導塾葛西TKKアカデミーも、中学受験や付属の私立高校への進路相談や受験対策も行っています。
今回はそんな私立中学・高校の進学のイベントのご紹介をします。
東京およびその近辺の私立学校(72校)の先生方が集まり、学校や進学についての質問に答えてくれます。
直接現場の先生に聞けるので、学校の状況がリアルに分かりますし、受験の対策もしっかり教えてくれます。
信頼性高い情報がたくさん得られることでしょう。
入場無料なので、私立学校に少しでも興味があれば、是非参加していただきたいと思います。
『2018 私立中学・高校 進学相談会』
日時:6/16(土)10:00~18:00
場所:松坂屋上野店本館6階
入場無料
2018.05.12
季節は廻り、今年もまた我が家のサボテンが花を咲かせてくれました。植物を育てると気晴らしと癒しになります。葛西TKKアカデミーでも植物を取り入れたりして生徒たちの勉強しやすい環境づくりに努めています。
今年も我が家のサボテンが花を咲かせてくれました。
去年は一輪しか咲かず、「もう終わりかな。」と思ったのですが、今年は例年通りまだ咲いていないのも含め六つのつぼみを付けています。
ちょっとした気まぐれで100円ショップで買ったのですが、なんだかんだともう6,7年になります。
毎年花を咲かせてくれて感謝です。
もともと生き物を積極的に育てる方ではなかったのですが、以降、ゴーヤの緑のカーテンを作ったりもしました。
葛西TKKアカデミーにも鉢植えの観葉植物を置いています。
それほど手間はかからないのですが、暖かくなってどんどん大きくなると嬉しくなります。
逆に冬場は寒さで枯れることもあり、そうなると非常に悲しくなります。
忙しさに追われる毎日ですが、だからこそ直物の世話をすることで気分転換になり、また新たに頑張る気にもなれます。
正直申し上げると、葛西TKKアカデミーにもマスコットとして小動物を飼ってもいいかなと思っています。
できるだけ手間のかからない、そして費用も掛からない、そんなペットをご存知なら教えていただけないでしょうか。
皆様のアドバイス、お待ちしています。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちが勉強しやすい環境作りに努めています。
教室は生徒に圧迫感を与えないように、極力掲示物は避け、余計なものは置かないようにしています。
部屋の基調も白で清潔感を持たせ、柑橘系のアロマで集中力を高める工夫をしています。
また、BGMを流しリラックスできるようにもしています。
更に、勉強に疲れたときのために「休憩コーナー」も設けられています。
ここではお茶や水、お菓子が用意してあり、自由に手に取ることができます。
そうしてリフレッシュして、また勉強に励めるようになっています。
こんな葛西TKKアカデミーに、皆様是非一度足をお運びください。
2018.05.07
五月病に注意!適切に対処しないと学校に行けなくなり、不登校のきっかけにもなります。
ゴールデンウィークが明けると社会人と同様に、子供たちの間にも「五月病」が広まります。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、五月病などをきっかけに不登校になった生徒にも指導を行い、学校に行けない状況でも学力が落ちないようにお手伝いできます。
新しい環境に慣れるために4月は緊張状態が続きます。
過度なストレスにさらされ、新しい人間関係もなかなかうまく気づけない。
結果、意欲が低下し無気力になり、一種のうつ病のような状態になることを「五月病」と呼びます。
五月病の睡眠障害は特に深刻で、免疫力の低下や偏頭痛やめまい、食欲不振になります。
精神的にもやる気の喪失、気分の落ち込み、情緒不安定、焦りと不安、イライラが起きます。
辛い4月を過ぎ、5月に長期の連休になり圧迫環境から解放され気が緩み、体のあちこちに不調が現れます。
そして、連休が終わるとき再び元の環境に戻れなくなります。
例えそれほどの精神的不安がなくても、ゴールデンウィークの間に生活リズムが壊れ、元の規則正しい生活に戻れないこともあります。
子供の場合は新入生は今までとは異なる学校生活に適応できなかったり、勉強も急に高度になりついていけなくなったり、友達や先生、先輩などの品減関係と様々な不安がのしかかります。
そこにパワハラやいじめなどの問題が絡むと、事態はより一層深刻になります。
本人に自覚がなくても、家を出る時に腹痛になったり、朝が起きれなくなります。
つまり、体が無意識に学校に行くことを拒否するのです。
いずれにしても、学校に復帰できなくなります。
対処法としては病院に行き医師と相談することだが、現代の医療でも正確に症状と原因を把握することはできず、様々な薬や治療と試しながら様子を見、最も効果的なものを手探りで探すようなことがほとんどです。
治療とは別に一般に行われている対処法としては、本人にプレッシャーを与えないというものがあります。
焦って無理やり学校に行かせたりすると、かえってストレスが強まり症状を悪化させることがあります。
できるだけ本人のペースで、先ず生活リズムを整えることに集中するのがいいそうです。
そして、家に閉じこもってばかりいるのではなく、外に出て適度に運動をすることも大切です。
これは体内時計を整えたり、体力の維持につながります。
何であれ体力は必要ですから。
それから、子供との対話を増やすのも大事です。
対話がストレスの発散になり、相互理解を深め、安心感を与えます。
そうすると、気持ちも楽になり復帰もしやすくなります。
学校をしばらく休むことにもなりますので、家庭や学校、病院が密に連絡を取り合い、協力して生徒の回復に努める必要があります。
誰かに押し付けたり、本人をほったらかしにしてはいけません。
様々なアクターの連携が、子供たちを五月病から回復させるカギになります。
五月病は子供たちの性格や考えからなど、精神面の影響が非常に大きいです。
まじめで頑張り屋さんに限ってなることが多いです。
何ら悪い生徒ではないのに、本人も学校に行きたいのに行けない。
これは本当に不幸な話です。
初期対応を誤ると長引き、いつまで経っても学校に戻れなくなります。
当然、学力や出席日数など、受験にも影響が出ます。
希望通りの進路を断念しなくてはならなくなることもあります。
それは可哀想過ぎます。
そんな生徒を生み出したくはない。
葛西TKKアカデミーは生徒のために可能な限り力になる用意があります。
早めの対応に越したことはありません。
少しでも不安があれば気軽にご連絡ください。
2018.05.04
ゴールデンウィーク、なかなか家族サービスもできないのですが、江戸川の河川敷にピクニック。草花や動物に触れ合う一日でした。家族で思い出を共有するのはいいことですね。
なかなか仕事に追われ家族サービスが十分にできていないと反省の毎日。
昨日、ようやく家族での時間が取れたので、償いとばかりに江戸川の河川敷へお出かけしました。
風が少し強かったですが、天気も良くピクニック日和でした。
朝からサンドイッチを作って出発。
駅からちょっと歩きましたが、目的地まで歩けるようになった娘の成長に感動しました。
河川敷に着くと元気いっぱいに走り回って遊んでいました。
江戸川を見ながら、用意したサンドイッチをみんなで食べるなんて、とても素敵な時間でした。
少し遅いですが、河川敷にはまだシロツメ草など草花が咲いていました。
本日の目的の一つは、娘に花の冠を作ってあげることです。
初めて花の冠を作るのを見て、娘は目を輝かせていました。
そして完成したら大喜び、写真のようにニコニコで「ハイ、ポーズ!」
河川敷でかくれんぼをしたり、コンクリートの台の上で踊ったり、本当に楽しそうでした。
次の目的地は「篠崎ポニーランド」です。
これも河川敷にあります。
ポニーランドに向かって歩いていたのですが、人が橋を渡れないことが分かり、本八幡から地下鉄に乗りました。
後で分かったのですが、ちょっと戻ると人の通れる橋があったのです。
事前によく調べないといけませんね。
さすがに娘も疲れたようですが、頑張ってくれました。
ようやくポニーランドに着きました。
ここは無料でポニーに乗れ、小さな公園や花壇もあるので、小さな子供が遊ぶには十分です。 今はポピーが見頃です。
昔は動物を怖がっていた娘もポニーに乗れるようになりました。
娘のお気に入りの白いポニーは小屋で控えていたのですが、ちょうど娘が乗る順番に出てきてくれて、乗ることができました。
偶然にも願いが叶いました。
ポニーの他に動物と触れ合えるコーナーもあります。
今日はヤギがいました。
娘も後ろからそっと撫でていました。
以前は怖くてウサギすら触れなかったのに、成長しているなあと実感しました。
その後、大好きな滑り台や遊具で遊んでいました。
また、顔出しパネルもあり、娘も変顔を品がら楽しんでいました。
今回訪れて分かったのですが、「篠崎ポニーランド」はお勧めの穴場スポットです。
人もそれほど多くなく十分に遊べます。
近くの河原では草花も茂り、ちょっとした広場になっています。
お弁当を持ってピクニックには持ってこいです。
家族が喜んでくれて本当に楽しい一日でした。
目的のことも全てできましたし。
娘もいろいろ体験でき、いい思い出になったと思います。
ゴールデンウィークももう少しですが、皆様も一緒に外へ出て、いい経験と思い出を作ってください。
きっと将来、ためになると思います。
2018.05.03
針がさす時計の問題ができない。バネばかりの示す重さが分からない。デシリットルが分からない。なぜでしょう。聞いてみると納得の答えが生徒から出ました。
小学校の算数で子供たちがよく引っかかる内容は決まっています。
分数、割合、単位の変換、速さの問題。
私も小学生を教えて、みんな同じところでつまづいていることに気づきます。
非常に興味深い。
勉強を指導する立場としては解明する必要があります。
ということで生徒に聞いてみました。
すると納得の答え。
「時計って難しい?」
「うん、どうして。」
「だって、60で変わったり、12で変わったりするから。後、針がぐるぐるするもの分かりにくい。数字の時計があるから、針の時計はあまり見ない。」
「リットルやデシリットル、ミリリットルに変えるのは難しい?」
「うん、10で変わったり、1000で変わったりするからややこしい。水の量はかることも普段しないし。デシリットルなって普段聞いたことない。」
「バネばかりで重さを読み取るのはどう?」
「体重計も小麦粉を測るはかりもみんな数字で出るから、針のはかりは使ったことも見たこともない。どうやって使えばいいのかよく分からない。」
なるほど、つまり実生活で慣れ親しんでないからピンとこないということですね。
確かに、言われる通りです。
時計やはかりなどはデジタル表記のものが増え、針のものに触れる機会が少なくなっています。
リットルは牛乳とかで、ミリリットルはジュースなどの飲み物に書いてありますが、デシリットルは学校以外で見たことないですね。
つまり、学校で教えていることが実生活から乖離しているということです。
経験もなく、見た子こともないから想像もつきにくい。
だから、すんなり頭に入ってこないのです。
普段から虫や植物に触れていれば、理科で生物の特徴を理解しやすい。
夜空を眺めることが多ければ、星の動きも分かりやすい。
海外経験があればより身近に外国を感じ、積極的に知ろうとする。
学校で教えていることに実感が伴わないから、分かりにくいということです。
授業内容がアップデートされず、時代遅れになり普段使わないことを勉強しなければなっているということでしょうか。
それならば、教育課程の内容をより現代社会の生活に近いものにすべきかもしれません。
または、生徒たちに学校で学ぶ内容を大人が積極的に経験させるというのもいいでしょう。
私もバネばかりで苦労していた生徒に「バネばかりなどで計量しケーキかクッキーを作ってみる」という宿題を出しました。
ゴールデンウィークで親子が共にできる時間が増えるので、是非この機会に子供に経験をたくさんさせてください。
確かに思考の訓練として、未経験のものでも理解できるようにするのは必要かもしれません。
でも、それはある程度の実経験があってこそだと思います。
個別指導塾葛西TKKアカデミーではできるだけ生徒に実感を伴うように、そして納得のいくように指導の工夫をしています。
手前味噌ですが、「分かりやすい。」とか「面白い。」と言ってもらっています。
皆様も一度、葛西TKKアカデミーの授業を体験してみてください。
2018.05.01
月の下にUFO? いいえ、木星です。満月と木星が綺麗に並んで見えます。夜空を見上げ、宇宙の神秘を感じませんか。宇宙大好き、個別指導塾葛西TKKアカデミーの先生は星の面白い話をたくさんしてくれます。
昨日、夜空を見上げると、月の下に何か白いものが浮かんでいました。
「こ、これはもしかしてUFO?」
いいえ、実は木星です。
上の写真は携帯で撮ったものです。
画像が鮮明でなくて申し訳ないのですが、月の下に白く見える小さな丸が確認できますでしょうか。
普段、星々に混ざってあまり目立ちませんが、昨日は天気も良く、月の光に周りの暗い星が隠され、際立っていました。
肉眼でも分かるくらい、はっきりと真ん丸。
太陽系最大の惑星と言っても、地球から見るとほんの点にしか見えません。
でも、昨日は本当にきれいに輝いていました。
月と並んで、その美しさに見とれてしまいました。
今日もいい天気のようなので、皆様も今夜見上げてください。
今、木星は地球を挟んで丁度太陽と反対側に位置しています。
よって一晩中見られるはずです。
宇宙は人間にとってあまりにも大きく、未知の部分か多いです。
でも、上を見上げればいつでもそこにある。
太古の時代から人類は星を見つめ続け、そこからカレンダーを作り、神話を作りました。
人の手に余る存在だ彼こそ、憧れロマンを感じます。
そして空想を膨らませて、家族や仲間で話し合うのもいいと思います。
私も幼いころから宇宙に憧れ、テレビや本の宇宙特集にワクワクし、宇宙で起きている様々な現象やその歴史、未知の存在に好奇心をくすぐられました。
とても楽しく、誰に言われるまでもなく貪欲に宇宙を知ろうとしたものです。
かつてカナダの田舎で星を眺めてことがあります。
田舎で周りには町明かりも何もないところでした。
そこで見上げた夜空は今でも忘れません。
「こんなにあったのか。」というほどの、文字通り「満点の星空」でした。
そして、流れ星もビュンビュン流れとても感動しました。
「本当の宇宙はこんなに輝いているんだ。」と知った瞬間でした。
そして同時に、いかに町の生活が人々から星を遠ざけているのかも分かりました。
このように自分が経験しているので、子供たちにも知る喜びを経験してほしいと考えています。
その楽しさがあれば人間は貪欲に自ら学ぼうとするのも知っています。
だから、葛西TKKアカデミーはそんな子供たちの気持ちを大切にし育てたいと考えています。
宇宙でなくてもいい。
発見のワクワクやドキドキをみんなが持てるようになってほしいと思います。
授業でも「ああ、そうか。」と思えたり、「なんだか楽しい。」と感じられるように、常に努力しています。
2018.04.30
ゴールデンウィークは実体験をするチャンス。実体験の豊かさが勉強で必要な抽象概念の理解に役立ちます。様々な活動をして経験を増やしましょう。
ゴールデンウィークでまとまった休みになり、いつもとは違う経験をするにはいい機会です。
個別指導塾葛西TKKアカデミーでは、子供たちの実体験を重視して勉強の指導をしています。
特に高学年になると、学校の勉強で抽象概念を多く学びます。
しかしその時、はっきりしたものでないので、何を言っているのか分からず、多くの生徒が挫折してしまいます。
そんな時役立つのが具体的経験です。
「例え」などがそのいい例ですが、よく分からないものを具体的なもので示すことによって理解しやすくする手法です。
分数は小学生や中学生がよく分からなくなるものの一つです。
しかし分数を考える時、実際に「ケーキをみんなで等しく切り分けた経験」があれば、分数の理解がより簡単になります。
具体的経験により抽象的概念がイメージとしてとらえやすくなります。
また、抽象的概念が理解できれば、別の具体的事例に当てはめることができます。
このようにして具体的経験と抽象的概念は、お互いを補う形で理解をより深めるのです。
最近は学びにおいては「砂漠の時代」と言われています。
便利になり何でも簡単に調べられる代わりに、知識が印象に残らない。
バーチャルな空間でいろいろ見聞きすることはできても、体を使った実感として知ることができない。
このような現状を指して、そのように言われています。
環境が変わり、昔当り前であったことを経験していないのです。
頭で知っているだけで、本当に理解していないのです。
本来脳は刺激を多く受けることで、神経細胞のネットワークを密にして、思考を高めていきます。
この刺激は苦労することで強まるのですが、便利なツールにあふれ、面倒くさいことが悪いことのように扱われる環境では、なかなか神経ネットワークも発達しません。
知識が深く根付いていないのですぐに忘れてしまう。
ゴールデンウィークなので普段できない体験を家族や友人と一緒にたくさん積んでください。
そこでは発見や驚き、喜びや共感、様々な刺激が満ち溢れています。
これらの出来事は思い出として心に残るだけでなく、その後の学びにおいて非常に有益なものになります。
外に飛び出して、自然や社会に触れ、実感をたくさんしましょう。
2018.04.27
お母様方と座談会を開きました。子供たちの勉強や子育て、学校教育とその変化など話しました。葛西TKKアカデミーは今後も様々なテーマで相談や情報提供が行える機会を持とうと計画しています。
去る4月21日、まいぷれ江戸川区さんのご協力により、小学生のお子様を持つお母様方と座談会を行うことができました。
子育てや進学、勉強のこと、更に現在行われている教育改革など多岐にわたり相談や情報提供をしました。
今後もこのような機会を設けようと思います。
そして、子育てや教育に関して皆様のお役に立ちたいと考えています。
今回は小学生のお子様を持つ四人のお母様にお集まりいただきました。
座談会ではドリンクをいただきながら、ざっくばらんな雰囲気の中、自由に発言していただく形で進行しました。
自己紹介の後、それぞれに相談を受けました。
小学生のお子様を持つということで、中学受験や家庭学習、子供をどのように育てるべきかという質問が飛び出しました。
また、現在政府が行っている教育改革についての説明もしました。
そして、今後学校がどのように変わっていくのかお話しました。
更に、言葉の大切さに触れ、子供の語彙力を育むことの重要性とその方法についても述べました。
限られた時間の中で可能な限り質問にお答えしたつもりでしたが十分とは言えず、また機会を作って更に深く掘り下げることができればと思いました。
新しくお母様方と触れ合えたことは、現実の家庭が抱える悩みや考え方を知るきっかけにもなり、葛西TKKアカデミーとしても非常に有意義であったと感じました。
積極的に皆様質問されて、とても嬉しく感じました。
参加されたお母様方にも好印象のようで、いい企画だったと言われました。
と同時に提案なども受け、今後の参考にもなりましたのでありがたかったです。
座談会の後は、お母様方にランチを召し上がっていただき解散ということになりました。
今回会場を提供していただいた「パティスリー ひばり」様、ありがとうございました。
また、このような企画を行う時はお世話になります。
初めての試みでしたが、それなりの手ごたえを感じることができました。
今後は毎回テーマを決めて、それに沿ってやることで時間もより有効に使えるかと思いました。
ドリンクや食事を交えつつ飾らない雰囲気の中、本音で話し合えるようにしたいです。
今回の経験をもとにより良い座談会ができればと思います。
座談会のテーマ日程が決まりましたら、随時まいぷれにてご報告いたします。
そしてより多くの家庭と触れ合い、皆様のお役に立てることを願っています。
2018.04.24
文章の書き方教えます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーでは作文や小論文の書き方の指導も行っています。
文を書くのが苦手な生徒が多くいます。
しかし、社会で文を書く機会は非常に多く、学校を卒業してからも不可欠な技能です。
そこで葛西TKKアカデミーでは、テストのためだけでなく様々な場面で必要となる、文章の書き方の指導も行っています。
また、文科省が現在行っている教育改革において、2020年から変わる大学入試制度に記述式問題を取り入れることを決定しています。
通常の学校の授業でも、アクティブラーニングなどを通して研究発表の機会も増えるので、まさに文章を書く能力文章が問われるようになります。
生徒たちも「文なんて日本人だから書けるのは当たり前。」などと言って文章を書く練習をわざわざすることはあまりありません。
学校でも特に時間を取って指導をすることもありません。
しかし、実際に書かせてみると、自分の考えを上手く表現できなかったり、読んでもらうと相手が全く理解できなかったりします。
そうです。
意外と文章は書けないものです。
やはり、きちんと学んで練習する必要があります。
多くは書けないので、とりあえず基本的な事柄を述べます。
1.文章は長さや目的によって書き分けなければならない
文章を書くとき、好き勝手にいくらでも書いていいということはあまりありません。
大抵制限や目的があり、それに合ったものを書かなくてはいけません。
必ずしもそうしなければならないという訳ではないですが、それぞれに通用する基本パターンがあるので、それを知っていると便利です。
2.不必要なことを書かず、簡潔な文章にする
分かりにくい文章は余計なものが多すぎて、何を言いたいのか分からないことが多いです。
本当に書かなくてはいけないことか、考えながら書きましょう。
目的は自分の知識の多さをひけらかすことではないので、目的に必要なければ捨てる勇気を持つことも大事です。
簡潔な文章は非常に読みやすく分かりやすいものです。
3.文章の構成を考え、一つの事柄について詳しく書く
読み手に伝わる文章にするには、文章全体の構成が重要になります。
ここを一工夫するだけで、文章が見違えるように分かりやすくなります。
どのような内容をどのような順番で描くのがいいか考えてから書きましょう。
実は、文章を書く50%は構成で決まります。
また、色々書きたいこともあるかと思いますが、あえて一つに絞り、それを詳しく書いた方がいいです。
そうしないと、焦点が絞られず「結局何が言いたいの?」というような文章になってしまいます。
4.主語・述語、修飾語・被修飾語などつながりの深い言葉は離さず、一文を長くしない
主語・述語や修飾語・被修飾語などつながりのある言葉の間に色々な言葉が入ると、そのつながりが分かりにくくなります。
一文が長くなると特にそのようなことが起きやすくなります。
文が複雑になり分かりにくくなります。
書いている方も、長くなると何を書いているのか分からなくなり、主語述語の不一致が起きたりします。
私も一文は二、三行以内にするように指導しています。
5.句読点や接続語を上手に使う
句読点をあまり使わない生徒もいれば、逆に句読点だらけの生徒もいます。
どちらも分かりにくい文章になります。
どこで句読点を打っていいのか分からないから、気分で打ってしまいます。
句読点は意味の句切れと考えて打つといいです。
句読点を上手に打つだけでも意味の明確さが変わります。
同様に接続語も上手に使えば分かりやすくなります。
これにより文と文の関係がはっきりするからです。
同じ接続語ばかり使う生徒もいますが、同じつながりを表す接続語も様々です。
バラエティーのある接続語が使えると、文章が飽きなくなります。
いい文章にするコツはたくさんあります。
今回ご紹介したのはほんの一部です。
また、コツが分かったからと言ってすぐに書けるものでもありません。
実際に使えるには練習が必用です。
これを面倒くさがるといつまで経ってもうまくなりませんし、逆に練習すればみるみる上達します。
最後に、文章がうまくならない理由の一つは他人の文章を見ないということです。
自分の文章しか見たことがないので、いつまで経っても書き方や表現力が変わらないのです。
他人の文章を見れば、うまいところが分かるので真似をし、よくないところは自分もそうすべきではないと理解できるのです。
なかなか他人の書いた文章を見る機会はありませんが、葛西TKKアカデミーにはこれまでの生徒が書いた文章の蓄積があるので、それができます。
文章を書くのが苦手な生徒は是非、葛西TKKアカデミーまでお問合せください。
丁寧に指導してまいります。
2018.04.21
2020年度から大幅に変わる大学受験で利用される英語の民間試験が決まりました。新しい入試制度を知り、早めに対応しないと大学受験に間に合わなくなります。今のうちに情報を集め準備をしましょう。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは現在進行中の教育改革に強い関心を持ち、変化に対応できるように情報を収集しております。
そして、これからの受験生や生徒たち、そしてその家庭に分かりやすく発信いたします。
今回は新しくなる大学受験において活用される民間の英語試験についてお話します。
先日、大学入試センターは2020年度から変わる大学受験の共通テストにおいて、英語の4技能(読む、書く、話す、聞く)を測定するために利用する民間試験について発表しました。
利用できる資格・検定試験は次の8種類です。
1.TOEFL iBT(235ドル:為替相場により日本円での料金は変化、25000円くらい?)
インターネットベースのテスト。
全国10地区、年間28回実施。
スピーキングは録音したものを提出して採点。
もともとTOEFLは海外留学時の英語能力(学生として英語で学べる力)の判定に利用されてきました。
2.ケンブリッジ英語検定(9720~25380円)
全国10地区、年間2~4回実施。
スピーキングは面接形式で採点。
世界130か国以上で行われており、世界標準の英語力を測るのを目的として作られました。
3.TOEEIC(リスニング&リーディング5725円、スピーキング&ライティング10260円)
リスニング&リーディングは全都道府県、年間8回実施。
スピーキング&ライティングは全国10地区、年間18回実施。
スピーキングは録音したものを提出して採点。
ビジネスにおける(海外出張など)必要な英語力を測る国際的なビジネスマン向けの英語検定です。
4.GTEC(6700円、9720円)
全都道府県、年間2~4回実施。
スピーキングは録音したものを提出して採点。
小学生から一般社会人まで幅広く英語コミュニケーション能力を測定します。
5.TEAP(15000円)
全都道府県、年間3回実施。
スピーキングは面接形式で採点。
高校3年生と対象に、大学入試を想定して作られたテスト。
6.TEAP(15000円)
全国6地区、年間3回実施。
スピーキングは録音したものを提出して採点。
TEAPのコンピュータベース版。
英検(5800~16500円)
全都道府県、年間2~9回実施。
スピーキングは録音したものを提出、または面接形式で採点。
日本国内で英語力の評価という点で広く認知され、権威ある検定試験。
8.IELTS(25380円)
全国10、9地区、年間22、24回実施。
スピーキングは面接形式で採点。
海外留学や研修など主にイギリス連邦の国々への移住申請に必要なテストです。
以上が活用される民間の英語試験ですが、お分かりのように全国で受けられるのは三つしかなく、地域による偏りが目立ちます。
都会ほどチャンスは多く、一方、全国実施の試験であっても離島など地方では受けづらく交通費などの費用がかさむことが見込まれます。
受験料も幅があり、公平性の点から問題もあります。
これまでの傾向から、日本人としては馴染みの深い「英検」が主流になると思われますが、英検の場合、1次試験をパスしないと2次試験での「話す」能力が測定されないので、どのような対応を取るのか心配されます。
大学入試センターは入試に活用するにあたり、4月~12月までに受験生が受ける検定試験を選び、2回まで受けられます。
その結果をCEFRという6段階評価に変換し、志望大学に送ることになっています。
簡単に書きましたが、試験により目的や理念が異なり、試験内容も違うものを一律に扱うべきか、もしそうするなら公平性は保てるのか疑問があります。
2023年度までの4年間は移行期間として、今までのセンター試験のようなマークシート方式の全国テストと、これらの民間試験の両方を受けることになり、受験生の負担も心配です。
このように問題点は多いのですが、政府が決定した以上、どのような制度であれ、実施されるのは間違いありません。
我々としては、受験生とその家庭としては、どんなに翻弄されようとも適切に対応し入試を乗り切ることです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは、そのために全力でサポートしてまいります。
2018.04.18
電子辞書紹介『シャープ Brain PW-SJ5』 葛西TKKアカデミーが薦める電子辞書はこれだ!使いやすく楽しめる。充実したコンテンツで小学生から高校生まで対応。基礎学力アップに最適!
新年度が始まり、中学や高校の新一年生は電子辞書を買いたくなるのではないでしょうか。
そこで本日は、葛西TKKアカデミーが薦める電子辞書を一つご紹介します。
『シャープ Brain PW-SJ5』
こちらの電子辞書は大きさが約15㎝×10㎝ほどで重さもやや軽く270gと手ごろサイズです。
画面は明るくはっきり見え、5.5型と大きめです。
さすが液晶のシャープです。
液晶画面は360°回転させることによって、スマートフォンのように使うことも可能。
色は水色とネイビーの2色で、お値段は2~3万円と標準的になっています。
文字を入力するたびに単語が検索される逐語検索機能に加え、「あいまいチェック」もあるのでスペルが不安な時でも調べることができます。
キーボードのキートップは大きめで見やすく、反応もいいので素早く引くことができます。
タッチペンも付いているので何かと便利です。
使いやすさの点からもお勧めできます。
英語の意味を調べるだけでなく、発音も分かります。
覚えておきたいものや必要事項はマーカーで印をつけることができます。
英検対策のコンテンツも入っていて、「読む」「書く」「話す」「聞く」に対応しています。
自分で学習目標を設定でき、暗記した単語なども確認できるので、自分の英語習得状況が分かります。
ゲーム感覚で楽しみながら学習ができます。
英語だけでなく国語辞典や漢字辞典、百科事典も収録しており、様々な事柄を調べることができます。
専用コンテンツカードを差し込めば、ドイツ語、フランス語、中国語などの言語にも対応。
英語以外の教科にも対応したコンテンツもあり、文学作品まで読めます。
使いやすさと見やすさなら、この電子辞書が断然いいでしょう。
コンテンツも豊富で、英語を調べるだけでなく、学習にも適しています。
2018.04.16
「わくわく」「おっ」「ああ」感動経験をたくさん持つことが心を育て、学びを深めます。そんな感動体験をミュージックビデオで!「ミッシェル ゴンドリー」をご存知ですか。
日常の中でもワクワクやドキドキ、あっと思える瞬間を持つことは心を豊かにします。
勉強も同じで、「あっ、そうか。」「えっ、どうして。」なんて思うことがあると頭の中に入りやすくなります。
これは「記憶=インパクト×回数」の公式によるものです。
インパクトが大きければ1回で覚えるし、あまり印象に残らなくても何回も繰り返せば自然と覚えてしますということです。
従って、個別指導塾葛西TKKアカデミーも、このような瞬間が持てる授業を目指し工夫しています。
実は昨日、テレビを見ていると、たまたま音楽番組で「ミッシェル ゴンドリー」のミュージックビデオが流れていたのでご紹介します。
1990年代から2000年代にかけてプロモーションビデオで有名になって映像監督です。
とにかく彼の作品は奇想天外、想像を絶するものが多く、見ていて「すごい」と言わざると得ません。
発想が素晴らしく、誰もが思いつかない映像ばかりです。
しかも、これが今のようなCG技術の発達していない20年も前のものだなんて信じられません。
彼は世界中の映像作家に影響を与え、いまだに第一線で活躍する映像監督たちから尊敬されています。
論より証拠。
作品をいくつかご紹介しますので、先ず見てください。
「カイリーミノーグ Come into My World」へのリンクはこちら
始めは何気ない街中をカイリーミノーグが歩いているだけなのですが、次第に不思議なことが起こっているのに気づきます。
そのうち頭が混乱しおかしくなりそうです。
「ケミカルブラザーズ Star Guitar」へのリンクはこちら
こちらも何の変哲もない車窓からの景色です。
気付きにくいかもしれませんが、実はこの風景に写る建物などと楽器がリンクして、音に合わせて風景が変化しているのです。
楽器と同じリズムで煙突や信号などが現れます。
何の違和感もなくどのように映像をつないだのか不思議です。
「チホマット Sugar Water」へのリンクはこちら
画面を二分してチホマットの二人の映像が流れます。
そのうち二人が入れ替わり映像は終わるのですが、実は一つのワンカットの映像を一方は通常再生し、もう一方は逆回転で写していたのです。
そして、二つの映像がぴったり合うように作られていたのです。
もちろん、映像を撮る前に全て計算しているわけですが、こんなことが考えられるなんてすごいの一言に尽きます。
他にも彼の作品には感動や発見、驚きがいっぱいです。
もっとご紹介したいのですが、本日はこのくらいに。
機会があればまたご紹介します。
葛西TKKアカデミーでは勉強を苦と感じ嫌いになってほしくないと考えています。
そうすると、心のフィルターが学習を遮断し、一切勉強が頭に入らなくなるからです。
生徒たちの状況を見ながら、時には息抜きにクイズをしたり、興味や好奇心を誘う話や映像を見せたりもします。
そういう意味では他の塾とは違い、変わっています。
それでいいと思っています。
他と同じでは意味がない。
勉強方法は一つではありませんから。
大手や他の塾でうまくいかない、いまいちしっくりこないという生徒たちがいましたら、葛西TKKアカデミーをお試しください。
2018.04.15
図書紹介『うんこ漢字ドリル テスト編』 あのうんこ漢字ドリルがテスト形式で帰ってきました。内容も更にパワーアップ。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは楽しく生徒たちと勉強ができるように考えます。
以前大反響を起こしたうんこ漢字ドリルがテスト形式で帰ってきました。
『うんこ漢字ドリル』は小学校で学ぶべき漢字を全てカバーした漢字ドリルですが、一番の特徴は『うんこ』を多用していること。
子供たちは「うんこ」が大好き。
例文やイラストを「うんこ」にすることで子供たちの心をつかみ、子供たちが笑いながら進んで漢字を勉強するようになったと評判になりました。
葛西TKKアカデミーでも使いましたが、やはり生徒は楽しそうに勉強していました。
その『うんこ漢字ドリル』の続編が誕生しました。
『うんこ漢字ドリル テスト編』は『うんこ漢字ドリル』で学んだ漢字をテスト形式で読み書きのチェックができます。
相変わらずの「うんこ」を使った例文も新しく作られ、しかも「うんこ長文」も収録されています。
長文を加えることで、文脈での漢字や熟語の理解を深めることができます。
下敷きにもなる「漢字一覧表」も付いていて、より漢字を身に付ける工夫がなされています。
子供たちの漢字に対する苦手意識を大きく変え、自分から進んで漢字を覚えるようにさせた『うんこ漢字ドリル』。
そこで学んだことを、この『テスト編』で定着させると効果的だと思います。
いつもの面白い例文は、勉強ということを忘れさせ、子供たちが虜になって楽しく学べるようになっています。
2018.04.13
朝食をしっかり取ろう!朝食をきちんととるべき理由があります。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの健康と成長も考えます。
朝遅く起きて学校の遅刻ギリギリに登校する生徒がいます。
前日遅くまで起きていたせい、または、単に寝ていたいだけ、それともダイエット。
どんな理由があるにしても、朝慌てて支度をし、朝食をきちんと食べないと大変です。
本日は朝食をしっかり取るべき理由を考えます。
1.エネルギー補給
夜寝ている間は当然何も口にしません。
体内のエネルギーはどんどん失われ、朝にはエネルギー不足の状態です。
もし朝食を抜くと昼の給食まで15時間以上もエネルギー補給ができないとも考えられます。
だから、朝、エネルギーを補給しないと体が正常に活動できません。
特に脳はエネルギーを大量に消費しますから、学校で勉強する生徒たちが朝食を抜くと、脳がはたらかず勉強に集中できません。
勉強の効率も上がりません。
エネルギーが足りないので、すぐに疲れ倦怠感が消えません。
このような状態にならないためにも、朝食を欠かしてはいけません。
2.体のリズムを整える
朝食をとることで消火液などの分泌も高まり消化器官の活動も活発になります。
結果として排便のリズムを作るのに役立ちます。
特に便は寝ている間にたくさん作られるので、朝が一番排便しやすいのです。
朝、排便をしないとなかなか排便の機会が取れません。
学校では授業などで難しいでしょう。
結果、お腹に便がたまり腹痛になったり、様々な問題が起きます。
朝の排便の習慣を付けるために、朝食は必ず食べましょう。
また、体内時計をリセットし体のリズムを整えるためにも朝食は大事です。
3.体温を上昇させ、脳や体を活発にする
寝ている間は体温が下がり、血圧や脈拍も下がります。
朝食で炭水化物を取れば血糖値が上がり、体温も上昇し、脳や体を活発に動かすことができます。
血流がよくなれま目覚めもよくなり、体全体にエネルギーが満ちてきます。
活力が生まれやる気も出てきます。
逆に朝食を取らず、体温が低いままだとエネルギー節約のため「省エネモード」なります。
動きが小さくなり、精神的にもイライラして攻撃的になります。
また、エネルギー消費を抑えるので、かえって太るようです(ダイエットを気にする人は要注意)。
4.精神を安定させる
朝食で噛むことで「セロトニン」という物質が作られます。
これは精神を落ち着変える作用があります。
これが不足すると気分が落ち込み、ひどい時はうつ病や精神障害に発展します。
更にセロトニンは「メラトニン」という眠気を及ぼす物質とも関連し、メラトニンの不足は不眠を起こすそうです。
元気な一日を送るためにも、よく噛んで朝食をしセロトニンをたくさん合成しましょう。
元気にしっかり勉強するためにも朝食は重要な役割を持っています。
ゆっくりたくさん噛んで朝食を味わうことは、精神的にも落ち着き幸福感をもたらすことにもなります。
体を健康にするとともに、生徒たちにとって大切な勉強にも大きな影響を与えます。
朝、どうしても食べられない子供は体質の場合もありますが、生活習慣が原因の場合もあります。
例えば、先ほど触れたように、朝遅く起きるから食べる時間がないのであれば、起床の習慣と共に夜更かしの習慣の改善が必要かもしれません。
また、大人が一緒にゆとりを持って朝食を取れば、子供も見習って一緒に食事をするようになるかもしれません。
その時に家族の会話があれば、楽しい一日の始まりになるでしょう。
もう一度生活を見直してみてください。
「朝食なんて」とバカにしないで、非常に大事なことなのでよく考え、きちんと朝食が取れるようにしましょう。
2018.04.11
現役高校生と親世代が高校生だったときの生活についての調査結果が報告されました。見えてきたのは今の高校生の多忙さ。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの生活環境を見つめます。
河合塾マナビスが現役高校生とその親世代を対象に、高校生活に関する調査を行いました。
そうすると高校生の生活が大きく変わってきていることが分かりました。
結論から申し上げますと、「現役高校生は親の時代よりもずっと忙しい高校生活を送っている」ということです。
その大きな要因は、親世代のときにはなかったツール。
スマホやパソコンを使って、SNSやyoutubeのような動画視聴、ゲームやインターネットの利用などに費やす時間が増えたようです。
また、現役と親の世代に共通する音楽鑑賞やアルバイトも、現役高校生の方が時間が多くなっています。
部活動やテレビ視聴、家の手伝いはほぼ変わらないのですが、上記のものが増えたため全体に忙しくなりました。
そして、この多忙さはデータとしてだけではなく、実感として現役高校生も分かっているようです。
程度の差はあれ8割の生徒が忙しいと答えています。
一方、親世代が高校のとき忙しかったと回答したのは6割ほどです。
更に現代の高校生の多忙さを物語るのが就寝時間です。
親世代が高校生の時の就寝時間として最も多かったのが23時。
それに対して現役高校生は0時で、1時間も寝るのが遅くなっています。
時代の産物と言ってしまえばそうかもしれません。
今の高校生は家に帰ってからもSNSの付き合いをしなくてはならず、自分が本当に自由に使える時間が減ってきていると言えます。
同様に、できることが多様化し増えてきている分、それらを全て(または可能な限りたくさん)やろうとし、結果休まることができないという姿が見えてきます。
高校生を取り巻く環境の変化には違いないのですが、問題はどのように対応するかです。
少なくとも、「忙しくてもSNSなどの新しいツールを使った趣味や楽しみの時間」は諦めたくないようです。
もちろん勉強の大切さも自覚し、両立を目指して工夫と苦労をしているようです。
今まで以上に便利になり、できるようになるからこそ多忙になり苦しむとは、皮肉な感じがします。
大切なのは子供と接するとき、彼らが我々大人と違った環境で生活しているということを理解することです。
だから、自分の経験や主義主張を押し付けるのではなく、互いに話し合いながら知恵を出し合い、解決策を考えるべきです。
2018.04.07
いよいよ新学年が始まります。。今までよりも勉強が難しくなります。毎日の勉強の習慣を身に付けましょう。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの勉強しやすい環境を考えます。
新学年が始まると、勉強のレベルも上がります。
そんな時にも困らないように勉強の習慣を身に付けましょう。
そうすれば勉強に対する嫌悪感や苦しみが和らぎます。
新年度になると、クラスが変わったり、学校が変わったり。
新しい友達、新しい先生、新しい部活に新しい勉強。
新しいことや慣れないことがいっぱいで、忙しく混乱してしまいます。
そんな状況に飲み込まれてしまうと勉強まで手が回らなくなり、勉強についていけず成績が下がります。
では、どうすればいいのでしょうか。
・勉強はその時に解決する
忙しいからこそ、あえて特別に勉強の時間を作らないのがベスト。
習ったら、その時に身に付けてしまうのがいいです。
学校の授業はしっかり集中して聞き理解する。
ただ聞いているだけでは何も頭には入らないので、積極的に聴くのです。
例えば、先生の言ったことを心の中で繰り返すとより頭に残ります。
ノートも黒板に書かれたことだけを写すのではなく、先生の話したちょっとしたことでも大事だと思えばメモをするのです。
そして、分からないことはその日のうちに解決する。
授業中の質問が難しいなら授業後でもいいし、先生に質問しづらいなら友達や兄弟、塾の先生でもいいです。
とにかく分からないままにしないでください。
分からないままにしておくと、次の勉強も分からなくなりますし、分からないことがたまると解決することも大変になります。
・生活のスケジュールを作る
色々忙しいからこそ、毎日のスケジュールを決めるべきです。
遊びの時間、勉強の時間などきちんと決めてメリハリをつけた生活をしましょう。
こうすることで、遊びやSNSをだらだらやってしまうのを防ぎます。
ここで大事なのは、スケジュールを自分一人作らないことです。
必ず誰か(そばにいる家族がベスト)と話し合って決めるのです。
周りの人がスケジュールを知っていれば、無用な誤解を招くこともありませんし、スケジュールがずれていれば指摘し助けてくれるでしょう。
また、自分で決めることも大切です。
そうすれば人のせいにできず、自分で責任を持つようになります。
また、一度決めてスケジュールも無理なようであれば、みんなで再考し変えるのもいいです。
できないのに無理しても苦痛なだけです。
・勉強と大仰に考えない
勉強と言ったら、すごく難しい問題を解かなければならないとか、何時間もやらないといけないとか思うかもしれません。
でも、そんなことはありません。
最初は一日15分でもいいです。
毎日やる癖をつけることが第一です。
慣れてくれば必要に応じて、時間を延ばしてもいいでしょう。
また、やる内容も教科書にざっと目を通しながら、その日の授業を思い出したり、次やるところをさっと見て、「こんなことをするのかあ。」と思うだけでも違います。
そうすれば、自分が理解できていないことが分かるので質問できます。
次の内容をあらかじめ知っていれば、心構えができているので授業の理解もしやすくなります。
大事なのは、継続することと苦にならない(耐えられる)ようにすることです。
つまり、勉強に慣れるということです。
自分で勉強の習慣を作れるかどうかで、学校の生活も成績も大きく変わります。
毎朝起きたらトイレに行くように、習慣にしてしまえば勉強もつらくなく、何も考えずにやるのが当たり前になります。
「面倒くさい」とか思うかもしれませんが、あれこれ考える前に、先ずはやってみましょう。
意外と簡単なものですよ。
そしてできるようになれば、もう勉強の心配はありません。
上手くいかないときは葛西TKKアカデミーにご相談ください。
いつでも、一緒によくする方法を考える準備ができていますので。
2018.04.05
整理整頓をしよう!生活習慣が学力アップにつながります。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生活習慣の改善から勉強を考えます。
勉強と環境は深い関わりがあります。
勉強しやすい環境であれば当然成績もアップするでしょう。
勉強ができる生徒は整理整頓ができている場合が多いと言われています。
もちろん必ずしもという訳ではありません。
しかし、整理整頓をすると勉強に効果的である理由がいくつか考えられます。
1.集中力を高める
目の届く範囲にゲームや携帯電話などがあると、どうしても気持ちがそちらに行ってしまいます。
誘惑に負けて、ほんの少しの休憩のつもりが気付くと何時間もたってしまったなんてよくあることです。
勉強に必要ないものは視界に入らないようにしましょう。
目の前になければ余計なものに気を取られず、勉強に集中できます。
2.効率を上げる
勉強中に必要なプリントや教材がなく、探している間に時間が過ぎてしまったなんてことはよくあります。
普段からプリントを科目ごと分けるなど、普段から整理しておけすぐに見つかります。
どこに何があるかが分かり、必要な時にすぐに手が届けば勉強の効率も上がります。
3.判断力や論理的思考が身に付く
整理整頓をするということは、先ず必要なものと不必要なものに分けたり、使用頻度や重要性によって物を分別しなければなりません。
その時に優先順位や取捨選択などの判断力が養われます。
身の回りの物を扱いやすく配置するにはどうすればいいかと考えることは、論理的な思考の訓練にもなります。
特に変わりつつある学校教育では、これらの思考力が大きく問われます。
気付き考える力を鍛えるためにも、整理整頓は役に立ちます。
4.勉強しない言い訳をなくす
「プリントがなくなったから。」とか「汚くてやる気が出ない。」などの言い訳をなくす効果もあります。
「そばにゲームがあったから、ついつい遊んでしまった。」
特に勉強が嫌な生徒は何かにつけて言い訳をします。
これを防ぎ、勉強するしかない状態にすることが大事です。
5.何よりも気持ちがいい
「面倒くさい。」とか「どうせまた使うから放っておいていい。」などと言って片づけない生徒がいます。
そして、勉強に必要なものがどこに行ったか分からなくなる。
散らかった環境に慣れてしまうと、将来自立した時も片づけられず、俗に言う「汚部屋」になることも考えられます。
慣れると気にならないのでしょう。
しかし、整理整頓の気持ち良さを知らないだけ。
整理された環境のスッキリした爽快感をしればそのようなこともなくなるでしょう。
綺麗な環境で効率よく勉強し成績が上がれば、やはり気分もいいものです。
整理整頓を「面倒くさい」と言い、やらないことがが常態化すると勉強自体出来なくなります。
なぜなら勉強とは「面倒くさい」ものだからです。
程度の差はあれ生きること自体も「面倒くさい」ことですし、ちょっとした手間を嫌がらずにやることで大きなチャンスが訪れたりします。
料理と同じですね。
手間を手間と思えないくらい習慣にしてほしいです。
そうすればおいしい料理が味わえます。
整理整頓は今後の生活においても大きな差を生みます。
最初は大変ですが是非やってみてください。
2018.04.01
桜満開!この週末は花見にぴったり。しかも、昨日は「ブルームーン」!美しい満月と夜桜も乙なもの。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは自然に感動する塾です。
すっかり暖かくなり、どこも桜が満開となっています。
春ですね。
この週末はお花見に行く人が多いことと思います。
丁度見頃ですね。
私ごとですが、四歳の娘が通う保育園の桜も満開でした。
ご覧のように、よくもここまでと思うくらい、枝にいっぱいの花を咲かせていました。]
ところで昨夜は「ブルームーン」でした。
私も空を見ましたが、とても美しいまん丸の満月でした。
残念ながら、仕事で月を見ながらの夜桜見物は出来ませんでしたが、きっと素敵だと思います。
機会があれば、1日遅れのブルームーンと桜を愛でたいなと思います。
皆さんもいかがですか。
綺麗な満月は、夜桜により一層の妖艶さを添えてくれます。
きっと感動的な夜になりますよ。
勉強には豊かな心が欠かせないと考えています。
ちょっとしたことに気づき興味を持ったり感動したりする。
これこそ学びのきっかけであり原動力であります。
だから、子供が感動しそれを一所懸命話し大人に伝えようとしているときは、たわいのないことでも耳を傾け共感してあげてください。
感情を共有する喜びを知れば、色々なことを発見し考え伝えようとします。
こうして豊かな心が育つと同時に、思考力も育ちます。
花見に限らず自然に触れるのは、ちょっとした感動や発見を味わえる方法の一つです。
この「気づき、考え、伝達する力」が、現在、文科省が生徒に求める力です。
葛西TKKアカデミーは、ただ知識を植え付けるだけではなく、心も育む塾を目指しています。
2018.03.30
以前ご紹介した5分で読める物語『五分シリーズ』(河出書房新社)がラジオやYoutubeでも聞けるようになりました。物語の世界を想像してみてください。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの想像力を大切にします。
以前ご紹介した河出書房新社の『五分シリーズ』がラジオやYoutubeで聞けるようになりました。
文科省が推進している「朝の読書活動」に基づき、多くの小中学校で朝10分程度の読書の時間が設けられています。
この通称「読活」のお陰で、小中学生の読書量が増ています。
このような背景もあり、学級図書として短い時間で読める短編の読み物の需要が高まっています。
この『五分シリーズ』は5分で読めるというコンセプトで、一冊に10本ほどの短編集となっております。
内容も「感涙」から「衝撃」まで幅広く、好みに応じて選ぶことができます。
もともとはweb投稿コンテストへの投稿物でしたが、非常に人気が出て書籍としても扱えるようになったそうです。
新人作家が中心とはいえ、内容のいいものばかり集められ、意外などんでん返しがあったりして面白いです。
本当に短く手軽なので、大人が通勤通学の車内で読んでもいいでしょう。
そんな『五分シリーズ』が今度はラジオやYoutubeで聞けるようになりました。
『五分シリーズ』の朗読、Youtubeへのリンクはこちら
文化放送『真夜中のラジオ文芸部』へのリンクはこちら
人気声優三人(豊永利行、小松未可子、三上枝織)が文芸部員となって小説家やアニメ、漫画の原作者を目指すというコンセプトで番組が展開していきます。
その中に『五分シリーズ』の朗読プロジェクトも含まれています。
本来読書という観点では、実際に文字を読んで自分の想像力を生かして物語を楽しむのがいいです。
漢字や語彙の勉強になりますから。
しかし、朗読を聞き物語を考えるだけでも、理解力を高め想像する訓練になるでしょう。
純粋にお話を楽しむのであれば、こちらでも十分かもしれません。
逆に、話を聞いてから原作を読みたくなることもあるでしょう。
いずれにしても、朗読を聞く価値はあると思います。
ラジオなので作業中でも聞けますしね。
一度お試しください。
SNSが普及している現在、生徒たちの言語活動は非常に限定的で、毎日同じメンバーと同じ内容のコミュニケーションを繰り返すようになっています。
昔なら、そのようなツールはないので嫌でも様々な人と触れ合わなくてはならず、自然と多様な考え方に触れ理解力と表現力が養われてきたものでした。
しかし今はそうではなく、私も現場で生徒たちを教える時、これらの能力が非常に低下してきているのを感じ、危惧しております。
どのような形であれ、様々な言葉に触れる機会を作る必要があります。
なぜなら言語は直接思考と結びつき、言語の貧困はそのまま思考力の貧困につながるからです。
取り掛かりやすいものから読書を始め、やがてその面白さに引き込まれ、どんどん本を読んでもらえることを期待します。
非日常的な物語は刺激的で、生徒たちの想像力を培うのにも役立ちます。
それは与えられたものを正確に読み取る力に加え、自己表現、自ら創造する力にもなります。
現在、文科省は知識偏重の学習ではなく、学んだことを活用し始めから答えの定まっていない問題まで対処できる人材の育成を目指しています。
それが今、着々と進められている教育改革の基盤の一つです。
このような人材には状況を分析する力、持っている知識を適応する力、論理的に結果を判断する力、そして自分の考えを誤解なく伝える力が必要になります。
このような力が備わっていない生徒は、今後の勉強や受験において非常に困ります。
そうならないためにも、この『五分シリーズ』は考える力を養い、より高度な学びへの入り口として最適かと考えます。
2018.03.26
暖かな春がやってきました。花が咲き、緑が芽吹き、虫や動物が現れ始めます。自然に敏感であれば新たな発見もいっぱい。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは季節の変化を感じ取る感覚を大切にします。
今週は暖かい日が続くそうです。
本格的に春の到来です。
私の周りも桜が咲き、その他様々な花が満開です。
冬の間冬眠していた虫や小動物も動き始めます。
少し注意すれば自然の変化に気づくことができます。
そんな小さな発見が日々になんだか幸せを感じてしまいます。
季節の変化を感じられる環境にいることに感謝です。
季節の変化に限らず、日常の何気ない生活の中にも小さな発見がたくさんあります。
そこに喜びや疑問を抱き、探求を深めることは、学びの面白さを実感する良い機会です。
葛西TKKアカデミーでは、生徒たちの些細な疑問や発見(学校の勉強と関係ないことでも)を尊重し大切にします。
小さな塾ですが、入り口に観葉植物を置いているのもそのためです。
生徒たちが入ってくるときに何か変化に気づき興味を持ってほしいと思っています。
「なんか暖かくなって葉っぱが増えてきたなあ。」とか。
正直、もう少し利益が出れば小動物でも飼ってみたいなとも思っています。
このような知的好奇心をくすぐる経験をすれば、学校の勉強でも自主的に取り組めると考えます。
そして、自主的に探究する姿勢は、現在進行している教育改革で行われるアクティブラーニングの要になります。
今までのように知識だけあればいいという教育方針から大きく転換し、身に付けた知識を活用して未体験の問題に対応できる人材育成を文科省は目指しています。
それに伴い教育制度も大きく変わり、学校でも日頃から調査研究そして発表を要求されるようになります。
そのような探求の第一歩は出された条件を正確に分析できる目を持ち、積極的に考え調べる能力です。
これは教えられてできるようになるものではなく、経験が大きくものを言います。
従って、普段から身の回りをよく観察し気づける訓練が必要です。
そういう意味では、自然の変化が分かりやすい日本はうってつけです。
伝統的にも自然をめで感じ取ってきた日本人には、血の中にそのような感覚が備わっていると言えるでしょう。
忙しさに忘れがちですが、時には立ち止まり、道端にある自然の変化に目を向けるのもいいでしょう。
2018.03.24
「中一ギャップ」ってご存知ですか。新しく中学一年生になる生徒は要注意です。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちが新しい環境に適応できるようにサポートします。
「中一ギャップ」という言葉をご存知ですか。
小学校から中学校へと環境が大きく変わります。
学校のシステムが変わり勉強も高度になって、初めてのことだらけ。
先生が教科ごとに変わったり、定期試験があったり、部活などの先輩後輩の関係がより厳しくなったり。
新しい学校になじめず戸惑うことが多くなります。
加えて、この時期は子供たちの第二次性徴の時期でもあります。
声変わりや初潮、体型もより大人っぽく変化します。
しかし、心は十分に成長しきれているとは言えず、不安定で多くの不安や悩み、ストレスを抱えます。
大人と子供のはざまで、自分でもどうしていいか分からなくなる。
周りの大人も、ある時は自分たちを大人扱いするのに、ある時は子供扱いする。
その矛盾に理不尽さを感じることもあります。
この環境と心身の変化が丁度、中学一年生で起こるので「中一ギャップ」と呼ばれています。
そして、その急激な変化にうまく適応できずに、学校に行くのが嫌になったり、体調を崩したり、落ち込んだり。
様々な問題が起こるのです。
子供から大人に変わる中途半端な過渡期は、俗に言う反抗期とも関係します。
では、どのように対応すればいいのでしょうか。
第一に、大人が信頼されいつも寄り添い頼りになる存在であること。
中学生になると色々なことが自分でできるようになります。
自分に自信ができプライドも高くなってきます。
自尊心は決して悪いことではありませんが、注意しないと心を傷つけたり自暴自棄の原因となります。
何でもできるように見えて心はまだ十分成長できていないので、実はどうしていいか自分自身のことでさえ分からないことが多いのです。
そんな時は、何でも素直に安心して話せる存在が必要です。
大人が子供に共感し、同じ立場に立って問題を解決するために考えてあげる。
「自分でどうにかしなさい。」とか「ちゃんとできるでしょう。」というような突き放す言葉はいけません。
ましてや、大人の考えからを押し付けるのもいけません。
しかし、この時期の子供はあまり大人にべたべたされるのも嫌います。
適度な距離感が重要です。
関わりすぎず、突き放し過ぎずです。
次に情報を正しく伝えること。
中学校と小学校では人間関係も勉強もかなり違います。
それを知らないで新しい学校生活に入ると、その差の大きさに驚くのも無理はありません。
従って、中学に入る前から少しずつ情報を与え、生徒が準備と覚悟ができるようにしましょう。
いいことばかりではなく、悪いことも含めて現実を話しましょう。
そうでないと「こんなはずじゃなかった。」ということになります。
大事なのは、嫌なこと、苦しいことがあっても、みんな経験してきているし、必ず乗り越えられると安心させることです。
その際に、困ったときは大人が力になると分かれば安心感も違ってきます。
第三に勉強を助けてあげましょう。
小学校とは授業の内容もかなり異なり、今まで知らなかった概念や考え方がたくさん出てきます。
その情報量に圧倒され、先生が何を言っているのかさえ分からなくなります。
そんな時に教えてくれる誰かがいると、生徒も気持ちが楽になります。
中学生だから一人でできるなんて思わないでください。
勉強が難しくなった三年生から勉強を見てあげればいいと考える人がいますが、むしろ急激な変化に対応しなければならない一年生の方が生徒は支えてほしいのです。
勉強を教えることができなくても、せめて勉強習慣が維持できるようなサポートはするべきです。
自分が教えられなければ、教えられる他の大人を紹介したり、学校の先生に指導してもらうように促すのもいいでしょう。
最後に身体面のサポートもしてあげましょう。
体の変化は明確に表れ、その変化をどう受け止めていいか分からなくなることがあります。
初めての経験に一人で悩み苦しむこともあるでしょう。
そんな時は大人が自分の経験も踏まえてアドバイスをしてあげてください。
体の変化は当たりまえで、決して恥じることではないということ。
自分が彼らの年齢のときはどうしたか、話し合うのもいいと思います。
また、成長期において健康は重要ですが、子供たちはよく理解せず、知らずに害することもあります。
生活リズムを見て、必要であれば適切に指導することも大事です。
食事や睡眠時間、運動など健康に関することは、子供だけではなかなか管理できないものです。
様々な変化に見舞われ、子供たち自身もどうしていいか分からない時期です。
彼らに寄り添い、同じ目線に立って一緒に解決策を考えましょう。
まだまだ未熟な彼らです。
上手くいかないこともあるでしょう。
でも、責めてはいけません。
大切なのは、彼らが大人が誠実に気にかけてくれると実感できることです。
手助けは必要です。
失敗にくじけず、中一ギャップを乗り越え、前向きに学校生活が送られるようになってほしいです。
葛西TKKアカデミーも、そんな子供たちの力になれることを心から望んでいます。
2018.03.21
「ピクチャーディクショナリー」ってご存知ですか。イメージで理解するので分かりやすい。英語の単語力アップにお試しください。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは小学生の英語指導も承ります。
英語を学ぶ上で、初級者がぶつかる壁として単語があります。
英語が嫌いになる最初の原因が大抵ここにあります。
ローマ字のようにスペルと発音が1対1対応ではない。
日常生活の中で英単語がないので、なじみがないから覚えられない。
など理由は様々です。
当塾の英語嫌いの生徒は、単語を覚えるのが嫌だから最初の文字が「p」であればいつも「people」、「in」であればいつも「interesting」としていました。
もちろんこれで英語が分かるはずもありません。
単語を最後まで見て判断する気力さえなかったのでしょう。
お陰で非常に苦労しました。
皆さん、ピクチャーディクショナリーをご存知ですか。
ピクチャーディクショナリーとは文字通り、絵で描かれた英語の辞書です。
イラストで描かれているため親しみがあり、取り掛かりやすいという利点があります。
つまり、絵本みたいな感覚で学べるということです。
本来、言葉はイメージと直接結びついているものです。
しかし、英語初級者は一度日本語に変換してから両者を結びつけます。
「英語⇒日本語⇒イメージ(英語を聞く、読むとき)」
「イメージ⇒日本語⇒英語(英語を話す、書くとき)」
このように余計な変換が入るので脳の負担が大きくなり、なかなか英語ができないということが起こります。
ピクチャーディクショナリーはイメージと単語を直接結びつけているので、本来の英語脳の発達に役立ちます。
綺麗なイラストが多用され脳への刺激も強く、視覚的に一度に多くの情報が入ってくるので、目的の単語だけではなく周辺にある単語まで覚えられます。
勉強という堅い感覚がなく、ただ眺めるだけでも楽しいので、知らない間に覚えることもあります。
また、絵は海外の日常生活を描いたものもあり、海外生活の情報も得られると同時に微妙なニュアンスを理解するのにも役立ちます。
ただ、ピクチャーディクショナリーは覚えやすい反面、忘れやすいという欠点もあります。
従って、常に手の届くところに置いて、気が向いた時や、「おやっ」、「あれっ」と思ったときに見られるようにするのがいいでしょう。
また、単語のワークなどを併用して定着を図るのもいいと思います。
お勧めのピクチャーディクショナリーをご紹介します。
『オックスフォード ピクチャーディクショナリー』
4000語をカバーしており、CDも付いているので発音も分かります。
日本語訳も付いたバイリンガル版もあります。
4000語は日常生活に必要な基礎語を学ぶには十分ですが、ちょっとボリュームが大きいかもしれません。
『ロングマン チルドレンズ ピクチャーディクショナリー』
こちらは800語とお手軽で、CDも付いているので単語をしっかり一つ一つ学びたい人にはお勧めです。
カラフルで子供でも楽しく学べます。
いずれも初級者が英語を学ぶ第一歩として適しています。
2018.03.18
先日、東京大学が2020年より変わる入試テストにおいて英語の民間試験の結果を合否判定の材料にしないと発表しました。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは2020年より変わる入試制度について考えます。
先日、東京大学が年より新しくなる「大学入試共通テスト」において、民間の英語試験を合否判定の材料にしないことを発表しました。
「現時点で業者テストを入学の試験として用いることは、あまり正しくないだろうと。ちょっと拙速だろうというふうに考えています」と福田裕穂副学長はおっしゃったそうです。
文科省が進める新しい入試制度では、英語の四技能(読む・書く・聞く・話す)を評価するために、大学入試共通テストでは英語の試験を行わず、民間の英語試験を受験生に課す方針です。
これまでのセンター試験では特に「話す」力が判定できないとの観点から決められました。
しかし、移行期間として2020年から4年間は移行期間として、大学入試センター試験のようなマークシート方式のテストと民間の英語試験の両方を受けさせるようです。
東京大学では移行期間の終わる2023年の入試までは、大学入試共通テストの英語の成績と二次試験の結果で判定するそうです。
そして、民間の英語試験の結果は、入試後の学生の英語力を追跡するために活用するらしいです。
民間の英語試験の活用は以前から様々な疑問が投げかけられていました。
・目的の異なる英語試験の結果を一律に評価していいのか。
・受験生や家庭への経済的負担が増え、家計の差が大きく影響するのではないか。
・入試に活用するには共通テストよりも早く受験する必要があり、スケジュールとして大丈夫なのか。受験生に十分な準備期間があるのか。
・都会なら会場や機会が豊富だが、地方では受験するにも会場が少なく、高い交通費を掛けて受けなければならないので、地域格差が生じるのではないか。
など多くの意見が寄せられています。
文科省がどのように対応するかはまだ不明な点が多いですが、入試である以上、公平性と妥当性は保ってほしいものです。
例えば、「聞く」「話す」能力は長けているが「読む」「書く」能力が劣る生徒が英検を受けた場合、一次試験である記述テストで合格点に達しないと面接試験を受けられないので、自分の長所を生かした受験ができなくなります。
東大であれば合格者は一定水準の英語力を持っているはずなので、民間試験はさほど意味がないのかもしれません。
もしくは本当に新制度の公平性と妥当性に疑問を呈しているのかもしれません。
いずれにしても、東京大学が民間の英語試験で合否判定をしないと決定したことは、他の大学にも影響を与えずにはいられないと思います。
東京オリンピックがあるから2020年にこだわっているのでしょうか。
しかし、新しい大学受験制度の進展は遅々としていて、まだ具体的にはっきりとした全容は表せていません。
同様に現場の学校でもどのように対応するのか、本当に対応できるのか、全くの未知数です。
パソコンやタブレット端末のようなハードの面だけでなく、指導する教師たちの技術的な問題もあります。
時間をかけ良い制度に仕上げてから実践した方がいいと思います。
個人的には準備不足は否めないように見えます。
2020年に固執して不十分な教育を受けるようなら、生徒たちが不憫でなりません。
今行われている教育改革はこれまでにない大改革です。
それなりの準備が必用なのに時間と状況が整っていないように思えます。
これが私の勝手な取り越し苦労ならばいいのですが。
生徒がどうであれ制度としては決定事項です。
そうなれば我々で不十分な部分は補っていくしかありません。
もちろん葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの支援を喜んで行います。
新しい試みで誰もが皆、五里霧中の状況です。
備えあれば患いなしという言葉もあります。
早めの対応が生徒たちの人生を左右するかもしれません。
2018.03.15
先日の「お疲れ様の会」で生徒からプレゼントをいただきました。とてもかわいい観葉植物です。大切に育てたいと思います。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒や家庭との親密な関係を築き大切にします。
この写真は、先日、葛西TKKアカデミーで行われた「お疲れ様の会」のときに生徒から頂いた観葉植物です。
手のひらサイズの小さな観葉植物です。
かわいいリスも付いていて、とても素敵です。
くれた生徒らしいなと思いました。
鉢に移して大切に育てようと考えています。
季節も春めいてきたのでどんどん大きくなるのでしょうか。
非常に楽しみです。
思いもかけないサプライズでびっくりしました。
そんなこと何も期待していなかったので。
これも生徒が私を慕ってくれてのことかと目頭が熱くなる思いでした。
葛西TKKアカデミーはまだまだ駆け出しの小さな塾です。
様々な方々に助けられている点が大きいです。
保護者の方からお菓子の差し入れや備品の寄付をいただくことがあります。
助かります。
ありがとうございます。
このような細かな気遣いが本当にうれしいです。
皆様からの支えて下さる気持ちにお応えすべく、私も全力で生徒たちと当たり、指導いたします。
生徒たちも気さくに接してくれます。
いつも本音で話せる関係を築くことをモットーにしています。
そしてお互いを思いやり信頼できる関係が葛西TKKアカデミーの良さだと自負しております。
このように個別指導塾葛西TKKアカデミーは人とのつながりを大切にします。
ビジネスの関係ではなく、人間同士として本気で付き合える塾にしたいと考えています。
当塾で出会った全ての方々との縁を大事にし、感謝の気持ちを忘れず生徒たちを支えていきたいと考えています。
2018.03.13
イベント紹介『0点ミュージアム』間違っていても、その想像力に感嘆、思わず笑える不正解の解答たち。愛おしくてたまりません!葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちを否定しません。
この仕事をやっていると、時折驚くような解答に出会うことがあります。
それは素晴らしい正答もありますが、不正解の解答の中にもあります。
「そんな着眼点があったのか。」
「確かにそう答えても無理はないな。」
そんな風に思えるのです。
確かに出題者の求める解答ではないのだけれど、頭ごなしに否定できないなとしばしば思うことがあります。
必死な生徒が苦しみながら考えに考え抜いて、間違いと分かっていても万に一つの望みをかけて書いた答え。
その想像力に感嘆せざるを得ません。
大人の一方的価値観のほころびを突かれ、感動と共に私は新たに気づかされ学ぶことがよくあります。
本当に生徒から学ぶことは多いのです。
本日はそんな間違っているけれど、ユニークで想像力(創造力)にあふれる解答を集め展示する『0点ミュージアム』をご紹介します。
場所:世田谷ものづくり学校
日にち:3月16日、17日
『0点ミュージアム』へのリンクはこちら
子供たちの豊かな発想は芸術と言っても過言ではありません。
是非足を運んでご覧ください。
「はっ」とせずにはいられないはずです。
子供たちの「これも正解じゃないんですか。」という声が聞こえてきそうです。
2018.03.11
中学三年生の「お疲れ様の会」をしました。受験勉強は大変でしたが、みんなよく頑張りました。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒や保護者とのつながりを大切にし、苦楽を共にできる塾です。
昨日、中学三年生の生徒と保護者が集まり、「お疲れ様の会」を行いました。
一年間、入試に向けて苦しい日々を頑張って乗り越えてくれました。
本当に素晴らしいと思います。
葛西TKKアカデミー懇談会恒例のピザを食べながらリラックスした雰囲気の中、生徒たちをねぎらい楽しい時間を過ごしました。
私の妻も頑張って保護者や生徒のためにクッキーを焼いてくれ、皆様からご好評をいただきました。
また、各家庭からもドリンクの差し入れもあり、和気あいあいとした会になりました。
ありがとうございました。
チョットピザが足りなかったか、後でたこ焼き10パックも追加です。
当塾から生徒たちに心ばかりの印として花を手渡し、これまでのこと、高校生活のことを話しました。
特にこの代の生徒は新しい教育制度の第一期生に当たり、今後の学校生活がどのようになるのか予想もつかない世代です。
今まで以上に困惑し、苦しみ、迷うことになるでしょう。
それでも前向きに乗り越え、大きく羽ばたいてほしいと切に願います。
もちろん葛西TKKアカデミーはいつでも生徒たちを全力でサポートする準備があります。
毎年のことながら、受験生の指導は非常に悩み苦しみます。
私も眠れない夜がいくつもありました。
朝出勤をし、帰ると日をまたぐなんてことが毎日です。
エナジードリンクを飲みながら自分の疲労をごまかしやってきました。
命削る覚悟で指導しても、なかなか生徒の心に響かず途方に暮れることもありました。
でも、今となってはいい思い出しかありません。
本当に自分を信じてここまでついて来てくれた生徒と保護者の方々に感謝しています。
ありがとうございました。
これからも葛西TKKアカデミーをよろしくお願い申し上げます。
皆さんが幸せな高校生活を送れるように祈っています。
そして何かあれば。遠慮なくいつでも来てほしいです。
皆さんの力になれることが私の生きがいです。
2018.03.09
アプリ紹介『Drops』イラストとスワイプで1日5分の単語学習!視覚で覚えるから頭に入りやすい。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは様々な学習法を提案します。
英語を勉強する難関の一つは単語を覚えることでしょう。
単語がなかなか覚えられず挫折してしまった人も多いことと思います。
そんな人たちに朗報です。
本日紹介するのは、『Drop』というアプリです。
iPhoneやiPadにダウンロードして、登下校や通勤などのわずかな空き時間を利用して英単語を覚えます。
個のアプリの特徴はイラストを多用し、操作も画面の上を指を滑らせるだけのスワイプでできる点です。
イラストを使うことによって、概念を記憶が容易になり、頭に残りやすくなります。
そのイラストも美しく分かりやすく作られています。
それらのイラストと意味を結びつけるだけのビジュアル学習です。
タイピングだと時間もかかり面倒ですが、スワイプだけなので誰でも手軽に使えます。
しかも一日5分でオッケー。
覚えたものとそうでないものを分けていくので、自分がどのくらい覚えたかすぐに分かります。
そして覚えていないものだけを重点的に復習ができ、次第に単語が身に付く仕組みになっています。
本当にゲーム感覚で学習ができます。
しかも、28の言語に対応していますので、英語以外の勉強にもよく立ちます。
更にAR機能を利用すれば、画面の中の現実世界にイラストが写し出され、そこでも単語の勉強ができます。
非日常の画像を見ることで、より強い印象となり、脳が刺激され覚えやすくなります。
これらの機能は補足ですが、興味があればお試しください。
また、基本的に無料ですが、課金をすることでいろいろ拡張もできます。
もちろん1000語程度の単語を覚えるアプリなので、上級の単語や入っていませんし、文章を学んだりもできません。
しかし、初級の人が言語を学ぶ第一歩としては良いアプリだと思います。
アプリもうまく使えば、勉強の強い味方になります。
日々発達する技術を上手に使い、勉強を楽しくやりましょう。
2018.03.06
学習の3タイプご存知ですか。自分のタイプを知ると学習の効率が上がります。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは一人ひとりに合った学習方法を考えます。
いくら勉強を頑張ってもなかなか身に付かないことはありませんか。
それは自分の学習タイプと勉強法が合っていないのかもしれません。
人の脳に関して、その情報処理の仕方で三つのタイプに分けることができると言われています。
それぞれ「ビジュアル ラーナー」「オーディトリー ラーナー」「キネセティック ラーナー」と呼ばれています。
「ビジュアル ラーナー」は情報処理において五感の中でも視覚が優位にはたらく人です。
話をしているとき、色や形に触れることが多い人はこのタイプです。
何かを相手に伝えたいときも、上を見ながら頭に浮かんだものを手を使って空間に描くように話します。
このタイプにはいくら言葉で説明してもなかなか理解できません。
紙に図を書いて言葉を極力減らし教えるとよく分かってくれます。
色を付けると尚効果的です。
このタイプは視覚的に学習するので、勉強法としては次の点に注意しましょう。
・目に入ってきそうな余計なものを周りに置かない。
・マーカーなどを多用し、ノートをカラフルに使う。
・下線や波線などで語を強調し、破線や矢印などで語と語をつなぐ(長い文章は書かない)。丸や四角で語句を囲むのもよい。
・グラフや表、アイコンやイラストを描いたり貼ったりする。
・フローチャートのようにし、全体が流れるようにまとめる。
・DVDやネット動画を利用する。
・参考書などは直接書き込み、色付けしたり、線を書き込んで強調する(わざわざ別のノートに書く必要はない)。文字だけのものよりイラストが豊富でカラーの参考書がいいでしょう。
・静かな場所で一人で勉強する。
次に「オーディトリー ラーナー」は情報処理において聴覚が最もはたらくタイプです。
話擬音語を多用し、音に関連することをよく話します。
相手の顔や場所のイメージより、その時話した会話や音をよく覚えています。
音楽を好んで聴いたりします。
このタイプは聴覚を刺激するような学習法がいいでしょう。
・テキストを音読する。できれば音読したものを録音し繰り返し聴く。
・誰かに説明してもらったり、仲間とディスカッションなどで話しながら学ぶ。
・覚えたことをもう一度本人に話させる。
・語呂合わせやリズムをつけながら口にする。
・気を引かれない程度の音楽を掛けながら勉強する。
・必要以外の音のない静かな場所で勉強する。
・CDなど録音されたものを活用する。
・シャドーイング(耳で聞いたものをその場で一緒に発音しながら追いかける)をする。
最後に「キネセティック ラーナー」ですが、これは体を動かすことで情報処理をするタイプです。
昔、円周率を覚えた人が、体の各所に数字を配しその部分を触りながら踊るように覚えていました。
このタイプは身振り手振りが大きく、長くじっとしていられません。
体を通した経験をよく覚えています。
とにかく体を動かすことが重要です。
このタイプは次のような学習が効果的です。
・単語や文章はジェスチャーやダンスと組み合わせて覚える。
・何度も手を動かして、書いて覚える。
・歩き回ったり、動きながら本を読む(じっとしているのは非効率)。
・実験など、色々試しながら経験を通して学ぶ。
・ゲーム性を持たせ、楽しく興味を持たせるように工夫する。
・ディスカッションなど、イベントの中心的役割を担うと印象に残りよく覚えている。従って勉強でも他の人と一緒にやる(思い出として記憶させる)。
以上、タイプ別勉強法をご紹介しました。
先ず自分はどのタイプかを把握し、これらの方法を試してください。
また、人によっては複数のタイプが重複している場合がありますので、組み合わせるのもいいかもしれません。
勉強は人それぞれです。
一つの方法が万人に通じることはありません。
試してみないと分からないものです。
いろいろやって一番合うものを見つけるしかありません。
もしうまくいかないときはご相談ください。
ご提案させていただきます。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはいつも学ぶ人々を応援しています。
2018.03.03
数学って面白い。中学のとき勉強した約数をビジュアル化したらとってもワクワク。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはみんなが楽しくなる授業を目指します。
「勉強ってつまらない。」
そう思っている人はたくさんいますよね。
特に自分が学校に行っていたときはそうでした。
でも、大人になってなぜか勉強したいと思うことはありませんか。
あんなに嫌だったのに、大人になって学校を離れると恋しくなる。
男女の関係みたい…。
やっぱりやらされる勉強は面白くない。
でも、人間にはどこか知的好奇心を持っているのではないでしょうか。
今回は面白いツイッターを見つけたので紹介します。
何か数字がぐるぐる回っているだけのようですが、実はこれが「約数」を視覚化したものなのです。
「約数」を視覚化って意味が分からないですよね。
でも、それが分かると非常に面白いです。
ぐるぐる回っている数字たちの後ろに灰色で大きな数字があるのがお分かりでしょうか。
そして回る数字たちの中心から上に赤い線が伸びています。
実は、その赤い線の上に並んだ数字たちが、灰色の数字の全ての約数になっているのです。
例えば、灰色の数字が「12」のとき、赤線上にはその約数である「1、2、3、4、6、12」が並んでいるのです。
びっくり!!!
そうだったのか!!!
数字と約数の関係を見事に視覚化しています。
こうすると何だか数学が面白いと感じませんか。
他にもグラフや素因数、展開の公式などいろいろ視覚化されています。
学校の授業では意味が分からず苦痛だったものがパッと理解できたり、楽しくなったりしてきます。
こんな風に生徒たちが興味を持てる授業にしたいと私はいつも考えています。
訳の分からないまま覚えさせたり、解法だけを教えるのは気が進みません。
そのために、このような「そうだったのか。」と思える瞬間、「A-ha モーメント」を生徒たちにいっぱい体験してほしい。
勉強への興味を持たせつつ、知的好奇心を刺激して、生徒自身が意味を理解し、進んで勉強するようになってほしいと願っています。
これは簡単なことではありませんが、「勉が苦(勉学、勉強が苦)」にならないように工夫し、生徒たちが楽しめる授業を心がけ、常に努力しております。
皆さんも「勉が苦」になってきたら、一度、葛西駅そば個別指導塾葛西TKKアカデミーにお声を掛けてください。
※「約数」とは1、2、3、4、5・・・、と言った自然数を割り切れる自然数のことです。
例えば、12は1、2、3、4、6、12で割り切れるので、この6個の数字が12の約数となります。
2018.03.01
都立高校入試の合格発表がありました。合格した人も、そうでなかった人も大事なのはこれからの学校生活をどのように送るかです。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはいつも生徒のことを考え、彼らの力になります。
3月1日は都立高校入試の合格発表がありました。
合格した皆さん、おめでとうございます。
そして、残念ながら合格できなかった皆さん、心中お察しします。
初めての経験でショックも大きかったことでしょう。
絶望感に打ちのめされ落ち込み、自己嫌悪や羞恥心で人に会うのも嫌な気持ちかもしれません。
しかし、出てしまった以上結果は変わらないので受け入れるしかありません。
好きであろうとなかろうと、時は進み続けるのです。
確かに皆さんは一つの選択をし、結果を出しました。
しかし、これは通過点であり、人生の終わりではありません。
誤解しがちですが、結果が出た後をどうするかが、実は一番肝心なのです。
例え希望通りの高校に行けても、日々遊び暮らせば無駄になります。
逆に自分の意に沿わない学校でも、自分が一所懸命頑張り、高校生活の全てを有益に過ごせば、人生の大きな糧になります。
特に教育改革が行われ、新制度で受ける最初の代である皆さんは、高校生活をどうするかで大学入試は大きく変わります。
人生負けたわけではありませんし、まだまだ逆転のチャンスはいくらでもあります。
むしろ、この悔しさをバネにして、より大きく羽ばたいてほしいと思います。
今までの皆さんの努力は決して無駄ではありません。
この経験を今後の人生に役立てればいいのです。
また、つらい経験をし、それを乗り越えたなら、皆さんはそれまでの自分よりずっと強くなっています。
今後また苦しいことがあっても耐えられる力が身に付いているはずです。
それに入試がうまくいかなかったからと言って、皆さんの人間としての価値が否定された訳でもありません。
入試で測られるのは人間のほんの一面であり、それ以上に素晴らしいものがたくさんあります。
少なくとも皆さんの価値や努力を認める人間がここにいることを忘れないでください。
何も劣っているわけではないので、堂々と胸を張り新たな一歩を踏み出してください。
心配しなくても大丈夫です。
自分に誇りと自信を持ってください。
大事なのはこれからどうするかです。
皆さんの人生が輝くことをお祈りいたします。
2018.02.26
中学生ではやっているもの、『ポプテピピック』をご存知ですか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちとの交流を通し、相互理解を深めます。
皆さん、『ポプテピピック』をご存知ですか。
今、中学生の間ではやっているアニメです。
もともと4コマ漫画だったそうですが、最近アニメ化され、SNSを中心に話題となっています。
内容は「ポプ子(顔の丸い方)」と「ピピ美(顔の長い方)」の二人を中心に話が展開していきます。
生徒たちの話を聞いて、私も見てみました。
率直な感想としては、意味不明でした。
そして何が面白いのか、いまいち分かりませんでした。
よく言えば斬新なのでしょうか。
その斬新な点は次の通りです。
1.二部構成になっていますが、第一部と第二部は声優が変わっただけで、同じものを二回流しています。
2.本編とは全く関係のない予告が入っている。
最初見たときは何かの間違いかと思いました。
内容も脈略もあまりなく、笑えるようなギャグというわけでもなく、シュールやカオスと言った方がふさわしい気がします。
このアニメが生徒たちに流行る要因として一つ考えられることは、ポプテピピックが現代を象徴するような広がり方をしていることです。
先ほど話した通り、もともと4コマ漫画なのですが、ウェブによる配信で世間に知られるようになりました。
今や紙媒体よりネット配信の方が、特に若い人たちには受け入れられやすいという証明でしょう。
それが更にSNSを通じて口コミのように広がっていったのです。
内容も過激で、そこまでやっていいのかと思えるくらいのものです。
これもネット配信だからこそ許され(恐らく法などのルール規範が未成立ということなのでしょうが)、それが読者を刺激したのでしょう。
さすがにテレビでは自主規制しているようですが。
ユーチューバーと同様にやったもの勝ち、やりたい放題の内容が若者を引き付けるのか。
よくも悪くもSNSの話題の中心となり、SNSの話題に取り残されないためにも見ているのかもしれません。
また、何かわからないところがかえって癖になるのかもしれません。
とにかく、生徒たちの心をつかんでいることには間違いありません。
アニメだけではなく、関連グッズも売れているようです。
生徒たちの間ではやっているガチャガチャでも、ポプテピピックのマスコットは売り切れているようで、「どこに行っても手に入らない。」と当塾の生徒が嘆いていました。
いずれにしても、若者の間では社会現象になっているみたいです。
見れば絶句するかもしれませんが、若者との話のネタとして見てみるのも悪くはないでしょう。
お笑い芸人の俗に言う「一発屋」も今は三か月持ちません。
使い捨てのように過ぎ去った人たちが何人いることでしょうか。
(昔は一つのギャグがあれば何十年も食べていけて、観客もお決まりのワンパターンをいつまでも期待したものですが。)
ありとあらゆるものが一瞬にして消費される時代です。
このポプテピピックも数か月後には話題にも上らなくなるのでしょうか。
生徒たちの移り気に恐怖さえ感じてしまいました。
2018.02.22
いよいよ明日は都立入試です。頑張ってください。受験前日の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒みんなの受験が成功するよう応援します。
明日はいよいよ都立入試の本番です。
受験生皆さんの成功を願っています。
そこで本日は、以前お話したことと重複する部分もありますが、試験前日および当日の過ごし方についてお話します。
1.前日は勉強しない
今日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が恐ろしいです。
不安でしょうが、考えても仕方ありません。
割り切って勉強はしないで、精神と体のコンディションを最高に持っていく方が賢明です。
2.前日に準備は終わらせる
持ち物や着替えなど、受験の準備は前日に終わらせましょう。
当日の朝慌ててやると時間が間に合わなくなり、焦って心が落ち着かなくなります。
また忘れ物もしてしまいます。
会場までの道のりも確認し、必要であれば地図も用意しましょう。
3.リラックスして精神を落ち着かせる
夕方帰ってきたら早めに食事をしてゆっくりお風呂に入りましょう。
そうして精神をリラックスさせてください。
気持ちが不安定だと、いい結果は残せません。
就寝1時間前の入浴が眠りにはいいと言われています。
4.食事
夕食と朝食はこってりしたものは避けましょう。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
特に朝食でとりすぎると消化に血液が使われ、頭まで回りません。
全く食べないのもよくありません。
脳は体内で最もエネルギーを使う器官です。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
5.早寝早起き
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝6時には起きないといけないことになります。
そのためには早寝早起きが大事です。
つまり、夜更かしをしてはいけません。
どうしても眠れないときは無理に寝ようと考えず、目を閉じて静かに横になりましょう。
こうするだけでも体の70%は休めます。
逆にあれこれ考えると余計目が冴えてきます。
足元を暖かくするのも効果的です。
6.早めの出発
当日は何があるか分からないので、出発は早めにしましょう。
会場につくまでトラブルが起きても対応できるようにしてください。
もし何か起きたら、速やかに試験会場に連絡しましょう。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが丁度いいです。
会場を軽く散歩したり、窓からの景色を眺めたり、深呼吸したりして、気持ちを落ち着け集中力を高めましょう。
7.自分を信じ力を出し切る
これまで十分に準備した人もしてこなかった人も、今となってはじたばたしても始まりません。
今できることは自分を信じ、持てる力を全て出し切ることだけです。
ダメだとか不安だとかネガティブな気持ちでいると本当にそうなります。
人間はメンタルが実力発揮に大きく影響を与えます。
「自分はできる、大丈夫。」と自分に言い聞かせ、自己暗示をかけてください(スポーツ選手がよくやります)。
そうすると思いもかけない力が出るものです。
結果は後からついてきます。
今は結果を考えるより、目の前の試験で自分のベストを尽くすことだけ考えてください。
試験時間の許す限り、諦めずもがいてください。
幸運をお祈りいたします。
2018.02.20
書籍紹介『発展作文習熟プリント』(清風堂書店)、作文が苦手なお子様に最適。テーマと項目が示されているので書きやすい。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは作文や小論文など文章を書く力も指導します。
小中学校で読書感想文など、文を書くのに苦労しているお子様はいませんか。
「作文はどうやって教えればいいかよく分からない。」という声もよく聞きます。
本日紹介する『発展作文習熟プリント』シリーズ(清風堂書店)は、そのような文章を書くのが苦手な児童の練習に最適です。
『発展作文習熟プリント』シリーズ(清風堂書店)へのリンクはこちら
文章を書く能力は学校だけでなく、社会に出てからも非常に大切です。
ただ思いついたことをそのまま書いては、まとまりのない、何を伝えたいのか分かりずらい文章になってしまいます。
文章を書くときは、何をどのように書くか、相手が理解しやすいようにするにはどの順で話すかなど、計画的に考えなければいけません。
この『発展作文習熟プリント』シリーズでは、色々なタイプの文章について、出された題目に基づいて練習ができるようになっています。
書くのに必要な項目が提示され、その項目ごと部分的に作文をし最後に統一すれば、そのテーマに沿った文章が完成するというわけです。
この本のお勧めポイントは「なぞり書き」があるところです。
文字通りなぞって書くだけのパートですが、私はなぞって書く練習としてではなく、作文の例として評価したいと思います。
作文を書く時の課題として、何をどのように書けばいいか、表現力を持たせるにはどうすればいいかがあります。
自分一人で練習しても一向に上達しない人は、ここに原因の一つがあるのではないでしょうか。
自分一人で文章を考えると、どうしても自分の書き方しか分からないので、それ以上発展しません。
実は、作文上達のカギは色々な人の書いた文章を読むことです。
こうして自分との書き方の違いに気づき、新たな表現を発見する。
それを取り入れ真似て使ってみる。
そうすると表現豊かで分かりやすい文章になっていきます。
「なぞり書き」のパートはまさに、この「発見」の場になるのです。
また、「作文計画」のパートは文章の指針になると共に、どのタイプにはどのような要素が必用か分かります。
テキストも大きく、非常に見やすく書きやすいと思います。
もちろんこれだけやれば大丈夫というわけではありません。
この本を通じた練習に加え、適切な指導があるともっと効果的です。
普段、自分から積極的に文章を書くことはあまりないと思います。
でも、この本があれば文章を書くきっかけになります。
生徒たちを指導してよく感じることは、表現力が乏しく、説明が非常に下手ということです。
語彙が少なく、うまく言えなくてどもったり、擬音語擬態語が多く、的確に言葉にできないのです。
思いついたことを整理せずそのまま話してします。
しかも、相手が分かるにはどうすればいいかまで考えないようです。
これらは普段の言語活動が非常に貧困であることの表れと思います。
そして、言語の貧困は読解力の貧困にもつながります。
相手の意図を正確に理解したり、自分の意思を正確に伝えることは、社会に出てからも不可欠な技能です。
これらは一朝一夕には身に付きません。
幼いころからの練習が欠かせないのです。
更に、現在行われている教育改革では、この能力が非常に重視され大学入試でも要求されます。
将来困らないためにも、今のうちから文章を書く力を育てましょう。
2018.02.18
都立高校入試まで後五日!今は本番でベストを出せるように体調を整える時期です。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは勉強以外の受験ノウハウも教えます。
いよいよ都立高校入試まで後五日!
受験勉強は順調に進んでいますか。
もう直前なので、この時期は学力を上げるより体調を整えることを考えてください。
学力はこれまでやってきたので十分に身に付いているはずですし、付け焼刃でやっても大して変わりはありません。
それよりも、本番で持っている力を100%出せるように体を調整して下さい。
1.インフルエンザやノロウィルスなど、病気に対する予防
今年はインフルエンザが大流行です。
ここで病気になっては、元も子もありません。
予防が大事です。
以前、ここでも触れましたが、手洗い、うがい、マスクの着用など、しっかりとした予防をしてください。
そして、不必要に人ごみに行かず、外出は控えましょう。
できれば加湿器、なければ濡れタオルを置くなどして湿度を上げ、喉の粘膜に潤いを与えるのもいいです。
万一体調がおかしいを感じたら、、すぐに病院に行きましょう。
そして適切な処置を行ってください。
また、十分な栄養と休息をとることは免疫力を高め、病気になりにくくすることにもつながります。
2.朝型のリズム
試験は朝からです。
寝ぼけた脳では頭がはたらきません。
人間の脳が本来の働きをするには、起床から2~3時間かかるそうです。
つまり試験時間に合わせて逆算すると、朝5、6時には起きないといけないことになります。
そして人間のリズムは直前に変えられるものではないので、今のうちから早起きをして体のリズムを調節しましょう。
つまり、夜更かしをしてはいけないということでもあります。
早寝早起きで十分な睡眠を取ることは、病気に対する予防にもなります。
3.前日は勉強しない
前日は勉強しないでください。
直前で慌ててやっても大した力にはなりません。
むしろ、寝不足になり本領を発揮できないリスクの方が心配です。
もし実力が不十分と感じるなら、それはそれまでにしっかり勉強しなかった自分の責任です。
じたばたしないで腹をくくって、どっしり構えてください。
結果は後からついてくるから。
できることは、今持っている力を全て出し切ることだけです。
不安に思っても点数は上がりません。
そうやって割り切って勉強はしないで、精神と体のコンディションを最高に持っていくことに集中してください。
4.準備は前日に、早めの出発
朝、慌てて荷物を詰め込むようなことはしないでください。
前日に必要なものを全て揃え、準備を終わらせましょう。
朝はそれを持って出かけるだけです。
そして、出発は早めに余裕を持ちましょう。
会場につくまで何があるか分かりません。
トラブルが起きても対応できるようにしてください。
早めについて、少しゆっくりできるくらいが、心も落ち着きます。
5.朝の食事
朝の食事もとりすぎると消化に血液が行き、頭が回りません。
腹八分くらいにして、消化しやすいものを食べましょう。
あまりこってりしたものだと、気分が悪くなるかもしれません。
全く食べないのもよくないのでやめましょう。
内臓が弱くすぐに下痢などを起こしやすい人は、薬も携行しましょう。
持っているだけでも安心して、症状が出にくくなります。
本当に直前なので焦らず落ち着くことです。
今までやってきた自分を信じ、悔いのないように全力を出し切ってください。
結果は後からついてきます。
先に心配しても仕方ありません。
葛西TKKアカデミーは最後の最後まで皆さんを支え続けます。
2018.02.14
言葉は音から。英語の勉強は音から始めましょう!動画紹介『ABC kid TV』これで楽しく英語の聞き取りと発音練習ができます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは小学生から全てのレベルの英語学習に対応します。
英語教育が大変です!
文科省の進める教育改革により、英語教育の強化が求められています。
英語教育は小学校から始まり、3、4年生は英語活動として、5、6年生は正式教科として導入されます。
東京都では高校入試で英語のスピーキングテストを取り入れることを発表しています。
また、大学受験でもセンター試験が廃止され共通テストに変わりますが、その際、英語は英検などの民間テストを活用することが決定されています。
目的は今までの読み書き中心(と少しばかりの聞き取り)のテストから「話す」能力も試験するためです。
学校教育の英語がテストのための英語になっていて、文科省が目指すグローバル社会で活躍できる人材が育っていないことへの反省から、英語教育が大きく変わろうとしています。
これからは「聞く」「話す」の能力がより重視され、実際にコミュニケーションができるようにならなければなりません。
学校の先生の中にはローマ字読みの日本語英語で教える人がいます。
そんな先生に教わった生徒は、そのような英語しか聞き取れず、ネイティブの発音が分かりません。
当然話すときもカタカナ英語になり、相手に理解されずに自信を失うこともよくあります。
英語がコンプレックスになり、ますます英語から遠ざかる。
それでも今までは、読み書きさえできればテストに支障はありませんでしたので、テストのためだけと割り切ることができました。
でも、これからはそうはいきません。
聞き取りや発音もできないといけません。
そこて本日ご紹介するのは『ABC kid TV』です。
『ABC kid TV』には児童向けの歌がたくさんあります。
簡単で覚えやすいリズムに歌が載っていて、スピードも速くないので聞き取りも比較的楽です。
これを聞きながら少しずつ英語の音に慣れてほしいです。
そして一緒に歌いながら、日本語とは違う英語の音をまねながら発音できるようになってほしいと思います。
最初から完璧である必要はありません。
繰り返し一緒に歌っていればだんだんできるようになります。
実はネイティブの人も最初は「phonics」を学びます。
「phonics」とは英語の音のことで、どのアルファベットはどんな音になるのかということを勉強します。
そしてアルファベットの文字と音の関係を理解しながら、スペルを覚えていきます。
日本の学校教育はこれか欠けているので、生徒も先生もローマ字を当てて、反って通じず難しい英語を勉強しているのです。
葛西TKKアカデミーでも小学生などの英語では最初に「phonics」を教えます。
そうすると、特にまだローマ字英語に染まっていない生徒たちは、すぐにネイティブのようなきれいな発音ができるようになります。
若い耳は非常に敏感で精度がよく、口の筋肉も柔軟なのですぐに対応できるからです。
『ABC kid TV』には「phonics songs」もたくさんあります。
こちらを使って練習するのは非常にお勧めです。
そばに発音の指導ができる人がいると尚いいです。
きちんと口の形や音の出し方も教えれは、みるみる上達していきます。
現在、学校は改革中で現場の対応が追い付かないという声も聞きます。
従って、学校に依存するだけではなく、自分から積極的に学んでいく必要があります。
なぜなら学校の準備ができていようがいまいが、入試などで評価されることは決まっており、その評価は生徒たち本人の成果とされるからです。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは全ての生徒の力になります。
困ったことや分からないことがありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
皆様を応援しています。
2018.02.11
子供のやる気を出させる言葉、やる気をなくさせる言葉についての調査結果が出ました。そこから見えるものは何でしょうか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの心を考えます。
「やる気スイッチ~ 君のはどこにあるんだろう~」でおなじみの「株式会社やる気スイッチグループホールディングス」が面白い調査結果を発表したのでお伝えします。
株式会社やる気スイッチグループホールディングスが全国の中高生に対し、「やる気スイッチがオンになる言葉、オフになる言葉」についてのアンケートを行いました。
「つい言っちゃう……子ども100人に聞いた「やる気スイッチ」がオンになる言葉、オフになる言葉」へのリンクはこちら
結果は以下の通りです。
やる気スイッチをオフにする言葉 ワースト3
1位:勉強しなさい・早くやりなさい(53%)
2位:何をやってもできない・どうせできない(18%)
3位:勉強なんてしなくていい・遊んでていい(11%)
やる気スイッチをオンにする言葉 ベスト3
1位:がんばって・応援しているよ(37%)
2位:このままじゃ受からないよ・しなくていいの?(30%)
3位:部活のためにがんばりな(7%)
3位:無理しないでいいからね(7%)
3位:携帯解約するよ(7%)
この記事によると、やる気スイッチをオンにする言葉もオフにする言葉も母親からが最も多くなっています。
家庭環境を鑑みると、いずれにせよ子供に直接言葉を掛ける機会が一番多いのが母親だからだと思います。
従って「母親が言うから」やる気が左右されるというわけではないでしょう。
これらの言葉の中で気になるものがあります。
オフにする言葉で「勉強しなさい・早くやりなさい」が一番多くなっています。
分かっているのに言われるのが嫌、やろうと思っていた矢先に言われるのが嫌という声を私もよく聞きます。
口調やタイミングが大事なのも分かりますが、表現方法も肝心だと思います。
これを誤ると反発心が生まれ、やる気がなくなるようです。
命令口調ではなく、問いかけや促す言葉にしてみてはいかがでしょうか。
「やっても無駄」というような否定的な言葉は本人のやる気をそぐと同時に自尊心を傷つけます。
更に悪いことに、この言葉を理由(言い訳)にして、勉強しないことを自分の中で正当化するきっかけを与えることにもなります。
また、子供は割と客観的で、言葉を掛けた人が自分を棚に上げるように言っていれば(例えばテレビを見ながら言う)、その言葉を本気で受け止めません。
オンにする言葉も2位以降は脅迫的で、自分の意志で勉強やろうをは考えないでしょう。
「とにかく勉強すればいい」という意味では効果があるかもしれませんが、長期的に勉強やる気が削がれるのではないかと心配です。
私が考えるに、言葉そのものの問題というより、「誰がどのように言うか」という方が重要です。
同じ言葉でも子供がふさわしいと思う人(信頼関係ができている人)に言われるとやる気が出るでしょう。
指図するというより、一緒に考えるように接するといいでしょう。
どうすればいいかを一緒に考え自分で決めさせれば、自分のことを考えてくれているという安心感にも関わります。
また、いきなり大きな目標を立てるのではなく、小さくすぐに成果の出る分かりやすい目標をたくさんやらせるのもいいです
成功体験はやる気につながります。
やる気を出させるのは、押し付けの命令より共感と導きの言葉がいいと思います。
そして状況を見極め、よく考えて発するようにしましょう。
2018.02.08
書籍紹介『五分シリーズ』(河出書房新社)読書が苦手な生徒でも五分で読めるので大丈夫。たくさん読めば読解力も表現力も身に付きます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは、これから日本の教育で重視される「考える力」を育てます。
本日ご紹介する本は河出書房新社の『五分シリーズ』です。
最近の生徒たちは本を読まなくなったと言われます。
しかし、実際には昔に比べ小中学生の読書量は増えているそうです。
その理由は「朝の読書活動」で、これは文科省が2001年に掲げた「朝の読書活動の推進」に基づき、多くの小中学校で実践されています。
この通称「読活」のお陰で、小中学生の読書量が増えたとのことです。
学校において取り組みは様々ですが、だいたい朝の10分から15分程度を使って生徒たちに読書をさせています。
このような背景もあり、学級図書として短い時間で読める短編の読み物の需要が高まっているようです。
このシリーズは5分で読めるというコンセプトで、一冊に10本ほどの短編集となっております。
何百ページもあると、その量に圧倒されなかなか手がつきませんが、これならば途中でやめても中途半端になりませんし、非常に取り掛かりやすくなっています。
内容も「感涙」から「衝撃」まで幅広く、好みに応じて選ぶことができます。
もともとはweb投稿コンテストへの投稿物でしたが、非常に人気が出て書籍としても扱えるようになったそうです。
新人作家が中心とはいえ、内容のいいものばかり集められ、意外などんでん返しがあったりして面白いです。
本当に短く手軽なので、通勤通学の車内で読んでもいいでしょう。
SNSが普及している現在、生徒たちの言語活動は非常に限定的で、毎日同じメンバーと同じ内容のコミュニケーションを繰り返すようになっています。
昔なら、そのようなツールはないので嫌でも様々な人と触れ合わなくてはならず、自然と多様な考え方に触れ理解力と表現力が養われてきたものでした。
しかし今はそうではなく、私も現場で生徒たちを教える時、これらの能力が非常に低下してきているのを感じ、危惧しております。
どのような形であれ、様々な言葉に触れる機会を作る必要があります。
なぜなら言語は直接思考と結びつき、言語の貧困はそのまま思考力の貧困につながるからです。
取り掛かりやすい者から読書を始め、やがてその面白さに引き込まれ、どんどん本を読んでもらえることを期待します。
非日常的な物語は刺激的で、生徒たちの想像力を培うのにも役立ちます。
それは与えられたものを正確に読み取る力に加え、自己表現、自ら創造する力にもなります。
現在、文科省は知識偏重の学習ではなく、学んだことを活用し始めから答えの定まっていない問題まで対処できる人材の育成を目指しています。
それが今、着々と進められている教育改革の基盤の一つです。
これに対応できない生徒は、今後の勉強や受験において非常に困ります。
そうならないためにも、この『五分シリーズ』は考える力を養い、より高度な学びへの入り口として最適かと考えます。
2018.02.01
昨日は月食でした。塾からも綺麗に見えました。このような天体ショーや身近な経験から勉強に興味を持ってもらえればと考えます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの好奇心を大切にします。
昨日は月食がありました。
曇りという天気予報でしたが、思いのほか月は綺麗に見えました。
神秘的で心が動かされるものがありました。
掲載した写真はスマートフォンなので、うまく撮れていませんが。
午後8時半には欠け始め、どんどん暗い部分が大きくなりました。
そして、午後10時過ぎにはほぼ全体が暗くなり、うっすらと赤みを帯びていました。
今回はスーパームーンに月食が重なり、しかも満月。
非常に珍しい月食だったそうです。
確かに、いつもより大きかった気がします。
月食とは地球の影に月が入って、月の表面上に地球の影が落ちてできる現象です。
日食と違って影が月を隠しているので、暗いところとの境界線ははっきりとはしておらず、完全に隠れてもぼんやりと月が見え、今回のように真っ暗にはなりません。
日食と月食は中学校の理科の時間に扱われる項目で、当塾でもよく説明します。
机上の勉強では実感もなく、興味もわかないかもしれません。
しかし、このような天体ショーを自分で目撃すれば、その感動はひとしおでしょう。
そして宇宙についてどんどん興味を持ってくれれば、勉強も楽しくなるはずです。
知の感動は日常にあふれています。
大事なのは発見し、実感し、想像することです。
そうして思いを巡らせ、自分なりの解にたどり着いたとき、人間の知的喜びは最高潮になります。
このような経験を沢山すれば、知的好奇心も高まり、勉強が楽しくなるはずです。
個別指導塾葛西TKKアカデミーは常に生徒たちが楽しくなる授業を心がけています。
つまらなくならないように、いろいろ工夫します。
勉強は苦しみではなく、喜びなんだと思えるように努めています。
このように知的好奇心を刺激することは、実は家庭でもできるのです。
親子が一緒に何かする。
料理でも工作でもハイキングでもいい。
不思議だなと思えることはたくさんあります。
どうか皆さん、そのようなチャンスを逃さず、答えを教えるのではなく一緒に考え話し合ってみてください。
そうすれば子供はどんどん学びに飛び込んできますから。
2018.01.31
新成人に対する「将来の夢」「日本の未来」についての調査結果が出ました。今の若者はどのように考えているか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは若者が希望の持てる未来を願っています。
1月8日は成人式でした。
そこでマイクロミルという調査会社が面白い調査結果を発表していたのでご紹介します。
『新成人500名に聞く、2018年 新成人に関する定点調査』へのリンクはこちら
この調査から、今の若者の将来に対する考え方が垣間見られます。
個人的に次の3点に興味を持ちました。
1.将来の夢がある新成人は過去最低の54%
2.日本の将来は明るいと答えた新成人は2015年からほぼ横ばいの34%
3.将来就きたい職業で第2位が「分からない」の28%で、1位の「会社員」と3%の僅差
先ず、将来の夢に関して、「夢がある」が54%という数字で、高いのか低いのか検討の余地があります。
ただ、近年連続して下がっているところを見ると、やはり気になる数字ではあります。
また、日本の未来に関しても明るいと答えた新成人が最近はずっと33%前後を記録して、一向に上昇ていません。
将来就きたい職業も「分からない」がおよそ三分の一で、三位の公務員と共に、最近は増加傾向です。
一方、一位の「会社員」は減少傾向にあり、「分からない」と僅差になっています。
以上の結果から、若者が将来に関して希望が持てないのではないかと推測できます。
不安で何をしていいのか分からない。
何かしたくても、その方法が分からない。
未来よりとりあえず今、できる範囲で満足したい。
社会においても確信が持てないのに、ましてや自分の将来なんてわかるはずもない。
そんな声が聞こえてきそうです。
昨今のニュースを見ると、「ブラック企業」などネガティブなものが目につきます。
バブル崩壊後の不況の中で育った彼らには、昔のように「勉強していい大学を出れば将来が保証される」という確定路線はない。
むしろ、どんなにいい大学を出ても、ずっと職に就いていられるかすら分からない。
そんな話を聞いて、「努力が報われない」と悟っているのでしょうか。
よく生徒が「そんなのをやって意味があるのですか。」と言います。
やってすぐに良い結果が出ないとやる価値がないと判断するのでしょう。
物事には結果が出るまで時間がかかり忍耐と努力が必要なものもあります。
しかし現在はスピードを求める時代です。
社会的に待っていられないようです。
目標達成に時間がかかるのならばやらない。
これも生徒のキーワードですが、「面倒くさい。」とよく言います。
私は「面倒くさい」と言うのは「手間を掛ければできるという意味だからやれいいじゃないか。」と言います。
しかし、生徒は「面倒くさい」のは無駄だからやらないと考えるようです。
裏を返せば、「楽なことしかしない」ということです。
また、高い自尊心と自己への過小評価が同時に見られるのも特徴です。
質問しても「答えたくありません。」と言います。
「分かりません。」ではないのです。
自分が分からないと認めることはプライドが許さない、または周りに見下されるから恥をかきたくない。
答えなければ、分からないという意味でないので傷つかずに済む。
そうやって外見を繕っても、自分はできないというのを自分が一番知っている。
それでも自分は傷つきたくないし、周りから劣っていると見られたくもない。
見栄が強い…。(インスタグラムが流行るのもこのせいでしょうか)
当塾では「間違ってもいい。」「それは恥ではない。」「間違えることは勉強の機会を得ること。」「いけないのは間違いから学ばないことだ。」と指導しています。
それでも安心できるようになるのは難しいようです。
忍耐力のなさは向上心のなさにもつながります。
無理に高望みするよりは、簡単に手に入るもので満足する。
受験などを見ても、そんな傾向が感じられます。
目標校合格を目指して頑張るというより、ランクを下げ今の力で入られればどこでもいいという生徒が多いです。
安全志向と言えば聞こえはいいですが、これも臆病でナイーブと言えるでしょう。
努力して実らなかったとき、自分が傷つくのが怖い。
このような考え方は、生徒と接すると随所に見受けられます。
問題はなぜ生徒たちがそうなるのかということです。
彼らの人生の中で培われてきたものなので、はっきりとこれが原因だとは言えません。
性格や環境、経験や人間関係などいろいろあるでしょうが、一つは大人が子供たちの模範となれないことでしょう。
変化が激しく不確定要素の多い時代には、これまでの方法が通用せず、誰もが明確な答えを見出せないでいます。
純粋に良いと思ってやっても報われないことがある。
正しいことを「正しい」と示しにくい世の中。
子は親の鏡とよく言います。
大人もよく分からず、不安という恐怖の中生きています。
だから、若者が将来に夢を見出せず臆病になるのも当然かもしれません。
つまり、今回の調査結果は、荒々しい変化の渦に翻弄されていく大人たちの心境を反映したものとも言えるのではないでしょうか。
2018.01.28
インフルエンザが大流行中です。特に受験生の皆さん、しっかり予防し、もしかかったら早めの対処をしてください。ここで病気になると大変です。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの健康管理も気を遣います。
今年は1999年以来、最も多くのインフルエンザ患者が発生しているようです。
その数も集を追うごとに増え、全国的な大流行になっています。
今年はB型のインフルエンザが流行っているみたいで、私の知人もB型にかかってしまいました。
学級閉鎖も起こっていて、当塾の生徒が通う学校でも学級閉鎖になったクラスがあるそうです。
先日、雪による怪我に注意するように述べました。
入試直前の怪我は受験生にとって大きな痛手になります。
最後の追い込みでいつも以上に勉強しなくてはならない時期に、勉強が十分できなくなりますから。
同様にインフルエンザにかかってまともに勉強できなくなるのも困ります。
本日はインフルエンザに対する予防と、かかったときの対処に関してお話いたします。
先ず、インフルエンザの予防についてお話します。
1.予防接種
予防接種は事前に抗体を体に作ることによって、インフルエンザにかかりにくい体質にすることができます。
しかし、そのワクチンは予想に基づき作られるわけで、その予想が外れたり全くの新型だった場合は効果がありません。
だから、予防接種を受けたからと安心してはいけません。
用心に越したことはありません。
だからと言って、ワクチンが役に立たないというわけではありません。
当然、受けないよりは受けた方がいいです。
特に大事な時期にある受験生はそうです。
2.日常生活での予防
インフルエンザの感染は飛沫感染と接触感染があります。
ウィルスが唾と共に席をするときに患者の体外に放出され、それが直接または間接的に鼻や口の粘膜から体内に入ることで感染します。
よって、予防の基本はマスクと手洗いです。
特に身内や友人、同僚など身近な人がかかった場合には、自分にも感染の可能性が高まるので気をつけましょう。
マスクはインフルエンザにかかった人が感染を広めないためだけでなく、まだかかっていない人もウィルスの侵入を防ぐために重宝です。
この時、マスクを正しくしていないといけません。
最近は立体マスクが普及しているので、形を整え、鼻と口が隠れるようにし、鼻の部分に隙間ができたり顎が出ていたりしないようにつけてください。
席などで一度体外に出たインフルエンザウィルスは、ティッシュや患者の手などに付着し、それを触れた手でドアノブなど他のものに触れると、そこにウィルスがついてしまいます。
そして、知らずに触り、その触った手で鼻や口を触ると感染してしまいます。
だから、ウィルスを拡散しないためにも、また間接的に感染しないために手洗いは重要です。
それもただ水に濡らせばいいわけではなく、こまめに入念に洗う必要があります。
手の甲や爪の間、指と指の間や手首までしっかり洗いましょう。
また、アルコールによる殺菌も有効です。
他にも、健康状態が悪いと免疫が十分に働かないので、常に十分な休息と栄養を取りましょう。
人ごみに出かけると感染の可能性が高まるので、必要なければ人ごみは避けましょう。
加湿器で喉や鼻の粘膜を潤わせることも予防に役立ちます。
3.インフルエンザにかかったら
少しでも怪しいなと思ったら無理せず病院に行きましょう。
特に高温の熱が出た場合は注意してください。
現在ではタミフルなど、インフルエンザに有効な薬がありますので、処方してもらいましょう。
急ぐときは点滴が効果的とも言われています。
無理して病院にいかないと、症状を悪化させるだけでなく感染をドンドン広めることにもなります。
早めの診察を心がけてください。
十分な睡眠を取り、しっかり栄養を取って体力をつけることが回復につながります。
熱が出ると汗をいっぱいかくので、こまめな水分補給をしてください。
本当に大切な時期です。
病気になってしまうと何もできません。
本人だけでなく家族や周りの人も注意して、受験生が万全の態勢で試験に臨めるようにしましょう。
もう少しです。
頑張ってください。
葛西TKKアカデミーが応援しています。
2018.01.25
私立高校や都立高校の推薦入試が始まります。推薦入試には必ず面接試験があります。今回は面接試験のポイントをお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは一般入試だけでなく、推薦入試のための面接指導や小論文の指導も行っています。
新年になり、いよいよ都立高校の一般入試まで一ヶ月となりました。
その前に私立高校の推薦入試と一般入試、そして都立高校の推薦入試があります。
推薦入試はもちろんのこと、私立高校によっては一般入試でも面接を課すところもあります。
個別指導塾葛西TKKアカデミーもそのような受験生に対応した指導を行っています。
もちろん、中学校でも面接の指導で入退場の仕方など教えてもらっていると思います。
そこで今回は面接試験でより良い評価を得るための、私なりに考えるコツをいくつか紹介します。
1.中学生は元気が一番
大人の面接であれば、立ち振る舞い受け答えなど高度な技術が要求されますが、中学生の場合は面接官もそこまで求めていません。
それが十分できないことは承知しています。
それよりも、大きな声で元気にハキハキ答えるだけで印象はすごくよくなります。
小さな声でごにょごにょと答えると、自信がなく不安な印象を相手に与えます。
まずは元気が一番です。
2.動作にメリハリをつける
入退場のときなどに、だらだらしているとやはり印象がよくありません。
そうならないための注意点は、具体的に二つ。
一つ目は、一度に二つの動作をしない。
例えば、ドアを開ける時は開ける動作だけする。
礼をするときは礼の動作だけする。
ドアを開けながら礼をするといい加減な印象に映ります。
二つ目は動作にメリハリをつける。
メリハリとはどういうことか。
具体的には「止め」を作ることです。
一つ一つの動作に「止め」を作ると見栄えが良くなります。
例えば、教室に入るときはドアを開けて止め、一礼をして止め、体を起こして止め、一歩入って止め、回れ右をして止め、ドアを閉めて止め、また回れ右をして止め。
このように「止め」を作るとメリハリが出て、見栄えが良くなり、動作も機敏に見えます。
3.答える時は相手から視線を外さず、的確に簡潔に答える
答える時は相手を見て答えましょう。
目をそらすと失礼で自身がない印象になります。
目を見るのが苦手な人は、相手の額や鼻の頭、ネクタイなどに視線を合わせるといいでしょう。
そして余計なことを言わず、聞かれたことだけ答えましょう。
そうしないと、「質問が理解できない。」「考えをまとめる力が無い。」「何を言いたいのか分からない。」と思われます。
また緊張して言い間違えやどもりがあるかもしれませんが、落ち着いて慌てずに対処しましょう。
緊張しているのは開いても了承済みです。
大事なのは、混乱して頭の中が全て飛んでしまわないことです。
そのためにも想定問答を考えておくことは重要です。
4.事前練習は必ずしましょう
ぶっつけ本番は絶対にうまくいきません。
事前連取は必ずしましょう。
事前連取は単なるリハーサルではありません。
誰かに見てもらうことで自分の気づかない悪い癖に気づけます。
人から指摘されることで初めて気づき、気づくからこそ本番のときに注意できます。
頭の中でイメージトレーニングを繰り返しやることで、本番での緊張感も和らぎます。
5.マイナスの印象で終わらない工夫をしましょう
上手く答えられないとき、「分かりません。」と答えることも必要です。
また、質問に対してマイナスの答えを言わざるを得ないときもあるでしょう。
でも、そんな時、それで終わってしまうと、相手にマイナスの印象が残ってよくありません。
一言付け加えてプラスの印象にしましょう。
例えば分からないとき、「今はよく分かりませんが、この三年間の高校生活を通して答えられるようになります。」といえば向上心があるように思われます。
このようにプラスで積極性が出せる工夫をしましょう。
他にもいくつかありますが、とりあえず今日はこのくらいで。
面接は何も準備しないとうまくいきません。
安易に考えずに、一般入試を同じように万全の準備をしてください。
対辺ですが、もう一息です。
皆さんの成功をお祈りしております。
2018.01.25
国際比較とすると、日本の女子高校生は世界で唯一、生活満足度が男子より高いそうです。なぜでしょうか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの生活を見つめ、彼らの心を捉えようと努めます。
面白い記事を発見したのでご紹介します。
『DAIAMOND online』に載っていたもので、生活満足度を分析し、特に高校生の満足度について考察したものです。
「日本の女子高生がやたらと楽しそうな理由」(DIAMOND online)
OECDの「PISA調査」が学力の国際比較に用いられることは有名で、そのテスト結果に政府は一喜一憂します。
しかし、PISA調査は単なる学力テストにとどまらず、その学力の原因となる生徒たちの生活状況や学習意欲など多岐にわたって調査しています。
記事はそのデータを使って、世界の中で日本の高校生の生活満足度がどうなのか調べ、その原因を考えています。
この記事では「生活満足度」と「生活満足度の男女差」に着目して、国際比較を行っています。
そこから導き出されたことは、その分布において文化圏ごとに見事にすみわけされているということでした。
日本は他の東アジアの国々同様に、全体としての生活満足度は低いが男女差は少ないエリアに位置していました。
この記事が注目したのは、程度の差はあれ、全ての国で男子の方が女子より満足度が高いにも関わらず、日本だけが唯一女子の方が男子より高校生の死活満足度が高かった点です。
これを掘り下げて次のようなことを考えています。
1.日本人の生活満足度が低い原因は儒教文化にある
成人であれば所得と幸福度に相関関係があるが、学生には両者の相関関係は低い。
ここから学生は幸福簡に関して所得の影響が少なく、これは親の庇護のもとにあり、所得状況から生活において切り離されているからである。
よって生活満足度に影響を与えるのはむしろ文化的要因である。
これは日本だけでなく儒教文化の強い東アジアの国々に見られる現象である。
儒教的考え方で人々の現実を見る目がネガティブになり、どんなに良い状況でもマイナス面を見つめ改善しようという傾向があるからである。
個人的価値観が高い欧米に比べ、常に社会的期待に答えなければならないというプレッシャーが生活満足度に影響を及ぼすと考えられる。
2.唯一日本の女子高校生が男子より生活満足度が高いのは、外観に対する脅迫概念が弱く、また儒教的束縛から男子と違い開放されているからである
男女間の満足度の差は欧米ほど大きくなっている。
その理由は、欧米の女子高生は自分の外観に対する自己批判が強く、これが女子の満足度を下げているために差が人がったと分析する。
アジアでは欧米ほどこの意識が強くなく、実際に体型も欧米とは違ってスリムなので、それほどストレスと感じていない。
更に日本の女性は全体的に生活満足度が大きく、ほとんどの調査で女性の方が幸福度が優位になっている。
この点が女性の満足度を更に上げている。
戦後の改革で男女平等が普及し、儒教的道徳観から女性が解放されていると考える。
ところが男性は家に対する責任などいまだに古い儒教感覚にとらわれており、その期待と責任から生活満足度が下がるとみられる。
以上の点から、日本の女子高生は男子より満足度が上がったと考えられる。
これが記事の内容で、非常に興味深く読ませていただきました。
確かにそのように考えられなくもないと思います。
しかし、気をつけなければならないのは、相互関係が見られたからと言って必ずしも因果関係があるとは限らないということです。
このような量的調査では特に気をつけなければなりません。
これを結論と思わず、むしろより詳細な研究の一歩としてとらえるべきでしょう。
少なくとも私の関わる女子高生を見る限り、確かに彼女たちは楽しそうです。
よく遊びに行き、人生を謳歌しているように見えます。
人生に対する不安がないわけではないのでしょうが、そんな先のことより今を楽しくことを重視しているように思えます。
そういう人生観や社会観が彼女らをお気楽な状態にしていると思います。
そして、そんな状況が許される社会になっているということでしょう。
何とかなると楽観的で、とにかく楽しむことを追求する。
これは大人が消費社会のターゲットとして女子高生を利用したことにもよると思います。
女子高生が楽しんで遊びや美容にお金をかけることを称賛する社会の反映でしょう。
また、これと同じ流れで女子高生のブランド化も挙げられると思います。
「JK」というのが一種のブランドとなり、女子高生であること自体が一つの価値として称賛され、うらやましがられる。
これにより女子高生自身が自分に、特別な存在としてのプライドを持っています。
だからJKであるだけで幸せなのです。
周りも同じJKで同じ価値観を共有し、仲間があることの安心感もあります。
だから、高校生になることを女子は非常に喜び、卒業することを非常に悲しみ残念がります。
「もう人生終わった。」と。
このことこそが女子高生の生活満足度を高めている理由と私は考えます。
これは記事のような量的調査では分からないことで、私のような質的調査によって垣間見られる部分です。
興味深いことに、男子高校生にはこのようなメンタリティーは働きません。
それは男子高校生はブランド化されていないからです。
「DK」という言葉がないのがその証拠です。
やはり消費させるのは女性の方がたやすいという企業のマーケティング戦略に合わないからでしょう。
男子高校生は社会的にたたえられることもないので、女子のような幸福感はないのでしょう。
塾をしながら生徒たちと触れ合うと、色々なことが分かります。
私は自分を学ぶ立場だと常々考えています。
本当に勉強になり、反省もたくさんします。
こうしながら自分を高めることができるので、生徒たちにはとても感謝しています。
これからも生徒たちに関わりながら、彼らを理解し学び続け、彼らと支えあいながら、共に成長したいと考えます。
2018.01.23
都心は大雪!入試の時期です。怪我に気をつけましょう。雪の日の歩き方を葛西TKKアカデミーがお教えします。
昨日から降り続けた雪で都内は雪景色です。
これから受験の生徒も多いと思いますが、ここで怪我をしては大変。
これまでの苦労が水の泡になるかもしれません。
今日、入試の高校もいくつかあるようです。
私立高校の推薦入試などが始まっていますし、私立の大学入試もこれから本格的になります。
当然、都立高校や国公立大学の入試の時も天候の心配はぬぐえません。
そんな万が一のために、雪の日の注意事項に触れたいと思います。
例え試験日でなくても、この時期に骨折など怪我をしてしまっては大変です。
特に雪が積もった道路を歩くときは気をつけないといけません。
雪に慣れていない人は特にどうしていいか分からないと思いますので、次のことを注意しましょう。
1.適切な服装で出かけましょう
服装は厚手の丈夫なものにしましょう。
防寒の意味もありますが、転んだ時のクッションとして怪我から身を守ってくれます。
滑りやすい靴やバランスの取りにくいハイヒールはやめましょう。
不格好でも長靴をはいた方がいいです。
また厚手の丈夫な手袋をして、転んだ時には手がつけるようにしましょう。
手袋が厚ければ、手をついた時の衝撃を吸収してくれます。
ポケットに手を突っ込んでいると、いざという時に対処できないのでやめましょう。
女性はスカートより動きやすいパンツをはいてください。
また、傘を持つと手がふさがれるので、できれば撥水性のレインコートを着た方がいいです。
2.歩き方に注視しましょう
普段と同じ歩き方をしては滑って転んでしまいます。
雪に慣れていれば違うかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。
よって次のような歩き方をしてください。
歩幅は小さくゆっくり歩きましょう。
大股で急ぐとバランスを崩しやすく危険です。
時間に余裕を持って慌てて歩かなくても済むようにしてください。
足を高く上げると転びやすくなります。
そして、足を下すときはまっすぐ上から降ろすようにしてください。
そうするとしっかり踏みしめられ、こけにくくなります。
体の重心を低くし、ややつま先にかけるといいです。
3.歩く場所に気をつけましょう
マンホールや道路の側溝の金属のふたなどは非常に滑りやすいので避けて歩きましょう。
後、タイルや横断歩道の白線も同様です。
また雪が一度溶けて凍ることもありますので、よく地面をみて滑りにくいところを選んで歩いてください。
歩道橋や階段も注意が必要です。
急がず一歩ずつ踏みしめながら上り下りしてください。
あれば手すりをしっかり持って歩きましょう。
転倒防止になります。
屋根に積もった雪が滑って落ちることもありますし、つららから水が滴ることもあります。
足元だけでなく頭上にも気をつけてください。
自動車の通る道路の横を歩くときも注意してください。
タイヤが雪に対応してなかったり、運転手が不慣れでうまく運転できなかったりして、車が滑ることもあります。
事故に巻き込まれないように、できるだけ離れて歩いてください。
日陰は雪が氷になっていますので、日が当たってと雪の溶けているところを選びましょう。
それから、屋内でも石の床だと濡れた靴底が滑るので、気を抜かないようにしてください。
また他に、試験日に大雪になったときは、天気予報で情報を集め、余裕を持って家を出てください。
電車やバスが遅れたり止まったりすることも考えられます。
場合によっては迂回ルートが取れるくらいの余裕を持ちましょう。
万が一間に合わないときは試験会場に速やかに連絡し指示に従ってください。
普通に歩くにも、不慣れな雪道は時間がかかってしまいます。
歩く時間も1.5倍くらいで計算しておきましょう。
当然寒いので風邪などひかないように防寒に気をつけてください。
濡れたり、かいた汗をそのままにしていると体温が下がってしまいますので、着替えやタオルも用意しましょう。
東京は雪に弱いと言われます。
この時期は本当に受験生にとって大事です。
細心の注意を払って、万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆さんを応援しております。
2018.01.21
大学センター試験の「ムーミン問題」が世間を騒がせています。でも本質は「ムーミン問題」そのものよりも、試験そのもののあり方です。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの学びを考えています。
大学センター試験が終わり、メディアではその中の「ムーミン」が出た問題が話題となっています。
これはセンター試験の地理Bの中で問われてもので、資料を使ってフィンランドに関する答えを見つける問題です。
世間でも評価は分かれ、受験生の中には「ムーミン」に対して恨み節を唱える人もいたようです。
学者や研究機関でも不適切ではないかと指摘が出たり、フィンランド大使館がコメント発表する事態にまで至っています。
不適切な問題と見なす人たちの言い分には次のようなものがあります。
1.ムーミンの物語は空想で実在する場所が舞台ではない(ムーミン谷が舞台)。
2.ムーミンの舞台がフィンランドと明言できる根拠がない(どこにもそのようなことは書かれていないし、フィンランドのような描写もあれば、明らかにそうではない描写もある)。
3.問題に出されているアニメが放送されたのは昔で、世代が違うのでよく知らない。
4.こんな問題を入試で解く意味があるのか(大学に入るのに必要な知識なのか)。
5.フィンランド語なんで知らない。
1,2は問題が間違っているので解答も全て無効(少なくとも試験問題として不適切)という意見。
3,4,5はそもそも何でこんな問題を出すのだ、入試問題として解けなければいけない問題なのかということでしょう(雑学クイズだ)。
日夜必死で勉強してきた受験生が問題を見て、「ふざけるな」と言いたくなる気持ちも分からなくもありません。
自分の人生をかけていると言っても過言ではなく、1点の差が合否に大きく関わるとすれば、このような解けない問題が出てきて憤慨するのもうなずけます。
一方、適切だ、むしろ良問だという人たちの声にはこのようなものがあります。
1.この問題はムーミンを知らなくても解ける。
2.知識詰め込み型の勉強では解けないかもしれないが、注意深く問題を読み解けば答えられる。
出された問題は解答可能なので不適切ではないという立場です。
文科省が目指す、基礎知識を覚えるだけの知識偏重の教育から脱し、その知識を使い答えのない問題に取り組める教育という点からもふさわしいと評価しています。
解答の導き方はこのようになります。
問題は、資料にあるアニメ作品の一方がフィンランドを舞台にしたものでもう一方がノルウェーを舞台にしたものである。
そのフィンランドの方を選ぶのだが、ムーミンはトロールというフィンランドの妖精であることを知っていればすぐにわかる。
また、その作者がフィンランド人であることも知っていれば、それでも解答は可能である。
「ムーミン」を知らなくても、もう一方のアニメ『小さなバイキング ビッケ』の「バイキング」という言葉から、こちらがバイキングのノルウェーと消去法で導き出すことができる。
「バイキング」は受験生にとって知っていてもおかしくない知識であり妥当である。
次に言語を選ぶ問題だが、これもフィンランド語を知らなくても解ける。
スウェーデン語が問題の中にあり、選択しのフィンランド語とノルウェー語からフィンランド語を選ぶわけだが、スウェーデン語とノルウェー語は同じ言語グループであることを知っていれば、似ている方をノルウェー語と判断できるので二択の判断はできる。
それを知らなくても一方の方には妖精の絵が描いてあり、もう一方にはトナカイが書いてあるのでこれをヒントに解答することも可能である。
個の妖精はトロールと呼ばれるフィンランドの妖精で、トナカイといえばサンタクロースなので、サンタクロースのいるノルウェーと分かる。
確かにこのように資料の細かい点に注目して推測すれば、解答はできるでしょう。
しかし、無理やりな感はぬぐえません。
特にイラストは知っていれば妖精と思えるでしょうが、必ずしもそう断言できるものではありません。
トナカイに関しても、トナカイはノルウェーだけにいる訳ではないですし、そこからサンタクロースにつなげなければならない必然性もありません。
類推で解答するのであれば、類推で他の解答を導き出したとしても間違いとは言い切れないでしょう。
例えば、試験が能力判断ではなく序列をつける手段と捉えれば、資料をそのままうのみにするのは「ひっかけ」という類推もできます。
文科省の基礎知識を使い答えのない問題を答える力を見るのであれば、結論に至るまでの過程が重要であり評価されるべきで、これは記述解答でないと分かりません。
そして、答えが違ったとしても、結論に至る過程に矛盾なく論理性があればよしをすべきではないでしょうか。
結局出題者の意図に従った思考で類推しなければならないのであれば、それは幅広い思考のチャンスを奪うものであり、結局「答えのある問題」に答えているだけです。
自分の意見を持てない、相手の顔色ばかりうかがい、忖度することばかりに長けた人間を評価することにもつながりかねません。
試験は誰もが納得のいく妥当性の高いものでないといけません。
これほどの批判が上がるというのは、やはり問題があったと考えます。
その問題の一つは、結局問題を通して何を判断したかったのかということでしょう。
最近のセンター試験ではアニメや漫画など、奇抜な問題が増えています。
それ自体は別にいいのですが、それが適切か、単なる受け狙いでないことを祈ります。
こんな論争を起こすまでムーミンを使わないといけなかったのでしょうか。
単純に文章で問うだけではいけなかったのでしょうか。
また、問題と解答形式があっていないということも考えられます。
先ほど述べたように、このような思考過程を重視するならば、選択問題にしない方がよかったと思います。
試行錯誤して導き出した答えと、館で適当に出した答えが同等に扱われるのは問題があるでしょう。
文科省が新たに提示した目標とそれに伴う教育改革の方針自体は特に悪くないと思います。
しかし、実践において、その方法にはまだ多くの課題があります。
今回の問題はそのいい例だと思います。
教育方針や思考の様式は変わりましたが、肝心の評価の方法が以前と大差ないのです。
そこにミスマッチが生じています。
知識を使って考えさせるには時間が必要です。
しかし、試験時間や問題量は変化ありません。
じっくり考えられる時間を与えないと、そのような技能は正確に測れないでしょう。
解答もマークシートでは、受験生が解答を導き出した過程が分かりません。
文科省が目指すものを適切に評価するならば、試験の形式を大きく変える必要があります。
例えば試験時間を一科目3時間や、一日くらい長くする。
そうしてじっくり受験生たちに考えさせる必要があります。
その思考過程を論理的に記述する解答にすべきです。
もちろん、解答の資料として必要なもの(ノートなど)の持ち込みも可とする。
なぜなら、大事なのは知識そのものではなく、知識を使って問題に取り組み自分なりの解答を導き出すことだから。
解答が一つしかないというクローズドクエスチョンではなく、自由に意見を言えるオープンクエスチョンにする。
評価も出題者の期待するものと違うからと単純に○×にはしない。
とするととても今のような短期の日程で、これほど多くの人が受けられる試験にはなりませんし、結果が出るまでの時間も非常に長くなるでしょう。
そもそもこのタイプの試験は序列をつけるには適していないので、試験そのものの考え方も変えなければなりません。
文科省の目指すものの評価と現行の入試体制の間に大きな乖離があるのです。
最近の入試問題で出題者が工夫していることは理解できます。
しかし、混乱が見られます。
今回の問題で、出題者自体も新しいタイプの問題作成に不慣れで、「今後の問題作成に当たってより一層の留意」が必要と大学入試センターも述べています。
気になるのは、大学入試センターはそうやって改善しより良い試験にすればいいのですが、その混乱の巻き添えとなった生徒たちの責任は誰が取るのかということです。
試験は出題者と解答者の会話です。
出題者が解答者に的確に問題を読み解き、その意図をくみ取って正確に期待する解答を求めるなら、出題者は解答者の解答も同様に正しく読み取り公正に評価する責任があります。
ただ生徒が泣き寝入りをするだけにはなってほしくありません。
2018.01.19
勉強しても成果が出ないとき、自分の勉強法を見直してみましょう(その2)。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーが勉強の工夫とコツを紹介します。
本日も前回の続きで、勉強しても成果が上がらない原因を探ってみましょう。
1.注意力が散漫
これは勉強方法と言うより、個人の性格の問題でしょう。
しかし、実際にこれが原因で間違っている生徒が非常に多いです。
例えば計算をしているときに、「+」と書いてあるのに引いてみたり、2乗と書いてあるのに2倍したり。
計算に関しては途中式を書くのと面倒くさがり、暗算でやろうとする生徒に多いです。
落ち着いてちょっと手間を掛ければいいのに、「早く答えなければならない」とか「早く終わりたい」という強迫観念があるような気がします。
他にちょっと考えれば明らかに違うと分かるのに気づかないということもあります。
例えば、問題で何通りですかと聞かれているのに、分数で答えてしまう。
恐らく確率と勘違いしているのでしょうが、これも注意力がないせいで問題を正しく読まず、自分で勝手に思い込んで答えるのです。
普段から丁寧に問題を読み、丁寧に解答する練習が必用です。
とにかく答えればいいという姿勢は直さないといけません。
2.あれもこれもやる
ある種自信家の生徒に多いです。
「自分は何でもできる」、または「いろいろやらなければならない」と思い全てやろうとする。
しかし、いろんなものに手を出すのですが、結局どれも中途半端に終わり、何一つ完成していない。
計画性のなさも一因です。
全部こなせないというのが分からず、何とどれくらいの時間で仕上げればいいかも考えません。
最初に問題集を沢山買い込んで、いざやり始める。
しかし結局、時間切れになるか、精神的に疲弊し、全部最後までやり遂げられないで、途中までしか解いていない問題集の山だけのこるのです。
自分の技量を自覚し、その力の少し上を目指しながら、ちょっとずつ実力を上げていけばいいのです。
勉強は「とりあえず7、8割身に付けば十分」くらいの気持ちで丁度いいと思います。
できる範囲のものを一つずつこなしていくということが、人生経験の少ない生徒には難しいようです。
3.一度に全てやろうとする
2.と関連があるのですが、何でも片っ端から全てやらないと気が済まない生徒がいます。
自分のプライドのせいか、自分の中のルールを作り妥協を許さない。
「自分に負けた気がする」とよく言います。
しかし、そのこだわりのせいで柔軟性がなく、時間を無駄にしています。
例えば、自分の実力で十分できると分かっている問題にも時間を費やす。
これは必要ありません。
そんなのは飛ばして、本当に自分がしっかり取り組まなければいけない問題に時間を配分するのが有効なやり方です。
時間は限られているので、やるべき問題とやる必要のない問題を見極めるのが重要です。
4.後でまとめてやろうとする
昨日触れた「気分」と関わりますが、机についてみるもののなかなか手がつかない。
そのうち勉強以外のことをやり出し、後でまとめてやればいいと考える。
気づけば残り時間が足りなくなり、結局何も学習できていない。
これもよくあります。
こちらは分かっているので、口を酸っぱくして言っても本人が自覚しない。
取り返しがつかなくなってから後悔する。
「後でやればいいや」と自分に言い訳をするのです。
後でやれるのであれば、今やってほしいです。
しかし、自分の心に強くなれず甘やかしてしまうのでしょう。
結局、椅子に座って勉強しているようで何もしていないのです。
勉強方法もしくは勉強に対する姿勢について言及してみました。
気分や思い違いは大きな原因です。
それに支配され、結局効率よく十分な学習ができていないでは困ります。
勉強に気が進まないのも分かります。
気分転換も大事です。
しかし、やるときはやらないといけません。
メリハリのある勉強をしましょう。
勉強を計画するとき、時間で区切るのではなく、タスク(何ページまでやるとか)で区切るのも一つの方法です。
近くに時計を置くと、そればかり気になりチラチラ見る。
でもその度に思ったほど時間が進んでなく、より気持ちが沈むこともあります。
だから時計を置かず、早く終わろうが遅くなろうが、自分が決めた範囲をやるまで終わらないというのもいいかもしれません。
他にも環境の問題(スマホをそばに置く)もあります。
この点は別の機会にまた触れます。
いずれにしても、自分の勉強がはかどらず、思ったほどの成果が出ない場合は、今の自分を冷静に分析し原因を考える。
そして、自分の目標を設定して、そのための計画を立てやってみる。
上手くいかないときは、また最初に戻って原因分析をする。
この繰り返しで自分に合った勉強方法を見つけてください。
勉強は至極個人的なものです。
だから、万人に適する方法はありません。
試行錯誤しながら、自分に合ったものを見つけるしかないのです。
もし、自分の方法が見つからず悩んでいる人は、遠慮なく個別指導塾葛西TKKアカデミーにご相談ください。
喜んでお力になります。
受験生の皆さん、後、わずかです。
頑張ってください。
応援しています。
2018.01.15
大学センター試験、お疲れ様でした。今年の試験はあの話題で持ちきりですね。簡単に分析してみました。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは大学受験を控えた高校生にも対応します。
この週末は大学センター試験でした。
受験生の皆さん、大変ご苦労様でした。
手ごたえはいかがでしょうか。
今年は寒波と重なり、特に地方では雪の影響で試験開始が遅れたりしたようですね。
そうでなくても交通機関が通常通り動かず、雪の中を歩いて会場に向かった生徒もいるようで、そのような生徒たちにはハンデとなったかもしれません。
そんな状況にもめげず頑張った受験生たちにエールを送りたいと思います。
試験が終わり、問題に目を通してみました。
印象としては、各科目ごとに難化、易化は多少ありますが、平年並みの難易度だったと思います。
基礎的な学力をしっかり身に付けていれば戦えるかなと感じました。
今年のセンター試験の話題は何と言っても地理Bに出されたムーミンの問題のようです。
いろいろ反響があったみたいで、フィンランド大使館やムーミンの公式サイトのツイッターがコメントを出す事態となっています。
この問題を大学入試センターがどのように扱うのか、今後の経緯が注目されます。
ムーミン自体が架空の話なので、その舞台を実在の国と結びつけるのはどうかという声が上がっています。
実際にムーミンは「ムーミン谷」が舞台とは述べていますが、それがフィンランドかどうかは明確ではありません。
作者の出身国を問う問題にすればよかったでしょうか。
加えて一般的に日本人には馴染みの薄いフィンランド語まで問うのもいかがなものかとも思いました。
スウェーデン語との関係から答えを導き出させようとしていると推測されますが、センター試験で問うべき問題かは疑問です。
センター試験全体として、状況設定の会話の中から問題を出したり、伝えるべき情報を吟味して不要な文を見つけ出したり、コミュニケーション能力や文章理解能力が試される形式のものが多くなりました。
これも近年の傾向としては変わりありませんが、知識だけではなく問題や資料、解説など出題に利用されているものを的確に読み取る力が求められます。
2020年度の改革に向けた変化の表れだと思われます。
アニメや携帯を出してきたり、日常でありそうな会話を出してきたりするのは、勉強が普段の生活とは乖離しているという批判をかわすためなのでしょう。
でも、その結果何を試験で測りたいのか分からなくなってはいけません。
自然な流れで状況設定と設問がつながればいいのですが、そうでなければ無理やりな感じとなり、受験生への不要な精神的負担が増えるのではないかと懸念されます。
いずれにしても試験は終わり、もう結果は変わらないので、気持ちを切り替えて次の試験に集中しましょう。
まだ大学受験の結果が確定したわけではありません。
最後の最後まであきらめずに頑張ってください。
葛西TKKアカデミーでも協力できることがあれば何でも喜んで致しますのでお知らせください。
2018.01.14
勉強しても成果が出ないとき、自分の勉強法を見直してみましょう(その1)。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーが勉強の工夫とコツを紹介します。
勉強方法は千差万別。
生徒それぞれに合う勉強方法は違います。
今、自分がやって成果が出ないなと思ったら、勉強方法を見直してみましょう。
1.気分で勉強する
勉強していると、「気分がいいからやる。」とか「気分がのらないからやめる。」とか「楽しいからやる。」とか「集中力が切れたからやめる。」とか言う生徒がいます。
こんな生徒は勘違いをしています。
気分がどうであれ、やらなければならないことはやらないといけないのです。
実際に精神状態が勉強に与える影響は無視できません。
しかし、気分に左右されるようであれば、いつまで経っても勉強はできません
。
よく「これをやる意味があるのか。」などと言う生徒もいます。
それを考えることは確かに重要ですが、これらの発言が自分の勉強しない言い訳になっているなら問題です。
気分のことばかり考え、肝心の勉強に頭を働かせていないのです。
気分で勉強をしていては、いつまで経っても勉強が先に進まず、時間だけが空しく過ぎます。
気分がどうであれやる、そんな精神力、むしろそんなこと気にしないで(考えなくても)勉強できるようにならなければいけません。
2.問題を解いて満足する
よくある過ちが、問題を解いて終わりというものです。
問題を解くことがゴールのように思っている生徒が多いですが、実は問題を解くことは勉強のスタートなのです。
習ったことの確認で問題を解きます。
そして、解けたかどうかで一喜一憂します。
しかし、それで終わっては勉強の効果は半減します。
大事なのはその後、間違った問題を分析し、なぜ間違ったか理解し学ぶことです。
これをしないと同じ間違いを何回も繰り返します。
3.ノート整理しただけで終わり
これもよくある誤った勉強方法です。
特にまじめで不器用な生徒に多いです。
教科書や問題集、習ったことをノートにまとめます。
それはいいのですが必要以上に丁寧に時間をかけ、まとめる作業だけに満足してしまうのです。
ノートにまとめるのは自分の学習習得のためで、必要以上の美的センスは要りません。
ミジンコの絵を本当に写真のようにノートに写していた生徒がいました。
しかし、これは時間の効率的使い方としてはよくありません。
美術の勉強ではないので、絵に時間をか過ぎるのは問題です。
自分が分かる程度でいいのです。
そしていつの間にか、ノート整理に全力を尽くし、結局その内容は何一つ覚えていないということがあります。
ノート整理はあくまでも勉強の手段で目的ではありません。
これをはき違えないようにしましょう。
4.全部暗記する
どの教科も暗記すればいいと考えている生徒がいます。
普段勉強しないでテスト直前に慌ててやる生徒に多いです。
でも、この方法では勉強は身に付きません。
ギリギリまで勉強に手がつかず、直前でやっとお尻に火がついてやるタイプです。
テスト範囲の限られている定期テストでは丸暗記でもなんとかなるかもしれません。
しかし、これに味をしめていつでも通用すると思うと大間違いです。
中学校までは何とかなるかもしれませんが、高校は無理です。
しかも、こんな丸暗記の間に合わせの勉強では学習内容が定着していないので、テストが終わるとすぐに忘れてしまいます。
だから受験や実力テストはできません。
確かに勉強には暗記しなければならない部分もあります。
しかし、意味も分からず、ただ覚えるだけでは応用はできません。
その場しのぎができても結局身に付いていないので、受験勉強の時などにもう一度やらなければなりません。
二度手間です。
このような状況にならないためにも、計画的な勉強は大事です。
ここまで書いて少し長くなったので、とりあえず今日はここまで。
他にもいろいろありますので、続きはまたお伝えします。
お楽しみに。
2018.01.12
明日、明後日は大学センター試験です。試験前の過ごし方についてお話します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは受験生の皆さんを応援します。
いよいよ明日、明後日は大学センター試験です。
あいにく寒波の影響で、日本各地の天気は大荒れのようですが、都内は寒いですが雪は降ることなさそうです。
この試験結果が大学入試に大きく影響します。
どの受験生もこの日に備えて、これまで一所懸命に勉強してきたことと思います。
そこで今日は、予定を変更して、試験前日の過ごし方についてお話します。
ここまで来たら、もうやるしかありません。
じたばたしてもしょうがない。
腹をくくって明日に備える。
直前に不安になって、教科書を一から開いて夜更かししてはいけません。
そんな付け焼刃をしても、大して結果は変わりません。
むしろ、寝不足で実力が発揮できない方が問題です。
つまり、前日は万全の体調に整えることを第一に考えてください
しっかり睡眠を取り、精神を安定させて、ゆとりを持って試験に臨めるようにすることです。
先ず、睡眠です。
早寝をして翌朝はスッキリ目覚めるようにしてください。
人間の脳が本格的に働き始めるまでに、起きてから2時間かかると言われています。
試験開始から逆算して、その2時間前には起きていないといけません。
気になって勉強したくなるかもしれませんが、ここは自分を信じて勉強から離れましょう。
どうしても見直したいときは、夜ではなく早朝にしてください。
それも細かいところを逐一チェックするのではなく、ざっと目を通すくらいにしてください。
もし緊張や考え事で寝付けなくなったら、無理に寝ようとせず、目を閉じてじっと横になってください。
それだけでも体はかなり休まりますから。
次に食事です。
朝食は食べ過ぎないように、腹八分くらいがいいです。
こってりとしたものではなく、あっさりとして消化にいいものを食べてください。
食べ過ぎると苦しくなるし、血液も消化に取られ、頭の方に回らなくなります。
食べる時間も試験直前ではなく、余裕を持ってゆっくり噛みながら、落ち着いて食べられるようにしてください。
出発について。
持ち物や着替えは前日に用意し、全てそろっているかチェックしておいてください。
当日に慌てて忘れ物をしてはいけません。
受験票など忘れても試験は受けられますが、その事実が精神的にダメージを与え、本領発揮できなくなることもあります。
当日はそのまま出かけられるようにしましょう。
そして、出発時間ですが、これも余裕を持って早めにするのがいいです。
電車が止まったり遅れたりすることもあります。
どんなトラブルがあるかもしれません。
だから早めに家を出て、どのような状況にも対応できるようにしましょう。
もしトラブルに巻き込まれたら、落ち着いて試験会場か大学入試センターに連絡をしてください。
きちんと対応してくれるはずです。
会場には試験開始の30分から1時間前に付けるようにしてください。
テスト前に試験会場をぐるっと一周できるくらいの余裕があるといいです。
落ち着いて深呼吸して待ちましょう。
最後に、繰り返しになりますが、直前にじたばたしても仕方ありません。
実力以上のことはできません。
だから、本番で実力を100%出すことに集中してください。
やれることをやればいいのです。
そう開き直ると気が楽になると思います。
そして、「自分はできる」と自分に言い聞かせてください。
精神の当たれる影響は非常に大きく、どのように気持ちを持っていくかで結果が左右されます。
スポーツ選手もイメージトレーニングで、本番に精神状態を最高に持っていきます。
受験生の皆さんもそうしてください。
そして、明日うまくいかなくても気にしないでください。
気にして次の日もうまくいかなくなるのが一番いけません。
やってしまった試験の結果は変わりませんから、色々悔やんでも仕方ありません。
自分のやれることをしっかりやる。
それだけです。
「人事を尽くして天命を待つ」です。
しばらく寒くなります。
防寒もしっかりして、風邪などひかず万全の態勢でテストを受けてください。
葛西TKKアカデミーも受験生の皆さんを応援しています。
2018.01.10
「問題集はどのように選べばいいですか。」葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーがお答えします。
勉強をして習った内容が本当に身に付いているか確認するのに、問題集をするのはいい方法です。
しかし、問題集の選び方を間違えるとあまり効果がありません。
葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーが問題集選びのコツをお教えします。
1.分厚い問題集はやめましょう
問題集を買う時、つい欲張って分厚いものを選びますが、やめましょう。
分厚い問題集は、よほど本人に強い意志と根気がない限り、たいてい最初の方だけやって後が続きません。
確実に自分のできる量を選びましょう。
そうでないと無駄が多いです。
もし買って、自分に全てやるのは無理と感じたら、偶数問題だけとか、三個置きの問題を解く、一通り最後までやってから、最初に戻り飛ばした問題を解くというような工夫をしましょう。
こうやって何度か同じ内容を繰り返す方が、全体に手を付けられるのでいいです。
最初から全部やろうとすると結局最初だけで、後半は何も身に付かないことになります。
分野ごとに別々の薄い問題集をお勧めします。
2.自分の力に合ったレベルの問題集を選びましょう
学校で習ってもよく分からない人は基礎がしっかりして、応用は少ない問題集を選びましょう。
自分は基本は理解したので応用力をつけないというのであれば、高度な応用問題中心の問題集を選びましょう。
自分の実力に合わないと、いづれの場合も力が十分につきません。
学習指導するとき、よく「α+1」と言われます。
「α」とは今持っている力、それより少し上のレベルをやるのが、力をつけるのに適していると言われます。
難しすぎれば手がつきませんし、簡単すぎれば力になりません。
3.解説の詳しい問題集を選びましょう
問題集をやるとき、答えがあっているか間違えているか、〇×をつけて終わりにしていませんか。
問題集の目的は問題を解くことではありません。
自分ができる問題とできない問題を見極め、できない問題をできるようになることです。
だから、正解の数は実は大して意味がないのです。
間違ったらそこを学べばいいだけ。
つまり、問題集をやるということは学びのきっかけのためで、それ自体が目的ではありません。
だからこそ、解答の解説のしっかりした問題集でないと、自分で学べないのです。
極端な話、問題集の問題よりも解説のページが多いくていいくらいです。
そんな問題集はたくさんのことが学べるからです。
4.見やすく、取り掛かりやすい問題集を選びましょう
やるのは自分なので、自分が気に入ったものが一番です。
問題のやりやすさ、見た目の親しみやすさなども大事です。
カラフルでイラストが多いと楽しいですし、分かりやすいです。
逆にモノクロで文字が小さく、単元などの構成やページの区切りがしっかりしていないものは、使いにくく分かりにくいです。
やはり人間は印象というものが大事で、嫌な印象を持ってしまうと、どんなに素晴らしいと言われる問題集もやりたくなくなります。
先ほど述べた本の厚みもそうです。
あまりにもボリュームがありすぎると、それだけで圧倒され、手がつかなくなります。
5.できれば使い捨て、質より量で勝負
上記のように、できるだけ無理のない自分に実力に合ったお気に入りで解説の丁寧な問題集をやり、自分の分からないものをドンドン克服したら、後は練習あるのみ。
たくさんやった者勝ちです。
次々とやっては捨て、捨てては新しいものをやりましょう。
こうすると自分のできない問題が減っていくとが実感できます。
また、自分のやった問題集の数は自分の実績となり、自分の目で見て分かるので大きな自信につながります。
以上、問題集を選ぶときのコツをいくつか紹介しました。
しかし、勉強は人それぞれで向き不向きがあります。
ここで述べた方法でない方がいい人もいるでしょう。
一つの例として参考にしていただければ幸いです。
受験も近くなってきました。
最後の追い込み頑張ってください。
2018.01.08
明日から新学期です。準備はできていますか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは新学期も生徒たちを支えるべく全力で頑張ります。
冬休みもアッという間に終わり、明日から新学期です。
休みだからと言って生活が不規則になっていませんか。
明日から元通り、ちゃんと学校に通えますか。
もし生活リズムが崩れているのであれば、今日は早寝をして明日に備えましょう。
夜ねつけなくても、布団の中で目を閉じて横になるだけでも違います。
そして早起きをしてカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。
目が覚め、体内時計もリセットされすがすがしい一日のスタートになります。
ぎりぎりまで布団にもぐることのないように。
嫌だけど一度起きてしまえばスッキリしますよ。
初日を順調に始められれば、新学期もきっと充実します。
冬休みの課題は終わっていますか。
提出物とその期日を確認しましょう。
終わっていないときは必ず終わらせてください。
提出物も成績に影響します。
出せば成績がもらえるのだから、面倒などと言って自分からみすみす得点を手放さないように。
どうしても間に合わないときは、担当の先生と話して期日を遅らせてもらうか、代替案を提示してもらいましょう。
とにかく話し合うことが大事です。
そうでないと、先生は事情を理解できないし、無視されたと思い評価不能として得点を与えません。
長期的にみると成績が与える影響は大きいので、目先のことで簡単にあきらめないでください。
新年最初の学期です。
新たな気持ちで臨んでください。
今年一年が全ての生徒にとって素晴らしいものになりますように祈っております。
そして、その願いが叶うように、個別指導塾葛西TKKアカデミーは皆様のための尽力を今年も惜しみません。
2018.01.06
生活のリズムが乱れやすい冬休み、睡眠のトラブルはありませんか。気をつけないと学校に行けなくなるかも。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの生活習慣も考えます。
冬休みや夏休みなどの長期休暇になると、学校がないからと言ってつい生活のリズムが乱れがちです。
「早起きしなくてもいいから、夜更かししてスマホのゲームをしよう。」
「lineで朝まで友達と話してしまった。」
こうして夜寝ないでいると、昼間眠くなり、昼夜逆転してしまう人も多いことでしょう。
学校という強制力がないからこそ、自分で気をつけないと、いくらでも堕落してしまいます。
実際に、この生活習慣の乱れが定着し、学校が始まってもリズムが戻らなくなってしまう子供もたくさんいます。
結果、学校にも通えず、授業が受けられず、そのまま不登校になる生徒もいます。
そうならないためにはどうすればいいでしょうか。
1.生活リズムの可視化
自分の生活リズムが乱れていることを自覚することです。
そのために記録を付けるといいでしょう。
起床時間、就寝時間を記録し、自分は一日何時間寝ているのか、夜更かしや寝坊をしていないか、過度の昼寝をしていないか確認しましょう。
こうすれば、本人だけでなく家族も状況が把握できるので問題意識も出て、協力して解決策に取り組むことができます。
2.一日の決められたスケジュールを作る
冬休みだからと言って勝手気ままに生活するのではなく、学校があるときと同じようなリズムを保つよう心がけましょう。
そのためにも一日のスケジュールを固定し、表にして家族みんなが共有できるようにしましょう。
特に食事の時間は重要です。
食事は時間の基準になるだけでなく、栄養と健康の面からも大切です。
早寝早起きをしましょう。
朝はカーテンを開け日の光を浴びることで体内時計が調整され、一日のリズムが整います。
3.一日中家に閉じこもるのではなく、必ず一回は外に出て軽い運動をする
心地よい疲労は眠気を誘い、睡眠の質をよくします。
深く眠りにつくと回復も高まり、翌朝にはすがすがしい目覚めとなります。
家でじっとしていると肉体的疲労がないので寝付けず、生活リズムが崩れる原因になります。
外の新鮮な空気を吸って、適度な運動をすれば、精神的にもリフレッシュできます。
4.体温を調整して入眠スイッチを入れる
人間には眠りに入るための「入眠スイッチ」があるそうです。
その一つが、体内の温度と手足の表面温度の差を縮めることらしいです。
こうするのに有効な手段が「入浴」です。
体内の「深部体温」を下げ温度差を縮めるには、入浴で体温をいったん上げ、その後下げようとする力を利用します。
こうするとスムーズに寝付けます。
就寝90分前の入浴が効果的だそうです。
5.家族みんなで夜更かしをしない
現代はコンビニなど24時間営業の店も多く、スマホやパソコンなどのSNSやインターネットで大人も夜遅くまで起きています。
社会全体が夜更かしになっているので、当然子供たちも夜型になってしまいます。
よって親が心がけて早く寝るようにすることをお勧めします。
特に小さいお子様をお持ちの家庭はそうしてください。
色々やることがあると思いますが、それは子供を寝かしつけてからの方がいいでしょう。
また、子供を一人にしておくとどうしてもだらだらと深夜までスマホをいじったりしてしまいます。
目の届くところで、時間を決めて就寝時間を守るようにしましょう。
睡眠は特に子供には重要です。
十分な睡眠が取れればメリットは大きいし、逆に寝不足だと色々困ったことが起こります。
最近では「睡眠負債」なんて言葉も注目されています(この点に関しては、また別の機会に)。
冬休みだからと言って自由気ままに暮らしていると、睡眠障害などで学校に通えなくなってしまうかもしれません。
これは大問題です。
そうならないためにも、学校があるときと同様に規則正しい生活を送りましょう。
来週には新学期が始まります。
もし生活のリズムが乱れている人は今のうちに調整してくださいね。
そして、さわやかな気持ちで新年最初の学期を迎えらるようにしましょう。
2018.01.03
昨日はスーパームーンでした。冬は天体観測にいい季節、望遠鏡は要りません。星に思いをはせていろいろ考えるのもいい勉強です。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒の知的好奇心を大切にします。
実は昨日、1月2日はスーパームーンでした。
月は楕円軌道を描いて地球を回っているので、地球からの距離が微妙に変化します。
その中で地球と月の距離が一番近くになると、地球から見た月が見た目上大きく見えるスーパームーンになります。
新年早々、なんだかめでたいですね。
レンズの関係でなんだか月っぽくないですが、上の写真がそのスーパームーンです。
私が見たときは天高く昇ってしまった後ですが、地平近くではもっと大きく、そしてオレンジっぽく見えたことでしょう。
これは大気の関係と目の錯覚だそうです。
不思議ですね。
ところで東京では、冬は空気が乾燥しているので水蒸気に邪魔されることなく、更に昼夜の温度差が少ないので空気の揺らぎも小さく、非常に天体観測に適した季節です。
しかも、日が沈むのも早いですし晴天率も高いと、好条件がそろっています。
あいにく東京は街の明かりがありすぎて、星の光がかき消されてしまいます。
私も帰り道、夜空を眺め、星座を探したりするのですが、星の輝きは非常に暗く見えます。
因みにこちらのサイトは、東京の光を消したらどう星空が見えるのかというシミュレーションを表しています。
とても興味深いのでご紹介しますね。
「もしも、東京中の電気を消えたとしたら…」へのリンクはこちら
単なる合成ですが、こう見えるのかと思うとワクワクしますね。
以前、私もカナダに行って夜、星空を眺めたとき、「これほどの星があるのか。」と驚いたものです。
しかも、流れ星が至る所から次々の流れて、非常に感動しました。
古代から人々は星に魅せられて、様々な想像を張り巡らし、科学としてだけではなくロマンとして星を感じます。
是非、この機会にお子様と一緒に星を眺めて、いろんなことを語ってみてはいかがでしょうか。
実は今私たちが目にしている星々の光は何万年前のものだとか、星の死は同時に新しい星の誕生だとか、地球外生命体がいるとか。
単なる科学では収まらない感情の高ぶりがあります。
また88星座を通して、古代ギリシャの神々の話をするのもいいでしょう。
面白い話がいっぱいあります。
先ほども述べたように、東京は夜が明るすぎて星が見えにくいです。
でも、ちょっとドライブすれば意外と見れるスポットがあります。
また、最近ではアプリでスマホを空にかざすと、星座を映し出すものもあります。
こんな感じで一工夫すれば、見えにくい都会の夜空でも、星を見つけることができます。
こうやって親子で(大人と)共有した時間はきっと子供たちの心に何かを残してくれます。
勉強を嫌がる子供でも、知的好奇心をくすぐれば、もっと学ぼうとするでしょう。
そしていい思い出になります。
幸いにも新春の天気はおおむね晴れ。
せっかくなので、寒い寒いと家に閉じこもるばかりではなく、外へ出かけてワクワクしましょう。
2018.01.01
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは1月1日より授業を行っております。
新年あけましておめでとうございます。
本年もこれまで同様、一人でも多くの子供たちの力になるべく頑張ります。
早速目の前に入試が迫っています。
受験生には最善を尽くせるように支えていきます。
一般生にも、勉強で困ることのないよう指導していきます。
無料の冬季講習、体験授業、まだまだ受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
本日一日より授業を行っています。
生徒たちの勉強したい気持ちに応えるべく、正月返上でやっています。
小規模個別指導塾だからこそ、それぞれの事情に合わせ、授業内容から料金、時間帯まで、柔軟に対応できます。
これが葛西TKKアカデミーの強みです。
今年も葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーを宜しくお願い申し上げます
2017.12.31
今年一年、多くの方々に支えられてきました。大変ありがとうございました。年明けすぐに受験を控えています。個別指導塾葛西TKKアカデミーはこれまで同様、来年も生徒を第一に考え全力でサポートしてまいります。
本年中は多くの方々に支えれれ、誠にありがとうございました。
まだまだ十分ではありませんが、生徒たちの力になれたことを感謝しております。
常に生徒のことを考え、彼らの勉強したい気持ちを尊重し、親密に関わりながら勉強の指導をしてまいりました。
各家庭の事情や生徒の要望などを踏まえ、できるだけ希望に沿うように尽力しました。
この姿勢は今後も変わりません。
年が明ければ早々に入試があります。
個別指導塾葛西TKKアカデミーの受験生たちも最後の追い込みに入っております。
何とか全員の夢がかなうように、私も全力を尽くす所存です。
来年もまた多くの方々のご愛顧をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミー
塾長 溝渕 正樹
2017.12.30
中高生のスマホ活用術。スマホは便利な道具、上手に使えば勉強もはかどります。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの勉強状況をしっかり把握します。
子供たちを囲む環境は、私たちがそうだったころとは大きく違います。
当時なかった技術や考え方が登場し、今までの方法が通用しない場面が多々あります。
その代表的なものがスマホです。
スマホは便利な道具です。
道具だからこそ、それをいかに使うかで私たちの生活は大きく左右されます。
それは生徒も同様です。
スマホの弊害も多く指摘され、時には子供たちが犯罪に巻き込まるという大きな危険性をはらんでいます。
しかし同時に、うまく使えば今までにない便利な道具で、私たちを大いに助けてくれます。
以前、生徒たちの勉強におけるlineの弊害を述べました。
しかし、スマホは悪いことばかりではありません。
生徒たちと話をすると、彼らがいかに上手にスマホを活用しているかが見えてきます。
1.勉強で分からないことを調べる
勉強で分からないことがあれば、以前は教科書で調べ、それでも分からないときは人に聞くしかありませんでした。
でも、聞く相手がいないときは分からないままにせざるを得ませんでした。
今はインターネットで何でも調べられます。
英語の単語はもちろん、言葉の意味、時には問題の解法まで分かります。
葛西TKKアカデミーの生徒たちもよくスマホを使って調べています。
そのこと自体は議論の余地がありますが、自分で問題解決できる一つの手段を手に入れているのです。
2.友達同士で質問
lineなどは時と場所を選ばす多くの友達とつながることができます。
それを利用して、生徒たちはお互いに分からない問題を質問しあっています。
分からない問題をline上に流せば、誰かが答えてくれる。
このネットワークを利用してテスト勉強や宿題をやっている生徒はたくさんいます。
3.情報交換と収集
同様に勉強以外の情報交換も活発です。
例えばテスト範囲が分からないとき、lineで流せばメッセージを読んだ誰かが教えてくれます。
授業で聞き洩らしたこと、進路で分からないこと、色々な情報が行き交っています。
また、授業で黒板に書かれたものを撮ったり、友達のノートを撮ったり。
こうやって生徒たちは必要な情報を友達から入手するのです。
4.写メなどを使って簡単に記録
写メや簡易メモ機能を使って、様々なことを記録します。
勉強や授業のことはもちろん、課題の内容や予定など、スマホで簡単に記録し、必要な時にみることができます。
私の時代は、もしメモや配布されたプリントをなくしたしまったら絶望的になり、もう一度先生に申し訳なさそうに聞くしかありませんでしたが、今の生徒たちは先ほどの情報交換ツールを使ってこれらの記録を手に入れられるので、割と気楽です。
5.交友関係の拡大
今の生徒たちは簡単に人的ネットワークを広げられます。
以前驚いたのは、進学した時に入学以前の登校時にメールアドレスなどを交換し友達になることです。
一度会って相手のことはよく分からないのに、とにかくその場でアドレス交換をし登録するのです。
彼らにとって、この人脈作りは死活問題のようで、情報交換ができなかったときは不安にさいなまれるみたいです。
「もうみんなグループを作ってしまって、自分はその中に入る機会を逃したから、学校生活はずっと独りぼっち。」と入学前や新学期前から心配していました。
私からすると学校が始まる以前に友達になるのも驚きですし、学校生活が始まれば嫌でも一緒になるわけだから、自分が心がければ一人にはならないと思うのですが。
彼らはそうは考えないようです。
他にもいろいろあるようですが、今の生徒たちはそれなりにスマホを利用することも知っています。
上記の事例を見ると、何か他力本願のようで一人では何もできまいのかと思いますが、それができる時代だからそうなるのでしょう。
先に触れたように犯罪や架空請求、依存性など問題も多くあります。
大事なのは新しい環境に適応し、その利点を最大限に発揮し、危険性を最小限に食い止めるリテラシーです。
スマホは道具なので、良くも悪くも使う人次第です。
生徒たちとよく話し合い、自分たちに輸液になるよう使っていただきたいと思います。
2017.12.28
「途中式を書いたら不正解」、「学校で習っていないことを使ったら不正解」と小学生が指導されたそうです。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは丁寧に解き自主的に勉強することを称賛します。
先日、小学校の指導について気になる記事がありました。
ある家庭で、宿題をやっている子供がせっかく書いた途中式を消すのでその理由を聞いたところ、途中式を書くとバツにされると答えたそうです。
「10×2+3=20+3=23」と書いたら不正解で、「10×2+3=23」と書かなければならないそうです。
もう一つ。
「1袋8個入りのチョコレートが7袋と、袋に入っていないチョコレートが17個あります。全部でチョコレートは何個ありますか?」という問題に対し「8×7+17=73 73個」が不正解となったとも書いてありました。
理由は掛け算を学校でまだやっていないのに、生徒が掛け算を使ったからだそうです。
正しくは「8+8+8+8+8+8+8+17=73 73個」と答えなければならないそうです。
そして採点した先生は上のようなコメントをつけて解答を返したそうです。
両者とも親のtwitterからネット上に広がり議論されました。
先ず前者に関して、どういう理由で途中式を書いてはいけないのか、その意図は不明です。
暗算の習慣を付けさせようとしたのでしょうか。
でも、暗算を優先させて途中式を疎かにすると色々困った事態が起きます。
特に指導して思うことは、途中式を書かない生徒は計算ミスが非常に多いということです。
途中式を書かないから、自分の間違えに気づかないし、確認もできないのです。
面倒と言って嫌がりますが、間違った解答をするのであれば、意味がありません。
時間がかかるかもしれませんが、始めは丁寧に計算するのがいいです。
スピードは後から付きますし、慣れると自然に暗算でできるようになります。
スピードがあってもいい加減だと、それを矯正するのは一苦労です。
特に小中学生は学びの初期に当たるので、面倒で苦労かもしれませんが、途中式を書くことを勧めます。
もう一つの途中式を書く利点は、途中式を書くことで思考の流れがはっきりと確認できるということです。
頭の中は定まらず常に揺らいでいます。
それまで「3」と思っていたものが急に「2」に変わることもあります。
紙に書いて視覚化すれば、その書いたものは固定され変化しないので、より思考が明確になります。
また、見直したときにどのように自分は考えたかも分かるので、より理解が深まります。
補足ですが、途中式を書くことはカンニング防止にもなります。
次に後者ですが、これは横一列の一斉教育という日本の教育の問題です。
同じ年齢の子供は同じ教育を受け、同じように振る舞わなくてはならない。
平等に基づいた方針なのでしょうが、それは全生徒が同一という前提に基づいてこそ成り立つ考えです。
現実は違います。
子供の発達はまちまちで、早い子もいれば遅い子もいます。
それは単なる違いであって良し悪しではありません。
あくまでも年齢は目安です。
だから、個人の差異を無視した教育は早い生徒にも遅い生徒にも合いません。
今回の件は恐らく学校に先んじて掛け算をその生徒は学んだのでしょう。
それを使っただけなのに不正解にされた。
現実で大人は掛け算を使うのが普通でしょう。
学校が指導したやり方はしません。
現実に照らし合わせても不自然です。
このような指導をされると、新しいものを学ぼうとする意志をそぐことになります。
せっかく自分で学んで使おうをしたのに、それを否定されると生徒の自分から率先して次の勉強をしようとは思わなくなるでしょう。
勉強への好奇心が失われれば勉強が面白くなく、嫌いになります。
先々のことを考えても、この指導は不適切と考えます。
実は私も同じ経験があります。
もう随分昔のことなのではっきり覚えていませんが、たまたま知っていたのか自分で考え出したのかよく覚えていませんが、まだ習っていない方法で答えて×にされた記憶があります。
悲しかったです。
ネット上でもう一つ指摘されたのが、この先生の「なにこれ?」というコメント。
これも生徒の気持ちを打ち砕く心無い言葉です。
この先生は生徒をどうしたいのかと疑問に思ってしまいます。
勉強は極めて私的なもので、一つのやり方で全ての生徒がうまくいくことは決してありません。
それぞれの生徒の事情を考慮に入れて柔軟に対応する必要があります。
しかし、日本の教育現場ではそれが十分できていません。
だからこそ葛西TKKアカデミーは個別指導を重視し、型にはまらない生徒の支援を最大のミッションとしています。
学校ではできなう部分を補うために活動し、どのような生徒にも手を差し伸べます。
2017.12.25
インフルエンザで学級閉鎖が出ています。受験生にとって今は一番大事な時、いつも以上に風邪に用心しましょう。病気になってしまったら元も子もないです。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちが健康に勉強できるよう考えます。
年が明けると本格的に受験シーズンが始まります。
受験生はみんな一所懸命に勉強に励んでいると思います。
この時期、気をつけないといけないのは体調管理です。
せっかく勉強しても病気で試験を受けられなくなっては、全て水の泡です。
もちろん受験前のこの時期に、病気で勉強に手がつかなくなるのも問題です。
だから、勉強も大事ですが、体調管理の方も注意してください。
先日、都内の学校でもインフルエンザによる学級閉鎖があったそうです。
現実にインフルエンザが発生しているということです。
従って、インフルエンザにかかっていない生徒も注意しなければなりません。
ではインフルエンザへの対策として何をすればいいのでしょうか。
1. マスクをする
自分がインフルエンザにかかった場合はもちろんですが、予防という意味でもマスクをしましょう。
インフルエンザには飛沫感染もありますので、マスクは口や鼻からウィルスを吸い込むのを防げます。
2. 手洗いとアルコール殺菌
ウィルスは水やアルコールに弱いので、これは有効な手段です。
外出から戻ったとき、トイレから出たときなど、こまめにしましょう。
3. 加湿器などで湿度を上げる
ウィルスは湿度に弱く、湿度が50%を超えると活性が落ちるそうです。
加湿器で室内の湿度を上げるとウィルスの予防になりますし、喉を感想から防ぎ潤いを与えるので、喉を守ることにもなります。
加湿器がなければ、濡れたタオルを干すだけでも違います。
4. やはり体力は重要
勉強で寝不足になると免疫力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。
十分な食事を取らないで栄養が不足しても風邪にかかりやすくなります。
受験で忙しい時こそ、規律ある生活を心がけましょう。
5. 家に閉じこもりっぱなしにならないで、適度に外に出て、日の光を浴び軽い運動をしましょう
部屋にずっといると気分が滅入ってしまい、精神衛生上よくありません。
外の空気を吸って、頭をスッキリさせるといいでしょう。
日光を浴びると免疫力も上がるし、軽い運動で血行もよくなりストレス発散になります。
ただし、人ごみに入ると風邪をもらう可能性があるので、不必要に人が大勢いるところに行くのはやめましょう。
インフルエンザにかかったなと思ったらすぐにお医者さんのところに行きましょう。
適切に対処して早く治し、再び勉強に取り組めるようにしましょう。
風邪の引き始めは水分補給とビタミンなどの栄養補給をしっかりしてください。
大事な時期です。
用心に越したことはありません。
残り少ない時間を有効に使い、受験を成功させるためにも、体調管理には気をつけてください。
2017.12.23
明日はクリスマスイブ。「サンタさんっているの?」と聞かれたらどうしますか。私はこんな風に考えます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは親子の愛情を大切にします。
明日はクリスマスイブ。
楽しみにしている人も多いでしょう。
子育てをしている親にとって困る質問の一つが、「サンタさんって本当にいるの?」ではないでしょうか。
皆様はどのように答えますか。
私ははっきりと「いるよ。」と答えます。
サンタクロースって何なのでしょうか。
赤い服を着た白いひげのおじいさん?
恐らくこれは象徴なんだと思います。
子供たちを愛おしく大切に思い、笑顔にしてあげたい、幸せになってほしいと願う心。
これがサンタクロースだと思っています。
その心の表れとして、その思いを託してサンタクロースが存在すると思います。
だから、赤い服を着た白いひげのおじいさんでなくてもサンタクロースなのです。
その思いは親子の間だけでなく、色々な間柄にも存在し、その表現手段としてサンタクロースがいるのです。
だから、例のおじいさんでなくてもいいのです。
だから、プレゼントを渡されないからと言って、サンタクロースがいないということにはならないのです。
愛情や優しさ、思いやりなどと言う人のものは目に見えません。
でも、私たちはそれらが存在することを知っています。
同様に、赤い服を着た白いひげのおじいさんがプレゼントを持ってきたところを見たことがないからと言って、その存在を否定することはできないのです。
以上のことから、私はサンタクロースがいると答えます。
人々が子供や他の人のことを思う限り、サンタクロースはいるのです。
クリスマスという特別な時間を楽しく大切にお過ごしください。
そして、人と人との愛情を再認識し深め、より強い絆になることをお祈りします。
この愛情があれば子供たちも健やかに育ってくれるでしょう。
そして、葛西TKKアカデミーも全ての子供たちに幸せになってほしいと願い、その力になりたいと真剣に考えています。
それではよい休日をお過ごしください。
2017.12.21
最近、「ブラック校則」という言葉を耳にします。本日は校則について考えたいと思います。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちのことを考え、彼らの力になります。
先日、世界の校則についてのテレビ番組がありました。
いろいろ興味深く見ていましたが、印象に残ったのはフィンランドの校則でした。
国際的な学力調査で常にトップクラスにある国ですが、日本のような事細かい校則と言うものはありませんでした。
本当に基本的な生活態度の注意事項くらいしか、決まりらしいものがありません。
フィンランドの生徒に日本の校則について話すと信じられないという反応でした。
「学校は勉強しに行くところで、服装は関係がない。」
日本のように服装についての決まりはないそうです。
それどころか、頭髪、携帯の持ち込みなども自由とか。
授業中、寝そべって勉強している生徒もいました。
校長先生によると、「生徒が集中して勉強ができることが大切」で生徒の自主性を重んじることでやる気を伸ばすそうです。
話を戻して、「ブラック校則」について考えます。
「ブラック校則」とは合理性もなければ必要性もない理不尽な校則で、生徒に対し「それがルールだから」と論理的な説明もできないものが多いそうです。
「ブラック校則」が注目されるようになったのは、大阪の女子高生の髪が生まれつき茶色いのを黒く染めるように強要したという事件がきっかけです。
状況や前後の文脈は考慮せず、ただ決まりだからと言って校則に合わないものはひとくくりに違反者としてしまう。
これが人権侵害、人格侵害に当たるのではないかと、「ブラック校則」をなくそうという運動が活発になりました。
確かに組織や社会において、他者の迷惑にならないように、お互いの尊厳を守るようにある程度の決まりは必要です。
でも、それがただ単に管理しやすいからと言う理由で存在するのであれば、その決まりは根本的に間違っているでしょう。
校則を「水戸黄門の紋所」のように使い、あらゆる種類の管理における免罪符にしては問題です。
誰もが存在意義と必要性を認識できるものでないといけません。
問いてみましょう、「本当に妥当ですか。」と。
いろいろ議論はありますが、私が一番懸念するのは、「ブラック校則」が意図しようとしまいと生徒たちに送っているメッセージです。
思春期の生徒は様々なことに悩み苦しみます。
自分が孤独に感じどうしていいか分からないこともよくあります。
そんな時、信頼できる大人がいればどれほど心強いことでしょう。
しかし、「ブラック校則」は彼らには理不尽な支配権力の象徴となってしまう。
理屈も通らない決まりで自分たちを縛り付ける。
一塊にルールを押し付け、自分たち一人ひとりを考えてくれない。
当然不信感が生まれ、対立か無力感に失望する。
これでは生徒たちは救われません。
民主主義の素晴らしい点は、どんな人も等しく尊重され話し合いに参加しできることです。
いくら集団指導だからと言って、個々の尊厳を汚していいとは思いません。
確かに校則としてしまえば有無も言わさず従わせられるので楽でしょう。
でも、人を育てる教育とは楽をするものではなく、生徒も大人も苦労しながら成長するものではないでしょうか。
だからこそ聖職とも呼ばれるのです。
私も非力ではありますが、教育に関わるものとして、生徒に信頼され苦楽を共有しながら、彼らの成長の糧になりたいと考えています。
2017.12.19
「ながら学習」は効果があるのか。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの交流を通して、生徒たちの勉強の仕方について考えます。
他のことには目もくれず生徒が勉強に集中している姿を見ると、大人たちは安心します。
一方、何もない環境だと落ち着かないと訴える生徒もいます。
実際に生徒たちを見ると、音楽を聴きながら勉強している者やおしゃべりをしながらしている者もいます。
勉強だけをするのと他のことをしながら勉強するのでは、どちらが効率的なのでしょうか。
1. 音楽を聴きながら勉強する
これをする生徒が非常に多いです。
でも、大人からすると音楽で気が散らないか心配です。
私の経験から考えると、勉強がはかどる場合も妨げになる場合も両方あります。
メリット
音楽を聴くことで気分が高揚しやる気になる。
リラックスして勉強内容が頭に入りやすくなる。(音楽で脳内のα波を高めると集中力が増し記憶力も高まる。)
明るい曲は眠気覚ましになる。
他の雑音をシャットアウトする。
メリット
音楽によっては集中力を損なう。(音楽を流すのではなく聴くようになると、集中力が分散される。)
脳内のワーキングメモリーを音楽が消費していまうため、勉強が頭に入ってこない。
逆に音楽がないと気分がのらず、勉強できなくなってしまう。
以上のようにメリットとデメリットがあります。
しかも興味深いのは、音楽には真逆の効果があるということです。
つまり、音楽そのものよりも、音楽の種類、聴く環境やタイミングなどが影響するということです。
だから一概に禁止するのは、もしかするとその生徒に合った勉強を奪っているのかもしれません。
2. ラジオやテレビ聞いたり見たりしながら勉強する
こちらも音楽と同様の効果が考えられます。
思考能力を使わない単純作業であれば問題ないでしょう。
しかし、高度の試行が要求される勉強では障害になるかもしれません。
要はテレビやラジオを聞き入って、そちらに神経が向かってしまうと勉強の効率を落としてしまいます。
特にテレビは聴覚のみならず視覚も持っていかれるので注意しなければなりません。
3. おしゃべりをしながら勉強する
生徒が友達を誘って自習などするときによく見かけます。
おしゃべりをしながらの勉強です。
一応手は動いているのですが、ずっと話しています。
これが単純作業であれば、リラックス効果もあり成果があると思われます。
しかし、勉強のように学習・習得を求められる場合、集中力が分散されて効果が上がらないでしょう。
集団の共同学習であればコミュニケーションを通じ学習効果が期待できます。
しかし、個人個人が異なる勉強をする場合、それぞれが違ったことを学習するので共同作業のような効果は難しいでしょう。
リラックスと安心感はあるかもしれませんが、それ以上にマイナス面が心配です。
聞くと本人たちは「やっています。」と言います。
確かにそうですが、本来10できるものをおしゃべりで5しかできないのであれば、勉強の効率という点において意味がありません。
4. カフェなど雑踏の中で勉強する
カフェで勉強する生徒もよく見かけます。
もちろんカフェは公共の場で、その人のためだけにあるのではないので、様々な人が様々な目的で利用します。
当然、静寂ではありませんし、時には隣の人がおしゃべりをすることもあります。
こちらもメリットとデメリットが考えられます。
メリット
お金を払うという行為が、それを無駄にしたくないという思いになりやる気になる。
音楽と同様に雑音がBGMの効果を生み、集中力が上がる。
家と違い、テレビやゲームなど誘惑がない。
ドリンクがありリラックスができる。
適度なカフェインは覚醒効果があり集中力も上がる。
勉強に行き詰まったら、ドリンクや軽食が食べられ、適度な気分転換ができる。
デメリット
店に長居をすると店員からプレッシャーを与えられ、店を出ないといけない場合がある。
あまりにも騒々しいとやはり集中力を損なう。
読書くらいならいいが、資料を広げて調べたり、ノートを広げて勉強できるほどの机が確保できないときがある。
費用が掛かるので、特に生徒たちは頻繁に利用できない。
以上の注意点に加え、もともと勉強するための施設ではないし、他のお客様もいらっしゃるので、迷惑を掛けないようにマナーを守りましょう。
5. lineなどのSNSをやりながら勉強する
これは以前(2017/09/02 ブログ『衝撃の結果! スマホの使用で学習効果が消える!』)書かせていただきましたので、ここでは深く触れませんのでご参照ください。
『衝撃の結果! スマホの使用で学習効果が消える!』へのリンクはこちら
結論から言いますと、これは非常に危険で是非やめてください。
勉強しても効率が上がらないどころか、「無」になってしまいます。
残念なことは、これを多くの生徒たちがやっており、本人たちは全く気にしていないということです。
道具として調べものをしたり、友達と分からないところを教えあったりするのであれば、非常に役立ちます。
しかし、勉強以外の目的で使い、そちらの方が欠かせなくなって勉強より優先されるようならば大変問題です。
実際にそうなることの方が多いので、勉強中はスマートフォンなどは手元に置かないのが賢明です。
「ながら勉強」は必ずしも悪いとは限りません。
場合によっては勉強に役立つ場合もあります。
勉強は極めて個人的なもので、人によってその方法も異なります。
だから、一律にしてはいけないとは言えません。
大事なのはメリットとデメリットを見極め、どうすれば自分の勉強の効率が上がるか考えることです。
そして、いろいろ試し、自分に最も合った勉強方法が見つかれば、それが「ながら勉強」でもいいのではないでしょうか。
2017.12.17
将来、都立高校入試でもスピーキングテスト課す方針を東京都教育委員会が発表しました。今まで以上に英語を話す力が要求されます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは英語の話す力の指導も行います。
先日、都立高校の入試にも英語のスピーキングのテストを行う方針を、東京都教育委員会が発表しました。
大学受験と同様に、民間団体と協力して実施する予定です。
採点等の理由からテストの日程は都立高校の入試とは別日程になると思われます。
まだ詳細は決まっていませんが、文科省の方針に従い英語の四技能の習得を重視するようです。
今までの試験では記述式なので、どうしても「読む」「書く」に重点が置かれ、「聞く」「話す」の指導は非常いおろそかになっていることは否めません。
そのため、実際に「face to face」コミュニケーションでうまく英語を使いこなせない生徒が続出し、英語はテストのためだけで生活においては必要ない、役に立たないものとさえ言われてきました。
この改革によって全ての英語力が試され、そのため学校教育において今まで以上に実用的英語力を強いられると思われます。
無理やりだとしても、実践的英語力の強化という点においては評価できるでしょう。
ここで気になる点をいくつか挙げたいと思います。
第一に言われるのが、大学入試でもそうですが、どのような試験にするのかということ。
面接で行うには、都立高校受験生全てをテストできる人員と場所の確保をどうするのか問題です。
更に面接官個人が評価をするようになるので、採点者によって評価が偏らないように公平性をいかに保つかも考えなければなりません。
また面接の順番によって受験生間に不公平起きないようにもしなければなりません。
例えば、先に受けた受験生が後で受ける受験生にテストの情報を伝えれば、他とで受けた受験生の方が有利になります。
また、タブレット端末やパソコンを使うのであれば、技術的なトラブルへの対応ができなければなりません。
これら実施に対する課題の解決が求められます。
次に指導の問題です。
日本の教育現場では、あまりにも長い間「話す」技能の教育が疎かにされてきました。
当然現在の指導者も、「話す」指導を実体験として受けた者は少なく、まして指導の経験も少ないので、上手に生徒たちに指導できるのか疑問です。
特にキャリアの長い先生になると、今までのやり方を変えるのは非常に困難でしょう。
年を取ればとるほど、新しい者への順応が難しい傾向がありますから。
指導者が適切に指導できなければ、その不利益をこうむるのは外ならぬ生徒です。
生徒の努力よりも教師の指導力によって生徒の合否が大きく左右される事態は避けられなければなりません。
最後に、結局学んだ英語の意義を生徒たちが見出せるのかという点です。
せっかく英語の四技能を身に付け、実践的な能力を得たとしても、それが入試のみで終わっては結局今までと変わりません。
やることが増えただけ。
「テストのための英語」からの脱却を図らないと、英語を学ぶ意義を理解することはできないでしょう。
つまり、学習の時点から生徒たちに「なぜ英語を学ぶのか」を明確に示されなければなりません。
「テストのため」ではなく、どういう場面で役に立ち、どのような可能性が広がるのか、生徒が実感できるように指導することが必要です。
そして実際にそうなんだと分かるような環境づくりも大切です。
すなわち、社会が英語を活用できる場をどんどん提示し提供できなければなりません。
英語が実生活に結びつかなければ、結局空虚で実感を伴わない「テストのためだけの何の役にも立たない勉強」になってしまいます。
入試や学校教育だけでなく、社会も含めた改革が必要だと考えます。
もちろん葛西TKKアカデミーはこのような新しい状況にも対応します。
どんなことでも生徒の最善を目指します。
2017.12.15
都立高校受験まで後70日ほど。残された時間をどうすべきかで合否が分かれます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは最後の最後まで、受験生の勉強のみならずトータルでサポートします。
都立高校の入試まで70日ほど。
そして、その前には私立高校の入試や都立高校の推薦入試と、冬休みが終わればあっという間に受験シーズンになります。
もう三年間の学習は終わっていないといけません。
(中学校によれば、まだ終わっていない科目もあるようですが、それに合わせては間に合いません。自分で勉強を進めないといけません。)
一通り習ったことの確認は終わり、もう本番に向けた実践問題を次から次へと解いていかなければならない時期です。
まだ、そこまでいっていない人は焦ってください。
(そのような人は葛西TKKアカデミーにご相談ください。)
ところで今日は、勉強よりも生活面のお話をしたいと思います。
これから70日間、どのような生活をすればいいのでしょうか。
一番気をつけなければならないことは、体調管理です。
いくら勉強できても、病気で当日試験が受けられなければ何にもなりません。
無理して試験を受けても、体調が万全でなければ実力も発揮できないでしょう。
日ごろから手洗いうがい、必要ならマスクをして風邪の予防をしましょう。
もしかかったと思ったら、すぐに病院に行って、早く治しましょう。
暖かい服装で過ごすことは大事ですが、汗ばむようなら上着を脱ぐなど、こまめに体温調節ができるようにしましょう。
必要なければ人ごみは避け、インフルエンザなどもらわないようにしてください。
周りに風邪気味の人がいればマスクをしてもらうなど、うつされないようにしてください。
もちろんバランスのとれた食事と規則正しい生活は大事です。
早寝早起きで食事も抜かずにきちんととることが理想です。
そのためには一日の生活スケジュールを決め、それに従って生活することです。
深夜遅くまで勉強しなければならないのなら、早く寝て夜明け前に勉強することをお勧めします。
最近は特に多くの生徒が勉強以外に費やす時間が増えています。
lineなどのSNSをして勉強時間を失っていませんか。
そこを改善すればかなりの勉強時間を確保できるでしょう。
手放しにくいのは分かりますが、後で損をするのは自分です。
思い切って電源を切りましょう。
また、朝型にするのは当日の試験で力を発揮するのにも有効です。
普段から試験時間に合わせてリズムを作ると、そのリズムに体が慣れているので実力が出やすいです。
朝ぎりぎりまで寝ている生活の人は改めましょう。
人間の脳は起きてから2時間くらいたたないとうまく働かないと言われています。
試験時間の2時間前には起きる癖をつけてください。
必ず太陽の光を浴びましょう。
こうすることで体内の神経伝達物質が分泌され、精神を安定させたり、やる気を出させたりします。
また体内時計の調整も行われるので、睡眠もぐっすりとれるようになります。
適度な運動も精神安定と体調管理に有効です。
最後は気の持ちようです。
「自分はダメだ。」と思うと本当にできなくなります。
自分を信じてできると言い聞かせてください。
スポーツ選手もそうですが、最終的には己の心です。
やれると思えば土壇場で120%の力を出すこともありますから。
まあ、そのためには自分に自信が持てるほどの練習が必用ですが。
残りわずか。
悔いのないように頑張ってください。
葛西TKKアカデミーは全ての生徒を応援します。
皆様の力になりたいと考えています。
2017.12.13
問題が解けないのは問題が理解できないからではないですか。葛西駅そば、葛西TKKアカデミーは読解力の低下を真剣に考えます。
テストでいくら頑張っても問題が解けないのは、問題文が理解できていないからかもしれません。
計算や暗記など機械的に答えるものはできても、国語の説明文や数学の文章題や図形、社会の資料の読み取りや理科の論理的思考などができない生徒は読解力不足が心配されます。
先日、次のような調査結果が発表されました。
問題の読み取りに関するものです。
「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名からの沿岸の警備を命じられた。」
問題:この二つの文の内容は同じか、それとも違うか。
正解は「違う」ですが、正答率は中学生で57%と低く、高校生で71%でした。
主語と目的語の関係、能動と受動の関係が分かれば違うのは明らかなのですが、書かれた単語だけを比べ同じと考えたのでしょうか。
間違った生徒は、語と語の関係を把握できなかったと想像できます。
2:「Alexは弾性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」
問題:「Alexandraの愛称は( )である。」(1)Alex(2)Alexander (3)男性(4)女性
正解は「(1)Alex」ですが、正答率は中学生で38%、高校生で65%でした。
意外と低い気がしますが、これも文の中の単語の関係が理解できていなかったのでしょうか。
3:「微っ今日は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている。」
問題:「この文脈においてオセアニアに広がっているのは( )である。」(1)ヒンドゥー教(2)キリスト教(3)イスラム教(4)仏教
正解は「(2)キリスト教」ですが、中学生の正答率は62%、高校生は72%でした。
こちらも地域と宗教の関係が読みとれれば難しくありません。
これらの問題は複雑な文の構成にはなっていないので、全て素直に読めば全員理解できると思いますが、思いのほか不正解が多い気がします。
現場でも、生徒が問題を正確に読み取れていないと感じることが多々あります。
当然、問題が理解できなければ何を求められているのかも分からないので、正しく答えようがありません。
では、どうして子供たちは問題が理解できないのでしょうか。
1:ただ問題を読んだだけ
先ず気づくのは、問題をただ読んだだけで分かると思っていること。
一回読んで理解できなければ、それは難しい問題で解けないと思う。
(不思議なことに、難しいと判断するとそれ以上解くのを止める生徒が多いです。諦めが早いというか、何度も試行錯誤して失敗を繰り返すのが怖いのか、面倒くさいのかもしれません。)
問題はこちらから積極的に読み取ろうとしないと頭に入ってきません。
「どういう意味なのか。」「どうしてそうなるのか。」と自問自答しながら読むといいでしょう。
文字をなぞることが読むことと考えてはいけません。
2:正確に読んでいない。
よくあるのが問題を勝手に読み換えてしまうことです。
単語や助詞、助動詞など勝手に違うものにして読んでいるのです。
当然、語の関係が変わってしまうので正確に問題を理解することはできません。
これは音読させるとよく分かります。
自分でも気づかないうちに文を換えてしまうのです。
いつも「素直に読めばわかる。」と言うのですが、自分の都合で思い込んで異なる文として読んでしまうのです。
改善には音読や指差ししながらの読みをお勧めします。
そうすれば気づけるチャンスが増えるでしょう。
1と2の場合に共通して見られることは、慌てて答えようとして、じっくり考えるゆとりがないことです。
これはテストなど解答のスピードを要求されることの弊害でしょう。
先に早く解くことを教えるといい加減になってしまいます。
後から正確に解けるようにするのは至難の業です
最初は正確に解く癖をつければ、スピードは後から自然についてきます。
3:語彙力がない。
しばしば触れることですが、生徒の語彙力のなさは非常に深刻で明らかです。
先日も、「妥協」「威圧」「扇動」の意味が分からないと言われました。
この程度の言葉も知らないのです。
更に意味を教えた後も、みな同じで違いが分からないと言われました。
難しい漢字はその時点で皆同じになってしまうのでしょうか。
ことわざや慣用句になれば、なおさら知らないという生徒が増えます。
聞いたことない、使ったことないと言います。
言葉を知らなければわかるはずがないです。
また、接続語や修飾語、被修飾語の関係など言葉と言葉をつなぐものも苦手です。
生徒の作文を見るとよく分かるのですが、表現力が非常に貧困です。
ワンパターンなのです。
それは普段から豊かな言葉に触れていないからで、だからこそ多様な表現が理解できないのです。
(この言語の貧困の問題を私は非常に深刻に受け止め、機会を見ては触れていますので、また別のときに議論します。)
計算や暗記などパターンの問題はできるのに、読解力や論理的思考が試させる問題ができない場合は、問題の読み取りができていないことを疑ってみてください。
そして、この問題が生徒の学習にとって深刻な理由は、これから行われる教育改革にも関係があります。
文科省はこの教育改革で、今までのような知識中心でパターン化された形式を使って機械的に処理するだけでなく、その基礎知識を使って自分で使用から必要な情報を読み取り、論理的に考え相手に正確に伝える能力を重視しています。
むしろ、これらの力が身に付いていないと、大学入試の問題などは対応できないようにする方針です。
そしてこの力は一朝一夕にできるものでなく、長い月日をかけ経験を通して身に付けるものなので、早いうちに何とかしないと手遅れになります。
新しい日本の教育でこの力の有無が大きな差となって生徒に降りかかることは明白です。
葛西TKKアカデミーは小規模個別塾という特性を生かして、この点の指導にも力を入れています。
もし子供たちに、このような不安や疑いがある場合は気楽にご相談ください。
2017.12.11
新しく変わる大学入試の共通テストの試行調査の結果が発表されました。難易度アップ、その場しのぎの勉強では対応できません。個別指導塾葛西TKKアカデミーは新テストにも対応します。
大学入試は2020年度より大きく変わります。
現行のセンター試験が廃止され、新しく共通テストになります。
現在、共通テストの実施に向けて、どのようなものにするか検討されています。
今年5月と7月にそのテストのモデルが発表され、大いに反響がありました。
これは新しいテストがどのようなものになるかを示したものでした。
11月には実際に全国の高校生に問題を解かせ、その形式がふさわしいかどうかの試行調査が行われました。
そして、その結果が先日発表され、新聞各紙にも載りました。
私見も含め今回のテストを分析します。
問題を見て私が感じた第一の印象は受験生に不親切ということです。
これは問題の内容ではなく、テストの作りそのもののことです。
各教科、資料を読み取りそれを分析し論理的に答えを導く形式となっています。
これは文科省の目指す「基礎知識を身に付け、それを使いこなす」という点によるものです。
それはいいのですが、このように資料が追加された分、今までより問題のページ数が格段に増えています。
それもよしとして、では実際に問題を解くとき、受験生はどうするかと言うと、資料を見ては問題のページを開き、考えてはまた資料のページを開く。
このようにページを行ったり来たりしながら考えなくてはいけません。
受験生にとって手間であると同時に、問題と資料を同時に見れないので、考えをまとめることが困難になります。
この点を含めて試験と言ってしまえばそれまでですが、少し配慮があっていいと思います。
問題と資料を別の冊子に分けるとか、テストの構成をもう少し見やすいものにするとかあっていいと思います。
今のままでは扱いにくいテストなので、受験生にとって時間が足りなくなることが予想されます。
第二に、これまでに比べ難易度が上がっている印象を受けます。
これは現行の形式のテストに慣れている人ならなおさらです。
答えが用意されていない記述ということで、選ぶのではなく自分で解答を作らなければならない。
文章力が試されるのです。
これはやり方を覚えればすぐにできるというものではありません。
普段から練習し経験を積まなければなりません。
資料の分析と論理的思考も同様です。
つまり、直前の付け焼刃では対処できないということです。
高校三年間をフルに使って練習しないといけません。
基礎だけでも精一杯の下位の高校ではそこまでの指導ができるか心配です。
もちろんどこまでできるかは生徒の意欲にも大きく左右されます。
しかも、私が常日頃指摘しているように、生徒が置けれているSNSの環境では、このような文章を書く機会を確保するのは難しいでしょう。
そして、この点がこなせなければ、大学入試でいい成績を取ることは望めません。
更に、選択問題でも答えが一つとは限らず、複数ある場合もあります。
単純な消去法で一つに絞るという手が使えなくなり、正答率も下がります。
本当に正確に理解し、知識を身に付けていないといけません。
基礎学力の充実も今まで以上に求められる印象です。
また、これまでも指摘された通り、採点の公平性という問題も残っています。
文科省は「答えのない問題にも答えられる」教育を目指しています。
そこで記述式の解答も要求されるのですが、答えが一つではない分、正誤の判断が採点者にゆだねられることが大きくなります。
当然採点者はそれぞれ全く同じ採点基準ではないので、採点者によって点数にばらつきが出ることは考えられます。
ここをどのように是正するのか、まだ答えは出ていません。
しかも、限られた時間内に採点しなければならず、入試のスケジュールの問題もあります。
今回の試行調査でも、記述式の結果はまだ出ていません。
時間がかかります。
最後に、テスト問題が無理やりな印象も否めません。
学校の勉強はテストのためで、実生活には役に立たないという指摘がよくされてきました。
そのような声に反論するために、学校の勉強がいかに普段の生活につながるかを示すため、問題に日常の状況設定をしたもの、資料を使ったものが多くあります。
しかし、その知識を確認する問題なら、そのような設定は要らないのではないかと感じる問題も多数あります。
単に受験生に難解な印象を与えているだけではないかと思えます。
先ほどのテストの構成の問題と同じように、純粋に学力を測るのに、作業や印象によって評価が影響を受けるというのは公正性という点で問題があるように思えます。
他にも触れるべき点はあると思いますが、とりあえず今回はここまでにしておきます。
今回の結果を受けて問題の難易度や量など調整がなされます。
しかし、内容は確定事項であって大きな変更はないと思われます。
今までと変わりなければ、教育改革を掲げた文科省の顔が立たなくなりますから。
生徒もさることながら、現場の指導に当たる先生も戸惑うでしょう。
学校がいかに新しいテストに対応できるか、指導の内容によってテスト結果が大きく分かれると思います。
これは生徒と言うより、現場の学校、教師の力の問題になります。
学校の不十分な対応で入試がふいになってしまっては、生徒は悔やむに悔やみきれないでしょう。
本当は現場の準備が十分にできてから制度の変更を行えばいいのですが、2020年度という期限は既に設定され決まっています。
少なくとも5年くらいは混乱が続くでしょう。
学校や文科省はうまくいかなかったから次は改善しますで済みますが、うまくいかなかった制度で入試をさせられた生徒はたまったもんじゃありません。
そんな制度の犠牲者になる生徒が出ないよう、葛西TKKアカデミーは全力で彼らの勉強をサポートしたいと考えます。
2017.12.09
いよいよ志望校を決める時期です。ここで高校入試のポイントである内申点について説明します。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは入試の仕組みを分かりやすく説明し、進路相談も行っています。
二学期の期末テストが終わり、これまでの中学での成績が高校入試で重要な内申点が決まります。
都立高校の入試は1000点満点で評価され、そのうちの300点が調査書点で占められます。
(一部の学校では調査書点を1000点満点中400点にしているところもありますが、ほとんどの学校は300点です。)
残りの700点が入試当日の試験の点数になり、両者の合計で合否を判断します。
つまり、調査書点が高いと当日の学力試験の点数が多少悪くても合格できますし、調査書点が低いと合格には当日かなり頑張らなくてはいけないということになります。
そして、この要である調査書点は内申点から算出されます。
また、私立高校の入試でも内申点が大きな意味を持ちます。
基本的に各私立高校は受験するために必要な内申点を提示しています。
すなわち、その基準となる内申点に達していない生徒は、その高校の受験ができないということになります。
内申点が高ければそれだけ多くの私立高校が選択でき、低ければ嫌でも選択の幅は狭まります。
志望校を選ぶとき、内申点(内申点が元となって出される調査書点)が大きく影響します。
内申点とは何かご説明します。
都立高校の入試得点の出し方は少し複雑なので説明します。
学校によって多少の差異はありますが、一般的には次のように算出します。
この総合点の高い者から合格が決まります。
入試の総合点={300×(主要5教科の内申点合計×1+実技4教科の内申点合計×2)÷65}+{700×5教科の入試得点合計÷500}
先ほども述べたように調査書点で全体の3割が決まります。
それでは調査書点に基づく部分について説明します。
調査書点とは調査書の内申点から算出されます。
内申点とは通知表にある5段階評価の数字をそのまま点数にしたものです。
これを主要5教科は合計点を1倍、実技4教科は合計点を2倍して合計が調査書点になります。
つまり、オール5であれば65点になります。
オール4であれば52、オール3であれば39、オール2であれば26、オール1であれば13です。
この65点満点のうち何点取ったかを割合で出し、それに300をかけたものが調査書点に基づく部分の得点になります。
実技4教科は2倍されるので、この部分の得点を上げるには、主要5教科より実技4教科を上げたほうが効率が良いということになります。
ちなみに調査書点が1上がれば1000点の入試総得点のうち約4.6点上がるということになります。
(ちなみに入試得点では1上がると1000点満点では1.4点しか上がりません。)
1点で合否が分かれる入試では、この得点は非常に大きいのです。
内申点がいかに重要かお分かりいただけたと思います。
因みに、入試当日のテストに基づく部分は次のようになっています。
国語、数学、英語、社会、理科の5教科各100点満点で合計500点のうち何点取れたか、その割合を考えます。
これに700をかけて算出された得点が、入試当日の学力テストの部分の得点となります。
以上、内申点についてお分かりになりましたでしょうか。
入試についてよくわからない、志望校決定に悩んでいる、その他質問がある方は、遠慮なく葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。
2017.12.07
「アクティブラーニングって何?」これから変わる日本の教育のキーワード!新指導要領に向け、もう始まっています。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーはアクティブラーニングに備えます。
学校に通うお子様をお持ちの家庭はご存知かと思いますが、2020年度より日本の教育が大きく変わります。
新しくなる指導要領では、これからの社会に活躍できる人材育成を目指し、知識偏重の教育ではなく、学んだ知識を用いて答えが一つではない様々な問題に生徒が取り組める教育を目指します。
その中のキーワードがアクティブラーニングです。
例えば数学の方程式を解く問題であれば、誰がやっても答えが同じで決まっています。
しかし、「学校の部活動で部員が活発に取り組むようにするにはどうすればいいか。」という問題は決して答えが一つではないし、決まった正解がある訳でもありません。
でも、このような問題は私たちが生きるうえでたくさん直面するものです。
今までの知識偏重の教育は、課題を与えられ解法も与えられて、それを処理するには大いに役立ちます。
しかし、今後はそのような機械的な処理はAIが担うので、人間はそうではない分野で活躍できなければならないと考え、今回の教育改革となった訳です。
では、実際にアクティブラーニングとはどんなもので、どのように子供たちに解答のない問題に取り組むようにさせるのでしょうか。
英語ならば、「発展途上国の人々が教育を受けられるようにすればどうすればいいか。」という課題を与えます。
生徒たちは自分たちで「発展途上国の教育の実態」調べます。
そして、自分たちでどうすればいいか話し合います。
最後に英語でプレゼンテーションをします。
この過程で、英文の資料を読まなくてはならなくなれば、自分たちで単語や文法を調べます。
意見交換も英語で行い、自分を英語で表現するにはどうすればいいか考えます。
もちろんプレゼンテーションも英語なので、自分たちで調べ英文の原稿を作ります。
今までのように与えられて覚えるのではなく、自分たちで必要に応じて調べ学ぶのです。
この過程で英語の知識だけでなく、論理的思考や途上国の実情などを学ぶのです。
そして意見交換では相手の意見を要約し正確に理解し、更に相手を説得するにはどうするかというディスカッションの能力も求められます。
こうやって英語の知識と運用能力を身に付けるのです。
これらの事柄を身に付けられるアクティブラーニングは非常に理想的な教育方法に思われます。
しかし問題はこれが実践できるのかということです。
アクティブラーニングにおいて教師の役割は知識を与えるというより、生徒が活発に学ぶように促すことです。
これには知恵と知識と多くの経験が必要です。
なぜなら生徒の状況は一様ではないので、状況に応じて臨機応変な対応が求められますし、授業を盛り上げるために時には冗談や笑いのネタなども言えないといけません。
課題も様々なのでどんな問題でも対応できる幅広い教養が必用です。
経験がないと、機転を利かせ生徒の気持ちを盛り上げ、自主的にやる気にさせるのも難しいでしょう。
しかも、生徒の行動に頼る部分が多いので、狙い通りの内容を身に付けさせるのも大変ですし、時間も今まで以上にかかるでしょう。
限られた時間で、指導要領に書かれている全ての要項を習得できるかどうかは、指導者の技量にかかる部分が大きいのです。
そもそも、今まで基礎的知識を身に付けさせるだけでも精一杯だったのに、更にそれを使って論理的に展開し課題に取り組むまで持っていけるのでしょうか。
また、それぞれの生徒で異なる学力や性格、姿勢などをどのように評価すべきなのでしょうか。
よくあるのが、どうしても人前で発表するのが苦手で何も言えない、もしくは発表するのが面倒くさい、そんな生徒をどのように見なすかです。
相手の意見を面白いと思う、自分の考えを言うのが楽しくなる。
これは生徒の問題というより、そのような気持ちに生徒を導けるかという先生の問題とも捉えられます。
いかに生徒の知的好奇心を刺激し、授業を活気づけられるかによって、生徒の学びも大きく左右されます。
解答のある問題であれば簡単に正誤を付けられますが、解答のない問題はどうすればいいのでしょうか。
他にもアクティブラーニングを実践するにおいてクリアすべき課題はたくさんあります。
上手くいけば非常に有効な教育方法ですが、そうでなければ結局基礎知識すら身に付かない可能性があります。
学ぶ側もアクティブラーニングの意図をよく理解して、授業を受けないとやはり意義が薄れてしまいます。
以上の点に注意してアクティブラーニングを有効に活用できるようにしましょう。
2017.12.04
何と、中学生の15%が「日本人だけど、日本語ができない」そうです。これでは問題を解くどころか、日常生活にも支障が出ます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの言語能力に注目し指導します。
先日、新聞に中学生の15%が日本語を正しく理解できていないという記事がありました。
ただ文字が読めないのではなく、文章に込められた内容を正確に理解できないという問題です。
15%の生徒は表記されていない主語が正しく推測できないなど、初歩的な言語能力すら身に付いていなかったそうです。
そして約半数は推論や二つの文章の同異が十分に理解できていなかったそうです。
実際、私も生徒たちの読解力のなさに驚くことがあります。
本人は文字がきちんと読めるので理解した気でいるのですが、内容を詳しく問い詰めると答えられないことがあります。
「理解できていない」ということすら分かっていないのです。
だから問題が的確に理解できない。
問題が理解できなければ当然正しく答えることはできません。
テストができない生徒は、勉強が身に付いていないのではなく、問いにあったアウトプットができないのかもしれません。
言語運用能力の欠如は勉強やテストができないだけの問題ではありません。
日常生活にも大きな支障をきたします。
説明書を見ても機会の操作や組み立てができないなんてことが起きます。
会社などの組織でも、指示が理解できず求められる行動ができないことも考えられます。
このような高度な言語能力はやはり学生時代に勉強を通して養うべきものですが、この現実はそれができていないことの証拠でしょう。
その要因は学校の授業というより、生徒の生活環境の変化にあるのでしょう。
特にSNSの普及は見過ごせません。
内容の正確性より即答が求められ、表現が短縮され、しかもレトリックがパターン化され短調になっています。
そうすると豊かな言語に触れる機会が失われ、限られた普段目にする言葉以外は理解できません。
私も生徒と接し、誰もが知っているようなことわざなどを知らないと分かったとき、愕然としました。
しかも、SNSの言葉は文章ではなく、「り」とか「卍」と言った単発の語(ラインスタンプや絵文字を考えると記号)であることが多いのです。
小説はおろか、新聞の記事や1ページほどの文章でさせ、文字が多く読むのが面倒くさいと感じ、日頃から文章を読まない生徒が多くなっています。
マンガや動画など映像ばかり見ていると、文を読んで情景を想像したり、展開を推測する訓練が乏しくなり、脳の発達にも大きく影響します。
結果、先ほど申したような抽象的概念や論理的思考が読み取れなくないと考えられます。
そしてこれは文章の読解にのみとどまらず、日常の言語コミュニケーションにも支障をきたすのです。
一応会話も読み書きもできるからこそ、この言語能力の問題は気づきにくくなっていますが、皆様も注して子供たちを見てみてください。
少しでも心当たりがあれば、早めに手を打った方がいいでしょう。
その子の人生に関わる問題と言っても過言ではないからです。
2017.12.01
受験も控えたこの時期、いつも以上に対象管理に気をつけてください。葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは生徒たちの健康を考えます。
季節が変わり、これから冬に向かいます。
受験も近づき最後の追い上げにいそしむこの時期、体調管理は非常に重要です。
病気になってしまえば勉強どころではなくなりますし、ましてや当日試験を受けられなかったとなれば目も当てられません。
無理して試験を受けても、実力が出せなければ合格は難しくなります。
そこでやはり予防が第一です。
受験生は特に、いつも以上に気をつけましょう。
インフルエンザの予防接種を受けたり、マスクをしたり、外出から帰ったら手洗いうがいを徹底したり。
できるだけ人ごみは避け、ウィルスをもらわないようにしましょう。
体が慣れていない季節の変わり目は特に、外に出る時は暖かい服装で風邪を引かないようにしてください。
ただし、室内にいる時は上着を脱いで汗をかかないようにしましょう。
汗が冷えると風邪の原因になります。
家族や友人など身近な人で風邪にかかっている人がいれば、マスクなどをしてもらい、うつされないようにしてください。
遠慮して言わないで、こちらが風になっては大変です。
受験で忙しいとは言え、十分な睡眠は必要です。
体を休めないと病気に対する抵抗力が弱まります。
できれば6時間は睡眠時間を確保してほしいです。
また、十分に栄養を取り、バランスのとれた食事をすることも体を強くします。
特に風邪にはビタミン類が有効と言われています。
朝食を抜くということは絶対にやめてください。
朝、食事を取らないと体が目覚めず、脳もエネルギー不足で十分はたらかなくなります。
病気の予防と勉強の効率の両面から、食事と睡眠は気を付けなければなりません。
もしうまくできていないようでしたら、今の状況を記録し目に見えるようにしましょう。
そうすれば自分がいかに悪い状況にあるのかが分かります。
自覚すれば対策を講じることは簡単です。
また、勉強ばかりで家に閉じこもりっきりもよくありません。
休憩時間に軽い運動をすることは血行をよくし、免疫力も上がります。
後、精神的な健康も大事です。
不安とストレスの多い時期、気分転換などでうまく発散し、安定した精神状態でいることが大事です。
要は勉強と息抜きのメリハリをつけるということです。
長い受験勉強をやり切るには両方が必要です。
最後に、少しでも体調がおかしいと感じたら無理はせず、すぐに医師に診てもらってください。
早い対処が肝心です。
残りわずかです。
受験に悔いを残さないよう、体調管理にに気をつけましょう。
皆さん勉強頑張ってください。
2017.11.29
家庭学習の勧め。親が教えられなくてもいい、一緒に悩みもがく経験を共有することが大事。葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは家庭教育の重要性を訴えます。
「自分は勉強ができないから子供に教えることができない。だから家庭学習なんて無理。」
このようにお嘆きの家庭も多いと思います。
だから、自分が教えられない分は塾で教えてもらう。
それはそれで間違っていません。
親が勉強を見られたら何の問題もないでしょう。
でも、それができないから家庭学習をしないというのは少し違います。
家庭学習には勉強を教える以外の目的があるからです。
家庭学習が持つ最大の強みは親子が時間を共有できることにあります。
同じ問題に取り組み、一緒に悩み、色々話しあって解決に向かう。
この経験を共有することが、親子間の信頼や親密な関係を育てるのです。
これこそが家庭学習の最大の重要性です。
分からなくていいのです。
お互いにアイデアを出したり、時には本やインターネットで調べてみる。
解けなければ、塾や学校の先生に子供が聞いて、帰ってから親に説明する。(この説明する行為も子供の習得に役立ちます。)
こうして共通の話題を持つことが、何でも話し合える環境を作り、外部からは分かりにくい、いじめなどの学校で子供たちが抱える問題の早期発見につながります。
子供が孤立してしまうと問題はどんどん大きくなり、気づけば取り返しのつかないことになりかねません。
そうしないためにも親子で健全な人間関係を築くことは大事です。
「分からないから自分でやりなさい。」
「先生に聞きなさい。」
と言われると、子供たちは突き放されたような気持ちになります。
面倒かもしれませんが、子供たちに付き合ってあげてください。
コツとしては時間を決めるといいでしょう。
そうすれば、お互いにだらだらを時間をかけることもなくなります。
1時間だけでもいいので、一緒に考えてあげてください。
この経験が先ほど述べた信頼を築くのであれば、十分にやる価値はあります。
できれば小さい時から習慣として家庭学習ができるといいでしょう。
そうすれば、大きくなっても無意識にお互いに何でも話せる関係でいられるからです。
子供は成長に伴い、様々な壁にぶつかります。
そんな時、周りに信頼できる大人がいることが大きな救いになります。
そのための準備として家庭学習をお勧めします。
「やりなさい」と言うだけでなく、一緒に寄り添ってあげてください。
2017.11.25
エナジードリンクが子子供たちに与える影響。場合によっては命の危険も!葛西駅から徒歩3分、個別指導塾葛西TKKアカデミーは子供たちの健康も考えます。
子供たちを取り巻く環境は年々厳しくなっています。
勉強だけでなく、SNSやゲームなどで一日の活動が増え、夜更かしの結果寝不足になる。
受験生などは特に、眠気や疲れを取り払い勉強するためにエナジードリンクを飲むようです。
個人差はありますが、これを飲むと眠気が覚め、エネルギーが満ち、長時間勉強に集中できるそうです。
しかし、気になるのはエナジードリンクが体に与える影響です。
国内にとどまらず海外でも、エナジードリンクが原因と考えられる事故が発生し、時には死亡することもあります。
感情が高ぶり考えられないような行動を起こしたり、心臓系のトラブルで病院に運ばれたり。
原因はエナジードリンクに含まれている「カフェイン」です。
カフェインが子供たちを精神的にハイにし、脈拍数を上げ頭痛を引き起す「カフェイン中毒」にします。
カフェインには依存性があるので、一度常習的に摂取するとなかなかやめられないようです。
コーヒーよりも飲みやすく、コンビニなどで簡単に手に入れられるので、エナジードリンクを愛飲する生徒は増えています。
ある調査によると中学生の24.4%、高校生の48.4%が習慣的にエナジードリンクを飲んでいるそうです。
エナジードリンクの「レッドブル」250ml缶で80mg、「モンスター」355ml缶で142mgのカフェインが含まれています。
カフェインを200mg以上摂取すると副作用が現れると言われているので、一日二本以上は飲まない方がいいでしょう。
特に体が未発達な子供は注意が必要です。
子供がエナジードリンクを飲んでいて様子が変だと思った場合、体調不良を訴えてきた場合はすぐにやめさせて奉加いいでしょう。
また、他の薬物と同様に依存性があるということは、エナジードリンクを取り上げるだけでは不十分ということです。
精神的に追い込まれたときに、その苦しみが一瞬でも和らげられた経験をすると、依存をなくすことは非常に難しくなります。
普段の勉強だけでなく、受験勉強やいじめ、様々な人間関係の問題など、子供たちは多くのストレスと抱えています。
精神的サポートでこれを解消しないと依存体質の改善はできません。
ただエナジードリンクを取り上げるだけでは、「自分にはもう人並みにはやっていけない。」という絶望感に襲われるかもしれません。
そこまで大人は考える必要があります。
適切にエナジードリンクを摂取すれば、確かにいつも以上に勉強に頑張れるかもしれません。
しかし、子供に適量を見極めることは非常に難しいでしょう。
だから、大人が注視しなくてはなりません。
なぜなら、過剰摂取は健康を損なうだけでなく、命に関わるからです。
そして、依存体質にしないためにも摂取の管理だけでなく、心のケアもお忘れなく。
2017.11.22
古典文学って面白い。ラブストーリーから英雄伝、SFや怪奇物語、そしてお笑いまで、純粋にお話として読めば本当に楽しめます。葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは時代を超える古典の面白さを学んでほしいと思います。
古典文学と言えば、助詞、助動詞を覚え、活用を学んで品詞分解をして、現代語訳して終わり。
外国語みたいでなんだか分からず、苦痛の記憶のみの授業だったという方も多いでしょう。
結局読んでもなんだか分からず、「現在使われていない日本語を習って何の役に立つのだろう。」と疑問に思ったことはありませんか。
私も学生のとき、そんな風に思ったことがありました。
やはりテストのための勉強ってつまらないですよね。
割り切って点を取るためと、解法ばかり覚えて…。
これでは古典を学ぶ意義なんて見えなくて当然。
実際、私も古典を面白いと思いだしたのが、勉強し始めてかなり経ってからでした。
むしろ、「テストのための勉強」という足かせが外れ、勉強に対する余裕ができたときに読み返して初めてその面白さに気づきました。
勉強なんてそんなものですよね。
学校を離れてからやりたくなる、そしてやってみると面白いと気づく。
本来なら生徒たちも文法を苦しみながら覚えるより、話や歌に込められた内容を楽しんでほしいを思います。
そして興味を持ってから原文を読んで、必要ならば文法事項を学べばいいと思います。
(今後行われるアクティブラーニングではそのような手法になってくれることを期待します。)
だから、私が強く言いたいのは「現代語訳されたものでいいから、お話として古文を楽しんでほしい。」ということです。
『源氏物語』のような大作もありますが、比較的短いものもあります。
短編物語集もありますので、このような手軽なお話から始めると読みやすいと思います。
やはり、何百年の年月を超えて親しまれている文章は素晴らしい。
時代が保証しているからこそ、安心して楽しめます。
とても面白いです。
ジャンルも恋愛ものや冒険もの、SFに怪奇もの、コメディまで幅広い。
しかも、時代が変わって人々の生活様式が変わっても、同じ日本人として時代を超えて共感できるものがあります。
私が好きなものは「日記文学」と呼ばれるもので、『蜻蛉日記』や『更科日記』は大好きです。
『蜻蛉日記』では作者は夫に浮気されないがしろにされますが、最後は自分の息子の晴れ姿を別々にとは言え一緒に見て、息子に希望を託します。
また、『更科日記』で作者は幼いころから本ばっかりを読んで、自分も将来は物語のお姫様のような恋愛をし幸せになるんだと、夢見る少女でした。
しかし、現実は厳しく家が落ちぶれていく中、大人になってようやく自分は物語のようにななれないんだと気づきます。
絶望の中、夢に出てきた仏様に希望を見出し、強く生きて行こうを決意して終わります。
どちらも不遇な境遇にあいながらも、最後は強く生きていこうと希望が見られので好きです。
個人的にお勧めなのは『とりかえばや物語』です。
これはコメディーです。
設定も奇抜で物語の展開も非常に面白いです。
是非、どこかの映画会社に映画化してもらいたいです。
ヒットすると思います。
内容は、大臣家に二人の奥さんがいて、その奥さんたちが対立しているのですが、それぞれには若君のように育てられたお姫様と、お姫様のように育てられた若君がいます。
世間ではお姫様は若君として、若君はお姫様として認知され、二人の奥さんの対立に加え、この秘密がばれないかと大臣は気苦労が絶えません。
やがて子供たちが大きくなり宮仕えする年頃になり、大臣はますますばれないかと心配になります。
更に悪いことに、天皇がこのお姫様の若君と若君のお姫様に興味を持ちます。
本当のことがばれたら大臣は打ち首です。
このピンチをどう切り抜け、どんな結末になるのか。
非常にワクワクします。
こんな風にテストの勉強ではなく、純粋に楽しむと古典が非常に身近になります。
時代が変わっても、人の心は通じる。
分かり合える感動こそが古典を読む意義だと思います。
そこには知恵や共感など、今の私たちの生活に潤いをもたらすものがたくさんあります。
一度お手に取ってみてください。
2017.11.20
子供たちはどうして綺麗な字が書けなくなってしまうのか。個別指導塾葛西TKKアカデミーは実際の生徒との交流から、その原因を考えます。
先日、子供たちの書く字が汚いので、どのような点に注意すると綺麗になるか書きました。
今回はその原因について掘り下げてみたいと思います。
字がうまく書けない理由は大きく二つあるでしょう。
一つは、うまく書くことの必要性を感じないから。
もう一つは、上達の途中でうまく書けるレベルに達していないから。
前者は、「字を書くことは単なるメモで自分が分かればいい。丁寧に書く暇があったら課題をどんどん解決しなければならない。」と考えています。
メモと捉えているので、他者に見せ読んでもらうことは想定していない。
だから必要最小限の時間で済むように殴り書きになる。
よく高名な学者や作家の文字が読めないというのは、こういう理由だからでしょう。
でも、この姿勢に慣れてしまうと、いざ他者に読んでもらわなければならない文章を書くときに書けなくなってしまいます。
特に課題を提出して評価をしてもらったり、テストで採点をしてもらう必要のある生徒は、これではいけません。
社会人でも同じで、自分のためだけの文字とは別に、他人に読んでもらうための文字を持つことが必要です。
後者は、練習が十分に足りていないからうまく書けない状態です。
つまり、コツがわかり練習すればやがてうまくなるということです。
そもそも学校で字を教わるとき、字を覚え書けるように指導されることはあっても、どのように書けば綺麗な字になるかという指導はされないことが多いと思います。
だから、みんなが我流で書くので、自分のスタイルがうまくできないときは、他者から汚い字を見なされるのです。
こう考えると綺麗に書けなくても仕方ないという気がします。
よって、コツを覚え練習するのが解決法でしょう。
いずれにしても、自分の書いたものを読んでもらうという生徒の立場を考えれば、綺麗に書くということは必要です。
それは将来社会人になっても必要となるでしょう。
なぜなら、文字で人柄を判断されることがあるからです。
ところで、現在の生徒たちの特有な原因があります。
生徒を取り巻く生活環境の変化です。
技術の発達により、現代人(子供も含む)は字を表記する機会は多いですが、書く機会は少なくなっています。
SNSやメールの使用頻度は多く、友達との文でのやり取りは増えていますが、それは全てキーボードで行われます。
自分の手で書いてはいません。
英語圏であれば、課題は手書きではなく、タイピングすることを奨励されます。
しかし、日本の学校で(少なくとも小中学校では)はそれはないでしょう。
なぜなら、漢字の書き取りも評価の一つになるからです。
従って、手書きから逃れることは難しいでしょう。
この環境的要因に、「面倒くさい」と言う多くの生徒が口にするフレーズが絡み、手書きの文章に対する生徒の嫌悪と機会の消失がますます強まってきます。
(因みに、文字だけでなく文章の内容に関しても、この現代テクノロジーの生徒に与える影響は見逃せませんが、これはまた別のときに。)
以上、生徒の字を書くことに関する考察でした。
皆様のご意見、ご感想をお聞かせください。
2017.11.18
綺麗な字を書こう!!! 葛西駅そば、個別指導塾葛西TKKアカデミーは勉強だけではなく文字の書き方のポイントも教えます。
子供の作文や記述解答を見て、「字が汚いなあ。」と感じたことはありませんか。
実際、私も多くの生徒の作文や解答を見て、そう思うことがしばしばあります。
勉強に関して、字が汚いということは、せっかくの解答を読んでもらえないことを意味します。
すなわち、せっかく正解なのにマルがもらえないということです。
採点者は限られた時間に多くの解答を処理しなければなりません。
だから、字を見て読めないと判断すれば、その解答をバツにします。
差をつけるのが採点の目的の一つなので、これは全く理に反していません。
そうしないと採点が間に合わないのです。
答えがあっているのに不正解になる。
これほど馬鹿げたことはありません。
しかし、逆に言えば字さえ綺麗に書けばマルになるということです。
だから、字を綺麗に書くということは点数アップの大事な要素と言えます。
では、どうすれば綺麗な字を書けるようになるのでしょうか。
ここで注意したいのは、綺麗な字とはペン習字の手本のような字ではないということです。
それは丁寧な字、言い換えれば読み手が「読めない。」「読みたくない。」と思わない字です。
従って、いくつかのポイントに注意して書けばいいのです。
そのポイントは後ほど述べます。
そして、やはり練習が必用です。
頭で分かっても、実際にできるかどうかは別の話です。
丁度、自転車の乗り方を知っても、練習しないと乗れないのと同じです。
だから、率先して字を書く機会を増やす、練習の機会を持たなければなりません。
面倒くさがらずに書きましょう。
子供に限らず、大人も「字を書く」ことで悩んでいらっしゃる方も多いでしょう。
そういう方も遠慮なく葛西TKKアカデミーにご相談ください。
綺麗な字を書くポイント
・丁寧に書く
一画一画分けて書く。
急いでザッと線をつなげたり、棒の長さや点の位置がずれていてそのままにしないでください。
「とめ」や「はらい」も大事ですが、先ずは「一、二、三。」と一画一画丁寧に時間をかけて書くことを心がけてください。
最初は焦ったり、イライラしますが、スピードは練習すれば後から付きます。
しかし、スピードばかり気にしていい加減に書いても、後から字が綺麗になることはありません。
・バランスを考える
文章を書くときは、文字たちを線の上に並べる気持ちで書きましょう。
練習では実際に中心線を書き、その上に書くといいでしょう。
必ずしも中心に並べる必要はありませんが、全ての文字が統一して行の同じ位置にあることが大切です。
また、字一つ一つの形も重用です。
例えば、平仮名ならそれぞれに〇△▢などの形があるので、それに収めるように書きましょう。
漢字であれば、部首の位置とバランス(例えば偏は左側四割に旁は右側六割に収めるようにする)に気をつけましょう。
更に、錯覚で画数の少ない文字は大きく、画数の多い文字は小さく見えます。
よって、どの文字も同じ大きさに見せるには、平仮名などは大きめに、漢字は小さめに書くといいです。
・統一感を持たせる
バランスとも関係ありますが、全体として文字に統一感があると見やすく感じます。
例えば横棒を引くのでも、ある時は右上がり、ある時は右下がりとバラバラになっていると汚く感じます。
また、同じ文字は同じように書けると見栄えがします。
これも練習しないとできるようになりません。
・力まない
上手く書けない人は手や腕に力が入り過ぎで、滑らかに動かないことが多いです。
力を抜いて可動範囲が広がると、疲れないし字も書きやすくなります。
・その他
書き順を正しく書くと綺麗に書けますし、早く書けるようになります。
やはり筆の伝統があるので、線として表れないところもつなげる気持ちで書くといいです。
これは滑らかに書くことにもつながります。
滑らかに書けると自然と字も美しくなります。
「目」など平行線になっている文字は、隙間をそろえるといいです。
もし、文字が上手に書けないようでしたら、字を絵(イラスト)のように捉えるといいかもしれません。
他にもいろいろありますが、とにかく普段から字を書くことに慣れるのが大事です。
できるようになるまでは苦痛かもしれませんが、それを乗り越えればきっとうまく書けるようになります。
頑張りましょう。
2017.11.14
2020年度から大学入試の英語で民間の検定試験が利用されます
2020年度から新しい大学入試制度に代わることが、文科省によって既に決定しています。
これまでのセンター試験が廃止され、新しく「大学入学共通テスト(通称:共通テスト)」になります。
これまでと違い、身に付けた知識の評価だけでなく、その知識を使って問題を考える能力が要求されます。
その中で英語のテストは、これまで「読む」「書く」が中心だったものから「聞く」「話す」も含めた四技能全てが評価の対象となります。
しかし、これまでの形式では「聞く」「話す」(特に話すの技能)が適切に評価できません。
そこで文科省は民間の検定試験を利用し、その成績を入試の点にする方針を決めました。
文科省の定めた検定試験を高校3年時の4月から12月の間に2回まで受けて、その点の良い方が大学入試に使用されます。
以下に挙げた8個の検定試験の点数を、CEFRというヨーロッパで広く言語能力の習得の指標として活用されている試験の点に換算して、大学入試の点として同等に評価するそうです。
・Cambridge English
・英検
・GTEC
・IELTS
・TEAP/TEAPCBT
・TOEFL iBT
・TOEIC L&R
・TOEIC S&W
これらは試験の目的、実施団体、受験者数、実施回数、会場数、評価方法と点数、受験料と全て異なります。
これらをいかにして公平に統一して入試得点にできるのかなど、まだ多くの問題点が指摘されています。
ちなみに、まだ共通テストの内容や採点方法など、明確に決定されている部分は少なく、はっきりと全容が分かるのは、実施一年前になる見込みだそうです。
既に一部の大学では、入試にこれらの検定試験を取り入れています。
内容は不明確でも2020年度から変更されることは決まっているので、不明瞭でも先手を打って、これらの試験の対策に取り組まなければなりません。
恐らく学校の対応を待っていては間に合わないかもしれません。
葛西TKKアカデミーでも、これらの検定試験に合わせた体制を整えていきます。
2017.11.12
生徒お勧めの一品『パイロットS20』とても書きやすいシャープペンで成績アップ!
葛西TKKアカデミーの生徒たちはいろいろなものにこだわっています。
今日はその中から、シャープペンにこだわりを持つ生徒の一押しの品を紹介します。
それは文房具メーカーのPILOTから発売されているシャープペン『パイロットS20』です。
生徒曰く、「木軸なので書いていても滑らず、軽くかける。」
滑らかに書け、ペン先が細いので自分の書いているところが見えていいそうです。
私も書かせてもらいましたが、実に滑らかで書きやすいです。
本当にスイスイ書ける感じです。
メーカーによると、重心が低く作られているので安定した書き味になるようです。
確かにペンの先が太くなって安定すると同時に持ちやすくなっています。
日本の文具が最近どんどん進化しているというのはよく聞く話です。
生徒の紹介により、メーカーの職人気質とでもいえるこだわりと、使い手を思いやる気持ちが伝わります。
お値段は2000円とシャーペンにしてはいささか高価ですが、それだけの価値はあると思います。
長く使える一品としてお勧めです。
子供の勉強のお供としてだけではなく、大人も仕事や日常で十分に使えます。
皆様も一度、現物を手に取って確かめてみてください。
この書きやすさのお陰で、生徒も勉強がはかどり成績も上がったと言ったような言わなかったような。
(シャーペンのことは別として、実際とても頑張って成績は上がっていますが。)
他にも生徒たちのこだわりがあるので、今後も機会があれば紹介していきます。
2017.11.10
個別指導塾葛西TKKアカデミーの高校生がJKのハロウィーンを教えてくれました。
先週はハロウィーンで、日本でもかなり定着している様子がテレビでも映されていました。
葛西TKKアカデミーの高校生もハロウィーンに仮装したそうで、色々話してくれました。
先ず日曜日に渋谷のスクランブル交差点に行ったそうです。
ニュースでもあったように、今やすっかり若者たちの仮装の場と化して、多くの人が集まったそうです。
本人も友達と仮装して参加しました。
そこでは見知らぬ人でもいいなと思えば声を掛けて、一緒に写真を撮って回るようです。
誰彼と関係なく一緒に写真を撮りまくったそうです。
私ならとても気軽に声なんて掛けられないのですが、今の若者は違うみたいですね。
怖いホラー系から、アニメや芸人のものまで幅広く仮装していたみたいです。
当日は台風の影響で雨も降っていたのによく行くなあと思いました。
それより楽しむことが最優先みたいです。
いつの時代も若者が活発なのは変わりないですね。
因みに彼女はその時、渋谷のハロウィーンに参加した若者を取材していたZIPという番組に出たそうです。
放送に使われたということは、それなりに目を引く仮装だったのでしょうか。
また、ハロウィーン当日も別の仮装をして楽しんだそうです。
ここでも多くの人と写真を撮ったそうです。
私の小さい時はハロウィーンなんて全くなかったので、なかなか理解に苦しむ面もあります。
本音を言えば、彼らがうらやましいですね。
こんな楽しみなかったから。
若者たちがこうやって楽しんでいるということは、それなりに幸せな社会なのかなっと思いました。
勉強も大切ですが、遊びも大切。
そうじゃないと人生つまらないですからね。
メリハリをつけて、両方を思いっ切り没頭すればいいと思います。
2017.11.08
「江戸川区立中学校芸能祭学芸会」に行ってきました。個別指導塾葛西TKKアカデミーの生徒も上手に役を演じていました。
11月7日、8日、タワーホール船堀で「江戸川区立中学校芸能祭学芸会」が催されました。
区内の中学校が集まり、演劇を披露しました。
実は葛西TKKアカデミーの生徒も一人参加します。
彼女は中学三年生で受験勉強は日ごろの勉強で忙しい中、演劇部で一生懸命練習を積みました。
これが彼女の中学最後の舞台になります。
勉強に練習に厳しい中、とても頑張りました。
きっとこの経験は彼女にとってかけがえのないの財産として、心に深く刻まれることでしょう。
彼女の晴れ舞台を見に、私も行ってきました。
あいにく小雨でしたが、保護者や関係者各位もすでに会場にいらしていました。
授業もあるので、最後までは見れませんでしたが、それでも何校かの演技を見ることができました。
確かに中学生でプロに比べれば未熟かもしれませんが、そのひた向きな姿勢は称賛に価すると思いました。
タワーホール船堀の大ホールでの演技は大変だったと思います。
なぜなら、いくら声を出しても会場の大きさに拡散してしまうからです。
でも、生徒たちは腹からしっかり通る声で演じ、マイクなしとは思えないほど、私の耳に届きました。
場面の変わり目でのセットのチェンジでもたついたり、セリフを噛んだり、振りを間違えたり。
ハプニングも多少ありましたが、それも気にならないくらいの迫真の演技が見られました。
みんな本当に演劇が好きなんだと伝わりました。
葛西TKKアカデミーの生徒も上手に演じていてびっくりしました。
思っていた以上に彼女の演劇部は完成度が高く、他校に決して引けを取らない演技でした。
ひいき目抜きでうまかったです。
ストーリーも非常に面白く、よくできていました。
個人的には、生徒たちが手作りしたと言っていた渋谷のハチ公の銅像がうまく作られていて、目が離せませんでした。
彼女がいてくれたから今回のような機会に恵まれました。
心から感謝します。
これもこの仕事をやる醍醐味です。
生徒一人一人を大切にし、勉強だけでなく、これからも様々な場面でみんなと関わりあいたいと思います。
(本当は写真を載せたかったのですが、撮影NGだったので、お見せできないのが残念です。)
2017.11.08
久しぶりに、ちょっと一息 頭の体操「嘘つきクイズ」
今日は久しぶりに数学クイズです。
数学と言っても計算ではなく、論理的思考を使った「嘘つきクイズ」です。
論理的に考え、矛盾を見つけ、正解を導き出す。
そう、皆さんに名探偵になっていただきます。
答えは一通りとは限りませんので、理屈が通っていれば正解とします。
【第一問:嘘つき村クイズ】
ある時、あなたが「正直村」に向かって歩いていると、道が二つに分かれていました。
一方は「正直村」に続き、もう一方は「嘘つき村」に続く道です。
あなたはどちらが正直村への道か分かりません。
するとそこに一人の人が立っていました。
「正直村」か「嘘つき村」の人ですが、どちらか分かりません。
この人に一回だけ質問して「正直村」の道を知りたい。
さて、何と質問すればいいでしょうか。
(ちなみに「正直村」の人はいつでも正直に答えますが、嘘つき村の人はいつでも本当とは逆の答えを言います。)
【第二問:男子女子クイズ】
ここに三人の生徒がいます。
男子は必ず本当のことを言い、女子は必ず嘘を言います。
この三人(A、B、C)が次のように言っています。
果たしで女子は何人いるでしょうか。
A「Bは男子です。」
B「Cは男子です。」
C「ここにいる男子は一人だけです。」
【第三問:かけっこの順位】
Aさん、Bさん、Cさんの三人がかけっこをして1位、2位、3位を決めました。
そして三人は次のように言いました。
A「Cさんは1位ではありません。」
B「私は2位ではありません。」
C「私は2位です。」
三人のうち一人は嘘をついています。
三人の順位はどうなっているでしょうか。
いかがでしょうか。
難しかったでしょうか。
それとも簡単でしたか。
正解は後日発表します。
2017.11.07
今日と明日、「江戸川区立中学校芸能祭学芸会」があります TKKの生徒も参加します! 見にきてください
今日と明日、「江戸川区立中学校芸能祭学芸会」が催されます。
区内の中学校が集まり、演劇を披露します。
日頃からの、生徒たちの努力の結晶を見に行きませんか。
実は葛西TKKアカデミーの生徒も一人参加します。
彼女は中学三年生で受験勉強は日ごろの勉強で忙しい中、演劇部で一生懸命練習を積みました。
これが彼女の中学最後の舞台になります。
勉強に練習に厳しい中、とても頑張りました。
きっとこの経験は彼女にとってかけがえのないものになり、心に深く刻まれることでしょう。
私も会場に足を運び、その晴れ姿を目に焼き付けようと考えています。
彼女のために声援を送りたいと思います。
日時場所は以下のようになっております。
皆様も是非いらして、中学生たちの成果を見届けてあげてください。
「江戸川区立中学校芸能祭学芸会」
11月7日(火) 12:00~17:30
11月8日(水) 9:20~16:00
場所:タワーホール船堀 大ホール(5F)
2017.11.04
「いじめ」など、子供の問題を防止するには
先日、学校カーストについてお話しました。
以前、教師と生徒の問題に触れたこともありました。
いづれの場合も、外部からの目が届きにくい環境にあることが問題の一つだと思われます。
それがSNSなどのバーチャルな空間であっても学校などの閉鎖空間であっても、外部からの介入が難しいので事態がどんどん悪化するのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
一番いいのは当事者に話してもらうことでしょう。
しかし、話してもらうと言ってもどうすればいいのでしょうか。
・話せる関係を作る
大人が根掘り葉掘り追及すると子供は警戒し、かえって逆効果です。
最もいいのは、普段から何でも話せる関係を作るということです。
そうすれば日常会話の延長で聞くこともできますし、子供も自分からいろいろ話してくれます。
でも、この関係はすぐにはできません。
小さい頃からの積み重ねで成り立つものです。
だから、まだいじめなどの問題が起きる前から、予防策として子供と触れ合い話す機会を作ることです。
朝晩の食事のとき、休日やくつろいでいるとき、たわいないことで構いませんから話しかけましょう。
テレビや流行、友達のことなど話題にするといいでしょう。
学校の宿題を一緒にしたり共通の趣味を持つことは、子供が違和感なく親と過ごせるのに役立ちます。
また、子供に接するのは親だけとは限りません。
近所や知り合いのお兄さん、お姉さんでもいいです。
近くのおじさんやおばさんでもいい。
とにかく、子供が安心できる大人が身近にいることが大事です。
最近気になるのは、大人がスマホなど自分のことに夢中になるあまり、子供が話しかけたり触れ合おうとしているのをないがしろにしてしまうことです。
大人が自分を気にかけてくれないから、子供も大人を無視するようになります。
そうすると、見えない問題を聞き出すのは難しくなります。
だから、子供が心を開いてきたときは自分のことは後回しにしてでも、子供たちを優先させてあげてください。
もう一つ注意することは、「子供を子供扱いしない」ということでしょう。
子供は敏感に感じ取ります。
大人が自分を一人の人間として対等に扱っていないと分かれば、彼らはもう大人と関わろうとしなくなります。
信用できなければ心を閉ざし離れていってしまいます。
そうなると何も聞き出すことはできなくなります。
きちんと公平に人格を尊重して子供と付き合うことが大事です。
葛西TKKアカデミーの生徒たちは比較的何でも話してくれます。
有難いことです。
皆さんも上手に接し、子供を孤立させないようにしてください。
何でも口出せという訳ではありませんが、信頼し安心できる関係は必要でです。
加害者であっても被害者であっても、問題が深刻になるのは周りに対応できる人間がいないことが大きな原因です。
そのためには、適切なコミュニケーションですぐに気づけるような人間関係を普段から心がけることが必要です。
2017.11.02
「学校カースト」はこうやってできる
先日、生徒が「学校カースト」について話してくれました。
実際に現場にいる彼らの声なので、信憑性は高いをと考えられます。
外の人間には目につきにくいことで、貴重な話でした。
そもそも「学校カースト」という生徒間の上下関係は、特に決まった法則に従ってできるものではないそうです。
小学から中学に進学した、新学年になったなどの節目に、生徒は必死にグループを作り、みんなその中に入ろうとします。
なぜなら、その中に入らないと孤独になると思うからです。
こうしてクラスの、学校のほぼ全ての生徒がどれかのグループに所属するようになります。
これらのメンバーシップは大抵lineで行われます。
そして、メンバーの中で頂点に立つものが自然と生まれます。
偶然や成り行き、なんとなくみんながそう思うからという理由で、特定の生徒の発言力が強まりグループのトップになります。
決して財力や学力、身体的力で決まるものではないそうです。
むしろ、全体のなんとなくの雰囲気で決まります。
だから「学校カースト」の成立を阻止することは難しいのです。
こうなるとメンバーは、トップの気を損ねないことに尽力するようになります。
なぜなら、トップを怒らせることはグループからの報復、追放による孤立を生むからです。
トップを中心とした秩序が完成し、メンバーはトップの気持ちを忖度し(どこかで聞いたような言葉)組織が運営されます。
そして、トップの意に沿わない者、もしくは沿わないと思われる者は、グループ全体による攻撃対象になります。
これは事実ではなく憶測であっても行われるので、根も葉もない誤解や、陥れようとする謀略によっても攻撃されます。
攻撃は直接肉体的暴力ではなく、間接的な精神的ダメージを目的としたものになります。
lineを始めとするSNSは強力な武器で、巧みに使って集団による言葉の攻撃や仲間外れなどをします。
その内容は残酷です。
言葉があまりにも思慮なしに簡単に行きかうので、「死ね」などの言葉も簡単に使われ、より攻撃された生徒を傷つけます。
でも、気軽にひどい言葉を簡単に使うので、攻撃する方はそこまで深く考えてはいません。
つまり、無自覚にいじめをしているのです。
生徒を言葉で追い詰め、もしくは策略を張り巡らせ、例えば標的の生徒が「死んでやる。」と言うように仕向ける。
すると、「あ、そう。良かったね。いつ死ぬの。何時何分?」と追い打ちをかける。
いじめる側はある種のゲーム、遊びのつもりでしょう。
(この点は従来のいじめと共通しています)
いじめられた生徒を守るという正義感は、グループ内の空気が読めない野暮な奴となり攻撃の対象になりうる。
だから、保身のために自分も攻撃に加わる。
なぜなら、傍観するのも空気の読めない野暮な奴だからです。
攻撃を受けた生徒は逃げ場はなく、グループにとどまりいじめられ続けます。
なぜなら、グループから抜け孤立することによる不利益が学校生活に与える影響を非常に恐れるからです。
SNSという閉鎖された空間で行われるので、外部の者には気づかれず事態は進行していきます。
例え外部の目に触れたとしても、生徒は巧みに隠語を使うなどして分からないようにしています。
外部には無意味でも、グループ内では非常に意味を持つ隠語の攻撃力はとても高いです。
もちろん、SNS内のいじめが現実世界でのいじめとして表面化することもあります。
まとめると、生徒はまずSNSを使い自主的にグループを作り加入することで学校生活の安寧を求めます。
その中で、なんとなくの雰囲気でトップが生まれ、それを中心とした秩序が生まれます。
そして、なんとなくの雰囲気でグループの馴染まないとみなされた者は、無自覚ゆえの残酷な攻撃の的となり、精神的苦痛を与えられます。
こうして攻撃する者、される者ができ、上下関係が生まれ「学校カースト」が誕生します。
注目すべきは、「学校カースト」のトップにいても安心ができないということです。
なんとなくの雰囲気、空気でできている組織なので、なんとなくのきっかけで空気が変わるとトップも下層に落とされるそうです。
はっきりとして要因や仕組みでこうなるのではないので、誰も防ぎようはないそうです。
つまり、生徒たち自身も何でこうなってしまうのか分からないのです。
そしてコントロールもできないのです。
それは、この仕組みを支配しているのが空気だからです。
ここで述べたことは生徒の話に基づいた一例ではありますが、一考の価値はあると思います。
2017.10.30
書籍紹介『国語って、子どもにどう教えたらいいの?』国語の勉強の仕方が分からない、点が伸びない、文章を理解したり書いたりするのが苦手な方にお勧め
最近特に心配になることは、生徒の国語力の低下です。
・文章を読んでも理解できない。
・問題が分からないから答えられない。
・自分が伝えたいことが表現できず、うまく相手に伝わらない。
・そもそも何も伝えること、書くことが思いつかない。
このような生徒が非常に多い。
これは国語に限らず他の教科でも大事なことで、これらができないからどの教科も成績が上がりません。
原因を考えるといろいろ思い当たります。
・与えられることに慣れて、自分から考える経験が少ない。
・SNSなどで特定の、自分と同じような人としかコミュニケーションをしなくなった。
結果、以前のように否が応でも様々な人と関わることがなくなり、多様な言葉に触れる機会がなくなった。
・便利さになれ、少しのこともおっくうになる。
そして、適当に、自分の都合のいいように読むようになった。
・パソコンや携帯の自動変換機能のせいで、自分で言葉を考えず同じ言葉しか使わなくなった。
そのせいで語彙力が低下した。
本日紹介するのは『音読から読解問題、作文・読書感想文まで、効果抜群のアドバイス集 国語って、子どもにどう教えたらいいの?』(福嶋隆史/大和出版)です。
この本は子供の国語力を上げるためにどのような指導をすべきか記しています。
この本の素晴らしい点は、指導の出発点に音読を取り上げているところです。
私も同感です。
音読することで、大人も子供自身も自分の読みの悪い点を確認できます。
この着眼点は実際に指導してきた経験があるからこそだと思います。
そこから字の汚さの矯正から「、」の付け方まで、事細かく記述してあります。
また、子供たちが苦しむ「読書感想文」をはじめとする作文指導も載っています。
そもそも皆さん、学校でどのように読解をすればいいか教わったことはありますか。
日本語だからできて当然と、指導されることはなかったと思います。
皆さんも、国語の勉強と言えば「漢字を覚える」くらいしかしなかったのではないでしょうか。
他に何をやっていいか分からない。
そんな方はこの本を読めば、「そうすればいいのか。」ときっと納得するでしょう。
実は国語の読解は難しくなく、コツさえわかれば5教科の中で一番点数を上げやすい教科です。
恐らく、それがばれるとみんなが満点を取ってしまうので教えないのではと思います。
国語の勉強の仕方、指導の仕方が分からない。
自分に表現力がなく、うまく相手に伝えられない。
理解力を上げて、様々な文章を正確に読めるようになりたい。
以上のようなことを感じていらっしゃる方は是非読んでいただきたいと思います。
2017.10.27
定期テスト前恒例 葛西TKKアカデミーの塾無料開放!ここでテスト勉強しましょう!
来月中旬にはもう期末テストがあります。
葛西TKKアカデミーではテスト対策と称して全ての中学生のために塾を開放します。
今週末からテストがあるまで、毎週週末は開けます。
自習に来て課題を済ませたり、テスト前の練習問題をしましょう。
葛西TKKアカデミーに在籍していなくても構いません。
気軽に来て、勉強してください。
家ではなかなか勉強しづらいと思います。
ここなら集中して勉強ができます。
いらした全ての中学生の勉強のサポートを行います。
5教科全てに対応し、指導します。
何でも遠慮なく質問してください。
しかも無料!!!
「学校で習ったけどよく分からなかった。」
「休んで抜けてしまった。」
「分かっているつもりだけど、確認したい。」
「学校の課題をする場所がほしい。」
「だいたい分かったから、もっと練習問題を解きたい。」
など思っている生徒は是非訪ねてください。
皆さま大歓迎です。
平日も開けていますので、学校帰りに立ち寄っても結構です。
葛西TKKアカデミーを利用して、テストでいい成績を残しましょう。
興味のある方、来て勉強したいという方は連絡ください。
この機会をお見逃しなく。
2017.10.24
映画紹介『take a picutre』留学生の苦労が切なく伝わります
本日は「vimeo」という動画サイトに出展された『take a picture』というショートフィルムをご紹介します。
ショートフィルム『take a picture』のリンクはこちら
日本に留学して日本語を勉強する主人公の少女は、母国に病気の妹がいます。
留学のためか生活のためか、すでに借金もあり、その返済や妹の治療費も彼女の仕送りに頼らざるを得ない事情があります。
昼間は日本語学校で一生懸命勉強し、夜はバイトでくたくたになる毎日。
授業中でも遊んでいる他の留学生とは対照的に、彼女はまじめに頑張っています。
でも現実は厳しく、そんな彼女に冷淡な言葉を浴びせ、学費が払えないと強制退学と警告します。
今まで以上にバイトに励み、とうとう授業中も起きていられなくなってしまいます。
10分ほどの映画でしたが、私にはずいぶん長く感じられました。
また、深く考えさせられました。
それほど内容の濃い映画でした。
経済発展のお陰で、日本に来る留学生の中にも裕福な学生が増えましたが、まだこのような苦学生がいることも真実です。
こんな時代だからこそ目につきにくくなっている留学生の問題を、この映画は鋭く捉え、私たちに再認識させます。
最近ではコンビニや飲食店でも多くの留学生を見かけます。
彼らもこんな事情を抱え、だからこそ経済的社会的弱者として日本の社会に埋め込まれているのなら、何とか手を差し伸べたいと感じました。
同じ人間として、助けることはできないだろうか。
このような思いもあり、葛西TKKアカデミーは在日の外国人の方々の支援に積極的でありたいと考えます。
私自身も海外留学した時、とても苦労しました。
社会の異質なものである辛さは理解できます。
10分ほどの短編なので、お手すきのときにちょっと目にしていただければと思います。
10/30までの掲載です。
2017.10.23
書籍紹介『小学生のための英語練習帳シリーズ』
2020年度から新指導要領に変わり、学校の授業も大きく変わります。
その中でも注目すべき内容の一つが、小学校の英語正式教科化です。
小学校5年生より英語が正式な教科となり、成績評価の対象になります。
つまり、中学校のようにきちんとテストなどで評価をし、成績として残るのです。
今までは英語活動として行われることはありましたが、正式な教科ではないので、評価はありませんでした。
今行われている英語活動は小学3,4年生にずれます。
まだ具体的に決まっていないことも多いですが、成績になることは決まっています。
従って、先を見越して早めに英語に取り掛かるのも一つの方法でしょう。
そこで本日紹介するのは、『小学生のための英語練習帳シリーズ』(旺文社)です。
三冊からなるこのシリーズは、アルファベットから発音、単語から簡単な英文まで、初級を一通り勉強できます。
とても丁寧な解説で、カラーになっているので見やすいです。
イラストもふんだんで、小学低学年の児童には親しみやすい作りになっています。
CDもついているので発音も勉強できます。
スマートフォンやタブレット端末でも音声の確認ができるので、どこでも簡単に練習ができます。
英検5級程度の内容となっています。
先ず基本的な語彙と簡単な文章力を身に付ければ、実際に英語の授業が始まっても安心です。
難を挙げるなら、フォニックスの練習をできるようになっていればよかったです。
そこはこちらでフォローした方がいいでしょう。
発音は言語を学ぶ上で最も大切です。
なぜなら、発音が分からないと聞き取りもできませんし、頭で考えることもできないからです。
この点を補えば、初球英語の練習としては最適と判断します。
実際に、葛西TKKアカデミーでも使っています。
この本で基礎がある程度できれば、英語の物語などの読み物をどんどん読ませ、英語力をつけていきたいと考えています。
皆様も小学生の英語をお考えならば、気軽にお問い合わせください。
2017.10.21
子供たちのなりたい職業って・・・
先日、中高生の将来なりたい職業についての調査結果が出ました。
中学生男子
1位:ITエンジニア・プログラマー
2位:ゲームクリエーター
3位:ユーチューバーなどの動画投稿者
4位:プロスポーツ選手
5位:ものづくりエンジニア
中学生女子
1位:歌手・俳優・声優などの芸能人
2位:絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)
3位:医師
4位:公務員
5位:文章を書く職業(作家・ライターなど)
高校生男子
1位:ITエンジニア・プログラマー
2位:ものづくりエンジニア
3位:ゲームクリエーター
4位:公務員
5位:学者・研究者と運転手・パイロット
高校生女子
1位:公務員
2位:看護師
3位:歌手・俳優・声優などの芸能人
4位:教師・教員
5位:絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)
いかがでしたでしょうか。
自分たちのころと随分変わったと思いましたか。
個人的な印象ではガテン系の作る仕事に男子は人気があるなと思いました。
ただし、ITを使った頭脳系のですが。
特に注目したいのは「ユーチューバーなどの動画投稿者」でしょう。
これまでになかった全く新しい分野です。
葛西TKKアカデミーの生徒もよくユーチューバーの話をしています。
みんなよく見ているようです。
憧れの職業になるほど、子供たちの間では地位が上がっているのでしょう。
とは言え、生活ができるほどのユーチューバーはごく一部だということも分かっているようです。
一方、女子はIT関係のクリエーターは男子に比べ人気がないようです。
もっとも「絵を描く仕事」や「文章を書く仕事」もパソコンを使ったりするので、大きなくくりでは同じかもしれません。
こうやって見ると、時代の移り変わりを感じずにはいられません。
皆様はどう思われましたか。
いづれにしても、子供たちが将来の夢に向かっていけるように、全力でサポートしたいと葛西TKKアカデミーはいつも考えています。
2017.10.19
数学って美しい
数学というと難しいイメージ、よく分からないものというイメージがあります。
学校でも勉強でしか必要なく、日常からかけ離れたもの、つまらないものと感じる人も多いでしょう。
そんな数学もGIFを使ってアニメーションにすると、感動すら覚えるものに変化します。
本日ご紹介するのは、そんなネガティブな数学のイメージを一新してくれるページです。
『気持ちよすぎる数学的GIFの世界』BuzzFeedへのリンクはこちら
GIFというのはコンピュータのファイル形式で、画像を入力すると簡単につなぎ合わせてアニメーションにしてくれます。
この手軽さから最近は特にGIFを使った動画があふれています。
このページの動画はGIFを使って作成されたものですが、数式やグラフなどが普段と違った視点から見られ、とても面白いものばかりです。
「なるほど、こういうことだったのか。」と改めて理解させてくれるものや、単純にその動きが滑稽なもの。
不思議な感覚に捕らえられたり、純粋に美しいと感じさせてくれるものがあります。
ただ単に嫌悪感を抱くのではなく、こうやって見直すと新たな発見があり、楽しくなってきます。
勉強をただテストのためだけに覚え、その後は役に立たない無意味なものと思わないでください。
このようにちょっとした工夫で、少しでもその面白さや感動を受け取っていただければと考えています。
また面白そうな記事を見つけましたらお知らせしますので、お楽しみに。
2017.10.17
映画紹介『わたしたち』 いじめなどの子供たちが直面している問題をリアルに描き、色々考えさせる映画です
本日は皆様に見ていただきたい映画があるので、ご紹介します。
韓国映画で『わたしたち』です。
日本と同じく学校教育が重んじられる韓国でも、子供たちが多くの問題を抱えています。
この映画は、韓国出身の監督の実体験をもとに、韓国におけるい社会問題を描いています。
11歳という子供たちの人間関係が、学校ヒエラルキーの中でいかに複雑に変化していくか。
家庭環境や格差、そしていじめの問題をリアルに映し出しています。
友情や裏切り、嫉妬など幼い子供が直面する現実を通して、苦しみながらも成長する姿に感動と共感を覚えます。
と同時に、学校という子供たちを取り巻く環境を舞台に、現実世界で自分がいかに振る舞い、子供たちに何をしたか再認識すると共に、深く後悔と反省の念にもかられます。
やはり、子供だけの問題としてではなく、大人も誠実に関わりながら、子供たちの成長を促す必要があるでしょう。
そのためには良き手本として、誇れる存在であるように努めることが大切です。
大人も大人でつらい。
でも、だからと言って安易に流され、子供に歪んだ世界観を与えるのもよくないと感じました。
この映画に出演する子供たちは、演技の経験がほとんどない子供ばかりだそうです。
子供たちの素直な、そしてリアルな演技を引き出すために、監督はできるだけセリフなどで縛らず、状況の説明だけして、撮影中は極力子供たちに任せたそうです。
その甲斐あって、映画はドキュメンタリーかと思うほど、自然な演技と表情が見られます。
公開から日にちは経っていますが、まだ都内でも見られる映画館があります。
勧めの作品です。
是非一度足を運んでいただきたいと思います。
2017.10.15
2020年度からの新指導要領 プログラミングについて
2020年度から学習指導要領が大幅に変わります。
今までも葛西TKKアカデミーはそのことに触れてきましたが、今回はプログラミング教育についてお話します。
中学ではすでに技術の時間にロボットを使ってプログラミングの授業を行っています。
しかし、実際に社会で活用するのはウェブ関連のプログラミングです。
そこで新学習指導要領ではこちらのプログラミングに重点がシフトしています。
また、高校では文系理系共に必修科目としてプログラミングを履修することになります。
小学に関しては中高校と違い、もともと関連した授業がなかったため、プログラミングの導入には慎重論がありました。
しかし、新学習指導要領に言語能力、問題発見・解決能力、情報活用能力が示され、プログラミングの導入が必要となりました。
これらの基礎能力習得にはICT(Information and Communication Technology)の活用が必須で、ICTを使いながら各教科でアクティブラーニングを展開する。
そのためには、ただICTを使えるだけでなく、どのような仕組みなのかを理解する必要があるからプログラミングを学ぶべきだということです。
ITの専門家を育てようという訳ではないが、ICTが今後広く社会に普及し、人の仕事の多くがAIなどに置き換わられると言われる現代、人が主導権を離さないためにもプログラミングを理解しなければならないそうです。
とは言え実際の活動としては、小学生に対し高度なプログラミングの習得を期待している訳ではなく、むしろ体験を通してプログラミングのすごさを実感してもらうことが主旨のようです。
また、アルゴリズムなどを利用して他の教科との関連付けと活用も考えられています。
ただ問題は指導する先生の技能でしょう。
新しいテクノロジーが導入されるとき、どうしても大人はその習得と適応が難しいです。
十分な理解と実践がないまま、現場で授業を行わないといけないという状況は、非常に厳しいものがあります。
外部との連携も考えられていて、プログラミング本来の専門的指導は外部に任せ、教員はその技術を授業に活用できるよう誘導するのが主な仕事になるとも言われています。
更に十分なインフラを整えられるかという問題もあります。
せっかくプログラミングが始まっても、必要なパソコンやタブレット端末などのICT環境が整ってないと困ります。
それは新指導要領の目玉であるアクティブラーニングの成果にも関わります。
こちらのハードの面の充実も忘れてはいけません。
2020年度というと、後わずかです。
それまでにしっかり現場に理念が正しく伝わり理解され、現場の教員と設備の準備を十分整えることができるのか。
これが新指導要領の成否の分かれ目になるでしょう。
考え方は素晴らしいと思いますが、ゆとり教育での教訓を生かし、失敗のしわ寄せが生徒にいかないよう願います。
2017.10.13
中学生の間ではやっているもの『シャクレルプラネット』
今回も子供たちの流行をご紹介します。
今回紹介するのは、『シャクレルプラネット』です。
ガチャガチャの景品で、ネットを通じて子供たちの間ではやっているそうです。
要は動物のフィギュアですが、どの動物も顎がしゃくれています。
リアルな造形とあり得ない顎のデフォルメのミスマッチが特異性を醸し出して、独特の面白さがあります。
絶滅を乗り切るためにバクバク食べて生き残り、結果顎がしゃくれてしまったという設定です。
先日、生徒が持って来て見せてくれました。
そして、今とてもはやっていると教えてくれました。
「こんなものに1回200円も使ってしまった。」とも言っていました。
結構はまっているみたいです。
よくこんなものを作って売ろうと思ったものですが、何がヒットするか分からない時代ですね。
皆さんも子供との話のネタに一ついかがでしょうか。
2017.10.10
『まいぷれハロウィーンワークショプ』にお越しいただき、心よりお礼申し上げます
10月7日(日)、『まいぷれハロウィーンワークショプ』にたくさんの方に足を運んでいただき、心よりお礼申し上げます。
当日の朝は霧雨も降っており大丈夫かと不安でしたが、開始時刻にはやみ、日中は暑いくらいでした。
開始時間前から「チラシを見てパタパタ飛行機を作りたかった。」とブースにお客様がいらして、非常に嬉しく思いました。
やはり、パタパタ飛行機は小さい子供には難しいので、作成はこちらで行い、羽へのシールやカラーマジックを使ったデコレーションをしていただきました。
一生懸命絵を描いている子供たちの姿に微笑ましく思いました。
そして、子供たちが完成させた羽を飛行機に取り付け飛ばしてあげると、みんな大喜びでした。
本当によく飛びます。
風邪に乗れば20~30メートル以上は飛んだでしょうか。
前回のイベントで好評だったゴム動力車も作りました。
こちらも同様にデコレーションをして、完成。
みんな集中して黙々と作り、オリジナルの素敵な自動車ができました。
こちらも早速走らせ、勢いよく疾走する姿に歓喜していました。
終了間際にも工作に来ていただき、その熱心な子供たちの姿に感激しました。
多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。
またこのような機会があれば、ぜひ参加したいと考えております。
今後とも、葛西TKKアカデミーをよろしくお願いいたします。
2017.10.06
書籍紹介 『学習塾トップ講師がすすめる読解力アップ直結問題集 小学校の国語』
最近、趣味の読書紹介が続いているので、今回は生徒の勉強に直結する本をご紹介します。
本日紹介するのは『学習塾トップ講師がすすめる読解力アップ直結問題集 小学校の国語』高濱正伸, 片岡上裕 (実務教育出版)です。
子供たちを教えて思うことは、問題を解く以前に、文章を理解できていないということです。
問題の意味が分からないから、何を答えていいのか分からない。
何を答えていいのか分からないから、何をどのように解けばいいのかもわからないということです。
つまり、国語力(読解力)のなさが問題であることが多いのです。
そこで今回はこの本を紹介します。
この本は文章のつながり(主に接続語)を中心に、論の展開が分かるように書かれています。
文と文のつながり方を理解し、それをサイン化します。
そのサインを活用して実際の読解でも役立つように意図された本となっています。
カラー印刷でマンガを交えることで、子供にも親しみが持てるように工夫されています。
無理のない量を毎日することで、約1ヶ月以内に全て習得できるようになっています。
もちろん問題も用意してあり、学んだことを練習できるようになっています。
一応小学生向きとなっていますが、読解力の弱さを考えると、中学生にもお勧めできると思います。
ただし、文同士の関係を中心とした読解なので、語彙の部分のフォローは必要なので注意してください。
先ほども申した通り、読解力は全ての教科に通じるので、ぜひ身に付けてほしい力です。
これは問題を解くときに限らず、教科書や先生の説明を理解するのにも必要です。
そして、この本だけで十分ではないので、更なる読書で実践練習して、読解力に磨きをかけなければなりません。
この本だけで安心という訳ではありませんが、読解力向上の第一歩としてお勧めします。
2017.10.04
いろいろな理由で学校に通うのが困難な生徒の力になります
生徒たちの中には学校に行きたくても行けない生徒がたくさんいます。
葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの力になりたいと考えています。
体調やいじめ、家庭の事情、先生との確執や勉強に関する問題など、学校に通えない理由は様々です。
現に葛西TKKアカデミーは、体調のせいで登校できない生徒も扱っています。
学校に行ったとしても教室に入れず、保健室や相談室で過ごす生徒も多いそうです。
しかし、そのような場所も限度があり、全ての生徒が利用できる訳でもありません。
また、問題が起こったときも、学校が必ずしも満足いく対応ができるとは限りません。
つまり、学校の対応にも限界はあるのです。
そのような場合は学校外に助けを求めても、何の問題もないと考えます。
どうしても公的機関では意思決定に時間がかかり、その間に当事者の問題がどんどん深刻になります。
迅速な対応と選択肢を増やすという意味でも、様々な組織と連携を取り、協力することは有効と考えます。
葛西TKKアカデミーはそのような点においても、お役に立てると信じております。
葛西TKKアカデミーは大手塾とは違い、小規模だからこそ生徒それぞれの状況に合わせた授業ができます。
学校に居場所が求められないなら、葛西TKKアカデミーは喜んでその空間を開放します。
こちらに通うのが困難であれば、インターネットを利用したオンライン授業も提供しております。
勉強が嫌にならないように様々な工夫も凝ら、分かりやすい授業をモットーとしております。
家庭と本人と連携を取りながら、生徒を一人の人間として尊重し、最善の対応を心掛けています。
それは勉強に限ったものではありません。
この柔軟性と生徒に対する熱い思いが、葛西TKKアカデミーの強みだと自負しております。
学校に通うことが困難である家庭がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
まずはご相談から。
2017.10.01
書籍紹介 『驚異の未来生物:人類が消えた1000万年後の世界
本日ご紹介するのは『驚異の未来生物:人類が消えた1000万年後の世界』(創元社)です。
この本はセバスティアン・ステイエというフランスの古生物学者が想像した未来生物を紹介しています。
これは単なる空想ではありません。
科学的根拠と進化に基づき、プレートテクトニスに従った1000万年後の地球環境を踏まえ、実際に現れるであろう生物を考えているのです。
化石などから恐竜など、かつて生きていた古生物を紹介する本は数多くあります。
そういう意味ではユニークではありますが、このような本がなかった訳ではありません。
ドゥーガル ディクソンの『アフターマン』や『マン アフター マン』は有名な所でしょう。
しかし、この本の最大の魅力は、考え出された未来生物をCGで再現し、あたかも存在している生き物の写真を撮ったように生き生きと見せていることです。
これにはマルク・ブレーというCGクリエーターの力が大きいです。
フランス人の両者がタッグを組むことで実現したこの本に掲載されている生物は非常に魅力的です。
驚きと共に知的好奇心をくすぐらずにはいられません。
例えば、
シロナガスクジラより大きなオタマジャクシ。
キリンのように背が高く、四足歩行する鳥。
獰猛でエイリアンのようなイカ。
空を滑るように飛ぶムカデ。
モンスターのゴブリンのようなコウモリなど。
その全てが想像を絶するものです。
読んでみて非常に興味深い本となっています。
機会があれば手に取って、知的好奇心を刺激してみてください。
秋の読書にお一つどうぞ。
2017.09.28
ポケモンを解剖してみると…
今回もちょっと面白そうなサイトがあったのでご紹介します。
こちらChristopher Stoll というクリエーターが作った『PokeNatomy』という非公式のサイトです。
あの世界的人気を誇るポケモンを実在するものと考え、それを実際に解剖するとどうなるかというのを想像し紹介しています。
かなり真剣にリアルにポケモンたちの内部を描いているので、かえってグロテスクに感じるかもしれません。
非公式のサイトなのでお金を払ってまで購入することはないかと思います。
しかし、このような着眼点を持ち、想像力を働かせることができるのは素晴らしいと思います。
生徒と接すると想像力が乏しいと感じることが多々あります。
想像力がないというより、想像することに慣れていないのでしょうか。
いつも教えてもらってばかりで自分で考えない、いや、考える余裕を与えられていないのかもしれません。
自分から考えることを面倒と思ってしまうようです。
効率よく答えを出すことを要求されるので、寄り道する時間がないのでしょう。
本当は寄り道にたくさんの発見があり、学びのチャンスがあるのですが。
いずれにしても、葛西TKKアカデミーは生徒の好奇心と想像力を大切にしたいと考えています。
2017.09.26
消える大学 今どきの大学事情
今年もセンター試験の出願が始まり、本格的に大学受験の季節となってきました。
最近では一般入試の他に推薦入試やAO入試など、多様な入試方法が用いられるようになりました。
今や一般入試以外で大学に合格する人は4割を超えています。
特に私立大学では、2000年以降、AO入試実施が目立ちます。
現在では国公立大学でAO入試を行っているのは70校くらいですが、私立大学では450校を超えています。
受験生は置かれている状況を踏まえ、自分に合った受験方法を選ぶようになっています。
そんな中、先日興味深い記事を見つけたのでご紹介します。
『入学した途端に「大学消滅」!? そうならないための「賢い志望校選び」とは』 (AERA dot.)
内容としては、入学しても大学が次年度からの新入生の募集を停止し、卒業後、大学がなくなることがある。
だから、なくなりそうな大学を受験の段階で見極める必要があるということです。
ベビーブームが大学を受験するときは、「受験戦争」とまで言われ、誰もが必死になって勉強し、大学の狭き門をくぐったものでした。
需要があるので、新設の大学や学部学科がどんどんできました。
しかし、少子化が進み受験生も年々減少する中、今度は供給不足となり経営が困難になる大学が出てきました。
国公立大学や私立の上位大学はまだしも、下位のみならず中堅の私立大学も学生の募集に苦労しています。
そこで目新しい学部を作って注目を集めたり、校舎を新しくしたりして、入学希望者の増加を試みました。
AO入試の実施が私立高校で増えたのも、このような事情があったからです。
それでも定員割れする大学が増えています。
大学を調べる時に「Fランク」とあるのは定員割れで、全員合格の大学です。
にもかかわらず、学生が集まらないで経営破綻に直面する大学が続出で、「大学消滅」も冗談ではないのです。
記事では2018年から学生人口の減少が本格化し、2031年までに100の大学が消滅しても不思議ではないそうです。
ところでこの記事には、そんな消滅の危険性のある大学を見極めるポイントが書いてあるので、簡単に紹介します。
1.収容定員充足率に注目。
これが低い大学は生徒が集まっていないので危険。
2.センター試験利用の志願者が40%を大きく超えている私立大学も危険。
一般入試の募集力の低下の表れでブランド力の劣化とも考えられる。
3.AO入試や推薦入試のウェイトが大きい大学は今後苦しくなる。
2020年からの入試改革により合格発表の日程が後ろにずれるので、これまでのように早期の学生確保が難しくなる。
4.専任教員比率があまりに低い大学は「アクティブラーニング」に対応しづらい。
医療系では60~70%、芸術系は20~30%が平均。
5.国立大への運営費交付金の増減推移を調査。
今後、文科省からの運営費交付金が削減される可能性がある。
6.地元の産業や企業とその将来性を研究。
大学と提携している地元企業があるかが重要なポイントとなる。
2017.09.25
クイズ 正しい日本語はどっち
日本語クイズの3回目になります。
今回もクイズを通して、自分の使う日本語をチェックしてください。
1.「なし崩し」の意味は
A:うやむやにする
B:少しずつやる
2.「鳴かず飛ばず」の意味は
A:将来のために力をじっと蓄えること
B:特に目立った活躍もなくいまいちなこと
3.「微妙」の意味は
A:ちょっと違ってはっきりそうとは言えない様子
B:一言では言い表せない繊細で複雑な様子
4.「しおどき」の意味は
A:絶好のチャンス
B:引き下がる時期
5.「割愛」の意味は
A:必要ないから省くこと
B:必要あるけど省くこと
6.「憮然とした顔」とは
A:腹を立ててむっとしている表情
B:落ち込んでぼーっとしている表情
7.「詰まる」の意味は
A:行き詰まって答えが出ない様子
B:結論が出る段階に近づいた様子
8.歌や話の「さわり」とは
A:最も盛り上がる部分
B:始まりの部分
いかがでしたでしょうか。
それでは答えです。
1. B
「なし崩し」はもともと借金を少しずつ崩して返済するという意味です。
だから、コツコツと少しずつやって最終的に全て終わらせることを意味します。
「うやむやにする」や「曖昧にする」、「その場の勢いでやる」というのは本来間違いです。
2. A
これは中国の故事成語で、昔、王が3年間、特に政治らしいこともしていなかったので、家臣がそれを王に尋ねたところ、「今は飛ぶこともなくこともないが、ひとたび飛べば天高く昇り、ひとたび鳴けば人々をきっと驚かすだろう。」と言ったそうです。そして実際にその後すぐに王は動き、国を見事治めたそうです。
ここからチャンスのためにじっと力を蓄え、時が来れば活躍できるように備えているという意味です。
3. B
こちらも現在ではAの意味の方が主流となって使われていますが、本来はBの意味です。
本来は褒める言葉だったのですが、「微」のわずかという意味が強まり、Aの意味として誤用されています。
4. A
もともと干潮、満潮になるときを指し、何かをしたりやめたりする良いタイミングを表し、よい意味で使われます。
しかし、こちらも現在では「あきらめ時」のような悪い意味で使われることが多いです。
5. B
こちらもよく間違って使われます。
「本当は話したいんだけど、仕方なく省く」というのが本来の意味です。
愛着を割って捨てるから、惜しいと思いつつも断ち切るということなのでしょう。
6. B
こちらもよく間違って使われますが、本来はBの意味です。
しかし、現在ではほとんどの人がAの意味で使うようです。
7. B
おそらく「行き詰まる」と混同してこうなったのではないでしょうか。
でも本来はBの意味で、もう少しで解決する状態を表します。
8. A
これも初めの部分と思って使う人が多いようです。
義太夫節からきている用語で、最も目立つ箇所だそうです。
だから「歌のさわりを歌って」と言われたら、サビの部分を熱唱しましょう。
以上、いかがでしたでしょうか。
案外間違った用法の方が市民権を得ていて、みんなそちらの意味で使っていたりしますよね。
誤解なくコミュニケーションができるにはどちらがいいのか考えつつ、今日はここまで。
2017.09.22
来年度から小学校でも英語が導入されます
2020年から指導要領が大幅に改定されます。
これは小学校から高校までの学校教育においてです。
更に大学入試も変わるので、日本の初等から高等までの全ての教育が変わるということです。
この新指導要領の中に小学校における英語の正式授業化があります。
本格的に変わるのは2020年度からですが、移行処置として来年4月から小学校での英語の授業が始まります。
そこで先日文科省が来年度から使う英語の教材を発表しました。
書籍の教材の他、音声や映像教材も含まれています。
「聞く」「話す」の技能から始め、「読む」「書く」の技能まで広げます。
児童が興味を持ちそうな題材や身近な場面設定を使って、自分や身の回りのことを、簡単な語句や表現を使って表現できるように作られています。
そして,外国語によるコミュニケーション能力の基盤を育てることが目的となっています。
更に、中学校の英語教育との連携を考え、過去形や代名詞の指導も含まれるようです。
「もともと英語教育の経験が少ない小学校教師が指導できるのか。」
「英語に使う時間をどのように捻出するのか。」
「英語が嫌になる期間が早まるだけではないのか。」
など、様々な憶測が飛び交っています。
また、実際に多くの小学教員が不安を抱えているようです。
教材が何であれ、英語の早期化がどうであれ、その成否は現場の人間次第だと思います。
それを無視した改定にだけはしてほしくないものです。
なぜなら、失敗した時の一番の被害者は生徒なのだから。
2017.09.21
先輩たちが中学三年生のためにいろいろ話をしてくれました
実際の経験者から話を聞くことは、説得力があり実感として伝わります。
高校受験を控えて未知の不安に苛まれる中学三年生にとって、先輩の話を聞くことは悩みを取り除くのに大いに役に立ちます。
葛西TKKアカデミーはそのことを理解し、実際に先輩の経験や知恵、考えを聞く機会を設けます。
昨日も先輩方が来て、今の中学三年生と交流をしてくれました。
高校とはどんな所なのか。
いいところも悪いところも包み隠さず話してくれました。
率直に洗いざらい全て話すことが大切で、悪いことも含めて全ての現実を知るのが大事です。
もちろん現実は希望もあれば失望もあります。
大事なのは、その100%自分の思い通りではなく否定できない現実を受け止め、自分がどのように対処するかということです。
それはより正確な選択をし、入学後、こんなはずではなかったと思わないためでもあります。
経験は人それぞれで、必ずしも自分も同じ経験をするわけではありませんが、そこから得られる教訓は誰にでも有益であります。
話は高校の勉強や部活だけにとどまらず、友達などの人間関係、将来の進路など多岐にわたりました。
中学生も自分たちの不安に思うことについて発言し、相談していました。
また、先輩方からも中学生に質問をして、お互いに意見交換をするなど、とても有意義でありました。
お茶屋お菓子を交えながら、終始和やかな雰囲気の中で交流は進みました。
先輩方は今後も出会った中学生に力になってくれると約束してくれました。
中学生も頼れる先輩に出会えたことで、受験のプレッシャーが少しは軽くなったと思われます。
このように直接先輩との交流を持てる機会は他塾ではなかなかないと自負しております。
そして、後輩のために力を貸してくれる先輩がいてくれることに感謝します。
常に生徒のために何ができるかを考え、可能な限り積極的に行動したいと考えています。
今後もこのような機会を増やしていきます。
葛西TKKアカデミーは他塾とは一味違った塾であります。
ここでしかないものがたくさんあります。
皆様も一度のぞきに来てください。
2017.09.19
『まいぷれハロウィーンワークショップ』に参加します
葛西TKKアカデミーは10月7日に葛西住宅公園で行われる「まいぷれハロウィーンワークショップ」に参加することになりました。
先日の『まいぷれ夏休みワークショップ』が好評でしたので、新たにイベントに参加することになりました。
また、工作をします。
そこで、当日に作るパタパタ飛行機を試作して飛ばしてみました。
こんな感じです。
ゴム動力を使って羽を羽ばたかせて飛びます。
前回のゴム動力車よりも難易度は上がっていますが、大人が手伝ってあげれれば子供でも作れると思います。
予想以上にパタパタしながら飛んでいます。
動画を公開していますので、そちらもご覧ください。
もちろん、前回好評だったゴム動力車もやります。
たくさんの方々のご来場をお待ちしております。
2017.09.18
子供たちの居場所について
先日、政府の『子供・若者白書』で子供たちの居場所に関する調査結果が載っていました。
それによると、子供たちが一番自分の居場所と思っているのは、1位が自分の部屋(89.0%)、2位が家庭(79.9%)、3位がインターネット空間(62.1%)だそうです。
次いで地域(58.5%)、学校(49.9%)、最後に職場(39.2%)になります。
気になるのがインターネット空間が62.1%で3位であることと、学校が49.9%で居場所としてはかなり低いことです。
インターネット空間が高い理由はその利用の手ごろさにあるようです。
簡単に参加でき、情報発信や収集ができます。
しかし、そこで出会う人たちを信用しているかというと、そうでもありません。
「楽しく話せるときがある」「困ったときは助けてくれる」「強いつながりと感じている」と答えた人は少なく、お互いの気持ちが正しく伝わりにくく、情報を悪用される危険性を感じている生徒が多いようです。
一方、学校が低いのはやはりいじめなどで生徒たちが孤立状態にあるからのようです。
学校が自分の居場所ではないと答えた生徒は、家族や友人に対しても何でも相談できると思わない割合が高いことから推測できます。
つまり、学校の中だけでなく、外でも心を許せる人がいない、身近な人との関わりが薄いことが分かりますが。
ちなみに生活の充実度を見ると、居場所がどこにもない生徒は充実度も低く、逆に居場所が多いほど充実度も上がっていくようです。
また、何事も相談できる相手がいる生徒は生活の充実度が高い傾向があります。
以上のことから、生徒にとって自分の居場所があることが生活の充実度に大きく関わっていることが分かります。
インターネット空間は簡便だが信用のおける場所でないことは、生徒も理解しているようです。
よって居場所を提供するとともに、信頼のおける人間がいることが重要となります。
そういう意味では、学校は生徒にとって十分でないことが、調査結果からみて取れます。
居場所もなく信頼のおける相談相手もいない生徒は孤立して、脱落していく可能性が高くなります。
だからこそ、葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの居場所となり、生徒たちの支えになれる存在でありたいと願っています。
2017.09.14
書籍紹介『大人の語彙力がつかえる順で身につく本』
久しぶりの書籍紹介です。
夏休みは忙しく、本屋で本を調べる時間がなかなかなくて、やっと行くことができました。
言葉の使用が不適切だと、そのつもりはなくとも誤解を生み、トラブルになることがあります。
逆に、言葉の使い方がうまいと、より正確に自分の言いたいことを伝えられ、不必要な争いを避けることができます。
本日紹介するのは吉田裕子の『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)です。
この本はそれぞれの状況に使える言葉を紹介すると共に、言葉の意味を丁寧に説明してあります。
また間違えてよく使っている言葉、昔と今で一般に使われる意味が変わってきている言葉など、分かりやすく書かれています。
実は知っているのに使えない、忘れている言葉が非常に多いことに気づきます。
この本を読むことで、そんな言葉をもう一度掘り起こし、実践することの助けになると思います。
読んでみて、「なるほど、うまい表現だな。」と思える言葉がたくさんあります。
今まで人との関りで、自分の思いがうまく言葉にできない、不本意に相手を不快にさせてしまったという経験のある方にお勧めします。
言葉は非常に大切です。
それは人の思考に直接関わるからです。
自分の発した言葉が、情報として伝わるだけでなく、発した人そのものの人格まで伝えます。
だから、言葉の使い方一つで、その人の印象は大きく変わります。
また、自分自身も豊かな語彙を持っていれば、思考の範囲が広がり、より大きな心で物事を捉えることができます。
IT化が進み、発信が簡単になった今、パソコンなどの自動変換機能は、人に言葉を考える機会を奪い、本当に人の語彙力が貧困になっています。
それは生徒たちの発言や作文を見ると顕著です。
子供に限らず大人ももう一度言葉を見直し、豊かな心を取り戻しましょう。
2017.09.12
進化したウォーリーを探せ
勉強が嫌になると、いくら勉強しても効果が上がりません。
逆に、勉強が楽しくなると、どんどん自分から勉強をするようになります。
楽しさは勉強にとって非常に大切です。
だから、面白いものを敏感に見つけられるように心がけています。
また、楽しいホームページを見つけたのでご紹介します。
今回紹介するのは『Creation Visite Virtuelle』です。
Creation Visite VirtuelleのFacebookへのリンクはこちら
このページに上のような絵があるので、クリックしてください。
何と昔懐かしい『ウォーリーを探せ』ではないですか。
ご存知ですか。
1980年代に流行った、絵の人ごみに紛れている、赤と白の縞模様の服と帽子をかぶった、眼鏡をかけた男の子、ウォーリーを見つける遊びです。
しかも、Creation Visite Virtuelleは『ウォーリーを探せ』を復活させただけではなく、彼らの技術はこれを360度サラウンドの写真にしたのです。
もうこれは楽しさ倍増です。
もちろんこの絵の中にもウォーリーが隠れています。
絵をグルグル回しながら彼を見つけてください。
ほら、あそこにいますよ。
さらにこの絵には、ウォーリー以外のキャラクターが隠れています。
ミニオンにET、それからシンプソンズのお父さん(ホーマー)もいますよ。
頑張って見つけ出してくださいね。
葛西TKKアカデミーは今後も皆様に楽しい情報を発信したいと考えています。
2017.09.10
結構間違っていませんか クイズ正しい日本語はどっち
前回に引き続き今回も、クイズ形式で日本語を考えてみたいと思います。
1.いい加減にすることは
A.なおざり B.おざなり
2.うまく要点をつかむことは
A.的を得る B.的を射る
3.「陳腐」の意味は
A.古臭い、ありふれた B.意味がない、つまらない
4.「姑息な」の意味は
A.卑怯な B.一時しのぎの
5.「失笑」の意味は
A.思わず笑うこと B.笑いも出ないくらいあきれる
6.自分に仕事をこなす自信がない時に言う言葉は
A.私には役不足です B.私には力不足です
7.「琴線に触れる」の意味は
A.不愉快になって怒る B.良いものに触れて感動する
8.「下世話」の意味は
A.低俗な話 B.普通の人が使う言葉での話
9.「黄昏る」の意味は
A.ぼーっと物思いにふける B.盛りを過ぎて衰える
10.「にやける」の意味は
A.薄笑いを浮かべる様子 B.なよなよしている様子
いかがでしたでしょうか。
それでは答えです。
1. B
「おざなりな~」などと使って、でいい加減に物事をすることを意味します。
「なおざりになる」「おざなりにする」で何もしないでそのままにしておくという意味になります。
2. B
本来、矢が的をつらぬく様から生まれた言葉で、「的を得る」は誤用と言われています。
しかし、調査によると「的を得る」で使う人の方が多く、こちらが一般化してきています。
3. A
古くから使われ平凡になってしまっていること。
だからつまらないと解釈できなくもないかもしれませんね。
4. B
「姑」はしばらくの間、「息」は休息の意味。
しばらくの間休むことから、一時しのぎの意味になります。
5. A
笑ってはいけないときの思わず吹き出してしまうことです。
「失」はうっかりの意味です。「失笑」だから笑いを失うのではありません。
6. B
こうやって聞くと分かりやすいですが、実際には両者を混同して使うことがよくあります。
7. B
心の奥にある物事の共鳴する感情を琴の糸に例えた表現。
実際の使用では、両者の意味は拮抗して使われています。
8. B
「下」の文字から「下品」の印象があるようです。
本来は一般の人が発するごく普通の話を意味します。
9. B
夕方を「黄昏時」というように太陽が沈む様から「盛りを過ぎた」という意味になります。
ただ、今は多くの人がAの意味で使っています。
10. B
こちらも「にやにやする」と音が似ていることから、今ではAの意味で使うことが多いようです。
しかし、本来は「若気る」と書いて、男色を売るという意味だそうです。
いかがでしたか。
結構間違って日本語を使っていませんか。
でも、言葉は生き物です。
「正しい」「正しくない」より意味が通じるかが重要になり、時代によって変わっていくのは仕方ないことかもしれません。
一般の使われ方と本来の意味を知って、なぜそうなったのかが分かると面白いと思います。
まだまだ間違って使っている日本語はたくさんあるので、またクイズで出したいと思います。
是非楽しんでください。
2017.09.07
ご存知ですか 都立高校入試の点の出し方、結構複雑です
「なんだ、まだまだだな。」と思ったら、あっという間に都立高校の入試ですよ。
勉強する内容が多い分、早めに準備しないと間に合いません。
とは言え、都立高校入試の仕組みを、まだよくご存じない方もいるでしょう。
そこで今回は入試の最も肝心な得点の仕組みについてお話します。
当日テストを受けて、その点で決まりではありません。
実は入試テスト本番前にすでに得点の何割かは決まっているのです。
本日はちょっと分かりにくい都立高校の入試得点の出し方についてお話します。
学校によって多少の差異はありますが、一般的には次のようになっています。
入試の総合点={300×(主要5教科の内申点合計×1+実技4教科の内申点合計×2)÷65}+{700×5教科の入試得点合計÷500}
ちょっと分かりにくいと思います。
入試の総合点は二つの部分から成り立っています。
一つは調査書点に基づく部分と、もう一つは入試テストの部分です。
入試の総合点1000点のうち、前者には300点、後者には700点が配分されています。
つまり、得点の3割はテストを受ける前に決まっているということです。
それでは調査書点に基づく部分について説明します。
調査書点とは調査書の内申点から算出されます。
内申点とは通知表にある5段階評価の数字をそのまま点数にしたものです。
これを主要5教科は合計点を1倍、実技4教科は合計点を2倍して合計が調査書点になります。
つまり、オール5であれば65点になります。
65点のうち何点取ったかを割合で出し、それに300をかけたものが調査書点に基づく部分の得点になります。
実技4教科は2倍されるので、この部分の得点を上げるには、主要5教科より実技4教科を上げたほうが効率が良いということになります。
当然、この部分の得点が高ければ、入試当日のテストが多少悪くても合格できるし、低ければ当日の点が良くても落ちる可能性があるのです。
ちなみに調査書点が1上がれば1000点の入試総得点のうち約4.6点上がるということになります。
(ちなみに入試得点では1上がると1000点満点では1.4点しか上がりません。)
1点で合否が分かれる入試では、この得点は非常に大きいです。
次に入試当日のテストに基づく部分についてです。
国語、数学、英語、社会、理科の5教科をテストします。
各100点満点で合計500点のうち何点取れたか、その割合を考えます。
これに700をかけて算出された得点がこの部分の得点となります。
学校によっては面接や実技を課すところもあり、その場合は算出方法が変わります。
調査書点と入試得点の比が4:6になっている学校もあります。
また、入試科目が英語、国語、数学の3教科になっている高校もあります。
その場合、調査書点は保健体育、美術、音楽、技術家庭科、社会、理科が2倍されます。
いろいろ複雑な点もありますが、ご理解いただけたでしょうか。
とにかく、普段の勉強の成績が意外と重要であるということです。
そして、これは定期テストの得点のみではなく、提出物や授業態度等も加味されます。
普段からの勉強もしっかりしなければならないということです。
言い換えれば、定期テストが多少悪くても、普段の授業態度や提出物をしっかりしていれば、調査書点を上げることも可能なのです。
入試について、よくわからない、質問したいという方は遠慮なく葛西TKKアカデミーまでお問い合わせください。
2017.09.05
テスト前の過ごし方
今日、中間テストが終わりました。
葛西TKKアカデミーの生徒たちは、週末も塾に来て勉強していました。
成果が出ることを期待しています。
そこで今日はテスト前の過ごし方についてお話します。
端的に言うとテスト前日は勉強しないことです。
それまでに十分に勉強をして、前日に何もしなくてもいいように勉強するのが理想です。
前日に慌ててやっても、結局あいまいで十分理解していないので、それほど成果は出ません。
無理して徹夜して、眠たい頭でテストを受けると、集中力もなくなり、かえってたくさんミスをします。
実力が出ず、よい結果も出ません。
無理して+1の力を身に付けても、寝不足で5の力が出なければ結局-4です。
だからテスト前は体調を万全にして、今持っている力を100%出せるようにするのが最善です。
前日は早めに食事をし、お風呂でゆっくりと過ごし、リラックスしましょう。
そして、早めに寝て、十分な睡眠を取りましょう。
どうしても勉強したいなら、早起きをして、朝さっと確認する程度でいいです。
脳は起きてから2時間ぐらいしないと、本格的に活動できません。
だから、テスト2時間前には起きましょう。
朝食は食べ過ぎず、やや軽めがいいです。
以上のことに注意し、本番当日は実力が発揮できるように準備して、テストに臨んでください。
幸運を祈っています。
2017.09.05
勉強ができない生徒は本当に勉強ができないのか
よく勉強ができないと言います。
しかし、それは本当に勉強する能力が無いという訳ではありません。
経験上、学ぶ力が無くて分からないのではないことが多いです。
1.勉強に対する魅力がない。
勉強しろと怒鳴られてばかりで、勉強そのものが嫌になった。
だから、勉強が苦になり、したくなくなり、頭にも入ってこない。
しかし、頭ごなしに勉強しろとばかり言われ、余計に嫌になる。
この悪循環を繰り返す。
この状況に陥ると、勉強の動機付けをするのは至難の業です。
本来力はあるのに、精神的に拒否してしまうので、いくら勉強しても身につきません。
逆に好きになると、自分からどんどん学んでいきます。
従って、好きにならなくてもいいから、嫌いにさせないことが肝心となります。
2.その場しのぎで定着していない。
テストで結果を出すことだけ求められるので、勉強は直前にしかやらない。
理解するというよりは丸暗記。
これではどうしてそうなるのかが分かっていないし、間に合わせで覚えているだけなので、学習内容が定着していません。
結局、テストが終わると全て忘れてしまうのです。
つまり、テストが勉強の目的となって、習得をおろそかにしているのです。
だから、前の学習事項が基になっている次の内容をやろうにも分からないのです。
新出事項を勉強するために、一度やったことをもう一度しなくてはならないという二度手間になる。
面倒くさいのでやらないと、ますますできなくなる。
授業に集中し、その都度理解し定着させれば何の問題もないのです。
しかし、その日々の積み重ねを面倒くさがり、その場しのぎをするとかえって面倒になる。
これは能力というよりも、普段の学習習慣の問題ですね。
3.何が分からないのか分からない。
自分が実際にできていないのは分かる。
しかし、なぜできないのか、そして何をどうすればいいのかが分からない。
これは客観的に分析してくれる相談相手がいれば解決することです。
それができないで、一人で何とかしなくてはと焦れば焦るほど、より分からなくなります。
親や先生、友達でもいいです。
適切なアドバイスをもらえば、対応できるでしょう。
もしくは話しているうちに自分で問題点を理解し、解決できるかもしれません。
とにかく、一人で悩まず誰かと話し合いましょう。
4.勉強の意味・目的が分からない。
よく「なぜ勉強しなくてはならないの。」と聞かれます。
「そんなのどうでもいいから、勉強しなさい。」なんて思いますが、子供にとってこの問いは非常に重要なようです。
確かに目的も分からずやれと言われても納得いかないでしょう。
そして、この悶々とした気持ちでは勉強に身が入らなくなります。
または、勉強をしないことを正当化するために、意地悪な質問をしているだけかもしれません。
明確な答えがないことは子供も分かっています。
だから大事なのは、自分なりの答えを前もって用意しておくことです。
もしくは、子供と一緒に話し合いながら、子供自身が見つけられるように導いてやることです。
自分なりに納得すれば勉強に手を付けられると思います。
5.教え方が悪く、内容が把握できていない。
実は子供が分からないのは、教え方が悪いからかも知れません。
子供たちが理解したかどうかお構いなしに、教科書をどんどん進めていく。
子供たちの質問に答えない、または質問しにくい雰囲気を作る。
説明が難しく、子供たちの立場で勉強を教えていない。
このような場合は子供たちの問題ではありません。
うまく教えられる別の人を見つけ、教えてもらえば済むでしょう。
他にも学習障害や体調の問題など、子供が勉強できない要因は考えられます。
大事なのは頭ごなしにバカの烙印を押さないということです。
本当は能力がないのではなく、それが妨げられているだけのことが多々あります。
生徒を正しく理解し、本当の問題をきちんと把握することです。
これが葛西TKKアカデミーのスタンスです。
2017.09.03
今年も若者の命が失われました
9月1日は統計上、一年のうち生徒の自殺が飛びぬけて多い日です。
いじめや勉強へのプレッシャーから学校に行くのがつらくなる。
でも、夏休み中は学校というしがらみがなくなって大丈夫だが、また学校が始まるとなると苦しくなる。
そして、二学期の始業式及びその前後に、その苦しさに耐えられず、逃げ場もなくて自殺することが多いようです。
だから、9月1日の前に「無理して学校に行かなくてもいいから、命を大切に。」とメディアでも盛んに言われていました。
しかし、今年も犠牲者が出てしまいました。
毎日新聞によると東京、埼玉の中高生4名が自殺を図り、うち3名が死亡したそうです。
葛西TKKアカデミーにも学校に行くのが困難な生徒がいます。
いじめの話もよく聞きます。
何でそんなことをするのかと思います。
いじめは今に始まったことではありません。
私が彼らと同じくらいのときもやはりいじめの問題がありました。
それが未だに解決できないのだから、これまでのやり方ではだめなのでしょう。
いずれにしても、いじめる生徒は問題ですが、SNSという現代特有の環境がよりいじめを強固なものにしていると思います。
この点に関しては後日お話します。
いじめをする生徒と同じく学校の対応も問題です。
生徒の話を聞くと何でそんなことするのかと思うことがよくあります。
ちょっと考えればもっと適切は対応はあると思えることが多いです。
先生がいじめをひどくしている場合もあります。
しかも、傷ついた生徒は学校に対して信用を失っています。
それなのに学校でしか対応の場がないことも問題です。
学校の形式的で柔軟性のないやり方では、今苦しんでいる生徒に十分答えられないのも事実です。
いじめに限らず、成績や家庭環境など、子供たちを取り巻く問題は深刻です。
今の学校教育という制度はもう限界にきていると思います。
もっと教育の幅を広げ、あらゆる事態に対応できるようにしなければなりません。
それは公教育という枠組みに縛られないものも含みなす。
なぜなら、先ほど述べたように学校というしがらみが生徒を余計に苦しめ逃げ場を閉ざし、命を絶つという結末をもたらしているからです。
さらに、自殺した生徒の後ろに、自殺しないまでも苦しんでいる生徒がいることも忘れてはいけません。
自殺しないからいい、表に出てこないから無視していいという訳ではないのです。
これらの悲劇をなくし、もっと生徒たちに生きる喜びと希望が持てるようにしてあげたい。
葛西TKKアカデミーはそんな生徒たちの居場所となり、彼らを全力で支えたいと考えています。
2017.09.02
衝撃の結果! スマホの使用で学習効果が消える!
脳科学者の川島隆太教授によると、長時間のスマホ使用で2時間以上の勉強効果が消えるそうです。
つまり、スマホを全く使わない、または、ほとんど使わない子よりも、
スマホを1日4時間以上使用していて、自宅で2時間勉強している子の方が、成績が悪いという結果が出たそうです。
ここまではっきり数字で出されるとびっくりで、衝撃も大きいですね。
スマホと子供の成績の相関関係は次のような結果になりました。
・スマホを1日1時間以上使い続けた子はどんどん成績が下がった。
・もともと成績が良かった子も、スマホを使い始めると成績が大きく下がった。
・スマホをもともと1時間以上使用していて成績が悪かった子が、スマホを止める、または1時間未満にすると成績が上がった。
理由はともかく、スマホを使うと「学校で勉強したことが頭から消える」ということが分かったそうです。
タブレット端末などによるインターネット利用時間を1時間未満にすると、成績への影響が少ないことも分かったそうです。
時間制限をすれば成績への影響はなくなるように見えますが、それでも例外があるそうです。
それはLINEです。
LINEは使えばその分だけ成績が下がることが分かったそうです。
1時間未満でも成績が下がるようです。
スマホやLINEで学習効果が消える理由を調べたところ、脳内の血流が関係しているそうです。
例えば言葉を調べる時、辞書を使うと大脳の前頭前野が活発になり、思考をしていることが分かります。
しかし、スマホでウィキペディアを使うと、逆に前頭前野の血流が減り、抑制がかかって思考がはたらかない状態になるそうです。
つまり、スマホを使うと脳が緩み切っているそうです。
脳をしっかり鍛えることが重要な発達期の子供にとって、脳の休息状態が長くなると、脳の発達と働きは低下します。
LINEで情報処理速度と注意力が落ちるそうです。
また、心理学的原因もあるそうです。
近くにスマホを置いて作業をしたところ、LINEの通知音が鳴るたびに、情報処理や動作速度が遅くなり、注意力が低下したそうです。
「誰かからのメッセージが来た」という認識が、学習効果をそぐことに関係しているようです。
ちなみに、通常の時間を知らせるアラームでは影響がなかったそうです。
また、勉強中にLINEや動画、音楽やゲームなど、スマホで複数のアプリを使用する「ながら勉強」をしている子供もいます。
複数のアプリをしながらの勉強は、やはり大きく成績を落とすそうです。
使うアプリの数が多ければ多いほど成績が下がるそうです。
勉強どころが一つのアプリにさえ集中できていないそうです。
何にも集中できないことは、脳の発達においても最も悪影響があるそうです。
しかし、我々が働くことなしに生活できないように、実際、スマホなどはもう社会システムとして確立してしまっています。
頭ごなしに禁止もできないでしょう。
与えれば子供は使わない訳はありません。
大事なのは大人も子供もメリットとデメリットをしっかり理解し、最初にどう付き合うかはっきり決めることです。
そして、大人も子供の見本になるように、むやみにスマホをいじらないようにする必要があるでしょう。
子供は本当に大人をよく見ていますから。
2017.08.31
感動的なDr. Cuerdaの写真 発想の妙
今回はFacebookで面白いものを見つけたので、ご紹介します。
Dr. Cuerdaをご存知でしょうか。
写真家で世界各地の建物などに一工夫凝らして、面白い写真をインスタグラムなどに投稿しているようです。
私がこの写真を見たとき、その発想力に驚きました。
ありふれた風景も、ちょっと手を加えることで、全く別のものに見えてきます。
楽しい写真で一杯です。
撮影風景の動画なども載っていますので、一度訪ねてみてください。
実はこのような発想力、想像力、創造性が学習には非常に大切です。
勉強も問題を解くときに、色々考え試行錯誤をすることが必要なのです。
そこ過程で様々な発見をし、実感として理解し習得するのが望ましいのです。
しかし、学校などの現実の勉強は、残念ながらそうではありません。
効率ばかり要求するあまり、あれやこれやと思考を巡らせる時間はありません。
解法を最初から与えられ、問題に適応させられるかの練習が中心となっています。
そこには発見もなく、学びの喜びもありません。
学びと効率は相性が悪く、実は面倒なこと、道草をした方が人間は多くのことが学べます。
そしていろいろなものに着眼できる人間に育ち、新しい発想を生み出せるようになります。
現実の面倒くさいことをせず、答えを出すことだけ求める勉強では、こうはなりません。
つまり、近道の勉強は、子供から発想の機会を奪っているのです。
作文の指導をするときよく感じることですが、今の子供の発想力の貧困はかなり問題です。
「何を書いていいか分からない。」という声をよく聞きます。
ちょっと考えればいろいろアイデアは浮かぶと思うのですが、全く出てこないのです。
考える以前に、「面倒くさい。」と最初から放棄してしまいます。
答えが明確に一つのものでないとき、今まで与えられた解法では解けないので、諦めてしまいます。
このような子供たちの現状は非常に憂慮すべきことでしょう。
いろいろ考え、悩んだ末に発見することの楽しさをぜひ知ってもらいたい。
葛西TKKアカデミーはそんな風に考え、いつも生徒に考えることを勧めています。
2017.08.29
最近、珍しい体験生が来てくれています
2017.08.27
「まいぷれサマーフェスティバル」にたくさんのご来場ありがとうございました
心配していた雨も何とか持ちこたえ、多くの方々にご来場いただき大変ありがとうございました。
まいぷれサマーフェスティバルが成功のうちに終わりましたことを、とても喜ばしく思います。
会場と同時に多くの子供たちが葛西TKKアカデミーのブースを訪れてくれました。
想定以上の盛況ぶりに、私もてんやわんやで行き届かないところがあったなと反省しています。
しかし、工作をしてうまく自動車が走ったときの子供たちの喜びは忘れられません。
このイベントに参加してよかったと思い、また参加したいです。
そして、せっかく来場していただいたのに、工作ができなかった皆さん、大変申し訳ありませんでした。
予定以上の来場に、用意していた材料がなくなってしまいました。
やむなく早く終了となりました。
そこで昨日工作のできなかった方、ゴム動力車を作りたいという方、葛西TKKアカデミーにご連絡ください。
ゴム動力車の作り方をお教えします。
必要な材料の入手方法または提供いたします。
葛西TKKアカデミーにいらしていただければ、そばで作り方の指導も致します。
まずはご連絡ください。
葛西TKKアカデミーへの問い合わせはこちら
最後にもう一度、多くの方にお越しいただきありがとうございました。
心より喜んでおります。
まいぷれサマーフェスティバルの様子は後日、葛西TKKアカデミーのホームページにもアップします。
2017.08.20
ひらがなの成り立ちが分かる動画
今日は面白い動画を見つけたのでお知らせします。
書道家 鈴木曉昇さんのFacebookに載っている動画です。
これを見ると、ひらがながどうやって生まれたのかよく分かります。
ひらがなが漢字からできなのを聞いたことがあるかと思います。
しかし、どんな漢字がひらがなに変わったのかはなかなかイメージできません。
でも、こうやって動画にすると非常に分かりやすく、楽しいですね。
他にも動画があり、書道家がどのようにして、あの芸術的な文字を書くのかもよく分かります。
また、普段書く字を美しく見せるコツも載っています。
こうやって書道を身近に楽しく分かりやすく紹介していただくと、子供たちの好奇心も高まると思います。
人々の心をつかむ学びを目指し、このような動画も活用し、葛西TKKアカデミーは子供たちと接していきます。
鈴木曉昇さんは若手でありながら、NHKの大河ドラマの書などを手掛ける人気書道家です。
ペン習字や写経についての著書なども出版しています。
今後のご活躍を期待し、応援したいと思います。
2017.08.17
正しい日本語はどれ
今日は普段使っている日本語について考えます。
授業で教える時に、ことわざや慣用表現などを生徒が知らないことが多くあります。
先日も「骨を折る」とは言わないと言われました。
「知らない」ではなく「言わない」と答えるところが興味深いです。
実は私たちも気づかぬうちに日本語を誤って使っていることがよくあります。
今回は、そんなよく間違えて使う言葉をクイズ形式で紹介します。
問題:次の言葉の正しい意味はどちら
1.気が置けない人
A:油断できない人。
B:気を使うことなく、気楽に付き合える人。
2.情けは人のためにならず
A:自分のためになるから人に情けを掛けましょう。
B:人のためにならないから情けを掛けるのはやめましょう。
3.確信犯
A:悪いと確信してする犯罪。
B:自分の信念に基づき悪くないと確信してする犯罪。
4.敷居が高い
A:高級で自分に合わないと思い、店などが入りづらいこと。
B:義理を欠いたり迷惑を掛けたことで、そこに行きにくいこと。
5.爆笑する
A:みんなが一斉に笑うこと。
B:一人で大笑いすること。
6.破天荒
A:豪快で大胆な様子。
B:今まで誰も成しえなかったことをすること。
7.小春日和
A:春になる少し前のぽかぽかした晴れの日。
B:冬の間の春のようなぽかぽかした陽気の日。
答:1.B、2.A、3.B、4.B、5.A、6.B、7.B
2017.08.17
こんな筆箱ご存知ですか
今日は生徒が面白い筆箱を持っていたのでご紹介したいと思います。
それほど人数が多くない塾生の二人が持っていたので、気になって聞いてみました。
この筆箱、実はジッパーでできていて、ご覧のようにほどくと一本のひも状になります。
その発想も斬新ですが、更にジッパーの歯を利用して顔に仕立て上げるとは、そのデザインセンスに関心せざると得ません。
いやあ、面白い物を持っていますね。
聴いてみると、この筆箱は2、3年前に生徒の間ではやったそうです。
そう言われると、確かにその頃、この筆箱を持っていた生徒が何人かいたような気がします。
この筆箱を持っている生徒は、むしろ中のシャープペンを推していました。
かなり熱意を持って話してくれたのですが、自分に関心がなかったせいで、あまりついていけませんでした。
ごめんなさい。
次は彼らの勧めるシャープペンを紹介したいと思います。
こんな感じで、葛西TKKアカデミーは常に生徒と交流し親密な関係を重視しています。
一般の塾とはかなり違って個性的ではありますが、どの塾よりも生徒を大切にしています。
2017.08.14
子供の相談にのるときのコツ
子供が成長する過程で、彼らはいろいろなことにぶち当たります。
そして、どうしていいのか分からず、悩み苦しみます。
そんな時、子どもの成長に関わる大人としては、相談にのり道を示すべきです。
しかし、数学の問題とは違い、明確な答えのない悩みにはどのように対処すべきでしょうか。
私の経験上、いくつかのコツを今日はご紹介したいと思います。
1.いつも子供が心を開ける存在であること
特に思春期の子供たちは悩みが多くなります。
そんな時に大人が相談できる存在であることは重要です。
子供に信頼されている、少なくとも不信感を持たれないことが大切です。
付きつ離れつの適度な距離感を保ちましょう。
微妙な年頃なので口出ししすぎると、反って嫌がられます。
時には言いたくても我慢することが必要です。
でも、時には声を掛け、困ったことがないか聞きましょう。
いざという時は頼れる人がいるという安心感は、子供の精神安定の大きな助けとなります。
普段から他愛ない話をして、何でも気軽に話せる間柄を築きましょう。
2.まずは子供と同じ視点に立つこと
相談にのるとき、大人はつい自分が子供より経験豊富で知識もあるから、子供を無視して自分の考えを押し付けがちです。
しかし、押し付けは反って子供の反発を招きます。
いくら良いと分かっていても、自分が納得しなければ行動は難しいし、精神的負担も多いでしょう。
だから、最初は子供の視点に立って、問題に対する考えを共有することが第一歩です。
拒絶と否定は可能性を狭めます。
まずは子供を受け入れ、同じ立場で考えましょう。
そうすると子供も自分と同じ立場で考えてくれると安心し、見方として受け入れてくれます。
そうして同じ方向を向いて考え、もし道が間違っていれば少しずつ方向転換するように導きましょう。
誘導しつつ、子供が自分で答えを出せるように手助けをするのが相談役としての立場です。
答えを与えるのではなく、自分で考え出せるように促す。
その過程に子供の成長もあります。
3.文字や図にして目で見えるようにすること
よく口頭だけで話し合いをします。
しかし、口から出た言葉はすぐに消えてしまいます。
だから、文字や図などで紙に書いて目に見えるようにする(視覚化)とお互いに分かりやすくなります。
何が問題なのか、何が原因なのか、今後どのように対応するのか。
これらを全てはっきりと見える形にすると、考えもまとまりやすいし、お互いに共有もできます。
こうすれば問題解決もより簡単になります。
4.プレッシャーをかけ過ぎないこと
大人が子供であったころと今とでは環境がかなり違います。
自分たちの子供のころの経験が、そのまま当てはまらないことが多々あります。
大人にとっても未知の問題に子供たちが直面しているとき、大人は明確な答えが提示できないこともあるのです。
だから、自分が良かれと思って言った助言が必ずしも正しいとは限らないのです。
むしろ、そうしない方がうまくいったりすることもある。
「こうすればいいんだ。」「こうしないとダメなんだ。」とプレッシャーをかけるのは、子供の精神的負担を増やすだけでやらない方がいいでしょう。
逆に「これでうまくいかなければ別の方法をまた考えよう。」というくらいの軽い気持ちでいた方がいいです。
「今後もサポートするからね。」というメッセージにもなりますから。
そもそも子供は答えを求めているのではなく、一緒に考えてくれるという安心感を求めている場合が多いのです。
以上の点に気をつけて、子供が悩んでいるときは相談にのってみてはいかがでしょうか。
2017.08.11
夏休み勉強合宿に行ってきました -その2-
ちょっと忙しくて間が空いてしまいました。
今回も先日行った勉強合宿の報告です。
前橋駅からバスに乗って20分くらいで今回お世話になる群馬県青少年会館に到着しました。
早速、昼食。
合宿の食事なのでこんなものでしょう。
ご飯食べ放題。
食べざかりには質より量ですね。
お腹が膨れたら、すぐに部屋で勉強です。
今回、生徒5名ですが、部屋は35畳、18畳、8畳の三部屋。
広すぎます。
これから午前、午後、夜と勉強生活。
携帯電話も預かり、寝るまで触ることはありません。
SNSなどから離れ、早寝早起きの規則正しい生活をします。
そして勉強習慣を身に付けるのが狙いです。
どんどん夏休みの課題を終わらせます。
近くには敷島公園という大きな公園があります。
朝にはラジオ体操。
ボート池やバラ園もあります。
バラは残念ながら季節ではなかったようです。
あまり咲いていませんでした。
三日間はアッと言うまでした。
特に大きな事件もなく終了できました。
みんな本当に頑張りました。
勉強を終わらせるだけでなく、苦労を分かち合った生徒同士に絆が生まれたことでしょう。
その「仲間」という意識が今後の勉強でも大きな力となるでしょう。
お互いに助け合い、厳しい受験勉強を乗り切ってほしいです。
帰りは二階建新幹線MAXです。
お疲れ様でした。
2017.08.10
今 女子高生ではやっているもの 「ナイトプール」
葛西TKKアカデミーでは授業外の時間を活用して、生徒との交流を活発に行っています。
そんな中で、生徒たちの間ではやっているものよく耳にします。
大人の自分には全く知らないものもたくさんあります。
いつもびっくりの連続です。
と言うことで、生徒たちの流行も今後発信していきたいと思います。
第一弾は「ナイトプール」です。
女子高生の塾生が教えてくれました。
都内ではホテルがプールを使って「ナイトプール」をやっています。
ライトアップされた夜のプールで女子会をしたりしているそうです。
DJがいたり、ドリンクがあったり。
早い話が「クラブ」だそうです。
音楽をガンガンにかけ、泳ぐというよりはプールで踊っています。
そして、その状況をインスタグラムなどのSNSに載せるのが女子高生の今のはやりだそうです。
俗に言う「パーリーピーポー」ですね。
楽しさを満喫する方法を知っている若者を、非常にうらやましく思います。
自分の若い頃はどうだったかなと改めて考えます。
夏休み、勉強も大事ですが遊びも大切。
メリハリのある生活を送ってほしいと思います。
2017.08.07
夏休み勉強合宿に行ってきました ー その1 ー
葛西TKKアカデミーでは8月3日より2泊3日で勉強合宿を行いました。
場所は群馬県青少年会館でした。
3日間親元を離れ、勉強のみの環境で自分のすべき勉強を終わらせることが第一の目的。
合宿中は休憩時間以外は携帯を預かっているので、携帯のない生活をし、携帯の呪縛から逃れることが第二の目的。
そして最後の目的は、この合宿生活を通して生徒同士の絆を深め、共に頑張る仲間としてお互いに助け合い励ましあえるようになることです。
朝早く集合して、東京駅から新幹線でいざ出発。
個人的なささやかな楽しみです。
中身はこんな感じです。
不思議ですが、電車の駅弁おいしいですよね。
思い込みとは思いますが、やめられません。
そして群馬につきました。
駅で早速「ぐんまちゃん」がお出迎え。
これから三日間頑張ります。
2017.08.02
英語を効果的に身に付けるには
今日は、学校の授業は横に置いて、英語が効果的に身につく方法を考えてみましょう。
やはり学ぶのが苦痛では何事も身につきません。
精神的に拒絶するからです。
ということで「楽しい」は効率よい学びの大前提です。
ではどのような方法が楽しく英語を学べるのでしょうか。
よく言われるのは歌です。
私も実践したことがあるのでよく分かります。
歌は意味が分からなくてもいい。
聴いているだけで楽しくなるものです。
何を言っているのか分からないけど、聞きながら音楽に合わせて、自分の聞こえるままに声を出す。
最初はこれでいいのです。
最近はYoutubeなどのインターネットを通じて、洋楽が映像付きで見ることができます。
これらを利用し繰り返し聞いてまねをしましょう。
「まね」は「学び」の第一歩です。
分からないまま歌っていると、やはり歌詞が気になります。
「本当は何と言っているのだろう。」
「意味は何なのだろう。
こうなれば次のステップです。
歌詞を探してみましょう。
これも最近ではインターネットで簡単に入手できます。
音楽のいいところの一つは歌手が発音を教えてくれることです。
その発音と歌詞の語を照らし合わせて、単語の発音を身に付けましょう。
更に音楽のいいところはメロディーがあるので、言葉が頭に入りやすいことです。
人間の脳はそのものだけを覚えるより、何かと関連付けて覚える方が得意なのです。
そうして歌詞を追いながら歌ってみてください。
最初は早口で付いていけないかもしれませんが、やがて付いていけるようになります。
心配しないでください。
ここで再び音楽を聴くと、だんだん聞き取れる単語も増えて、記憶に残る語彙も増えていきます。
こうして語彙を増やします。
今度は歌詞の日本語訳を見ましょう。
どうしてこの英文がこの日本語訳になるのか、徐々に自分なりに分かっていきます。
どうしても分からないときは、自分に知りたいという動機付けがあるので、自主的に調べるようになります。
こうして英語を理解し身に付けていくのです。
やがて、日本語の歌を歌うときもそうですが、歌詞を見ないでも、思い出そうとしなくても、自然に英語が出てくるようになります。
これが習得です。
実際に英語を使うとき、フレーズとして身についているので、単語を置き換えるだけでいろいろと話せるようになります。
肝心なのは楽しいから飽きない、自主的に学ぼうとする意欲に満ちているということです。
注意しなければならないことは、音楽のジャンルによっては英語の勉強に向かないものがあるということです。
例えばラップやデスメタルなどは聞き取りが難しかったり、あえて発音を正しくないものにしています。
また、スラングや一般的に不適切と言われる表現をわざと使ったりするのでお勧めしません。
60年代や70年代のポップスは英語の勉強にいいでしょう。
歌詞も簡単で発音もきれい、そして歌詞に物語があり理解しやすい。
ビートルズやカーペンターズなどは英語初心者に最適だと思います。
加えてうれしいことは、こうやって身に付けた洋楽をカラオケで歌えるということです。
みんなの前で流暢に洋楽を歌って、他の人に差をつけましょう。
同様のことは映画やドラマを使った方法でも言えます。
字幕などを使って話している英語の確認をしたり、訳の確認ができます。
これらは場面を演じているので、登場人物の動きなどが理解の助けになります。
実際の日常を切り取っているので、気の利いたセリフなどを学ぶことができます。
ここでも勉強に適した映像とそうでないものがあるので注意してください。
最後に最も効率的に英語を身に付ける方法を教えます。
それはネイティブスピーカーの彼氏彼女を作ることです。
恋は楽しい。
もっと気分良くなるために英語を学ぶ努力を惜しまない。
この方法の最も優れている点は、自分専任の先生ができるということです。
皆さんも英語を身に付けるために恋をしましょう。
2017.07.30
最近の若者言葉 分かりますか
言葉は常に変化し、生まれては消え、そして、また生まれます。
特に日本語は世界的に見ても、その変化のめまぐるしさが激しい言語です。
フランス語などのように、政策として文法などを固定し変化を極力避けようとする国民がいる一方で、
日本人にはそのような意識は乏しく、むしろ変化を楽しんでいるように思えます。
毎年行われる流行語大賞は、そのいい例でしょう。
私も生徒と触れ合う中で、耳慣れない言葉をしばしば聞きます。
私が実際に聞いた若者言葉の中から、いくつかをご紹介したいと思います。
・りょ:「了解」の意味。時には単に「り」とも言う。
・JK:「女子高校生」の意味。「早くJKになりたい。」などと使う。
・ググる:「インターネット詮索サイト グーグルで調べる」の意味。「分からないからググってみて。」などと使う。
・ディスる:「相手を侮辱する、罵る」の意味。英語の「disrespect」からきた言葉。
・リア充:「交際相手がいるなどで生活がとても充実している」の意味。「リアル(本当に)」+「充実」の造語。
・ワンチャン:「ワンチャンス」の意味。チャンスが一回しかないということ。
・パリピ:「パーティーピープル」の意味。パーティーなどに行って人生を楽しく過ごす人々。
・ガチ:「冗談ではなく本気である」の意味。相撲用語の「ガチンコ」からきた言葉。最近では程度が激しい時にも使う。
若者言葉の中でも比較的分かりやすいものを紹介してみました。
特に若者は自分たちのつながりを強めるためにわざと新しい言葉を作ります。
そうして仲間以外のコミュニケーションを断つと同時に、理解できない者は仲間ではないとみなされます。
だから、その誕生過程も非常に個人的で特殊、一見誰にもわからないような難解なものになっています。
そしてこれらの言葉は世代の代名詞となるので、すぐに古くなり、また次の世代が新語を作るのです。
雨後の筍のように生まれ、惜しげもなく捨てられる運命の言葉たち。
現代社会の象徴のようにも思えます。
同時に長い間使われてきた言葉遣いは、若者に伝わることなく、どんどん失われています。
生徒たちと接して実感することは、子供たちは確実に言葉の数が減っているということです。
これは実は大問題です。
なぜなら言語は思考と直接結びついているからです。
この点については、また別の機会でお話しましょう。
いかがでしょうか。
皆さんもご存知の若者言葉があれば、教えてください。
また、若者言葉を使って子供たちとの会話のきっかけにするのもいいかもしれません。
2017.07.28
学校はブラックボックスか⁉
今日、あるニュースを見て驚くと同時に、「またか。」と思いました。
産経新聞『教員が失言「騒ぐと加害者に」・・・手紙で自殺を迫られた女子生徒の親族に謝罪 大阪・枚方の市立中学』
ニュースの内容は次の通りです。
ある中学の女子生徒が他の生徒から誹謗中傷と共に自殺するよう書かれた手紙を受け取りました。
後で差出人が男子中学生と分かり、男子生徒は口頭で謝罪しました。
ところがその時、その女子生徒は周りにいた教員に許すように強要されたとして、その謝罪を拒否。
その後、彼女の親族が再発防止策が不十分と学校に抗議。
その際、その親族が男子生徒の様子を見に行こうとしたところ、複数の教員に制止されたそうです。
その時ある教員が、「これ以上のことをすると人権侵害になる。」「加害者の立場になりますよ。」と発言したそうです。
以前、この場で触れたこともありますが、このニュースはまさに日本の公教育の隠蔽体質を表していると感じました。
詳細は分かりませんが、私にはこれ以上学校が騒ぎを大きくしないための対応だったとしか思えません。
問題が表ざたになると教員たちは責任を問われる。
だから、騒ぎにならないように生徒をなだめごまかし、何とか校外に問題が出ないようにして時間を稼ぐ。
そうして3年間を乗り切れば、生徒は自動的に出ていき、学校は関わりがなくなる。
学校は責任を問われずに済むのです。
正直話しますと、これは私が中学生の時に経験した学校の対応でした。
そして、その体質が今も変わらず学校に蔓延しているとこの記事は教えてくれました。
何とか言いくるめ生徒を黙らせる。
時には高圧的な態度でのぞみ、それでも生徒がひるまないときは成績という人質を掲げる。
そうやって無理やりにでも生徒を従わせようとする。
己の保身のために、本来学校がすべき問題解決を怠り、隠蔽することに必死になる。
そして、残された生徒は大人に失望し、信頼を失い、心に大きな傷を負うのです。
「問題が解決されていないにもかかわらず、抗議をやめるよう教員に迫られたと感じた。(女子生徒が)本当に自殺でもしない限り、学校は被害者に寄り添ってくれないのか」という女子生徒の親族の発言は、私には重く感じられます。
本当に命と引き換えないと、学校は問題に取り組めないのか。
毎年多くの若い命が失われ、それでも尚、学校を始めとする教育機関の行動は鈍い。
未来ある若者の命が失われることの重大さが分かっていないのか。
もう彼らは戻ってこない。
更に、その陰に多くの心に傷を負った若者がいることが分からないのか。
学校に問題があってもいいじゃないか。
この社会だって完璧ではない。
問題だらけだ。
人間だもの、完璧でないのは仕方ない。
でも足りないものを補おうともがき、問題を解決しようと努力する。
そうして一歩ずつ高みを目指す。
それが人間だ。
学校で解決できないのであれば、外に助けを求めてもいい。
そうして生徒が抱える問題に大人たちが一丸となって真剣に取り組む。
その姿勢を示すことが大人の責務であり、子供たちの信頼を保つ方法です。
ごまかしても子供は見抜いています。
素直に全てをさらけ出し、子供と一緒に苦しみ悩めばいいんじゃないでしょうか。
人を育てるとは楽なことではありません。
問題がないなんてありえません。
彼らの痛みを自分のものとして分かち合える、そんな大人でなければいけません。
隠しては何も解決しません。
それは子供から目をそらしているだけで、教育ではありません。
それは怠慢です。
だからこそ、私も教育に関わる者の端くれとして、いつも生徒と寄り添っていきたいのです。
2017.07.27
子供の勉強と心
子供が勉強をしなくて困っている家庭が多いと思います。
子供が「勉強をしない」「勉強ができない」というのには、心理的要因が大きいのです。
実は、人間は全ての情報を100%受け取っているわけではありません。
意識的、または無意識的に情報を選んでいるのです。
必要と思われる情報は取り込みますが、必要でない、重要でないと判断した情報は受け取りません。
例えば、風景や写真を見たとき中心部分、または自分の興味ある点は非常に覚えているのですが、
周辺部分や興味のないところの記憶はないか非常にあいまいです。
これは情報を選んでいるからです。
意識的、無意識的に情報を選ぶ理由は、全ての情報を取り込むと脳への負担が大きく処理しきれないからです。
この心理的選択、情意フィルター、が先ほどの子供の勉強に大きく関わります。
自分にとって嫌な情報、重要と思わない情報は拒絶します。
だから、「勉強嫌い」「無関心」な子供は勉強が頭に入ってこないのです。
一度こうなってしまうと、直すのには大変な労力と時間がかかります。
当然、受験などのタイムリミットがあるので、場合によっては間に合わないかもしれません。
従って、「勉強嫌い」「無関心」にさせないことが肝心です。
そうなる前に手を打たなければなりません。
いつも私が生徒に言うことは「勉強は好きにならなくてもいいけど、嫌いにはならないでください。」です。
と頭では分かっていても、なかなか嫌いを直すことは難しいです。
生徒の話を聞くと、嫌いになるきっかけは随分前にあります。
例えば、小学校のときの分数が分からなかった。
でも、分かるように教えてもらえなかったからあきらめた。
その後、どんどん算数が分からなくなり、先生や親に叱られるので嫌になった。
そんなきっかけを敏感に感じ取る必要があります。
また、勉強を教える側も常に生徒がついて来ているか、興味を失っていないか注意する必要があります。
しかし、それができていないのが現実です。
だから、ちょっとでもおかしいなと思ったら確認してみましょう。
手遅れになる前に行動をするのが大切です。
少しでもお子様に気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
私も勉強を教えるときは、分かりやすく、そして飽きさせない授業を心がけています。
2017.07.25
前回のクイズ 「4つの4」の答え
前回のクイズは「4つの4」というものでした。
問題は数学のいろいろな記号を使い、4を四つだけ使って0より大きい整数を作り出すというパズルでした。
例えば「0」は
4-4+4-4=0
とか
44-44=0
「1」は
4-4+4÷4=1
「2」は
4÷4+4÷4=2
という具合に4を四つと数学で使う記号を駆使して頑張ってみてください。
0から1000までの整数(ただし、113、157、878、881、893、917、943、946、947を除く)は
作れるそうです。
とりあえず0から10までチャレンジしてください。
できた方は更に20までやってみてください。
答えは一つとは限りません。
では答えです。
0=4+4-4-4
1=4÷4+4-4
2=4÷4+4÷4
3=(4+4+4)÷4
4=4+(4-4)×4
5=(4×4+4)÷4
6=4+(4+49)÷4
7=44÷4-4
8=4+4+4-4
9=4+4+4÷4
10=(44-4)÷4
11=44÷(√4+√4)
12=4+4+√4+√4
13=44÷4+√4
14=4+4+4+√4
15=4×4-4÷4
16=4+4+4+4
17=4×4+4÷4
18=4×4+4-√4
19=4!-4-4÷4
20=(4÷4+4)×4
これは一例なので他の方法で数字が作れれば、それでも結構です。
どうでしたか。
できましたか。
難しかったでしょうか。
いろいろ工夫をして頭の運動をすると、脳が活性化されひらめきや発想が豊かになります。
楽しくやわらか頭でいきましょう。
2017.07.22
夏休みで子供の睡眠障害が増える
様々な理由で、十分な睡眠が取れていない子供が増加しています。
単純に寝不足なだけでなく、朝起きられなくなり、学校にも行けない子供が増えています。
葛西TKKアカデミーにもそのような生徒が何人か在籍しており、彼らの勉強のサポートもしています。
夏休みで学校がなくなり早起きしなくてもいいので、ついつい昼まで寝てしまう。
それが積み重なり生活のリズムが崩れる子供がたくさんいます。
そして、これがきっかけで睡眠障害になる子供が多いのです。
元に戻そうとしても、戻すのはなかなか大変です。
そのままズルズルと新学期になっても起きられず、学校に行けなくなることも珍しくありません。
病院でも睡眠障害で訪れる子供たちが年々急上昇しているようです。
また、医師によると睡眠障害が寝不足による集中力の欠如や精神的不安定だけでなく、
糖尿病などの生活習慣病も引き起こすそうです。
先ほど述べたように生活リズムの崩れの原因の一つは「学校」というタガが外れることです。
もう一つの原因は現代社会が夜型になっていることでしょう。
両親も共働きで帰宅が遅く、子供たちに早く寝る環境を提供するのが難しくなっている。
テレビやゲーム、インターネットやSNSなど、終わりなく続けられる楽しみが非常に多い。
特にlineやtwitterなどのSNSはその場で返さないと無視したとして人間関係を悪くするので、やめたくてもやめられない。
時間やこちらの都合にに関係なく、一方的に多数からひっきりなしにメッセージ送られてくる。
その対応だけで一日が終わり、気づけば深夜なんてことはざらです。
つまり、十分に睡眠のとりにくい世の中に子供たちはいるのです。
そこで夏休み前に各家庭で話し合って、一日の過ごし方を決めることを提案します。
表に書いて視覚化し、本人の目に付くところに置いてください。
そのスケジュールに従い、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強するとメリハリのある生活を続けるようにしましょう。
毎日スケジュール通りにできたか〇×△などで評価することも忘れずに。
どうしてもできないようであれば、スケジュール変更もいいでしょう。
また、「夜眠れない」、「朝起きられない」ということがあれば、葛西TKKアカデミーのブログを参照してください。
体のリズムを守り元気に新学期を迎えましょう。
2017.07.21
書籍紹介 『スイスイ!ラクラク!! 読書感想文』
夏休みが近づいてきました。
夏休みの宿題もたくさん出されるでしょう。
その中で子供たちが苦手とするものの一つが読書感想文です。
本日はその読書感想文に役立つ本を紹介します。
『スイスイ!ラクラク!! 読書感想文』(成美堂出版)です。
小学1年生から6年生に対応しており、感想文の書き方だけでなく、本の紹介、あらすじ(ネタバレしない程度の)まで書いてあります。
読書感想文の最初の難関は本選びです。
この本には、それぞれの学年に合った本が紹介されているので、これを参考に選ぶといいでしょう。
しかも、いくつかは感想文の実例として扱われているので、更に書きやすくなります。
また、あらすじ紹介も大きな魅力の一つでしょう。
読む前におおよそどんな内容か分かれば、実際読むときも理解しやすくなります。
更に作文の実例が載っており、書き方のポイントや原稿用紙の使い方まで、細かく丁寧に解説してあります。
感想文用の本選びの参考になりますし、作文例があれば、どのように書けばいいか分かりやすい。
カラーになっているので見やすく、内容が頭に入りやすくなっています。
しかも、見比べれば、自分の作文の何かいけないのかすぐに分かります。
特に小学生は文を書くことに慣れていないので、どうやっていいのか分からないという声をよく聞きます。
それが、読書感想文を苦手とする原因の一つでしょう。
2017.07.18
埼玉の小学校の男性教諭が小4の児童に「窓から飛び降りなさい。」と言った件について
埼玉県の小学校で男性教諭が4年生の児童に対し
「窓から飛び降りなさい。」と言うニュースがありました。
産経新聞 『小4児童に「窓から飛び降りなさい」 所沢の小学校で男性教諭』
言われた男子児童は翌日から怖くて学校に行けなくなったそうです。
ここに至る経緯は定かではありませんが、指導が不適切であったことは明らかです。
「あなたが好きだけど、みんなを守らなくてはならない。明日から学校に来るな。」
「(34人学級だが)明日から33人で仲良くやりましょう。」
とした自分の発言に対し、この男性教諭は、
「誰かにいわれても、してはいけないことはやってはいけないということを指導する中で言った。」
と言いますが、果たしてこれらの発言で児童がそんな意図を理解できるでしょうか。
大人の私にもこの言葉からは読み取れません。
以前、ここでも触れましたが学校という閉鎖空間において、問題が表面化しにくいことから、教師の接し方が非常に不適切になっているのは事実です。
外部からの指摘がない分、感覚が鈍っているように思えます。
「指導とは何か」を根本的に知らないのか、忘れてしまっているのか。
「指導」という名目であれば、教諭は何をしてもいいのか。
人を育てるということは非常に至難の業です。
叱ることも必要だが、正しく叱らないと子供の心を大きく傷つける。
以前、ここで話しました。
教師の一挙手一投足がその生徒の人生に大きく影響を与えうる。
こんな教師として基本的なことが分からないのでしょうか。
私は生徒と接するとき、常に生徒の立場に立って気持ちを考え、言葉を慎重に選び、相手を否定せず、尊重し理解することを心がけています。
それでも、時に対応を誤ったなと自省するのに、この教諭のやったことは軽率過ぎます。
更にこの教諭はこの児童に対し、以前にも清掃時間に右足を蹴ったこともあるそうです。
先ほどの発言と合わせて、これは「いじめ」以外の何物でもないでしょう。
「いじめ」がいつまで経ってもなくならない理由の一つは、指導すべき大人が「いじめ」を行っているからです。
子供はちゃんと見ています。
子供だからと言って甘く見て、手を抜いてはいけません。
目上とか目下とかではなく、一人の対等な人間として接しなくてはいけません。
今回の件はニュースに載ったから、公の目にさらされることになりました。
しかし、現実には表に出てこない同様のことが学校で起き、多くの子供たちが心を痛めていることを忘れてはいけません。
子供たちが卒業するまで問題が表に出ないように、押さえつけてごまかし時間稼ぎをするような隠蔽体質は変えなくてはいけません。
むしろ問題がない社会は異常で、問題があってもいいではないでしょうか。
大事なのは隠さず問題と向き合うこと。
そうでなければ解決はあり得ません。
学校が解決できない問題があるなら、外に助けを求めていいと思います。
みんなで未来のある子供たちのことを考えようじゃないですか。
子供たちが泣き寝入りをするよりずっと健全です。
学校が激務でいろいろ目が行き届かないのも分かります。
しかし、それは学校側の事情であり、生徒への言い訳にはなりません。
怠慢です。
それならば十分な指導ができるように学校が改善すればいいのです。
仕事として教員をやっている以上、責任を持ってもらわなくては困ります。
子供たちのことをきちんと理解し、適切に指導できる素晴らしい先生方もいます。
尊敬すべき先生かどうかということも、子供たちはちゃんと見抜いています。
「いじめ」や「体罰」、「自殺」などのニュースを聞くたび子供たちを悲しく思い、救ってやれない現実社会に怒りを覚えます。
私がこの塾を始めた理由の一つはここにあります。
何とか子供たちの力になりたいのです。
2017.07.16
小学校でも英語が正式教科化されます
以前お話ししましたが、2020年度から学校教育が大きく変わります。
本日はその中から、小学校の英語の正式教科化について触れます。
実はすでに小学校でも英語があるのをご存知でしょうか。
「総合的学習の時間」を利用して、小学校5、6年生は英語に触れています。
ネイティブの先生と話したり遊んだりしながら、英語とはどのようなものかを知るようです。
当然「話す」「聞く」活動が中心です。
でも、経験した子供たちの多くが「英語は楽しい」と感じているようです。
しかし、中学生になって「読む」「書く」「文法」を中心とした授業に入ってくると、
急に英語が嫌いになる生徒が多いようです。
小学校のときが楽しかったからこそ、そのショックは大きいみたいです。
授業の質が大幅に変わって、今までやったことが役に立たない、ついていけないというのが理由です。
このような問題を解決するためにも、小学校から英語を正式教科にし、
小学校と中学校の指導内容を明確にして、二つが連携の取れるようにするのが目的の一つです。
〈小学校における英語の正式教科化の問題点〉
1.時間の確保
文科省によると現行の学習内容を減らさず、対話的で不快学びを実現し、思考力や主体性を伸ばすそうです。
現在でも授業時間は「脱・ゆとり」から増えていますが、文科省の想定している週2コマの英語の時間をどのように捻出するかが問題です。
しかも、上記のような学習には時間がかかるので、実際どの程度までやれるか疑問です。
2.生徒の負担・先生の負担
特に移行期においては様々な不具合が起きるものです。
そこを上手く乗り越えられる工夫が必要でしょう。
小学校の先生は担任が全教科を担当するのが基本なので、
今までやったことのない英語が加わることで、更に負担が増えるのは明白です。
また、「アクティブラーニング」とかうたっていますが、現場の先生がみんな等しくそれができるのでしょうか。
特にベテランの先生は新しい教授法が苦手で、自分のやりやすい教え方をしてしまう傾向があります。
未だに文法対訳法が日本で主流なのもこれが原因の一つです。
つまり、現場のサポート体制がどれほど整っているのかということです。
3.母語も十分に身についていないのに英語もやるべきか
小学生はまだ母語も発展段階で十分ではありません。
母語の基礎も十分できないうちに、外国語をやっていいのかという声もあります。
結局、どちらも中途半端になるという危惧もあります。
また、バイリンガルによくあることですが「アイデンティティ クライシス」という問題もあります。
小学校はまず国語をしっかりやるべきで、その土台の上に外国語を学ぶべきという意見です。
確かに私も子供たちに勉強を教える時に、日本語が不十分、表現力の劣化が著しいと感じることが多々あります。
4.結局、何が目的なのか
いつでもそうですが、上層部は理想を掲げますが、それが現場まで正確に伝わらず、また現場も具体的指導がないので、一貫性のない結果に終わることがあります。
英語を小学校5年生から始めるということが、単に開始時期を早め、3年間だった英語の授業5年間に増やしただけになるだけでしょうか。
結局、中一で受けた「ショック」を小5から受け、英語嫌いの時間が増えただけでは何の意味もありません。
せっかく長く学べるのだから、その目的をしっかり全員が共有し、確実に達成できるようにしなければなりません。
単にテストのための英語にならないように、文科省も述べる「社会に出る子供たちに資質や能力を広く社会と共有する」とはどういうことか考えるべきでしょう。
2017.07.13
頭の体操 「4つの4」
今日のクイズは「4つの4」というものです。
数学のいろいろな記号を使い、4を四つだけ使って0より大きい整数を作り出すというパズルです。
例えば「0」は
4-4+4-4=0
とか
44-44=0
「1」は
4-4+4÷4=1
「2」は
4÷4+4÷4=2
という具合に4を四つと数学で使う記号を駆使して頑張ってみてください。
0から1000までの整数(ただし、113、157、878、881、893、917、943、946、947を除く)は
作れるそうです。
とりあえず0から10までチャレンジしてください。
できた方は更に20までやってみてください。
答えは一つとは限りません。
頑張ってください。
2017.07.11
勉強しないと世界滅亡!!! 書籍紹介『Applis』
「ケータイゲームだったらいくらでもできるのになあ。」
ある生徒が言っていました。
「子供が携帯のゲームばっかりやって勉強しない。」
ある親御さんが嘆いていました。
この両者の折り合いをつける新しい参考書が出ました。
その名は
『Applis』(学研プラス)
先ず、本で勉強内容を理解し問題を解く。
次にアプリを使って要点をチェック。
無料ゲームアプリの問題を解けばアイテムがもらえ、ストーリーが進みます。
RPGのキャラクターになって、世界を滅亡から救うという内容になっています。
参考書(問題集)の内容はよくある一般的なもの、あるいは少し易し目です。
各学年に分かれて、一冊で5教科をカバーしています。
カラーで図や表も使い、漫画のキャラクターを通した解説など、親しみやすい工夫がなされています。
この本の最大の特徴は、携帯のアプリとの連動でしょう。
ゲームアプリになれている子供たちにとっては、面白く取り掛かりやすいのではないでしょうか。
感想としては、一冊に全ての教科を入れるのではなく、
バラバラにしてその分内容の充実を図った方がいいと思います。
とは言え、アプリとの連動は本書だけの特徴であり、見逃せません。
現代に合った最先端の参考書か、それとも単なる変わり本か。
人それぞれ勉強の仕方には「合う」「合わない」があります。
よって、その効果は未知数ですが、合えば楽しくなって、生徒は自分からどんどん勉強するようになるでしょう。
総評:勉強嫌いの生徒が勉強をするようになるきっかけの第一歩としてお勧め。
2017.07.07
暑さに負けず勉強するには
もうすでに暑い日が何日か出てきました。
夏も間近です。
そんな暑い中で勉強することはとても大変です。
今日は暑さに負けず勉強する工夫を考えてみましょう。
夏バテや熱中症など、暑さによって身体機能が衰え体内の水分が不足すると、
脳内の血流の循環が悪くなり、集中力が続かなくなり、勉強もはかどらなくなってしまいます。
夜も暑く寝付けない日々が続くと睡眠不足になり、更に勉強の効率が上がりません。
そうでなくても受験生は特に勉強のストレスなどで十分に休息が取れていないのに、
加えて暑さによる体調の悪化は勉強をより困難にします。
暑さ対策の原則は温度を下げることです。
クーラーと扇風機を上手く組み合わせて、室温を25℃くらいに保てるといいでしょう。
それが難しい時は首の頸動脈に濡れタオルや保冷剤(熱さまシート)などを当てると体温が下がります。
また食事も気をつけたいところです。
だるいからと言って食事を取らないと、暑い気候に対処する体のエネルギーが不足し、余計に体調が悪くなってしまいます。
そして、冷たいものばかり食べるのもよくありません。
内臓を冷やし消化吸収機能がうまく働かず、十分な栄養が取れなくなってしまいます。
むしろ暖かいものを食べた方が発汗作用により、体温を下げるには効果的です。
真夏の太陽の下での運動は熱中症になる危険性がありますが、
かと言って、室内でじっと机に向かって座るのもよくありません。
血液循環が滞り、やはり十分な酸素が体内、特に脳、にいきわたらなくなります。
ある程度勉強したら、室内でストレッチなど、軽い運動をすることをお勧めします。
最後に、早朝勉強法をご紹介します。
一日のうち最も熱くなる13時から16時は勉強を止めます。
昼食を取ったらお昼寝をして、リラックスする時間にします。
その分、暑さがそれほど厳しくない午前中や日の出前に勉強をするのです。
個人的に、この方法はお勧めです。
夜も夕食を終えて20時か21時くらいには寝ます。
そして、3時か4時くらいに起きて勉強するのです。
やはり早寝早起きの習慣は気持ちをシャキッとさせます。
騒音もなくシーンとしているので、勉強に集中しやすい。
そのまま昼間で勉強するのです。
意外と効率よく学べた経験があります。
食事の後、すぐ寝てしまうので消化も良く、食後の眠気と闘いながら勉強するということもなくなります。
睡眠時間も十分に取れ体の調子も非常に良かったです。
猛暑の勉強はとてもつらいです。
それでも勉強はしなければなりません。
いろいろ工夫してこの夏を乗り切れるよう応援しています。
2017.07.03
書籍紹介『おやすみロジャー』
本日紹介する本は『おやすみロジャー』(カール ヨハン・エリーン)です。
なかなか寝付けないお子様にうってつけ!
特に小さいお子様がいらっしゃる家庭では、寝る前に絵本の読み聞かせをしているのではないでしょうか。
最近の絵本は非常に考えて作られています。
私も4歳になったばかりの女の子がいるのですが、
とても面白い絵本がたくさんあります。
そんな中からこの本を選びました。
この本は心理学に基づき、その構成や話し方、そして語彙にまでこだわって作られています。
出版された当時から非常に評判でしたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
なかなか寝付けない子供を寝かせるために作られた本です。
たくさんの口コミでも、その効果の絶大さが書かれています。
うちの子も本を読み終える前に100%寝てしまいました。
本の中の注意書きにも「運転している人のそばで絶対に音読しないこと」と書かれてあるほどです。
私自身も体験するまで、ここまで効果があるとは思っていませんでした。
ぜひ、皆さんもお試しください。
勉強に関する本ばかりではなく、このような子育てに役立つ本も紹介していきたいと思います。
2017.07.02
睡眠障害 しっかり睡眠を取るには
葛西TKKアカデミーでは、睡眠障害で学校になかなか行けない生徒も指導しています。
思春期の成長の中でホルモンバランスが崩れ、夜眠れず、昼間起きられずに学校の授業を受けられない生徒がいます。
私が子供のころには聞いたことなかったのですが、社会的に認知されてきたせいか、最近ではそのような生徒が多いようです。
朝起きられない、頭痛がする、腹痛がするなどの理由で学校を休まなければならない。
慢性的ではないにしても、時折このような症状で学校に行けない生徒がたくさんいます。
原因が必ずしも明確でなく、よってその対処法も人それぞれで確立していないみたいです。
病院での治療もありますが、薬だけでは子供に合わないなど、解決しないことも多いようです。
思春期の一時的ホルモンバランスの乱れが原因であるなら成長するうちに自然と治るそうです。
でも、今、学校で学ばなくてはいけない生徒に取って授業が受けられないのは非常に困ったことです。
授業を受けたいのに、体のせいで受けられないというのが厄介な所です。
また、これが成長期の一時的なものかどうかというのも、実は明確に分からないのです。
〈睡眠障害(睡眠のリズムが崩れたとき)の対処法〉
睡眠障害の子供に限らず、寝れないなどの問題を抱えている人は試してみてください。
1.睡眠前の携帯、パソコンは厳禁
携帯電話やパソコンのスクリーンからの光は強烈で、睡眠前に見ると脳内の眠りのホルモンを乱してしまいます。
寝る2時間前には見ないようにしましょう。
とは言え、SNSなどで携帯の画面から目が離せないのが現代の生活となってしまっています。
難しいと思いますが、自分の健康のために行ってください。
家族やSNSの相手にはっきりと宣言し、寝る前は返事をしないと伝えることが大事です。
そうすれば、こちらの事情も分かり連絡もなくなるでしょう。
携帯を目の届かないところに置きましょう。
2.朝、窓を開け太陽の光を浴びる
人間の体内時計は朝日によってリセットされ、実際の日照のリズムと合うよう調整されます。
こうやって人間は毎日正確なリズムで生活できるようになっています。
いつまでもカーテンを閉め、布団にもぐらないことです。
パッと朝日を浴びると気分もスッキリします。
3.寝る前に足元を温める
特に女性の場合、足元が冷えて寝付けなくなることが多いようです。
これから暑くなってきますが、足元だけは布団をかけて温めましょう。
血液の循環もよくなります。
血液の循環がよくなると体温も上がり、眠りやすくなります。
4.毎日決まった時間に寝ましょう
毎日同じ時間に寝る習慣を付けると、体が自然にその時間に眠くなります。
最初は難しいと思うので、一日の計画表を作り、それに従うようにしましょう。
できれば家族もその時間に合わせて眠るようにすると、習慣づけが楽になります。
同様に起きる時間も決めましょう。
休みだからと言って、昼間で寝ることはよくありません。
そこで生活のリズムが崩れると、また整えるのが大変です。
ちなみに、休日の寝だめは効果ないそうです。
5.寝る前のルーティーンを決める
本を読むなど、寝る前のルーティーン(決まった行動・儀式)を決めるのも効果あります。
これが体に染みつくと、眠くなくてもこの行動をするだけで眠くなります。
6.寝る前のカフェインはやめる
お茶やコーヒーに含まれるカフェインに敏感な人がいます。
カフェインは脳を興奮させ、眠りにくくさせます。
そのような人は睡眠前にはカフェインを控えましょう。
7.どうしても眠れないときは無理に寝ようとしない
精神的原因で眠れないこともあります。
色々考えてしまう。
悩み事であったり、プレッシャーであったり。
寝よう、寝ようと焦ると反ってそれがストレスとなり目が冴えたりします。
そんなときは無理やり寝ようとしないことです。
気分を変えて読書をすると、目が疲れて眠くなるかもしれません。
それでも無理な時は、単純に横になって目を閉じてじっと静かにするだけでも構いません。
これでも体の70%は休まるそうです。
睡眠は特に学ばなくてはならない生徒にとって重要です。
記憶は睡眠によって確立されると言います。
勉強しても寝不足では覚えられません。
徹夜してもすぐに忘れてしまうのは、この理由です。
夜型社会になっている今、難しいと思いますが、十分な睡眠を取ることは健康な生活に不可欠です。
実は、勉強がよくできる子供は睡眠も十分にとっているという統計もあります。
寝る子は育つ。
心身ともに健全な成長のため、睡眠について考えてみてください。
2017.06.28
綺麗な文字で書くー読んでもらえる解答を書く
高校入試には必ず作文が出ます。
それ以外でも学校やテストで文字を書く機会は多いです。
また、新しくなる大学入試には記述問題が増えるようです。
そうなると今まで以上に採点者に読んでもらえる字で書くということが大切になってきます。
しかし、生徒(特に男子)の文字を見ると、汚いと言わざるを得ないことが多々あります。
そこでよく「字を綺麗に書きなさい。」というのですが、「綺麗な字」とはどんな字でしょうか。
ここで言う「綺麗な字」とは、書道家が書くような芸術的な文字ではないということです。
そこまで素晴らしい文字を生徒に求めていませんし、私も書けません。
私も生徒のいろいろな文字を見て思うのですが、
それは読み手が読むのが嫌にならない文字ということではないでしょうか。
よく癖字とか言いますが、癖字は決して悪くないと思います。
むしろそれは個性でいいと思います。
癖字でも決して読むのが嫌にならないものもあります。
大事なのは丁寧に書くということです。
いい加減に急いでぐちゃぐちゃっと書くから読みにくいし、読むのが嫌になるのです。
実際、テストで採点するときは採点者の裁量に任されているところが大きいので、
いい加減な文字(読みたくない文字)を書くと、内容を吟味する前に×にされます。
一人で何十人、何百人を限られた時間で採点しなければならないので、
一つ一つ生徒を思いやりながら読んだりはしません。
そんなことしては採点が終わらないからです。
ましてや少しでも減点をして生徒間に差を付けなければならない立場なので、
少しでも読めない字、他の文字に見える字はことごとく悪意のなる解釈のもと×にします。
とは言え、きちんと書いているものを×にはできないので、
丁寧な文字で書くということが大事になっていきます。
つまり、テストを考えると丁寧な文字で書くとは、
採点者につっこまれない文字で書くということです。
この点においてはコツがあり、私は次のように指導しています。
(一般に文字を書く時にも参考になると思います。)
1.読み手を考え一画ずつ書く
具体例を出したいところですが、ここでは無理なのでできませんが、
いい加減な字を書く人はよく、自己流のつづけ字を書きます。
それは早く書けるかもしれませんが、他人には読めない文字です。
(中には自分ですら読めないときもあります。)
最初はイラつくかもしれませんが、一画一画、止め、はらいをしっかり意識して書きましょう。
スピードはだんだん自然についていきますから、先ずはゆっくり書きましょう。
2.文字のバランスを考えて書く
文字には一つ一つの形があります。
その形に収まるように書くとバランスが良くなります。
例えば、「あ」は○、「す」は▽、「ふ」は△などです。
漢字でも偏は半分よりやや狭目に書くなど、文字の形を意識してください。
3.文字の形を統一する
同じ文字は同じように書けると整って見えます。
同じ文字が書くたびに変わっていたのであれば、やはり読みにくいです。
癖字でもこの統一感があれば綺麗に見えます。
自分の中で文字の形を決めて書くようにしましょう。
4.行の中でバランスを統一する
行の中心に線があると思って(慣れるまでは実際に書いても構いません)、
それに沿うように書く。
自分は右寄りが好きだというのであればそれでも構いません。
上から下までまっすぐに字が降りていくと気持ちがいいです。
5.平仮名は漢字より小さく書く
画数の少ない文字は大きく見えます。
これは目の錯覚です。
だから、平仮名や画数の少ない漢字は、他の文字と同じ大きさで書くと、
大きく見えてバランスが悪くなってしまいます。
気持ち小さく書くと丁度同じ大きさに見えます。
こうなるまでには練習が必要です。
今の世の中では実際にペンを持って手で字を書くという機会が減っています。
しかし、練習しないと上達はないので、意識して書く機会を作ってください。
特に生徒はノートやテストなど、まだ練習の余地は残されていると思いますので、
面倒くさがらずやりましょう。
せっかく良い文を書いても、見た目で×にされてはたまったものではありませんから。
2017.06.23
子供が自主的に勉強する接し方
先日この場で、「勉強ができない子供の多くは学校の授業を積極的に受けていない。」と述べました。
つまり、自分から能動的に授業を受けていないので、習ったことが明確に頭に残っていないのです。
従って、テスト前にもう一度やり直さなくてはならず、二度手間になり、
結局時間が無くなり、テストで十分な結果が出ないのです。
だから、普段から主体的に勉強する癖を付けさせることが肝心です。
今回は、そのために家庭でできること、家庭での子供の接し方の注意点を紹介します。
自分で考え決められるように導く
大人は自分の考えを押し付けがちです。
子供が十分に納得できるように説明して、子供もそれを受け入れたならいいのですが、
ついつい面倒で、「〇〇やりなさい。」と言ってします。
これでは子供がやる意味を理解できず勉強がやらされるものになってしまいます。
子供は受動的になり、人に言われたことをやるので、自分の責任転嫁をし、言い訳ばかりするようになります。
勉強を指導するとき、子供と大人の関係を見直す必要があります。
学校でもそうですが、多くの場合、大人は子供を足りない者と考え、
「教えること」は大人が足りないものを与えることと考える。
結論を急ぎ、子供に考える時間を与えず答えを教えてしまう。
答えを教えるのは簡単で早いから、教える方も教わる方もそれを当然と思ってしまう。
でも、これでは子供が考える時間を奪ってしまうことになり、主体的に学ぶ生徒にはなりません。
焦って教えて、その場で答えることはできても、
結局自分で考えていないので、真の理解にはつながらず、
ましてや既習事項を用いて応用することはできません。
勉強が依存体質になっているので、与えられないと何もできないのです。
では大人はどのように子供と接すればいいのでしょうか。
いくつか方法はありますが、とりあえず一つ述べたいと思います。
先ほどの「与える」という大人の立場を「促す」に変えるのです。
子供は「足りない」のではなく、「持っているものを伸ばす」という立場です。
答えを教えるのではなく、ヒントを与える。
解答を導き出せるように促すのです。
「こうだったらどうなると思う。」
「他にどんな方法があるかな。」
「例えば、こんなのはどう。」
という風にヒントを与える。
答えにたどり着けるように誘導してあげるのです。
こうすれば生徒が自分で考える余地ができます。
このような接し方は勉強そのものだけに限りません。
勉強に仕向けるのにも役に立ちます。
「勉強しなさい。」と言うのではなく、
「勉強はいつする。自分で計画を考えようか。もちろん休憩も計画に入れてね。」
と言う。
こうすると子供は自分で考え、与えられるものではないので、自分に責任を持つようになります。
時間になれば自分から勉強するようになり、無駄にがみがみ言う必要がなくなります。
「今やろうと思っていたのに。」
なんていわれることもなくなるでしょう。
親もいつ勉強して、いつ休憩するか分かるので安心です。
上手く計画がいかなければ、一緒に考え相談役、アドバイザーとして助言をする。
しかし注意してほしいのは、最終的に計画を決めるのは本人だということです。
このような接し方は受験校を決める時や、その他の人生の選択を考える時、様々な決断の場面で重要です。
主体的に行動できると、何をしなければならないかが自分で分かるようになります。
そして、その結果は本人の自信につながり、更なる向上心が芽生えます。
これは学校の勉強も含めた人生の勉強として、非常に大切なことです。
言いたいのは分かりますが、そこを踏みとどまって、子供自身に考え決めさせてください。
遠回りで面倒くさそうですが、長い目で見ると近道なのです。
2017.06.18
叱るということ
体罰である高校のサッカー部のコーチが解雇されました。
葛西TKKアカデミーの生徒たちの話を聞くと、
やはり彼らの学校の先生の不適切な対応が見受けられます。
学校という閉鎖された空間で、外部の目が届きにくい特質上、
この不適切な対応をなくすことは難しいように思えます。
全ての先生がそうというわけではありませんが、
どう考えても先生の対応が理不尽である場面が多々見受けられます。
体罰
私が子供のときは、正直、今でいうところの体罰はよくありました。
「本人のため」という名目である程度の先生の体罰が黙認されていました。
本当に先生が生徒のために信念と責任を持って、
適切に行うという前提のもと許されていたのでしょう。
そして、生徒も自分のために指導してくれているという信頼があるから、
多少の体罰も甘んじて受けることができたのでしょう。
しかし、その信念と責任、そして信頼関係が疑わしくなり、
生徒を支配するための暴力となることが往々にして起こりました。
この現実から、体罰はどんなことでも許されないというのが今の教育の方針です。
でも、表面化していない暴力(肉体的または精神的)は今も日常的にあります。
私は実際に生徒と接しているので、このことは断言できます。
「叱ること」と「怒ること」
大事なのは「叱ること」と「怒ること」を混同しないことです。
「叱ること」は生徒のために、生徒のことを考え、生徒をプラスに導くために行います。
一方、「怒ること」は自分のために、自分の立場・都合をよくすることを考え、自分を守るために行います。
「生徒のため」と言いつつそうでないことが、客観的に見るとよくあります。
思う通りに生徒が上手くならないから、そのストレスを生徒に怒ることで発散する。
(これは指導力不足が根本の要因と思われますが。)
自分が間違っているのに、立場上認めたくない自尊心がそれを許さない。
怒鳴る理由はこんな感じではないでしょうか。
しかも渦中にいるときは、自分でそれが気づかなかったりします。
指導者という立場で権威を持たされると途端に
自分が上で生徒は下だという変な上下関係を作り出してしまう。
だから、自分の思い通りにならないと怒る。
生徒が自分と違う意見を言うと、侮辱されたように思う。
口答えされて反抗されたように感じる。
生意気だ、気分が悪い。
だから怒って自分の強さを誇示したい。
でも、怒って表面上生徒を従わせることができても、
生徒の心はついていきません。
関係も表面的になり、指導の本当の目的は達成できません。
怒っても問題は解決しません。
むしろ険悪な状況を作るだけです。
大切なのは相手に理解させること。
冷静になり、大人として大きな心で生徒の気持ちを想像し、
客観的に状況を分析し、最善の方向に導くことです。
つまり、「叱る」には怒る必要もないし、怒鳴ったり体罰を行ったりする必要もないのです。
正しく叱る
いくら生徒のためを思い叱っても、状況把握を間違っていれば、
生徒は理不尽に思い、不信感を抱きます。
これではいけません。
だから、叱るのは非常に難しいのです。
正しく叱るにはどうすればいいのでしょうか。
先ず冷静になること。
そして、正確に状況をつかもうと努力することです。
自分で勝手に思い込んでしまってはいけません。
常に自分の状況判断が間違っているかもしれないと謙虚になることです。
だから、叱る前に生徒の言い分をきちんと聞いてあげることが大切です。
もし複数の人間が関わっているのであれば、全員の言い分を聞かなければいけません。
面倒だと言ってはいけません。
そのくらい慎重にならなければいけません。
目的は楽をすることではなく、生徒を導くことなのだから。
更に、大人として広い心で接することも忘れないでください。
発展途上にある子供たちです。
過ちもあるでしょう。
でも、それを責めて心に傷を残すのが叱る目的ではありません。
過ちを大目に見るゆとりが必要です。
よく子供相手に理屈で論破しようとする人がいます。
(あたかも論破して優越感に浸りたいような。)
相手は語彙も経験も少ない子供です。
まともに討論すれば負けるのは当然です。
子供を負かせて、「自分はダメだ。」と思わせ、
「自分の理は完全に否定された。」と思わせるのも叱る目的ではありません。
子供にも自分なりの道理があります。
それを分かってあげることも大事です。
これは多くの生徒に接した経験から分かります。
子供の考え方自体は間違っていないのですが、文脈において合わないことが多分にあります。
そんな時、大人の理屈を押し付けるのではなく、
子供の目線に立って、「なるほどそうだよね。だけどこの場合、この方がいいんじゃないかな。」
と提案するのはどうでしょう。
そうすれば子供の側に立ってくれたと安心し、心を開いて話してくれるし、
こちらの言うことも聞くようになります。
そして提案すれば、それについて考え自分で判断するようになります。
結論を与えるのではなく、自分で決めさせるのが重要です。
正しい結論にたどり着けるように導いていく。
これが指導という意味においての正しく「叱る」ということです。
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2017.06.16
期末テスト お疲れ様でした
期末テストお疲れ様でした。
今回はみんなよく頑張っていました。
本当に毎日頑張った人もいますし、まだまだ不十分な人もいました。
でも、自分なりに努力していたと思います。
とりあえず今日はゆっくり休んで、明日からまた頑張りましょう。
これで終わりではありません。
特に三年生はこれから本格的に高校入試の準備に入っていきます。
勉強も今まで以上にきつくなります。
こちらもそれぞれの状況を最大限尊重しますが、
それに甘えることなく、悔いのないようにしてください。
一生に一度くらい、「思いっきり勉強した。」と言えるほど勉強するものいいでしょう。
2017.06.07
書籍紹介 『中学生の成績が上がる! 教科別ノートの取り方』
本日紹介するのは『中学生の成績が上がる! 教科別ノートの取り方』(小澤 淳 監修)です。
生徒やご両親からよく聞くのは「勉強の仕方が分からない。」ということです。
各教科の勉強を解説する参考書や問題集はたくさんあります。
でも、勉強の仕方を書いている本は少ないです。
この本はカラーで見やすく、ポイントを提示して簡潔で分かりやすく説明してあります。
5教科別にノートの書き方が書いてあり、それぞれの教科で何に気を付けてノートを取るべきか分かります。
更に、この本の特徴として、実際の生徒たちのノートが見られるということです。
このような具体的な見本があると、どのようにノートを取ればいいのか非常に参考になります。
勉強の仕方は人それぞれ。
ノートの取り方も人それぞれです。
だから、これが絶対という方法はありません。
しかし、このように具体的な見本があれば、それを真似てやってみることは簡単です。
やってみて、その方法が自分に合っていればそれでOK。
だめならば別の方法を試せばいい。
実は勉強法というのは、実際にやって失敗を繰り返し、
その中で反省改善して自分で自分に合ったものを見つけるしかないのです。
従って、この本に書かれていることをやればいいというより、
この本をきっかけに自分流の勉強法を創造するという活用法が有効でしょう。
とは言え、ここに書かれたことは、ある程度誰にでも当てはまることが多いので、
非常に参考になると思います。
葛西TKKアカデミーでも勉強法の指導を行っているので、
どうやって勉強すればいいか困っている方は、是非ご相談ください。
2017.06.05
面白い記事を見つけました
面白い記事を見つけたので紹介します。
ちょっと笑えます。
あのドナルドをひっくり返すと別のドナルドになります。
誰か分かりますか。
今、世界を騒がせているあの人です。
「かるた」じゃなくて、「カード」じゃなくて・・・。
あっ、「トランプ」だ!!!
2017.06.05
テラリウムに挑戦
葛西TKKアカデミーは生徒の勉強がはかどるように
教室内にも様々な工夫を凝らしています。
本日、新たに観葉植物が教室に仲間入りです。
ガラス容器があったので、テラリウムに挑戦。
初めてだったので、ちょっと失敗。
作る手順を間違えました。
でも、見た目は問題ないかな。
後は、枯らさないようにしっかりお世話しなくてはいけませんね。
この他、勉強しやすい環境を作るために様々な工夫をしています。
入り口にも観葉植物のパキラなどが置いてあります。
教室は清潔感のある白を基調にしています。
リラックスできるように常にBGMが流れています。
常に生徒のことを考え少しでも良い塾となるため、
葛西TKKアカデミーは工夫と努力を怠りません。
2017.06.01
あるお母さんからの質問「定期テストで成績のいい子と悪い子は何が違うのか」
先日、あるお母さんから次のような質問を受けました。
「うちの子はテスト前に一生懸命やっても成績よくないのに、
できる子はテスト前、大して勉強しなくても点がいいんです。なぜでしょうか。」
個人の状況にもよるので一概に言えませんが、次のように答えました。
「できる子は、その時その時の学習内容を授業中に吸収しているからです。」
授業中に、その都度内容を理解し身に付けていれば、テスト前に慌てる必要はありません。
確認さえすれば十分です。
学校の定期テストは授業内容が中心なので、これでいいのです。
同じ授業を受けても、ただ聞いているだけでは、習ったことも右から左に抜けてしまいます。
だから、頭に残らない。
だから、テスト前にもう一度、一からやらないといけない。
全ての教科でそうならば、テスト一週間前からやっても間に合わないのは当たり前です。
大抵、課題のワークを終わらせるので、精一杯。
内容の定着まで手が回らない。
だから、テストの点は上がらない。
更に悪いことに、間に合わせの勉強で内容が身についていないので、
テストが終わると全て綺麗に忘れてしまう。
だから、また同じことを勉強し直さないといけない。
二度手間。
だから、面倒くさい。
(以前にも話しましたが「面倒くさい」は大人に限らず子供を理解するキーワードです。)
勉強へのモチベーションが上がらない
だから、やらない。
成績が上がらない。
では、できる子は頭がいいから授業の内容をその時に身に付けられるのでしょうか。
答えは「NO」です。
問題は頭の良さではありません。(何が頭の良さかと言う問題もありますが。)
できる子は積極的に聴いているのです。
受動的にただ聞いているのではありません。
授業中集中して少しでも理解しようと努める姿勢が大事です。
具体的にどうすればいいのでしょうか。
例えば、先生が言っていることを頭の中で復唱するだけでも、
頭に残る度合いは違います。
また、自問自答しながら聞くのも有効です。
「これはどういう意味なんだ。どうしてそうなんだ。」と。
黒板に書かれたことしかノートに書かない子供がいますが、
できる子は書かれていなくても、大切だと思えば、先生の言ったことを書くのです。
分からないときはその日のうちに質問して解決するのもいい方法です。
他にもありますが、とにかくただ聞くのではなく、主体的に聴くのです。
その日の夜に、一日の授業風景が思い浮かべられたら上出来です。
先生がつまらなく、聞く気にならないかもしれません。
それでも何か学ぶことはあるはずです。
つまり、大切なことは毎回の授業を無駄にせずしっかり受けるということです。
そして、無駄にするかどうかは生徒次第です。
無駄にしていると、結局手間ばかりかかって、肝心なテストの準備ができなくなるのです。
2017.05.28
こんな先生は嫌だ
日々、生徒と付き合っていると、彼らが非常に不満とストレスを抱えていることが分かります。
丁度思春期に当たる彼らは、それまでの子供から大人への過渡期において、様々な矛盾に直面し悩み苦しみます。
今まで単純に正しいとしてきたことが、現実に通らなかったり。
実は悪いとされてきたことをした方が得をしたり。
本音と建て前。
信念が揺らぎ、純粋な子供の明確な善悪が通用せず、大人の汚い現実が見えてきます。
純粋に正義であろうとする生徒は抵抗を試み、しかし大人の力に負けてしまう。
結果、要領よく表面だけ合わせることを覚えたり、失望して生気を失ったり。
疾風怒濤、紆余曲折。
あちこちぶつかって、成長していく時期です。
当然、彼らから愚痴や不満をよく聞きます。
そういうはけ口がないと、心が圧し潰されてしまいますから、聞き役になるのですが。
でも彼らはわがままに文句を言っているわけではありません。
そこには彼らなりの筋があり、正義があるのです。
それを聞かず、無視して押し付けるような大人の対応はやはり不適切でしょう。
それを踏まえたうえで上手に説明、説得できなければ教育とは言えません。
今回は、そんな彼らの先生に対する批判、不満を聞いてみました。
題して「こんな先生は嫌だ」。
後でリストしますが、かなりあります。
一見矛盾しているようなものもありますが、それはその文脈においての意見なので、全体として見るより、一つ一つの場面における見解と考える方がいいです。
もちろん生徒に好かれる先生、優秀な先生もたくさんいらっしゃいます。
しかし、そうでない先生がいるのも事実です。
これは真摯に受け取った方がいいでしょう。
全体をまとめると、生徒が嫌う先生にはいくつかのパターンが見られます。
今回は五つほどまとめました。
実際はまだあります。
これらのパターンを踏まえ、生徒と接するときに気を付けていきたいと思います。
これは先生のみのでなく、広く大人一般が子供に接するときに当てはまると考えてた方がいいでしょう。
1.不公平
多くの生徒が不公平や不当な扱いに怒りを覚えるようです。
「勉強ができる生徒とできない生徒で扱いが違う。」
「差別する。」
「裏表がある。」
「お気に入りを作る。」
人は公平に扱わなければいけないと教わったのに、肝心の先生がそうでない。
気を付けなければいけません。
私が思うにこの問題の根底には、生徒を対等の人間とみて尊敬していない、教える者と教わる者の間に上下関係が存在するという考えがあるのではないでしょうか。
口では平等と言っても、この考えがあるから、実際の行動で違うことをする。
子供たちはきちんと見ています。
しかし、学校という閉鎖された空間は、外部のチェックが入りづらいので、人格尊重を損なったとしても指摘されることは難しい。
だから、不公平は見過ごされまかり通ってしまう。
そうして知らず知らずのうちに、不公平に対して鈍感になっていくのでしょう。
経験から言うと、彼らから学ぶこと、彼らに気づかせてもらうことは非常に多いのです。
むしろ、上下関係を捨てて対等になった方が信頼関係も深まり、生徒との建設的な関係が築け、こちらの精神的にも楽です。
自分が先生だから偉く、子供たちは馬鹿だから見下すような態度は改めましょう。
筋が通らないことに子供は敏感です。
それが現実と教えることも大事です。
でも、問題はどのように教えるか。
教え方まで理不尽である必要はありません。
2.自己中心的
先ほどのこととも関わるのですが、教育において先生は多くの権限を与えられています。
しかし、それを自分のためだけに使えば、それは濫用と言わざるを得ないでしょう。
「生徒をパシリに使う。」
「自慢話をする。」
「なれなれしい。」
「気分屋」
「生徒に八つ当たりをする」
これは他者に対する気遣い、思いやり、つまり、相手の立場に立って考えることができないのが原因でしょう。
立場上、生徒を動かすことができるので、ついつい生徒を道具のように考えてしまうのでしょうか。
相手に感情があるということを忘れてしまう。
これも注意しなければなりません。
相手の気持ちを無視した不用意な行動や発言がどれだけ生徒を傷つけるか。
こちらが冗談でも、相手はそうは思わないということを理解する必要があります。
相手への配慮の欠如が、先生の生徒へのいじめになることに気を付けなければなりません。
そんな先生を生徒は信用しません。
信頼関係がなくなれば良好な人間関係は築けません。
いつでも生徒のことを考え、自分の行動が相手にどんな影響を与えるか考えるに越したことはありません。
相手の気持ちを想像する力、特に繊細な心を持つ、この時期の生徒に接するときは不可欠です。
権限を与えられているということは責任も与えられているということです。
学校という閉鎖された組織の中では責任の追及がされにくく、しかも相手が子供だというと無条件に先生に理があると思われがちです。
常に誠実で、客観的に物事を見る態度で臨まなければ自己中心的になるので自重しましょう。
3.自分を押し付け、生徒の話を聞かない
先生の立場上、常に自分は正しくなければならないと考えるのでしょうか。
例え自分に非があったとしても認められない。
それは生徒にとっても先生にとっても不幸です。
「自分の考えを押し付ける。」
「生徒の話を聞かない。」
「自分の間違えを認めない。」
「自分が全て正しいと思う。」
人は完璧ではありません。
先生も然りです。
先生が間違ったとき、その誤りを素直に認め改めることができるか。
ごまかしたり、強引に認めさせたりしても、生徒は先生の誤りに気づき、内心は分かっています。
自分の誤りを認められない人間を生徒は軽視します。
当然です。
それは反って、先生の威厳を損なうものです。
考えに絶対に正しいということはなく、立場や状況で見方は変わります。
自分以外の考えを認め尊重することも大事です。
もし、自分の考えを通したいなら、それは説明し導き、生徒が自ずから同意するようにしなければなりません。
自分が先生といえども完璧な存在でなく、日々学び成長する人間であると認めた方が、先生としても気が楽だと思います。
4.器が小さい
自分は大人で相手は子供、なのに子供と同様に言い争いをする。
子供の過ちを受け止め、改善のために導く余裕がない。
こんな先生は器が小さい、子供じみているとみなされます。
「小さいことにすぐ起こる。」
「生徒に厳しく、自分に甘い。」
「突然怒り出す。」
「質問に行ったら教えてくれない。」
「実際にはやっていないのに偉そう。」
とにかく小さなことで怒ったりグチグチ言うのは嫌われます。
子供の言葉を真に受けて怒鳴るのも大人げない。
怒るのと叱るの区別がつかず、自分のストレス発散のために子供に大声を出すのもよろしくない。
相手は子供なのだから、当然論争すれば大人が勝つ。
だからこそ子供の言い分を聞いて諭す余裕がほしいとこですが、ムキになって論破することが目的となってしまう。
これは教育でも指導でもありません。
こんな先生には子供も冷めてしまって、関わりたくなります。
子供との接点が失われれば、先生は教師としての責任を果たせなくなります。
すぐに頭に血が上る人は気を付けましょう。
冷静になって、生徒たちのどんな理不尽な要求でも受け止め、対処できるようになりたいものです。
これは生徒の言いなりになるという意味ではありません。
生徒の声を聞いたうえで、大人としての正しい態度が取れるようになるということです。
5.教えるのが下手
生徒が分からないとき、「なんで分からないのか。」という人がいます。
でもこれは生徒の責任でしょうか。
分からせることのできない先生の責任ではないでしょうか。
そして、教師の本分を考えたときこれは致命的です。
「質問をしても答えない。」
「授業中の雑談が多い。」
「授業の進みが遅い。」
「授業を忘れる、なくなる。」
「授業が早い、生徒を置いてけぼり」
授業進度は本来カリキュラムで計画的に作られているはずで、それに従えば早すぎたり遅すぎたりすることはありません。
恐らくそれを無視しているのでしょう。
毎年、それまでの遅れがたまって、三年生の最後は駆け足になっています。
更に、授業も教えるというよりやるという形になっていることがあります。
つまり、生徒が分かったかどうかは関係なく、ただ教科書に書かれている内容に触れただけ。
生徒が分かるような工夫をしたり、どうすれば分かるようになるか反省する態度が欠けているのです。
そして、生徒が理解できないのは自分のせいでなく、分からない生徒が悪いというのは責任転嫁としか言いようがないでしょう。
生徒が嫌う先生一覧(実際に私が生徒から聞いた声です)
差別
お気に入り
すぐ触る
裏表
声がでかい、怒鳴る
小さいことに怒る
声が小さすぎる
自分の考えを押し付ける
自分が全て正しい
授業が早い、生徒が置いてきぼり
パシリにする
不公平
理不尽
生徒の考えを聞かない
質問しても答えない
自分の間違いを認めない
生徒に厳しく自分に甘い
人を馬鹿にする
授業中の雑談が多い
公私混同
授業がつぶれる
字が汚い
授業が分かりづらい
授業の進みが遅い
無責任
時間を無視する
授業を忘れる、なくなる
突然怒り出す
自慢話
雰囲気がうざい
なれなれしい
無視する
くさい
授業中暇なときに関係ないことをする
質問に行ったら教えてくれない
言葉と行動が矛盾
人を傷つけることを言う
親にチクる
しつこい
気分屋
話すたび唾が飛びまくる
話の内容がいつも同じ
挨拶を無視する
生徒に八つ当たりする
「帰れ」とすぐ言う
実際はやっていないのに偉そう
2017.05.28
東葛西中学校の運動会に行ってきました
2017.05.25
大学入試改革 英語四技能(特に「話す」)を評価するとは
2020年から大学の入試制度が変わります。
それに向けて学校教育は様々な準備をしています。
試験内容もいろいろ変わる予定ですが、今回はその中でも英語に関して考えてみたいと思います。
中でも目に付くのは、今までの記述読解とリスニングのテストに「話す」が加わること。
(言語には四技能があって「読む」「書く」「聞く」「話す」から成り立つ)
「グローバル化に対応したコミュニケーション能力の育成と評価」として、異文化コミュニケーションできる、発信能力のある人材が必要との観点から導入されたようです。
ただ具体的にどのように「話す」を評価するのかはよく分かりません。
高校の授業評価や英検などの民間のテストを利用する案もあるそうです。
また、全国学力テストでは情報端末に英語の質問に回答したものを録音しそれを民間に評価してもらうそうです。
果たしで全国から集まる生徒に対し、全員に音声回答させ、短時間で公平に評価できるのでしょうか。
採点はどのような基準で行うのでしょうか。
採点者がそれぞれの主観で採点するなら、それは公平性に欠けます。
発音という目に見えないものに、どのように明確な基準を設けて判断するのでしょうか。
また、「話す」を評価に入れるということは、学校ではそれに対する授業を行わなければなりません。
他の技能と違い「話す」はフリーライドが難しい技能です。
つまり、他人がやるのを見て、それを参考に自分の能力にしていくことが難しいのです。
発音は一人一人が実際に声に出さないと上達しません。
会話も相手がいて、その相手の返事に応じて自分も答えられないといけません。
教室のような大人数での授業には向いていないのです。
この難問を現場はどのように解決すればいいのでしょうか。
問題は山積で本当に大丈夫なのかと不安です。
期限は決めれれていて、結局間に合わず、その場しのぎの対応になって、文部科学省の掲げる目標が骨抜きになるのではないでしょうか。
なんだか「ゆとり教育」のことを思い出さずにはいられません。
私が思うに一番の問題は、「コミュニケーションを形式を満たすこと」と勘違いしていることではないでしょうか。
恐らく今まで通り、出題者が設定した通りの解答をした生徒が高評価を受けることになるのではないでしょうか。
どれだけその型にはまっているかで判断する。
確かにそうすれば点数は付けやすい。
例えば、発音がどれだけネイティブに近いか。
恐らく、このネイティブというのもアメリカ人、せいぜいイギリス人かオーストラリア人の英語でしょう。
でも、実際の英語はもっと多様で発音や表現もかなりバリエーションがあります。
グローバル化と言いつつ、結局一部の母語話者に合わせることを重視しているのです。
これはグローバル化と根本的にマッチしていない。
それに学校で教える会話やコミュニケーションは、実際の英語生活においては非常に限定的である。
いくら学校で教わったことが分かっても、実際の英語生活では全く役に立たない、分からない。
習ったことを使おうとしても使えない、使う機会がない、まったく別の状況が発生している。
海外生活を経験したことある人ならよくあることでしょう。
更に、たとえ英語が理解でき話す能力があったとしても、話す内容がなければ、結局黙ったままになってしまう。
近なのでは積極的に英語の技能を活用し、主体的に考え表現できる人材になるのでしょうか。
コミュニケーションとは何か、言語を学ぶとはどういうことか。
これら根本的命題にはっきりと答えを出してからでなければ、結局理想論で失敗に終わると思います。
コミュニケーションとは授業でやるようなきれいごとではありません。
それぞれが思惑を持ち、様々な戦略を張り巡らし、個々の目的を達成するために行うものです。
それは状況や文脈で無限に変化し、その変化に対応しつつ、自己の利益が最大限になるように拡大できなくてはいけません。
そんな型にどれだけはまるかというのがコミュニケーションではありません。
それは生きているのです。
そうであれば評価の仕方も教授の仕方もこれでは全く駄目です。
例えば生徒に課題を出して、それをいかに達成できるかを見る。
単に短いフレーズが言えるかではなく、相手との相互作用の中でいかに相手を理解し、そして説得して目を達成できるかで見るべきです。
そこではきれいな文法で完璧な発音などは、大して問題ではない。
身振り手振りでいいんです。
目的を達成できれば。
みんなが同じ解答でなくていいんです。
以上の点を踏まえれば、この「話す」技能が入試テストといかに相性が悪いか分かります。
文部科学省は、そして学校はどのように対応するのでしょうか。
私がざっと考えただけでも、これだけの問題点を指摘できます。
問題の予防と発生した時の対応は整っているのでしょうか。
現場は混乱なく自信を持って新制度を導入できる状況になるのでしょうか。
お手並み拝見です。
ただし一つ忘れてほしくないことは、うまくいかなかったとき一番の被害をこうむるのは生徒だということ。
そして、その責任をどのように取れるのかということ。
ゆとり教育を受けた世代は「ゆとり世代」などと言われ、世間の人間的評価が低く見られています。
レッテルを貼られているわけです。
改革結構、理想も結構。
ただしやるからには万全の準備をして、必ず成功すようにしてください。
多くの子供たちが犠牲にならないようにしてください。
2017.05.22
2020年 大学入試が大きく変わります
以前、このブログでも触れましたが、
2020年より大学入試制度が大きく変わります。
つまり、今の中学三年生から大学入試の仕組みが変わるのです。
当然それに伴い、高校の授業の内容とあり方、ひいては小中学校の授業も変わっていきます。
今の中学三年生を持つ家庭は目の前の高校受験で精一杯で、きっとそれどころではないでしょう。
しかし、受験が終わったら一度じっくり考える必要があります。
細かい点はまた別の機会に述べるとして、今回は概要として、私の個人的な見解を述べたいと思います。
先日、文部科学省「大学入学共通テスト」の実施方針最終案が発表されました。
英語は民間の検定試験が利用できること、国語、数学では記述問題を出すことなどが今までとの違いです。
更に英語で「書く」「話す」を評価に加えるなど様々な変化が見られます。
(この英語の評価に関する疑問点は後日、このブログで触れたいと思います。)
今回の改革の基本的考え方は、今までの「知識・技能」中心の評価だけではなく、
一歩進んで、その知識・技能をいかに活用できるかを考え「思考力・判断力・表現力」、更に実際に行動できるか「主体性・多様性・協調性」まで評価する。
そうすることにより変化の目覚ましい、グローバルな社会で活躍できる人材を育成しようというものである。
この目標を実現するために現場の教育方法も変えなければならない。
それで取り入れられるのが「アクティブ ラーニング」「グローバル教育」「ICT教育」「キャリア教育」などである。
以上が改革の概要です。
確かに言っている内容自体は何も間違っていないし、素晴らしいものだと思います。
でも気を付けてほしいのは、これを実践するときに混乱が起きないか、本当に目標を達成できる仕組みが整っているかです。
そうでなければ「ゆとり教育」の二の舞になってしまいます。
学校教育という巨大な仕組みの中で、上に立つ文部科学省は理想を掲げていますが、それが末端まで誤りなく伝わり、現場が理解し、目的に沿って適切に行動できるか不安です。
新たに導入される「アクティブ ラーニング」という教授法を現場の先生はきちんと習得し実践できるのだろうか。
講習だけやって終わりでは無理でしょう。
「ICT教育」も同様で、道具だけ渡しても人間が使いこなせなければ意味がありません。
他のものもそうです。
新たなものを導入するときは、それが効果的に使われなければなりません。
そのためにはかなりの準備と訓練が必要です。
この辺りは万全でしょうか。
また、今までの「知識・技能」だけでもままならなかったのに、さらにそれを土台としたところまで教育が進むのでしょうか。
確かに「知識・技能」が身に付いた子供たちにはいいでしょうが、そうでない子供たちはどうなるのでしょうか。
第一歩でつまづいているのに、そこから先には進めません。
ここの対応は具体的にどうするのでしょうか。
また、教える先生も「知識・技能」中心の教育できたのに、それ以上のものをうまく教えられるのでしょうか。
教えるということは本当にその内容を理解し身に付けてないとできません。
全ての先生が2020年までにできるでしょうか。
新しく制度を変えるときは、ただ理想だけを掲げるのではなく、具体的に現場と連携して、万全の準備を整えて実施しなければなりません。
そうでないと混乱し、形式だけになって、結局何の意味もなくなってしまう。
その時に一番被害をこうむるのは生徒です。
学校で過ごす時間だけでなく、その後の人生に大きく関わるのだいう自覚と責任は持てるのでしょうか。
改善の努力は素晴らしい。
ただ、やるならば万全の準備をして実行において誰も不利益のないようにする。
教育の改革は人の人生を左右する一大事業であることを忘れないでいてほしいと思います。
2017.05.19
今年も咲いてくれました。
五月も半ばを過ぎ、すっかり初夏の暑さになってきました。
今日、我が家のサボテンとバラが咲いていました。
毎年咲いてくれてありがとう。
でも、今年は私の手入れが行き届いていなかったせいか、サボテンが一輪。
今まで5~7輪咲いていたのに。
植物に詳しい人がいましたら、どうか手入れのアドバイスをください。
バラもこれからもっと咲くのでしょうが、小さいです。
うーん、栄養不足でしょうか。
この週末に土を替えてみます。
そして、今年も緑のカーテンに取り掛からないといけませんね。
もう時期的には遅いかな。
今年もゴーヤを植えてみようと思います。
小さくてもいいから実るといいですね。
植物を植えて育ってくれると気分がいいです。
植物のある空間は落ち着きます。
葛西TKKアカデミーの生徒たちもグングン伸びるように、
私が手塩にかけて、大事に大事に育てないといけませんね。
そして、来年には大輪の花を咲かせてほしいと思います。
2017.05.19
Michel Gondry その2
以前紹介しましたが、ミッシェル・ゴンドリーの第二弾です。
今回紹介するミュージックビデオはケミカルブラザーズの『Star Guitar』です。
The Chemical Brother - Star Guitar
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=0S43IwBF0uM[/embed]
一見、何の変哲もない車窓の風景を映しているようですが、よくよく見るとその風景と音楽がリンクしているのが分かります。
鉄塔や信号機、煙突など、映し出されるものが映されるタイミングとドラムやシンセサイザーの音がぴったり合っているのです。
しかも、映像が何の不自然さもなくつながっていています。
いつものことながら、「どうやってこんな映像を作ったのだろうか。」「よくこんなアイデアを思いつくな。」と関心させられます。
ミッシェル・ゴンドリーに関してはまだまだ面白いミュージックビデオがあるので引き続き紹介していきたいと思います。
2017.05.18
どうして英語はやる気にならないのか
生徒の間で「英語はやる気になれない。」という声を聞きます。
どうしてなのでしょうか。
たいてい「日本で英語なんて必要ない。」と答えます。
この言葉には二つの解釈があると思います。
一つは文字通りの解釈。
実際日本で、英語を使わないという選択をして生きていけなくはありません。
公用語が日本語である以上、それ以外の言語が分からなくても生活できるのが前提です。
でもこの考え方には落とし穴があります。
まずは、英語という選択肢を放棄するということは、人生の選択の幅を狭めることになる。
言い換えれば、自分の可能性を広げる機会を自ら捨てているということ。
反対に英語ができればどれだけの可能性が増えることか。
単純に収入を考えてもその差は大きいです。
現実としてこれは間違っていません。
ただ子供たちは社会経験が少ないので、それでどれだけの損失になるか実感しません。
だからこそ大人が上手に子供に分かるように具体で気に説明しなくてはなりません。
この説明が大人の腕の見せ所です。
そこを理解すれば、英語を勉強する意義が出て、取り組むようになるでしょう。
もう一つは、その言葉は方便であって、本当の理由は別にあるという解釈です。
「英語をやりたくない。」という気持ちを正当化するための理由付けです。
この場合は単に逃げているだけなので、やりたくない気持ちをなくせばいいのです。
とは言え無理やりはいけません。
子供が自主的に取り組むように導かなければいけません。
基本的には英語を学ぶ楽しさ、喜び、達成感と感じさせればいいのです。
でもこれはテストでいい点を取るということではありません。
たいていこのように言う生徒は、英語に対して苦手意識が高く、テストでいい点を取ることをあきらめている、そんなテストの点だけで騙されない生徒です。
テストのための英語が役立たない、意味がないと悟っている子供たちです。
でも心のどこかで、「英語が話せたらいいな。」と思っているはずです。
では、どうすればいいのでしょうか。
テストのための勉強をとりあえず置いておきましょう。
そして、とっかかりやすいことから始めましょう。
一般的には音楽や映画がいいでしょう。
「外国人アーティストの歌が歌えたらなあ。」
「この歌詞どういう意味なのだろう。」
「日本語の字幕や吹き替えで見た映画を、その俳優本人の声で聞きたい。」
「YouTubeで話していることを理解したい。」
そんな自主的な動機付けが大切です。
「外国人の友達が欲しい。そして日本以外のことを知りたい。」
「友達が外国人と話して楽しそうだから、自分もその輪に入りたい。」
「海外で自分と同じ趣味を持つ人と、いろいろなことを共有したい。」
コミュニケーションの楽しさが分かれば、自分から言葉を使いたいと思うでしょう。
こうして英語の楽しさ、実用性が分かってくれば、自分の将来とつなげることは簡単です。
そうして具体的な夢が決まれば、進んで勉強するようになります。
つまり、子供たちが英語に興味を持つ機会をいかに提供できるかが問題です。
英語は言葉である以上、コミュニケーションができること、相手に伝わり、相手を理解できることが第一です。
しかし、残念ながら日本の学校教育では完璧であることを求められます。
学校で教える文法的に正しい英語以外は全てダメという姿勢。
これが生徒の英語に対するやる気を奪うのです。
しかし、実際の英語の使用では文法通りでない場合もあります。
また、文法的に間違っていても、意思の疎通ができ目的を達成することが可能です。
「文法的に完璧な英語を使えるようになる。」のが目標なのか、「英語を手段といして使え、コミュニケーションを通して目的を達成する。」のが目標なのか。
やはり前者では、子供たちに「英語なんて必要ない。」と言われても仕方ないでしょう。
しかし、学校教育では前者です。
理由は単純で、教える者にとってそれが楽だし、テストで点数を付けるのが簡単だからです。
教える者にとって楽な方法が教わる者にとって楽だとは限りません。
生徒たちの成長が目的ならば、やはり教わる者中心の仕組みに変える必要があります。
日本の学校教育も理想に向けて試行錯誤しているようですが、この根本的視点をもう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。
そうすれば授業も大幅に変わるし、生徒の英語に対する考え方も変わるでしょう。
2017.05.14
書籍紹介 『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典』
今回紹介する本は『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典』です。
中学、高校で教える英語自体は実践的ではないとは言い切れませんが、その教える過程に関して実用からかけ離れている場合が多くあります。
「英語を教える」ということと「英語について教える」ということを取り違えているのです。
典型的な例は、文法中心の文法対訳法による授業です。
英語をシステムと捉え、一連のルール、品詞と構造による分析によって英語を理解するというアプローチです。
この方法は百年前くらいに行われた教授法ですが、これが英語の実践にはあまり効果がないことは既に多くの国々で認められています。
しかし、日本の学校ではこの方法が未だに主流です。
理由はいくつかありますが、第一にテストとして点を付け生徒の差別化を図るには非常に簡単だということ。
第二に多くの英語教師がこの方法で英語を学んでいて、他の方法を知らない、知ろうとしないこと。
第三にこの方法は形式だけを教えればいいので、教える者にとって簡単だということ。
しかし、これらは全て教える立場を中心とした考え方で、教わる者にとっていいとは言えません。
6年間も学校で勉強して会話もできないのは日本人くらいです。
文法用語を聞くだけでも嫌悪感を表す生徒もいます。
形式が分かりテストの解き方を理解する生徒にはいいのですが、そうでない生徒にとっては何のために英語を学んでいるのか分からず、英語に対する魅力は一気に失われます。
また、この英語に対するアプローチは実際に英語を使う状況において全く役に立ちません。
そんな文法的分析を逐一やっていては1ページ読むのに莫大な時間がかかり、とてもではありませんが数ページの英文を読むのも大変です。
会話においても、そんなこと考えていると会話についていけず、話ができません。
理解するまでに時間がかかり、さらに自分の意見を考え、そしてどのように話すかも文法で考える。
会話になりません。
結局、何のために英語の授業を受けているのか分からない。
生徒は直感的にそのことを理解しています。
そんな学校の授業に疑問を持つ方にこの本をお勧めします。
実はこの本は『ビッグ・ファット・キャット・シリーズ』と呼ばれる一連の英語読本の一部です。
パイ屋のエドを中心の物語で、読んでいくうちに、その物語の面白さと共に英語を身に付けるようになります。
特別イラストも多く、難しい文はなく、所々に解説もついているので、非常に取り掛かりやすい内容になっています。
実際、私も英語を教える中で、生徒が英語に触れる機会が圧倒的に少ないことに気づいています。
生徒が積極的に機会を作らなければいけないのですが、今のテストのためだけの英語では、そこまでする動機が起きにくいのです。
だからこそ、読み手を物語に引き込める力のあるこのシリーズがお勧めなのです。
とは言え、いきなり長文に挑戦するのは気が引けるという人はこの『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典』を先ず読んでみましょう。
最初に英語の解説が書いてあり、英語がどういうものか理解してから読み物を読む形になっています。
この本の一番のいい点は、文法用語を一切使わず英語を説明している点です。
イラストを使って、母語話者が英語をどのように捉えているのかを分かりやすく教えています。
箱と矢印を使って英語のルールを説明し、品詞などの文法用語を使わず、「化粧品」などのように言い換え、身近に分かりやすくする工夫がなされています。
イラストを上手に使っているので、英語が持つイメージやニュアンスがとても伝わります。
更に物語自体も楽しいので、読んでいるうちに語彙も自然と増えていきます。
個人的には、まだ工夫すれば文法を簡単に分かりやすくできるのではないかと思う点もありますが、全体的には非常に優れていると思います。
また、物語という性質上仕方ないことですが、どうしても過去形中心の文章になってしまいます。
その点は英字新聞や雑誌、その他の読み物で補う必要があるでしょう。
いずれにしても、英語入門としては評価できます。
学校の文法中心の英語で挫折した人は、この本でもう一度英語を見直してください。
英語に対する考え方がかなり変わってくると思います。
2017.05.09
五月病
ゴールデンウイークも終わり、また現実に戻る時期になりました。
この時期よく言われるのが五月病です。
五月病と言っても、肉体的病気というよりは、なんとなく気分がすぐれない、やる気が出ない、なんかシャキッとしないというような気分の問題が多いようです。
精神的に不安定になり、鬱のような状態だったり、逆にイライラして落ち着かない状態だったりします。
一般的に大人に限らず子供でもなるようで、しかも、五月病と言いながらこのような症状になるのは五月だけとは限りません。
四月に新年度が始まり、新しい環境で早く慣れようと緊張しながら生活するのですが、五月、ゴールデンウィークの連休になると、ふと緊張の糸が解け精神的に落ち込むようです。
新生活で気合を入れている人ほど、その反動からか、五月病が深刻になるみたいです。
あまり気にしない人ならいいのですが、休みに入って自分を見つめ直す機会があると、失敗やうまくいかなかったことが思い出されて、自分を余計に責めて自信を失い、やる気もなくなってしまう。
つまりはストレスが原因ということになるのです。
子供の教育に関わる者としても、この状況は見過ごすわけにはいきません。
皆さんも自分の子供が五月病になっていないか確認してみてください。
さっきも言ったように、まじめないい子ほど五月病にかかりやすいみたいです。
なんかイライラする、やる気が出ない、学校に行きたくない、寝つきが悪い、食欲がない、だるい、疲労感が抜けない。
このような症状が現れたら五月病かもしれません。
うまく対処しないと、そのまま不登校になってしまいます。
対処法はいろいろですが、一般的に次のようなことがあげられます。
まず、ストレスを取り除いてあげる。
先ほど述べた通り、まじめで完璧主義の子供がなりやすいです。
自分の理想と現実の違い。
思うようにいかないので責任を感じストレスになる。
だから、完璧でなくてもいいことを分からせてあげましょう。
焦らず自分のできる範囲で構わないんだと言ってあげましょう。
次に体を動かすこともいい方法です。
軽い運動でも構いません。
外に出て、太陽の下で体を動かすと、夢中になって嫌なことも忘れてしまいます。
リフレッシュすると新しい考え方も生まれ、別の視点から見直すことできるようになります。
新たに前向きな気持ちになれば、また頑張れます。
しかも、運動すればお腹が減り、食欲もわきます。
また、肉体的に疲れれば夜も熟睡ができます。
子供たちと一緒に運動すれば尚いいでしょう。
親子のスキンシップにもなりますし、会話のきっかけにもなります。
そうすれば子供も心を開いて悩みを打ち明けるかもしれません。
そうして心の平穏が得られるといいです。
料理も頑張って、おいしく栄養バランスが取れたものを食べれば、きっと元気になって学校にも行けると思います。
中学生時代は成長期であり、思春期でもあります。
心身ともに大きく変化し、いろいろ不調などが発生します。
大人はそんな子供の変化に注意し、適切に対処してやる必要があります。
それは子供の健全な発育に欠かせません。
常に注視し、予兆を見逃さず、上手にサポートしましょう。
2017.05.04
鋸山に行ってきました
ゴールデンウイーク真っ最中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私も5月3日、千葉県の鋸山に行って来ました。
普段、家族サービスで足を延ばすことがなかなかできないので、何とか一日、家族で過ごせる時間を作りました。
家から電車を乗り継いで二時間。
ゆっくりしていたらすぐ一日が終わってしまうので、休日にも関わらず早起きをして出かけました。
内房線の浜金谷駅に降りると、目の前に平らで山頂が少しギザギザした山が見えます。
これが鋸山です。
少し歩くとロープウェイ乗り場に着きます。
やはりゴールデンウイーク。
昼前ですがすでに結構な人が並んでいました。
山頂に出発。
山頂からの景色は美しく、東京湾を隔てて対岸の久里浜を結ぶフェリーが行き交い、うっすらとですがかすんだ富士山の雪を携えた姿も見れました。
そこから歩いて日本寺へ。
もともと鋸山は石切りの山として、人が人力でくさびを打ちながら石を切り出していろいろな所へ運び出したそうで、今のその石切りの跡が残ります。
また、そうした地質を利用して石窟の観音像、日本一の仏像が見らせます。
さすが日本一の仏像、その存在感は圧倒的です。
またここの名所で「地獄のぞき」というのがあります。
断崖から突き出た岩の先に行って下をのぞけるのですが、さすがに長蛇の列だったので断念しました。
アップダウンが激しく、足場も平らでないところが多く、険しい道のりでしたが、三歳の娘はあえてそんな中を冒険して、どんどん先に進んでいきました。
とは言え、さすがに後半は疲れて、下山のロープウェイでは寝てしまいましたが。
そこから「カフェ エドモンズ」に行きました。
岐阜から合掌造りの古民家をそのまま移築した喫茶店です。
大きな看板があるわけでもないので、知らないと通り過ぎてしまいます。
無造作な入口を通って進むと店の入り口になります。
一見大丈夫かと不安になりますが、入ってみると素敵なたたずまいです。
店内は広く、娘も田舎の実家に来たみたいではしゃいでいました。
NHKの富津市を紹介する番組の撮影に使われたそうです。
マスターもウェイトレスの女性もとても好感が持てました。
コーヒーも本格的です。
また、セットの手作りバームクーヘンも最高。
本当にゆっくりと癒される空間です。
二階もあって、古美術品の絵画や着物、武者鎧に雛人形など置いありました。
合掌造りらしい高い吹き抜けの天井に感激です。
一階には囲炉裏もあります。
手作り小物も売っています。
昔懐かしい日本の家屋を体験できるいいお店です。
是非皆さんにお勧めしたい場所です。
その後、海岸へ。
潮の香、大好きです。
こんなに近くで山と海を満喫できるなんていいですね。
ここでも娘が大はしゃぎ。
磯に降りて、ヤドカリや貝、ウニにクラゲ、小魚にカニといろいろなものを探し発見しました。
町に住む子供にはなかなかできない経験です。
そして彼女が自然の中、こんなに楽しむなんてびっくりです。
さっき疲れていたのに、すぐに元気になって遊びだします。
遊ぶことがエネルギーの源、元気に体を動かし、様々なことを体験を通して学んでほしいものです。
最後に海辺のレストランで夕食です。
富津市はアジが有名らしいです。
ここのアジは豊かな餌に支えられ、脂がのった、おいしいアジで、黄金アジと呼ばれているそうです。
アジフライにアジの天ぷら、アジの刺身はお勧めです。
当然、地元の魚介も堪能しました。
また、磯焼もやっていて、次はそちらも挑戦しようかと思います。
ここは温泉もあるみたいで、次回来るときは入ってみたいものです。
海あり山あり、とにかく充実した一日でした。
本当にいい一日だったと言える、よい思い出ができたと思います。
皆さんも一度こちらにいらしてはいかがでしょうか。
2017.05.02
書籍紹介 『うんこ漢字ドリル』
これから機会を見ては図書紹介も行いたいと思います。
勉強に関するもの、教育に関するもの、趣味に関するものなどなど、一つに縛られずに紹介したいと思います。
もし興味を持たれましたら、お手に取っていただけることを期待します。
第一弾として紹介したいのは『うんこ漢字ドリル』(文響社)です。
本屋の店頭にも並べられていますので、ご存じの方も多いかと思います。
小学1年生から6年生までの指導要領に対応しています。
何と言ってもその特徴は、すべての漢字、熟語をうんこに関連付けて紹介していることです。
子供はうんこが大好き。
「うーんこ、うんこ」と歌まで作ってしまう始末。
なぜなのか。
本能なのか知りませんが、うんこが子供に与えるインパクトは絶大です。
(記憶)=(インパクト)*(回数)
例えば凄惨な交通事故を目の当たりにしてしまえば、一度であっても、その記憶は脳裏に深く刻まれます。
また、九九を覚えたときに経験している方も多いと思いますが、九九のようなインパクトの薄いものでも、何十回、何百回と繰り返し唱えることで暗記でします。
私が教える時も、いかにインパクトを大きくして子供の記憶に残るようにするか苦心しています。
だから、この『うんこ漢字ドリル』は理にかなっているのです。
漢字を覚えることは退屈で、子供には苦痛な作業になってしまいがちです。
しかし、このドリルは違います。
面白楽しく漢字の勉強ができます。
1ページに漢字2個ずつ、カラーで大きく書かれ、書き順、熟語も載っています。
そして、その熟語は全てうんこ絡み。
漢字は小学生がぶつかる大きな壁の一つです。
今まで効果がなかった人は、是非、このドリルを試してみてはいかがでしょうか。
2017.04.23
2020年より様々な制度が変わります
2020年より様々な教育に関する制度が変わります。
一番大きなものはやはり大学入試制度の変更でしょう。
更にそれに伴い高校の教育内容も変わります。
更に中学の指導要領も一年後から新しくなり、これまでとは大きく変わる予定です。
まず、大学入試では大学センター試験が廃止され新しいテストになります。
今までのように一回限りの試験ではなく複数回受けられるようです。
チャンスが増えると同時に公平性がどのように保たれるかが気になります。
各教科ごとのテストに加え、教科をまたいだ横断的な問題、総合型のテストも行われるようです。
つまり文系・理系の枠を超え、各教科の内容をつなぎ合わせることができなくてはなりません。
特定の教科だけ得意では高得点が見込めないということです。
解答方法もマークシートからコンピュータ端末を使った入力形式になります。
つまり普段からコンピュータになれておく必要があるのです。
まだ不明な点が多く、実施してみないと分からないこともありますが、例えば家庭の経済的事情などで家にパソコンがない生徒は不利になるのかもしれません。
ブラインドタッチには練習が必要だし、指一本で一つずつキーを打つようでは到底試験時間が足りなくなるでしょう。
学校でも対応が始まっていると思われますが、学校任せだけでは満足いく準備ができるか不安です。
学校外のサポートが重要な意味を持つようになるでしょう。
中学でも様々な変更が行われます。
特に注目すべきは、生徒たちの評価方法でしょう。
今までのようにテストをし、その点数が評価の主要内容とはなりません。
思考力・判断力・表現力というような、一つの型にはめれば皆同じ解答にたどり着くようなものではないものの評価を重視するそうです。
生きる力、社会に出たときの即戦力になれる実践的な力を身に付けさせるのが目的です。
しかし、このようなものの評価は数字に出にくく、生徒間の優劣を決める形式の評価法とは非常に相性が悪い。
客観性に問題が生じ、どうしても採点者の主観に頼らざるを得なくなっしまう。
この点をどのように乗り越えるかが大きな課題となります。
今のところこの問題に対する明確な解は出ておらず、試行錯誤の段階のようです。
ただし、制度の変更期日はすでに決まっており、それまでに納得のできる、そして誰もが理解し共有できる制度ができることを切に願います。
ゆとり教育のときもそうでしたが、理念は素晴らしく間違っていないのですが、実践において、上からの押し付けでなく、現場の十分な理解と具体的で明確な行動内容が伝わっていないといけません。
そうでなければ、いたずらに現場を混乱させるだけです。
そして、その混乱の一番の被害を受けるのは他でもない子供たちです。
多くの子供たちに多大な影響を与える責任の大きさを十分に理解した上で、我々は教育に携わる必要があります。
2017.04.23
手作りパン
昨日は久しぶりに一日お休みでした。
家でゆっくり娘と遊んだり、手作りパンに挑戦したりしました。
小麦粉、バター、イーストなどなど、材料を混ぜて、娘とコネコネ。
それから炊飯器で発酵。
これが一回40分で二回。
更にレーズンを入れてレーズンパンにしようと思い、自分で試行錯誤、結局焼きあがるまでに4時間以上かかりました。
焼き上がりはフカフカで香ばしい香り。
結構大きなパンになってしまいました。
でも、一日でなくなってしまいました。
作るのは何時間もかかるのに、食べるのは一瞬。
見るだけで美味しいのが分かります。
やっぱり出来たてが一番。
今日、自習に来た塾生にもおすそ分けしました。
喜んでいただければ幸いです。
2017.04.11
浅田真央選手引退
昨夜、浅田真央選手引退のニュースが入ってきました。
幼いころから有能なフィギュアスケート選手として見続けてきただけに、その世間に与えた衝撃は大きかったようです。
気づけば彼女も26歳。
引退しても当然な年齢ですが、童顔な彼女はなかなかそれを感じさせませんでした。
オリンピックで大きな期待を背負い、なかなかその過度な期待に応えられないと悩み苦しんで、それでも踏みとどまて、ここまで頑張ってきましした。
彼女の演技を見て、その素晴らしさはメダルだけではなく、そのひた向きな姿勢にある。
だからこそ、多くの人々に感動を与え、人々も彼女から何かメッセージを受け取り、心動かされたと思います。
彼女に限らず何かを代表する立場に立たされた人々は、本意でなくても、期待と責任を背負わされてしまう。
それが日本代表となればなおさら。
そして期待に応える結果を出せなかったとき、心無い人は無責任にも彼ら代表者たちを責める。
しかし、その人たちは自分にそんな資格があるのか考えたことはないのでしょう。
自分があんな大舞台で彼らと同等のパフォーマンスができるはずないのに。
代表選手たちに何らかの支援をしているわけでもない。
ただイベントに乗っかって、彼らの成果をあたかも自分のもののように感じ、気分がよくなりたいだけである。
それができなかったからと言って、その怒りを彼らに向け罵るのは大きな間違いである。
我々がすべきことはそんな結果であれ、全力で目標に挑み続ける姿をたたえることである。
長い間様々なプレッシャーや苦しみに耐え、人々に感動を与えてくれた浅田真央選手に感謝の拍手を送ります。
2017.04.10
高校中退
先日、高校の教育困難校について触れました。
子供たちの勉強に対する姿勢と学校に置かれている環境が、教育現場を学習に不向きな状態にしているということでした。
そのような現状に加え、経済的理由、体調の問題、人間関係、大人の教育に対する理解の低さ等、様々な理由で高校を中退する生徒もたくさんいます。
せっかく入学できたのに、勉強が続けられないとは非常に悲しいことです。
一時期よりは減っているものの、多くの高校生が今も中退しています。
東京都教育委員会によると、都立高校のその数は平成26年度で2754人だそうです。
学歴とその人物の能力・人柄とは必ずしも一致しているわけではないのに、いまだに高校中退し最終学歴が中学だと、就職はおろかアルバイトも難しい。
または周りから見下されまともに扱われないという話はよく聞きます。
やめてとりあえずはアルバイトをしたり、それすらせず家に閉じこもったり。
将来どうなるのかと考えるととても心配です。
中には奮起して大検を受けて大学に行く人もいます。
でも、それは本人によほどの精神力と周囲の協力、またそのチャンスを知っているか(情報)が伴わないといけません。
人との巡り会わせ、運も必要です。
なかなか苦難の道です。
誰もが通れるものではありません。
諸事情あって学校をまともに続けられない子供たちを何とかできないかと、特に最近思います。
職業柄、学校にいけない子供たち、学校から退いてしまったこともたちの役に立ちたいものです。
それはこの塾を始めた主旨とも合致します。
そういう意味ではこの塾は十分に潜在力があると思います。
後は、どのようにすればその力を活用できるようになるかが問題です。
2017.04.06
新学年スタート
いよいよ今日から新学期です。
とは言っても今日明日は始業式、入学式で本格的に学校が始動するのは来週からでしょうが。
何はともあれ、新たな気持ちで新しい学年に臨みましょう。
勉強で分からないときは葛西TKKアカデミーが力になるので安心してください。
いつでも誰でも待っていますので、気軽にお訪ねください。
2017.04.06
中高生の英語力
本日4月6日、読売新聞の電子版に次のような記事がありました。
『文部科学省は5日、全国の公立中高生らを対象にした2016年度「英語教育実施状況調査」の結果を公表した。
政府が17年度までに目指す英語力のレベルに達した中学3年生は全体の36・1%(前年度比0.5ポイント減)、高校3年生は36.4%(同2.1ポイント増)だった。
政府目標は50%で、達成は厳しい状況だ。
教員の英語力についても調査し、政府目標に達した英語教員は、中学校が32.0%(同1.8ポイント増)、高校62.2%(同4.9ポイント増)にとどまった。
政府は、グローバル化に対応するため英語教育の充実を掲げ、13年6月の閣議決定で、中学卒業段階で「実用英語技能検定(英検)3級程度」以上、高校卒業段階で「英検準2級程度」以上の英語力を持つ生徒の割合を17年度までに50%にする目標を掲げた。』
(読売新聞 4/5 20:49配信)
中高生の3分の1程度しか目標に達していないということです。
政府の決定したがって目標達成の努力をしているはずだろうが、この達成率の低さは何でしょうか。
更に増減もほぼ横ばい。
学校が努力を怠っているからなのか、努力してもこの結果なのか。
情けない現状ですね。
また英語教員の目標達成度も、指導者という立場を考えると低すぎるとしか言いようがありません。
特に中学校の英語教員の能力に関してはがっかりせざるを得ません。
子供たちの多くが中学で初めて本格的に英語に触れるのに、その指導者の能力がこれとは、教職課程を経て教員免許を取っているはずなのに、その資格に疑問を持たずには入れません。
教員免許と担当教科の能力とは無関係ということでしょうか。
それならそれで問題があると思います。
一つ考えられることは、現場教員が実際の英語指導で身に付けるべき能力と、政府が指針としている英語能力が違うということです。
これなら、上記のような結果でもそれほど心配の必要がないのかもしれません。
それならば政府の決定はあまりにも現場を理解しておらず、この目標設定自体が無意味ということになります。
理想と現実の乖離があり、政府が理想を現場に押し付けるだけで、その到達への筋道は現場任せで示せないのであれば、それは無責任と言えるでしょう。
いづれにしても、実際に中高生に接している者として言わせてもらえば、やはり現場での指導力には疑問を持たずにはいられません。
文法中心の何十年も同じ指導法ならば、中学生が興味を失い英語から離れていくのももっともです。
最初に触れる英語だからこそうまくやれば生徒はどんどんのめり込めるはずなのに、それができないのが問題です。
そしてそんな現状を変えられないのはいくつか理由があります。
まず、指導者が他の指導法を知らない、考えて創造できないというのがあるでしょう。
とりあえずいつものようにやればいい、生徒がどの程度興味を持ち理解したかは関係ない。
ただやればいいという態度。
うまくいかなかったら工夫して試行錯誤する態度の欠如。
また、テスト形式の評価の方法がそれ以外の教授法での英語教育を不利にし、結果として変更を許さなくしていることもあるでしょう。
そもそも指導者の英語力不足以外にもいろいろ原因は考えられます。
以前にも話した通り、生徒の勉強に対する環境は変化しており、昔に比べ勉強しづらくなっています。
その変化に対応できず、相も変わらず何十年前のやり方で指導するのであれば成果は出ません。
最近はコンピュータやタブレット端末を使って学校教育をやろうということになっています。
でも、道具や表面的理念ばかり変えても、結局それを扱う人間、体現する現場教師が十分に意義を理解し使いこなせなければ無意味となるでしょう。
勉強は多分に個人的なもので絶対の教育方法はありません。
だからこそ、様々な状況に対応できる経験と知恵が必要なのです。
この度の調査の結果は、この点を考えるべきと示しているのではないでしょうか。
2017.03.31
教育困難校
先日高校受験が終わり、当塾でも中学三年生を高校に送ったばかりです。
どの家庭も希望の高校に入学できて喜んでいます。
しかし、入学できたからと言いて喜んでばかりはいられません。
卒業した生徒に言ったのですが、確かに受験で自分の希望する選択はできましたが、本当に大事なことは選択した後どうするかです。
彼らは恐らく受験から解放されてほっとして、今、遊びまくっていることでしょう。
実は高校について気になることがあります。
それは教育困難校という言葉です。
以前、中学での学級崩壊が話題となっていました。
高校でも少し異なりますが、勉強が難しい状況が起きているのです。
一部の生徒が授業を妨害し、先生が授業を行えない、生徒が勉強を受けられないというのもあります。
しかし他にも、生徒たちが授業を受ける意思がない、授業を放棄して聞いていない、寝ているというのもあります。
私が以前教えて都立高校に通っていた生徒がこんなことを言っていました。
「学年や年度によっても違いますが、教室の何割かの生徒は授業中も先生の言うことを聞かず寝ています。よくできるクラスなら少ないですが、多いクラスならば5割くらい、平均すると3割くらいは授業を聞いていません。」
彼は中堅の上の方の都立高校に通っていましたが、現役で高校にいる生徒が言っているのだから間違いないのでしょう。
これらは偏差値では分かりません。
偏差値が多少あっても教育困難校はあるのです。
以前、優秀な高校だったから安心とも言えません。
徐々に教育困難校になりつつあるところもあります。
先ほどの生徒のアドバイスとしては、公開授業に行くことだそうです。
そうすると、いくら繕ってもいろいろなところに見えてくるそうです。
個人的に心配なのは、せっかく手にした自分の勉強の機会を放棄しているということです。
もともと勉強嫌いだからやりたくないのは分かりますが、勉強をする権利がどんなに重要か分からないから簡単に放棄するのでしょう。
勉強を嫌いにさせた大人の責任であるし、勉強の重要性を語り理解させられない大人の責任でもあるのでしょう。
学歴が必ずしも幸せに直結しない。
学力偏重の弊害から、勉強を否定し、それ以外の価値に重きを置く風潮。
これは間違ってはいないのですが、これを逆手に取って勉強から逃避する言い訳になっているならば本末転倒です。
大人がうまく説明できないから、勉強を価値のないものと見なすことによって、勉強をしない自分を正当化するのは問題です。
そして、一部の生徒が勉強を放棄して、それを大人が放置すると、他の生徒もすぐに影響され勉強を放棄する。
特に生徒に限らず人間は空気に流されやすいものです。
結果、勉強をする生徒の方が異端に思われ、彼らもまた勉強放棄しなければならないようになってしまう。
発端となる一部の生徒は中学のときにすでに勉強についていけなかった生徒が多いようです。
ついていけない理由は様々で、単純に勉強嫌いでやらなかったと決めつけることはできません。
いじめや体調面の理由、最近特に増えているのは経済的理由です。
そういう点を十分に考慮して対処してこなかった大人のせいで、彼らはこうなってしまったのです。
いつも思うのですが、お金のことで勉強したいのにできないのは本当に理不尽です。
この塾を作った理由の一つはここにあります。
個人経営の小さな塾だからこそ融通を聞かせ、たとえお金がなくても勉強の機会を奪われることのないようにしています。
お金のせいで勉強は十分にできないなんて可哀そうだし、将来のある子供たちにあってはならないと思います。
その他の理由も同様で、子供の勉強する権利を守るのが葛西TKKアカデミーの目的の一つです。
少々話がずれてしまいましたが、中学生のお子様をお持ちでこれから高校受験を控えているという家庭は、教育困難校という点も踏まえて進学する高校を選んでください。
せっかく入ったけど、後で後悔するということのないように。
選択も大事ですが、選択した後いかに行動するかが実はもっと大事なのですから。
2017.03.30
Michel Gondry
皆さん、ミッシェル ゴンドリーをご存じですか。
フランスの映像監督で、1990年代からミュージックビデオや映画を手掛けています。
私は2000年頃に始めて彼の映像を見て知ったのです。
とても衝撃的であると同時に、彼の生み出すアイデアの独創性と、計算され工夫されつくした映像に感銘を受けました。
どれもが非常に興味深いものでした。
しかし当時、彼の名前を憶えていなくて、調べることもできませんでした。
もう一度ミュージックビデオを見たいと思っても、名前が分からないので検索しようがありません。
頭の中に映像の印象だけが残り、そのまま何年もの月日が流れました。
ところが先日、あるテレビ番組に彼の映像が出て、その番組ホームページからやっと彼の名前を発見することができました。
こうして再会できたので、彼の作品を是非皆さんにご紹介したいと思います。
私同様、きっと感動すると思います。
これから少しずつ彼のミュージックビデオを紹介しようと思います。
Kylie Minogue - Come Into My World
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=63vqob-MljQ[/embed]
まずはカイリーミノーグの「Come Into My World」です。
これを最初に見たときは本当に衝撃でした。
カイリーミノーグが町を歩きながらその風景を撮っています。
最初は気づかないのですが、だんだん不思議なことに気づきます。
彼女は同じ所をぐるぐる回っているのですが、回る回数が増えるごとに本人を含め登場人物がどんどん増えていくのです。
実は前に回った映像にどんどん新しい映像を重ねているのですが、どれも計算しつくされて、ぶつかることなく自然に重なるのです。
これが実に彼らしく、こんなに繊細に先を考えながら映像を指示しているのだとすると、頭の中はどうなっているのかと思ってしまいます。
作られたのは2002年で、現在のようにCGが発達しているわけでもないのにこんなミュージックビデオが作れるなんて天才です。
しかもワンカット。
これができるまでにどれだけのリハーサルをしたのだろう。
私の一番のお気に入りです。
是非ご覧ください。
2017.03.27
最近の生徒のSNS事情
先日、SNSの弊害についてお話しました。
今回は生徒たちのSNS事情についてお話します。
私たちが子供のころにはなかったものなので、今の子供たちがSNSとどのように接しているのか予想が難しいのです。
しかし、塾で彼らから聞いたり、その活用を見たりするといろいろ分かります。
まず、彼らのネットワークの構築の早さにはびっくりします。
先日都立高校に合格した生徒たちは、合格発表の時にもうlineのグループを作り登録しているそうです。
もう友達ができたと自慢していました。
自分たちのころは友達作るのに一苦労していた気がします。
ましてや、入学前にできるなんであり得ない。
知らない同級生に声をかけるだけでドキドキして、なかなか勇気が出なかった記憶があります。
今はもう「lineに入ろう。」でいいんでしょうね。
気軽に声をかけられる時代になりましたね。
ただし、その生徒たちもlineのわずらわしさを指摘していました。
せっかく入ったはいいが、頻繁に送られてくるメッセージに対応しなくてはならず、それが面倒だと言っていました。
無視するわけにもいかず、こういう点ではこの時代の生徒でなくてよかったと胸をなでおろします。
また、SNSをうまく使って情報交換をしたり、自分が見逃した情報を得たりしています。
テスト範囲が分からないとき、宿題が何だったか確認するとき、提出物がいつまでか。
SNSを使って仲間に問いかければすぐに誰かが返事をしてくれます。
問題が解けないときも、できる仲間に聞けば答えが分かります。
わざわざ友達に聞かなくても、インターネットで単語を調べるなんてお手の物です。
面倒見のいい優等生はわざわざ自分で予想問題集を作って定期試験前に仲間に送信してくれます。
確かにうまく使えば自主学習に大いに役立ちます。
問題解決も簡単です。
しかし、思うのですが、ネットワークを使えば個々の負担が減り楽になるかもしれませんが、そもそも勉強は楽をするのがいいのでしょうか。
いろいろ苦労するから、自分も頭で考え、思考が発達するのではないでしょうか。
確かに答えは出ますが、答えが出ただけで、自分で導いた部分が少ないので、また同じ問題で解けなくなってしまう。
これでは勉強の意味がないように思えます。
他人頼りにしていると、授業中で一字一句逃さず自分のものにしようという貪欲さがなくなり、結局授業が上の空になってしまうのではないかと心配です。
助け合いはいいのですが、ある程度自立もしないとネットワークのしがらみから逃れられず、己の自由が減ってしまう。
でも自己解決できないから仕方ないと妥協し現状に甘んじる。
いささか恐ろしい気もします。
私一人の老婆心であってほしいものです。
今の子供たちはもっと柔軟に適応できると願いたいです。
SNSのしがらみには子供たち自身も苦労しているようです。
SNSは勉強の妨げになることはわかっているようで、彼らなりに何とかしようという動きもあります。
よくあるのは、携帯電話などの自分の手の届かない場所において、物理的に距離を置くというものです。
「携帯があるとつい触って、勉強しなくなる。」とよく言っています。
だから、テスト期間中などはどこかに隠してしまうそうです。
これができる生徒はまだいいのですが、完全に断つことはかなり難しいようです。
SNSは道具です。
上手に使えばとても有益ですが、下手に使えばとても有害です。
だから使う者次第。
まあ、無責任な言い方です。
しかし、残念ながら新しい技術で人類の経験が浅く、確立した方法が見つかっていないのです。
手探り状態。
これはSNSに限らず、発展には必ずついてくる問題です。
一昔前なら大人が経験から的確なアドバイスができましたが、今は大人すら未経験で結果がどうなるか自信が持てないのです。
子供から見れば頼りない存在です。
これが現在社会の実情なのでしょう。
大人も子供も厳しい時代に生きています。
2017.03.26
都立豊島高校 吹奏楽部 演奏会に行ってきました
3月25日、板橋区立文化会館にて、都立豊島高校の吹奏楽部の演奏会がありました。
中学生の時にみていた生徒がいて、彼女は吹奏楽部に所属していたのですが、せっかくの縁なので、可能な限り彼女の演奏会があるときは見に行くようにしていました。
その彼女が高校をこの度卒業し、大学に進学することになりました。
お祝いもかねて、今回も演奏会に行くことにしました。
前半はクラシックな感じでしたが、後半はポップで会場もノリノリでした。
演奏だけでなく、歌あり、ミュージカルあり、ダンスあり、エンターテイメントに富んだステージでした。
私も家族で行ったのですが、幼い娘も一緒に踊って拍手をしていました。
その生徒も今回はソロパートを見事にこなし、その成長ぶりを見せてくれました。
気づけば5年以上の付き合いになりました。
高校入学してから直接指導することはなくなりましたが、今も連絡が取れてこうやって演奏会が見れることは有難いことです。
中学生の印象が強いですが、こうやって改めて見るといつの間にか大人になったなあと感心しました。
左の青い服を着たのがその生徒です。
こうやって生徒の成長が見られることは最高の喜びの一つです。
いつまでも末永く関われればと思います。
人の人生に関われて、強い絆を作れるのが、この仕事の喜びで理想です。
だから、本気で取り組むのです。
2017.03.24
都立総合藝術高校 成果発表会に行ってきました
3月18日に行われた、都立総合藝術高校の成果発表会に行ってきました。
昨年入学した舞台表現科一年生の演劇の発表です。
シェークスピアあり、時代劇あり、コメディあり、いろいろな形態のオムニバスが9幕行われました。
私自身は演劇に詳しくはないのですが、学生らしく懸命に演じている姿に感銘を受けました。
「ここはどうかな。」「もっと発声の練習が必要だな。」「状況がよく分からないな。」など内心思うところもありましたが、それは発展途上の学生。
取り組む姿勢そのものに拍手を送りたいと思います。
まあ、自分がそこまでできる訳ではないので、偉そうなこと言えませんが。
もちろん観客が共感し、笑い、すすり泣く場面もありました。
未熟とは言え、見ている者の心をつかんだことに間違いはありません。
もっと稽古に励み、将来素晴らしい役者になってほしいと願いました。
音楽や美術に力を入れている高校はいくつかありますが、演劇はここくらいでしょうか。
少なくとも都立高校で専門にやっているのは総合藝術高校だけだと思います。
この学校の先生と話す機会があり、いろいろこの学校の入試について聞きました。
やはり、特殊な分、入試方法も一般とは異なりますし、受験の準備も違ってくるようです。
葛西TKKアカデミーでは、こちらも対応できるようになっていますので、興味のある方は是非、お問い合わせください。
2017.03.05
春の足音 その二
2017.03.05
久しぶりのお台場
お台場のガンダムがいよいよこの週末で終わりになると言うことで家族で行ってきました。
前々から一度は見たいと思っていましたが、なかなか腰が上がらず、今まで見たことがありませんでした。
お台場自体、訪れるのは6、7年ぶりでしょうか。
近いと油断して、反って行かないものですね。
歩いていくと遠方から頭部が少し、木々の上に顔を出していました。
更に近づくとたくさんの人だかり。
いつもこうなのか、最後だからなのか、結構混んでいますね。
外国人観光客も目立っていました。
海外でも有名なのでしょうか。
さすがに実物大は大きい。
見上げると、その大きさが実感できます。
後姿もりりしいです。
その後職k時をして、お台場を散策。
今やお台場のシンボルですね。
少し肌寒かったですが、もう早咲き桜が咲いていました。
最後に、娘と約束した大観覧車に乗りました。
以前、乗ったことがあるのですが、今回はなぜか内心少し怖かったです。
なんか揺れていて。
こんな感じで遠くの海まで見渡せました。
久しぶりに家族と休日を過ごした感じがしました。
自分の家族サービスもしないといけませんね。
2017.03.02
都立高校合格おめでとう
今日は都立高校の合格発表日でした。
幸いにして当塾の受験生は全員、目標の都立高校に合格できました。
おめでとう。
高校生になっても、学業をおろそかにすることなく頑張ってほしいと思います。
合格にしろ不合格にしろ、それは一つの段階が終わったに過ぎず、その結果だけにとらわれて終わらないようにしてください。
実は結果と同じ、いやそれ以上に大事なのが、結果の後どうするかです。
合格しても、それで気を抜いて、その後を無駄に過ごしてしまえば、人生にマイナスになってしまいます。
逆に思い通りの結果でなくても、その後精進し、与えられた環境で精一杯学べば、合格よりももっと多くの人生の糧を手にできます。
つまり、ここでの結果は一過程で、人生においては今後が重要だということを忘れないでほしいのです。
まだまだ長い人生、山あり谷ありでしょう。
でも前途は君たち次第でいかようにでも変わるのです。
自分の人生を輝かせるも輝かせないも自分次第です。
逃げては可能性を低くするだけです。
よく考え、勇気を持って歩んでください。
自分の人生を最後まで責任を持てるのは自分しかいないのだから。
2017.02.26
読解力の低下
最近の子供たちの声で気にかかったのは、「何を答えればいいか分からない。」「何を言っているのか分からない。」です。
つまり読解力、理解力の低下です。
それが分からなければ、どのように解けばいいかも分かりません。
この原因は何でしょうか。
以前、考える機会が減り、考える習慣がなくなってきていると話したことがあります。
ただ聞いている、ただ読んでいるでは頭の中に内容が入ってこず、右から左に抜けるだけです。
頭の中に留まれば、多少は考えるきっかけになるのですが、それすらないのです。
決して複雑な内容でなく、こちらがそれ以外に解釈のしようがないと思えることさえ分からないのです。
以前、こんな記事がありました。
「Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある」
という文章を読ませ、
「Alexandraの愛称は( )である」
という文中の空欄を、
「(1)Alex、(2)Alexander、(3)男性、(4)女性」
の4語から選ばせたが、正解できたのは中学生の38%、高校生の67%にすぎなかった。
「週刊新潮」2017年2月2日号(新潮社)より抜粋
まさに驚くべき結果です。
むしろ間違える方が難しいのではないかと思いたくもなります。
この調査の詳細がないので詳しくは分かりませんが、例えば助詞による語句の関係が正確に理解できていない、文脈がつかめていないなど、原因はいろいろ考えられます。
確かに少々複雑な文章構成かもしれませんが、特に回りくどい表現というわけでもないと思います。
現場でよく目にするのは文を文字通り読まず、自分で勝手に変えて読んでしまうことです。
なんとなく読んで、自分の頭の中で自分の都合の良いように、文章を変化させて頭に入れるのです。
こちらが指摘すると、後で「おかしいな。なんだ。書いてあるじゃない。」と自分で口にしています。
本人も何でこのように読んでしまった分かりません。
つまり、解釈以前の問題で、文を正確に読めていないのです。
今も多くの教育機関が効率優先としてパターンプラクティスで学習を行っているが(ここではパターンプラクティスの効果に関する話は置いておいて)、そもそも問題を正しく捉えられなければ、パターンも正しく使えないのではないのでしょうか。
更に、1ページを超えるような長文(?)になると、とりあえず流して読んでいるだけで積極的に内容をつかもうとしないのです。
加えて内容が科学的なものなど、一見難しそうに思えるものであれば、取り掛かる前から白旗を上げ、読むことを放棄する。
残念ながらテストなので、成績を残すためには「答えない」という選択肢はない。
そうすると、生徒に残された抵抗手段は「どれにしようかな。」と天の神様にゆだねるか、鉛筆を転がして4分の1しかない、部の悪い賭けをするだけです。
そうなると先ほどの記事の結果も納得できます。
なぜこうなったのでしょうか。
結局、技術的発展が子供たちに考える機会を奪ったという、よくある結論に達するのでしょうか。
子供たちの置かれている環境を考えると、一概に否定はできないでしょう。
悪い意味で環境が整い、勉強がしづらくなっている気がします。
先生が言っていることを自分の頭の中で復唱してみる、文章を読むときに「なぜ。」「どうして。」「ここはこういうことか。」と自問自答してみる。
これだけでも内容理解は格段に上がってきます。
是非、頭を使うことに慣れましょう。
考えることを止めると、人に騙されるか、いいように使われて損をするので、子供たちにはそうならないように気を付けてほしいです。
テストよりも大事な、人生の教訓です。
2017.02.24
高校の入試、ご苦労様でした
とうとう都立高校の入試が終わりましたね。
ご苦労様でした。
長い間、受験勉強で疲れたと思います。
手ごたえはどうでしたか。
何であれ、今日は早く帰って、ゆっくり疲れを落としてください。
一応、学年末テストもありますから、気を抜きすぎないようにしてください。
全ての荷が下りたら、中学最後の時間を満喫して、新たな生活に向けて英気を養ってください。
みんなよく頑張りました。
2017.02.24
春の足音
2017.02.23
いよいよ入試本番
いよいよ明日は都立高校の入試本番です。
そして明後日は国公立大学の入試。
みんな持てる力を全部発揮して悔いのない受験ができるように祈っています。
頑張れ、そして幸運を。
2017.02.20
都立入試、学年末テスト、そして新年度
いよいよ今週金曜日、2月24日は都立高校の入学試験が行われます。
これまで十分に準備ができた人も、そうでない人も腹をくくって試験に臨みましょう。
今持っている自分の実力を最大限発揮できるようにするのがこの時期です。
生活リズムを整え、体調管理に注意し、精神的に安定するような生活を心がけましょう。
これが本番までに残された時間でやっておくことです。
さらに、都立入試が終われば学年末テストも待っています。
9教科なのに加えて、試験範囲も三学期でやった内容だけでなく、一年分が範囲になっている教科が多いと思います。
まず課題を終え、三学期の内容を確実にし、一学期からの内容をしっかり確認していきましょう。
葛西TKKアカデミーではテスト対策として、平日のみでなく、週末も生徒が自主でテスト勉強ができるように開放しています。
どんどん塾に来て、テストの成績アップ目指し頑張りましょう。
これが終われば本年とも終了、また新たな年度が始まります。
一年はあっという間ですね。
有終の美を飾り、新年とのスタートダッシュができるように、葛西TKKアカデミーも全力でサポートいたします。
2017.02.15
SNSの弊害 - 生活習慣の乱れ
インターネットや携帯電話が普及し、誰でも簡単にSNSを利用できる時代になりました。
新しいものへの適応力のある子供たちは、あっという間にラインやインスタグラムを使いこなしてしまいます。
私は年のせいか、あまりSNSに興味はないのですが、子供たちは知らない間にグループを作って、暇さえあればお互いにメッセージや画像のやり取りをしています。
この順応性の高さは驚くばかりです。
ただ、子供たちは自分をコントロールする能力が未発達なので、SNSにのめり込んでしまうことも多々あります。
やはり、楽しいことはどうしても優先してしまって、楽しくない(と思っている)こと、例えば勉強とか、は後回しになりがちです。
SNSはどこまでやれば区切りがつくというものではなく、その気になれば永遠に続けられるので質が悪い。
また、SNSは相手がいるものなので、相手がメッセージを送ってきたらすぐに返事をしないと友達関係に悪影響が及ぶと子供たちは考え、常に気にしなければならない。
こんな誘惑としがらみに満ちた世界の中で生徒たちは勉強しなかればならないとは、同情を感じずにはいられません。
こんな時代なので、SNSを手放すわけにはいかない。
それならば、SNSとどのように付き合えばいいかを考えなければならない。
この点に関しては別の機会で触れようと思います。
本日言及したいのは、SNSによって子供たちの生活習慣が乱れてきているということです。
最近、中学生の中に昼夜が逆転している生徒が目立ちます。
夜に眠れず、明け方になって眠くなり、昼間は寝てしまう。
成長期でホルモンバランスが崩れ、それで生活リズムが変調をきたし昼夜逆転することがあるそうです。
この場合、薬や明りの調節によって体内時計をリセットできるそうです。
しかし、子供たちの話や生活の様子を聞くと、それよりもむしろ携帯やパソコンなどの情報端末を遅くまでやって、目がさえ眠気がなくなり、気づけば朝になり、それが毎日続き昼夜逆転になることが多々あるようです。
彼らのSNSをはじめとする情報技術の利用状況を考えると、これは十分納得のいく説明です。
携帯やパソコンのスクリーンから発せられる人工光、特に青の光、が体内の細胞に強く働きかけ、睡眠リズムをつかさどるホルモンの分泌を活発にします。
結果、体内時計が自然光と異なる刺激を受けることによって、リセットされ夜になっても眠気が発生しなくなるのです。
加えて、SNSの楽しさが時間の経過を忘れさせ、義務感やいつメッセージが来るかもしれないという意識が子供たちから眠りを奪うのです。
これが続き、夜眠れない習慣ができる。
まさに生徒たちの話と一致します。
仮に夜遅くになってようやく眠れたとしても、睡眠時間の短さと、人口光の刺激による睡眠の浅さが、翌日の脳の働きを妨げます。
十分な睡眠を取らなかった場合、脳はほろ酔い状態と同程度の働きしかできなくなるそうです。
当然、注意力も散漫になり、授業でやったことも頭に入ってこない。
さらに記憶は睡眠中に形成されるので、寝不足は記憶の定着にも悪影響を及ぼします。
まとめると、SNSは現代社会の中では欠かせないと言っても過言ではない。
この環境にいる子供たちはSNSの影響下にあり、情報端末使用時に発生する人工光は体内時計に作用し、眠りのリズムを変化させ、昼夜逆転の生活に陥りやすくなる。
昼夜逆転までに至らなくても、不完全な眠りは脳の働きを低下させ、学習効果を著しく妨げる。
こういう理由で、SNSとの付き合い方が勉強に大きく関わると言えます。
ならば、付き合い方をしっかり対策を練る必要があります。
個々の状況や考え方があるので一概には言えませんが、やはり家庭内でルールを作るというのが一つの方法でしょう。
子供とよく話し合い、お互いが納得いく方法で対応するのが大事です。
家のルールと言えば、付き合いでSNSに答えなければならない場合の断る言い訳にもなります。
SNSは社会現象なので、子供一人で解決させるのでなく、家庭や社会が一丸となってこの問題に取り組むことが大切です。
SNSについては別の機会にまた話そうと思っています。
とりあえず今日はここまで。
2017.02.06
やる気スイッチ
とあるコマーシャルで「君のやる気スイッチを押してあげるよ。」と言っています。
指導する側から生徒を励ます言葉、そして親御さんを安心させる言葉として言っているのでしょう。
しかし、コマーシャルは誰もが目にできるもの。
生徒も当然見ています。
最近困ったことは、この「やる気スイッチ」を生徒が言い訳に使うということです。
「今日はやる気スイッチが入らない。」と言って、勉強をあきらめてしまう。
指導する側としては、生徒に楽な言い訳を与えて、軽率なコマーシャルだなと感じます。
そもそもそんなスイッチがあるのか。
それを押さなければ勉強できないのか。
勉強はどんな状況でもやらなくては始まりません。
そんなあるかどうかも分からないものを頼りに待って、いつまでたってもやらないのでは、学力の向上はありません。
特に最近の子供たちは知恵がついているので、変にいろいろ考えてしまいます。
何も考えず、言われたことを素直にやってくれれば、何の問題もなく学力がつくのですが。
これは一概に悪いとは言い切れないので、完全に否定はしません。
しかし、いろいろ考えている間に勉強すれば効率よく目標を達成できるのにと内心思うことは多々あります。
こちらとしては、生徒の深い考察力を失わないようにしつつ、限られた時間の中で効率よく無駄なく指導する工夫が要求されます。
勉強は多分に精神状態で左右されます。
人間、特に子供の心は弱く、つい他のものを言い訳をして、現状から逃避しようとします。
でも、それでは問題解決にはなりません。
「やる気スイッチ」と言う厄介なスイッチを手に入れてしまった生徒には、指導において軒並みでない苦労と工夫が必要となるでしょう。
それはこちらの問題なので、他の人たちの気にするところではないのですが。
このコマーシャルのせいで、変なスイッチを手にした生徒に同情します。
2017.01.27
インフルエンザにご注意
今日のニュースで、インフルエンザ患者が全国推定161万人と出ていました。
とんでもない数字ですね。
東葛西中学校でもインフルエンザが出ているらしく、生徒が何人も休んでいるそうです。
このまま増えれば学級閉鎖もあるでしょう。
しかし、それよりも問題なのは受験生です。
受験シーズン到来で、これから本番という受験生にとって、この時期のインフルエンザは何よりも気を付けなければなりません。
インフルエンザで受験できなくなってしまえば、これまでの苦労が水の泡です。
勉強よりもインフルエンザなどの病気の予防を第一に考えてください。
外出から帰ったら、うがい、手洗いはもちろん、必要のない外出は控え、人ごみはできるだけ避けましょう。
マスクをして、暖かい服装で体を冷やさないようにしましょう。
乾燥は喉を傷めるだけでなく、ウイルスの感染にも関係するので、加湿器等で適度な湿度を保つことは大事です。
きちんと三食をバランスよく食べ、栄養をしっかりつけましょう。
そして睡眠を十分にとって、体の疲れを解消することも風邪予防には大切です。
しっかり体力をつけていれば、ウイルスに対する抵抗力も上がります。
とは言え、適度な運動も忘れないようにしてください。
家に閉じこもりっきりというのも、肉体的、精神的に健全ではありません。
病気、けがに気を付けて万全の態勢で受験に臨める様にしてください。
あと少し、頑張ってください。
応援しています。
2017.01.24
入試前日、当日の過ごし方
千葉の方では私立高校の入試が始まり、もう合否が出たところも多いようです。
都内でも私立入試、都立推薦入試、そして都立高校入試の本試験と立て続けに試験が行われます。
また、大学受験でも、先日センター試験があり、私立大学、国公立大学と受験シーズンになっています。
そこで今回は、受験前日と当日の過ごし方について、お話ししたいと思います。
これまで夜型だった人は生活習慣を変え、朝方になっていますか。
直前では変えられないので、今のうちに少しずつ調整しておきましょう。
そうして早寝早起きの習慣を付けて、本番当日には試験時間に脳が最も活動できるようにしましょう。
では試験前日ですが、勉強はしないことをお勧めします。
どうしても不安で勉強したいときは、朝早く起きてやった方がいいです。
前日に慌ててやっても大して身につきませんし、徹夜でもしようものなら当日頭がはたらかなくて、かえって結果が悪くなります。
(前日に慌てなくても済むように、それまでにしっかり準備すべきです)
腹をくくって、これまでやってきた自分を信じて、前日はペンを置き、心を安定させることに集中しましょう。
早めに食事を済ませ、お風呂にゆっくり入り、できるだけ体をリラックスさせましょう。
翌日の準備を済ませ、忘れ物がないか、もう一度確認してください。
体が覚める前に布団に入り(特に足元を暖かくしてください)、余計なことは考えず静かに目を閉じてください。
試験前で緊張していると思いますが、無理に寝ようと考えると反って目が覚めて寝られません。
どうしても眠れそうになければ、横になって目を閉じるだけでも十分です。
体の七割はこれで休まります。
当日は早く起きてゆとりをもって準備し、家を早めに出ましょう。
ただし朝食は食べ過ぎず、消化の良いものを腹八分目にするのがいいでしょう。
試験会場に向かう途中で何があるかわかりません。
天候が悪かったり、電車が遅れたりするかもしれないので、少なくとも30分前に着けるくらいの余裕があるといいです。
トラブルが起きても慌てず、入試会場に連絡しましょう。
早めに席について、深呼吸し、外の景色でも見ながら、気持ちを落ち着けてください。
「もう自分はやることは全てやり切った。だから今自分の持っている力を全て出し切ればいい。」と考えてください。
否定的な考えは止めて、常に前向きな思考でいましょう。
実際、自分のできること以上はできないので、実力を最大限発揮することに集中しましょう。
とにかく落ち着いて試験を受けてください。
ここまでやってきたのだから後は、「人事を尽くして天命を待つ。」です。
結果は結果、悔いのないように最高のパフォーマンスを目指して頑張ってください。
2017.01.09
入試前の過ごし方
そろそろ正月気分も抜け、3学期への準備は整っているでしょうか。
昔からこの期間はめまぐるしく、あっという間に過ぎ去っていくと言われています。
中学三年生、高校三年生はともに入学に向けた本試験が行われます。
以前にも話しましたが重要なのでもう一度、受験生がこの時期どのように過ごすべきかについて話したいと思います。
まず勉強に関しては、もう新しく知識を身に付ける時ではないということ。
これまで十分にやってきたのだから、今大事なのは、その身についた学力を本番で十分に発揮できるようにすることです。
せっかく身に付けていたことを、本番で忘れて問題が解けなかったのではもったいないです。
今までやった問題集、過去問、参考書、教科書等をもう一度見直し、どんなことがあったかを思い出し、確認してください。
目を通すことで忘れていたことに気づけます。
また、確認時に問題が解ければそれは自信となり、本番で心のゆとりができるでしょう。
注意してほしいのは、この時期に新しいものに手を出さないことです。
終わらせるには時間的に足りませんし、わずかに新しい知識を身に付けたところで、結果には大きく影響しません。
その場しのぎの付け焼刃に時間を費やすぐらいなら、今の実力を100%発揮できるように努めることです。
もし自分の実力が足りていないと不安に感じても、じたばたしないで、今の自分を受け止めて本番に臨むしかありません。
そんな不安に悩まされることないように、今まで頑張っていなければならないはずで、それができていないのであれば、それは自己責任として受け入れてください。
繰り返しますが、今、慌てて新しく学ぼうとしても大差ないです。
結局、慌てて身に付けた知識は不正確で、役には立ちません。
大切なのは現実を受け止めて、その中で最大限の結果を出すことに集中することです。
学力面以外にも気を付けるべきことがあります。
それは生活面と健康面です。
これまでの受験勉強で生活のリズムが大きく崩れている生徒が多くいると思います。
夜遅くまで勉強して、睡眠時間が十分でなかったり、食事が偏っていたりしていないでしょうか。
本番当日、最高のパフォーマンスを出せるように、体のリズムを本番に合わせるようにしましょう。
深夜遅くまで起きていいるのではなく、遅くとも0時前、10時から11時くらいには床に就くようにしてください。
睡眠のリズムを整えないと、本番中に眠くなります。
十分な睡眠があってこそ、すっきりとした頭の状態で入試に望めます。
どうしても勉強したいのであれば、夜ではなく、早く寝て、早朝に起きて勉強するのがいいです。
食事も3食きちんと食べ、特に朝ご飯は抜くことのないようにしてください。
さらに最も注意しなければならないことは、やはり健康です。
寒く乾燥しているこの時期、風邪やインフルエンザなどの病気になりがちです。
特に受験勉強で体が疲れていると、病気にかかりやすくなります。
栄養をしっかり取って、マスクやうがいなどをしっかりして、病気に対する予防を行ってください。
できるだけ人ごみを避け、病気をもらってこないように。
格好悪くてもしっかり厚着をし、体を冷やさないように。
少しでも体調が悪いなと感じたら、すぐに病院に行ってください。
予防をしっかりし、対処を迅速にして病気にならないように気を付けましょう。
病気で試験が受けられないことが一番よくありません。
病気だけは絶対にならないようにしてください。
以上の事柄に留意し、受験本番で最高の結果を出せるようにしてください。
2017.01.03
新年、明けましておめでとうございます
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は多くの方々に支えられて何とか年を越すことができました。
心よりお礼申し上げます。
本年も生徒を第一に考え、これまで以上に彼らの力になれるよう精進する所存です。
皆様のご愛好とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
葛西TKKアカデミーは本日より通常通りの営業となっております。
冬休みの課題は順調に進んでいますか。
3学期まで残り一週間ほどです。
まだ終わっていない人は是非、葛西TKKアカデミーに来て、課題を仕上げてください。
塾は毎日空いています。
より円滑に学習のお手伝いができるためにも、自習に来る人は、事前連絡をお願いします。
2016.12.29
本年はいろいろお世話になりました
葛西TKKアカデミーの年内の授業は本日で終了です。
新年は1月3日から始まります。
当塾がオープンし半年が過ぎました。
ここまで来れたのも、多くの方々の支えがあったればこそです。
心からお礼申し上げます。
来年も、本年同様、生徒の立場に立って全力でサポートを行います。
従って、これまで同様、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2016.12.29
高校受験生のこの時期の勉強
2学期も終わり、年が明ければいよいよ中学三年生は本格的に受験です。
3学期になればすぐに私立高校の入試が始まります。
そして2月24日には都立高校の入試が行われます。
もう、準備はできているでしょうか。
基本的に今は最後の仕上げに入っていなければならない時期です。
もう新しいことを身に付けるのではなく、今まで学んだことを本番で発揮できるようにする時です。
新しい問題集や参考書等を買わないで、今までやった問題集、模試、過去問集を繰り返しやってください。
意外と忘れていたり、できていなかったりすることが分かると思います。
それを再確認して、確実に本番で答えられるようにしましょう。
点数や偏差値が足りないとしても、もう新しいことに手を出さない方がいいでしょう。
慌ててやっても付け焼刃。
その分、今までやったことを忘れてしまう方が危険です。
もしやっていない内容が出たならば、それはすっぱりとあきらめて、できる問題を着実に解いていくようにしましょう。
腹をくくって焦らず、落ち着いて堂々と入試問題を解けるようにしましょう。
実力はこれまで、後はその実力を100パーセント出せることに集中してください。
2016.12.09
またお花をいただきました
2016.12.07
高校生頑張っています
2016.11.23
紅葉狩り
11月20日、高尾山に家族と紅葉狩りに行きました。
当初は筑波山に行くつもりでしたが、当日マラソン大会のため通行止めで行けないとわかり、急遽変更です。
晴天で、気温もこの時期としてはとても暖かだったので、想像はしていましたが、行ってみると予想を超える混雑でした。
ふもとから山道まで人がいっぱいで、ケーブルカーも70分待ち。
歩いて行った方が早いです。
海外からの観光客も多く、本当に山の中かと思うほど。
きっと渋谷や新宿と変わらない混み具合です。
紅葉はかなり進んだ木もあれば、まだの木もありました。
6~7分くらいでしょうかね。
小さい子を連れての山歩きは大変、途中で疲れて抱っこして登るはめになりました。
しかもこの混雑、足元は湿って滑りやすく、きっと明日は筋肉痛ですね。
何とか中腹まで登りました。
山からの風景はこんな感じです。
都会の街並みが小さく見えます。
久しぶりの山登り、自然に抱かれ、少しは気分もリフレッシュできたでしょうか。
この大混雑と小さいのを連れていること、それから時間を考えて、山頂に行くのは断念しました。
また次回、人が少なく時間に余裕があるときにもう一度チャレンジです。
子供は疲れて、下山では抱っこしたままぐっすり寝てしまいました。
頭をぐらつかせながらスヤスヤです。
久しぶりの家族サービスは大変でしたが、思い出に残る一日でした。
2016.11.02
「意味あるの?」
先日、ある生徒が「こんなに模試をやって意味あるの。」と言っていました。
やりたくない気持ちを疑問に転嫁して何気なく放った言葉だと思います。
こうして自分の気持ちに正当性を与えようとしたのでしょう。
果たして「意味」はあるのでしょうか。
物事には本来意味はありません。
ただ人間は全ての事柄に意味を見出さずにはいられない生き物だと思います。
「私は雨女だから・・・」
その人が雨を降らすわけないのだから、その人と雨の間には何の関係もありません。
しかし、そこに意味を付けて、いろいろな言い訳にしたり、話題を広げたりします。
人が意味を持たせたのです。
よくあるニュートンの逸話(本当かどうかは疑わしいですが)もそうです。
リンゴが落ちることそのものに意味はありません。
しかし、そこに意味を見出そうとして万有引力の発見につながるのです。
つまり、人類の発展にも「意味づけ」が大きな力を持つのです。
話は戻って模試もそうです。
ただやって終わりでは大した意味はないでしょう。
他のことをやった方が有意義かもしれません。
しかし、ただやるだけではなく、分からなかったところを見直し、理解し、自分の知識・学力向上のきっかけとするならば、それは意味あることです。
勉強もそうです。
ただ問題を解くだけでなく、そこから最大限に何を学べるか考え、積極的に学習すれば、それは大きな意味を持ちます。
以上のことから結論として私が言いたいことは、「意味」はそこあるのではないんだということ。
自分たちが何にでも積極的に見出していかなければならないんだということです。
つまり、「意味」があるかないかは本人次第なのです。
2016.10.26
スケジュールカレンダー開設
やっとスケジュールカレンダーができました。
思っていたより苦労しました。
このホームページは自分で全て作っているのですが、知識のない素人がやると大変ですね。
おかげでブログの更新もなかなかできませんでした。
これからは以前のように、より頻繁に更新していくつもりです。
さて、スケジュールカレンダーですが、その日の授業の確認ができます。
生徒の授業がいつあるか一目でわかりますし、どの時間が空いているかもわかるので、時間変更や追加授業の場合は参考になります。
また、通常授業以外に模試や特別授業、学校の定期テスト等の情報も提示します。
以上、いろいろ便利になっていますのでご活用ください。
スケジュールカレンダー
是非登録して、いつでもチェックできるようにしてください。
よろしくお願いします。
2016.10.26
季節の変わり目
夏が終わりもうすっかり秋。
そして冬の足音も聞こえてくる今日この頃です。
昼間暖かいと思ったら、急に朝晩冷え込んだりして、大人のみならず子供たちも体調を崩しがちです。
特に受験生にとって健康管理は大事です。
寝るときは暖かくして風邪を引かないようにしましょう。
病気になると何もいいことはありません。
勉強も大切ですが、健康であってこそです。
くれぐれも体をご自愛ください。
2016.10.16
葛西まつり
2016.09.20
「凡ミス」、「普通に○○」
最近、生徒に限らないかもしれませんが、気になる言葉があるので触れてみます。
テストの後、「凡ミスばっかりしちゃった。」
遅刻してきて、「普通に遅刻しました。」
どうして宿題やってこなかったかと聞くと、「普通にムリ。」
「凡ミス」といっても、だから減点が免れるわけではないし、遅刻やムリなことは「普通」ではありません。
言葉自体、どことなく矛盾をはらんでいるように聞こえます。
それでも生徒は平気でこれらの言葉を使います。
これらの言葉の背景にはどんな心理があるのか考えてみます。
「凡」も「普通に」も当然、仕方ないことというニュアンスがあるのではないでしょうか。
「だから、これ以上議論しても仕方ない。」
「この問題について話し合うのはもう終わり。」
「自分が悪いのはわかっているけど、もう責めないでほしい。」
という気持ちの表れではないでしょうか。
単純に本人の心の弱さのせいと結論付けてもいいのですが、問題は別にもあると思います。
このような思考は、自己弁護と責任回避のために現実が直視できず、現実への分析と対応ができなくて、人に言われるまで行動ができなくなってしまっていることこそ懸念すべきではないでしょうか。
重症になると、たとい人に指示されても、先ほどの自己弁護と責任回避が再び現れ、結局行動ができなくなる。
本人も現状が悪いことはわかっているし、対策を講じなければならないのもわかっている。
それでも動けないのです。
では、どのように生徒に対応すればいいのでしょうか。
正直、「分かりません。」というのが今の私の答えです。
ただ、これは個人の原因というより社会的風潮、環境の問題ではないのかという気はします。
社会という大きなシステムが、子供たちをそうさせているのではないでしょうか。
子供に限らず、大人もそうなのかもしれません。
この問題の因果についての考察は別の機会に話したいと思っています。
皆さんの貴重なご意見等、聞かせていただけると幸いです。
2016.09.17
緑のカーテン ザ ファイナル
2016.09.06
中間テストの勉強
中間テストが近づいてきました。
勉強の方ははかどっていますか。
定期テストのポイントは二つ。
まず、提出物は必ず終わらせ、期限を守って出すようにしましょう。
これが成績に直結しますし、出せば評価してもらえるのでお得です。
計画立ててやりましょう。
できればテスト前まで待たず、学校で習ったときにその範囲をした方が、余裕を持って勉強できます。
もう一つは、教科書、ワーク、ノートをしっかり繰り返し確認しましょう。
定期テストは授業の内容が出るので、基本的にこの三つを確実に見直して内容を把握していれば大丈夫です。
他の問題集などをやる前に、学校の教材をやって、授業でやったこと、先生が話したことを思い出しながら勉強するといいでしょう。
そして余裕がある場合にのみ、問題集などで確認、演習をして力を伸ばしてください。
時間はあまり残されていませんが、以上のことに重点を置いて勉強しましょう。
分からないときは遠慮なく葛西TKKアカデミーで質問してください。
全力でサポートします。
塾生でない方も、この機会に当塾を体験してみてください。
2016.09.02
間違えるのに臆病な子供たち
「分からないからやらない。」という生徒がいました。
分からないから色々考えてみるという思考はないようです。
どうしてやってみないのでしょうか。
理由はいくつか考えられますが、私が実際に感じるのは「間違えるくらいならやらない。」というのがあります。
問題はなぜ「間違える」ことの方が「やらない」ことより生徒は恐れているのかということです。
私が思うに、大人たちは「間違える」ことを許してこなかったからでないでしょうか。
間違えれば×、0点。
まるで「間違える」ことは罪のように扱ってはいないでしょうか。
このようにして、生徒は「間違える」ことは悪いこと、やってはいけないことという認識が定着したのではないでしょうか。
だから「間違える」ことに臆病になり、やって「間違える」よりは、やらないで「間違えない」方を選択する。
人間、「間違える」ことは当たりまえ。
なぜなら人間は完璧ではないからです。
人間は「間違える」ことから学ぶのです。
別の言い方をすると、間違えを許さないということは、試行錯誤の機会を奪うということになるのです。
子供の学びを考えたとき、我々は「間違える」ことに対してもっと寛容になっていいのではないでしょうか。
誤りから得た教訓は実感として身につき、説得力のあるものとして生徒の中に残ります。
これが本当の学びではないでしょうか。
全ての過ちが許されるというわけではありませんし、いつまでの許されるべきと言うつもりもありません。
しかし、成長の途上にある子供たちには、もう少し長期的な視点で接してもいいと思います。
結果の点数のみ、合理性から早く答えを導くことを要求される教育では、これは至難でしょう。
でも、そこで失われるものを考えると、果たして何が彼らのためか再考すべきではないでしょうか。
2016.08.30
その後の緑のカーテン
2016.08.28
なぜ勉強しなくてはならないの
「なぜ勉強しなくてはならないの。」と子供に質問されたことはありますか。
そのとき、どう答えましたか。
「テストのため。」「当り前、常識。」「そんなこと考えなくていい。」
どの答えも子供を納得させることはできません。
「テストのため。」と答えれば、子供はテストが終わったら必要ない、意味のないものと勉強を考えてしまいます。
「勉強なんか社会に出たら何の役にも立たない。」なんていうのは、こういう見方からきているのでしょう。
成績というもののためだけに10年以上の時間を費やすのに、この場合、生徒は価値を見出せなくなってしまいます。
ある程度勉強ができて、それなりの成績場残せる子供であれば、達成の可能性がある分、勉強の意味づけになるでしょう。
しかし、そうでない子供は早々に勉強の意味を失い、意欲をなくしてやらなくなる。
やらなければ成績はさらに悪くなり、その悪循環が続くのです。
「当り前、常識。」という答えも無責任で、説得力のないものです。
この「当り前、常識」には「多くの人がやっているから正しい」という独善的なニュアンスが含まれています。
でも、考えてみれば「多数」=「正義」とは限りません。
子供は敏感にそこを感じ取っています。
だからそこを答えてほしいのに、「当り前、常識」という言葉で強制的に議論を終わらせ、結局納得できないまま子供を置き去りにすることになります。
もやもやした気分のまま、たちまち子供は興味をなくして、勉強をやらなくなってしまいます。
そもそも、「当り前、常識」≠「永遠、不変の真理」なのです。
ましてや、「そんなこと考えなくてもいい。」は質問に対する答えになっていません。
皆さんならどのように答えますか。
答えられないのは、自分がそのような疑問を抱かなかったから、抱いたことを忘れてしまったからではないでしょうか。
人生でそのような疑問を抱く場面に遭遇しなかったのは幸運でしょうが、子供の勉強を考えるとき準備するに越したことはありません。
絶対の正解はありません。
しかし、子供の問いかけに対し、納得できる説明ができなければなりません。
実は、勉強ができないといわれる子供たちの多くは能力が無いからできないのではありません。
勉強の意義が見出せなくて、価値がわからず、強制されるから嫌いになってやらなくなの場合が多いのです。
つまり、本人ではなく、そうさせた大人たちの責任なのです。
だから、子供のためにも、この重要な疑問の答え、答え方をしっかり考えていきましょう。
当然立場上、私は私なりの回答を用意しています。
しかし、それを教えるだけでは簡単すぎて、あまり意味がありませんし、根本的な解決にはなりません。
まず自分で考えてみてください。
悩んでみてください。
その過程に多くの発見があるはずです。
もし、よい回答がありましたら、どしどしコメントお願いします。
そしてお互いに議論を重ねることによって、われわれもこの質問の本質の理解を深めたいと思います。
2016.08.07
緑のカーテン
2016.08.02
大横綱を振り返って
一昨日、元横綱千代の富士、九重親方が亡くなられたそうです。
突然の訃報に驚くばかりです。
私も子供のころ、テレビで大きな力士を正面から受け、投げ飛ばす横綱の姿を見て憧れたものでした。
正々堂々と取り組み、そして強い。
圧倒的な強さを感じ、私もファンになっていました。
引き締まった肉体、精かんな顔つき、どれを取っても他の力士とは違い、ただただ格好いいと言うしかありませんでした。
だから、千代の富士が引退して以降は、相撲中継も見ることはなくなってしまいました。
しかし、力士としての彼の肉体的には決して恵まれているものではありませんでした。
小さな体、多くの怪我。
それでも破りがたい記録を打ち立て、横綱にふさわしい貫禄と品格を持って、当時の相撲界を引っ張っていました。
それができたのは、自分のマイナスを受け止め克服する強い精神的があったからだこそと思います。
人間、自分の嫌なこと、不利になることはどうしても目をそむけたくなります。
でも、そこから逃げてばかりでは根本的解決にはならず、自分をどんどん小さくしてしまいます。
現実の自分と向き合い、酔いも悪いもすべて受け止めたうえで、どうするか考え行動する。
そこに成長のチャンスがあるのです
頭ではわかっていても、実行するのは容易ではありません。
そういう点で、横綱は尊敬に値します。
自分もそうありたいとつくづく思います。
生徒たちも自分が何をなすべきか、自分がどういう状況なのか、よくわかっています。
ただ、それに向き合い行動する勇気がなかなか出ないのです。
どうしても自分の弱さに負けて、見て見ぬふりをしてみたり、先延ばしにしたり。
でも、それは誰もが持っているものです。
怖いのは当たり前、みんなそう。
弱さを批判するのではなく、それでも勇気を持ってやればできるのだということを教えたい。
そうすれば生徒の勉強への姿勢も変わっていくでしょう。
2016.07.27
胡蝶蘭をいただきました
2016.07.27
夏期講習
今週から夏期講習も始まっています。
暑い一日、家ではなかなか勉強に手がつかないと思います。
そんな時こそ葛西TKKアカデミー!
快適な環境で自習やり放題!
分からないときは先生に質問もできてお得。
夏休みで生活のリズムも崩れがちなので、葛西TKKアカデミーでリセット。
課題もとっとと済ませて楽しい夏休みを過ごしましょう。
塾生でなくても、是非訪ねてきてください。
大歓迎です。
まずは体験し、その良さを実感してください。